JP2847156B2 - ディスク式スチ―ムトラップ - Google Patents
ディスク式スチ―ムトラップInfo
- Publication number
- JP2847156B2 JP2847156B2 JP11363693A JP11363693A JP2847156B2 JP 2847156 B2 JP2847156 B2 JP 2847156B2 JP 11363693 A JP11363693 A JP 11363693A JP 11363693 A JP11363693 A JP 11363693A JP 2847156 B2 JP2847156 B2 JP 2847156B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- valve
- bimetallic
- annular plate
- disc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
的蒸気室の圧力変化に応じて弁ディスクが開閉すること
により、蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出する
ディスク式スチ―ムトラップに関し、特に、バイメタル
を用いてエアバインディングを解消できるようにしたも
のに関する。
からなる弁座面に対して離着座する弁ディスクを、弁デ
ィスクの背後に形成した変圧室の圧力変化によって自力
的に制御して開閉弁させ復水を自動的に排出するもので
ある。このものにおいては、始動時に空気が流入してき
ても、蒸気の場合と同様に瞬時に閉弁してしまい、一旦
閉弁すると空気は蒸気と異なり凝縮作用を起こさないの
で、その後は開弁できない、いわゆるエアバインディン
グが起こる。そこで、従来からバイメタルを用いてこの
エアバインディングを解消することが行なわれている。
これは、バイメタルの温度変化による湾曲作用を利用し
て、低温時に弁ディスクを強制的に持上げて開弁させ、
高温時に弁ディスクに干渉しない様にしたものである。
に示されている。これは、外輪弁座の外周に形成した円
錐状の斜面部に有端のバイメタル環を配置すると共に、
弁ディスクとバイメタル環の間に環状板を配置し、斜面
部と温度変化によるバイメタル環の拡開縮閉作用との協
働によってエアバインディングを解消するものである。
すなわち、バイメタル環は低温時に縮閉して斜面部を上
動し、環状板を介して弁ディスクを持上げて内外輪弁座
から離座開弁させるもので、高温時には拡開して斜面部
を下動し、弁ディスクに干渉しなくなる。
部に摺接するバイメタル環の下部が摩耗したり、環状板
やバイメタル環が破損したりする問題がある。これは、
弁ディスクの離着座時の衝撃及び排出流体による流動抵
抗によって、高温時に環状板とバイメタル環とが上下に
激しく動揺するために、弁ディスクに叩かれ、また環状
板を介してバイメタル環が叩かれるためである。従って
本発明の技術的課題は、高温時に環状板が弁ディスクに
叩かれないようにすることである。
するために講じた本発明の技術的手段は、内外輪弁座と
蓋部材とにより形成する変圧室内に弁ディスクを配置
し、外輪弁座の外周に形成した円錐状の斜面部に有端の
バイメタル環を配置すると共に、弁ディスクとバイメタ
ル環の間に環状板を配置し、低温時にバイメタル環が縮
閉して斜面部を上動することによって環状板を介して弁
ディスクを内外輪弁座から離座せしめてエアバインディ
ングを解消するディスク式スチ―ムトラップにおいて、
上記環状板がバイメタル環の外側に位置する複数の足部
を有し、該足部がバイメタル環の拡開時に蓋部材の内壁
に押し当てられることを特徴とするものである。
エアバインディングの解消は、バイメタル環が低温時に
縮閉して斜面部に沿って上動し、環状板を介して弁ディ
スクを持上げて内外輪弁座から離座開弁させることによ
って行なわれる。バイメタル環は高温時に拡開して斜面
部に沿って下動し、これに伴って環状板も下動し、弁デ
ィスクに干渉しなくなる。この高温時において、下動し
た環状板は足部が拡開したバイメタル環で蓋部材の内壁
に押し当てられることによって定位置に保持される。従
って、高温時に環状板及びバイメタル環は上下動するこ
とがなく、弁ディスクに叩かれることがないので、バイ
メタル環の摩耗や環状板及びバイメタル環の破損が生じ
ることがない。
明する(図1と図2参照)。本体1に同一軸上に入口2
と出口3を形成し、この入口2及び出口3と連通する変
圧室4を蓋部材5と本体1とで形成する。入口2と出口
3の変圧室4側開口端に内輪弁座6と外輪弁座7を同心
円状で同一平面に形成してその間に環状溝8を形成す
る。内外輪弁座6,7に離着座する円板状の弁ディスク
9を変圧室4内に配置する。入口2と変圧室4は内輪弁
座6に形成した入口通路10を介して連通し、変圧室4
と出口3は環状溝8の一部から形成した出口通路11を
介して連通する。蓋部材4の外側にキャップ12を被せ
て空気保温室13を形成する。
形成し、有端のバイメタル環15を配置すると共に、バ
イメタル環15と弁ディスク9の間に環状板16を配置
する。環状板16はバイメタル環15の外側に位置する
6本の足部17を等間隔に一体に形成したもので、足部
17がバイメタル環16の拡開時に蓋部材3の内壁に押
し当てられるものである。
体が低温の場合、バイメタル環15は縮閉して斜面部1
4に沿って上動し、環状板16を介して弁ディスク9を
持上げて離座開弁状態にし、低温の復水や空気を排出す
る。高温復水が流入してくると、バイメタル環15は拡
開して斜面部14に沿って下動し、これに伴って環状板
16も下動する。そして、図1に示すように環状板16
の足部17が拡開したバイメタル環15によって蓋部材
3の内壁に押し当てられて定位置に保持される。これに
よって、高温時に環状板16及びバイメタル環15が上
下動することがなく、弁ディスクに叩かれることがなく
なる。以後周知のディスク式スチ―ムトラップの作動原
理に基づいて蒸気は逃さず復水のみを自動的に排出す
る。
ル環の摩耗や環状板及びバイメタル環の破損が生じるこ
とがないので、長期間に渡って良好なエアバインディン
グ解消機能を果すことができる。
の高温時の作動状態を示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 内外輪弁座と蓋部材とにより形成する変
圧室内に弁ディスクを配置し、外輪弁座の外周に形成し
た円錐状の斜面部に有端のバイメタル環を配置すると共
に、弁ディスクとバイメタル環の間に環状板を配置し、
低温時にバイメタル環が縮閉して斜面部を上動すること
によって環状板を介して弁ディスクを内外輪弁座から離
座せしめてエアバインディングを解消するディスク式ス
チ―ムトラップにおいて、上記環状板がバイメタル環の
外側に位置する複数の足部を有し、該足部がバイメタル
環の拡開時に蓋部材の内壁に押し当てられることを特徴
とするディスク式スチ―ムトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11363693A JP2847156B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | ディスク式スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11363693A JP2847156B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | ディスク式スチ―ムトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06300190A JPH06300190A (ja) | 1994-10-28 |
JP2847156B2 true JP2847156B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=14617263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11363693A Expired - Fee Related JP2847156B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | ディスク式スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2847156B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP11363693A patent/JP2847156B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06300190A (ja) | 1994-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2847152B2 (ja) | ディスク式スチ―ムトラップ | |
JP3414508B2 (ja) | ディスク式スチ―ムトラップ | |
JP2847156B2 (ja) | ディスク式スチ―ムトラップ | |
JP2847154B2 (ja) | ディスク式スチ―ムトラップ | |
JP2884311B2 (ja) | ディスク式スチ―ムトラップ | |
JP4368984B2 (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JP4283389B2 (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JP4536270B2 (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JP2847155B2 (ja) | ディスク式スチ―ムトラップ | |
JP4357704B2 (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JP4704593B2 (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JPH0740155Y2 (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JP2741313B2 (ja) | ディスク式スチ―ムトラップ | |
JP2741317B2 (ja) | ディスク式スチ―ムトラップ | |
JP2741315B2 (ja) | ディスク式スチ―ムトラップ | |
JP2741306B2 (ja) | ディスク式スチ―ムトラップ | |
JP4357703B2 (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JP4540860B2 (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JP4717248B2 (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JP2001263583A (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JP2001200993A (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JP4536271B2 (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JP2001116190A (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JP4707888B2 (ja) | ディスク式スチームトラップ | |
JP4704594B2 (ja) | ディスク式スチームトラップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081106 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091106 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101106 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111106 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |