JPH0965464A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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Publication number
JPH0965464A
JPH0965464A JP7213204A JP21320495A JPH0965464A JP H0965464 A JPH0965464 A JP H0965464A JP 7213204 A JP7213204 A JP 7213204A JP 21320495 A JP21320495 A JP 21320495A JP H0965464 A JPH0965464 A JP H0965464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
wireless communication
operation mode
synchronization
control unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP7213204A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Yamamoto
雅弘 山本
Terue Matsumura
照恵 松村
Masafumi Nakagawa
雅文 中川
Yoshiyuki Yokoajiro
義幸 横網代
Shinichi Nakane
伸一 中根
Yoshio Horiike
良雄 堀池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0965464A publication Critical patent/JPH0965464A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信が失敗した際にリカバーできるようにす
る。 【構成】 キャリア判定手段A11が送信前の「キャリ
アセンス」で「電波あり」と判断して送信できなかった
場合、キャリア判定手段A11が応答信号受信前の「キ
ャリアセンス」で「電波なし」と判断した場合及び信号
判定手段A7が受信データが正しい応答信号でないと判
断した場合は、制御手段A13は初期同期合わせ動作を
再び繰り返す。それでも通信が正常に終了しなかった場
合には、制御手段A13はその旨の信号をプリアンブル
信号可変手段A6に出力する。プリアンブル信号可変手
段A6は制御手段A13が決めた長さにプリアンブル信
号を変更しその旨を出力する。無線送信手段A9はプリ
アンブル信号可変手段A6が出力したプリアンブル信号
をデータに付加して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は間欠通信を行う無線通信
装置における通信方法に関するもので、初期同期合わせ
もしくは通常の定期的な同期合わせもしくは同期合わせ
以外の通信並びに応答が失敗した際のリカバー方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の無線通信装置を水道メータ等の無
線通信システムに応用した場合の動作について図15、
図16を用いて説明する。図15において1は流量値を
測定したり、遠隔制御を行う外部との通信機能を持った
メータである。2はメータ1と接続され、無線通信機能
を持つ無線通信手段Bである。3は電話回線との通信を
行うための電話回線網制御装置(T−NCU)である。
4はT−NCU3により電話回線を介して通信を行うデ
ータ収集手段である。5はT−NCU3と接続され無線
通信手段B2と無線通信を行う無線通信手段Aである。
【0003】ここで、無線通信手段B2と無線通信手段
A5はそれぞれメータ1とT−NCU3を内部に持つ構
成も考えられる。6は第11の動作モード制御部であ
る。7は第12の動作モード制御部である。8は第13
の動作モード制御部である。9は中央制御部である。1
0は無線通信部である。11は起動信号検知手段であ
る。第11の動作モード制御部6、第12の動作モード
制御部7、第13の動作モード制御部8、中央制御部
9、無線通信部10、起動信号検知手段11は無線通信
手段A5の内部にある。12は第11の動作モード制御
部である。13は第12の動作モード制御部である。1
4は第13の動作モード制御部である。15は中央制御
部である。16は無線通信部である。17は起動信号検
知手段である。第11の動作モード制御部12、第12
の動作モード制御部13、第13の動作モード制御部1
4、中央制御部15、無線通信部16、起動信号検知手
段17は無線通信手段B2の内部にある。
【0004】図15において、無線通信手段A5と無線
通信手段B2は電源を投入した後第11の動作モード制
御部6や第11の動作モード制御部12によって第11
の動作モードとなる。この第11の動作モードは「スリ
ープモード」と呼ばれる。この「スリープモード」は相
手側の無線通信手段との無線通信を行う無線部並びにメ
ータ1もしくはT−NCU3との通信を行う有線部等の
電源をすべてOFFし超低消費電力動作状態である。こ
の「スリープモード」から無線通信手段A5と無線通信
手段B2はスイッチ等により第12の動作モード制御部
7や第12の動作モード制御部13によって第12の動
作モードとなる。スイッチ等の入力検出は起動信号検知
手段11や起動信号検知手段17により行われる。この
第12の動作モードは「初期同期合わせモード」と呼ば
れる。この「初期同期合わせモード」は無線通信手段A
5と無線通信手段B2間の無線通信の同期合わせを行う
モードである。例えば、無線通信手段A5は「初期同期
合わせモード」において無線通信部10により初期同期
合わせ信号を一定時間毎に送信する。
【0005】ここで、一定時間毎に送信するのは消費電
力を低減するためである。一方、無線通信手段B2は
「初期同期合わせモード」において無線通信部16によ
り連続受信状態になる。無線通信手段A2は無線通信手
段B5から送られてくる初期同期合わせ信号を無線通信
部16で受信すると、その初期同期合わせ信号に対する
応答信号を無線通信部16から無線通信手段B5に送信
した後第13の動作モード制御部14によって第13の
動作モードに移行する。この第13の動作モードは「デ
ータ通信モード」と呼ばれる。この無線通信手段B2の
一連の動作は中央制御部15により制御される。一方、
無線通信手段A5は無線通信手段B2に対して初期同期
合わせ信号を送信した後、無線通信手段B2から送られ
てくる初期同期合わせ応答信号の受信待ちになる。
【0006】そして、初期同期合わせ応答信号を無線通
信部10で受信した後「データ通信モード」に移行す
る。この無線通信手段A5の一連の動作は中央制御部9
により制御される。「データ通信モード」では無線通信
部10と無線通信部16は間欠動作となる。すなわち、
無線通信部10と無線通信部16は定期的な時計合わせ
動作時やメータ1もしくはデータ収集手段4から通信が
開始されそのデータを相手側の無線通信手段に送信する
時のみ電源が投入され、それ以外は低電力動作となる。
この「データ通信モード」において、定期的な同期合わ
せ通信が失敗する場合が生じることがある。例えば、無
線通信部10が送信する同期合わせ信号を無線通信部1
6が正常に受信できなかったり、無線通信部10が同期
合わせ信号を送信しようとする周波数が他のシステムに
すでに利用されていて送信できなかったりといったよう
な場合である。この場合、無線通信部10は次のタイミ
ングで同期合わせ信号を再送する。
【0007】次に、このような無線通信システムをより
具体的に図16を利用して説明する。図16において1
は流量値を測定したり、遠隔制御を行う外部との通信機
能を持ったメータである。2はメータ1と接続され、無
線通信機能を持つ無線通信手段Bである。3は電話回線
との通信を行うための電話回線網制御装置(T−NC
U)である。4はT−NCU3により電話回線を介して
通信を行うデータ収集手段である。5はT−NCU3と
接続され無線通信手段B2と無線通信を行う無線通信手
段Aである。ここで、無線通信手段B2と無線通信手段
A5はそれぞれメータ1とT−NCU3を内部に持つ構
成も考えられる。18は予め定められた時間を計測し計
測が終了する毎にその旨の信号を出力するタイマーAで
ある。19は無線送受信を行う無線送受信手段Aであ
る。20はキャリアの有無を判定しその結果を出力する
キャリア判定手段である。21は予め定められた一定回
数をカウントするカウンターAである。22は同期合わ
せ信号が保存してある同期信号記憶手段である。23は
同期合わせ信号に対する相手側からの応答信号を解析す
る同期応答信号判定手段である。24は機器の動作をリ
セットし初期状態に戻す動作復帰手段Aである。25は
無線通信手段A5の一連の動作を制御する制御手段Aで
ある。26は同期合わせが失敗した回数等を測定する同
期測定手段Aである。
【0008】ここで、タイマーA18、無線送受信手段
A19、キャリア判定手段20、同期信号記憶手段2
2、同期応答信号判定手段23、制御手段A25、同期
測定手段A26は無線通信手段A5の内部にある。ま
た、動作復帰手段A24は制御手段A25の内部にあ
り、カウンターA21は同期測定手段A26の内部にあ
る。27は予め定められた時間を計測し計測が終了する
毎にその旨の信号を出力するタイマーBである。28は
機器の動作をリセットし初期状態に戻す動作復帰手段B
である。29は無線送受信を行う無線送受信手段Bであ
る。30は相手側から送られてくる同期合わせ信号を解
析する同期信号判定手段である。31は予め定められた
一定回数をカウントするカウンターBである。32は無
線通信手段B2の一連の動作を制御する制御手段Bであ
る。33は同期合わせが失敗した回数等を測定する同期
測定手段Bである。
【0009】ここで、タイマーB27、無線送受信手段
B29、同期信号判定手段30、制御手段B32、同期
測定手段B33は無線通信手段B2の内部にある。ま
た、動作復帰手段B28は制御手段B32の内部にあ
り、カウンターB31は同期測定手段B33の内部にあ
る。
【0010】図16において、無線通信手段A5と無線
通信手段B2は電源を投入した後「スリープモード」と
なる。この「スリープモード」から無線通信手段A5と
無線通信手段B2はスイッチ等により「初期同期合わせ
モード」に移行する。これは、まだ無線通信手段A5と
無線通信手段B2のお互いの同期が取れていないので最
初の同期合わせを行う動作である。無線通信手段A5は
動作復帰後タイマーA18を起動する。タイマーA18
は予め定められた時間を計測し計測が終了する毎にその
旨の信号を出力する。ここでは予め定められた時間を5
秒とする。キャリア判定手段20はタイマーA18が出
力した信号を受けて今から通信を行う周波数が他のシス
テムに利用されているかどうかを調べる。
【0011】すなわち、通信を行う周波数の電波の有無
を調べる。これを「キャリアセンス」という。キャリア
判定手段20は「キャリアセンス」の結果を出力する。
無線送受信手段A19はキャリア判定手段20が「電波
なし」の旨の信号を出力した場合に同期信号記憶手段2
2に記憶してある初期同期合わせ信号をアンテナから送
信する。送信後、無線送受信手段A19は相手側からの
初期同期合わせ応答信号を受信するための受信状態に移
行する。この時、キャリア判定手段20は初期同期合わ
せ応答信号が相手側から送信されているかを「キャリア
センス」によって調べる。「キャリアセンス」の結果キ
ャリア判定手段20が「電波あり」と判定した場合に無
線送受信手段A19は初期同期合わせ応答信号を受信
し、その受信データを同期応答信号判定手段23に出力
する。同期応答信号判定手段23はその受信データを解
析し正しいかどうか判断する。受信データが正しい場
合、同期応答信号判定手段23はその旨の信号を出力す
る。制御手段A25は同期応答信号判定手段23の出力
を受けて無線通信手段A5の「初期同期合わせモード」
を終了し「データ通信モード」に移行する。この時、制
御手段A25はタイマーA18の計測時間を5秒から別
の時間に変更する。
【0012】ここで、この別の時間を10分とする。キ
ャリア判定手段20が初期同期合わせ信号送信前の「キ
ャリアセンス」で「電波あり」と判断して初期同期合わ
せ信号を送信できなかった場合、キャリア判定手段20
が初期同期合わせ応答信号受信前の「キャリアセンス」
で「電波なし」と判断した場合、同期応答信号判定手段
23が受信データが正しい初期同期合わせ応答信号でな
いと判断した場合は、制御手段A25は初期同期合わせ
動作を再び繰り返す。すなわち、タイマーA18が5秒
毎に出力する信号をうけて「キャリアセンス」からの一
連の動作を繰り返す。そして、この初期同期合わせ動作
が予め定められた一定回数以上タイマーA18が計測を
行い信号を出力しても正常に終了しない場合は「スリー
プモード」に戻る。
【0013】次に、無線通信手段B2の「初期同期合わ
せモード」について説明する。無線通信手段B2は動作
復帰後無線送受信手段B29を連続受信状態にして相手
側、すなわち無線通信手段A5から送られてくる初期同
期合わせ信号の受信体制になる。無線送受信手段B29
は初期同期合わせ信号を受信するとその受信データを同
期信号判定手段30に出力する。同期信号判定手段30
