JP2001319327A - 記録媒体検査装置における記録媒体ハンドリング機構 - Google Patents

記録媒体検査装置における記録媒体ハンドリング機構

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JP2001319327A
JP2001319327A JP2000135646A JP2000135646A JP2001319327A JP 2001319327 A JP2001319327 A JP 2001319327A JP 2000135646 A JP2000135646 A JP 2000135646A JP 2000135646 A JP2000135646 A JP 2000135646A JP 2001319327 A JP2001319327 A JP 2001319327A
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disk
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medium
station
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JP2000135646A
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Tsutomu Nakadai
勉 中台
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Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な構成で、媒体欠損箇所検出ステーショ
ンおよび光学検査ステーションのインデックステーブル
間で、障害物を回避しながら、最短の移送距離で、記録
媒体を移送できるようにする。 【解決手段】先端に記録媒体を保持する媒体保持部を有
する作動アームは、基端のクランクによって回動可能で
あり、長手方向略中間部分に長尺のスライドガイドを有
する。クランクから離隔したフリー回転支持軸は、作動
アームのスライドガイドに摺接している。スライドガイ
ドとフリー回転支持軸とにより構成するスライド機構に
より、作動アームは、クランクの所定方向への回動に応
じて、媒体保持部が特定のインデックステーブルから遠
ざかる方向に移動しながら、隣接する他のインデックス
テーブルに向けて回動する。媒体保持部は、湾曲軌跡を
描きながら移動することにより、保持された記録媒体
は、障害物を回避して、他のインデックステーブルに移
送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体検査装
置において、記録媒体を、隣接する処理ステーションの
インデックステーブル間で移送するために使用される記
録媒体ハンドリング機構に関する。特に、この発明は、
被検査体であるディスク等の記録媒体を、媒体欠損箇所
検出ステーションのインデックステーブルと光学検査用
のインデックステーブルとの間で、最短の距離でもっ
て、光学系構成要素等の障害物に邪魔されることなく、
簡単に移送することができる記録媒体ハンドリング機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、情報記録媒体として使用され
るガラス製のディスク形状の記録媒体(以下、単に“デ
ィスク”ともいう)を検査するための装置としては、被
検査体である複数のディスクを同時に載置保持するター
ンテーブルを備え、該ターンテーブルの外周に沿って複
数の処理ステーションを配設したものが知られている。
【0003】前記ターンテーブルは、メインモータによ
って回転駆動されるものであり、その円周方向にディス
ク保持部を有する。前記ターンテーブルの外周には、そ
れぞれの前記ディスク保持部に対応して、複数の処理ス
テーションが設けられている。前記複数の処理ステーシ
ョンは、典型的には、ディスク供給ステーションと、デ
ィスク欠損箇所検出ステーションと、光学式表面検査ス
テーションと、ディスク反転ステーションと、光学式裏
面検査ステーションと、ディスク排出ステーションとで
あり、これらのステーションは、所定の処理順序に対応
する所定の方向に順次配列されている。
【0004】先ず、前記ディスク供給ステーションで
は、前記ターンテーブルの回転によって該供給ステーシ
ョンに対向する位置にきたディスク保持部に対して、検
査すべきディスクを供給する。このようにディスクの供
給を受けた前記ディスク保持部では、前記ディスクを保
持する。その後、前記ターンテーブルが前記所定の方向
