JP2001205820A - ２部分からなるふたを有するインクジェット・ペンおよび充填方法 - Google Patents
２部分からなるふたを有するインクジェット・ペンおよび充填方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 良好なインク充填を保証するインクカートリ
ッジ及びその充填方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも１つの内部インク槽と液通し
たプリントヘッドのノズルアレイを有するインクジェッ
トのカートリッジ２０用のインク充填キット１５０であ
って、充填供給液体インクを保持する少なくとも１つの
インク・チャンバ１６２、１６４、１６６と、該少なく
とも１つのインク・チャンバに通じる少なくとも１つの
突出した中空のニードル１７４、１７６、１７８とを含
むインク供給部１６０と、充填手続き中に前記プリント
ヘッドのノズルアレイに真空を印加して、前記ノズルア
レイを通じて空気を抜くためのシステム１８０、１９２
とを含むキット１５０を提供する。
ッジ及びその充填方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも１つの内部インク槽と液通し
たプリントヘッドのノズルアレイを有するインクジェッ
トのカートリッジ２０用のインク充填キット１５０であ
って、充填供給液体インクを保持する少なくとも１つの
インク・チャンバ１６２、１６４、１６６と、該少なく
とも１つのインク・チャンバに通じる少なくとも１つの
突出した中空のニードル１７４、１７６、１７８とを含
むインク供給部１６０と、充填手続き中に前記プリント
ヘッドのノズルアレイに真空を印加して、前記ノズルア
レイを通じて空気を抜くためのシステム１８０、１９２
とを含むキット１５０を提供する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リントに関し、より詳細には、インクジェット・ペンの
充填技術およびそのようなペンのケース構造に関する。
リントに関し、より詳細には、インクジェット・ペンの
充填技術およびそのようなペンのケース構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット・プリンタは現在、パー
ソナル・コンピュータ、グラフィック・プロッタ、ファ
クシミリ、その他用途におけるプリント機能用に広範囲
に用いられている。このようなプリンタは、通常、供給
インクを保持しインクジェットのプリントヘッドを担持
する交換式または半永久的なプリントカートリッジを含
む。カートリッジは、通常、プリンタのキャリッジ内に
固定されている。プリンタのキャリッジは、プリント媒
体の上方で１つまたは複数のカートリッジを支持し、媒
体がプリンタ内を通って移動する方向を横切る方向に媒
体を横切る。カートリッジ外側に取り付けたフレキシブ
ル配線回路によって、プリントヘッドへの電気接続がな
されている。キャリッジの容器の方も対応する電気回路
を有しており、カートリッジがキャリッジ内に取付けら
れると、この電気回路の露出した接触パッドがカートリ
ッジの相互接続パッドに接触する。それぞれのプリント
ヘッドには基板およびノズル板構造に規定した多数の小
さなノズルが含まれており、これらのノズルは、相互接
続パッドに印加した電気信号によって選択的に加熱され
て、制御された方法でインク滴をプリント媒体上へと噴
出する。カートリッジは、カートリッジ内に保持されて
いる内部供給部を補充する補助供給インクに接続可能で
あってもよい。
ソナル・コンピュータ、グラフィック・プロッタ、ファ
クシミリ、その他用途におけるプリント機能用に広範囲
に用いられている。このようなプリンタは、通常、供給
インクを保持しインクジェットのプリントヘッドを担持
する交換式または半永久的なプリントカートリッジを含
む。カートリッジは、通常、プリンタのキャリッジ内に
固定されている。プリンタのキャリッジは、プリント媒
体の上方で１つまたは複数のカートリッジを支持し、媒
体がプリンタ内を通って移動する方向を横切る方向に媒
体を横切る。カートリッジ外側に取り付けたフレキシブ
ル配線回路によって、プリントヘッドへの電気接続がな
されている。キャリッジの容器の方も対応する電気回路
を有しており、カートリッジがキャリッジ内に取付けら
れると、この電気回路の露出した接触パッドがカートリ
ッジの相互接続パッドに接触する。それぞれのプリント
ヘッドには基板およびノズル板構造に規定した多数の小
さなノズルが含まれており、これらのノズルは、相互接
続パッドに印加した電気信号によって選択的に加熱され
て、制御された方法でインク滴をプリント媒体上へと噴
出する。カートリッジは、カートリッジ内に保持されて
いる内部供給部を補充する補助供給インクに接続可能で
あってもよい。
【０００３】プリント品質を正確なものにするために、
取り外し可能なカートリッジはそれぞれ、キャリッジに
挿入されると対応するキャリッジ表面と係合してカート
リッジを正確に位置決めする基準面(datum surfaces)を
含んでいる。このようにして、カートリッジの供給イン
クが枯渇すると、そのカートリッジを新しいカートリッ
ジと交換することができ、その新しいカートリッジのプ
リントヘッドは、キャリッジに関して正確に位置決めさ
れる。従って、プリンタのキャリッジ容器とカートリッ
ジとはいっしょに設計され、カートリッジがキャリッジ
容器内に正確にはまり、それぞれの回路パッドと基準面
とが一致し、必要な時にカートリッジを取り外して新し
いカートリッジと交換することができるようにしてい
る。
取り外し可能なカートリッジはそれぞれ、キャリッジに
挿入されると対応するキャリッジ表面と係合してカート
リッジを正確に位置決めする基準面(datum surfaces)を
含んでいる。このようにして、カートリッジの供給イン
クが枯渇すると、そのカートリッジを新しいカートリッ
ジと交換することができ、その新しいカートリッジのプ
リントヘッドは、キャリッジに関して正確に位置決めさ
れる。従って、プリンタのキャリッジ容器とカートリッ
ジとはいっしょに設計され、カートリッジがキャリッジ
容器内に正確にはまり、それぞれの回路パッドと基準面
とが一致し、必要な時にカートリッジを取り外して新し
いカートリッジと交換することができるようにしてい
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様に従っ
て、少なくとも１つの内部インク槽と液通したプリント
ヘッドのノズルアレイを有するインクジェットのカート
リッジ内にインクを分配するインク充填キットが説明さ
れる。キットは、充填供給液体インクを保持するための
少なくとも１つのインク・チャンバを含むインク供給部
と、少なくとも前記１つのインク・チャンバに通じる少
なくとも１つの突出したニードルとを含んでなる。キッ
トは、充填手続き中にプリントヘッドのノズルアレイに
真空を印加してノズルアレイを通じて空気を抜く真空シ
ステムを含むことができる。充填手続き中にインクジェ
ットのカートリッジを所定位置に保持する固定システム
をさらに設けることができる。
て、少なくとも１つの内部インク槽と液通したプリント
ヘッドのノズルアレイを有するインクジェットのカート
リッジ内にインクを分配するインク充填キットが説明さ
れる。キットは、充填供給液体インクを保持するための
少なくとも１つのインク・チャンバを含むインク供給部
と、少なくとも前記１つのインク・チャンバに通じる少
なくとも１つの突出したニードルとを含んでなる。キッ
トは、充填手続き中にプリントヘッドのノズルアレイに
真空を印加してノズルアレイを通じて空気を抜く真空シ
ステムを含むことができる。充填手続き中にインクジェ
ットのカートリッジを所定位置に保持する固定システム
をさらに設けることができる。
