JP2001326134A - 積層型電子部品の製造方法及び製造装置と、グリーンシート積層機と、グリーンシート積層用のアンダーシート - Google Patents

積層型電子部品の製造方法及び製造装置と、グリーンシート積層機と、グリーンシート積層用のアンダーシート

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JP2001326134A
JP2001326134A JP2000143061A JP2000143061A JP2001326134A JP 2001326134 A JP2001326134 A JP 2001326134A JP 2000143061 A JP2000143061 A JP 2000143061A JP 2000143061 A JP2000143061 A JP 2000143061A JP 2001326134 A JP2001326134 A JP 2001326134A
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lamination
sheet
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Katsuo Koizumi
勝男 小泉
Yoshiji Sekiguchi
義二 関口
Koichi Ando
功一 安藤
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Taiyo Yuden Co Ltd
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    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G13/00Apparatus specially adapted for manufacturing capacitors; Processes specially adapted for manufacturing capacitors not provided for in groups H01G4/00 - H01G11/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層型電子部品の生産性向上に有効な製造方
法を提供する。 【解決手段】 2枚の支持プレートSPを所定経路で循
環させながら、支持プレートSP上に所定枚数の積層用
グリーンシートGS1を積み重ねる作業を経路途中の積
層場所P2において実施し、支持プレートSP上の多層
シート(積み重ね後の積層用グリーンシート)を圧着す
る作業を経路途中の圧着場所P3において実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層型電子部品を
製造するための方法及び装置と、積層用グリーンシート
を得てこれを積み重ねるためのグリーンシート積層機
と、積層用グリーンシートを積み重ねるときに用いられ
るアンダーシートに関する。
【0002】
【従来の技術】積層セラミックコンデンサや積層セラミ
ックインダクタ等の積層型電子部品は、部品適合の複数
の導体が所定パターンで形成された積層用グリーンシー
トと導体非形成の積層用グリーンシートとを所定の順序
で積み重ね、この多層シート(積み重ね後の積層用グリ
ーンシート)を圧着する工程を経て製造されている。圧
着シート(圧着後の多層シート)は個々の部品に対応し
たチップに切断され、チップ焼成後に外部電極をペース
ト焼き付け手法により形成するか、或いは外部電極用ペ
ーストが塗布されたチップをペーストと同時焼成するこ
とにより所定の積層型電子部品となる。
【0003】導体形成の積層用グリーンシートは、PE
T等から成る帯状キャリアフィルムの表面に部品適合の
セラミックスラリーをドクターブレード法等の手法を用
いて連続的に且つ所定厚みで塗布し、乾燥して帯状グリ
ーンシートを得た後、この帯状グリーンシートの表面に
部品適合の導体ペーストをスクリーン印刷等の手法を用
いて所定の形状及びパターンで、且つ、導体パターンが
長手方向に等間隔で並ぶように形成して乾燥させ、そし
てこの帯状グリーンシートを導体パターンを包含する所
定の形状で裁断して帯状キャリアフィルムから剥離する
ことにより得られる。一方、導体非形成の積層用グリー
ンシートは、前記と同様にして帯状グリーンシートを得
た後、この帯状グリーンシートを所定の形状で裁断して
帯状キャリアフィルムから剥離することにより得られ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の積層
・圧着工程は、通常、導体形成の積層用グリーンシート
と導体非形成の積層用グリーンシートとを所定の順序で
積み重ねるステップと、多層シート(積み重ね後の積層
用グリーンシート)を圧着するステップとから成る。
【0005】部品種類にもよるが、積層枚数が多い大容
量の積層セラミックコンデンサの場合を例に挙げると、
前記の積層ステップと前記の圧着ステップにはそれぞれ
数分の時間を要し、両時間の和に相当する時間が1つの
圧着シート(圧着後の多層シート)を得るために必要と
なる。つまり、積層型電子部品の生産性を向上させ部品
単価の低減を図るには、1つの圧着シートを得るために
要する時間を極力短縮する必要がある。
【0006】本発明は前記事情に鑑みて創作されたもの
で、積層型電子部品の生産性向上に有効な積層型電子部
品の製造方法と、同方法実施に好適な積層型電子部品の
製造装置と、同装置に有用なグリーンシート積層機と、
積層用グリーンシートを積み重ねるときに有用なアンダ
ーシートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の積層型電子部品の製造方法は、少なくとも
2枚のプレートを所定の経路で循環させるための循環経
路を設けてこの循環経路途中に積層場所と圧着場所を設
定し、1つのプレートが積層場所で停止しているときに
は他のプレートが圧着場所で停止するようにプレートを
循環させ、積層場所ではプレート上に所定枚数の積層用
グリーンシートを積み重ねる作業を実施し、圧着場所で
はプレート上の多層シートを圧着する作業を実施するこ
とをその特徴とする。
【0008】この積層型電子部品の製造方法によれば、
少なくとも2枚のプレートを所定の経路で循環させなが
ら、プレート上に所定枚数の積層用グリーンシートを積
み重ねる作業を経路途中の積層場所において実施し、プ
レート上の多層シートを圧着する作業を経路途中の圧着
場所において実施することができる。つまり、循環経路
途中に設けた積層場所と圧着場所において各々の作業を
異なるプレートに対して同時に実施できることから、積
層型電子部品の製造に係る積層・圧着工程を時間的損失
を最小限に抑えながら極めて効率良く実施することがで
きる。
【0009】また、本発明の積層型電子部品の製造装置
は、積層用グリーンシートを積み重ねるときのベースと
なる少なくとも2枚のプレートと、前記プレートを積層
場所及び圧着場所を含む所定の経路で循環させるための
プレート搬送機と、積層場所にあるプレート上に積層用
グリーンシートを積み重ねるためのグリーンシート積層
機と、圧着場所にあるプレート上の多層シートを圧着す
るための多層シート圧着機とを備えることを特徴とす
る。
【0010】この積層型電子部品の製造装置によれば、
前述の製造方法を好適に、且つ、安定して実施すること
ができる。
【0011】さらに、本発明のグリーンシート積層機
は、ベースと、ベースに上下移動可能に設けられた積層
用グリーンシート吸着用の吸着ヘッドと、吸着ヘッドを
上下移動させるための第1アクチュエータと、吸着ヘッ
ドの周囲に設けられたグリーンシート裁断用の刃と、刃
を所定方向に移動させるための第2アクチュエータと、
吸着ヘッドが下降して帯状グリーンシートに接した時に
同位置に吸着ヘッドを固定するための吸着ヘッド固定手
段とを備えることを特徴とする。
【0012】このグリーンシート積層機によれば、吸着
ヘッドを下降させて帯状キャリアフィルム上に形成され
ている帯状グリーンシートを刃によって所定の形状で裁
断するときに、吸着ヘッド固定手段によって吸着ヘッド
を下降位置に固定することができ、これにより、吸着ヘ
ッドから帯状グリーンシートに加わる荷重を一定化して
グリーンシートに対するダメージを軽減できる。
【0013】さらにまた、本発明のグリーンシート積層
機は、ベースと、ベースに上下移動可能に設けられた積
層用グリーンシート吸着用の吸着ヘッドと、吸着ヘッド
を上下移動させるための第1アクチュエータと、吸着ヘ
ッドの周囲に設けられたグリーンシート裁断用の刃と、
刃を所定方向に移動させるための第2アクチュエータ
と、吸着ヘッドが下降して帯状グリーンシートに接した
時に吸着ヘッドから帯状グリーンシートに加わる荷重を
調整するための荷重調整手段とを備えることを特徴とす
る。
【0014】このグリーンシート積層機によれば、吸着
ヘッドを下降させて帯状キャリアフィルム上に形成され
ている帯状グリーンシートを刃によって所定の形状で裁
断するときに、吸着ヘッドから帯状グリーンシートに加
わる荷重を荷重調整手段によって制御することができ、
これにより、吸着ヘッドから帯状グリーンシートに加わ
る荷重を一定化してグリーンシートに対するダメージを
軽減できる。
【0015】さらにまた、本発明のグリーンシート積層
用のアンダーシートは、このアンダーシートは積層用グ
リーンシートが接する側の面に多数の微細凹部を有し、
各凹部の開口寸法は積層用グリーンシートに含まれるセ
ラミック粒子径以上で5mm以下の範囲内にあり、各凹
部の深さ寸法は積層用グリーンシートに含まれるセラミ
ック粒子径以上で200μm以下の範囲内にあることを
特徴とする。
【0016】このグリーンシート積層用のアンダーシー
トによれば、積層用グリーンシートに含まれるセラミッ
ク粒子を、この積層用グリーンシートが接する側の面に
形成された微細凹部に的確に食い込ませることができ、
これにより、積層時やこの後の圧着時に生じ得る積層用
グリーンシートの横滑りや横延びを効果的に抑制するこ
とができる。
【0017】本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構
成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって
明らかとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図に従って本発明の実施形
態を詳細に説明する。
【0019】図1は積層,圧着工程を行う装置の概略上
面図、図2は図1のA−A線矢視図、図3は図1のB−
B線矢視図であり、図中の符号SPは支持プレート、符
号10はプレート搬送機、符号20はグリーンシート供
給機、符号30はグリーンシート積層機、符号40は多
層シート圧着機、符号50は圧着シート取出機、符号6
0は圧着シート搬送機、符号70はアンダーシート供給
機、符号80はアンダーシートストッカー、符号90は
プレート予熱機である。
【0020】支持プレートSPは、後述する積層用グリ
ーンシートGS1の積み重ね作業と多層シート(積み重
ね後の積層用グリーンシート)の圧着作業に用いられ
る。この支持プレートSPは図6(A)に示すような所
定厚の金属板から成り、上面開口の凹部SP1を有して
いる。凹部SP1の横断面形は後述するアンダーシート
US及び積層用グリーンシートGS1よりも僅かに大き
な矩形状を成している。凹部SP1の底面には積層用グ
リーンシートGS1を積み重ねる前にアンダーシートU
Sが敷設され、積層用グリーンシートGS1はこのアン
ダーシートUSの上に積み重ねられる(図6(B)参
照)。
【0021】プレート搬送機10は、2枚の支持プレー
トSPを、一平面上に形成された矩形経路で循環させる
ためのものである。図示例では循環経路として矩形状の
ものを示したが、プレート循環経路は楕円形状や円形状
等であっても構わない。図示を省略したが、支持プレー
トSPを循環させる搬送手段としてはモータ駆動のベル
トやローラー等の周知のものが利用されている。
【0022】このプレート搬送機10における矩形経路
には、図1に示すように、待機場所P1と積層場所P2
と圧着場所P3と取出場所P4が順に設定されており、
待機場所P1,積層場所P2,圧着場所P3及び取出場
所P4のそれぞれには支持プレートSPを各場所で停止
させるための可動ストッパ(図示省略)が設けられ、ま
た、少なくとも積層場所P2と圧着場所P3の下側には
支持プレートSPを支えるための上下移動可能なテーブ
ル11が配置されている。後に詳述するが、2枚の支持
プレートSPは、1つの支持プレートSPが積層場所P
2で停止しているときには他の支持プレートSPが圧着
場所S3で停止するように循環する。ちなみに支持プレ
ートSPを支えるためのテーブル11には支持プレート
SPを加温するためのヒータ11aが設けられている
(図17参照)。
【0023】グリーンシート供給機20は、帯状キャリ
アフィルムCFによって一面を支持された帯状グリーン
シートGSを剥離板21上に間欠的に供給するためのも
のである。このグリーンシート供給機20は図1におけ
る積層場所P2の右側と左側に1つずつ配置されてお
り、右側のグリーンシート供給機20は図4(A)に示
す導体非形成の帯状グリーンシートGSを供給し、左側
のグリーンシート供給機20は図5(A)に示す導体形
成の帯状グリーンシートGSを供給する。
【0024】ちなみに、図4(A)に示した導体非形成
の帯状グリーンシートGSは、PET等から成る帯状キ
ャリアフィルムCFの表面に部品適合のセラミックスラ
リーをドクターブレード法等の手法を用いて連続的に且
つ所定厚みで塗布し、乾燥することにより得られる。
尚、導体非形成の積層用グリーンシートGSは、図4
(B)に示すように、帯状キャリアフィルムCF上の帯
状グリーンシートGSを所定の形状で裁断して帯状キャ
リアフィルムCFから剥離することにより得られる。
【0025】一方、図5(A)に示した導体形成の帯状
グリーンシートGSは、PET等から成る帯状キャリア
フィルムCFの表面に部品適合のセラミックスラリーを
ドクターブレード法等の手法を用いて連続的に且つ所定
