JP2001321728A - 紙葉類区分装置およびその搬送速度制御方法 - Google Patents

紙葉類区分装置およびその搬送速度制御方法

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JP2001321728A
JP2001321728A JP2000147374A JP2000147374A JP2001321728A JP 2001321728 A JP2001321728 A JP 2001321728A JP 2000147374 A JP2000147374 A JP 2000147374A JP 2000147374 A JP2000147374 A JP 2000147374A JP 2001321728 A JP2001321728 A JP 2001321728A
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Mutsuhiko Nagano
睦彦 長野
Yukie Taniyama
裕貴江 谷山
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型の紙葉類区分装置においても、集積箱が満
杯であることによりあふれる紙葉類の発生を低減し、紙
葉類の区分処理効率を向上させる。 【解決手段】集積箱6a〜6l毎に集積箱が満杯になる
まで紙葉類2が集積されたことを検知するセンサを設
け、満杯の集積箱6a〜6lの数や、満杯の集積箱に区
分される紙葉類の発生状況に応じて、搬送路4を搬送す
る紙葉類の搬送速度を下げ、あふれる紙葉類が発生する
前に作業者が区分済みの紙葉類を集積箱6a〜6lから
取り出すことができるようにし、あふれが発生しない状
況になったら搬送速度を上げ、区分効率を向上させる。
5は宛先を読取るスキャナ、10は紙葉類の厚さを検知
する厚さ検知部、7a,7b,8a〜8lはゲート、9
a〜9cはオーバフロー集積箱である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宛て先別に郵便物
を区分する郵便区分装置に代表される紙葉類区分装置お
よびその搬送速度制御方法に関し、特に区分処理中に係
員がフル状態の集積箱およびニアフル状態の集積箱から
紙葉類を取り出す紙葉類区分装置、および係員の人数と
区分箱の数とによりニアフル総数の最大値を設定してお
き、ニアフル総数がそれより低いか否かで搬送速度を制
御する制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に郵便区分装置を利用して郵便物
の区分処理を行う場合、郵便物を宛て先別または方面別
に区分し、郵便物が集積された供給部から分離された郵
便物を搬送路に送出し、宛先読取り部により宛先を読み
取り、その宛先から区分先を指定して、区分先別に割り
当てられた集積箱に集積する。そして集積箱に満杯に近
い量の郵便物が集積されたならば、係員がその集積箱か
ら郵便物を取り出す。しかし、係員の取り出し作業が間
に合わず集積箱が満杯となる場合が有り、それ以降は満
杯になった集積箱に区分されるべき郵便物はあふれた郵
便物を集積するためのオーバーフロー集積箱へ集積され
る。オーバーフロー集積箱へ集積された郵便物は様々な
宛て先の郵便物が混在するため、再度、郵便区分装置の
供給部に供給するか、手作業で区分することになり、処
理効率が低下していた。このように集積箱が満杯とな
り、あふれる郵便物が発生する状態を防止する方法とし
ては、例えば特開平9−239326号公報に記載され
ているように、区分先が同一の郵便物の厚さの合計から
その区分先に必要な数の集積箱を割り当てる方法が提案
されている。しかし、この方法では一つの区分先に対し
複数の集積箱を割り当てる必要がある場合があるため、
集積箱の数が少ない小型の装置では実現が難しい。ま
た、初回の区分で区分先情報と厚さ情報を取得するた
め、2回目以降の区分でしか使用することができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、大型の
郵便区分装置では、満杯になった集積箱と同一宛先の集
積箱を割り当てることにより、オーバーフロー集積箱へ
集積される郵便物を少なくすることができる。しかし、
大都市のように集配数が膨大な局ばかりではなく、小型
区分装置が設置される郵便局も多数存在する。このよう
な小型区分装置では、満杯になった集積箱と同一の宛先
を割り当てるだけの集積箱がなく、全体としての集積箱
の数も少ないのが実状である。このように、従来の郵便
区分装置では、(1)集積箱の数が少ない小型の装置で
は、同一宛先を割り当てるだけの集積箱がない、という
問題がある。また、(2)大型の装置であっても、初回
の区分で区分先情報と厚さ情報を取得するため、2回目
以降の区分でしか上記の方法は使用できない、という問
題もある。
【0004】そこで、本発明の目的は、これら従来の課
題を解決し、(1)小型の紙葉類区分装置においても、
集積箱が満杯となってあふれる紙葉類の発生を低減し、
紙葉類の区分処理効率を向上することが可能な紙葉類区
分装置およびその搬送速度制御方法を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、(2)1回目の区分か
ら、集積箱が満杯となってあふれる紙葉類の発生を低減
することができる紙葉類区分装置およびその搬送速度制
御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の紙葉類区分装置では、(1)ニアフル状態
の集積箱の数の合計を算出する手段を設け、この数があ
る値を超えたら紙葉類の搬送速度を下げて係員がニアフ
ル状態の集積箱から紙葉類を取り出すための時間を増や
すことにより、集積箱がフル状態のために集積できず、
あふれる紙葉類を減少させることを特徴としている。す
なわち、区分装置の集積箱の数と係員の人数とにより、
ニアフルになった集積箱の最大値を設定しておき、搬送
中の紙葉類が区分されたときにニアフル状態となる数を
累積し、その数と最大値とを比較して、ニアフル状態に
なる集積箱の数が最大値より大きくなるときには搬送速
度を減速する。満杯となる集積箱の数が最大値より小さ
いときには、搬送速度を加速する。 (2)また、紙葉類の厚さを検知する手段を設け、区分
先の集積箱をニアフル状態からフル状態にするような紙
葉類が発生したら、紙葉類の搬送速度を下げて係員がニ
アフル状態の集積箱から紙葉類を取り出すための時間を
増やすことにより、集積箱がフル状態のために集積でき
ず、あふれる紙葉類を減少させることを特徴としてい
る。すなわち、搬送開始された紙葉類の厚さと宛先を検
出して、区分先がニアフル状態の集積箱に決定したと
き、厚さ情報を累計することによりその紙葉類が集積さ
れるとフル状態になるときには、紙葉類の搬送速度を減
速する。 (3)さらに、係員がフル状態の集積箱から紙葉類を取
り除いたとき、フル状態が解除されたことを検出して、
減速されていた紙葉類搬送速度を加速する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
郵便区分装置の構成図である。図1を用いて郵便物を区
分する際の動作を説明する。供給部1から供給された郵
便物2を分離部3によって1通ずつ搬送路4に繰り出
す。郵便物2が搬送路4により搬送され、厚さ検知部1
0に到達した時点で、厚さ検知部10が郵便物の厚さを
検知する。郵便物2がスキャナ5の位置に到達した時点
で、スキャナ5で郵便物2に記載された宛て先を読み取
り、その読み取り結果から郵便物2を集積する集積箱を
決定する。いま仮に、郵便物2を集積する集積箱が集積
箱6gに決定したとすると、ゲート7b、スタックゲー
ト8gによって郵便物2の搬送方向を切り替えて集積箱
6gに集積する。また、郵便物2を集積箱6gに集積し
ようとしたとき、集積箱6gが満杯であればスタックゲ
ート8gをオンせず、郵便物2をオーバーフロー集積箱
9bに集積する。
【0007】図2は、図1の郵便区分装置の集積箱周辺
の拡大図である。各集積箱毎に郵便物の搬送方向を切り
替えて、集積箱に送り込むためのスタックゲート8と、
スタックゲート8を動作させるタイミングを検出するた
めのスタックセンサ14と、集積箱に満杯近くまで紙葉
類が集積されたことを検知するためのニアフル検知セン
サ11と、集積箱が満杯になるまで紙葉類が集積された
ことを検知するためのフル検知センサ12と、フルまた
はニアフルを係員に告知するための集積状態ランプ13
を備える。ニアフル検知センサ11が一定時間だけダー
クを検知したとき、ニアフル状態になったと判定して、
集積状態ランプ13を点灯ないし点滅し、係員が集積箱
から郵便物を取り除いたときフル検知センサ11が一定
時間以上ライトを検知することにより、集積状態ランプ
13を消灯する。
【0008】図3は、図1の郵便区分装置の制御ブロッ
ク図である。図1には、図3の制御ブロックは示されて
いないが、図1の下部あるいは背面に設置されている。
制御ブロックのうちの上位装置回線制御部102は上位
装置101からの郵便区分装置の動作指示などの電文の
受信制御、主制御部106からの処理結果、障害情報な
どの電文の送信制御を行う。分離モータ制御部103
は、主制御部106の指示に従い、分離部3によって郵
便物を供給部1から搬送路4上に1枚ずつ繰り出す制御
を行う。搬送モータ制御部104は、主制御部106の
指示に従い、搬送路4を駆動する搬送モータの起動/停
止、および速度変更の制御を行う。ゲート制御部105
は、主制御部106の指示に従い、ゲート7およびスタ
ックゲート8のオン/オフ制御を行う。センサ制御部1
07はニアフル検知センサ11、フル検知センサ12な
ど複数のセンサ情報を読み取り、主制御部106に連絡
する。ランプ制御部108は主制御部106の指示によ
り、集積状態ランプ13の点灯/点滅/消灯の制御を行
う。厚さ検知制御部109は、厚さ検知部10が検知し
た郵便物の厚さ情報を主制御部106に連絡する。スキ
ャナ制御部110は、スキャナ5が読み取った郵便物に
記載されている宛て先を主制御部106に連絡する。
【0009】(第1の実施例)図4は、本発明の第1の
実施例を示す主制御部のニアフル検知処理を示すフロー
チャートである(請求項1に対応)。主制御部106
は、一定の周期で繰り返しこの処理を行う。主制御部1
06は、センサ制御部107から連絡されるセンサ情報
から、ニアフル(ニアフル検知センサ11において一定
時間以上ダークが継続した状態)が発生していないかを
監視し(ステップ401)、ニアフルを検知したらラン
プ制御部108に、該当する集積箱に備えられている集
積状態ランプ13を点滅させるよう指示する(ステップ
402)。また、ニアフル解除(ニアフル検知センサ1
1において一定時間以上ライトが継続した状態)が発生
していないかを監視し(ステップ403)、ニアフル解
除を検知したらランプ制御部108に、該当する集積箱
に備えられている集積状態ランプ13を消灯させるよう
指示する(ステップ404)。
【0010】そして、センサ制御部107から連絡され
るセンサ情報から現在ニアフル状態にある集積箱の数
(以下、ニアフル総数と言う)を算出し(ステップ40
5)、ニアフル総数が例えば3以下であるか否かを判定
する(ステップ406)。ニアフル総数が3以下で、現
在の搬送速度が最大値でなければ(ステップ407)、
分離モータ制御部103、搬送モータ制御部104にそ
れぞれ分離モータ、搬送モータを加速するよう指示する
(ステップ408)。現在の搬送速度が最大値であれ
ば、そのままの状態を継続する。また、ニアフル総数が
3を超えており、現在の搬送速度が最大値であれば(ス
テップ409)、分離モータ制御部103、搬送モータ
制御部104にそれぞれ分離モータ、搬送モータを減速
するよう指示する(ステップ410)。また、搬送速度
が最大値でなければ、その状態を継続する。ここではニ
アフル総数(最大値)の判定を例えば3としているが、
その数については、総集積箱の数および係員の人数によ
り最適の値を決定する。係員の人数が少ないほど、最大
値を減少する必要がある。逆に係員の人数が多ければ、
最大値は増加できる。一方、集積箱の数が少ないほど、
最大値は増加され、多ければ最大値は減少する。また、
上記最大値の値は、上位装置101の指示により可変に
することも可能である。
【0011】上述のように、ニアフル状態の集積箱の数
が一定の数に達した時点で搬送路を減速して係員が集積
箱から郵便物を取り出すための時間を拡大し、集積箱が
フル状態になる頻度を下げるとともに、再びニアフル状
態の集積箱の数が一定の数を下回った時点で搬送路を加
速することにより、紙葉類の区分効率を向上させること
ができる。また、本実施例では、フル状態を検知してか
ら搬送速度を制御したのでは遅過ぎるので、ニアフル状
態を検知した時点で制御を行うのであるが、ニアフル検
知位置をフル検知位置に近く設定してもよい。すなわ
ち、ニアフル検知位置をフル検知位置の近くに設定して
も、ニアフルからフルになるまでに係員が郵便物を取り
出す時間を確保できるため、ニアフル検知位置を上げて
ニアフル状態になるまでの郵便物の集積量を増加させた
り、あるいはフル検知位置を下げて集積量を変えずにそ
の分だけ集積箱の高さを小さくすることにより、小型の
郵便区分装置に対応することもできる。
【0012】(第2の実施例)図5〜図9は、本発明の
第2の実施例に関連する図である(請求項2に対応)。
すなわち、第2の実施例では、厚さ検知部10が郵便物
の厚さを検知すると、厚さ情報テーブル503(図5参
照)に格納し(図6の厚さ情報取得処理)、次にスキャ
ナ5が郵便物の宛先を読み取ることにより、その郵便物
の厚さ情報を厚さ情報テーブル503から読み取って、
宛先の集積箱がニアフル状態にあれば、ニアフル後の集
積箱の厚さを累積し、集積箱情報テーブル(図7参照)
に格納するとともに、フル状態以上に達するか否かを判
別する(図8の宛先情報取得処理)。そして、区分され
る集積箱のスタックセンサ14の状態から既に係員が集
積箱内の郵便物を除去したか否かを判別する(図9のス
タックセンサ先端検出処理)。
【0013】図5は、本発明の第2の実施例を示す主制
御部が使用する厚さ情報テーブルの図である。厚さ情報
テーブル503は、図3の主制御部106内に設置され
る。厚さ情報テーブル503には、厚さ検知部10が検
知した郵便物の厚さを格納する。すなわち、厚さ検知部
10が郵便物の厚さを検出すると、厚さ検知制御部10
9に報告することにより、厚さ検知制御部109から主
制御部106に通知される。主制御部106は、内蔵さ
れている厚さ情報テーブル503の厚さ情報記憶領域1
〜nのうち、格納ポインタ501が指している領域に対
して処理ポインタ502で本実施例の処理、つまり厚さ
情報の書き込み(図6のフロー参照)、厚さ情報の読み
取り(図8のフロー参照)を行う。
【0014】図5(a)では、第1番目の郵便物の厚さ
情報が厚さ検知部10により検出されると、主制御部1
06の制御により、格納ポインタ501が指している厚
さ情報領域1に処理ポインタ502を位置させて、第1
番目の郵便物の厚さ情報を書き込む。同時に、格納ポイ
ンタ501を更新して図6(b)に示すように、厚さ情
報領域2を指す位置に更新する。次に、第2番目の郵便
物の厚さ情報が厚さ検知部10により検出されると、図
6(c)に示すように、処理ポインタ502を格納ポイ
ンタ501が指している位置まで移動させて、情報記憶
領域2に第2番目の厚さ情報を書き込む。なお、処理ポ
インタ502は、後述の集積箱情報テーブルのニアフル
後厚さ累計を格納した領域にも移動することができる。
すなわち、処理ポインタ502は、厚さ情報テーブル5
03に厚さ情報を書き込んだ後、スキャナ5が郵便物の
宛先を検出すると、厚さ情報テーブル503から厚さ情
報を読み取った後に、集積箱情報テーブルに集積箱毎の
ニアフル後厚さ累計を書き込む。
【0015】図6は、本発明の第2の実施例を示す主制
御部の厚さ情報取得時処理のフローチャートである。こ
こでは、厚さ検知制御部109から厚さ検知部10が検
知した郵便物の厚さを主制御部106が取得したとき
の、主制御部106の処理を示す。主制御部106は、
厚さ検知部10が検知した郵便物の厚さ情報を厚さ情報
テーブル503の格納ポインタ501が指す位置に格納
し(ステップ601)、格納ポインタを更新する(ステ
ップ602)。すなわち、図5で説明した場合と同じ処
理を行っている。
【0016】図7は、本発明の主制御部が使用する集積
箱情報テーブルを示す図である。集積箱情報テーブルに
は、集積箱毎に、集積箱がニアフルになってからその集
積箱に区分された郵便物と、搬送路上にありその集積箱
に区分される郵便物の厚さの累計(ニアフル後厚さ累
計)と、搬送路上にありその集積箱に区分される郵便物
それぞれの厚さ(郵便物厚さ情報)とを格納する。図7
の集積箱情報テーブルには、搬送路上の集積箱6aを宛
先とする郵便物の厚さ情報6a−1〜6a−3(3通の
情報)が格納されるとともに、ニアフル状態後にこれら
3通の郵便物が集積されたときの厚さ累計と、同じく集
積箱6bのニアフル状態後の厚さ累計と(搬送路上に
は、集積箱6bを宛先とする郵便物はない)、・・・・
同じく搬送路上の集積箱6lを宛先とする郵便物の厚さ
情報6l−1およびニアフル状態後にこの1通の郵便物
が集積されたときの厚さ累計とが格納されている。
【0017】図8は、本発明の第2の実施例を示す主制
御部の宛先情報取得時処理のフローチャートである。す
なわち、図8では、スキャナ制御部110からスキャナ
5が読み取った郵便物の宛て先情報を主制御部106が
取得したときの処理を示している。まず、スキャナ5が
読み取った宛て先より区分先の集積箱を決定する(ステ
ップ801)。次に、図5に示す厚さ情報テーブル50
3の処理ポインタ502が指す位置から郵便物の厚さ情
報を読み出し(ステップ802)、厚さ情報テーブル5
03の処理ポインタ502を更新し(ステップ80
3)、その厚さ情報を集積箱情報テーブルに登録する
(ステップ804)。次に、センサ制御部107から連
絡されたセンサ情報より区分先の集積箱がニアフルであ
るかを判定し(ステップ805)、ニアフルであればさ
らにフルであるかを判定する(ステップ806)。その
結果、区分先の集積箱がニアフルであり、フルでない場
合のみ郵便物の厚さ情報を区分先集積箱のニアフル後厚
さ累積値に加算する(ステップ807)。これにより、
区分先集積箱の厚さ累積値がフル以上になるかを判定し
(ステップ808)、フル以上になる場合は現在の搬送
速度が最大値であれば(ステップ809)分離モータ制
御部103、搬送モータ制御部104にそれぞれ分離モ
ータ、搬送モータを減速するよう指示する(ステップ8
10)。勿論、区分先集積箱がフル状態である場合(ス
テップ806)、区分先集積箱の厚さ累計値がフル以上
でない場合(ステップ808)、および搬送速度が最大
値以下であった場合(ステップ809)には、いずれも
処理を終了する。
【0018】図9は、各集積箱毎に備えられているスタ
ックセンサが郵便物の先端を検知したときの主制御部の
処理を示すフローチャートである。スタックセンサ14
が郵便物の先端を検知したならば、その郵便物の区分先
が先端を検知したスタックセンサ14の対象となる集積
箱であるかを判定し(ステップ901)、郵便物を集積
すると判定した場合はスタックゲート8をオンし(ステ
ップ902)、スタックセンサ14がライトになるまで
待ち(ステップ903)、さらに郵便物が集積箱に入る
までの時間を待つ(ステップ904)。このようにして
郵便物を集積箱にスタックしたならば、集積箱テーブル
からスタックした郵便物の郵便物厚さ情報を削除する
(ステップ905)。また、郵便物を集積しないと判定
した場合には(ステップ901)、スタックゲート8を
オフする(ステップ906)。
【0019】(第3の実施例)図10は、本発明の第3
の実施例を示す主制御部のニアフル検知処理のフローチ
ャートである。図10では、主制御部106がニアフル
を検知することにより、ランプを点滅し、該当集積箱の
ニアフル後の厚さ累計を算出し、ニアフルの解除を検出
することにより、ランプを消灯し、該当集積箱のニアフ
ル後厚さ累計をクリアして、搬送速度を減速する処理を
行う。まず、主制御部106はセンサ制御部107から
連絡されたセンサ情報より、ニアフルが新たに発生して
いないか判定する(ステップ1001)。ニアフルが発
生していた場合には、ランプ制御部108にニアフルと
なった集積箱に備えられた集積状態ランプ13を点滅さ
せるよう指示し(ステップ1002)、ニアフルとなっ
た集積箱の集積箱テーブルに格納された郵便物厚さ情報
を加算し、ニアフル後厚さ累計を算出する(ステップ1
003)。次に、ランプ点滅により係員が集積箱から郵
便物を除去すると、センサ制御部107から連絡された
センサ情報よりニアフルが解除されていないか判定する
(ステップ1004)。ニアフルが解除されていたら、
ランプ制御部108にニアフルが解除された集積箱に備
えられた集積状態ランプ13を消灯するよう指示し(ス
テップ1005)、ニアフルが解除された集積箱に対応
する集積箱テーブルのニアフル後厚さ累計をクリアする
(ステップ1006)。次に、集積箱テーブルを検索
し、ニアフル後厚さ累計がフルとなる値を超えている集
積箱がないかを調べ(ステップ1007)、ニアフル後
厚さ累計がフルとなる値を超えている集積箱がなく、さ
らに現在の搬送速度が最大でなければ(ステップ100
8)、分離モータ制御部103、搬送モータ制御部10
4にそれぞれ分離モータおよび搬送モータを加速するよ
う指示する(ステップ1009)。
【0020】以上の処理により、集積箱情報テーブルに
は区分先が決定されて搬送されている途中の郵便物の厚
さ情報が集積箱毎に格納される。また、ニアフルの集積
箱のニアフル後厚さ累計には、その集積箱がニアフルに
なってから集積された郵便物と、現在その集積箱に搬送
されている郵便物の厚さの累計が格納される。このニア
フル後厚さ累計が集積箱のニアフル検知センサからフル
検知センサまでの高さを超えるとき、そのまま郵便物を
搬送すると集積箱がフルになると予測される。その場合
には、分離モータおよび搬送モータを減速することによ
り集積箱がフル状態になるのを遅らせ、係員が集積箱か
ら紙葉類を取り出す時間を拡大することにより、集積箱
がフル状態のため集積できずあふれる郵便物を減少させ
ることができる。また、集積箱情報テーブルにニアフル
後厚さ累計が集積箱のニアフル検知センサからフル検知
センサまでの高さを超えるものが無い場合は、区分先の
集積箱をフルにするような郵便物が搬送路上に無いこと
になるため、搬送路を加速することにより、区分処理の
効率を向上させることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
(1)小型の紙葉類区分装置においても、集積箱が満杯
となってあふれる紙葉類の発生を低減し、紙葉類の区分
処理効率を向上することが可能になる。また、(2)1
回目の区分から、集積箱が満杯となってあふれる紙葉類
の発生を低減することが可能となる。また、(3)係員
がニアフル状態の集積箱から紙葉類を取り除くと、制御
をクリアして搬送速度を最高速度に上げるので、効率よ
く区分処理が可能となる。さらに、(4)ニアフル検知
位置をフル検知位置に近く設定することにより、ニアフ
ルまでの集積量を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の郵便区分装置を示す図であ
る。
【図2】図1における郵便区分装置の集積箱周辺の拡大
図である。
【図3】図1における郵便区分装置の制御系ブロック図
である。
【図4】本発明の第1の実施例を示す主制御部のニアフ
ル検知処理のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例を示すもので、主制御部
内に設けられる厚さ情報テーブルを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す主制御部の厚さ情
報取得時処理のフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例で使用する集積箱情報テ
ーブルを示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示すもので、主制御部
の宛て先情報取得時の処理フローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例を示すもので、主制御部
のスタックセンサ先端検出時の処理フローチャートであ
る。
【図10】本発明の第3の実施例を示す主制御部のニア
フル検知処理フローチャートである。
【符号の説明】
1…供給部、2…郵便物、3…分離部、4…搬送路、5
…スキャナ、6a〜6l…集積箱、7a,7b…ゲー
ト、8,8a〜8l…スタックゲート、9a、9b、9
c…オーバーフロー集積箱、10…厚さ検知部、11…
ニアフル検知センサ、12…フル検知センサ、13…集
積状態ランプ、14…スタックセンサ、101…上位装
置、102…上位装置回線制御部、103…分離モータ
制御部、104…搬送モータ制御部、105…ゲート制
御部、106…主制御部、107…センサ制御部、10
8…ランプ制御部、109…厚さ検知制御部、110…
スキャナ制御部、501…格納ポインタ、502…処理
ポインタ、503…厚さ情報テーブル、6a〜6l…集
積箱テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F048 AA09 AB04 BA04 BA06 BB02 BC00 CA02 DA03 DA06 EB29 3F079 AA01 CA02 CA19 CC05 DA28 EA01 EA08 EA14 EA19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を搬送路に繰り出し、宛先の読取
    り結果から区分して集積する集積箱を決定し、ゲートに
    より該紙葉類の搬送方向を振り分けて該集積箱に格納す
    る紙葉類区分装置において、 集積箱毎に備えられたニアフル検知センサから集積箱が
    満杯になりそうなニアフル状態になったことの通知を受
    けるセンサ制御部と、ニアフル状態になったとき集積状
    態ランプを点滅させるランプ制御部と、紙葉類を分離し
    て搬送路に繰り出す分離モータを制御する分離モータ制
    御部と、搬送路上に紙葉類を搬送する搬送モータを制御
    する搬送モータ制御部と、上記センサ制御部から連絡さ
    れるセンサ情報により、現在ニアフル状態にある集積箱
    の数を算出し、該集積箱の数が予め定めた最大値以下で
    あるか否かを判定し、判定結果が最大値以下であり、か
    つ現在の搬送速度が最大速度でなければ、上記分離モー
    タ制御部および搬送モータ制御部に紙葉類の分離速度お
    よび搬送速度を加速するように指示し、判定結果が最大
    値を超えており、現在の搬送速度が最大速度であれば、
    上記分離モータ制御部および搬送モータ制御部に紙葉類
    の分離速度および搬送速度を減速するように指示する主
    制御部とを備えたことを特徴とする紙葉類区分装置。
  2. 【請求項2】 紙葉類を搬送路に繰り出し、宛先の読取
    り結果から区分して集積する集積箱を決定し、ゲートに
    より該紙葉類の搬送方向を振り分けて該集積箱まで該紙
    葉類を搬送する搬送速度制御方法において、 搬送された紙葉類毎に厚さ情報を厚さ情報テーブルから
    読み出すステップと、読み出した厚さ情報を、宛先の読
    取り結果から決定された集積箱の集積箱情報テーブルに
    登録するステップと、 上記集積箱が満杯になりそうなニアフル状態であるか否
    かを判定するステップと、 さらに、該集積箱が満杯になったフル状態であるか否か
    を判定するステップと、 該集積箱がニアフル状態であり、かつフル状態でない場
    合にのみ、上記読み出した厚さ情報を該集積箱のニアフ
    ル後厚さ累計値に加算するステップと、 加算された集積箱の厚さ累計値がフル状態の値以上にな
    るか否かを判定するステップと、 フル状態の値以上になる場合には、現在の搬送速度が最
    大値であれば、分離モータおよび搬送モータを減速する
    ように指示するステップとを有することを特徴とする搬
    送速度制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の搬送速度制御方法にお
    いて、 前記ニアフル状態の集積箱から紙葉類が取り除かれたか
    否かを知るため、ニアフル状態が解除されたか否かを判
    定するステップと、 判定の結果、ニアフル状態が解除されたときには、集積
    状態ランプを消灯するステップと、 ニアフル状態が解除された集積箱に対応する集積箱情報
    テーブルのニアフル後厚さ累計値をクリアするステップ
    と、 ニアフル後厚さ累計値がフル状態の値を超えている集積
    箱がなく、かつ現在の搬送速度が最大値でなければ、分
    離モータおよび搬送モータを加速するように指示するス
    テップとを有することを特徴とする搬送速度制御方法。
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JP2006184107A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Anritsu Sanki System Co Ltd 選別装置
EP2026138A3 (en) * 2007-08-06 2012-01-04 Canon Kabushiki Kaisha Image forming system and image forming apparatus

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