JP2001320816A - 電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に自動車の車体に装備された電気・電子機
器などの各配線回路にあって、その上流側のヒューズや
ヒュージブルリンクなどとの接続に対応させて電気的バ
ランスの可否にかかわらず集約して取り込める電気接続
箱を提供する。 【解決手段】 上流側の定格電流１０アンペアのヒュー
ズ１４にフロアの配線回路が接続され、定格電流３０ア
ンペアのヒュージブルリンク１７にインストルメントパ
ネルとルーフの各配線回路を接続される場合、Ｊ／Ｂ１
０がその回路基板上に設けた布線シートに０．５ｍｍ２
仕様の電線を布線して構成されておれば、ヒューズ１４
の定格を考慮してフロアの配線回路を布線シート上の布
線電線と同一仕様の電線１１で接続してＪ／Ｂ内に取り
込み、ヒュージブルリンク１７の定格を考慮してインス
トルメントパネルとルーフの各配線回路が２ｍｍ２仕様
の電線１５，１６で接続される場合、０．５ｍｍ２の電
線が布線されている布線シート側とは電気的バランスが
とれないので、その２ｍｍ２仕様の電線１５，１６をバ
スバー１８で接続してＪ／Ｂ１０内に取り込む。
器などの各配線回路にあって、その上流側のヒューズや
ヒュージブルリンクなどとの接続に対応させて電気的バ
ランスの可否にかかわらず集約して取り込める電気接続
箱を提供する。 【解決手段】 上流側の定格電流１０アンペアのヒュー
ズ１４にフロアの配線回路が接続され、定格電流３０ア
ンペアのヒュージブルリンク１７にインストルメントパ
ネルとルーフの各配線回路を接続される場合、Ｊ／Ｂ１
０がその回路基板上に設けた布線シートに０．５ｍｍ２
仕様の電線を布線して構成されておれば、ヒューズ１４
の定格を考慮してフロアの配線回路を布線シート上の布
線電線と同一仕様の電線１１で接続してＪ／Ｂ内に取り
込み、ヒュージブルリンク１７の定格を考慮してインス
トルメントパネルとルーフの各配線回路が２ｍｍ２仕様
の電線１５，１６で接続される場合、０．５ｍｍ２の電
線が布線されている布線シート側とは電気的バランスが
とれないので、その２ｍｍ２仕様の電線１５，１６をバ
スバー１８で接続してＪ／Ｂ１０内に取り込む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に自動車の車体
に装備された電気・電子機器などの各配線回路に電力供
給する電源ラインにおいて、その上流側のリレー，ヒュ
ーズおよびヒュージブルリンクなどに接続された各配線
回路を集約化するジャンクションブロック（電気接続
箱：以下Ｊ／Ｂという）に関する。
に装備された電気・電子機器などの各配線回路に電力供
給する電源ラインにおいて、その上流側のリレー，ヒュ
ーズおよびヒュージブルリンクなどに接続された各配線
回路を集約化するジャンクションブロック（電気接続
箱：以下Ｊ／Ｂという）に関する。
【０００２】
【従来の技術】車体に装備された電気・電子機器などの
電装品に電力供給する車載バッテリからの電源ラインに
おいて、Ｊ／Ｂの種類には、電源ハイサイドのヒューズ
やヒュージブルリンクなど過電流保護装置を接続した配
線回路を集約するタイプのものが周知である。ヒューズ
やヒュージブルリンクは、短絡や過負荷で定格電流値を
超える過大電流が流れた場合に溶断して回路をオープン
にすることで、電源ラインの回路や電装品を保護する。
電装品に電力供給する車載バッテリからの電源ラインに
おいて、Ｊ／Ｂの種類には、電源ハイサイドのヒューズ
やヒュージブルリンクなど過電流保護装置を接続した配
線回路を集約するタイプのものが周知である。ヒューズ
やヒュージブルリンクは、短絡や過負荷で定格電流値を
超える過大電流が流れた場合に溶断して回路をオープン
にすることで、電源ラインの回路や電装品を保護する。
【０００３】図４は、この種の電源ライン上の装備配線
回路にＪ／Ｂを接続した回路の一例を示している。この
場合、図外のバッテリ電源からフロア，インストルメン
トパネルおよびルーフの各装備の配線回路にＪ／Ｂ１が
電線・ケーブルやワイヤハーネスＷ／Ｈ（以下、総称し
て単に電線という）２，３，４，６，７を介して接続さ
れている。また、バッテリ電源からのハイサイドにこの
