JP2001330599A - Gc/msによる代謝異常スクリーニング診断装置 - Google Patents

Gc/msによる代謝異常スクリーニング診断装置

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孝 山本
Seiji Yamaguchi
清次 山口
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SHIMAZU S D KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動化学診断の診断精度を高める。 【解決手段】 異常化合物抽出部2は前処理され内部標
準物質が添加された尿試料をGC/MS装置1により分
析して得られた分析値を健常値と比較して異常化合物を
抽出する。疾患名判定部12は異常化合物抽出部2によ
り抽出された異常化合物が疾患名特定テーブル22に保
持されたある疾患の「AND」、「OR」及び「NO」
の3つの条件を満たしたときにその疾患であると判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は尿、血液、髄液など
の体液を測定対象とし、前処理され内部標準物質が添加
された体液試料をGC/MS(ガスクロマトグラフィー
質量分析)分析して得られた分析値を健常値と比較して
異常化合物を抽出し、その抽出した異常化合物に基づい
て化学診断を行なって疾患名を出力する代謝異常スクリ
ーニング診断装置に関するものである。代謝異常スクリ
ーニング診断装置は、代謝異常症の診断または治療を行
なう医科系大学、医療機関又は臨床検査施設などにおい
て利用される。
【0002】
【従来の技術】尿を対象とした代謝異常症の診断には、
尿試料をGC/MS分析した後、マスクロマトグラフイ
ー(測定したマススペクトルの特定イオンを時系列に表
示したロマトグラム)又はマスフラグメントグラフイー
(あらかじめ設定したイオンのみを測定し表示したクロ
マトグラム)によって定量し、正常値と比較して異常化
合物を検出する。そして、検出された異常化合物から考
えられる疾患名を候補として表示させ、最終的には人が
マニュアルによって化学診断を行なう。しかし、化学診
断のためにはマススぺクトラムの特性、生体の代謝経
路、あるいは代謝疾患の病気に関する知識を必要とする
ため、マニュアルによって最終的な化学診断を行なうこ
とができるのは、専門的技術と知識を持つ者に限られて
いた。
【0003】そこで、GC/MSにより代謝物質の全項
目の一斉分析を行ない、その結果に基づいて自動的に化
学診断する方法が提案されている(特開平11−838
60号公報参照)。その提案された方法では、尿試料を
GC/MSにより分析し、その分析値を健常値と比較し
て異常値を表示するとともに、記憶された所見リストか
ら異常値に対応する所見を選択して表示するようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上に示した特許公報に
は、代謝物質の異常値から所見を導きだす詳細な過程は
示されていないが、例示された所見から判断して、疾患
と1又は複数の代謝物質との関係を定めておき、ある疾
患についての該当する異常化合物が検出されたときにそ
の疾患であると判定しているようにみえる。しかし、そ
のように、検出された異常化合物を1つの条件にのみ基
づいて判定する方法は診断精度が高いとはいえない。そ
こで、本発明は提案の方法と同様に、GC/MSにより
代謝物質の全項目の一斉分析を行ない、その結果に基づ
いて自動的に化学診断できるようにするとともに、その
診断精度を高めることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の代謝異常スクリ
ーニング診断装置は、図1に示されるように、前処理さ
れ内部標準物質が添加された体液試料をGC/MS装置
1により分析して得られた分析値を健常値と比較して異
常化合物を抽出する異常化合物抽出部2と、その抽出さ
れた異常化合物に基づいて化学診断を行なって疾患名を
判定する疾患名判定部12と、判定結果を出力する出力
部14とを備えた代謝異常スクリーニング診断装置であ
り、疾患名と化合物との対応関係を「AND」、「O
R」及び「NO」の3つの条件で保持している疾患名特
定テーブル22を備え、疾患名判定部12は異常化合物
抽出部2により抽出された異常化合物が疾患名特定テー
ブル22に保持されたある疾患の「AND」、「OR」
及び「NO」の3つの条件を満たしたときにその疾患で
あると判定するようにして、化学診断を自動的に行なえ
るようにしたものである。
【0006】ここで、疾患名と化合物との対応関係にお
ける条件は以下の通りである。 AND:ある疾患であるためには指定した化合物の全て
を含む。 OR:ある疾患であるためには指定した化合物の少なく
とも1つを含む。 NO:ある疾患であるためには指定した化合物を1つも
含まない。 このように、疾患名を「AND」、「OR」及び「N
O」の複合した3つの条件から判定して特定することよ
り、代謝異常疾患を自動で化学診断する際の診断精度を
向上させることができる。本発明は尿、血液、髄液など
の体液全般を測定対象とすることができる。以下におい
ては尿を例にして説明するが、尿以外の体液の測定にも
同様に適用することができるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の構成の一態様を示す図1
と、その動作を示す図2により本発明をより詳細に説明
する。診断に当たって必要な各種情報は、各テーブル1
6,18,20,22にそれぞれ記憶されている。すな
わち、内部標準物質情報は内部標準物質テーブル16
に、化合物標準情報は化合物標準テーブル18に、正常
者の定量値情報は正常者標準テーブル20に、疾患名と
その条件情報は疾患名特定テーブル22にそれぞれ記憶
されている。疾患名特定テーブル22は本発明の特徴を
なす部分の1つであり、そこには疾患名と化合物との対
応関係を「AND」、「OR」及び「NO」の3つの条
件で保持している。
【0008】尿試料はGC/MS分析するために、通
常、前処理が施される。一般的な前処理は次のようなも
のである。尿から目的物質を溶媒抽出してトリメチルシ
リル誘導体化する。トリメチルシリル誘導体化はGC/
MSの過程において分析対象化合物の揮発性を高めるた
めである。しかし、前処理はこれに限ったものではな
い。
【0009】GC/MS装置1ではガスクロマトグラフ
ィーで分離された各ピークの成分を質量分析計で分析し
てマススペクトルを得る。そのマススペクトルから各ピ
ークの成分の定性と定量を行なうが、内部標準物質はそ
の定量のために使用されるものであり、前処理の際に試
料に一定量が添加されて試料とともにGC/MS分析さ
れる。データ抽出部4はGC/MS装置1で分析された
分析結果から患者データを抽出するところである。
【0010】内部標準物質同定部6は、抽出された患者
データを内部標準物質テーブル16に記憶されている内
部標準物質のデータと比較することにより、内部標準物
質の同定を行なうものである。該当化合物同定部8は、
抽出された患者データに対して化合物標準テーブル18
に記憶されている化合物標準のデータと比較することに
より、検出された化合物の同定を行なうものである。
【0011】異常判定部10は、内部標準物質の検出値
を基準にして検出された化合物の定量値を求め、その定
量値を正常者標準テーブル20に記憶されている正常者
の定量値情報と比較することにより、その化合物が正常
であるか異常であるかを判定する。尿中の代謝物質の定
量においては、通常状態では個人差なく一定量が代謝さ
れるクレアチニンを基準とすることがよく行なわれる。
本発明においても、さらにクレアチニンを基準とした値
で判定してもよい。
【0012】データ抽出部4、内部標準物質同定部6、
該当化合物同定部8、異常判定部10及びテーブル1
6,18,20により異常化合物抽出部2を構成してお
り、異常化合物抽出部2は前処理され内部標準物質が添
加された尿試料をGC/MS分析して得られた分析値を
健常値と比較して異常化合物を抽出する機能を果たすも
のである。疾患名判定部12も本発明の特徴をなす部分
の1つであり、異常化合物抽出部2が抽出した異常化合
物が疾患名特定テーブル22に保持されたある疾患の
