JP2001327938A - 車両用シート清掃装置 - Google Patents

車両用シート清掃装置

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JP2001327938A
JP2001327938A JP2000149619A JP2000149619A JP2001327938A JP 2001327938 A JP2001327938 A JP 2001327938A JP 2000149619 A JP2000149619 A JP 2000149619A JP 2000149619 A JP2000149619 A JP 2000149619A JP 2001327938 A JP2001327938 A JP 2001327938A
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Japan
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vehicle seat
sheet
hitting
cleaning device
rotating shaft
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JP2000149619A
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Takashi Nakamura
貴至 中村
Kazunari Nakamura
一成 中村
Koichi Koizumi
浩一 小泉
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ASAYAMA SHOKAI KK
Marunaka Industrial Co Ltd
Original Assignee
ASAYAMA SHOKAI KK
Marunaka Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集塵装置を小型化・簡易化でき、人手不足も
解消でき、かつ長期間にわたって作業を中断することな
く良好な清掃を行なうことのできる車両用シート清掃装
置を提供する。 【解決手段】 本発明の車両用シート清掃装置は、回転
軸1と、回転軸1に支持された複数の打撃器2とを備え
ている。複数の打撃器2の各々は、一方端が回転可能な
ように回転軸1に支持されかつ他方端が回転軸1の外周
方向へ延びる打撃腕2aと、シート80表面を打撃可能
なように打撃腕2aの他方端に回転可能に支持された打
撃具2bとを有している。複数の打撃器2の各々は、回
転軸1の軸方向に間隔をおいて配置され、回転軸1を中
心として異なる方向に延びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シート清掃
装置に関し、具体的には、車両用シート表面を打撃する
ことにより埃を表面に浮かせて除去する車両用シート清
掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電車などの車両の座席(以下、シ
ートと称する)は、車両工場で車両から取外された後、
人手で「高圧空気の吹付け」により、あるいは「人手で
叩く」ことにより、シートのモケット(表面生地)自体
とシート内の緩衝材とに含まれた埃を表面に浮かせた
後、ブラシおよび刷毛でその埃を払うことにより清掃さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、「高圧空気の
吹付け」では、シート内部の埃を空気の吹付けのみによ
り表面に浮かせる必要があるため、非常に高圧の空気を
吹付ける必要がある。このような高圧で空気を吹付けた
場合、埃が四方に舞い散るため、集塵装置の集塵能力を
高くする必要があり、かつ吸込口も大きくする必要があ
る。このため、装置構成が複雑化・大型化し、装置自体
高価なものとなる。
【0004】また「人手叩き」は、いわゆる3K(汚
い、きつい、危険)の重労働であり、人手が不足すると
いう問題がある。
【0005】上記を解決するために、木製叩き装置、板
ばね式叩き装置などが現在使用されている。しかし、木
製叩き装置では、叩き棒が折損し作業を中止しなければ
