JP2001327786A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2001327786A
JP2001327786A JP2000153317A JP2000153317A JP2001327786A JP 2001327786 A JP2001327786 A JP 2001327786A JP 2000153317 A JP2000153317 A JP 2000153317A JP 2000153317 A JP2000153317 A JP 2000153317A JP 2001327786 A JP2001327786 A JP 2001327786A
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sewing machine
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motor
control
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Kiyoshi Matsuzawa
清志 松沢
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、使用目的に適合した静音性
を得ることが可能なミシンを提供することである。 【解決手段】 ミシン1はROM34にゲインの異なる
MDR調整テーブルを複数記憶しており、モード切替ス
イッチ14の操作によってモードの切替を可能とする。
制御装置20はモードに応じたゲインのMDR調整テー
ブルを選択し、このテーブルを用いてメインモータ26
のフィードバック制御(P制御またはI制御)を行う。
またモードに応じてミシン1の最高速度を制限する。更
に、最高速度に関連付けて刺繍装置6のSTM29,3
1や針振り用STM33の駆動ステップ数または駆動周
波数を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンに係り、詳
細には、ミシンのモータ制御に関する。
【0002】
【従来の技術】ミシンの主軸を駆動するメインモータ
は、縫製時に針が布を貫通するときと針が布から抜ける
ときとでトルクが大きく変動し、例えば、布に針が入る
ときには実際のモータの回転数が著しく低下する。その
ため、従来のミシンにおいて、実際の回転数が目標値と
一致するようにモータの速度を加減速する制御として、
フィードバック制御を用いたモータ制御がなされてい
る。フィードバック制御を用いたモータ制御ではメイン
モータの達すべき回転数(目標値)と実際の回転数との
差からメインモータの速度誤差を算出し、算出した速度
誤差に対して所定のゲインを乗算または所定のテーブル
でメインモータの駆動量を制御し、実際の回転数が目標
値と一致するように制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メイン
モータの回転数が目標値へ到達するまでの応答速度と速
度の安定性及び静音性とは相反するものである。つま
り、上述のフィードバック制御を例にとると、ゲインを
大きく設定すれば目標値へ到達する応答速度は速くなる
が、速度は不安定になり、機械系のバックラッシュ等に
よって静音性が損なわれる傾向がある。逆に、ゲインを
小さく設定すれば速度は安定し、静音性は上がるが、応
答速度は遅くなる。特に、ゲインが小さく設定されてい
る場合には、縫い始めや低速運転時において貫通力が落
ちてしまい、厚布を縫製できないという不都合が生じる
こともあった。
【0004】また、従来のミシンではゲインの大きさは
予め設定されており、作業者によって変更できるもので
はなかった。そのため、ゲインの決定に当たっては上述
のような理由から、厚布でも貫通できるような比較的大
きなゲインを設定する必要があり、応答性が優先され、
静音性は損なわれていた。
【0005】本発明の課題は、使用目的に適合した静音
性を得ることが可能なミシンを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、ミシンの主軸を駆動するモ
ータ(例えば、図3及び図4に示すメインモータ26)
と、速度指令値を入力する入力手段(例えば、図1及び
図3に示すスライドボリューム16)と、前記モータの
速度を検出する速度検出手段(例えば、図3、図4、及
び図7に示す速度センサ27)と、これらの値に関連し
てモータの速度を加減速させる制御手段(例えば、図3
及び図4に示す制御装置20)とを備えたミシンにおい
て、モード切替として前記モータの速度が速度指令値へ
到達するまでの応答速度を切り替える切替操作手段(例
えば、図1及び図3に示すモード切替スイッチ14)を
備えることを特徴としている。
【0007】請求項1記載の発明によれば、入力手段に
よって入力された速度指令値と速度検出手段によって検
出されるモータの速度との誤差を無くすように、制御手
段によってモータの速度を加減速するミシンにおいて、
切替操作手段によって、モード切替として前記モータの
速度が速度指令値へ到達するまでの応答速度を切り替え
ることができるため、使用目的に適合した静音性を得る
ことができる。
【0008】請求項2記載の発明のように、請求項1記
載のミシンにおいて、縫製等のためのステッピングモー
タ(例えば、図3及び図11に示すSTM29,31、
33)を更に備え、前記制御手段は、前記切替操作手段
によるモード切替の際に更にモードに応じて前記モータ
