JP2001327330A - 棒状化粧料繰り出し容器の受皿体 - Google Patents

棒状化粧料繰り出し容器の受皿体

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JP2001327330A JP2000152439A JP2000152439A JP2001327330A JP 2001327330 A JP2001327330 A JP 2001327330A JP 2000152439 A JP2000152439 A JP 2000152439A JP 2000152439 A JP2000152439 A JP 2000152439A JP 2001327330 A JP2001327330 A JP 2001327330A
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Yoshinobu Kimura
好延 木村
Isao Asahi
功 朝日
Hisao Kurosawa
久男 黒澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受皿体を構成する保持筒体と昇降体との着脱
をワンタッチで達成すると共に、保持筒体と昇降体との
係止組付きを無理なく解除し、もって昇降体に対する保
持筒体の着脱を簡単にかつ安全に達成し、昇降体に対す
る保持筒体の係止組付きを長期間にわたって安定して強
固に達成維持することを目的とする。 【解決手段】 化粧料Kを保持する保持筒体2と、容器
本体15の内筒体19内に昇降変位可能に組付けられた
昇降体11とから成る受皿体1において、離脱のために
保持筒体2に加えられる押し上げ力により、係止機能部
を有する複数の脚筒片8を縮径変形させて、昇降体11
に対する保持筒体2の係止を解除させることにより、無
理なく安全に保持筒体2を昇降体11から離脱させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、棒状化粧料繰り出
し容器において、口紅等の棒状化粧料を、繰り出し容器
本体に対して安全に着脱可能とした受皿体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】繰り出し容器本体に対する棒状化粧料の
着脱を可能とした従来技術として、実開昭61−194
425号公報に開示された技術がある。
【0003】この従来技術は、繰り出し容器の受皿体
を、棒状化粧料を保持する保持筒体相当部分と、繰り出
し容器本体内に昇降変位可能に組付き、保持筒体相当部
分を挿入螺合させると共に、その螺合限で抜け出し方向
に係止する昇降体相当部分とから構成し、化粧料の取替
えは、保持筒体相当部分を昇降体相当部分から螺脱させ
てから、新たな化粧料を保持した保持筒体相当部分を昇
降体相当部分に螺着させて達成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、昇降体相当部分に対する保持筒
体相当部分の着脱が螺合を利用しているので、昇降体相
当部分に対する保持筒体相当部分の着脱には、昇降体相
当部分と保持筒体相当部分とを相対回動させる必要があ
り、その分、着脱操作が面倒である、と云う問題があっ
た。
【0005】また、昇降体相当部分と保持筒体相当部分
との間には、螺合結合の緩み発生を防止する係止手段が
設けられているが、この係止手段の係止解除は、保持筒
体相当部分の昇降体相当部分に対する強引な螺脱回動に
より達成されるので、両部分の係止機能部分が不正に齧
り変形し易く、昇降体相当部分の係止機能部分の齧り変
形により、係止能力が大幅に低下する、と云う問題があ
った。
【0006】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、昇降体相当
部分に対する保持筒体相当部分の着脱をワンタッチ操作
で達成すると共に、昇降体相当部分と保持筒体相当部分
との係止組付きを無理なく解除することを技術的課題と
し、もって昇降体相当部分に対する保持筒体相当部分す
なわち化粧料の着脱を簡単にかつ安全に達成すると共
に、昇降体相当部分に対する保持筒体相当部分の強固な
係止組付きを、安定して確実に維持することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の手段は、棒状化粧料を保持する保持筒体と、
