JP2001328079A - 釘打機の安全装置におけるバネ取り付け機構 - Google Patents
釘打機の安全装置におけるバネ取り付け機構Info
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Abstract
に組付けできる取り付け機構。 【解決手段】釘打機本体1の先端に設けられた釘射出用
ノーズ部8に沿って配置された下部コンタクト11と、
下部コンタクト11の上部に螺合するアジャストボルト
12と、アジャストボルト12とトリガレバー2との間
に配置された上部コンタクト13とを備え、下部コンタ
クト11をノーズ部8の先端方向に付勢する圧縮バネ1
9を備えた釘打機の安全装置において、圧縮バネ19の
下部を、上部コンタクト13に形成した透孔21を貫通
してアジャストボルト12の上端面に開口形成された凹
部16に収納し、上部コンタクト13をアジャストボル
ト押圧させるクリックバネ18を圧縮バネ19の外周に
配置し、クリックバネ18の下端を上部コンタクト13
に係合させた。
Description
加重のバネを従来の機構内に組み込んだ釘打機の安全装
置におけるバネ取り付け機構に関する。
に沿って作動するコンタクトアームによって構成される
安全装置が設けられている。図5に示されるように、コ
ンタクトアーム10は下部コンタクト11とその上部の
アジャストナット14に螺合下アジャストボルト12
と、その上の上部コンタクト13とから構成され、下部
コンタクト11の下端はノーズ部8の先端よりも少し突
出できるように配置されるとともに、上部コンタクト1
3の上端はトリガレバー2の近傍に配置されている。上
部コンタクト13には圧縮バネ26が係合し、コンタク
トアーム10は常時下方にバネ付勢されている。そし
て、上記下端を被打込み材の表面に押し付けることによ
って釘打機本体と相対的に移動させ、これにより上端も
相対的に上昇してトリガレバー2の操作を有効にし、釘
打機を釘打ち込み作動させるが、コンタクトアーム10
が動かない状態でトリガレバー2を操作してもその操作
を無効とし、釘打機が暴発しないようにするものであ
る。
おけるコンタクトアームのノーズ部先端からの出量を調
整することによって釘の打ち込み深さを調整するアジャ
スト機構が設けられている。この調整はコンタクトアー
ム10の上部に設けられたアジャストボルト12をアジ
ャストダイヤル22で回転させることにより行なわれて
いる。
クト13とアジャストボルト12との当接面には、アジ
ャストボルトの回転を規制するためのクリック機構17
が形成されている。このクリック機構17は、互いに当
接する一方の面に溝、他方の面には放射状の突部を形成
し、アジャストボルト12を回転させるときに上記溝に
突部を間隔的に係合させるようにしたものである。アジ
ャスボルト12の回転が容易かどうかは、上部コンタク
ト13をアジャストボルトに押圧する上記圧縮バネ26
の強さによる。
の操作順に応じて打ち込みモード(連続打ちと単発打
ち)を変更できるタイプのトリガ機構では、単発打ちの
場合に上部コンタクト13の一部27が後から操作され
たトリガレバー2の一部28に係合して、下部コンタク
ト11が下降しても上部コンタクト13が下降するのを
阻止するようにしている。このとき上部コンタクト13
とトリガレバー2の係合部には圧縮バネ26の弾発力が
作用する。
アームをノーズ部の先端から突出するように付勢する圧
縮バネ26の荷重を釘打機の重量よりも大きく設定する
ことにより、釘打機を床に立て掛けてコンタクトアーム
10の先端が床に当たって押し込まれるような姿勢にな
っても、コンタクトアーム10が操作されないので、安
全性がさらに向上することが知られている。
きくせざるを得ず、従来よりも大きな取り付けスペース
が必要となる。
コンタクト13とアジャストボルト12間の圧接力が大
きくなってしまい、打ち込み深さ調整時のクリックの操
作荷重が大きくなり、操作性が悪くなるという問題があ
る。
では、圧縮バネの荷重を大きくすることにより、上部コ
ンタクト13とトリガレバー2との係合部27、28に
は大きな荷重が作用するため、トリガレバー2の操作荷
重が大きくなったり、係合部27、28の強度が大きく
なるため、頑丈に構成する必要が生じ、大型化せざるを
得ない。
も、重量が増大し、大きいバネ荷重で大きな寸法の圧縮
バネを使用する必要がある。
従来のようにトリガレバー下方の限られたスペースに配
置するのは困難である。といって、このバネの取付スペ
ースをノーズ部の横に配置しようとすると、バネ部分や
調整機構の部分が横に出っ張ることになるため、隅打ち
などのときに邪魔になり、作業がしにくいだけでなく、
トリガレバーから遠い位置になるため、調整操作も面倒
になる、という問題がある。
上十分な荷重の圧縮バネを従来と同じ機構内に組み付け
することにより、隅打ち作業時の作業性・操作性が損な
われることがなく、また二重バネ構造とすることによ
り、打ち込み深さ調整時の操作性も損なわれることがな
いバネの取り付け機構を提供することをその課題とす
る。
め、本発明に係る釘打機の安全装置におけるバネ取り付
け機構は、釘打機本体の先端に設けられた釘射出用ノー
ズ部に沿って配置された下部コンタクトと、下部コンタ
クトの上部に螺合するアジャストボルトと、アジャスト
ボルトとトリガレバーとの間に配置された上部コンタク
トとを備え、下部コンタクトをノーズ部の先端方向に付
勢する圧縮バネを備えた釘打機の安全装置において、上
記圧縮バネの下部を、上部コンタクトに形成した透孔を
貫通してアジャストボルトの上端面に開口形成された凹
部に収納し、上記上部コンタクトをアジャストボルトに
押圧させるクリックバネを上記圧縮バネの外周に配置
し、クリックバネの下端を上記上部コンタクトに係合さ
せたことを特徴とする。
を示す。この釘打機本体1にはトリガレバー2と、トリ
ガバルブ3と、メインバルブ(図示せず)と、打撃機構
4とが設けられ、トリガレバー2を引き操作することに
よりトリガバルブ3を作動させてメインバルブを開き作
動させ、メインエアチャンバ5内の圧縮エアを打撃機構
の打撃シリンダ6内に供給して打撃ピストン(図示せ
ず)とドライバ7を駆動し、このドライバ7によって釘
打機本体1の下方に設けられた釘射出用ノーズ部8内の
釘を打撃してノーズ部8の先端から釘を打ち出すように
構成されている。9はノーズ部8に釘を供給するマガジ
ンである。いずれも公知の機構である。
してコンタクトアーム10が設けられている。コンタク
トアーム10は、ノーズ部8に沿って配置された下部コ
ンタクト11と、下部コンタクト11の上部に回転自在
に配置されたアジャストボルト12と、アジャストボル
ト12とトリガレバー2との間に配置されたL字形の上
部コンタクト13とから構成されている。下部コンタク
ト11の下端はノーズ部8の下端よりも下方に突出して
いる。
ルト12は下部コンタクト11の上部に固定されたアジ
ャストナット14に螺合している。トリガレバー2の直
下部には筒状の収納部15が形成され、上記上部コンタ
クト13はこの収納部15内に配置されている。収納部
15の外周にはアジャストダイヤル22が回転操作可能
に配置されている。アジャストダイヤル22の中央には
多角形の開口部が形成され、この開口部の内側には上記
アジャストボルト12が嵌合している。
ルト12との間にはクリック機構17が設けられてい
る。このクリック機構17は、互いに当接する上部コン
タクト13の水平部の下面とアジャストボルト12の上
面の一方に径方向に形成された溝(図示せず)、他方に
周方向に間隔をおいて放射方向に複数の突部23を形成
し、アジャストボルト12を回転させるときに上記溝に
突部23を間隔的に係合させるようにしたものである。
には上方に開口する凹部16が形成され、この凹部16
の上方には上記収納部15の上部に固定されたガイドピ
ン20が配置されている。そして、上記収納部15の内
部空間において、上部コンタクト13の水平部13aの
上面と収納部15の上底部との間にはクリックバネ18
が配置されている。また、上記アジャストボルト12の
凹部16の底部と収納部15の間の空間には圧縮バネ1
9が配置されている。圧縮バネ19の上部はガイドピン
20にガイドされ、圧縮バネ19の下部は、上部コンタ
クト13に形成した透孔21を貫通してアジャストボル
ト12の上端面に開口形成された凹部16に収納されて
いる。このように、クリックバネ18は圧縮バネ19の
外周に配置され、二重バネ構造となっている。
13に係合し、該上部コンタクト13をアジャストボル
ト12に対して押圧するもので、コンタクトアーム10
を下方に付勢する従来のバネと同じバネ力を有するもの
である。これに対し、圧縮バネ19はアジャストボルト
12とともに下部コンタクト11を下方に押圧するもの
で、クリックバネ18よりも強いバネ力のバネである。
圧縮バネ19が加わることにより、クリックバネ18と
圧縮バネ19とのバネ荷重の和は、釘打機全体の荷重よ
りも大きくなるように設定されている。なお、クリック
バネ18は、図5に示された従来の圧縮バネ26と同じ
強さのものでよい。
下部コンタクト11の下端を圧縮バネ19のバネ力に抗
して被打込み材(図示せず)の表面に押し付けると、コ
ンタクトアーム10は釘打機本体1に対し相対的に上昇
するので、図3のように上部コンタクト13の上端がト
リガレバー2のコンタクトレバー24を押し上げる。こ
れにより、トリガレバー2を上方に引き上げ操作したと
きに、コンタクトレバー24がトリガバルブ3のステム
25を有効に押し上げることができるので、釘打機は釘
打ち込み作動する。上記押し付け操作を行なわずにトリ
ガレバー2を操作しても、トリガバルブ3は作動しな
い。また、アジャストダイヤル22を回すことにより、
アジャストナット14に螺合したアジャストボルト12
を回転させ、コンタクトアーム10の位置を上下に動か
すことができるから、釘の打ち込み深さを調整すること
ができる。
機構によれば、従来のバネの取付スペースの下方に位置
しているアジャストボルト12を利用して凹部16を形
成することにより上下に長いバネ取付スペースを形成
し、圧縮バネ19の下端をこの凹部16内に収容するよ
うにしたので、大きなバネ荷重のバネ取り付けスペース
を従来と同じ構成の機構内に確保することができた。こ
のため、全体の機構の大型化を避けることができるほ
か、圧縮バネ19の取付スペースやアジャスト機構をノ
ーズ部8の横などに新しく確保する必要がないから、そ
のために生じる隅打ち時の作業性や操作性の不具合を回
避することができる。
ャストボルト12を回転させるときにはクリック機構1
7が働くが、クリック機構17に作用するバネ力、つま
り上部コンタクト13とアジャストボルト12との間に
設けられたクリックバネ18のバネ力は、従来のものと
同じバネ力であるから、アジャストダイヤル22を回し
操作する力は従来とほぼ同じでよく、操作性が悪くなる
ことはない。
成したものであっても、図4に示されるように、単発打
ち時に上部コンタクト13の上端係合部27をトリガレ
バー2の受け部28と係合させた場合も、上部コンタク
ト13にはクリックバネ18の荷重しかかからないの
で、トリガレバー2の操作荷重が大きくなることがな
く、係合部27と受け部28を大きくして頑丈にする必
要もないから、構造も従来と同様にして小型・軽量化が
維持できる。
のバネ荷重の和は、釘打機全体の荷重よりも大きくなる
ように設定されているから、釘打機を床面に立て掛けて
おいても、下部コンタクト11の下端が釘打機の重量に
よって押し込まれることがなく、暴発を有効に防止する
ことができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 釘打機本体の先端に設けられた釘射出用
ノーズ部に沿って配置された下部コンタクトと、下部コ
ンタクトの上部に螺合するアジャストボルトと、アジャ
ストボルトとトリガレバーとの間に配置された上部コン
タクトとを備え、下部コンタクトをノーズ部の先端方向
に付勢する圧縮バネを備えた釘打機の安全装置におい
て、 上記圧縮バネの下部を、上部コンタクトに形成した透孔
を貫通してアジャストボルトの上端面に開口形成された
凹部に収納し、 上記上部コンタクトをアジャストボルトに押圧させるク
リックバネを上記圧縮バネの外周に配置し、クリックバ
ネの下端を上記上部コンタクトに係合させたことを特徴
とする釘打機の安全装置におけるバネ取り付け機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000148927A JP4161514B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 釘打機の安全装置におけるバネ取り付け機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000148927A JP4161514B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 釘打機の安全装置におけるバネ取り付け機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001328079A true JP2001328079A (ja) | 2001-11-27 |
JP4161514B2 JP4161514B2 (ja) | 2008-10-08 |
Family
ID=18654866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000148927A Expired - Fee Related JP4161514B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 釘打機の安全装置におけるバネ取り付け機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4161514B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006326733A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Max Co Ltd | 打込み工具のコンタクト機構 |
-
2000
- 2000-05-19 JP JP2000148927A patent/JP4161514B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006326733A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Max Co Ltd | 打込み工具のコンタクト機構 |
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JP4161514B2 (ja) | 2008-10-08 |
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