【０００５】本発明の更なる一態様に従って、少なくと
も１つの内部インク槽と液通したプリントヘッドのノズ
ルアレイを有するインクジェットのカートリッジを充填
する方法が説明される。この方法は、充填供給液体イン
クを保持する少なくとも１つのインク・チャンバと、少
なくとも１つのインク・チャンバに通じる少なくとも１
つの突出したニードルとを含むインク供給部を設けるス
テップと、充填手続き中にインクジェットのカートリッ
ジをインク供給部に関して固定された位置に保持するス
テップであって、少なくとも１つの突出したニードルが
カートリッジの少なくとも１つの内部インク槽内へと延
びるステップと、インク供給部から少なくとも１つのニ
ードルを通じて少なくとも１つのインク槽内へとインク
を分配するステップと、充填手続き中にプリントヘッド
のノズルアレイに真空を印加して、ノズルアレイを通じ
て空気を抜くステップとを含んでなる。
も１つの内部インク槽と液通したプリントヘッドのノズ
ルアレイを有するインクジェットのカートリッジを充填
する方法が説明される。この方法は、充填供給液体イン
クを保持する少なくとも１つのインク・チャンバと、少
なくとも１つのインク・チャンバに通じる少なくとも１
つの突出したニードルとを含むインク供給部を設けるス
テップと、充填手続き中にインクジェットのカートリッ
ジをインク供給部に関して固定された位置に保持するス
テップであって、少なくとも１つの突出したニードルが
カートリッジの少なくとも１つの内部インク槽内へと延
びるステップと、インク供給部から少なくとも１つのニ
ードルを通じて少なくとも１つのインク槽内へとインク
を分配するステップと、充填手続き中にプリントヘッド
のノズルアレイに真空を印加して、ノズルアレイを通じ
て空気を抜くステップとを含んでなる。
【０００６】本発明の他の態様によれば、充填キットと
共に使用可能なインクジェットのカートリッジは、開放
領域（open region）を有するカートリッジのハウジン
グと、ハウジング上に取付けられたプリントヘッドと、
ハウジング内に規定されプリントヘッドと液通した少な
くとも１つの内部インク槽と、少なくとも１つの内部イ
ンク槽内に配置されたフォーム構造とを含んでいる。ハ
ウジングの開放領域を覆う２部分からなるふた構造が設
けられており、このふた構造は、ハウジングに永久的に
取付けられるふた部と、ふた構造の少なくとも１つの充
填ポートを覆う閉位置を有するカバー部とを含み、この
カバー部は、少なくとも１つの充填ポートに可動でアク
セスできるようになっている。
共に使用可能なインクジェットのカートリッジは、開放
領域（open region）を有するカートリッジのハウジン
グと、ハウジング上に取付けられたプリントヘッドと、
ハウジング内に規定されプリントヘッドと液通した少な
くとも１つの内部インク槽と、少なくとも１つの内部イ
ンク槽内に配置されたフォーム構造とを含んでいる。ハ
ウジングの開放領域を覆う２部分からなるふた構造が設
けられており、このふた構造は、ハウジングに永久的に
取付けられるふた部と、ふた構造の少なくとも１つの充
填ポートを覆う閉位置を有するカバー部とを含み、この
カバー部は、少なくとも１つの充填ポートに可動でアク
セスできるようになっている。
【０００７】本発明のこれらおよびその他の特徴および
利点は、添付の図面において示すその例示的実施形態の
以下の詳細な説明から、より明らかとなろう。
利点は、添付の図面において示すその例示的実施形態の
以下の詳細な説明から、より明らかとなろう。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の一態様は、高さの低いイ
ンクジェットプリントカートリッジの再充填技術であ
る。本出願は、引用することにより本明細書の一部をな
すものとする米国特許出願番号第０９／４４７，８４３
号公報および第０９／４７７，６４５号公報の一部継続
出願である。これらの引例には例示的な断面の小さいカ
ートリッジが説明されているが、代わりに他のカートリ
ッジをさらに用いて、本発明を実施することができる。
例示的なカートリッジの以下の説明は、一般的に、上述
の出願から取り入れられる。
ンクジェットプリントカートリッジの再充填技術であ
る。本出願は、引用することにより本明細書の一部をな
すものとする米国特許出願番号第０９／４４７，８４３
号公報および第０９／４７７，６４５号公報の一部継続
出願である。これらの引例には例示的な断面の小さいカ
ートリッジが説明されているが、代わりに他のカートリ
ッジをさらに用いて、本発明を実施することができる。
例示的なカートリッジの以下の説明は、一般的に、上述
の出願から取り入れられる。
【０００９】図１ないし図４に、小さい形状係数のイン
クジェットカートリッジ２０を示す。このカートリッジ
は、高さ寸法Ｈ１が比較的小さいことが特徴であり、こ
の例示的な実施形態において、Ｈ１は４５ｍｍ程度であ
る。これと比較して、通常の高さ寸法は、ヒューレット
・パッカード社が販売しているＨＰ５１６２９Ａ（黒イ
ンク）、５１６２９Ｇ（黒インク）、５１６４９Ａ（三
色）、および５１６４９Ｇ（三色）のカートリッジにつ
いては７２ｍｍである。幅寸法Ｗ１と深さ寸法Ｄ１は、
既に販売されているこれらのカートリッジと同じであ
り、Ｗ１およびＤ１の典型的な値はそれぞれ、３０．９
ｍｍおよび４８．３ｍｍである。小さい形状係数のカー
トリッジ２０は、例として高さの低いプリント装置やエ
ンターテインメントセンタープリンタ(entertainment c
enter printer)を含むさまざまな用途向けの有用性を有
している。
クジェットカートリッジ２０を示す。このカートリッジ
は、高さ寸法Ｈ１が比較的小さいことが特徴であり、こ
の例示的な実施形態において、Ｈ１は４５ｍｍ程度であ
る。これと比較して、通常の高さ寸法は、ヒューレット
・パッカード社が販売しているＨＰ５１６２９Ａ（黒イ
ンク）、５１６２９Ｇ（黒インク）、５１６４９Ａ（三
色）、および５１６４９Ｇ（三色）のカートリッジにつ
いては７２ｍｍである。幅寸法Ｗ１と深さ寸法Ｄ１は、
既に販売されているこれらのカートリッジと同じであ
り、Ｗ１およびＤ１の典型的な値はそれぞれ、３０．９
ｍｍおよび４８．３ｍｍである。小さい形状係数のカー
トリッジ２０は、例として高さの低いプリント装置やエ
ンターテインメントセンタープリンタ(entertainment c
enter printer)を含むさまざまな用途向けの有用性を有
している。
【００１０】カートリッジ２０は、カートリッジのハウ
ジング２２を含む。カートリッジのハウジング２２は、
通常、プラスチック材料でできており、そこに、例え
ば、接着剤または超音波溶接技術によって、頂端キャッ
プ、すなわち、ふた２４が取り付けられている。ハウジ
ングの下端には、底端キャップ、すなわち、鼻部２６が
取り付けられており、プリントヘッド２８（図２）を支
持している。ハウジング２２内には、少なくとも１つの
インク槽チャンバが形成されており、インク槽チャンバ
は、本例においてはフォーム材（発泡材）で満たされて
おり、供給インクを保持してプリント動作中にプリント
ヘッドに供給を行い、プリント動作中にインク滴をプリ
ント媒体上へと送出する。この例示的な実施形態におけ
るインクコンパートメントはインクを開放フォームセル
内に保持するフォーム構造（あわ構造）（図１には示さ
ず）を収容しており、当業者に周知のように、毛細管現
象によってわずかな負圧を作り出す。インク槽は、それ
ぞれのチャンバと液通したインク出口ポートを含む。
ジング２２を含む。カートリッジのハウジング２２は、
通常、プラスチック材料でできており、そこに、例え
ば、接着剤または超音波溶接技術によって、頂端キャッ
プ、すなわち、ふた２４が取り付けられている。ハウジ
ングの下端には、底端キャップ、すなわち、鼻部２６が
取り付けられており、プリントヘッド２８（図２）を支
持している。ハウジング２２内には、少なくとも１つの
