JP2002361899A - インクカートリッジ及びこれを備えたプリンタ - Google Patents
インクカートリッジ及びこれを備えたプリンタInfo
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Abstract
いインクカートリッジを提供すること。 【解決手段】本発明に係るインクカートリッジ40は、
インクを含浸させた含浸体54を収容可能な大きさで開
口したインク供給室52Aと、廃インクを吸収する吸収
体56を収容可能な大きさで開口したインク廃棄室56
とが分割されて構成されたカートリッジケース50と、
インク供給室52Aの開口部分及びインク廃棄室53の
開口部分の双方を覆うことが可能なカートリッジカバー
60とを備え、このカートリッジカバー60には、イン
ク供給室52A及びインク廃棄室53の双方を密封され
た状態で連通するための通路溝63が設けられているこ
とを特徴とする。
Description
式のプリンタに用いられるインクカートリッジに関し、
特に、インクカートリッジのインク漏れを防止する技術
に関する。
ヘッドのノズルからインクを噴射して印字を行うプリン
タにおいては、印字ヘッドにインクを供給するためのイ
ンクカートリッジが用いられている。
ば、箱状の容器にインク供給室を有し、このインク供給
室が、インク貯蔵室とインク含浸室の2室に分割された
ものが知られている。
おり、そのインク液の一部が、インク含浸室に収容され
た含浸体にしみ込むようになっている。
体に含まれるインクが印字ヘッドに吸引される際に一時
的に負圧になるため、インク含浸室の上部に通気口を設
け、この通気口を介して大気と一部連通することによっ
て急激な圧力変化が抑えられるようになっている。
うな従来のインクカートリッジにおいては、例えば印字
の際にインク供給室全体が負圧になった状態で、外部の
温度が上昇すると、インク貯蔵室に含まれる空気が膨張
し、インク貯蔵室内のインクがインク含浸室に押し出さ
れて通気口から吹き出すおそれがあった。
量を、負圧下で外部の温度が上昇しても通気口から吹き
出さない程度の液面の高さに制限しなければならないと
いう問題があった。
ンク貯蔵室を設けず、直接インクを含ませた含浸体をイ
ンク供給室に収容したものも知られているが、このよう
なインクカートリッジにあっても、インクを含浸させる
際に含浸体に気泡が含まれた場合には、その気泡が負圧
下で外部の温度上昇に伴って膨張し、インクが含浸体か
ら押し出されて通気口から吹き出すおそれがあるため、
上記の場合と同様、含浸体に含ませるインク量を制限し
なければならなかった。
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は、インクを容量一杯に充填してもインク漏れしないイ
ンクカートリッジを提供することにある。
になされた本発明は、インクを充填可能な大きさで開口
したインク供給室と、廃インクを吸収する吸収体を収容
可能な大きさで開口したインク廃棄室とが分割して構成
され、かつ、有底の箱状に形成されたカートリッジ体
と、インク供給室の開口部分及びインク廃棄室の開口部
分の双方を覆うことが可能であって、少なくともインク
供給室を密封することが可能なカートリッジカバーとを
備え、インク供給室とインク廃棄室を連通する通路が設
られていることを特徴とするインクカートリッジであ
る。
カートリッジカバーには、インク供給室及びインク廃棄
室の双方を密封された状態で連通するための通路が設け
られていることを特徴とする。
室との間に密封した状態の通路を設けることにより、負
圧下で外部の温度が上昇しても、インクカートリッジか
らインクが吹き出すことを防止できるため、インク供給
室一杯にインクを充填することが可能になる。
を含浸させた含浸体を収容可能に構成されていることも
効果的である。
インクを充填するため複数のインク供給室に分割された
場合、カートリッジ体の底部分又はカートリッジカバー
には、各インク供給室とインク廃棄室の双方を密封され
た状態で連通するための通路が互いに異なる経路で設け
られていることも効果的である。
ク供給室を一体化させた場合でも、インクが吹き出すこ
とを防止して各インク供給室一杯にそれぞれのインクを
充填することができる。
又はカートリッジカバーには、通路を密封するための通
路カバーが当該通路を塞いだ状態で設けられていること
も効果的である。
ことにより、通路を密封することができる。
ルムからなり、加熱による溶融によってカートリッジ体
の底部分又はカートリッジカバーに固着されていること
も効果的である。
ジカバーに密着させることにより、カートリッジカバー
