JPH09135487A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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Publication number
JPH09135487A
JPH09135487A JP7291016A JP29101695A JPH09135487A JP H09135487 A JPH09135487 A JP H09135487A JP 7291016 A JP7291016 A JP 7291016A JP 29101695 A JP29101695 A JP 29101695A JP H09135487 A JPH09135487 A JP H09135487A
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JP
Japan
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wireless communication
operation mode
synchronization correction
control unit
mode control
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Application number
JP7291016A
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English (en)
Inventor
Masahiro Yamamoto
雅弘 山本
Takayuki Suematsu
孝之 末松
Terue Matsumura
照恵 松村
Masafumi Nakagawa
雅文 中川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は間欠通信を行う無線通信システムに
関し、間欠的な同期補正が失敗した際の復帰を確実にし
て消費電力の削減を図ることを課題とする。 【解決手段】 「同期補正リカバーモードA」では予め
定められた時間のみ同期補正通信を行い、それ以外の時
間は無線通信部12や無線通信部20の電源をOFFし
「スリープモード」と同じ状態になる。「同期補正リカ
バーモードA」においても同期補正通信がうまく行かな
い場合は、「同期補正リカバーモードB」となる。ここ
では「データ通信モード」での間欠動作間隔よりも短い
時間間隔での間欠動作となる。また、メータ1またはT
−NCU4から通信が生じた場合、無線通信手段A2や
無線通信手段B3は同期補正信号の送信動作に移行す
る。そして、同期補正通信が正常に終了すると、無線通
信手段A2と無線通信手段B3は「データ通信モード」
に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は間欠通信を行う無線
通信システムにおける定期的な同期補正技術に関するも
ので、特に通常の間欠的な同期補正が失敗した際の復帰
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の無線通信システムを例えば水道メ
ータ等の自動検針システムに応用した場合の無線間欠通
信の同期補正失敗時の復帰技術について図5を用いて説
明する。図5において、1は流量値を測定したり、遠隔
制御を行う外部との通信機能を持ったメータである。2
はメータ1と接続され、無線通信機能を持つ無線通信手
段Aである。3は無線通信手段A2と無線通信を行う無
線通信手段Bである。4は電話回線との通信を行うため
の電話回線網制御装置(以下T−NCUと称す)であ
る。5はT−NCU4により電話回線を介して通信を行
うデータ収集手段である。ここで、無線通信手段A2と
無線通信手段B3はそれぞれメータ1とT−NCU4を
内部に持つ構成も考えられる。
【0003】6は第1の動作モード制御部である。7は
第2の動作モード制御部である。8は第3の動作モード
制御部である。11は中央制御部である。12は無線通
信部である。13は起動信号検知部である。第1の動作
モード制御部6、第2の動作モード制御部7、第3の動
作モード制御部8、中央制御部11、無線通信部12、
起動信号検知部13は無線通信手段A2の内部にある。
【0004】14は第1の動作モード制御部である。1
5は第2の動作モード制御部である。16は第3の動作
モード制御部である。19は中央制御部である。20は
無線通信部である。21は起動信号検知部である。第1
の動作モード制御部14、第2の動作モード制御部1
5、第3の動作モード制御部16、中央制御部19、無
線通信部20、起動信号検知部21は無線通信手段B3
の内部にある。
【0005】上記構成において、無線通信手段A2と無
線通信手段B3は電源を投入した後第1の動作モード制
御部6や第1の動作モード制御部14によって第1の動
作モードとなる。この第1の動作モードは「スリープモ
ード」と呼ばれる。この「スリープモード」は相手側の
無線通信手段との無線通信を行う無線部並びにメータ1
もしくはT−NCU4との通信を行う有線部等の電源を
すべてOFFし超低消費電力動作状態である。
【0006】この「スリープモード」から無線通信手段
A2と無線通信手段B3はスイッチ等の投入により第2
の動作モード制御部7や第2の動作モード制御部15に
よって第2の動作モードとなる。スイッチ等の入力検出
は起動信号検知部13や起動信号検知部21により行わ
れる。この第2の動作モードは「初期同期補正モード」
と呼ばれる。この「初期同期補正モード」は有線部の通
信は一切受け付けず、無線通信手段A2と無線通信手段
B3間の無線通信の同期補正を行うモードである。例え
ば、無線通信手段B3は「初期同期補正モード」におい
て無線通信部20により初期同期補正信号の連続送信状
態になる。一方、無線通信手段A2は「初期同期補正モ
ード」において無線通信部12により連続受信状態にな
る。無線通信手段A2は無線通信手段B3から送られて
くる初期同期補正信号を無線通信部12で受信すると、
その初期同期補正信号に対する応答信号を無線通信部1
2から無線通信手段B3に送信した後第3の動作モード
制御部8によって第3の動作モードに移行する。この第
3の動作モードは「データ通信モード」と呼ばれる。こ
の無線通信手段A2の一連の動作は中央制御部11によ
り制御される。
【0007】一方、無線通信手段B3は無線通信手段A
2に対して初期同期補正信号を送信した後、無線通信手
段A2から送られてくる初期同期補正応答信号の受信待
ちになる。そして、初期同期補正応答信号を無線通信部
20で受信した後「データ通信モード」に移行する。こ
の無線通信手段B3の一連の動作は中央制御部19によ
り制御される。「データ通信モード」では無線通信部1
2と無線通信部20は間欠動作となる。すなわち、無線
通信部12と無線通信部20は定期的な同期補正時やメ
ータ1もしくはデータ収集手段5から通信が開始されそ
のデータを相手側の無線通信手段に送信する時のみ電源
が投入され、それ以外は低電力動作となる。
【0008】この「データ通信モード」において、定期
的な同期補正通信が失敗する場合が生じることがある。
この場合、同期補正通信を再度行いリカバーできればよ
いが、同期補正通信が連続してある一定回数失敗した場
合等は無線通信手段A2と無線通信手段B3の時計がず
れてしまい無線通信できなくなる。
【0009】この場合は同期補正通信のNGとして無線
通信手段A2と無線通信手段B3は同期補正不能の旨を
記憶しお互い「初期同期補正モード」に戻り再び初期同
期補正を行う。このような動作を繰り返す中で、「デー
タ通信モード」での同期補正不能回数が予め定められた
回数に達した場合、無線通信手段A2と無線通信手段B
3は「スリープモード」に戻る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、「データ通信モード」における同期補正動
作が予め定められた回数以上失敗した場合に問題があ
る。つまり、この場合無線通信手段A2と無線通信手段
B3は「初期同期補正モード」に戻るが、この「初期同
期補正モード」では、無線通信手段B3は連続受信状態
となる。つまり、無線通信部20の電源はONし続ける
状態になって多くの電流を消費することとなり、間欠通
信のメリットである低消費電力化を図ることができな
い。また、この「初期同期補正モード」では有線部、つ
まりT−NCU4やメータ1からの通信を受け付けない
ため、この時に有線通信が発生してもそのデータの無線
通信を行うことができないという課題があった。
【0011】本発明は蒸気課題を解決するもので、間欠
的な同期補正が失敗した際の復帰を確実にして消費電力
の削減を図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信システ
ムは、お互いに無線通信を行う無線通信手段A及びBを
備え、この無線通信手段A及びBは無線によりデータ通
信する無線通信部と、前記無線通信部を起動する起動信
号検知部と、前記起動信号検知部を動作状態にし前記無
線通信部を非動作状態にする第1の動作モード制御部
と、起動信号検知後は無線通信手段AとBの間の間欠通
信のための初期同期補正通信を行う第2の動作モード制
御部と、初期同期補正通信終了後は予め定められた時間
毎に間欠的に同期補正通信を行う第3の動作モード制御
部と、同期補正通信が予め定められた第1の時間失敗し
た場合には予め定められた第2の時間中同期の再確立を
行なうまで一定時間間隔で同期補正通信を行う第4の動
作モード制御部と、前記第2の時間が経過しても同期補
正通信が成功しない場合には予め定められた第3の時間
間隔で間欠動作を行い、発呼時のみ同期補正並びにデー
タ通信を行う第5の動作モード制御部と、前記各部を制
御する中央制御部を持つ構成としてある。
【0013】本発明は上記構成によって、同期補正通信
が失敗した場合においても同期補正通信を一定時間続
け、それでも同期補正通信が成功しない場合には発呼時
のみ同期の再確立を行う。すなわち間欠的な同期補正通
信が失敗した場合に、さらに間欠タイミングを変えて同
期補正通信を行い、さらにはデータ通信の必要性が生じ
た発呼時の場合のみ同期の再確立動作を行うことによ
り、通常のデータ通信の不能を避けながら同期の再確立
をより確実に行うことができ、消費電力の削減が可能と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る無線通信
システムは、お互いに無線通信を行う無線通信手段A及
びBを備え、この無線通信手段A及びBは無線によりデ
ータ通信する無線通信部と、前記無線通信部を起動する
起動信号検知部と、前記起動信号検知部を動作状態にし
前記無線通信部を非動作状態にする第1の動作モード制
御部と、起動信号検知後は無線通信手段AとBの間の間
欠通信のための初期同期補正通信を行う第2の動作モー
ド制御部と、初期同期補正通信終了後は予め定められた
時間毎に間欠的に同期補正通信を行う第3の動作モード
制御部と、同期補正通信が予め定められた第1の時間失
敗した場合には予め定められた第2の時間中同期の再確
立を行なうまで一定時間間隔で同期補正通信を行う第4
の動作モード制御部と、前記第2の時間が経過しても同
期補正通信が成功しない場合には予め定められた第3の
時間間隔で間欠動作を行い、発呼時のみ同期補正並びに
データ通信を行う第5の動作モード制御部と、前記各部
を制御する中央制御部を持つ構成としてあり、同期補正
通信が失敗した場合においても同期補正通信を一定時間
続け、それでも同期補正通信が成功しない場合には発呼
時のみ同期の再確立を行う。
【0015】また請求項2に係る無線通信システムは、
請求項1の無線通信システムの第3の動作モードにおい
て同期補正通信が予め定められた第1の時間失敗した場
合には、予め定められた第4の時間第4の動作モード制
御部を作動させる動作と、予め定められた第5の時間第
5の動作モード制御部を作動させる動作を予め定められ
た第6の時間中交互に行い、前記動作においても同期補
正8通信が成功しない場合には前記第5の動作モード制
御部のみを作動させる構成としてあり、一定期間の同期
補正通信と発呼時のみの同期補正通信を交互に繰り返
す。
【0016】さらに請求項3に係る無線通信システム
は、請求項1の無線通信システムにおける無線通信手段
Aの第5の動作モード制御部は予め定められた間隔で間
欠受信動作を行い、無線通信手段Bの第5の動作モード
制御部は前記予め定められた間隔以上の長さの同期補正
信号を送信する構成としてあり、発呼時のみの同期の再
確立は間欠待ち受け周期以上の長さの同期補正信号で行
う。
【0017】さらに請求項4に係る無線通信システム
は、請求項1の無線通信システムにおける無線通信手段
Aの第5の動作モード制御部は予め定められた間隔で間
欠受信動作を行い、無線通信手段Bの第5の動作モード
制御部は前記予め定められた間隔より短い長さの同期補
正信号の送信動作と前記無線通信手段Aからの同期補正
応答信号の受信動作を繰り返し行う構成としてあり、発
呼時のみの同期の再確立は間欠待ち受け周期以下の長さ
の同期補正信号を数回送信することにより行う。
【0018】以下本発明の実施例を図1を参照して説明
する。図1において、1は流量値を測定したり、遠隔制
御を行う外部との通信機能を持ったメータである。2は
メータ1と接続され、無線通信機能を持つ無線通信手段
Aである。3は無線通信手段A2と無線通信を行う無線
通信手段Bである。4は電話回線との通信を行うための
電話回線網制御装置(T−NCU)である。5はT−N
CU4により電話回線を介して通信を行うデータ収集手
段である。ここで、無線通信手段A2と無線通信手段B
3はそれぞれメータ1とT−NCU4を内部に持つ構成
も考えられる。
【0019】6は第1の動作モード制御部である。7は
第2の動作モード制御部である。8は第3の動作モード
制御部である。9は第4の動作モード制御部である。1
0は第5の動作モード制御部である。11は中央制御部
である。12は無線通信部である。13は起動信号検知
部である。第1の動作モード制御部6、第2の動作モー
ド制御部7、第3の動作モード制御部8、第4の動作モ
ード制御部9、第5の動作モード制御部10、中央制御
部11、無線通信部12、起動信号検知部13は無線通
信手段A2の内部にある。
【0020】14は第1の動作モード制御部である。1
5は第2の動作モード制御部である。16は第3の動作
モード制御部である。17は第4の動作モード制御部で
ある。18は第5の動作モード制御部である。19は中
央制御部である。20は無線通信部である。21は起動
信号検知部である。第1の動作モード制御部14、第2
の動作モード制御部15、第3の動作モード制御部1
6、第4の動作モード制御部17、第5の動作モード制
御部18、中央制御部19、無線通信部20、起動信号
検知部21は無線通信手段B3の内部にある。
【0021】上記構成において、無線通信手段A2と無
線通信手段B3は電源を投入した後第1の動作モード制
御部6や第1の動作モード制御部14によって第1の動
作モードとなる。この第1の動作モードは「スリープモ
ード」と呼ばれる。この「スリープモード」は相手側の
無線通信手段との無線通信を行う無線通信部12や無線
通信部20並びにメータ1もしくはT−NCU4との通
信を行う有線部等の電源をすべてOFFし超低消費電力
動作状態である。
【0022】この「スリープモード」から無線通信手段
A2と無線通信手段B3はスイッチ等の投入により第2
の動作モード制御部7や第2の動作モード制御部15に
よって第2の動作モードとなる。スイッチ等の入力検出
は起動信号検知部13や起動信号検知部21により行わ
れる。この第2の動作モードは「初期同期補正モード」
と呼ばれる。この「初期同期補正モード」は無線通信手
段A2と無線通信手段B3間の無線通信の最初の同期補
正を行うモードである。例えば、無線通信手段B3は
「初期同期補正モード」において無線通信部20により
初期同期補正信号の連続送信状態になる。一方、無線通
信手段A2は「初期同期補正モード」において無線通信
部12により連続受信状態になる。無線通信手段A2は
無線通信手段B3から送られてくる初期同期補正信号を
無線通信部12で受信すると、その初期同期補正信号に
対する応答信号を無線通信部12から無線通信手段B3
に送信した後第3の動作モード制御部8によって第3の
動作モードに移行する。この第3の動作モードは「デー
タ通信モード」と呼ばれる。この無線通信手段A2の一
連の動作は中央制御部11により制御される。
【0023】一方、無線通信手段B3は無線通信手段A
2に対して初期同期補正信号を送信した後、無線通信手
段A2から送られてくる初期同期補正信号に対する応答
信号の受信待ちになる。そして、初期同期補正信号に対
する応答信号を無線通信部20で受信した後「データ通
信モード」に移行する。この無線通信手段B3の一連の
動作は中央制御部19により制御される。
【0024】「データ通信モード」では無線通信部12
と無線通信部20は間欠動作となる。間欠動作間隔をこ
こでは30秒とする。すなわち、無線通信部12と無線
通信部20は定期的な同期補正動作時やメータ1もしく
はデータ収集手段5から通信が開始されそのデータを相
手側の無線通信手段に送信する時のみ電源が投入され、
それ以外は低電力動作となる。同期補正通信はここでは
10分毎とする。
【0025】この「データ通信モード」において、定期
的な同期補正通信が失敗する場合が生じることがある。
この場合、同期補正通信を再度行いリカバーできればよ
いが、同期補正通信が連続してある一定回数失敗した場
合等は無線通信手段A2と無線通信手段B3の時計がず
れてしまい無線通信できなくなる。
【0026】この場合は同期補正通信のNGとして無線
通信手段A2と無線通信手段B3はお互い第4の動作モ
ード制御部9や第4の動作モード制御部17を作動させ
て第4の動作モードとなる。このモードは「同期補正リ
カバーモードA」と呼ばれる。「同期補正リカバーモー
ドA」では無線通信手段A2と無線通信手段B3は予め
定められた時間のみ同期補正通信を行い、それ以外の時
間は無線通信部12や無線通信部20の電源をOFFし
「スリープモード」と同じ状態になる。ここで、同期補
正通信を行う時間を3分間とする。この3分間、無線通
信手段A2は同期補正信号を一定間隔で無線通信手段B
3に送信する。この一定間隔を5秒とする。つまり、無
線通信手段A2は5秒間隔で3分間同期補正信号を送信
する。また、無線通信手段B3はこの3分間連続受信状
態となる。そして、この3分間が経過すると無線通信手
段A2と無線通信手段B3は「スリープモード」と同じ
状態になる。この、「スリープモード」と同じ状態の期
間をここでは177分間とする。そして、177分間が
経過すると、無線通信手段A2は再び3分間5秒間隔で
同期補正信号を送信する。また、無線通信手段B3はこ
の177分間が経過すると3分間連続受信状態になる。
【0027】このように、「同期補正リカバーモード
A」では3分間の同期補正リトライ状態と177分間の
スリープ状態を繰り返す。そして、この繰り返しを予め
定めた期間行う。ここではこの期間を3日間とする。つ
まり、「同期補正リカバーモードA」では、3分間の同
期補正リトライ状態と177分間のスリープ状態、合計
180分間を3日間で24回繰り返す。この「同期補正
リカバーモードA」の動作を図2に示す。この間に同期
補正通信が成功した場合は、無線通信手段A2と無線通
信手段B3は「データ通信モード」に戻る。
【0028】この3日間の「同期補正リカバーモード
A」においても同期補正通信がうまく行かない場合は、
無線通信手段A2や無線通信手段B3は第5の動作モー
ド制御部10や第5の動作モード制御部18を起動して
第5の動作モードとなる。このモードは「同期補正リカ
バーモードB」と呼ばれる。この「同期補正リカバーモ
ードB」では無線通信手段A2と無線通信手段B3は
「データ通信モード」での間欠動作間隔よりも短い時間
間隔での間欠動作となる。ここではその間隔を10秒と
する。一方、この「同期補正リカバーモードB」では
「データ通信モード」のような定期的な同期補正通信は
行わない。そして、メータ1やT−NCU4からのデー
タ通信が生じた場合、すなわち発呼時のみ無線通信手段
A2と無線通信手段B3は無線通信を行う。
【0029】メータ1またはT−NCU4から通信が生
じた場合、無線通信手段A2や無線通信手段B3は同期
補正信号の送信動作に移行する。この発呼時の同期補正
信号は「データ通信モード」や「同期補正リカバーモー
ドA」の場合と違って同期補正信号の中のビット同期信
号を長く送信する。
【0030】ここでビット同期信号について説明する。
図3にこの無線通信システムにおける送受信パケット図
を示す。図3において、ビット同期信号は受信側の装置
がサンプリング位置を決定するための信号である。ビッ
ト同期信号は1、0…の繰り返しで、受信側がこのビッ
ト同期信号を受信すると、この1、0…の繰り返しから
以後のデータをサンプリングするためのサンプリングク
ロックを内部で作成しこのサンプリングクロックに基づ
いて以後のデータを受信する。すなわち、受信側の装置
がこのビット同期信号を受信することができれば以後の
データの1、0判定を正確に行うことができるようにな
る。次にフレーム同期信号について説明する。フレーム
同期信号は受信側の装置がデータの先頭を探し出すため
のものである。すなわち、システム全体でフレーム同期
パターンは予め決定されており、受信側の装置はビット
同期信号を受信した後このフレーム同期信号のパターン
を探し続けることとなる。そして、フレーム同期信号の
パターンが見つかれば以後のデータを区切りを付けて判
定することができるようになる。次に呼出符号について
説明する。呼出符号は受信側の装置が受信したデータが
自らの装置宛のものか判定するためのものである。以
上、ビット同期信号、フレーム同期信号、呼出符号を受
信したのち実データが送られてくることとなる。
【0031】無線通信手段A2または無線通信手段B3
はこのビット同期信号の長さを長くした同期補正信号を
相手側の無線通信手段に送信する。ここでは、長くした
ビット同期信号を含む同期補正信号全体の長さを5.2
秒とする。そして、このビット同期信号を長くした同期
補正信号を送信した後、送信側の無線通信手段は予め定
められた時間送信動作を停止し休止する。ここでは、そ
の休止時間を0.8秒とする。そして、送信側はこの同
期補正信号の送信と休止を予め定められた回数繰り返
す。ここでは、その繰り返し回数を3回とする。つま
り、5.2秒の送信と0.8秒の休止の合計6秒を3回繰
り返す。この時、受信側の無線通信手段は10秒間隔の
間欠受信動作を行っている。この「同期補正リカバーモ
ードB」のタイミング図を図4に示す。
【0032】受信側の無線通信手段は先ほど述べたよう
に送信側の無線通信手段が送信する同期補正信号の中の
ビット同期信号を受信できれば、サンプリングクロック
を作成することができ以降のデータを受信できることと
なる。図4からわかるように、送信側の無線通信手段が
3回同期補正信号の送信と休止を繰り返せば、同期補正
通信は理論上確実に行えることとなる。また、送信側の
無線通信手段は、3回以内で同期補正通信が成功すれ
ば、その時点で同期補正信号の送信は中止する。
【0033】このようにして、発呼時の「同期補正リカ
バーモードB」で同期補正通信が正常に終了すると、無
線通信手段A2と無線通信手段B3は「データ通信モー
ド」に戻り、メータ1やT−NCU4からの通信を相手
側の無線通信手段に送信する。
【0034】もし、電波が弱くこの3回の同期補正信号
の送信でも同期補正通信が正常に終了しない場合には、
無線通信手段A2と無線通信手段B3は再び10秒間隔
の間欠待ち受け状態に戻る。そして、メータ1もしくは
T−NCU4から再び通信が開始された場合には、前回
と同様の3回の同期補正通信動作を行う。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の無線通信シ
ステムには以下のような効果がある。
【0036】(1)間欠的な同期補正通信が失敗した場
合に、さらに間欠タイミングを変えて同期補正通信を行
い、さらにはデータ通信の必要性が生じた発呼時の場合
のみ同期の再確立動作を行うことにより、通常のデータ
通信の不能を避けながら同期の再確立をより確実に行う
ことができ、消費電力の削減に大いに効果がある。
【0037】(2)タイミングを変えた同期補正通信と
発呼時のみの同期補正通信を交互に行うことにより、無
線部の電源投入を最小限に押さえながら同期の再確立を
より早く行うことができ、システムの消費電流の削減を
大いに図ることができる。
【0038】(3)発呼時のみの同期再確立を間欠周期
以上の長さの同期補正信号で行うことにより、同期の再
確立がより確実にでき、システムの信頼性の向上に大い
に効果がある。
【0039】(4)発呼時のみの同期の再確立を間欠周
期以下の長さの同期補正信号を数回送信することで行う
ことにより、同期補正信号に対する応答信号を受信し同
期が再確立できた時点でいち早く通常動作に戻ることが
でき、同期の再確立による消費電力を最小限にした効率
よい無線通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における無線通信システムの
ブロック図
【図2】同無線通信システムの「同期補正リカバーモー
ドA」におけるタイミング図
【図3】一般的な無線通信システムの送信フォーマット
【図4】本発明の無線通信システムの「同期補正リカバ
ーモードB」におけるタイミング図
【図5】従来の無線通信システムのブロック図
【符号の説明】
1 メータ 2 無線通信手段A 3 無線通信手段B 4 T−NCU 5 データ収集手段 6 第1の動作モード制御部 7 第2の動作モード制御部 8 第3の動作モード制御部 9 第4の動作モード制御部 10 第5の動作モード制御部 11 中央制御部 12 無線通信部 13 起動信号検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 雅文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】お互いに無線通信を行う無線通信手段A及
    びBを備え、この無線通信手段A及びBは無線によりデ
    ータ通信する無線通信部と、前記無線通信部を起動する
    起動信号検知部と、前記起動信号検知部を動作状態にし
    前記無線通信部を非動作状態にする第1の動作モード制
    御部と、起動信号検知後は無線通信手段AとBの間の間
    欠通信のための初期同期補正通信を行う第2の動作モー
    ド制御部と、初期同期補正通信終了後は予め定められた
    時間毎に間欠的に同期補正通信を行う第3の動作モード
    制御部と、同期補正通信が予め定められた第1の時間失
    敗した場合には予め定められた第2の時間中同期の再確
    立を行なうまで一定時間間隔で同期補正通信を行う第4
    の動作モード制御部と、前記第2の時間が経過しても同
    期補正通信が成功しない場合には予め定められた第3の
    時間間隔で間欠動作を行い、発呼時のみ同期補正並びに
    データ通信を行う第5の動作モード制御部と、前記各部
    を制御する中央制御部とで構成される無線通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】第3の動作モードにおいて同期補正通信が
    予め定められた第1の時間失敗した場合には、予め定め
    られた第4の時間第4の動作モード制御部を作動させる
    動作と、予め定められた第5の時間第5の動作モード制
    御部を作動させる動作を予め定められた第6の時間中交
    互に行い、前記動作においても同期補正通信が成功しな
    い場合には前記第5の動作モード制御部のみを作動させ
    る請求項1記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】無線通信手段Aの第5の動作モード制御部
    は予め定められた間隔で間欠受信動作を行い、無線通信
    手段Bの第5の動作モード制御部は前記予め定められた
    間隔以上の長さの同期補正信号を送信する請求項1記載
    の無線通信システム。
  4. 【請求項4】無線通信手段Aの第5の動作モード制御部
    は予め定められた間隔で間欠受信動作を行い、無線通信
    手段Bの第5の動作モード制御部は前記予め定められた
    間隔より短い長さの同期補正信号の送信動作と前記無線
    通信手段Aからの同期補正応答信号の受信動作を繰り返
    し行う請求項1記載の無線通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013172228A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Hitachi Ltd 信号伝送装置及び方法並びに変電所監視制御システム
JP2017139938A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 富士電機株式会社 並列多重インバータシステム

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