JP2818765B2 - コードレスリモコン給湯機 - Google Patents

コードレスリモコン給湯機

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JP2818765B2
JP2818765B2 JP6198289A JP19828994A JP2818765B2 JP 2818765 B2 JP2818765 B2 JP 2818765B2 JP 6198289 A JP6198289 A JP 6198289A JP 19828994 A JP19828994 A JP 19828994A JP 2818765 B2 JP2818765 B2 JP 2818765B2
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欣弘 上田
弘 武智
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔設置した器具とコ
ントローラ(リモコンとも言う)間を電波を用いて通信
制御を行うコードレスリモコン給湯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコードレスリモコン給湯機のシス
テムについて図5により説明する。
【0003】給湯機本体とリモコンの通信が開始されて
いない状態では給湯機の送受信周波数、リモコンの送受
信周波数共にチャンネル1に固定されている。この状態
からリモコンのスイッチ操作を行うと(P1)、リモコ
ンは操作信号を給湯機本体に向けて送信し(A)、給湯
機本体はこの信号を受信する(B)。その後給湯機本体
はリモコンへ応答信号を送信するが(C)、この応答信
号の終了時点からT1秒後に給湯機本体とリモコンはタ
イミングをあわせて通信できるようにそれぞれのタイマ
ーを起動する。
【0004】ここまでの送受信動作はあらかじめ固定さ
れた送受信周波数であるチャンネル1で行われる。この
動作によりタイマー同期を確立しリモコンではこれ以降
T2秒ごとに受信電源をオンさせ間欠的に受信を行い
(D)、給湯機本体もT2秒毎にリモコンへの送信タイ
ミングを持つようにする(E)。また、タイマー同期の
確立以降は次のようなタイミングで給湯機本体、リモコ
ンとも送受信周波数を切り換えていく。
【0005】まず、給湯機本体の受信はリモコンの間欠
受信周期T2秒の1/2の周期T2/2秒でタイマーに
より受信チャンネルを1、2、3と切り換えていく
(F)。これに対応するリモコンの送信は給湯機本体の
受信チャンネルと同一のチャンネルで送信する必要があ
る。例えば、P2においてスイッチ操作があった場合リ
モコンは操作信号を送信するが(A)、この時の送信チ
ャンネルは給湯機本体が受信しているチャンネル2に合
わせばよい。
【0006】すなわち(G)で示すようにリモコンの送
信チャンネルは本体と同期したタイミングで切り換えて
いけばよいのである。もし、リモコン1が送信直前に行
うキャリアセンスで同一周波数の電波がすでに送信され
ていると判断したときは、次の送信チャンネル3まで待
って送信すれば問題ない。
【0007】次に、リモコンの受信は前記したようにT
2秒周期で間欠受信を行っているが(D)、このときの
受信はまずチャンネル1で受信し、T2秒後の受信タイ
ミングではチャンネル2で受信し、次はチャンネル3、
次は再度チャンネル1と周期的に変化させていく
(H)。これに対応する給湯機本体の送信はリモコンの
受信チャンネルと同一のチャンネルで送信する必要があ
る。
【0008】例えば、給湯機本体でP3において給湯燃
焼状態となった場合、実際にリモコンに給湯燃焼の情報
を送るタイミングはT3秒後のリモコンの受信タイミン
グとなるが、このときの送信チャンネルはリモコンと同
期をとったタイマーでリモコン受信チャンネルと同一の
3チャンネルにあわせば良い(E)。もし、給湯機本体
が送信直前に行うキャリアセンスで同一周波数の電波が
すでに送信されていると判断したときは、T2秒後のチ
ャンネル1まで待って送信すれば問題ない。
【0009】なお、上記チャンネル1、2、3は出荷時
に給湯機本体、リモコンにセットで記憶され、セット毎
に別の通信チャンネルを用いて色々な組み合わせを作る
ことが可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、市場において例えば、リモコンが故障し
交換する場合、リモコン、給湯機本体の個々に付与され
るIDコードをお互いに認識させる、いわゆる登録のや
り直しをする必要があるが、この時給湯機本体がどの周
波数を使用して通信しているかがわからず、新しいリモ
コンと給湯機本体との登録を電波を用いて行うことが困
難であり、設定器を用いての有線での登録作業を行う必
要があった。なお給湯機本体のみを交換する場合も同様
のことが言える。
【0011】また、登録作業を行っても、今度は通常使
用する複数の通信チャンネルをリモコンと給湯機本体で
一致させなければ使用できず、これにも設定器が必要で
あった。また、市場においてノイズ等により複数の使用
チャンネルの記憶が一部破壊されてしまった場合、全く
通信ができなくなる訳ではないが、通信状況が悪化し、
本体の状態変化やリモコンの操作に対するそれぞれ応答
が遅くなる恐れがあった。
【0012】また、リモコンが電池式の場合の電池交換
時に必ず発生するが、リモコンの電源のみが一旦落とさ
れて再度電源供給され、給湯機本体は正常に動作し続け
ている場合、リモコンは再操作された時に必ずチャンネ
ル1で送信を行うが、本体はリモコンとの同期タイミン
グで通信チャンネルを切り換えて受信しているので、リ
モコンの送信を受けられる確率が低くなり、うまく通信
が開始できない場合があった。
【0013】そこで、本発明の第1の目的は、市場にお
いて容易にIDコード登録のやり直しを行えるようにす
ることにある。また本発明の第2の目的は、登録のやり
直しを行った後に設定器等を用いずに最初の通信に入れ
るようにすることにある。また本発明の第3の目的は、
複数の使用チャンネルの記憶動作を最初の通信の応答信
号でできるようにする。また第4の目的は、電池交換等
でリモコンのみの電源が一旦落とされた場合でも迅速に
通信が再開できるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のコードレスリモコン給湯機の第1の手段
は、給湯機本体と、この給湯機本体を遠隔制御するリモ
コンから構成され、前記リモコンは無線信号を送受信す
る送受信手段と、給湯運転条件を操作入力する操作手段
と、送受信により給湯機本体と基準時を合わせ、所定時
間を計測するタイマー手段と、前記タイマー手段からの
情報により送受信電波の周波数帯を所定範囲内で給湯機
本体と同期して切り換える送受信周波数変更手段を備
え、前記給湯機本体は本体送受信手段と、前記リモコン
と基準時を合わせるための本体タイマー手段と、前記リ
モコンと同期して送受信電波の周波数を切り換える本体
送受信周波数変更手段を備え、リモコンと給湯機本体に
個別に割り振られるIDコードを互いに認識させ通信を
可能にする登録モードの送受信は、本体登録手段および
リモコン登録手段の操作信号により特定の通信周波数に
設定する送受信周波数変更手段および本体送受信周波数
変更手段を備えたものである。
【0015】また本発明の第2の手段は、登録モードの
応答信号上に登録モード後の最初の送受信で使用する周
波数情報を付加する送受信手段または本体送受信手段を
備えたものである。
【0016】また本発明の第3の手段は、登録モード後
の最初の通信の応答信号内に同期通信時に使用する複数
の周波数情報を付加する送受信手段または本体送受信手
段を備えたものである。
【0017】また本発明の第4の手段は、初期電源投入
後の最初の通信時に使用する周波数を同期通信時には他
の周波数よりも周期時限の配分が高い割合に設定するタ
イマー手段および本体タイマー手段を備えたものであ
る。
【0018】
【作用】本発明の第1の手段によれば、本体登録手段と
リモコン登録手段を操作したら本体送受信周波数変更手
段と送受信周波数変更手段が登録モードを設定し、特定
の周波数で給湯機本体、リモコン共に通信させることが
できるので、電波を用いて登録が可能となり、市場での
故障交換に際して登録のやり直しは登録用に準備する登
録設定器が不要だから容易になる。
【0019】また、本発明の第2の手段によれば、登録
モードの応答信号のデータ内に、登録モード後の最初の
送受信で使う通信チャンネルを指定できるので、通信チ
ャンネルの設定器を用いなくても最初の通信を行うこと
が可能となる。
【0020】また、本発明の第3の手段によれば、使用
する複数の通信チャンネルを登録モード後の最初の応答
信号で伝えることが可能となり、通信チャンネルの設定
器を別途に準備しなくても、自動的に複数チャンネルを
同期切り換えする通信に入れる。
【0021】また本発明の第4の手段によれば、初期電
源投入後の最初の通信時に使用する周波数を同期通信で
の同期時限の配分が高い割合で使用するため、リモコン
のみが電池交換等で電源が落とされた後の操作で、給湯
機本体が同期通信中でも通信周波数を一致させる確率を
高めて通信を迅速に再開することが可能となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1(a),(b)において、1はリモコン、2
は給湯機本体9との同期タイミングを計時するタイマー
手段、3は送受信周波数変更手段でありタイマー手段2
の計時時間により周波数を変更する。4は電波による無
線信号を送受信する送受信手段、5はタイマー手段2の
計時時間により送受信手段4への電池からの電源供給を
制御する電源制御手段、6は押しボタン等のスイッチ6
a,6b等から成る操作手段、7は送受信用アンテナ、
8は本体機器の状態を表示する液晶パネル等の表示手段
である。
【0023】送受信手段4は操作手段6で操作された給
湯設定温度等の内容をアンテナ7を介して給湯機本体9
へ送信し、給湯機本体9からアンテナ7を介して受信し
た本体の状態を表示手段8に表示する機能を持つ。ま
た、操作手段6は給湯機本体9とリモコン1のIDコー
ド登録のやり直しを行う場合、スイッチ6a,6b等の
多重押しなど特殊な操作をすることで、リモコン1を登
録のやり直しモード(以下登録モードという)に設定す
るリモコン登録スイッチとしての機能を持つ。
【0024】10はリモコン1との同期タイミングを計
時する本体タイマー手段、11は本体送受信周波数変更
手段であり本体タイマー手段10の計時時間により周波
数を変更する。12は無線信号を送受信する本体送受信
手段、13は本体の燃焼動作を制御する本体制御手段、
14は送受信用アンテナ、15は給湯機本体9とリモコ
ン1のIDコード登録のやり直しを行う場合、給湯機本
体9を登録モードに設定するための本体登録スイッチで
ある。
【0025】送受信手段12は本体制御手段13からの
情報をアンテナ14を介してリモコン1へ送信し、リモ
コン1からアンテナ14を介して受信した操作信号を本
体制御手段13へ伝える機能を持つ。上記した構成に基
づいて以下動作について説明する。
【0026】図2を用いて市場でのIDコード登録のや
り直し操作について述べる。図2(a),(b)は本発
明の一実施例における登録モード時の通信パケット図で
ある(以下、登録パケットとも言う)。まず、給湯機本
体9は本体登録スイッチ15を押すことで登録モードに
入るが、この時本体送受信周波数変更手段11がスイッ
チ操作を検知し、送受信周波数を特定のチャンネルに設
定する。
【0027】そして、いつでもリモコン1から受信でき
る状態に入る。またリモコン1も操作手段6をスイッチ
6a,6b等の多重押し等の特殊操作することで登録モ
ードに入るが、この時送受信周波数変更手段3が特殊操
作を検知し、送受信周波数を給湯機本体9と同じ特定の
チャンネルに設定する。
【0028】リモコン1は登録モードに入ると図2
(a)で示す登録パケットを送信する。この登録パケッ
トはリモコン1固有の番号を示すIDコード(C1)、
送信元のアドレスを示すSA(C2)、送信相手を示す
DA(C3)、パケットの種別を示すPFC(C4)
と、誤りチェックコードFCC(C5)から構成されて
いる。この時、給湯機本体9はリモコン1と同一の周波
数で受信しているので、登録パケットを正常に受信する
ことができる。
【0029】給湯機本体9はリモコン1からの登録パケ
ットを受信すると、PFCとFCCのチェックを行った
後に、送受信手段12に登録パケット内のリモコン1の
IDコードを記憶する。その後リモコン1に対して応答
の送信を返す必要があるが、これは図2(b)で示す登
録ACKパケットを送信する。
【0030】このパケットは給湯機本体9固有の番号を
示すIDコード(C6)、送信元のアドレスを示すSA
(C7)、送信相手を示すDA(C8)、パケットの種
別を示すPFC(C9)と、登録モード後の最初の送受
信で使用する通信チャンネルA(C10)と、誤りチェ
ックコードFCC(C11)から構成されている。
【0031】リモコン1は登録ACKパケットを受信す
ると、PFCとFCCのチェックを行った後に、送受信
手段4に登録ACKパケット内の給湯機本体9のIDコ
ードを記憶し、同時に通信チャンネルA(C10)の情
報を送受信周波数変更手段3に記憶する。
【0032】以上の様な登録モードでの送受信により、
給湯機本体9は登録モード後の最初の送受信からはリモ
コン1のIDコードが付加されている通信パケットしか
正常データとして認めない様になり、リモコン1も同様
に給湯機本体9のIDコードが付加された送信パケット
しか正常と認めないので、市場でのIDコード登録のや
り直しを行っても誤動作することもなく、特別に設定器
を用いる必要もなくて容易に登録のやり直しができる。
【0033】また、最初の送受信後に使用する通信チャ
ンネル(後ほど述べる)を登録モード時に給湯機本体9
からリモコン1へ伝えることができるので市場でのID
コード登録やり直し後、直ちに正常に通信を再開するこ
とができる。なお、登録モードを終了する条件は、登録
パケットと登録ACKパケットの送受信の完了、もしく
は一定時間内で送受信が完了しなかった場合となる。ま
た、リモコン1が消耗する電源でない、例えば充電式電
池や給湯機本体9と同じ商用電源を用いるケース等で
は、電池電源の消耗に配慮しなくても良いから、IDコ
ード登録の発信側は給湯機本体9からにしても良い。
【0034】次に、本発明における同期通信の方法につ
いて図3、及び図4に基づいて説明する。図4は本発明
の他の実施例における同期通信タイミングチャートであ
る。
【0035】給湯機本体9とリモコン1の通信が開始さ
れていない状態、すなわち初期電源投入時やIDコード
登録のやり直しを行った場合は、給湯機本体9の送受信
周波数、リモコン1の送受信周波数共にチャンネルAに
固定されている(I,J)。このチャンネルAは工場出
荷段階で給湯機本体9とリモコン1に同一チャンネルで
記憶されるが、IDコード登録のやり直しを行った場合
は前述した登録ACKパケットにより設定される。
【0036】リモコン1のスイッチ6a,6b等の操作
を行うと(P4)、リモコン1は操作信号を給湯機本体
9に向けて送信し(K)、給湯機本体9はこの信号を受
信する(L)。その後給湯機本体9はリモコン1へ応答
信号を送信するが(M)、この応答信号の終了時点から
T4秒後に給湯機本体9とリモコン1はタイミングをあ
わせて通信できるようにそれぞれ本体タイマー手段10
とタイマー手段2を起動する。ここまでの送受信動作は
あらかじめ決められた送受信周波数であるチャンネルA
で行われる。
【0037】この動作によりタイマー同期を確立しリモ
コン1では、これ以降T5秒ごとに電源制御手段5によ
り送受信手段4の電源をオンさせ間欠的に受信を行い
(N)、給湯機本体9もT5秒毎にリモコン1への送信
タイミングを持つようにする(O)。
【0038】図3(a),(b)は本発明の他の実施例
における同期通信パケット図である。基本構成は登録パ
ケットと同様であるが、給湯機本体9からリモコン1へ
の応答パケットには(a)で示すリモコンの表示内容を
示すパケットと、(b)で示すように今後の通信で使用
する3つの通信チャンネルA,B,Cを付加したパケッ
トの2種類があり、給湯機本体9は最初の応答信号送信
時に両方のパケットを送信する。このパケット(b)を
リモコン1が受信して送受信周波数変更手段3に記憶す
ることにより、リモコン1と給湯機本体9で通信チャン
ネルを合わせて食い違うことを防ぐことができる。
【0039】また、タイマー同期の確立以降は、次のよ
うなタイミングで給湯機本体九、リモコン1とも送受信
周波数を切り換えていく。まず、給湯機本体9の受信は
リモコン1の間欠受信周期T5秒間はチャンネルA、T
5/2秒間はチャンネルB、次のT5/2秒間はチャン
ネルCを1周期として切り換えていく。これは、本体タ
イマー手段10の計時する時間を本体送受信周波数変更
手段11が確認して本体送受信手段12を制御するもの
である(I)。これに対応するリモコン1の送信は給湯
機本体9の受信チャンネルと同一のチャンネルで送信す
る必要がある。
【0040】例えば、P5においてスイッチ6a,6b
等の操作があった場合リモコン1は操作信号を送信する
が(K)、この時の送信チャンネルは給湯機本体9が受
信しているチャンネルAに合わせばよい。すなわち
(J)で示すようにリモコン1の送信チャンネルはタイ
マー手段2の計時する時間を送受信周波数変更手段3が
確認して、給湯機本体9と同一のタイミングで送受信手
段4の送信チャンネルを切り換えていけばよいのであ
る。もし、リモコン1が送信直前に行うキャリアセンス
で同一周波数の電波がすでに他の給湯機から送信されて
いると判断したときは、次の送信チャンネルBまで待っ
て送信すれば通信が混乱せず問題ない。
【0041】次に、リモコン1の受信は前記したように
T5秒周期で間欠受信を行っているが(N)、このとき
の受信はまずチャンネルAで受信し、T5秒後の受信タ
イミングではチャンネルBで受信し、次はチャンネル
C、次は再度チャンネルAと周期的に変化させていく
(P)。これはタイマー手段2が計時するT5秒の経過
を送受信周波数変更手段3がカウントし、T5秒毎に送
受信手段4の受信チャンネルを制御することで可能であ
る。
【0042】これに対応する給湯機本体9の送信はリモ
コン1の受信チャンネルと同一のチャンネルで送信する
必要がある。これは本体タイマー手段10が計時するT
5秒の経過を本体送受信周波数変更手段11がカウント
し、T5秒毎に本体送受信手段12の送信チャンネルを
制御することで可能である。もし、給湯機本体9が送信
直前に行うキャリアセンスで同一周波数の電波がすでに
送信されていると判断したときは、T5秒後の次のチャ
ンネルまで待って送信すれば問題ない。
【0043】次に、P6にてリモコン1の電池を抜き、
直ちに新品の電池を再投入して操作した場合の動作につ
いて述べる。リモコン1は初期電源投入時と同じである
から、チャンネルAで送信するが(K)、給湯機本体9
は同期通信中であるのでチャンネルCでの受信待ちとな
っており、チャンネルの不一致によりリモコン1のデー
タを受信することはできない(I)。
【0044】しかしチャンネルAの受信期間をチャンネ
ルB,Cの2倍としているため、この受信期間中にリモ
コン1の送信開始のタイミングが入れば受信できて通信
可能だから、1/2の確率でチャンネルAでの送信デー
タを受信できることになり、T5秒後にP7でのリモコ
ン1からの自動的な再送信では正常受信が可能となる
(L)。
【0045】そこで初期と同様に応答を返し(M)、そ
れ以降、再度同期通信が可能となる。以上により、リモ
コン1のみが同期通信の途中で電源が落ち、再投入され
た場合でも素早く通信を再開することが可能である。
【0046】なお、P6の通信失敗時にはチャンネルA
に割り当てた送信期間だけ通信再開動作を待つことにな
るから、給湯機本体9の受信期間はこの待ち時間と通信
の確率の妥当な点を選ぶことになる。また、この方が、
例えば登録モード後の最初の通信から繰り返す別のモー
ド設定も不要となる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の手段によれ
ば、本体登録手段とリモコン登録手段を操作したら本体
送受信周波数変更手段と送受信変更手段が登録モードを
設定し、特定の周波数で給湯機本体、リモコン共に通信
させることができるので、電波を用いて登録が可能とな
り、市場での故障交換に際して登録のやり直しは登録用
に準備する登録設定器が不要だから容易になる。
【0048】また、本発明の第2の手段によれば、登録
モードの応答信号のデータ内に、登録モード後の最初の
送受信で使う通信チャンネルを指定できるので、登録作
業終了後には設定器を用いずに、直ちに最初の通信を行
うことが可能となる。
【0049】また、本発明の第3の手段によれば、使用
する複数の通信チャンネルを登録モード後の最初の応答
信号で伝えることが可能となり、お互いの使用チャンネ
ルの食い違いをなくすことが可能となり、通信チャンネ
ルの設定器を別途に準備しなくても、自動的に複数チャ
ンネルを同期切り換えする通信に入れる。
【0050】また本発明の第4の手段によれば、給湯機
本体が同期通信中に、リモコンのみが電池交換等で電源
が落とされた場合も、初期電源投入後の最初の通信時に
使用する周波数を同期通信での同期時限の配分が高い割
合で使用するため、給湯機本体が同期通信中でも通信周
波数を一致させる確率を高めて通信を迅速に再開でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例におけるコードレスリ
モコン給湯機のリモコンのブロック図 (b)同給湯機の給湯機本体のブロック図
【図2】(a)リモコンが登録モード時に送信する通信
パケット図 (b)給湯機本体が送信する通信パケット図
【図3】(a)本発明の他の実施例におけるコードレス
リモコン給湯機の給湯機本体からリモコンへ応答する時
の通信パケット図 (b)同給湯機の複数の通信チャンネルを付加した通信
パケット図
【図4】同給湯機における同期通信タイミングチャート
【図5】従来のコードレスリモコン給湯機の通信タイミ
ングチャート
【符号の説明】
1 リモコン 2 タイマー手段 3 送受信周波数変更手段 4 送受信手段 5 電源制御手段 6 操作手段 9 給湯機本体 10 本体タイマー手段 11 本体送受信周波数変更手段 12 本体送受信手段 15 本体登録スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武智 弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−315681(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 9/00 - 9/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯機本体とこの給湯機本体を遠隔制御す
    るリモコンとから構成され、前記リモコンは無線信号を
    送受信する送受信手段、給湯運転条件を操作入力する操
    作手段、送受信により前記給湯機本体と基準時を合わせ
    所定時間を計測するタイマー手段および前記タイマー手
    段からの情報により送受信電波の周波数帯を所定範囲内
    で前記給湯機本体と同期して周期的に切り換える送受信
    周波数変更手段を備え、前記給湯機本体は本体送受信手
    段、前記リモコンと基準時を合わせるための本体タイマ
    ー手段および前記リモコンと同期して送受信電波の周波
    数を周期的に切り換える本体送受信周波数変更手段を備
    え、リモコンまたは給湯機を交換し工D登録をやり直す
    際、同種類の給湯機及びリモコンの組み合わせにおいて
    あらかじめ定められた特定の通信周波数にて、送受信周
    波数変更手段、及び本体送受信周波数変更手段に個別に
    割り振られるIDコードを互いに認識させる登録モード
    によって通信可能な状態に設定するコードレスリモコン
    給湯機。
  2. 【請求項2】登録モードの応答信号上に登録モード後の
    最初の通信で使用する周波数情報を付加する送受信手段
    または本体送受信手段を備えた請求項1記載のコードレ
    スリモコン給湯機。
  3. 【請求項3】登録モード後の最初の通信の応答信号内に
    同期通信時に使用する複数の周波数情報を付加する送受
    信手段または本体送受信手段を備えた請求項1記載のコ
    ードレスリモコン給湯機。
  4. 【請求項4】初期電源投入後の最初の通信時に使用する
    周波数を同期通信時には他の周波数よりも同期時限の配
    分が高い割合に設定するタイマー手段および本体タイマ
    ー手段を備えた請求項1記載のコードレスリモコン給湯
    機。
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