と通路カバーの間からインクが漏れるのを防ぎ、また、
インクカートリッジからインクが蒸発するのを防ぐこと
ができる。
の底部分又はカートリッジカバー上においてインク供給
室と連通する第1の連通口とインク廃棄室の連通する第
2の連通口との間を蛇行して結ぶように形成されている
ことも効果的である。
自体が揺れたとしても、インク廃棄室内の廃インクが、
通路に沿って何回も蛇行するため、インク供給室に侵入
すること防止できる。
びインク廃棄室の隔壁に設けられていることにより、イ
ンクが漏れるのを防ぎ、また、インクカートリッジから
インクが蒸発するのを防ぐことができる。
通口は、吸収体から離れるような位置に配置されている
ことも効果的である。
自体が揺れたとしても、インク廃棄室では、吸収体内の
廃インクが第2の連通口から通路に逆流することを防止
できる。
傍には、せき止め部が通路の一部を塞いだ状態で設けら
れていることも効果的である。
自体が揺れたとしても、インク廃棄室では、吸収体内の
廃インクが第2の連通口から通路に逆流することを防止
できる。
はカートリッジカバーには、インク廃棄室が大気と連通
するための通気口か設けられていることも効果的であ
る。
室の一部を大気と連通させることによって、第2の連通
口、通路、第1の連通口を通して、インク供給室の一部
も大気と連通するため、インク供給室で含浸体がインク
を吸収されても、この中での急激な圧力変化を抑えるこ
とができる。
のインクカートリッジと、そのインクカートリッジを装
着可能に構成されたカートリッジホルダとを備えたこと
を特徴とするカートリッジ装置である。
用しうるカートリッジ装置を得ることができる。
リッジ装置と、そのインク供給室と所定のインク供給経
路を経て連通可能に接続された印字ヘッドと、そのイン
ク廃棄室と所定のインク廃棄経路を経て連通可能に接続
されたヘッドキャップとを備え、印字ヘッドは、インク
供給室から供給されたインクを噴射可能に構成される一
方で、ヘッドキャップは、印字ヘッドから廃インクをイ
ンク廃棄室に吸収させるように構成されていることを特
徴とするプリンタである。
用しうるプリンタを得ることができる。
リッジ及びこれを適用するプリンタの好ましい実施の形
態を図面を参照して詳細に説明する。
ジが用いられるプリンタについて通路の概略構成を示す
図である。図2は、同インクカートリッジの概略構成を
示す斜視図である。
ジカバーの上側からみた斜視図、図3(b)、(c)
は、図3(a)の部分拡大図、図3(d)は、同カート
リッジカバーの下側からみた斜視図である。
ジケースの水平面で切断した断面図、図4(b)は、同
カートリッジケースの鉛直面(図4(a)のP−Pを通
る面)で切断した断面図である。
タ1は、インクジェット方式によるもので、印字ヘッド
機構10と、クリーニング機構20と、カートリッジ装
置30とを備えている。
有し、この印字ヘッド11は、所定の紙経路の幅方向に
延びるキャリッジ軸12に移動可能に支持されている。
また、印字ヘッド11は、図示しない駆動モータからの
動力を歯車等を介して受けるように構成されている。こ
のような印字ヘッド11には、インク液滴を所定の電圧
の印加により噴射可能なノズル面12が形成されてい
る。
21を有し、このヘッドキャップ21が紙経路の範囲外
になるような部位に配設されている。ヘッドキャップ2
1は、印字ヘッド11のノズル面12を覆うことが可能
な大きさに形成され、廃インク吸引管22を介して廃棄
ポンプ23と連通可能に接続されている。
ルダ31と、後述するインクカートリッジ40とを有
し、このインクカートリッジ40がカートリッジホルダ
31に着脱可能に構成されている。
間のインク供給経路については、カートリッジホルダ4
0が、インク吸引管71を介して印字ヘッド11と連通
可能に接続される。カートリッジ装置30とクリーニン
グ機構20との間のインク廃棄経路については、カート
リッジホルダ40が、廃インク排出管72を介して廃棄
ポンプ23と連通可能に接続されている。
カートリッジ40は、カートリッジケース50と、カー
トリッジカバー60とを有している。
リッジケース50は、上側に開口した直方体状のもの
で、隔壁51によってインク供給室52とインク廃棄室
53とに完全に分割され、さらに、インク供給室は5
2、インク含浸室52Aとインク貯蔵室52Bとに一部
連通した状態で仕切られている。
されている。一方、インク含浸室52Aには、インクを
含浸可能な含浸体54が、インク含浸室52A内をその
上方側に少量の空間部分だけ残してほぼ一杯に占めた状
態で収容されている。そして、インク貯蔵室52Bのイ
ンク液が、インク含浸室52Aの含浸体54の一部に浸
