JP2001321767A - 廃棄物埋立処分地浸出水の処理方法及び装置 - Google Patents

廃棄物埋立処分地浸出水の処理方法及び装置

Info

Publication number
JP2001321767A
JP2001321767A JP2000141044A JP2000141044A JP2001321767A JP 2001321767 A JP2001321767 A JP 2001321767A JP 2000141044 A JP2000141044 A JP 2000141044A JP 2000141044 A JP2000141044 A JP 2000141044A JP 2001321767 A JP2001321767 A JP 2001321767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filtration device
water
waste
melting furnace
ash melting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000141044A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3377091B2 (ja
Inventor
Masakazu Sawai
正和 澤井
Tamio Arai
民雄 荒井
Hiromasa Kusuda
浩雅 楠田
Kozo Nagai
弘三 永易
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000141044A priority Critical patent/JP3377091B2/ja
Publication of JP2001321767A publication Critical patent/JP2001321767A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3377091B2 publication Critical patent/JP3377091B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物埋立処分地からの浸出水を低コストで
無害化処理する。 【解決手段】 廃棄物焼却炉又は灰溶融炉10の残渣な
どの廃棄物の埋立処分場12にて発生する浸出水をNF
ろ過装置16に導入してろ過し、NFろ過装置の透過水
をキレート吸着塔18に導入してキレート吸着処理した
後放流し、NFろ過装置の濃縮水を焼却炉又は灰溶融炉
10へ返送して濃縮水中のダイオキシン類などの有害物
質を熱分解する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみなどの廃
棄物を焼却する廃棄物焼却炉の焼却残渣や、廃棄物焼却
灰などを溶融してスラグとする灰溶融炉の溶融残渣(ス
ラグ)などの廃棄物を埋立処分する際に、埋立処分地
(場)からの浸出水を低コストで無害化処理し、さらに
は再利用する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物埋立処分地からの浸出水の処理方
法として、例えば特開平11−188389号公報に
は、埋立処分場からの浸出水を凝集沈殿させた後、分離
水を逆浸透膜装置に導入して処理し、濃縮水を晶析槽に
導入して塩類を固形物として析出させた後、この水分を
含む固形物を乾燥させ、ついで焼成精製して副生塩を得
る技術が記載されている。また、特開平7−10828
5号公報には、埋立処分場からの浸出水中のダイオキシ
ン類を分解するために、pH調整した被処理水を処理槽に
送って紫外線の照射下にオゾンを供給しオゾン処理して
促進酸化処理を行う技術が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平11−1
88389号公報記載の方法は、初めの凝集沈殿処理で
除去できなかった重金属、ダイオキシン類、環境ホルモ
ンを濃縮水として取り出し、乾燥・焼成し、最終的に精
製塩とするものであるので、熱分解できない重金属が精
製塩に含まれる。したがって、精製塩の再利用が困難で
あるという問題がある。また、上記の特開平7−108
285号公報記載の方法は、オゾンの発生や紫外線の照
射、場合によっては過酸化水素や二酸化チタンの添加な
どが必要であり、処理コストが高く、維持管理が必要と
なる。
【0004】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、埋立地浸出水からNF(ナノフィ
ルタ)ろ過装置及びキレート吸着塔を用いてNaClや
KClを主体とする無害で純度の高い塩類を含む水、又
は塩類を分離し、浸出中のダイオキシン類などの有害物
質は濃縮水として、廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉
(施設)に返送し、炉内に噴霧することにより分解する
ようにした、処理コストの低い廃棄物埋立処分地浸出水
の処理方法及び装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の廃棄物埋立処分地浸出水の処理方法は、
廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣などの廃棄物の
埋立処分地にて発生する浸出水をNF(ナノフィルタ)
ろ過装置に導入してろ過し、NFろ過装置の透過水をキ
レート吸着処理した後放流し、NFろ過装置の濃縮水を
焼却炉又は/及び灰溶融炉へ返送して濃縮水中の有害物
質を熱分解するように構成されている(図1参照)。N
F(ナノフィルタ)としては、Na+ 、K+ 、Cl-
阻止率が選択的に低いものを採用する。また、透過水
は、必要に応じて希釈されて放流される。
【0006】また、本発明の廃棄物埋立処分地浸出水の
処理方法は、廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣な
どの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水を逆浸透膜
(RO膜)ろ過装置に導入してろ過し、逆浸透膜ろ過装
置の透過水を放流し、逆浸透膜ろ過装置の濃縮水をNF
ろ過装置に導入してろ過し、NFろ過装置の透過水をキ
レート吸着処理した後放流し、NFろ過装置の濃縮水を
焼却炉又は/及び灰溶融炉へ返送して濃縮水中の有害物
質を熱分解することを特徴としている(図2参照)。
【0007】また、本発明の廃棄物埋立処分地浸出水の
処理方法は、廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣な
どの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水をNFろ過
装置に導入してろ過し、NFろ過装置の透過水をキレー
ト吸着処理し、ついで、キレート吸着処理水を乾燥させ
水分を蒸発させて精製塩を得、NFろ過装置の濃縮水を
焼却炉又は/及び灰溶融炉へ返送して濃縮水中の有害物
質を熱分解することを特徴としている(図3参照)。精
製塩は場外(施設外)に搬出される。
【0008】さらに、本発明の廃棄物埋立処分地浸出水
の処理方法は、廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣
などの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水を逆浸透
膜ろ過装置に導入してろ過し、逆浸透膜ろ過装置の透過
水を放流し、逆浸透膜ろ過装置の濃縮水をNFろ過装置
に導入してろ過し、NFろ過装置の透過水をキレート吸
着処理し、ついで、キレート吸着処理水を乾燥させ水分
を蒸発させて精製塩を得、NFろ過装置の濃縮水を焼却
炉又は/及び灰溶融炉へ返送して濃縮水中の有害物質を
熱分解することを特徴としている(図4参照)。
【0009】本発明の廃棄物埋立処分地浸出水の処理装
置は、廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣などの廃
棄物の埋立処分地にて発生する浸出水をろ過するための
NF(ナノフィルタ)ろ過装置と、NFろ過装置の透過
水をキレート吸着処理するためのキレート吸着塔と、N
Fろ過装置の濃縮水を廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉
へ供給するための濃縮水返送ラインとを備えたことを特
徴としている(図1参照)。
【0010】また、本発明の廃棄物埋立処分地浸出水の
処理装置は、廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣な
どの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水をろ過する
ための逆浸透膜ろ過装置と、逆浸透膜ろ過装置の濃縮水
をろ過するためのNFろ過装置と、NFろ過装置の透過
水をキレート吸着処理するためのキレート吸着塔と、N
Fろ過装置の濃縮水を廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉
へ供給するための濃縮水返送ラインとを備えたことを特
徴としている(図2参照)。
【0011】また、本発明の廃棄物埋立処分地浸出水の
処理装置は、廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣な
どの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水をろ過する
ためのNFろ過装置と、NFろ過装置の透過水をキレー
ト吸着処理するためのキレート吸着塔と、NFろ過装置
の濃縮水を廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉へ供給する
ための濃縮水返送ラインと、キレート吸着塔からの処理
水を導入し水分を蒸発させて精製塩を得るための乾燥機
とを備えたことを特徴としている(図3参照)。
【0012】さらに、本発明の廃棄物埋立処分地浸出水
の処理装置は、廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣
などの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水をろ過す
るための逆浸透膜ろ過装置と、逆浸透膜ろ過装置の濃縮
水をろ過するためのNFろ過装置と、NFろ過装置の透
過水をキレート吸着処理するためのキレート吸着塔と、
NFろ過装置の濃縮水を廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融
炉へ供給するための濃縮水返送ラインと、キレート吸着
塔からの処理水を導入し水分を蒸発させて精製塩を得る
ための乾燥機とを備えたことを特徴としている(図4参
照)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、適宜変更して実施することができる
ものである。図1は本発明の実施の第1形態による廃棄
物埋立地浸出水の処理装置を示している。10は焼却炉
又は灰溶融炉で、この炉10から排出される残渣(焼却
残渣又は溶融残渣)は埋立処分場12に搬送される。な
お、図1では、焼却物の一例としてごみを処理する場合
を示している。
【0014】埋立処分場12にはプラスチック製の遮水
シートが敷設されており、遮水シートに設けられた集水
管により浸出水が抜き出される。この浸出水は前処理装
置14に導入されて、浸出水中の重金属の一部、カルシ
ウム分などが除去される。前処理装置14としては、例
えばライムソーダ法による凝集沈殿槽が用いられる。前
処理された浸出水はNFろ過装置16に導入され、主に
1価のイオンであるNa+ 、K+ 、Cl- を透過水側に
回収する。NFろ過装置16は透過膜としてのナノフィ
ルタ(NF)が設けられた装置で、この装置16ではN
F膜によって浸出水中の塩類、特に2価以上の負イオン
の塩を濃縮水側に除去することができるとともに、有機
物のほとんどを濃縮水側に除去することができる。NF
の分解特性について、さらに説明すると、NFによるイ
オンの分離では、陰イオンのみでなく、陽イオンについ
ても同様に、2価以上のイオンを濃縮水側に補足でき
る。概念的には、次の様な分離傾向となる。なお、実際
のところは、膜の材質やその電荷及び組合せにより、様
々な傾向が見られるので、一概に下記のようになるとは
限らない。 陽イオン 透過水側 Na+ 、K+ 濃縮水側 Ca2+、Mg2+、Fe3+、Mn4+、Pb2+などの重金属類 陰イオン 透過水側 Cl- 、NO3 - 、F- 濃縮水側 SO4 2- 、CO3 2- 、BO3 3- その他 透過水側 水 濃縮水側 ダイオキシン類、環境ホルモン、SiO2
【0015】NFろ過装置16の透過水(ろ液)はキレ
ート吸着塔18に導入され、ホウ素、フッ素、微量の重
金属などが除去される。なお、キレート剤としては、イ
ミノ2酢酸型、アミノリン酸型、アミドキシム型、グル
カミン型、特殊金属担持型、ポリアミン型、チオ尿素
型、ジチオカルバミン酸型などの官能基を有する高分子
樹脂体などが用いられる。これらの処理により、キレー
ト処理水は不純物や有害物質のきわめて少ない、NaC
l及びKClを主体とする塩類を含む処理水となる。し
たがって、この処理水は、公共下水道や海域などに放流
しても問題はなく、また、後述のように乾燥させて精製
塩とすると、ソーダ工業などへの再利用が容易となる。
【0016】NFろ過装置16の濃縮水には、2価のイ
オン及びそれより大きい成分、主に高分子の有機物やダ
イオキシン類、環境ホルモン、重金属などの有害物質が
含まれる。この濃縮水を濃縮水返送ライン20により、
焼却炉又は灰溶融炉10からの排水とともに排水処理装
置22に送り、ここで処理された後、焼却炉又は灰溶融
炉10に返送し、炉内に噴霧することによりダイオキシ
ン類などの有害物質を熱分解して無害化する。これによ
り、本実施形態における浸出水処理では、従来技術のよ
うなダイオキシン類除去のための促進酸化処理などの工
程が不要となる。なお、排出処理装置22としては、2
段凝集沈殿処理+砂ろ過処理のシステム、凝集沈殿処理
+砂ろ過処理+活性炭吸着処理のシステム、又は凝集沈
殿処理+生物処理+凝集沈殿処理+砂ろ過処理+キレー
ト処理+活性炭処理のシステムなどが用いられる。浸出
水をNFろ過し、キレート吸着処理した処理水は放流さ
れるが、この場合、廃棄物埋立処分施設26からの放流
でもよく、又は焼却又は灰溶融施設24からの放流でも
よい。各々の立地条件や排水基準により最適な放流先を
選択する。なお、焼却又は灰溶融施設24は焼却炉又は
灰溶融炉10、排出処理装置22などから構成され、廃
棄物埋立処分施設26は埋立処分場12、前処理装置1
4、NFろ過装置16、キレート吸着塔18などから構
成される。
【0017】図2は本発明の実施の第2形態による廃棄
物埋立地浸出水の処理装置を示している。本実施形態で
は、前処理装置14で前処理された浸出水は逆浸透膜
(RO)ろ過装置28に導入されろ過処理されて、透過
水は放流され、濃縮水は焼却炉又は灰溶融炉10からの
排出とともに、凝集沈殿槽などの前処理装置30へ送ら
れる。逆浸透膜は、浸透圧以上の圧力をかけると、分子
レベルでろ過できる半透膜で、リンや有機物、窒素のほ
か、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどの各塩類、
ダイオキシン類、環境ホルモン(例えばビスフェノール
A、有機塩素系物質など)、重金属などを濃縮液側に分
離することができる。そして、前処理された処理水はN
Fろ過装置16に導入され、透過水はキレート吸着塔1
8でキレート吸着処理された後、放流され、濃縮水は濃
縮水返送ライン20aにより焼却炉又は灰溶融炉10に
返送され、炉内に噴霧されてダイオキシン類などの有害
物質が熱分解される。本実施形態では、焼却又は灰溶融
施設24aは焼却炉又は灰溶融炉10、前処理装置3
0、NFろ過装置16、キレート吸着塔18などから構
成され、廃棄物埋立処分施設26aは埋立処分場12、
前処理装置14、逆浸透膜ろ過装置28などから構成さ
れる。上記のように、本実施形態は、浸出水を逆浸透膜
でろ過処理して透過水を放流し、濃縮水を最終的にNF
ろ過するものである。他の構成及び作用は実施の第1形
態の場合と同様である。
【0018】図3は本発明の実施の第3形態による廃棄
物埋立地浸出水の処理装置を示している。本実施形態
は、キレート吸着処理された処理水を乾燥機32に導入
し乾燥させて水分を蒸発させ、精製塩を得るようにした
ものである。廃棄物埋立処分施設26bは埋立処分場1
2、前処理装置14、NFろ過装置16、キレート吸着
塔18、乾燥機32などから構成される。乾燥機32と
しては、真空回転ドラム式、噴霧式、通気バンド式、気
流式、流動層式、赤外線式、高周波式などが用いられ
る。他の構成及び作用は実施の第1形態の場合と同様で
ある。本実施形態では、NFろ過した後、キレート吸着
処理した処理水は無害であるので、この処理水を乾燥す
る場合、排ガス(主として水蒸気)の処理が不要となる
か、又は簡易的な装置を用いるだけでよい。
【0019】図4は本発明の実施の第4形態による廃棄
物埋立地浸出水の処理装置を示している。本実施形態で
は、浸出水を前処理装置14で前処理した後、逆浸透膜
ろ過装置28に導入してろ過処理し、透過水を放流す
る。これらの構成、作用は実施の第2形態の場合と同様
である。逆浸透膜ろ過装置28の濃縮水はNFろ過装置
16に導入されてろ過処理され、透過水はキレート吸着
塔18に導入され、濃縮液は濃縮水返送ライン20によ
り、炉10からの排水とともに排水処理装置22に送ら
れ、ここで処理された後、炉10に返送される。これら
の構成、作用は実施の第1形態の場合と同様である。キ
レート吸着処理された処理水は乾燥機32に導入され乾
燥されて水分が蒸発し、精製塩が得られる。この構成、
作用は実施の第3形態の場合と同様である。廃棄物埋立
処分施設26cは埋立処分場12、前処理装置14、逆
浸透膜ろ過装置28、NFろ過装置16、キレート吸着
塔18、乾燥機32などから構成される。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 埋立地浸出水からNFろ過装置及びキレート吸
着塔を用いてNaClやKClを主体とする塩類を含む
処理水を得ることができ、この場合、塩類へ混入する不
純物が少ないので、公共下水道や海域に放流しても無害
である。また、この処理水を乾燥させて精製塩とする場
合は、純度が高いので再利用が容易である。 (2) 埋立地浸出水中のダイオキシン類などの有害物
質を、既設の焼却炉又は/及び灰溶融炉にて容易に熱分
解処理することができ、従来のように、特別な分解装置
が不要となり、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による廃棄物埋立処分
地浸出水の処理装置の系統的概略構成図である。
【図2】本発明の実施の第2形態による廃棄物埋立処分
地浸出水の処理装置の系統的概略構成図である。
【図3】本発明の実施の第3形態による廃棄物埋立処分
地浸出水の処理装置の系統的概略構成図である。
【図4】本発明の実施の第4形態による廃棄物埋立処分
地浸出水の処理装置の系統的概略構成図である。
【符号の説明】
10 焼却炉又は灰溶融炉 12 埋立処分場 14、30 前処理装置 16 NFろ過装置 18 キレート吸着塔 20、20a 濃縮水返送ライン 22 排水処理装置 24、24a 焼却又は灰溶融施設 26、26a、26b、26c 廃棄物埋立処分施設 28 逆浸透膜ろ過装置 32 乾燥機
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/28 C02F 1/28 B L Z 9/00 502 9/00 502B 502C 502E 502F 502H 503 503C 503G 504 504B 504E F23G 5/02 ZAB F23G 5/02 ZABE 5/027 ZAB 5/027 ZABZ 7/00 ZAB 7/00 ZAB 102 102C (72)発明者 楠田 浩雅 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 永易 弘三 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 Fターム(参考) 3K061 AA24 AC05 AC20 BA05 FA05 3K065 AA24 AC05 AC20 BA05 CA09 4D006 GA02 GA03 HA95 JA02Z KA01 KA12 KA52 KA54 KA57 KA72 KB12 KB13 KB14 KD03 KD08 MB02 MB07 PB08 PB23 PB27 PB28 PB70 PC80 4D024 AA09 AB11 AB14 AB16 BA18 DB05 DB06 DB21 4D034 AA26 AA27 BA01 CA04 CA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣
    などの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水をNFろ
    過装置に導入してろ過し、NFろ過装置の透過水をキレ
    ート吸着処理した後放流し、NFろ過装置の濃縮水を焼
    却炉又は/及び灰溶融炉へ返送して濃縮水中の有害物質
    を熱分解することを特徴とする廃棄物埋立処分地浸出水
    の処理方法。
  2. 【請求項2】 廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣
    などの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水を逆浸透
    膜ろ過装置に導入してろ過し、逆浸透膜ろ過装置の透過
    水を放流し、逆浸透膜ろ過装置の濃縮水をNFろ過装置
    に導入してろ過し、NFろ過装置の透過水をキレート吸
    着処理した後放流し、NFろ過装置の濃縮水を焼却炉又
    は/及び灰溶融炉へ返送して濃縮水中の有害物質を熱分
    解することを特徴とする廃棄物埋立処分地浸出水の処理
    方法。
  3. 【請求項3】 廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣
    などの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水をNFろ
    過装置に導入してろ過し、NFろ過装置の透過水をキレ
    ート吸着処理し、ついで、キレート吸着処理水を乾燥さ
    せ水分を蒸発させて精製塩を得、NFろ過装置の濃縮水
    を焼却炉又は/及び灰溶融炉へ返送して濃縮水中の有害
    物質を熱分解することを特徴とする廃棄物埋立処分地浸
    出水の処理方法。
  4. 【請求項4】 廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣
    などの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水を逆浸透
    膜ろ過装置に導入してろ過し、逆浸透膜ろ過装置の透過
    水を放流し、逆浸透膜ろ過装置の濃縮水をNFろ過装置
    に導入してろ過し、NFろ過装置の透過水をキレート吸
    着処理し、ついで、キレート吸着処理水を乾燥させ水分
    を蒸発させて精製塩を得、NFろ過装置の濃縮水を焼却
    炉又は/及び灰溶融炉へ返送して濃縮水中の有害物質を
    熱分解することを特徴とする廃棄物埋立処分地浸出水の
    処理方法。
  5. 【請求項5】 廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣
    などの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水をろ過す
    るためのNFろ過装置と、 NFろ過装置の透過水をキレート吸着処理するためのキ
    レート吸着塔と、 NFろ過装置の濃縮水を廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融
    炉へ供給するための濃縮水返送ラインと、を備えたこと
    を特徴とする廃棄物埋立処分地浸出水の処理装置。
  6. 【請求項6】 廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣
    などの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水をろ過す
    るための逆浸透膜ろ過装置と、 逆浸透膜ろ過装置の濃縮水をろ過するためのNFろ過装
    置と、 NFろ過装置の透過水をキレート吸着処理するためのキ
    レート吸着塔と、 NFろ過装置の濃縮水を廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融
    炉へ供給するための濃縮水返送ラインと、を備えたこと
    を特徴とする廃棄物埋立処分地浸出水の処理装置。
  7. 【請求項7】 廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣
    などの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水をろ過す
    るためのNFろ過装置と、 NFろ過装置の透過水をキレート吸着処理するためのキ
    レート吸着塔と、 NFろ過装置の濃縮水を廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融
    炉へ供給するための濃縮水返送ラインと、 キレート吸着塔からの処理水を導入し水分を蒸発させて
    精製塩を得るための乾燥機と、を備えたことを特徴とす
    る廃棄物埋立処分地浸出水の処理装置。
  8. 【請求項8】 廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融炉の残渣
    などの廃棄物の埋立処分地にて発生する浸出水をろ過す
    るための逆浸透膜ろ過装置と、 逆浸透膜ろ過装置の濃縮水をろ過するためのNFろ過装
    置と、 NFろ過装置の透過水をキレート吸着処理するためのキ
    レート吸着塔と、 NFろ過装置の濃縮水を廃棄物焼却炉又は/及び灰溶融
    炉へ供給するための濃縮水返送ラインと、 キレート吸着塔からの処理水を導入し水分を蒸発させて
    精製塩を得るための乾燥機と、 を備えたことを特徴とする廃棄物埋立処分地浸出水の処
    理装置。
JP2000141044A 2000-05-15 2000-05-15 廃棄物埋立処分地浸出水の処理方法及び装置 Expired - Fee Related JP3377091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000141044A JP3377091B2 (ja) 2000-05-15 2000-05-15 廃棄物埋立処分地浸出水の処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000141044A JP3377091B2 (ja) 2000-05-15 2000-05-15 廃棄物埋立処分地浸出水の処理方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001321767A true JP2001321767A (ja) 2001-11-20
JP3377091B2 JP3377091B2 (ja) 2003-02-17

Family

ID=18648221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000141044A Expired - Fee Related JP3377091B2 (ja) 2000-05-15 2000-05-15 廃棄物埋立処分地浸出水の処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3377091B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010188339A (ja) * 2010-02-02 2010-09-02 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 海水淡水化方法および海水淡水化装置
JP2013096697A (ja) * 2011-10-27 2013-05-20 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 水処理方法及び水処理設備
JP2013096701A (ja) * 2011-10-27 2013-05-20 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 水処理方法及び水処理設備
JP2014044210A (ja) * 2013-10-24 2014-03-13 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 水処理方法及び水処理設備
CN107572732A (zh) * 2017-10-26 2018-01-12 中节能清洁技术发展有限公司 用于危险废物处置厂的污水处理系统
CN107702108A (zh) * 2017-10-17 2018-02-16 北京高安屯垃圾焚烧有限公司 垃圾焚烧锅炉回喷垃圾渗沥液降低NOx排放的方法
CN108426250A (zh) * 2018-03-06 2018-08-21 西安交通大学 一种生活垃圾气化熔融发电系统
CN109704523A (zh) * 2019-02-25 2019-05-03 中机眉山再生能源有限公司 一种发电系统中节能环保污水处理方法
WO2023231323A1 (zh) * 2022-05-30 2023-12-07 中国环境科学研究院 利用水泥窑高效低碳处理垃圾渗滤液的方法及装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105777819A (zh) * 2016-05-10 2016-07-20 上海晶宇环境工程股份有限公司 从垃圾渗滤液膜浓缩液中提取黄腐酸的工艺及其专用装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010188339A (ja) * 2010-02-02 2010-09-02 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 海水淡水化方法および海水淡水化装置
JP2013096697A (ja) * 2011-10-27 2013-05-20 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 水処理方法及び水処理設備
JP2013096701A (ja) * 2011-10-27 2013-05-20 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 水処理方法及び水処理設備
JP2014044210A (ja) * 2013-10-24 2014-03-13 Kobelco Eco-Solutions Co Ltd 水処理方法及び水処理設備
CN107702108A (zh) * 2017-10-17 2018-02-16 北京高安屯垃圾焚烧有限公司 垃圾焚烧锅炉回喷垃圾渗沥液降低NOx排放的方法
CN107572732A (zh) * 2017-10-26 2018-01-12 中节能清洁技术发展有限公司 用于危险废物处置厂的污水处理系统
CN107572732B (zh) * 2017-10-26 2020-11-03 中节能清洁技术发展有限公司 用于危险废物处置厂的污水处理系统
CN108426250A (zh) * 2018-03-06 2018-08-21 西安交通大学 一种生活垃圾气化熔融发电系统
CN109704523A (zh) * 2019-02-25 2019-05-03 中机眉山再生能源有限公司 一种发电系统中节能环保污水处理方法
WO2023231323A1 (zh) * 2022-05-30 2023-12-07 中国环境科学研究院 利用水泥窑高效低碳处理垃圾渗滤液的方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3377091B2 (ja) 2003-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3304300B2 (ja) セメント原料化処理方法
JP3394964B2 (ja) 廃棄物埋立処分地浸出水の処理方法及び装置
US5205906A (en) Process for the catalytic treatment of wastewater
JP2003236584A (ja) 汚水処理装置
WO2007007569A1 (ja) 難分解性物質含有水の処理方法
JP3377091B2 (ja) 廃棄物埋立処分地浸出水の処理方法及び装置
JP2002338312A (ja) セメント原料化処理方法
JP2003225643A (ja) 有機汚濁物質処理装置及び有機汚濁物質処理方法
JP3377941B2 (ja) 浸出水の処理方法とその装置
JP4164896B2 (ja) 埋立地浸出水の処理方法
JP2002018489A (ja) リン回収方法
JPS63258690A (ja) 有機性汚水の処理方法
JP3513120B2 (ja) ダイオキシン類を含有する水の処理方法
JP2003053343A (ja) 廃棄物焼却炉設備の除染・解体排水の処理方法
JP3271621B1 (ja) 廃棄物焼却炉設備の洗浄方法
JPH07323212A (ja) 廃棄物の焼却処理方法および装置
JP2003205001A (ja) 医療廃棄物の処理方法及びその装置
JP3485450B2 (ja) 資源回収型埋立処分方法
JP2000210663A (ja) 排水中のダイオキシン類の除去方法
WO2007013285A1 (ja) 難分解性物質が付着したフィルターの無害化処理方法
JPH11300166A (ja) 副生塩の回収方法及びその副生塩の回収装置
JP2003211149A (ja) メッキ洗浄廃液処理装置及びその処理方法
JPH1133533A (ja) ごみ焼却施設排水からの塩類分離方法
JP4700859B2 (ja) 有害物質処理方法、その装置および排水処理システム
JP4471467B2 (ja) 燃焼排ガス処理残渣の処理方法及び処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees