JP2000246914A - 液体収納容器 - Google Patents

液体収納容器

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JP2000246914A
JP2000246914A JP5540699A JP5540699A JP2000246914A JP 2000246914 A JP2000246914 A JP 2000246914A JP 5540699 A JP5540699 A JP 5540699A JP 5540699 A JP5540699 A JP 5540699A JP 2000246914 A JP2000246914 A JP 2000246914A
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Kenta Udagawa
健太 宇田川
Shuzo Iwanaga
周三 岩永
Takeshi Doi
健 土井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物流条件及び開封気圧条件の影響による、液
体収納容器から液体の漏洩を防止する。 【解決手段】 インクタンク110は、インク136の
収納された液体収納室134と、負圧発生部材130を
収納する負圧発生部材収納室132と、多孔質部材12
2が収納され、かつ、大気に連通する大気連通口112
の形成された自由インク収納室120とを有する。負圧
発生部材収納室132は、インク136の供給路となる
連通口140の形成された仕切壁138により液体収納
室134と仕切られている。自由インク収納室120
は、負圧発生部材130の含浸インク142を外部に供
給するための供給口114が形成された第2の仕切壁1
24により負圧発生部材収納室132と仕切られてい
る。負圧発生部材収納室132と自由インク収納室12
0とは連通部116で連通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を収納する液
体収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録用のインクカ
ートリッジには、内部にインクのみを収容する方式のも
のと、インクを含浸させた多孔質部材のみを収容する方
式のものと、インクのみを収容する部分とインクを含浸
させた多孔質部材と収容する部分とを有し、両者を連通
部を介して連通させた方式のもの、とが知られている。
【0003】このうち、特開平7−125232号公報
のようにインクのみを収容する部分と、インクを含浸さ
せた多孔質部材とを収容する部分を備える方式のもの
(以下半生方式と呼ぶ)は、インクを直接収容する部分
があるため、構造が単純で容積効率が高いという利点を
兼ね備えている。
【0004】図6に上述の構成を利用したインクタンク
10の概略断面構成図を示す。
【0005】インクタンク10の内部は連通口40が形
成された仕切壁38により2つの空間に仕切られてい
る。一方の空間は負圧発生部材30を収納する負圧発生
部材収納室32であり、他方の空間は仕切り壁38の連
通口40を除いて密閉されることで、インクが一気に負
圧発生部材収納室32に導入されず、気液交換に伴って
インクは導入される構造を有する、インク36を直接保
持する液体収容室34である。
【0006】この負圧発生部材収納室32を形成する壁
面には、インク消費に伴う容器内への大気の導入を行う
ための大気連通口12と、不図示の記録ヘッド部へとイ
ンク36を供給するための供給口14とが形成されてい
る。
【0007】このような小型化と高使用効率とを兼ね備
えたインクタンクは本出願人により製品化されており、
現在も実用に供されており、この半生方式インクタンク
では物流時のインクの漏れを抑えるため、密閉した状態
で梱包される場合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】物流時に密閉した状態
で梱包されるインクタンク内の圧力は、通常、製造した
環境の気圧であり、約1気圧となる。通常、1気圧付近
の環境下で開封される場合はインクタンク内の空気の体
積に変化は少なく、特に開封前後でのインクの移動は起
きない。
【0009】しかしながら、山などの高地で開封した場
合、環境の気圧が1気圧よりも低いためインクタンク内
の空気が急激に膨張する。
【0010】半生方式インクタンクでは、大気連通口を
開封したときに液体収納室内の気泡や、負圧発生部材中
でインクに囲まれた気泡が膨張することにより、インク
タンク内でインクの移動が生じる。この移動が大きい場
合、インクは負圧発生部材中に留まることができずにイ
ンクタンク内に自由インクとして留まることとなる。こ
のことにより自由インクは負圧発生部材に水頭圧力を与
え、供給口開封時に供給口からインクが漏れる原因とな
る。
【0011】図7に、図6に示した従来のインクタンク
10の物流後の状態を示す。
【0012】液体収納室34内には液体収納室内の気泡
58が、また、負圧発生部材収容室30内には負圧発生
部材収納室内の気泡56とがそれぞれ発生している。
【0013】また、これらの気泡により気液界面52
は、バッファ部54の領域まで上昇している。
【0014】ここで、開封前のタンク内の気圧をPt
開封環境の気圧をPo、負圧発生部材収納室内の孤立し
た気泡56の体積をVp、液体収納室内の気泡58の体
積をVlとすると、負圧発生部材30中の気液界面52
を押し上げるインクの体積Viは、 Vi=(Pt/Po―1)×(Vp+Vl) となる。
【0015】負圧発生部材30中のバッファ部54の収
容できるインクの体積VbがViより大きいときは、負圧
発生部材30中の気液界面52が上昇することで気泡の
体積増加部を吸収することができる。
【0016】ところが、物流時のインク移動によるVp
及びVlの増加及びVbの減少や気圧Pt及びPoの変化に
よりViがバッファ体積Vbを越えたときには、バッファ
部で吸収しきれないインク量Vo=Vi−Vbが大気連通
口12を通って外部へ吹き出すという問題や、自由イン
クとして負圧発生部材30の上面に溢れることにより水
頭圧力がかかることとなり、供給口14からインクが漏
れてしまうなどの問題を引き起こしてしまう恐れがあ
る。Vpは最大で、負圧発生部材収納室内全ての空気量
aと等しくなり、Vbは0となり得る。
【0017】特にインクタンクの容量を大きくしたとき
の影響は顕著で、大容量化に伴い信頼性の維持が難しく
なってきた。
【0018】上記問題はタンク内部の減圧を維持した状
態で梱包し、減圧下での開封でもP t/Poを1に近づけ
ることでインク漏れなどの起こらないインクタンクを提
供することも可能であるが、コストの増加を伴う。
【0019】また、開封後の供給口部近傍に多孔質部材
を設けることで、漏れるインクを吸収し、外部へのイン
ク流出を防ぐことも可能であるが、開封手順が複雑にな
りやすく、操作した手を汚す恐れがある。
【0020】そこで、本発明は物流後に開封された液体
収納容器からの、物流条件及び開封気圧条件の影響によ
る液体の漏洩を防止できる液体収納容器を提供すること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の液体収納容器は、外部に液体を供給するための
供給部を備え、内部に液体を保持する負圧発生部材を収
納する負圧発生部材収納室と、前記負圧発生部材収納室
と連通し、前記負圧発生部材収納室との連通を除いて実
質的な密閉空間を形成するとともに、該密閉空間に液体
を収納する液体収納室と、連通口を介して前記負圧発生
部材収納室と連通するとともに、大気と連通する大気連
通口が形成され、前記連通口から導入された自由液体を
保持する第2の負圧発生部材を収納する自由液体収納室
とを有する。
【0022】上記の通り構成された本発明の液体収納容
器は、連通口を介して負圧発生部材収納室と連通すると
ともに、大気連通口が形成され、連通口から導入された
自由液体を保持する第2の負圧発生部材を収納する自由
液体収納室を有するので、液体収納容器を封入する際の
大気圧よりも液体収納容器の開封時の大気圧が低い場合
に、負圧発生部材収納部の負圧発生部材に収納しきれな
い液体が生じても、その液体は自由液体収納容器に保持
される。
【0023】自由液体収納室のインクを収容できる体積
は、 Vf≧(Pt/Po―1)×(Va+Vl) Pt:開封前の液体収納容器内の気圧 Po:開封環境の気圧 Va:負圧発生部材収納室内の空気の体積 Vl:液体収納室内の気泡のインクを収容できる体積 Vf:自由液体収納室の体積 を満たす体積としてもよい。
【0024】また、自由液体収納室の内壁には、連通口
と大気連通口とを部分的に仕切るリブが形成されている
ものであってもよいし、自由液体収納室は、負圧発生部
材収納室と液体収納室との間に配置されているものでも
よい。
【0025】また、さらに、自由液体収納室は、負圧発
生部材収納室および液体収納室の下方に配置されている
ものであってもよいし、第2の負圧発生部材は多孔質部
材からなるものであってもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態のイ
ンクタンク110の概略構成断面図である。
【0027】インクタンク110は、インク136が収
納されている液体収納室134と、負圧発生部材130
が収納されている負圧発生部材収納室132と、多孔質
部材122が収納されている自由インク収納室120と
を有する。
【0028】液体収納室134と負圧部材収納室132
との間は連通口140が形成された仕切壁138で、ま
た、負圧部材収納室132と自由インク収納室120と
の間は連通部116の形成された第2の仕切壁124で
それぞれ仕切られている。液体収納室134は連通口1
40を除いて密閉されることで、インクが一気に負圧発
生部材収納室132に導入されず、気液交換に伴ってイ
ンクは導入される構造を有する。また、連通部116の
距離は短く、ここには負圧発生部材130に含浸インク
142として留まることができずに負圧発生部材130
の上部に染み出したインクである自由インクが留まらな
くなっている。
【0029】さらに、負圧発生部材収納室132には負
圧発生部材130に含浸されたインク136を外部に供
給するための供給口114が形成されており、また、自
由インク収納室120には大気と連通している大気連通
口112が形成されているとともに、上部内壁にリブ2
8が設けられている。
【0030】次に、図1に示したインクタンク110の
物流後の状態を図2を用いて説明する。
【0031】インクタンク110の物流により、液体収
納室134内に液体収納室内の気泡158及び負圧発生
部材収納室132内に負圧発生部材収納室内の気泡15
6が生じている。
【0032】通常、1気圧付近の環境下で開封される場
合はインクタンク110内の空気の体積に変化は少なく
特に開封前後でのインクの移動は起きない。
【0033】しかし、高地での開封など、減圧下での開
封では負圧発生部材収納室内の気泡156及び液体収納
室内の気泡158が膨張することとなる。開封前のイン
クタンク110内の気圧をPt、開封環境の気圧をPo
負圧発生部材収納室内の孤立した気泡156の体積をV
p、液体収納室内の気泡158の体積をVlとすると、負
圧発生部材140中の気液界面152を押し上げるイン
クの体積Viは、 Vi=(Pt/Po―1)×(Vp+Vl) となる。
【0034】負圧発生部材中のバッファ部154の吸収
できるインクの体積Vbが気液界面152を押し上げる
インクの体積Viより大きいときは、含浸インク142
の気液界面152は上昇することとなるが、負圧発生部
材130の上部のバッファ部154が気液界面152の
上昇分のバッファとなり、自由インクが連通部116を
通って自由インク収納室120へと流れ込むことはな
い。
【0035】ところが、物流時のインク移動による負圧
発生部材収納室内の気泡156の体積Vp及びバッファ
体積Viの減少、あるいは液体収納室内の気泡158の
体積V lの増加や、開封前のインクタンク110内の気
圧Pt、あるいは開封環境の気圧Poの変化により気液界
面152を押し上げるインクの体積Viがバッファ体積
bを越えたときには、バッファ部154で吸収しきれ
ないインク量Vo=Vi−Vbは自由インク収納室120へ
流れ込むようになっている。
【0036】図3に連通部116を経て多孔質部材12
2にインクが含浸された状況を示す。
【0037】自由インク収納室120には、連通部11
6を経て自由インク収納室120に流入したインクを保
持するのに十分な毛管力を有する多孔質部材122が挿
入されているため、多孔質部材122に含浸したインク
160が不用意に負圧発生部材収納室132内に戻るこ
とはない。
【0038】この構成において、負圧発生部材収納室内
の気泡156の体積Vp及び負圧発生部材収納室内の気
泡156の体積Vpは物流の条件により変化するが、最
大値はインクタンクの内容積、インクの注入量などで決
定される負圧発生部材収納室132及び液体収納室13
4の空気量より求められ、また、Poは通常開封される
環境としてほぼ限定できることから、気液界面152を
押し上げるインクの体積Viの最大値は限定できること
となる。このため、押し上げられる最大のインクの体積
i<自由インク収納室120のインク収納量Vfと設計
すれば、あらゆる物流状態を経たインクタンクでも開封
時の大気連通口112からのインク漏れなどを抑制する
ことができる。
【0039】また、本実施形態では、開封時には負圧発
生部材収納室132から自由インク収納室120へイン
クが勢いよく流れ出てくるので、自由インクが直接大気
連通口112から外部に噴き出さないように自由インク
を底面方向に流すリブ28を設けている。このリブ28
を底面近くまで延長することで、自由インク収容室12
0内の多孔質部材122の下部から自由インクを流入さ
せ多孔質部材122のインク吸収効率を上げることもで
きる。
【0040】(第2の実施形態)次に、図4に本発明の
第2の実施形態のインクタンク210の概略構成断面図
を示す。
【0041】インクタンク210は、インク236が収
納されている液体収納室234と、負圧発生部材230
が収納されている負圧発生部材収納室232と、多孔質
部材222が収納されている自由インク収納室220と
を有する。
【0042】ただし、第1の実施形態と異なり、自由イ
ンク収納室220は、液体収納室234と負圧部材収納
室232との間に配置され、第2の仕切壁224及び第
3の仕切壁226で仕切られている。
【0043】この他の本実施形態のインクタンク210
の基本構成は、以下に説明するように第1の実施形態と
同様である。
【0044】すなわち、液体収納室234と負圧発生部
材収納室232とを仕切る第2の仕切壁224には、液
体収納室234からのインク236が負圧発生部材収納
室232内の負圧発生部材230へと流れ込むための連
通口240が形成されている。
【0045】また、負圧発生部材収納室232の側壁に
は負圧発生部材230に含浸された含浸インク242を
外部に供給するための供給口214が形成されるととも
に、第2の仕切壁224には、バッファ部254に保持
しきれなかった自由インクが自由インク収納室220に
流入するための連通部216が形成されている。
【0046】さらに、自由インク収納室220の上壁に
は自由インク収納室220に流入しようとする自由イン
クが大気連通口212から噴き出さないようにリブ22
8が設けられている。
【0047】以上のような構造とすることで、インクタ
ンク210の外形を凹凸の少ない外形とすることができ
るとともに、大気連通口212をインクタンク210の
中央部に配置することができる。図示しないが、通常、
大気連通口212は、インクタンク210内のインクの
蒸発量を抑えた上で外気と連通させておく必要がある
が、本実施形態のように大気連通口212を中央部に形
成できることで、大気連通口212の設計自由度が高ま
る。
【0048】このように構造は異なるが、機能的には第
1の実施形態と同様であるため、本実施形態も第1の実
施形態と同様に自由インクが大気連通口212より漏れ
ることはない。
【0049】(第3の実施形態)次に、図5に本発明の
第3の実施形態のインクタンク310の概略構成断面図
を示す。
【0050】本実施形態も第1及び第2の実施形態と同
様に、インクタンク310は、インク336が収納され
ている液体収納室334と、仕切壁338で液体収納室
334と仕切られた、負圧発生部材330が収納されて
いる負圧発生部材収納室332と、多孔質部材322が
収納されている自由インク収納室320とを有するが、
自由インク収納室320の配置位置が、液体収納室33
4と負圧発生部材収納室332との下方に配置されてい
る点、および負圧発生部材収納室332から自由インク
収納室320への自由インクの通路として第1の連通部
316Aに加えて、負圧発生部材収納室332の下面に
第2の連通部316Bが形成されている点とが異なる。
本実施形態の自由インク収納室320は、側面に大気連
通口312が形成され、また、第2の仕切壁324と第
3の仕切壁326とで、負圧発生部材収納室332およ
び液体収納室334と仕切られている。
【0051】なお、図5では負圧発生部材収納室332
は、第1の連通部316Aにより仕切られているように
見えるが、右側の負圧発生部材収納室332と左側の負
圧発生部材収納室332とはつながっている。すなわ
ち、第1の連通部316Aは負圧発生部材330を貫通
して負圧発生部材収納室332の上面に設けられたパイ
プ状のものであり、負圧発生部材330も右側の負圧発
生部材330と左側の負圧発生部材330とは一体であ
り、第1の連通部316Aが貫通可能な貫通穴が形成さ
れた形状のものである。
【0052】本実施形態の場合、上述したように自由イ
ンク収納室320が負圧発生部材収納室332の下方に
設けられているとともに、負圧発生部材収納室332の
下面の第2の仕切壁324に第2に連通部316Bが形
成されているために、負圧発生部材330が負圧を発生
するまで自由インク収納室320に自由インクが落下し
続ける構造となっている。
【0053】以上のような構造であるため、本実施形態