されて含浸体54全体にしみ込むようになっている。
55が取り付けられている。この弁機構55は、インク
カートリッジ40がカートリッジホルダ30に装着され
た場合、インク吸引管71と接続するように構成されて
いる。
ヘッド11と連通し、印字ヘッド11を駆動することに
より、インク含浸室52Aの含浸体54に含まれるイン
クが、インク吸引管71を介して印字ヘッド11に供給
されるようになっている。
能な吸収体56が、インク廃棄室53内をその上方側に
少量の空間部分だけ残してほぼ一杯に占めた状態で収容
されている。
が取り付けられている。この弁機構57は、インクカー
トリッジ40がカートリッジホルダ30に装着された場
合、廃インク排出管72と接続するように構成されてい
る。
ップ21上に配置された印字ヘッド11に対して、廃棄
ポンプ23の作動により、印字ヘッド11内の廃インク
が、廃インク排出管72を介してインク廃棄室53の吸
収体56に吸収されるようになっている。
うに、カートリッジカバー60は、例えばポリプロピレ
ン等の樹脂を用いて、カートリッジケース50の開口部
分を塞ぐ大きさの薄板状に形成されるもので、カートリ
ッジケース50に振動溶着等で固着されている。
室52Aを大気側と連通可能な第1の連通口61と、イ
ンク廃棄室53を大気側と連通可能な第2の連通口62
とが形成されている。
は、第1の連通口61と第2の連通口62とを結ぶ通路
溝63が、所定の深さで設けられている。この通路溝6
3は、第1の連通口61と第2の連通口62との間で所
定の経路長をもつように蛇行して形成され、本実施の形
態の場合、例えば、異なる2方向に延びる複数の経路を
直列的につなぐように形成されている。
に、このようなカートリッジカバー60には、通路カバ
ー65が通路溝63や第1、第2の連通口61、62を
密封した状態で固着されている。この通路カバー65
は、加熱によりカートリッジカバー60とともにこれら
の一部を溶融させて互いに密着させる観点から、カート
リッジカバー60に近い溶融温度の樹脂(本実施の形態
の場合、ポリプロピレン)を含む積層フィルム用いて形
成されている。この通路カバー65は、積層フィルムの
他に、接着材付きシールでもよい。
との間には、インク含浸室52A及びインク廃棄室の双
方の間に密封されたインクの経路が形成されるようにな
っている。
3の第2の連通口62の近傍には、せき止め部66が通
路溝63の一部を塞いだ状態で形成されている。
ク廃棄室53を大気側に連通するための通気口67が形
成されている。この通気口67は、インクカートリッジ
40を使用する前の状態では通路カバー65の一部によ
って覆われているが、インクカートリッジ40を使用す
る段階では、通路カバー65の一部が外されることによ
って大気と連通するようになっている。
合、インクカートリッジ40がカートリッジホルダ31
に装着されると、このインクカートリッジ40は、印字
ヘッド11との間でインク供給経路を閉じるとともに、
ヘッドキャップ21との間でインク廃棄経路を閉じる。
加されると印字ヘッド11が印字を行い、この際消費さ
れるインク量に応じたインクが、インク含浸室52Aの
含浸体54から吸収されて印字ヘッド11に供給され
る。
を通してほぼ大気圧と等しい圧力に保たれるものの、イ
ンク供給室52全体がインクの吸引により一時的に大気
圧より低い負圧になる。
ンク貯蔵室52Bに含まれる空気や、インク含浸室52
Aの含浸体54に含まれる空気の膨張により、インクが
インク含浸室52Aの第1の連通口61から吹き出たと
しても、そのインクは、カートリッジカバー60と通路
カバー65との間で密封された通路溝63内に流し込ま
れる。
あっても、通路溝63は、蛇行しているため、第1、第
2の連通口61、62の間を直線的に結ぶ経路とした場
合よりも容積が大きくなり、長期間、通路溝63内一杯
にインクが満たされることはなく、しかも、通路溝63
は通路カバー65で塞がれているため、通路溝63内の
インクや含浸体54に含まれるインクは蒸発しない。
てインクが溢れた場合であっても、そのインクは、イン
ク廃棄室53の第2の連通口62から落ちて吸収体56
に吸収される。
れたとしても、インク廃棄室53では、第2の連通口6
2が吸収体56から離れているため、吸収体56内の廃
インクが第2の連通口62から通路溝63に逆流するこ
とはなく、仮に、廃インクが第2の連通口62から通路
溝63内に侵入したとしても、その廃インクは、せき止
め部66でせき止められ、さらに、通路溝63に沿って
何回も蛇行するため、インク含浸室52Aの第1の連通
口61にはたどり着かない。
図6(a)、(b)を用いて説明する。通路溝63をカ
