JP2001330068A - ガススプリング装置及びこのガススプリング装置を用いた椅子 - Google Patents

ガススプリング装置及びこのガススプリング装置を用いた椅子

Info

Publication number
JP2001330068A
JP2001330068A JP2000148491A JP2000148491A JP2001330068A JP 2001330068 A JP2001330068 A JP 2001330068A JP 2000148491 A JP2000148491 A JP 2000148491A JP 2000148491 A JP2000148491 A JP 2000148491A JP 2001330068 A JP2001330068 A JP 2001330068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
cylinder
gas spring
spring device
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000148491A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yoshizawa
健司 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Fukushima KK
Original Assignee
Tokico Fukushima KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Fukushima KK filed Critical Tokico Fukushima KK
Priority to JP2000148491A priority Critical patent/JP2001330068A/ja
Publication of JP2001330068A publication Critical patent/JP2001330068A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chairs Characterized By Structure (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は全長を変えないで軸方向の動作スト
ロークを延長させることを課題とする。 【解決手段】 ガススプリング装置11は、加圧ガスの
流れを流通、遮断することにより椅子12の座部14の
高さ調整操作を容易に行えるように構成されている。ガ
ススプリング装置11は、外観的には筒状体からロッド
が突出したものであり、上端が座部14下側に横架され
たフレーム15に固定された取付具16に嵌合され、下
端が椅子12の脚部18に嵌合される。ガススプリング
装置11では、ロッド20を大径にして剛性を確保する
ことにより、ロッドガイド32のラップ長を従来のもの
より短くすることができるとともに、ピストン28の上
方へのストロークを延ばすことができ、作動ストローク
を増大できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガススプリング装置
及びこのガススプリング装置を用いた椅子に係り、特に
椅子の座部の高さ調整を行うのに適したガススプリング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、椅子に着座したときの座り心地
を良好にするためには、ガススプリング装置を介して座
部を支持する構成が広く用いられており、この椅子に用
いられたガススプリング装置としては、例えば特開平1
1−311283号公報等に記載されたものが知られて
いる。
【0003】この公報のように高さ調整可能な椅子は、
ガススプリング装置内を2つのガス室に画成する画成部
の通路を開いて2室を連通状態とすることにより加圧さ
れたガスが2室を移動できるようにする。これにより、
利用者の体格等に応じて椅子の座部の高さ位置が調整さ
れるようになっている。
【0004】例えば座部の高さ位置を調整する場合に
は、レバー等の操作によってガススプリング装置に内蔵
された弁機構を連通状態に動作させて各ガス室間を連通
させることにより、座部に連結されたガススプリング装
置のピストンロッドが昇降動作可能な状態となる。
【0005】これにより、ピストンロッドが伸縮可能な
状態となるから、座部に体重をかけて加圧ガスの圧力よ
りも大きな外力で該座部を下向きに抑圧することによ
り、ピストンロッドをガススプリング装置内に挿入させ
て座部を低くする。
【0006】一方、座部の高さ位置をより高くする場合
には、上記と同様に弁機構を操作してピストンロッド及
びピストンの移動を許した状態で座部への外力、すなわ
ち腰を浮かすことにより座部にかかる体重による負荷を
取除く。これにより、座部に連結されたピストンロッド