「AND」、「OR」及び「NO」の3つの条件を満た
したときにその疾患であると判定するものである。判定
された疾患名は出力部14により出力される。
【0013】図2は本発明の動作をまとめたものであ
る。ここでは、定性と定量を行なうために各化合物につ
いてマススペクトル中の2つのイオンのピークを使用し
ている。その2つのイオンは、定量精度を高めるために
できるだけ高質量の特異性の高いイオンで、その1つは
Quantification Ion(Q.IONと称す)、他の1つは Con
firmation Ion(C.IONと称す)である。GC/MS装置
1で分析された分析結果からデータ抽出部4により患者
データが抽出され、抽出された患者データ内の内部標準
物質が内部標準物質同定部6により同定される。該当化
合物同定部8において患者データ内の化合物が同定さ
れ、同定された化合物について、異常判定部10におい
て定量値され、その定量値に基づいてその化合物が正常
であるか異常であるかが判定される。
【0014】内部標準物質テーブル16には複数の内部
標準物質を設定できるようにしておくのが好ましい。こ
れによって、化合物の構造の特性に合わせた化合物ごと
に適切な定量を行なうための内部標準物質を設定するこ
とができ、定量値の再現性を高めることができる。ま
た、高感度分析を行なうための安定同位体希釈法を用い
たGC/MS分析データのデータ処理の自動化も可能と
なる。出力部14は、GC/MS分析して得られた分析
値をクロマトグラムとして表示し、かつそのクロマトグ
ラム上のピークに異常又は正常の表示を付する機能も有
することが好ましい。これによって、未同定ピーク(未
知の異常化合物)を知ることができる。また、診断に必
要な重要なピークをマススペクトルで確認できる。
【0015】
【実施例】図1におけるGC/MS装置1以外の部分は
コンピュータにより実現される。本発明の実施例の動作
について図3のフローチャートに基づいて詳細に説明す
る。診断に当たって必要な患者データ情報はGC/MS
装置1で分析され、すでに取り込まれている。また、内
部標準物質情報が内部標準物質テーブル16に記憶さ
れ、化合物標準情報として130種類の有機酸化合物情
報が化合物標準テーブル18に記憶され、正常者の定量
値情報が正常者標準テーブル20に記憶され、疾患名と
その条件情報が「AND」、「OR」及び「NO」の3
つの条件で疾患名特定テーブル22に記憶されているも
のとする。
【0016】(1)GC/MS装置1で分析されて取り
込まれたデータから、代謝異常スクリーニングを行なお
うとする患者データの抽出を行なう(ステップS1)。 (2)抽出された患者データに対して予め記憶された内
部標準物質の2つのイオンQ.IONとC.IONが存在
するかを確かめるため同定を行ない、両イオンが確認さ
れればステップS3へ進む。確認されなければステップ
S4の未同定表示へと進む(ステップS2)
【0017】(3)ステップS3では、患者データの中
に予め記憶された有機酸化合物の2イオン(Q.ION
とC.ION)が存在するかを確かめるため同定を行な
い、存在が確認されればステップS5に進む。存在が確
認されなければステップS4の未同定表示へと進む。 (4)ステップS5では、患者データに存在した有機酸
化合物の2つのイオン(Q.IONとC.ION)のイオ
ン強度測定を実施し、測定した2つのイオンの強度比が
予め設定した既定値以上であることを確認する。この比
が既定値以上であればその有機酸化合物は化学診断に使
用できるとしてステップS6へ進む。既定値より低けれ
ばその有機酸化合物は化学診断に使用できないとしてス
テップS9へと進む。
【0018】(5)ステップS6では、内部標準物質の
2イオン(Q.IONとC.ION)も定量し、定量され
た患者データの2イオンの内の1イオン(Q.ION)
と定量された内部標準物質の2イオンの内の1イオン
(Q.ION)との比を求める。 (6)求めた比が正常者の定量値情報のカットオフ値以
上であるかを確認する。カットオフ値以上であれば異常
ピークと判断し、ステップS8に進む。カットオフ値よ
り低ければステップS9へと進む(ステップS7)。
【0019】(7)ステップS8ではこの有機酸化合物
を異常ピークと判断して記憶させる。 (8)予め指定された診断に必要な130種類の有機酸
化合物すべてについて検索したかを確認する(ステップ
S9)。すべての有機酸化合物の検索が完了していれば
ステップS10へと進む。未検索の有機酸化合物が残っ
ている場合は、ステップS3からステップS9を繰り返
す。
【0020】(9)ステップS8にて異常と判断され記
憶された有機酸化合物が、ある疾患名特定のために記憶
された3つのカテゴリー情報の1つである「AND」条
件(異常と記憶された有機酸化合物すべてがこの条件に
一致している)を満足していればステップSllに進む
(ステップS10)。この条件を満足していなければこ
の疾患ではないと判断してステップS14へと進む。 (10)ステップSllでは、ステップS10同様、ス
テップS8にて異常と判断され記憶された有機酸化合物
がその疾患名特定のために記憶された3つのカテゴリー
情報の1つである「OR」条件(異常と記憶された有機
酸化合物のどれか1つでもこの条件に一致している)を
満足していればステップS12に進む。この条件を満足
していなければこの疾患ではないと判断してステップS
14へと進む。
【0021】(11)ステップS12では、ステップS
10、ステップSll同様、ステップS8にて異常と判
断され記憶された有機酸化合物がその疾患名特定のため
に記憶された3つのカテゴリー情報の1つである「N
O」条件(異常と記憶された有機酸化合物のどれか1つ
でもこの条件に一致していない)を満足していればステ
ップ13に進む。この条件を満足していなければこの疾
患ではないと判断してステップS14へと進む。 (12)ステップS13では、ステップS10〜ステッ
プS12の3つのカテゴリーすべてを満足していれば、
この疾患を特定疾患として記憶する。
【0022】(13)予め記憶された全疾患名に対して
検索が終了すればステップS15に進む。末検索であれ
ばステップS10〜ステップS14を繰り返す(ステッ
プS14)。 (14)ステップS15では、ステップS13にて記憶
された特定疾患名レポートとスクリーニング結果レポー
トを表示するとともに、スクリーニング結果を保存す
る。 (15)予め記憶された患者データ情報すべてを検索終
了すればスクリーニング処理を完了させる。未検索患者
データ情報が残っていれば、ステップSl〜ステップS
16を繰り返す(ステップS16)。
【0023】図3に示された操作にて実施された自動診
断結果から同定・定量されたピークを目視できるように
するとともに、未同定ピークを知るための処理を、図4
のフローチャート参照して説明する。 保存されたスクリーニング結果を取り出す(ステップ
Tl)。 スクリーニング結果から同定・定量されたピークおよ
び未同定ピークを区分して目視できるよう図形描画する
(ステップT2)。
【0024】未同定ピーク内に診断に重要なピークが
存在するかの確認を行ない、重要であると判断された場
合はステップT4へ進む。重要でないと判断した場合
は、ステップT5へと進む(ステップT3)。 ステップT4では、重要ピークを図形上で指定してマ
ススペクトル表示させ、詳細確認を行なう。
【0025】重要ピークの確認処理を継続する場合は
ステップT3からステップT4を繰り返して処理する
(ステップT5)。 他のスクリーニング結果を確認する場合はステップT
lからステップT5を繰り返す。確認終了が選択された
ら本処理を完了させる(ステップT6)。
【0026】(他の実施例)上の実施例における内部標
準物質情報、有機酸化合物情報、正常者の定量値情報な
どを変形することで下記のような応用や異常症への適用
が可能となる。 (1)トリメチルシリル化以外の誘導体化試料の分析に
応用可能である。 (2)選択イオンモニターリング(SIM)への応用が
可能である。 (3)有機酸のみならず、アミノ酸代謝物、糖質代謝物
などへの応用が可能である。すなわち、有機酸以外の物
質も本発明の装置に設定して、フェニルケトン症などの
アミノ酸代謝異常、ガラクトース血症などの糖質代謝異
常の診断へも応用できる。
【0027】
【発明の効果】本発明の代謝異常スクリーニング診断装
