JP2001346199A - 大型映像装置 - Google Patents

大型映像装置

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JP2001346199A
JP2001346199A JP2000167984A JP2000167984A JP2001346199A JP 2001346199 A JP2001346199 A JP 2001346199A JP 2000167984 A JP2000167984 A JP 2000167984A JP 2000167984 A JP2000167984 A JP 2000167984A JP 2001346199 A JP2001346199 A JP 2001346199A
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video
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JP2000167984A
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English (en)
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Takashi Otobe
孝 乙部
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラを有する大型映像表示装置を複数備え、
複数の大型映像表示装置がそれぞれ当該大型映像表示装
置以外の大型映像表示装置の周囲の状況を表示可能であ
ると共に、携帯端末装置により無線で大型映像表示装置
から各種情報を取り出したり、ダウンロードできるよう
にする。 【解決手段】少なくとも大型映像を表示する大型映像表
示手段5を有する複数の基地装置2と、複数の基地装置
2と回線を介して接続された中央制御装置3と、複数の
基地装置2のそれぞれと無線により通信可能で、それぞ
れの基地装置2から情報を得ることができる携帯端末装
置13とを備えた大型映像装置1とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型映像表示手段
を有する複数の基地装置と、複数の基地装置と回線を介
して接続された中央制御装置と、複数の基地装置のそれ
ぞれと無線により通信可能で、それぞれの基地装置から
情報を得ることができる携帯端末装置とを備え、複数の
基地装置の大型映像表示手段に連携した画像情報を提供
でき、複数の場所を一体にした空間を提供できると共
に、携帯端末装置により所望の情報を簡便に得られるよ
うにした大型映像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の大型映像表示装置をネットワーク
化した大型映像表示システムがある。例えば、特開20
00−22632号公報に開示されたような、互いに離
れた場所に設置された映像供給装置と複数の大型映像表
示装置を光ビームにより回線接続した大型映像表示シス
テムがある。図14は特開2000−22632号公報
に記載された大型映像表示システム21の構成図であ
る。ビルAに設置された3台のVTRからなる映像供給
装置22,23,24からそれぞれ映像データ及びそれ
ぞれの映像データに対応した制御データをスイッチャ2
5に出力する。スイッチャ25は、主制御装置26の制
御に基づいて映像データ及び制御データを選択して光無
線伝送装置27,28,29に送出する。
【0003】光無線伝送装置27,28,29はそれぞ
れレーザ光の出射先が定められており、ビルBに設置さ
れている光無線伝送装置30はビルAの光無線伝送装置
27と光軸が一致した状態で設置され、ビルCに設置さ
れている光無線伝送装置31はビルAの光無線伝送装置
28と光軸が一致した状態で設置され、ビルDに設置さ
れている光無線伝送装置32はビルAの光無線伝送装置
29と光軸が一致した状態で設置されている。光無線伝
送装置30,31,32は、光無線伝送装置27,2
8,29から出射された出射光を入射して光電変換する
ことにより受信信号を取り出し、当該受信信号をデジタ
ル信号化した後に復号することにより映像データ及び制
御データを取り出し、これを基に大型映像表示装置3
3,34,35に映像を表示するようになっている。
【0004】各ビルB,C,Dに設置された大型映像表
示装置33,34,35を監視するための監視用カメラ
36,37,38がそれぞれ大型映像表示装置33,3
4,35近傍に設置されている。監視用カメラ36,3
7,38は撮像した映像データをビルAの主制御装置2
6にそれぞれ光ファイバケーブル等の有線回線を介して
送出する。監視用カメラ36,37,38は回動可能に
設置されており、大型映像表示装置33,34,35の
画像状態を監視するだけではなく、当該大型映像表示装
置33,34,35の周囲の状況、例えば当該大型映像
表示装置33,34,35の前に集まった人々の状態等
も撮影することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な大型映像表示システムでは、監視用カメラ36,3
7,38で大型映像装置33,34,35に当該大型映
像装置33,34,35の周囲の状況を表示することが
できるが、当該大型映像装置と異なる大型映像装置の周
囲の状況を表示するようにはなっていない。このため、
各大型映像装置33,34,35の前に集まった人々
は、他の大型映像装置の状況は全くわからず、ましてや
他の大型映像装置の前に集まった人々とコミュニケーシ
ョンをとることは不可能であった。
【0006】更に、大型映像装置33,34,35はセ
ンターの主制御装置26により一方的に制御されるだけ
であり、大型映像装置の前に集まった人々が携帯端末装
置により、大型映像装置から各種情報を取り出したり、
例えば音楽をダウンロードできるようになっていない。
【0007】また、大型映像装置と携帯端末装置を組み
合わせた大型映像表示システムがある。例えば、特開平
11−262035号公報に開示されたような、大型映
像装置の調整時、大型映像装置を離れた場所から観測
し、その観測結果に基づいて調整を大型映像装置の場所
で行う際の連絡方法を記載したものがある。図15は特
開平11−262035号公報に記載された大型映像表
示システム41の構成図である。大型映像機器41の映
像表示部42はユニット43を縦、横に多数配列して構
成されている。送信側はこのユニット43に表示される
輝度、色相等を作業者45が観察し、調整データを入力
する調整信号入力装置46と、このデータを電話回線に
接続するためのモデム47と、このデータを送信する携
帯電話49とで構成されている。一方、受信側は、電話
局50から発信される電波を受信する受信用の携帯電話
51と、制御用信号に変換するモデム52と、制御装置
53とで構成されている。
【0008】そして、大型映像機器41の映像表示部4
2から所定距離の位置で、作業者45がユニット43の
輝度、色相等を観察する。その観察結果に基づき、作業
者45は調整信号入力装置46にユニット43の番号、
調整すべき輝度、色相等のデータを入力する。入力され
たデータはモデム47を介して携帯電話49から電話局
50を中継して携帯電話51に伝達される。
【0009】携帯電話51で受信されたデータはモデム
52で各種制御データに変換され、制御装置53に入力
される。ユニット43はこのデータに基づき制御装置5
3によって制御され、作業者45が意図した表示状態に
設定される。
【0010】しかしながら、図15に示すような大型映
像表示システムでは、携帯端末装置として携帯電話を用
いているが、携帯電話は単にユニット43を調整するた
めの調整信号を送受信するだけであり、大型映像機器4
1の映像表示部42の表示画面から各種情報を取り出し
たり、ダウンロードできるようになっていない。
【0011】そこで、本発明は、カメラを有する大型映
像表示装置を複数備え、複数の大型映像表示装置がそれ
ぞれ当該大型映像表示装置以外の大型映像表示装置の周
囲の状況を表示可能であると共に、携帯端末装置により
無線で大型映像表示装置から各種情報を取り出したり、
ダウンロードできるようにした大型映像装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る大型映像装
置は、少なくとも大型映像を表示する大型映像表示手段
を有する複数の基地装置と、前記複数の基地装置と回線
を介して接続された中央制御装置と、前記複数の基地装
置のそれぞれと無線により通信可能で、それぞれの基地
装置から情報を得ることができる携帯端末装置とを備え
ていることを特徴とするものである。
【0013】本発明に係る大型映像装置では、携帯端末
装置により複数の基地装置のそれぞれと無線により通信
し、それぞれの基地装置から所望の情報を得ることがで
きる。更に、基地装置が大型映像表示手段の周囲を撮影
するためのカメラを有し、中央制御装置によりカメラか
らの画像情報を所望の基地装置の大型映像表示手段に表
示できる場合には、複数の大型映像表示手段の前にそれ
ぞれ集まった観客が、相互に情報をやり取りでき、複数