厚みで塗布し、乾燥した後、この帯状グリーンシートG
Sの表面に部品適合の導体ペーストをスクリーン印刷等
の手法を用いて所定の形状及びパターンで且つ導体パタ
ーンが長手方向に等間隔で並ぶように形成して乾燥させ
ることにより得られる。尚、導体形成の積層用グリーン
シートGS1は、図5(B)に示すように、帯状キャリ
アフィルムCF上の帯状グリーンシートGSを導体パタ
ーンを包含する所定の形状で裁断して帯状キャリアフィ
ルムCFから剥離することにより得られる。
【0026】この2つのグリーンシート供給機20は同
一の構成を有しており、具体的には、裁断及び剥離の作
業が実施される剥離板21と、供給リール22と、供給
リール22と剥離板21との間に設けられた2つのロー
ラー23及びテンションローラー24と、巻取リール2
5と、巻取リール25と剥離板21との間に設けられた
5つのローラー26及びテンションローラー27と、剥
離後のグリーンシート残材を帯状キャリアフィルムCF
から取り除くためのブレード28と、帯状キャリアフィ
ルムCFから取り除かれたシート残材を回収するための
ボックス29とを備えている。
【0027】剥離板21は図2に示す定常位置と同位置
から破線矢印方向に離れた離反位置との間を往復移動で
きるように構成されており、後に詳述するシート剥離作
用を良好に行うために積層場所P2側の端部に縦断面に
おいて鋭角的な部分を有している(図7参照)。図示を
省略したが、この剥離板21を往復移動させるためのア
クチュエータとしてはモータとボールネジを組み合わせ
て構成された周知の直線駆動機構やエア圧や油圧によっ
て動作するシリンダ等が利用されている。また、剥離板
21の下面側にはブラケット21aが設けられていて、
このブラケット21aには、巻取リール25と剥離板2
1との間に設けられた5つのローラー26のうちの剥離
板21に最も近い位置にあるローラー26が軸支されて
いる。つまり、このローラー26は剥離板21と一緒に
図2に示す破線矢印方向に移動することができる。ま
た、剥離板21には、キャリアフィルムCFを吸着する
ための多数の吸引孔21bと、グリーンシートGSを加
温するためのヒータ21cが設けられている(図7参
照)。
【0028】グリーンシート積層機30は、帯状キャリ
アフィルムCF上の帯状グリーンシートGSを所定の形
状で裁断して帯状キャリアフィルムCFから剥離し、剥
離後の積層用グリーンシートGS1を積層場所P2にあ
る支持プレートSPに積み重ねるためのものである。こ
のグリーンシート積層機30は図1における積層場所P
2の右側と左側に1つずつ配置されており、右側のグリ
ーンシート積層機30は右側のグリーンシート供給機2
0の剥離板21の真上を定常位置とし、左側のグリーン
シート積層機30は左側のグリーンシート供給機20の
剥離板21の真上を定常位置としている。
【0029】この2つのグリーンシート積層機30は同
一の構成を有しており、図7〜図9に示すように、スラ
イダ31と、スライダ31の下面に支柱32aを介して
設けられたベース板32と、下面形状が正方形の吸着ヘ
ッド33と、吸着ヘッド33を上下移動させるためにベ
ース板32に設けられたシリンダ34と、吸着ヘッド3
3と相似形状を有する昇降板35と、昇降板35を上下
移動させるためにベース板32に設けられた2つのシリ
ンダ36と、昇降板35の4辺それぞれに移動可能に設
けられた4本のアーム37と、各アーム37の下端に設
けられた円盤状の刃38と、各アーム37を所定方向に
移動させるために昇降板35に設けられた刃移動機構3
9とを備えている。
【0030】スライダ31の上面には共通ロッドGRに
スライド可能に嵌合したガイド31aが設けられてい
る。図示を省略したが、各々のグリーンシート積層機3
0をロッドGRに沿って往復移動させるためのアクチュ
エータとしてはモータとボールネジを組み合わせて構成
された周知の直線駆動機構やエア圧や油圧によって動作
するシリンダ等が利用されており、各々のグリーンシー
ト積層機30は独立した往復移動を可能としている。
【0031】吸着ヘッド33は裁断後の積層用グリーン
シートGS1を吸着するための多数の吸引孔33aと、
吸着した積層用グリーンシートGS1を加温するための
ヒータ33bを有している。シリンダ34のロッド34
aは吸着ヘッド33に連結され、2つのシリンダ36の
ロッド36aは昇降板35に連結されている。4本のア
ーム37はその上部に設けられたスライドガイド37a
を昇降板35の4辺それぞれに移動可能に係合してお
り、また、4本のアーム37はその上端を刃移動機構3
9の第1ベルト39bに固着されている。円盤状を成す
4つの刃38はその軸を4本のアーム37それぞれの下
部に設けられたブッシュ37bに挿通され、コイルバネ
37cの付勢力によって吸着ヘッド33に向けて付勢さ
れおり、各々の先端面を吸着ヘッド33の各側面に当接
している。
【0032】刃移動機構39は、昇降板35の4隅に設
けられたプーリー39aと、4つのプーリー39aに巻
き付けられた無端状の第1ベルト39bと、ベルト駆動
用のモータ39cと、モータ39cのシャフトに取り付
けられたプーリー39dと、4つのプーリー39aの1
つに連設されたプーリー39eと、プーリー39dとプ
ーリー39eに巻き付けられた無端状の第2ベルト39
fとから成る。この刃移動機構39では、ベルト駆動用
のモータ39cによって第2ベルト39fを介して第1
ベルト39bを回転させることにより、第1ベルト39
bに固着されている4本のアーム37を昇降板35の4
辺それぞれに沿って移動させることができる。つまり、
昇降板35の各辺にスライドガイド37aを介して係合
している4本のアーム37は、刃移動機構39の作動に
よって昇降板35の各辺と平行な方向に移動し、このア
ーム移動によって円盤状の刃38はその先端面を吸着ヘ
ッド33の各側面に当接した状態のまま各側面に沿って
移動する。
【0033】多層シート圧着機40は、圧着場所P3に
ある支持プレートSP上の多層シート(積み重ね後の積
層用グリーンシート)を圧着するためのものである。図
示例における多層シート圧着機40は図1における圧着
場所P3の左側を定常位置としている。この多層シート
圧着機40は、図10に示すように、スライダ41と、
スライダ41の下面に支柱42aを介して設けられたベ
ース板42と、吸着ヘッド33と同一の下面形状を有す
るプレスヘッド43と、プレスヘッド43を上下移動さ
せるためにベース板42に設けられたシリンダ44と、
プレスヘッド43の上下移動を案内するためにプレスヘ
ッド43に設けられた2本のガイドロッド45とを備え
ている。スライダ41の上面にはロッドGRにスライド
可能に嵌合したガイド41aが設けられている。プレス
ヘッド43は圧着時に多層シートを加温するためのヒー
タ43aを有している。シリンダ44のロッド44aは
プレスヘッド43に連結され、2本のガイドロッド45
はベース板42aに設けられたブッシュ42aに挿通さ
れている。図示を省略したが、多層シート圧着機40を
ロッドGRに沿って往復移動させるためのアクチュエー
タとしてはモータとボールネジを組み合わせて構成され
