JP2024025150A - 開封構造及びこれを用いた包装容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造時に金型から抜き出す際の抵抗を低減できる開封構造及びこれを用いた包装容器を提供する。【解決手段】円筒形状の筒状部と、筒状部の内部を閉鎖し、環状の薄肉部を有する隔壁と、隔壁の薄肉部の内側部分に支柱を介して接続されるプルリングとを備え、プルリングの外面の頂部から隔壁までの垂直距離が、支柱側から支柱と対向する正面側に向かうにつれて増加する、開封構造。【選択図】図3
Description
本発明は、プルリングを備えた開封構造及びこれを用いた包装容器に関する。
紙容器やボトル容器等の口栓として、注出口の内部を閉鎖する隔壁と、隔壁に接続されるプルリングとを備えたものが広く利用されている(例えば、特許文献1及び2参照)。隔壁には、環状の弱化線が設けられており、開栓時には、プルリングを指で引っ張ることにより、弱化線に沿って隔壁を引き割いて開口を形成することができる。
図8は、従来の注出口栓を示す断面図である。
注出口栓90は、円筒形状の筒状部91と、筒状部の一方端に接続されるフランジ部92と、筒状部91の内部を閉鎖する隔壁93と、隔壁93に接続されるプルリング94とを備える。隔壁93には、環状の薄肉部95が設けられており、プルリング94は、隔壁93の内側の部分に接続されている。注出口栓90は、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を射出成形することによって製造される。
図8に示した注出口栓90のプルリング94の外面は、外方側に向かって凸の曲面であるが、この凸面の頂部を連ねた稜線が、筒部の中心軸(一点鎖線)に対して直交する同一の平面(二点鎖線)内にある。注出口栓90が図8に示す形状のプルリング94を備える場合、プルリング94を金型から無理抜きする際の抵抗が大きく、プルリング94に大きな力が加わる。この結果、薄肉部95が破断したり、プルリング94の形状が崩れたりする場合がある。
それ故に、本発明は、製造時に金型から抜き出す際の抵抗を低減できる開封構造及びこれを用いた包装容器を提供することを目的とする
本発明に係る開封構造は、円筒形状の筒状部と、筒状部の内部を閉鎖し、環状の薄肉部を有する隔壁と、隔壁の薄肉部の内側部分に支柱を介して接続されるプルリングとを備え、プルリングの外面の頂部から隔壁までの垂直距離が、支柱側から支柱と対向する正面側に向かうにつれて増加するものである。
本発明に係る包装容器は、容器本体と、上記の開封構造とを備える。
本発明によれば、製造時に金型から抜き出す際の抵抗を低減できる開封構造及びこれを用いた包装容器を提供できる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る注出口栓を示す断面図であり、図2は、図1に示したプルリングの外面を支柱側から見た図であり、図3は、図2に示したプルリングの右側面図である。
図1は、第1の実施形態に係る注出口栓を示す断面図であり、図2は、図1に示したプルリングの外面を支柱側から見た図であり、図3は、図2に示したプルリングの右側面図である。
注出口栓(スパウト)10は、容器本体に取り付けられる開封構造の一例であり、容器本体に充填された内容物を注出できる包装容器を構成するために用いられる。注出口栓10は、円筒形状の筒状部1と、筒状部1の内部を閉鎖する隔壁3と、隔壁3に支柱6を介して接続されるプルリング4とを備える。隔壁3の外面は、筒状部1の中心軸Axと直交する平面を構成している。隔壁3には環状の薄肉部5が設けられており、支柱6の一端が、隔壁3の薄肉部5の内側部分であって、薄肉部5に沿う部分に接続されている。筒状部1の外周面には、図示しないキャップを螺合させるためのネジ山が設けられている。また、筒状部1には、容器本体に溶着するためのフランジ部2が設けられている。容器本体の形態は特に限定されないが、例えば、紙容器を挙げることができる。
筒状部1の中心軸Axを含む平面に沿った断面において、プルリング4の外面の輪郭線は、図1に示すように、例えば、円弧や楕円弧等の外側に向かって凸の曲線であり、プルリング4の外面は、プルリング4の周方向に頂部が連なる凸面となる。尚、図2及び図3において、プルリング4の外面の頂部が連なって形成される稜線を二点鎖線で示す。プルリング4の外面の頂部から隔壁3までの垂直距離h(筒状部1の中心軸Axと平行な方向における距離。図2及び図3参照)が、支柱6側から支柱6と対向する正面側に向かうにつれて単調に増加するように、プルリング4の外面が形成されている。注出口栓10は、成形後に金型から無理抜きすることにより抜き出されるが、プルリング4の外面の稜線(ピーク)が、筒状部1の中心軸Axに対して傾斜しているので、抜き出す際の抵抗を低減することができる。尚、プルリング4の外面の稜線は、筒状部1の中心軸Ax(隔壁3の外面)に対して傾斜した同一平面上にあっても良い。
また、プルリング4の上端縁7の全周が、筒状部1の中心軸Axに対して直交する同一平面に含まれていることが好ましい。このように構成することで、開栓時に指をプルリング4に挿入しやすく、また、プルリング4に指を引っ掛けやすいため、隔壁3の引き抜きをしやすくすることができる。
本実施形態では、プルリング4の内周面を筒状部1と同軸の円柱面とし、プルリング4の支柱6側部分の内周面の高さH1が、プルリング4の正面側部分(支柱6と対向する部分)の内周面の高さH2より高くなるようにプルリング4が構成されている(図1)。このように構成した場合、プルリング4に指を挿入した際に、プルリング4と指との接触面積が、プルリング4の正面側部分よりも支柱6側部分で大きくなる。そのため、プルリング4の支柱6側部分と指との摩擦力が相対的に大きくなり、プルリング4に指を掛けやすくなるため、プルリング4の引っ張り時に強い力を加えることができ、プルリング4の引っ張りによる薄肉部5の切断をしやすくすることができる。プルリング4の正面側部分の内周面の高さH2は、プルリング4の支柱6側部分の内周面の高さH1の0.3~0.75倍であることが好ましい。この条件を満たす場合、プルリング4に対する指の引っ掛けやすさが向上するためより好ましい。
プルリング4の支柱6側部分の外面のうち、二点鎖線で示す稜線より上端縁7側の部分に平坦面8が設けられている。以下、図4を参照しながら、平坦面8を設けることの利点を説明する。
図4は、第1の実施形態に係る注出口栓の成型方法の一例を示す図である。図4においては、注出口栓の要部のみを示している。
注出口栓100のうち、筒状部1の内側の部分は、図4に示すように、2つの金型11及び12を用いて成形することが好ましい。金型11は、略円柱形状を有しており、プルリング4の内面と、支柱6の内側面と、隔壁3の外面の一部とを区画する。金型12は、プルリング4の外面と、支柱6の外側面と、隔壁3の外面の残りの一部とを区画する。
図4(a)は、注入された樹脂が硬化して、注出口栓10の成形が完了した状態を示す。成型完了後、図4(b)~図4(d)に示すように、金型11及び金型12の順で抜き出しを行う。プルリング4の外面は凸面であるため、金型12からの成形品の抜き出しは無理抜きとなる。上述したように、プルリング4の外面の稜線が隔壁3の外面に対して傾斜しており、プルリング4の外面の稜線から隔壁3までの垂直距離が支柱6側から正面側に掛けて増加するように構成されているため、最初にプルリング4の支柱6側部分が金型12から離脱してから、プルリング4の正面側部分が金型12から離脱する。このように、支柱6側から順にプルリング4を金型12から離脱させることができるため、プルリング4の抜き出し時の抵抗が低減されている。
また、本実施形態では、プルリング4の支柱6側部分の稜線より上端縁7側の部分が平坦面8となっている。したがって、プルリング4の支柱6側部分の頂部が金型12から抜け出すと、平坦面8と金型12の内面との間に隙間が生じる。この隙間を埋めるように支柱6が弾性変形できるため(図4(c))、プルリング4の正面側部分を無理抜きする際の抵抗を更に低減することができる。
再度、図1~図3を参照して、平坦面8の高さ(筒状部1の中心軸Axに平行な方向の高さ)は、プルリング4の正面側の内周面の高さH2以上であることが好ましい。また、平坦面8の傾斜角度は、側面視において(図3)、隔壁3に直交する面Pに対して10~45度であることが好ましい。これらの条件を満たす場合、図4で説明した原理による無理抜き時の抵抗を低減するのに有利である。
以上説明したように、本実施形態に係る注出口栓10においては、プルリング4の外面の頂部から隔壁3までの垂直距離が、支柱6側から支柱6と対向する正面側に向かうにつれて増加するように構成されている。つまり、本実施形態に係る注出口栓10では、プルリング4の外面の頂部が、金型からの抜き出し方向となる中心軸Ax方向と直交する方向に連ならないため、図5に示した従来例と比べて、成形後の注出口栓10にプルリング4を無理抜きする際の抵抗を低減することができる。したがって、プルリング4の金型からの無理抜き時に、薄肉部5が破断したり、プルリング4の形状が崩れたりすることを抑制できる。薄肉部5の厚みを薄くして、薄肉部5の切断に要する力を小さくしたり、プルリング4の凸面の厚みを厚くして剛性を高めたりすることも可能である。
注出口栓10は、低密度ポリエチレン等の比較的柔軟性が高い樹脂を用いて成形されることが一般的であったが、上述したプルリング4の形状より、プルリング4の無理抜き時の抵抗が低減されるため、ポリプロピレン等のより硬質の(剛性の高い)樹脂により注出口栓10を成形することも可能である。より硬質の樹脂を用いて注出口栓10を成形した場合、隔壁3の薄肉部5の切断をしやすくすることができる。
尚、上記の第1の実施形態では、紙容器等に溶着するためのフランジ部2を備えた注出口栓10を例に挙げて説明したが、注出口栓の形態はこの例に限定されない。本実施形態に係る注出口栓10のプルリング4の構造は、打栓により容器本体の口部に嵌合させる形態の注出口栓や中栓、ネジにより容器本体の口部に螺合させる形態の注出口栓や中栓にも適用可能である。容器本体の形態も特に限定されず、上述した紙容器の他に、パウチ、チューブ容器、プラスチックやガラスからなるボトル容器等に適用することも可能である。また、注出口栓の容器本体への取り付け方法は、溶着の他に、打栓嵌合、螺合、接着等でも良く、容器本体の形態及び取り付け方法に応じて、筒状部1に接続される取付部(フランジ部2に相当する部分)の構造を適宜選択すれば良い。
また、上記の第1の実施形態では、スクリューキャップを取り付け可能な形態を説明したが、スクリューキャップに代えて、ヒンジを介して開閉可能なヒンジキャップがスパウトと一体的に形成されていても良い。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る開封構造を示す平面図であり、図6は、図5に示した開封構造の断面図であり、図7は、図6に示したプルリング部分の拡大図である。尚、図6に示す断面は、図5に示すVI-VIラインから見た断面に相当する。
図5は、第2の実施形態に係る開封構造を示す平面図であり、図6は、図5に示した開封構造の断面図であり、図7は、図6に示したプルリング部分の拡大図である。尚、図6に示す断面は、図5に示すVI-VIラインから見た断面に相当する。
上記の第1の実施形態では、本発明に係る開封構造を注出口栓(スパウト)に適用した例を説明したが、本実施形態では、開封後に容器本体の開口部を開閉可能に閉鎖する蓋体に適用した例を説明する。開封構造20は、パウチ等の容器本体に取り付けられ、容器本体に収容された内容物を取り出すための開口を形成することができる部材である。開封構造20は、例えば、ウエットティッシュ等の包装容器に用いることができ、比較的大きな開口を形成することが可能である。
開封構造20は、円筒形状の筒状部21と、筒状部21の内部を閉鎖する隔壁23と、隔壁23に支柱26を介して接続されるプルリング24とを備える。隔壁23には、環状の薄肉部25a(第1の薄肉部)と、線状の薄肉部25b(第2の薄肉部)及び25c(第3の薄肉部)が設けられている。
薄肉部25aは、隔壁23の外面に設けられた筒状部21の内周に沿って環状に形成されており、開封時に分離除去される円形の領域を区画する。薄肉部25bは、薄肉部25aの内側に設けられ、プルリング24の外側の一点から、支柱26と薄肉部25aとの間の部分まで線状に伸びるように形成されている。薄肉部25cは、支柱26と薄肉部25aとの間の部分において薄肉部25bに接続され、薄肉部25bとの間に所定の間隔を空けて線状に伸び、薄肉部25aに接続される。尚、図5において、薄肉部25a及び薄肉部25cの接続点と、薄肉部25b及び薄肉部25cの接続点とを黒丸で示す。
