JP2001330197A - Ｌｎｇなどの低温地下式貯槽 - Google Patents
Ｌｎｇなどの低温地下式貯槽Info
- Publication number
- JP2001330197A JP2001330197A JP2000151240A JP2000151240A JP2001330197A JP 2001330197 A JP2001330197 A JP 2001330197A JP 2000151240 A JP2000151240 A JP 2000151240A JP 2000151240 A JP2000151240 A JP 2000151240A JP 2001330197 A JP2001330197 A JP 2001330197A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corner
- lng
- storage tank
- membrane
- underground storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 旋回収縮型のメンブレンに過大な熱応力が発
生することがない隅角ハンチ部の変曲点に好適なＬＮＧ
などの地下式貯槽を提供することにある。 【解決手段】 地下に構成せるコンクリート製の外槽
（１）内に張設した保冷材（２）の内面に、温度変化を
受けた際に平行２条のコルゲーションにより囲まれた平
行部（１３），（１４）が旋回するメンブレンにて構築
せる内槽（３）を設けたＬＮＧなどの低温地下式貯槽に
おいて、外槽（１）の底部コーナー部に隅角ハンチ部
（４）を形成し、この隅角ハンチ部（４）の上下の変曲
点（９），（１０）に臨むメンブレンに、水平姿勢の２
本のコルゲーション（７）の間隔を広く構成した上下，
水平方向に収縮する平板部（１１），（１２）を配置し
たものである。
生することがない隅角ハンチ部の変曲点に好適なＬＮＧ
などの地下式貯槽を提供することにある。 【解決手段】 地下に構成せるコンクリート製の外槽
（１）内に張設した保冷材（２）の内面に、温度変化を
受けた際に平行２条のコルゲーションにより囲まれた平
行部（１３），（１４）が旋回するメンブレンにて構築
せる内槽（３）を設けたＬＮＧなどの低温地下式貯槽に
おいて、外槽（１）の底部コーナー部に隅角ハンチ部
（４）を形成し、この隅角ハンチ部（４）の上下の変曲
点（９），（１０）に臨むメンブレンに、水平姿勢の２
本のコルゲーション（７）の間隔を広く構成した上下，
水平方向に収縮する平板部（１１），（１２）を配置し
たものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ＬＮＧなどの低
温地下式貯槽に係る技術分野に属する。
温地下式貯槽に係る技術分野に属する。
【０００２】
【従来の技術】 従来のＬＮＧなどの地下式貯槽では、
液重量などの外力による変形を吸収するため、外槽は側
壁コンクリートと底版コンクリートを分離させた構造が
一般的であった。（特公昭５６−５３６７８公報，特公
昭５８−６１１３号公報参照） この場合、側壁コンクリートと底版コンクリートの継目
（躯体目地部）からの地下水の進入を防ぐための止水板
が設けられていたが、最近ではより高い止水性能を確保
するため、外槽を構成する側壁コンクリートと底版コン
クリートを一体にしたコンクリート構造が考えられるよ
うになってきた。このような一体型構造では、外力に対
する剛性を向上させるため、側壁コンクリートと底版コ
ンクリートの接続部（コーナー部）に大きさ２〜３ｍ程
度の隅角ハンチ部を設ける必要がある。躯体目地部の廃
止による建設コストの低減を図るとともに、地下水の進
入を防ぐことにより、従来の貯槽に比べてさらに信頼性
を高めた地下式貯槽が提案されて、この隅角ハンチ部構
造に対応したメンブレン構造が求められているのが実情
である。
液重量などの外力による変形を吸収するため、外槽は側
壁コンクリートと底版コンクリートを分離させた構造が
一般的であった。（特公昭５６−５３６７８公報，特公
昭５８−６１１３号公報参照） この場合、側壁コンクリートと底版コンクリートの継目
（躯体目地部）からの地下水の進入を防ぐための止水板
が設けられていたが、最近ではより高い止水性能を確保
するため、外槽を構成する側壁コンクリートと底版コン
クリートを一体にしたコンクリート構造が考えられるよ
うになってきた。このような一体型構造では、外力に対
する剛性を向上させるため、側壁コンクリートと底版コ
ンクリートの接続部（コーナー部）に大きさ２〜３ｍ程
度の隅角ハンチ部を設ける必要がある。躯体目地部の廃
止による建設コストの低減を図るとともに、地下水の進
入を防ぐことにより、従来の貯槽に比べてさらに信頼性
を高めた地下式貯槽が提案されて、この隅角ハンチ部構
造に対応したメンブレン構造が求められているのが実情
である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】底部コーナー部が隅角
ハンチ部となった場合、旋回収縮型構造のメンブレンで
は温度変化を受けた場合平板部が旋回するため、隅角ハ
ンチ部の変曲点において平板部が円滑な変形挙動を行な
えず、メンブレンに過大な応力が発生し、強度上問題を
生ずる恐れがある。
ハンチ部となった場合、旋回収縮型構造のメンブレンで
は温度変化を受けた場合平板部が旋回するため、隅角ハ
ンチ部の変曲点において平板部が円滑な変形挙動を行な
えず、メンブレンに過大な応力が発生し、強度上問題を
生ずる恐れがある。
【０００４】本発明の目的は、上述のような課題を解決
し、旋回収縮型のメンブレンに過大な熱応力が発生する
ことがない隅角ハンチ部の変曲点に好適なＬＮＧなどの
地下式貯槽を提供することにある。
し、旋回収縮型のメンブレンに過大な熱応力が発生する
ことがない隅角ハンチ部の変曲点に好適なＬＮＧなどの
地下式貯槽を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、地下に構
成せるコンクリート製の外槽内に張設した保冷材の内面
に、温度変化を受けた際に平行２条のコルゲーションに
より囲まれた平行部が旋回するメンブレンにて構築せる
内糟を設けたＬＮＧなどの低温地下式貯槽において、外
糟の底部コーナー部に隅角ハンチ部を形成し、この隅角
ハンチ部の上下の変曲点に臨むメンブレンに、水平姿勢
の２本のコルゲーションの間隔を広く構成した上下，水
平方向に収縮する平板部を配置したことにより達成され
る。
成せるコンクリート製の外槽内に張設した保冷材の内面
に、温度変化を受けた際に平行２条のコルゲーションに
より囲まれた平行部が旋回するメンブレンにて構築せる
内糟を設けたＬＮＧなどの低温地下式貯槽において、外
糟の底部コーナー部に隅角ハンチ部を形成し、この隅角
ハンチ部の上下の変曲点に臨むメンブレンに、水平姿勢
の２本のコルゲーションの間隔を広く構成した上下，水
平方向に収縮する平板部を配置したことにより達成され
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】 以下、図面について本発明の実
施の形態を説明する。
施の形態を説明する。
【０００７】図１は、本発明の地下式貯槽の構成を示
す。図中１はコンクリート製の外糟であって、該外槽１
の内面全域には硬質ウレタンなどよりなる保冷材２が張
設してある。保冷材２の内面全域には、図２で示すよう
にメンブレンを液密裡に溶接接合したメンブレン構造の
内槽３が設けてある。
す。図中１はコンクリート製の外糟であって、該外槽１
の内面全域には硬質ウレタンなどよりなる保冷材２が張
設してある。保冷材２の内面全域には、図２で示すよう
にメンブレンを液密裡に溶接接合したメンブレン構造の
内槽３が設けてある。
【０００８】外糟１の底部コーナー部には隅角ハンチ部
４が設けてあり、この隅角ハンチ部４に保冷材２とメン
ブレン構造の内槽３が夫々沿って設けてある。図中５は
屋根構体，６はＬＮＧなどの低温液化ガスである。
４が設けてあり、この隅角ハンチ部４に保冷材２とメン
ブレン構造の内槽３が夫々沿って設けてある。図中５は
屋根構体，６はＬＮＧなどの低温液化ガスである。
【０００９】図２はメンブレン構造の一部を示す正面図
であって、平行する２条からなる水平姿勢のコルゲーシ
ョン７群と、これの中央部に対して非交叉裡に遮断する
平行２条の垂直姿勢のコルゲーション８群と、前記コル
ゲーション７群の両端部に中央部が位置するような平行
２条の垂直姿勢のコルゲーション８群とからなり、前記
外糟１の隅角ハンチ部４の上下の変曲点９，１０に位置
するように設計された水平姿勢のコルゲーション７を広
く構成した上下，水平方向にのみ収縮する平板部１１，
１２を形成したものである。
であって、平行する２条からなる水平姿勢のコルゲーシ
ョン７群と、これの中央部に対して非交叉裡に遮断する
平行２条の垂直姿勢のコルゲーション８群と、前記コル
ゲーション７群の両端部に中央部が位置するような平行
２条の垂直姿勢のコルゲーション８群とからなり、前記
外糟１の隅角ハンチ部４の上下の変曲点９，１０に位置
するように設計された水平姿勢のコルゲーション７を広
く構成した上下，水平方向にのみ収縮する平板部１１，
１２を形成したものである。
【００１０】その他前記の水平又は垂直姿勢のコルゲー
ション７，８群にて形成された正方形状の平板部１３，
１４は、これらを構成するコルゲーション７，８群が交
互に配列され、温度変化を受けた際に直会する２方向の
隣接するコルゲーション７，８によって囲まれた平板部
１３，１４が互いに逆方向に旋回収縮するため、メンブ
レンの全域の安定化が図れるようにしたものである。
ション７，８群にて形成された正方形状の平板部１３，
１４は、これらを構成するコルゲーション７，８群が交
互に配列され、温度変化を受けた際に直会する２方向の
隣接するコルゲーション７，８によって囲まれた平板部
１３，１４が互いに逆方向に旋回収縮するため、メンブ
レンの全域の安定化が図れるようにしたものである。
【００１１】そして本発明では、外槽１に構成された隅
角ハンチ部４の傾斜辺を実測し、この長さに適合した位
置にコルゲーション７の間隔が広がされた平板部１１，
１２を構成するとともに、この平板部１１，１２の上下
方向コルゲーション７，８群を設計して平板部１３，１
４を決めたメンブレンを製作し、これを使用する。
角ハンチ部４の傾斜辺を実測し、この長さに適合した位
置にコルゲーション７の間隔が広がされた平板部１１，
１２を構成するとともに、この平板部１１，１２の上下
方向コルゲーション７，８群を設計して平板部１３，１
４を決めたメンブレンを製作し、これを使用する。
【００１２】
【発明の効果】 上述のように本発明の構成によれば、
次のような効果が得られる。
次のような効果が得られる。
【００１３】ＬＮＧなどの低温地下式貯槽において、旋
回収縮型のメンブレンで構成した平行２条のコルゲーシ