た周知の直線駆動機構やエア圧や油圧によって動作する
シリンダ等が利用されている。
【0034】圧着シート取出機50は、取出場所P3に
ある支持プレートSP上の圧着シート(圧着後の多層シ
ート)MLSを支持プレートSPから取り出して圧着シ
ート搬送機60に移送するためのものである。図示例に
おける圧着シート取出機50は図1における取出場所P
4の左側を定常位置としている。この圧着シート取出機
50は、図11に示すように、スライダ51と、スライ
ダ51の下面に支柱52aを介して設けられたベース板
52と、下端外形が積層用グリーンシートGS1よりも
小さい吸着パッド53と、吸着パッド53を上下移動さ
せるためにベース板52に設けられたシリンダ54とを
備えていて、スライダ51の上面にはアンダーシート供
給機70と共通のロッドGRにスライド可能に嵌合した
ガイド51aが設けられている。図示を省略したが、圧
着シート取出機50をロッドGRに沿って往復移動させ
るためのアクチュエータとしてはモータとボールネジを
組み合わせて構成された周知の直線駆動機構やエア圧や
油圧によって動作するシリンダ等が利用されている。
【0035】圧着シート搬送機60は、圧着シートML
Sを次の工程ライン或いは保管場所に搬送するためのも
ので、定常位置にある圧着シート取出機50の真下にそ
の一端が位置するように配置されている。この圧着シー
ト搬送機60は、図11に示すように、少なくとも2つ
のプーリー61と、プーリー61に巻き付けられた無端
状の搬送ベルト62と、何れか1つのプーリー61を回
転駆動するためのモータ(図示省略)とを備えている。
【0036】アンダーシート供給機70は、使用済みの
アンダーシートUSを支持プレートSPから取り出して
新しいアンダーシートUSを支持プレートSPに供給す
るためのものである。図示例におけるアンダーシート供
給機70は図1における取出場所P4の右側を定常位置
としている。このアンダーシート供給機70は、図12
に示すように、スライダ71と、スライダ71の下面に
支柱72aを介して設けられたベース板72と、下端外
形がアンダーシートUSよりも小さい吸着パッド73
と、吸着パッド73を上下移動させるためにベース板7
2に設けられたシリンダ74とを備えていて、スライダ
71の上面には圧着シート取出機50と共通のロッドG
Rにスライド可能に嵌合したガイド71aが設けられて
いる。図示を省略したが、アンダーシート供給機70を
ロッドGRに沿って往復移動させるためのアクチュエー
タとしてはモータとボールネジを組み合わせて構成され
た周知の直線駆動機構やエア圧や油圧によって動作する
シリンダ等が利用されている。
【0037】アンダーシートストッカー80は、支持プ
レートSPに供給され得るアンダーシートUSと使用済
みのアンダーシートUSを積み重ね状態でストックする
ためのもので、定常位置にあるアンダーシート供給機6
0の下側に配置されている。このアンダーシートストッ
カー80は、図12に示すように、アンダーシートUS
が積み重ねられるテーブル81と、未使用のアンダーシ
ートUSの積み重ね姿勢を保持するための複数のガイド
ピン82と、使用済みのアンダーシートUSの積み重ね
姿勢を保持するための複数のガイドピン82とを備えて
いる。
【0038】前記のアンダーシートUSは積層用グリー
ンシートGS1を支持プレートSP上に積み重ねるとき
に予め凹部SP1の底面に必要に応じて接着剤等を用い
て敷設される。このアンダーシートUSは、凹部SP1
内の清浄性を保つと共に、積層時やこの後の圧着時に生
じ得る積層用グリーンシートGS1の横滑りや横延びを
抑制する役目を果たす。このアンダーシートUSは、P
ETやアクリルやポリカーボネイト等の樹脂、或いは銅
やステンレスやアルミニウム等の金属から成り、積層用
グリーンシートGS1が接する側の面に多数の微細凹部
を有している。この微細凹部は、アンダーシートUSの
材質との関係において適当な加工方法、例えば、サンド
ブラスト加工(ガラス,セラミック及び白砂等の鉱物粒
子を高速噴射することによる表面加工)や、打ち出し加
工や、研削加工や、プレス加工によって形成することが
できる。この他にも、積層用グリーンシートGS1と同
材質のセラミック粒子や、アルミナ,シリカ及びジルコ
ニウム等のセラミック粒子をエポキシ,アクリル,フッ
素,シリコーン等の樹脂に混合し、これを表面に塗布し
てから硬化させることによって微細凹部を形成するよう
にしてもよい。後者の場合にはセラミック粒子として積
層用グリーンシートGS1と同材質のものを用いること
がコンタミネーションの影響が少なく望ましい。
【0039】先に述べた積層用グリーンシートGS1の
横滑りや横延びを的確に抑制するには、微細凹部におけ
る各凹部の開口寸法を積層用グリーンシートGS1に含
まれるセラミック粒子径以上で5mm以下の範囲内と
し、各凹部の深さ寸法を積層用グリーンシートGS1に
含まれるセラミック粒子径以上で200μm以下の範囲
内にするとよい。各凹部の開口寸法が5mmを越えると
微細凹部における物理的なシート保持力が低下して積層
用グリーンシートGS1の積層精度の低下や製品品質の
低下を招来する恐れがあるし、また、各凹部の深さ寸法
が200μmを越えると積層用グリーンシートGS1に
破損を招来する恐れがある。
【0040】プレート予熱機90は、待機場所P1にあ
る支持プレートSPを予熱するためのもので、待機場所
P1に隣接して配置されている。このプレート予熱機9
0は温風を支持プレートSPに供給可能な例えば温風ヒ
ータから成る。
【0041】以下に前述の装置の動作について図1〜図
3と図13〜図24を参照して説明する。
【0042】圧着シート(圧着後の多層シート)MLS
が取り出され、且つ、アンダーシートUSの交換が済ん
だ後の支持プレートSPは、取出場所P4から待機場所
P1に移動して同場所P1で停止する。積層用グリーン
シートGS1の積層枚数が極端に少ない場合を除き、積
層場所P2における作業時間は、圧着場所S3における
作業時間と取出場所P4における作業時間の和よりも長
いため、取出場所P4における作業が完了した後の支持
プレートSPは待機場所P1において積層場所P2にお
ける作業が完了するまで待機することになる。
【0043】アンダーシートUSが敷設された支持シー
トSPが待機場所P1で止まっているときには、この待
機時間を利用して支持シートSPを予熱する作業が実施
される。詳しくは、プレート予熱機90から支持シート
SPに向かって温風が吹き付けられ、この温風によって
支持プレートSPが暖められる。熱効率の面から言え
ば、待機場所P1に半密閉の予熱室を設けてこの予熱室
内で支持シートSPを予熱を行う方が好ましい。このよ
うな予熱室を設ける場合には、単なるヒータを予熱室内
に設けても支持プレートSPの予熱を行うことができ
る。
【0044】他の支持プレートSPに対して積層場所P
2における所定の作業が完了すると、待機場所P1に止
まっていた支持プレートSPは積層場所P2に移動して
同場所P2で停止する。この積層場所P2では支持プレ
ートSPに所定枚数の積層用グリーンシートGS1を積
み重ねる作業が実施される。
【0045】具体的には、まず、グリーンシート供給機
20によって、フィルム支持の帯状グリーンシートGS
を剥離板21上に供給し、供給停止後は吸引孔21bに
負圧を作用させて帯状キャリアフィルムCFを吸着する
と共に、ヒータ21cによって剥離板21上の帯状グリ
ーンシートGSを加温する。
【0046】次いで、図13に示すように、グリーンシ
ート積層機30の吸着ヘッド33と昇降板35を下降さ
せ、吸着ヘッド33の下面が帯状グリーンシートGSの
表面に密着させる。このときにはヒータ33bによって
吸着ヘッド33下の帯状グリーンシートGSを加温す
る。
【0047】次いで、図14に示すように、昇降板35
のみをさらに下降させて、4本のアームの下端に設けら
れている円盤状の刃38を帯状グリーンシートGSに食
い込ませる。シート切断を的確に行うには、刃38が帯
状キャリアフィルムCFの表面に僅かに食い込むように
昇降板35を下降させるとよい。
【0048】次いで、図15(A)に示すように、グリ
ーンシート積層機30の刃移動機構39を作動させて、
円盤状の4つの刃38を吸着ヘッド33の4つの側面そ
れぞれに沿って移動させる。これにより、帯状グリーン
シートGSに図15(B)に示すような4本の切断ライ
ンLが形成される。図示例のものでは、帯状グリーンシ
ートGSを引き切りによって裁断しているため、裁断時
にバリや割れを生じることを極力回避して綺麗な裁断面
を得ることができる。
【0049】次いで、吸着ヘッド33の吸引孔33aに
負圧を作用させて裁断によって得られた所定形状の積層
用グリーンシートGS1を吸着する。そして、図16に
示すように、剥離板21の吸引孔21bの負圧作用を解
除してから、フィルム支持の帯状グリーンシートGSを
余剰分を巻き取りながら、剥離板21をローラー26と
一緒に図中左方向に移動させる。これにより、帯状グリ
ーンシートGS及び帯状キャリアフィルムCFが下方に
引き込まれて吸着ヘッド33から離れ、裁断によって得
られた所定形状の積層用グリーンシートGS1のみが吸
着ヘッド33側に残る。つまり、積層用グリーンシート
GS1の剥離を吸着ヘッド33を上昇させることなく行
えるので、シート剥離時に生じ得る変形や破れの問題を
回避できる。
【0050】前記の剥離板21は、その移動によるシー
ト剥離に良好に行うために積層場所P2側の端部に縦断
面において鋭角的な部分を有している。このシート剥離
を行うときには、帯状キャリアフィルムCFにおける剥
離板21の鋭角的部分と接する面は収縮作用を受け、反
対側の面は延び作用を受けるため、剥離される積層用グ
リーンシートGS1はこの延び作用によるズレ応力のよ
って帯状キャリアフィルムCFから剥離し易くなる。こ
の原理を利用可能な鋭角的部分の角度範囲は5度〜90
度であるが、ズレ応力を充分に発揮でき、且つ、キャリ
アフィルムへのダメージを抑制するには15度〜70度
の範囲が好ましい。また、鋭角的部分の先端に0.1m
m〜5mmのR面(丸み付け)またはC面(面取り)を
施せば前記の効果をより的確に発揮できる。
【0051】次いで、吸着ヘッド33と昇降板35を上
昇復帰させ、図17に示すように、グリーンシート積層
機30を積層場所P2にある支持プレートSPの真上に
移動させる。そして、吸着ヘッド33を下降させて、支
持プレートSP内のアンダーシートSP1上に1枚目の
積層用グリーンシートGS1を押し付け、ここで吸引孔
33aの負圧作用を解除して1枚目の積層用グリーンシ
ートGS1の積み重ねを行い、この後は吸着ヘッド33
を上昇復帰させてグリーンシート積層機30を定常位置
に復帰させる。2枚目以降の積層用グリーンシートGS
1の積み重ねも前記と同様に行われる。
【0052】図示例の装置では、導体非形成の帯状グリ
ーンシートGSを供給するグリーンシート供給機20及
びこの帯状グリーンシートGSから導体非形成の積層用
グリーンシートGS1を得るグリーンシート積層機30
と、導体形成の帯状グリーンシートGSを供給するグリ
ーンシート供給機20及びこの帯状グリーンシートGS
から導体形成の積層用グリーンシートGS1を得るグリ
ーンシート積層機30とが用意されているため、前記の
シート積層は2台のグリーンシート積層機30を利用し
て効率良く実施されることになる。具体的には、支持プ
レートSP内のアンダーシートUS上には、まず、導体
非形成の積層用グリーンシートGS1が所定枚数積み重
ねられ、次に、この上に導体形成の積層用グリーンシー
トGS1が所定枚数積み重ねられ、次に、この上に導体
非形成の積層用グリーンシートGS1が所定枚数積み重
ねられる。
【0053】前記のシート積層過程では、支持プレート
SPがその下側のテーブル11のヒータ11aによって
加温され、積層用グリーンシートGS1が吸着ヘッド3
3のヒータ33bによって加温されているため、2枚目
以降の積層用グリーンシートGS1は吸着ヘッド33の
押し付け力に基づいて下側の積層用グリーンシートGS
1に熱圧着されることになる。勿論、吸着ヘッド33の
押し付け力は後の圧着時の圧力よりも格段小さい。
【0054】積層場所P2における所定の作業が完了す
ると、積層場所P2に止まっていた支持プレートSPが
圧着場所P3に移動して同場所P3で停止する。この圧
着場所P3では多層シート(積み重ね後の積層用グリー
ンシート)を圧着する作業が実施される。
【0055】具体的には、図18に示すように、まず、
多層シート圧着機40を圧着場所P3にある支持プレー
トSPの真上に移動させる。そして、プレスヘッド43
を下降させて、支持プレートSP内のアンダーシートS
P1上に積み重ねられている多層シートに所定時間、所
定圧力を加える。この後は、プレスヘッド43を上昇復
帰させて多層シート圧着機40を定常位置に復帰させ
る。
【0056】前記のシート圧着過程では、多層シートは
支持プレートSPの下側のテーブル11のヒータ11a
とプレスヘッド43のヒータ43aによって加温されて
いるため、多層シートは全体をほぼ均等に加温されなが
ら積層方向に加圧され、隣接する積層用グリーンシート
GS1は相互に熱圧着される。ちなみに、支持プレート
SPの側面等に吸引孔を設けて、圧着時にこの吸引孔に
負圧を作用させて支持プレートSP内を減圧(脱気)す
るようにすれば、多層シートを構成する積層用グリーン
シートGS1間の残留空気を排除してデラミネーション
やクラックの発生を防止できると共にシート相互の密着
性を高めることができる。
【0057】圧着場所P3における所定の作業が完了す
ると、圧着場所P3に止まっていた支持プレートSPは
取出場所P4に移動して同場所P4で停止する。この取
出着場所P4では圧着シート(圧着後の多層シート)M
LSの取り出し作業とアンダーシートUSの交換作業が
実施される。
【0058】具体的には、まず、図19に示すように、
圧着シート取出機50を取出場所P4にある支持プレー
トSPの真上に移動させる。そして、吸着パッド53に
負圧を作用させながらこれを下降させて、支持プレート
SP内の圧着シートMLSを吸着し、この後は吸着パッ
ド53を上昇復帰させる。圧着シートMLSを支持プレ
ートSP内から取り出しても、圧着シートMLSとアン
ダーシートUSとの密着性が低いためアンダーシートU
Sは支持プレートSP内に残る。
【0059】次いで、図20に示すように、圧着シート
MLSを吸着パッド53によって吸着したまま、圧着シ
ート取出機50を定常位置に復帰させる。そして、吸着
パッド53を下降させて圧着シートMLSを圧着シート
搬送機60の搬送ベルト62上に載置する。この後は、
吸着パッド53の負圧作用を解除して圧着シートMLS
を吸着パッド53から切り離し、吸着パッド53を上昇
復帰させる。搬送ベルト62上に置かれた圧着シートM
LSは圧着シート搬送機60の作動によって別位置、例
えば圧着シートを部分個々の寸法に切断する工程ライン
や圧着シートMLS用の保管場所等に送り込まれる。
【0060】次いで、図21に示すように、アンダーシ
ート供給機70を取出場所P4にある支持プレートSP
の真上に移動させる。そして、吸着パッド73に負圧を
作用させながらこれを下降させて、支持プレートSP内
のアンダーシートUSを吸着し、この後は吸着パッド7
3を上昇復帰させる。
【0061】次いで、図22に示すように、アンダーシ
ートUSを吸着パッド73によって吸着したまま、アン
ダーシート供給機70を使用済みアンダーシートUSの
積層エリアの真上に移動させる。そして、吸着パッド7
3を下降させてアンダーシートUSを前記積層エリアま
たは同エリアに積み重ねられているアンダーシートUS
上に載置する。この後は、吸着パッド73の負圧作用を
解除してアンダーシートUSを吸着パッド73から切り
離し、吸着パッド73を上昇復帰させる。
【0062】次いで、図23に示すように、アンダーシ
ート供給機70を未使用アンダーシートUSの積層エリ
アの真上に移動させる。そして、吸着パッド73に負圧
を作用させながらこれを下降させて、前記積層エリアに
積み重ねられている最上位のアンダーシートUSを吸着
し、この後は吸着パッド73を上昇復帰させる。
【0063】次いで、図24に示すように、アンダーシ
ートUSを吸着パッド73によって吸着したまま、アン
ダーシート供給機70を取出場所P4にある支持プレー
トSPの真上に移動させる。そして、吸着パッド73を
下降させてアンダーシートUSを支持プレートSP内に
載置する。この後は、吸着パッド73の負圧作用を解除
してアンダーシートUSを吸着パッド73から切り離
し、吸着パッド73を上昇復帰させてアンダーシート供
給機70を定常位置に復帰させる。
【0064】取出場所P4における所定の作業が完了す
ると、取出場所P4に止まっていた支持プレートSPは
待機場所P1に移動して同場所P4で停止する。この後
は前記と同様の手順でシート積層及びシート圧着等が順
次実施される。
【0065】このように、前述の方法によれば、2枚の
支持プレートSPを所定経路で循環させながら、支持プ
レートSP上に所定枚数の積層用グリーンシートGS1
を積み重ねる作業を経路途中の積層場所P2において実
施し、支持プレートSP上の多層シートを圧着する作業
を経路途中の圧着場所P3において実施することができ
る。つまり、循環経路途中に設けた積層場所P2と圧着
場所P3において各々の作業を異なる支持プレートSP
に対して同時に実施できることから、積層型電子部品の
製造に係る積層・圧着工程を時間的損失を最小限に抑え
ながら極めて効率良く実施することができ、積層型電子
部品の製造コスト低減に極めて有効である。また、前述
の装置によれば、前記の方法を好適に、且つ、安定して
実施することができる。
【0066】さらに、前述のアンダーシートUSによれ
ば、積層用グリーンシートGS1に含まれるセラミック
粒子を、この積層用グリーンシートGS1が接する側の
面に形成された微細凹部に的確に食い込ませることがで
き、これにより、積層時やこの後の圧着時に生じ得る積
層用グリーンシートGS1の横滑りや横延びを効果的に
抑制することができる。また、積層用グリーンシートG
S1を保持するためにアンダーシートUSの表面に粘着
剤層を設ける必要がないため、簡単な洗浄または再表面
加工により再利用が充分に可能であり、廃棄材の排出量
低減にも貢献できる。
【0067】尚、前述の説明では、一平面内に支持プレ
ートSPの循環経路を形成してその途中に積層場所P2
や圧着場所P3等を設定したものを示したが、図25に
示すように、一垂直面に沿って支持プレートSPの循環
経路を形成してその積層場所P2や圧着場所P3等を設
定するようにしてもよい。このようにすれば、プレート
循環経路が平面方向に必要なスペースを低減して装置の
狭幅化に貢献できる。
【0068】また、前述の説明では、帯状グリーンシー
トGSを所定形状に裁断する過程でグリーンシート積層
機30の吸着ヘッド33の下面を帯状グリーンシートG
Sの表面に密着させるようにしたものを示したが、吸着
ヘッド33から帯状グリーンシートGSに加わる荷重を
一定化して帯状グリーンシートGSに対するダメージを
軽減するには下記の方法を採用するとよい。
【0069】図26はその1つの方法を示すもので、前
記のグリーンシート積層機30と構成が異なるところ
は、吸着ヘッド33に2本のロッド33cを立設して、
このロッドをベース板32に設けてブッシュ32bに挿
通させた点と、ベース板32に各ロッド33をクランプ
して吸着ヘッド33を固定するための固定手段100を
設けた点にある。尚、昇降板やアームや刃等は便宜上図
26では省略してある。
【0070】固定手段100は、図27(A)に示すよ
うに、湾曲形状の2つのクランプ部101と、2つのク
ランプ部101を回動可能に連結するピン102と、2
つのクランプ部101に設けられた延長部分101aそ
れぞれに回転可能に連結されたリンク103と、エア圧
や油圧によって動作する駆動用シリンダ104とから構
成されており、シリンダ104のロッド104aの先端
には2つのリンク103の端部が回転自在に連結され、
また、2つのクランプ部101の内面には硬質ゴム等の
高摩擦抵抗材から成る制動部材101bが設けられてい
る。図27(A)及び図27(B)から分かるように、
2つのクランプ部101はシリンダ104のロッド10
4aを引き込むことで開放し、ロッド104aを突出さ
せることで閉鎖してロッド33cを挟持することができ
る。
【0071】固定手段には同様の機能を有するものであ
れば前記以外のもの、例えば図28(A)に示すものを
採用することも可能であり、この固定手段110は、半
円形状の2つのクランプ部111と、各クランプ部11
2を往復移動させるアーム112とから構成されてお
り、2つのクランプ部111の内面には前記同様の制動
部材111bが設けられている。アーム112を直線移
動させるメカニズムには、シリンダは勿論のこと、モー
タとボールネジを組み合わせた機構や、モータ軸にカム
を連結させた機構等が利用できる。図28(A)及び図
28(B)から分かるように、2つのクランプ部111
はアーム112を互いが離れる方向に移動させることで
開放し、アーム112を互いが近づく方向に移動させる
ことで閉鎖してロッド33cを挟持することができる。
【0072】つまり、グリーンシート積層機30の吸着
ヘッド33の下面を帯状グリーンシートGSの表面に密
着させたときに固定手段100または110によってロ
ッド33cをクランプすれば、吸着ヘッド33がそれ以
上下降することを確実防止して、吸着ヘッド33から帯
状グリーンシートGSに加わる荷重を一定化することが
できる。
【0073】図29は他の方法を示すもので、前記のグ
リーンシート積層機30と構成が異なるところは、吸着
ヘッド33に2本のロッド33cを立設して、このロッ
ドをベース板32に設けてブッシュ32bに挿通させた
点と、両ロッド33cの上端に制御板33dを連結した
点と、ベース板32と制御板33dとの間に、エア圧や
油圧によって動作する荷重調整用シリンダ121を2つ
設けた点にある。ちなみに、図示例のものではシリンダ
121がベース板32の上面に固着され、そのロッド1
21aが制御板33dの下面に当接できるようになって
いる。尚、昇降板やアームや刃等は便宜上図29では省
略してある。
【0074】つまり、グリーンシート積層機30の吸着
ヘッド33の下面を帯状グリーンシートGSの表面に密
着させたときにシリンダ121のロッド121aを上昇
させれば、吸着ヘッド33から帯状グリーンシートGS
1に加わる荷重を荷重調整用シリンダ121によって制
御することができ、これにより吸着ヘッド33から帯状
グリーンシートGSに加わる荷重を一定化することがで
きる。また、図29に示したものは吸着ヘッド33の高
さ方向の位置を調整できることから、荷重を任意に調整
できる他に、吸着ヘッド33の下面と帯状グリーンシー
トGSとの間のクリアランス制御にも利用することがで
きる。
【0075】さらに、前述の説明では、グリーンシート
積層機30として引き切りタイプのものを示したが、図
30に示すような押し切りタイプのグリーンシート積層
機130をその代わりに用いてもよい。このグリーンシ
ート積層機130は、スライダ131と、スライダ13
1の下面に支柱132aを介して設けられたベース板1
32と、下面形状が正方形の吸着ヘッド133と、吸着
ヘッド133を上下移動させるためにベース板132に
設けられたシリンダ134と、矩形枠状の刃135と、
この刃135を支持する支持板136と、支持板136
を上下移動させるためにベース板132に設けられた2
つのシリンダ136とを備えており、スライダ131の
上面にはロッドGRにスライド可能に嵌合したガイド1
31aが設けられ、また、吸着ヘッド133には積層用
グリーンシートGS1を吸着するための多数の吸引孔3
3aと吸着した積層用グリーンシートGS1を加温する
ためのヒータ33bが設けられている。
【0076】このグリーンシート積層機131では、吸
着ヘッド133の周囲に設けられた矩形枠状の刃135
を下降させることにより、帯状グリーンシートGSを押
し切りによって所定形状に裁断することができる。ま
た、刃135の下降ストロークを調整できることから、
シート裁断の度に刃135を積層用グリーンシートGS
1の厚み分だけ下降させるようにすれば、矩形枠状の刃
135の内側に必要枚数の積層用グリーンシートGSを
圧着しながら積み重ねることが可能で、矩形枠状の刃1
35の内側で積層された多層シートを一括で支持プレー
トSP内に積み重ねることが可能である。つまり、支持
プレートSPが積層場所P2に来るまでの間に2つのグ
リーンシート積層機131で矩形枠状の刃135の内側
でシート積層を行う作業を実施しておけば、積層場所P
2における作業時間を短縮できる利点がある。
【0077】さらにまた、前述の説明では、2枚の支持
プレートSPを所定経路で循環させるものを示したが、
3枚以上の支持プレートSPを循環させるようにしても
前記の方法を実施して同様の作用効果が得られることは
言うまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
積層型電子部品の生産性を向上させて部品単価の低減に
貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る、積層,圧着工程を行
う装置の概略上面図
【図2】図1のA−A線矢視図
【図3】図1のB−B線矢視図
【図4】導体非形成の帯状グリーンシートと積層用グリ
ーンシートを示す図
【図5】導体形成の帯状グリーンシートと積層用グリー
ンシートを示す図
【図6】支持プレートとアンダーシートと積層用グリー
ンシートを示す図
【図7】グリーンシート積層機とグリーンシート供給機
の剥離板の詳細図
【図8】図7のC1−C1線矢視図
【図9】図7のC2−C2線矢視図
【図10】多層シート圧着機の詳細図
【図11】圧着シート取出機と圧着シート搬送機の詳細
【図12】アンダーシート供給機とアンダーシートスト
ッカーの詳細図
【図13】図1に示した装置の動作説明図
【図14】図1に示した装置の動作説明図
【図15】図1に示した装置の動作説明図
【図16】図1に示した装置の動作説明図
【図17】図1に示した装置の動作説明図
【図18】図1に示した装置の動作説明図
【図19】図1に示した装置の動作説明図
【図20】図1に示した装置の動作説明図
【図21】図1に示した装置の動作説明図
【図22】図1に示した装置の動作説明図
【図23】図1に示した装置の動作説明図
【図24】図1に示した装置の動作説明図
【図25】図1に示したプレート循環経路の変形例を示
す図
【図26】図1に示したグリーンシート積層機の変形例
を示す図
【図27】図26に示した固定手段の詳細図
【図28】図27に示した固定手段の変形例を示す図
【図29】図1に示したグリーンシート積層機の他の変
形例を示す図
【図30】図1に示したグリーンシート積層機のさらに
他の変形例を示す図
【符号の説明】
SP…支持プレート、US…アンダーシート、CF…帯
状キャリアフィルム、GS…帯状グリーンシート、GS
1…積層用グリーンシート、MLS…圧着シート、10
…プレート搬送機、P1…待機場所、P2…積層場所、
P3…圧着場所、P4…取出場所、20…グリーンシー
ト供給機、30…グリーンシート積層機、33…吸着ヘ
ッド、34…シリンダ、38…刃、39…刃移動機構、
40…多層シート圧着機、50…圧着シート取出機、6
0…圧着シート搬送機、70…アンダーシート供給機、
80…アンダーシートストッカー、90…プレート予熱
機、100,110…吸着ヘッド固定用の固定手段、1
21…荷重調整用シリンダ、130…グリーンシート積
層機、133…吸着ヘッド、134…シリンダ、135
…刃、137…シリンダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/46 H05K 3/46 Y B28B 11/00 Z (72)発明者 安藤 功一 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 Fターム(参考) 4G055 AA08 AB01 AC09 BA22 5E001 AB03 AH01 AH05 AH06 AH08 AJ01 AJ02 5E082 AB03 BC33 BC40 EE04 EE35 FG06 FG26 FG46 LL01 LL02 MM11 MM13 MM21 MM22 MM23 MM24 PP08 PP09 5E346 AA02 AA12 AA15 AA22 AA32 AA51 CC16 DD02 DD13 DD34 EE24 EE25 EE29 EE30 GG06 GG08 GG09 HH33

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状の積層用グリーンシートを積み
    重ね、積み重ね後の多層シートを圧着する工程を備えた
    積層型電子部品の製造方法において、 少なくとも2枚のプレートを所定の経路で循環させるた
    めの循環経路を設けてこの循環経路途中に積層場所と圧
    着場所を設定し、 1つのプレートが積層場所で停止しているときには他の
    プレートが圧着場所で停止するようにプレートを循環さ
    せ、 積層場所ではプレート上に所定枚数の積層用グリーンシ
    ートを積み重ねる作業を実施し、圧着場所ではプレート
    上の多層シートを圧着する作業を実施する、 ことを特徴とする積層型電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 循環経路途中の積層場所の手前側に待機
    場所を設定し、 待機場所では積層場所に移行する前のプレートを一時的
    に待機させる、 ことを特徴とする請求項1に記載の積層型電子部品の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 待機場所では積層場所に移行する前のプ
    レートを予熱する作業を実施する、 ことを特徴とする請求項2に記載の積層型電子部品の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 積層用グリーンシートは、帯状キャリア
    フィルム上に形成されている帯状グリーンシートを所定
    の形状で裁断してキャリアフィルムから剥離することに
    より得られ、 積層用グリーンシートを得るための裁断,剥離の作業
    は、積層場所と隣接する複数場所で実施される、 ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の積
    層型電子部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 所定形状の積層用グリーンシートを積み
    重ね、積み重ね後の多層シートを圧着し得る積層型電子
    部品の製造装置において、 積層用グリーンシートを積み重ねるときのベースとなる
    少なくとも2枚のプレートと、 前記プレートを積層場所及び圧着場所を含む所定の経路
    で循環させるためのプレート搬送機と、 積層場所にあるプレート上に積層用グリーンシートを積
    み重ねるためのグリーンシート積層機と、 圧着場所にあるプレート上の多層シートを圧着するため
    の多層シート圧着機とを備える、 ことを特徴とする積層型電子部品の製造装置。
  6. 【請求項6】 プレート搬送機は循環経路における積層
    場所の手前側に、積層場所に移行する前のプレートを一
    時的に待機させるための待機場所を含む、 ことを特徴とする請求項5に記載の積層型電子部品の製
    造装置。
  7. 【請求項7】 待機場所にあるプレートを予熱するため
    のプレート予熱機を備える、 ことを特徴とする請求項6に記載の積層型電子部品の製
    造装置。
  8. 【請求項8】 グリーンシート積層機は、帯状キャリア
    フィルム上に形成されている帯状グリーンシートを所定
    の形状で裁断するための刃と、裁断された積層用グリー
    ンシートをキャリアフィルムから剥離し、且つ、剥離後
    の積層用グリーンシートをプレート上或いは積層済みシ
    ート上に積み重ねるための吸着ヘッドを備え、 このグリーンシート積層機は積層場所に隣接して複数設
    置されており、各グリーンシート積層機に対応して、グ
    リーンシートが帯状に形成されている帯状キャリアフィ
    ルムを所定方向に間欠的に移動させるグリーンシート供
    給機が設置されている、 ことを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載の積
    層型電子部品の製造装置。
  9. 【請求項9】 帯状キャリアフィルム上に形成されてい
    る帯状グリーンシートを所定の形状で裁断してキャリア
    フィルムから剥離し、剥離後の積層用グリーンシートを
    積み重ねるためのグリーンシート積層機において、 ベースと、 ベースに上下移動可能に設けられた積層用グリーンシー
    ト吸着用の吸着ヘッドと、 吸着ヘッドを上下移動させるための第1アクチュエータ
    と、 吸着ヘッドの周囲に設けられたグリーンシート裁断用の
    刃と、 刃を所定方向に移動させるための第2アクチュエータ
    と、 吸着ヘッドが下降して帯状グリーンシートに接した時に
    同位置に吸着ヘッドを固定するための吸着ヘッド固定手
    段とを備える、 ことを特徴とするグリーンシート積層機。
  10. 【請求項10】 吸着ヘッド固定手段は、吸着ヘッドの
    ガイドロッドをクランプするクランプ機構から成る、 ことを特徴とする請求項9に記載のグリーンシート積層
    機。
  11. 【請求項11】 帯状キャリアフィルム上に形成されて
    いる帯状グリーンシートを所定の形状で裁断して帯状キ
    ャリアフィルムから剥離し、剥離後の積層用グリーンシ
    ートを積み重ねるためのグリーンシート積層機におい
    て、 ベースと、 ベースに上下移動可能に設けられた積層用グリーンシー
    ト吸着用の吸着ヘッドと、 吸着ヘッドを上下移動させるための第1アクチュエータ
    と、 吸着ヘッドの周囲に設けられたグリーンシート裁断用の
    刃と、 刃を所定方向に移動させるための第2アクチュエータ
    と、 吸着ヘッドが下降して帯状グリーンシートに接した時に
    吸着ヘッドから帯状グリーンシートに加わる荷重を調整
    するための荷重調整手段とを備える、 ことを特徴とするグリーンシート積層機。
  12. 【請求項12】 荷重調整手段は、吸着ヘッドを上方変
    位可能なシリンダから成る、 ことを特徴とする請求項11に記載のグリーンシート積
    層機。
  13. 【請求項13】 積層用グリーンシートをプレート上に
    積み重ねるときに予めプレートに敷設されるアンダーシ
    ートにおいて、 このアンダーシートは積層用グリーンシートが接する側
    の面に多数の微細凹部を有し、 各凹部の開口寸法は積層用グリーンシートに含まれるセ
    ラミック粒子径以上で5mm以下の範囲内にあり、各凹
    部の深さ寸法は積層用グリーンシートに含まれるセラミ
    ック粒子径以上で200μm以下の範囲内にある、 ことを特徴とするグリーンシート積層用のアンダーシー
    ト。
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