も第1および第2の実施形態と同様に自由インクが大気
連通口312より漏れることはない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、液体収納部に液体
を収納し、液体収納容器を封入する際の大気圧よりも、
物流後で、液体収納容器の開封時の大気圧が低い場合に
生じる、負圧発生部材収納部の負圧発生部材に収納しき
れない液体が自由液体収納容器に保持される。これによ
り、物流後に開封された液体収納容器からの、物流条件
及び開封気圧条件の影響による液体の漏洩を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のインクタンクの概略
構成断面図である。
【図2】図1に示したインクタンクの物流後の状態を説
明する図である。
【図3】多孔質部材にインクが含浸された状況を説明す
る図である。
【図4】本発明の第2の実施形態のインクタンクの概略
構成断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態のインクタンクの概略
構成断面図である。
【図6】従来のインクタンクの概略構成断面図の一例で
ある。
【図7】図6に示した従来のインクタンクの物流後の状
態を説明する図である。
【符号の説明】
28、228 リブ 110、210、310 インクタンク 112、212、312 大気連通口 114、214 供給口 116、216 連通部 120、220、320 自由インク収納室 122、222、322 多孔質部材 124、224、324 第2の仕切壁 130、230、330 負圧発生部材 132、232、332 負圧発生部材収納室 134、234、334 液体収納室 136、236、336 インク 138、338 仕切壁 140、240 連通口 142 含浸インク 152 気液界面 154、254 バッファ部 156 負圧発生部材収納室内の孤立した気泡 158 液体収容室内の気泡 226、326 第3の仕切壁 316A 第1の連通部 316B 第2の連通部
フロントページの続き (72)発明者 土井 健 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA16 KC11 KC13 KC17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に液体を供給するための供給部を備
    え、内部に液体を保持する負圧発生部材を収納する負圧
    発生部材収納室と、 前記負圧発生部材収納室と連通し、前記負圧発生部材収
    納室との連通を除いて実質的な密閉空間を形成するとと
    もに、該密閉空間に液体を収納する液体収納室と、 連通口を介して前記負圧発生部材収納室と連通するとと
    もに、大気と連通する大気連通口が形成され、前記連通
    口から導入された自由液体を保持する第2の負圧発生部
    材を収納する自由液体収納室とを有する液体収納容器。
  2. 【請求項2】 前記自由液体収納室の体積は、 Vf≧(Pt/Po―1)×(Va+Vl) Pt:開封前の前記液体収納容器内の気圧 Po:開封環境の気圧 Va:前記負圧発生部材収納室内の空気の体積 Vl:前記液体収納室内の気泡の体積 Vf:前記自由液体収納室の体積 を満たす体積である請求項1に記載の液体収納容器。
  3. 【請求項3】 前記自由液体収納室の内壁には、前記連
    通口と前記大気連通口とを部分的に仕切るリブが形成さ
    れている請求項1または2に記載の液体収納容器。
  4. 【請求項4】 前記自由液体収納室は、前記負圧発生部
    材収納室と前記液体収納室との間に配置されている請求
    項1ないし3のいずれか1項に記載の液体収納容器。
  5. 【請求項5】 前記自由液体収納室は、前記負圧発生部
    材収納室および前記液体収納室の下方に配置されている
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体収納容
    器。
  6. 【請求項6】 前記第2の負圧発生部材は多孔質部材か
    らなる請求項1ないし5のいずれか1項に記載の液体収
    納容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106739527A (zh) * 2015-11-25 2017-05-31 周利平 打印机智能供墨系统
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