はその受信データが正しいかどうか解析する。そしてそ
の結果を含んだ初期同期合わせ応答信号を作成し無線送
受信手段B29から送信する。同期信号判定手段30が
無線送受信手段B29が受信した初期同期合わせ信号が
正しいと判断した場合、無線通信手段B2は初期同期合
わせ応答信号送信後「初期同期合わせモード」を終了し
「データ通信モード」に移行する。
【0014】この時、制御手段B32はタイマーB27
を起動させる。タイマーB27は予め定められた時間の
測定を開始する。この予め定められた時間は無線通信手
段A5のタイマーA18が初期同期合わせ終了後に計測
する時間と等しいとし、ここでは10分とする。同期信
号判定手段30が無線送受信手段B29が受信した初期
同期合わせ信号が正しくないと判断した場合、無線通信
手段B2は初期同期合わせ応答信号送信後再び連続受信
動作となり無線通信手段A5から送られてくる次の初期
同期合わせ信号を待つ。この初期同期合わせ信号が予め
定められた一定時間以上連続受信動作を行っても正常に
終了しない場合は「スリープモード」に戻る。
【0015】次に、「初期同期合わせモード」が終了し
た後の「データ通信モード」について説明する。ここで
は、間欠動作は10分毎に同期合わせを行うものとす
る。無線通信手段A5のタイマーA18は10分を繰り
返し計測し計測が終了する毎にその旨の信号を出力す
る。キャリア判定手段20はタイマーA18が出力した
信号を受けて「キャリアセンス」を行いその結果を出力
する。無線送受信手段A19はキャリア判定手段20が
「電波なし」の旨の信号を出力した場合に同期信号記憶
手段22に記憶してある同期合わせ信号をアンテナから
送信する。送信後、無線送受信手段A19は相手側から
の同期合わせ応答信号を受信するための受信状態に移行
する。この時、キャリア判定手段20は同期合わせ応答
信号が相手側から送信されているかを「キャリアセン
ス」によって調べる。「キャリアセンス」の結果キャリ
ア判定手段20が「電波あり」と判定した場合に無線送
受信手段A19は同期合わせ応答信号を受信し、その受
信データを同期応答信号判定手段23に出力する。同期
応答信号判定手段23はその受信データを解析し正しい
かどうか判断する。受信データが正しい場合、同期応答
信号判定手段23はその旨の信号を出力する。制御手段
A25は同期応答信号判定手段23の出力を受けて無線
通信手段A5の無線通信動作を終了し次のタイマーA1
8の計測終了の出力待ちになる。キャリア判定手段20
が同期合わせ信号送信前の「キャリアセンス」で「電波
あり」と判断して同期合わせ信号を送信できなかった場
合、キャリア判定手段20が同期合わせ応答信号受信前
の「キャリアセンス」で「電波なし」と判断した場合、
同期応答信号判定手段23が受信データが正しい同期合
わせ応答信号でないと判断した場合は、キャリア判定手
段20並びに同期応答信号判定手段23はその旨の信号
を同期測定手段A26の内部のカウンターA21に出力
する。カウンターA21はキャリア判定手段20または
同期応答信号判定手段23からの出力信号を受ける度に
その回数をカウントする。
【0016】すなわち、カウンターA21は10分毎の
同期合わせが正常に行われなかった回数をカウントする
こととなる。ここで、同期合わせが正常に終了した場合
は同期応答信号判定手段23はその旨の信号を同期測定
手段A26に出力し同期測定手段A26はカウンターA
21のそれまでのカウントをクリアすることとなる。同
期測定手段A26はカウンターA21のカウントが予め
定められた回数に達するとその旨の信号を制御手段A2
5内部の動作復帰手段A24に出力する。動作復帰手段
A24は同期測定手段A26の出力信号を受けると無線
通信手段A5を「初期同期合わせモード」に復帰させ
る。
【0017】つまり、10分毎の同期合わせが連続して
一定回数正常に行われなかった場合は「初期同期合わせ
モード」に戻ることとなる。次に、無線通信手段B2の
「データ通信モード」について説明する。初期同期合わ
せ終了後、無線通信手段B2ではタイマーB27が10
分間を繰り返し計測している。タイマーB27は10分
の計測が終了する毎にその旨の信号を出力する。無線送
受信手段B29はタイマーB27の出力信号を受けると
受信状態に移行し、相手側すなわち無線通信手段A5か
らの同期合わせ信号を受信する。無線送受信手段B29
は同期合わせ信号を受信するとその受信データを同期信
号判定手段30に出力する。同期信号判定手段30はそ
の受信データが正しいかどうか解析する。そしてその結
果を含んだ同期合わせ応答信号を作成し無線送受信手段
B29から送信する。同期信号判定手段30が無線送受
信手段B29が受信した同期合わせ信号が正しいと判断
した場合その旨の信号を出力する。制御手段B32は同
期信号判定手段30の出力を受けて無線通信手段B2の
無線通信動作を終了し次のタイマーB27の計測終了の
出力待ちになる。同期信号判定手段30が無線送受信手
段B29が受信した同期合わせ信号が正しくないと判断
した場合も無線通信手段B2は同期合わせ応答信号送信
後間欠動作となる。
【0018】一方、同期信号判定手段30は無線送受信
手段B29が受信した同期合わせ信号が正しくない場合
や、無線送受信手段B29が同期合わせ信号を受信でき
なかった場合もその旨の信号を出力する。同期測定手段
B33の内部のカウンターB31は同期信号判定手段3
0からの出力信号を受ける度にその回数をカウントす
る。すなわち、カウンターB31は10分毎の同期合わ
せが正常に行われなかった回数をカウントすることとな
る。
【0019】ここで、同期合わせが正常に終了した場合
は同期信号判定手段30はその旨の信号を同期測定手段
B33に出力し同期測定手段B33はカウンターB31
のそれまでのカウントをクリアすることとなる。同期測
定手段B33はカウンターB31のカウントが予め定め
られた回数に達するとその旨の信号を制御手段B32内
部の動作復帰手段B28に出力する。動作復帰手段B2
8は同期測定手段B33の出力信号を受けると無線通信
手段B2を「初期同期合わせモード」に復帰させる。つ
まり、10分毎の同期合わせが連続して一定回数正常に
行われなかった場合は「初期同期合わせモード」に戻り
無線通信手段B2は連続受信状態となる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、「データ通信モード」における10分ごと
の同期合わせが複数回失敗した場合の対処に問題があ
る。すなわち、10分毎の同期合わせが複数回失敗する
場合は明らかに電波伝搬状況が異常な環境に機器がおか
れているということである。この場合、むやみに10分
毎の同期合わせが失敗したら「初期同期合わせモード」
からやり直すという従来の方式では再び同期合わせ不能
状態に陥る可能性が大きく電流のムダ遣いとなる。ま
た、従来例のような水道メータ等とデータ収集装置の電
話回線を通じた通信の一例として無線を用いる場合には
その信頼性が重要となってくる。つまり、同期合わせが
うまくいかない場合に初期同期合わせに戻るという方式
ではメータ1またはデータ収集手段4から通信を開始し
た場合にその通信が同期合わせ異常中に重なった場合、
エンド−エンド間の通信がつながるまでに長い時間がか
かり信頼性が低下するという問題があった。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の無線通信装置は、データのサンプリング位置を
決定するためのプリアンブル信号の長さを変えることが
でき前記プリアンブル信号を出力するプリアンブル信号
可変手段と、前記プリアンブル信号可変手段が出力した
プリアンブル信号をデータに付加し送信する無線送信手
段を用いた構成としてある。
【0022】また、データにプリアンブル信号を付加し
たパケットを繰り返す回数を決定しその旨の信号を出力
する回数決定手段と、前記回数決定手段が出力する信号
に基づいて前記パケットを前記回数決定手段で決められ
た回数繰り返し送信する無線送信手段を用いた構成とす
ることもできる。
【0023】さらに、お互いに無線通信を行う無線通信
手段A及びBは無線によりデータ通信する無線通信部
と、予め定められた間隔で間欠的に同期補正を行う第1
の動作モード制御部と、各部を制御する中央制御部とか
ら成り、無線通信手段A及びBの少なくとも一方はプリ
アンブル信号の長さを設定し送信を行う第2の動作モー
ド制御部を持ち、前記第2の動作モード制御部を持つ側
の中央制御部は前記第1の動作モードにおける同期補正
が予め定められた第1の時間あるいは第1の回数失敗し
た時には前記第2の動作モード制御部を作動させ同期補
正を行う構成とすることもできる。
【0024】さらに、お互いに無線通信を行う無線通信
手段A及びBは無線によりデータ通信する無線通信部
と、予め定められた間隔で間欠的に同期補正を行う第1
の動作モード制御部と、各部を制御する中央制御部とか
ら成り、無線通信手段A及びBの少なくとも一方は予め
定められた時間パケットを繰り返し送信する第3の動作
モード制御部を持ち、前記第3の動作モード制御部を持
つ側の中央制御部は前記第1の動作モードにおける同期
補正が予め定められた第1の時間あるいは第1の回数失
敗した時には前記第3の動作モード制御部を作動させ同
期補正を行う構成とすることもできる。
【0025】さらに、第2の動作モード制御部を持つ無
線通信手段は予め定められた第2の時間あるいは第2の
回数同期補正信号を再送する第4の動作モード制御部を
持ち、前記第4の動作モード制御部を持つ側の中央制御
部は第1の動作モードにおける同期補正が予め定められ
た第3の時間もしくは第3の回数失敗した時には第4の
動作モード制御部を作動させ、前記第4の動作モードに
おける再送が前記第2の時間あるいは第2の回数失敗し
た時には前記第2の動作モード制御部を作動させる構成
とすることもできる。
【0026】さらに、第2の動作モード制御部を持つ無
線通信手段は予め定められた第2の時間あるいは第2の
回数同期補正信号を再送する第4の動作モード制御部を
持ち、前記第4の動作モード制御部を持つ側の中央制御
部は第1の動作モードにおける同期補正が予め定められ
た第3の時間もしくは第3の回数失敗した時には前記第
4の動作モード制御部を作動させ、前記第4の動作モー
ドにおける再送が前記第2の時間あるいは第2の回数失
敗した時には前記第3の動作モード制御部を作動させる
構成とすることもできる。
【0027】さらに、お互いに無線通信を行う無線通信
手段A及びBは無線によりデータ通信する無線通信部
と、予め定められた間隔で間欠的に同期補正を行う第1
の動作モード制御部と、各部を制御する中央制御部とか
ら成り、無線通信手段A及びBの少なくとも一方は予め
定められた時間連続受信を行う第5の動作モード制御部
を持ち、前記第2の動作モード制御部を持つ側の中央制
御部は前記第1の動作モードにおける同期補正が予め定
められた第1の時間あるいは第1の回数失敗した時には
前記第5の動作モード制御部を作動させ同期補正を行う
構成とすることもできる。
【0028】さらに、第5の動作モード制御部を持つ無
線通信手段は予め定められた第4の時間あるいは第4の
回数間欠受信タイミングを予め定められたタイミングか
ら前後にずらす第6の動作モード制御部を持ち、前記第
5の動作モード制御部を持つ側の中央制御部は第1の動
作モードにおける同期補正が予め定められた第3の時間
もしくは第3の回数失敗した時には前記第6の動作モー
ド制御部を作動させ、前記第6の動作モードにおける受
信タイミング変更を行っても前記第4の時間あるいは第
4の回数同期補正を失敗した時には前記第5の動作モー
ド制御部を作動させる構成とすることもできる。
【0029】さらに、お互いに無線通信を行う無線通信
手段A及びBは無線によりデータ通信する無線通信部
と、前記無線通信部を起動する起動信号検知手段と、前
記起動信号検知手段を動作状態にし前記無線通信部を非
動作状態にする第7の動作モード制御部と、起動信号検
知後は無線通信手段AとBの間の間欠通信のための初期
同期合わせを行う第8の動作モード制御部と、初期同期
合わせ終了後は予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う第1の動作モード制御部と、前記各部を制御す
る中央制御部とから成り、前記第8の動作モード制御部
において初期同期合わせ信号を送信する側は予め定めら
れた長さにプリアンブル信号を設定し送信を行う構成と
することもできる。
【0030】さらに、第8の動作モード制御部において
初期同期合わせ信号を送信する側は予め定められた時間
パケットを繰り返し送信する構成とすることもできる。
【0031】さらに、予め定められたタイミング毎に間
欠的に同期補正を行う複数の無線通信手段で構成される
無線通信システムにおいて、前記予め定められたタイミ
ングを修得していない無線通信手段Cは無線によりデー
タ通信する無線通信部と、前記無線通信部を起動する起
動信号検知手段と、前記起動信号検知手段を動作状態に
し前記無線通信部を非動作状態にする第7の動作モード
制御部と、起動信号検知後は間欠通信のための初期同期
合わせを行う第8の動作モード制御部と、初期同期合わ
せ終了後は予め定められた時間毎に間欠的に同期補正を
行う第1の動作モード制御部と、前記各部を制御する中
央制御部とから成り、前記第8の動作モード制御部にお
いて予め定められた長さにプリアンブル信号を設定し初
