JP2001321554A

JP2001321554A - 遊戯台装置

Info

Publication number: JP2001321554A
Application number: JP2000141943A
Authority: JP
Inventors: Narihiro Matsuda; 成広松田
Original assignee: Taito Corp
Current assignee: Taito Corp
Priority date: 2000-05-15
Filing date: 2000-05-15
Publication date: 2001-11-20

Abstract

(57)【要約】【課題】エアホッケー、ピンボール、パチンコやビリヤ
ードのようなゲームを行う遊戯台装置でゲーム内容に促
した効果的な多彩な演出を行い得るようにする。【解決手段】遊戯盤10を透明部材で構成すると共に、移
動体2,3の位置検出器と、遊戯盤10を通して映像を表示
し得るディスプレイ装置と、を設け、位置検出器により
検出された移動体2,3の位置に応じてディスプレイ装置
に所望の映像を表示させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、エアホッケー、ピ
ンボール、パチンコやビリヤードのようにプレイヤーが
移動体を遊戯盤上で運動させてプレイする遊戯台装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】エアホッケーをプレイするための遊戯台
装置には、プレイフィールドやその周縁に沿って電飾が
設けられ、得点したときや、パックが壁に当たったとき
などに所定の電飾を所定のパターンで点滅させるものが
ある。また、ピンボールやパチンコには、球が所定の領
域を通過したときに点滅する電飾や、プレイフィールド
の中程に設けられ、スロットゲームなどを表示するモニ
タが設けられているものがある。

【０００３】しかしながら、このような電飾は、オンオ
フの切り換えしかできず、変化に乏しく、また、パチン
コなどに設けられるモニタもプレイフィールドの一部領
域に設けられているに過ぎず、ゲームを充分に演出する
ことはできないという問題があった。また、従来、ビリ
ヤードには、エアホッケーのような演出を行うための装
置は全くなく、盛り上がりに欠けるという問題があっ
た。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決するためになされたものであり、その目的は、エア
ホッケー、ピンボール、パチンコやビリヤードのような
ゲームを行う遊戯台装置でゲーム内容に即した効果的な
多彩な演出を行い得るようにすることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的は、遊戯盤を
透明部材で構成すると共に、移動体の位置検出器と、遊
戯盤を通して映像を表示し得るディスプレイ装置と、を
設け、位置検出器により検出された移動体の位置に応じ
てディスプレイ装置に所望の映像を表示させる遊戯台装
置によって達成される。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、図面により本発明を詳細に
説明する。図１は本発明にかかる遊戯台装置の一実施例
を示す斜視図、図２は図１に示した遊戯盤周辺の構成を
示す部分拡大斜視図、図３は図１に示した遊戯盤上を走
る赤外線ビームの軌跡の配列状態を示す斜視図である。
まず、図１について説明する。図中、１は遊戯盤装置、
１０は遊戯盤、１１はゴール、２はマレット、３はパッ
クである。

【０００７】遊戯盤装置１は、エアホッケーゲームのた
めのものであり、遊戯盤１０は、その上面部に水平に、
また、ゴールは、遊戯盤１０の端面中央に一箇所ずつ設
けられる。遊戯盤１０の上面は、プレイフィールドであ
り、マレット２及びパック３は、プレイフィールド上に
載せられる。

【０００８】遊戯盤１０は透明部材で構成された板状の
もので、図２に示したように、全面に渡って多数の小孔
１０ａが所定間隔で配列されている。遊戯盤１０の下側
には、図２に示したように、遊戯盤１０に所定間隙を介
して対面して、例えば液晶画面のようなディスプレイ装
置１２が設けられる。この遊戯盤１０と、ディスプレイ
装置１２の間隙には、図示しない送風機などにより、空
気Ａが送り込まれ、遊戯盤１０の小孔１０ａから空気Ａ
が噴出し、遊戯盤１０上に載せられるパック３を浮き上
がらせる。なお、図２中では、一部の小孔１０ａからし
か空気Ａが噴出していないが、空気Ａは総ての小孔１０
ａから均等に噴出するようになっている。

【０００９】また、遊戯盤１０上のプレイフィールドを
取り囲み、対向する壁面には、図３に示したように、複
数の赤外線ビームＢの軌跡がプレイフィールド上で格子
状に交わるよう、複数対の赤外線ビームＢの発光部と受
光部が等間隔で配置される。この赤外線ビームＢの発光
部及び受光部は、位置検出器のセンサーであり、遊戯盤
１０上に載せられたマレット２とパック３の位置は、照
射された赤外線ビームＢを受光できなかった受光部の配
置に基づいて算出され、ゲーム中、常に追跡されるよう
になっている。

【００１０】ディスプレイ装置１２は、図１に示したよ
うに、マレット２とパック３の位置情報に基づき、パッ
ク３の移動軌跡に沿って軌跡を表示し、マレット２とパ
ック３が接触した位置では、衝突を示す映像を表示す
る。これらの映像を表示するために必要な映像制御信号
は、図示しないＣＰＵにより、予め定められたプログラ
ムに従い、かつ、マレット２及びパック３の位置データ
の出力に応動して編成され、ディスプレイ装置１２に出
力される。また、パック３がプレイフィールド周辺の壁
部に衝突した場合、その衝突位置から波紋のような模様
が広がる映像が表示される。

【００１１】このマレット２及びパック３の移動により
表示された軌跡や波紋の映像は、表示された直後から時
間を経るごとに徐々に薄くなり、所定時間、例えば、平
均的なラリーで自分が打ち出したパック２を相手が打ち
返すまでにかかる程度の時間が経過すると打ち出した側
の軌跡から順に消えていくようになっている。また、こ
のディスプレイ装置１２には、ゴールが決まったときに
は、派手なパターン映像が表示されるようになってお
り、また、対戦スコアもこのパターン映像と共に表示さ
れるようになっている。

【００１２】また、この遊戯装置１には、図示しない音
響装置が設けられており、マレットやパックの動きや、
ゴールが決まったとき、ゲームセット時などゲームの進
行状況に応じて、打撃音やファンファーレ、歓声などの
音声が再生されるようになっている。また、ゲーム中デ
ィスプレイ装置１２全体には、例えば星空や、芝生のコ
ート、ホッケーのリンクなどの背景映像が映し出される
ようになっており、プレイヤーが好みで選択できるよう
になっている。

【００１３】なお、本発明はマレットやパックなどの移
動体の位置に応じた様々な映像を遊戯盤を通してプレイ
ヤーが見ながらプレイできるようにしたことを特徴とす
るものであり、本発明は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、エアホッケーゲーム用の遊戯盤装置
で採用されている他の公知技術は採用することができ
る。また、例えば、ディスプレイ装置に表示される映像
はどのようなものでもよく、対戦スコアは常に画面の一
部に表示させておくようにしてもよく、また、ゲーム中
でないときには、アイキャッチに優れたデモ映像を流し
ておくことが推奨される。

【００１４】また、パレットやパックなどの移動体の位
置検出器は、それらの位置を検知できるものであればど
のようなものでもよく、例えば、感圧式や、磁気、電
波、超音波を利用したセンサーを用いたものであっても
よい。また、本発明にかかる遊戯台装置で供することが
できるゲームとしては、エアホッケーの他、ピンボー
ル、パチンコ、ビリヤードなどのプレイフィールド内に
ボールなどの移動体を転がしてプレイするゲームが挙げ
られるがこれに限定されない。これらのようなプレイフ
ィールド内で移動体を転がしてプレイするゲームの場
合、遊戯盤上に、透明な感圧式センサーフィルムを配置
して移動体の位置を検知するようにしてもよい。

【００１５】また、ビリヤードゲームの場合、各球に異
なった信号を発信する発信機を埋め込むなどして各球を
識別してそれぞれの位置を検知できるようにし、球の軌
跡だけではなく、手球と的球の位置関係から突き出す好
ましい方向を表示するようにして初心者でも気軽にプレ
イできるようにしてもよい。また、キューの位置及び向
きも検知できるようにし、検知された球の位置情報に基
づき、キューの向いている方向応じて的球となり得る球
を選び出し、その的球に対して最も適当と思われる手玉
の突き出し方向を表示するようにしてもよい。また、球
を突いたときや、球同士がぶつかったときに、衝突箇所
又は全体的に映像に変化を与えるようにしてもよい。

【００１６】

【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので本
発明によるときは、エアホッケー、ピンボール、パチン
コやビリヤードのようなゲームを行う遊戯台装置でゲー
ム内容に促した効果的な多彩な演出を行うことができる
ようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる遊戯台装置の一実施例を示す斜
視図である。

【図２】図１に示した遊戯盤周辺の構成を示す部分拡大
斜視図である。

【図３】図１に示した遊戯盤上を走る赤外線ビームの軌
跡の配列状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１遊戯盤装置１０遊戯盤１０ａ小孔１１ゴール１２ディスプレイ装置２マレット３パックＡ空気Ｂ赤外線ビーム

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表面にプレイフィールドを有する遊戯盤
（１０）と、そのプレイフィールド内を移動し得る少な
くとも一つの遊戯用の移動体とを有し、予め定めたルー
ルに従って、プレイヤーをそのプレイフィールドにおけ
る移動体の運動に関与させ、移動体の運動結果に応じて
得点を与える形式の遊戯台装置において、遊戯盤（１０）を透明部材で構成すると共に、移動体の位置検出器と、遊戯盤（１０）を通して映像を表示し得るディスプレイ
装置（１２）と、予め定めたプログラムに従い、かつ、移動体の位置検出
器の出力に応動してディスプレイ装置（１２）に所望の
映像を表示させるため必要な映像制御信号を編成、出力
するＣＰＵと、その映像制御信号に応動してディスプレイ装置（１２）
に映像を表示させる映像出力回路とを具備した遊戯台装
置（１）。
【請求項２】供されるゲームがエアホッケーゲームで
あり、移動体がマレット（２）及びパック（３）である
請求項１に記載の遊戯台装置。
【請求項３】供されるゲームがピンボールであり、移
動体が球体である請求項１に記載の遊戯台装置。
【請求項４】供されるゲームがパチンコであり、移動
体が球体である請求項１に記載の遊戯台装置。
【請求項５】供されるゲームがビリヤードであり、移
動体が球及びキューである請求項１に記載の遊戯台装
置。