インク槽チャンバが形成されており、インク槽チャンバ
は、本例においてはフォーム材（発泡材）で満たされて
おり、供給インクを保持してプリント動作中にプリント
ヘッドに供給を行い、プリント動作中にインク滴をプリ
ント媒体上へと送出する。この例示的な実施形態におけ
るインクコンパートメントはインクを開放フォームセル
内に保持するフォーム構造（あわ構造）（図１には示さ
ず）を収容しており、当業者に周知のように、毛細管現
象によってわずかな負圧を作り出す。インク槽は、それ
ぞれのチャンバと液通したインク出口ポートを含む。
【００１１】プリントヘッドは、この例示的な実施形態
においては、ハウジングおよび底端キャップに取付けら
れたＴＡＢフレキシブル回路の一部として製造されてお
り、槽出口ポートを通じて槽内の供給インクと液通した
２８Ａ（図２）として一般的に示される複数のインク噴
出オリフィスを含む。ＴＡＢ回路は更に、カートリッジ
の１組の電気接点パッドを含み、これらの接点パッド
は、ＴＡＢ回路を通じて、熱インクジェットのプリント
ヘッドの対応するノズル加熱抵抗器に相互接続されてい
る。カートリッジがキャリッジの容器内に取付けられる
と、カートリッジの１組の接点が対応する１組のキャリ
ッジの接点と接触し、駆動信号をプリントヘッドに供給
する。本発明から逸脱することなく、代わりに他のタイ
プのカートリッジ槽、プリントヘッド、および回路を用
いることができる。
においては、ハウジングおよび底端キャップに取付けら
れたＴＡＢフレキシブル回路の一部として製造されてお
り、槽出口ポートを通じて槽内の供給インクと液通した
２８Ａ（図２）として一般的に示される複数のインク噴
出オリフィスを含む。ＴＡＢ回路は更に、カートリッジ
の１組の電気接点パッドを含み、これらの接点パッド
は、ＴＡＢ回路を通じて、熱インクジェットのプリント
ヘッドの対応するノズル加熱抵抗器に相互接続されてい
る。カートリッジがキャリッジの容器内に取付けられる
と、カートリッジの１組の接点が対応する１組のキャリ
ッジの接点と接触し、駆動信号をプリントヘッドに供給
する。本発明から逸脱することなく、代わりに他のタイ
プのカートリッジ槽、プリントヘッド、および回路を用
いることができる。
【００１２】カートリッジ本体の頂端キャップ、すなわ
ち、ふた２４にはその一体的な一部として、ボス、すな
わち、斜角のついたラッチ部２４Ａおよびキーイング部
２４Ｂが形成されている。ラッチ部２４Ａは、カートリ
ッジがカートリッジを収容するようになっているキャリ
ッジの容器に挿入されると、それに対してキャリッジの
ラッチ部材が係合するラッチ掛け表面を提供するように
なっている。これを図３に示す。図３において、片持ち
梁になったラッチばね１０４を、カートリッジ本体に関
してラッチ掛けされた位置で示す。キーイング部２４Ｂ
は、カートリッジをキャリッジの容器内に取付ける時に
は、容器の対応するキーイング部と整合するように適用
される。
ち、ふた２４にはその一体的な一部として、ボス、すな
わち、斜角のついたラッチ部２４Ａおよびキーイング部
２４Ｂが形成されている。ラッチ部２４Ａは、カートリ
ッジがカートリッジを収容するようになっているキャリ
ッジの容器に挿入されると、それに対してキャリッジの
ラッチ部材が係合するラッチ掛け表面を提供するように
なっている。これを図３に示す。図３において、片持ち
梁になったラッチばね１０４を、カートリッジ本体に関
してラッチ掛けされた位置で示す。キーイング部２４Ｂ
は、カートリッジをキャリッジの容器内に取付ける時に
は、容器の対応するキーイング部と整合するように適用
される。
【００１３】図４は、キャリッジ１００内、特に、カー
トリッジ２０を収容するような寸法のキャリッジ容器１
０２内に取付けられたカートリッジ２０を示す。カート
リッジと容器とは、特に、カートリッジが横向きの容器
開口部、すなわち、ガイドシュートに挿入されるフロン
トローディングシステムとして用いるように構成され
る。ガイドシュートは、射出成形した部品として形成す
ることができ、シュートの底および左右側面には短い側
面構造を有している。キャリッジのラッチ部１０４およ
び容器のキーイング部１０６は、容器のシュートの頂側
に形成されている。従って、ガイドシュートは短い壁に
よって３側面に形成されており、これらの壁はカートリ
ッジ本体の短い一部に沿ってのみ延びている。カートリ
ッジ２０を容器のキャリッジ容器内に取付けるには、ま
ずある角度をつけてカートリッジの底をガイドシュート
に挿入し、次にカートリッジの背部を押して、ラッチば
ねをカートリッジのラッチ部に係合させる。
トリッジ２０を収容するような寸法のキャリッジ容器１
０２内に取付けられたカートリッジ２０を示す。カート
リッジと容器とは、特に、カートリッジが横向きの容器
開口部、すなわち、ガイドシュートに挿入されるフロン
トローディングシステムとして用いるように構成され
る。ガイドシュートは、射出成形した部品として形成す
ることができ、シュートの底および左右側面には短い側
面構造を有している。キャリッジのラッチ部１０４およ
び容器のキーイング部１０６は、容器のシュートの頂側
に形成されている。従って、ガイドシュートは短い壁に
よって３側面に形成されており、これらの壁はカートリ
ッジ本体の短い一部に沿ってのみ延びている。カートリ
ッジ２０を容器のキャリッジ容器内に取付けるには、ま
ずある角度をつけてカートリッジの底をガイドシュート
に挿入し、次にカートリッジの背部を押して、ラッチば
ねをカートリッジのラッチ部に係合させる。
【００１４】本発明の一態様に従って、コンパートメン
トが多数あるカートリッジ２０等のインクジェットカー
トリッジを充填または再充填する装置を提供する再充填
キット１５０が説明される。例示的な一実施形態におい
て、再充填システム１５０の主な構成要素は、固定具１
９０を含む再充填ステーションと、充填ニードルを含む
インク供給部１６０と、カートリッジの再充填時にカー
トリッジのノズルアレイの周りにシールを行って空気を
排気しカートリッジのプライミングを行うためのキャッ
ピングシステム１８０と、キャッピングシステムに接続
する真空源１９２と、取り外し不可能なふたを用いるカ
ートリッジのタイプについてはカートリッジの頂端ふた
に必要な再充填ポートを作る工具１９４、１９６とであ
る。以下により十分に説明するように、他の実施形態
は、カートリッジ上の取り外し可能なふた、すなわち、
カバーを用いて充填ポートを露出している。
トが多数あるカートリッジ２０等のインクジェットカー
トリッジを充填または再充填する装置を提供する再充填
キット１５０が説明される。例示的な一実施形態におい
て、再充填システム１５０の主な構成要素は、固定具１
９０を含む再充填ステーションと、充填ニードルを含む
インク供給部１６０と、カートリッジの再充填時にカー
トリッジのノズルアレイの周りにシールを行って空気を
排気しカートリッジのプライミングを行うためのキャッ
ピングシステム１８０と、キャッピングシステムに接続
する真空源１９２と、取り外し不可能なふたを用いるカ
ートリッジのタイプについてはカートリッジの頂端ふた
に必要な再充填ポートを作る工具１９４、１９６とであ
る。以下により十分に説明するように、他の実施形態
は、カートリッジ上の取り外し可能なふた、すなわち、
カバーを用いて充填ポートを露出している。
【００１５】図５（Ｂ）は、再充填キットを含む再充填
インク部１６０を用いた技術を示す。本実施形態におけ
る再充填部１６０は、一体的なハウジング構造を含み、
この構造において、外壁および内壁１６０Ａ、１６０Ｂ
が、複数のインク・チャンバ１６２、１６４、１６６を
規定している。
インク部１６０を用いた技術を示す。本実施形態におけ
る再充填部１６０は、一体的なハウジング構造を含み、
この構造において、外壁および内壁１６０Ａ、１６０Ｂ
が、複数のインク・チャンバ１６２、１６４、１６６を
