JP2001319976A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2001319976A
JP2001319976A JP2000138064A JP2000138064A JP2001319976A JP 2001319976 A JP2001319976 A JP 2001319976A JP 2000138064 A JP2000138064 A JP 2000138064A JP 2000138064 A JP2000138064 A JP 2000138064A JP 2001319976 A JP2001319976 A JP 2001319976A
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Akira Sasaki
晃 佐々木
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NEC Corp
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/173Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components
    • H03K19/1733Controllable logic circuits
    • H03K19/1735Controllable logic circuits by wiring, e.g. uncommitted logic arrays
    • H03K19/1736Controllable logic circuits by wiring, e.g. uncommitted logic arrays in which the wiring can be modified

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マクロセルの複数の辺に同一機能の端子を配
置することでマクロの配置設計の自由度を増加させると
ともに、各端子への配線を分離することで配線遅延を小
さくして、高速な動作を可能にする。 【解決手段】 マクロ1の各辺に同一機能の入力端子a
n,aw,as,aeならびに同一機能の出力端子b
n,bw,bs,beをそれぞれ設ける。各入力端子a
n,aw,as,aeをノア(NOR)回路12の各入
力端子に接続し、ノア(NOR)回路12の出力を内部
中核回路11の入力端子aに供給する。使用する入力端
子に対して配線接続を行なう。他の使用しない入力端子
は論理0の電位(グランド電位)に接続する。各出力端
子bn,bw,bs,be毎に出力バッファ14,1
5,16,17を設ける。使用する出力端子に対しての
み配線接続を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大規模な機能シ
ステムを1チップ上に実現するのに好適な半導体装置に
係り、詳しくは、マクロセルの複数の辺に同一機能の端
子をそれぞれ設け、それらの端子を選択的に使用できる
ようにした半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】動作検証済みの設計資産(IP:Int
ellectual Property)を組み合わせ
て機能システムを1チップ上に実現することは知られて
いる。例えば、MPUやDSP等のマクロ(マクロセ
ル)とメモリ,各種I/O(入出力)インタフェース等
の各種のマクロ(マクロセル)とをチップ上に配置(レ
イアウト)し、各マクロ間を配線することで、特定の用
途に適した各種機能を有するLSI(いわゆるシステム
LSI)を実現することができる。
【0003】図15は単体チップ用に設計されたマクロ
を単体チップとして使用した場合の構成図である。図1
5において、符号100はチップ(単体チップ)を、符
号101〜104はパッド(外部電極)を、符号200
はチップ上に形成されたマクロを示している。各パッド
101〜104の位置は、図示しないパッケージ(半導
体チップの収容器)のピン配置を考慮して設定されてい
る。ここでは、チップ100の左辺に第1出力用パッド
101を、下辺に第2出力用パッド102を、右辺に第
3出力用パッド103を上辺に入力用パッド104をそ
れぞれ設けた例を示している。
【0004】マクロ200は、所定の機能動作を行なう
内部中核回路部300と、3個の出力バッファ210,
220,230と、1個の入力バッファ240と、3個
の出力端子201,202,203と、1個の入力端子
204とを備えている。内部中核回路部300は、入力
信号に基づいて所定の機能動作を行なう回路部(図示し
ない)と、各端子301〜304とを備える。
【0005】マクロ接続用の各端子201〜204の配
置は各パッド101〜104の配置を考慮して設計され
ており、入力端子204はマクロ200の上辺に配置さ
れ、各出力端子201,202,203は左辺,下辺,
右辺にそれぞれ配置されている。各パッド101〜10
4とマクロ200の各端子201〜204との間は、各
マクロ外配線111〜114によってそれぞれ接続され
ている。内部中核回路部300の端子配置は、マクロ2
00の各端子(マクロ接続用端子)の配置を考慮して設
計されており、内部中核回路部300の上辺に入力端子
304を、内部中核回路部300の左辺,下辺,右辺に
第1,第2,第3の出力端子301,302,303を
それぞれ設けている。
【0006】マクロ200の入力端子204と内部中核
回路部300の入力端子304との間に入力バッファ2
40を設けて、マクロ200の入力端子204と入力バ
ッファ240の入力端子とをマクロ内配線によって接続
し、入力バッファ240の出力端子と内部中核回路部3
00の入力端子304とをマクロ内配線によって接続し
ている。内部中核回路部300の第1出力端子301と
マクロ200の第1出力端子201との間に第1の出力
バッファ210を設け、内部中核回路部300の第1出
力端子301と第1の出力バッファ210の入力端子と
の間をマクロ内配線によって接続し、第1の出力バッフ
ァ210の出力端子とマクロ200の第1出力端子20
1との間をマクロ内配線によって接続している。同様
に、第2,第3の出力バッファ223,224を介して
内部中核回路部300の各出力端子303,304とマ
クロ200の各出力端子203,204とをそれぞれ接
続している。
【0007】図15に示したものは、マクロ外配線なら
びにマクロ内配線が短くなるように各端子位置が設定さ
れている。このため配線による信号伝搬遅延が小さく、
高速な動作が可能である。
【0008】図16は単体チップ用に設計されたマクロ
とIPコア用に設計されたマクロとを組み合わせた場合
の構成図である。図16は、図15に示したマクロ(単
体チップ用に設計されたもの)200の下方に他のマク
ロ(IP用に設計されたもの)400を配置した例を示
している。マクロ400は、マクロ200の各出力信号
が入力される各入力端子W,X,Yと、マクロ200へ
供給する信号(マクロ200の入力信号)を出力する出
力端子Zとを備える。ここでは、各端子W,X,Y,Z
を上辺に配置したマクロ400を用いている。
【0009】単体チップ用に設計されたマクロ200を
そのまま利用し、その下方にIP用マクロ400を配置
した場合、第1出力端子201と第1入力端子Wとの間
のマクロ間配線501の距離が長くなる。配線距離が長
くなると配線容量が増加し、信号伝搬に遅延を生ずる。
そこで、マクロ間配線501の経路中にバッファ510
を介設することで、信号伝搬遅延を小さくしている。第
2出力端子201と第2入力端子Xとの間のマクロ間配
線502はその配線距離が短いので、バッファを設けず
に直接接続している。第3出力端子203と第3入力端
子Yとの間のマクロ間配線503はその配線距離が長い
ため、バッファ520を介設している。出力端子Zと入
力端子204との間のマクロ間配線504は、その配線
距離がさらに長いため、配線経路中の2個のバッファ5
30,540をある程度の間隔で介設して、信号伝搬遅
延を小さくしている。
【0010】図17はIPコア用に設計されたマクロと
IPコア用に設計された他のマクロと組み合わせた場合
の構成図である。図17に示すマクロ600は、図1
5,図16に示した内部中核回路部300と同一のもの
を用いており、マクロ600の機能動作は図15,図1
6に示したマクロ200の機能動作と同一である。この
マクロ600は、その下方に配置される他のマクロ40
0との接続を考慮して、各端子w,x,y,zをマクロ
600の下辺に設けている。各端子w,x,y,zの位
置の変更に伴って、入力用のバッファ240の位置なら
びにマクロ内配線の配線経路が、図15,図16に示し
たマクロ200と異なっている。このような端子配置の
マクロ600を用いることで、マクロ間配線511〜5
14を短くできる。
【0011】図18はIPコア用に設計されたマクロを
利用して単体チップを実現する場合の構成図である。図
17に示したマクロ(IPコア用に設計されたもの)6
00を利用して、図15に示したパッド配置のチップ7
00を構成する場合には、マクロ600の下辺に設けら
れた各端子w,y,zと各パッド101,103,10
4との間の各配線が長くなる。そこで、端子wとパッド
101との間の配線経路に出力用のバッファ710を介
設し、端子yとパッド103との間の配線経路に出力用
のバッファ720を介設している。さらに、パッド10
4と端子zとの間の配線経路に入力用の各バッファ73
0,740をある程度の間隔で介設している。これによ
り配線容量の増加に伴う信号伝搬の遅延を小さくしてい
る。
【0012】特開平6−140566号公報には、複数
のメガマクロを配設し、かつ各メガマクロに配置された
端子を相互にメガマクロ外配線で接続する半導体集積回
路において、メガマクロの4辺にそれぞれ同じ端子を配
置し、かつそれぞれ同じ端子を内部配線で相互に電気接
続しておくことで、配線効率の改善を図る技術が記載さ
れている。メガマクロの4辺にそれぞれ同じ端子が配置
されているので、隣接するマガマクロの互いに対向する
辺の端子を用いて各メガマクロを接続できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図16に示したよう
に、単一チップ用に設計されたマクロ(各端子が各辺に
分散配置されているマクロ)を他のマクロと接続する
と、マクロ間の配線が長くなることがある。マクロ間の
配線が長くなると、信号の伝搬遅延時間が増大する。配
線経路にバッファを介設することで、信号の伝搬が大幅
に遅れるのを抑制することはできるが、配線長に応じて
信号の伝搬は遅延する。
【0014】図18に示したように、IPコア用に設計
されたマクロ(各端子が特定の辺に設けられているマク
ロ)を利用して単一チップを実現しようとすると、マク
ロの端子とチップの外部端子(パッド)との間の配線が
長くなり、信号遅延の問題が生ずる。
【0015】図17に示したように、端子が設けられた
辺が対向するように各マクロを配置すれば、マクロ間の
配線は短くできる。しかし、多数のマクロを全てそのよ
うに配置することは困難である場合が多い。
【0016】マクロの各辺に同じ端子をそれぞれ設けて
おけば、各マクロの配置設計(フロアプラン)の自由度
を大幅に増加させることができる。しかしながら、各辺
に設けた各端子をマクロ内で相互に接続してしまうと、
総配線長が長くなり信号の伝搬遅延時間が増加してしま
う。
【0017】
【発明の目的】この発明はこのような課題を解決するた
めなされたもので、マクロの配置設計(フロアプラン)
の自由度を増加させることができるとともに、配線によ
る遅延を小さくできる半導体装置を提供することを目的
とする。また、この発明は、単体チップ用ならびにIP
コア用の双方に利用できる半導体装置を提供することを
目的とする。さらに、この発明は、マクロの複数の辺に
それぞれ配置した同一機能の端子の中から使用する端子
を外部信号によって変更できるようにした半導体装置を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係る半導体装置は、同一機能の端子をマクロ
の異なる辺にそれぞれ配置するとともに、同一機能の複
数の端子の中から1つを選択する端子選択手段を設けて
なる。
【0019】同一機能の端子がマクロの各辺に配置され
ているので、マクロの配置設計(フロアプラン)の自由
度が高い。接続先の端子に近い位置の端子を使用するこ
とで、マクロ間配線を短くできる。端子選択手段を備え
ているので、使用する端子のみを選択してマクロ内の中
核回路の端子に接続できる。また、端子選択手段を備え
たことで、各端子までの配線をそれぞれ分離することが
できる。これにより、配線による信号遅延を小さくで
き、高速な動作が可能となる。なお、使用する端子を選
択することで、単体チップ用のマクロとしてもIPコア
用マクロとしても好適に利用することができる。
【0020】同一機能の端子が入力端子である場合、端
子選択手段は論理積回路や論理和回路を用いて構成す
る。論理積回路を用いた場合、使用しない入力端子は論
理1に固定する。論理和回路を用いた場合、使用しない
入力端子は論理0に固定する。これにより、使用する入
力端子の信号が論理積回路を介して中核回路の入力端子
へ供給される。なお、論理積回路を用いた場合にはその
入力端子側をそれぞれプルアップし、論理和回路を用い
て場合にはその入力端子側をそれぞれプルダウンする構
成としてもよい。プルアップまたはプルダウンがなされ
ている場合には、使用する入力端子に対してのみ配線を
行なう。
【0021】同一機能の端子が出力端子である場合、各
出力端子毎にそれぞれバッファ回路を設ける。これによ
り、各出力端子までの配線をそれぞれ分離できるので、
配線による信号遅延を小さくでき、高速な動作が可能で
ある。同一機能の複数の出力端子には同じ信号が出力さ
れているので、使用する出力端子に対してのみ配線を行
なうだけでよい。なお、複数の出力端子を並列に接続す
ることで出力駆動能力を増加させることができる。な
お、各出力端子毎にそれぞれトライステートバッファ回
路を設けてもよい。トライステートバッファ回路を用い
た場合、使用しない出力端子を非出力状態(高インピー
ダンス)に制御することができる。よって、使用しない
出力端子までの配線を駆動するための電力を低減するこ
とが可能である。
【0022】請求項13に係る半導体装置は、マクロの
少なくとも2辺に同一機能端子をそれぞれ備えるととも
に、端子指定データに基づいて使用する端子を変更する
使用端子変更手段を備えてなる。
【0023】同一機能の端子がマクロの各辺に配置され
ているので、マクロの配置設計(フロアプラン)の自由
度が高い。接続先の端子に近い位置の端子を使用するこ
とで、マクロ間配線を短くできる。使用端子変更手段を
備えているので、配線接続後に使用する端子を変更でき
る。よって、同一信号の配線経路を複数系統設けた半導
体装置を製作した後に、最適な配線経路を選択すること
が可能である。また、特定の端子にテスト用の信号を供
給しておき、その特定の端子を選択することでマクロの
動作テストを行なうことも可能である。
【0024】なお、端子指定データはパラレルデータと
し、このパラレルデータをマクロ内に設けたデータラッ
チ回路でラッチし、そのラッチ出力に基づいて入力端子
ならびに出力端子を選択するようにしてもよい。また、
端子指定データをシリアルデータとしてマクロ内に設け
たシフトレジスタに供給し、シフトレジスタの出力に基
づいて入力端子ならびに出力端子を選択するようにして
もよい。端子指定データを供給することで、使用する入
力端子ならびに使用する出力端子を指定できる。端子指
定データをシリアルデータとすることで、端子指定デー
タを供給するための端子数を少なくできる。さらに、シ
フトレジスタの最終段の出力を他のマクロのシリアルデ
ータ入力端子へ供給することで、他のマクロについても
使用する端子の選択指定が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
【0026】図1はこの発明に係る半導体装置(マク
ロ)の第1実施形態を示す構成図である。図1に示すマ
クロ1は、内部中核回路11と、入力端子の選択手段を
構成するノア(NOR)回路12と、5個のバッファ回
路13〜17と、4個の入力端子an,aw,as,a
eと、4個の出力端子bn,bw,bs,beとを備え
る。符号aは内部中核回路11の入力端子、符号bは内
部中核回路11の出力端子である。
【0027】各入力端子an,aw,as,aeおよび
各出力端子bn,bw,bs,beは、マクロ1の異な
る辺にそれぞれ配置される。本実施形態では、マクロ1
の上辺に入力端子anおよび出力端子bnを配置し、マ
クロ1の左辺に入力端子awおよび出力端子bwを配置
し、マクロ1の下辺に入力端子asおよび出力端子bs
を配置し、マクロ1の右辺に入力端子aeおよび出力端
子beを配置している。
【0028】ノア(NOR)回路12は4個の入力端子
と1個の出力端子を備える。各入力端子an,aw,a
s,aeは、ノア(NOR)回路12の各入力端子にそ
れぞれ接続されている。ノア(NOR)回路12の出力
端子は内部中核回路11の入力端子aに接続される。内
部中核回路11の出力端子bはバッファ回路13の入力
端子に接続される。バッファ回路13の出力端子は、各
出力端子bn,bw,bs,beに対応して設けられた
各バッファ回路14〜17の入力端子にそれぞれ接続さ
れる。バッファ回路14の出力端子はマクロ1の上辺に
設けられ出力端子bnに接続される。同様に、各バッフ
ァ回路15,16,17のそれぞれの出力端子は、マク
ロ1の左辺,下辺,右辺に設けられた各出力端子bw,
bs,beにそれぞれ接続される。
【0029】以上の構成であるから図1に示したマクロ
1は、使用しない入力端子を論理0に固定することで、
内部中核回路11の入力端子aに対する信号の供給を任
意の辺から行なうことができる。例えば、上辺の入力端
子anを使用する場合には、それ以外の辺の入力端子a
w,as,aeを論理0に固定する。論理0に固定する
ことは、入力端子をグランド(または負電源)に接続す
ることでなされる。ノア(NOR)回路12は、4入力
のなかで3入力が論理0である場合には、残りの1入力
の論理を反転させた出力を生ずる。したがって、この場
合には上辺の入力端子anに供給された入力信号の論理
レベルが反転されて内部中核回路11の入力端子aに供
給される。
【0030】マクロ1は、内部中核回路11の出力を各
バッファ回路13〜17を介して全各出力端子bn,b
w,bs,beに供給しているので、任意の出力端子b
n,bw,bs,beから出力を取り出すことができ
る。使用しない出力端子は開放(接続しない状態に)し
ておけばよい。
【0031】図2は図1に示したマクロと他のマクロと
組み合わせたチップの構成図である。図2は、マクロ1
の下方に他のマクロ2を配置した例を示している。符号
Aは他のマクロ2の出力端子、符号Bは他のマクロ2の
入力端子である。このようなマクロ配置では、マクロ1
の下辺に設けた各端子as,bsを使用することでマク
ロ間配線を最短にでき、配線遅延も最小となる。したが
って、マクロ1の下辺の出力端子bsとマクロ2の入力
端子Bとをマクロ間配線H1で接続し、マクロ1の下辺
の入力端子asとマクロ2の出力端子Aとをマクロ間配
線H2で接続する。そして、使用しない上辺,左辺,右
辺の各入力端子an,aw,aeにはクランプセルCS
1,CS2,CS3を接続して、各入力端子an,a
w,aeを論理0に固定する。
【0032】マクロ1の端子名には、上辺,左辺,下
辺,右辺のそれぞれに対応して対応して「n」,
「w」,「s」,「e」の符号を付加している。これに
より、端子名で端子位置を特定できるようにしている。
【0033】回路設計者は、マクロ1を使用した回路の
作成に当たって、マクロ1に複数個存在する同一機能端
子のうち1つを暫定的に決めて、回路図もしくはネット
リストを作成し、レイアウト設計者にデータを渡す。
【0034】図2に示した例においては、マクロ1は図
1に示したものと同じ方向で(図1に示したマクロを回
転しないで)配置されている。他のマクロ2は、マクロ
1の下側にフロアプランで配置されている。そこで、レ
イアウト設計者は、回路設計者にマクロ1の下辺の端子
を使用するので、端子名に下辺を表わす符号(拡張子)
のついた端子を使用するよう指示する。回路設計者は、
その指示により不要な入力端子an,aw,aeを論理
0にクランプし、使用する入力端子asを他のマクロ2
の出力端子Aに接続する。また、使用しない出力端子b
n,bw,beを開放し(非接続とし)、使用する入力
端子bsを他のマクロ2の入力端子Bに接続する。
【0035】入力端子asに供給された入力信号は、ノ
ア(NOR)回路12を介して内部中核回路11の入力
端子aに供給される。使用しない各端子an,aw,a
eは論理0に固定されているので、入力端子asに供給
された入力信号はノア(NOR)回路12によって論理
が反転されて内部中核回路11の入力端子aに供給され
る。入力端子asが論理0であれば、内部中核回路11
の入力端子aには論理1が供給される。
【0036】出力端子を開放しても、入力端子のように
入力電位不定による貫通電流発生等の問題を生じないの
で、使用しない端子は開放し、使用する端子のみを接続
することで、端子の選択が可能となる。
【0037】入力端子、出力端子ともに、使用する端子
は、他のマクロ2の側である下辺の端子as,bsを選
択したので、マクロ1と他のマクロ2との接続には迂回
配線が生じない。よって、接続配線長の短いレイアウト
を設計できる。
【0038】このように、同一機能の端子のマクロ1の
各辺に配置しておくことで、接続する別のマクロ2に近
い位置の端子を選択して使用することができる。これに
より、マクロ間配線を短くでき、配線による信号遅延を
小さくできるので、高速な回路動作が可能な半導体装置
を実現できる。
【0039】使用しない入力端子は所定の論理レベルに
固定するだけでよく、また、使用しない出力端子は開放
しておくだけでよいので、入力端子および出力端子を選
択するための信号線が不要である。入力端子の選択手段
として多入力1出力構成の論理回路(ゲート回路)を用
いているので、使用しない入力端子を入力端子選択制御
に兼用することができる。このため、より面積の小さい
半導体を提供できる。
【0040】また、1つの出力を別の複数のマクロへ供
給する場合には、別のマクロに近い位置の出力端子を使
用することで、マクロ間配線を短くできる。例えば、4
辺に設けた出力端子bn,bw,bs,beを全て使用
すれば、同一出力信号(同一データ)を4方向に出力で
きる。各出力端子bn,bw,bs,be毎にバッファ
回路14,15,16,17を備えているので、複数の
出力端子を使用しても出力駆動能力が低下することはな
い。
【0041】図3はこの発明に係る半導体装置(マク
ロ)の第2実施形態を示す構成図である。図3に示すマ
クロ1Aは、入力端子選択手段を構成するノア(NO
R)回路12の各入力端子側を、各プルダウン用素子P
D1,PD2,PD3,PD4を介してそれぞれプルダ
ウンしたものである。プルダウン用素子PD1,PD
2,PD3,PD4は、能動負荷用のMOSトランジス
タや抵抗を用いて構成する。マクロ1A内に各プルダウ
ン用素子PD1,PD2,PD3,PD4を設けて、各
入力端子an,aw,as,aeをそれぞれプルダウン
しておけば、使用しない入力端子を論理0に固定しなく
てよい。よって、使用する端子に対してのみマクロ間配
線や外部端子への接続配線を行なえばよい。
【0042】図1に示したマクロ1ならびに図3に示し
たマクロ1Aは、ノア(NOR)回路12を用いて入力
端子選択手段を構成したが、ノア(NOR)回路12の
替りにオア(OR)回路を用いるようにしてもよい。オ
ア(OR)回路を用いた場合は、マクロの入力端子に供
給された信号の論理レベルが反転されることなく内部中
核回路11の入力端子へ供給される。一般に、オア(O
R)回路の内部回路構成は縦続接続となる素子の段数が
ノア(NOR)回路12よりも多い。このため、オア
(OR)回路を用いた場合はゲート遅延時間がノア(N
OR)回路12を用いた場合よりも大きくなる。
【0043】入力端子選択手段は、ノア(NOR)回路
やオア(OR)回路等の論理和回路を用いて構成する以
外に、ナンド(NAND)回路やアンド(AND)回路
等の論理積回路を用いて構成してもよい。
【0044】図4はこの発明に係る半導体装置(マク
ロ)の第3実施形態を示す構成図である。図4に示すマ
クロ1Bは、ナンド(NAND)回路12Aを用いて入
力端子選択手段を構成したものである。ナンド(NAN
D)回路12Aを用いた場合、使用しない入力端子は論
理1に固定する。これにより、使用する入力端子に供給
された信号の論理レベルを反転させて内部中核回路11
の入力端子aへ供給できる。
【0045】ナンド(NAND)回路12Aの替りにア
ンド(AND)回路を用いることもできる。アンド(A
ND)回路を用いた場合には、入力端子の論理レベルを
反転させることなく内部中核回路11へ伝達できるが、
アンド(AND)回路部での信号遅延がナンド(NAN
D)回路12Aよりも大きくなる。
【0046】図5はこの発明に係る半導体装置のマクロ
の第4実施形態を示す構成図である。図5に示すマクロ
1Cは、入力端子選択手段を構成するナンド(NAN
D)回路12Aの各入力端子側を、各プルアップ用素子
PU1,PU2,PU3,PU4を介してそれぞれプル
アップしたものである。プルアップ用素子PU1,PU
2,PU3,PU4は、能動負荷用のMOSトランジス
タや抵抗を用いて構成する。マクロ1C内に各プルアッ
プ用素子PU1,PU2,PU3,PU4を設けて、各
入力端子an,aw,as,aeをそれぞれプルアップ
しておけば、使用しない入力端子を論理1に固定しなく
てよい。よって、使用する端子に対してのみマクロ間配
線や外部端子への接続配線を行なえばよい。
【0047】図6は同一機能端子を4辺に備えたマクロ
と他のマクロとの接続例を示す説明図である。図1およ
び図3〜図5に示した各マクロ1,1A,1B,1C
は、上辺の端子配列と下辺の端子配列とを同じにし、左
辺の端子配列と右辺の端子配列とを同じにしている。こ
のため、各マクロ1,1A,1B,1Cを配置する向き
を変更することで、マクロ間の配線を効率良く行なうこ
とができる。
【0048】図6(a)に示すように、マクロ1の上側
に他のマクロ2を配置する場合に、マクロ2の端子配列
がマクロ1の上辺の端子配列と同じであれば、端子Aと
端子anとを接続し、端子Bと端子bnとを接続する。
これにより、マクロ間の配線は交差しないので多層配線
を用いないですむ。図6(b)に示すように、マクロ2
の端子配列がマクロ1の上辺の端子配列と逆である場合
には、マクロ1を図6(a)に示した向きから180度
回転させて配置することで、配線を交差させることな
く、端子Bと端子bsと接続し、端子Aと端子asとを
接続できる。マクロ1を図6(a)に示した向きから時
計方向に90度回転させても、配線を交差させることな
く各端子間を接続できる。
【0049】図6(c)に示すように、マクロ1の右側
に他のマクロ2を配置する場合に、マクロ2の端子配列
がマクロ1の右辺の端子配列と同じであれば、端子Aと
端子aeとを接続し、端子Bと端子beとを接続する。
これにより、マクロ間の配線は交差しないので多層配線
を用いないですむ。図6(d)に示すように、マクロ2
の端子配列がマクロ1の右辺の端子配列と逆である場合
には、マクロ1を図6(c)に示した向きから反時計方
向に90度回転させて配置することで、配線を交差させ
ることなく、端子Bと端子bsと接続し、端子Aと端子
asとを接続できる。なお、図6(d)に示すケースで
は、マクロ1を図6(c)に示した向きから180度回
転させて配置してもよい。
【0050】同様に、他のマクロ2がマクロ1の左側や
下側に配置される場合でも、マクロ1を配置する方向を
変更することで、マクロ間の配線を交差させないです
み、配線長を短くできる。なお、マクロ1を配置する向
きを変更することでマクロ間配線の交差をなくすこと
は、マクロ1の少なくとも2辺に端子が設けられていれ
ば可能である。
【0051】図7はこの発明に係る半導体装置(マク
ロ)の第5実施形態を示す構成図である。図7に示すマ
クロ3は、単体チップ用とIPマクロ用との両方に利用
できるようにしたものである。このマクロ3は、内部中
核回路(機能ブロック)21と、入力端子の選択手段を
構成する2入力のノア(NOR)回路22と、入力用の
バッファ回路23と、5個の出力用のバッファ回路2
4,25,26,27,28と、2個の入力端子c,C
Iと、5個の出力端子d,dI,e,f,fIとを備え
る。内部中核回路(機能ブロック)21は、1個の入力
端子21cと、3個の出力端子21d,21e,21f
とを備える。
【0052】入力端子cは単体チップ用のものであり、
この単体チップ用の入力端子cはマクロ3の上辺に配置
している。この入力端子cはノア(NOR)回路22の
一方の入力端子に接続される。入力端子cIはIPマク
ロ用のものであり、このIPマクロ用の入力端子cIは
下辺に配置している。この入力端子cIはノア(NO
R)回路22の他方の入力端子に接続される。そして、
ノア(NOR)回路22の出力端子を内部中核回路(機
能ブロック)21の入力端子21cに接続する。したが
って、端子cと端子cIとが同一機能の入力端子とな
る。
【0053】マクロ3の左辺に配置した端子dは単体チ
ップ用の第1の出力端子であり、マクロ3の下辺に配置
した端子dIはIPマクロ用の第1の出力端子である。
内部中核回路(機能ブロック)21の第1の出力端子2
1dは、バッファ回路24の入力端子ならびにバッファ
回路25の入力端子へそれぞれ接続する。バッファ回路
24の出力端子は単体チップ用の第1の出力端子dに接
続する。バッファ回路25の出力端子はIPマクロ用の
第1の出力端子dIに接続する。したがって、端子dと
端子dIとが同一機能の出力端子となる。
【0054】マクロ3の下辺に配置した端子eは第2の
出力端子であり、この端子cは単体チップ用としてもI
Pマクロ用としても使用される。内部中核回路(機能ブ
ロック)21の第2の出力端子21eはバッファ回路2
5の入力端子へ接続する。バッファ回路25の出力端子
は第2の出力端子eに接続する。
【0055】マクロ3の右辺に配置した端子fは単体チ
ップ用の第3の出力端子であり、マクロ3の下辺に配置
した端子fIはIPマクロ用の第3の出力端子である。
内部中核回路(機能ブロック)21の第3の出力端子2
1fは、バッファ回路27の入力端子ならびにバッファ
回路28の入力端子へそれぞれ接続する。バッファ回路
28の出力端子は単体チップ用の第3の出力端子fに接
続する。バッファ回路27の出力端子はIPマクロ用の
第3の出力端子fIに接続する。したがって、端子fと
端子fIとが同一機能の出力端子となる。
【0056】このように同一機能の端子が2個ある場合
には、マクロ3の下辺に設けたIPマクロ用の各端子の
名称の末尾にIを付けて、端子の識別を容易にしてい
る。
【0057】図8は図7に示したマクロを用いて単体チ
ップを実現する場合の構成図である。チップ30の上辺
に設けた入力端子用のパッド(外部端子)30cとマク
ロ3の入力端子cとを接続し、チップ30の左辺に設け
た第1の出力端子用のパッド30dとマクロ3の第1の
出力端子dとを接続し、チップ30の下辺に設けた第2
の出力端子用のパッド30eとマクロ3の第2の出力端
子eとを接続し、チップ30の右辺に設けた第3の出力
端子用のパッド30fとマクロ3の第3の出力端子fと
を接続する。さらに、未使用となるIPマクロ用の入力
端子cIにクランプセルCS4を接続して、IPマクロ
用の入力端子cIを論理0に固定する。使用しない各出
力端子dI,fIは開放しておく(配線接続を行なわな
い)。これにより、単体チップを実現できる。
【0058】図18に示したように、マクロの一辺にの
み各端子を配置したIPマクロ専用のマクロを用いて単
体チップを構成した場合には、マクロの各端子と各パッ
ドとの間の配線が長くなる。これに対して、同一機能の
端子をマクロの異なる辺にそれぞれ設けておくことで、
各パッドへの引き出し配線を短くできる。図7に示した
マクロ3は、単体チップ用とIPマクロ用との両方に利
用できるようにするために、単体チップ用の各端子c,
d,fをIPマクロ用端子を設けた辺とは異なる各辺に
予め設けている。したがって、図8に示したように、単
体チップ用の各端子c,d,fを用いることで、各パッ
ドへの引き出し配線を短くできる。よって、引き出し配
線による信号遅延を小さくでき、高速な動作が可能とな
る。
【0059】図9は図7に示したマクロと他のマクロと
組み合わせたチップの構成図である。図9は、マクロ3
の下側に別のマクロ4を配置した例を示している。符号
Dはマクロ4の第1の入力端子、符号Eはマクロ4の第
2の入力端子、符号Cはマクロ4の出力端子、符号Fは
マクロ4の第3の入力端子である。このようなマクロ配
置では、マクロ3の下辺に設けたIPマクロ用の各端子
dI,e,cI,fIを使用することでマクロ間配線を
最短にでき、配線遅延も最小となる。
【0060】したがって、マクロ3の出力端子dIとマ
クロ4の入力端子Dとをマクロ間配線H11で接続し、
マクロ3の出力端子eとマクロ4の入力端子Eとをマク
ロ間配線H12で接続し、マクロ3の出力端子cIとマ
クロ4の出力端子Cとをマクロ間配線H13で接続し、
マクロ3の出力端子fIとマクロ4の入力端子Fとをマ
クロ間配線H14で接続する。そして、使用しない上辺
の入力端子cにはクランプセルCS5を接続して、入力
端子cを論理0に固定する。
【0061】図7に示したマクロ3は、単体チップ用と
IPマクロ用との両方に利用できるようにするために、
IPマクロ用の端子をマクロ3の下辺に予め用意してあ
る。したがって、図9に示したように、マクロ2を他の
マクロ4と組み合わせて使用する場合には、IPマクロ
用の各端子を用いることで、各マクロ間の配線接続を短
くでき、マクロ間配線による信号遅延を小さくできる。
【0062】図10はこの発明に係る半導体装置(マク
ロ)の第6実施形態を示す構成図である。図10に示す
マクロ5は、マルチプレクサ回路51を用いて入力端子
の選択手段を構成し、各トライステートバッファ回路5
2〜55によって出力端子の選択手段を構成したもので
ある。その他の構成は、図1に示したものと同じであ
る。
【0063】マルチプレクサ回路51は、例えばトラン
スファゲート等のMOSトランジスタを用いて構成した
スイッチ回路S1〜S4を4組備えるとともに、デコー
ド回路DECを備える。各スイッチ回路S1〜S4のそ
れぞれ一端側は、各入力端子an,aw,as,aeに
それぞれ接続される。各スイッチ回路S1〜S4の他端
側は内部中核回路11の入力端子aに接続される。符号
51a,51bは2ビット構成の入力端子指定データの
入力端子である。デコード回路DECは、2ビット構成
の入力端子指定データによって指定されたスイッチ回路
S1〜S4を導通状態に制御する。よって、入力端子指
定データに基づいて使用する入力端子an,aw,a
s,aeを選択することができる。
【0064】論理積回路や論理和回路を用いて入力選択
手段を構成した場合には、使用しない入力端子an,a
w,as,aeを所定の論理レベルに固定する必要があ
る。これに対して、スイッチ回路構成のマルチプレクサ
回路51を用いることで、使用しない入力端子an,a
w,as,aeを開放しておくことができる。また、マ
ルチプレクサ回路51を用いた場合には、複数の入力端
子an,aw,as,aeに接続配線を施しておくこと
もできる。
【0065】レイアウト設計によって使用する入力端子
が決定している場合には、入力端子指定データの各入力
端子51a,51bは、クランプセル等を介して所定の
論理レベルに固定する。
【0066】入力信号の配線経路を変更したり、異なる
入力信号を内部中核回路11へ供給する必要がある場合
には、入力端子指定データの各入力端子51a,51b
を外部端子や他のセルに配線接続する。外部端子や他の
セルから入力端子指定データを供給することで、使用す
る入力端子an,aw,as,aeを変更できる。これ
により、入力信号の遅延時間が好適となる配線経路を選
択したり、異なる入力信号を内部中核回路11へ供給す
ることでこのマクロ5の機能を変更したりすることが可
能である。
【0067】なお、マルチプレクサ回路51を用いて入
力選択手段を構成した場合には、入力端子の論理レベル
が反転されることなく内部中核回路11の入力端子aに
供給される。これにより入力信号の論理に不整合を生ず
る場合には、マルチプレクサ回路51の出力と内部中核
回路11の入力端子aとの間にインバータ等を設ける。
また、使用していない入力端子が誤って選択され、これ
によって入力信号が不定となる場合を想定して、マルチ
プレクサ回路51の出力をプルアップまたはプルダウン
しておくようにしてもよい。
【0068】トライステートバッファ52〜55回路に
よって出力端子bn,bw,bs,beを駆動する構成
とすることで、使用しない出力端子bn,bw,bs,
beに対する駆動を停止することができる。これによ
り、消費電力を低減できる。符号52a〜55aは、各
トライステートバッファ52〜55の出力制御入力端子
である。各トライステートバッファ52〜55毎に出力
制御入力端子52a〜55aを設けているので、各出力
端子bn,bw,bs,be毎に出力端子として使用す
るか否かを設定できる。複数の出力端子を使用するよう
に設定することもできる。
【0069】レイアウト設計によって使用する出力端子
が決定している場合、各出力制御入力端子52a〜55
aをクランプセル等を介して所定の論理レベルに固定す
る。なお、各出力制御入力端子52a〜55aを例えば
プルダウンしておき、使用する出力端子に対応する出力
制御入力端子52a〜55aのみを例えば論理1に固定
するようにしてもよい。
【0070】出力信号の配線経路を変更したり出力信号
の供給先を変更したりする必要がある場合には、各出力
制御入力端子52a〜55aを外部端子や他のセルに配
線接続しておき、外部端子や他のセルから各出力制御入
力端子52a〜55aの論理レベルを設定する。
【0071】図11はこの発明に係る半導体装置(マク
ロ)の第7実施形態を示す構成図である。図11に示す
マクロ6は図10に示したマクロ5にデータラッチ回路
61を追加したものである。データラッチ回路61の出
力端子Q1および出力端子Q2は、マルチプレクサ回路
51内のデコード回路DECへそれぞれ接続する。デー
タラッチ回路61の各出力端子Q3〜Q6は、各トライ
ステートバッファ回路55,54,53,52の出力制
御端子にそれぞれ接続する。符号TD1〜TD6は端子
選択データ(パラレルデータ)の入力端子であり、これ
らの入力端子TD1〜TD6はデータラッチ回路61の
各データ入力端子D1〜D6にそれぞれ接続する。符号
TCKは端子選択データ(パラレルデータ)をラッチさ
せるためのラッチクロックの入力端子であり、この端子
TCKはデータラッチ回路61のラッチクロック入力端
子CKに接続する。
【0072】データラッチ回路61は、ラッチクロック
に基づいて端子選択データ(パラレルデータ)をラッチ
し、ラッチした端子選択データ(パラレルデータ)を各
データ出力端子Q1〜Q6に出力する。したがって、端
子TD1および端子TD2に供給する2ビットのデータ
によって、使用する入力端子an,aw,as,aeを
設定することができる。端子TD3に供給するデータ
(論理レベル)によってトライステートバッファ回路5
5の動作を制御でき、出力端子beを駆動するか否かを
設定できる。同様に、端子TD4〜TD6に供給するデ
ータ(論理レベル)によって、各トライステートバッフ
ァ回路54,53,52の動作(出力の駆動/非駆動)
を個々に制御できる。
【0073】なお、マクロがデータバスを備える構成で
ある場合には、データバスを介して端子選択データ(パ
ラレルデータ)を供給し、その端子選択データ(パラレ
ルデータ)をマクロ内に設けたデータタッチ回路でラッ
チし、ラッチした端子選択データ(パラレルデータ)に
基づいて入力端子ならびに出力端子を選択するようにし
てもよい。
【0074】図12はこの発明に係る半導体装置(マク
ロ)の第8実施形態を示す構成図である。図12に示す
マクロ7は図10に示したマクロ5にシフトレジスタ回
路71とバッファ回路72とを追加したものである。
【0075】シフトレジスタ回路71は、シリアルデー
タ入力で各シフト段のデータを出力できるものを用い
る。符号DIはシフトレジスタ71のシリアルデータ入
力端子、符号O1〜O6は各シフト段の出力端子、符号
SCはシフトクロック入力端子である。出力端子O6お
よび出力端子O5は、マルチプレクサ回路51内のデコ
ード回路DECへそれぞれ接続する。出力端子O4〜O
1は、各トライステートバッファ回路55,54,5
3,52の出力制御端子にそれぞれ接続する。最終段の
出力端子O6をバッファ回路72を介してシリアルデー
タ出力端子SDOに接続する。符号SDIは端子選択デ
ータ(シリアルデータ)入力端子であり、この端子選択
データ(シリアルデータ)入力端子はシリアルデータ入
力端子DIに接続される。符号SCKは端子選択データ
シフトクロック入力端子であり、シフトクロック入力端
子に接続される。
【0076】このマクロ7は、端子選択データシフトク
ロックに同期させて端子選択データ(シリアルデータ)
を供給することで、使用する入力端子an,aw,a
s,aeならびに使用する出力端子bn,bw,bs,
beを設定できる。
【0077】例えば、端子選択データ(シリアルデー
タ)として「111000」をシフトクロックに同期さ
せて供給して、シフトレジスタ71の各出力端子O6〜
O1の出力を「111000」に設定した場合を想定す
る。この場合、シフトレジスタ71の出力端子O4から
の論理1の出力に基づいてトライステートバッファ回路
55が動作状態になる。出力端子O3,O2,O1の出
力は論理0であるので、他のトライステートバッファ回
路54,53,52は非動作状態に制御される。よっ
て、マクロ7の右辺に設けた出力端子beのみを使用す
ることができる。マルチプレクサ回路51は、シフトレ
ジスタ71の出力端子O6,O5から供給される2ビッ
トのデータに基づいていずれか1つのスイッチ回路S1
〜S4を導通状態に制御する。ここで、デコーダ回路D
ECは「11」のデータが供給された場合に、スイッチ
回路S4を導通状態に制御するものとすれば、マクロ7
の右辺に設けた入力端子aeが使用できる入力端子とし
て設定される。
【0078】シリアルデータ出力端子SDOにはシフト
レジスタ71の最終段の出力が供給される。したがっ
て、この出力端子SDOを他のマクロの端子選択データ
(シリアルデータ)入力端子SDIへ接続することで、
複数のマクロに対して端子選択を行なうことができる。
また、シリアルデータ出力端子SDOを利用して端子選
択データ(シリアルデータ)をモニタすることで、端子
選択データ(シリアルデータ)のシフト状況やマクロ内
の端子選択状態を確認することができる。
【0079】図13はこの発明に係る半導体装置(マク
ロ)の第9実施形態を示す構成図である。図13に示す
マクロ8は、マクロ内の各部に6個のD型フリップフロ
ップ回路FF1〜FF6を分散配置するとともに、各D
型フリップフロップ回路FF1〜FF6を縦続接続する
ことでスキャンラッチのチェーン回路(シフトレジス
タ)を構成したものである。このマクロ8の端子選択動
作は図12に示したマクロ7と同じである。
【0080】シフトクロック(スキャンクロック)入力
端子SCKに供給されるシフトクロック(スキャンクロ
ック)は、各D型フリップフロップ回路FF1〜FF6
のクロック入力端子Cへそれぞれ供給される。端子選択
データ入力端子SDIに供給された端子選択データは初
段のD型フリップフロップ回路FF1のデータ入力端子
Dに供給される。初段のD型フリップフロップ回路FF
1のデータ出力端子Qの出力は、2段目のD型フリップ
フロップ回路FF2のデータ入力端子Dに供給されると
ともに、トライステートバッファ回路52の制御入力端
子に供給される。2段目のD型フリップフロップ回路F
F2のデータ出力端子Qの出力は、3段目のD型フリッ
プフロップ回路FF3のデータ入力端子Dに供給される
とともに、トライステートバッファ回路53の制御入力
端子に供給される。3段目のD型フリップフロップ回路
FF3のデータ出力端子Qの出力は、4段目のD型フリ
ップフロップ回路FF4のデータ入力端子Dに供給され
るとともに、トライステートバッファ回路54の制御入
力端子に供給される。4段目のD型フリップフロップ回
路FF4のデータ出力端子Qの出力は、5段目のD型フ
リップフロップ回路FF5のデータ入力端子Dに供給さ
れるとともに、トライステートバッファ回路55の制御
入力端子に供給される。5段目のD型フリップフロップ
回路FF5のデータ出力端子Qの出力は、6段目のD型
フリップフロップ回路FF6のデータ入力端子Dに供給
されるとともに、マルチプレクサ回路51のデコード回
路DECの一方の入力端子に供給される。6段目のD型
フリップフロップ回路FF6のデータ出力端子Qの出力
は、マルチプレクサ回路51のデコード回路DECの他
方の入力端子に供給されるとともに、バッファ回路72
を介して端子選択データ出力端子SDOへ供給される。
【0081】図14は図13に示したマクロと他のマク
ロと組み合わせた場合の構成図である。図14では、マ
クロ8の右側に他のマクロ2を配置し、マクロ8の右辺
の入力端子aeおよび右辺の出力端子beを用いて他の
マクロ2と接続した例を示している。マクロ8を動作さ
せるためには、使用する端子を設定する必要がある。使
用端子の設定は、シフトクロッククロック入力端子SC
Kに供給するシフトクロックに同期させて、6ビットの
シリアルデータからなる端子選択データを端子選択デー
タ入力端子SDIへ供給することでなされる。
【0082】本実施形態において、マクロ8の右辺に設
けた各端子ae,beを選択するために供給するシリア
ルデータ(端子選択データ)は、「111000」であ
る。6段のシフト動作がなされた状態で、6段目のD型
フリップフロップ回路FF6には論理1が、5段目のD
型フリップフロップ回路FF5には論理1が、4段目の
D型フリップフロップ回路FF4には論理1が、3段目
のD型フリップフロップ回路FF3には論理0が、2段
目のD型フリップフロップ回路FF2には論理0が、1
段目(初段)のD型フリップフロップ回路FF3には論
理0がラッチされる。4段目のD型フリップフロップ回
路FF4のデータ出力Qは論理1であるので、トライス
テートバッファ回路55は動作状態に制御され、内部中
核回路11の出力は右辺に設けた出力端子beから出力
される。5段目および6段目のD型フリップフロップ回
路FF5,FF6のデータ出力Qは共に論理1である。
マルチプレクサ回路51は、この2ビットのデータに基
づいてスイッチ回路S4を導通状態にする。よって、右
辺に設けた入力端子aeに供給された信号が内部中核回
路11の入力端子aに供給される。
【0083】図11〜図13に示したマクロ6,7,8
を備えた半導体装置では、電源投入後の初期化時、また
はそれらのマクロ6,7,8を動作させるのに先立っ
て、端子選択データを供給して使用する端子の設定を行
なう。端子選択データを供給するための外部端子を設け
ておき、外部の制御回路等から使用端子の設定を行なう
ようにしてもよい。また、半導体装置内に端子選択デー
タを発生させる回路を内蔵するようにしてもよい。さら
に、MPUやDSP等のマクロ(マクロセル)を備えた
半導体装置では、プログラム制御によって端子選択デー
タを発生させるようにしてもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る半導
体装置は、マクロの異なる辺に設けた複数の同一機能端
子の中から使用する端子を選択する構成としたので、マ
クロの配置設計(フロアプラン)の自由度を高めること
ができる。また、接続先の端子に近い位置の端子を使用
することでマクロ間配線を短くできる。端子選択手段を
備えているので、使用する端子のみを選択してマクロ内
の中核回路の端子に接続できる。さらに、各端子までの
配線をそれぞれ分離しているので、配線による信号遅延
を小さくでき、高速な動作が可能である。
【0085】また、この発明に係る半導体装置は、マク
ロの少なくとも2辺に同一機能端子をそれぞれ備えると
ともに、端子指定データに基づいて使用する端子を変更
する使用端子変更手段を備える構成としたので、配線接
続後に使用する端子を変更することが可能である。よっ
て、同一信号の配線経路を複数系統設けた半導体装置を
製作した後に、最適な配線経路を選択することが可能で
ある。また、特定の端子にテスト用の信号を供給してお
き、その特定の端子を選択することでマクロの動作テス
トを行なうことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体装置(マクロ)の第1実
施形態を示す構成図である。
【図2】図1に示したマクロと他のマクロと組み合わせ
たチップの構成図である。
【図3】この発明に係る半導体装置(マクロ)の第2実
施形態を示す構成図である。
【図4】この発明に係る半導体装置(マクロ)の第3実
施形態を示す構成図である。
【図5】この発明に係る半導体装置のマクロの第4実施
形態を示す構成図である。
【図6】同一機能端子を4辺に備えたマクロと他のマク
ロとの接続例を示す説明図であり、図6(a)は第一
例、図6(b)は第二例、図6(c)は第三例、図6
(d)は第四例である。
【図7】この発明に係る半導体装置(マクロ)の第5実
施形態を示す構成図である。
【図8】図7に示したマクロを用いて単体チップを実現
する場合の構成図である。
【図9】図7に示したマクロと他のマクロと組み合わせ
たチップの構成図である。
【図10】この発明に係る半導体装置(マクロ)の第6
実施形態を示す構成図である。
【図11】この発明に係る半導体装置(マクロ)の第7
実施形態を示す構成図である。
【図12】この発明に係る半導体装置(マクロ)の第8
実施形態を示す構成図である。
【図13】この発明に係る半導体装置(マクロ)の第9
実施形態を示す構成図である。
【図14】図13に示したマクロと他のマクロと組み合
わせた場合の構成図である。
【図15】単体チップ用に設計されたマクロを単体チッ
プとして使用した場合の構成図である。
【図16】単体チップ用に設計されたマクロとIPコア
用に設計されたマクロとを組み合わせた場合の構成図で
ある。
【図17】IPコア用に設計されたマクロとIPコア用
に設計された他のマクロと組み合わせた場合の構成図で
ある。
【図18】IPコア用に設計されたマクロを利用して単
体チップを実現する場合の構成図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,2,3,4,5,6,7,8
マクロ 11,21 内部中核回路 12,22 入力端子選択手段を構成するノア(NO
R)回路 12A 入力端子選択手段を構成するナンド(NAN
D)回路 13,14,15,16,17,22,23,24,2
5,26,27,28,72 バッファ回路 51 入力端子選択手段(入力選択回路)を構成するマ
ルチプレクサ回路 52,53,54,55 出力選択回路を構成するトラ
イステートバッファ回路 52a,53a,54a,55a トライステートバッ
ファ回路の出力制御入力端子 61 使用端子変更手段を構成するデータラッチ回路 71 使用端子変更手段を構成するシフトレジスタ回路 an,aw,as,ae 同一機能の入力端子 bn,bw,bs,be 同一機能の出力端子 c,CI 同一機能の入力端子 d,dI 同一機能の出力端子 e 出力端子 f,fI 同一機能の出力端子 CS1,CS2,CS3,CS4,CS5 クランプセ
ル FF1,FF2,FF3,FF4,FF5,FF6 D
型フリップフロップ PD1,PD2,PD3,PD4 プルダウン素子 PU1,PU2,PU3,PU4 プルアップ素子 SCK シフトクロック入力端子 SDI 端子選択データ(シリアルデータ)入力端子 TCK ラッチクロック入力端子 TD1,TD2,TD3,TD4,TD5,TD6 端
子選択データ(パラレルデータ)入力端子

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マクロの少なくとも2辺に同一機能端子
    をそれぞれ備え、それら複数の同一機能端子のうち1つ
    の端子を選択する端子選択手段を備えたことを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記同一機能端子は入力端子であり、前
    記端子選択手段は論理積回路を用いて構成したことを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記論理積回路の各入力端子は前記複数
    の同一機能端子にそれぞれ接続され、前記論理積回路の
    出力端子は前記マクロ内の中核回路の入力端子に接続さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 同一機能の複数の入力端子のうち使用し
    ない端子は論理1に固定されていることを特徴とする請
    求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記論理積回路の各入力端子側はプルア
    ップされていることを特徴とする請求項3記載の半導体
    装置。
  6. 【請求項6】 前記同一機能端子は入力端子であり、前
    記端子選択手段は論理和回路を用いて構成したことを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記論理和回路の各入力端子は前記複数
    の同一機能端子にそれぞれ接続され、前記論理和回路の
    出力端子は前記マクロ内の中核回路の入力端子に接続さ
    れていることを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 同一機能の複数の入力端子のうち使用し
    ない端子は論理0に固定されていることを特徴とする請
    求項7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記論理和回路の各入力端子側はプルダ
    ウンされていることを特徴とする請求項7記載の半導体
    装置。
  10. 【請求項10】 前記同一機能端子は入力端子であり、
    前記端子選択手段はマルチプレクサ回路を用いて構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記同一機能端子は出力端子であり、
    出力端子毎にバッファ回路を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記同一機能端子は出力端子であり、
    出力端子毎にトライステートバッファ回路を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 マクロの少なくとも2辺に同一機能端
    子をそれぞれ備えるとともに、端子指定データに基づい
    て使用する端子を変更する使用端子変更手段を備えたこ
    とを特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記同一機能端子は入力端子であり、
    前記端子指定データはパラレルデータとして供給され、
    前記使用端子変更手段は、前記パラレルデータをラッチ
    するデータラッチ回路と、このデータラッチ回路でラッ
    チした端子指定データに基づいて入力端子を選択する入
    力選択回路とを備えたことを特徴とする請求項13記載
    の半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記同一機能端子は入力端子であ
    り、前記端子指定データはシリアルデータとして供給さ
    れ、前記使用端子変更手段は、前記シリアルデータが供
    給されるシフトレジスタと、このシフトレジスタの出力
    に基づいて入力端子を選択する入力選択回路とを備えた
    ことを特徴とする請求項13記載の半導体装置。
  16. 【請求項16】 前記同一機能端子は出力端子であり、
    前記端子指定データはパラレルデータとして供給され、
    前記使用端子変更手段は、前記パラレルデータをラッチ
    するデータラッチ回路と、このデータラッチ回路でラッ
    チした端子指定データに基づいて出力端子を選択する出
    力選択回路とを備えたことを特徴とする請求項13記載
    の半導体装置。
  17. 【請求項17】 前記同一機能端子は出力端子であ
    り、前記端子指定データはシリアルデータとして供給さ
    れ、前記使用端子変更手段は、前記シリアルデータが供
    給されるシフトレジスタと、このシフトレジスタの出力
    に基づいて出力端子を選択する出力選択回路とを備えた
    ことを特徴とする請求項13記載の半導体装置。
  18. 【請求項18】 前記出力選択回路は各出力端子毎に
    設けられたトライステートバッファからなり、前記端子
    指定データに基づいて指定された出力端子に対応するト
    ライステートバッファを出力可能状態に制御することを
    特徴とする請求項16または17に記載の半導体装置。
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