JP2001329649A - パネル - Google Patents
パネルInfo
- Publication number
- JP2001329649A JP2001329649A JP2000149668A JP2000149668A JP2001329649A JP 2001329649 A JP2001329649 A JP 2001329649A JP 2000149668 A JP2000149668 A JP 2000149668A JP 2000149668 A JP2000149668 A JP 2000149668A JP 2001329649 A JP2001329649 A JP 2001329649A
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- JP
- Japan
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- panel
- layer
- decorative
- door
- core layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 木口面のいずれの場所にもビス打ちが可能な
軽量パネルを提供する。 【解決手段】 化粧層１、中間層２、芯層３、中間層
２、化粧層１の５層構造とした場合、ドアー取付側のパ
ネル木口面の芯層３にドアー吊り元金具取付用の補強部
材４を固定部材５で固定したパネルとすれば、パネル軽
量化のために芯層３が薄くとも十分にドアーに対する耐
加重が確保できる。この場合、中間層２が発泡合成樹脂
製であることから、固定部材５の突起部分はこの中間層
２に吸収されて化粧層１に出ることはないので、美観を
損なうこともない。
軽量パネルを提供する。 【解決手段】 化粧層１、中間層２、芯層３、中間層
２、化粧層１の５層構造とした場合、ドアー取付側のパ
ネル木口面の芯層３にドアー吊り元金具取付用の補強部
材４を固定部材５で固定したパネルとすれば、パネル軽
量化のために芯層３が薄くとも十分にドアーに対する耐
加重が確保できる。この場合、中間層２が発泡合成樹脂
製であることから、固定部材５の突起部分はこの中間層
２に吸収されて化粧層１に出ることはないので、美観を
損なうこともない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はパネルに関するもの
であり、特にトイレブース用パネルに関する。
であり、特にトイレブース用パネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、パネルとしては以下のような種類
のパネルが挙げられる。 （ａ）枠組みを作り、中間部分にペーパーロールコア等
のコア材を入れ、その表裏面にメラミン化粧板、ポリエ
ステル化粧板、各種不燃化粧板、スチール化粧板等の化
粧板を化粧層としたフラッシュ構造パネル。 （ｂ）パーティクルボード、中密度繊維板（ＭＤＦ）、
合成樹脂板等の芯層材の両側に化粧板あるいは化粧シー
ト等を貼着して化粧層とした積層構造パネル。 （ｃ）フェノールコア、硬質発泡樹脂等の合成樹脂板の
ソリッド材で両面の化粧層も一体で成形したパネル。
のパネルが挙げられる。 （ａ）枠組みを作り、中間部分にペーパーロールコア等
のコア材を入れ、その表裏面にメラミン化粧板、ポリエ
ステル化粧板、各種不燃化粧板、スチール化粧板等の化
粧板を化粧層としたフラッシュ構造パネル。 （ｂ）パーティクルボード、中密度繊維板（ＭＤＦ）、
合成樹脂板等の芯層材の両側に化粧板あるいは化粧シー
ト等を貼着して化粧層とした積層構造パネル。 （ｃ）フェノールコア、硬質発泡樹脂等の合成樹脂板の
ソリッド材で両面の化粧層も一体で成形したパネル。
【０００３】上記の（ａ）のようなパネルを建築現場で
取り付けする際にパネルの切断が生じた場合、蝶番、エ
ッジ金物、トイレットペーパーホルダー等の金具を取り
付けようとしてもビス打ちが必要とされる場所に必ずし
も枠材があるわけではなく、あらためてビスを受ける材
を入れるかパネルの再制作の必要が生じてしまう。
取り付けする際にパネルの切断が生じた場合、蝶番、エ
ッジ金物、トイレットペーパーホルダー等の金具を取り
付けようとしてもビス打ちが必要とされる場所に必ずし
も枠材があるわけではなく、あらためてビスを受ける材
を入れるかパネルの再制作の必要が生じてしまう。
【０００４】また（ｂ）、（ｃ）のようなパネルでは、
ムク材のため、パネルの表裏、木口のどの部分にも「重
量が掛からないビス」打ちは可能であるが、ドアー吊り
元金具のように「重量の掛かるビス」の打ち込みを木口
に行うにはその断面が小さく（薄い）、また強度が足ら
ないため実際上、無理がある。もちろん「重量の掛かる
ビス」を木口に受けられる強度を有する木質又は合成樹
脂の材料でパネルを製作すれば「重量の掛かるビス」打
ちは可能だが、（ｂ）パネルの場合はコスト、（ｃ）パ
ネルの場合は重量及びコスト面で実用的でない。
ムク材のため、パネルの表裏、木口のどの部分にも「重
量が掛からないビス」打ちは可能であるが、ドアー吊り
元金具のように「重量の掛かるビス」の打ち込みを木口
に行うにはその断面が小さく（薄い）、また強度が足ら
ないため実際上、無理がある。もちろん「重量の掛かる
ビス」を木口に受けられる強度を有する木質又は合成樹
脂の材料でパネルを製作すれば「重量の掛かるビス」打
ちは可能だが、（ｂ）パネルの場合はコスト、（ｃ）パ
ネルの場合は重量及びコスト面で実用的でない。
【０００５】なぜならば、強度を有する木質材は、一定
厚以上（３０ｍｍ以上）の板状となるため高コストとな
り、強度を有する合成樹脂の場合は、コストと比重が大
きいことによる重さの両面で実用的でない。従って、木
口断面のみにビス打ちをするだけでは必要な強度が出な
い場合、これを補強するためにドアー吊り元取付金具又
はその取付補強金物をパネルの表裏面にも被せた形でビ
スなどを使用し固定することになるが、その固定金具は
パネルの表裏何れか又は両面に露出してしまい、こうし
た金物の露出を嫌うデザインには対応出来ないことにな
る。
厚以上（３０ｍｍ以上）の板状となるため高コストとな
り、強度を有する合成樹脂の場合は、コストと比重が大
きいことによる重さの両面で実用的でない。従って、木
口断面のみにビス打ちをするだけでは必要な強度が出な
い場合、これを補強するためにドアー吊り元取付金具又
はその取付補強金物をパネルの表裏面にも被せた形でビ
スなどを使用し固定することになるが、その固定金具は
パネルの表裏何れか又は両面に露出してしまい、こうし
た金物の露出を嫌うデザインには対応出来ないことにな
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、建築現場において容易に取付ができ、美観
上の観点からもデザインの自由度も高く、且つ耐水性な
ど機能面でも優れ、コスト的にも従来製品より安価なパ
ネルを提供することにある。すなわち、パネルのいずれ
の表裏面及び木口面においてもビス打ちが可能であり、
ドアーなどの取付用補強部材がパネル表裏面に露出する
ことのない、軽量パネルを提供することにある。
する課題は、建築現場において容易に取付ができ、美観
上の観点からもデザインの自由度も高く、且つ耐水性な
ど機能面でも優れ、コスト的にも従来製品より安価なパ
ネルを提供することにある。すなわち、パネルのいずれ
の表裏面及び木口面においてもビス打ちが可能であり、
ドアーなどの取付用補強部材がパネル表裏面に露出する
ことのない、軽量パネルを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者らが鋭意検討し
た結果、少なくとも化粧層、中間層、芯層、中間層、化
粧層の順に構成されたパネルにより上記課題を解決する
に至った。
た結果、少なくとも化粧層、中間層、芯層、中間層、化
粧層の順に構成されたパネルにより上記課題を解決する
に至った。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
しながらより詳細に説明する。図１は本発明の一実施形
態を示すパネルの断面図であり、化粧層１、中間層２、
芯層３、中間層２、化粧層１の順に構成された５層構造
の場合を示す。化粧層１は化粧板であっても化粧シート
であってもよく、用途に応じて適宜選択すればよい。中
間層２は発泡スチロール、発泡ウレタンのような発泡合
成樹脂製であり、パネルの軽量化、また後述するように
補強部材を固定するために固定用ビス、ボルト、ナット
のような突起部分を有する部材を使用しても、発泡合成
樹脂のクッション性からその突起部分を吸収することが
可能となる。芯層３はＭＤＦ、パーティクルボード、合
板等の木質ボード、あるいはフェノール高圧プレス成形
板、硬質塩ビ発泡板等の合成樹脂板であり、これら材質
であればパネル断面のいずれの場所にもビス打ちが可能
となる。
しながらより詳細に説明する。図１は本発明の一実施形
態を示すパネルの断面図であり、化粧層１、中間層２、
芯層３、中間層２、化粧層１の順に構成された５層構造
の場合を示す。化粧層１は化粧板であっても化粧シート
であってもよく、用途に応じて適宜選択すればよい。中
間層２は発泡スチロール、発泡ウレタンのような発泡合
成樹脂製であり、パネルの軽量化、また後述するように
補強部材を固定するために固定用ビス、ボルト、ナット
のような突起部分を有する部材を使用しても、発泡合成
樹脂のクッション性からその突起部分を吸収することが
可能となる。芯層３はＭＤＦ、パーティクルボード、合
板等の木質ボード、あるいはフェノール高圧プレス成形
板、硬質塩ビ発泡板等の合成樹脂板であり、これら材質
であればパネル断面のいずれの場所にもビス打ちが可能
となる。
【０００９】例えばトイレブース用パネルを設置するよ
うな場合、現場の寸法、ドアーの寸法、パネル寸法の各
寸法間での誤差を修正する、いわゆる現場合わせの再加
工の必要が生じる場合があるが、現場の寸法を変更する
ことはできないため、ドアーもしくはパネルの再加工で
対処することになる。枠材を使用したフラッシュ構造の
場合、枠材の位置により再使用が出来ない場合も発生す
る。このとき、本発明によるパネルであれば、パネル断
面のいずれの場所においてもビス打ちが可能である芯層
が存在することになるため、非常に簡便にエッジ金物を
取り付け、トイレブースの施工を完成することができる
のである。
うな場合、現場の寸法、ドアーの寸法、パネル寸法の各
寸法間での誤差を修正する、いわゆる現場合わせの再加
工の必要が生じる場合があるが、現場の寸法を変更する
ことはできないため、ドアーもしくはパネルの再加工で
対処することになる。枠材を使用したフラッシュ構造の
場合、枠材の位置により再使用が出来ない場合も発生す
る。このとき、本発明によるパネルであれば、パネル断
面のいずれの場所においてもビス打ちが可能である芯層
が存在することになるため、非常に簡便にエッジ金物を
取り付け、トイレブースの施工を完成することができる
のである。
【００１０】また、図２のようにドアー取付側のパネル
木口面の芯層３にドアー吊り元金具取付用の補強部材４
を固定部材５で固定したパネルとすると、パネル軽量化
のために芯層３が８〜１５ｍｍの薄さであっても十分に
ドアーに対する耐加重が確保できる。この場合、本発明
によるパネルでは中間層２が発泡合成樹脂製であること
から、固定部材５の突起部分はこの中間層２に吸収され
て化粧層１に出ることはないので、美観を損なうことも
ないのである。しかも、図３に示すようにドアー吊り元
金具６を補強部材４の任意の場所に取り付けることがで
きるため、ドアーの上下位置合わせも容易に行うことが
できる。
木口面の芯層３にドアー吊り元金具取付用の補強部材４
を固定部材５で固定したパネルとすると、パネル軽量化
のために芯層３が８〜１５ｍｍの薄さであっても十分に
ドアーに対する耐加重が確保できる。この場合、本発明
によるパネルでは中間層２が発泡合成樹脂製であること
から、固定部材５の突起部分はこの中間層２に吸収され
て化粧層１に出ることはないので、美観を損なうことも
ないのである。しかも、図３に示すようにドアー吊り元
金具６を補強部材４の任意の場所に取り付けることがで
きるため、ドアーの上下位置合わせも容易に行うことが
できる。
【００１１】本発明によるパネルの総厚を約４０ｍｍと
した場合には、各層の厚みは、例えば化粧層１を１．２
ｍｍのメラミン樹脂化粧板、中間層２を１３ｍｍの発泡
スチロール、芯層３を１１．１ｍｍのＯＳＢ（配向性木
質ボード）とすると、その重量は１０ｋｇ／ｍ2 とな
る。これを上述した従来のパネル構成で最も一般的に使
用されているパネル厚と比較してみると、（ａ）の総厚
４０ｍｍのパネルでは１１ｋｇ／ｍ2 、（ｂ）の総厚３
０ｍｍのパネルでは１８ｋｇ／ｍ2 、（ｃ）の総厚１３
ｍｍのパネルでは１５ｋｇ／ｍ2 となり、軽量化に関し
ても本発明によるパネルが優れることがわかる。
した場合には、各層の厚みは、例えば化粧層１を１．２
ｍｍのメラミン樹脂化粧板、中間層２を１３ｍｍの発泡
スチロール、芯層３を１１．１ｍｍのＯＳＢ（配向性木
質ボード）とすると、その重量は１０ｋｇ／ｍ2 とな
る。これを上述した従来のパネル構成で最も一般的に使
用されているパネル厚と比較してみると、（ａ）の総厚
４０ｍｍのパネルでは１１ｋｇ／ｍ2 、（ｂ）の総厚３
０ｍｍのパネルでは１８ｋｇ／ｍ2 、（ｃ）の総厚１３
ｍｍのパネルでは１５ｋｇ／ｍ2 となり、軽量化に関し
ても本発明によるパネルが優れることがわかる。
【００１２】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
るパネルによれば、予め施工現場で正確な寸法を測らな
くても、当初の図面と実際の寸法とに差異があった場合
でも、大きめのサイズのパネルを持ち込んでその場で切
断加工して容易に対応することができる。また、中間層
に吸水率の低い発泡合成樹脂を設けることから、芯層が
木質材であっても吸水を木口面からのみに限定できるた
め、その木口面に防水処理を施すことによりパネルの耐
水性を向上させることも可能となる。
るパネルによれば、予め施工現場で正確な寸法を測らな
くても、当初の図面と実際の寸法とに差異があった場合
でも、大きめのサイズのパネルを持ち込んでその場で切
断加工して容易に対応することができる。また、中間層
に吸水率の低い発泡合成樹脂を設けることから、芯層が
木質材であっても吸水を木口面からのみに限定できるた
め、その木口面に防水処理を施すことによりパネルの耐
水性を向上させることも可能となる。
【図１】本発明の一実施形態を示すパネルの断面図。
【図２】本発明のパネルの木口面に補強部材を取り付け
た状態を示す断面図。
た状態を示す断面図。
【図３】補強部材にドアー吊り元金具を取り付けた状態
を示す斜視図。
を示す斜視図。
１ 化粧層 ２ 中間層 ３ 芯層 ４ 補強部材 ５ 固定部材 ６ ドアー吊り元金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｅ０４Ｃ 2/46 Ｌ
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも化粧層、中間層、芯層、中間
層、化粧層の順に構成されており、該中間層が発泡合成
樹脂製、芯層が木質あるいは合成樹脂製であることを特
徴とするパネル。 - 【請求項２】 芯層に補強部材が設けられていることを
特徴とする請求項１に記載のパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000149668A JP2001329649A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000149668A JP2001329649A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001329649A true JP2001329649A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18655488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000149668A Pending JP2001329649A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001329649A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101067344B (zh) * | 2007-01-26 | 2010-05-19 | 梁永威 | 一种建筑用的轻质隔墙板材及其制造方法 |
| JP2017197973A (ja) * | 2016-04-27 | 2017-11-02 | ダイワ化成株式会社 | 浴室用壁パネル |
-
2000
- 2000-05-22 JP JP2000149668A patent/JP2001329649A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101067344B (zh) * | 2007-01-26 | 2010-05-19 | 梁永威 | 一种建筑用的轻质隔墙板材及其制造方法 |
| JP2017197973A (ja) * | 2016-04-27 | 2017-11-02 | ダイワ化成株式会社 | 浴室用壁パネル |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050726 |