JP2000261449A - 干渉回避方法および無線パケット通信システム - Google Patents

干渉回避方法および無線パケット通信システム

Info

Publication number
JP2000261449A
JP2000261449A JP11059225A JP5922599A JP2000261449A JP 2000261449 A JP2000261449 A JP 2000261449A JP 11059225 A JP11059225 A JP 11059225A JP 5922599 A JP5922599 A JP 5922599A JP 2000261449 A JP2000261449 A JP 2000261449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
switching
interference
master station
channel switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11059225A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3250539B2 (ja
Inventor
Masahiro Nagata
正弘 永田
Tetsunori Tada
哲典 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP05922599A priority Critical patent/JP3250539B2/ja
Publication of JP2000261449A publication Critical patent/JP2000261449A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3250539B2 publication Critical patent/JP3250539B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 干渉発生時に同時にチャネル切替を実現で
き、短時間のチャネル切り替え時間のみで通信を継続す
ることを可能とする。 【解決手段】 親局101は、メンバの無線端末102及び10
3に対して予め乱数基数を通知し、無線端末102及び103
は各々受信した乱数基数を記憶しておく。無線端末102
が干渉を検出した時親局101に干渉検出を通知する。こ
れを受信した親局101は、全ての無線端末に対してチャ
ネル切り替えの実行と、切り替え開始タイミングを通知
する。全ての機器は、乱数基数を元にして同一アルゴリ
ズムにより乱数を生成し、生成した乱数値から一定の規
則により、チャネル切り替え先チャネルを決定する。親
局101は、切り替え先チャネルのスロット使用状態を確
認し、空き状態であればそのチャネルにおいて無線端末
が同期を取るための同期信号を送信して、無線端末の同
期確保を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単一チャネルで通
信を行う無線パケット通信に関し、特に、干渉発生時に
おけるチャネル切り替え方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパケット通信システムによる伝送
方式として、“PHS packet ad hoc networkにおけるmul
ticast伝送方式”、武次、信学技報RCS96-110 1996 に
記載されているように、単一チャネルを使用して複数の
無線端末との間でパケット通信を可能にする方式が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のパケット通信シ
ステムにおいては、干渉発生等による電波異常時につい
ては考慮されていないので、干渉等が発生するとad hoc
networkに参入している全ての無線端末は同期を確保す
ることができなくなり、通信不能の状態に陥るという問
題がある。
【0004】一方、回線交換方式による一対一無線通信
においては、通信チャネル切替方式が定着しており、例
えば特開平7−107558号公報においては、チャネ
ル切替制御の初回時にのみ切替先周波数をランダム化す
る方式が提案されているが、この方式を、パケット通信
方式による一対多通信を行うシステムに適用すると、切
り替え先周波数が偶然合致しかつ当該周波数において空
きチャネルが存在しない場合には、複数の通信システム
が干渉を起こし、以後全く同期して干渉を繰り返す可能
性が高いという問題がある。
【0005】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、1対
多パケット通信を行う全ての無線機器(親局及び無線端
末)が、干渉発生時に同時にチャネル切替を実現でき、
短時間のチャネル切り替え時間のみで通信を継続するこ
とを可能とする干渉回避方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、TDMA/T
DD(Time Division Multiple Access with Time Divi
sion Duplex)方式により単一チャネルのみを使用した
ICMA−PE(Idle-signal Casting Multiple Acces
s with Partial Echo)方式(梅田、尾上、“部分エコ