の最高速度を制限するとともに、前記ステッピングモー
タの駆動周波数または駆動ステップ角を前記最高速度に
応じて変更するようにしてもよい。
【0009】この請求項2記載の発明によれば、切替操
作手段によってモードを切り替えると制御手段によって
モータの最高速度を制限し、その最高速度に関連付けて
ステッピングモータの駆動周波数または駆動ステップ角
を変更できるので低騒音でステッピングモータを駆動で
きる。
【0010】請求項3記載の発明のように、請求項1ま
たは2に記載のミシンにおいて、前記制御手段は、ミシ
ン運転中はこの切替操作手段の操作を無効とすることと
してもよい。
【0011】請求項3記載の発明によれば、ミシン運転
中は切替操作手段に対するモード切替操作を無効にでき
るので、ステッピングモータの脱調を防止することがで
きる。
【0012】請求項4記載の発明のように、請求項1記
載のミシンにおいて、各種データを表示する表示手段
(例えば、図1及び図3に示す表示部12)と、前記切
替操作手段によってモードが切り替えられた旨を前記表
示手段にて報知するモード報知手段(例えば、図3に示
す制御装置20)と、を更に備えることとしてもよい。
【0013】この請求項4記載の発明によれば、切替操
作手段によってモードが切り替えられた旨をモード報知
手段によって表示手段に表示できるので、容易に現在の
モードを確認することができ、安心してミシンを使用で
きる。
【0014】また、請求項5記載の発明のように、請求
項2記載のミシンにおいて、各種データを表示する表示
手段(例えば、図1及び図3に示す表示部12)と、前
記制御手段によって前記モータの最高速度を制限した旨
または最高速度を連想可能な表示内容を前記表示手段に
て報知する最高速度報知手段(例えば、図3に示す制御
装置20)と、を更に備えることとしてもよい。
【0015】請求項5記載の発明によれば、最高速度報
知手段によって最高速度を制限した旨または最高速度を
連想可能な表示内容を前記表示手段に表示するので、容
易に最高速度を確認することができ、安心してミシンを
使用できる。
【0016】また、請求項6記載の発明のように、請求
項1から5のいずれかに記載のミシンにおいて、ミシン
本体に着脱可能な刺繍装置(例えば、図1、図2、及び
図3に示す刺繍装置6)を更に備え、前記制御手段は、
この刺繍装置がミシン本体に装着された際に自動的に刺
繍用のモードに切り替える(例えば、図2及び図3に示
すマイクロスイッチ36)こととしてもよい。
【0017】この請求項6記載の発明によれば、刺繍装
置がミシン本体に装着された際に制御手段によって、自
動的に刺繍用のモードに切り替えることができるので、
モードを切り替える操作を行う必要がなくなり、容易か
つ快適にミシンを使用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。本実施の形態では、直線、ジ
グザグ、ボタンホールといった実用模様を縫製する実用
縫い機能、及び文字や図柄等の刺繍縫い機能を搭載した
ミシン1について説明する。
【0019】まず、構成を説明する。図1は本実施の形
態のミシン1の外観を示す図であり、図2は刺繍装置6
をミシン本体から取り外した状態を示す図であり、図3
はミシン1の制御系を説明するブロック図である。
【0020】図1に示すように、ミシン1のミシン本体
は、ミシン胴部2、ミシンアーム3、及びフリーアーム
部5からなり、フリーアーム部5には、図2に示すよう
に互いに嵌合するコネクタ61,62によって着脱可能
となるように刺繍装置6が設けられる。刺繍装置6は被
縫製布8を保持する刺繍枠7を備え、刺繍装置6をミシ
ン本体に装着した状態で、後述するX方向駆動用及びY
方向駆動用の各ステッピングモータ(以下、STMと呼
ぶ)29,31によって刺繍枠7をX方向(図中左右方
向)及びY方向(図中前後方向)に移動できるように構
成されている。
【0021】ミシンアーム3の上部には蓋11が設けら
れ、自在に開閉して上糸を懸けられるようになってい
る。ミシンアーム3の内部にはメインモータ26により
駆動する主軸50が水平方向に配設され、主軸50の先
端部にはクランク機構により上下動する針棒が配設され
ている(図示省略)。針棒の下部には針10及び布押え
9が設けられる。布押え9は針10が布8を貫通する際
に針10が通るように開口部が設けられており、針棒
(針10)の上下動に連動して上下動して針落ち位置近
傍の布8を押さえる。
【0022】フリーアーム部5にはボビンケースを装着
する釜、及び下軸が内蔵され(図示省略)、メインモー
タ26の駆動に基づいて下軸により釜を駆動し、針に通
された上糸によってボビンに巻かれた下糸をすくい取
り、縫目を形成する。また、フリーアーム部5は上面に
平坦なベッド面を有し、刺繍装置6を取り外して実用模
様を縫製する場合に被縫製布8を前後方向に送る布送り
機構が備えられている。布送り機構による布の前後方向
及び針棒の左右振りによって直線、ジグザク、ボタンホ
ールといった実用模様が形成可能である。
【0023】ミシン胴部2には前面に表示部12、操作
入力部13、及びモード切替スイッチ14が設けられ
る。
【0024】表示部12は例えばLCD(Liquid Cryst
al Display)によって構成され、図3に示すように、L
CDを駆動するためLCDコントローラ21及びLCD
ドライバ22を備える。LCDコントローラ21は制御
装置20から所定時間経過毎に表示データを読み出し、