規定している。
【００１６】ハウジング１６０は底面１６８を有する。
底面１６８は、カートリッジ２０の頂端ふた２４上に形
成された特徴２４Ｂと係合するキーイング部と、頂端ふ
た上に形成されたプッシュ部２４Ｆをクリアする凹みと
を含む。図５（Ｂ）の例示的な実施形態において、底面
１６８には、第１のチャンバ１６２の底にキーイング部
１７０が形成されており、正しい再充填キットが特定の
カートリッジ２０と共に用いられるよう保証する。底面
１６８には、第３のチャンバ１６６の底に、ふた表面か
ら突出しているプッシュ部２４Ｆをクリアする凹み１７
２が更に形成されている。
底面１６８は、カートリッジ２０の頂端ふた２４上に形
成された特徴２４Ｂと係合するキーイング部と、頂端ふ
た上に形成されたプッシュ部２４Ｆをクリアする凹みと
を含む。図５（Ｂ）の例示的な実施形態において、底面
１６８には、第１のチャンバ１６２の底にキーイング部
１７０が形成されており、正しい再充填キットが特定の
カートリッジ２０と共に用いられるよう保証する。底面
１６８には、第３のチャンバ１６６の底に、ふた表面か
ら突出しているプッシュ部２４Ｆをクリアする凹み１７
２が更に形成されている。
【００１７】この例示的な実施例において、チャンバ１
６２、１６４、１６６は、キーイング部１７０および凹
み特徴１７２が占める体積に関わらず、インクジェット
のカートリッジ２０の対応するインク・チャンバ４０、
４２、４４を再補充する液体インクを等しい体積だけ保
持するような大きさになっている。
６２、１６４、１６６は、キーイング部１７０および凹
み特徴１７２が占める体積に関わらず、インクジェット
のカートリッジ２０の対応するインク・チャンバ４０、
４２、４４を再補充する液体インクを等しい体積だけ保
持するような大きさになっている。
【００１８】インク供給部１６０の底面１６８からは、
複数の中空の充填ニードルが突出している。充填ニード
ルはそれぞれ、インク供給部１６０の対応するインク・
チャンバと液通している。ニードルは、カートリッジ２
０のチャンバ４０、４２、４４内のフォームを所定深さ
まで突き通るように設計され、良好なインク充填を保証
する。
複数の中空の充填ニードルが突出している。充填ニード
ルはそれぞれ、インク供給部１６０の対応するインク・
チャンバと液通している。ニードルは、カートリッジ２
０のチャンバ４０、４２、４４内のフォームを所定深さ
まで突き通るように設計され、良好なインク充填を保証
する。
【００１９】例えば、黒インクカートリッジ等、いくつ
かのカートリッジが単一のチャンバを有することが理解
されよう。この場合には、このようなカートリッジに対
応する再充填部１６０を、単一の大きなチャンバを有し
て構成することもできる。この単一の大きなチャンバ
は、好ましくは３つの充填ニードルを有するが、ニード
ルの数は、特定の用途の要求事項に従って変化してもよ
い。または、図５（Ｂ）に示すようなチャンバが３つの
再充填供給部を用いることができる。この３つのチャン
バはすべて、同じタイプおよびカラーのインクを保持し
ており、再充填供給部内の複数のチャンバからのインク
によってカートリッジ２０内の単一の大きなコンパート
メントが再充填されるようになっている。
かのカートリッジが単一のチャンバを有することが理解
されよう。この場合には、このようなカートリッジに対
応する再充填部１６０を、単一の大きなチャンバを有し
て構成することもできる。この単一の大きなチャンバ
は、好ましくは３つの充填ニードルを有するが、ニード
ルの数は、特定の用途の要求事項に従って変化してもよ
い。または、図５（Ｂ）に示すようなチャンバが３つの
再充填供給部を用いることができる。この３つのチャン
バはすべて、同じタイプおよびカラーのインクを保持し
ており、再充填供給部内の複数のチャンバからのインク
によってカートリッジ２０内の単一の大きなコンパート
メントが再充填されるようになっている。
【００２０】この例示的な実施形態において、再充填ス
テーションは、ペンを固定するハウジングすなわち固定
具１９０と、ノズル板に真空を印加するキャッピングシ
ステム１８０および真空源１９２を含む装置とを含む。
固定具１９０は、スタンドアロンの固定具であってもよ
く、再充填手続き中にインク部１６０およびカートリッ
ジ２０を保持するブラケット（bracket）を含んでもよ
い。他の実施形態において、プリンタ内のキャッピング
ステーションは、再充填ステーションの役割をするよう
になっている。これを一般的に図５（Ｂ）に示す。この
場合、プリンタ制御装置が生成する「インク切れ（out
of ink：ＯＯＩ）」メッセージを用いて、再充填サイク
ルのスタートをトリガしてもよく、これは自動的であっ
ても、ユーザにカートリッジを再充填するよう促すもの
であってもよい。ＯＯＩメッセージは、正しいキャリッ
ジ位置と共にプリンタのレジスタ内に記憶されて再充填
ステーションに転送されることができ、再充填ステーシ
ョンはプリンタの一部であっても別個のユニットであっ
てもよい。他の実施形態において、例えば、ヒューレッ
ト・パッカード・デスクジェット５００Ｃのプリンタ等
のペンが単一のプリンタに設けた加湿室またはガレージ
(garage)と同様に、固定具すなわち充填ステーションが
プリンタのハウジング構造内に形成して使用していない
カートリッジを保管していてもよい。
テーションは、ペンを固定するハウジングすなわち固定
具１９０と、ノズル板に真空を印加するキャッピングシ
ステム１８０および真空源１９２を含む装置とを含む。
固定具１９０は、スタンドアロンの固定具であってもよ
く、再充填手続き中にインク部１６０およびカートリッ
ジ２０を保持するブラケット（bracket）を含んでもよ
い。他の実施形態において、プリンタ内のキャッピング
ステーションは、再充填ステーションの役割をするよう
になっている。これを一般的に図５（Ｂ）に示す。この
場合、プリンタ制御装置が生成する「インク切れ（out
of ink：ＯＯＩ）」メッセージを用いて、再充填サイク
ルのスタートをトリガしてもよく、これは自動的であっ
ても、ユーザにカートリッジを再充填するよう促すもの
であってもよい。ＯＯＩメッセージは、正しいキャリッ
ジ位置と共にプリンタのレジスタ内に記憶されて再充填
ステーションに転送されることができ、再充填ステーシ
ョンはプリンタの一部であっても別個のユニットであっ
てもよい。他の実施形態において、例えば、ヒューレッ
ト・パッカード・デスクジェット５００Ｃのプリンタ等
のペンが単一のプリンタに設けた加湿室またはガレージ
(garage)と同様に、固定具すなわち充填ステーションが
プリンタのハウジング構造内に形成して使用していない
カートリッジを保管していてもよい。
【００２１】インク充填を行うのに必要な真空は、マニ
ュアルプライムポンプ(manual prime pump)、小型真空
ポンプ、または家庭用掃除機に取付ける装具によって印
加することができる。真空は、すでに湿っているフォー
ムを充填するには必要でないかもしれないが、ペンを空
にして充填工程を既知の空の時点においてスタートさせ
るのに用いることができる。これは、ペン全体の重さが
３つのチャンバそれぞれの中にインクが残っていること
を必ずしも示すわけではない、チャンバが３つのペンを
充填する際に特に有用である可能性がある。
ュアルプライムポンプ(manual prime pump)、小型真空
ポンプ、または家庭用掃除機に取付ける装具によって印
加することができる。真空は、すでに湿っているフォー
ムを充填するには必要でないかもしれないが、ペンを空
にして充填工程を既知の空の時点においてスタートさせ
るのに用いることができる。これは、ペン全体の重さが
３つのチャンバそれぞれの中にインクが残っていること
を必ずしも示すわけではない、チャンバが３つのペンを
充填する際に特に有用である可能性がある。
【００２２】再充填ステーションの他のオプションの構
成要素としては、再充填が必要か（再充填をマニュアル
で行う場合）、またはいつインク充填を停止するかを決
定するインクレベルモニタがある。「フル」のメッセー
ジは電子的または機械的にインク供給部に送られて、既
にフルであるペンが再充填されてインク漏れが起こらな
いよう保証している。インク充填レベル感知システム
は、充填手続き中のカートリッジのそれぞれのチャンバ
４０、４２、４４のインクレベルを示すインクレベルセ
ンサ１８２Ａ、１８２Ｂ、１８２Ｃ（図５（Ｂ））を含
んでもよい。
成要素としては、再充填が必要か（再充填をマニュアル
で行う場合）、またはいつインク充填を停止するかを決
定するインクレベルモニタがある。「フル」のメッセー
ジは電子的または機械的にインク供給部に送られて、既
にフルであるペンが再充填されてインク漏れが起こらな
いよう保証している。インク充填レベル感知システム
は、充填手続き中のカートリッジのそれぞれのチャンバ
４０、４２、４４のインクレベルを示すインクレベルセ
ンサ１８２Ａ、１８２Ｂ、１８２Ｃ（図５（Ｂ））を含
んでもよい。
【００２３】インク供給部１６０は、それが再充填する
よう設計されているカートリッジによって、チャンバが
単一の構造であっても、チャンバが多数の構造であって
もよい。インク供給部は、好ましくは、フォームを突き
通す中空の充填ニードル（その他適当な装置）をさらに
有している。最適レベルに達すると充填を停止する方法
もある。他の方法は、ニードルと、電気インピーダンス
やキャパシタンスを用いるインクレベルを感知するセン
サとの組み合わせである。
よう設計されているカートリッジによって、チャンバが
単一の構造であっても、チャンバが多数の構造であって
もよい。インク供給部は、好ましくは、フォームを突き
通す中空の充填ニードル（その他適当な装置）をさらに
有している。最適レベルに達すると充填を停止する方法
もある。他の方法は、ニードルと、電気インピーダンス
やキャパシタンスを用いるインクレベルを感知するセン
サとの組み合わせである。
【００２４】インク供給部１６０の容量は、インクカー
トリッジ槽の容量次第で選択してよく、再充填動作は、
空のまたはほとんど空のインクカートリッジに対して行
われる。本実施形態において、再充填は、インク供給部
１６０内の利用できるインクすべてがインクカートリッ
ジ内に分配されるまで続く。ニードルは、使用する準備
ができるまでキャップをかぶせておいてもよい。インク
供給部１６０の頂面には、閉じることができる通気孔を
設けて、ニードルをカートリッジの充填ポートに挿入し
たあとに開いてもよい。次にカートリッジのノズルアレ
イに真空を印加して、カートリッジの再充填を促進させ
る。
トリッジ槽の容量次第で選択してよく、再充填動作は、
空のまたはほとんど空のインクカートリッジに対して行
われる。本実施形態において、再充填は、インク供給部
１６０内の利用できるインクすべてがインクカートリッ
ジ内に分配されるまで続く。ニードルは、使用する準備
ができるまでキャップをかぶせておいてもよい。インク
供給部１６０の頂面には、閉じることができる通気孔を
設けて、ニードルをカートリッジの充填ポートに挿入し
たあとに開いてもよい。次にカートリッジのノズルアレ
イに真空を印加して、カートリッジの再充填を促進させ
る。
【００２５】他の実施形態において、インク供給ニード
ルに、米国特許番号第５，９２９，８８３号公報におい
て説明され図４ないし図６に示されるニードル弁構造１
２０等の通常のニードル弁装置を設けてもよい。本実施
形態において、インク供給部１６０とカートリッジとが
一緒になってニードルがカートリッジの充填ポートを通
じてカートリッジに挿入されるとニードル弁が開く。弁
構造は、ばねによって通常閉位置にバイアスされている
がニードルを充填ポートに通すとニードルを押し上げて
ニードル開口部を露出させインクが流れるようにするこ
とができるカラー（collar）を含んでもよい。
ルに、米国特許番号第５，９２９，８８３号公報におい
て説明され図４ないし図６に示されるニードル弁構造１
２０等の通常のニードル弁装置を設けてもよい。本実施
形態において、インク供給部１６０とカートリッジとが
一緒になってニードルがカートリッジの充填ポートを通
じてカートリッジに挿入されるとニードル弁が開く。弁
構造は、ばねによって通常閉位置にバイアスされている
がニードルを充填ポートに通すとニードルを押し上げて
ニードル開口部を露出させインクが流れるようにするこ
とができるカラー（collar）を含んでもよい。
【００２６】インク供給部からインクカートリッジへの
インクの流れを制御する他の技術をさらに用いてもよ
い。
インクの流れを制御する他の技術をさらに用いてもよ
い。
【００２７】インク供給部１６０はまた、引用すること
により本明細書の一部をなすものとするRam Santhanam
他による２０００年１月５日出願の米国特許出願第０９
／４７７，９４０号公報“MULTI-BIT MATRIX CONFIGURA
TION FOR KEY-LATCHED PRINTHEADS”においてより十分
に説明されているように、第１のチャンバ１６２がキー
イング部１７０を有して、独特である所与のペンに正し
いインク供給部が確実に用いられるような方法で設計さ
れている。更に、第３のチャンバは、カートリッジ２０
のプッシュ部２４Ｆをクリアするための凹み、すなわ
ち、切り取り１７２を有する。個々のチャンバの幾何学
的形状が、キーを実行しプッシュ機能をクリアするのに
占める体積に関わらず、それぞれのチャンバが必要量の
インクを収容するような方法において選択される。
により本明細書の一部をなすものとするRam Santhanam
他による２０００年１月５日出願の米国特許出願第０９
／４７７，９４０号公報“MULTI-BIT MATRIX CONFIGURA
TION FOR KEY-LATCHED PRINTHEADS”においてより十分
に説明されているように、第１のチャンバ１６２がキー
イング部１７０を有して、独特である所与のペンに正し
いインク供給部が確実に用いられるような方法で設計さ
れている。更に、第３のチャンバは、カートリッジ２０
のプッシュ部２４Ｆをクリアするための凹み、すなわ
ち、切り取り１７２を有する。個々のチャンバの幾何学
的形状が、キーを実行しプッシュ機能をクリアするのに
占める体積に関わらず、それぞれのチャンバが必要量の
インクを収容するような方法において選択される。
【００２８】カートリッジ２０の頂端ふた２４は、充填
できるすべてのチャンバ上に、充填ポートを露出してい
てもしていなくてもよい。例示的な一実施形態におい
て、ふた２４は露出した充填ポートを含んでいない。こ
の場合には、ふたをハウジングに取付ける前に、工場に
おいてカートリッジにインクを充填する。このふた２４
は、図６に示すように、ふたの下面２４Ｅから突出して
いる構造２４Ｄをいくつか有する。こういった構造２４
Ｄは、カートリッジ２０のインクチャンバ内にはめ込ま
れたフォームに圧縮力を印加するプッシュ機能を有す
る。カートリッジにインクを再充填することができるよ
うに、例えば打ち抜きやドリル穿孔によって、ふた２４
を貫いて、１つまたはそれよりも多くの充填ポートが形
成される。孔は、好ましくは、構造２４Ｄを避けてふた
の適切な位置に形成される。工具を用いて、それぞれの
チャンバについて最適位置に充填ポートを位置決めでき
るようにしてもよい。簡単な技術の１つは、ふた２４の
上に配置する紙テンプレートをユーザに提供するという
ものである。キーイング／ラッチ部２４Ｂおよびサムグ
リップ２４Ｆによって、テンプレートをふた上に位置決
めしてもよい。テンプレートは、ふたに形成する充填ポ
ートの位置を示し、構造２４Ｄを避けた最適位置Ｌ１−
Ｌ３(図６)に合ったポート表示３０２Ａ〜３０２Ｃを有
している。穴を打ち抜く場合には、再充填キットに打ち
抜き工具を含んでもよい。または、充填ポートの穴をド
リル穿孔する場合には、顧客がその地域のハードウェア
店舗で別途購入するべきドリルビットのサイズを指定し
てもよい。
できるすべてのチャンバ上に、充填ポートを露出してい
てもしていなくてもよい。例示的な一実施形態におい
て、ふた２４は露出した充填ポートを含んでいない。こ
の場合には、ふたをハウジングに取付ける前に、工場に
おいてカートリッジにインクを充填する。このふた２４
は、図６に示すように、ふたの下面２４Ｅから突出して
いる構造２４Ｄをいくつか有する。こういった構造２４
Ｄは、カートリッジ２０のインクチャンバ内にはめ込ま
れたフォームに圧縮力を印加するプッシュ機能を有す
る。カートリッジにインクを再充填することができるよ
うに、例えば打ち抜きやドリル穿孔によって、ふた２４
を貫いて、１つまたはそれよりも多くの充填ポートが形
成される。孔は、好ましくは、構造２４Ｄを避けてふた
の適切な位置に形成される。工具を用いて、それぞれの
チャンバについて最適位置に充填ポートを位置決めでき
るようにしてもよい。簡単な技術の１つは、ふた２４の
上に配置する紙テンプレートをユーザに提供するという
ものである。キーイング／ラッチ部２４Ｂおよびサムグ
リップ２４Ｆによって、テンプレートをふた上に位置決
めしてもよい。テンプレートは、ふたに形成する充填ポ
ートの位置を示し、構造２４Ｄを避けた最適位置Ｌ１−
Ｌ３(図６)に合ったポート表示３０２Ａ〜３０２Ｃを有
している。穴を打ち抜く場合には、再充填キットに打ち
抜き工具を含んでもよい。または、充填ポートの穴をド
リル穿孔する場合には、顧客がその地域のハードウェア
店舗で別途購入するべきドリルビットのサイズを指定し
てもよい。
【００２９】充填後、充填ポートの孔を露出したままに
しておいてもよい。カートリッジの背圧が、フォーム内
に収容されたインクの漏れを防止するのに役立つからで
ある。または、充填ポートの孔を、栓や、接着テープ等
のテープでシールしてもよい。
しておいてもよい。カートリッジの背圧が、フォーム内
に収容されたインクの漏れを防止するのに役立つからで
ある。または、充填ポートの孔を、栓や、接着テープ等
のテープでシールしてもよい。
【００３０】本発明の他の態様によれば、インクジェッ
トのカートリッジ２０には、２部分からなるふたが設け
られて、ユーザによる容易な再充填、製造フローの改
良、エンターテインメントセンター環境における蒸発散
性能の改良、および通気孔を通じたインク漏れの最小化
／排除が促進される。
トのカートリッジ２０には、２部分からなるふたが設け
られて、ユーザによる容易な再充填、製造フローの改
良、エンターテインメントセンター環境における蒸発散
性能の改良、および通気孔を通じたインク漏れの最小化
／排除が促進される。
【００３１】２部分からなるふたは、カートリッジのハ
ウジングに永久的に取付けられる１つの部分と、カート
リッジの挿入および取り外し用のプッシュ部（２４Ｆ）
を有する第２の部分であるカバーとを含む。カバーは、
特定の実施次第で、ねじ回し等の簡単な工具で、または
全く工具なしで、ユーザが容易に取り外すことができ
る。例えば、実施形態次第で、カバーは、ふたの背部を
滑らせることによって、カバーをふた側面のうちのどち
らかをふたの前部または背部に傾けることによって、ま
たは永久的に取り付けられたふたからカバーを垂直に取
り外すことによって開けることができる。カバーを開け
ることによって３つのチャンバ用の充填ポートが露出さ
れ、上述の再充填キットを用いることによってこれらの
チャンバを充填することができる。
ウジングに永久的に取付けられる１つの部分と、カート
リッジの挿入および取り外し用のプッシュ部（２４Ｆ）
を有する第２の部分であるカバーとを含む。カバーは、
特定の実施次第で、ねじ回し等の簡単な工具で、または
全く工具なしで、ユーザが容易に取り外すことができ
る。例えば、実施形態次第で、カバーは、ふたの背部を
滑らせることによって、カバーをふた側面のうちのどち
らかをふたの前部または背部に傾けることによって、ま
たは永久的に取り付けられたふたからカバーを垂直に取
り外すことによって開けることができる。カバーを開け
ることによって３つのチャンバ用の充填ポートが露出さ
れ、上述の再充填キットを用いることによってこれらの
チャンバを充填することができる。
【００３２】図８は、２部分からなるふた構造２４’の
例示的な実施形態を示す。ふた構造２４’は、超音波溶
接、接着剤、その他既知の取り付け技術によってカート
リッジのハウジングに永久的に取付けられるようになっ
ているふた２４０を含む。ふた構造２４’は、閉位置か
ら動いてカートリッジの充填および再充填に有用なふた
に形成された充填ポートを露出することができるカバー
部材２４２を更に含む。カバー構造２４２には、プッシ
ュ部２４Ｆが組み込まれている。
例示的な実施形態を示す。ふた構造２４’は、超音波溶
接、接着剤、その他既知の取り付け技術によってカート
リッジのハウジングに永久的に取付けられるようになっ
ているふた２４０を含む。ふた構造２４’は、閉位置か
ら動いてカートリッジの充填および再充填に有用なふた
に形成された充填ポートを露出することができるカバー
部材２４２を更に含む。カバー構造２４２には、プッシ
ュ部２４Ｆが組み込まれている。
【００３３】ふた構造は迷路通気路２４４を更に含む。
迷路通気路２４４については、ふた構造２４’の等角図
である開位置のカバー２４２を示す図９に更に詳細に示
す。ここで、カバーは、再充填位置まで滑らされ、ふた
２４０に形成した充填ポート２４０Ａ−２４０Ｃを露出
する。迷路通気路２４４はまた、カバーが再充填位置に
ある状態で露出している。この通気路は、ふた構造を貫
いてそれぞれのインク・チャンバ用に形成された通気孔
開口部２４４Ｂ、２４４Ｃ、２４４Ｄから、カバーが閉
位置の時に露出される（図８）２４４Ｅの端子まで延び
ているふた２４０の頂面に形成された迷路溝２４４Ａを
含む。
迷路通気路２４４については、ふた構造２４’の等角図
である開位置のカバー２４２を示す図９に更に詳細に示
す。ここで、カバーは、再充填位置まで滑らされ、ふた
２４０に形成した充填ポート２４０Ａ−２４０Ｃを露出
する。迷路通気路２４４はまた、カバーが再充填位置に
ある状態で露出している。この通気路は、ふた構造を貫
いてそれぞれのインク・チャンバ用に形成された通気孔
開口部２４４Ｂ、２４４Ｃ、２４４Ｄから、カバーが閉
位置の時に露出される（図８）２４４Ｅの端子まで延び
ているふた２４０の頂面に形成された迷路溝２４４Ａを
含む。
【００３４】図８および図９に示すカバー２４２および
ふた構造２４０は、舌部と溝部の鳩の尾状の係合（tong
ue-and-groove dovetail arrangement）により形成され
て、カバーがふた平面に関して上向きの動きをしないよ
うにしながら、カバーがふた２４０に関して横方向の滑
る動きはできるようにしてもよい。
ふた構造２４０は、舌部と溝部の鳩の尾状の係合（tong
ue-and-groove dovetail arrangement）により形成され
て、カバーがふた平面に関して上向きの動きをしないよ
うにしながら、カバーがふた２４０に関して横方向の滑
る動きはできるようにしてもよい。
【００３５】図１０は、カバーをふた２４０’から持ち
上げて取り外して再充填できるようにしているふた２４
０’と、カバー２４２’の他の配置２４”との図であ
る。カバー２４２’は、ふた２４０’上へスナップ係合
してもよく、留め金を設けてもよい。
上げて取り外して再充填できるようにしているふた２４
０’と、カバー２４２’の他の配置２４”との図であ
る。カバー２４２’は、ふた２４０’上へスナップ係合
してもよく、留め金を設けてもよい。
【００３６】図１１は、２部分からなるふた構造の更に
他の実施形態２４’’’を示す等角図であり、動く蝶番
（live hinge）２４６がふた構造の背部にある状態で、