場合はヒューズ５とヒュージブルリンク８が接続されて
いる。
回路にＪ／Ｂを接続した回路の一例を示している。この
場合、図外のバッテリ電源からフロア，インストルメン
トパネルおよびルーフの各装備の配線回路にＪ／Ｂ１が
電線・ケーブルやワイヤハーネスＷ／Ｈ（以下、総称し
て単に電線という）２，３，４，６，７を介して接続さ
れている。また、バッテリ電源からのハイサイドにこの
場合はヒューズ５とヒュージブルリンク８が接続されて
いる。
【０００４】ところで、ヒューズ５にたとえば定格電流
１０アンペア（Ａ）のものを使用し、またＪ／Ｂ１内部
に備わる回路基板上の布線シートにたとえば公称断面積
０．５ｍｍ２仕様の電線を布線して回路形成した構造と
する。その場合、ヒューズ５の定格を考慮して、たとえ
ばフロアの配線回路がＪ／Ｂ１内部に布線された電線と
電気的バランスがとれておれば、そのフロアの配線回路
を同一仕様の０．５ｍｍ２の電線２を用いてヒューズ電
線３，４に接続することで、フロアの配線回路をＪ／Ｂ
１内の布線シート上に取り込むことができる。
１０アンペア（Ａ）のものを使用し、またＪ／Ｂ１内部
に備わる回路基板上の布線シートにたとえば公称断面積
０．５ｍｍ２仕様の電線を布線して回路形成した構造と
する。その場合、ヒューズ５の定格を考慮して、たとえ
ばフロアの配線回路がＪ／Ｂ１内部に布線された電線と
電気的バランスがとれておれば、そのフロアの配線回路
を同一仕様の０．５ｍｍ２の電線２を用いてヒューズ電
線３，４に接続することで、フロアの配線回路をＪ／Ｂ
１内の布線シート上に取り込むことができる。
【０００５】一方、ヒュージブルリンク８にたとえば定
格電流３０Ａのものを使用して、そのヒュージブルリン
ク８の定格に対応して車体装備のインストルメントパネ
ルとルーフの各配線回路が公称断面積２ｍｍ２仕様の電
線６，７を用いて接続されているとする。
格電流３０Ａのものを使用して、そのヒュージブルリン
ク８の定格に対応して車体装備のインストルメントパネ
ルとルーフの各配線回路が公称断面積２ｍｍ２仕様の電
線６，７を用いて接続されているとする。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】その場合、先述のよう
に０．５ｍｍ２仕様の電線を布線シート上に布線して構
成されているＪ／Ｂ１の回路基板とは電気的バランスが
とれない。そのため、インストルメントパネルとルーフ
の各配線回路をＪ／Ｂ１内に取り込むことができない。
結果、図４に示すように、インストルメントパネル配線
回路の電線６とルーフ配線回路の電線７をコネクタ４を
介してＪ／Ｂ１の外部で接続せざるを得ず、コネクタ４
を別配置する分だけ部品点数が増加してコスト高に反映
し、しかも２ｍｍ２電線６，７をＪ／Ｂ１外部で別配線
にするので、回路全体を複雑にする不具合がある。
に０．５ｍｍ２仕様の電線を布線シート上に布線して構
成されているＪ／Ｂ１の回路基板とは電気的バランスが
とれない。そのため、インストルメントパネルとルーフ
の各配線回路をＪ／Ｂ１内に取り込むことができない。
結果、図４に示すように、インストルメントパネル配線
回路の電線６とルーフ配線回路の電線７をコネクタ４を
介してＪ／Ｂ１の外部で接続せざるを得ず、コネクタ４
を別配置する分だけ部品点数が増加してコスト高に反映
し、しかも２ｍｍ２電線６，７をＪ／Ｂ１外部で別配線
にするので、回路全体を複雑にする不具合がある。
【０００７】したがって、本発明の目的は、特に自動車
の車体に装備された電気・電子機器などの各配線回路に
あって、その上流側のヒューズやヒュージブルリンクな
どとの接続に対応させて電気的バランスの可否にかかわ
らず集約して取り込める電気接続箱を提供することにあ
る。
の車体に装備された電気・電子機器などの各配線回路に
あって、その上流側のヒューズやヒュージブルリンクな
どとの接続に対応させて電気的バランスの可否にかかわ
らず集約して取り込める電気接続箱を提供することにあ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる請求項１に記載の電気接続箱は、所
定仕様の電線を布線シート１９上に布線した回路基板を
備え、定格電流の異なる第１，第２の過電流保護装置１