及びピストンが加圧ガスの圧力によって上方に押し上げ
られ、ガススプリング装置の上部からのピストンロッド
の突出長さが長くなり、ピストンロッドの伸長動作によ
り座部を高くする。そして、座部の高さを調整したら弁
機構の操作を解除することにより、各ガス室間を再度遮
断し、この位置で座部を固定する。
【0007】また、従来のガススプリング装置として
は、図5に示すものがある。尚、図5に示すガススプリ
ング装置1は、最大ストロークに伸長した状態である。
【0008】図5に示されるように、従来のガススプリ
ング装置1は、筒状に形成された本体2の上端にシリン
ダ室3の上室と下室との間を連通または遮断するバルブ
機構4が設けられ、本体2の下端にロッド5を軸方向に
摺動可能にガイドするロッドガイド6が嵌合固定されて
いる。
【0009】ロッドガイド6の上端に位置するピストン
7は、シリンダ3内に摺動可能に挿入されており、ピス
トン7に接続されたロッド5の下端が大径チューブ8に
固定されている。また、大径チューブ8の上部側には、
本体2を軸方向に摺動可能に保持するガイドブッシュ9
が嵌合している。そして、ロッドガイド6には、シリン
ダ3の内壁及びロッド5の外周に油膜を形成するための
油溜室6aが設けられている。
【0010】椅子の座部を高さ調整する際は、ガススプ
リング装置1の上端に設けられた操作スイッチSを下方
に押圧すると、バルブ機構4が開弁してシリンダ室3の
上室と下室との間が連通されるため、本体2がピストン
7に対して上方または下方に摺動して座部を昇降できる
状態になる。これにより、座部は、椅子に座った人の体
重とバランスする位置で停止する。
【0011】また、ガススプリング装置1は、本体2の
外径が小径であるので、ガイドブッシュ9を大径にして
補強する構成であり、且つ本体2が摺動する際の摺動動
作を安定させるためガイドブッシュ9を軸方向に長く設
定する必要があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のガススプリング装置では、特に横方向に対する
剛性を確保するため、ガイドブッシュ9の長さL(本体
2とのラップ長L)を長く設ける必要があったので、本
体2の上端に装着された椅子の座部を昇降させる際の最
低位置及び最高位置が制限されてしまい、最低位置をよ
り低く、あるいは最高位置をより高くすることに限界が
あった。
【0013】そこで、本発明は上記問題を解決したガス
スプリング装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。
【0015】上記請求項1記載の発明は、シリンダの外
側に設けられた外筒とシリンダとの間にシリンダ内の上
室または下室の何れか一方と連通するリザーバ室を形成
することにより、ガスボリュームを大きくでき、ロッド
及び外筒の直径を大きくして,特に横方向に対する剛性
を高めることができると共に、全長を変えずにラップ長
を短くできるので、従来のものよりも作動ストロークを
延長することができる。また、ガスボリュームを大きく
できるので、ロッドの直径を大きくしても少ないガス圧
でより大きな反力が得られる。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載のガ
ススプリング装置において、ロッドの外周に油膜を形成
するための第1の油溜室をロッドガイドに設け、ピスト
ンの外周に油膜を形成するための第2の油溜室をピスト
ンのロッド側外周に設けたものであり、ロッド及びピス
トンの摺動部に設けたシール部材の劣化を防止できる。
【0017】請求項3記載の発明は、ロッドの他端側に
座部を取付け、外筒の一端側に脚部を直接固定したこと
を特徴とする請求項1記載のガススプリング装置を用い
た椅子であって、脚部から外筒が変形するような大きな
横方向の力が加わったり、何かが外筒にぶつかって外筒
がへこんだとしてもピストンが摺動するシリンダの変形
を阻止できるので、ひいては、椅子の昇降機能を長期に
亘り維持できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。
【0019】図1は本発明になるガススプリング装置の
第1実施例が椅子に装着された状態を示す縦断面図であ
る。また、図2は第1実施例のガススプリング装置の内
部構造を示す縦断面図である。尚、図2に示すガススプ
リング装置は最小ストローク状態に縮んだ状態である。
【0020】図1に示されるように、ガススプリング装
置11は、加圧ガスの流れを流通、遮断することにより
椅子12の座部(移動体)14の高さ調整操作を容易に
行えるように構成されている。ガススプリング装置11
は、外観的には筒状体からロッドが突出したものであ
り、上端が座部14下側に横架されたフレーム15に固
定された取付具16の貫通孔16aに嵌合され、下端の
後述するテーパ部38aが椅子12の脚部18の取付孔
18aに嵌合される。
【0021】図2に示されるように、ガススプリング装
置11は、軸線方向に延在するロッド20と、ロッド2
0を軸方向に貫通する軸22と、軸22の上端に設けら
れた押圧部24と、軸22の下端に設けられたバルブ部
材26と、ロッド20の下端に結合されたピストン28
と、ピストン28が摺動可能に挿入されたシリンダ30
と、シリンダ30の上端に嵌合してロッド20を軸方向
にガイドするロッドガイド32と、ロッドガイド32の
外周を覆う上部キャップ34と、シリンダ30の下端を
閉塞する下部キャップ36と、シリンダ30より大径に
形成され上端が上部キャップ34の外周に嵌合し、下端
が下部キャップ36の外周に嵌合してシリンダ30の外
周を覆う下方にテーパ部38aが形成された筒状の支持
筒体(外筒)38とを有する。
【0022】尚、支持筒体38の上下端部は、上部キャ
ップ34及び下部キャップ36の外周とろう付け等によ
り一体的に接合されており、気密構造となっている。ま
た、下部キャップ36の内周は、支持筒体38のテーパ
部38aの形状に合わせて上方に広がるようなテーパ状
に形成されており、シリンダ30の外周に対して外側に
傾斜している。そのため、下部キャップ36の内周とシ
リンダ30の外周との間には、三角形の隙間48が形成
されシリンダ30の下端をセンタリングしている。
【0023】シリンダ30の内部に形成されたシリンダ
室40は、ピストン42により上室40aと下室40b
とに画成されている。また、シリンダ30の外周と支持
筒体38の内周との間には、リザーバ室44が形成され
ている。そして、リザーバ室44は、シリンダ30の下
端外周に設けられた連通孔46及び下部キャップ36と
シリンダ30外周との隙間48を介して下室40bと連
通されている。
【0024】上記シリンダ室40及びリザーバ室44に
は、加圧されたガス(例えば、窒素ガスなど)が封入さ
れている。シリンダ室40に挿通されたロッド20は、
従来のものよりも大径に形成されているため、特に横剛
性が向上している。そして、ロッド20の下端に結合さ
れたピストン28は、ロッド20を貫通する貫通孔20
aに連通するように軸方向に延在形成された貫通孔28
aと、一端がシリンダ室40の上室40aに連通し、他
端が貫通孔28aと交差するように傾斜方向に延在形成
された複数の連通孔28bとを有する。
【0025】さらに、ピストン28は、外周にシリンダ
30の内壁に摺接するOリングからなるシール部材50
が装着されている。そして、ピストン28の外周上部に
は、(ロッド20側)第2の油溜室を形成するための凹
部52が設けられている。この凹部52とシリンダ30
の内壁とにより形成された油溜室には、潤滑油が注入さ
れている。そのため、ピストン28が軸方向に摺動する
と、シリンダ30の内壁に潤滑油が供給され、シール部
材50の摩擦を軽減してシール部材50の磨耗や劣化及
びガス漏れや長期間不使用による固着現象等を防止でき
る。
【0026】尚、凹部52は、上方に開放された形状で
あるので、ガススプリング装置11が上下逆方向にされ
ると、凹部52内の潤滑油が上室40a内に流出してシ
リンダ30の内壁やロッド20の外周に付着する。しか
しながら、上室40a内が密閉された空間であるので、
ガススプリング装置11を図2に示す正しい向きに戻す
ことにより上室40a内に流出した潤滑油は凹部52内
に戻される。
【0027】軸22の下端に設けられたバルブ部材26
は、下端に円盤状に形成された受圧部54が一体的に取
り付けられている。そのため、バルブ部材26は、受圧
部54が下室40bのガス圧により上方に押圧されてお
り、貫通孔28aの内壁に装着されたシール部材(Oリ
ング)56により気密にシールされている。この閉止状
態では、ピストン28の貫通孔28aが密閉されてお
り、上室40aと下室40bとの間が遮断されてガスの
流通が止められている。
【0028】そして、椅子12の座部14の高さ調整を
行うときは、軸22の上端に設けられた押圧部24を下
方に押下することによりバルブ部材26が下方に移動し
て貫通孔28aが開放されるため、上室40aと下室4
0bとの間が連通されてピストン28が上室40aと下
室40bとの受圧面積差により上方に摺動可能となって
高さ調整が行える。
【0029】ロッド20を軸方向(上下方向)にガイド
するロッドガイド32は、上部キャップ34に嵌合する
上部嵌合部32aと、シリンダ30の上端開口に嵌合す
る下部嵌合部32bとを有する。上部嵌合部32aは、
外周に上部キャップ34内壁との間を気密にシールする
Oリング58が装着され、内周にロッド20との間を気
密にシールするOリング60が装着されている。また、
下部嵌合部32bは、外周にシリンダ30との間を気密
にシールするOリング62が装着され、内周に軸受とし
てのブッシュ64が装着されている。
【0030】さらに、ロッドガイド32の上端と上部キ
ャップ34との間に形成された空間には、ロッド20の
外周に摺接して気密にシールするシール部材66が装着
されている。そして、このシール部材66が対向するロ
ッドガイド32の上端には、第1の油溜室を形成するた