本実施形態では、薄肉部25b及び薄肉部25cは、薄肉部25aの内側の一点から支柱26を廻り込んで時計回り方向に旋回し、薄肉部25aに接続される渦巻き状に形成されている。ただし、薄肉部25b及び薄肉部25cは、反時計回り方向に旋回する渦巻き状に形成されていても良い。また、本実施形態では、薄肉部25bと薄肉部25cとの間に、支柱26から離れるにつれて間隔が広がる部分が設けられている。
薄肉部25a、薄肉部25b及び薄肉部25cは、他の部分より相対的に薄くしたハーフカット等により形成することができる。本実施形態では、図6に示すように、隔壁23の外面に溝を設けることによって薄肉部25a、薄肉部25b及び薄肉部25cが形成されているが、隔壁23の内面に溝を設けることによって薄肉部25a、薄肉部25b及び薄肉部25cを形成しても良い。また、隔壁23の外面及び内面の両方に、平面視において重なる溝を設けることによって薄肉部25a、薄肉部25b及び薄肉部25cを形成しても良い。
隔壁23の外面には、開封時におけるプルリングの引っ張り方向を示す矢印の表示が設けられている。
支柱26は、薄肉部25bと薄肉部25cとに挟まれた部分に下端が接続されている。支柱26の下端は、薄肉部25b及び薄肉部25cの接続点近傍に接続されており、プルリング24を引っ張る力を薄肉部25b及び薄肉部25cの接続点近傍に集中させ、引き裂きの開始をしやすくしている。
プルリング24は、支柱26の上端に接続されている。プルリング24は、第1の実施形態で説明した形状を有する。すなわち、筒状部21の中心軸Axを含む平面に沿った断面において、プルリング24の外面の輪郭線は、図1で示したように、例えば、円弧や楕円弧等の外側に向かって凸の曲線であり、プルリング24の外面は、プルリング4の周方向に頂部が連なる凸面となる。図7において、プルリング24の外面の頂部が連なって形成される稜線の位置を二点鎖線で示す。筒状部21の中心軸Axと平行な方向におけるプルリング24の外面の頂部(二点鎖線で示す稜線)から隔壁23までの垂直距離h(図7)は、第1の実施形態と同様に、支柱26側から支柱26と対向する正面側に向かうにつれて単調に増加するように、プルリング24の外面が形成されている。このように構成することで、プルリング24を金型から無理抜きする際の抵抗を低減することができる。尚、プルリング4の外面の稜線は、筒状部1の中心軸Ax(隔壁3の外面)に対して傾斜した同一平面上にあっても良い。
また、第1の実施形態と同様に、プルリング24の上端縁27の全周が、筒状部21の中心軸Axに対して直交する同一平面に含まれていることが好ましい。
プルリング24の内周面を筒状部21と同軸の円柱面とし、プルリング24の支柱26側部分の内周面の高さH1が、プルリング24の正面側部分(支柱26と対向する部分)の内周面の高さH2より高くなるようにプルリング24が構成されている(図1)。このように構成した場合、プルリング24に指を挿入した際に、プルリング24と指との接触面積が、プルリング24の正面側部分よりも支柱26側部分で大きくなる。そのため、プルリング24の支柱26側部分と指との摩擦力が相対的に大きくなり、プルリング24に指を掛けやすくなるため、プルリング24の引っ張り時に強い力を加えることができ、プルリング24の引っ張りによる薄肉部25a~25cの引き裂きをしやすくすることができる。プルリング24の正面側部分の内周面の高さH2は、プルリング24の支柱26側部分の内周面の高さH1の0.3~0.75倍であることが好ましい。この条件を満たす場合、プルリング24に対する指の引っ掛けやすさが向上するためより好ましい。
プルリング24の支柱26側部分の外面のうち、二点鎖線で示す稜線より上端縁7側の部分に平坦面28が設けられている。図4で説明したように、平坦面28を設けることにより、開封構造20の成形時に金型からの抜き出しをより容易に行うことができる。
筒状部21の外側には、外壁部29が設けられている。外壁部29には、ヒンジ30を介して開閉可能な蓋31が設けられている。蓋31の内面には、閉鎖時に筒状部21に挿入され、筒状部21の内周面に密着するインナーリング32と、閉鎖時に筒状部21の外周面に設けられた図示しないアンダーカットと嵌合するアウターリング33とが設けられている。本実施形態の開封構造20は、蓋31を備えることにより、開口を形成した後の再封性に優れる。また、外壁部29の外側には、容器本体を取り付けるためのフランジ部22が設けられている。
開封構造20の開封は、次のように行う。まず、プルリング24に指を掛けて正面方向(図5における下方向)に引っ張ることにより薄肉部25b及び25cの引き裂きを開始させる。薄肉部25b及び25cの引き裂きが開始した後は、プルリング24を更に引っ張って、薄肉部25b及び薄肉部25cの引き裂きを進行させ、薄肉部25cの引き裂きに続いて薄肉部25aの全周を順に引き裂く。これにより、隔壁23のうち、環状の薄肉部25aにより区画された部分を分離除去して開口を形成することができる。
本実施形態に係る開封構造20においても、プルリング24の外面の頂部から隔壁23までの垂直距離が、支柱26側から支柱26と対向する正面側に向かうにつれて増加するように構成されている。これにより、製造時に金型から抜き出す際の抵抗を低減することができる。特に、開封構造20のプルリング24開封に関しては、25a、25b、25cの薄肉部がプリリング24を取り巻く様に形成しているので、プルリングを抜く抵抗力が高い従来タイプのプルリングでは、薄肉部に与えるダメージが大きいのと、丸面子全体が浮き上げながら金型から離型する様になるので、面子が上方に膨らんだり、薄肉部のダメージ(伸び)が大きく、最悪の場合、薄肉部が切れてしまったりするリスクがあった。今回のプルリング24の構造により、この問題点を解決する事が可能となった。
尚、図5~図7に示した開封構造20の形態は一例であり、容器本体や蓋、容器本体との取り付け構造は、適宜選択することができる。
本発明は、未開栓状態での密閉性が求められる包装容器の注出口栓として利用できる。
1 筒状部
3 隔壁
4 プルリング
5 薄肉部
6 支柱
7 上端縁
8 平坦面
10 注出口栓
20 開封構造
21 筒状部
23 隔壁
24 プルリング
25a~25c 薄肉部
26 支柱
27 上端縁
28 平坦面
3 隔壁
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10 注出口栓
20 開封構造
21 筒状部
23 隔壁
24 プルリング
25a~25c 薄肉部
26 支柱
27 上端縁
28 平坦面
Claims (6)
- 円筒形状の筒状部と、
筒状部の内部を閉鎖し、環状の第1の薄肉部を有する隔壁と、
前記隔壁の前記第1の薄肉部の内側部分に支柱を介して接続されるプルリングとを備え、
前記プルリングの外面の頂部から前記隔壁までの垂直距離が、前記支柱側から前記支柱と対向する正面側に向かうにつれて増加する、開封構造。 - 前記プルリングの上端縁の全周が、前記筒状部の中心軸に対して直交する同一平面に含まれる、請求項1に記載の開封構造。
- 前記プルリングの内周面が、前記筒状部と同軸の円柱面であり、
前記プルリングの前記支柱側部分の内周面の高さが、前記プルリングの前記正面側部分の内周面の高さより高い、請求項1に記載の開封構造。 - 前記プルリングの前記支柱側部分の外面のうち、前記稜線より前記プルリングの上端縁側の部分が平坦面である、請求項1に記載の開封構造。
- 前記隔壁には、前記第1の薄肉部の内側に形成される線状の第2の薄肉部と、前記第1の薄肉部との間に所定の間隔を空けて形成され、一方端が前記第2の薄肉部に接続され、他方端が前記第1の薄肉部に接続される線状の第3の薄肉部とが設けられ、
前記隔壁における前記第2の薄肉部と前記第3の薄肉部とに挟まれた部分に前記支柱が接続される、請求項1に記載の開封構造。 - 容器本体と、
請求項1~5のいずれかに記載の開封構造とを備える、包装容器。
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