JP2001322856A - 低粉塵型無収縮グラウト材 - Google Patents
低粉塵型無収縮グラウト材Info
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 セメントと、水和によりエトリンガイトを生
成するエトリンガイト生成成分を含む膨張材と、細骨材
と、混和剤と、発塵抑制剤とからなる低粉塵型無収縮グ
ラウト材である。 【効果】 この発明によれば、低粉塵型のグラウト材を
提供することができる。また、材料分離を抑制し、均一
な硬化体を製造することができる。
成するエトリンガイト生成成分を含む膨張材と、細骨材
と、混和剤と、発塵抑制剤とからなる低粉塵型無収縮グ
ラウト材である。 【効果】 この発明によれば、低粉塵型のグラウト材を
提供することができる。また、材料分離を抑制し、均一
な硬化体を製造することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は低粉塵型無収縮グ
ラウト材に関する。
ラウト材に関する。
【0002】
【従来の技術】グラウトは、多くの場合、現場で、セメ
ント、細骨材等からなるグラウト材と水とを混練して調
製する。グラウトの調製時は、作業者はマスクを着用し
ている。発塵による人体への悪影響を低減するためであ
る。屋内工事での場合、集塵機を設置している。粉塵の
拡散を防止するためである。このようにグラウト材から
の粉塵が現場周辺の環境を悪化させたり、作業員の健康
を損ねるおそれがある。グラウトを注入する作業は連続
して行うことが多い。グラウトの調製も長時間連続で行
う。このため、マスク着用は作業員にとって負担とな
る。特に夏場の気温の高い時期の作業では、その負担が
大きい。また、屋内工事の場合、集塵設備を準備するた
めの経費がかかった。
ント、細骨材等からなるグラウト材と水とを混練して調
製する。グラウトの調製時は、作業者はマスクを着用し
ている。発塵による人体への悪影響を低減するためであ
る。屋内工事での場合、集塵機を設置している。粉塵の
拡散を防止するためである。このようにグラウト材から
の粉塵が現場周辺の環境を悪化させたり、作業員の健康
を損ねるおそれがある。グラウトを注入する作業は連続
して行うことが多い。グラウトの調製も長時間連続で行
う。このため、マスク着用は作業員にとって負担とな
る。特に夏場の気温の高い時期の作業では、その負担が
大きい。また、屋内工事の場合、集塵設備を準備するた
めの経費がかかった。
【0003】この粉塵の主成分は、グラウト材中のセメ
ントである。湿潤剤(液体)をセメントに混合し、セメ
ントを凝集させることにより、発塵を低減することがで
きる。この湿潤剤としてはセメントの水和を阻害しない
ものが望ましい。
ントである。湿潤剤(液体)をセメントに混合し、セメ
ントを凝集させることにより、発塵を低減することがで
きる。この湿潤剤としてはセメントの水和を阻害しない
ものが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、グラウト材中
にあらかじめ湿潤剤としてジエチレングリコール(DE
G)を添加すると、セメントの水和が抑制されて凝結時
間が3〜4倍に遅延される。その結果、グラウト中で材
料分離が生じ、均一な硬化体を形成することができな
い。
にあらかじめ湿潤剤としてジエチレングリコール(DE
G)を添加すると、セメントの水和が抑制されて凝結時
間が3〜4倍に遅延される。その結果、グラウト中で材
料分離が生じ、均一な硬化体を形成することができな
い。
【0005】そこで、発明者は鋭意研究の結果、以下の
知見を得た。すなわち、エトリンガイトはDEGの存在
下でも生成する。そこで、セメントなどに、エトリンガ
イトを多く生成させる組成物を添加する。この結果、凝
結時間の遅延を1.5〜2倍に抑えられる。これによ
り、材料分離を抑制し、均一な硬化体を製造できる。
知見を得た。すなわち、エトリンガイトはDEGの存在
下でも生成する。そこで、セメントなどに、エトリンガ
イトを多く生成させる組成物を添加する。この結果、凝
結時間の遅延を1.5〜2倍に抑えられる。これによ
り、材料分離を抑制し、均一な硬化体を製造できる。
【0006】
【発明の目的】そこで、この発明は、低粉塵型の無収縮
グラウト材を提供することを、その目的としている。こ
の発明は、材料分離が生じない低粉塵型のグラウト材を
提供することを、その目的としている。
グラウト材を提供することを、その目的としている。こ
の発明は、材料分離が生じない低粉塵型のグラウト材を
提供することを、その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、セメントと、水和によりエトリンガイトを生成する
エトリンガイト生成成分を含む膨張材と、細骨材と、混
和剤と、発塵抑制剤とからなる低粉塵型無収縮グラウト
材である。上記膨張材としては、例えばアウインを主構
成物とする物等を例示することができる。発塵抑制剤と
してはジエチレングリコールがある。
は、セメントと、水和によりエトリンガイトを生成する
エトリンガイト生成成分を含む膨張材と、細骨材と、混
和剤と、発塵抑制剤とからなる低粉塵型無収縮グラウト
材である。上記膨張材としては、例えばアウインを主構
成物とする物等を例示することができる。発塵抑制剤と
してはジエチレングリコールがある。
【0008】請求項2に記載の発明は、セメント20〜
60重量%と、水和によりエトリンガイトを生成するエ
トリンガイト生成成分を含む膨張材4〜6重量%と、細
骨材20〜80重量%と、混和剤0.5〜0.9重量%
と、発塵抑制剤1.0〜2.0重量%とからなる低粉塵
型無収縮グラウト材である。セメントが20重量%未満
では、十分な強度が得られないという不具合がある。6
0重量%を越えると、水和熱の発生量が多く、温度ひび
割れが発生するという不具合がある。膨張材が4重量%
未満では、凝結時間の遅延を十分に抑制できないという
不具合がある。6重量%を越えると、グラウトが硬化し
た後に膨張破壊をおこすというという不具合がある。細
骨材が20重量%未満では、水和熱量が多く温度ひび割
れをおこすという不具合がある。80重量%を越える
と、十分な強度が得られないという不具合がある。発塵
抑制剤は、上記セメントと、細骨材と混和材との混合物
に対して外割の添加量である。この発塵抑制剤が1.0
重量%未満では、十分に発塵を抑えられないという不具
合がある。2.0重量%を越えると、凝結時間の遅延に
よる材料分離をおこすという不具合がある。
60重量%と、水和によりエトリンガイトを生成するエ
トリンガイト生成成分を含む膨張材4〜6重量%と、細
骨材20〜80重量%と、混和剤0.5〜0.9重量%
と、発塵抑制剤1.0〜2.0重量%とからなる低粉塵
型無収縮グラウト材である。セメントが20重量%未満
では、十分な強度が得られないという不具合がある。6
0重量%を越えると、水和熱の発生量が多く、温度ひび
割れが発生するという不具合がある。膨張材が4重量%
未満では、凝結時間の遅延を十分に抑制できないという
不具合がある。6重量%を越えると、グラウトが硬化し
た後に膨張破壊をおこすというという不具合がある。細
骨材が20重量%未満では、水和熱量が多く温度ひび割
れをおこすという不具合がある。80重量%を越える
と、十分な強度が得られないという不具合がある。発塵
抑制剤は、上記セメントと、細骨材と混和材との混合物
に対して外割の添加量である。この発塵抑制剤が1.0
重量%未満では、十分に発塵を抑えられないという不具
合がある。2.0重量%を越えると、凝結時間の遅延に
よる材料分離をおこすという不具合がある。
【0009】請求項3に記載の発明は、上記セメント
は、ポルトランドセメントまたは混合セメントである請
求項2に記載の低粉塵型無収縮グラウト材である。
は、ポルトランドセメントまたは混合セメントである請
求項2に記載の低粉塵型無収縮グラウト材である。
【0010】請求項4に記載の発明は、上記膨張材はア
ウインを主構成物とするもの、カルシウムアルミネート
を主構成物とするものと硫酸塩との混合物、アルミナセ
メントと硫酸塩との混合物の1種または2種以上である
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の低粉塵型無
収縮グラウト材である。
ウインを主構成物とするもの、カルシウムアルミネート
を主構成物とするものと硫酸塩との混合物、アルミナセ
メントと硫酸塩との混合物の1種または2種以上である
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の低粉塵型無
収縮グラウト材である。
【0011】請求項5に記載の発明は、上記発塵抑制剤
はジエチレングリコールである請求項1〜請求項4のい
ずれか1項に記載の低粉塵型無収縮グラウト材である。
はジエチレングリコールである請求項1〜請求項4のい
ずれか1項に記載の低粉塵型無収縮グラウト材である。
