JP2001263583A - ディスク式スチームトラップ - Google Patents

ディスク式スチームトラップ

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JP2001263583A
JP2001263583A JP2000071896A JP2000071896A JP2001263583A JP 2001263583 A JP2001263583 A JP 2001263583A JP 2000071896 A JP2000071896 A JP 2000071896A JP 2000071896 A JP2000071896 A JP 2000071896A JP 2001263583 A JP2001263583 A JP 2001263583A
Authority
JP
Japan
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ring
valve
bimetal
annular plate
outer ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000071896A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yokoyama
横山  武志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温時にバイメタル環が環状板を介して弁デ
ィスクに叩かれないようにする。 【解決手段】 内外輪弁座6,7と蓋部材5とにより形
成する変圧室4内に弁ディスク11を配置し、外輪弁座
7の外周に形成した円錐状の斜面部12に有端のバイメ
タル環13を配置し、バイメタル環13と弁ディスク1
1の間に環状板14を配置し、外輪弁座7の斜面部12
の内側に環状板14の下面を係止するストッパー部15
を形成し、バイメタル環13の外側の蓋部材5に環状凹
溝16を形成する。環状凹溝16はストッパー部15の
上面よりも下方に位置し高温時に拡開したバイメタル環
13を収容する。バイメタル環13は高温時にストッパ
ー部15の上面よりも下方に位置する環状凹溝16に入
るので、弁ディスク11の着座閉弁時の衝撃や排出流体
による流動抵抗を受けて動揺しても、ストッパー部15
の上面よりも上方に変位しない。そのため、バイメタル
環13は高温時に環状板14を介して弁ディスク11に
叩かれることがなく、摩耗したり破損したりすることが
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧室すなわち熱
力学的蒸気室の圧力変化に応じて弁ディスクが開閉する
ことにより、蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出
するディスク式スチームトラップに関し、特にバイメタ
ルを用いてエアバインディングを解消できるようにした
ものに関する。
【0002】ディスク式スチームトラップは内外輪弁座
からなる弁座面に対して離着座する弁ディスクを、弁デ
ィスクの背後に形成した変圧室の圧力変化によって自力
的に制御して開閉弁させ復水を自動的に排出するもので
ある。このものにおいては、始動時に空気が流入してき
ても、蒸気の場合と同様に瞬時に閉弁してしまい、一旦
閉弁すると空気は蒸気と異なり凝縮作用を起こさないの
で、その後は開弁できない、いわゆるエアバインディン
グが起こる。そこで、従来からバイメタルを用いてこの
エアバインディングを解消することが行なわれている。
すなわち、バイメタルの温度変化による湾曲作用を利用
して、低温時に弁ディスクを強制的に持上げて開弁さ
せ、高温時に弁ディスクに干渉しない様にしたものであ
る。
【0003】
【従来の技術】この一例が特公昭50−8809号公報
に示されている。ここに開示されたものは、外輪弁座の
外周に形成した円錐状の斜面部に有端のバイメタル環を
配置すると共に、弁ディスクとバイメタル環の間に環状
板を配置し、し、斜面部と温度変化によるバイメタル環
の拡開縮閉作用との協働によってエアバインディングを
解消するものである。すなわち、バイメタル環は低温時
に斜面部に沿って上動し、環状板を介して弁ディスクを
持上げて内外輪弁座から離座開弁させるもので、高温時
には斜面部に沿って下動し、弁ディスクに干渉しなくな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
斜面部に摺接するバイメタル環の下部が摩耗したり、バ
イメタル環が破損したりする問題がある。これは、弁デ
ィスクの内外輪弁座への着座閉弁時の衝撃や排出流体に
よる流動抵抗によって、環状板が高温時に上下に激しく
動揺して弁ディスクに叩かれるために、この環状板を介
してバイメタル環が弁ディスクに叩かれるためである。
従って本発明の技術的課題は、高温時にバイメタル環が
環状板を介して弁ディスクに叩かれないようにすること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、内外輪弁座と
蓋部材とにより形成する変圧室内に弁ディスクを配置
し、外輪弁座の外周に形成した円錐状の斜面部に有端の
バイメタル環を配置すると共に、弁ディスクとバイメタ
ル環の間に環状板を配置し、斜面部と温度変化によるバ
イメタル環の拡開縮閉作用との協働によって低温時に縮
閉したバイメタル環が環状板を介して弁ディスクを内外
輪弁座から離座せしめてエアバインディングを解消する
ディスク式スチームトラップにおいて、外輪弁座の斜面
部の内側に環状板の下面を係止するストッパー部を形成
し、バイメタル環の外側にストッパー部の上面よりも下
方に位置し高温時に拡開したバイメタル環を収容する環
状凹溝を形成したことを特徴とするディスク式スチーム
トラップにある。
【0006】
【発明の実施の形態】エアバインディングの解消は、バ
イメタル環が低温時に縮閉して斜面部に沿って上動し、
環状板を介して弁ディスクを持上げて内外輪弁座から離
座開弁させることによって行なわれる。バイメタル環は
高温時に拡開して斜面部を下動し、外側に形成された環
状凹溝に入り、また環状板はバイメタル環の下動に伴っ
て下動し、外輪弁座の斜面部の内側に形成されたストッ
パー部に下面が係止される。この高温時において、バイ
メタル環はストッパー部の上面よりも下方に位置する環
状凹溝に入るので、弁ディスクの着座閉弁時の衝撃や排
出流体による流動抵抗を受けて動揺しても、ストッパー
部の上面よりも上方に変位しない。そのため、バイメタ
ル環は高温時に環状板を介して弁ディスクに叩かれるこ
とがなく、摩耗したり破損したりすることがない。
【0007】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。本体1に同一軸上に入口2と出口
3を形成し、この入口2及び出口3と連通する変圧室4
を蓋部材5と本体1とで形成する。入口2と出口3の変
圧室4側開口端に内輪弁座6と外輪弁座7を同心円状で
同一平面に形成してその間に環状溝8を形成する。入口
2と変圧室4は内輪弁座6に形成した入口通路9を介し
て連通し、変圧室4と出口3は環状溝8の一部から形成
した出口通路10を介して連通する。
【0008】内外輪弁座6,7に離着座する円板状の弁
ディスク11を変圧室4内に配置する。外輪弁座7の外
周に円錐状の斜面部12を形成し、有端のバイメタル環
13を配置すると共に、バイメタル環13と弁ディスク
11の間に環状板14を配置する。外輪弁座7の斜面部
12の内側に環状板14の下面を係止するストッパー部
15を形成する。バイメタル環13の外側の蓋部材5に
環状凹溝16を形成する。環状凹溝16はストッパー部
15の上面よりも下方に位置し高温時に拡開したバイメ
タル環13を収容する。
【0009】上記実施例の作動を説明する。トラップ本
体が低温の場合、バイメタル環13は縮閉して斜面部1
2を上動し、環状板14を介して弁ディスク11を持上
げて内外輪弁座6,7から離座開弁状態にし、低温の復
水や空気を出口通路10から出口3に排出する。高温復
水が流入してくると、バイメタル環13は拡開して斜面
部12を下動し、外側に形成された環状凹溝16に入
り、また環状板14はバイメタル環13の下動に伴って
下動し、外輪弁座7の斜面部12の内側に形成されたス
トッパー部15に下面が係止される。この高温時におい
て、バイメタル環13はストッパー部15の上面よりも
下方に位置する環状凹溝16に入るので、弁ディスク1
1の着座閉弁時の衝撃や排出流体による流動抵抗を受け
て動揺しても、ストッパー部15の上面よりも上方に変
位しない。そのため、バイメタル環13は高温時に環状
板14を介して弁ディスク11に叩かれることがなく、
摩耗したり破損したりすることがない。
【0010】入口通路9を介して弁ディスク11に作用
する入口2側の流体圧力により、弁ディスク12は内外
輪弁座6,7から離座開弁し、高温復水を出口通路10
から出口3に排出する。高温復水が排出されて蒸気が内
外輪弁座6,7と弁ディスク11の間を高速に通過する
ことによって内外輪弁座6,7と弁ディスク11の間の
圧力が低下し、また蒸気が変圧室4に廻り込むことによ
って変圧室4の圧力が上昇することによって、弁ディス
ク11が内外輪弁座6,7に着座閉弁して出口通路10
を閉止する。そして、変圧室4内の蒸気が放熱等により
凝縮しその蒸気圧力が低下してくると、弁ディスク11
は内外輪弁座6,7から離座開弁する。このような開閉
弁のサイクルを繰り返す。
【0011】
【発明の効果】上記のように本発明は、外輪弁座の斜面
部の内側に環状板の下面を係止するストッパー部を形成
し、バイメタル環の外側にストッパー部の上面よりも下
方に位置し高温時に拡開したバイメタル環を収容する環
状凹溝を形成したものであるので、高温時にバイメタル
環が弁ディスクの着座閉弁時の衝撃や排出流体による流
動抵抗を受けて動揺しても、ストッパー部の上面よりも
上方に変位しない。そのため、バイメタル環が高温時に
環状板を介して弁ディスクに叩かれることがないので、
摩耗や破損を防止することができ、長期間に渡って良好
なエアバインディング解消機能を維持できるディスク式
スチームトラップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク式スチームトラップの実施例
の断面図。
【符号の説明】
1 本体 2 入口 3 出口 4 変圧室 5 蓋部材 6 内輪弁座 7 外輪弁座 8 環状溝 9 入口通路 10 出口通路 11 弁ディスク 12 斜面部 13 バイメタル環 14 環状板 15 ストッパー部 16 環状凹溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内外輪弁座と蓋部材とにより形成する変
    圧室内に弁ディスクを配置し、外輪弁座の外周に形成し
    た円錐状の斜面部に有端のバイメタル環を配置すると共
    に、弁ディスクとバイメタル環の間に環状板を配置し、
    斜面部と温度変化によるバイメタル環の拡開縮閉作用と
    の協働によって低温時に縮閉したバイメタル環が環状板
    を介して弁ディスクを内外輪弁座から離座せしめてエア
    バインディングを解消するディスク式スチームトラップ
    において、外輪弁座の斜面部の内側に環状板の下面を係
    止するストッパー部を形成し、バイメタル環の外側にス
    トッパー部の上面よりも下方に位置し高温時に拡開した
    バイメタル環を収容する環状凹溝を形成したことを特徴
    とするディスク式スチームトラップ。
JP2000071896A 2000-03-15 2000-03-15 ディスク式スチームトラップ Pending JP2001263583A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097575A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Tlv Co Ltd ディスク式スチームトラップ

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