めの凹部68が設けられている。この凹部68とロッド
20の外周により形成された油溜室には、潤滑油が注入
されている。そのため、ロッド20が軸方向に摺動する
と、ロッド20の外周に潤滑油が供給され、ロッド20
の外周に摺接するOリング60及びシール部材66の摩
擦を軽減してOリング60及びシール部材66の磨耗や
劣化及びガス漏れや長期間不使用による固着現象等を防
止できる。
【0031】ロッド20は、上端に小径部20bを有す
る。この小径部20bには、ベアリング70と、回動体
としてのカラー72とが回動自在に嵌合している。そし
て、小径部20bの上端には、ベアリング70及びカラ
ー72を保持するためのナット74が螺合している。
【0032】カラー72は、外周が取付具16の貫通孔
16aに嵌合する図中下方が拡大したテーパ状に形成さ
れており、内周が椅子12の小径部20bに対して回動
可能に取り付けられている。そのため、椅子12の座部
14が回動されると、ベアリング70及びカラー72が
回動するため、座部14の回動動作がスムーズになると
共に、ロッド20に回動力が伝達しないようになってい
る。
【0033】また、上部キャップ34の上端とベアリン
グ70との間には、ワッシャ76、ゴム部材78が装着
されており、装着時あるいは最低位置時(図2の状態)
における着席時の衝撃をゴム部材78により緩和するこ
とができる。
【0034】このように、上記のように構成されたガス
スプリング装置11では、ロッド20を大径にして剛性
を確保することにより、横方向からの力を受けるロッド
ガイド32のラップ長Laを従来のもの(ラップ長L)
より短くすることができるとともに、ピストン28の上
方へのストロークを延ばすことができ、ひいては、スト
ロークを増大できる。また、ロッド20が大径であるた
め、ピストン28の上面と下面との受圧面積差が大きく
なり、少ないガス圧でより大きな反力が得られる。
【0035】さらに、ラップ長をLaを短くできるの
で、支持筒体38のテーパ部38aを上方へ延長または
下方へ短縮してテーパ部38aを様々に設定することが
できるので、テーパ部38aの軸方向長さが異なるもの
を用意しておけば、脚部18の所定径の取付孔18aに
対して軸方向取付位置の異なる椅子(例えば、最低位置
が低い椅子や最低位置が高い椅子等)に対応することが
可能になる。
【0036】また、シリンダ30の外周に外筒38を設
けた、所謂「2重筒」構造として、ガススプリング装置
11本体(外筒38)に直接脚部18を固定したが、脚
部18から外筒38がへこんだとしてもピストン28が
摺動するシリンダ30の変形を阻止することができ、ひ
いては、椅子12の高さ調整機能を長期に亘り維持でき
る。
【0037】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0038】図3は本発明になるガススプリング装置の
第2実施例が椅子に装着された状態を示す縦断面図であ
る。また、図4は第2実施例のガススプリング装置の内
部構造を示す縦断面図である。尚、図3及び図4におい
て、上記ガススプリング装置11と同一部分には、同一
符号を付してその説明を省略する。
【0039】図3に示されるように、第2実施例のガス
スプリング装置81は、上端が座部14下側に横架され
たフレーム15に挟持され、下端が椅子12の脚部18
の取付孔18aに嵌合される。
【0040】図4に示されるように、ロッド20の小径
部20bには、ベアリング70と、椅子12のフレーム
15を挟持するための挟持部材82,84と、挟持部材
82,84間に介在してフレーム15を押圧する弾性部
材86,88が嵌合している。挟持部材82,84は、
金属板を椀状に形成したものであり、弾性部材86,8
8が嵌合する凹部86a,88aが設けられている。
【0041】ガススプリング装置81を椅子12に取り
付ける際は、ナット74を緩めて上側の挟持部材82及
び弾性部材86をロッド20から離間させる。次に、椅
子12のフレーム15に設けられた取付孔90にロッド
20の小径部20bを挿通して下側の弾性部材88をフ
レーム15の下面に当接させる。
【0042】その後、上側の挟持部材82及び弾性部材
86をロッド20の小径部20bに挿通して弾性部材8
6をフレーム15の上面に当接させる。そして、ナット
74をロッド20の小径部20bに螺合させて締め付け
る。これにより、弾性部材86,88は、挟持部材8
2,84に押圧されて圧縮され、この圧縮力によりフレ
ーム15を挟持する。
【0043】このように、ガススプリング装置81で
は、ナット74の締め付けによりロッド20の上端が椅
子12のフレーム15に固定される。そのため、ガスス
プリング装置81を椅子12から外すときは、上記ナッ
ト74を緩めるだけで簡単に椅子12の座部14からガ
ススプリング装置81を取り外すことができる。
【0044】尚、上記実施の形態では、リザーバ室44
を下室44bと連通させるようにしたものを示したが、
例えば、ロッド20を上方に向けたまま輸送や取付けを
行えば、シリンダ30の上端(ロッドガイド32の下
端)にリザーバ室44と連通する連通孔を設けても構わ
ない。
【0045】また、上記実施の形態では、本発明におけ
るガススプリング装置を椅子の高さ調整用に装着した場
合を一例として説明したが、これに限らず、例えば、テ
ーブルの高さ調整用として用いることができるのは勿論
である。
【0046】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1記載の発明に
よれば、シリンダの外側に設けられた外筒とシリンダと
の間にシリンダ内の上室または下室の何れか一方と連通
するリザーバ室を形成したため、ガスボリュームを大き
くでき、ロッド及び外筒の直径を大きくして,特に横方
向に対する剛性を高めることができると共に、全長を変
えずにラップ長を短くできるので、従来のものよりも作
動ストロークを延長することができる。また、ガスボリ
ュームを大きくできるので、ロッドの直径を大きくして
も少ないガス圧でより大きな反力が得られる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のガススプリング装置において、ロッドの外周に油膜
を形成するための第1の油溜室をロッドガイドに設け、
ピストンの外周に油膜を形成するための第2の油溜室を
ピストンのロッド側外周に設けたため、ロッド及びピス
トンの摺動部に設けたシール部材の劣化を防止できる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、ロッドの他
端側に座部を取付け、外筒の一端側に脚部を直接固定し
たことを特徴とする請求項1記載のガススプリング装置
を用いた椅子であるので、脚部から外筒が変形するよう
な大きな横方向の力が加わったり、何かが外筒にぶつか
って外筒がへこんだとしてもピストンが摺動するシリン
ダの変形を阻止できるので、ひいては、椅子の昇降機能
を長期に亘り維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるガススプリング装置の第1実施例
が椅子に装着された状態を示す縦断面図である。
【図2】第1実施例のガススプリング装置の内部構造を
示す縦断面図である。
【図3】本発明になるガススプリング装置の第2実施例
が椅子に装着された状態を示す縦断面図である。
【図4】第2実施例のガススプリング装置の内部構造を
示す縦断面図である。
【図5】
【符号の説明】
11,81 ガススプリング装置 12 椅子 14 座部 15 フレーム 16 取付具 18 脚部 20 ロッド 22 軸 24 押圧部 26 バルブ部材 28 ピストン 30 シリンダ 32 ロッドガイド 34 上部キャップ 36 下部キャップ 38 支持筒体(外筒) 40 シリンダ室 44 リザーバ室 52,68 凹部 54 受圧部 70 ベアリング 72 カラー 82,84 挟持部材 86,88 弾性部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月29日(2000.5.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に加圧ガスが封入されたシリンダ
    と、 該シリンダ内に摺動可能に設けられたピストンと、 一端がピストンに連結され、他端側がシリンダ外部に延
    出されたロッドと、 該ロッドに挿通され、前記ピストンに画成された前記シ
    リンダ内の上室と下室との間を開閉するシリンダ外部か
    ら操作可能なバルブ部材と、 前記シリンダの外周に設けられ、前記シリンダとの間に
    ピストン上室または下室の何れか一方と連通するリザー
    バ室を形成する外筒と、 該外筒と前記シリンダとの他端側に嵌合され、前記ロッ
    ドを軸方向に摺動可能にガイドするロッドガイドと、 を備えたことを特徴とするガススプリング装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載のガススプリング装置
    であって、 前記ロッドの外周に油膜を形成するための第1の油溜室
    を前記ロッドガイドに設け、 前記ピストンの外周に油膜を形成するための第2の油溜
    室を前記ピストンの前記ロッド側外周に設けたことを特
    徴とするガススプリング装置。
  3. 【請求項3】 前記ロッドの他端側に座部を取付け、前
    記外筒の一端側に脚部を直接固定したことを特徴とする
    請求項1記載のガススプリング装置を用いた椅子。
JP2000148491A 2000-05-19 2000-05-19 ガススプリング装置及びこのガススプリング装置を用いた椅子 Pending JP2001330068A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000148491A JP2001330068A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 ガススプリング装置及びこのガススプリング装置を用いた椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000148491A JP2001330068A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 ガススプリング装置及びこのガススプリング装置を用いた椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001330068A true JP2001330068A (ja) 2001-11-30

Family

ID=18654507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000148491A Pending JP2001330068A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 ガススプリング装置及びこのガススプリング装置を用いた椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001330068A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100478652B1 (ko) * 2002-09-10 2005-03-23 정의협 길이 조절 가스 스프링
KR100623831B1 (ko) 2003-11-18 2006-09-19 수스파 홀딩 게엠베하 길이 조정가능한 압축 스프링
CN106122407A (zh) * 2015-05-04 2016-11-16 斯泰必鲁斯有限公司 螺纹传动组件和具有螺纹传动组件的座位组件

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100478652B1 (ko) * 2002-09-10 2005-03-23 정의협 길이 조절 가스 스프링
KR100623831B1 (ko) 2003-11-18 2006-09-19 수스파 홀딩 게엠베하 길이 조정가능한 압축 스프링
CN106122407A (zh) * 2015-05-04 2016-11-16 斯泰必鲁斯有限公司 螺纹传动组件和具有螺纹传动组件的座位组件
JP2017017978A (ja) * 2015-05-04 2017-01-19 スタビラス ゲ—エムベーハー ねじ構造体およびねじ構造体を有する座部構造
JP7098213B2 (ja) 2015-05-04 2022-07-11 スタビラス ゲ―エムベーハー ねじ構造体およびねじ構造体を有する座部構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0610880Y2 (ja) 高さ調節可能な椅子のためのガスばね
US5915674A (en) Adjustable-length gas spring
US6997293B2 (en) Front fork of motor cycle
JP2001330068A (ja) ガススプリング装置及びこのガススプリング装置を用いた椅子
JP3795619B2 (ja) ガススプリング装置
JPH10122205A (ja) 油圧シリンダ
JP2002235789A (ja) ガススプリング装置
KR101666100B1 (ko) 댐퍼 내의 하위 챔버와 보정 챔버 사이의 댐퍼용 밸브 어셈블리
EP1158201A1 (en) Gas cylinder
US20100231020A1 (en) Gas cylinder
CN210526717U (zh) 升降装置
JPH05240009A (ja) 内燃機関用油圧式タペット
JP2012031932A (ja) バルブ装置
EP1291546A1 (en) System for actuating a gas damper
KR100616452B1 (ko) 의자의 원위치 복귀 기능을 구비한 가스 실린더
EP1398685B1 (en) Liquid control valve
JPH09210109A (ja) ガススプリング
JPH05263859A (ja) ガススプリング
JPS6039441Y2 (ja) 密封型油圧リフタ
KR200382356Y1 (ko) 의자의 원위치 복귀 기능을 구비한 가스 실린더
JPH03113140A (ja) 緩衝器のオイルロック機構
JPH03168433A (ja) 緩衝器のオイルロック機構
JPH10176742A (ja) オートテンショナ
JPS5826171Y2 (ja) 懸架装置
JP2005308196A (ja) 二輪車等のフロントフォーク

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041126