置は、疾患名と化合物との対応関係を「AND」、「O
R」及び「NO」の3つの条件で判定するようにしたの
で、GC/MS分析によって検出された数百種の尿中代
謝産物を迅速かつ自動的に解析し、異常代謝産物を指摘
し、考えられる疾患名あるいは病態(ケトーシスなど)
を自動的に高精度に示すことができる。その結果、代謝
異常の病態に深い知識を持たない者でもGC/MS分
析、あるいは代謝スクリーニングに参加することができ
るようになる。また、代謝異常に知識を持っている者で
も複雑な代謝プロフィールをもつ検体では、疑うべき疾
患名を忘れることもありうるが、本発明によってそれを
防ぐことができる。尿以外の体液を測定する場合も同様
の効果を達成することができる。尿中、血液中又は髄液
中などの体液中では未知物質にもしばしば遭遇する。ま
た、薬物代謝物にも遭遇する。そこで、本発明におい
て、クロマトグラム上のピークに、同定されたか否かを
付する機能を付加することができる。これにより、未知
のピークを検出することができる。また、正確に同定で
きない化合物でも、メチレンユニット値と2つの特定イ
オン(Q.ION、C.ION)を設定することによって
検索・定量ができる。これらの情報を蓄積することによ
って、不明ピーク、未知物質であってもどのような病態
に関連するかの情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作の概要を示すフローチャート図で
ある。
【図3】一実施例の動作を示すフローチャート図であ
る。
【図4】他の実施例における未同定ピークを知るための
処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 GC/MS装置 2 異常化合物抽出部 4 データ抽出部 6 内部標準物質同定部 8 該当化合物同定部 10 異常判定部10 12 疾患名判定部 14 出力部 16 内部標準物質テーブル 18 化合物標準テーブル 20 正常者標準テーブル 22 疾患名特定テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前処理され内部標準物質が添加された体
    液試料をGC/MS分析して得られた分析値を健常値と
    比較して異常化合物を抽出する異常化合物抽出部と、そ
    の抽出された異常化合物に基づいて化学診断を行なって
    疾患名を判定する疾患名判定部と、判定結果を出力する
    出力部とを備えた代謝異常スクリーニング診断装置にお
    いて、 疾患名と化合物との対応関係を「AND」、「OR」及
    び「NO」の3つの条件で保持している疾患名特定テー
    ブルを備え、 前記疾患名判定部は異常化合物抽出部により抽出された
    異常化合物が前記疾患名特定テーブルに保持されたある
    疾患の「AND」、「OR」及び「NO」の3つの条件
    を満たしたときにその疾患であると判定するものである
    ことを特徴とする代謝異常スクリーニング診断装置。こ
    こで、疾患名と化合物との対応関係における条件は以下
    の通りである。 AND:ある疾患であるためには指定した化合物の全て
    を含む。 OR:ある疾患であるためには指定した化合物の少なく
    とも1つを含む。 NO:ある疾患であるためには指定した化合物を1つも
    含まない。
  2. 【請求項2】 前記異常化合物抽出部はGC/MS分析
    して得られた分析値を定量するための内部標準物質のデ
    ータを保持した内部標準物質テーブルを備えており、そ
    の内部標準物質テーブルは複数の内部標準物質を設定で
    きるようになっている請求項1に記載の代謝異常スクリ
    ーニング診断装置。
  3. 【請求項3】 前記出力部は、GC/MS分析して得ら
    れた分析値をクロマトグラムとして表示し、かつそのク
    ロマトグラム上のピークに異常又は正常の表示を付する
    機能も有する請求項1又は2に記載の代謝異常スクリー
    ニング診断装置。
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