JP2001326928A - 大型映像装置 - Google Patents

大型映像装置

Info

Publication number
JP2001326928A
JP2001326928A JP2000146675A JP2000146675A JP2001326928A JP 2001326928 A JP2001326928 A JP 2001326928A JP 2000146675 A JP2000146675 A JP 2000146675A JP 2000146675 A JP2000146675 A JP 2000146675A JP 2001326928 A JP2001326928 A JP 2001326928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
type
advertisement
image
data
audience
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000146675A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Otobe
孝 乙部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000146675A priority Critical patent/JP2001326928A/ja
Publication of JP2001326928A publication Critical patent/JP2001326928A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の基地装置の大型映像表示手段に連携した
画像情報を提供でき、複数の大型映像表示手段の前にそ
れぞれ集まった観客が、相互に情報をやり取りでき、複
数の場所を一体にした空間を提供できるようにする。 【解決手段】大型映像を表示する大型映像表示手段5
A,5B,5C,5Dと、大型映像表示手段の周囲を撮
影するためのカメラとを有する複数の基地装置2と、複
数の基地装置2と回線を介して接続された中央制御装置
12とを備え、中央制御装置12によりカメラからの画
像情報を所望の基地装置2の大型映像表示手段に表示し
てなる大型映像装置1とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型映像表示手段
とカメラとを有する複数の基地装置と、複数の基地装置
と回線を介して接続された中央制御装置とを備え、中央
制御装置によりカメラからの画像情報を所望の基地装置
の大型映像表示手段に表示させることにより、複数の基
地装置の大型映像表示手段に連携した画像情報を提供で
き、複数の大型映像表示手段の前にそれぞれ集まった観
客が、相互に情報をやり取りでき、複数の場所を一体に
した空間を提供できるようにした大型映像装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】複数の大型映像表示装置をネットワーク
化した大型映像表示システムがある。例えば、特開20
00−22632号公報に開示されたような、互いに離
れた場所に設置された映像供給装置と複数の大型映像表
示装置を光ビームにより回線接続した大型映像表示シス
テムがある。図12は特開2000−22632号公報
に記載された大型映像表示システム21の構成図であ
る。ビルAに設置された3台のVTRでなる映像供給装
置22,23,24からそれぞれ映像データ及びそれぞ
れの映像データに対応した制御データをスイッチャ25
に出力する。スイッチャ25は、主制御装置26の制御
に基づいて映像データ及び制御データを選択して光無線
伝送装置27,28,29に送出する。
【0003】光無線伝送装置27,28,29はそれぞ
れレーザ光の出射先が定められており、ビルBに設置さ
れている光無線伝送装置30はビルAの光無線伝送装置
27と光軸が一致した状態で設置され、ビルCに設置さ
れている光無線伝送装置31はビルAの光無線伝送装置
28と光軸が一致した状態で設置され、ビルDに設置さ
れている光無線伝送装置32はビルAの光無線伝送装置
29と光軸が一致した状態で設置されている。光無線伝
送装置30,31,32は、光無線伝送装置27,2
8,29から出射された出射光を入射して光電変換する
ことにより受信信号を取り出し、当該受信信号をディジ
タル信号化した後に復号することにより映像データ及び
制御データを取り出し、これを基に大型映像表示装置3
3,34,35に映像を表示するようになっている。
【0004】各ビルB,C,Dに設置された大型映像表
示装置33,34,35を監視するための監視用カメラ
36,37,38がそれぞれ大型映像表示装置33,3
4,35近傍に設置されている。監視用カメラ36,3
7,38は撮像した映像データをビルAの主制御装置2
6にそれぞれ光ファイバケーブル等の有線回線を介して
送出する。監視用カメラ36,37,38は回動可能に
設置されており、大型映像表示装置33,34,35の
画像状態を監視するだけではなく、当該大型映像表示装