に1ステップ回転することにより、前記ディスク保持部
に保持されたディスクは、次のディスク欠損箇所検出ス
テーションの位置に移動され、ここでは、被検査体であ
る略ドーナツ形状の前記ディスクの内周縁部における欠
損(欠け)の有無が検査される。
【0005】そして、前記ターンテーブルが前記所定の
方向にさらに1ステップ回転することにより、前記ディ
スク保持部は、光学式表面検査ステーションの位置に移
動され、該光学式表面検査ステーションでは、前記保持
されたディスクの表面における光学的特性が適切なもの
であるか否か等を検査する。その後、前記ターンテーブ
ルがさらに1ステップ回転すると、前記ディスク保持部
は、ディスク反転ステーションに対面する位置に移動さ
れ、該ディスク反転ステーションによって前記保持され
たディスクの180°表裏反転がなされる。さらに、前
記ターンテーブルの次の1ステップ回転により、前記デ
ィスク保持部は光学式裏面検査ステーションの位置に移
動され、該光学式裏面検査ステーションでは、前記保持
されたディスクの裏面における光学的特性等が適切なも
のであるか否かを検査する。最後に、前記ターンテーブ
ルがさらに1ステップ回転すると、前記ディスク保持部
は最後のディスク排出ステーションの位置に移動され、
このディスク排出ステーションを介して、上記のような
各種のステーションによる処理を終えた前記ディスクが
装置外の所定位置に排出されることになる。
【0006】そして、前記ターンテーブルのさらなる1
ステップ回転により、前記ディスク保持部は再びディス
ク供給ステーションに対向する位置に戻され、該ディス
ク保持部に新たに供給されるディスクについて、上記の
処理が繰り返される。もちろん、以上のような動作サイ
クルは、前記ターンテーブル上の各ディスク保持部ごと
に行われることになる。すなわち、前記ターンテーブル
を所定角度(すなわち、1ステップ)ずつ回転させるこ
とによって、各前記ディスク保持部に保持されるディス
クに対して前記複数の処理ステーションによる一連の処
理が順次行なわれるよう構成されている。なお、各前記
ディスク保持部と前記ステーションとの間におけるディ
スクのやりとりは、それぞれ、適宜のディスクハンドリ
ング機構によって行われるようになっており、前記ディ
スク保持部はこのようなディスクハンドリング機構の一
部を構成するものである。
【0007】ところで、前記ディスク欠損箇所検出ステ
ーションでの検査が終了したディスクは、前記ディスク
ハンドリング機構を介して、該ディスク欠損箇所検出ス
テーションのインデックステーブルから、前記光学式表
面検査ステーション、ディスク反転ステーションおよび
光学式裏面検査ステーション(以下、これらのステーシ
ョンを総称して光学検査ステーションという)のインデ
ックステーブル(以下、光学検査用のインデックステー
ブルともいう)上に移送される必要があるが、この際、
対応する前記ディスクハンドリング機構を介して、特
に、前記光学検査ステーションの光学系構成要素等の障
害物によって邪魔されないよう、すなわち、前記光学系
構成要素等の障害物との衝突を回避しながら、前記ディ
スクの移送を行う必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ディスク検査装置では、上述のように前記ディスク欠損
箇所検出ステーションのインデックステーブルからこれ
に隣接した前記光学検査用のインデックステーブルに移
送するためのディスクハンドリング機構は、図2に略示
するように、2軸に沿った2方向の移送を別々の駆動手
段を使用して行うことが必要であった。すなわち、図2
の(A)に示す方式によると、障害物としての前記光学
系構成要素等との衝突を回避するために、前記ディスク
Dを、先ずX軸方向に移送し、しかる後、Y軸方向に移
送することによって、前記光学検査用のインデックステ
ーブルIDX(図では、その一部分のみを示している)
に対して位置決めしている。また、図2の(B)に示す
方式によると、前記ディスクを、先ずX軸方向に移送
し、しかる後、矢印θ方向に略90°回転させることに
よって、前記光学検査用のインデックステーブルIDX
に対して位置決めしている。
【0009】このように、上記タイプの従来のディスク
検査装置にあっては、上述のようにディスクを前記ディ
スク欠損箇所検出ステーションのインデックステーブル
から前記光学検査用のインデックステーブルに移送する
際、障害物を回避するために、2軸に沿った2方向の移
送を別々の駆動手段を使用して行っているので、構造が
複雑化するとともに、コストが高くなっていた。また、
このような2軸に沿った移送では、必要な移送距離が長
くなっていたため、装置を小型化できなかった。
