JP2001326092A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2001326092A
JP2001326092A JP2000142411A JP2000142411A JP2001326092A JP 2001326092 A JP2001326092 A JP 2001326092A JP 2000142411 A JP2000142411 A JP 2000142411A JP 2000142411 A JP2000142411 A JP 2000142411A JP 2001326092 A JP2001326092 A JP 2001326092A
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circuit
power supply
discharge lamp
control
power
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Hirohiko Nojiri
博彦 野尻
Hiroyuki Asano
寛之 浅野
Masahiro Yamanaka
正弘 山中
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放電灯の無負荷状態において制御回路の動作を
停止状態に維持しながらも無駄な電力消費を防止した放
電灯点灯装置を提供する。 【解決手段】起動時用制御電源回路VBはスイッチング
素子Q3がオンであるときに制御回路CNに電源を供給
する。インバータ回路INVの動作中は出力トランスT
2からダイオードD1を通して制御回路CNに電源が供
給される。無負荷検出回路DNLは、抵抗R2,R3
1,R32と放電灯Laのフィラメントf1との直列回
路を整流器DBの出力端間に接続し、抵抗R31,R3
2の接続点をスイッチング素子Q3のゲートに接続して
ある。タイマ回路13の出力はオープンコレクタであ
り、時限中は出力をオープンにする。放電灯Laが無負
荷であると、抵抗R31,R32の電位がスイッチング
素子Q3のしきい電圧にならず、スイッチング素子Q3
がオフに保たれるから、無駄な電力消費が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波電力により
放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から提供されているこの種の放電灯
点灯装置として、図7に示す構成もののが知られてい
る。図示する放電灯点灯装置では、商用電源のような交
流電源Eを高周波阻止用のフィルタ回路Fを通してダイ
オードブリッジからなる整流器DBに入力して全波整流
し、整流器DBから出力される脈流電圧を平滑コンデン
サC1で平滑するとともにインバータ回路INVを用い
て高周波電力に変換し、この高周波電力を放電灯Laに
供給することによって放電灯Laを高周波点灯させるよ
うに構成してある。
【0003】すなわち、整流器DBの直流出力端間に平
滑コンデンサC1を接続してあり、インバータ回路IN
Vは、2個のスイッチング素子Q1,Q2の直列回路を
平滑コンデンサC1の両端間に接続し、予熱トランスT
1の1次巻線n11と昇圧トランスである出力トランス
T2の1次巻線n12と直流カット用のコンデンサC2
との直列回路を一方のスイッチング素子Q2に並列に接
続し、さらにスイッチング素子Q1,Q2を交互にオン
オフさせる制御回路CNを設けた構成を有する。各スイ
ッチング素子Q1,Q2にはMOSFETを用いてあ
り、オフ時であってもボディダイオードを通してオン時
とは逆向きの電流を流すことが可能になっている。出力
トランスT2の1次巻線n12には予熱トランスT1と
ともに共振回路を形成するコンデンサC3が並列接続さ
れる。予熱トランスT1は2個の2次巻線n21a,n
21bを備え、各2次巻線n21a,n21bの両端間
にはそれぞれ直流カット用のコンデンサC4,C5を介
して放電灯Laのフィラメントf1,f2が接続され、
2次巻線n22の各一端は放電灯Laの各フィラメント
f1,f2の各一端にそれぞれ接続される。さらに、出
力トランスT2は2次巻線n22のほか給電巻線n32
を備え、給電巻線n32の誘起電圧はダイオードD1で
整流され、制御回路CNに電源として供給される。つま
り、出力トランスT2の給電巻線n32とダイオードD
1とは制御電源回路として機能する。
【0004】制御回路CNは、両スイッチング素子Q
1,Q2を交互にオンオフさせるために、スイッチング
素子Q1,Q2をオンオフさせるタイミングを設定する
発振器11と、発振器11の出力を受けてスイッチング
素子Q1,Q2を駆動するドライバ12とを備える。発
振器11の出力周波数は、予熱トランスT1とコンデン
サC3とにより構成される共振回路の共振周波数よりも
高く設定され、放電灯Laの動作状態に合わせて調節さ
れる。
【0005】ところで、整流器DBの直流出力端間には
抵抗R1とスイッチング素子Q3とダイオードD2とツ
ェナダイオードZDとの直列回路が接続され、ツェナダ
イオードZDにはコンデンサC10が並列接続される。
このコンデンサC10の両端電圧も、給電巻線n32の
誘起電圧と同様に、制御回路CNに電源として供給され
る。スイッチング素子Q3はMOSFETからなり、ス
イッチング素子Q3のオン時に抵抗R1とダイオードD
2とを介してツェナダイオードZDに整流器DBの出力
電圧が印加され、ツェナダイオードZDとコンデンサC
10とにより安定化された電圧が制御回路CNに供給さ
れる。スイッチング素子Q3は制御回路CNに設けたタ
イマ回路13により制御され、交流電源Eからの電源が
供給を開始してから一定時間はスイッチング素子Q3が
オンに保たれ、その後、スイッチング素子Q3はオフに
なる。つまり、交流電源Eの電源投入後にインバータ回
路INVが安定動作するまではスイッチング素子Q3が
オンになって整流器DBから制御回路CNに給電され、
インバータ回路INVが安定動作するようになるとスイ
ッチング素子Q3がオフになって抵抗R1やスイッチン
グ素子Q3での電力損失が生じないようにしてある。こ
のように抵抗R1とスイッチング素子Q3とダイオード
D2とはタイマ回路13とともに起動時用制御電源回路
VBを構成する。なお、タイマ回路13によりスイッチ
ング素子Q3がオンに保たれる時間は、たとえば電源投
入後に放電灯Laのフィラメントf1,f2を予熱する
状態から定常点灯に移行するまでの時間に設定される。
【0006】放電灯Laの一方のフィラメントf1の各
一端にはそれぞれ抵抗R2,R3が接続されて無負荷検
出回路DNLが構成され、抵抗R2,R3とフィラメン
トf1との直列回路は整流器DBの直流出力端間に接続
される。ここに、整流器DBの低電位側に接続される抵
抗R3の両端電圧は制御回路CNに設けた異常時発振停
止回路14に入力され、抵抗R3の両端電圧が規定電圧
以下になると放電灯Laが接続されていないかフィラメ
ントf1が断線していると判断し、発振器11の出力を
停止させて両スイッチング素子Q1,Q2をオフに保つ
ようになっている。また、電源が投入されていれば発振
器11が停止している状態で放電灯Laを接続すれば、
抵抗R3の両端電圧が上昇して異常時発振停止回路14
による発振器11の出力停止状態が解除され、放電灯L
aを点灯させることができる。つまり、放電灯Laの交
換時において放電灯Laを外すと発振器11が停止して
無駄な電力消費が抑制され、放電灯Laを再装着すれば
発振器11が自動的に動作を開始して放電灯Laを点灯
させることができる。ただし、放電灯Laを再装着した
ときに放電灯Laを自動的に点灯させるためには発振器
11の動作を停止した状態に保っている必要があるか
ら、異常時発振停止回路14により発振器11の動作を
停止させたときには、タイマ回路13とは無関係にスイ
ッチング素子Q3をオンにし、起動時用制御電源回路V
Bを通して制御回路CNに給電することが必要になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、放電
灯Laが外れたりフィラメントf1が断線したりすると
無負荷検出回路DNLに設けた抵抗R3の両端電圧が低
下することによって、異常時発振停止回路14を介して
発振器11が停止する。また、発振器11の停止状態で
正常な放電灯Laを再装着したときに放電灯Laを点灯
させるためには、異常時発振停止回路14の動作によっ
て発振器13を停止させたときには起動時用制御電源回
路VBを通して制御回路CNに電源を供給していなけれ
ばならない。つまり、発振器11が停止している状態に
おいても起動時用制御電源回路VBには通電しているこ
とになり、放電灯Laが外れたりフィラメントf1が断
線したりしている無負荷状態であるにもかかわらず、起
動時用制御電源回路VBによる電力消費が生じているこ
とになる。
【0008】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、放電灯が外れたり放電灯のフィラメ
ントが断線したりしている無負荷状態において、制御回
路の動作を停止状態に維持しながらも無駄な電力消費を
防止した放電灯点灯装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スイ
ッチング素子および前記スイッチング素子をオンオフさ
せる制御回路を備えスイッチング素子のオンオフによっ
て直流電源から高周波電力に電力変換して放電灯に供給
するインバータ回路と、少なくとも電源投入からインバ
ータ回路の動作が開始されるまでの期間に制御回路に電
源を供給する起動時用制御電源回路と、インバータ回路
の動作開始後にインバータ回路の出力の一部を用いて制
御回路に電源を供給する制御電源回路と、放電灯の無負
荷状態を検出する無負荷検出回路と、無負荷検出回路に
より放電灯の無負荷状態が検出されている間は起動時用
制御電源回路から制御回路への電源の供給を停止させる
給電制御回路とを備えるものである。
【0010】請求項2の発明は、スイッチング素子およ
び前記スイッチング素子をオンオフさせる制御回路を備
えスイッチング素子のオンオフによって直流電源から高
周波電力に電力変換して放電灯に供給するインバータ回
路と、少なくとも電源投入からインバータ回路の動作が
開始されるまでの期間に前記放電灯のフィラメントを通
る経路で制御回路に電源を供給する起動時用制御電源回
路と、インバータ回路の動作開始後にインバータ回路の
出力の一部を用いて制御回路に電源を供給する制御電源
回路と、インバータ回路の動作開始を検出しインバータ
回路の動作開始後に起動時用制御電源回路から制御回路
への電源の供給を停止させる給電制御回路とを備えるも
のである。
【0011】請求項3の発明は、スイッチング素子およ
び前記スイッチング素子をオンオフさせる制御回路を備
えスイッチング素子のオンオフによって直流電源から高
周波電力に電力変換して放電灯に供給するインバータ回
路と、少なくとも電源投入からインバータ回路の動作が
開始されるまでの期間に制御回路に電源を供給する起動
時用制御電源回路と、インバータ回路の動作開始後にイ
ンバータ回路の出力の一部を用いて制御回路に電源を供
給する制御電源回路と、放電灯の無負荷状態を検出する
無負荷検出回路と、インバータ回路の動作開始後と無負
荷検出回路により放電灯の無負荷状態が検出されている
間は起動とに時用制御電源回路から制御回路への電源の
供給を停止させる給電制御回路とを備えるものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記制御回路が給電開始時からイン
バータ回路の動作が開始されるまでの時間を時限するタ
イマ回路を備え、前記給電制御回路がタイマ回路の時限
動作の終了をインバータ回路の動作開始とみなして起動
時用制御電源回路から制御回路への電源の供給を停止さ
せるものである。
【0013】請求項5の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記給電制御回路がインバータ回路
の出力を監視するとともにインバータ回路の出力変化に
よりインバータ回路の動作開始を検出するものである。
【0014】請求項6の発明は、請求項1または請求項
3の発明において、前記無負荷検出回路が、前記直流電
源の両端間に接続された前記放電灯のフィラメントと抵
抗との直列回路を有し、前記抵抗の両端電圧の低下によ
り放電灯の無負荷状態を検出するものである。
【0015】請求項7の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記給電制御回路がインバータ回路
から放電灯に印加される電圧を監視するとともに、監視
した電圧が放電灯の点灯時よりも高く設定した規定電圧
以上である間は起動時用制御電源回路から制御回路への
電源の供給を許可し、前記規定電圧を下回る期間は起動
時用制御電源回路から制御回路への電源の供給を停止さ
せるものである。
【0016】請求項8の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記給電制御回路がインバータ回路
から放電灯に印加される電圧を監視するとともに、監視
した電圧が放電灯の点灯時よりも低く設定した規定電圧
以上である間は起動時用制御電源回路から制御回路への
電源の供給を停止させ、前記規定電圧を下回る期間は起
動時用制御電源回路から制御回路へ電源を供給するもの
である。
【0017】請求項9の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記給電制御回路が放電灯のフィラ
メントに流れる電流を監視するとともに、監視した電流
が規定電流以上である間は起動時用制御電源回路から制
御回路への電源の供給を停止させるものである。
【0018】請求項10の発明は、請求項2または請求
項3の発明において、前記給電制御回路が前記制御電源
回路の出力電圧を監視するとともに、監視した電圧が規
定電圧以上である間は起動時用制御電源回路から制御回
路への電源の供給を停止させるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態
は、図1に示すように、図7に示した従来構成の放電灯
点灯装置と基本的な構成は共通しているが、無負荷検出
回路DNLにおいて抵抗R3に代えて抵抗R31,R3
2の直列回路を用い、両抵抗R31,R32の接続点を
タイマ回路13の出力とともにスイッチング素子Q3の
制御端子(ゲート)に接続している点で異なる。タイマ
回路13の出力端はオープンコレクタであって、時限動
作中と制御回路CNに給電されていないときとに出力が
オープンになる。また、従来構成において制御回路CN
