JP2001328269A - インクジェット記録ヘッドの保管方法 - Google Patents

インクジェット記録ヘッドの保管方法

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JP2001328269A
JP2001328269A JP2000152926A JP2000152926A JP2001328269A JP 2001328269 A JP2001328269 A JP 2001328269A JP 2000152926 A JP2000152926 A JP 2000152926A JP 2000152926 A JP2000152926 A JP 2000152926A JP 2001328269 A JP2001328269 A JP 2001328269A
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ink
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ink jet
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JP2000152926A
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Manabu Iwasaki
学 岩▲崎▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のインクジェット記録ヘッドの保管方法
では、吐出口面に貼ったシールテープが劣化して、これ
を剥がしたときに、吐出面を粘着剤で汚染したり、ある
いは保湿部材を入れたアルミピロー袋が大きくなるに従
って、ピロー袋内を均一に調湿することが困難となっ
て、吐出面や吐出口内壁の濡れ性が変化して、記録ヘッ
ドのインク着弾精度が劣化する等の諸問題点を解消する
保管方法を提供する。 【解決手段】 このため、インクジェット記録ヘッド1
0内に保存液を充填し、なおかつ、インク吐出面11を
無色透明インクの保存液吸収体22で覆う保護カバー2
0を設けるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出して
記録を行うインクジェット記録ヘッドの保管方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェット記録用ヘ
ッドの保管方法としては、次に示すようなものがあっ
た。
【0003】第1の従来例として、図3(a),(b)
は、特開平3−248849号公報に開示された説明図
で、図中、インクジェットヘッド100は、インク吐出
口面101にシールテープ102を貼ることにより吐出
口を塞ぎ、さらに上から押さえ部材103を取り付け、
収納容器104,105に収納される。
【0004】また第2の従来例として、図4(a),
(b)は、特開平10−250095号公報に開示され
た説明図で、図中、インクジェットヘッド200は、保
湿部材201を備えたヘッド保護キャップ202を、取
り付けアルミピロー袋203に収納され熱シールによっ
て密閉状態にされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1の従来例では、インクジェット記録ヘッドを高温や低
温等の悪条件で保管した場合や、量産時のばらつき等に
より、シールテープ102が劣化し、それを剥がしたと
きに吐出面101を粘着剤で汚染する可能性があった。
【0006】一方、前記第2の従来例では、アルミピロ
ー袋203に保湿部材を入れることにより調湿するた
め、ピロー袋203が大きくなるに従いピロー袋203
内を均一に調湿することが困難となる。その結果、吐出
面や吐出口の一部で湿度の低下が生じ、吐出面や吐出口
内壁の濡れ性が変化することにより、インクジェット記
録ヘッドのインク着弾精度に悪影響を及ぼす怖れがあっ
た。
【0007】本発明は、上記のような従来の諸問題点を
解消するためになされたもので、インクジェット記録ヘ
ッドを保管することによって生ずる記録性能低下を解消
する保管方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、下
記の各項(1)〜(8)のいずれかに示すインクジェッ
ト記録ヘッドの保管方法を提供することにより、前記目
的を達成しようとするものである。
【0009】(1)インク吐出面に形成されたインク吐
出口から、被記録媒体にインクを吐出し記録を行うイン
クジェット記録ヘッドの保管方法であって、前記インク
ジェット記録ヘッド内に保存液を充填すると共に、さら
に、前記インク吐出面を保存液で覆う手段を有すること
を特徴とするインクジェット記録ヘッドの保管方法。
【0010】(2)前記保存液で覆う手段は、この保存
液を充填した保護キャップであることを特徴とする前項
(1)記載のインクジェット記録ヘッドの保管方法。
【0011】(3)前記保護キャップは、充填されてい
る前記保存液の体積に合わせ、容積を可変可能なことを
特徴とする前項(2)記載のインクジェット記録ヘッド
の保管方法。
【0012】(4)前記保護キャップは、その内部に保
存液吸収体を設け、この吸収体は、保管状態における前
記インクジェット記録ヘッドの負圧より小さい負圧を有
することを特徴とする前項(3)記載のインクジェット
記録ヘッドの保管方法。
【0013】(5)前記保護キャップは、一定の容積を
持つことを特徴とする前項(2)記載のインクジェット
記録ヘッドの保管方法。
【0014】(6)前記保護キャップは、内部に保存吸
収体を設け、この吸収体は、保管状態における前記イン
クジェット記録ヘッドの負圧より大きい負圧を有するこ
とを特徴とする前項(5)記載のインクジェット記録ヘ
ッドの保管方法。
【0015】(7)前記保存液は、無色透明のインクで
あることを特徴とする前項(1)ないし(6)のいずれ
か記載のインクジェット記録ヘッドの保管方法。
【0016】(8)前記インクジェット記録ヘッドは、
インク吐出口に連通したインク路に対応して電気熱変換
体が備えられており、この電気熱変換体により発生され
る熱エネルギーを利用してインクに状態変化を生起させ
てインクを吐出するものであることを特徴とする前項
(1)ないし(7)のいずれか記載のインクジェット記
録ヘッドの保管方法。
【0017】
【作用】以上のような本発明構成の保管方法によれば、
インクジェット記録ヘッド内や、例えば保護キャップ内
に充填された保存液により、高温や低温といった厳しい
環境下でも、吐出面が汚染されることなく、また記録ヘ
ッド内に保存液を充填し吐出面を保存液で覆うことによ
り、濡れ性の変化を防ぎ、インクジェット記録ヘッドの
着弾精度への悪影響を回避することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
複数の実施例に基づき図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
【実施例】(実施例1)図1に、本発明に係るインクジ
ェット記録ヘッド保管方法の第1の実施例を示す。図1
は、第1実施例のインクジェット記録ヘッドの説明断面
模式図である。図中、10は記録ヘッド本体、11は吐
出面、12は、記録ヘッド10内のインク液室、13
は、インクタンクと結合してインクが供給されるフィル
タ、20は、吐出面の保護カバー、21は、この保護カ
バー20内に設けられた保護キャップ、22は、この保
護キャップ21内に設置された保存液吸収体、23は、
保護キャップ21の容積可変部である。
【0020】本構成において、記録ヘッド10に保護カ
バー20を装着する前に、インク液室12内に無色透明
のインクを保存液として充填しておく。一方、保護カバ
ー20内の保護キャップ21にも、無色透明のインクを
この保護キャップ21の容積が略最大になるまで充填し
ておく。その後、記録ヘッド10に保護カバー20を装
着することにより、吐出面11は、保護キャップ21に
より保存液で覆われる。
【0021】ここで、インク液室12内の保存液は、フ
ィルタ13を介し蒸発するが、記録ヘッド10よりも小
さい負圧を持つ保存液吸収体22から保存液が供給され
るため、インク液室12から保存液が失われることはな
い。またインク液室12に保存液を供給することによる
保護キャップ21内保存液の減少は、容積可変部23に
よって調節される。
【0022】(実施例2)図2に、本発明に係るインク
ジェット記録ヘッド保管方法の第2の実施例を示す。図
2は、第2実施例のインクジェット記録ヘッドの説明断
面模式図である。図中、30は記録ヘッド本体、31は
吐出面、32は、記録ヘッド30内のインク液室、33
は、インクタンクと結合してインクが供給されるフィル
タ、40はインクタンクユニット、41はインクタンク
40に内蔵されるインク、50は、吐出面の保護カバ
ー、51は、保護カバー50内に設けられた容積一定の
保護キャップ、52は、保護キャップ51内に設置され
た保存液吸収体である。
【0023】以上のような本構成において、記録ヘッド
30に保護カバー50を装着する前に、インク液室32
内に無色透明のインクを充填した上、インクタンクユニ
ット40を連結しておく一方、保護カバー50内の保護
キャップ51にも無色透明のインクを充填しておく。そ
の後、記録ヘッド30に保護カバー50を装着すること
により、吐出面31は保護キャップ51により保存液で
覆われる。
【0024】ここで、保存液吸収体52の負圧は、イン
クタンクユニット40と連結した記録ヘッド30の負圧
よりも大きいために、保存液がインクタンクユニット4
0内に流入することはない。また保護キャップ51の容
積も一定であるため、インクタンクユニット40内のイ
ンクが減少することはない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る各実
施例によれば、インクジェット記録ヘッド内や、保護キ
ャップ内に充填された保存液により、高温や低温といっ
た厳しい環境下でも、吐出面が汚染することなく、吐出
面や吐出口周辺の湿度を保つことにより、濡れ性の変化
を防ぎ、インクジェット記録ヘッドの着弾精度への悪影
響を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のインクジェット記録ヘッド保管
方法の説明断面図
【図2】 第2実施例のインクジェット記録ヘッド保管
方法の説明断面図
【図3】 インクジェット記録ヘッド保管方法の第1の
従来例
【図4】 インクジェット記録ヘッド保管方法の第2の
従来例
【符号の説明】
10,30 記録ヘッド本体 11,31 吐出面 12,32 インク液室 13,33 フィルタ 20,50 保護カバー 21,51 保護キャップ 22,52 保存液吸収体 23 容積可変部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク吐出面に形成されたインク吐出口
    から、被記録媒体にインクを吐出し記録を行うインクジ
    ェット記録ヘッドの保管方法であって、 前記インクジェット記録ヘッド内に保存液を充填すると
    共に、 さらに、前記インク吐出面を保存液で覆う手段を有する
    ことを特徴とするインクジェット記録ヘッドの保管方
    法。
  2. 【請求項2】 前記保存液で覆う手段は、この保存液を
    充填した保護キャップであることを特徴とする請求項1
    記載のインクジェット記録ヘッドの保管方法。
  3. 【請求項3】 前記保護キャップは、充填されている前
    記保存液の体積に合わせ、容積を可変可能なことを特徴
    とする請求項2記載のインクジェット記録ヘッドの保管
    方法。
  4. 【請求項4】 前記保護キャップは、その内部に保存液
    吸収体を設け、この吸収体は、保管状態における前記イ
    ンクジェット記録ヘッドの負圧より小さい負圧を有する
    ことを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録ヘ
    ッドの保管方法。
  5. 【請求項5】 前記保護キャップは、一定の容積を持つ
    ことを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録ヘ
    ッドの保管方法。
  6. 【請求項6】 前記保護キャップは、内部に保存吸収体
    を設け、この吸収体は、保管状態における前記インクジ
    ェット記録ヘッドの負圧より大きい負圧を有することを
    特徴とする請求項5記載のインクジェット記録ヘッドの
    保管方法。
  7. 【請求項7】 前記保存液は、無色透明のインクである
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載のイ
    ンクジェット記録ヘッドの保管方法。
  8. 【請求項8】 前記インクジェット記録ヘッドは、イン
    ク吐出口に連通したインク路に対応して電気熱変換体が
    備えられており、この電気熱変換体により発生される熱
    エネルギーを利用してインクに状態変化を生起させてイ
    ンクを吐出するものであることを特徴とする請求項1な
    いし7のいずれか記載のインクジェット記録ヘッドの保
    管方法。
JP2000152926A 2000-05-24 2000-05-24 インクジェット記録ヘッドの保管方法 Withdrawn JP2001328269A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008213349A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Ricoh Co Ltd ヘッドの輸送・保管方法、画像形成装置の輸送・保管方法、画像形成装置におけるヘッド保存用液体の封入方法
US7585065B2 (en) 2005-09-30 2009-09-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus
JP2010228229A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Seiko Epson Corp 印刷装置、及び、充填状態切り替え方法

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Effective date: 20070807