繰り出し容器本体の内筒体内に昇降変位可能に組付き、
保持筒体を嵌め込み係止保持する昇降体と、から構成さ
れること、保持筒体を、下記の構成とすること、主体部
である筒壁の外周面下端部に、昇降体の下端開口縁であ
る係止角部に下方から係止する係止段部を設けること、
この係止段部を設けた筒壁の下部に、複数の割り溝を設
けることにより、径方向に弾性変形可能な舌片状の複数
の脚筒片を成形すること、この各脚筒片の内周面に、上
方に拡径する方向に傾斜したテーパー面を有する離脱用
爪片を垂下状に設けること、にある。
【0008】受皿体は、容器本体の内筒体内に昇降変位
可能に挿入組付けされている昇降体に、保持筒体を、上
方から差し込み状に嵌め込み、保持筒体の突き当たり段
部を昇降体の上端面に突き当てた状態で、保持筒体の外
周面下端部に形成された係止段部を、昇降体の下端開口
縁である係止角部に下方から係止させることにより、組
立てられる。
【0009】保持筒体への化粧料の組付け保持は、保持
筒体を成形型枠の一部とした、化粧料の充填成形と同時
に達成されるが、この化粧料の保持筒体への組付けは、
保持筒体を昇降体に組付けた状態、すなわち受皿体を組
立てた状態で行う場合と、保持筒体を昇降体に組付けな
い状態で行う場合とがあり、前者の場合は、化粧料の成
形完了と同時に、化粧料の容器本体への組付けが達成さ
れ、後者の場合は、化粧料と保持筒体との組合せ物を、
容器本体とは別個にカセット状に取り扱うことが可能と
なる。
【0010】保持筒体の昇降体からの取り外しは、保持
筒体の各脚筒片に設けた離脱用爪片のテーパー面に押し
上げ力を加えて、テーパー面の作用により、各脚筒片を
縮径方向に弾性変形させ、これにより昇降体の係止角部
に対する保持筒体の係止段部の係止を解除し、そのまま
押し上げ力により保持筒体を昇降体から上方に抜き出し
て達成する。
【0011】この保持筒体の昇降体からの取り外しに際
して、取り外し力としての押し上げ力の作用により、各
脚筒片が縮径方向に弾性変形して、係止角部に対する係
止段部の係止を解除するので、この取り外しすなわち係
止解除に際して、昇降体の係止角部に、不良な齧り変形
が発生する恐れは全くない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面を
参照しながら説明する。受皿体1は、棒状化粧料Kを保
持する円筒形状をした保持筒体2と、繰り出し容器本体
15の内筒体19内に昇降変位可能に組付き、保持筒体
2を嵌め込み係止保持する円筒形状をした昇降体11と
から構成されている。
【0013】化粧料Kの成形型枠の一部ともなる保持筒
体2は、円筒形状の筒壁3の外周面の略中位に下方に縮
径した突き当たり段部5を設けると共に、この段部5か
ら昇降体11の高さ分だけ下位となる筒壁3の外周面下
端部に、下方に拡径した係止段部6を設け、筒壁3の内
周面上半部分に、保持筒体2に対する化粧料Kの組付き
を食い込み保持する複数の保持リブ4を突設している。
【0014】外周面に係止段部6を設けた筒壁3の下部
には、下端まで達した複数(図示実施例の場合、4つ)
の割り溝7が等間隔に設けられており、この割り溝7に
より舌片状に形成された複数(図示実施例の場合、4
つ)の脚筒8の内周面には、上方に拡径する方向に傾斜
したテーパー面10を有する離脱用爪片9が、テーパー
面10を下側に向けた姿勢で垂下状に突設されている。
【0015】内筒体19内に昇降変位可能に組付けられ
た昇降体11は、短円筒形状の筒本体12の外周面に、
容器本体15のガイド縦孔21を突き抜けて螺溝18に
螺合する一対の螺合突片13を突設して構成され、筒本
体12の上端面を保持筒体2の突き当たり段部5に係止
させると共に、下端開口縁である係止角部14を保持筒
体2の係止段部6に係止させることにより、保持筒体2
の嵌め込み組付け状態を確保する。
【0016】受皿体1が組付けられる容器本体15は、
相互に抜け出し不能ではあるが回動変位自在に組付いた
外筒体16と内筒体19とから構成され、外筒体16
は、円筒形状をした本体筒部17の内周面に2条の螺溝
18を平行に刻設した構成となっており、内筒体19
は、外筒体16を回動自在であるが抜け出し不能に外装
組付けし、その略全高さ範囲にわたって一対のガイド縦
孔21を設けた円筒形状の収納筒部20の下端に、段部
を介して拡径した周壁を有し、底壁に底孔23を開設し
た有底短円筒形状をした把持部22を連設した構成とな
っている。
【0017】この内筒体19に設けられた底孔23は、
保持筒体2の各離脱用爪片9のテーパー面10の上端部
を結ぶ仮想される円の径と等しいか僅かに大きい径で開
口されている。
【0018】容器本体15に組付けた化粧料Kを別のも
のに交換したい場合とか、保持筒体2を昇降体11に組
付けた状態で化粧料Kを成形した際に、ショートモール
ド等により不良品が発生して、この不良化粧料Kを離脱
させたい場合には、図2に示すように、この底孔23か
ら挿入した円筒状の外し治具Gを、この外し治具Gの開
口縁内周面に各テーパー面10を当接させた状態で押し
上げ、この押し上げ力により、保持筒体2を昇降体11
から抜け出させる。
【0019】昇降体11から保持筒体2を抜け出させる
外し治具Gは、その上端部が各離脱用爪片9のテーパー
面10に当接した状態で、保持筒体2に押し上げ力を作
用させた際に、離脱用爪片9を介して各脚筒片8に縮径
方向への力を作用させることができるものであれば良
く、図示実施例の場合は、テーパー面10の上端部を結
ぶ仮想される円よりの小さい内径となった肉薄円筒体構
造となっている。
【0020】なお、割り溝7の数は、特に限定されるこ
とはないが、昇降体11に対する保持筒体2の強固で安
定した係止組付きを達成維持することができ、また各脚
筒片8を比較的容易に撓み変形させることができて、離
脱操作を容易に達成できるようにするには、4つ〜6つ
程度が適当である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。昇降体に対する保持筒体
の着脱を、昇降体に対する保持筒体の単純な、嵌め込み
および抜き出しで達成できるので、昇降体に対する保持
筒体の着脱操作を、簡単でかつ確実なものとすることが
できる。
【0022】また、昇降体に対する保持筒体の離脱は、
保持筒体に作用する押し上げ力を利用して、昇降体と保
持筒体との係止を解除してから達成されるので、昇降体
側の係止機能部分に不正な齧り変形が発生する恐れがな
く、これにより化粧料交換後も、昇降体側の安定して適
正な係止機能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、繰り出し容器の全体
縦断面図。
【図2】図1に示した実施例の、要部拡大断面図。
【図3】図1に示した実施例の、保持筒体の底面図。
【符号の説明】
1 ; 受皿体 2 ; 保持筒体 3 ; 筒壁 4 ; 保持リブ 5 ; 突き当たり段部 6 ; 係止段部 7 ; 割り溝 8 ; 脚筒片 9 ; 離脱用爪片 10; テーパー面 11; 昇降体 12; 筒本体 13; 螺合突片 14; 係止角部 15; 容器本体 16; 外筒体 17; 本体筒部 18; 螺溝 19; 内筒体 20; 収納筒部 21; ガイド縦孔 22; 把持部 23; 底孔 K ; 化粧料 G ; 外し治具
フロントページの続き (72)発明者 朝日 功 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式会 社吉野工業所内 (72)発明者 黒澤 久男 群馬県藤岡市上大塚1200 株式会社吉野工 業所藤岡工場内 Fターム(参考) 3E014 AC05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状化粧料(K) を保持する保持筒体(2)
    と、繰り出し容器本体(15)の内筒体(19)内に昇降変位可
    能に組付き、前記保持筒体(2) を嵌め込み係止保持する
    昇降体(11)とから成り、前記保持筒体(2) を、主体部で
    ある筒壁(3)の外周面下端部に、前記昇降体(11)の下端
    開口縁である係止角部(14)に下方から係止する係止段部
    (6) を設け、該係止段部(6) を有する筒壁(3) の下部
    に、複数の割り溝(7) を設けることにより、径方向に弾
    性変形可能な舌片状の複数の脚筒片(8) を成形し、該各
    脚筒片(8) の内周面に、上方に拡径する方向に傾斜した
    テーパー面(10)を有する離脱用爪片(9) を垂下状に設け
    た構成とした棒状化粧料繰り出し容器の受皿体。
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