の場所を一体にした空間を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明に係る
大型映像装置の実施の形態の一例を説明する。図1は本
発明に係る大型映像装置の一例を示す概略構成図であ
る。大型映像装置である大型映像表示システム1は、各
会場に設置された高精細な大型映像表示手段である大型
映像表示装置5やカメラであるビデオカメラ6等からな
る基地装置2と、各基地装置2と回線を介して接続され
る中央制御装置であるセンターサーバ3と、基地装置2
と無線により通信する携帯端末装置であるPDA(パー
ソナル・デジタル・アシスタント)13とから概略構成
されている。基地装置2、センターサーバ3及びPDA
13について詳しくは後述する。
【0015】例えば、環状線の各駅前の会場には基地装
置2が設置されており、大型映像表示装置5及びビデオ
カメラ6等が設けられている。大型映像表示装置5で大
型映像を表示すると共に、ビデオカメラ6により自装置
の前に集まった人々を撮影するようになっている。各会
場の基地装置2は回線を介してセンターサーバ3に接続
され、ネットワーク化されている。
【0016】本発明は、大型映像表示装置5を有する複
数の基地装置2と、複数の基地装置2と回線を介して接
続されたセンターサーバ3と、複数の基地装置2のそれ
ぞれと無線により通信可能で、それぞれの基地装置2か
ら情報を得ることができるPDA13とを備えた大型映
像表示システム1であって、センターサーバ3により複
数の基地装置2の大型映像表示装置5に連携した画像情
報を提供でき、複数の場所を一体にした空間を提供でき
ると共に、PDA13により所望の情報を簡便に得られ
るようにしたものである。
【0017】図1に示すように、例えばA駅の会場の大
型映像表示装置5にはF駅の会場のビデオカメラ6で撮
影したダンスのカップルの映像が表示されており、F駅
の会場の大型映像表示装置5にはA駅の会場のビデオカ
メラ6で撮影した子供達の映像が表示されている。すな
わち、各会場の大型映像表示装置5には自分の会場とは
異なる会場の映像が表示されている。
【0018】図2は自装置映像の確認を示す図である。
大型映像表示装置5には原則として自装置以外のビデオ
カメラ6で撮影した映像やセンターサーバ3側の後述す
る情報供給手段である記憶装置19に格納された映像等
を表示するようになっているが、自装置のビデオカメラ
6で撮影した映像も表示することができる。ここで、ビ
デオカメラ6というのは、各会場の基地装置2にそれぞ
れ設けられているビデオカメラに限定されるものではな
く、例えばコンサート会場やイベント会場や野球場等基
地装置2以外の場所に設置されたビデオカメラであって
もよいことは勿論である。
【0019】Picture in Picture方式により、大型映像
表示装置5に表示される大型映像の一部に自装置の映像
を組み込んで表示し、自装置映像を確認できるようにな
っている。例えば、F駅の会場の大型映像表示装置5に
はA駅の会場のビデオカメラ6で撮影した子供達の映像
が表示されており、この大型映像の中に自装置のビデオ
カメラ6で撮影したダンスのカップルの自装置映像5a
がPicture in Picture方式により組み込まれて表示され
ている。この状態から、自装置映像5aを大型映像の全
画面に拡大することも可能である。
【0020】図3は基地装置の機器構成例を示す図であ
る。基地装置2はセンターサーバ3と回線を介して接続
されるローカル・プロセッサ7と、大型映像表示装置5
と、2台のビデオカメラ6A,6Bと、4台のマイクロ
ホン9A,9B,9C,9Dと、3台のスピーカ10
A,10B,10Cと、携帯端末装置であるPDA(パ
ーソナル・デジタル・アシスタント)13と無線で通信
を行うためのアンテナ11から構成されている。
【0021】大型映像表示装置5の上方にはアンテナ1
1が設置され、大型映像表示装置5の近傍左右にはビデ
オカメラ6A,6Bと、マイクロホン9A,9Bと、ス
ピーカ10A,10Bが配置されている。大型映像表示
装置5の前方左右にはマイクロホン9C,9Dが配置さ
れ、前方中央にはリアスピーカとしてのスピーカ10C
が配置されている。すなわち、大型映像表示装置5前の
空間に、マイクロホン9A,9B,9C,9Dとスピー
カ10A,10B,10Cが取り付けられており、臨場
感が増すように配置されている。
【0022】図4は蓋を開いた状態のPDA(パーソナ
ル・デジタル・アシスタント)を示す外観図である。P
DA13は本体14と、本体14の一側にヒンジを介し
て開閉可能に支持された蓋部15と、基地装置2と無線