ならない場合が多く、また板ばね式叩き装置では、板ば
ねの振動により叩く方式を採用しているため満足な清掃
結果が得られていない。
【0006】それゆえ本発明の目的は、集塵装置を小型
化・簡易化でき、人手不足も解消でき、かつ長期間にわ
たって作業を中断することなく良好な清掃を行なうこと
のできる車両シート清掃装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用シート清
掃装置は、車両用シート表面を打撃することにより埃を
表面に浮かせて除去するものであって、駆動力を与えら
れて回転する回転軸と、回転軸の外周方向へ延びるよう
に回転軸に支持された複数の打撃器とを備えている。複
数の打撃器の各々は、一方端が回転可能なように回転軸
に支持されかつ他方端が回転軸の外周方向へ延びる打撃
腕と、車両用シート表面を打撃可能なようにかつ車両用
シート表面に沿って回転可能なように打撃腕の他方端に
支持された打撃具とを有している。複数の打撃器の各々
は、回転軸の軸方向に間隔をおいて配置され、かつ回転
軸を中心として異なる方向に延びている。
【0008】本発明の車両用シート清掃装置によれば、
打撃器により車両用シート表面を打撃することで埃をシ
ート表面に浮かせるため、高圧吹付けのみにより埃を浮
かせる場合よりも集塵装置を小型化・簡易化することが
できる。
【0009】また、打撃器を支持する回転軸はモータな
どにより駆動力を与えられるため、人手に頼る必要がな
く、人手不足を解消することができる。
【0010】また、打撃腕が回転軸に回転可能に支持さ
れているため、打撃器がシート表面を打撃した後、打撃
腕が反動で逆側に回転する。これにより、シート打撃の
際に打撃器に与えられる衝撃をやわらげることができる
ため、打撃器の折損を防止することができる。
【0011】また、打撃具が打撃腕に回転可能に支持さ
れているため、シート打撃後にシート表面に接する打撃
具がシート表面上を転がる。これにより、シートと打撃
具との接触抵抗が低減される。
【0012】また、打撃器がシートから離れた後は、回
転軸の回転による遠心力によって打撃腕は伸びた状態に
復帰し、引続きシート表面を適切に打撃することができ
る。
【0013】また、回転力によりシートを打撃するた
め、板ばねの振動を利用するよりも良好な清掃を行なう
ことができる。
【0014】上記の車両用シート清掃装置において好ま
しくは、打撃器により打撃された車両用シート表面に接
触可能に配置された回転ブラシがさらに備えられてい
る。
【0015】このブラシにより、打撃によってシート表
面に浮いた埃を払うことができる。上記の車両用シート
清掃装置において好ましくは、複数の打撃器を支持する
回転軸が車両用シートの進行方向に沿って複数本配置さ
れており、回転ブラシは回転軸に挟まれるように配置さ
れている。
【0016】これにより、効率的に埃を払うことができ
る。上記の車両用シート清掃装置において好ましくは、
複数の打撃器を支持する回転軸が車両用シートの進行方
向に沿って複数本配置されており、回転ブラシは複数本
の回転軸の全てよりも車両用シートの進行方向下流側に
配置されている。
【0017】これにより、シート打撃が終了した後に埃
を払うことができる。上記の車両用シート清掃装置にお
いて好ましくは、車両用シートの検知信号に基づいて自
動的に動作するような構成が採られている。
【0018】これにより、自動制御が可能となり、人手
を省くことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。
【0020】図1および図2は、本発明の一実施の形態
における車両用シート清掃装置の構成を概略的に示す平
面図および断面図である。また図5、図6、図7、図8
および図9は、図2のA−A線、B−B線、C−C線、
D−D線およびE−E線のそれぞれに対応した断面図で
ある。
【0021】図1および図2を参照して、本実施の形態
の車両用シート清掃装置は、シート叩き装置10と、ブ
ラッシング装置20と、ブロー装置30と、排気装置4
0と、シート搬送装置50と、清掃ブース60とを有し
ている。シート叩き装置10、ブラッシング装置20お
よびブロー装置30は、清掃ブース60内に格納されて
おり、その清掃ブース60には排気装置40が接続され
ている。また清掃ブース60内にシート80を搬入し、