に設けていた異常時発振停止回路14は省略してある。
図7に示した従来構成と同符号を付した他の部材につい
ては同様に機能する。
【0020】すなわち、本実施形態は図7に示した従来
構成と同様に、商用電源のような交流電源Eを高周波阻
止用のフィルタ回路Fを通してダイオードブリッジから
なる整流器DBに入力して全波整流し、整流器DBから
出力される脈流電圧を平滑コンデンサC1で平滑すると
ともにインバータ回路INVを用いて高周波電力に変換
し、この高周波電力を放電灯Laに供給することによっ
て放電灯Laを高周波点灯させるように構成してある。
また、電源投入からの一定時間に制御回路CNに電源を
供給する起動時用制御電源回路VBと、放電灯Laが外
れたりフィラメントf1が断線したりしたことを検出す
る無負荷検出回路DNLとが設けられている。
【0021】以下では、インバータ回路INVの動作を
簡単に説明する。図示するインバータ回路INVでは、
整流器DBの出力電圧が平滑コンデンサC1の両端電圧
よりも高い期間(整流器DBから出力される脈流電圧の
ピーク電圧付近であるから「山部」という)には主とし
て整流器DBを電源とし、整流器DBの出力電圧が平滑
コンデンサC1の両端電圧よりも低い期間(整流器DB
から出力される脈流電圧のゼロボルト付近であるから
「谷部」という)には主として平滑コンデンサC1を電
源として動作する。
【0022】まず、山部においては、スイッチング素子
Q1がオンである期間に、整流器DB−スイッチング素
子Q1−予熱トランスT1−出力トランスT2−コンデ
ンサC2−整流器DBの経路で電流が流れ、スイッチン
グ素子Q1がオフになると、予熱トランスT1および出
力トランスT2に蓄積された電磁エネルギが、コンデン
サC2およびスイッチング素子Q2のボディダイオード
を介して放出される。また、スイッチング素子Q2がオ
ンになれば、コンデンサC2を電源としてコンデンサC
2−出力トランスT2−予熱トランスT1−スイッチン
グ素子Q2−コンデンサC2の経路に電流が流れ、スイ
ッチング素子Q2がオフになると、出力トランスT2お
よび予熱トランスT1に蓄積された電磁エネルギが、ス
イッチング素子Q1のボディダイオードと平滑コンデン
サC1とコンデンサC2との経路で放出される。このと
き、コンデンサC2の両端電圧に出力トランスT2およ
び予熱トランスT1の1次巻線に誘起された電圧が加算
され、この加算電圧が平滑コンデンサC1に印加される
ことによって、平滑コンデンサC1が充電される。
【0023】一方、谷部においては、スイッチング素子
Q1がオンである期間に、平滑コンデンサC1−スイッ
チング素子Q1−予熱トランスT1−出力トランスT2
−コンデンサC2−平滑コンデンサC1の経路で電流が
流れ、スイッチング素子Q2がオンになれば、コンデン
サC2を電源としてコンデンサC2−出力トランスT2
−予熱トランスT1−スイッチング素子Q2−コンデン
サC2の経路に電流が流れる。
【0024】このように、出力トランスT2の1次巻線
n12に流れる電流がスイッチング素子Q1,Q2のオ
ンオフに伴って交互に反転するから、放電灯Laには交
番電圧が印加される。また、スイッチング素子Q1,Q
2のオンオフの周波数は発振器11の出力周波数によっ
て決定され、予熱トランスT1とコンデンサC3とによ
り形成される共振回路の共振周波数に対して発振器11
の出力周波数が高いときには、共振回路のインピーダン
スが高くなって予熱トランスT1の1次巻線n11およ
び出力トランスT2の1次巻線n12に流れる電流が少
なくなり、発振器11の出力周波数が共振回路の共振周
波数に近くなると予熱トランスT1および出力トランス
T2の1次巻線n11,n12に流れる電流が増加す
る。つまり、予熱時には発振器11の出力周波数を高く
設定しておくことで、放電灯Laの両フィラメントf
1,f2間に高電圧が印加されないようにしてフィラメ
ントf1,f2に予熱電流を流し、始動時には発振器1
1の出力周波数を共振回路の共振周波数に近付けること
によって放電灯Laの両フィラメントf1,f2間に高
電圧を印加し、放電灯Laを始動させることができる。
【0025】ところで、上述したように、起動時用制御
電源回路VBに設けたスイッチング素子Q3の制御端子
にはタイマ回路13の出力端と、無負荷検出回路DNL
に設けた抵抗R31,R32の接続点とが接続されてい
る。したがって、スイッチング素子Q3は、抵抗R3
1,R32の接続点の電位がスイッチング素子Q3のし
きい電圧以上であって、かつタイマ回路13の出力がオ
ープンであるときにのみオンになる。逆に言えば、タイ
マ回路13の出力がオープンではないか、あるいは抵抗
R31,R32の接続点の電位がスイッチング素子Q3
のしきい電圧よりも低い場合には、スイッチング素子Q
3はオフになり、起動時用制御電源回路VBから制御回
路CNへの給電は停止する。ここで、正常な放電灯La
が接続されているときには抵抗R31,R32の接続点
の電位がスイッチング素子Q3のしきい電圧以上となる
ように設計してある。本実施形態では、タイマ回路13
と抵抗R31,R32とスイッチング素子Q3とにより
給電制御回路が構成されていることになる。
【0026】いま、正常な放電灯Laが接続された状態
において交流電源Eが投入されると、整流器DBの出力
電圧が抵抗R2,R31,R32とフィラメントf1と
により分圧され、抵抗R31,R32の接続点にスイッ
チング素子Q3のしきい電圧以上の電圧を印加すること
ができる。一方、電源投入時点では制御回路CNに電源
が供給されておらずタイマ回路13の出力はオープンで
あるから、抵抗R31,R32の接続点の電位がスイッ
チング素子Q3のしきい電圧以上になった時点で、スイ
ッチング素子Q3がオンになり制御回路CNへの給電が
開始される。また、この時点でタイマ回路13が起動さ
れて時限動作を開始し、一定時間は出力をオープンに保
つ。
【0027】スイッチング素子Q3がオンになって制御
回路CNに電源の供給が開始されると発振器11が動作
を開始し、スイッチング素子Q1,Q2のオンオフが開
始されてインバータ回路INVが動作し放電灯Laが点
灯する。インバータ回路INVが動作を開始すれば、出
力トランスT2の給電巻線n32からダイオードD1を
介して制御回路CNに電源が供給されるようになる。一
方、タイマ回路13は起動から一定時間後に出力をオー
プンからLレベルに反転させるから、スイッチング素子
Q3がオフになり、スイッチング素子Q3を通る経路で
の制御回路CNへの給電は停止する。つまり、抵抗R1
やスイッチング素子Q3での電力消費が防止される。な
お、タイマ回路13の時限時間が、インバータ回路IN
Vから制御回路CNに対して十分な給電がなされるよう
になった後に、スイッチング素子Q3をオフにするよう
に設定されているのはいうまでもない。
【0028】ところで、放電灯Laが外れたりフィラメ
ントf1が断線したりすれば、抵抗R2,R31,R3
2およびフィラメントf1を通る経路での電流が流れ
ず、抵抗R31,R32の接続点の電位は整流器DBの
直流出力の負極電位に保たれ、スイッチング素子Q3の
しきい電圧に達しないから、タイマ回路13の動作にか
かわらずスイッチング素子Q3はオフに保たれる。した
がって、交流電源Eの投入時において放電灯Laが外れ
ていたりフィラメントf1が断線していたりすれば、起
動時用制御電源回路VBから制御回路CNへの給電が行
われないことによって制御回路CNが動作を開始しない
から、インバータ回路INVも停止した状態に保たれ
る。この状態で正常な放電灯Laを装着すれば、抵抗R
31,R32の接続点の電位が上昇し、スイッチング素
子Q3がオンになり、インバータ回路INVが動作して
放電灯Laを点灯させることができる。なお、本実施形
態ではタイマ回路13の時限動作が終了した時点でタイ
マ回路13の出力がLレベルになって、タイマ回路13
に電流が流れるが、抵抗R31は抵抗R1などに比較し
て十分に大きく設定されており、タイマ回路13を通る
電流による電力損失は起動時用制御電源回路VBに流れ
る電流に比較すると無視できる程度になる。
【0029】上述したように、本実施形態の構成によれ
ば、放電灯Laが外れたりフィラメントf1が断線した
りすれば、スイッチング素子Q3がオンにならず起動時
用制御電源回路VBでの無駄な電力消費を防止すること
ができ、しかも、正常な放電灯Laを装着すればインバ
ータ回路INVを起動して放電灯Laを自動的に点灯さ
せることができるのである。なお、本実施形態の構成で
は放電灯Laの点灯中に放電灯Laが外れたりフィラメ
ントf1が断線したりしたときに発振器11の動作を停
止させる機能は持っていない。他の構成および動作は図
7に示した従来構成と同様である。
【0030】(第2の実施の形態)本実施形態は、図2
に示すように、第1の実施の形態とは無負荷検出回路D
NLの構成が異なるものである。すなわち、第1の実施
の形態においては、無負荷検出回路DNLとして抵抗R
2,R31,R32とフィラメントf1との直列回路を
用い、抵抗R31,R32の接続点をタイマ回路13の
出力端とともにスイッチング素子Q3の制御端子(ゲー
ト)に接続する構成を採用していたが、本実施形態にお
ける無負荷検出回路DNLは、抵抗R5にフィラメント
f2を介して抵抗R6を接続し、さらに抵抗R6にフィ
ラメントf1およびダイオードD3を介して抵抗R7,
R8の直列回路を接続し、抵抗R8にコンデンサC6を
並列接続した構成を有している。ここに、抵抗R5〜R
8とフィラメントf1,f2とダイオードD3の直列回
路は整流器DBの出力端間に接続してある。また、抵抗
R5の一端はフィラメントf2とコンデンサC5との接
続点に接続され、ダイオードD3のアノードはフィラメ
ントf1とコンデンサC4との接続点に接続されてい
る。さらに、抵抗R6はフィラメントf1,f2におい
てコンデンサC4,C5が接続されていない一端間に接
続される。スイッチング素子Q3の制御端子は抵抗R
7,R8の接続点に接続される。他の構成は第1の実施
の形態と同様であって、同機能を有する部材には同符号
を付してある。
【0031】正常な放電灯Laが装着されている状態で
交流電源Eを投入すると、整流器DBの出力端間に発生
した電圧が抵抗R5〜R8とフィラメントf1,f2と
ダイオードD3との直列回路に印加され、コンデンサC
6で平滑された電圧がスイッチング素子Q3のしきい電
圧に達するとスイッチング素子Q3がオンになり、起動
時用制御電源回路VBから制御回路CNに電源が供給さ
れて、インバータ回路INVが動作を開始する。
【0032】ところで、放電灯Laを点灯させる際に
は、まずフィラメントf1,f2を予熱する必要がある
から、発振器11は起動直後には出力周波数を共振回路
(主として予熱トランスT1とコンデンサC3とにより
構成される)の共振周波数よりも十分に高く設定し、両
フィラメントf1,f2の間に高電圧を印加しないよう
にインバータ回路INVを動作させる。このとき、出力
トランスT2の2次巻線n22の両端電圧は放電灯La
を点灯させるには至らないが、抵抗R7,R8の接続点
の電位は電源投入直後よりも高くなり、スイッチング素
子Q3がオンに保たれて起動時用制御電源回路VBから
制御回路CNへの給電が継続される。
【0033】予熱期間が終了すれば、発振器11は出力
周波数を共振回路の共振周波数付近まで引き下げて放電
灯Laを始動させる。したがって、出力トランスT2の
2次巻線n22には予熱時よりも高い電圧が発生し、抵
抗R7,R8の接続点の電位も予熱時よりも上昇する。
つまり、スイッチング素子Q3はオン状態を継続する。
こうして放電灯Laが点灯すれば抵抗R6の両端電圧は
低下し、抵抗R7,R8の接続点の電位も低下する。こ
こで、本実施形態では正常な放電灯Laが点灯している
状態では抵抗R7,R8の接続点の電位がスイッチング
素子Q3のしきい電圧よりも低くなるように設計してあ
り、したがって、放電灯Laが点灯すると起動時用制御
電源回路VBから制御回路CNへの給電が停止し、起動
時用制御電源回路VBでは電力が消費されなくなる。ま
た、この間にはインバータ回路INVが動作しているか
ら、制御回路CNへはインバータ回路INVから給電さ
れることになる。つまり、本実施形態では抵抗R6〜R
8とダイオードD3とコンデンサC6とスイッチング素
子Q3とにより給電制御回路が構成される。
【0034】ところで、上述したように、放電灯Laが
点灯している間にはインバータ回路INVの出力によっ
てスイッチング素子Q3がオフになるが、放電灯Laが
外れたりフィラメントf1,f2が断線したりすること
によっても、抵抗R7,R8の接続点の電位が整流器D
Bの出力の負極電位となってスイッチング素子Q3のし
きい電圧よりも低下するからスイッチング素子Q3がオ
フになる。したがって、交流電源Eの投入時において放
電灯Laが外れていたりフィラメントf1,f2が断線
したりしていると、コンデンサC6の両端電圧は上昇せ
ず、スイッチング素子Q3はオフに保たれる。つまり、
制御回路CNに給電されずインバータ回路INVは動作
を開始しないから、制御回路CNは停止した状態に保た
れる。このようにして無負荷時にはスイッチング素子Q
3をオフに保って、起動時用制御電源回路VBにおける
電力の消費を防止することができる。
【0035】上述した動作におけるコンデンサC6の両
端電圧の変化を示すと図3のようになる。正常な放電灯
Laが装着されて交流電源Eが投入されたとき、あるい
は交流電源Eの投入後に正常な放電灯Laが装着された
ときには、コンデンサC6の両端電圧が上昇して電圧が
V1に達する。電圧V1はスイッチング素子Q3のしき
い電圧Vthより高く設定されており、したがって制御
回路CNに給電が開始されるからインバータ回路INV
が動作して、放電灯Laの予熱が開始される。予熱時に
おけるコンデンサC6の両端電圧はV2であって電圧V
1よりも低いが、コンデンサC6の両端電圧はスイッチ
ング素子Q3のしきい電圧Vthよりも高い電圧に保た
れる。放電灯Laの予熱が終了すれば制御回路CNは放
電灯Laへの印加電圧を上昇させて放電灯Laを始動さ
せるから、コンデンサC6の両端電圧はV3(>V1)
に上昇する。つまり、この期間においてもスイッチング
素子Q3はオンに保たれる。その後、放電灯Laが点灯
すれば、放電灯Laの両端電圧が低下してコンデンサC
6の両端電圧はV4となりスイッチング素子Q3のしき
い電圧Vthよりも低下する。つまり、スイッチング素
子Q3はオフになり起動時用制御電源回路VBから制御
回路CNへの電源供給が停止する。したがって、図3に
おいて期間txにはスイッチング素子Q3がオンにな
る。さらに、放電灯Laが外れたりフィラメントf1,
f2が断線したりすれば、コンデンサC6への充電経路
が形成されないから、コンデンサC6の両端電圧はゼロ
ボルトになり、この場合もスイッチング素子Q3はオフ
に保たれる。
【0036】本実施形態では、整流器DBの出力電圧に
放電灯Laの両端電圧を加算した電圧を用いて起動時用
制御電源回路VBのスイッチング素子Q3を制御してい
るから、交流電源Eの投入から放電灯Laが始動するま
での期間ではスイッチング素子Q3をオンに保ち、放電
灯Laが正常に点灯するとスイッチング素子Q3をオフ
にすることができるのであって、第1の実施の形態のよ
うなタイマ回路13が不要になり、第1の実施の形態よ
りもさらに制御回路CNの構成が簡単になる。しかも、
タイマ回路13を設けていないことによってインバータ
回路INVの動作中にタイマ回路13に電流が流れず、
このことによっても電力消費を低減することができる。
さらに、本実施形態では2つのフィラメントf1,f2
が抵抗R6を介して直列接続されているから、フィラメ
ントf1,f2が一方でも断線していればスイッチング
素子Q3をオフに保つことになる。他の構成および動作
は第1の実施の形態と同様である。
【0037】(第3の実施の形態)本実施形態は、図4
に示すように、図1に示した第1の実施の形態に対して
制御回路CNからタイマ回路13を省略し、インバータ
回路INVが動作することによって起動時用制御電源回
路VBから制御回路CNへの給電を停止させるようにし
たものである。すなわち、出力トランスT2に検出巻線
n42を設け、検出巻線n42の一端を給電巻線n32
の一端とともに整流器DBの直流出力端の負極に接続
し、検出巻線n42の他端にはダイオードD4のアノー
ドが接続され、ダイオードD4のカソードは抵抗R9を
介して整流器DBの負極に接続される。さらに、抵抗R
9にはコンデンサC7が並列接続され、ダイオードD4
と抵抗R9との接続点には抵抗R10を介してトランジ
スタQ4のベースが接続される。このトランジスタQ4
のコレクタ−エミッタは抵抗R32の両端間に接続され
ている。他の構成については第1の実施の形態と同様で
ある。
【0038】しかして、正常な放電灯Laが接続された
状態で交流電源Eが投入された場合、あるいは交流電源
Eが投入された状態で正常な放電灯Laが装着された場
合には、整流器DBの出力電圧が抵抗R2,R31,R
32とフィラメントf1との直列回路に印加され、この
ときトランジスタQ4はオフであるから、抵抗R31,
R32の接続点の電位はスイッチング素子Q3のしきい
電圧以上になってスイッチング素子Q3がオンになる。
つまり、起動時用制御電源回路VBから制御回路CNに
給電されることによって、インバータ回路INVが動作
を開始する。インバータ回路INVが動作すれば、出力
トランスT2に設けた給電巻線n32からインバータ回
路INVへの給電がなされる。
【0039】ところで、インバータ回路INVが動作を
開始すると、検出巻線n42の誘起電圧がダイオードD
4により整流され、コンデンサC7が充電されるから、
コンデンサC7の電圧の上昇によってトランジスタQ4
がオンになる。トランジスタQ4がオンになれば、抵抗
R32の両端が短絡されることになるから、抵抗R3
1,R32の接続点の電位はスイッチング素子Q3のし
きい電圧よりも低くなり、結果的にスイッチング素子Q
3はオフになる。つまり、インバータ回路INVが動作
を開始してインバータ回路INVから制御回路CNに給
電されるようになると、スイッチング素子Q3がオフに
なって起動時用制御電源回路VBから制御回路CNへの
給電が停止するのであって、起動時用制御電源回路VB
での無駄な電力消費が防止される。このように、本実施
形態では、検出巻線n42とダイオードD4と抵抗R
9,R10,R31,R32とコンデンサC7とトラン
ジスタQ4とスイッチング素子Q3とにより給電制御回
路が構成される。
【0040】一方、放電灯Laが外れたりフィラメント
f1が断線したりした状態で交流電源Eを投入したとき
には、第1の実施の形態と同様に、抵抗R31,R32
の接続点の電位が上昇しないから、電源投入後もスイッ
チング素子Q3はオフに保たれ、制御回路CNには電源
が供給されないからインバータ回路INVも動作するこ
とがない。また、この状態ではスイッチング素子Q3が
オフであることによって起動時用制御電源回路VBで電
力が消費されることはない。なお、この状態でも正常な
放電灯Laを接続すれば、抵抗R31,R32の接続点
の電位がスイッチング素子Q3のしきい電圧以上になる
から、起動時用制御電源回路VBを通して制御回路CN
に電源を供給することができ、インバータ回路INVを
自動的に動作させることができる。
【0041】上述したように、本実施形態では起動時用
制御電源回路VBから制御回路CNに電源が供給されて
インバータ回路INVが動作すると、スイッチング素子
Q3をオフにして起動時用制御電源回路VBから制御回
路CNへの給電を停止させるから、第2の実施の形態と
同様に、制御回路CNにおいてタイマ回路13が不要に
なる。また、出力トランスT2に設けた検出巻線n42
の出力に基づいてスイッチング素子Q3をオフにしてい
るから、起動時用制御電源回路VBをインバータ回路I
NVの動作に追従させて制御することができ、放電灯L
aの点灯時まで待つことなくスイッチング素子Q3を予
熱時においてオフにすることが可能であるから、第2の
実施の形態よりもさらに電力消費を低減することが可能
になる。
【0042】(第4の実施の形態)本実施形態は、図5
に示すように、起動時用制御電源回路VBに設けた抵抗
R1とスイッチング素子Q3との間に放電灯Laの一方
のフィラメントf1を挿入することによって、起動時用
制御電源回路VBで無負荷検出回路DNLの機能を兼用
させたものである。また、出力トランスT2とは別に検
出トランスT3を設け、検出トランスT3の2次巻線n
23の誘起電圧を用いることにより、インバータ回路I
NVの動作に応じてスイッチング素子Q3を制御するよ
うに構成してある。
【0043】本実施形態においては、抵抗R1とスイッ
チング素子Q3との間にフィラメントf1を挿入してい
るから、スイッチング素子Q3の制御端子(ゲート)に
はフィラメントf1を通らない経路で整流器DBの出力
電圧を反映する電圧が印加される。つまり、整流器DB
の直流出力端間には抵抗R33,R32の直列回路を接
続してあり、抵抗R33,R32の接続点をスイッチン
グ素子Q3の制御端子に接続してある。
【0044】また、検出トランスT3の1次巻線n13
の両端間には、予熱トランスT1においてフィラメント
f1に対応する2次巻線n21aとコンデンサC4との
直列回路を接続してあり、検出トランスT3の2次巻線
n23の一端を整流器DBの出力端の負極に接続し、2
次巻線n23の他端にはダイオードD4のアノードが接
続され、ダイオードD4のカソードは抵抗R9を介して
整流器DBの負極に接続される。さらに、抵抗R9には
コンデンサC7が並列接続され、ダイオードD4と抵抗
R9との接続点には抵抗R10を介してトランジスタQ
4のベースが接続される。このトランジスタQ4のコレ
クタ−エミッタは抵抗R32の両端間に接続されてい
る。他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0045】しかして、正常な放電灯Laが接続されて
いる状態で交流電源Eを投入すると、整流器DBの出力
電圧が抵抗R33,R32により分圧されてスイッチン
