JP2001321996A - 光線式安全装置の位置設定方法とその設定装置 - Google Patents

光線式安全装置の位置設定方法とその設定装置

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JP2001321996A
JP2001321996A JP2000143667A JP2000143667A JP2001321996A JP 2001321996 A JP2001321996 A JP 2001321996A JP 2000143667 A JP2000143667 A JP 2000143667A JP 2000143667 A JP2000143667 A JP 2000143667A JP 2001321996 A JP2001321996 A JP 2001321996A
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safety device
light beam
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type safety
distance
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JP2000143667A
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Iwashige Takahashi
岩重 高橋
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型寸法に応じて適切な安全距離を確保でき
る光線式安全装置の位置設定方法とその設定装置を提供
する。 【解決手段】 ピンチポイント検出器(41)により金型毎
に金型前面位置を求め、求めた金型前面位置から所定の
安全距離を隔てた位置に光線式安全装置(7)の光線カー
テンが形成されるように、光線式安全装置(7)を移動し
て位置設定する。金型の金型寸法データに基づいて前記
金型前面位置を求めてもよい。金型に対応して求めた前
記金型前面位置を基準にして光線式安全装置の設定位置
までの距離を表示する方がよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機械に使用
される光線式安全装置の位置設定方法及びその設定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス本体の左右側面に側面視C
形状の側面フレームを有するプレス機械は、小型で汎用
性のあるプレスとしてプレス加工作業に広く使用されて
おり、作業者の安全確保のために、通常プレス機械前部
に光線式安全装置7を備えている。図16は、このよう
なプレス機械の斜視図である。同図において、側面フレ
ーム1aを有するプレス機械1の下部にはボルスタ2が
設けられており、ボルスタ2の上面には下型3が取着さ
れる。また、プレス機械1の上部で、かつボルスタ2の
上方にはスライド4が上下動自在に設けられており、ス
ライド4の下面には下型3と対向する位置に上型5が取
着される。
【0003】上記のようなプレス機械1は、通常、作業
者による単発加工を行うために各種の金型を用いて使用
されている。図16に示すように、上型5と下型3との
間の空間を作業領域6としている。通常、作業者はプレ
ス機械1の前面から素材や加工品を搬入又は搬出する。
このため、前面入口には、互いに対向する左右1対の投
光器7aと受光器7bとからなる光線式安全装置7が取
着されている。
【0004】光線式安全装置7は投光器7aから受光器
7bに向けて発光された複数の光軸7cからなる光線カ
ーテンを形成し、光軸7cのいずれかを作業者の手等身
体の一部で遮光することによって、前記作業領域6への
侵入を検出する。図示しない制御器は光線式安全装置7
のこの検出信号を入力したとき、スライド4が作動中で
あれば、スライド4を急停止させて事故を防止してい
る。
【0005】光線式安全装置7を使用したプレス機械1
においては、図17に示すような光線式安全装置7の光
線カーテンの面から作業領域6の境界(通常、スライド
4の前面としている)までの距離を、安全距離Dpに設
定する必要がある。この安全距離Dpは、例えば作業者
の手等の侵入物が光線カーテンを遮光したときに、侵入
物が作業領域6に到達する前にスライド4を急停止させ
るための安全作業上必要最小な距離を表しており、通
常、該プレス機械1に応じた、急停止に要する最大時間
と、所定の進入物最大速度値(通常は作業者の手を動か
すときの最大速度)との積によって求めた距離に設定さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光線式安全装置7の取付位置設定には、以下のよう
な問題がある。金型3,5の寸法の大小にかかわらず、
光線式安全装置7の取付位置を固定しており、即ち光線
カーテンの面からスライド4の前面までの距離を、プレ
ス機械毎に予め決められた一定の安全距離Dpと等しく
設定している。このため、取着した金型3,5の寸法が
小さい場合には、光線式安全装置7から金型3,5の前
面までの距離が必要以上に(つまり安全距離Dp以上
に)大きくなって該金型使用中の作業の寄り付きが悪
く、作業効率が低下するという問題がある。また、金型
3,5の寸法がスライド4の前面を越える程大きい場合
は、光線カーテン面から金型3,5の前面までの距離が
前記安全距離Dpよりも小さくなり、安全作業上の管理
が困難となる。このように、光線式安全装置7が金型寸
法に応じて適切な位置(つまり安全距離Dpが確保され
る位置)に設定されてないので、不都合を生じている。
【0007】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、金型寸法に応じて適切な安全距離を確保
できる光線式安全装置の位置設定方法とその設定装置を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、ピンチポイント検出
器により金型毎に金型前面位置を求め、求めた金型前面
位置から所定の安全距離を隔てた位置に光線式安全装置
の光線カーテンが形成されるように、光線式安全装置を
移動して位置設定することを特徴とする光線式安全装置
の位置設定方法としている。また第5発明は、プレス機
械の左右側面部にそれぞれ前後移動自在に設けられ、光
線カーテンにより金型の作業領域への侵入物を検出する
左右1対の光線式安全装置と、金型前面のピンチポイン
トを検出するピンチポイント検出器と、ピンチポイント
検出器により検出したピンチポイントから所定の安全距
離を隔てた位置に光線式安全装置の光線カーテンが形成
されるように、光線式安全装置の位置を求めて設定する
制御器とを備えたことを特徴とする光線式安全装置の位
置設定装置である。
【0009】第1又は第5発明によると、ピンチポイン
ト検出器により金型毎に検出し、検出したピンチポイン
ト位置から安全距離が確保される位置に光線式安全装置
を設定するので、金型寸法の大小にかかわらず金型に応
じた適切な位置に光線式安全装置を設定できる。これに
より、小さい金型の時でも寄り付きが良くなって作業性
を向上でき、作業者の疲労も軽減でき、また大きな金型
の時でも安全性を確実に確保できる。
【0010】第2発明は、プレス機械に取付けられた金
型の金型寸法データに基づいて前記金型の前面位置を求
め、求めた金型前面位置から所定の安全距離を隔てた位
置に光線式安全装置の光線カーテンが形成されるよう
に、光線式安全装置を移動して位置設定することを特徴
とする光線式安全装置の位置設定方法としている。
【0011】第2発明によると、金型データに基づい
て、金型毎のピンチポイント位置を求め、求めたピンチ
ポイント位置から安全距離が確保される位置に光線式安
全装置を設定する。従って、金型寸法の大小にかかわら
ず、寄り付きがよくなって作業性及び安全性を向上で
き、作業者の疲労も軽減できる。
【0012】第3発明は、第1又は第2発明に基づい
て、金型に対応して求めた前記金型前面位置を基準にし
て光線式安全装置の設定位置までの距離を表示する方法
としている。また第6発明は、第5発明に基づいて、光
線式安全装置の前後移動位置を検出する安全装置位置検
出器と、安全装置位置検出器により検出された位置を表
示する表示器とを備えた構成としている。
【0013】第3又は第6発明によると、検出した金型
前面(ピンチポイント)位置から光線式安全装置の設定
位置までの距離を表示することにより、作業者が安全距
離が確保されたことを確認できるので、作業者は安心し
て作業を行え、作業者の疲労も軽減できる。また、手動
で位置設定を行う場合、距離表示を見て手動で容易に位
置設定できるので、手動での操作性がよい。
【0014】第4発明は、所定の長さを有する安全距離
設定治具を前後方向に移動して、その一端側の先端部を
プレス機械の金型の前面に当接させ、次に当接した安全
距離設定治具の他端側の規定位置で、かつ一端側の先端
部から所定の安全距離を隔てた位置に光線式安全装置の
光線カーテンが形成されるように、光線式安全装置を移
動して位置設定することを特徴とする光線式安全装置の
位置設定方法としている。また第7発明は、プレス機械
の左右側面部にそれぞれ前後移動自在に設けられ、光線
カーテンにより金型の作業領域への侵入物を検出する左
右1対の光線式安全装置と、一端側が、光線式安全装置
と共に前後移動自在に設けられた部材に取着され、他端
側の先端部が金型前面に当接されることにより金型前面
のピンチポイントから光線式安全装置の光線カーテンま
での距離が所定の安全距離を確保して設定されるように
した安全距離設定治具とを備えたことを特徴とする光線
式安全装置の位置設定装置である。
【0015】第4又は第7発明によると、安全距離の設
定が容易な所定長さを有するディスタンススペーサやメ
ジャー等の安全距離設定治具を用いて金型寸法に応じて
安全距離が確保された位置を測定し、この位置に光線式
安全装置が設定されるので、金型寸法の大小にかかわり
なく適切な位置に光線式安全装置を設定できる。従っ
て、小さい金型の時でも寄り付きが良くなって作業性を
向上でき、また大きな金型の時でも安全性を確実に確保
できる。また、安全距離設定治具の一端を金型のピンチ
ポイントに当接するだけで、簡単に安全距離が確保され
た位置に光線式安全装置を設定できるので、設定作業が
容易である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して実施形態
を詳細に説明する。
【0017】まず、図1により、本発明におけるピンチ
ポイント及び安全距離の考え方について説明する。実際
の作業では上型5と下型3とで挟まれた空間が作業領域
となっており、図1に示すように上型5と下型3が密着
した状態で前記作業領域の境界となる上下金型3,5の
前端面の位置をいわゆるピンチポイント8と言う。本発
明では、このピンチポイント8と前後方向に移動自在な
投光器7a及び受光器7bによって形成される光線カー
テンとの距離が金型に応じて、プレス機械に対応した安
全距離Dpが確保された位置に、光線式安全装置7を設
定するようにしている。
【0018】まず、図2〜5により、第1実施形態に係
わる光線式安全装置の位置設定装置について説明する。
図2は、本実施形態の位置設定装置を備えたプレス機械
の正面図であり、図3はその側面図である。尚以下で
は、図16と同一の構成要素には同じ符号を付し、説明
を省く。光線式安全装置7の投光器7a及び受光器7b
は、それぞれプレス機械1の前面左右に互いに対向して
配設されており、プレス機械1の前後方向に移動自在に
取着されている。即ち、プレス機械1の左右側面フレー
ム1a,1aに設けられたそれぞれの開口部10の下部
にはフレーム16がフレーム取り付け部16aによって
取着されており、フレーム16にはボールスクリュウ1
4とガイドバー15とが前後方向に取着されている。各
ボールスクリュウ14及びガイドバー15には、ホルダ
11が前後方向に移動自在にそれぞれ装着されている。
左右1対のホルダ11,11の上面に、それぞれ投光器
7a及び受光器7bが取着されている。また、各ボール
スクリュウ14の一端側には駆動モータ17の出力軸が
連結されており、他端側には光線式安全装置7の位置を
検出する例えばエンコーダからなる安全装置位置検出器
18が取着されている。尚、投光器7a及び受光器7b
は左右反対に取着してもよい。
【0019】図4により、光線式安全装置7の取付構造
の詳細説明を行う。同図はプレス機械1の向かって左側
面に取着された投光器7aの取付側面図である。上面に
投光器7a(受光器7bも同様)を取り付けたホルダ1
1には、前後方向に貫通した孔14aと孔15aが形成
されており、孔14aにはボールスクリュウ14に係合
するナット12が嵌挿され、孔15aにはガイドバー1
5が挿通されるガイド13が内設されている。ボールス
クリュウ14はフレーム16に回転自在に取り付けら
れ、ガイドバー15はボールスクリュウ14と平行にフ
レーム16に取り付けられている。そしてフレーム16
は、フレーム取り付け部16aにより側面フレーム1a
に取着されている。またフレーム16に取着された駆動
モータ17の出力軸はボールスクリュウ14の一端部と
連結されており、この駆動モータ17の正転、逆転によ
りボールスクリュウ14を回転してナット12及びホル
ダ11を介して投光器7a(受光器7bも同様)を前後
方向に移動自在としている。ホルダ11は、ガイド13
の内周面を案内としてガイドバー15に沿って摺動する
ようになっている。駆動モータ17の制御信号は制御器
40から出力されている。なお、ホルダ11の前後方向
に移動する手段として、ボールスクリュウと駆動モータ
を使用しているが、空気圧または油圧を利用したシリン
ダによる手段でもよい。また、左右の別々の駆動部を連
結していずれか一側の駆動モータで駆動するようにして
もよい。
【0020】ボールスクリュウ14の他端部には、ボー
ルスクリュウ14の回転による投光器7a及び受光器7
bの移動位置を検出する例えばエンコーダからなる安全
装置位置検出器18の入力軸が連結され、安全装置位置
検出器18本体はフレーム16に取り付けられている。
安全装置位置検出器18は検出した位置信号を制御器4
0に出力している。
【0021】また、制御器40は表示器58を有し、表
示器58に各金型の寸法データ、各金型毎に求められた
光線式安全装置7の設定位置や、光線式安全装置7のピ
ンチポイントからの距離、実移動位置等をモニタ表示す
る。
【0022】また、プレス機械1の側面フレーム1a
(図3では、後方から前方を向いて左側)の開口部10
にはピンチポイント検出器41の受光器41dが光軸を
水平方向にして配設されており、この受光器41dはホ
ルダ42によって側面フレーム1cの開口部10上方に
取着されている。またピンチポイント検出器41の投光
器41cは、受光器41dに対向して反対側の側面フレ
ーム(ここでは、右側)に取着されている。これらの投
光器41cと受光器41dは、水平方向に所定間隔で配
列された複数の光軸を有しており、各光軸の遮光信号は
図示しない制御器40に入力されている。
【0023】次に、このような構成による作用を説明す
る。図5は、スライド4を下降させて上型5によりピン
チポイント検出器41の複数光軸の一部を遮光した状態
を示している。投光器41cと受光器41dにより、側
面視でボルスタ2の前後方向の中心Mからボルスタ2の
前面2aを越えた位置までの間に、複数の光軸が前後方
向に所定間隔で形成されている。この複数光軸の上下方
向の位置はダイハイトの略中央に設定している。このよ
うな構成における光線式安全装置の位置設定手順は、以
下となる。まず金型を交換した後、スライド4を上死点
位置に上昇させる。ピンチポイント検出器41を作動さ
せて投光器41cと受光器41dにより複数光軸を形成