置33,34,35の周囲の状況、例えば当該大型映像
表示装置33,34,35の前に集まった人々の状態等
も撮影することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な大型映像表示システムでは、監視用カメラ36,3
7,38で大型映像装置33,34,35に当該大型映
像装置33,34,35の周囲の状況を表示することが
できるが、当該大型映像装置と異なる大型映像装置の周
囲の状況を表示するようにはなっていない。このため、
各大型映像装置33,34,35の前に集まった人々
は、他の大型映像装置の状況は全くわからず、ましてや
他の大型映像装置の前に集まった人々とコミュニケーシ
ョンをとることは不可能であった。
【0006】また、映像供給装置22,23,24から
供給されてくる例えば広告の映像データをスイッチャ2
5を介して光無線伝送装置27,28,29から光無線
伝送装置30,31,32へと伝送し、大型映像表示装
置33,34,35に広告を表示することはできるが、
大型映像表示装置の前に集まった観客の種類や人数等を
検出し、検出した観客の種類や人数等に応じて、最も効
果的な広告内容を自動的に選択して、大型映像表示装置
に表示するようにはなっていない。
【0007】そこで、本発明は、カメラを有する大型映
像表示装置を複数備え、複数の大型映像表示装置がそれ
ぞれ当該大型映像表示装置以外の大型映像表示装置の周
囲の状況を表示可能であると共に、複数の大型映像表示
装置の前にそれぞれ集まった観客が、相互に情報をやり
取りできるようにし、しかも大型映像表示装置の前に集
まった観客の種類や人数等を検出し、検出した観客の種
類や人数等に応じて、最も効果的な広告内容を自動的に
選択して、大型映像表示装置に表示できるようにした大
型映像装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る大型映像装
置は、大型映像を表示する大型映像表示手段と、この大
型映像表示手段の近傍に設けられ、大型映像表示手段の
周囲を撮影するためのカメラとを有する複数の基地装置
と、前記複数の基地装置と回線を介して接続された中央
制御装置とを備え、前記中央制御装置により前記カメラ
からの画像情報を所望の前記基地装置の大型映像表示手
段に表示してなることを特徴とするものである。
【0009】本発明に係る大型映像装置では、中央制御
装置によりカメラからの画像情報を所望の基地装置の大
型映像表示手段に表示することができるので、複数の大
型映像表示手段に連携した画像情報を提供できると共
に、複数の大型映像表示手段の前にそれぞれ集まった観
客が、相互に情報をやり取りでき、複数の場所を一体に
した空間を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明に係る
大型映像装置の実施の形態の一例を説明する。図1は本
発明に係る大型映像装置の一例を示す概略構成図であ
る。大型映像装置である大型映像表示システム1は各会
場に設置された高精細な大型映像表示手段である大型映
像表示装置5やカメラであるビデオカメラ6等からなる
基地装置2と、各基地装置2と回線を介して接続される
中央制御装置であるセンタサーバ3から概略構成されて
いる。基地装置2及びセンタサーバ3について詳しくは
後述する。
【0011】例えば、アフリカ、オランダ、アメリカ、
日本の各会場には基地装置2が設置されており、大型映
像表示装置5及びビデオカメラ6等が設けられている。
大型映像表示装置5で大型映像を表示すると共に、ビデ
オカメラ6により自装置の前に集まった人々を撮影する
ようになっている。各会場の基地装置2は回線を介して
センターサーバ3に接続され、グローバルネットワーク
化されている。
【0012】図1に示すように、例えばアフリカの会場
の大型映像表示装置5には日本の会場のビデオカメラ6
で撮影した子供達の映像が表示されており、日本の会場
の大型映像表示装置5には、アフリカの会場のビデオカ
メラ6で撮影した子供達の映像が表示されている。一
方、オランダの会場の大型映像表示装置5にはアメリカ
の会場のビデオカメラ6で撮影したダンスのカップルの
映像が表示されており、アメリカの会場の大型映像表示
装置5にはオランダの会場のビデオカメラ6で撮影した
民族衣装を着た親子の映像が表示されている。すなわ
ち、各会場の大型映像表示装置5には自分の会場とは異
なる会場の映像が表示されている。
【0013】図2は自装置映像の確認を示す図である。
大型映像表示装置5には原則として自装置以外のビデオ
カメラ6で撮影した映像やセンターサーバ3側の後述す
る記憶装置15に格納された映像等を表示するようにな
っているが、自装置のビデオカメラ6で撮影した映像も
表示することができる。ここで、ビデオカメラ6という
のは、各会場の基地装置2にそれぞれ設けられているビ
デオカメラに限定されるものではなく、例えばコンサー
ト会場やイベント会場や野球場等基地装置2以外の場所
に設置されたビデオカメラであってもよいことは勿論で
ある。
【0014】Picture in Picture方式により、大型映像