カバー２４２”がふた２４０”に取付けられている。
他の実施形態２４’’’を示す等角図であり、動く蝶番
（live hinge）２４６がふた構造の背部にある状態で、
カバー２４２”がふた２４０”に取付けられている。
【００３７】図１２は、図１１の実施形態のような横方
向の縁の代わりに、カバー２４２’’’の長さ方法の縁
に沿って蝶番２４６’を配置した蝶番を取付けた２部分
からなるふた構造２４”の他の実施形態を示す等角図で
ある。
向の縁の代わりに、カバー２４２’’’の長さ方法の縁
に沿って蝶番２４６’を配置した蝶番を取付けた２部分
からなるふた構造２４”の他の実施形態を示す等角図で
ある。
【００３８】２部分からなるふた２４は改良した通気路
を含み、この通気路は、インクが用いられるにつれて空
気がインク・チャンバに入るようにすると共に、通気路
を通じた蒸発散を最小限にしている。カバー部を所定位
置にした状態では、迷路溝２４４Ａが提供する通気路の
経路は蒸発散をかなり低減する。これによって、例えば
エンターテインメントセンター等の、高温で乾燥した環
境におけるプリントカートリッジの性能が高められる。
なお、迷路通気路は、過去にも、例えばヒューレット・
パッカード社のモデル５１６２９のプリントカートリッ
ジ等において用いられてきた。しかし、そのカートリッ
ジにおいては、通気路は、ふたではなくノズルアレイに
隣接する構造に設けられている。
を含み、この通気路は、インクが用いられるにつれて空
気がインク・チャンバに入るようにすると共に、通気路
を通じた蒸発散を最小限にしている。カバー部を所定位
置にした状態では、迷路溝２４４Ａが提供する通気路の
経路は蒸発散をかなり低減する。これによって、例えば
エンターテインメントセンター等の、高温で乾燥した環
境におけるプリントカートリッジの性能が高められる。
なお、迷路通気路は、過去にも、例えばヒューレット・
パッカード社のモデル５１６２９のプリントカートリッ
ジ等において用いられてきた。しかし、そのカートリッ
ジにおいては、通気路は、ふたではなくノズルアレイに
隣接する構造に設けられている。
【００３９】新しい通気路の設計では、蒸発散性能を改
良していることに加えて、露出した通気路を通じたイン
ク漏れを排除しないまでも最小にするのにも役立つ。
良していることに加えて、露出した通気路を通じたイン
ク漏れを排除しないまでも最小にするのにも役立つ。
【００４０】カートリッジ２０は、図１においては、イ
ンク充填後、超音波溶接その他取り付け技術によってカ
ートリッジのハウジング構造に永久的に取付けられた、
１部分からなるふたを有するものとして示されている。
高効率の製造では、カートリッジは、好ましくは最初か
ら最後まで、または少なくともフォーム挿入からライン
の最後まで、一続きに組み立てられる。２部分からなる
ふたは、ドライループ工程を完了して、インクを充填す
るとスタートするカートリッジの貯蔵寿命を損なうこと
なく、需要が生じるのに応じて組み立てを行うために利
用できる在庫を有するのに役立つ。
ンク充填後、超音波溶接その他取り付け技術によってカ
ートリッジのハウジング構造に永久的に取付けられた、
１部分からなるふたを有するものとして示されている。
高効率の製造では、カートリッジは、好ましくは最初か
ら最後まで、または少なくともフォーム挿入からライン
の最後まで、一続きに組み立てられる。２部分からなる
ふたは、ドライループ工程を完了して、インクを充填す
るとスタートするカートリッジの貯蔵寿命を損なうこと
なく、需要が生じるのに応じて組み立てを行うために利
用できる在庫を有するのに役立つ。
【００４１】上述の各実施形態は、本発明の原理を表す
可能性のある特定の実施形態を例示するものに過ぎない
ということが理解される。当業者であれば、本発明の範
囲および精神から逸脱することなく、こういった原理に
従って、他の配置を容易に案出することができる。
可能性のある特定の実施形態を例示するものに過ぎない
ということが理解される。当業者であれば、本発明の範
囲および精神から逸脱することなく、こういった原理に
従って、他の配置を容易に案出することができる。
【図１】本発明を用いることができる、形状係数の小さ
いインクジェットのカートリッジの等角図である。
いインクジェットのカートリッジの等角図である。
【図２】図１のカートリッジの底面図である。
【図３】キャリッジの容器内の図１のカートリッジのラ
ッチ掛けを示す概略側面図である。
ッチ掛けを示す概略側面図である。
【図４】キャリッジの容器内に取付けられた図１のカー
トリッジの等角図である。
トリッジの等角図である。
【図５】図５（Ａ）は、本発明の１態様によるインクジ
ェットのカートリッジを再充填する技術において有用な
再充填キットの例示的構成要素を示す概略図である。図
５（Ｂ）は、再充填手続き中の、再充填キットの各要素
を有するカートリッジの概略図である。
ェットのカートリッジを再充填する技術において有用な
再充填キットの例示的構成要素を示す概略図である。図
５（Ｂ）は、再充填手続き中の、再充填キットの各要素
を有するカートリッジの概略図である。
【図６】１部分からなるふた構造の底面の等角図であ
る。
る。
【図７】充填ポートの位置を識別するテンプレートを所
定位置に有する図６のふた構造の平面図である。
定位置に有する図６のふた構造の平面図である。
【図８】本発明の一態様による２部分からなるふた構造
の例示的実施形態の図である。
の例示的実施形態の図である。
【図９】ふたに形成された充填ポートを露出する開放位
置にあるカバーを示す図８のふた構造の等角図である。
置にあるカバーを示す図８のふた構造の等角図である。
【図１０】カバーをふたから持ち上げて取り外して再充
填できるようにしている２部分からなるふた構造の他の
配置図である。
填できるようにしている２部分からなるふた構造の他の
配置図である。
【図１１】背部に蝶番を有するふた構造にカバーを取付
けた２部分からなるふた構造の更に他の実施形態を示す
等角図である。
けた２部分からなるふた構造の更に他の実施形態を示す
等角図である。
【図１２】カバーの長さ方法の縁に沿って蝶番を配置し
た蝶番を取付けた２部分からなるふた構造の他の実施形
態を示す等角図である。
た蝶番を取付けた２部分からなるふた構造の他の実施形
態を示す等角図である。
２０ インクジェットのカートリッジ ２２ カートリッジのハウジング ２４’ ２部分からなるふた構造 ２８ プリントヘッド １５０ インク充填キット １６０ インク供給部 １６２、１６４、１６６ インク・チャンバ １６８ ハウジング表面 １７０ キーイング部 １７２ 凹み １７４、１７６、１６８ ニードル １８０ キャッピングシステム １９０ 固定システム １９２ 真空印加システム １９４ テンプレート １９６ 工具 ２４０ ふた部 ２４２ カバー部 ２４４Ａ 迷路通気孔溝 ２４４Ｂ−２４４Ｄ 通気路開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリック・イー・コイナー アメリカ合衆国92064，カリフォルニア州, パウウェイ，カールソン・ストリート 14684
Claims (22)
- 【請求項１】 少なくとも１つの内部インク槽と液通し
たプリントヘッドのノズルアレイを有するインクジェッ
トのカートリッジ用のインク充填キットであって、 充填供給液体インクを保持する少なくとも１つのインク
・チャンバと、該少なくとも１つのインク・チャンバに
通じる少なくとも１つの突出した中空のニードルとを含
むインク供給部と、 充填手続き中に前記プリントヘッドのノズルアレイに真
空を印加して、前記ノズルアレイを通じて空気を抜くた
めのシステムとを含むキット。 - 【請求項２】 前記充填手続き中に、前記インクジェッ
トのカートリッジを固定された位置に保持するための固
定システムを更に含む請求項１に記載のキット。 - 【請求項３】 前記カートリッジの前記少なくとも１つ
の内部槽は、複数の槽を含み、前記充填供給部の前記少
なくとも１つのチャンバは、対応する複数のチャンバを
含み、前記少なくとも１つの充填ニードルは、前記複数
のチャンバのうちの対応するチャンバとそれぞれ液通し
た対応する複数のニードルを含む請求項１または請求項
２に記載のキット。 - 【請求項４】 前記少なくとも１つの内部槽は、内部に
配置したフォーム構造を有し、前記少なくとも１つのニ
ードルは、前記充填手続き中に少なくとも所定深さだけ
前記フォーム構造内へと延びる大きさである請求項１か
ら３のいずれか一に記載のキット。 - 【請求項５】 前記カートリッジは、そこから突出して
いるキーイング部を有するふた構造を含み、前記インク
供給部は、前記充填手続き中に前記ふた構造に隣接して
配置される表面を有する供給ハウジングを含み、前記表
面は、前記充填手続き中に前記カートリッジの前記キー
イング部と係合するために、内部に形成された供給ハウ
ジングキーイング部を有する請求項１から４のいずれか
一に記載のキット。 - 【請求項６】 前記カートリッジは、そこから突出して
いるプッシュ部を有するふた構造を含み、前記インク供
給部は、前記充填手続き中に前記ふた構造に隣接して配
置される表面を有する供給ハウジングを含み、前記表面
は、前記充填手続き中に前記カートリッジの前記プッシ
ュ部と係合するため、形成された供給ハウジング凹みを
内部に有する請求項１から５のいずれか一に記載のキッ
ト。 - 【請求項７】 前記カートリッジに形成される１つまた
はそれよりも多い充填ポートの位置を示すテンプレート
を更に含む請求項１から６のいずれか一に記載のキッ
ト。 - 【請求項８】 前記カートリッジに１つまたはそれより
も多い充填ポートを形成する工具を更に含む請求項１か
ら７のいずれか一に記載のキット。 - 【請求項９】 真空を印加する前記システムは、前記充
填手続き中に前記カートリッジのノズルアレイ周辺にシ
ールを行うためのキャッピングシステムを含む請求項１
から８のいずれか一に記載のキット。 - 【請求項１０】 前記少なくとも１つの内部インク槽
は、異なるカラーのインクをそれぞれ保持する複数の槽
チャンバを含み、前記インク供給部の前記少なくとも１
つのチャンバは、ある量の前記異なるカラーのインクを
それぞれ保持するように、対応する複数のインク供給チ
ャンバを含む請求項１から９のいずれか一に記載のキッ
ト。 - 【請求項１１】 前記複数のインク供給チャンバ内に配
置された、それぞれの量の異なるカラーのインクを更に
含む請求項１０に記載のキット。 - 【請求項１２】 前記少なくとも１つのチャンバ内に配
置された、ある量のインクを更に含む請求項１から１０
のいずれか一に記載のキット。 - 【請求項１３】 少なくとも１つの内部インク槽と液通
したプリントヘッドのノズルアレイを有するインクジェ
ットカートリッジを充填する方法において、 充填供給液体インクを保持する少なくとも１つのインク
・チャンバと、該少なくとも１つのインク・チャンバに
通じる少なくとも１つの突出した中空のニードルとを含
むインク供給部を設けるステップと、 充填手続き中に、前記インクジェットのカートリッジ
を、前記インク供給部に関して充填位置に保持するステ
ップであって、前記少なくとも１つの突出したニードル
が前記カートリッジの前記少なくとも１つの内部インク
槽内へと延びるようにするステップと、 前記インク供給部から前記少なくとも１つのニードルを
通じて前記少なくとも１つのインク槽内にインクを分配
するステップと、 前記充填手続き中に前記プリントヘッドの前記ノズルア
レイに真空を印加して、前記ノズルアレイを通じて空気
を抜くステップとを含んでなるインク充填方法。 - 【請求項１４】 インクを分配する前記ステップの前
に、前記カートリッジの頂部ふたに少なくとも１つの充
填ポートを形成するステップを更に含み、前記カートリ
ッジを保持する前記ステップは、前記少なくとも１つの
充填ポートを通じて前記少なくとも１つのニードルを挿
入するステップを含む請求項１３に記載の方法。 - 【請求項１５】 前記カートリッジを保持する前記ステ
ップは、前記インク供給部および前記カートリッジを固
定具内に取付けるステップを含む請求項１３または請求
項１４に記載の方法。 - 【請求項１６】 前記分配するステップの間に分配する
量の液体インクで、前記少なくとも１つのチャンバを充
填するステップを更に含む請求項１３から１５のいずれ
か一に記載の方法。 - 【請求項１７】 前記少なくとも１つの内部インク槽
は、異なるカラーのインクをそれぞれ保持する複数の槽
チャンバを含み、 前記インク供給部の前記少なくとも１つのチャンバは、
ある量の前記異なるカラーのインクをそれぞれ保持する
対応する複数のインク供給チャンバを含み、 前記少なくとも１つのニードルは、対応するインク供給
チャンバとそれぞれ液通した複数のニードルを含み、 前記保持するステップは、前記充填手続き中に前記複数
のニードルがそれぞれ対応する槽チャンバ内へと延びる
ように、前記カートリッジを保持することを含み、 前記分配するステップは、前記異なるカラーのインクを
それぞれのインク槽内へと分配するステップを含む請求
項１３から１６のいずれか一に記載の方法。 - 【請求項１８】 前記カートリッジは、開放領域を有す
るハウジングと、該ハウジングの前記開放領域を覆う２
部分からなるふた構造とを有し、該ふた構造は、前記ハ
ウジングに永久的に取り付けられるふた部と、前記ふた
構造の少なくとも１つの充填ポートを覆う閉位置を有す
るカバー部とを含み、該カバー部は可動で、前記少なく
とも１つの充填ポートにアクセスでき、 前記保持するステップの前に、前記カバー部を動かし
て、前記少なくとも１つの充填ポートにアクセスするこ
とができるようにするステップをさらに含み、 前記保持するステップが、前記少なくとも１つのニード
ルを前記少なくとも１つの充填ポートに挿入することを
含む請求項１３から１８のいずれか一に記載の方法。 - 【請求項１９】 開放領域を有するカートリッジのハウ
ジングと、 該ハウジング上に取付られたプリントヘッドと、 前記カートリッジのハウジングの位置をキャリッジ構造
における固定された繰り返し可能な位置に登録するため
の、前記ハウジング上の複数の基準面と、 前記カートリッジのハウジングに取付けられて前記プリ
ントヘッドに電気的に結合され、前記カートリッジが前
記キャリッジ構造に取付けられると対応するキャリッジ
の第１の組の電気接点と電気的に接触するように前記ハ
ウジング上に配置されている、カートリッジの１組の電
気接点と、 前記ハウジング内に規定され、前記プリントヘッドと液
通した少なくとも１つの内部インク槽と、 前記少なくとも１つの内部インク槽内に配置されたフォ
ーム構造と、 前記ハウジングの前記開放領域を覆うふた構造であっ
て、前記ハウジングに永久的に取付けられるふた部と、
前記ふた構造の少なくとも１つの充填ポートを覆う閉位
置を有するカバー部とを含み、該カバー部は可動で前記
少なくとも１つの充填ポートへのアクセスを許すことが
できる、２部分からなるふた構造とを含んでなるインク
ジェットカートリッジ。 - 【請求項２０】 前記カバー部は、前記ふた部に蝶番に
よって取り付けられている請求項１９に記載のカートリ
ッジ。 - 【請求項２１】 前記カバー部は、滑って前記ふた部と
係合し、前記閉位置から開位置にスライドする請求項１
９に記載のカートリッジ。 - 【請求項２２】 前記ふた構造を貫いて形成され閉位置
において前記カバー部によって覆われる１つまたはそれ
よりも多い通気孔開口部と、該１つまたはそれよりも多
い通気孔開口部に通じており閉位置において前記カバー
部によって覆われない端子部を有する迷路通気孔溝とを
含む迷路通気路を更に含んでいる請求項１９から２１の
いずれか一に記載のカートリッジ。
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