LCDドライバ22により表示データをD/A変換して
所定の電圧値を生成し、LCDコントローラ21から出
力される水平同期信号及び垂直同期信号の出力タイミン
グで表示部(LCD)12に画像や文字等を表示させ
る。
【0025】操作入力部13は、例えばLCDの表面を
覆うように設けられたタッチパネルによって構成され
る。操作入力部13であるタッチパネルには実行可能な
処理を選択可能に一覧表示するメニュー画面や複数の刺
繍模様の画像を選択可能に一覧表示する模様選択画面等
が表示され、タッチ指示操作があるとタッチ指示座標を
検出し、検出した座標から指示された処理や模様を特定
して制御装置20に出力する。なお、操作入力部13は
タッチパネルに限らず、例えば、表示部12にメニュー
表示されるアイコン等の選択肢を指示するためのマウス
やトラックボール等としてもよい。
【0026】モード切替スイッチ14は、モードを切り
替える際に押下操作されるスイッチであり、押下操作の
都度、「深夜モード」→「静音モード」→「やや厚物モ
ード」→「厚物モード」→「深夜モード」→・・・のよう
にループして切り替える。モード切替スイッチ14によ
るモード切替操作は縫製動作中には無効とされる。これ
はモード(ゲイン)を切り替えることによって生じるモ
ータの脱調を防止するためである。
【0027】また、ミシン胴部2の側面にはメモリカー
ド17を脱着可能に収納するメモリカードスロット17
aが設けられる。メモリカード17は、プログラムやデ
ータ等が予め記憶されている外部記憶媒体であり、磁気
的、光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリで構成され
ている。このメモリカード17は読み出し専用メモリで
も書き込み可能な記憶媒体でもよく、例えば、各種刺繍
模様とそれら刺繍模様を形成するための刺繍データとが
模様別に書き込まれている。
【0028】ミシンアーム3の前面には縫製の開始/停
止を操作するスタート/ストップボタン15及び縫製の
速度を調整する際に操作されるスライドボリューム16
が設けられる。スライドボリューム16は作業者による
スライド操作によって電圧値を変更して出力する。出力
した電圧値はA/D変換器23によってA/D変換され
て、速度指令値として制御装置20に入力される。
【0029】次にミシン1の制御系について図3を参照
して説明する。ミシン1は上述の各部(表示部12、操
作入力部13、モード切替スイッチ14、スタート/ス
トップボタン15、スライドボリューム16、メモリカ
ード17、メインモータ26、刺繍装置6のX軸駆動用
STM29及びY軸駆動用STM31、針振りSTM3
3等)の動作を制御する制御装置20を備えている。制
御装置20は例えばマイコン基板からなり、CPU(Ce
ntral Processing Unit)等により構成される制御部2
0a(図4参照)及び同期信号生成部20b(図4参
照)、入出力インターフェイスを有する。また、制御装
置20にはROM(Read Only Memory)34、RAM
(Random Access Memory)35が接続される。
【0030】制御装置20は操作入力部13、スタート
/ストップボタン15等から入力される指示あるいはデ
ータに従って、ROM34またはメモリカード17に記
憶されている制御プログラムを読み出し、メインモータ
26、針振り用STM33、刺繍装置6のX軸駆動用S
TM29、及びY軸駆動用STM31の動作を制御して
縫製動作を実行する。また、モード切替スイッチ14か
ら手動動作により入力されるモード切替指示に従って、
ROM34に記憶されているテーブル選択処理プログラ
ムに基づくテーブル選択処理(図13参照)を実行し、
処理結果をRAM35に格納するとともに表示部12に
表示させる。
【0031】ROM34にはミシン1における縫製動作
やモータの制御動作、または各種実用模様や刺繍模様を
形成するための刺繍データ等が記憶されている。また、
後述のテーブル選択処理を実行するための処理プログラ
ムやモータ制御用のMDRテーブル(図6参照)、モー
ド別のMDR調整テーブル(図8〜図10参照)等が記
憶されている。
【0032】RAM35は、縫製作業やテーブル選択処
理において実行する処理プログラム、入力指示、入力デ
ータ及び処理結果等を一時格納するワークメモリエリア
の他、モードを識別するフラグを記憶するフラグメモリ
を有する。本実施の形態ではフラグ「1」は「深夜モー
ド」を示し、フラグ「2」は「静音モード」を示し、フ
ラグ「3」は「やや厚物モード」を示し、フラグ「4」
は「厚物モード」を示すこととする。なお、モードの名
称や選択可能なモードの数等は一例であり、その他の名
称、モード数としてもよい。
【0033】テーブル選択処理において、制御装置20
はモード切替スイッチ14の操作に応じてモードを切り
替える。すなわち、モード切替スイッチ14の押下操作
の都度、フラグを「1」〜「4」に更新設定する。ま
た、制御装置20は設定されたモードを示す画像や文字
を表示部12に表示させる。
【0034】更にモードの切替によって、制御装置20
はメインモータ26の速度が速度指令値(目標値)へ到
達するまでの応答速度を変更するものであり、フィード
バック制御におけるゲインを切り替え、メインモータ2
6の最高速度を制限し、各種STM29,31,33の
駆動周波数または駆動ステップ角を変更する。ここで、
ゲインとはモータの回転数を目標値へ到達させるために
モータに与える増幅率であり、このゲインを切り替える