で通信を行うための伸縮可能なアンテナ16から構成さ
れている。本体14には操作部である0から9までのテ
ンキーや各種機能キーからなるキーボード14aが設け
られている。蓋部15の裏面には映像を表示するための
表示部である液晶表示部15aが設けられている。PD
A13の本体14の側方には情報を記憶するためのIC
カード17が装着可能となっている。ICカード17の
具体的な使用方法について詳しくは後述する。
【0023】図5はディスプレイ部分が入力部を兼ねて
いるペン入力タイプのPDA20を示している。PDA
20の本体には液晶表示部とペンによる入力部を兼ねる
ディスプレイ部20aが設けられ、本体の一側には基地
装置2と無線で通信を行うための伸縮可能なアンテナ部
20bが設けられている。
【0024】図6は基地装置のブロック図である。ロー
カル・プロセッサ7には4台のマイクロホン9A,9
B,9C,9Dからのオーディオ信号(音声情報)と、
2台のビデオカメラ6A,6Bからのビデオ信号(画像
情報)と、センターサーバ3からのオーディオ信号、ビ
デオ信号、コントロール信号等が入力され処理される。
センターサーバ3からのオーディオ信号、ビデオ信号、
コントロール信号とは、例えば各種音声や映像や後述す
るストリームデータや付加データやバナー広告(映像の
一部に横幕又は縦幕のように流す広告)のコントロール
信号等である。ローカル・プロセッサ7には更に、アン
テナ11が接続され、PDA13からの電波を受信して
処理したり、PDA13に電波を発信して、PDA13
と通信することができる。
【0025】一方、ローカル・プロセッサ7から3台の
スピーカ10A,10B,10Cへオーディオ信号が出
力され、大型映像表示装置5にビデオ信号が出力され
る。ローカル・プロセッサ7は予め決められた処理内
容、あるいはセンターサーバ3からの指示内容に基づい
て、大型映像表示装置5へ出力するデータを作成する。
同時に、センターサーバ3へ、大型映像表示装置5のモ
ニター信号、各ビデオカメラ6A,6Bからのモニター
信号、マイクロホン9A,9B,9C,9Dからのオー
ディオ信号、PDA13からの入力信号及び各装置の現
在の状態を示す状態信号が出力される。
【0026】また、図1に示すように、A駅の会場のビ
デオカメラ6の映像がF駅の会場の大型映像表示装置5
に大型映像として表示されると同時に、A駅の会場のマ
イクロホン9A,9B,9C,9Dの音声がF駅の会場
のスピーカ10A,10B,10Cから音として出力
し、同様にF駅の会場のビデオカメラ6の映像がA駅の
会場の大型映像表示装置5に大型映像として表示される
と同時に、F駅の会場のマイクロホン9A,9B,9
C,9Dの音声がA駅の会場のスピーカ10A,10
B,10Cから音として出力する。このため、双方向で
映像情報と音声情報をやり取りすることができ、集まっ
た人達の参加意識が格段に高まり、イベントの効果を増
すことができる。
【0027】図7は中央制御装置のブロック図であり、
センターサーバ3が設置されたセンターでの処理を示し
ている。各地の基地装置2の大型映像表示装置5はロー
カル・プロセッサ7と回線を介してセンターサーバ3を
含む中央制御装置12に接続されている。中央制御装置
12には各基地装置の大型映像表示装置5に送出してい
る映像や各基地装置のビデオカメラ6A,6B等からの
映像を表示するための多数のモニター18,18,・・
・が設けられている。中央制御装置12には更に、情報
供給手段である記憶装置19が接続されている。記憶装
置19は音楽バンドの経歴やコンサートの予定等の各種
データや、コンサートの映像記録や、バナー広告等が格
納されている。中央制御装置12には少なくとも一人の
オペレータがついており、多数のモニター18を見なが
ら、どの大型映像表示装置5にどんな映像を流すか制御
している。
【0028】例えば、大型映像表示装置5Aで表示され
る大型映像1の前でライブコンサートが行われ、このラ
イブコンサートを他の大型映像表示装置5B,5C,5
Dへ送信することを考える。大型映像表示装置5Aのビ
デオカメラ6A,6Bからの映像と、周辺マイクロホン
9A,9B,9C,9Dからの音声は、中央制御装置1
2へ集められ、若干の編集を施されて、他の大型映像表
示装置5B,5C,5Dへ送られる。また、大型映像表
示装置5B,5C,5Dからの、大型映像前の人々の様
子は、それぞれのビデオカメラ6A,6Bで撮影され、
周辺マイクロホン9A,9B,9C,9Dからの音声と
共に、他の大型映像表示装置へ送られる。
【0029】中央制御装置12のあるセンターには、各