ョンの一部を上下方向に拡開し、このコルゲーション間
に形成した広い平板部を外槽に形成した隅角ハンチ部の
変曲点を適合させることにより、安定した結果が得られ
る。この平面部は温度変化により平行に収縮するため、
変曲点においてもメンブレンに過大な熱応力が生じるこ
とがなく、強度上の問題もない効果を有する。
回収縮型のメンブレンで構成した平行２条のコルゲーシ
ョンの一部を上下方向に拡開し、このコルゲーション間
に形成した広い平板部を外槽に形成した隅角ハンチ部の
変曲点を適合させることにより、安定した結果が得られ
る。この平面部は温度変化により平行に収縮するため、
変曲点においてもメンブレンに過大な熱応力が生じるこ
とがなく、強度上の問題もない効果を有する。
【図１】 本発明の低温地下式貯槽を示す断面図であ
る。
る。
【図２】 内槽を構成するメンブレン構造の一部を示す
正面図である。
正面図である。
【図３】 外槽の隅角ハンチ部に配置した構造を示す腰
部の断面図である。
部の断面図である。
１ 外槽 ２ 保冷材 ３ 内糟 ４ 隅角ハンチ部 ５ 屋根構体 ６ ＬＮＧなどの低温液化ガス ７ 水平姿勢のコルゲーション ８ 垂直姿勢のコルゲーション ９ 変曲点 １０ 変曲点 １１ 平板部 １２ 平板部 １３ 平板部 １４ 平板部
Claims (1)
- 【請求項１】 地下に構成せるコンクリート製の外糟内
に張設した保冷材の内面に、温度変化を受けた際に平行
２条のコルゲーションにより囲まれた平行部が旋回する
メンブレンにて構築せる内糟を設けたＬＮＧなどの低温
地下式貯槽において、 外槽の底部コーナー部に隅角ハンチ部を形成し、この隅
角ハンチ部の上下の変曲点に臨むメンブレンに、水平姿
勢の２本のコルゲーションの間隔を広く構成した上下，
水平方向に収縮する平板部を配置したことを特徴とする
ＬＮＧなどの低温地下式貯槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000151240A JP2001330197A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | Ｌｎｇなどの低温地下式貯槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000151240A JP2001330197A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | Ｌｎｇなどの低温地下式貯槽 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001330197A true JP2001330197A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18656831
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000151240A Pending JP2001330197A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | Ｌｎｇなどの低温地下式貯槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001330197A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009079736A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-16 | Ihi Corp | 低温タンクのコーナ部用メンブレンアンカー |
| CN117685492A (zh) * | 2024-02-01 | 2024-03-12 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 液化气绝缘储罐用密封膜单元、密封膜、加工方法及储罐 |
-
2000
- 2000-05-23 JP JP2000151240A patent/JP2001330197A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009079736A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-16 | Ihi Corp | 低温タンクのコーナ部用メンブレンアンカー |
| CN117685492A (zh) * | 2024-02-01 | 2024-03-12 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 液化气绝缘储罐用密封膜单元、密封膜、加工方法及储罐 |
| CN117685492B (zh) * | 2024-02-01 | 2024-06-11 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 液化气绝缘储罐用密封膜单元、密封膜、加工方法及储罐 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040324 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040406 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040810 |