JP2001322663A - プルリング付口栓 - Google Patents

プルリング付口栓

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JP2001322663A
JP2001322663A JP2000144863A JP2000144863A JP2001322663A JP 2001322663 A JP2001322663 A JP 2001322663A JP 2000144863 A JP2000144863 A JP 2000144863A JP 2000144863 A JP2000144863 A JP 2000144863A JP 2001322663 A JP2001322663 A JP 2001322663A
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JP
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spout
support
line
sealing plate
pull ring
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JP2000144863A
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English (en)
Inventor
Tadasuke Kojima
忠祐 小嶋
Akitaka Iwasaki
晃孝 岩崎
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プルリングによる開栓力を小さくし、しかも製
造過程や流通過程での環状薄肉脆弱線の亀裂を発生しに
くいプルリング付口栓を提供する。 【解決手段】液体用紙容器の注出部に突設させるスパウ
トとスパウトに装着するキャップとからなる口栓であ
り、スパウト100 の注出筒120 の内側を封鎖板130を設
けて封止し、封鎖板の開口予定位置の片面に環状切込み
131 を設けて他面に環状薄肉脆弱線132 を形成し、環状
薄肉脆弱線の内側近傍の上面の一側に、先端にプルリン
グ134 を接続する支柱133 を立設し、支柱の裏面の中央
位置に、下方へ肉厚の傾斜面を裏面に形成し下端が封鎖
板の上面に至る支えリブ135 を設け、支えリブの裏面の
下方位置に、傾斜面が屈折する水平な屈折線136 を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体用紙容器の注
出部に突設させるスパウトとそのスパウトに螺着するキ
ャップとからなり、プルリングでスパウトを開口するプ
ルリング付口栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品や非食品の液体内容物に使用
される液体用紙容器には、使用時の使い易さを考慮し
て、例えば、図2に示すように、胴部(21)が四角筒
状で、切り妻屋根形の頂部の傾斜板(22)にスパウト
(100)とキャップ(200)とからなる口栓(1
0)を突設する液体用紙容器(20)が広く使用されて
いる。この口栓は、容器の口栓取付孔から突出するスパ
ウトの注出筒にキャップを螺着したものであるが、流通
時の密封性の完全さやバージン性の確保、または、使用
時の易開封性を兼ね備えるために、例えば、図3に示す
ように、スパウト(100)の注出筒(120)の内側
の下方内面に封鎖板(130)を設けて封止し、使用時
に開口するため、この封鎖板の下面の所定位置に断面逆
V字状の環状切込み(131)を設けて、上面の開口予
定位置に環状薄肉脆弱線(132)を形成し、この環状
薄肉脆弱線の内側近傍の上面の所定の一側に、先端にプ
ルリング(134)をもつ支柱(133)を立設したも
のであり、容器を開封するために口栓を開口するときに
は、キャップを取り外し、注出筒(120)の内側に収
容されているプルリング(134)を指先に掛けて上方
へ引っ張って、封鎖板(130)の環状薄肉脆弱線(1
32)を引き裂いて開口していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液体用
紙容器に使用する上述の従来のプルリング付口栓は、容
器を開封するために、プルリングを指で引っ張って、封
鎖板の環状薄肉脆弱線を引き裂いて開栓するときに、開
栓力の平均値が、発明者らの測定結果では、3.0±
1.0kgfであり、比較的に力を必要とし開けにくい
ことがあった。しかし、封鎖板の環状薄肉脆弱線の肉厚
を通常より薄くして開けやすくすると、製造過程や流通
過程で環状薄肉脆弱線に亀裂を発生しやすく、液漏れ事
故などを起こす危惧があった。
【0004】本発明は、上述の従来のプルリング付口栓
の問題を解決するものであり、プルリングによる開栓力
を小さくし、しかも、製造過程や流通過程において、環
状薄肉脆弱線に亀裂を発生しにくいプルリング付口栓を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の発明は、液体用紙容器の注出部に突設させるスパウト
と該スパウトに装着するキャップとからなる口栓におい
て、前記スパウトの注出筒の内側を封鎖板を設けて封止
し、該封鎖板の開口予定位置のいずれかの片面に環状切
込みを設けて他面に環状薄肉脆弱線を形成し、該環状薄
肉脆弱線の内側近傍の上面の一側に、先端にプルリング
を接続する支柱を立設し、該支柱の裏面の中央位置に、
下方へ肉厚の傾斜面を裏面に形成し下端が前記封鎖板の
上面に至る支えリブを設け、かつ前記支えリブの裏面の
下方位置に、前記傾斜面が屈折する水平な屈折線を形成
したことを特徴とするプルリング付口栓である。
【0006】そして、本発明の第2の発明は、液体用紙
容器の注出部に突設させるスパウトと該スパウトに装着
するキャップとからなる口栓において、前記スパウトの
注出筒の内側を封鎖板を設けて封止し、該封鎖板の開口
予定位置のいずれかの片面に環状切込みを設けて他面に
環状薄肉脆弱線を形成し、該環状薄肉脆弱線の内側近傍
の上面の一側に、先端部をV字状に形成し該二つの先端
にプルリングを接続する支柱を立設し、該支柱の裏面の
中央位置に、下方へ肉厚の傾斜面を裏面に形成し下端が
前記封鎖板の上面に至る支えリブを設け、かつ前記支え
リブの裏面の下方位置に、前記傾斜面が屈折する水平な
屈折線を形成したことを特徴とするプルリング付口栓で
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のプルリング付口栓は、液
体用紙容器の注出部に突設させるスパウトとこのスパウ
トに螺合又は咬合して装着するキャップとからなり、ス
パウト(100)は、例えば図1(a)に示すように、
台座リング(110)の上面内周縁部にキャップとの螺
合部(121)を外周面にもつ注出筒(120)を立設
し、台座リングの下端外周面にフランジ(140)を周
設するものであり、容器への取り付けは、容器(20)
のスパウト取付孔(23)に注出筒(120)と台座リ
ング(110)を突出させ、フランジ(140)の上面
を容器のスパウト取付孔の外周縁部の内面に超音波シー
ル法などで熱融着して取り付けるいわゆる「内付け」す
るものか、または、容器の注出孔の外周縁部の上面に突
設するスパウトのフランジの下面を熱融着して取り付け
るいわゆる「外付け」するものである。そして、スパウ
ト(100)は、注出筒(120)の内側を封鎖板(1
30)を設けて封止し、この封鎖板の開口予定位置の下
面又は上面のいずれかの片面に断面逆V字状又は断面V
字状の環状切込み(131)を設けて、他面に環状薄肉
脆弱線(132)を形成し、この環状薄肉脆弱線の内側
近傍の上面の所定の一側に、先端にプルリングを接続す
る支柱を立設するか、または、図1(a)及び(b)に
示すように、先端部をV字状に形成しこの二つの先端に
プルリング(134)を接続する支柱(133)を立設
し、この支柱の裏面の中央位置に、下方へ肉厚の傾斜面
を裏面に形成し下端が封鎖板(130)の上面に至る支
えリブ(135)を設け、この支えリブの裏面の下方位
置に、傾斜面が屈折する水平な屈折線(136)を形成
するものである。なお、屈折線は、垂直方向に複数個の
屈折線(136,137)を設けてもよい。また、スパ
ウトは、通常、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を射出
成形法により作製するものである。
【0008】上述の本発明のプルリング付口栓のスパウ
トは、容器を開封するために、注出筒の内側に収容され
ているプルリングを指先に掛けて上方手前へ引っ張る
と、支柱の先端が後方へ引かれて支柱が斜めに後方へ倒
れ込んで、支柱の裏面の中央位置に設けた支えリブの裏
面の下方位置に形成した屈折線、例えば図1(a)及び
(b)に示す屈折線(136)が梃子の原理の支点とな
り、支柱(133)の中央位置前の封鎖板(130)に
設けられている環状薄肉脆弱線(132)の引裂き開始
位置(138)に力が集中して引き裂くため、環状薄肉
脆弱線の引き裂きが容易となる。なお一旦引き裂かれた
環状薄肉脆弱線の引き裂きは容易である。この結果、プ
ルリングによる開栓力は小さく、発明者らの測定結果で
は、約5N(約500gf)であった。
【0009】また、スパウトの射出成形用金型は、支柱
の裏面に屈折線をもつ支えリブを設けるだけであり、環
状薄肉脆弱線の厚みは、従来と同様であるため、射出成
形用金型の耐久性がよく、また、安定した品質の製品を
生産することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明のプルリング付口栓を注出部に取
り付けた液体用紙容器は、プルリングによる封鎖板の開
口に梃子の原理を巧く利用しているため、スパウトのプ
ルリングによる開栓力が約5N(約500gf)と小さ
く、このため、使用時に容器を開封し易い。
【0011】また、スパウトの製造過程において、安定
した品質の製品を生産することが可能であり、また、流
通過程における環状薄肉脆弱線の亀裂による液漏れの危
惧が極めて少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のプルリング付口栓の一実施
形態のスパウトの要部を示す断面図であり、(b)は、
そのスパウトの封鎖板に立設する支柱の構造を示す説明
図である。
【図2】口栓を頂部傾斜板に突設した一例の液体用紙容
器の斜視図である。
【図3】従来のプルリング付口栓の一例のスパウトの断
面図である。
【符号の説明】
10……口栓 20……容器 21……胴部 22……傾斜板 23……スパウト取付孔 100……スパウト 110……台座リング 120……注出筒 121……螺合部 130……封鎖板 131……環状切込み 132……環状薄肉脆弱線 133……支柱 134……プルリング 135……支えリブ 136,137……屈折線 138……引裂き開始位置 140……フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AA05 AB04 BA01 CF06 DA14 EA03 3E084 AA05 AA12 AA34 AB01 BA03 CA01 CB01 CB02 CB04 CC03 CC04 DA01 DB12 DC03 FA09 FB01 FD13 GA04 GB04 GB08 GB17 KB01 LA03 LA17 LB02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体用紙容器の注出部に突設させるスパウ
    トと該スパウトに装着するキャップとからなる口栓にお
    いて、前記スパウトの注出筒の内側を封鎖板を設けて封
    止し、該封鎖板の開口予定位置のいずれかの片面に環状
    切込みを設けて他面に環状薄肉脆弱線を形成し、該環状
    薄肉脆弱線の内側近傍の上面の一側に、先端にプルリン
    グを接続する支柱を立設し、該支柱の裏面の中央位置
    に、下方へ肉厚の傾斜面を裏面に形成し下端が前記封鎖
    板の上面に至る支えリブを設け、かつ前記支えリブの裏
    面の下方位置に、前記傾斜面が屈折する水平な屈折線を
    形成したことを特徴とするプルリング付口栓。
  2. 【請求項2】液体用紙容器の注出部に突設させるスパウ
    トと該スパウトに装着するキャップとからなる口栓にお
    いて、前記スパウトの注出筒の内側を封鎖板を設けて封
    止し、該封鎖板の開口予定位置のいずれかの片面に環状
    切込みを設けて他面に環状薄肉脆弱線を形成し、該環状
    薄肉脆弱線の内側近傍の上面の一側に、先端部をV字状
    に形成し該二つの先端にプルリングを接続する支柱を立
    設し、該支柱の裏面の中央位置に、下方へ肉厚の傾斜面
    を裏面に形成し下端が前記封鎖板の上面に至る支えリブ
    を設け、かつ前記支えリブの裏面の下方位置に、前記傾
    斜面が屈折する水平な屈折線を形成したことを特徴とす
    るプルリング付口栓。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002362608A (ja) * 2001-06-11 2002-12-18 Toppan Printing Co Ltd プルリング付キャップおよび中栓

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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