大型映像表示装置のビデオカメラからの映像及び各大型
映像表示装置へ送出している映像を写すモニター18群
があり、オペレータはモニター18群を見ながら、最も
効果のある演出を行えるよう、情報の切り替えを行う。
このような演出を行うことで、大型映像表示装置5A,
5B,5C,5Dを一体化し、大勢の人が、大型映像表
示装置5A,5B,5C,5Dの前に集まることが期待
できる。
【0030】次に、大型映像と携帯端末装置であるPD
Aとの情報の相互関係について説明する。図8は中央制
御装置から基地装置への主データの流れを説明する図で
ある。中央制御装置12からの主データは基地装置2の
ローカル・プロセッサ7に入力される。中央制御装置1
2からの主データはストリームデータと付加データから
なり、それぞれスイッチャ1(SW1)とスイッチャ2
(SW2)から回線を介して基地装置2のローカル・プ
ロセッサ7に入力されるようになっている。
【0031】スイッチャ1からのストリームデータはロ
ーカル・プロセッサ7から大型映像表示装置5に送出さ
れると共に、アンテナ11を介してPDA13にも送出
される。スイッチャ2からの付加データはローカル・プ
ロセッサ7からアンテナ11を介してPDA13に送出
される。
【0032】図8に示すように、ストリームデータA,
Bは制御データにより第1層の付加データ1,2,3,
4,5、6,7,8,9,10まで関連付けられてい
る。
【0033】基地装置2へ流されるストリームデータは
制御データに基づいてスイッチャ1により切り替えら
れ、選択される。また、必要に応じて、ストリームデー
タ及び付加データはローカル・プロセッサ7からアンテ
ナ11により無線でPDA13へ配信される。
【0034】図9はデータの関連を示す図である。スト
リームデータは制御データにより第1層の付加データと
関連付けられている。例えば、ストリームデータAは制
御データにより第1層の付加データ1,2,3,4,5
と関連付けられ、ストリームデータBは制御データによ
り第1層の付加データ6,7,8,9,10と関連付け
られている。第1層の付加データ1,2,3,4,5,
6,7,8,9,10のそれぞれには複数の第2層の付
加データが付加され、第2層の付加データのそれぞれに
は複数の第3層の付加データが付加されている。例え
ば、第1層の付加データ1には第2層の付加データL2-
1,L2-2,L2-3,L2-4が付加されており、第2層の付
加データL2-1には第3層の付加データL3-1-1,L3-1-
2,L3-1-3,L3-1-4が付加されている。また、第2層
の付加データL2-2には第3層の付加データL3-2-1,L
3-2-2,L3-2-3,L3-2-4が付加されている。このよう
に、付加データは階層構造となっている。
【0035】図10は大型映像とPDAの初期画面での
関連を示す図である。大型映像にもPDA映像にも同一
のストリーム映像が表示されるが、PDA映像のみに当
該ストリーム映像に関連付けられた複数の第1層の付加
データが表示される。そして、キーボード14aあるい
はペン入力により液晶表示部15aに表示された複数の
第1層の付加データのうち所望の第1層の付加データを
選択すると、図11に示すように、選択された第1層の
付加データに付加された複数の第2層の付加データが初
期画面と同じように一覧表示される。このように、順次
選択することにより、より深い下位情報にアクセスする
ことができる。
【0036】例えば、大型映像に歌手が映し出されてい
る場合には、付加データを選択することにより、その歌
手の曲を選択しPDA13にダウンロードすることがで
きる。音楽をダウンロードするには、電話線を用いた場
合には、5メガバイトのデータでは10分以上かかる。
ここでは、基地装置2の周辺にサービスエリアを限定す
ることにより、一人当たりの回線容量を大きく取ること
が可能になり、音楽をダウンロードするには、10メガ
bpsの速度では4秒でダウンロードが終了するので、
ユーザーのストレスを大幅に減少させることができる。
【0037】図12はPDA13と基地装置2との情報
のやり取りを説明するフローチャートである。先ず、P
DA13の電源を入れてオンすると、回線接続状態とな
る(ステップ101)。次いで、PDA13から電波を
発信して、端末の識別番号(ID番号)情報を基地装置
2へ送信する(ステップ102)。すなわち、PDA1
3のアンテナ16から発信された電波は基地装置2のア
ンテナ11に受信され、ID番号情報はローカル・プロ
セッサ7、回線を経て中央制御装置12に送られ、PD
A13のID番号が記憶装置19内に設けられた端末識
別番号記憶手段である端末ID番号ファイル19Aのデ
ータと比較される(ステップ103)。端末ID番号フ
ァイル19Aに格納されたデータ内に当該PDA13の
ID番号がある場合には、当該PDA13のIPアドレ
スが確定され(ステップ104)、PDA13と基地装
置2が通信可能となり、情報のやり取りが行われる(ス
テップ105)。そして、PDA13の電源を切ってオ
フにすると、回線が切断される(ステップ106)。
【0038】すなわち、PDA13から発信された固有
の識別番号の情報と端末ID番号ファイル19Aに記憶
された端末ID番号のデータとを比較し、このデータの
中に当該PDA13のID番号がある場合には、課金対
象が確定されることになり、当該PDA13にIPアド
レスが付与され、当該PDA13が基地装置2と通信可
能となるようになっている。
【0039】なお、端末にインターネットブラウザー機
能を想定すると、リンクを張ることで、インターネット
上の様々な情報がアクセス可能になる。
【0040】図13はPDA13の具体的な使用方法を
説明する図である。PDA13には情報を記憶するため
のICカード17が挿着可能となっている。基地装置2
の置かれた近くの店の割引情報をPDA13にダウンロ
ードしてICカード17に格納し、店でそのICカード
17を提示することで、割引を受けられるようにするこ
とは、有力な集客手段になる。その仕組みを図13を参
照して説明する。
【0041】店から、お得情報の内容を基地装置2のロ
ーカル・プロセッサ7へ送る。ローカル・プロセッサ7
はその内容に基づいて、大型映像と大型映像前のサービ
スエリアのPDA13向けに情報を発信する。大型映像
を見ていて、お得情報が出たことがわかったら、PDA
13でしかるべき付加データをアクセスすると、お得情
報がPDA13にダウンロードされ、それがICカード
17に入る。ユーザーは、そのICカード17を持って
店へ直接行き、ICカード17を提示することにより割
引が受けられる。
【0042】また、ICカード17に交通手段の利用権
も入れることが可能で、その場合、大型映像のある場所
から店のある場所への移動を、ユーザーは無料でするこ
とができる。その費用は、店が鉄道等へ支払うこととす
る。
【0043】従って、基地装置2の置かれた近くの店の
割引情報をPDA13にダウンロードしてICカード1
7に格納し、店でそのICカード17を提示すること
で、割引を受けられるので、PDA13を所持すること
により、経済性と利便性を向上させることができ、有力
な集客手段とすることができる。
【0044】なお、上述実施の形態では、環状線の各駅
前の会場に基地装置2を設置したが、これに限らず、長
距離線の各ターミナル駅前の会場に基地装置2を設置し
てもよく、また駅以外の会場に基地装置2を設置しても
よいことは勿論である。
【0045】携帯端末装置としてPDAとしたが、これ
に限らず、無線で通信可能な他の携帯端末装置であって
もよいことは勿論である。基地装置2のローカルプロセ
ッサ7にも情報を記憶し供給するための記憶装置が設け
られていることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による大型
映像装置では、大型映像表示手段とカメラを有する複数
の基地装置と、複数の基地装置と回線を介して接続され
た中央制御装置とを備え、中央制御装置によりカメラか
らの画像情報を所望の基地装置の大型映像表示手段に表
示することができるので、複数の大型映像表示手段に連
携した画像情報を提供できると共に、複数の大型映像表
示手段の前にそれぞれ集まった観客が、相互に情報をや
り取りでき、複数の場所を一体にした空間を提供するこ
とができる。
【0047】複数の基地装置のそれぞれと無線により通
信可能で、それぞれの基地装置から情報を得ることがで
きる携帯端末装置を備えているので、携帯端末装置によ
り複数の基地装置のそれぞれと無線により通信し、それ
ぞれの基地装置から所望の情報を簡便に得ることができ
る。
【0048】また、携帯端末装置が店舗の割引情報をダ
ウンロードした場合には、当該携帯端末装置のダウンロ
ード情報を当該割引情報の店舗へ提示することにより割
引を受けられるので、携帯端末装置を所持することによ
り、経済性と利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る大型映像装置の一例を示す概略構
成図である。
【図2】自装置映像の確認を示す図である。
【図3】基地装置の機器構成図である。
【図4】PDAの外観図である。
【図5】ディスプレイ部分が入力部を兼ねているペン入
力タイプのPDAを示す図である。
【図6】基地装置のブロック図である。
【図7】中央制御装置のブロック図である。
【図8】大型映像とPDAとの情報の相互関係を示す図
である。
【図9】データの関連を示す図である。
【図10】大型映像とPDAの初期画面での関連を示す
図である。
【図11】PDAの画面を示す図である。
【図12】PDAと基地装置との情報のやり取りを示す
フローチャートである。
【図13】PDAの具体的な使用方法を説明する図であ
る。
【図14】従来の大型映像表示システムの構成例であ
る。
【図15】大型映像装置と携帯端末装置を組み合わせた
大型映像表示システムの構成例である。
【符号の説明】
1・・・大型映像表示システム(大型映像装置)、2・
・・基地装置、3・・・センターサーバ、5・・・大型
映像表示装置(大型映像表示手段)、6A,6B・・・
ビデオカメラ(カメラ)、7・・・ローカル・プロセッ
サ、9A,9B,9C,9D・・・マイクロホン、10
A,10B,10C・・・スピーカ、12・・・中央制
御装置、13・・・PDA(携帯端末装置)、17・・
・ICカード、18・・・モニター、19・・・記憶手
段(情報供給手段)、19A・・・端末ID番号ファイ
ル(端末識別番号記憶手段)、20・・・PDA(携帯
端末装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 AA02 CA04 CC05 CD04 CG02 DA09 EA03 EA05 FE11 FF03 HA14 5C058 AA18 BA18 BA21 BA23 5C064 BA01 BA07 BB01 BB05 BC01 BC10 BC18 BC20 BC23 BD04 BD08 BD14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも大型映像を表示する大型映像
    表示手段を有する複数の基地装置と、 前記複数の基地装置と回線を介して接続された中央制御
    装置と、 前記複数の基地装置のそれぞれと無線により通信可能
    で、それぞれの基地装置から情報を得ることができる携
    帯端末装置と、 を備えていることを特徴とする大型映像装置。
  2. 【請求項2】 前記基地装置が前記大型映像表示手段の
    近傍に設けられ、大型映像表示手段の周囲を撮影するた
    めのカメラを有し、前記中央制御装置により前記カメラ
    からの画像情報を所望の前記基地装置の大型映像表示手
    段に表示することを特徴とする請求項1に記載の大型映
    像装置。
  3. 【請求項3】 前記中央制御装置が前記複数の基地装置
    に画像情報と音声情報を供給する情報供給手段を有して
    いることを特徴とする請求項1に記載の大型映像装置。
  4. 【請求項4】 前記携帯端末装置の識別番号のデータを
    記憶した端末識別番号記憶手段を備え、前記携帯端末装
    置から発信された固有の識別番号の情報と前記端末識別
    番号記憶手段に記憶された識別番号データとを比較し、
    前記識別番号データの中に当該携帯端末装置の識別番号
    がある場合には、当該携帯端末装置が前記基地装置と通
    信可能となることを特徴とする請求項1に記載の大型映
    像装置。
  5. 【請求項5】 前記携帯端末装置が前記基地装置と通信
    して特定な情報にアクセスし、ダウンロードした場合に
    は、そのサービスに対して当該携帯端末装置の識別番号
    に基づいて課金することを特徴とする請求項4に記載の
    大型映像装置。
  6. 【請求項6】 前記携帯端末装置が映像や情報を表示す
    るための表示部と、文字や数字やコマンドを入力し前記
    表示部に表示される映像や情報を操作するための操作部
    を有し、 前記表示部に映像と共に複数の付加情報が表示され、前
    記操作部により複数の付加情報の中から所望の付加情報
    を選択できることを特徴とする請求項1に記載の大型映
    像装置。
  7. 【請求項7】 前記携帯端末装置が情報を記憶するため
    のICカードを有することを特徴とする請求項1に記載
    の大型映像装置。
  8. 【請求項8】 前記携帯端末装置が店舗の割引情報をダ
    ウンロードした場合には、当該携帯端末装置のダウンロ
    ード情報を当該割引情報の店舗へ提示することにより割
    引を受けられることを特徴とする請求項1に記載の大型
    映像装置。
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