期同期合わせ要求信号を送信する構成とすることもでき
る。
【0032】さらに、第8の動作モード制御部において
予め定められた時間パケットを繰り返し送信する構成と
することもできる。
【0033】さらに、第8の動作モード制御部において
予め定められた時間初期同期合わせ信号を受信状態にす
る構成とすることもできる。
【0034】さらに、お互いに無線通信を行う無線通信
手段A及びBはデータのサンプリング位置を決定するた
めのプリアンブル信号の長さを変えることができ前記プ
リアンブル信号を出力するプリアンブル信号可変手段
と、前記プリアンブル信号可変手段が出力したプリアン
ブル信号をデータに付加する付加手段と、無線によりデ
ータ通信する無線通信部と、前記無線通信部を起動する
起動信号検知手段と、前記起動信号検知手段を動作状態
にし前記無線通信部を非動作状態にする第7の動作モー
ド制御部と、起動信号検知後は無線通信手段AとBの間
の間欠通信のための初期同期合わせを行う第8の動作モ
ード制御部と、初期同期合わせ終了後は一方が予め定め
られた時間毎に間欠的に同期合わせ信号を送信し他方は
前記同期合わせ信号を受信するとその同期合わせ信号に
対する応答信号を送信する第9の動作モード制御部と、
前記各部を制御する中央制御部とから成り、前記第9の
動作モード制御部が作動している時において相手側から
同期合わせ信号を受信した場合に前記プリアンブル信号
可変手段並びに付加手段を作動させプリアンブル信号の
長さを変更した同期合わせ応答信号を相手側に送信する
構成とすることもできる。
【0035】さらに、お互いに無線通信を行う無線通信
手段A及びBはデータのサンプリング位置を決定するた
めのプリアンブル信号の長さを変えることができ前記プ
リアンブル信号を出力するプリアンブル信号可変手段
と、前記プリアンブル信号可変手段が出力したプリアン
ブル信号をデータに付加する付加手段と、無線によりデ
ータ通信する無線通信部と、前記無線通信部を起動する
起動信号検知手段と、前記起動信号検知手段を動作状態
にし前記無線通信部を非動作状態にする第7の動作モー
ド制御部と、起動信号検知後は無線通信手段AとBの間
の間欠通信のための初期同期合わせを行う第8の動作モ
ード制御部と、初期同期合わせ終了後は予め定められた
時間毎に間欠的に同期補正を行うと共に必要時に通信を
行う第10の動作モード制御部と、前記各部を制御する
中央制御部とから成り、前記第10の動作モード制御部
が作動している時において同期補正以外の通信が必要な
場合に前記プリアンブル信号可変手段並びに付加手段を
作動させプリアンブル信号の長さを変更した信号を相手
側に送信する構成とすることもできる。
【0036】さらに、お互いに無線通信を行う無線通信
手段A及びBはデータにプリアンブル信号を付加したパ
ケットを繰り返す回数を決定しその旨の信号を出力する
回数決定手段と、前記回数決定手段が出力する信号に基
づいて前記パケットを前記回数決定手段で決められた回
数繰り返し送信する無線送信手段と、無線によりデータ
通信する無線通信部と、前記無線通信部を起動する起動
信号検知手段と、前記起動信号検知手段を動作状態にし
前記無線通信部を非動作状態にする第7の動作モード制
御部と、起動信号検知後は無線通信手段AとBの間の間
欠通信のための初期同期合わせを行う第8の動作モード
制御部と、初期同期合わせ終了後は予め定められた時間
毎に間欠的に同期補正を行うと共に必要時に通信を行う
第10の動作モード制御部と、前記各部を制御する中央
制御部とから成り、前記第10の動作モード制御部が作
動している時において同期補正以外の通信が必要な場合
に前記回数決定手段並びに前記無線送信手段を作動させ
繰り返し信号を相手側に送信する構成とすることもでき
る。
【0037】
【作用】本発明は上記構成によって、プリアンブル信号
の長さを可変しそのプリアンブル信号をデータに付加し
て送信するものである。
【0038】また、プリアンブル信号を付加したパケッ
トを繰り返す回数を決定しその決定回数繰り返し送信す
るものである。
【0039】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わ
せが終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う状態になり、その同期補正が予め定められた時
間または回数以上失敗した場合はプリアンブル信号の長
さを可変しそのプリアンブル信号をデータに付加して送
信するものである。
【0040】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わ
せが終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う状態になり、その同期補正が予め定められた時
間または回数以上失敗した場合はプリアンブル信号を付
加したパケットを繰り返す回数を決定しその決定回数繰
り返し送信するものである。
【0041】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わ
せが終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う状態になり、その同期補正が予め定められた時
間または回数以上失敗した場合は再送を行いそれでもう
まくいかない場合にはプリアンブル信号の長さを可変し
そのプリアンブル信号をデータに付加して送信するもの
である。
【0042】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わ
せが終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う状態になり、その同期補正が予め定められた時
間または回数以上失敗した場合は再送を行いそれでもう
まくいかない場合にはプリアンブル信号を付加したパケ
ットを繰り返す回数を決定しその決定回数繰り返し送信
するものである。
【0043】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わ
せが終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う状態になり、その同期補正が予め定められた時
間または回数以上失敗した場合は受信側が連続受信動作
を行うものである。
【0044】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わ
せが終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う状態になり、その同期補正が予め定められた時
間または回数以上失敗した場合は受信側が受信タイミン
グをずらすものである。
【0045】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、その初期同期
合わせが予め定められた時間または回数以上失敗した場
合にはプリアンブル信号の長さを可変しそのプリアンブ
ル信号をデータに付加して送信するものである。
【0046】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、その初期同期
合わせが予め定められた時間または回数以上失敗した場
合にはプリアンブル信号を付加したパケットを繰り返す
回数を決定しその決定回数繰り返し送信するものであ
る。
【0047】さらに、すでに予め定められた同期合わせ
タイミングで同期補正を行っているシステムにあらたに
装置を追加する場合、その装置が無線部の動作を停止し
起動信号の検知待ちの状態から起動信号を検知すると無
線部を動作させて初期同期合わせを行う状態になり、そ
の状態でプリアンブル信号の長さを可変しそのプリアン
ブル信号をデータに付加して送信するものである。
【0048】さらに、すでに予め定められた同期合わせ
タイミングで同期補正を行っているシステムにあらたに
装置を追加する場合、その装置が無線部の動作を停止し
起動信号の検知待ちの状態から起動信号を検知すると無
線部を動作させて初期同期合わせを行う状態になり、そ
の状態でプリアンブル信号を付加したパケットを繰り返
す回数を決定しその決定回数繰り返し送信するものであ
る。
【0049】さらに、すでに予め定められた同期合わせ
タイミングで同期補正を行っているシステムにあらたに
装置を追加する場合、その装置が無線部の動作を停止し
起動信号の検知待ちの状態から起動信号を検知すると無
線部を動作させて初期同期合わせを行う状態になり、そ
の状態で連続受信動作を行うものである。
【0050】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わ
せが終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う状態になり、その同期補正を行う状態で同期合
わせ信号に対する応答信号送信時にプリアンブル信号の
長さを可変しそのプリアンブル信号をデータに付加して
送信するものである。
【0051】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わ
せが終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う状態になり、その同期補正を行う状態で同期合
わせ通信以外のデータ送信時にプリアンブル信号の長さ
を可変しそのプリアンブル信号をデータに付加して送信
するものである。
【0052】さらに、無線部の動作を停止し起動信号の
検知待ちの状態から起動信号を検知すると無線部を動作
させて初期同期合わせを行う状態になり、初期同期合わ
せが終了すると予め定められた時間毎に間欠的に同期補
正を行う状態になり、その同期補正を行う状態で同期合
わせ通信以外のデータ送信時にプリアンブル信号を付加
したパケットを繰り返す回数を決定しその決定回数繰り
返し送信するものである。
【0053】
【実施例】以下本発明の第1の実施例を図1〜図6を参
照して説明する。図1において1は流量値を測定した
り、遠隔制御を行う外部との通信機能を持ったメータで
ある。2はメータ1と接続され、無線通信機能を持つ無
線通信手段Bである。3は電話回線との通信を行うため
の電話回線網制御装置(T−NCU)である。4はT−
NCU3により電話回線を介して通信を行うデータ収集
手段である。5はT−NCU3と接続され無線通信手段
B2と無線通信を行う無線通信手段Aである。ここで、
無線通信手段B2と無線通信手段A5はそれぞれメータ
1とT−NCU3を内部に持つ構成も考えられる。6は
プリアンブル信号の長さを変えることができるプリアン
ブル信号可変手段Aである。7は相手側からの無線受信
信号を解析する信号判定手段Aである。8は無線信号を
受信する無線受信手段Aである。9は無線信号を送信す
る無線送信手段Aである。10は定められた時間を計測
し計測が終了する毎にその旨の信号を出力するタイマー
Aである。11はキャリアの有無を判定しその結果を出
力するキャリア判定手段Aである。12はT−NCU3
との有線通信の送受信を行う有線送受信手段Aである。
13は無線通信手段A5の一連の動作を制御する制御手
段Aである。
【0054】ここで、プリアンブル信号可変手段A6、
信号判定手段A7、無線受信手段A8、無線送信手段A
9、タイマーA10、キャリア判定手段A11、有線送
受信手段A12、制御手段A13は無線通信手段A5の
内部にある。14は無線信号を受信する無線受信手段B
である。15は定められた時間を計測し計測が終了する
毎にその旨の信号を出力するタイマーBである。16は
無線信号を送信する無線送信手段Bである。17はキャ
リアの有無を判定しその結果を出力するキャリア判定手
段Bである。18は相手側からの無線受信信号を解析す
る信号判定手段Bである。19はプリアンブル信号の長
さを変えることができるプリアンブル信号可変手段Bで
ある。20はメータ1との有線通信の送受信を行う有線
送受信手段Bである。21は無線通信手段B2の一連の
動作を制御する制御手段Bである。ここで、無線受信手
段B14、タイマーB15、無線送信手段B16、キャ
リア判定手段B17、信号判定手段B18、プリアンブ
ル信号可変手段B19、有線送受信手段B20、制御手
段B21は無線送受信手段A2の内部にある。
【0055】図1において、無線通信手段A5と無線通
信手段B2は間欠的に同期合わせを行いお互いの通信タ
イミングを合わせる動作を行う通信システムとする。無
線通信手段A5と無線通信手段B2は電源を投入した後
「スリープモード」となる。この「スリープモード」か
ら無線通信手段A5と無線通信手段B2はスイッチ等に
より「初期同期合わせモード」に移行する。これは、ま
だ無線通信手段A5と無線通信手段B2のお互いの同期
が取れていないので最初の同期合わせを行う動作であ
る。無線通信手段A5はスイッチ等の入力後タイマーA
10を起動する。タイマーA10は予め定められた時間
を計測し計測が終了する毎にその旨の信号を出力する。
ここでは予め定められた時間を5秒とする。キャリア判
定手段A11はタイマーA10が出力した信号を受けて
今から通信を行う周波数が他のシステムに利用されてい
るかどうかを調べる。すなわち、通信を行う周波数の電
波の有無を調べる。これを「キャリアセンス」という。
キャリア判定手段A11は「キャリアセンス」の結果を
出力する。無線送信手段A9はキャリア判定手段A11
が「電波なし」の旨の信号を出力した場合に初期同期合
わせ信号をアンテナから送信する。送信後、無線通信手
段A5は相手側からの初期同期合わせ応答信号を受信す
るための受信状態に移行する。
【0056】この時、キャリア判定手段A11は初期同
期合わせ応答信号が相手側から送信されているかを「キ
ャリアセンス」によって調べる。「キャリアセンス」の
結果キャリア判定手段A11が「電波あり」と判定した
場合に無線受信手段A8は初期同期合わせ応答信号を受
信し、その受信データを信号判定手段A7に出力する。
信号判定手段A7はその受信データを解析し正しいかど
うか判断する。受信データが正しい場合、信号判定手段
A7はその旨の信号を出力する。制御手段A13は信号
判定手段A7の出力を受けて無線通信手段A5の「初期
同期合わせモード」を終了し「データ通信モード」に移
行する。
【0057】この時、制御手段A7はタイマーA10の
計測時間を5秒から別の時間に変更する。ここで、この
別の時間を10分とする。キャリア判定手段A11が初
期同期合わせ信号送信前の「キャリアセンス」で「電波
あり」と判断して初期同期合わせ信号を送信できなかっ
た場合、キャリア判定手段A11が初期同期合わせ応答
信号受信前の「キャリアセンス」で「電波なし」と判断
した場合、信号判定手段A7が受信データが正しい初期
同期合わせ応答信号でないと判断した場合は、制御手段
A13は初期同期合わせ動作を再び繰り返す。
【0058】すなわち、タイマーA10が5秒毎に出力
する信号をうけて「キャリアセンス」からの一連の動作
を繰り返す。そして、このように無線通信手段A5が予
め定められた回数再送を行っても初期同期合わせが正常
に終了しなかった場合、制御手段A13はその旨の信号
をプリアンブル信号可変手段A6に出力する。プリアン
ブル信号可変手段A6は制御手段A13が決めた長さに
プリアンブル信号を変更しその旨を出力する。
【0059】ここでプリアンブル信号について説明す
る。図2にこの無線通信システムにおける送受信パケッ
ト図を示す。図2において、ビット同期信号は受信側の
装置がサンプリング位置を決定するための信号である。
ビット同期信号は1、0…の繰り返しで、受信側がこの
ビット同期信号を受信するとこの1、0…の繰り返しか
ら以後のデータをサンプリングするためのサンプリング
クロックを内部で作成しこのサンプリングクロックに基
づいて以後のデータを受信する。すなわち、受信側の装
置がこのビット同期信号を受信することができれば以後
のデータの1、0判定を正確に行うことができるように
なる。
【0060】次にフレーム同期信号について説明する。
フレーム同期信号は受信側の装置がデータの先頭を探し
出すためのものである。すなわち、システム全体でフレ
ーム同期パターンは予め決定されており、受信側の装置
はビット同期信号を受信したのちこのフレーム同期信号
のパターンを探し続けることとなる。そして、フレーム
同期信号のパターンが見つかれば以後のデータを区切り
を付けて判定することができるようになる。次に呼出符
号について説明する。呼出符号は受信側の装置が受信し
たデータが自らの装置宛のものか判定するためのもので
ある。以上、ビット同期信号、フレーム同期信号、呼出
符号を受信したのち実データが送られてくることとな
る。ここで、プリアンブル信号とはビット同期信号のこ
とを差すこととする。
【0061】次に、このプリアンブル信号の長さの決定
方法について説明する。この無線通信システムは間欠的
に同期合わせ信号の送受信を行うことにより無線通信手
段A5と無線通信手段B2の同期補正を行っている。す
なわち、タイマーA10とタイマーB15のズレを定期
的に補正している。一般的にタイマーA10とタイマー
B15はマイクロコンピューター内部のハードウエアで
構成される。よって、タイマーA10とタイマーB15
のカウントはマイクロコンピューターを動かす外付けの
発振子を基準にして行われている。この発振子にはセラ
ミック発振子や水晶発振子等が用いられるが、発振子個
々のバラツキや周囲の温度変化によってズレが生じる。
このズレが無線通信手段A5と無線通信手段B2の通信
のタイミングズレとなる。ここで、先ほど述べたように
無線通信はビット同期信号を受信することができれば以
後のデータの1、0判定を正確に行うことができるよう
になるので、図1のような10分に1回同期合わせを行
うシステムの場合、10分間の無線通信手段A5と無線
通信手段B2の発振子の個々のバラツキや温度バラツキ
を見込んだ長さのビット同期信号長を予め設計しておけ
ば、タイミングズレによって信号を受信できないという
ような事態を避けることができる。
【0062】次に、この通信システムの同期合わせ通信
以外の通信の方法について説明する。無線通信手段A5
と無線通信手段B2は10分毎の同期合わせ通信以外に
メータ1並びにデータ収集手段4からの通信が発生した
場合にはその有線受信データを相手側の無線通信手段に
送るための通信も行う。よって、無線通信手段A5と無
線通信手段B2は図3に示すように例えば20秒間隔で
受信動作を行っている。これは、消費電力を削減するた
めである。よって、メータ1もしくはT−NCU3から
有線信号を受信した場合、その信号を相手側の無線通信
手段が次に受信する20秒毎のタイミングで送信するこ
ととなる。
【0063】ここで、「初期同期合わせモード」に話を
戻す。プリアンブル信号可変手段A6は制御手段A13
が決めた長さにプリアンブル信号を変更し出力する。無
線送信手段A9はプリアンブル信号可変手段A6が出力
したプリアンブル信号を初期同期合わせデータに付加し
て送信する。
【0064】次に、無線通信手段B2の「初期同期合わ
せモード」について説明する。無線通信手段B2はスイ
ッチ等により「初期同期合わせモード」に移行すしタイ
マーB15を起動する。タイマーB15は予め定められ
た時間を計測し計測が終了する毎にその旨の信号を出力
する。ここでは予め定められた時間を2秒とする。キャ
リア判定手段B17はタイマーB15の出力信号に応じ
て「キャリアセンス」を行いその結果を出力する。無線
受信手段B14はキャリア判定手段B17が「電波あ
り」の旨の信号を出力した場合にアンテナに入力された
電波を受信する。そして無線受信手段B14は初期同期
合わせ信号を受信するとその受信データを信号判定手段
B18に出力する。信号判定手段B18はその受信デー
タが正しいかどうか解析する。そしてその結果を含んだ
初期同期合わせ応答信号を作成し無線送信手段B16か
ら送信する。信号判定手段B18が無線受信手段B14
が受信した初期同期合わせ信号が正しいと判断した場
合、無線通信手段B2は初期同期合わせ応答信号送信後
「初期同期合わせモード」を終了し「データ通信モー
ド」に移行する。この時、制御手段B21はタイマーB
15を再度起動させる。タイマーB15は予め定められ
た時間の測定を開始する。この予め定められた時間は無
線通信手段A5のタイマーA10が初期同期合わせ終了
後に計測する時間と等しいとし、ここでは10分とす
る。信号判定手段B18が無線受信手段B14が受信し
た初期同期合わせ信号が正しくないと判断した場合、無
線通信手段B2は初期同期合わせ応答信号送信後再びタ
イマーB15の出力信号に基づいて無線通信手段A5か
ら送られてくる次の初期同期合わせ信号を待つ。
【0065】以上の「初期同期合わせモード」での動作
を図4に示す。図4のようにスイッチ入力後の無線通信
手段A5の送信間隔と無線通信手段B2の受信間隔は異
なるので数回は初期同期合わせが正常に行われない場合
も考えられる。また、タイミングが合致しても無線通信
手段A5のキャリア判定手段A11が「キャリアセン
ス」で「電波あり」と判断し送信できない場合も考えら
れる。無線通信手段A5の送信間隔と無線通信手段B2
の受信間隔を同一にしてもスイッチ入力のタイミングが
異なるので無意味である。
【0066】しかし、先ほど述べたようにプリアンブル
信号可変手段A6がプリアンブル信号の長さを変えると
図4のように正常に初期同期合わせを終了することがで
きる。また、図4のように無線通信手段A5が送信する
プリアンブル信号の長さが無線通信手段B2の間欠受信
タイミングと等しいかまたはそれ以上の場合にはプリア
ンブル信号可変手段A6が可変する回数が1回で確実に
初期同期合わせを行うことができる。
【0067】この場合、送信前の「キャリアセンス」で
キャリア判定手段A11が「電波あり」と判定した場合
はキャリア判定手段A11はタイマーA10の出力信号
に左右されず引き続き「キャリアセンス」を行い「電波
なし」と判断した時点でプリアンブル信号の長さを可変
した初期同期合わせ信号を送信するようにすれば確実に
初期同期合わせを行うことができる。無線通信手段A
5、すなわち初期同期合わせ信号を送信する側はスイッ
チ入力後すぐに無線通信手段B2、すなわち初期同期合
わせ信号を受信する側の間欠受信タイミング周期以上の
プリアンブル信号を送信すれば、さらに一層早く確実に
初期同期合わせを行うことができる。
【0068】次に、「初期同期合わせモード」が終了し
た後の「データ通信モード」について図1を用いて説明
する。ここでは、間欠動作は10分毎に同期合わせを行
うものとする。無線通信手段A5のタイマーA10は2
0秒と10分を繰り返し計測し計測が終了する毎にその
旨の信号を出力する。10分は20秒の計測回数で判断
する。キャリア判定手段A11はタイマーA10が出力
した10分を経過した旨の信号を受けて「キャリアセン
ス」を行いその結果を出力する。無線送信手段A9はキ
ャリア判定手段A11が「電波なし」の旨の信号を出力
した場合に同期合わせ信号をアンテナから送信する。送
信後、無線受信手段A8は相手側からの同期合わせ応答
信号を受信するための受信状態に移行する。
【0069】この時、キャリア判定手段A11は同期合
わせ応答信号が相手側から送信されているかを「キャリ
アセンス」によって調べる。「キャリアセンス」の結果
キャリア判定手段A11が「電波あり」と判定した場合
に無線受信手段A8は同期合わせ応答信号を受信し、そ
の受信データを信号判定手段A7に出力する。信号判定
手段A7はその受信データを解析し正しいかどうか判断
する。受信データが正しい場合、信号判定手段A7はそ
の旨の信号を出力する。制御手段A13は信号判定手段
A7の出力を受けて無線通信手段A5の無線通信動作を
終了し次のタイマーA10の計測終了の出力待ちにな
る。キャリア判定手段A11が同期合わせ信号送信前の
「キャリアセンス」で「電波あり」と判断して同期合わ
せ信号を送信できなかった場合、キャリア判定手段A1
1が同期合わせ応答信号受信前の「キャリアセンス」で
「電波なし」と判断した場合、信号判定手段A7が受信
データが正しい同期合わせ応答信号でないと判断した場
合は、キャリア判定手段A11または信号判定手段A7
はその旨の信号を制御手段A13に出力する。制御手段
A13はこの信号に基づいて同期合わせ信号の再送を行
う。再送は20秒後である。
【0070】すなわち、タイマーA10が出力する20
秒計測終了の旨の信号を受けて「キャリアセンス」から
の一連の動作を繰り返す。この再送を予め定められた回
数繰り返しても同期合わせが正常に終了しない場合、制
御手段A13はプリアンブル信号可変手段A6にその旨
の信号を出力する。プリアンブル信号可変手段A6はそ
の信号に基づいてプリアンブル信号の長さを変えて出力
する。ここで、変更したプリアンブル信号の長さを20
秒とする。つまり、プリアンブル信号可変手段A6が変
えるプリアンブル信号の長さは「初期同期合わせモー
ド」の説明の際に述べたように無線通信手段B2の間欠
受信間隔以上になるように予め設定しておく。プリアン
ブル信号可変手段A6が出力したプリアンブル信号を無
線送信手段A9はデータに付加してアンテナから送信す
る。ここで、この送信前の「キャリアセンス」でキャリ
ア判定手段A11が「電波あり」と判断した場合はキャ
リア判定手段A11はタイマーA10の出力信号に左右
されず引き続き「キャリアセンス」を行い「電波なし」
の状態になった時点で無線送信手段A9はプリアンブル
信号の長さが20秒になった同期合わせ信号をアンテナ
から送信する。
【0071】次に、無線通信手段B2の「データ通信モ
ード」について説明する。初期同期合わせ終了後、無線
通信手段B2ではタイマーB15は20秒と10分を繰
り返し計測し計測が終了する毎にその旨の信号を出力す
る。10分は20秒の計測回数で判断する。タイマーB
15は10分の計測が終了する毎にその旨の信号を出力
する。キャリア判定手段B17はタイマーB15の10
分計測終了の旨の信号に応じて「キャリアセンス」を行
いその結果を出力する。無線受信手段B14はキャリア
判定手段B17が「電波あり」の旨の信号を出力した場
合にアンテナに入力された電波を受信する。無線受信手
段B14は信号を受信するとその受信データを信号判定
手段B18に出力する。信号判定手段B18はその受信
データが正しい同期合わせ信号かどうか解析しその結果
を出力すると共に、受信したデータが正しい同期合わせ
信号の場合にはその情報に基づいてタイマーB15を補
正する。一方、プリアンブル信号可変手段B19は信号
判定手段B18の出力を受けてプリアンブル信号の長さ
を可変する。ここで、プリアンブル信号可変手段B19
は無線通信手段A5が送信してきた同期合わせ信号のプ
リアンブル信号よりも短い必要最小限の長さにプリアン
ブル信号の長さを変える。