ー付き空線制御移動通信ランダムアクセス方式”、信学
技報RCS91-30)をベースとした1対1を含む1対多(po
int to multipoint)の無線パケット通信(ad hoc netw
ork)機能を有する無線端末により構成されるシステム
を対象とすることができ、ICMA−PEランダムアク
セス制御方式に則った親局及び子機の機能を併せ持つ無
線端末のうち一台が親局となり、他の一台以上の子機と
なった無線端末が当該親局に同期を合わせることにより
構成される無線パケット通信システムにおいて、干渉検
出時に、adhoc networkで通信中の全ての無線端末が他
の使用されていない切替先チャネル(周波数及びスロッ
トタイミング)に同時にチャネル切り替えすることによ
り干渉を回避することを特徴とし、これにより、通信可
能な他のチャネルへの切り替えに要する時間を短縮し、
通信断の状態を短くすることができる。
【0007】また、各無線端末のクロックタイミングに
よる同期はずれを起こす限界まで、同一のロジックによ
り切替先周波数及びスロットタイミングをadhoc networ
k毎にランダムに決定することを特徴とし、切り替え先
チャネルが重複することをなくすことができる。
【0008】子機が親局の干渉検出条件を満たすスロッ
ト数だけ継続して干渉通知信号を送信することにより、
無通信中に複数台の子機で検出した干渉あるいは通信中
に特定の子機で検出した干渉は確実に親局に通知され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用される単一
チャネルで通信を行う無線パケット通信システムの概略
を示しており、親機1台とこれに同期する複数台(図1
では2台)の子機により構成され、お互いに単一チャネ
ル上でパケット通信方式で通信を行っている。親機は、
無線親機としてのパケット通信機能を持ち、干渉検出報
知機能、及び、チャネルホップ(チャネル切り替え)タ
イミング通知送信機能を有しており、図1では親局00
1で示されている。子機は、無線子機としてのパケット
通信機能と、干渉検出通知機能、干渉検出報知情報受信
機能、及び、チャネル切り替えタイミング通知受信機能
とを有しており、図1では、無線端末002及び003
で示されている。
【0010】次に、本発明における干渉検出通知機能に
ついて、図1〜4を参照して説明する。図2は、通信す
べきデータが無く、システムとしてIDLE状態に有
り、親局001が全ての子機に対してIDLE信号を周
期的に送信している状態において、子機003が干渉を
検出し、直後に親局に対して干渉通知信号を送信(ステ
ップ1)し、これを受信した親局001は、全ての子機
に対してチャネル切替通知信号を送信して、通信に使用
するチャネルを切り替えることを通知する流れを示して
いる(ステップ2)。
【0011】まず、干渉を検出した子機003は、親局
に対して干渉通知信号を再送する最大回数を設定する。
この値は、例えば、干渉と判断するためのエラー頻度閾
値以上のバースト数となるように設定される。一方、親
局が送信するチャネル切替通知は、チャネル切替タイミ
ングを通知することを主目的とし、デクリメントカウン
ト値(図2中の括弧付き数字)を与えて複数回バースト
送信する。
【0012】図2では、チャネル切替通知を3回送信す
る例が示されており、その効果としては、子機が一度の
チャネル切替信号を受信できない事が有ってもいずれか
一度のチャネル切替信号を受信ができさえすれば、チャ
ネル切替開始タイミングを認識できる点を挙げることが
出来る。
【0013】子機003は、親局001からのチャネル
切替通知信号を受信したことをもって、干渉通知信号送
信を停止する。この結果、本システムを構成する全ての
無線端末がチャネル切替開始タイミングを認識し、一斉
にチャネル切替制御を開始することが可能となる。
【0014】図3は、子機003が親局からの最初のチ
ャネル切替通知信号を受信できなかった場合を示してお
り、そのために子機003は干渉通知信号を再送し、次
のカウント値(1)のチャネル切替通知を受信すると、
干渉通知信号送信を停止し、2周期後のチャネル切替制
御開始タイミングを認識する。
【0015】図4は、子機002と003が同時に干渉
を検出した場合を示している。子機002と003が同
時に干渉を検出すると、双方の子機は共に干渉通知信号
を送信開始する(ステップ1)。二台の子機が同時に信
号を送信するため、親局001では受信エラーとなりI
DLE信号を送信するが、子機002と003は各々干
渉通知を再送する。
【0016】子機002と003はこれを、それぞれ設
定した干渉通知の再送回数バースト分繰り返すことがで
きるが、前記のように、この再送回数は親局001が干
渉と判断するためのエラー頻度閾値より大きな値に設定
してあるので、その間に親局001において干渉と認識
される(ステップ2)。そしてステップ3において、親
局001は、チャネル切替通知信号を送信し、この信号
を受信した子機002と003はチャネル切替タイミン
グを認識して、全ての無線端末が同時にチャネル切替制
御を開始する。
【0017】図5は、本発明における切り替え先のチャ
ネルの決定方法の例を示している。本発明における切り
替え先のチャネルの決定方法では、チャネル切替先周波
数及びスロットタイミングをランダム化し、切替先チャ
ネルがビジー(利用不可)の場合には初回だけでなく、
連続してチャネル切替をランダム化する。切替先チャネ
ルをランダム化する方法として、切替先チャネル算出の
ための乱数生成用基数を親局が全ての無線端末に事前に
通知し、チャネル切替を行った後には乱数基数を自動更
新可能な方式を採用する。
【0018】そのためにはまず、本対象システムを構成
する全ての子機が、次に切り替える先のチャネル(周波
数番号と相対スロットタイミング)を知ることが出来か
つ統一できる必要がある。親局は送信すべきデータが存
在しない場合には、IDLE信号を送信する。このID
LE信号中に「乱数生成基数」を与えることにより、親
局と全ての子機は常に、次の切替先チャネルをローカル
算出するための情報を得ることが可能である。
【0019】続いて、乱数基数に基づいて乱数を生成
し、生成した乱数から切替先周波数とスロットタイミン
グを決定するとともに、先に生成した乱数を次の乱数基
数とする。このような方式とすることによって、全ての
無線端末が一意の切替先チャネルを選択できかつチャネ
ル切替後に再度のチャネル切替の時点においてもランダ
ムな切替先チャネルを選択することができる。
【0020】次に、本発明の実施の形態の全体の動作に
ついて、図6を参照して説明する。単一チャネルのみの
パケット無線通信においては、制御系信号と情報系信号
を使用することにより情報伝達を行う。
【0021】まず、親局101は、メンバの無線端末1
02及び103に対して予め乱数基数を通知し、無線端
末102及び103は各々受信した乱数基数を記憶して
おく(ステップ1)。システムにより規定される干渉検
出機構により、無線端末102が干渉を検出した時に、
即座に親局101に干渉検出の通知を行う(ステップ2
A)。
【0022】続いて、これを受信した親局101は、パ
ケット通信中の全ての無線端末に対してチャネル切り替
えを実行することを報知するとともに、切り替え開始タ
イミングの整合を取れる情報を通知する(ステップ2
B)。
【0023】この無線パケット通信を構成する全ての機
器(親局101、無線端末102及び103)は、乱数
基数を元にして同一アルゴリズムにより乱数を生成しそ
の乱数を次の基数として記憶するとともに、生成した乱
数値から一定の規則により、チャネル切り替え先チャネ
ルすなわち周波数番号(0〜n)及び相対スロットタイ
ミング番号(1〜4)の組み合わせを決定し、生成した
乱数は次の切替先チャネル決定のための基数としてステ
ップ1で記憶した乱数基数を更新する(ステップ3)。
【0024】親局101は、切り替え先チャネルのスロ
ット使用状態を確認(ステップ4)し、利用可能な状態
(空き状態)であればそのチャネルにおいて無線端末が
同期を取るための同期信号を送信して、無線端末の同期
確保を行う(ステップ5)。以降は通常のパケット通信
を行う。
【0025】干渉判定方法は、無線通信における通常の
方法を採用することができる。すなわち、干渉判定のた
めの閾値(この値を「閾値x」と表現する)を設定して
おき、ある一定バースト受信中にエラーフレーム受信バ
ースト数が「閾値x」を超えた場合に干渉であると判断
する。
【0026】図7は、親局と無線端末とが通信を行って
いる場合に、干渉検出通知が行われる場合の一例を示し
ている。図7のステップ1は、無線端末203が親局2
01にデータを送信している状況を表しており、この最
中に無線端末202が、「閾値x」以上のエラーフレー
ムを検出し、「干渉通知信号」を親局201に対して送
信したが、無線端末203が送信する情報パケット信号
と衝突し、再送を行っているのが図7のステップ2であ
る。
【0027】その後、この衝突が干渉判定閾値xを超え
る期間継続することにより、親局201が干渉有りと判
断し、以後図6のステップ2Bに移行する(図7のステ
ップ3A)。また、衝突継続中に無線端末202の送信
する「干渉通知信号」を親局201が受信できた場合に
は、この情報に基づいて干渉有りと判定し、同様に図6
のステップ2Bに移行する(図7のステップ3B)。
「干渉通知信号」を送信中の無線端末202は、親局か
らの「チャネル切り替え信号」を受信すると、それ以降
は「干渉通知信号」送出処理を停止する。
【0028】次に、チャネル切り替え方法のうち切り替
え先チャネルの決定方式の一例について、図8を参照し
て説明する。
【0029】現時点の乱数基数R(n−1)、使用周波
数番号F(n−1)、当該無線システムにおいて利用可
能な周波数の数(ここでは連続しているものと仮定して
いる)m、及び生成した乱数R(n)に基づいて、(式
1)により求めた相対周波数番号f(n)をベースとし
て、切り替え先周波数番号F(n)を決定し、また生成
した乱数R(n)に基づいて切り替え先相対スロット番
号S(n)を決定することにより、切り替え先チャネル
が確定する。この切り替え先チャネルの算出は親局も無
線端末も同様に算出する。F(n)とS(n)の組みが
F(n−1)、S(n−1)と同一となった場合には再
度算出し直す。
【0030】図9は、チャネル切り替え方法の一例を示
すタイムチャートである。図9中のステップA1で、親
局はチャネル切り替えの通知を送信し無線端末との切り
替えタイミングの整合を取る。その直後に、図8で求め
たF(n)に基づいて切り替え先周波数に切り替えを行
い(ステップA2)、更に図8で求めたS(n)に基づ
いてスロットタイミングを補正する(ステップA3)。
【0031】ここでは送信・受信タイミング共に空きか
否かを検索する方式を対象としているので、ステップA
3のスロットタイミング補正先は、まず、送信タイミン
グスロットを受信タイミングに補正している。そこで、
