JP2001320300A - 遠隔制御用送受信システム - Google Patents

遠隔制御用送受信システム

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JP2001320300A
JP2001320300A JP2000139049A JP2000139049A JP2001320300A JP 2001320300 A JP2001320300 A JP 2001320300A JP 2000139049 A JP2000139049 A JP 2000139049A JP 2000139049 A JP2000139049 A JP 2000139049A JP 2001320300 A JP2001320300 A JP 2001320300A
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Toshiichi Hama
敏一 浜
Kiyokazu Sakurai
清和 櫻井
Junji Komuro
順治 小室
Tomoyoshi Matsumoto
知義 松本
Masahiro Tanaka
昌廣 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作器と制御出力器の回線接続を迅速に行
う。 【解決手段】 制御機能を有するマイクロコンピュー
タ13は、送信機能及び受信機能を有するRF部(高周
波部)12に接続されている。マイクロコンピュータ1
3は、受信時には記憶装置14に記憶されている前回使
用した周波数を呼出し、キャリアセンスを実行し、その
キャリアセンスの結果を入力し、送信時には変調信号を
RF部12に出力する。マイクロコンピュータ13は、
操作スイッチ部15の複数の操作スイッチのオンオフ情
報及びコントロールレバーの操作量を多重化してデータ
信号を作成し、これを変調信号としてRF部12に供給
する。RF部12は、このデータ信号で搬送波を変調し
て送受信アンテナ11から送信する。送受信アンテナ1
1が受信した制御出力器20の表示データ信号は、マイ
クロコンピュータ13にRF部12を介して入力され、
表示部16に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定小電力無線設
備を用いた産業機器のテレコントロール装置やテレメー
タ装置に用いて好適な遠隔制御用送受信システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より産業機器のテレコントロールシ
ステムは、429MHz帯の特定小電力無線設備を使用
したデータ伝送システムにより構成され、12.5kH
z間隔の40波(チャネル)が使用され、使用したい周
波数チャネルが空いているかどうかをチェックする「キ
ャリアセンス」機能、及び、送信開始時に固有の発呼デ
ータ信号を送信する機能を備えることが、法規上義務付
けられいる。そのため、特定小電力無線設備を使用する
場合には、遠隔制御信号を送信する前に、キャリアセン
スをする手順が必須である。そして、単向通信の場合と
同様に双向通信でも、操作器がキャリアセンスを行い周
波数の空きチャネルを探して送信し、空きチャネルが見
つかった時点でキャリアセンスを終了し、無線通信部を
空きチャネルに対応した送信チャネル(送信周波数)に
セットして、回線接続を行い、所要の送信データの送信
を開始するようにしている。
【0003】この産業機器のテレコントロールシステム
は、操作器としての送信機、制御出力器としての受信機
から構成された単向通信が多かった。最近では、操作器
(送信機)に液晶表示装置等の表示器を備え、制御出力
器(受信機)には各種センサ信号を入力し、被制御機器
(制御対象機器)の状態を操作器の表示部の表示を見な
がら操作できる双向通信機能を持つシステムへの需要が
高まっている。図7に双向通信のシステム構成例を示
す。操作器10側からは、操作スイッチ部15の操作に
より、操作データ信号が送信され、制御出力器20は、
受信した操作データ信号を被制御機器30にデコードし
て送り、電磁バルブ等31を制御する。また、制御出力
器20は被制御機器30のセンサー32から送られてく
る被制御機器30の諸元データを操作器10に送信し、
操作器10は、受信したデータ信号をデコードして、表
示部16に表示する。被制御機器がクレーンの場合、ク
レーンの前後の位置や傾きの変化にともない、クレーン
の能力が変化するため、操作器の表示部に現位置におけ
るクレーンの性能等を表示するようにしている。
【0004】通常、操作器には電源スイッチが備わって
おり、電源スイッチをオンしてから操作スイッチを操作
する。そのため、電源スイッチがオンされ、空きチャネ
ルを探して送信し、操作スイッチを操作するまでに回線
が接続されていれば、操作時の応答時間は操作者の指の
移動に伴う操作の遅れがあるため、応答時間を考慮する
必要がなかった。
【0005】しかし、最近のテレコントロールシステム
における操作器の傾向として、操作器(送信機)に電源
スイッチを設けずに、操作スイッチを操作すると電源が
オンとなるように電源スイッチを兼用させる形式のもの
が多くなっている。この形式の操作器の場合、操作スイ
ッチの操作によって電源スイッチがオンとなり、キャリ
アスキャンを行って、操作信号を送信しても、すぐには
回線接続がされない場合があり、被制御機器が操作可能
になるのに若干のタイムラグが生ずる場合があった。
【0006】すなわち、電波法で許可された40波全て
を使用可能とした場合、操作器が送信開始した周波数が
制御出力器の周波数スキャンが終了したばかりの周波数
だとすると、40波を一巡りしてから回線接続するた
め、電源オン兼用の操作スイッチを押しても回線接続に
一定時間(例えば1秒)がかかってしまう。そのため、
操作器の操作スイッチ操作時には回線接続されておらず
応答時間が延びる可能性がある。このように操作スイッ
チが電源スイッチを兼用している場合でも、他局でいく
つものチャネルが使用されているような場合はキャリア
スキャンの実行時間がかなりかかるため、応答時間を全
ての場合で一定時間以内に納めるのは困難であった。こ
の対策として、従来は40波を5波8グループ、4波1
0グループなどに分けて運用し、制御出力器における周
波数スキャンの一巡の時間を早めるなどの方法がとられ
ていた。
【0007】しかしながら、特定小電力無線設備を使用
した特定小電力テレコントロール/テレメータ装置は、
工場内の各種機械、クレーンロボット、無人車両等の各
種制御に利用されているため、使用可能である40波を
全て使用できるようなシステムの要求が高く、周波数帯
のグループ化は、必ずしもこの要求に沿うものではなか
った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、操作器に電
源スイッチを付けず、操作スイッチに電源スイッチを兼
用させる場合、操作者にとって操作スイッチの操作が直
ちに電源オンとなり、直ちに被制御機器を操作するよう
になるので、タイムラグなしに回線接続する余裕がない
場合があり、操作レスポンスが悪くなること、テレコン
トロール/テレメータ装置で使用できる40波を5波8
グループ、4波10グループなどに分けて運用する場
合、同一エリアに複数の特定小電力テレコントロール/
テレメータ装置が電波を出していた場合、電波を出せず
に使用不可能になる可能性が高いこと等の問題点を解決
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のように
操作スイッチが電源スイッチを兼用し、かつ表示部を有
している被呼側である操作器と、前記表示部に表示する
表示データ信号を送信する発呼側である制御出力器から
なる双向通信可能な遠隔制御用送受信システムにおい
て、使用可能な40波全ての周波数チャネルを使用で
き、送信機の電源スイッチを兼ねた操作スイッチの操作
から受信機が操作信号を出力するまでの応答時間を短縮
することを目的とするものである。
【0010】本発明の請求項1の発明は、複数の操作ス
イッチが電源スイッチを兼用し、前記操作スイッチの操
作情報を送信する操作器と、前記操作情報を受信すると
共に該実行された操作内容を前記操作器側に送信する機
能を備えた制御出力器からなる遠隔制御用送受信システ
ムにおいて、前記操作器と前記制御出力器の双方が前回
回線接続した周波数チャネルをそれぞれ記憶する様に構
成すると共に、前記制御出力器は当該記憶した周波数チ
ャネルを発呼信号として次の回線接続がなされるように
したことを特徴とする遠隔制御用送受信システムであ
る。
【0011】請求項2の発明は、前記制御出力器は記憶
していた周波数チャネルで発呼信号を送信し、前記操作
器は記憶していた周波数チャネルで発呼信号を受信して
回線接続することを特徴とするものであり、請求項3の
発明は、前記制御出力器は記憶していた周波数チャネル
が使用不可能な場合、任意の空き周波数チャネルで発呼
信号を送信し、前記操作器は記憶していた周波数チャネ
ルで一定時間発呼信号を受信できなかった場合、周波数
スキャンを開始して発呼信号を受信した周波数チャネル
で応答信号を返し、回線接続することを特徴とする遠隔
制御用送受信システムである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1ないし図3を参照して、本発
明のテレコントロール/テレメータ装置の実施の一形態
について説明する。テレコントロール/テレメータ装置
における双向単信システムの概要構成は、図7に示した
従来のものと同様である。
【0013】図1、2は、上述した特定小電力無線設備
を使用して遠隔制御を行う場合の概要ブロック構成図で
ある。図1は送信機(操作器、通信開始時には被呼局で
ある。以下「操作器」という。)10、図2は受信機2
0(制御出力器、通信開始時には発呼局である。以下
「制御出力器」という。)のブロック構成図である。図
中、11は送受信アンテナ、12はRF部、13はマイ
クロコンピュータ、14は記憶装置、15は操作スイッ
チ部、16は表示部、21は送受信アンテナ、22はR
F部、23はマイクロコンピュータ、24は記憶装置、
25はリレー、30は被制御機器である。
【0014】図1に示す操作器10は、遠隔制御用の操
作スイッチが電源スイッチを兼ねている。この操作スイ
ッチ部15は、例えば、複数のトグルスイッチを備え
る。トグルスイッチは、中立位置において2出力端子の
両方がオフ状態、一端側、他端側への投入位置において
いずれか一方の出力端子がオン状態となるような構造の
操作スイッチである。例えば、車載用クレーンの遠隔制
御に用いる場合、クレーンの左旋回命令、右旋回命令、
ブームの伸縮、ウインチの巻上・巻下、ブームの起伏等
の対になっている操作の制御動作を行う。マイクロコン
ピュータ13は、操作スイッチ部15のいずれか1つの
操作スイッチがオン状態となると図示しない電源から電
圧が供給されて起動し、その後、この操作スイッチがオ
フ状態となっても電源をオン状態に維持するようにし、
いずれの操作スイッチも所定時間(例えば、3秒間)に
わたって操作されないときを検出して電源をオフとす
る。
【0015】制御機能を有するマイクロコンピュータ1
3は、送信機能及び受信機能を有するRF部(高周波
部)12に接続されている。マイクロコンピュータ13
は、受信時には記憶装置14に記憶されている前回使用
した周波数を呼出し、キャリアセンスを実行し、そのキ
ャリアセンスの結果を入力し、送信時には変調信号をR
F部12に出力する。マイクロコンピュータ13は、操
作スイッチ部15の複数の操作スイッチのオンオフ情報
及びコントロールレバーの操作量を多重化して操作デー
タ信号を作成し、これを変調信号としてRF部12に供
給する。RF部12は、このデータ信号で搬送波を変調
して送受信アンテナ11から送信する。送受信アンテナ
11が受信した制御出力器20の表示データ信号は、マ
イクロコンピュータ13にRF部12を介して入力さ
れ、表示部16に表示される。
【0016】図2に示す制御出力器20では、送受信ア
ンテナ21で受けた操作器10からの電波をRF部22
において復調し、マイクロコンピュータ23に出力す
る。マイクロコンピュータ23は、制御プログラムによ
り、電源投入後、最初に受信周波数の設定変更を繰り返
し行い、対となる操作器10からの電波を検出すると受
信周波数を固定する。
【0017】次に、受信されたデータ信号を多重分離
し、操作スイッチのオンオフ出力は、リレー25を介し
て被制御機器30に出力する。被制御機器30において
は、操作スイッチのオンオフ出力に応じ、各種の制御命
令が実行されるとともに、同時にコントロールレバーの
操作量に応じて制御命令の動作速度などが制御される。
【0018】図3は、本発明の実施の形態の操作器及び
制御出力器の動作を説明するためのフローチャートであ
る。一般にテレコントロール/テレメータ装置におい
て、被制御機器を制御する制御出力器は、電源を被制御
機器から取っている場合が多いので、電源を常時オンと
しているのが通常である。一方、操作器は、携帯型であ
り、内蔵バッテリーで動作するため、操作時以外は、電
源オフとされている。したがって、以下の記述は制御出
力器の電源がまずオンされ、操作器の電源が後にオンさ
れることを前提とする。
【0019】制御出力器及び操作器は、前回の終了時に
回線接続していた周波数チャネルが共に記憶されてい
る。そして、制御出力器は、電源がオンとされると(図
示なし)、直ちに発呼モードに入り(ステップS2
1)、電源オンを示す緑色のLEDが点灯する(ステッ
プS35)。そして、制御出力器は、前回の終了時に回
線接続していた周波数チャネルf(j)を記憶装置から
呼出し(ステップS23)、キャリアセンスを実行し
(ステップS24)、他局が周波数チャネルf(j)を
使用しているか否かを確認し(ステップS25)、どの
局も使用していなければ、ステップS26に進み、制御
信号を送信することにより発呼動作を行う。ここで送信
される信号は、発呼データ信号であって、その詳細は、
後述する。他局が使用していれば、周波数チャネルf
(j)を1つ進め(ステップS34)、ステップS24
に戻り、周波数チャネルf(j+1)についてキャリア
スキャンを行い、空き周波数チャネルf(n)を見つけ
るまで続けられる。
【0020】なお、制御出力器と操作器は、生産時に、
対となる各機器とも同一の周波数チャネルが記憶されて
いるばかりでなく、周波数チャネルの切替の順序も同じ
になるよう各機器の記憶装置に記憶されている。
【0021】ステップS26において、制御出力器は空
き周波数チャネルf(n)にて制御信号を送信すると、
操作器から送信される応答信号の受信待ち状態になり
(ステップS27)、応答データ信号の受信がなけれ
ば、ステップS25に戻る。制御出力器が操作器からの
応答データ信号を受信すると、S29に進み、発呼モー
ドが終了し、操作器と回線接続状態となり、双向通信モ
ードとなる(ステップS30)。ステップ30におい
て、各種制御が操作器と制御出力器との間で行われる。
つまり、操作器からは、操作信号が送信され、制御出力
器はその制御信号に基づいて、被制御機器を制御する。
制御出力器からは、操作器からの要求にあった被制御機
器の状態を示す表示信号を送信し、表示器はその表示信
号を受信して、表示器に表示する。
【0022】ステップS31にて、制御出力器は操作器
からの通信終了信号を受信すると、回線接続されていた
周波数チャネルf(n)を記憶部に記憶し(ステップS
32)、ステップS33に進み、制御出力器の電源がオ
フされなければ、待機状態となり、ステップS22の待
機の状態で同様な動作を繰り返す。なお、ステップ31
において、操作器からの通信終了信号を受信しなけれ
ば、ステップ30に戻る。
【0023】図3において、操作器は、何らかの操作ス
イッチが操作されることにより電源がオンとなり(図示
なし)、被呼モードとなり(ステップS1)、前回回線
接続された記憶周波数チャネルf(i)で制御出力器か
らの発呼信号の受信待ちとなる(ステップS2)。一定
時間受信がなければ、周波数を切り替えて、予め定めら
れている次の周波数をチャネル番号(i+1)に設定し
(ステップS10)、切り替えられた周波数チャネルf
(i+1)についてキャリアセンスを実行し(ステップ
S11)、ステップS2に戻り、制御出力器からの発呼
信号待ちとなり、受信できるまで、全40波を巡回す
る。
【0024】操作器は、ステップS2において、制御出
力器からの発呼信号を受信すると応答信号を発信し(ス
テップS3)、被呼モードが終了し、制御出力器と回線
接続状態となる(ステップS5)。
【0025】ステップS6において、何れの操作スイッ
チも所定時間(例えば、3秒間)にわたって操作されな
いと、ステップS7に進み、通信終了信号が制御出力器
に送信され、回線接続されていた周波数チャネルf
(n)が記憶装置に記憶され(ステップS8)、電源オ
フとなる(ステップS9)。何れかの操作スイッチが操
作されているか、何れかの操作スイッチが操作されずに
所定の時間たたない場合、ステップS5に戻り、制御出
力器との回線接続が維持され、双向通信モードが維持さ
れる。
【0026】なお、電波障害による通信断が発生した場
合、制御出力器は一定時間内は接続されていた周波数チ
ャネルで発呼動作を開始し、一定時間経過後は周波数チ
ャネルを変更して発呼動作を再開する。なお、通信終了
信号を授受した場合の電波断では、周波数チャネルの変
更はせず、その周波数チャネルが記憶装置にそのまま記
憶される。
【0027】図4、5は、本発明の実施の形態の動作に
おける信号のタイミング状態を示すタイミングチャート
であり、図4は、記憶されていた周波数で回線接続され
る場合を示し、図5は記憶されていた周波数の次の周波
数で回線接続される場合を示している。
【0028】図4において、時間t0で制御出力器の電
源がオンとなると、前回回線接続していた周波数チャネ
ルf(i)に受信周波数が設定され、キャリアスキャン
を実行し(時間t1)、他局で周波数チャネルf(i)
が使用されていないことが確認されると、周波数チャネ
ルf(i)に送信周波数が設定され、発呼データ信号を
送信する(時間t2)。発呼データ信号が送信される
と、周波数チャネルf(i)に受信周波数が設定され
て、操作器からの応答データ信号受信待ちとなる(時間
3)。時間t4においてなされた操作も同様である。こ
の時間t2、t3、t 4で行われた操作は、操作器からの
応答データ信号受信まで繰り返し続けられる。
【0029】このような発呼動作の継続している間に、
操作器の電源がオンされると、制御出力器の場合と同様
に、前回回線接続された周波数チャネルf(i)で受信
周波数設定がなされ、制御出力器からの発呼データ信号
受信待ちとなる(時間t5)。制御出力器は前述の動作
を繰り返しており、時間t6で送信された発呼データ信
号が、操作器に受信されると、時間t7で、発呼・被呼
モードから、回線接続状態に移行する。
【0030】操作器は、制御出力器からの発呼データ信
号を受信すると、回線接続状態となり、キャリアスキャ
ンを実行し、他局で周波数チャネルf(i)が使用され
ていないことが確認されると、送信周波数を周波数チャ
ネルf(i)に設定して、応答データ信号を送信する
(時間t8)。制御出力器は、応答データ信号を受信す
ると、送信周波数を周波数チャネルf(i)に設定し、
表示データ信号を送信する(時間t9)。この表示デー
タ信号は、回線接続状態においては、常時送信されるよ
うになっており、表示データ信号を送信すると、操作デ
ータ信号の受信モードに切り替わるが、操作データ信号
が送られてこないときは、送信モードに切り替わり、表
示データ信号を送信するようになる。
【0031】操作器は、被制御機器を操作する場合は、
送信周波数を周波数チャネルf(i)に設定し、操作デ
ータ信号を送信する(時間t10)。制御出力器は、受信
周波数を周波数チャネルf(i)に設定し、受信モード
になっているので、操作器からの操作データ信号を受信
し、被制御機器に制御データ信号を送る。
【0032】この後、操作器と制御出力器は、上記時間
9、t10の動作と同様な動作を、時間t11、t12にお
いても行い、操作器から通信終了信号が送信されるまで
続けられる。
【0033】図5は、記憶されていた周波数の次の周波
数で回線接続される場合を示し、制御出力器は、電源オ
ンされると(時間t50)、前回回線接続された周波数チ
ャネルf(i)で受信周波数を設定し、キャリアスキャ
ンを行い、他局が使用している周波数チャネルf(i)
が受信されると(時間t51)、予め設定されている順序
に従い、次の周波数チャネルf(i+1)で受信周波数
の設定を行い、再度キャリアスキャンを行い、他局で周
波数チャネルf(i+1)が使われていなければ、送信
周波数を周波数チャネルf(i+1)に設定して、発呼
データ信号を送信する(時間t52)。周波数チャネルf
(i+1)も他局で使われておれば、予め設定されてい
る次の周波数チャネルf(i+2)を受信周波数に設定
し、キャリアスキャンを行う。このように、空いている
周波数に行き当たるまでこの動作が行われ、空き周波数
に使用周波数が設定される。
【0034】時間t52の時点では、操作器の電源がオン
されていないので、制御出力器は、応答データ信号を受
信するまで、発呼データ信号を送信し続ける点は、図4
の場合と同様なので説明は省略する。
【0035】操作器の電源がオンされると、受信周波数
が前回回線接続されていた周波数チャネルf(i)に設
定され、発呼データ信号の受信待ちになる(時間
54)。一定時間発呼データ信号受信待ちを続けて、受
信されないと、制御出力器と同様に、予め設定されてい
る順序にしたがい、次の周波数チャネルf(i+1)に
受信周波数を設定し、発呼データ信号受信待ちとなる。
制御出力器からの周波数チャネルf(i+1)の発呼デ
ータ信号を時間t56で受信し、発呼・被呼モードから回
線接続状態(時間t57)となった以降は、図4の場合と
同様なので、説明は省略する。
【0036】図6は、操作器、制御出力器が発信する各
種信号のフォーマットを示す。回線接続前は、制御出力
局が記憶していた周波数チャネルで発呼データ信号を
(制御出力器の電源がOFFとされなければ)定期的に
送信する。これを操作器が受信して応答信号を返すこと
で、回線接続する。発呼データ信号は、2フレーム単位
で送信され、各フレームは、識別コード(発呼信号であ
ることが識別できるコード)、周波数番号、フレーム番
号、IDコード、誤り検出コードからなる。発呼データ
信号は、本実施の態様の場合、一定時間送信され、前記
一定時間より長い時間応答待ちをする。応答待ちの期間
に、キャリアスキャン及び周波数切替が行われる。
【0037】応答データ信号は、識別コード、操作デー
タ、フレーム番号、IDコード、誤り検出コードとから
なり、操作器の設定している受信周波数と制御出力器か
らの発呼データ信号の周波数番号が一致したときに発信
される。表示データ信号は、識別コード、表示データ、
フレーム番号、IDコード、誤り検出コードからなり、
操作器と制御出力器が回線接続状態になると、操作器か
らの操作データ信号が受信されず、かつ操作器からの通
信終了信号が受信されるまで、常に送信される。操作デ
ータ信号は、識別コード、操作データ、フレーム番号、
IDコード、誤り検出コードからなり、操作器の操作ス
イッチが操作されたとき、送信される。
【0038】
【発明の効果】本発明は、回線接続する際に、前回回線
接続された周波数から接続動作が行われ、空き周波数を
探す場合も予め設定されている順序で行うため次のよう
な効果を有する。 (1)記憶していた周波数チャネルで回線接続された場
合、操作器に電源スイッチは付けず操作スイッチに電源
スイッチを兼用させても、操作レスポンスは十分速い。 (2)操作スイッチがオンするたびに制御出力器が発呼
している周波数チャネルが移動しているという可能性は
非常に低いため、記憶していた周波数チャネルが使用不
可で回線接続に時間がかかっても、次に回線接続すると
きは即座に回線接続される。 (3)40波全て使えるので、同一エリアに複数の特定
小電力テレコントロール/テレメータ装置が電波を出し
ていた場合、電波を出せずに使用不可能になる可能性が
低くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特定小電力無線設備を使用して遠隔制
御を行う場合の操作器の概要ブロック構成図である。
【図2】本発明の特定小電力無線設備を使用して遠隔制
御を行う場合の制御出力器のブロック構成図である。
【図3】本発明の実施の形態の操作器及び制御出力器の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態の動作における記憶されて
いた周波数で回線接続される場合の信号のタイミング状
態を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の実施の形態の動作における記憶されて
いた次の周波数で回線接続される場合の信号のタイミン
グ状態を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の操作器、制御出力器が発信する各種信
号のフォーマットを示す図である。
【図7】従来の双向通信のシステム構成例を示す概念
図。
【符号の説明】
11:送受信アンテナ、12:RF部(高周波部),1
3:マイクロコンピュータ、14:記憶装置、15:操
作スイッチ部、16:表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小室 順治 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 松本 知義 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 田中 昌廣 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 Fターム(参考) 5K011 CA11 CA12 DA01 DA15 GA01 GA03 HA00 KA15 LA08 5K048 AA06 AA08 BA35 CA13 DB01 DC01 EB02 HA04 HA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の操作スイッチが電源スイッチを兼
    用し、前記操作スイッチの操作情報を送信する操作器
    と、前記操作情報を受信すると共に該実行された操作内
    容を前記操作器側に送信する機能を備えた制御出力器か
    らなる遠隔制御用送受信システムにおいて、 前記操作器と前記制御出力器の双方が前回回線接続した
    周波数チャネルをそれぞれ記憶する様に構成すると共
    に、前記制御出力器は当該記憶した周波数チャネルを発
    呼信号として次の回線接続がなされるようにしたことを
    特徴とする遠隔制御用送受信システム。
  2. 【請求項2】 前記制御出力器は記憶していた周波数チ
    ャネルで発呼信号を送信し、前記操作器は記憶していた
    周波数チャネルで発呼信号を受信して回線接続すること
    を特徴とする請求項1記載の遠隔制御用送受信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記制御出力器は記憶していた周波数チ
    ャネルが使用不可能な場合、任意の空き周波数チャネル
    で発呼信号を送信し、前記操作器は記憶していた周波数
    チャネルで一定時間発呼信号を受信できなかった場合、
    周波数スキャンを開始して発呼信号を受信した周波数チ
    ャネルで応答信号を返し、回線接続することを特徴とす
    る請求項1、2記載の遠隔制御用送受信システム。
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