表示装置5に表示される大型映像の一部に自装置の映像
を組み込んで表示し、自装置映像を確認できるようにな
っている。例えば、アメリカの大型映像表示装置5の大
型映像にはオランダのビデオカメラ6で撮影した民族衣
装を着た親子が写されている。この大型映像の中に自装
置のビデオカメラ6で撮影した自装置映像5aがPictur
e in Picture方式により組み込まれて表示されている。
この状態から、自装置映像5aを大型映像の全画面に拡
大することも可能である。
【0015】図3は基地装置の機器構成例を示す図であ
る。基地装置2はセンターサーバ3と回線を介して接続
されるローカル・プロセッサ7と、大型映像表示装置5
と、2台のビデオカメラ6A,6Bと、4台のマイクロ
ホン9A,9B,9C,9Dと、3台のスピーカ10
A,10B,10Cから構成されている。大型映像表示
装置5の近傍左右にはビデオカメラ6A,6Bと、マイ
クロホン9A,9Bと、スピーカ10A,10Bが配置
されている。大型映像表示装置5の前方左右にはマイク
ロホン9C,9Dが配置され、前方中央にはリアスピー
カとしてのスピーカ10Cが配置されている。すなわ
ち、大型映像表示装置5前の空間に、マイクロホン9
A,9B,9C,9Dとスピーカ10A,10B,10
Cが取り付けられており、臨場感が増すように配置され
ている。
【0016】図4は基地装置のブロック図である。ロー
カル・プロセッサ7には4台のマイクロホン9A,9
B,9C,9Dからのオーディオ信号(音声情報)と、
2台のビデオカメラ6A,6Bからのビデオ信号(画像
情報)と、センターサーバ3からのオーディオ信号、ビ
デオ信号、コントロール信号等が入力され処理される。
センターサーバ3からのオーディオ信号、ビデオ信号、
コントロール信号とは、例えば各種音声や映像やバナー
広告(映像の一部に横幕又は縦幕のように流す広告)の
コントロール信号等である。
【0017】一方、ローカル・プロセッサ7から3台の
スピーカ10A,10B,10Cへオーディオ信号が出
力され、大型映像表示装置5にビデオ信号が出力され
る。ローカル・プロセッサ7は予め決められた処理内
容、あるいはセンターサーバ3からの指示内容に基づい
て、大型映像表示装置5へ出力するデータを作成する。
同時に、センターサーバ3へ、大型映像表示装置5のモ
ニター信号、各ビデオカメラ6A,6Bからのモニター
信号、マイクロホン9A,9B,9C,9Dからのオー
ディオ信号、及び各装置の現在の状態を示す状態信号が
出力される。
【0018】また、図1に示すように、日本の会場のビ
デオカメラ6の映像がアフリカの会場の大型映像表示装
置5に大型映像として表示されると同時に、日本の会場
のマイクロホン9A,9B,9C,9Dの音声がアフリ
カの会場のスピーカ10A,10B,10Cから音とし
て出力し、同様にアフリカの会場のビデオカメラ6の映
像が日本の会場の大型映像表示装置5に大型映像として
表示されると同時に、アフリカの会場のマイクロホン9
A,9B,9C,9Dの音声が日本の会場のスピーカ1
0A,10B,10Cから音として出力する。このた
め、双方向で映像情報と音声情報をやり取りすることが
でき、集まった人達の参加意識が格段に高まり、イベン
トの効果を増すことができる。
【0019】図5は中央制御装置のブロック図であり、
センターサーバ3が設置されたセンターでの処理を示し
ている。各地の基地装置2の大型映像表示装置5は図4
に示すローカル・プロセッサ7と回線を介してセンター
サーバ3を含む中央制御装置12に接続されている。中
央制御装置12には各基地装置の大型映像表示装置5に
送出している映像や各基地装置のビデオカメラ6A,6
B等からの映像を表示するための多数のモニター13,
13,・・・が設けられている。中央制御装置12には
更に、情報供給手段である記憶装置15が接続されてい
る。記憶装置15は音楽バンドの経歴やコンサートの予
定等の各種データや、コンサートの映像記録や、バナー
広告等が格納されていると共に、後述する観客データフ
ァイル15Aや広告内容データファイル15Bやマーケ
ティングデータファイル15Cや登録人データファイル
15Dが設けられている。
【0020】センターサーバ3には後述する観客カウン
ト手段16と広告選択手段17が設けられている。中央
制御装置12には少なくとも一人のオペレータがついて
おり、多数のモニター13を見ながら、どの大型映像表
示装置5にどんな映像を流すか制御している。
【0021】例えば、大型映像表示装置5Aで表示され
る大型映像1の前でライブコンサートが行われ、このラ
イブコンサートを他の大型映像表示装置5B,5C,5
Dへ送信することを考える。大型映像表示装置5Aのビ
デオカメラ6A,6Bからの映像と、周辺マイクロホン
9A,9B,9C,9Dからの音声は、中央制御装置1
2へ集められ、若干の編集を施されて、他の大型映像表
示装置5B,5C,5Dへ送られる。また、大型映像表
示装置5B,5C,5Dからの、大型映像前の人々の様
子は、それぞれのビデオカメラ6A,6Bで撮影され、
周辺マイクロホン9A,9B,9C,9Dからの音声と
共に、他の大型映像表示装置へ送られる。
【0022】中央制御装置12のあるセンターには、各
大型映像表示装置のビデオカメラからの映像及び各大型
映像表示装置へ送出している映像を写すモニター13群
があり、オペレータはモニター13群を見ながら、最も
効果のある演出を行えるよう、情報の切り替えを行う。
このような演出を行うことで、大型映像表示装置5A,
5B,5C,5Dを一体化し、大勢の人が、大型映像表
示装置5A,5B,5C,5Dの前に集まることが期待
できる。そこで、ここで大型映像表示装置5A,5B,
5C,5Dに広告を出すと、大きな広告効果が得られ
る。更に、その時、各大型映像表示装置5A,5B,5
C,5Dの前に集まった観客が若い人が多いのか、男性
が多いのかなど、画面を見る人の種類に応じて、広告の
内容を変えることにより、広告を一層効果的にすること
ができる。
【0023】次に、センターにおける処理について説明
する。図6はセンターにおける基地装置毎の処理のフロ
ーを示す図である。先ず、所定時間にタイマーを開始し
て、オペレータが当該基地装置2のビデオカメラ6A,
6Bからの映像をモニター13で見ながら、その時点で
大型映像表示装置5の前に集まった人の種類や人数を観
測する(ステップ101)。次いで、観客の種類や人数
のカウント及び広告内容の選択が自動モードか判別され
(ステップ102)、観客の種類や人数のカウント及び
広告内容の選択が自動モードでない場合には、オペレー
タが観客の種類や人数をカウントし(ステップ10
3)、観客の種類や人数といった観客係数に対応して広
告内容を選択し(ステップ104)、選択された広告内
容がセンターサーバ3から回線を介して当該基地装置2
のローカル・プロセッサ7に送出され、選択された広告
内容の例えばバナー広告が大型映像表示装置5に表示さ
れる(ステップ105)。バナー広告とは映像の一部に
横幕又は縦幕のように流す広告のことである。
【0024】一方、ステップ102で観客の種類や人数
のカウント及び広告内容の選択が自動モードである場合
には、観客の種類や人数が観客カウント手段16により
自動的にカウントされ(ステップ106)、得られた観
客の種類や人数といった観客係数に対応した広告内容が
広告選択手段17により自動的に選択され(ステップ1
07)、ステップ105に移行して自動選択された広告
内容が、例えばバナー広告としてセンターサーバ3から
回線を介して当該基地装置2のローカル・プロセッサ7
に送出され大型映像表示装置5に表示される。
【0025】そして、タイマーが設定された時間が経過
して終了すると、広告の送出を停止し(ステップ10
8)、センターサーバ3が時刻、タイマー時間、観客係
数等により広告費用を算出し(ステップ109)、算出
した広告費用に基づいて広告主へ課金を請求する(ステ
ップ110)。
【0026】次に、観客の種類や人数のカウント及び広
告内容の選択の自動モードについて説明する。図7は観
客の種類や人数のカウント及び広告内容の選択の自動処
理を示すフローチャートである。先ず、CCD(固体撮
像素子)等により画像を取り込み、デジタル化し(ステ
ップ201)、目、眉毛、口、皺の大小、洋服など特徴
のデータを抽出する(ステップ202)。抽出した上記
データを観客データファイル15Aのデータと比較し
(ステップ203)、最も似ているプロファイルを取り
出し(ステップ204)、カウンター数を増加する(ス
テップ205)。例えば、目、眉毛、口、皺の大小、洋
服などのデータから年齢30歳位のサラリーマン風の男
性という具合に分類し、その分類のカウンターを増や
す。
【0027】記憶装置15に設けられた観客データ記憶
手段である観客データファイル15Aには、例えば、2
0歳位の女性の目、眉毛、口、皺の大小、洋服などのデ
ータ、20歳位の男性の目、眉毛、口、皺の大小、洋服
などのデータ、30歳位のサラリーマン風の男性の目、
眉毛、口、皺の大小、洋服などのデータ、30歳位の主
婦の目、眉毛、口、皺の大小、洋服などのデータ等が格
納されている。抽出した目、眉毛、口、皺の大小、洋服
などのデータから、観客カウント手段16が当該データ
の人は観客データファイルに格納されているどの分類の
人か比較し、最も似ている分類を選択するようになって
いる。この際、各基地装置2に設けられたビデオカメラ
6A,6Bをズームアップしたりズームダウンすること
により、観客の種類や人数を自動的にカウントすること
ができる。
【0028】次いで、広告選択手段17がカウントされ
た観客の種類や人数といった観客係数に対応した広告内
容を自動選択し(ステップ207)、前記ステップ10
5に移行して、選択された広告内容がセンターサーバ3
から回線を介して当該基地装置2のローカル・プロセッ
サ7に送出され、例えばバナー広告が大型映像表示装置
5に表示される。
【0029】記憶装置15に設けられた広告内容データ
記憶手段である広告内容データファイル15Bには、予
め標準化された観客の種類や人数からなる観客係数に対
応して広告内容データが格納されている。例えば、広告
内容データファイル15Bには、20歳代の男女が50
パーセント以上の場合にはA社の広告、20〜30歳位
のサラリーマン風の男性が50パーセント以上の場合に
はB社の広告というように予め標準化された観客係数に
対応して広告内容のデータが格納されている。このよう
に、観客係数がカウントされると、広告選択手段17が
観客カウント手段16でカウントされた観客の種類と種
類別の人数と、広告内容データファイル15Bに格納さ
れた観客の種類と種類別の人数とを比較し、広告内容デ
ータの中から観客カウント手段16でカウントされた観
客の種類と種類別の人数に対応する広告内容を選択する
ようになっている。
【0030】従って、各大型映像表示装置5A,5B,
5C,5Dの前に集まった観客が若い人が多いのか、男
性が多いのかなど、画面を見る観客の種類や人数に応じ
て、それに最も適するように広告内容を変えることがで
き、広告を一層効果的にすることができる。
【0031】図8は第2の実施の形態の観客の種類や人
数のカウント及び広告内容の選択の自動処理を示すフロ
ーチャートである。図8に示すフローチャートは、図7
に示すフローチャートのステップ205とステップ20
7の間にステップ206が挿入されている以外は、図7
に示すフローチャートと同じである。図8に示すよう
に、ステップ205で観客の種類や人数がカウントされ
ると、ステップ206でカウントされた観客の種類や人
数を、季節データ、温度データ、時間帯と一緒にしてマ
ーケティングデータ記憶手段であるマーケティングデー
タファイル15Cに格納する。マーケティングデータフ
ァイル15Cは記憶装置15に設けられ、マーケティン
グデータを蓄積することにより、どの大型映像表示装置
前に、どのような観客の種類や人数が、どのような季節
に、どの位の温度の時、どのような時間帯に集まったか
記録することができる。これにより、大型映像表示装置
前の人の動きが分かり、よりきめ細かく対象者に適した
広告を出すことが可能になり、マーケティングデータと
して様々に利用することができる。
【0032】図9は大型映像表示装置前の人々のマッチ
ング処理の流れを示す図である。先ず、CCD(固体撮
像素子)等により任意な人物の画像を取り込み、デジタ
ル化し(ステップ301)、目、眉毛、口、皺の大小、
洋服など特徴のデータを抽出する(ステップ302)。
抽出した上記データを観客データファイル15Aのデー
タと比較し(ステップ303)、最も似ている典型プロ
ファイルを取り出す(ステップ304)。抽出したデー
タと登録人データ記憶手段である登録人データファイル
15Dの当該典型プロファイルに会いたい人のデータと
を照合し(ステップ305)、マッチングが取れたら登
録人データファイル15Dの当該典型プロファイルに会
いたい人の最先の登録人に通知する(ステップ30
6)。
【0033】登録人データファイル15Dは記憶装置1
5に設けられ、予め登録人が自分の好むプロファイルを
登録しておくものであり、例えば、登録人名、好みのプ
ロファイル、この好みのプロファイルに最も近い典型プ
ロファイル名等が格納されている。
【0034】従って、時間を同じくして、離れたところ
にいる男女をそれぞれの好みのプロファイルに基づいて
確度高く引き合わせることができる。
【0035】図10は地域による広告変化を示す図であ
る。図10に示す大型映像表示システムは、基地装置2
がニューヨーク、渋谷、広島、福岡に設置されているこ
と以外は図1に示す大型映像表示システム1と同様であ
る。センターサーバ3には回線1,2,3,4を介して
それぞれ渋谷、広島、福岡、ニューヨークの基地装置2
が接続され、それぞれの大型映像表示装置5-1,5-2,
5-3,5-4に映像が表示される。
【0036】ニューヨークからの映像が、回線4を介し
てセンターサーバ3に送られ、センターサーバ3から回
線1,2,3を介して渋谷、広島、福岡の基地装置2に
送られ、それぞれの大型映像表示装置5-1,5-2,5-3
に表示される。例えば、ニューヨークからの映像が大リ
ーガーの試合である場合には、渋谷、広島、福岡の大型
映像表示装置5-1,5-2,5-3にも同じ映像が表示され
る。
【0037】この際、渋谷の大型映像表示装置5-1には
広告Aが流され、広島の大型映像表示装置5-2には広告
Bが流され、福岡の大型映像表示装置5-3には広告Cが
流される。広告A、広告B、広告Cはバナー広告であ
り、映像の一部に横幕又は縦幕のように流す広告であ
る。地域毎に広告が異なるのは、地域ごとに広告主が異
なるためである。すなわち、ここでは広告内容データフ
ァイル15Bが地域別に設けられている。
【0038】図10に示すセンターサーバ3の処理を説
明する。図11に示すように、ニューヨークの画像デー
タは回線4を介してセンターサーバ3に送出され、セン
ターサーバ3で3つの画像データにコピーされると共
に、それぞれの回線(すなわち基地装置2)に合った広
告が付加される。すなわち、回線1の渋谷の基地装置2
には画像データに広告内容データファイル15Bの渋谷
セクションの広告Aが付加され、回線2の広島の基地装
置2には画像データに広告内容データファイル15Bの
広島セクションの広告Bが付加され、回線3の福岡の基
地装置2には画像データに広告内容データファイル15
Bの福岡セクションの広告Cが付加されて、それぞれの
基地装置2の大型映像表示装置5-1,5-2,5-3に送出
され、図10に示すような映像が表示されるようになっ
ている。
【0039】従って、大型映像表示装置が設置された各
地域に合った広告を流すことができ、よりきめ細かく効
果的な広告を出すことができる。
【0040】なお、上述実施の形態では、広告としてバ
ナー広告としたが、これに限定されるわけではなく、フ
ル画面の広告であってもよいことは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による大型
映像装置では、中央制御装置によりカメラからの画像情
報を所望の基地装置の大型映像表示手段に表示すること
ができるので、複数の大型映像表示手段に連携した画像
情報を提供できると共に、複数の大型映像表示手段の前
にそれぞれ集まった観客が、相互に情報をやり取りで
き、複数の場所を一体にした空間を提供することができ
る。
【0042】また、観客カウント手段により大型映像表
示手段の前に集まった観客の種類や人数をカウントし、
広告選択手段により、カウントした観客の種類や人数に
応じた広告内容を選択し、選択された広告内容を大型映
像表示手段に表示するので、画面を見る観客の種類や人
数に応じて、それに最も適するように広告内容を変える
ことができ、広告を一層効果的にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る大型映像装置の一例を示す概略構
成図である。
【図2】自装置映像の確認を示す図である。
【図3】基地装置の機器構成図である。
【図4】基地装置のブロック図である。
【図5】中央制御装置の概略ブロック図である。
【図6】センターでの処理のフローチャートである。
【図7】自動処理のフローチャートである。
【図8】第2の自動処理のフローチャートである。
【図9】大型映像表示装置前の人々のマッチング処理の
フローチャートである。
【図10】地域による広告変化を示す図である。
【図11】図10に示すセンターサーバの処理を示す図
である。
【図12】従来の大型映像表示システムの構成例であ
る。
【符号の説明】
1・・・大型映像表示システム(大型映像装置)、2・
・・基地装置、3・・・センタサーバ、5・・・大型映
像表示装置(大型映像表示手段)、6A,6B・・・ビ
デオカメラ(カメラ)、7・・・ローカル・プロセッ
サ、9A,9B,9C,9D・・・マイクロホン、10
A,10B,10C・・・スピーカ、12・・・中央制
御装置、13・・・モニター、15・・・記憶手段(情
報供給手段)、15A・・・観客データファイル(観客
データ記憶手段)、15B・・・広告内容データファイ
ル(広告内容データ記憶手段)、15C・・・マーケテ
ィングデータファイル(マーケティングデータ記憶手
段)、15D・・・登録人データファイル(登録人デー
タ記憶手段)、16・・・観客カウント手段、17・・
・広告選択手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型映像を表示する大型映像表示手段
    と、この大型映像表示手段の近傍に設けられ、大型映像
    表示手段の周囲を撮影するためのカメラとを有する複数
    の基地装置と、 前記複数の基地装置と回線を介して接続された中央制御
    装置とを備え、 前記中央制御装置により前記カメラからの画像情報を所
    望の前記基地装置の大型映像表示手段に表示してなるこ
    とを特徴とする大型映像装置。
  2. 【請求項2】 前記基地装置の大型映像表示手段の近傍
    にマイクロホンとスピーカが設けられ、前記中央制御装
    置により一つの基地装置の前記カメラと前記マイクロホ
    ンからの画像情報と音声情報をそれぞれ所望の基地装置
    の大型映像表示手段とスピーカに送出することを特徴と
    する請求項1に記載の大型映像装置。
  3. 【請求項3】 前記中央制御装置が前記複数の基地装置
    に画像情報と音声情報を供給する情報供給手段を有して
    いることを特徴とする請求項1に記載の大型映像装置。
  4. 【請求項4】 前記中央制御装置から前記基地装置に送
    出される画像情報が前記カメラからの画像情報と共に、
    前記情報供給手段からの画像情報を加えてなることを特
    徴とする請求項3に記載の大型映像装置。
  5. 【請求項5】 前記情報供給手段から前記複数の基地装
    置に供給する画像情報が、それぞれの基地装置の前に集
    まった観客に特定のメッセージを伝えるメッセージ情報
    であることを特徴とする請求項3に記載の大型映像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記メッセージ情報が広告内容であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の大型映像装置。
  7. 【請求項7】 前記大型映像表示手段の前に集まる観客
    の種類を特定するための観客種類データを格納した観客
    データ記憶手段と、 前記カメラにより当該大型映像表示手段の前に集まった
    観客を撮影することにより得られたデータと、前記観客
    データ記憶手段に格納された観客種類データとを比較
    し、前記観客種類データの中から前記カメラから得られ
    たデータに最も似ている観客の種類を選択し、観客の種
    類と種類別の人数をカウントする観客カウント手段と、 を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の大型映
    像装置。
  8. 【請求項8】 前記観客カウント手段でカウントされた
    観客の種類と種類別の人数を少なくとも季節データと時
    間帯と一緒にして格納するマーケティングデータ記憶手
    段を備えていることを特徴とする請求項7に記載の大型
    映像装置。
  9. 【請求項9】 前記観客の種類と種類別の人数に対応し
    た広告内容データを格納した広告内容データ記憶手段
    と、 前記観客カウント手段でカウントされた観客の種類と種
    類別の人数と、前記広告内容記憶手段に格納された観客
    の種類と種類別の人数とを比較し、前記広告内容データ
    の中から前記観客カウント手段でカウントされた観客の
    種類と種類別の人数に対応する広告内容を選択する広告
    選択手段とを備え、 前記広告選択手段で選択した広告内容を当該大型映像表
    示手段に表示することを特徴とする請求項7に記載の大
    型映像装置。
  10. 【請求項10】 前記広告選択手段で選択された広告内
    容が前記大型映像表示手段に表示されると、前記中央制
    御装置が当該広告内容を表示した時間帯や観客カウント
    手段でカウントされた観客の種類と種類別の人数に基づ
    いて広告費用を算出し、この広告費用を当該広告内容の
    広告主に課金するよう制御することを特徴とする請求項
    9に記載の大型映像装置。
  11. 【請求項11】 登録人が予め自分の好む相手のプロフ
    ァイルデータを登録する登録人データ記憶手段を備え、 前記カメラにより当該大型映像表示手段の前に集まった
    観客を撮影することにより得られたデータと、前記登録
    人データ記憶手段に登録されたプロファイルデータとを
    比較し、前記登録人データ記憶手段に登録されたプロフ
    ァイルデータの中に前記カメラにより得られたデータと
    マッチングするプロファイルデータがある場合には、当
    該プロファイルデータを登録した登録人に通知が出され
    ることを特徴とする請求項1に記載の大型映像装置。
JP2000146675A 2000-05-18 2000-05-18 大型映像装置 Pending JP2001326928A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000146675A JP2001326928A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 大型映像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000146675A JP2001326928A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 大型映像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001326928A true JP2001326928A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18652995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000146675A Pending JP2001326928A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 大型映像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001326928A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004304792A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Eastman Kodak Co 観客測定基準に基づいてデジタルシネマコンテンツを供給する方法
JP2008027160A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Iticket Corp コンテンツ放映システム
JP2010016432A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Olympus Corp デジタルフォトフレーム、情報処理システム、制御方法、プログラム及び情報記憶媒体
JP2010112956A (ja) * 2004-04-19 2010-05-20 Nike Inc 衣料と併用するための印形
WO2012039015A1 (ja) * 2010-09-21 2012-03-29 Tokuhara Tsunemi 課金電子広告システム
WO2017119020A1 (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御装置、誘導システム、及び誘導方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004304792A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Eastman Kodak Co 観客測定基準に基づいてデジタルシネマコンテンツを供給する方法
JP2010112956A (ja) * 2004-04-19 2010-05-20 Nike Inc 衣料と併用するための印形
JP2008027160A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Iticket Corp コンテンツ放映システム
JP2010016432A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Olympus Corp デジタルフォトフレーム、情報処理システム、制御方法、プログラム及び情報記憶媒体
WO2012039015A1 (ja) * 2010-09-21 2012-03-29 Tokuhara Tsunemi 課金電子広告システム
US8732736B2 (en) 2010-09-21 2014-05-20 Tsunemi Tokuhara Billing electronic advertisement system
WO2017119020A1 (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御装置、誘導システム、及び誘導方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4281819B2 (ja) 撮像画像データ処理装置、視聴情報生成装置、視聴情報生成システム、撮像画像データ処理方法、視聴情報生成方法
JP5999395B1 (ja) 撮像装置、録画装置および映像出力制御装置
US20150062334A1 (en) Systems and Methods for Image Capture and Distribution in Venues
JPH08510099A (ja) 通信システム
WO2015120413A1 (en) Real-time imaging systems and methods for capturing in-the-moment images of users viewing an event in a home or local environment
US20030040943A1 (en) System and method for selecting arena seat locations for display
US8285783B2 (en) Distribution system and distribution method
JP2003195845A (ja) 画像表示方法
TW202205176A (zh) 用於在現實場景中疊加直播人物影像的方法和電子設備
US20180176628A1 (en) Information device and display processing method
JP2001326928A (ja) 大型映像装置
KR102011327B1 (ko) 소비자 지향형 멀티 카메라 촬영 영상 선택 시청 서비스 시스템
JP2003333572A (ja) 仮想観客形成装置およびその方法、仮想観客形成受信装置およびその方法ならびに仮想観客形成プログラム
JP2009239762A (ja) テレビ会議システム、テレビ会議方法
JP2019197939A (ja) 情報処理装置及び情報処理システム
JP2006086717A (ja) 画像表示システム、画像再生装置及びレイアウト制御装置
JP2010118787A (ja) カメラ
US8120655B1 (en) Interactive theatrical performance
JP2018170573A (ja) 監視システム
JP2002142233A (ja) 立体画像を提供するための画像提供装置および画像提供方法、受信装置および受信方法、並びに立体画像を提供するための立体画像提供システムおよび立体画像提供方法。
KR20130082771A (ko) 인터넷 웨딩 이벤트 중계시스템과 중계서비스 방법
JP2009065627A (ja) バーチャルイベント視聴システムとその動作方法
JPS62209985A (ja) テレビ会議装置
JP2001346199A (ja) 大型映像装置
JP6909904B1 (ja) 画像管理装置、画像管理システム及び画像管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060516