グ素子Q3の制御端子に印加される。抵抗R33,R3
2は、整流器DBの出力電圧によって接続点の電位がス
イッチング素子Q3のしきい電圧以上になるように設定
されており、電源の投入によってスイッチング素子Q3
がオンになる。したがって、制御回路CNには、抵抗R
1−フィラメントf1−スイッチング素子Q3−ダイオ
ードD2の経路で電源が供給され、制御回路CNの動作
が開始される。制御回路CNが動作を開始すれば、イン
バータ回路INVが動作を開始し放電灯Laのフィラメ
ントf1,f2が予熱される。インバータ回路INVが
動作を開始すれば、出力トランスT1およびダイオード
D1を通して制御回路CNに電源が供給される。このと
き、検出トランスT3の1次巻線n13にも電流が流
れ、ダイオードD4を通してコンデンサC4が充電され
ることになる。つまり、コンデンサC4の両端電圧が上
昇してトランジスタQ4がオンになり、スイッチング素
子Q3はオフになる。このように、電源投入直後には起
動時用制御電源回路VBから制御回路CNに電源が供給
され、その後、インバータ回路INVが動作を開始すれ
ばインバータ回路INVから制御回路CNに電源が供給
されるようになり、そのときスイッチング素子Q3がオ
フになって起動時用制御電源回路VBでは電力が消費さ
れなくなる。本実施形態では、検出トランスT3とダイ
オードD4と抵抗R9,R10,R32,R33とコン
デンサC7とトランジスタQ4とスイッチング素子Q3
とにより給電制御回路が構成される。
【0046】ところで、放電灯Laが外れたりフィラメ
ントf1が断線したりすれば、起動時用制御電源回路V
Bに電流が流れないから、起動時用制御電源回路VBで
の電力消費は生じない。つまり、電源投入時において放
電灯Laが外れていたりフィラメントf1が断線してい
たりすると、起動時用制御電源回路VBから制御回路C
Nへ給電されないから、インバータ回路INVが動作を
開始することがなく、起動時用制御電源回路VBおよび
インバータ回路INVでの電力消費は生じないことにな
る。なお、この状態においてスイッチング素子Q3はオ
ンになっているから、正常な放電灯Laを装着すれば、
起動時用制御電源回路VBから制御回路CNに電源を供
給可能になり、インバータ回路INVを自動的に動作さ
せることができる。他の構成および動作については第1
の実施の形態と同様である。
【0047】本実施形態の構成では、タイマ回路13が
不要であって、制御回路CNの構成が簡単になるととも
に、インバータ回路INVの動作中におけるタイマ回路
13での電力消費が発生しない。また、本実施形態で
は、起動時用制御電源回路VBにおいて、制御回路CN
に給電する経路にフィラメントf1を挿入していること
により、放電灯Laが外れていることあるいはフィラメ
ントf1が断線していることを、起動時用制御電源回路
VBにおいて検出することになるから、無負荷検出回路
DNLが不要になる。
【0048】(第5の実施の形態)本実施形態は、図6
に示すように、第4の実施の形態における検出トランス
T3を省略し、ダイオードD4のアノードをダイオード
D1のアノードと共通に接続して、出力トランスT1の
給電巻線n32の一端に接続したものである。また、第
4の実施の形態ではコンデンサC7を抵抗R9に並列接
続しているが、本実施形態では抵抗R9の一端とトラン
ジスタQ4のベースとの間に抵抗R11を挿入し、抵抗
R9,R11の直列回路にコンデンサC7を並列接続し
てある。他の構成は第4の実施の形態と同様である。
【0049】しかして、正常な放電灯Laが接続されて
いる状態で交流電源Eを投入すると、整流器DBの出力
電圧が抵抗R33,R32により分圧されてスイッチン
グ素子Q3の制御端子に印加される。抵抗R33,R3
2は、整流器DBの出力電圧によって接続点の電位がス
イッチング素子Q3のしきい電圧以上になるように設定
されており、電源の投入によってスイッチング素子Q3
がオンになる。したがって、制御回路CNには、抵抗R
1−フィラメントf1−スイッチング素子Q3−ダイオ
ードD2の経路で電源が供給され、制御回路CNの動作
が開始される。制御回路CNが動作を開始すれば、イン
バータ回路INVが動作を開始し、出力トランスT2お
よびダイオードD1を通して制御回路CNに電源が供給
される。このとき出力トランスT2からダイオードD4
を通してコンデンサC4が充電され、コンデンサC4の
両端電圧が上昇してトランジスタQ4がオンになり、ス
イッチング素子Q3はオフになる。このように、電源投
入直後には起動時用制御電源回路VBから制御回路CN
に電源が供給され、その後、インバータ回路INVが動
作を開始すればインバータ回路INVから制御回路CN
に電源が供給されるようになり、そのときスイッチング
素子Q3がオフになって起動時用制御電源回路VBでは
電力が消費されなくなる。このように、本実施形態で
は、出力トランスT2の給電巻線n32とダイオードD
4と抵抗R9,R11,R32,R33とコンデンサC
7とトランジスタQ4とスイッチング素子Q3とにより
給電制御回路が構成される。
【0050】ところで、放電灯Laが外れたりフィラメ
ントf1が断線したりすれば、起動時用制御電源回路V
Bに電流が流れないから、起動時用制御電源回路VBで
の電力消費は生じない。つまり、電源投入時において放
電灯Laが外れていたりフィラメントf1が断線してい
たりすると、起動時用制御電源回路VBから制御回路C
Nへ給電されないから、インバータ回路INVが動作を
開始することがなく、起動時用制御電源回路VBおよび
インバータ回路INVでの電力消費は生じないことにな
る。なお、この状態においてスイッチング素子Q3はオ
ンになっているから、正常な放電灯Laを装着すれば、
起動時用制御電源回路VBから制御回路CNに電源を供
給可能になり、インバータ回路INVを自動的に動作さ
せることができる。他の構成および動作については第1
の実施の形態と同様である。
【0051】本実施形態の構成では、タイマ回路13が
不要であって、制御回路CNの構成が簡単になるととも
に、インバータ回路INVの動作中におけるタイマ回路
13での電力消費が発生しない。また、本実施形態で
は、起動時用制御電源回路VBにおいて、制御回路CN
に給電する経路にフィラメントf1を挿入していること
により、放電灯Laが外れていることあるいはフィラメ
ントf1が断線していることを、起動時用制御電源回路
VBにおいて検出することになるから、無負荷検出回路
DNLが不要になる。さらに、第4の実施の形態に比較
すると検出トランスT3が不要であるから構成が簡単に
なる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明は、スイッチング素子お
よび前記スイッチング素子をオンオフさせる制御回路を
備えスイッチング素子のオンオフによって直流電源から
高周波電力に電力変換して放電灯に供給するインバータ
回路と、少なくとも電源投入からインバータ回路の動作
が開始されるまでの期間に制御回路に電源を供給する起
動時用制御電源回路と、インバータ回路の動作開始後に
インバータ回路の出力の一部を用いて制御回路に電源を
供給する制御電源回路と、放電灯の無負荷状態を検出す
る無負荷検出回路と、無負荷検出回路により放電灯の無
負荷状態が検出されている間は起動時用制御電源回路か
ら制御回路への電源の供給を停止させる給電制御回路と
を備えるものであり、放電灯の無負荷状態が検出されて
いる間は起動時用制御電源回路から制御回路への電源の
供給が停止し、無負荷状態において起動時用制御電源回
路での無駄な電力消費が生じないという利点がある。
【0053】請求項2の発明は、スイッチング素子およ
び前記スイッチング素子をオンオフさせる制御回路を備
えスイッチング素子のオンオフによって直流電源から高
周波電力に電力変換して放電灯に供給するインバータ回
路と、少なくとも電源投入からインバータ回路の動作が
開始されるまでの期間に前記放電灯のフィラメントを通
る経路で制御回路に電源を供給する起動時用制御電源回
路と、インバータ回路の動作開始後にインバータ回路の
出力の一部を用いて制御回路に電源を供給する制御電源
回路と、インバータ回路の動作開始を検出しインバータ
回路の動作開始後に起動時用制御電源回路から制御回路
への電源の供給を停止させる給電制御回路とを備えるも
のであり、起動時用制御電源回路が放電灯のフィラメン
トを通して制御回路に電源を供給する構成であるから、
放電灯の無負荷時には制御回路に電源が供給されること
がなく、無負荷状態において無駄な電力消費が生じな
い。しかも、インバータ回路の動作開始後には起動時用
制御電源回路から制御回路への電源の供給を停止させる
から、インバータ回路の動作開始後において起動時用制
御電源回路において無駄な電力消費が生じることもな
い。
【0054】請求項3の発明は、スイッチング素子およ
び前記スイッチング素子をオンオフさせる制御回路を備
えスイッチング素子のオンオフによって直流電源から高
周波電力に電力変換して放電灯に供給するインバータ回
路と、少なくとも電源投入からインバータ回路の動作が
開始されるまでの期間に制御回路に電源を供給する起動
時用制御電源回路と、インバータ回路の動作開始後にイ
ンバータ回路の出力の一部を用いて制御回路に電源を供
給する制御電源回路と、放電灯の無負荷状態を検出する
無負荷検出回路と、インバータ回路の動作開始後と無負
荷検出回路により放電灯の無負荷状態が検出されている
間は起動時とに用制御電源回路から制御回路への電源の
供給を停止させる給電制御回路とを備えるものであり、
放電灯の無負荷状態が検出されている間は起動時用制御
電源回路から制御回路への電源の供給が停止し、無負荷
状態において起動時用制御電源回路での無駄な電力消費
が生じないという利点がある。しかも、インバータ回路
の動作開始後には起動時用制御電源回路から制御回路へ
の給電が停止するから、インバータ回路の動作中におい
て起動時用制御電源回路での無駄な電力消費が生じな
い。
【0055】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記制御回路が給電開始時からインバータ回路の動
作が開始されるまでの時間を時限するタイマ回路を備
え、前記給電制御回路がタイマ回路の時限動作の終了を
インバータ回路の動作開始とみなすものであり、電源投
入から一定時間後にはインバータ回路が動作を開始して
いるとみなして起動時用制御電源回路から制御回路への
電源の供給を停止させるから、インバータ回路の動作開
始後に起動時用制御電源回路の動作を停止させる構成を
比較的簡単に実現することができる。
【0056】請求項5の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記給電制御回路がインバータ回路
の出力を監視するとともにインバータ回路の出力変化に
よりインバータ回路の動作開始を検出するものであり、
インバータ回路の出力変化を監視してインバータ回路の
動作開始を検出するから、実際にインバータ回路が動作
してインバータ回路から制御回路への給電が開始されて
から、起動時用制御電源回路の動作を停止させることが
でき、インバータ回路の動作に追従した適正な制御が可
能になる。
【0057】請求項6の発明は、請求項1または請求項
3の発明において、前記無負荷検出回路が、前記直流電
源の両端間に接続された前記放電灯のフィラメントと抵
抗との直列回路を有し、前記抵抗の両端電圧の低下によ
り放電灯の無負荷状態を検出するものであり、放電灯が
外れたりフィラメントが断線したりしているような無負
荷状態を簡単な構成で検出することができる。
【0058】請求項7の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記給電制御回路がインバータ回路
から放電灯に印加される電圧を監視するとともに、監視
した電圧が放電灯の点灯時よりも高く設定した規定電圧
以上である間は起動時用制御電源回路から制御回路への
電源の供給を許可し、前記規定電圧を下回る期間は起動
時用制御電源回路から制御回路への電源の供給を停止さ
せるものであり、放電灯が点灯すると起動時用制御電源
回路から制御回路への給電を停止するから、放電灯の予
熱時や始動時には起動時用制御電源回路からの給電を継
続することができる。
【0059】請求項8の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記給電制御回路がインバータ回路
から放電灯に印加される電圧を監視するとともに、監視
した電圧が放電灯の点灯時よりも低く設定した規定電圧
以上である間は起動時用制御電源回路から制御回路への
電源の供給を停止させ、前記規定電圧を下回る期間は起
動時用制御電源回路から制御回路へ電源を供給するもの
であり、放電灯への印加電圧によってインバータ回路の
動作を監視するから、インバータ回路の動作に追従する
ように起動時用制御電電回路から制御回路への電源供給
を制御することができる。
【0060】請求項9の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記給電制御回路が放電灯のフィラ
メントに流れる電流を監視するとともに、監視した電流
が規定電流以上である間は起動時用制御電源回路から制
御回路への電源の供給を停止させるものであり、放電灯
のフィラメントに流れる電流によってインバータ回路の
動作を監視するから、インバータ回路の動作に追従する
ように起動時用制御電電回路から制御回路への電源供給
を制御することができる。
【0061】請求項10の発明は、請求項2または請求
項3の発明において、前記給電制御回路が前記制御電源
回路の出力電圧を監視するとともに、監視した電圧が規
定電圧以上である間は起動時用制御電源回路から制御回
路への電源の供給を停止させるものであり、インバータ
回路から制御回路に供給される電圧を監視して起動時用
制御電源回路から制御回路への給電を制御するから、制
御回路への電源供給を確実に制御することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図3】同上の動作説明図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図6】本発明の第5の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図7】従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
13 タイマ回路 C6 コンデンサ C7 コンデンサ CN 制御回路 D1 ダイオード D4 ダイオード DNL 無負荷検出回路 E 交流電源 f1,f2 フィラメント INV インバータ回路 La 放電灯 n22 給電巻線 n32 検出巻線 Q1,Q2 スイッチング素子 Q3 スイッチング素子 Q4 トランジスタ R2 抵抗 R6,R7,R8 抵抗 R9,R10,R11 抵抗 R31,R32,R33 抵抗 T2 出力トランス T3 検出トランス VB 起動時用制御電源回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 正弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA02 BB03 BC01 DB02 DC01 DC02 EA02 EB01 FA05 GA03 GB12 GC04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子および前記スイッチン
    グ素子をオンオフさせる制御回路を備えスイッチング素
    子のオンオフによって直流電源から高周波電力に電力変
    換して放電灯に供給するインバータ回路と、少なくとも
    電源投入からインバータ回路の動作が開始されるまでの
    期間に制御回路に電源を供給する起動時用制御電源回路
    と、インバータ回路の動作開始後にインバータ回路の出
    力の一部を用いて制御回路に電源を供給する制御電源回
    路と、放電灯の無負荷状態を検出する無負荷検出回路
    と、無負荷検出回路により放電灯の無負荷状態が検出さ
    れている間は起動時用制御電源回路から制御回路への電
    源の供給を停止させる給電制御回路とを備えることを特
    徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 スイッチング素子および前記スイッチン
    グ素子をオンオフさせる制御回路を備えスイッチング素
    子のオンオフによって直流電源から高周波電力に電力変
    換して放電灯に供給するインバータ回路と、少なくとも
    電源投入からインバータ回路の動作が開始されるまでの
    期間に前記放電灯のフィラメントを通る経路で制御回路
    に電源を供給する起動時用制御電源回路と、インバータ
    回路の動作開始後にインバータ回路の出力の一部を用い
    て制御回路に電源を供給する制御電源回路と、インバー
    タ回路の動作開始を検出しインバータ回路の動作開始後
    に起動時用制御電源回路から制御回路への電源の供給を
    停止させる給電制御回路とを備えることを特徴とする放
    電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 スイッチング素子および前記スイッチン
    グ素子をオンオフさせる制御回路を備えスイッチング素
    子のオンオフによって直流電源から高周波電力に電力変
    換して放電灯に供給するインバータ回路と、少なくとも
    電源投入からインバータ回路の動作が開始されるまでの
    期間に制御回路に電源を供給する起動時用制御電源回路
    と、インバータ回路の動作開始後にインバータ回路の出
    力の一部を用いて制御回路に電源を供給する制御電源回
    路と、放電灯の無負荷状態を検出する無負荷検出回路
    と、インバータ回路の動作開始後と無負荷検出回路によ
    り放電灯の無負荷状態が検出されている間とには起動時
    用制御電源回路から制御回路への電源の供給を停止させ
    る給電制御回路とを備えることを特徴とする放電灯点灯
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御回路が給電開始時からインバー
    タ回路の動作が開始されるまでの時間を時限するタイマ
    回路を備え、前記給電制御回路がタイマ回路の時限動作
    の終了をインバータ回路の動作開始とみなして起動時用
    制御電源回路から制御回路への電源の供給を停止させる
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の放電灯
    点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記給電制御回路がインバータ回路の出
    力を監視するとともにインバータ回路の出力変化により
    インバータ回路の動作開始を検出することを特徴とする
    請求項2または請求項3記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記無負荷検出回路が、前記直流電源の
    両端間に接続された前記放電灯のフィラメントと抵抗と
    の直列回路を有し、前記抵抗の両端電圧の低下により放
    電灯の無負荷状態を検出することを特徴とする請求項1
    または請求項3記載の放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記給電制御回路がインバータ回路から
    放電灯に印加される電圧を監視するとともに、監視した
    電圧が放電灯の点灯時よりも高く設定した規定電圧以上
    である間は起動時用制御電源回路から制御回路への電源
    の供給を許可し、前記規定電圧を下回る期間は起動時用
    制御電源回路から制御回路への電源の供給を停止させる
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の放電灯
    点灯装置。
  8. 【請求項8】 前記給電制御回路がインバータ回路から
    放電灯に印加される電圧を監視するとともに、監視した
    電圧が放電灯の点灯時よりも低く設定した規定電圧以上
    である間は起動時用制御電源回路から制御回路への電源
    の供給を停止させ、前記規定電圧を下回る期間は起動時
    用制御電源回路から制御回路へ電源を供給することを特
    徴とする請求項2または請求項3記載の放電灯点灯装
    置。
  9. 【請求項9】 前記給電制御回路が放電灯のフィラメン
    トに流れる電流を監視するとともに、監視した電流が規
    定電流以上である間は起動時用制御電源回路から制御回
    路への電源の供給を停止させることを特徴とする請求項
    2または請求項3記載の放電灯点灯装置。
  10. 【請求項10】 前記給電制御回路が前記制御電源回路
    の出力電圧を監視するとともに、監視した電圧が規定電
    圧以上である間は起動時用制御電源回路から制御回路へ
    の電源の供給を停止させることを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3記載の放電灯点灯装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011030295A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Toshiba Lighting & Technology Corp 電源装置および放電ランプ点灯装置
JP2011222267A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Panasonic Electric Works Co Ltd 点灯装置及びそれを用いた照明器具

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