ことにより応答速度が変化して加減速が大小に変化す
る。具体的には、図9に示す比例ゲインGpまたは図1
0に示す積分ゲインGiを意味する(詳細は後述す
る)。
【0035】以下、図4〜図10を参照してメインモー
タ26のフィードバック制御について詳述する。図4は
メインモータ26のフィードバック制御を説明するため
のブロック線図であり、図5はメインモータ26に印加
する全波整流波及びトランジスタTr1の導通角を説明
する図である。図5において、(A)は高速運転時の導
通角、(B)は低速運転時の導通角を示している。図6
はMDRテーブルの一例を示し、図7は速度センサ27
による速度検出について説明する図である。図7におい
て、(A)は速度センサ27の構成を説明する斜視図で
あり、(B)は速度センサ27の側面図であり、(C)
は速度センサ27によって検出されるモータパルス(M
P)を説明する図である。また、図8はモードとMDR
調整テーブルとの対応を示す図であり、図9は比例ゲイ
ンGpを用いたMDR調整テーブル、図10は積分ゲイ
ンGiを用いたMDR調整テーブルの一例を示す図であ
る。
【0036】図4に示すように、制御装置20は制御部
20a及び同期信号生成部20bを有し、ドライバ25
はトランジスタTr1、2次側電源を供給するトランス
25a、整流ダイオード等によって構成される全波整流
手段25b,25cによって構成される。ドライバ25
は商用AC電源100を整流ダイオード25bによって
全波整流して1次側電源としてメインモータ26に供給
する。またトランス25aによって2次側の電源を生成
し、整流ダイオード25cによって全波整流して制御装
置20に供給する。
【0037】同期信号生成部20bは上述の全波整流電
圧の谷部付近に所定の時間幅を持ったパルス信号である
同期信号を生成し、制御部20aへ入力する。図5
(A)の(イ)及び図5(B)の(イ)は全波整流波を
示し、図5(A)の(ロ)及び図5(B)の(ロ)は同
期信号を示す。制御部20aは同期信号の立ち上がりタ
イミングで導通角制御信号(以下、MDRと呼ぶ)を絶
縁伝達手段24に対して出力する。絶縁伝達手段24は
フォトカプラ等により構成され、制御部20aから入力
されるMDRに従って所定時間TmだけトランジスタT
r1をONする。メインモータ26はトランジスタTr
1の導通時間に応じて駆動量が決定される。つまり、図
5(A)に示すようにトランジスタTr1の導通時間T
mが長いほど、駆動量が大きく、高速運転し、図5
(B)に示すように導通時間Tmが短いほど、駆動量が
小さく、低速運転する。
【0038】MDRはスライドボリューム16の操作に
よって決定された速度指令値に応じたトランジスタTr
1の導通時間Tmを意味する。速度指令値とトランジス
タTr1の導通時間Tmとは対応付けられ、例えば、図
6に示すようにMDRテーブルとしてROM34に格納
されている。速度指令値がNmとして入力された場合
は、それに応じた時間TmだけトランジスタTr1をO
Nする。
【0039】メインモータ26の実際の回転数は速度セ
ンサ27によって監視されている。図7(A)に示すよ
うに、ミシン1の主軸50はメインモータ26の一端側
のモータ軸26cとプーリー51及びタイミングベルト
52を介して連動している。メインモータ26の他端側
のモータ軸26aには速度センサ27が設けられる。速
度センサ27はn個のスリット27cが入った円盤27
bとフォトインタラプタ27aとからなり、フォトイン
タラプタ27aの発光部27dと受光部27eとが円盤
27bの表側と裏側にそれぞれ対面して設けられる。
【0040】図7(B)に示すように、フォトインタラ
プタ27aの発光部27dから円盤に対して照射される
光がスリット27cを通過して受光部27eにおいて受
光される。受光部27eではスリット27cを通過する
光(パルス)を受光し、カウントする。図7(C)に示
すようにモータの1回転でn個のパルスを検出する。こ
のようにして速度センサ27は今回の同期信号入力時か
ら次の同期信号が入力されるまでの間のパルス数をカウ
ントし、モータパルス(以下、MPと呼ぶ)として制御
部20aへ出力する。
【0041】制御部20aは速度指令値から決定される
MDRによって到達すべき回転数(目標値)と実際のモ
ータの回転数MPとの誤差である速度誤差を算出する。
そして速度誤差に応じてトランジスタTr1の導通時間
Tmを調整する。
【0042】本実施の形態では導通時間Tmを調整する
ため、モード別のMDR調整テーブルがROM34に複
数記憶されている。例えば、図8に示すようにROM3
4には異なる比例ゲインGp1〜Gp4のMDR調整テ
ーブルと異なる積分ゲインGi1〜Gi4のMDR調整
テーブルとが記憶されている。深夜モード(フラグ=
1)では比例ゲインGp1のテーブルと積分ゲインGi
1のテーブルが選択される。静音モード(フラグ=2)
では比例ゲインGp2のテーブルと積分ゲインGi2の
テーブルが選択される。やや厚物モード(フラグ=3)
では比例ゲインGp3のテーブルと積分ゲインGi3の
テーブルが選択される。厚物モード(フラグ=4)では
比例ゲインGp4のテーブルと積分ゲインGi4のテー
ブルが選択される。
【0043】制御装置20は、ROM34に記憶されて
いる複数のMDR調整テーブルの中からモードに対応す
る比例ゲインGpが設定されているテーブルを選択す
る。そして、速度誤差に対応する時間Tpをトランジス
タTr1の導通時間Tmに加算または減算する。図9に
示すように各MDR調整テーブルには速度誤差m(パル
ス)に応じた調整時間Tp(μs)が設定されている。
速度誤差が大きい場合(図9の「m以上」または「−m
以下」)はトランジスタTr1を全導通または全非導通
するように制御してもよい。このMDR調整テーブルで
は各Tpの差Δtpが比例ゲインGpを表している。こ
のような比例ゲインを用いた制御はP制御に相当する。
【0044】また、積分ゲインGiを用いたI制御に相
当する制御を行う場合は、同様に同期信号の入力毎に速
度誤差を算出し、速度誤差に応じてトランジスタTr1
の導通時間Tmを調整する。具体的には、ROM34に
記憶されている複数のMDR調整テーブルの中からモー
ドに対応する積分ゲインGiが設定されているテーブル
を選択し、速度誤差に対応する時間Tiをトランジスタ
Tr1の導通時間Tmに加算または減算し、新たなMD
Rとする。図10に示すように各MDR調整テーブルに
は速度誤差m(パルス)に応じた調整時間Ti(μs)
が設定されている。このMDR調整テーブルでは各Ti
の差Δtiが積分ゲインGiを表している。P制御と異
なる点はTm=Tm+Tiとし、基準時間のTmそのも
のを順次書き換えるところにある。I制御では累積的に
導通時間を増加(または減少)するので比較的迅速に目
標値に到達できる。実際のメインモータ制御では上述の
P制御とI制御とを組み合わせて行うことが望ましい。
この場合には、小さいゲインを選択してモータの静音性
を向上した場合にも、I制御によってモータ速度の応答
性を補完できる。
【0045】以上のように制御部20aはモードの切替
を受け付け、メインモータ26のフィードバック制御に
おけるゲインをモード別に切り替える。
【0046】また、刺繍装置6を用いる場合は、制御装
置20はSTMドライバ28,30に制御信号を出力し
てSTMを駆動し、刺繍装置6の刺繍枠7を針棒に対し
て相対移動させている。その駆動タイミングは針棒が上
位置、例えば針棒上死点を0度として287°〜110
°の位相である。この位相で駆動できる時間はミシン1
の速度で決定される。そのためSTMの駆動周波数はミ
シン1の速度に依存する。
【0047】そこで、本実施の形態ではモード切替によ
ってメインモータ制御のゲインが切り替えられると同時
に、ゲインに応じてミシンの最高速度を制限し、小さい
ゲインが選択された場合は最高速度を低速とし、大きい
ゲインが選択された場合は最高速度を高速とする。そし
てゲインが小さい場合に最高速度が低く制限された場合
は、各種STMの駆動ステップ角についてもマイクロス
テップのように細かいステップに変更する。
【0048】次に、図11〜図12を参照してモード切
替によるSTM制御について説明する。図11は制御部
20aによるSTMの制御を説明する図である。この図
11に示すように、STMドライバ28,30,32は
VrefA端子及びVrefB端子を備えており、制御部20a
は各端子VrefA,VrefBに入力する電圧の大きさによっ
てSTM29,31,33の相電流を制御する。図11
に示す例では各端子VrefA,VrefBに入力する電圧値を
8段階に切り替えるため、3ビットの信号を8ビットに
デコードするデコーダ70と、トランジスタTrA1〜T
A8,TrB1〜TrB8、それぞれ異なる抵抗値を有する
抵抗rA1〜rA8,rB1〜rB8が設けられている。
【0049】各端子VrefA,VrefBに入力する電圧値を
指定する信号である3ビットの信号がそれぞれ制御部2
0aから出力されると、各デコーダ70は後述するST
Mの駆動テーブルSTBに基づいて8ビットの信号にデ
コードして、TrA1〜TrA8、TrB1〜TrB8のうち何
れかをONする。
【0050】図12はSTMの駆動テーブルSTBの一
例である。STMの駆動テーブルSTBは制御部20a
から出力される3ビット信号と、入力電圧とを関連付け
るテーブルであり、モード別にそれぞれ用意される。例
えば、「深夜モード(フラグ=1)」ではマイクロステ
ップ用テーブルSTB1、「静音モード(フラグ=
2)」ではw1−2相用テーブルSTB2、「やや厚布
モード(フラグ=3)」では1−2相用テーブルSTB
3、「厚布モード(フラグ=4)」では2相用テーブル
STB4を用いる。つまり、メインモータ26のフィー
ドバック制御におけるゲインの小さいモードであるほど
細かい駆動ステップ角となるように制御することによ
り、静音化に効果がある。図12に示すようにVrefA端
子に印加する電圧を指示する信号として、例えば「00
0」という3ビットの信号が出力されるとトランジスタ
TrA1がONされ、VrefA端子への入力電圧は次式
(1)となる。
【0051】 VrefA≒Vcc×rA1/(RA+rA1) ・・・(1)
【0052】次に、図13〜図14を参照して、本実施
の形態のミシン1の動作を説明する。まず、作業者によ
ってスライドボリューム16が操作されるとスライドボ
リューム16から出力される電圧値がA/D変換器23
によってA/D変換され、速度指令値として制御部20
aへ出力される。次にモード切替スイッチ14における
モード切替操作を受け付ける。制御部20aはモード切
替スイッチ14の押下操作を検出すると、押下操作の都
度、図13に示すテーブル選択処理を実行する。
【0053】図13はテーブル選択処理を説明するフロ
ーチャートである。テーブル選択処理において、制御部
20aは切り替えられたモードに応じたフラグを設定す
る(ステップS1)。そして、設定されたフラグの値に
応じて、参照するMDR調整テーブルを選択し、最高速
度を設定し、STMの駆動テーブルを選択する。
【0054】具体的には、フラグ=1の場合(深夜モー
ド)は(ステップS2;Yes)、比例ゲインとしてG
p1、積分ゲインとしてGi1が設定されているMDR
調整テーブルを選択する。また、ミシン1の最高速度を
Nm1に設定する。更にSTMの駆動テーブルSTB1
を選択し、マイクロステップ駆動とする(ステップS
3)。
【0055】フラグ=2の場合(静音モード)は(ステ
ップS4;Yes)、比例ゲインとしてGp2、積分ゲ
インとしてGi2が設定されているMDR調整テーブル
を選択する。また、ミシン1の最高速度をNm2に設定
する。更にSTMの駆動テーブルSTB2を選択し、w
1−2相とする(ステップS5)。
【0056】フラグ=3の場合(やや厚物モード)は
(ステップS6;Yes)、比例ゲインとしてGp3、
積分ゲインとしてGi3が設定されているMDR調整テ
ーブルを選択する。また、ミシン1の最高速度をNm3
に設定する。更にSTMの駆動テーブルSTB3を選択
し、1−2相とする(ステップS7)。
【0057】フラグ=4の場合(厚物モード)は(ステ
ップS8;Yes)、比例ゲインとしてGp4、積分ゲ
インとしてGi4が設定されているMDR調整テーブル
を選択する。また、ミシン1の最高速度をNm4に設定
する。更にSTMの駆動テーブルSTB4を選択し、2
相とする(ステップS9)。フラグが「1」〜「4」に
設定されていない場合はモード選択がなされていないた
め、エラーメッセージを表示したり、ビープ音を発生し
てモード選択を促す。
【0058】テーブル選択処理が終了すると、制御部2
0aは、選択されたモードやモードに応じて最高速度が
制限された旨や決定された最高速度等を文字や画像にて
表示部12に表示する。図14は表示部12に表示され
るモード表示画面の例を示す図である。例えば、深夜モ
ードに設定された場合は図14(A)に示すように「深
夜モード」に設定されている旨を文字12aや画像12
bで表示する。また最高速度12cも表示する。静音モ
ードに設定された場合は図14(B)に示すように「静
音モード」に設定されている旨を文字12dや画像12
eで表示する。また最高速度12fも表示する。
【0059】その後、スタート/ストップボタン15が
操作されると、制御部20aは速度指令値に応じたMD
Rを図6に示すMDRテーブルを参照して出力し、メイ
ンモータ26を駆動制御して縫製動作を開始する。また
上述のテーブル選択処理において選択されたSTM駆動
テーブルSTBに従ってSTM29,31,33を駆動
する。メインモータ26が駆動開始されると、速度セン
サ27はメインモータ26の実際の回転数MPを検出
し、回転数の目標値との速度誤差を算出する。そして、
また上述のテーブル選択処理において選択されたMDR
調整テーブル(P制御及びI制御)に従って速度誤差を
無くすようにMDRを調整する。
【0060】その後、スタート/ストップボタン15の
操作を検出するまで、メインモータ26の駆動、速度誤
差の計算、MDRの調整といった処理を繰り返し、スタ
ート/ストップボタン15の操作を検出すると縫製動作
を停止する。なお、一旦縫製動作を開始すると、停止す
るまでモードの切替操作を無効とする。
【0061】以上説明したように、本実施の形態のミシ
ン1はROM34にゲインの異なるMDR調整テーブル
を複数記憶しており、モード切替スイッチ14の操作に
よってモードの切替を可能とする。そして制御装置20
は選択されたモードに応じてゲインを変更し、変更され
たゲインを用いてフィードバック制御(P制御またはI
制御)を行い、メインモータ26の速度誤差を無くすよ
うに制御する。また選択されたモードに応じてミシン1
の最高速度を制限する。
【0062】更に、制御部20aは選択されたモードに
応じて刺繍装置6のSTM29,31や針振り用STM
33の駆動ステップ数または駆動周波数を決定する。す
なわち、深夜モードでは、ゲインを小さくしてメインモ
ータ26の静音性を高め、駆動ステップ数を細かくして
STM29,31,33の静音性を高める。また、逆に
厚物モードでは厚物を縫製できるようにゲインを大きく
して応答性を高める。
【0063】従って、ミシン1の使用目的に応じた静音
性を得ることが可能となる。例えば、深夜に薄布を縫製
したり刺繍をするためにミシン1を使用する場合には静
音性を最優先に考慮し深夜モードに切り替え、ゲインを
小さくして使用することができ、また厚物を縫製する場
合は厚物モードに切り替えてゲインを大きくし、厚物を
縫製できないという実用上の不都合を無くすことができ
る。
【0064】また、比例ゲインGpを用いたフィードバ
ック制御(P制御)に、積分ゲインGiを用いたI制御
を組み合わせることにより、ミシン1の静音性のみなら
ず応答性を補完できるようになる。また、モードに応じ
てミシン1の最高速度を制限し、その最高速度に対応付
けてSTMの駆動周波数や駆動ステップ角を変更するの
で低騒音でSTMを駆動できる。
【0065】また、ミシン運転中はモード切替スイッチ
14の操作を無効とし、モード切替を受け付けないよう
にしたので、STM29,31,33の脱調を防ぐこと
ができる。そして、表示部12には選択されているモー
ドやモードに応じた最高速度等が表示されるので、作業
者はどのモードに設定したか、最高速度はどの程度かを
容易に確認しながら安心して作業でき、使用しやすいミ
