JP2001324091A - ディスク式スチームトラップ - Google Patents
ディスク式スチームトラップInfo
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- JP2001324091A JP2001324091A JP2000141528A JP2000141528A JP2001324091A JP 2001324091 A JP2001324091 A JP 2001324091A JP 2000141528 A JP2000141528 A JP 2000141528A JP 2000141528 A JP2000141528 A JP 2000141528A JP 2001324091 A JP2001324091 A JP 2001324091A
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Abstract
る。 【解決手段】 内外輪弁座6,7と蓋部材5とにより形
成する変圧室4内に弁ディスク11を配置し、外輪弁座
7の外周に形成した円錐状の斜面部12に有端のバイメ
タル環13を配置すると共に、弁ディスク11とバイメ
タル環13の間に環状板14を配置する。環状板14の
上面の角に内周側丸み部15及び外周側丸み部16を形
成する。丸み部は、内周側あるいは外周側の少なくとも
一方に設けることができる。環状板14の上面の角に設
けられた丸み部15,16により、弁ディスク11との
間を蒸気が高速に通過する環状板14の上面面積を小さ
くすることができるので、環状板14が上方に吸寄せら
れ難くなり、バイメタル環13が環状板14を介して弁
ディスク11に叩かれ難くなる。
Description
力学的蒸気室の圧力変化に応じて弁ディスクが開閉する
ことにより、蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出
するディスク式スチームトラップに関し、特にバイメタ
ルを用いてエアバインディングを解消できるようにした
ものに関する。
からなる弁座面に対して離着座する弁ディスクを、弁デ
ィスクの背後に形成した変圧室の圧力変化によって自力
的に制御して開閉弁させ復水を自動的に排出するもので
ある。このものにおいては、始動時に空気が流入してき
ても、蒸気の場合と同様に瞬時に閉弁してしまい、一旦
閉弁すると空気は蒸気と異なり凝縮作用を起こさないの
で、その後は開弁できない、いわゆるエアバインディン
グが起こる。そこで、従来からバイメタルを用いてこの
エアバインディングを解消することが行なわれている。
すなわち、バイメタルの温度変化による湾曲作用を利用
して、低温時に弁ディスクを強制的に持上げて開弁さ
せ、高温時に弁ディスクに干渉しない様にしたものであ
る。
に示されている。ここに開示されたものは、外輪弁座の
外周に形成した円錐状の斜面部に有端のバイメタル環を
配置すると共に、弁ディスクとバイメタル環の間に環状
板を配置し、斜面部と温度変化によるバイメタル環の拡
開縮閉作用との協働によってエアバインディングを解消
するものである。すなわち、バイメタル環は低温時に斜
面部に沿って上動し、環状板を介して弁ディスクを持上
げて内外輪弁座から離座開弁させるもので、高温時には
斜面部に沿って下動し、弁ディスクに干渉しなくなる。
斜面部に摺接するバイメタル環の下部が摩耗したり、バ
イメタル環が破損したりする問題がある。すなわち、デ
ィスク式スチームトラップは、蒸気が内外輪弁座と弁デ
ィスクの間を高速に通過することによって内外輪弁座と
弁ディスクの間の圧力が低下し、また蒸気が変圧室に廻
り込むことによって変圧室の圧力が上昇することによっ
て閉弁するのであるが、蒸気が変圧室に廻り込むときに
環状板と弁ディスクの間を高速に通過するために、環状
板が上方に吸寄せられ、環状板を介してバイメタル環が
弁ディスクに叩かれるためである。従って本発明の技術
的課題は、バイメタル環が弁ディスクに叩かれ難くする
ことである。
するために講じた本発明の技術的手段は、内外輪弁座と
蓋部材とにより形成する変圧室内に弁ディスクを配置
し、外輪弁座の外周に形成した円錐状の斜面部に有端の
バイメタル環を配置すると共に、弁ディスクとバイメタ
ル環の間に環状板を配置し、斜面部と温度変化によるバ
イメタル環の拡開縮閉作用との協働によって低温時に環
状板を介して弁ディスクを内外輪弁座から離座せしめて
エアバインディングを解消するディスク式スチームトラ
ップにおいて、環状板の上面の角に丸み部を設けたこと
を特徴とするディスク式スチームトラップにある。
イメタル環が低温時に斜面部に沿って上動し、環状板を
介して弁ディスクを持上げて内外輪弁座から離座開弁さ
せることによって行なわれる。バイメタル環は高温時に
拡開して斜面部を下動し、このバイメタル環の下動に伴
って環状板も下動し、バイメタル環と環状板は弁ディス
クに干渉しなくなる。そして、本発明は、環状板の上面
の角に丸み部を設けたことにより、弁ディスクとの間を
蒸気が高速に通過する環状板の上面面積を小さくするこ
とができる。そのため、環状板が上方に吸寄せられ難く
なり、バイメタル環が環状板を介して弁ディスクに叩か
れ難くなる。
明する(図1参照)。本体1に同一軸上に入口2と出口
3を形成し、この入口2及び出口3と連通する変圧室4
を蓋部材5と本体1とで形成する。入口2と出口3の変
圧室4側開口端に内輪弁座6と外輪弁座7を同心円状で
同一平面に形成してその間に環状溝8を形成する。入口
2と変圧室4は内輪弁座6に形成した入口通路9を介し
て連通し、変圧室4と出口3は環状溝8の一部から形成
した出口通路10を介して連通する。
ディスク11を変圧室4内に配置する。外輪弁座7の外
周に円錐状の斜面部12を形成し、有端のバイメタル環
13を配置すると共に、バイメタル環13と弁ディスク
11の間に環状板14を配置する。環状板14の上面の
角に内周側丸み部15及び外周側丸み部16を形成す
る。丸み部は、内周側あるいは外周側の少なくとも一方
に設けることができる。
体が低温の場合、バイメタル環13は縮閉して斜面部1
2を上動し、環状板14を介して弁ディスク11を持上
げて、弁ディスク11を内外輪弁座6,7から離座開弁
状態にし、低温の復水や空気を出口通路10から出口3
に排出する。高温復水が流入してくると、バイメタル環
13は拡開して斜面部12を下動し、このバイメタル環
13の下動に伴って環状板14も下動し、バイメタル環
13と環状板14は弁ディスク11の動作に干渉しなく
なる。
弁ディスク11に作用する入口2側の流体圧力により、
弁ディスク12は内外輪弁座6,7から離座開弁し、高
温復水を出口通路10から出口3に排出する。高温復水
が排出されて蒸気が内外輪弁座6,7と弁ディスク11
の間を高速に通過することによって内外輪弁座6,7と
弁ディスク11の間の圧力が低下し、また蒸気が変圧室
4に廻り込むことによって変圧室4の圧力が上昇するこ
とによって、弁ディスク11が内外輪弁座6,7に着座
閉弁して出口通路10を閉止する。このとき、環状板1
4の上面の角に設けられた丸み部15,16により、弁
ディスク11との間を蒸気が高速に通過する環状板14
の上面面積を小さくすることができるので、環状板14
が上方に吸寄せられ難くなり、バイメタル環13が環状
板14を介して弁ディスク11に叩かれ難くなる。そし
て、変圧室4内の蒸気が放熱等により凝縮しその蒸気圧
力が低下してくると、弁ディスク11は内外輪弁座6,
7から離座開弁する。このような開閉弁のサイクルを繰
り返す。
角に丸み部を設けたことにより、弁ディスクとの間を蒸
気が高速に通過する環状板の上面面積を小さくすること
ができる。そのため、環状板が上方に吸寄せられ難くな
り、バイメタル環が環状板を介して弁ディスクに叩かれ
難くなる。そのため、バイメタル環の摩耗や破損を少な
くすることができ、長期間に渡って良好なエアバインデ
ィング解消機能を維持できるディスク式スチームトラッ
プを提供することができる。
の断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 内外輪弁座と蓋部材とにより形成する変
圧室内に弁ディスクを配置し、外輪弁座の外周に形成し
た円錐状の斜面部に有端のバイメタル環を配置すると共
に、弁ディスクとバイメタル環の間に環状板を配置し、
斜面部と温度変化によるバイメタル環の拡開縮閉作用と
の協働によって低温時に環状板を介して弁ディスクを内
外輪弁座から離座せしめてエアバインディングを解消す
るディスク式スチームトラップにおいて、環状板の上面
の角に丸み部を設けたことを特徴とするディスク式スチ
ームトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000141528A JP4357704B2 (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | ディスク式スチームトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000141528A JP4357704B2 (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | ディスク式スチームトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001324091A true JP2001324091A (ja) | 2001-11-22 |
JP4357704B2 JP4357704B2 (ja) | 2009-11-04 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2000141528A Expired - Fee Related JP4357704B2 (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | ディスク式スチームトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4357704B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7917087B2 (en) | 2002-06-17 | 2011-03-29 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Wireless communication system and image forming device |
-
2000
- 2000-05-15 JP JP2000141528A patent/JP4357704B2/ja not_active Expired - Fee Related
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