ートリッジカバー60ではなく、インク供給室52とイ
ンク廃棄室53とを仕切る隔壁51に凹状に設ける。通
路溝63はインク供給室52Aとインク廃棄室53とを
連通するように形成されており、カートリッジカバー6
0が、カートリッジケース50に溶融によって固着され
ても通路溝63が埋まらない深さを有している。そし
て、インク供給室52Aは、通路溝73を介して、通気
口67によって大気と連通する。以上述べたように本実
施の形態によれば、インク含浸室52Aとインク廃棄室
53との間に密封した状態の通路を形成したことから、
インク供給室52内において負圧下で外部の温度の上昇
に伴い、空気の膨張によりインク供給室52からインク
が追い出されてもそのインクをインク廃棄室53側に流
し込むことによって、インクカートリッジ40からイン
クが吹き出すことを防止できるため、インク含浸室52
Aの第1の連通口61の位置に関係なく、インク貯蔵室
52B一杯にインクを充填することが可能になる。
52A及びインク貯蔵室52B(インク供給室52)と
インク廃棄室53とを一体化にしていることから、カー
トリッジカバー60に通路溝63を形成してこれを通路
カバー65で密封すれば足りるため、簡素な構成であり
ながら、インクを容量一杯に充填してもインク漏れしな
いインクカートリッジ40を得ることができる。
室53内で吸収体56から第2の連通口62を離し、そ
の近傍でインクをせき止めるようにしたことと併せて、
通路溝63を蛇行するようにしたことから、インク廃棄
室53内の廃インクがインク含浸室52Aに逆流するこ
とを防止できる。
ー65を熱による溶融によってカートリッジカバー60
に固着して通路溝63を密封するようにしたことから、
カートリッジカバー60と通路カバー65の間からイン
クが漏れるのを防ぎ、また、インクカートリッジ40内
からインクが蒸発するのを防ぐことができる。
ク廃棄室53の一部を通気口67により大気と連通する
ようにしたことから、第2の連通口62、通路溝63、
第1の連通口61を通して、インク含浸室52Aの一部
も大気と連通するため、インク含浸室52Aで含浸体5
4がインクを吸収されても、インク供給室52全体の急
激な圧力変化を抑えることができる。
る場合には、通気カバー65を必要とせず、また、イン
ク供給室52とインク廃棄室53がカートリッジ内部で
連通するため、インクが漏れをより確実に防ぐことがで
きる。
ることなく、種々の変更を行うことができる。
クで印字するプリンタに用いられるインクカートリッジ
の例を示したが、本発明は、二種以上のインクで印字す
るプリンタに適用することも可能である。
インクカートリッジを用意して、それぞれ、印字ヘッド
やヘッドキャップに別個の経路を経て接続するようにす
ればよく、適宜、インクカートリッジからインク廃棄室
を省くことも可能である。
を、数種の色ごとに複数分割したもの(例えば、黒イン
ク供給室と赤インク供給室)とした場合、カートリッジ
カバーには、黒通路溝と、赤通路溝とを別個に設ければ
よい。
ク供給室をインク含浸室とインク貯蔵室とに仕切ったも
のとしたが、インク供給室をインク含浸室のみとするこ
ともでき、この場合、上記実施の形態と同様、含浸体の
容量一杯にインクを含ませ、さらに、その含浸体をイン
ク含浸室の容積一杯に詰め込んでもインク漏れを防止す
ることができる。
カートリッジカバーに通路溝を設けたが、本発明は、カ
ートリッジケースの底部分に通路溝を設けることも可能
である。
ク供給室とインク廃棄室との間に密封した状態の通路を
設けることにより、負圧下で外部の温度が上昇しても、
インクカートリッジからインクが吹き出すことを防止で
きるため、インク供給室一杯にインクを充填することが
可能になる。
のインク供給室を一体化させた場合でも、各インク供給
室とインク廃棄室の双方を互いに異なる経路で通路を設
けることにより、インクが吹き出すことを防止して各イ
ンク供給室一杯にそれぞれのインクを充填することがで
きる。
路を塞いで密封することにより、インクカートリッジか
らインクが蒸発するのを防ぐことができる。
ンク供給室と連通する第1の連通口とインク廃棄室の連
通する第2の連通口との間で蛇行させることにより、何
らかの原因でインクカートリッジ自体が揺れたとして
も、インク廃棄室内の廃インクが、通路に沿って何回も
蛇行するため、インク供給室に侵入すること防止でき
る。
給室とインク廃棄室の隔壁に設けることにより、インク
供給室とインク廃棄室がカートリッジ内部で連通するた
めインク漏れを、より確実に防ぐことができる。
るプリンタについて通路の概略構成を示す図である。
である。
上側からみた斜視図である。 (b)(c):図3(a)の部分拡大図である。 (d):同カートリッジカバーの下側からみた斜視図で
ある。
水平面で切断した断面図である。 (b):同カートリッジケースの鉛直面(図4(a)の
P−Pを通る面)で切断した断面図である。
水平面で切断した断面図である。 (b):同カートリッジケースの鉛直面(図4(a)の
Q−Qを通る面)で切断した断面図である。
Claims (13)
- 【請求項1】インクを充填可能な大きさで開口したイン
ク供給室と、廃インクを吸収する吸収体を収容可能な大
きさで開口したインク廃棄室とが分割して構成され、か
つ、有底の箱状に形成されたカートリッジ体と、 前記インク供給室の開口部分及び前記インク廃棄室の開
口部分の双方を覆うことが可能であって、少なくとも前
記インク供給室を密封することが可能なカートリッジカ
バーとを備え、 前記インク供給室と前記インク廃棄室を連通する通路が
設けられていることを特徴とするインクカートリッジ。 - 【請求項2】前記カートリッジ体の底部分又は前記カー
トリッジカバーには、前記インク供給室及び前記インク
廃棄室の双方を密封された状態で連通するための通路が
設けられていることを特徴とするインクカートリッジ。 - 【請求項3】前記インク供給室は、インクを含浸させた
含浸体を収容可能に構成されていることを特徴とする請
求項1又は2記載のインクカートリッジ。 - 【請求項4】前記カートリッジ体が異なるインクを充填
するため複数のインク供給室に分割された場合、前記カ
ートリッジ体の底部分又は前記カートリッジカバーに
は、各インク供給室と前記インク廃棄室の双方を密封さ
れた状態で連通するための通路が互いに異なる経路で設
けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
か1項記載のインクカートリッジ。 - 【請求項5】前記カートリッジ体の底部分又は前記カー
トリッジカバーには、前記通路を密封するための通路カ
バーが当該通路を塞いだ状態で設けられていることを特
徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のインクカ
ートリッジ。 - 【請求項6】前記通路カバーは、樹脂フィルムからな
り、加熱による溶融によって前記カートリッジ体の底部
分又は前記カートリッジカバーに固着されていることを
特徴とする請求項5記載のインクカートリッジ。 - 【請求項7】前記通路は、前記カートリッジ体の底部分
又は前記カートリッジカバー上において前記インク供給
室と連通する第1の連通口と前記インク廃棄室の連通す
る第2の連通口との間を蛇行して結ぶように形成されて
いることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記
載のインクカートリッジ。 - 【請求項8】前記通路が、前記インク供給室及び前記イ
ンク廃棄室の隔壁に設けられていることを特徴とする請
求項1又は2のいずれか1項記載のインクカートリッ
ジ。 - 【請求項9】前記インク廃棄室の第2の連通口は、前記
吸収体から離れるような位置に配置されていることを特
徴とする請求項7又は8記載のインクカートリッジ。 - 【請求項10】前記通路の第2の連通口の近傍には、せ
き止め部が当該通路の一部を塞いだ状態で設けられてい
ることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項記載
のインクカートリッジ。 - 【請求項11】前記カートリッジ体の底部又は前記カー
トリッジカバーには、インク廃棄室が大気と連通するた
めの通気口が設けられていることを特徴とする請求項1
乃至10のいずれか1項記載のインクカートリッジ。 - 【請求項12】請求項1乃至10のいずれか1項記載の
インクカートリッジと、 当該インクカートリッジを装着可能に構成されたカート
リッジホルダとを備えたことを特徴とするカートリッジ
装置。 - 【請求項13】請求項12記載のカートリッジ装置と、 当該インク供給室と所定のインク供給経路を経て連通可
能に接続された印字ヘッドと、 当該インク廃棄室と所定のインク廃棄経路を経て連通可
能に接続されたヘッドキャップとを備え、 前記印字ヘッドは、当該インク供給室から供給されたイ
ンクを噴射可能に構成される一方で、前記ヘッドキャッ
プは、前記印字ヘッドから廃インクを当該インク廃棄室
に吸収させるように構成されていることを特徴とするプ
リンタ。
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070828 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070904 |