【0010】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、記録媒体検査装置において、簡単な構成により、媒
体欠損箇所検出ステーションおよび光学検査ステーショ
ンのインデックステーブル間で、最短の移送距離でもっ
て、障害物を適切に回避しながら、記録媒体を適切に移
送することが可能な記録媒体ハンドリング機構を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ターンテーブルと、該ターンテーブル
の外周に沿って媒体欠損箇所検出ステーションおよび光
学検査ステーションを配設した記録媒体検査装置におい
て、前記媒体欠損箇所検出ステーションのインデックス
テーブルとこれに隣接した前記光学検査ステーションの
インデックステーブルとの間で記録媒体を移送するため
の記録媒体ハンドリング機構であって、前記ターンテー
ブルに固定された回転シャフトを介して往復回動可能に
設けられたクランクと、一端が前記クランクに連結され
ていて、一方の前記インデックステーブルから移送すべ
き記録媒体をピックアップして保持するための媒体保持
部を他端に備え、且つ、その長手方向略中間部分に長尺
のスライドガイドを有する作動アームとを具備してい
る。前記作動アームは、前記クランクを介して、前記回
転シャフトの第1の方向への回動に応じて、前記移送す
べき記録媒体を前記媒体保持部によりピックアップして
保持するよう回動し、また、前記回転シャフトの第2の
方向への回動に応じて、保持した前記記録媒体を他方の
前記インデックステーブルに移送するよう回動可能にな
っている。さらに、前記記録媒体ハンドリング機構は、
前記回転シャフトから離隔した箇所において前記ターン
テーブルに取り付けられていて、前記作動アームの前記
スライドガイドに摺接しており、これにより、前記回転
シャフトと共働して前記作動アームを2点支持したフリ
ー回転支持軸を具備している。前記スライドガイドと前
記フリー回転支持軸とは、スライド機構を構成してい
る。
【0012】前記スライド機構により、前記作動アーム
は、前記回転シャフト、従って前記クランクの前記第2
の方向への回動に応じて、前記媒体保持部が先ず一方の
前記インデックステーブル(例えば、前記媒体欠損箇所
検出ステーションのインデックステーブル)から略直線
的に遠ざかる方向に移動しながら、前記他方のインデッ
クステーブル(例えば、前記光学検査ステーションのイ
ンデックステーブル)に向けて回動できるようになって
いる。つまり、この作動アームが前記第2の方向の回動
するとき、前記媒体保持部は、前記作動アームの長さに
よって規定される本来の半径より、前記クランクおよび
スライドガイド機構の作用によって許容される遊び長さ
分だけ小さな半径で、基端側に弧状湾曲した移動軌跡を
描きながら移動する。このような弧状湾曲軌跡を描くこ
とにより、前記媒体保持部に保持された記録媒体は、前
記他方のインデックステーブル上の障害物、例えば、前
記光学検査ステーションの光学構成要素等の障害物にぶ
つかることなく、該他方のインデックステーブルに最短
距離で移送されることができる。
【0013】例えば、前記回転シャフトが前記第2の方
向に270°回動するのに応じて、前記作動アームが、
前記クランクおよびスライド機構を介して、前記第2の
方向に90°回動するよう構成されていてよい。
【0014】また、前記フリー回転支持軸は、任意の昇
降シャフトの例えばシリンダ形状をした上端部におい
て、該昇降シャフトに対して回転自在に且つ該昇降シャ
フトと共に昇降可能に支持されていてよい。このような
フリー回転支持軸の昇降により、前記作動アームの他端
の前記媒体保持部は、必要に応じて、前記媒体欠損箇所
検出ステーションのインデックステーブルおよび前記光
学検査ステーションのインデックステーブルの高さ(上
下方向)位置に合わせて上下移動することができる。さ
らに、前記回転シャフトおよび昇降シャフトは、前記タ
ーンテーブルと一体的に回転可能で且つ該ターンテーブ
ルに対して所定方向に移動可能なベース部に支持されて
いてよい。このような移動可能なベース部を介して、前
記作動アームの媒体保持部は、必要に応じて、前記媒体
欠損箇所検出ステーションのインデックステーブルおよ
び前記光学検査ステーションのインデックステーブルの
左右方向位置に合わせて移動でき、その左右方向位置を
微調整されることができる。
【0015】本発明は、前記記録媒体がガラス製のディ
スク形状の媒体である場合に、最も有効に適用され得
る。しかし、もちろん、その他の材質および形状の記録
媒体用の検査装置に適用することも可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に従って詳細に説明する。
【0017】図1に例示するように、この発明を適用し
たディスク検査装置は、その概略構成において上述した
従来例と同様であり、被検査体であるガラス製のディス
クDを同時に複数載置保持するターンテーブル2と、該
ターンテーブル2の外周に沿って複数の処理ステーショ
ンとからなっている。
【0018】前記ターンテーブル2は、メインモータ
(図示せず)によって回転駆動されるものであり、該タ
ーンテーブル2には、前記複数の処理ステーションに対
応して、その円周方向に沿って相互に離隔して複数の媒
体保持部であるディスク保持部(例えば、図1における
符号4の部分)が設けられている。前記処理ステーショ
ンは、ディスク供給ステーション(図示省略)と、ディ
スク欠損箇所検出ステーションP1と、光学式表面検査
ステーション、ディスク反転ステーションおよび光学式
裏面検査ステーションを含む光学検査ステーションP2
と、ディスク排出ステーション(図示省略)とであり、
これらの処理ステーションは、所定の処理順序に対応す
る所定の方向(図1の例では、時計回り逆方向)に順次
配列されている。
【0019】すなわち、前記ディスク供給ステーション
では、前記ターンテーブル2の回転によって該供給ステ
ーションに対向する位置にきた特定のディスク保持部4
に対して、検査すべきディスクDを供給する。前記ター
ンテーブル2が前記所定の方向に1ステップ回転するこ
とにより、前記特定のディスク保持部4に保持されたデ
ィスクDは、ディスク欠損箇所検出ステーションP1の
位置に移動され、その内周縁部における欠損(つまり、
欠け)箇所の有無が検査される。次に、前記ターンテー
ブル2が同方向にさらに1ステップ回転することによ
り、前記光学検査ステーションP2の光学式表面検査ス
テーションでは、前記保持されたディスクDの表面にお
ける光学的特性を検査する。その後、前記ターンテーブ
ル2がさらに1ステップ回転すると、前記光学検査ステ
ーションP2のディスク反転ステーションによって、前
記保持されたディスクDの180°表裏反転がなされ
る。さらに、前記ターンテーブル2の次の1ステップ回
転により、前記光学検査ステーションP2の光学式裏面
検査ステーションでは、前記保持されたディスクDの裏
面における光学的特性を検査する。最後に、前記ターン
テーブル2がさらに1ステップ回転すると、前記特定の
ディスク保持部4はディスク排出ステーションの位置に
移動され、このディスク排出ステーションを介して、上
記のような各種の処理ステーションによる処理を終えた
前記ディスクDが装置外の所定位置に排出されることに
なる。
【0020】なお、従来技術について上述したように、
前記ディスク欠損箇所検出ステーションP1での検査が
終了したディスクDは、図示のディスクハンドリング機
構Hを介して、該ディスク欠損箇所検出ステーションP
1のインデックステーブル6から前記光学検査用のイン
デックステーブル8上に、様々な光学系構成要素等の障
害物との衝突を回避しながら適切に移送される必要があ
る。
【0021】図1は、このようにディスク欠損箇所検出
ステーションP1のインデックステーブル6から前記光
学検査用のインデックステーブル8上にディスクDを移
送するよう構成された、この発明の一実施の形態に係る
ディスクハンドリング機構Hを示す平面図である。
【0022】すなわち、図1に示すディスクハンドリン
グ機構Hは、ターンテーブル2の表面に固定され該ター
ンテーブル2と一体的に回転する中空直方体状のベース
部10と、該ベース部10の一角部付近において、該ベ
ース部10中を通って上方に突出した回転シャフト12
とを有する。前記回転シャフト12の下端は、ベース部
10の内またはその下方において、クランク回転駆動手
段であるローカルローカルモータ13に連結されてい
る。前記ベース部10の上方に突出した回転シャフト1
2の上端には、クランク14の一端が連結されている。
こうして、該クランク14は、回転シャフト12を介し
て、ローカルローカルモータ13によって第1の方向
(図における時計回り方向)および第2の方向(図にお
ける時計回り逆方向)に回動可能になっている。また、
前記ベース部10は、エアシリンダその他の適当な駆動
手段を介して前記ターンテーブル2に対して矢印X方向
にわずかに移動可能に設けられている。このようにベー
ス部10をX方向に移動可能にした理由は、従来もそう
であったように、インデックステーブル6,8間および
各インデックステーブル6,8とターンテーブル2との
間に不可避的に発生する製造、組立て上の固有の誤差を
解消するための位置的な微調整が必要となるからであ
る。
【0023】また、前記ベース部10の他の角部(例え
ば、前記ベース部10における前記一角部とは対角線方
向に離隔した角部)付近には、昇降シャフト16が設け
られている。該昇降シャフト16は、その下端がエアシ
リンダその他適当な昇降駆動手段(図示省略)に連結さ
れており、該駆動手段によって上下動可能(図1の紙面
に垂直な方向に移動可能)になっている。この昇降シャ
フト16の上端部分は、上方に開口したシリンダ形状と
なっている。前記昇降シャフト16の上方に開口したシ
リンダ形状の上端部分には、後述する目的で、該昇降シ
ャフト16に対して水平方向に回転自在なフリー回転支
持軸18の下端部が収納されている。
【0024】長尺の作動アーム20は、その一端部にお
いて、前記クランク14に連結されている。また、該長
尺の作動アーム20は、その略中間部に長手方向のスラ
イドガイド溝22を有しており、前記フリー回転支持軸
18は、その上端部において、該スライドガイド溝22
に対して摺動可能に係合している。こうして、前記作動
アーム20のスライドガイド溝22とフリー回転支持軸
18とは、スライド機構SLを構成している。前記作動
アーム20は、その一端部および略中間部において前記
クランク14およびフリー回転支持軸18によって支持
されている。つまり、該作動アーム20は、前記クラン
ク14を介した回転シャフト12およびフリー回転支持
軸18との共働により、2点支持されている。さらに、
作動アーム20の他端部、すなわち先端部には、移送す
べきディスクDを表裏方向に保持するためのディスク保
持部4が設けられている。なお、好ましい実施の形態に
おいて、昇降シャフト16の昇降に伴って、回転シャフ
ト12、および、これに連結された作動アーム20も、
所定の上昇位置と下降位置との間を上下可能に構成され
ている。
【0025】前記ディスク欠損箇所検出ステーションP
1のインデックステーブル6から前記光学検査用のイン
デックステーブル8上にディスクDを移送すべき場合に
おける、上記ディスクハンドリング機構Hの動作を、図
1を参照して説明する。初期状態において、前記作動ア
ーム20のディスク保持部4は、前記ディスク欠損箇所
検出ステーションP1のインデックステーブル6と前記
光学検査用のインデックステーブル8との間に位置し、
且つ、前記所定の上昇位置にあると仮定する。また、こ
の初期状態において、前記昇降シャフト16上端部のフ
リー回転支持軸18は、作動アーム20のスライドガイ
ド溝22の長手方向略中央に係合していると仮定する。
【0026】すなわち、先ず、昇降シャフト16が前記
昇降駆動手段により所定の位置に下降し、さらに、前記
クランク14が、ローカルローカルモータ13により駆
動される回転シャフト12を介して、前記第1の方向に
適宜回転することによって、前記作動アーム20の先端
に取り付けられたディスク保持部4が、ディスク欠損箇
所検出ステーションP1のインデックステーブル6上に
載置されているディスクDを公知の方法でピックアップ
してこれを保持する。そして、このようにしてディスク
保持部4によるディスクDの挟持が完了すると、前記昇
降駆動手段により前記昇降シャフト16が上昇し、しか
る後、ローカルローカルモータ13により駆動される回
転シャフト12を介してクランク14が第2の方向に2
70°回動する。
【0027】上記のようにクランク14が前記第2の方
向に270°回動することにより、該クランク14に連
結され、且つ、そのスライドガイド溝22において前記
昇降シャフト16上端のフリー回転支持軸18と係合し
た作動アーム20は、二点鎖線(1)、(2)および
(3)によって例示するように、前記第2の方向に90
°回動する動作を行う。ちなみに、図1において、二点
鎖線(1)は、図1の実線で示す位置から前記第2の方
向に回動し始めた作動アーム20を示し、二点鎖線
(2)は、前記第2の方向にさらに回動した作動アーム
20を示し、二点鎖線(3)は、前記実線で示す位置か
ら前記第2の方向に90°回動完了した作動アーム20
を示す。
【0028】すなわち、クランク14が前記第2の方向
に最初の90°範囲を回動するのに伴ない、前記作動ア
ーム20は、前記スライド機構SLの作用により、図1
の二点鎖線(1)で示すように、先ず前記ディスク欠損
箇所検出ステーションP1のインデックステーブル6か
ら略直線的に遠ざかる方向に移動しながら、前記回転シ
ャフト12を中心として前記第2の方向に回動し始め
る。このような前記ディスク欠損箇所検出ステーション
P1のインデックステーブル6から略直線的に遠ざかる
方向への移動により、前記ディスク保持部4にディスク
Dを保持した作動アーム20は、隣接する光学検査用の
インデックステーブル8からも略直線的に遠ざかること
ができる。この間、前記スライド機構SLにおいて、フ
リー回転支持軸18は、スライドガイド溝22に対し
て、その先端方向(すなわち、ディスク保持部4に近づ
く方向)に相対的に摺動する。
【0029】次に、クランク14が前記第2の方向に次
の90°範囲を回動するのに伴ない、前記作動アーム2
0は、前記スライド機構SLの作用により、図1の二点
鎖線(2)で示すように、前記ディスク欠損箇所検出ス
テーションP1のインデックステーブル6およびこれに
隣接した前記光学検査用のインデックステーブル8から
略直線的に遠ざかる方向にさらに移動しながら、前記第
2の方向にさらに回動する。
【0030】さらに、クランク14が前記第2の方向に
最後の90°範囲を回動するのに伴ない、前記作動アー
ム20は、前記スライド機構SLの作用により、図1の
二点鎖線(3)で示すように、前記ディスク保持部4が
前記光学検査用のインデックステーブル8に十分に近接
するまで、第2の方向にさらに回動する。この間、前記
スライド機構SLにおいて、フリー回転支持軸18は、
スライドガイド溝22の基端側(すなわち、クランク1
4側)に相対的に摺動することになる。
【0031】上記のように、この実施の形態に係るディ
スクハンドリング機構Hにおいては、クランク14によ
って回転される作動アーム20に形成されたスライドガ
イド溝22と、該スライドガイド溝22に係合したフリ
ー回転支持軸18とでスライド機構SLを構成してお
り、該スライド機構SLを介して、ディスク保持部4に
よってディスクDを保持した前記作動アーム20は、前
記クランク14が前記第2の方向に270°回動するの
に応じて、前記ディスク欠損箇所検出ステーションP1
のインデックステーブル6およびこれに隣接した前記光
学検査用のインデックステーブル8から遠ざかる方向に
略直線的に移動しながら、前記ディスク欠損箇所検出ス
テーションP1のインデックステーブル6に対向した位
置から前記光学検査用のインデックステーブル8に近接
する位置まで前記第2の方向に90°回動できるように
なっている。この際、以上のような前記インデックステ
ーブル6およびこれに隣接したインデックステーブル8
から略直線的に遠ざかる方向への移動により、前記作動
アーム20は、そのディスク保持部4が、前記作動アー
ムの長さによって規定される本来の半径より、前記クラ
ンク14およびスライドガイド機構の作用によって許容
される遊び長さ分だけ小さな半径で、基端側に弧状湾曲
した軌跡を描きながら、これらのインデックステーブル
6,8に衝突することなく、前記第2の方向に回動でき
る。このようにして、前記作動アーム20の先端のディ
スク保持部4に保持されたディスクDは、前記ディスク
欠損箇所検出ステーションP1のインデックステーブル
6および前記光学検査用のインデックステーブル8上の
障害物、特に、光学系構成要素等にぶつかることなく、
前記インデックステーブル6からインデックステーブル
8に適切に移送されることができる。
【0032】なお、前記作動レバー20にスライドガイ
ド溝22を設ける代わりに、フリー回転支持軸18が前
記作動レバー20の長手方向に摺動する案内をするガイ
ドレール等その他適宜の形態のスライドガイドを設けて
もよい。また、上記の説明は、前記ディスク欠損箇所検
出ステーションのインデックステーブルから前記光学検
査用のインデックステーブルにディスクを移送する場合
についてなされたが、この発明は、上記とは逆に、前記
光学検査用のインデックステーブルから前記ディスク欠
損箇所検出ステーションのインデックステーブルにディ
スクを移送するような場合にももちろん適用可能であ
る。
【0033】さらに、この発明の基本原理は、上記のよ
うなガラス製のディスクを検査するディスク検査装置に
限らず、ガラス以外の材料からなるディスク、ディスク
以外の形態の記録媒体を検査する装置にも適用可能であ
る。要するに、本発明は、記録媒体検査装置のある処理
ステーションから他の処理ステーションに、他の装置構
成要素との衝突を適切に回避しながら記録媒体を移送す
る必要がある場合における、該記録媒体ハンドリンク機
構として実施することもできる。従って、この場合に
は、上記実施の形態における“ディスク”という用語
は、“記録媒体”という用語に読み替えられる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、前記
作動アームに形成したスライドガイドとこれに摺接した
フリー回転支持軸とによって構成されたスライド機構に
より、前記作動アームは、前記回転シャフト、従って前
記クランクの前記第2の方向への回動に応じて、媒体保
持部が一方のインデックステーブルから略直線的に遠ざ
かる方向に移動しながら、これに隣接した他のインデッ
クステーブルに向けて回動できるようになっており、こ
の際、前記媒体保持部は、前記作動アームの長さによっ
て規定される本来の回動半径より、前記クランクおよび
スライドガイド機構によって許容される遊び長さ分だけ
小さな半径で、基端側に弧状湾曲した移動軌跡を描きな
がら移動することができる。その結果、本発明は、前記
媒体保持部に保持された記録媒体は、特に前記光学検査
ステーションの光学構成要素その他の障害物にぶつかる
ことなく、前記光学検査ステーションのインデックステ
ーブルに適切に、最短距離で移送されることができる、
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る記録媒体検査装
置におけるディスクハンドリング機構を示す平面図。
【図2】従来のディスク検査装置におけるディスクハン
ドリング機構の問題点を説明する図。
【符号の説明】
P1 ディスク欠損箇所検出ステーション P2 光学検査ステーション 4 ディスク保持部 6,8 インデックステーブル D ディスク 14 クランク 18 フリー回転支持軸 20 作動アーム 22 スライドガイド溝 SL スライド機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターンテーブルと、該ターンテーブルの外
    周に沿って媒体欠損箇所検出ステーションおよび光学検
    査ステーションを配設した記録媒体検査装置において、
    前記媒体欠損箇所検出ステーションのインデックステー
    ブルとこれに隣接した前記光学検査ステーションのイン
    デックステーブルとの間で記録媒体を移送するための記
    録媒体ハンドリング機構であって、前記ターンテーブル
    に固定された回転シャフトを介して往復回動可能に設け
    られたクランクと、一端が前記クランクに連結されてい
    て、一方の前記インデックステーブルから移送すべき記
    録媒体をピックアップして保持するための媒体保持部を
    他端に備え、且つ、その長手方向略中間部分に長尺のス
    ライドガイドを有する作動アームであって、前記クラン
    クを介して、前記回転シャフトの第1の方向への回動に
    応じて、前記移送すべき記録媒体を前記媒体保持部によ
    りピックアップして保持するよう回動し、前記回転シャ
    フトの第2の方向への回動に応じて、保持した前記記録
    媒体を他方の前記インデックステーブルに移送するよう
    回動可能なものと、前記回転シャフトから離隔した箇所
    において前記ターンテーブルに取り付けられていて、前
    記作動アームの前記スライドガイドに摺接しており、こ
    れにより、前記回転シャフトと共働して前記作動アーム
    を2点支持したフリー回転支持軸とを具備し、前記スラ
    イドガイドと前記フリー回転支持軸とによって構成され
    るスライド機構により、前記作動アームが、前記媒体保
    持部が前記インデックステーブルから略直線的に遠ざか
    る方向に移動しながら、隣接した前記他方のインデック
    ステーブルに向けて回動できるようにしたことを特徴と
    する記録媒体ハンドリング機構。
  2. 【請求項2】前記回転シャフトが前記第2の方向に27
    0°回動するのに応じて、前記作動アームが、前記クラ
    ンクおよびスライド機構を介して、前記第2の方向に9
    0°回動する請求項1に記載の記録媒体ハンドリング機
    構。
  3. 【請求項3】 前記フリー回転支持軸が、昇降シャフト
    の上端部に、該昇降シャフトに対して回転自在に且つ該
    昇降シャフトと共に昇降可能に支持されており、前記フ
    リー回転支持軸の昇降により、前記作動アームの他端の
    前記媒体保持部が上下移動可能な請求項1に記載の記録
    媒体ハンドリング機構。
  4. 【請求項4】 前記回転シャフトおよび昇降シャフト
    が、前記ターンテーブルと一体的に回転可能で且つ該タ
    ーンテーブルに対して所定方向に移動可能なベース部に
    支持されている請求項1に記載の記録媒体ハンドリング
    機構。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体がガラス製のディスク形状
    の媒体である請求項1に記載の記録媒体ハンドリング機
    構。
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