【0012】
【作用】請求項1〜請求項5に記載の発明によれば、グ
ラウト材に発塵抑制剤(湿潤剤)を添加して発生する粉
塵量を抑える。発塵抑制剤としてジエチレングリコール
を使用すると、セメントの凝結時間が無添加の場合の3
〜5倍となる。発塵抑制剤及び有機系の混和剤を添加す
ると、セメント鉱物中のエーライトの表面にこれらの添
加材が吸着して水和を抑制し、凝結を遅延する作用を有
する。そこで、エトリンガイトを多く生成させる組成の
膨張材等の混和材を使用する。この膨張材としては、ア
ウインC4A3Sを主構成物とする膨張材、カルシウム
アルミネートを主構成物とするものと硫酸塩との混合
物、アルミナセメントと硫酸塩との混合物を例示するこ
とができる。混合する上記硫酸塩としては、石膏、硫酸
アルミニウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウムなどを例
示することができるが、この内石膏を使用することが好
ましい。上記カルシウムアルミネートと石膏との混合割
合は、SO3/Al2O3のモル比で3〜7程度を目処
とする。セメント中のアルミネートC3Aだけではエト
リンガイトの生成量が不十分であるからである。上記膨
張材などの混和材を添加することにより、添加する発塵
抑制剤の遅延作用にほとんど影響されずに水和によりエ
トリンガイトを生成するためである。また、混和剤の添
加量を少なくする。これらの結果、セメントの凝結時間
を1.5〜2倍程度の遅延に抑えられる。よって、材料
分離を抑えることができる。
ラウト材に発塵抑制剤(湿潤剤)を添加して発生する粉
塵量を抑える。発塵抑制剤としてジエチレングリコール
を使用すると、セメントの凝結時間が無添加の場合の3
〜5倍となる。発塵抑制剤及び有機系の混和剤を添加す
ると、セメント鉱物中のエーライトの表面にこれらの添
加材が吸着して水和を抑制し、凝結を遅延する作用を有
する。そこで、エトリンガイトを多く生成させる組成の
膨張材等の混和材を使用する。この膨張材としては、ア
ウインC4A3Sを主構成物とする膨張材、カルシウム
アルミネートを主構成物とするものと硫酸塩との混合
物、アルミナセメントと硫酸塩との混合物を例示するこ
とができる。混合する上記硫酸塩としては、石膏、硫酸
アルミニウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウムなどを例
示することができるが、この内石膏を使用することが好
ましい。上記カルシウムアルミネートと石膏との混合割
合は、SO3/Al2O3のモル比で3〜7程度を目処
とする。セメント中のアルミネートC3Aだけではエト
リンガイトの生成量が不十分であるからである。上記膨
張材などの混和材を添加することにより、添加する発塵
抑制剤の遅延作用にほとんど影響されずに水和によりエ
トリンガイトを生成するためである。また、混和剤の添
加量を少なくする。これらの結果、セメントの凝結時間
を1.5〜2倍程度の遅延に抑えられる。よって、材料
分離を抑えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を参照し
て説明する。この実施例に使用したグラウト材(三菱マ
テリアル株式会社製)の配合を表1に示す。また、比較
例としての従来型のグラウト材(同社製)の組成は、セ
メント47.8重量%、膨張材2.5重量%、混和剤
0.7重量%、細骨材49重量%の配合である。これら
のグラウト材を使用して以下の試験を行った。
て説明する。この実施例に使用したグラウト材(三菱マ
テリアル株式会社製)の配合を表1に示す。また、比較
例としての従来型のグラウト材(同社製)の組成は、セ
メント47.8重量%、膨張材2.5重量%、混和剤
0.7重量%、細骨材49重量%の配合である。これら
のグラウト材を使用して以下の試験を行った。
【0014】
【表1】
【0015】すなわち、表2には粉塵量の測定値を示
す。測定方法は、以下の通りである。上記粉塵量は、図
2に示すように、測定試料200gを直径400mm、
高さ600mmの円筒容器の上部より落とし、その際に
発生する粉塵量を円筒容器の側面(高さ450mm)に
設置したデジタル粉塵計(柴田科学(株)社製P−5
型)で計測する。このデジタル粉塵計は、浮遊している
粉塵に光を照射し、散乱光の強さにより浮遊粉塵濃度を
計測する装置であり、単位はCPM(1分間当たりのカ
ウント数)で表される。また、1CPMは、0.03m
g/m3に相当する。この表2に示すように、本実施例
品が従来品に比べて大幅に改善されたことが明らかであ
る。
す。測定方法は、以下の通りである。上記粉塵量は、図
2に示すように、測定試料200gを直径400mm、
高さ600mmの円筒容器の上部より落とし、その際に
発生する粉塵量を円筒容器の側面(高さ450mm)に
設置したデジタル粉塵計(柴田科学(株)社製P−5
型)で計測する。このデジタル粉塵計は、浮遊している
粉塵に光を照射し、散乱光の強さにより浮遊粉塵濃度を
計測する装置であり、単位はCPM(1分間当たりのカ
ウント数)で表される。また、1CPMは、0.03m
g/m3に相当する。この表2に示すように、本実施例
品が従来品に比べて大幅に改善されたことが明らかであ
る。
【0016】
【表2】
【0017】また、上記発塵抑制性剤と秒調剤兼凝結促
進材とを添加した低粉塵型と、発塵抑制剤を添加した従
来型との凝結時間をJIS R 5201の規定に基づ
き測定した結果を表3に示す。
進材とを添加した低粉塵型と、発塵抑制剤を添加した従
来型との凝結時間をJIS R 5201の規定に基づ
き測定した結果を表3に示す。
【0018】
【表3】
【0019】次に、環境温度における圧縮強度試験の結
果を表4に示す。試験は常法に則り行った。強度におい
て問題はないことが確認された。また、何れの環境温度
についてもブリーディングの発生はなく、材料分離をお
こしていないことが確認された。
果を表4に示す。試験は常法に則り行った。強度におい
て問題はないことが確認された。また、何れの環境温度
についてもブリーディングの発生はなく、材料分離をお
こしていないことが確認された。
【0020】
【表4】
【0021】さらに、この実施例品における流動性試験
結果、すなわちJ14ロートおよび静置フローの測定試
験結果を表5に示す。試験は常法による。この測定結果
より、何れの環境温度についても、30分程度の作業時
間は確保可能である。
結果、すなわちJ14ロートおよび静置フローの測定試
験結果を表5に示す。試験は常法による。この測定結果
より、何れの環境温度についても、30分程度の作業時
間は確保可能である。
【0022】
【表5】
【0023】次に、図1にグラウトの混練直後から56
時間経過後までの膨張率の測定結果を示す。測定にはレ
ーザ光を使用した非接触型変位測定機を使用した。ま
た、10℃、20℃、30℃で、ブリーディングは発生
しなかった。
時間経過後までの膨張率の測定結果を示す。測定にはレ
ーザ光を使用した非接触型変位測定機を使用した。ま
た、10℃、20℃、30℃で、ブリーディングは発生
しなかった。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、低粉塵型のグラウト
材を提供することができる。また、材料分離を抑制し、
均一な硬化体を製造することができる。
材を提供することができる。また、材料分離を抑制し、
均一な硬化体を製造することができる。
【図1】この発明に係る実施例品の膨張率の経日変化を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図2】本発明の低粉塵型無収縮グラウト材の発塵状況
を測定する装置を示す断面図である。
を測定する装置を示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 7:32 C04B 7:32 24:02) 24:02) 111:70 111:70 Fターム(参考) 4G012 MB13 MB26 MB33 PA02 PC05 PC09
Claims (5)
- 【請求項1】 セメントと、水和によりエトリンガイト
を生成するエトリンガイト生成成分を含む膨張材と、細
骨材と、混和材と、発塵抑制剤とからなる低粉塵型無収
縮グラウト材。 - 【請求項2】 セメント20〜60重量%と、水和によ
りエトリンガイトを生成するエトリンガイト生成成分を
含む膨張材4〜6重量%と、細骨材20〜80重量%
と、混和剤0.5〜0.9重量%と、発塵抑制剤1.0
〜2.0重量%とからなる低粉塵型無収縮グラウト材。 - 【請求項3】 上記セメントは、ポルトランドセメント
または混合セメントである請求項2に記載の低粉塵型無
収縮グラウト材。 - 【請求項4】 上記膨張材は、アウインを主構成物とす
るもの、カルシウムアルミネートを主構成物とするもの
と硫酸塩の混合物、アルミナセメントと硫酸塩との混合
物の1種または2種以上である請求項1〜請求項3のい
ずれか1項に記載の低粉塵型無収縮グラウト材。 - 【請求項5】 上記発塵抑制剤はジエチレングリコール
である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の低粉
塵型無収縮グラウト材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000135114A JP2001322856A (ja) | 2000-05-08 | 2000-05-08 | 低粉塵型無収縮グラウト材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000135114A JP2001322856A (ja) | 2000-05-08 | 2000-05-08 | 低粉塵型無収縮グラウト材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001322856A true JP2001322856A (ja) | 2001-11-20 |
Family
ID=18643259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000135114A Pending JP2001322856A (ja) | 2000-05-08 | 2000-05-08 | 低粉塵型無収縮グラウト材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001322856A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002362957A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Mitsubishi Materials Corp | 低粉塵型無収縮グラウト材 |
US20110146540A1 (en) * | 2005-06-02 | 2011-06-23 | Jardine Leslie A | Biomass-derived grinding aids |
JP2014189463A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 防塵水硬性組成物プレミクス製品及びその製造方法 |
JP2016124745A (ja) * | 2014-12-27 | 2016-07-11 | 太平洋マテリアル株式会社 | 軽量グラウト材組成物および軽量グラウト材 |
JP2017036212A (ja) * | 2016-11-22 | 2017-02-16 | 住友大阪セメント株式会社 | 防塵水硬性組成物プレミクス製品の製造方法 |
JP2017178704A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 太平洋マテリアル株式会社 | グラウト材組成物用発塵抑制剤および低発塵型グラウト材組成物 |
-
2000
- 2000-05-08 JP JP2000135114A patent/JP2001322856A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002362957A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Mitsubishi Materials Corp | 低粉塵型無収縮グラウト材 |
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JP2014189463A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 防塵水硬性組成物プレミクス製品及びその製造方法 |
JP2016124745A (ja) * | 2014-12-27 | 2016-07-11 | 太平洋マテリアル株式会社 | 軽量グラウト材組成物および軽量グラウト材 |
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JP2017036212A (ja) * | 2016-11-22 | 2017-02-16 | 住友大阪セメント株式会社 | 防塵水硬性組成物プレミクス製品の製造方法 |
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