JP2001324021A - シール構造及び筒内噴射用燃料噴射弁の燃焼ガスシール構造及び筒内噴射用燃料噴射弁 - Google Patents

シール構造及び筒内噴射用燃料噴射弁の燃焼ガスシール構造及び筒内噴射用燃料噴射弁

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JP2001324021A
JP2001324021A JP2000139865A JP2000139865A JP2001324021A JP 2001324021 A JP2001324021 A JP 2001324021A JP 2000139865 A JP2000139865 A JP 2000139865A JP 2000139865 A JP2000139865 A JP 2000139865A JP 2001324021 A JP2001324021 A JP 2001324021A
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fuel injection
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seal structure
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Kunihiko Endo
邦彦 遠藤
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/14Arrangements of injectors with respect to engines; Mounting of injectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/85Mounting of fuel injection apparatus
    • F02M2200/858Mounting of fuel injection apparatus sealing arrangements between injector and engine

Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスケットに過大な圧力がかかる場合であって
も、そのシール性能を維持することのできるシール構造
を提供する。 【解決手段】このシール構造は、エンジン10のシリン
ダヘッド12及び燃料噴射弁20のそれぞれのシール面
間に、皿座金状のガスケット15が挟装される構造とな
る。燃焼ガスの圧力が急激に過大になってガスケット1
5が変形する際に、同ガスケット15が塑性変形に至る
ことを規制する規制部25を備える。この規制部25
は、燃料噴射弁20のシール面における外周部全周が、
シリンダヘッド12のシール面方向に所定の高さだけ突
出されて形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール構造及び筒
内噴射用燃料噴射弁の燃焼ガスシール構造及び筒内噴射
用燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃焼室内にて燃料が噴射されるタ
イプのエンジン、いわゆる筒内噴射式エンジンにおい
て、そのシリンダヘッドと燃料噴射弁との間をシールす
る筒内噴射用燃料噴射弁の燃焼ガスシール構造として
は、例えば図5及び図6に示されるようなものが知られ
ている。
【0003】すなわち、図5に示されるように、このシ
ール構造においては、エンジン10のシリンダヘッド1
2に設けられた段状の円孔からなる挿通孔13に、皿座
金状のガスケット15を介して、その先端部が同じく段
状の円柱形状に形成された燃料噴射弁50が、その噴射
口50bを同エンジン10の燃焼室11に向けて挿入さ
れている。そして、この燃料噴射弁50は、その中ほど
に形成されているフランジ50cの上部がクランプ21
にて挟み込まれており、このクランプ21がシリンダヘ
ッド12にボルト22にて締め付け固定されることで、
同燃料噴射弁50も、その押圧により上記ガスケット1
5の弾性変形を維持した状態でシリンダヘッド12に固
定される。
【0004】また、図6に図5の領域A部分を拡大して
示すように、同シール構造では、挿通孔13及び燃料噴
射弁50のそれぞれ段状の部分である環状の両対向面1
3a,50aがシール面となる。そして、上記皿座金状
のガスケット15は、その大径部15aがシール面13
aに当接されるとともに、その小径部がシール面50a
に当接されるように断面略S字状に弾性変形された状態
でそれら対向面間に挟装されることで、上記燃焼室11
からの燃焼ガスの洩れをシールするようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうしたシ
ール構造では、上記挿通孔13と燃料噴射弁50との間
隙を介して、燃焼室11内の燃焼ガスの圧力が直接ガス