【0072】この理由を以下に述べる。先ほど述べたよ
うに同期合わせ信号等のビット同期長は発振子個々のバ
ラツキと10分間の温度変化によるバラツキを見込んで
設計されている。しかし、同期合わせ信号に対する応答
信号の送信の場合は、直前の同期合わせ信号の受信によ
ってお互いのタイミングが把握できている。すなわち、
無線通信手段A2から送られてきた同期合わせ信号を無
線通信手段B5が正常に受信できた場合も正常に受信で
きない場合もビット同期信号さえ受信できれば、無線通
信手段B2はキャリアがなくなった時点で応答信号を送
信すればよいし無線通信手段A5は同期合わせ信号を送
信終了した時点から一定時間のみキャリアを探せばよ
い。よって、最短のプリアンブル信号で応答信号の通信
を行うことができる。その後、プリアンブル信号可変手
段B19は長さを変えたプリアンブル信号を出力する。
無線送信手段B16はプリアンブル信号可変手段B19
が出力したプリアンブル信号を付加した同期合わせ応答
信号をアンテナから送信する。
【0073】このようにして、同期合わせ通信が行われ
るわけだが、無線通信手段A5が送信前の「キャリアセ
ンス」で「電波あり」の判断で同期合わせ信号を送信で
きなかった場合や無線通信手段B2からの同期合わせ信
号を正常に受信した旨の応答信号を正しく受信できなか
った場合には同期合わせ信号の再送を行うこととなる。
この後の動作は先ほど述べたとおりだが、この時の動作
状況を図5に示す。図5の例では再送は2回である。
【0074】次に、「データ通信モード」における定期
的な同期合わせ以外の通信の場合について説明する。こ
の通信は、図1におけるメータ1やデータ収集手段4か
ら通信が発生した場合にその有線受信データを相手側の
無線通信手段に送るための通信のことを意味する。この
通信シーケンスの一例を図6に示す。図6では図1のT
−NCU3は省略してある。図6において、無線通信手
段A5と無線通信手段B2の間が無線通信となる。図6
における電文Aのやりとりについて図1を利用して説明
する。データ収集手段4はT−NCU3を通して無線通
信手段A5に電文Aを送信する。無線通信手段A5は内
部の有線送受信手段A12によりこの電文Aを受信しそ
の電文Aを出力する。制御手段A13は有線送受信手段
A12が出力した電文Aを無線送信手段A9に出力す
る。タイマーA10は前述のように20秒と10分を繰
り返し計測し計測が終了する毎にその旨の信号を出力す
る。キャリア判定手段A11はタイマーA10が出力し
た20秒を経過した旨の信号を受けて「キャリアセン
ス」を行いその結果を出力する。無線送信手段A9はキ
ャリア判定手段A11が「電波なし」の旨の信号を出力
した場合に電文Aをアンテナから送信する。送信後、無
線受信手段A8は相手側からの電文Aに対する応答信号
を受信するための受信状態に移行する。
【0075】この時、キャリア判定手段A11は電文A
に対する応答信号が相手側から送信されているかを「キ
ャリアセンス」によって調べる。「キャリアセンス」の
結果キャリア判定手段A11が「電波あり」と判定した
場合に無線受信手段A8は電文Aに対する応答信号を受
信し、その受信データを信号判定手段A7に出力する。
信号判定手段A7はその受信データを解析し正しいかど
うか判断する。受信データが正しい場合、信号判定手段
A7はその旨の信号を出力する。制御手段A13は信号
判定手段A7の出力を受けて次に無線通信手段B2から
送られてくる電文を受信するための動作に無線通信手段
A5を移行させる。キャリア判定手段A11が電文A送
信前の「キャリアセンス」で「電波あり」と判断して電
文Aを送信できなかった場合、キャリア判定手段A11
が電文Aに対する応答信号受信前の「キャリアセンス」
で「電波なし」と判断した場合、信号判定手段A7が受
信データが正しい電文Aに対する応答信号でないと判断
した場合は、キャリア判定手段A11または信号判定手
段A7はその旨の信号を制御手段A13に出力する。制
御手段A13はこの信号に基づいて電文Aの再送を行
う。再送は20秒後である。
【0076】すなわち、タイマーA10が出力する20
秒計測終了の旨の信号を受けて「キャリアセンス」から
の一連の動作を繰り返す。この再送を予め定められた回
数繰り返しても電文Aの通信が正常に終了しない場合、
制御手段A13はプリアンブル信号可変手段A6にその
旨の信号を出力する。プリアンブル信号可変手段A6は
その信号に基づいてプリアンブル信号の長さを変えて出
力する。ここで、変更したプリアンブル信号の長さを2
0秒とする。つまり、プリアンブル信号可変手段A6が
変えるプリアンブル信号の長さは無線通信手段B2の間
欠受信間隔以上になるように予め設定しておく。プリア
ンブル信号可変手段A6が出力したプリアンブル信号を
無線送信手段A9はデータに付加してアンテナから送信
する。ここで、この送信前の「キャリアセンス」でキャ
リア判定手段A11が「電波あり」と判断した場合はキ
ャリア判定手段A11はタイマーA10の出力信号に左
右されず引き続き「キャリアセンス」を行い「電波な
し」の状態になった時点で無線送信手段A9はプリアン
ブル信号の長さが20秒になった電文Aをアンテナから
送信する。
【0077】次に、無線通信手段B2の動作について説
明する。無線通信手段B2ではタイマーB15は20秒
と10分を繰り返し計測し計測が終了する毎にその旨の
信号を出力する。タイマーB15は20秒の計測が終了
する毎にその旨の信号を出力する。キャリア判定手段B
17はタイマーB15の20秒計測終了の旨の信号に応
じて「キャリアセンス」を行いその結果を出力する。無
線受信手段B14はキャリア判定手段B17が「電波あ
り」の旨の信号を出力した場合にアンテナに入力された
電波を受信する。無線受信手段B14は信号を受信する
とその受信データを信号判定手段B18に出力する。信
号判定手段B18はその受信データが正しいデータかど
うか解析しその結果を出力すると共に、電文Aを制御手
段B21に出力する。一方、プリアンブル信号可変手段
B19は信号判定手段B18の出力を受けてプリアンブ
ル信号の長さを可変する。ここで、プリアンブル信号可
変手段B19は無線通信手段A5が送信してきた電文A
のプリアンブル信号よりも短い必要最小限の長さにプリ
アンブル信号の長さを変える。この理由は前述の同期合
わせ信号の通信の場合と同様である。そして、プリアン
ブル信号可変手段B19は長さを変えたプリアンブル信
号を出力する。無線送信手段B16はプリアンブル信号
可変手段B19が出力したプリアンブル信号を付加した
電文Aに対する応答信号をアンテナから送信する。ま
た、制御手段B21は電文Aを無線通信手段B2の内部
の有線送受信手段B20を通してメータ1に送信する。
【0078】このようにして、電文Aの通信が行われる
わけだが、無線通信手段A5が送信前の「キャリアセン
ス」で「電波あり」の判断で電文Aを送信できなかった
場合や無線通信手段B2からの電文Aを正常に受信した
旨の応答信号を正しく受信できなかった場合には電文A
の再送を行うこととなる。この後の再送動作は先ほどの
同期合わせ信号の再送の場合に述べたとおりである。
【0079】以上のように、電文Aのデータ収集手段4
からメータ1への通信が行われる訳だが、図6の電文B
や電文Cの無線部のやりとりは若干異なる。これは、以
下の理由による。一般的に図1のような無線通信システ
ムにおいては、電文Aの通信のみで通信が終了すること
がなく、電文Aに対してメータ1側からその応答電文
(図6の電文Bにあたる)の通信が行われる。その後、
データ収集手段4やメータ1から必要に応じて複数回の
電文の送信が行われ、最後にデータ収集手段4から回線
を切断する旨の電文(図6の電文Cにあたる)がメータ
1に対して送信され通信が終了する。このようなシステ
ムのため、電文Aの通信が終了した後は無線通信手段A
5と無線通信手段B2は次にどの通信が生じるかを把握
できる。すなわち、無線通信手段A5は電文Aを無線通
信手段B2に対して送信しその電文Aに対する応答電文
を無線通信手段B2から受信した後は、次に無線通信手
段B2からの無線通信(電文B)が生じることを予想で
きる。また、無線通信手段B2は無線通信手段A5から
電文Aを受信しその電文Aに対する応答信号を無線通信
手段A5に送信して電文Aをメータ1に有線で送信した
後は、メータ1から有線通信(電文B)生じることを予
想できる。すなわち、無線通信手段A5と無線通信手段
B2の間の無線通信は、電文Aのやりとりが終了した後
も回線を切断する旨の電文の通信が行われるまで続く。
よって、電文Aの通信を行った時のように相手側の20
秒毎の間欠受信を行わなくても連続受信状態にしておく
ことができる。また、さらに一層消費電力を削減する場
合には20秒よりもかなり短い間欠周期、例えば2秒程
度の間欠周期にすることもできる。このようにすること
で、同期合わせ通信以外の必要時の通信を早く行うこと
ができ信頼性も向上する。なお、回線を切断する旨の電
文の通信が終了した後は、無線通信手段A5と無線通信
手段B2は従来の20秒の間欠受信動作に戻る。
【0080】以上述べたように、初期同期合わせ通信や
定期的な同期補正通信、さらには同期合わせ以外の必要
時の通信において、プリアンブル信号の長さを変えるこ
とにより確実に無線通信を行うことができるが、以下に
述べるような方法をとることでそれぞれの場合において
さらに一層無線通信の信頼性を向上することができる。
この第2の実施例を図7、図8を使って説明する。図7
において1は流量値を測定したり、遠隔制御を行う外部
との通信機能を持ったメータである。2はメータ1と接
続され、無線通信機能を持つ無線通信手段Bである。3
は電話回線との通信を行うための電話回線網制御装置
(T−NCU)である。4はT−NCU3により電話回
線を介して通信を行うデータ収集手段である。5はT−
NCU3と接続され無線通信手段B2と無線通信を行う
無線通信手段Aである。
【0081】ここで、無線通信手段B2と無線通信手段
A5はそれぞれメータ1とT−NCU3を内部に持つ構
成も考えられる。7は相手側からの無線受信信号を解析
する信号判定手段Aである。8は無線信号を受信する無
線受信手段Aである。9は無線信号を送信する無線送信
手段Aである。10は定められた時間を計測し計測が終
了する毎にその旨の信号を出力するタイマーAである。
11はキャリアの有無を判定しその結果を出力するキャ
リア判定手段Aである。12はT−NCU3との有線通
信の送受信を行う有線送受信手段Aである。22はデー
タ送信回数を決定する回数決定手段Aである。13は無
線通信手段A5の一連の動作を制御する制御手段Aであ
る。
【0082】ここで、信号判定手段A7、無線受信手段
A8、無線送信手段A9、タイマーA10、キャリア判
定手段A11、有線送受信手段A12、回数決定手段A
22、制御手段A13は無線通信手段A5の内部にあ
る。14は無線信号を受信する無線受信手段Bである。
15は定められた時間を計測し計測が終了する毎にその
旨の信号を出力するタイマーBである。16は無線信号
を送信する無線送信手段Bである。17はキャリアの有
無を判定しその結果を出力するキャリア判定手段Bであ
る。18は相手側からの無線受信信号を解析する信号判
定手段Bである。19はプリアンブル信号の長さを変え
ることができるプリアンブル信号可変手段Bである。2
0はメータ1との有線通信の送受信を行う有線送受信手
段Bである。23はデータ送信回数を決定する回数決定
手段Bである。21は無線通信手段B2の一連の動作を
制御する制御手段Bである。ここで、無線受信手段B1
4、タイマーB15、無線送信手段B16、キャリア判
定手段B17、信号判定手段B18、回数決定手段B2
3、有線送受信手段B20、制御手段B21は無線送受
信手段A2の内部にある。
【0083】図7において「データ通信モード」の動き
を説明する。無線通信手段A5のタイマーA10は20
秒と10分を繰り返し計測し計測が終了する毎にその旨
の信号を出力する。10分は20秒の計測回数で判断す
る。キャリア判定手段A11はタイマーA10が出力し
た10分を経過した旨の信号を受けて「キャリアセン
ス」を行いその結果を出力する。無線送信手段A9はキ
ャリア判定手段A11が「電波なし」の旨の信号を出力
した場合に同期合わせ信号をアンテナから送信する。送
信後、無線受信手段A8は相手側からの同期合わせ応答
信号を受信するための受信状態に移行する。この時、キ
ャリア判定手段A11は同期合わせ応答信号が相手側か
ら送信されているかを「キャリアセンス」によって調べ
る。「キャリアセンス」の結果キャリア判定手段A11
が「電波あり」と判定した場合に無線受信手段A8は同
期合わせ応答信号を受信し、その受信データを信号判定
手段A7に出力する。信号判定手段A7はその受信デー
タを解析し正しいかどうか判断する。受信データが正し
い場合、信号判定手段A7はその旨の信号を出力する。
制御手段A13は信号判定手段A7の出力を受けて無線
通信手段A5の無線通信動作を終了し次のタイマーA1
0の計測終了の出力待ちになる。キャリア判定手段A1
1が同期合わせ信号送信前の「キャリアセンス」で「電
波あり」と判断して同期合わせ信号を送信できなかった
場合、キャリア判定手段A11が同期合わせ応答信号受
信前の「キャリアセンス」で「電波なし」と判断した場
合、信号判定手段A7が受信データが正しい同期合わせ
応答信号でないと判断した場合は、キャリア判定手段A
11または信号判定手段A7はその旨の信号を制御手段
A13に出力する。制御手段A13はこの信号に基づい
て同期合わせ信号の再送を行う。再送は20秒後であ
る。すなわち、タイマーA10が出力する20秒計測終
了の旨の信号を受けて「キャリアセンス」からの一連の
動作を繰り返す。この再送を予め定められた回数繰り返
しても同期合わせが正常に終了しない場合、制御手段A
13は回数決定手段A22にその旨の信号を出力する。
回数決定手段A22はその信号に基づいてプリアンブル
信号を含むデータパケットを何回送信するかを決定しそ
の旨の信号を出力する。回数決定手段A22が出力した
回数だけ無線送信手段A9は同期合わせ信号のデータパ
ケットをアンテナから送信する。ここで、この送信前の
「キャリアセンス」でキャリア判定手段A11が「電波
あり」と判断した場合はキャリア判定手段A11はタイ
マーA10の出力信号に左右されず引き続き「キャリア
センス」を行い「電波なし」の状態になった時点で無線
送信手段A9はプリアンブル信号の長さが20秒になっ
た同期合わせ信号をアンテナから送信する。
【0084】次に、無線通信手段B2の「データ通信モ
ード」について説明する。初期同期合わせ終了後、無線
通信手段B2ではタイマーB15は20秒と10分を繰
り返し計測し計測が終了する毎にその旨の信号を出力す
る。10分は20秒の計測回数で判断する。タイマーB
15は10分の計測が終了する毎にその旨の信号を出力
する。キャリア判定手段B17はタイマーB15の10
分計測終了の旨の信号に応じて「キャリアセンス」を行
いその結果を出力する。無線受信手段B14はキャリア
判定手段B17が「電波あり」の旨の信号を出力した場
合にアンテナに入力された電波を受信する。無線受信手
段B14は信号を受信するとその受信データを信号判定
手段B18に出力する。信号判定手段B18はその受信
データが正しい同期合わせ信号かどうか解析しその結果
を出力すると共に、受信したデータが正しい同期合わせ
信号の場合にはその情報に基づいてタイマーB15を補
正する。無線送信手段B16は同期合わせ応答信号をア
ンテナから送信する。
【0085】ここで、データパケットの送信回数の決定
の根拠と受信側の「キャリアセンス」の方法について図
8を用いて説明する。プリアンブル信号を含むデータパ
ケットは図2に示すような構成となっている。今回のシ
ステムにおいてはこのパケットの長さを約0.2秒とす
る。図8のように、無線通信手段A5は0.2秒の同期
合わせ信号のデータパケットを20秒間何回も送信す
る。但し、1回送信した後は無線通信手段B2からの同
期合わせ応答信号を受信する時間を設ける。ここで、2
0秒の根拠は前述のように無線通信手段B2の間欠受信
周期が20秒であるからである。一方、無線通信手段B
2は20秒の間欠受信周期毎に「キャリアセンス」を行
い「電波なし」と判断した場合には無線受信電源をOF
Fする。「キャリアセンス」で「電波あり」と判断した
場合にはその電波を受信し、同期合わせ信号であればそ
の応答信号を無線通信手段A5に対して送信する。送信
するタイミングは図8に示すように同期合わせ信号を受
信した直後である。無線通信手段A5は同期合わせ信号
を送信した後の応答信号受信タイミングで無線通信手段
B2からの応答信号を受信した場合には、回数決定手段
A22で決められた同期合わせ信号の繰り返し回数がま
だ残っていても、それ以降の同期合わせ信号の送信をや
め無線部の電源をOFFする。これにより、必要最小限
の同期合わせ信号の送信で確実に無線通信手段B2との
同期補正を行うことができ、消費電力の削減になる。
【0086】なお、この方式は「データ通信モード」に
おける同期合わせ信号の場合だけでなく、プリアンブル
信号の長さを変える場合のように「初期同期合わせモー
ド」の初期同期合わせ通信や「データ通信モード」の同
期合わせ以外の必要時の通信においても用いることがで
きる。
【0087】以上、通信が正常にいかない場合のリカバ
ー方法として送信側の様々な方法を述べたが、次に受信
側の方法である第3の実施例について図9〜図12を用
いて説明する。図9において、1は流量値を測定した
り、遠隔制御を行う外部との通信機能を持ったメータで
ある。2はメータ1と接続され、無線通信機能を持つ無
線通信手段Bである。3は電話回線との通信を行うため
の電話回線網制御装置(T−NCU)である。4はT−
NCU3により電話回線を介して通信を行うデータ収集
手段である。5はT−NCU3と接続され無線通信手段
B2と無線通信を行う無線通信手段Aである。ここで、
無線通信手段B2と無線通信手段A5はそれぞれメータ
1とT−NCU3を内部に持つ構成も考えられる。7は
相手側からの無線受信信号を解析する信号判定手段Aで
ある。8は無線信号を受信する無線受信手段Aである。
9は無線信号を送信する無線送信手段Aである。10は
定められた時間を計測し計測が終了する毎にその旨の信
号を出力するタイマーAである。11はキャリアの有無
を判定しその結果を出力するキャリア判定手段Aであ
る。12はT−NCU3との有線通信の送受信を行う有
線送受信手段Aである。24は受信タイミングを変更し
たり「キャリアセンス」時間を変更したりする受信時間
可変手段Aである。13は無線通信手段A5の一連の動
作を制御する制御手段Aである。
【0088】ここで、信号判定手段A7、無線受信手段
A8、無線送信手段A9、タイマーA10、キャリア判
定手段A11、有線送受信手段A12、受信時間変更手
段A24、制御手段A13は無線通信手段A5の内部に
ある。14は無線信号を受信する無線受信手段Bであ
る。15は定められた時間を計測し計測が終了する毎に
その旨の信号を出力するタイマーBである。16は無線
信号を送信する無線送信手段Bである。17はキャリア
の有無を判定しその結果を出力するキャリア判定手段B
である。18は相手側からの無線受信信号を解析する信
号判定手段Bである。19はプリアンブル信号の長さを
変えることができるプリアンブル信号可変手段Bであ
る。20はメータ1との有線通信の送受信を行う有線送
受信手段Bである。25は受信タイミングを変更したり
「キャリアセンス」時間を変更したりする受信時間可変
手段Bである。21は無線通信手段B2の一連の動作を
制御する制御手段Bである。ここで、無線受信手段B1
4、タイマーB15、無線送信手段B16、キャリア判
定手段B17、信号判定手段B18、受信時間可変手段
B25、有線送受信手段B20、制御手段B21は無線
送受信手段A2の内部にある。
【0089】図9において「データ通信モード」の動き
を説明する。無線通信手段A5のタイマーA10は20
秒と10分を繰り返し計測し計測が終了する毎にその旨
の信号を出力する。10分は20秒の計測回数で判断す
る。キャリア判定手段A11はタイマーA10が出力し
た10分を経過した旨の信号を受けて「キャリアセン
ス」を行いその結果を出力する。無線送信手段A9はキ
ャリア判定手段A11が「電波なし」の旨の信号を出力
した場合に同期合わせ信号をアンテナから送信する。送
信後、無線受信手段A8は相手側からの同期合わせ応答
信号を受信するための受信状態に移行する。
【0090】この時、キャリア判定手段A11は同期合
わせ応答信号が相手側から送信されているかを「キャリ
アセンス」によって調べる。「キャリアセンス」の結果
キャリア判定手段A11が「電波あり」と判定した場合
に無線受信手段A8は同期合わせ応答信号を受信し、そ
の受信データを信号判定手段A7に出力する。信号判定
手段A7はその受信データを解析し正しいかどうか判断
する。受信データが正しい場合、信号判定手段A7はそ
の旨の信号を出力する。制御手段A13は信号判定手段
A7の出力を受けて無線通信手段A5の無線通信動作を
終了し次のタイマーA10の計測終了の出力待ちにな
る。キャリア判定手段A11が同期合わせ信号送信前の
「キャリアセンス」で「電波あり」と判断して同期合わ
せ信号を送信できなかった場合、キャリア判定手段A1
1が同期合わせ応答信号受信前の「キャリアセンス」で
「電波なし」と判断した場合、信号判定手段A7が受信
データが正しい同期合わせ応答信号でないと判断した場
合は、キャリア判定手段A11または信号判定手段A7
はその旨の信号を制御手段A13に出力する。制御手段
A13はこの信号に基づいて同期合わせ信号の再送を行
う。再送は20秒後である。すなわち、タイマーA10
が出力する20秒計測終了の旨の信号を受けて「キャリ
アセンス」からの一連の動作を繰り返す。
【0091】次に、無線通信手段B2の「データ通信モ
ード」について説明する。初期同期合わせ終了後、無線
通信手段B2ではタイマーB15は20秒と10分を繰
り返し計測し計測が終了する毎にその旨の信号を出力す
る。10分は20秒の計測回数で判断する。タイマーB
15は10分の計測が終了する毎にその旨の信号を出力
する。キャリア判定手段B17はタイマーB15の10
分計測終了の旨の信号に応じて「キャリアセンス」を行
いその結果を出力する。無線受信手段B14はキャリア
判定手段B17が「電波あり」の旨の信号を出力した場
合にアンテナに入力された電波を受信する。無線受信手
段B14は信号を受信するとその受信データを信号判定
手段B18に出力する。信号判定手段B18はその受信
データが正しい同期合わせ信号かどうか解析しその結果
を出力すると共に、受信したデータが正しい同期合わせ
信号の場合にはその情報に基づいてタイマーB15を補
正する。無線送信手段B16は同期合わせ応答信号をア
ンテナから送信する。キャリア判定手段B17が「電波
なし」の旨の信号を出力した場合や、信号判定手段B1
8が受信信号を正しい同期合わせ信号と判断しなかった
場合には、無線通信手段B2は無線通信手段A5からの
同期合わせ信号の再送を考慮して次のタイマーB15が
計測する20秒のタイミングに合わせて「キャリアセン
ス」からの一連の動作を繰り返す。それでもなお同期合
わせ信号を正常に受信できない場合、受信時間可変手段
B25は次の20秒の受信タイミングを前後に幾分ずら
す旨の信号を出力する。無線受信手段B14はその旨の
信号を受けて、次にタイマーB15が計測する20秒の
タイミングから幾分ずれたタイミングで「キャリアセン
ス」からの一連の受信動作を行う。これは、以下の理由
による。無線通信手段A5と無線通信手段B2のタイミ
ングのズレは前述のように発振子の個々のバラツキや温
度バラツキによる場合が大半である。よって、このよう
な無線通信システムを考える場合このバラツキを考慮し
て同期合わせタイミング等を設計するわけで、通常はタ
イミングのズレは生じない。しかしながら、このように
再送を行っても通信がうまくいかないということは、何
らかの原因、例えば温度の予想以上の変化等のためにタ
イミングのズレが設計値からややずれたと考えるのが一
般的である。
【0092】この場合、タイミングのズレは無線通信手
段B5が間欠的に行う受信動作タイミングからほんの少
しずれている。よって、このように受信タイミングを前
後に幾分ずらすことで、正常に信号を受信できる確率は
非常に高くなる。タイミングをずらす方法は、例えば1
回目は本来の受信タイミングよりも早い時間(前のほ
う)にずらし、それでも受信できない時は次のタイミン
グで遅い時間(後ろのほう)にずらす等の手法が考えら
れる。この方法を図10に示す。
【0093】さらに、受信時間可変手段B25が受信タ
イミングをずらすのではなく「キャリアセンス」時間を
長くする方法も考えられる。さらに、連続受信にする方
法も考えられる。これらの場合の理由も受信タイミング
をずらす場合と同様である。これらの方法を図11、図
12に示す。
【0094】なお、受信タイミングをずらしたり、「キ
ャリアセンス」時間を長くしたり、連続受信にする方式
は「データ通信モード」における同期合わせ信号の場合
だけでなく、プリアンブル信号の長さを変える場合のよ
うに「初期同期合わせモード」の初期同期合わせ通信や
「データ通信モード」の同期合わせ以外の必要時の通信
においても用いることができる。また、送信側を変更す
る場合と組み合わせることもできる。
【0095】以上の実施例においては、無線通信手段A
5と無線通信手段B2の立場を入れ換えた構成とするこ
ともできる。この場合は、無線通信手段B2が同期合わ
せ信号を送信することとなる。また、メータ1、無線通
信手段B2、無線通信手段A5、T−NCU3、データ
収集手段4がそれぞれ複数でそのエリア内で間欠動作を
行う場合も考えられる。この場合も、特定の無線通信手
段を基地局とし同様のシステムを組むことができる。こ
の場合、システムに新しく無線通信手段を追加する場合
にもこのような方法を用いることができる。この第4の
実施例を図13、図14を用いて説明する。図13にお
いて、図1において1は流量値を測定したり、遠隔制御
を行う外部との通信機能を持ったメータである。2はメ
ータ1と接続され、無線通信機能を持つ無線通信手段B
である。3は電話回線との通信を行うための電話回線網
制御装置(T−NCU)である。4はT−NCU3によ
り電話回線を介して通信を行うデータ収集手段である。
5はT−NCU3と接続され無線通信手段B2と無線通
信を行う無線通信手段Aである。
【0096】ここで、無線通信手段B2と無線通信手段
A5はそれぞれメータ1とT−NCU3を内部に持つ構
成も考えられる。26はシステムにあらたに追加された
無線通信手段Cである。35は流量値を測定したり、遠
隔制御を行う外部との通信機能を持ったメータCであ
る。27はプリアンブル信号の長さを変えることができ
るプリアンブル信号可変手段Cである。28は相手側か
らの無線受信信号を解析する信号判定手段Cである。2
9は無線信号を受信する無線受信手段Cである。30は
無線信号を送信する無線送信手段Cである。31は定め
られた時間を計測し計測が終了する毎にその旨の信号を
出力するタイマーCである。32はキャリアの有無を判
定しその結果を出力するキャリア判定手段Cである。3
3はメータC35との有線通信の送受信を行う有線送受
信手段Cである。34は無線通信手段C26の一連の動
作を制御する制御手段Cである。ここで、プリアンブル
信号可変手段C27、信号判定手段C28、無線受信手
段C29、無線送信手段C30、タイマーC31、キャ
リア判定手段C32、有線送受信手段C33、制御手段
C34は無線通信手段C26の内部にある。
【0097】図13において、無線通信手段A5と無線
通信手段B2は先ほど述べたような「データ通信モー
ド」での間欠的な同期補正をすでに行っている。ここ
で、あらたに無線通信手段C26が無線通信手段B2と
同様に無線通信手段A5との同期補正を行うことができ
るように以下のような方法をとる。無線通信手段C26
は電源を投入した後「スリープモード」となる。この
「スリープモード」から無線通信手段C26はスイッチ
等により「初期同期合わせモード」に移行する。これ
は、まだ無線通信手段A5と無線通信手段C26のお互
いの同期が取れていないので最初の同期合わせを行う動
作である。無線通信手段C26はスイッチ等の入力後タ
イマーC31を起動する。タイマーC31は無線通信手
段A5と無線通信手段B2が行っている間欠受信タイミ
ングの20秒を計測し計測が終了するとその旨の信号を
出力する。キャリア判定手段C32はスイッチ「初期同
期合わせモード」移行後、今から通信を行う周波数が他
のシステムに利用されているかどうかを調べる。
【0098】すなわち、通信を行う周波数の電波の有無
を調べる。これを「キャリアセンス」という。キャリア
判定手段C32は「キャリアセンス」の結果を出力す
る。無線送信手段C30はキャリア判定手段C32が
「電波なし」の旨の信号を出力した場合にプリアンブル
信号をアンテナから送信する。そして、タイマーC31
が20秒の計測を終了した旨の信号を受けて、無線送信
手段C30はプリアンブル信号に引き続いて初期同期合
わせ要求信号を送信する。無線通信手段C26は無線通
信手段A5からの初期同期合わせ信号を受信するための
受信状態に移行する。
【0099】この時、キャリア判定手段C32は初期同
期合わせ信号が相手側から送信されているかを「キャリ
アセンス」によって調べる。「キャリアセンス」の結果
キャリア判定手段C32が「電波あり」と判定した場合
に無線受信手段C29は初期同期合わせ信号を受信し、
その受信データを信号判定手段C28に出力する。信号
判定手段C28はその受信データを解析し正しいかどう
か判断する。受信データが正しい場合、信号判定手段C
28はその旨の信号を出力する。プリアンブル信号可変
手段C27は信号判定手段C28の信号を受けてプリア
ンブル信号の長さを必要最小限に変える。これは、先ほ
ど述べたようにすでに初期同期合わせ信号を正常に受信
しているのでタイミングがわかるからである。無線送信
手段C30はプリアンブル信号可変手段C27が出力し
たプリアンブル信号を付加した初期同期合わせ応答信号
をアンテナから送信する。制御手段C34はこの初期同
期合わせ応答信号の送信後、無線通信手段C26の「初
期同期合わせモード」を終了し「データ通信モード」に
移行し、無線通信手段C26は20秒の間欠受信動作に
なる。キャリア判定手段C32が初期同期合わせ要求信
号送信前の「キャリアセンス」で「電波あり」と判断し
て初期同期合わせ要求信号を送信できなかった場合、キ
ャリア判定手段C32は引き続き「キャリアセンス」を
行うと共に、タイマーC31の計測を再スタートさせ
る。そして、「キャリアセンス」で「電波なし」と判断
した時点からプリアンブル信号可変手段Cはプリアンブ
ル信号を20秒間送信しはじめる。
【0100】一方、この時の無線通信手段A5の動作を
図13並びに図1を用いて説明する。
【0101】無線通信手段A5は無線通信手段B2と間
欠的に同期補正を行う「データ通信モード」で動作して
いる。また、間欠待ち受け周期は20秒である。タイマ
ーA10は30秒の計測が終了する毎にその旨の信号を
出力する。キャリア判定手段A11はタイマーA10の
30秒計測終了の旨の信号に応じて「キャリアセンス」
を行いその結果を出力する。無線受信手段A8はキャリ
ア判定手段A11が「電波あり」の旨の信号を出力した
場合にアンテナに入力された電波を受信する。無線受信
手段A8は信号を受信するとその受信データを信号判定
手段A7に出力する。信号判定手段A7はその受信デー
タの内容を解析し、その受信データが無線通信手段C2
6からの初期同期合わせ要求信号である場合にはその旨
を出力する。
【0102】一方、プリアンブル信号可変手段A6は信
号判定手段A7の出力を受けてプリアンブル信号の長さ
を必要最小限に変える。これは、先ほど述べたようにす
でに初期同期合わせ要求信号を正常に受信しているので
タイミングがわかるからである。無線送信手段A9はす
でに無線通信手段B2との間で行っている間欠的な同期
合わせ情報を含む無線通信手段C26に対する初期同期
合わせ信号にプリアンブル信号可変手段A6が出力した
プリアンブル信号を付加してアンテナから送信する。こ
の後、無線受信手段A8は無線通信手段C26からの初
期同期合わせ応答信号を受信するための受信状態に移行
する。この時、キャリア判定手段A11は初期同期合わ
せ応答信号が無線通信手段C26から送信されているか
を「キャリアセンス」によって調べる。「キャリアセン
ス」の結果キャリア判定手段A11が「電波あり」と判
定した場合に無線受信手段A8は初期同期合わせ応答信
号を受信し、その受信データを信号判定手段A7に出力
する。信号判定手段A7はその受信データを解析し正し
いかどうか判断する。受信データが正しい場合、信号判
定手段A7はその旨の信号を出力する。制御手段A13
は信号判定手段A7の出力を受けて無線通信手段A5の
無線通信動作を終了する。以上の通信シーケンスを図1
4に示す。
【0103】以上の構成によって、無線通信手段C26
も無線通信手段B2と同様に無線通信手段A5との同期
合わせ通信が行えるようになる。なお、無線通信手段A
5のキャリア判定手段A11が無線通信手段C26に対
する初期同期合わせ信号送信前の「キャリアセンス」で
「電波あり」と判断して同期合わせ信号を送信できなか
った場合、キャリア判定手段A11が無線通信手段C2
6に対する初期同期合わせ応答信号受信前の「キャリア
センス」で「電波なし」と判断した場合、信号判定手段
A7が受信データが無線通信手段C26からの正しい初
期同期合わせ応答信号でないと判断した場合は無線通信
手段A5は従来の間欠受信動作に戻る。これに対して、
無線通信手段C26のキャリア判定手段C32が無線通
信手段A5からの初期同期合わせ信号受信前の「キャリ
アセンス」で「電波なし」と判断した場合、信号判定手
段C28が受信データが無線通信手段A5からの正しい
初期同期合わせ信号でないと判断した場合は、キャリア
判定手段C32または信号判定手段C28はその旨の信
号を制御手段C34に出力する。制御手段C34はこの
信号に基づいて無線通信手段A5に対する初期同期合わ
せ要求信号の再送を行う。すなわち、「キャリアセン
ス」からの一連の動作を繰り返す。
【0104】この実施例においても、20秒間プリアン
ブル信号を送信する方法以外に先ほど同期合わせのリカ
バー方法の例で述べたようなパケットを繰り返し送信す
る方法で無線通信手段C26の追加を行うこともでき
る。また、無線通信手段C26は「初期同期合わせモー
ド」に移行後、先ほど述べたような連続受信動作になり
無線通信手段A5からの同期合わせ信号を受信すること
で同期合わせを行う方法も考えられる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように本発明の無線通信装
置には以下のような効果がある。
【0106】(1)プリアンブル信号の長さを変えて送
信できるようにすることで、常に必要最小限のプリアン
ブル信号で通信が行えるようになり消費電力の削減に大
いに役立つことができる。
【0107】(2)プリアンブル信号を付加したパケッ
トを繰り返し送信する回数を状況に応じて決定すること
で、通信がうまくいかない場合に繰り返す回数を増やす
ことができ機器の信頼性を大いにアップすることができ
る。
【0108】(3)同期補正がうまくいかない場合にプ
リアンブル信号の長さを可変できる装置を作動させるこ
とで、確実に同期補正を行えるようになりシステム全体
としての信頼性の向上を大いにアップすることができ
る。
【0109】(4)同期補正がうまくいかない場合にプ
リアンブル信号を付加したデータを繰り返し送信する回
数を決定できる装置を作動させることで、早く確実に同
期補正を行えるようになりシステム全体としての信頼性
の向上を大いにアップすると共に消費電力の削減に大い
に役立つことができる。
【0110】(5)同期補正がうまくいかない場合に再
送を行い、それでもうまくいかない場合にプリアンブル
信号の長さを可変できる装置を作動させることで、早く
確実に同期補正を行えるようになりシステム全体として
の信頼性の向上を大いにアップすると共に消費電力の削
減に大いに役立つことができる。
【0111】(6)同期補正がうまくいかない場合に再
送を行い、それでもうまくいかない場合にプリアンブル
信号を付加したデータを繰り返し送信する回数を決定で
きる装置を作動させることで、早く確実に同期補正を行
えるようになりシステム全体としての信頼性の向上を大
いにアップすると共に消費電力の削減に大いに役立つこ
とができる。
【0112】(7)同期補正がうまくいかない場合に受
信側が連続受信動作を行うことで、送信側の動作を変更
せずに確実に同期補正を行えるようになりシステムの簡
略化を達成でき装置のコスト削減とシステム全体として
の信頼性の向上を大いにアップすることができる。
【0113】(8)同期補正がうまくいかない場合に受
信側の受信タイミングを前後にずらすことでわずかな電
流で同期補正を行うことができるようになり、システム
全体としての信頼性の向上を大いにアップすると共に消
費電力の削減に大いに役立つことができる。
【0114】(9)初期同期合わせがうまくいかない場
合にプリアンブル信号の長さを可変できる装置を作動さ
せることで、確実に初期同期合わせを行えるようになり
システム全体としての信頼性の向上を大いにアップする
ことができる。
【0115】(10)初期同期合わせがうまくいかない
場合にプリアンブル信号を付加したデータを繰り返し送
信する回数を決定できる装置を作動させることで、早く
確実に初期同期合わせを行えるようになりシステム全体
としての信頼性の向上を大いにアップすると共に消費電
力の削減に大いに役立つことができる。
【0116】(11)すでに動作を行っているシステム
にあらたに機器を追加する場合にその追加する機器の初
期同期合わせ動作においてプリアンブル信号の長さを可
変できる装置を作動させることで、早く確実に機器を追
加することができ機器のメンテナンスの簡略化をはかる
ことができる。また、システム全体としての信頼性の向
上を大いにアップすると共に消費電力の削減に大いに役
立つことができる。
【0117】(12)すでに動作を行っているシステム
にあらたに機器を追加する場合にその追加する機器の初
期同期合わせ動作においてプリアンブル信号を付加した
データを繰り返し送信する回数を決定できる装置を作動
させることで、早く確実に機器を追加することができ機
器のメンテナンスの簡略化をはかることができる。ま
た、システム全体としての信頼性の向上を大いにアップ
すると共に消費電力の削減に大いに役立つことができ
る。
【0118】(13)すでに動作を行っているシステム
にあらたに機器を追加する場合にその追加する機器の初
期同期合わせ動作において連続受信動作を行うことで、
送信側の動作を変更せずに確実に同期補正を行えるよう
になりシステムの簡略化を達成でき装置のコスト削減と
システム全体としての信頼性の向上を大いにアップする
ことができる。
【0119】(14)同期補正の応答信号送信時にプリ
アンブル信号の長さを可変できる装置を作動させ応答信
号のプリアンブル信号の長さを必要最小限にすること
で、システムの消費電力の削減に大いに役立つことがで
きる。
【0120】(15)同期補正以外の必要な通信時にプ
リアンブル信号の長さを可変できる装置を作動させるこ
とで、確実に同期補正を行えるようになりシステム全体
としての信頼性の向上を大いにアップすることができ
る。
【0121】(16)同期補正以外の必要な通信時にプ
リアンブル信号を付加したデータを繰り返し送信する回
数を決定できる装置を作動させることで、早く確実に同
期補正を行えるようになりシステム全体としての信頼性
の向上を大いにアップすると共に消費電力の削減に大い
に役立つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における無線通信装置の
ブロック図
【図2】一般的な無線通信システムの送信フォーマット
【図3】上記第1の実施例の無線通信装置の通信タイミ
ング図
【図4】同装置の別の通信タイミング図
【図5】同装置のさらに別の通信タイミング図
【図6】上記第1の実施例の無線通信装置の通信シーケ
ンス図
【図7】本発明の第2の実施例における無線通信装置の
ブロック図
【図8】同装置の通信タイミング図
【図9】本発明の第3の実施例における無線通信装置の
ブロック図
【図10】同装置の通信タイミング図
【図11】同装置の別の通信タイミング図
【図12】同装置のさらに別の通信タイミング図
【図13】本発明の第4の実施例における無線通信装置
のブロック図
【図14】同装置の通信タイミング図
【図15】従来の無線通信装置のブロック図
【図16】同装置をさらに詳しく説明したブロック図
【符号の説明】
1 メータ 2 無線通信手段B 3 T−NCU 4 データ収集手段 5 無線通信手段A 6 プリアンブル信号可変手段A 7 信号判定手段A 8 無線受信手段A 9 無線送信手段A 10 タイマーA 11 キャリア判定手段A 12 有線送受信手段A 13 制御手段A 14 無線受信手段B 15 タイマーB 16 無線送信手段B 17 キャリア判定手段B 18 信号判定手段B 19 プリアンブル信号可変手段B 20 有線送受信手段B 21 制御手段B 22 回数決定手段A 23 回数決定手段B 24 受信時間可変手段A 25 受信時間可変手段B 26 無線通信手段C 27 プリアンブル信号可変手段C 28 信号判定手段C 29 無線受信手段C 30 無線送信手段C 31 タイマーC 32 キャリア判定手段C 33 有線送受信手段C 34 制御手段C 35 メータC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横網代 義幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中根 伸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 堀池 良雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データのサンプリング位置を決定するため
    のプリアンブル信号の長さを変えることができ前記プリ
    アンブル信号を出力するプリアンブル信号可変手段と、
    前記プリアンブル信号可変手段が出力したプリアンブル
    信号をデータに付加し送信する無線送信手段とで構成さ
    れる無線通信装置。
  2. 【請求項2】データにプリアンブル信号を付加したパケ
    ットを繰り返す回数を決定しその旨の信号を出力する回
    数決定手段と、前記回数決定手段が出力する信号に基づ
    いて前記パケットを前記回数決定手段で決められた回数
    繰り返し送信する無線送信手段とで構成される無線通信
    装置。
  3. 【請求項3】お互いに無線通信を行う無線通信手段A及
    びBは無線によりデータ通信する無線通信部と、予め定
    められた間隔で間欠的に同期補正を行う第1の動作モー
    ド制御部と、各部を制御する中央制御部とから成り、無
    線通信手段A及びBの少なくとも一方はプリアンブル信
    号の長さを設定し送信を行う第2の動作モード制御部を
    持ち、前記第2の動作モード制御部を持つ側の中央制御
    部は前記第1の動作モードにおける同期補正が予め定め
    られた第1の時間あるいは第1の回数失敗した時には前
    記第2の動作モード制御部を作動させ同期補正を行う無
    線通信装置。
  4. 【請求項4】お互いに無線通信を行う無線通信手段A及
    びBは無線によりデータ通信する無線通信部と、予め定
    められた間隔で間欠的に同期補正を行う第1の動作モー
    ド制御部と、各部を制御する中央制御部とから成り、無
    線通信手段A及びBの少なくとも一方は予め定められた
    時間パケットを繰り返し送信する第3の動作モード制御
    部を持ち、前記第3の動作モード制御部を持つ側の中央
    制御部は前記第1の動作モードにおける同期補正が予め
    定められた第1の時間あるいは第1の回数失敗した時に
    は前記第3の動作モード制御部を作動させ同期補正を行
    う無線通信装置。
  5. 【請求項5】第2の動作モード制御部を持つ無線通信手
    段は予め定められた第2の時間あるいは第2の回数同期
    補正信号を再送する第4の動作モード制御部を持ち、前
    記第4の動作モード制御部を持つ側の中央制御部は第1
    の動作モードにおける同期補正が予め定められた第3の
    時間もしくは第3の回数失敗した時には第4の動作モー
    ド制御部を作動させ、前記第4の動作モードにおける再
    送が前記第2の時間あるいは第2の回数失敗した時には
    前記第2の動作モード制御部を作動させる請求項3記載
    の無線通信装置。
  6. 【請求項6】第2の動作モード制御部を持つ無線通信手
    段は予め定められた第2の時間あるいは第2の回数同期
    補正信号を再送する第4の動作モード制御部を持ち、前
    記第4の動作モード制御部を持つ側の中央制御部は第1
    の動作モードにおける同期補正が予め定められた第3の
    時間もしくは第3の回数失敗した時には前記第4の動作
    モード制御部を作動させ、前記第4の動作モードにおけ
    る再送が前記第2の時間あるいは第2の回数失敗した時
    には前記第3の動作モード制御部を作動させる請求項4
    記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】お互いに無線通信を行う無線通信手段A及
    びBは無線によりデータ通信する無線通信部と、予め定
    められた間隔で間欠的に同期補正を行う第1の動作モー
    ド制御部と、各部を制御する中央制御部とから成り、無
    線通信手段A及びBの少なくとも一方は予め定められた
    時間連続受信を行う第5の動作モード制御部を持ち、前
    記第2の動作モード制御部を持つ側の中央制御部は前記
    第1の動作モードにおける同期補正が予め定められた第
    1の時間あるいは第1の回数失敗した時には前記第5の
    動作モード制御部を作動させ同期補正を行う無線通信装
    置。
  8. 【請求項8】第5の動作モード制御部を持つ無線通信手
    段は予め定められた第4の時間あるいは第4の回数間欠
    受信タイミングを予め定められたタイミングから前後に
    ずらす第6の動作モード制御部を持ち、前記第5の動作
    モード制御部を持つ側の中央制御部は第1の動作モード
    における同期補正が予め定められた第3の時間もしくは
    第3の回数失敗した時には前記第6の動作モード制御部
    を作動させ、前記第6の動作モードにおける受信タイミ
    ング変更を行っても前記第4の時間あるいは第4の回数
    同期補正を失敗した時には前記第5の動作モード制御部
    を作動させる請求項7記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】お互いに無線通信を行う無線通信手段A及
    びBは無線によりデータ通信する無線通信部と、前記無
    線通信部を起動する起動信号検知手段と、前記起動信号
    検知手段を動作状態にし前記無線通信部を非動作状態に
    する第7の動作モード制御部と、起動信号検知後は無線
    通信手段AとBの間の間欠通信のための初期同期合わせ
    を行う第8の動作モード制御部と、初期同期合わせ終了
    後は予め定められた時間毎に間欠的に同期補正を行う第
    1の動作モード制御部と、前記各部を制御する中央制御
    部とから成り、前記第8の動作モード制御部において初
    期同期合わせ信号を送信する側は予め定められた長さに
    プリアンブル信号を設定し送信を行う無線通信装置。
  10. 【請求項10】第8の動作モード制御部において初期同
    期合わせ信号を送信する側は予め定められた時間パケッ
    トを繰り返し送信する請求項9記載の無線通信装置。
  11. 【請求項11】予め定められたタイミング毎に間欠的に
    同期補正を行う複数の無線通信手段で構成される無線通
    信システムにおいて、前記予め定められたタイミングを
    修得していない無線通信手段Cは無線によりデータ通信
    する無線通信部と、前記無線通信部を起動する起動信号
    検知手段と、前記起動信号検知手段を動作状態にし前記
    無線通信部を非動作状態にする第7の動作モード制御部
    と、起動信号検知後は間欠通信のための初期同期合わせ
    を行う第8の動作モード制御部と、初期同期合わせ終了
    後は予め定められた時間毎に間欠的に同期補正を行う第
    1の動作モード制御部と、前記各部を制御する中央制御
    部とから成り、前記第8の動作モード制御部において予
    め定められた長さにプリアンブル信号を設定し初期同期
    合わせ要求信号を送信する無線通信装置。
  12. 【請求項12】第8の動作モード制御部において予め定
    められた時間パケットを繰り返し送信する請求項11記
    載の無線通信装置。
  13. 【請求項13】第8の動作モード制御部において予め定
    められた時間初期同期合わせ信号を受信状態にする請求
    項11記載の無線通信装置。
  14. 【請求項14】お互いに無線通信を行う無線通信手段A
    及びBはデータのサンプリング位置を決定するためのプ
    リアンブル信号の長さを変えることができ前記プリアン
    ブル信号を出力するプリアンブル信号可変手段と、前記
    プリアンブル信号可変手段が出力したプリアンブル信号
    をデータに付加する付加手段と、無線によりデータ通信
    する無線通信部と、前記無線通信部を起動する起動信号
    検知手段と、前記起動信号検知手段を動作状態にし前記
    無線通信部を非動作状態にする第7の動作モード制御部
    と、起動信号検知後は無線通信手段AとBの間の間欠通
    信のための初期同期合わせを行う第8の動作モード制御
    部と、初期同期合わせ終了後は一方が予め定められた時
    間毎に間欠的に同期合わせ信号を送信し他方は前記同期
    合わせ信号を受信するとその同期合わせ信号に対する応
    答信号を送信する第9の動作モード制御部と、前記各部
    を制御する中央制御部とから成り、前記第9の動作モー
    ド制御部が作動している時において相手側から同期合わ
    せ信号を受信した場合に前記プリアンブル信号可変手段
    並びに付加手段を作動させプリアンブル信号の長さを変
    更した同期合わせ応答信号を相手側に送信する無線通信
    装置。
  15. 【請求項15】お互いに無線通信を行う無線通信手段A
    及びBはデータのサンプリング位置を決定するためのプ
    リアンブル信号の長さを変えることができ前記プリアン
    ブル信号を出力するプリアンブル信号可変手段と、前記
    プリアンブル信号可変手段が出力したプリアンブル信号
    をデータに付加する付加手段と、無線によりデータ通信
    する無線通信部と、前記無線通信部を起動する起動信号
    検知手段と、前記起動信号検知手段を動作状態にし前記
    無線通信部を非動作状態にする第7の動作モード制御部
    と、起動信号検知後は無線通信手段AとBの間の間欠通
    信のための初期同期合わせを行う第8の動作モード制御
    部と、初期同期合わせ終了後は予め定められた時間毎に
    間欠的に同期補正を行うと共に必要時に通信を行う第1
    0の動作モード制御部と、前記各部を制御する中央制御
    部とから成り、前記第10の動作モード制御部が作動し
    ている時において同期補正以外の通信が必要な場合に前
    記プリアンブル信号可変手段並びに付加手段を作動させ
    プリアンブル信号の長さを変更した信号を相手側に送信
    する無線通信装置。
  16. 【請求項16】お互いに無線通信を行う無線通信手段A
    及びBはデータにプリアンブル信号を付加したパケット
    を繰り返す回数を決定しその旨の信号を出力する回数決
    定手段と、前記回数決定手段が出力する信号に基づいて
    前記パケットを前記回数決定手段で決められた回数繰り
    返し送信する無線送信手段と、無線によりデータ通信す
    る無線通信部と、前記無線通信部を起動する起動信号検
    知手段と、前記起動信号検知手段を動作状態にし前記無
    線通信部を非動作状態にする第7の動作モード制御部
    と、起動信号検知後は無線通信手段AとBの間の間欠通
    信のための初期同期合わせを行う第8の動作モード制御
    部と、初期同期合わせ終了後は予め定められた時間毎に
    間欠的に同期補正を行うと共に必要時に通信を行う第1
    0の動作モード制御部と、前記各部を制御する中央制御
    部とから成り、前記第10の動作モード制御部が作動し
    ている時において同期補正以外の通信が必要な場合に前
    記回数決定手段並びに前記無線送信手段を作動させ繰り
    返し信号を相手側に送信する無線通信装置。
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