４，１７を電源上流側に配置した車体装備の各配線回路
に前記回路基板を介して接続されるものであって、前記
布線シート１９上に布線された電線に同一仕様の電線１
２，１３で前記第１の過電流保護装置１４が接続されて
いる場合、前記車体装備の配線回路のうちで電気的バラ
ンスがとれているものは同一仕様の電線１１で接続して
前記布線シート１９上に取り込み、また、前記布線シー
ト１９上に布線された電線の仕様よりも大きい仕様の電
線１５，１６で前記第２の過電流保護装置１７に接続さ
れて電気的バランスのとれない前記車体装置の配線回路
は、バスバー１８を介して前記電線１５，１６を互いに
接続して前記布線シート１９上に取り込んでなっている
ことを特徴とする。
に、本発明にかかる請求項１に記載の電気接続箱は、所
定仕様の電線を布線シート１９上に布線した回路基板を
備え、定格電流の異なる第１，第２の過電流保護装置１
４，１７を電源上流側に配置した車体装備の各配線回路
に前記回路基板を介して接続されるものであって、前記
布線シート１９上に布線された電線に同一仕様の電線１
２，１３で前記第１の過電流保護装置１４が接続されて
いる場合、前記車体装備の配線回路のうちで電気的バラ
ンスがとれているものは同一仕様の電線１１で接続して
前記布線シート１９上に取り込み、また、前記布線シー
ト１９上に布線された電線の仕様よりも大きい仕様の電
線１５，１６で前記第２の過電流保護装置１７に接続さ
れて電気的バランスのとれない前記車体装置の配線回路
は、バスバー１８を介して前記電線１５，１６を互いに
接続して前記布線シート１９上に取り込んでなっている
ことを特徴とする。
【０００９】〔作用〕以上の構成により、第１，第２の
過電流保護装置１４，１７の定格電流を考慮して接続さ
れた車体装備の各配線回路にあって、所定仕様の電線を
布線したＪ／Ｂ側との電気的バランスがとれているもの
は、そのＪ／Ｂ内の布線電線と同一仕様の電線でもって
接続してＪ／Ｂ内に取り込む。また、Ｊ／Ｂ内の布線電
線の仕様よりも大きい電線で接続された車体装備の配線
回路は、Ｊ／Ｂ内の布線電線と電気的バランスをとるた
めに、バスバーで接続した状態でＪ／Ｂ内に取り込む。
それによって、Ｊ／Ｂにおける車体装備の配線回路の集
約化とコンパクト化を高め、コスト低減を実現する。
過電流保護装置１４，１７の定格電流を考慮して接続さ
れた車体装備の各配線回路にあって、所定仕様の電線を
布線したＪ／Ｂ側との電気的バランスがとれているもの
は、そのＪ／Ｂ内の布線電線と同一仕様の電線でもって
接続してＪ／Ｂ内に取り込む。また、Ｊ／Ｂ内の布線電
線の仕様よりも大きい電線で接続された車体装備の配線
回路は、Ｊ／Ｂ内の布線電線と電気的バランスをとるた
めに、バスバーで接続した状態でＪ／Ｂ内に取り込む。
それによって、Ｊ／Ｂにおける車体装備の配線回路の集
約化とコンパクト化を高め、コスト低減を実現する。
【００１０】また、請求項２に記載の電気接続箱は、公
称断面積０．５ｍｍ２の前記布線シート１９上の電線に
同一仕様の電線１２，１３でもって定格電流１０アンペ
アのヒューズが前記第１の過電流保護装置１４として接
続されている場合、前記車体装備であるフロアの配線回
路が同一仕様の電線１１によって前記布線シート１９に
取り込まれ、一方、前記第２の過電流保護装置１７とし
て定格電流３０アンペアのヒュージブルリンクに、前記
車体装備のインストルメントパネルおよびルーフの各配
線回路がそれぞれ公称断面積２．０ｍｍ２の電線１５，
１６で接続されている場合、この両電線１５，１６を接
続する前記バスバー１８を介して前記布線シート１９上
に取り込んでなっていることを特徴とする。
称断面積０．５ｍｍ２の前記布線シート１９上の電線に
同一仕様の電線１２，１３でもって定格電流１０アンペ
アのヒューズが前記第１の過電流保護装置１４として接
続されている場合、前記車体装備であるフロアの配線回
路が同一仕様の電線１１によって前記布線シート１９に
取り込まれ、一方、前記第２の過電流保護装置１７とし
て定格電流３０アンペアのヒュージブルリンクに、前記
車体装備のインストルメントパネルおよびルーフの各配
線回路がそれぞれ公称断面積２．０ｍｍ２の電線１５，
１６で接続されている場合、この両電線１５，１６を接
続する前記バスバー１８を介して前記布線シート１９上
に取り込んでなっていることを特徴とする。
【００１１】〔作用〕この場合、上流側の第１の過電流
保護装置１４に定格電流１０アンペアのヒューズを用
い、第２の過電流保護装置１７に定格電流３０アンペア
のヒュージブルリンクを用いて、ヒューズ１４には車体
装備フロアの配線回路を接続し、ヒュージブルリンク１
７にはインストルメントパネルとルーフの各配線回路を
接続した具体例である。Ｊ／Ｂ内の回路基板上に設けた
布線シート１９に０．５ｍｍ２仕様の電線が布線されて
いる場合、ヒューズ１４の定格を考慮してフロアの配線
回路を前記布線シート１９上の布線電線と同一仕様の電
線１１で接続してＪ／Ｂ内に取り込める。また、ヒュー
ジブルリンク１７の定格を考慮してインストルメントパ
ネルとルーフの各配線回路が２ｍｍ２仕様の電線１５，
１６で接続される場合、０．５ｍｍ２の電線が布線され
ている布線シート１９側とは電気的バランスがとれな
い。その際、その２ｍｍ２仕様の電線１５，１６をバス
バー１８で接続してＪ／Ｂ内に取り込むことができる。
保護装置１４に定格電流１０アンペアのヒューズを用
い、第２の過電流保護装置１７に定格電流３０アンペア
のヒュージブルリンクを用いて、ヒューズ１４には車体
装備フロアの配線回路を接続し、ヒュージブルリンク１
７にはインストルメントパネルとルーフの各配線回路を
接続した具体例である。Ｊ／Ｂ内の回路基板上に設けた
布線シート１９に０．５ｍｍ２仕様の電線が布線されて
いる場合、ヒューズ１４の定格を考慮してフロアの配線
回路を前記布線シート１９上の布線電線と同一仕様の電
線１１で接続してＪ／Ｂ内に取り込める。また、ヒュー
ジブルリンク１７の定格を考慮してインストルメントパ
ネルとルーフの各配線回路が２ｍｍ２仕様の電線１５，
１６で接続される場合、０．５ｍｍ２の電線が布線され
ている布線シート１９側とは電気的バランスがとれな
い。その際、その２ｍｍ２仕様の電線１５，１６をバス
バー１８で接続してＪ／Ｂ内に取り込むことができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる電気接続箱
の実施の形態であるＪ／Ｂについて、図１〜図３の各図
を参照して詳細に説明する。
の実施の形態であるＪ／Ｂについて、図１〜図３の各図
を参照して詳細に説明する。
【００１３】図１は、自動車配線に適用した本実施の形
態によるＪ／Ｂ１０に対して、図外の車載バッテリ電源
に接続された車体装備フロア，インストルメントパネ
ル，そしてルーフの各配線回路を電線１１，１２，１
３，１５，１６を介して接続した構成を概略的に示して
いる。
態によるＪ／Ｂ１０に対して、図外の車載バッテリ電源
に接続された車体装備フロア，インストルメントパネ
ル，そしてルーフの各配線回路を電線１１，１２，１
３，１５，１６を介して接続した構成を概略的に示して
いる。
【００１４】バッテリ電源に近い上流側にはヒューズ１
４とヒュージブルリンク１７が接続されている。従来例
の図４で示されたものと同じく、この場合のヒューズ１
４は定格電流１０アンペア（Ａ）であり、ヒュージブル
リンク１７には定格電流３０Ａのものが使用されてい
る。
４とヒュージブルリンク１７が接続されている。従来例
の図４で示されたものと同じく、この場合のヒューズ１
４は定格電流１０アンペア（Ａ）であり、ヒュージブル
リンク１７には定格電流３０Ａのものが使用されてい
る。
【００１５】図２の平面図で示すように、Ｊ／Ｂ１０
は、絶縁基板を重ねてなっている回路基板上に布線シー
ト１９が設けられ、この布線シート１９上には所定仕様
の０．５ｍｍ２電線が布線されて回路を構成している。
は、絶縁基板を重ねてなっている回路基板上に布線シー
ト１９が設けられ、この布線シート１９上には所定仕様
の０．５ｍｍ２電線が布線されて回路を構成している。
【００１６】また、この場合、ヒューズ１４の定格電流
を考慮してフロアの配線回路に０．５ｍｍ２仕様の電線
１１が使用され、ヒュージブルリンク１７の定格電流を
考慮してインストルメントパネルとルーフの各配線回路
に２ｍｍ２使用の電線１５，１６が使用されている。
を考慮してフロアの配線回路に０．５ｍｍ２仕様の電線
１１が使用され、ヒュージブルリンク１７の定格電流を
考慮してインストルメントパネルとルーフの各配線回路
に２ｍｍ２使用の電線１５，１６が使用されている。
【００１７】したがって、フロアの配線回路はＪ／Ｂ１
０内の布線シート１９上に布線されている０．５ｍｍ２
仕様の電線と電気的バランスがとれているため、電線１
１をヒューズ１４側の電線１２，１３に接続して布線シ
ート１９上で接続することにより、Ｊ／Ｂ内の回路基板
に取り込むことができる。
０内の布線シート１９上に布線されている０．５ｍｍ２
仕様の電線と電気的バランスがとれているため、電線１
１をヒューズ１４側の電線１２，１３に接続して布線シ
ート１９上で接続することにより、Ｊ／Ｂ内の回路基板
に取り込むことができる。
【００１８】それに対して、インストルメントパネルと
ルーフの配線回路は２ｍｍ２仕様の電線１５，１６であ
るため、Ｊ／Ｂ１０内の布線シート１９上に布線された
０．５ｍｍ２仕様の電線とは電気的バランスがとれな
い。それを解決するために、バスバー１８を用いて２ｍ
ｍ２仕様の電線１５，１６同士を接続し、そうしたバス
バー１８を介してインストルメントパネルとルーフの各
配線回路をＪ／Ｂ１０内の布線シート１９上に取り込む
ことができる。
ルーフの配線回路は２ｍｍ２仕様の電線１５，１６であ
るため、Ｊ／Ｂ１０内の布線シート１９上に布線された
０．５ｍｍ２仕様の電線とは電気的バランスがとれな
い。それを解決するために、バスバー１８を用いて２ｍ
ｍ２仕様の電線１５，１６同士を接続し、そうしたバス
バー１８を介してインストルメントパネルとルーフの各
配線回路をＪ／Ｂ１０内の布線シート１９上に取り込む
ことができる。
【００１９】図３（ａ），（ｂ）は、バスバー１８を設
けた周辺部である図２中符号Ａの部分を拡大して示す平
面図と、この平面図における矢印Ｂ−Ｂ線からの側面断
面図である。同図（ｂ）から明らかなように、バスバー
１８はこの場合たとえば平面屈曲形状に成形され、その
両端に垂直に立ち上げたタブ１８ａを有してなってい
る。そうしたバスバー１８のタブ１８ａによってインス
トルメントパネル側とルーフ側の各負荷が布線電線１
５，１６で互いに接続され、メインカバー２０側に接続
されている。
けた周辺部である図２中符号Ａの部分を拡大して示す平
面図と、この平面図における矢印Ｂ−Ｂ線からの側面断
面図である。同図（ｂ）から明らかなように、バスバー
１８はこの場合たとえば平面屈曲形状に成形され、その
両端に垂直に立ち上げたタブ１８ａを有してなってい
る。そうしたバスバー１８のタブ１８ａによってインス
トルメントパネル側とルーフ側の各負荷が布線電線１
５，１６で互いに接続され、メインカバー２０側に接続
されている。
【００２０】以上から、従来例の図４で示されたよう
に、インストルメントパネルとルーフの各配線回路をＪ
／Ｂ外部でコネクタ４を介して接続するといった不都合
が避けられ、コネクタ４という部品を削減してコスト低
減を可能にすると同時に、Ｊ／Ｂ外部での別配線が不要
となるので、電源バッテリからＪ／Ｂ１０に引き回され
る電源ラインが簡素化される。
に、インストルメントパネルとルーフの各配線回路をＪ
／Ｂ外部でコネクタ４を介して接続するといった不都合
が避けられ、コネクタ４という部品を削減してコスト低
減を可能にすると同時に、Ｊ／Ｂ外部での別配線が不要
となるので、電源バッテリからＪ／Ｂ１０に引き回され
る電源ラインが簡素化される。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる請
求項１に記載の電気接続箱は、第１，第２の過電流保護
装置の定格電流を考慮して接続された車体装備の各配線
回路にあって、所定仕様の電線を布線したＪ／Ｂ側との
電気的バランスがとれているものは、そのＪ／Ｂ内の布
線電線と同一仕様の電線でもって接続してＪ／Ｂ内に取
り込む。また、Ｊ／Ｂ内の布線電線の仕様よりも大きい
電線で接続された車体装備の配線回路は、Ｊ／Ｂ内の布
線電線と電気的バランスをとるために、バスバーで接続
した状態でＪ／Ｂ内に取り込む。それによって、Ｊ／Ｂ
における車体装備の配線回路の集約化とコンパクト化を
高め、コスト低減を実現することができる。
求項１に記載の電気接続箱は、第１，第２の過電流保護
装置の定格電流を考慮して接続された車体装備の各配線
回路にあって、所定仕様の電線を布線したＪ／Ｂ側との
電気的バランスがとれているものは、そのＪ／Ｂ内の布
線電線と同一仕様の電線でもって接続してＪ／Ｂ内に取
り込む。また、Ｊ／Ｂ内の布線電線の仕様よりも大きい
電線で接続された車体装備の配線回路は、Ｊ／Ｂ内の布
線電線と電気的バランスをとるために、バスバーで接続
した状態でＪ／Ｂ内に取り込む。それによって、Ｊ／Ｂ
における車体装備の配線回路の集約化とコンパクト化を
高め、コスト低減を実現することができる。
【００２２】また、請求項２に記載の電気接続箱は、上
流側の第１の過電流保護装置に定格電流１０アンペアの
ヒューズを用い、第２の過電流保護装置に定格電流３０
アンペアのヒュージブルリンクを用いて、ヒューズには
車体装備フロアの配線回路を接続し、ヒュージブルリン
クにはインストルメントパネルとルーフの各配線回路を
接続した具体例であって、Ｊ／Ｂ内の回路基板上に設け
た布線シートに０．５ｍｍ２仕様の電線が布線されてい
る場合、ヒューズの定格を考慮してフロアの配線回路を
前記布線シート上の布線電線と同一仕様の電線で接続し
てＪ／Ｂ内に取り込める。また、ヒュージブルリンクの
定格を考慮してインストルメントパネルとルーフの各配
線回路が２ｍｍ２仕様の電線で接続される場合、０．５
ｍｍ２の電線が布線されている布線シート側とは電気的
バランスがとれないので、その２ｍｍ２仕様の電線をバ
スバーで接続してＪ／Ｂ内に取り込むことができる。
流側の第１の過電流保護装置に定格電流１０アンペアの
ヒューズを用い、第２の過電流保護装置に定格電流３０
アンペアのヒュージブルリンクを用いて、ヒューズには
車体装備フロアの配線回路を接続し、ヒュージブルリン
クにはインストルメントパネルとルーフの各配線回路を
接続した具体例であって、Ｊ／Ｂ内の回路基板上に設け
た布線シートに０．５ｍｍ２仕様の電線が布線されてい
る場合、ヒューズの定格を考慮してフロアの配線回路を
前記布線シート上の布線電線と同一仕様の電線で接続し
てＪ／Ｂ内に取り込める。また、ヒュージブルリンクの
定格を考慮してインストルメントパネルとルーフの各配
線回路が２ｍｍ２仕様の電線で接続される場合、０．５
ｍｍ２の電線が布線されている布線シート側とは電気的
バランスがとれないので、その２ｍｍ２仕様の電線をバ
スバーで接続してＪ／Ｂ内に取り込むことができる。
【図１】本発明にかかる電気接続箱の実施の形態のＪ／
Ｂと車体装備の各配線回路との接続態様を概略的に示す
回路図である。
Ｂと車体装備の各配線回路との接続態様を概略的に示す
回路図である。
【図２】本例のバスバーを組み込んだＪ／Ｂ内部の配線
構造を示す平面図である。
構造を示す平面図である。
【図３】同図（ａ），（ｂ）は、図２中のバスバー周辺
部Ａを拡大して示す平面図と、この拡大平面図の矢印Ｂ
−Ｂ線からの側面断面図である。
部Ａを拡大して示す平面図と、この拡大平面図の矢印Ｂ
−Ｂ線からの側面断面図である。
【図４】従来例のＪ／Ｂと車体装備の各配線回路との接
続態様を概略的に示す回路図である。
続態様を概略的に示す回路図である。
１０ ジャンクションブロック（Ｊ／Ｂ） １１ フロア側配線回路の電線 １２，１３ ヒューズ側の電線 １４ ヒューズ（第１の過電流保護装置） １５ インストルメントパネル側配線回路
の電線 １６ ルーフ側配線回路の電線 １７ ヒュージブルリンク（第２の過電流
保護装置） １８ バスバー １８ａ タブ １９ 回路基板上の布線シート ２０ メインカバー
の電線 １６ ルーフ側配線回路の電線 １７ ヒュージブルリンク（第２の過電流
保護装置） １８ バスバー １８ａ タブ １９ 回路基板上の布線シート ２０ メインカバー
Claims (2)
- 【請求項１】 所定仕様の電線を布線シート上に布線し
た回路基板を備え、定格電流の異なる第１，第２の過電
流保護装置を電源上流側に配置した車体装備の各配線回
路に前記回路基板を介して接続される電気接続箱であっ
て、 前記布線シート上に布線された電線に同一仕様の電線で
前記第１の過電流保護装置が接続されている場合、前記
車体装備の配線回路のうちで電気的バランスがとれてい
るものは同一仕様の電線で接続して前記布線シート上に
取り込み、また、前記布線シート上に布線された電線の
仕様よりも大きい仕様の電線で前記第２の過電流保護装
置に接続されて電気的バランスのとれない前記車体装置
の配線回路は、バスバーを介して前記大きい仕様の電線
を互いに接続して前記布線シート上に取り込んでなって
いることを特徴とする電気接続箱。 - 【請求項２】 公称断面積０．５ｍｍ２の前記布線シー
ト上の電線に同一仕様の電線でもって定格電流１０アン
ペアのヒューズが前記第１の過電流保護装置として接続
されている場合、前記車体装備であるフロアの配線回路
が同一仕様の電線によって前記布線シートに取り込ま
れ、一方、前記第２の過電流保護装置として定格電流３
０アンペアのヒュージブルリンクに、前記車体装備のイ
ンストルメントパネルおよびルーフの各配線回路がそれ
ぞれ公称断面積２．０ｍｍ２の電線で接続されている場
合、この電線を接続する前記バスバーを介して前記布線
シート上に取り込んでなっていることを特徴とする請求
項１に記載の電気接続箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000137022A JP2001320816A (ja) | 2000-05-10 | 2000-05-10 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000137022A JP2001320816A (ja) | 2000-05-10 | 2000-05-10 | 電気接続箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001320816A true JP2001320816A (ja) | 2001-11-16 |
Family
ID=18644873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000137022A Abandoned JP2001320816A (ja) | 2000-05-10 | 2000-05-10 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001320816A (ja) |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0747891A (ja) * | 1993-08-03 | 1995-02-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 自動車のワイヤリングシステム |
| JPH0743787U (ja) * | 1994-12-26 | 1995-09-12 | 東芝ホームテクノ株式会社 | Ｐｃ基板装置 |
| JPH08182157A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-12 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
| JPH09182251A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-11 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 自動車用電気接続箱 |
| JPH09266018A (ja) * | 1996-03-29 | 1997-10-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
| JPH10243525A (ja) * | 1997-02-26 | 1998-09-11 | Yazaki Corp | 電気接続箱 |
-
2000
- 2000-05-10 JP JP2000137022A patent/JP2001320816A/ja not_active Abandoned
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Legal Events
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