ケット15にかかるようになる。このため、こうした圧
力に対するシール性能を保つことが同シール構造にとっ
ても最大の課題となっている。
【0006】ところが、上記従来のシール構造において
は、次のような問題があった。すなわち、ガスケット1
5には、その内側の一方の面にのみ燃焼室11内の燃焼
ガスの圧力が集中的にかかるようになるため、燃焼ガス
の圧力が上昇するような場合には、上記皿座金状に形成
されているガスケット15の大径部15aがシリンダヘ
ッド12のシール面13aから離間する(浮く)方向に
変形することがある。そして特に、ノッキングが生じる
等、上記圧力が急激に過大になる場合には、ガスケット
15のこうした変形も過大となり、上記大径部15aが
上記シール面13aから浮いた状態で塑性変形に至るお
それがある。このような塑性変形に至る場合には、ガス
ケット15と上記両シール面13a,50aそれぞれと
の面圧を維持することができなくなり、そのシール性能
も著しく低下することとなる。
【0007】なお、こうした筒内噴射用燃料噴射弁の燃
焼ガスシール構造に限らず、対向配置される部材間をシ
ールすべくそれら部材の対向面間に板状のガスケットが
弾性変形されて挟装されてなるシール構造においては、
こうした実情も概ね共通したものとなっている。
【0008】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであって、ガスケットに過大な圧力がかかる場合であ
ってもそのシール性能を好適に維持することのできるシ
ール構造を提供することを目的とする。
【0009】またこの発明は、上述した筒内噴射式エン
ジンにおけるシリンダヘッドと筒内噴射用燃料噴射弁と
の間のシール性能についてもこれを好適に維持すること
のできる筒内噴射用燃料噴射弁の燃焼ガスシール構造を
提供することを目的とする。
【0010】またこの発明は、上記燃焼ガスシール構造
に適用して好適な構造を有する筒内噴射用燃料噴射弁を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。先
ず、請求項1記載の発明は、対向配置される部材間をシ
ールすべくそれら部材の対向面間に板状のガスケットが
弾性変形されて挟装されてなるシール構造において、前
記シールの対象となる流体の圧力による前記ガスケット
の塑性変形に至る側への変形を規制する規制手段を備え
ることをその要旨とする。
【0012】上記構成によれば、シール対象となる流体
の圧力によってガスケットが変形するときに、このガス
ケットが塑性変形に至る変形量にまで変形することを防
止することができる。従って、ガスケットに過大な圧力
がかかる場合であっても、そのシール性能を好適に維持
することができる。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のシール構造において、前記規制手段は、前記シール
の対象となる流体の圧力によって前記ガスケットが変形
されるときに同変形を規制する態様でこれに当接される
べく前記対向配置される部材の一方の対向面に突出形成
された突起であることをその要旨とする。
【0014】上記構成によれば、前記対向配置される部
材の一方の対向面に突起を形成するといった簡易な構成
にて、上記ガスケットの変形を規制することができるよ
うになる。従って、ガスケットと対向面との間に他部材
を配置したり、ガスケット自体に他部材を設けたりする
必要がなく、構成の複雑化を招くこともない。
【0015】また、請求項3記載の発明は、前記請求項
2記載の発明において、前記対向配置される部材は、途
中で縮径された段状の円孔を有する部材と同じく縮径部
を有してこの円孔に挿入される段状の円柱部材とからな
って、前記各縮径部に通ずる環状の面同士が前記対向面
となり、前記ガスケットは、皿座金状の形状を有するも
のがそれら対向面間への挟装によって断面略S字状に弾
性変形されてなり、前記規制手段は、前記ガスケットの
大径側が当接される部材の反対側の部材の対向面にあっ
て該ガスケットの大径部の浮きを規制すべく同面に突出
形成されてなることをその要旨とする。
【0016】上記構成によれば、対向面間に皿座金状の
ガスケットが設けられる場合であって、シール対象とな
る流体の圧力により同ガスケットの大径側に浮きが生じ
るような場合であっても、上記規制手段の配設によっ
て、この浮きを規制することができるようになる。
【0017】また、請求項4記載の発明は、途中で縮径
された段状の円孔を有するシリンダヘッドと同じく縮径
部を有してこの円孔に挿入される段状の円柱部を有する
筒内噴射用燃料噴射弁との間をシールすべく、前記各縮
径部に通ずる環状の対向面の間に皿座金状のガスケット
が断面略S字状に弾性変形されて挟装されてなる筒内噴
射用燃料噴射弁の燃焼ガスシール構造において、前記シ
ールの対象となる燃焼ガスの圧力による前記ガスケット
の大径部の浮きを規制すべく、その対向する面に突起を
設けることをその要旨とする。
【0018】上記構成によれば、シリンダヘッド及び燃
料噴射弁に形成される段状の部分にあたる対向面間に皿
座金状のガスケットが設けられる場合であって、燃焼ガ
スの圧力により同ガスケットの大径側に浮きが生じる場
合であっても、その対向する面に設けられた突起によっ
て、この浮き、すなわちガスケットの変形を規制するこ
とができる。従って、筒内噴射式エンジンにおけるシリ
ンダヘッドと筒内噴射用燃料噴射弁との間のシール性能
を好適に維持することができるようになる。
【0019】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の筒内噴射用燃料噴射弁の燃焼ガスシール構造におい
て、前記ガスケットはその大径部が前記シリンダヘッド
側に当接されるように挟装されてなり、該ガスケット大
径部の浮きを規制する前記突起は、前記筒内噴射用燃料
噴射弁側に設けられてなることをその要旨とする。
【0020】上記構成によれば、筒内噴射用燃料噴射弁
側に設けられた突起にガスケットの大径側が当接すると
いった態様にて同ガスケットの浮き、すなわちその変形
を規制することができる。
【0021】また、請求項6記載の発明は、縮径部を有
する段状の円柱部を有し、該縮径部に通ずる環状の面に
挟装される皿座金状のガスケットを介してシリンダヘッ
ドに圧着される筒内噴射用燃料噴射弁において、前記ガ
スケットが挟装される前記環状の面の外周部が同面の内
周部よりも燃料噴射口側に突出されてなることをその要
旨とする。
【0022】請求項6記載の筒内噴射用燃料噴射弁によ
れば、この筒内噴射用燃料噴射弁を例えば前記請求項5
記載の燃焼ガスシール構造に適用することで、シリンダ
ヘッドやガスケットの形状を変更したり、他部材を設け
たりすることなく筒内噴射式エンジンにおけるシリンダ
ヘッドと筒内噴射用燃料噴射弁との間のシール性能を好
適に維持することができるようになる。
【0023】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載の筒内噴射用燃料噴射弁において、前記環状の面にお
ける前記外周部の突出高さが、当該燃料噴射弁の前記シ
リンダヘッドへの圧着に伴って前記ガスケットが弾性変
形される高さよりも低く設定されることをその要旨とす
る。
【0024】上記構成によれば、ガスケットが変形した
ときには、当該弁の上記環状の面における突出した外周
部にガスケットが当接するといった態様で、その変形を
規制することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる筒内噴射用
燃料噴射弁の燃焼ガスシール構造及び筒内噴射用燃料噴
射弁の一実施の形態について、図1及び図2を参照して
説明する。
【0026】図1に示されるように、このシール構造に
おいては、エンジン10のシリンダヘッド12に設けら
れた段状の円孔からなる挿通孔13に、皿座金状のガス
ケット15を介して、その先端部が同じく段状の円柱形
状に形成された燃料噴射弁20が、その噴射口20bを
同エンジン10の燃焼室11に向けて挿入されている。
そして、この燃料噴射弁20は、その中ほどに形成され
ているフランジ20cの上部がクランプ21にて挟み込
まれており、このクランプ21がシリンダヘッド12に
ボルト22にて締め付け固定されることで、同燃料噴射
弁20も、その押圧により上記ガスケット15の弾性変
形を維持した状態でシリンダヘッド12に固定される。
【0027】また、図2に図1の領域B部分を拡大して
示すように、同シール構造では、挿通孔13及び燃料噴
射弁20のそれぞれ段状の部分である環状の両対向面1
3a,20aがシール面となる。そして、上記皿座金状
のガスケット15は、その大径部15aがシール面13
aに当接されるとともに、その小径部がシール面20a
に当接されるように断面略S字状に弾性変形された状態
でそれら対向面間に挟装されることで、上記燃焼室11
からの燃焼ガスの洩れをシールするようになる。
【0028】ここで、本実施の形態の燃焼ガスシール構
造では、燃料噴射弁20側のシール面20aに突起状の
規制部25を設けることによって、ガスケット15の変
形を規制するようにしている。すなわち、燃料噴射弁2
0のシール面20aにおける外周部全周を、シリンダヘ
ッド12のシール面13a方向に、内周部から高さW1
分だけ突出させて規制部25を形成している。
【0029】この高さW1は、上記ガスケット15が挟
装されてこれが弾性変形されている状態における同ガス
ケット15の大径部15aとシリンダヘッド12のシー
ル面20aとの距離よりも若干低く設定される。このた
め、規制部25とガスケット15との間に隙間W2が設
けられ、この隙間W2を通じて、シリンダヘッド12に
燃料噴射弁20を締結固定する際の上下方向の自由度
(余裕しろ)が確保されるようになる。
【0030】このようなシール構造とすることにより、
例えばノッキングが生じる等して、燃焼室11内の燃焼
ガスの圧力が急激に過大になり、ガスケット15の大径
部15aがシリンダヘッド12のシール面13aから浮
くように変形する場合であっても、同大径部15aは上
記規制部25に当接され、塑性変形に至るようなことは
なくなる。
【0031】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、以下に記載する効果が得られるようになる。 (イ)ガスケット15の変形量が塑性変形に至る変形量
よりも小さい量でこれが当接される規制部25を設けた
ことで、同ガスケット15が塑性変形に至るまで変形す
ることを防止することができる。すなわち、ガスケット
に過大な圧力がかかる場合であってもそのシール性能を
好適に維持することができる。従って、筒内噴射式エン
ジンにおけるシリンダヘッドと燃料噴射弁との間のシー
ル性能を好適に維持することができる。
【0032】(ロ)燃料噴射弁20のシール面20aに
おける外周部全周に、シリンダヘッド12の挿通孔13
におけるシール面13a方向に突出する規制部25を形
成したことで、この規制部25にガスケット15の大径
部15aが当接するといった態様にてその変形(浮き)
を規制することができる。従って、シリンダヘッド12
やガスケット15の形状を変更したり、ガスケット15
と燃料噴射弁20のシール面20aとの間に他部材を設
けたり、ガスケット15自体に他部材を設けたりする必
要がなく、構成の複雑化を招くこともない。
【0033】なお、上記実施の形態では、筒内噴射用燃
料噴射弁の燃焼ガスシール構造及び筒内噴射用燃料噴射
弁について言及したが、本発明のシール構造は、以下の
ような形態で実施することも可能である。
【0034】・上記実施の形態では、燃料噴射弁20の
シール面20aにおける外周部全周に渡って規制部25
を突出形成するようにしたが、その一部のみを突出形成
するようにしてもよい。こうした構成によっても、規制
部にガスケット15が当接するといった態様にて、その
変形量を規制することはできる。
【0035】・燃料噴射弁20のシール面20aに規制
部25を突出形成せず、先の図5の領域A部分を拡大し
た図に対応する図として図3に示すように、皿座金状の
大径部15aに規制部36が突出形成されたガスケット
15’を用いるようにしてもよい。こうした構成によっ
ても、燃焼ガスの圧力によってガスケット15’の大径
部15aがシリンダヘッド12のシール面13aから浮
くように変形する場合であれ、上記規制部36が燃料噴
射弁50のシール面50aに当接するといった態様に
て、その変形を規制することができるようになる。
【0036】・また、同じく先の図5の領域A部分を拡
大した図に対応する図として図4に示すように、ガスケ
ット15と燃料噴射弁50との間に別体の規制部材30
を設けるようにしてもよい。こうした構成によっても、
燃焼ガスの圧力によってガスケット15の大径部15a
がシリンダヘッド12のシール面13aから浮くように
変形する場合であれ、上記ガスケット15の大径部15
aが規制部材30に当接するといった態様にて、その変
形を規制することができるようになる。
【0037】・上記実施の形態では、皿座金状に形成さ
れるガスケット15を、小径側が燃料噴射弁20に当接
されるとともに、大径側がシリンダヘッド12に当接さ
れるといった態様にて配設するようにしたが、これとは
逆に、上記小径側がシリンダヘッド12に当接されると
ともに、上記大径側が燃料噴射弁20に当接されるとい
った態様で配設するようにしてもよい。この場合であっ
ても、その大径側に対応する部分に図2、図3、あるい
は図4に例示した構造に準じて規制部あるいは規制部材
を設けることで、その塑性変形を防止することはでき
る。
【0038】・上記実施の形態では、筒内噴射式エンジ
ン10における燃料噴射弁20取り付け部分のシール構
造について言及したが、本発明のシール構造は、板状の
ガスケットが弾性変形された状態でシール面間に挟装さ
れるシール構造であれば、任意のシール構造に適用する
ことができる。例えばエンジンに適用する場合であれ
ば、燃焼室内の燃焼ガス若しくは排気ガスの状態を測定
するセンサや、点火プラグ、燃焼圧センサ等をシールす
る構造に本発明を適用することもできる。
【0039】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は、次のような各種の技術思想をも含むも
のであることを付記しておく。 (1)前記規制手段は、前記シールの対象となる流体の
圧力によって前記ガスケットが変形されるときに同変形
を規制する態様で前記対向配置される部材の一方の対向
面に当接されるべく当該ガスケットに突出形成された突
起である請求項1記載のシール構造。
【0040】(2)前記規制手段は、前記シールの対象
となる流体の圧力によって前記ガスケットが変形される
ときに同変形を規制する態様でこれに当接されるべく前
記対向配置される部材の一方の対向面と当該ガスケット
との間に配設された適宜の部材である請求項1記載のシ
ール構造。
【0041】(3)途中で縮径された段状の円孔を有す
るシリンダヘッドと同じく縮径部を有してこの円孔に挿
入される段状の円柱部を有する筒内噴射用燃料噴射弁と
の間をシールすべく、前記各縮径部に通ずる環状の対向
面の間に断面略S字状に弾性変形されて挟装される皿座
金状のガスケットにおいて、前記シールの対象となる燃
焼ガスの圧力による皿座金状における大径部の浮きを規
制すべく、その対向する面にむけて同大径部から突出す
る突起部を備えることを特徴とするガスケット。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる燃焼ガスシール構造の一実施の
形態を示す部分断面図。
【図2】図1のB部を拡大して示す断面図。
【図3】本発明にかかる燃焼ガスシール構造の他の実施
の形態についてその一部拡大断面を示す部分断面図。
【図4】本発明にかかる燃焼ガスシール構造の他の実施
の形態についてその一部拡大断面を示す部分断面図。
【図5】従来の燃焼ガスシール構造を示す部分断面図。
【図6】図5のA部を拡大して示す部分断面図。
【符号の説明】
10…エンジン、11…燃焼室、12…シリンダヘッ
ド、13…挿通孔、13a…シール面、15,15’…
ガスケット、15a…大径部、20…燃料噴射弁、20
a…シール面、20b…噴射口、20c…フランジ、2
1…クランプ、22…ボルト、25…規制部、30…規
制部材、36…規制部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 61/16 F02M 61/16 K

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向配置される部材間をシールすべくそれ
    ら部材の対向面間に板状のガスケットが弾性変形されて
    挟装されてなるシール構造において、 前記シールの対象となる流体の圧力による前記ガスケッ
    トの塑性変形に至る側への変形を規制する規制手段を備
    えることを特徴とするシール構造。
  2. 【請求項2】前記規制手段は、前記シールの対象となる
    流体の圧力によって前記ガスケットが変形されるときに
    同変形を規制する態様でこれに当接されるべく前記対向
    配置される部材の一方の対向面に突出形成された突起で
    ある請求項1記載のシール構造。
  3. 【請求項3】前記対向配置される部材は、途中で縮径さ
    れた段状の円孔を有する部材と同じく縮径部を有してこ
    の円孔に挿入される段状の円柱部材とからなって、前記
    各縮径部に通ずる環状の面同士が前記対向面となり、 前記ガスケットは、皿座金状の形状を有するものがそれ
    ら対向面間への挟装によって断面略S字状に弾性変形さ
    れてなり、 前記規制手段は、前記ガスケットの大径側が当接される
    部材の反対側の部材の対向面にあって該ガスケットの大
    径部の浮きを規制すべく同面に突出形成されてなる請求
    項2記載のシール構造。
  4. 【請求項4】途中で縮径された段状の円孔を有するシリ
    ンダヘッドと同じく縮径部を有してこの円孔に挿入され
    る段状の円柱部を有する筒内噴射用燃料噴射弁との間を
    シールすべく、前記各縮径部に通ずる環状の対向面の間
    に皿座金状のガスケットが断面略S字状に弾性変形され
    て挟装されてなる筒内噴射用燃料噴射弁の燃焼ガスシー
    ル構造において、 前記シールの対象となる燃焼ガスの圧力による前記ガス
    ケットの大径部の浮きを規制すべく、その対向する面に
    突起を設けたことを特徴とする筒内噴射用燃料噴射弁の
    燃焼ガスシール構造。
  5. 【請求項5】前記ガスケットはその大径部が前記シリン
    ダヘッド側に当接されるように挟装されてなり、該ガス
    ケット大径部の浮きを規制する前記突起は、前記筒内噴
    射用燃料噴射弁側に設けられてなる請求項4記載の筒内
    噴射用燃料噴射弁の燃焼ガスシール構造。
  6. 【請求項6】縮径部を有する段状の円柱部を有し、該縮
    径部に通ずる環状の面に挟装される皿座金状のガスケッ
    トを介してシリンダヘッドに圧着される筒内噴射用燃料
    噴射弁において、 前記ガスケットが挟装される前記環状の面の外周部が同
    面の内周部よりも燃料噴射口側に突出されてなることを
    特徴とする筒内噴射用燃料噴射弁。
  7. 【請求項7】前記環状の面における前記外周部の突出高
    さが、当該燃料噴射弁の前記シリンダヘッドへの圧着に
    伴って前記ガスケットが弾性変形される高さよりも低く
    設定される請求項6記載の筒内噴射用燃料噴射弁。
JP2000139865A 2000-05-12 2000-05-12 シール構造及び筒内噴射用燃料噴射弁の燃焼ガスシール構造及び筒内噴射用燃料噴射弁 Withdrawn JP2001324021A (ja)

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