した後、上型5を取り付けたスライド4を下降させる。
【0024】図5に示すように、ピンチポイント検出器
41の複数光軸にスライド4の前面側からそれぞれ、
、、、、と順番に番号を付けたとすると、同
図では以上の番号付けされた光軸が遮光されている。
制御器40は入力遮光信号に基づいて、遮光されていな
い光軸がからであることを検出し、交換後の金型の
ピンチポイントはの位置であると判断する。制御器4
0はこの求めたピンチポイントの位置を基準にして安全
距離Dpを確保するように、光線式安全装置7の投光器
7a及び受光器7bを同一位置に移動し、この後に光線
式安全装置7を作動させる。このとき、光線式安全装置
7のピンチポイントからの距離、実際の移動位置等が表
示器58に表示され、作業者により確認される。従っ
て、光線式安全装置7の光線カーテンとピンチポイント
との距離が確実に安全距離Dpに設定される。
【0025】これにより、光線式安全装置7の光線カー
テンと金型前面との距離は金型寸法の大小にかかわらず
金型寸法に応じて安全距離Dpが確保される。この結
果、同一プレス機械において、小さい金型でも寄り付き
がよくなり、作業性及び安全性が向上し、作業者の疲労
も軽減できると共に、大きい金型の場合でも安全距離が
確実に確保され、安全作業ができる。また、現在の光線
式安全装置7の金型に応じたピンチポイントからの距離
や実移動位置、安全距離が確保されている状態等が表示
されるので、作業者は安全距離が確保されていることを
容易に確認できるので、安心して作業ができる。
【0026】つぎに、図6及び図7に基づいて第2実施
形態を説明する。本実施形態のハード構成は第1実施形
態でのピンチポイント検出器41を備えていない構成で
ある。即ち、図6に示すように、光線式安全装置45は
スライド4をはさんで左右1対の、複数光軸を有する投
光器7a及び受光器7bを有しており、投光器7a及び
受光器7bは駆動モータ17によりボールスクリュウ1
4を介して前後方向に移動自在となっている。本実施形
態の光線式安全装置45は、通常の安全装置としての機
能と共に、ピンチポイント検出器としての機能も有して
いる。即ち、光線式安全装置45の各光軸の遮光信号は
それぞれ制御器40に入力され、制御器40はこの入力
した各光軸の遮光信号に基づいてピンチポイントを判断
する。
【0027】次に、図7により、本実施形態の光線式安
全装置の位置設定方法を説明する。ステップS1にて、
金型が取り外されると、金型に応じた安全距離Dpの位
置に光線式安全装置45を設置するために、まず光線式
安全装置45を原点位置に移動する。尚、作業者は原点
位置復帰完了を図示しない操作盤に設置したランプ表示
等により確認する。次に、ステップS2で、金型を交換
する。この後ステップS3で、制御器40は所定の金型
交換完了信号を入力すると、投光器7aと受光器7bに
より形成する複数の光軸の遮光を個々に検出しながら、
光線式安全装置7を前記原点位置から金型の方(後方)
に移動する。尚、この移動は制御器40の自動制御によ
り行ってもよいし、あるいは手動操作盤に装着された前
進用又は後退用の押しボタン式スイッチ等の手動操作に
よって操作してもよい。そして、ステップS4にて、最
初に全ての光軸が遮光された光線式安全装置7の位置4
5a(即ち、全光軸遮光範囲の前端位置)を安全装置位
置検出器18により検出し、この検出した位置をピンチ
ポイントと判断する。ステップS5にて、制御器40は
予め設定されている所定の安全距離Dpデータと、前記
検出したピンチポイント位置とに基づいて、該ピンチポ
イント位置に応じた安全距離Dpの確保された位置を演
算し、この求めた位置まで光線式安全装置7を移動する
ように、駆動モータ17の駆動指令を出力する。これに
より、ステップS6にて光線式安全装置7は前方に移動
して、前記ピンチポイントから安全距離Dpが確保され
た位置で停止し、位置決めされる。この後、ステップS
7にて、光線式安全装置7を作動させて光線カーテンを
形成し、ステップS8にて、プレス運転の準備処理及び
その後の実稼動が行われる。
【0028】したがって、光線式安全装置7の光線カー
テンと金型前面との距離は金型寸法の大小にかかわら
ず、金型寸法に応じて安全距離Dpが確保される。この
結果、同一プレス機械において、小さい金型でも寄り付
きがよく、作業性及び安全性が向上し、作業者の疲労も
少なくなると共に、大きい金型の場合には、安全距離D
pを確実に確保でき、安全性を向上できる。
【0029】つぎに、図8及び図9に基づいて第3実施
形態を説明する。図8は、本実施形態の位置設定装置を
備えたプレス機械の正面図であり、図9はその側面図で
ある。ここでは図2と同一の構成要素には同じ符号を付
し、説明を省く。
【0030】プレス機械1の正面略中央部に上下動自在
に支持されたピンチポイント検出器46は、プレス機械
1の前面上部に設けられたホルダ48によってガイドさ
れるロッド47の下部に取着されている。ロッド47の
外面にラック47rが設けられており、前記ホルダ48
の上部にはラック47rと噛み合うピニオン49が回転
自在に設けられている。ピニオン49の軸部は電動機5
9の出力軸に連結されており、電動機59の回転により
ピニオン49及びラック47rを介してピンチポイント
検出器46を上下動するようになっている。ピンチポイ
ント検出器46は例えばレーザ光を用いた非接触式距離
センサにより構成されており、上死点でのスライド4の
下面位置からボルスタ2の上面位置までの範囲が上下動
可能な走査範囲となるように設定されている。ピンチポ
イント検出器46の検出した距離データは制御器40に
入力されている。また、電動機59に出力軸には例えば
エンコーダからなる走査位置センサ59aが取着されて
おり、走査位置センサ59aの位置信号は制御器40に
入力されている。
【0031】次に、本実施形態の作用を説明する。制御
器40は、電動機59を駆動してピンチポイント検出器
46を前記走査範囲の一端側(例えばスライド下面位
置)から他端側に移動させながら上下金型の前面を走査
し、上型5及び下型3が組み合わされた状態での金型前
面までの距離とそのデータに対応する走査位置(高さデ
ータ)とを計測し、この計測データに基づいて金型前面
の形状と所定の基準位置からの距離とを求め、またこれ
らのデータを表示器58に表示する。さらに、これらの
データに基づいて金型前面の位置をピンチポイントとし
て検出する。次に、制御器40は前記検出したピンチポ
イントから光線式安全装置7の光線カーテンまでの距離
が安全距離Dpと等しくなるように光線式安全装置7を
移動する。
【0032】これにより、金型寸法に対応したピンチポ
イントの検出が可能であり、この検出したピンチポイン
トから安全距離Dpが確保された位置に光線式安全装置
7を設定できるので、金型寸法の大小にかかわらず光線
式安全装置7を適切な位置に設定でき、作業性及び安全
性をさらに向上することができる。また、ピンチポイン
ト検出器46により金型形状に応じたピンチポイントを
検出できるので、金型形状に左右されずに精度良く安全
距離を確保できる。
【0033】次に、第4実施形態を図10により説明す
る。本実施形態のハード構成は第2実施形態の図6に示
した構成と同様であり、ここでは説明を省く。下型3と
上型5とは対でダイセットとして管理及び保管がされて
いて、それぞれのダイセットには対となる上下金型の寸
法データ、成形品名及びプレス加工条件等のダイセット
データが判別できるようにID番号が付けられている。
制御器40は、各ID番号に対応してそれぞれのダイセ
ットデータを記憶するメモリと、次セットの金型のID
番号を入力するためのID番号入力部とを備えている。
【0034】図10は本実施形態に係る光線式安全装置
の位置設定装置の機能ブロック図であり、同図により各
機能を説明する。ID番号入力部51は、金型交換時に
次にセットするダイセットのID番号を入力するもので
ある。ID番号入力部51は、例えばID番号の設定ス
イッチ、登録スイッチ及び確認表示器等を有する操作入
力手段であってもよいし、外部の他の制御装置から通信
等によりデータを入力する手段であってもよい。ダイセ
ットデータ記憶部53は、使用する全てのダイセット毎
のダイセットデータをID番号に対応して記憶してい
る。なお、各ダイセットデータには、ID番号に対応し
た下型と上型の金型寸法データが予め設定されているも
のとする。
【0035】ピンチポイント位置演算部52は、ID番
号入力部51から入力されたID番号に対応するダイセ
ットデータの中の金型寸法データをダイセットデータ記
憶部53から読み込んだ後、この金型寸法データに基づ
いて金型前面の形状及び基準位置からの前面の位置を演
算し、演算した形状データからピンチポイントとなる位
置を求める。そして、求めたピンチポイント位置から安
全距離Dpが確保される光線式安全装置7の位置を算出
し、この位置への移動指令を移動制御部54に出力す
る。移動制御部54は、上記移動指令の位置に投光器7
a及び受光器7bが移動するように、投光器7a及び受
光器7bのそれぞれの位置を安全装置位置検出器18,
18により監視しながら駆動モータ17,17を制御す
る。
【0036】つぎに、本実施形態による作用を説明す
る。次セットの上下金型のID番号をID番号入力部5
1により入力する。入力されたID番号に対応した金型
寸法データがダイセットデータ記憶部53から読み出さ
れ、この金型寸法データに基づいて該金型のピンチポイ
ント位置と安全距離Dpを確保するための光線式安全装
置7の位置とがピンチポイント位置演算部52で求めら
れ、移動制御部54により前記求めた位置に光線式安全
装置7が位置決め制御される。尚、ダイセットデータと
して金型寸法を予め記憶してこの金型寸法に基づいてピ
ンチポイント位置から安全距離Dpが確保される光線式
安全装置7の位置を算出する例を示したが、これに限定
されず、各金型寸法に応じて所定の安全距離Dpを確保
するために必要な光線式安全装置7の位置データを予め
求めて記憶しておき、記憶した位置データに基づいて光
線式安全装置7の位置を制御するようにしてもよい。
【0037】以上のように本実施形態によると、光線式
安全装置7とピンチポイントとの距離は、金型寸法の大
小にかかわらず、金型寸法に応じて必要最小の安全距離
Dpが確保される。したがって、同一プレス機械におい
て、小さい金型でも寄り付きがよく、作業性及び安全性
を向上でき、作業者の疲労も軽減できる。また、大きい
金型の場合でも安全距離を確実に確保できる。
【0038】次に、第5実施形態を説明する。図11
は、第5実施形態の位置設定装置の要部平面図であり、
図12は図11のA−A断面図、図13は図12のB−
B断面図、及び図14は図11のC−C断面図である。
【0039】受光器7bと互に対向する投光器7aは、
下端部に断面T字形の突出部21aを有するホルダ21
の上部に取着されている。ボルスタ2の左右側面下方の
側面フレーム1a,1aにそれぞれ取り付けられたサポ
ータ22,22の上面には断面T字形の溝22aが前後
方向に設けられており、前記ホルダ21はT字形の突出
部21aを前記T字形の溝22aに摺動自在に係合して
支持されている。また、ホルダ21の側面にはピニオン
軸24aが取着され、ピニオン軸24aにはピニオン2
4が回転自在に取着されている。サポータ22の上面の
前記溝22a側方には、ピニオン24と噛み合うように
ラック23が前後方向に設けられている。さらに、ピニ
オン24と反対側のホルダ21の側面にはクランパ25
が取着されており、クランパ25に装着されたハンドル
25aは内装された図示しないロック手段(例えば回動
によりサポータ22の上面を押圧してロック自在とする
機構)に連結されている。尚、投光器7aと受光器7b
の配置は上記と反対にしてもよい。投光器7aと受光器
7bの両上部間及び両下部間はそれぞれ連結部材26及
び連結部材27により連結されており、投光器7aと受
光器7bが互いに対向した状態で前後に移動可能となっ
ている。
【0040】投光器7a及び受光器7bを前後方向に移
動するときは、左右のクランパ25のハンドル25aを
手動操作してロック手段を解放し、投光器7aと受光器
7bを手動操作により前後方向に移動させる。この後、
所望位置で、ハンドル25aを手動操作して前後移動を
ロックし、サポータ22にホルダ21が固定される。
【0041】位置決め装置26はサポータ22の上部に
取着されている。位置決め装置26の下部はT字形の突
起26aを有している。この位置決め装置26を支持す
るサポータ22の上面にT字形の溝22aが前後方向に
設けられ、前記位置決め装置26のT字形の突起26a
と係合している。
【0042】サポータ22の上面に設けたラック23に
噛み合うように位置決め装置26の側面にピニオン27
を配設し、このピニオン27は、ピニオン軸27aに固
着されている。ピニオン軸27aは位置決め装置26の
孔26bを挿通して位置決め装置26のピニオン27を
配着した側面と反対側の側面に固着された電磁ブレーキ
28に連結されている。電磁ブレーキ28を励磁するこ
とによりピニオン軸27aは固定され、解磁することに
よりピニオン軸27aは回転することができる。ホルダ
21には前後方向に貫通孔21cが設けられており、こ
の貫通孔21cに挿通されている頭付軸29の先端部は
位置決め装置26に締結されている。この頭付軸29の
頭部とホルダ21との間にスプリング29aが装着され
ており、位置決め装置26は頭付軸29の頭部の方に引
き寄せられるようにスプリング29aにより付勢されて
いる。
【0043】ディスタンススペーサ30を構成するバー
31の先端部には、ローラ32を回転自在に支持するホ
ルダ33が前後方向に移動自在に取着されており、ホル
ダ33はバー31の先端部に装着されたばね31aによ
り前方に付勢されている。バー31の先端部で、かつホ
ルダ33の後退端にはホルダ33が後端にあることを検
出する近接スイッチ等の当接センサ31bが配設されて
おり、当接センサ31bはローラ32の外周部が金型の
前端面(つまりピンチポイントの候補点)に当接したと
き当接信号を出力する。また、ディスタンススペーサ3
0の上面には、当接センサ31bの当接信号に基づいて
点灯されるランプ39が装着されている。尚、ランプ3
9は、例えば操作盤(図示せず)上に装着されてもよ
い。
【0044】バー31の他端側は、ホルダ34とピン3
5にて連結され、バー31はピン35を中心に上下方向
に搖動自在となっている。ホルダ34には上下方向に貫
通孔34aが設けられ、この貫通孔34aにガイドバー
36が挿通されている。ガイドバー36の上端部に設け
たローラ37は、左右の投光器7a及び受光器7bの両
上部間を連結する連結部材61に設けたT字形の溝61
a内に左右移動自在に挿入されている。またガイドバー
36の下端部は、左右の投光器7a及び受光器7bの両
下部間を連結する連結部材62に設けた溝62a内に左
右移動自在に挿入されている。ガイドバー36の下端部
は移動方向に所定長さの幅広部を有しており、ガイドバ
ー36が前記連結部材61の溝61a内を左右に移動す
るときに、ガイドバー36のローラ37回りの回動を前
記下端部の幅広部が溝62aの内面と当接することによ
り抑制して、ガイドバー36の垂直姿勢を保持するよう
にしている。また、ホルダ34の上部にはリミットスイ
ッチ等の水平センサ38が取着されており、水平センサ
38によってバー31の水平状態を検出するようにして
いる。
【0045】上記当接センサ31b及び水平センサ38
の検出信号は制御器40に入力され、制御器40からラ
ンプ39及び電磁ブレーキ28の作動信号が出力され
る。ここで、図12に示すように、ディスタンススペー
サ30の長さは、光線式安全装置7の光線カーテンと水
平状態にしたバー31のローラ32の外周面先端部との
距離が安全距離Dpの長さに等しくなるように設定され
ている。
【0046】つぎに、このような構成による作用を説明
する。図15に基づいて、本発明に係わる光線式安全装
置の位置設定方法を説明する。ステップS11にて、作
業終了後、光線式安全装置の投光器7aと受光器7b下
部のクランパ25のハンドル25aを解除する。次に、
ステップS12で、ディスタンススペーサ30を水平状
態にして、位置決め装置26の電磁ブレーキ28を解放
する。これによりステップS13で、位置決め装置26
はスプリング29aの付勢力によって頭付軸29の頭部
の方に引き寄せられ、光線式安全装置7の投光器7aと
受光器7bは後退する。そして、ステップS14にて、
上下金型を次成形用の金型に交換したとき、金型交換信
号を入力して金型が交換されたと判断し、これまでの光
線式安全装置7の設定位置データを一旦リセットする。
なお前記金型交換信号は、例えば上型を取り付けたとき
に検出される上型検出信号又は金型クランプ完了信号等
により検出してもよい。このとき、スライドは下死点近
傍に停止していて、下型と上型が組み合わされ密着した
状態とする。ステップS15にて、ディスタンススペー
サ30を水平状態にして水平を保持し、光線式安全装置
7の投光器7a及び受光器7bを共に前進させる。
【0047】そして、ステップS16にて、ディスタン
ススペーサ30のローラ32の外周面を金型のピンチポ
イントに当接させ、当接センサ31bによるピンチポイ
ント当接信号をランプ39により確認する。このときの
位置決め装置26の位置が、安全距離Dpが確保される
光線式安全装置7の設定位置となる。ステップS17に
て、ディスタンススペーサ30を垂直に倒すと、制御器
40は水平センサ38の水平信号がオフになったことに
基づいて電磁ブレーキ28を作動し、位置決め装置26
の位置がロックされる。垂直にしたディスタンススペー
サ30は連結部材61,62に沿ってプレス機械1の左
端部または右端部に移動させる。尚、この状態では、光
線式安全装置7は前記設定位置即ち位置決め装置26の
ロック位置よりもプレス機械1側には移動できないが、
プレス機械1と反対側には移動自在となっているので、
前記設定位置よりも安全側に光線式安全装置7を設置し
たい場合には、投光器7a及び受光器7bを頭付軸29
の頭部方向にさらに後退させる。この後、ステップS1
8にて、投光器7aと受光器7bの位置をクランパ25
のハンドル25a操作によりロックする。そして、ステ
ップS19にて、光線式安全装置7を作動させて光線カ
ーテンを形成し、ステップS20にて、プレス運転のた
めの準備処理を行う。尚、上記のフローチャートにおい
て、ステップS14はステップS11〜13のいずれか
の前で行っても構わない。
【0048】以上のように、ディスタンススペーサ30
を金型のピンチポイントに当接させて安全距離Dpを設
定するので、光線式安全装置7の光線カーテンと金型の
ピンチポイントとの距離は金型寸法の大小にかかわらず
金型寸法に適切な最小安全距離が確保される。この結
果、同一プレス機械において、小さい金型でも寄り付き
がよく、作業がしやすくなるので、安全性を向上でき、
作業者の疲労も軽減でき、また大きい金型を使用すると
きには、安全距離を確実に確保でき、安全性をより向上
できる。
【0049】なお、本実施形態においては、安全距離D
pの設定を容易に手動で可能とするように所定長さを有
する安全距離設定冶具としてディスタンススペーサを用
いた例で説明したが、これに限定されず、例えば安全距
離Dpの長さに設定された棒又は目盛り付の物差し(ス
ケール)等の測定冶具を用いて、光線カーテンの位置か
ら金型前面までの距離を測定し、光線式安全装置7の位
置設定を行うようにしてもよい。
【0050】尚、本発明は、プレス機械の左右側面視で
C字型形状の側面フレームを有するプレス機械に使用す
る光線式安全装置について説明したが、これに限定され
るものでなく、例えばプレス機械の左右側面視でC字型
形状の側面フレームの開口部上下の両前端部をフレーム
の一部あるいは別の部材により連結してO字型形状の側
面フレームにしたいわゆるO型フレーム、及びアプライ
トを設けた門型フレームのプレス機械にも適用できる。
また、投光器と受光器により光線カーテンを形成する光
線式安全装置の構成により説明したが、これに限定され
るものでなく、投光器と受光器を一箇所にまとめ、反射
鏡により光線を反射させて光線カーテンを形成する反射
型光線安全装置にも適用できることは言うまでもない。
【0051】以上説明したように、本発明によると、セ
ットされた金型毎にピンチポイントを求め、求めたピン
チポイントから所定の安全距離が確保されるような光線
式安全装置の設定位置が求められて位置設定されるの
で、金型寸法の大小にかかわらず適切な位置に光線式安
全装置が設定される。従って、作業性及び安全性を向上
できる。また、光線式安全装置の位置及び安全距離の確
保状況が表示器によりモニタされるので、安全距離に設
定されていることを容易に確認でき、作業者が安心して
作業できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピンチポイント及び安全距離の説
明図である。
【図2】第1実施形態の位置設定装置を備えたプレス機
械の正面図である。
【図3】第1実施形態の位置設定装置を備えたプレス機
械の右側面図である。
【図4】前後移動自在な光線式安全装置の取付構造の説
明図である。
【図5】第1実施形態のピンチポイント検出器の説明図
である。
【図6】第2実施形態の位置設定装置の説明図である。
【図7】第2実施形態の位置設定方法を表すフローチャ
ート例である。
【図8】第3実施形態の位置設定装置を備えたプレス機
械の正面図である。
【図9】第3実施形態の位置設定装置を備えたプレス機
械の右側面図である。
【図10】第4実施形態の位置設定装置の機能ブロック
図である。
【図11】第5実施形態の位置設定装置の要部平面図で
ある。
【図12】図11のA−A断面図である。
【図13】図12のB−B断面図である。
【図14】図11のC−C断面図である。
【図15】第5実施形態の位置設定方法を表すフローチ
ャート例である。
【図16】従来技術に係る光線式安全装置を備えたプレ
ス機械の斜視図である。
【図17】従来のプレス機械の安全距離の説明図であ
る。
【符号の説明】 1…プレス機械、2…ボルスタ、3…下型、4…スライ
ド、5…上型、6…作業領域、7、45…光線式安全装
置、7a,41c…投光器、7b,41d…受光器、8
…ピンチポイント、10…開口部、11,16,21,
33,34,42…ホルダ、14…ボールスクリュウ、
15…ガイドバー、17…駆動モータ、18…安全装置
位置検出器、22…サポータ、23…ラック、24、2
7、44…ピニオン、25…クランパ、26…位置決め
装置、28…電磁ブレーキ、30…ディスタンススペー
サ、31…バー、32…ローラ、35…ピン、37…ロ
ーラ、38…水平センサ、39…ランプ、40…制御
器、41…ピンチポイント検出器、46…ピンチポイン
ト検出器、51…ID番号入力部、52…ピンチポイン
ト位置演算部、53…ダイセットデータ記憶部、54…
移動制御部、58…表示器、61,62…連結部材。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピンチポイント検出器(41)により金型毎
    に金型前面位置を求め、求めた金型前面位置から所定の
    安全距離を隔てた位置に光線式安全装置(7)の光線カー
    テンが形成されるように、光線式安全装置(7)を移動し
    て位置設定することを特徴とする光線式安全装置の位置
    設定方法。
  2. 【請求項2】 プレス機械(1)に取付けられた金型の金
    型寸法データに基づいて前記金型の前面位置を求め、求
    めた金型前面位置から所定の安全距離を隔てた位置に光
    線式安全装置(7)の光線カーテンが形成されるように、
    光線式安全装置(7)を移動して位置設定することを特徴
    とする光線式安全装置の位置設定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光線式安全装置の
    位置設定方法において、金型に対応して求めた前記金型
    前面位置を基準にして光線式安全装置の設定位置までの
    距離を表示することを特徴とする光線式安全装置の位置
    設定方法。
  4. 【請求項4】 所定の長さを有する安全距離設定治具(3
    0)を前後方向に移動して、その一端側の先端部をプレス
    機械(1)の金型の前面に当接させ、 次に当接した安全距離設定治具(30)の他端側の規定位置
    で、かつ一端側の先端部から所定の安全距離を隔てた位
    置に光線式安全装置(7)の光線カーテンが形成されるよ
    うに、光線式安全装置(7)を移動して位置設定すること
    を特徴とする光線式安全装置の位置設定方法。
  5. 【請求項5】 プレス機械(1)の左右側面部にそれぞれ
    前後移動自在に設けられ、光線カーテンにより金型の作
    業領域への侵入物を検出する左右1対の光線式安全装置
    (7)と、 金型前面のピンチポイントを検出するピンチポイント検
    出器(41)と、 ピンチポイント検出器(41)により検出したピンチポイン
    トから所定の安全距離を隔てた位置に光線式安全装置
    (7)の光線カーテンが形成されるように、光線式安全装
    置(7)の位置を求めて設定する制御器(40)とを備えたこ
    とを特徴とする光線式安全装置の位置設定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光線式安全装置の位置設
    定装置において、 光線式安全装置(7)の前後移動位置を検出する安全装置
    位置検出器(18)と、 安全装置位置検出器(18)により検出された位置を表示す
    る表示器(58)とを備えたことを特徴とする光線式安全装
    置の位置設定装置。
  7. 【請求項7】 プレス機械(1)の左右側面部にそれぞれ
    前後移動自在に設けられ、光線カーテンにより金型の作
    業領域への侵入物を検出する左右1対の光線式安全装置
    (7)と、 一端側が、光線式安全装置(7)と共に前後移動自在に設
    けられた部材に取着され、他端側の先端部が金型前面に
    当接されることにより金型前面のピンチポイントから光
    線式安全装置(7)の光線カーテンまでの距離が所定の安
    全距離を確保して設定されるようにした安全距離設定治
    具(30)とを備えたことを特徴とする光線式安全装置の位
    置設定装置。
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