シンを提供することができる。
【0066】なお、上述の実施の形態では、メインモー
タ26の制御として導通角制御(位相制御)を用いる例
を示したが、PWM(Pulse Width Modulation;パルス
幅変調)制御を用いた場合にも同様の効果を得ることが
できる。この場合はMDR調整テーブルを複数設定する
のと同様に、PWMの時間テーブルをモード別に複数設
定すればよい。
【0067】また、上述の実施の形態ではメインモータ
26の制御としてMDRの調整時間を設定したMDR調
整テーブルを用いる例を示したが、これに限定されるも
のではなく、演算によってMDRの調整値を算出するよ
うにしてもよい。また、比例ゲインGpが設定されたP
制御用のMDR調整テーブル及び積分ゲインGiが設定
されたI制御用のMDR調整テーブルを組み合わせて用
いる例を示したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、P制御とI制御とを別個に実施するものとしても
よい。
【0068】また、モードの切替は、モード切替スイッ
チ14の押下操作によって4段階に切り替える例を示し
たが、例えば、モード切替スイッチ14を設けずに、マ
イクロスイッチ36を用いた刺繍モード/実用モードの
2段階のモード切替としてもよい。
【0069】図2に破線で示すように、刺繍装置6のミ
シン1本体と接する面にマイクロスイッチ36を設け、
刺繍装置6が装着された状態でマイクロスイッチ36が
ONし、離脱するとOFFするものとする。マイクロス
イッチ36がON、つまり刺繍装置6が装着されると、
制御部20aはモードを刺繍モードに切り替え、マイク
ロスイッチ36がOFF、つまり刺繍装置6が外される
と、制御部20aはモードを実用モードに切り替える。
【0070】刺繍は一般に薄布に対して縫製され、安定
した速度で動作することが望まれることを考慮して、刺
繍モードでは静音性を優先して小さなゲインのMDR調
整テーブルを用いる。また、ミシン1の最高速度を比較
的低速に制限し、STMをマイクロステップ駆動とす
る。例えば、上述の「深夜モード」と同様とする。実用
モードでは厚物を縫製することを考慮して応答性を優先
し比較的大きなゲインのMDR調整テーブルを用いる。
また、ミシン1の最高速度を高速にし、STMを2相や
1−2相とする。例えば、上述の「厚物モード」や「や
や厚物モード」と同様とする。
【0071】また、モード切替スイッチ14とマイクロ
スイッチ36をともに設け、刺繍装置6が装着された場
合は刺繍モードに自動的に設定して、モード切替スイッ
チ14によるモード切替操作を無効とし、刺繍装置6が
外されて実用モードに設定した場合は、更にモード切替
スイッチ14によるモード切替操作を受付け、用途に応
じたモード切替を可能としてもよい。
【0072】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、入力手段
によって入力された速度指令値と速度検出手段によって
検出されるモータの速度との誤差を無くすように、制御
手段によってモータの速度を加減速するミシンにおい
て、切替操作手段によって、モード切替として前記モー
タの速度が速度指令値へ到達するまでの応答速度を切り
替えることができるため、使用目的に適合した静音性を
得ることができる。
【0073】請求項2記載の発明によれば、モードを切
り替えると前記制御手段によってモータの最高速度を制
限し、その最高速度に関連付けてステッピングモータの
駆動周波数または駆動ステップ角を変更できるので低騒
音でステッピングモータを駆動できる。
【0074】請求項3記載の発明によれば、ミシン運転
中は切替操作手段に対するモード切替操作を無効にでき
るので、ステッピングモータの脱調を防止することがで
きる。
【0075】請求項4記載の発明によれば、モードが切
り替えられた旨をモード報知手段によって表示手段に表
示できるので、容易に現在のモードを確認することがで
き、安心してミシンを使用できる。
【0076】請求項5記載の発明によれば、最高速度報
知手段によって最高速度を制限した旨または最高速度を
連想可能な表示内容を前記表示手段に表示するので、容
易に最高速度を確認することができ、安心してミシンを
使用できる。
【0077】請求項6記載の発明によれば、刺繍装置が
ミシン本体に装着された際に制御手段によって、自動的
に刺繍用のモードに切り替えることができるので、モー
ドを切り替える操作を行う必要がなくなり、容易かつ快
適にミシンを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のミシン1の外観を示す図であ
る。
【図2】刺繍装置6をミシン本体から取り外した状態を
示す図である。
【図3】ミシン1の制御系を説明するブロック図であ
る。
【図4】メインモータのフィードバック制御を説明する
ためのブロック線図である。
【図5】メインモータ26に印加する全波整流波及びト
ランジスタTr1の導通角を説明する図であり、(A)
は高速運転時、(B)は低速運転時を示す。
【図6】MDRテーブルの一例である。
【図7】速度センサ27による速度検出について説明す
る図であり、(A)は速度センサ27の構成を説明する
斜視図、(B)は速度センサ27の側面図、(C)は速
度センサ27によって検出されるモータパルス(MP)
を説明する図である。
【図8】モードとMDR調整テーブルとの対応を示す図
である。
【図9】比例ゲインGpを用いたMDR調整テーブルの
一例である。
【図10】積分ゲインGiを用いたMDR調整テーブル
の一例である。
【図11】制御部20aによるSTMの制御を説明する
図である。
【図12】STMの駆動テーブルSTBの一例である。
【図13】テーブル選択処理を説明するフローチャート
である。
【図14】表示部12に表示されるモード別の表示画面
例である。
【符号の説明】
1 ミシン 2 ミシン胴部 3 ミシンアーム 5 フリーアーム部 6 刺繍装置 7 刺繍枠 8 布 9 布押え 10 針 11 蓋 12 LCD 13 操作入力部(タッチパネル) 14 モード切替スイッチ 15 スタート/ストップボタン 16 スライドボリューム(速度指令部) 17 メモリカード 20 制御装置 21 LCDコントローラ 22 LCDドライバ 23 A/D変換器 24 絶縁手段 25 ドライバ 26 メインモータ 27 速度センサ 28 STMドライバ 29 STM(X軸駆動用) 30 STMドライバ 31 STM(Y軸駆動用) 32 STMドライバ 33 針振りSTM 34 ROM 35 RAM 36 ゲイン切替用マイクロスイッチ 61 コネクタ 62 コネクタ
フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA07 AA15 CB04 CE03 CE07 CE09 CE28 GD03 GD22 GE01 GE12 GG04 JA02 JA07 LA82 LA84 LA85 LA86 LA88 LB01 LB02 MA15 NA67 NA71 NA73 NA74 NB18 NC02 NC06 QA05 QA06 QA07 QA08 5H571 AA20 BB04 BB06 CC05 FF07 FF08 GG02 GG08 HA08 HA16 HB01 JJ03 JJ17 JJ22 KK06 LL08 PP04 5H580 AA10 BB02 BB10 CB03 EE02 FA14 FA22 FA24 FB05 FB07 FC02 FC04 GG04 GG08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンの主軸を駆動するモータと、速度指
    令値を入力する入力手段と、前記モータの速度を検出す
    る速度検出手段と、これらの値に関連してモータの速度
    を加減速させる制御手段とを備えたミシンにおいて、 モード切替として前記モータの速度が速度指令値へ到達
    するまでの応答速度を切り替える切替操作手段を備える
    ことを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】縫製等のためのステッピングモータを更に
    備え、 前記制御手段は、前記切替操作手段によるモード切替の
    際に更にモードに応じて前記モータの最高速度を制限す
    るとともに、前記ステッピングモータの駆動周波数また
    は駆動ステップ角を前記最高速度に応じて変更すること
    を特徴とする請求項1記載のミシン。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、ミシン運転中は前記切替
    操作手段の操作を無効とすることを特徴とする請求項1
    または2に記載のミシン。
  4. 【請求項4】各種データを表示する表示手段と、 前記切替操作手段によってモードが切り替えられた旨を
    前記表示手段にて報知するモード報知手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項1記載のミシン。
  5. 【請求項5】各種データを表示する表示手段と、 前記制御手段によって前記モータの最高速度を制限した
    旨または最高速度を連想可能な表示内容を前記表示手段
    にて報知する最高速度報知手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項2記載のミシン。
  6. 【請求項6】ミシン本体に着脱可能な刺繍装置を更に備
    え、 前記制御手段は、この刺繍装置がミシン本体に装着され
    た際に自動的に刺繍用のモードに切り替えることを特徴
    とする請求項1から5のいずれかに記載のミシン。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020664A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Janome Sewing Mach Co Ltd 電動ミシン
JP2014030544A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Happy Kogyo Kk 刺繍装置及び刺繍装置を備えた電動ミシン
JP2015160280A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 日立工機株式会社 電動工具
CH712878A1 (de) * 2016-09-06 2018-03-15 Bernina Int Ag Verfahren und Vorrichtung zum Steuern und/oder Regeln einer Nähmaschine, Nähmaschine und Computerprogrammprodukt.

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