かつ清掃ブース60内からシート80を搬出できるよう
にシート搬送装置50が配置されている。
【0022】シート叩き装置10は、シート80表面を
打撃して、モケットおよび緩衝材に堆積した塵埃をシー
ト80の表面に浮き出させるものであり、具体的には図
3および図4に示す構成を有している。
【0023】図3はシート叩き装置の1本の回転軸を示
す斜視図であり、図4は1つの打撃器の構成を示す図で
ある。図3および図4を参照して、シート叩き装置10
は、回転可能に支持された回転軸1と、回転軸1の外周
方向へ延びる複数個(たとえば6個)の打撃器2と、電
動機3(図2)とを主に有している。
【0024】回転軸1には固定バー1aが取付け固定さ
れている。複数の打撃器2の各々は、打撃腕2aと打撃
具2bとを有している。打撃腕2aは、一方端において
固定バー1aに回転可能に支持され、かつ他方端におい
て回転軸1の外周方向に延びている。打撃具2bは、打
撃腕2aの他方端に回転可能に支持され、かつたとえば
円筒形状を有している。打撃腕2aは、たとえばステン
レスなどの材質よりなっており、打撃具2bはたとえば
MCナイロンなどの材質よりなっている。
【0025】複数の打撃器2の各々は、回転軸1の軸方
向に間隔をおいて配置され、かつ回転軸1を中心として
異なる外周方向に延びている。たとえば1本の回転軸1
に6つの打撃器2が支持される場合には、回転軸1の軸
方向に打撃器2を見たときに回転軸1を中心として60
°ずつの角度差を持って周方向に等間隔に配置されるこ
とが好ましい。
【0026】図1、図2および図5を参照して、複数個
の打撃器2を支持する回転軸1がたとえば6本並列に配
置されている。これらの回転軸1は、インバータ制御式
の電動機3で発生された駆動力をスプロケットチェーン
などを介して伝達されることで駆動する。
【0027】図1および図2を参照して、ブラッシング
装置20は、シート80の上面、両側面および両端面に
浮き出た塵埃をブラッシングで清掃するものである。こ
のブラッシング装置20は、上面用ブラシ21a、21
bと、側面および端面用ブラシ22と、電動機23、2
4とを主に有している。
【0028】図1、図2および図6を参照して、上面用
ブラシ21a、21bは、シート80の上面に接するよ
うに配置されており、インバータ制御式の電動機23な
どからスプロケットチェーンなどを介して駆動力を与え
られて回転する。上面用ブラシ21bは回転軸1同士に
挟まれる位置に配置されており、上面用ブラシ21aは
すべての回転軸1よりもシート80の搬送方向下流側に
位置している。上面用ブラシ21a、21bは、たとえ
ばナイロン製などの材質よりなっており、エアシリンダ
を用いた差圧方式により最適押圧力でシート80の表面
に押付けられる。
【0029】図1、図2および図7を参照して、側面お
よび端面用ブラシ22はシート80の側面(シート80
の進行方向に略平行な面)および端面(シート80の進
行方向に略直交する面)の双方に、横行装置による移動
によって接触可能なように配置されている。この側面お
よび端面用ブラシ22の軸は、インバータ制御式の電動
機24の軸とカップリングにより直結されている。これ
により側面および端面用ブラシ22は、電動機24によ
り駆動力を与えられて回転する。側面および端面用ブラ
シ22は、たとえばナイロン製などの材質よりなってお
り、ブラシ出入り・横行装置の電動機の負荷値を電流メ
ータで制御することによりシート80に対して常に一定
の押圧力となるよう保持される。
【0030】図1、図2および図8を参照して、ブロー
装置30は、ブラッシング装置20によりシート80表
面をブラッシングしている最中にブラシとシート80と
の間にエアを吹付けることにより清掃するものである。
このブロー装置30は、エア吹出し機31とファン32
とを主に有している。ファン32により気流の調整され
たエアが、エア吹出し機31の開口部からシート80の
表面に衝るように吹出される。エア吹出し機31は、エ
アシリンダ式の昇降装置を用いた差圧方式によりシート
80表面との間隔が最適な状態となるように保持されて
いる。
【0031】図1および図2を参照して、排気装置40
は、集塵装置を兼用したもので、清掃ブース60内に発
生した塵埃を含んだ空気を集塵装置を介して大気(屋
外)へ排出するものであり、バグフィルタ41と、その
バグフィルタ41および清掃ブース60を接続するダク
ト41とを主に有している。この排気装置40は屋内設
置式であるが、屋外設置する場合には排気ダクトおよび
装置用カバーが必要となる。
【0032】図1および図2を参照して、シート搬送装
置50は、たとえばローラコンベヤーなどよりなってお
り、清掃ブース60内へシート80を搬入するための入
口ローラコンベヤー51と、清掃ブース60内でシート
80を搬送するための機内ローラコンベヤー52と、清
掃ブース60からシート80を搬出するための出口ロー
ラコンベヤー53とを有している。このシート搬送装置
50は、たとえばインバータ制御式の電動機により駆動
力を与えられる。
【0033】図1、図2および図9を参照して、清掃ブ
ース60には、シート80の搬入用および搬出用の開口
部が設けられており、その各開口部を覆うようにゴム製
のカーテン61が取付けられている。また清掃ブース6
0には、外部からその内部の様子を確認できるように側
面部に点検用窓が設備されている。
【0034】図1および図2を参照して、この車両用シ
ート清掃装置には、動作制御を行なうための制御装置7
0が設けられている。この制御装置70は、制御盤、操
作盤、警報ランプおよび検出器より構成されている。こ
の制御装置80は、入口ローラコンベヤー51上にシー
ト80を載置すれば、シート80を清掃ブース内へ搬送
し、清掃し、清掃ブース60外へ搬出する制御を自動的
に行なうよう構成されている。
【0035】次に、本実施の形態の車両用シート清掃装
置による清掃動作について説明する。
【0036】図1および図2を参照して、まず車両から
取外されたシート80が入口ローラコンベヤー51上に
載置される。このシート80の載置を検知して制御装置
70がシート搬送装置を稼動させる。シート80は入口
ローラコンベヤー51により清掃ブース60内に搬入さ
れる。
【0037】シート80の検知信号によりシート叩き装
置10が稼動する。つまり、電動機3により生じた駆動
力がスプロケットチェーンを介して回転軸1に伝えら
れ、打撃器2が回転軸1とともに回転する。またブラッ
シング装置20およびブロー装置30も稼動し、各ブラ
シ21a、21b、22が回転するとともに、エア吹出
し機31よりエアが吹出される。
【0038】清掃ブース60内に搬入されたシート80
は、機内ローラコンベヤー52により搬送され、シート
叩き装置10の打撃具2bにより打撃される。この打撃
の際の反動により打撃腕2aは固定バー1aに対して回
転軸1の回転方向と逆側に回転する。これにより、打撃
器2に与えられるシート打撃の際の衝撃がやわらげられ
る。この後、打撃器2の打撃具2bはシート80の上面
に沿って回転しながら(転がりながら)移動する。これ
により、シート80の上面と打撃具2bとの接触抵抗が
低減される。シート80の上面から離れた打撃器2は、
回転軸1の回転による遠心力によって回転軸1の半径方
向に伸びた状態に復帰した後、再びシート80表面を打
撃する。
【0039】回転軸1の回転により打撃器2の上記動作
が繰返されることでシート80の上面の各部が打撃され
る。
【0040】打撃器2によるシート80の打撃により、
シート80の表面には、モケットおよび緩衝材内に含ま
れていた塵埃が浮び上がる。
【0041】この後、シート80の上面が、回転する上
面用ブラシ21a、21bで掃かれることにより、シー
ト80の上面の塵埃が払われる。またシート80の端面
および側面が、回転する端面および側面用ブラシ22で
掃かれることにより、端面および側面に浮き出た埃が払
われる。さらに各ブラシ21a、21b、22とシート
80との接触の際に、ブロー装置30によりエアの吹付
けを行なうことによりシート80の表面から塵埃がエア
の気流中に巻き上げられて除去される。
【0042】この後、清掃ブース60内の塵埃を含んだ
空気は、排気装置40により吸引され、塵埃をフィルタ
で取除かれた後屋外へ放出される。
【0043】このようにして清掃の完了したシート80
は清掃ブース60外へ搬送され、出口ローラコンベヤー
53により所望の位置まで搬送される。
【0044】本実施の形態においては、打撃器2により
シート80表面を打撃することで塵埃をシート80の表
面に浮かせるため、高圧吹付けのみにより塵埃を浮かせ
る場合よりも、塵埃の四方への舞散りを抑制できるため
集塵装置を小型化・簡易化することができる。
【0045】また、打撃器2を支持する回転軸1は電動
機3により駆動力を与えられるため、人手に頼る必要が
なく、人手不足を解消することができる。
【0046】また、打撃腕2aが回転軸1に回転可能に
支持されているため、打撃器2がシート80表面を打撃
した後、打撃腕2aが反動で回転軸1の回転方向と逆側
に回転する。これにより、シート80の打撃の際に打撃
器2に与えられる衝撃をやわらげることができるため、
打撃器2の折損を防止することができる。
【0047】また、打撃具2bが打撃腕2aに回転可能
に支持されているため、シート80の打撃後に、シート
80表面に沿って移動する打撃具2bがシート80の表
面上を転がる。これにより、シート80と打撃具2bと
の接触抵抗が低減される。
【0048】また、打撃器2がシート80から離れた後
は、回転軸1の回転による遠心力によって打撃腕2aは
回転軸1の半径方向に伸びた状態に復帰し、引続きシー
ト80の表面を適切に打撃することができる。
【0049】また、回転力によりシート80を打撃する
ため、板ばねの振動を利用してシート80を打撃する場
合よりも、良好な清掃を行なうことができる。
【0050】また1本の回転軸1に対して複数個の打撃
器2が、回転軸1を中心として異なる外周方向に延びて
いるため、回転軸1の回転のバランスをとることが容易
である。
【0051】なお、シート叩き装置10として、回転軸
1が6本並列に配置された状態について説明したが、本
発明は6本に限られず複数本であればいかなる本数の回
転軸1が並列に配置されていてもよい。
【0052】また上面用回転ブラシ21a、21bは、
1本の回転軸1に対して1つずつ設けられていてもよ
い。また側面および端面用ブラシ22も回転軸1に挟ま
れる位置に配置されていてもよく、また1本の回転軸1
に対して1つずつ設けられていてもよい。
【0053】また回転軸1に取付けられる打撃器2は6
本に限られず、複数本であればよい。
【0054】またシート80の表面をまんべんなく叩く
必要がある場合には、図10に示すように1本目の回転
軸1に取付けられた打撃器2と位置をずらすように2本
目の回転軸1に打撃器2が取付けられることが好まし
い。具体的には、1本目の回転軸1に取付けられた打撃
器2と2本目の回転軸1に取付けられた打撃器2とが軸
方向に交互に配置、つまり1本目の回転軸1に取付けら
れた打撃器2の間に2本目の回転軸1に取付けられた打
撃器2が配置されることが好ましい。
【0055】上記実施の形態においては、シート80の
上面を上にし、かつ打撃器2、ブラシ21a,21bお
よびエア吹出し機31をシート80の上側に配置した構
成について説明したが、シート80の上面を下にし、か
つ打撃器2、ブラシ21a、21bおよびエア吹出し機
31をシート80の下側に配置した構成が採用されても
よい。この場合、シート80の上面が搬送ローラに接す
るようにされてもよい。この場合、シート80から出た
塵埃は下方へ落ちるため、吸塵も下方より吸引するよう
にすれば、清掃効果および吸塵効果が一層向上する。
【0056】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車両用シー
ト清掃装置によれば、打撃器により車両用シート表面を
打撃することで埃をシート表面に浮かせるため、高圧吹
付けのみにより埃を浮かせる場合よりも集塵装置を小型
化・簡易化することができる。
【0058】また、打撃器を支持する回転軸はモータな
どにより駆動力を与えられるため、人手に頼る必要がな
く、人手不足を解消することができる。
【0059】また、打撃腕が回転軸に回転可能に支持さ
れているため、打撃器がシート表面を打撃した後、打撃
腕が反動で逆側に回転する。これにより、シート打撃の
際に打撃器に与えられる衝撃をやわらげることができる
ため、打撃器の折損を防止することができる。
【0060】また、打撃具が打撃腕に回転可能に支持さ
れているため、シート打撃後にシート表面に接する打撃
具がシート表面上を転がる。これにより、シートと打撃
具との接触抵抗が低減される。
【0061】また、打撃器がシートから離れた後は、回
転軸の回転による遠心力によって打撃腕は伸びた状態に
復帰し、引続きシート表面を適切に打撃することができ
る。
【0062】また、回転力によりシートを打撃するた
め、板ばねの振動を利用するよりも良好な清掃を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における車両用シート
清掃装置の構成を概略的に示す平面図である。
【図2】 本発明の一実施の形態における車両用シート
清掃装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図3】 本発明の一実施の形態における車両用シート
清掃装置の打撃器の構成を概略的に示す斜視図である。
【図4】 1つの打撃器の構成を拡大して示す図であ
る。
【図5】 図2のA−A線に沿う概略断面図である。
【図6】 図2のB−B線に沿う概略断面図である。
【図7】 図2のC−C線に沿う概略断面図である。
【図8】 図2のD−D線に沿う概略断面図である。
【図9】 図2のE−E線に沿う概略断面図である。
【図10】 1本目の回転軸に取付けられた打撃器と2
本目の回転軸に取付けられた打撃器とが軸方向に交互に
配置された様子を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 回転軸、1a 固定バー、2 打撃器、2a 打撃
腕、2b 打撃具、10 シート叩き装置、20 ブラ
ッシング装置、21a,21b 上面用ブラシ、22
側面および端面用ブラシ、30 ブロー装置、31 フ
ァン、32 エア吹出し機、40 排気装置、41 バ
グフィルタ、42 ダクト、50 シート搬送装置、5
1 入口ローラコンベヤー、52 機内ローラコンベヤ
ー、53出口ローラコンベヤー、60 清掃ブース、6
1 ゴム製カーテン、70 制御装置、80 シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 一成 大阪府大阪市淀川区新北野2丁目2番20号 丸中工業株式会社内 (72)発明者 小泉 浩一 東京都品川区東五反田2丁目9番19号 株 式会社浅山商会内 Fターム(参考) 3B116 AA46 AB14 BA02 BA15 BB22 BC05 CD11 CD41 3D025 AA05 AB00 AC25 AD16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両シート表面を打撃することにより埃
    を表面に浮かせて除去する車両用シート清掃装置であっ
    て、 駆動力を与えられて回転する回転軸と、 前記回転軸の外周方向に延びるように前記回転軸に支持
    された複数の打撃器とを備え、 複数の前記打撃器の各々は、 一方端が回転可能なように前記回転軸に支持され、かつ
    他方端が前記回転軸の外周方向へ延びる打撃腕と、 前記車両用シート表面を打撃可能なように、かつ前記車
    両用シート表面に沿って回転可能なように前記回転腕の
    他方端に支持された打撃具とを有し、 複数の前記打撃器の各々は、前記回転軸の軸方向に間隔
    をおいて配置され、かつ前記回転軸を中心として異なる
    方向に延びている、車両用シート清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記打撃器により打撃された車両用シー
    ト表面に接触可能に配置された回転ブラシをさらに備え
    た、請求項1に記載の車両用シート清掃装置。
  3. 【請求項3】 複数の前記打撃器を支持する前記回転軸
    が前記車両用シートの進行方向に沿って複数本配置され
    ており、 前記回転ブラシは前記回転軸に挟まれるように配置され
    ている、請求項2に記載の車両用シート清掃装置。
  4. 【請求項4】 複数の前記打撃器を支持する前記回転軸
    が前記車両用シートの進行方向に沿って複数本配置され
    ており、 前記回転ブラシは複数本の前記回転軸の全てよりも前記
    車両用シートの進行方向下流側に配置されている、請求
    項2に記載の車両用シート清掃装置。
  5. 【請求項5】 前記車両用シートの検知信号に基づいて
    自動的に動作するよう構成されている、請求項1〜4の
    いずれかに記載の車両用シート清掃装置。
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