4バースト分(これは無線通信システムの規格に従う)
を監視(ステップA4)し、次に、スロットタイミング
を受信スロットタイミングに補正(ステップA5)して
受信タイミングのスロットを4バースト分監視(ステッ
プA6)する。切り替え先チャネルが送信・受信タイミ
ング共に空きであれば、チャネル切り替え完了となり、
同期信号をnバースト分(バースト数はシステムで規定
される)送出する(ステップA7)。
【0032】一方、無線端末は、親局からチャネル切り
替え信号を受信する(ステップB1)と、図8で求めた
F(n)に基づいて周波数を切り替え(ステップB
2)、更に図8で求めたS(n)に基づいてスロットタ
イミングを補正する(ステップB3)。無線端末は、受
信タイミングを補正するのみである。その後、親局によ
る空きチャネル検索時間分待ち(ステップB4)、親局
からの同期信号の受信によって同期を回復(ステップB
5)し、チャネル切り替えを完了する。
【0033】図9中のステップA4及びA6において、
スロットビジーを検出しても、親局は無線端末との同期
維持のため、処理をしないでステップA7の完了まで待
ち、その後ステップA2以降の処理を繰り返す。無線端
末は、ステップB5において親局からの同期信号を受信
しないため、同じくステップB2以降を繰り返す。
【0034】ここで、無線端末の最大チャネル切替回数
決定方法について説明する。図9の無線端末側ステップ
B1における最後のチャネル切替通知を受信した時点を
起点として、ステップB5で最初に同期信号を受信する
までに10周期を要し、切替先チャネルが利用不可能で
ある場合には同スロットでの同期信号受信確認のために
2周期を要する。
【0035】尚、チャネル切替に要する時間は、周波数
切替を必要とする場合と不要である場合とで時間差が生
じるが、ここでは10周期にほぼ包含されるとみなす。
チャネル切替回数をnで表した場合に、n回のチャネル
切替を行って再同期を完了するまでに要する時間T
(n)は、 T(n)=10Ts×n+2Ts×(n−1) という関係式が成り立つ。ここでTsは、TDMA/T
DDの無線通信で分割した基本周期時間である。
【0036】次に、システムに使用する親局及び無線端
末の同期維持時間を測定する。その方法は、一度親局に
同期を合わせておいた無線端末の同期タイミングベース
を親局からの同期信号受信タイミングから自局内クロッ
クにより生成される同期タイミングに切り替えて、親局
の送信する同期信号に再度同期を取ることが可能な時間
Trを測定する。
【0037】無線端末には個体差が有るため、測定は多
種の固体を使用する事によって精度を上げることが出来
る。こうして求めた再同期可能時間Trは、前記T
(n)との間に、Tr≧T(n)という関係が成り立つ
必要がある。したがって、 Tr≧10Ts×n+2Ts×(n−1) という関係が成り立つ。
【0038】そこで、具体例として、Tr=300ms
ec、Ts=5msecであるとすると、 300≧10×5×n+2×5×(n−1)=60n−
10 となり、ここから最大連続チャネル切替回数n≦5.1
を導くことが出来る。
【0039】したがってこのような同期特性を持つ無線
端末を使用する場合には、切替先チャネルの利用不可に
よる連続チャネル切替最大回数は5回とすべきであるこ
とが分かる。無線端末では5回目のチャネル切替後にも
親局の同期信号を受信できない場合には、本発明の方式
に基づくチャネル切替を中止して、無線システムとして
利用可能な周波数を次々に検索する方法に切り替える。
【0040】図10は、本発明のチャネル切り替え方法
の他の実施の形態を示すタイムチャートである。この実
施の形態では、親局はステップA4の送信タイミングス
ロット監視中に、スロットビジーを検出した場合に、無
線端末との同期待ちをすること無く、即座に次のスロッ
トへ移行する、非同期型の制御を行う。
【0041】具体的には、ステップA5によりスロット
タイミングを正状態(受信タイミングを受信タイミング
に合わせる)に補正し直した後、次のチャネルに移行す
るために、該当する周波数に切り替え処理を行い(ステ
ップA6)、スロットタイミング補正を行って(ステッ
プA7)、送信スロットタイミングの監視(ステップA
8)、受信スロットタイミングの補正(ステップA
9)、受信スロットタイミングの監視(ステップA1
0)の後、同期信号送信(ステップA11)を行って、
チャネル切り替えを完了する。
【0042】無線端末は、ステップB4やステップB5
に相当する、親局の切り替え先スロットの空き状態監視
中にも親局からの同期信号受信を待ち、この間に受信で
きれば同期回復を実行する(ステップB6)。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、単一スロットを使用し
た無線路上で1対多パケット通信(network)を行う全
ての無線機器(親局及び無線端末)が、干渉発生時に同
時にチャネル切替を実現でき、短時間のチャネル切り替
え時間のみで通信を継続することが可能となる。
【0044】また、チャネル切替ロジックを初回のチャ
ネル切替時のみでなく、無線機器個々の固体差による再
同期可能な範囲において、同一のチャネル切替方法を利
用できるので、別のシステムと同一の切替先チャネルを
選択することを回避することができ、比較的短時間で空
チャネルを検出することができる。
【0045】また、干渉発生時に切り替え先チャネル情
報を親機から子機に通知する必要がなく、切り替え先チ
ャネルが使用中でも、更に次の切替先チャネルを各端末
が自分で算出することができる。
【0046】さらに、本発明の対象となる無線ネットワ
ークに中途から参入した無線端末も他の無線端末と同様
にチャネル切替に追従することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される単一チャネルで通信を行う
無線パケット通信システムの概略図である。
【図2】本発明における干渉発生時のチャネル切り替え
通知例を説明するための図である。
【図3】本発明における干渉発生時の他のチャネル切り
替え通知例を説明するための図である。
【図4】本発明における干渉発生時の他のチャネル切り
替え通知例を説明するための図である。
【図5】本発明におけるチャネル切り替え先決定方法を
説明するための図である。
【図6】本発明の干渉発生時におけるチャネル切り替え
動作例を説明するための図である。
【図7】本発明の干渉発生時における他のチャネル切り
替え動作例を説明するための図である。
【図8】本発明におけるチャネル切り替え先の決定方法
の具体例である。
【図9】本発明の干渉発生時におけるチャネル切り替え
動作を説明するための図である。
【図10】本発明の干渉発生時におけるチャネル切り替
え動作の他の実施の形態を説明するための図である。
【符号の説明】
001、101、201 親局 002、003、102、103、202、203
子局(無線端末)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 AA02 AA06 CA11 CB01 CB15 DA01 DA17 DB16 EA06 EA07 EB02 5K067 AA03 AA14 BB04 DD34 DD47 EE02 EE10 EE22 EE32 JJ03 JJ12 JJ21 JJ33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と複数の無線端末を備え、単一チャ
    ネルで通信を行い、かつ、干渉の検出が可能な通信方式
    を使用した無線パケット通信システムにおける干渉回避
    方法であって、 干渉発生時に、前記無線端末の全てがあらかじめ前記親
    局から与えられたパラメータを元に所定の規則に従って
    切り替え先チャネルを算出し、前記親局からのチャネル
    切り替え要求に合わせて全ての前記無線端末が同時にチ
    ャネル切り替えを行い、チャネル切換が失敗した場合、
    前記所定の規則に従い更に次の切り替え先チャネルを算
    出し、チャネル切換を継続することを特長とする干渉回
    避方法。
  2. 【請求項2】 前記親局は、前記チャネル切り替えのた
    めのパラメータを前記無線端末に通知する機能と、無線
    通信時の干渉検出機能と、干渉を検出した場合にチャネ
    ル切り替え要求を通知する機能と、前記パラメータを使
    用して前記所定の規則に従い切り替え先チャネルを算出
    し、該算出したチャネルへ切り替えを行う機能と、チャ
    ネル切り替えが失敗した場合、前記所定の規則に従い更
    に次の切替先チャネルを算出し、チャネル切り替えを継
    続する機能と、を有していることを特徴とする請求項1
    記載の干渉回避方法。
  3. 【請求項3】 前記各無線端末は、前記親局から通知さ
    れるチャネル切り替えのためのパラメータを受信する機
    能と、無線通信時の干渉検出機能と、干渉を検出した場
    合に干渉の発生を前記親局に通知する機能と、前記親局
    からのチャネル切り替え要求に従い、前記パラメータを
    使用して前記所定の規則に従い切り替え先チャネルを算
    出し、該算出したチャネルへ切り替えを行う機能と、チ
    ャネル切り替えが失敗した場合、前記所定の規則に従い
    更に次の切替先チャネルを算出し、チャネル切り替えを
    継続する機能と、を有していることを特徴とする請求項
    1記載の干渉回避方法。
  4. 【請求項4】 親局と複数の無線端末を備え、単一チャ
    ネルで通信を行い、かつ、干渉の検出が可能な通信方式
    を使用した無線パケット通信システムにおいて、 干渉発生時に、前記無線端末の全てがあらかじめ前記親
    局から与えられたパラメータを元に所定の規則に従って
    切り替え先チャネルを算出し、前記親局からのチャネル
    切り替え要求に合わせて全ての前記無線端末が同時にチ
    ャネル切り替えを行い、チャネル切り替えが失敗した場
    合、前記所定の規則に従い更に次の切替先チャネルを算
    出し、チャネル切り替えを継続する手段を備えているこ
    とを特徴とする無線パケット通信システム。
  5. 【請求項5】 前記チャネル切り替えのためのパラメー
    タを前記無線端末に通知する手段と、無線通信時の干渉
    検出手段と、干渉を検出した場合にチャネル切り替え要
    求を前記各無線端末に通知する手段と、前記パラメータ
    を使用して前記所定の規則に従い切り替え先チャネルを
    算出し、該算出したチャネルへ切り替えを行う手段と、
    チャネル切り替えが失敗した場合、前記所定の規則に従
    い更に次の切替先チャネルを算出し、チャネル切り替え
    を継続する手段と、を備えていることを特徴とする請求
    項4記載の無線パケット通信システム用親局。
  6. 【請求項6】 前記親局から通知されるチャネル切り替
    えのためのパラメータを受信する手段と、無線通信時の
    干渉検出手段と、干渉を検出した場合に干渉の発生を前
    記親局に通知する手段と、前記親局からのチャネル切り
    替え要求に従い、前記パラメータを使用して前記所定の
    規則に従い切り替え先チャネルを算出し、該算出したチ
    ャネルへ切り替えを行う手段と、チャネル切り替えが失
    敗した場合、前記所定の規則に従い更に次の切替先チャ
    ネルを算出し、チャネル切り替えを継続する手段と、を
    備えていることを特徴とする請求項4記載の無線パケッ
    ト通信システム用無線端末。
JP05922599A 1999-03-05 1999-03-05 干渉回避方法および無線パケット通信システム Expired - Fee Related JP3250539B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05922599A JP3250539B2 (ja) 1999-03-05 1999-03-05 干渉回避方法および無線パケット通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05922599A JP3250539B2 (ja) 1999-03-05 1999-03-05 干渉回避方法および無線パケット通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000261449A true JP2000261449A (ja) 2000-09-22
JP3250539B2 JP3250539B2 (ja) 2002-01-28

Family

ID=13107230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05922599A Expired - Fee Related JP3250539B2 (ja) 1999-03-05 1999-03-05 干渉回避方法および無線パケット通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3250539B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002158667A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線装置及び無線ネットワーク
JP2011514108A (ja) * 2008-03-11 2011-04-28 インテル・コーポレーション ネットワーク間干渉の緩和
JP2013017153A (ja) * 2011-06-06 2013-01-24 Panasonic Corp マルチホップ通信方法、マルチホップ通信システム、および通信端末
US8447241B2 (en) 2008-05-26 2013-05-21 Panasonic Corporation Wireless communication apparatus
JP2014017777A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Nippon Telegraph & Telephone West Corp 無線中継装置
JP2014023008A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Hitachi Ltd 無線通信装置およびそれを用いた制御システム
JP2014042268A (ja) * 2006-07-14 2014-03-06 Qualcomm Incorporated 無線通信システムにおける設定可能なダウンリンクおよびアップリンクチャネル

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002158667A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線装置及び無線ネットワーク
JP4654507B2 (ja) * 2000-11-17 2011-03-23 パナソニック株式会社 アクセスポイント
JP2014042268A (ja) * 2006-07-14 2014-03-06 Qualcomm Incorporated 無線通信システムにおける設定可能なダウンリンクおよびアップリンクチャネル
US8917673B2 (en) 2006-07-14 2014-12-23 Qualcomm Incorporation Configurable downlink and uplink channels for improving transmission of data by switching duplex nominal frequency spacing according to conditions
US10244442B2 (en) 2006-07-14 2019-03-26 Qualcomm Incorporated Configurable downlink and uplink channels for improving transmission of data by switching duplex nominal frequency spacing according to conditions
US10993157B2 (en) 2006-07-14 2021-04-27 Qualcomm Incorporated Configurable downlink and uplink channels for improving transmission of data by switching duplex nominal frequency spacing according to conditions
JP2011514108A (ja) * 2008-03-11 2011-04-28 インテル・コーポレーション ネットワーク間干渉の緩和
US8639189B2 (en) 2008-03-11 2014-01-28 Intel Corporation Mitigation of internetwork interference
US8447241B2 (en) 2008-05-26 2013-05-21 Panasonic Corporation Wireless communication apparatus
JP2013017153A (ja) * 2011-06-06 2013-01-24 Panasonic Corp マルチホップ通信方法、マルチホップ通信システム、および通信端末
JP2014017777A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Nippon Telegraph & Telephone West Corp 無線中継装置
JP2014023008A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Hitachi Ltd 無線通信装置およびそれを用いた制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3250539B2 (ja) 2002-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4872205A (en) Radio communication system having autonomously selected transmission frequencies
US6085114A (en) Remote wireless unit having reduced power operating mode
EP1992100B1 (en) System and method for adaptive network technique using isochronous transmission
JP5265792B2 (ja) タイミング前進およびタイミング偏差の同期化
EP1770910B1 (en) Method and system for reliabe data transmission in wireless networks
JP3518597B2 (ja) 移動通信システムおよび非同期干渉回避方法
CN110089160B (zh) 网状网络中的跳频扩频通信
KR20000029996A (ko) 매체접근제어프로토콜을최적화하는방법및그장치
US5987338A (en) Remote wireless unit having reduced power operating mode
US11452171B2 (en) Electronic apparatus and method
JP2001358642A (ja) 非同期干渉回避方法及び非同期干渉回避システム
JP3250539B2 (ja) 干渉回避方法および無線パケット通信システム
US6151352A (en) Wireless communication using a frequency hopping method
KR100615718B1 (ko) 동기화
CN103067111A (zh) 时钟同步方法及装置
JP5016264B2 (ja) ワイヤレス火災報知システム
JP2003061152A (ja) 送受信装置、通信システム及び伝搬遅延制御方法
JP4316749B2 (ja) 無線同期方法
JP3611062B2 (ja) テレメータ・テレコントロールシステム
JP4646742B2 (ja) 基地局装置及び同期タイミングずれ検出方法
JPH09275382A (ja) 時分割複信通信方法における同期調整方法およびそれを用いる通信システム
US20010024968A1 (en) Remote wireless unit having reduced power operating mode
EP3641289B1 (en) Radio communication system
EP3641421B1 (en) Radio communication system
JP3584561B2 (ja) 間欠通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071116

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081116

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081116

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091116

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091116

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees