JP2001318919A - 中継装置、サーバ装置、端末装置、及びこれを利用した翻訳サーバシステム - Google Patents

中継装置、サーバ装置、端末装置、及びこれを利用した翻訳サーバシステム

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JP2001318919A
JP2001318919A JP2001052359A JP2001052359A JP2001318919A JP 2001318919 A JP2001318919 A JP 2001318919A JP 2001052359 A JP2001052359 A JP 2001052359A JP 2001052359 A JP2001052359 A JP 2001052359A JP 2001318919 A JP2001318919 A JP 2001318919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、利用者の端末装置の性能を問わず、
文書をストレスなく翻訳する機能を提供することを技術
的課題とする。 【解決手段】本発明は、端末装置からサーバ装置への要
求データと、その要求データに対するサーバ装置から端
末装置への応答データとを中継する中継装置であり、そ
の応答データが有する文情報を翻訳する翻訳サーバと通
信する制御部を備え、サーバ装置から受信した応答デー
タが有する文情報を翻訳サーバにて翻訳させ、その翻訳
結果を応答データとして端末装置へ送信するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、翻訳サーバシステ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ワールド・ワイド・ウェッブ(以
下WWWという)や電子メールに代表されるインターネ
ット技術の普及により、国境を意識することなく様々な
情報の入手が可能になった。さらに、このようなインタ
ーネットと自動翻訳プログラムの組み合わせにより、情
報交換における言語の壁を低減する技術も提案されてき
た。
【0003】例えば、特開平9−81549号公報に
は、WWWにアクセスするクライアントシステムと自動
翻訳プログラムとの組み合わせにより、外国語で入手し
た情報を簡易に翻訳するシステムが提案されている。
【0004】また、特開平10−149359号公報に
は、メールサービスと自動翻訳システムとを組み合わ
せ、送受信相手のアドレスに対応させて電子メールを翻
訳すべき言語を設定するシステムが提案されている。こ
のシステムでは、電子メールを受信すると、相手の送信
アドレスに基づき、そのメール本文を自動翻訳する。
【0005】しかし、特開平9−81549号公報記載
のようなシステムでは、クライアント端末においてWW
Wから入手した情報を翻訳していた。この翻訳処理はC
PU負荷が高く、翻訳にある程度の時間を要した。この
ため、このようなシステムでは、クライアント端末に高
性能計算機を用意する必要があった。このクライアント
端末は、数多く使用されるものであるため、このような
システムを実際に導入することは困難であった。
【0006】また、今日、クライアント端末として携帯
端末が普及してきた。しかし、処理能力の低い携帯端末
において自動翻訳システムの利用は、現実的ではなかっ
た。
【0007】さらに、クライアント端末で翻訳を行う
と、同一の情報に複数人がアクセスする場合、各人が翻
訳を実行する必要があり、システム全体として重複した
無駄処理が実行される結果となった。
【0008】一方、特開平10−149359号公報記
載のシステムでは、相手の送受信アドレスに基づき、そ
のメール本文を自動翻訳することを目的とする。しか
し、今日、メールのアドレスを構成するドメイン名が、
必ずしも国別に分類されるとは限らない。従って、通信
相手がますます増加する今日のインターネット環境で
は、このシステムを矛盾なく運用することは困難であっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、利用者
の端末装置の性能を問わず、文書をストレスなく翻訳す
る機能を提供することを技術的課題とする。
【0010】また、本発明は、ネットワークを介して交
信される文書データを翻訳すべきか否かを自動的に判断
して翻訳する技術を提供することを目的とする。
【0011】また、本発明は、このような技術により、
ネットワークを介した文書交換における言語の障壁を低
減するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。
【0013】すなわち、本発明は、端末装置からサーバ
装置への要求データと、その要求データに対するサーバ
装置から端末装置への応答データとを中継する中継装置
であり、その応答データが有する文情報を翻訳する翻訳
部を備え、サーバ装置から受信した応答データが有する
文情報を翻訳し、その翻訳結果を応答データとして端末
装置へ送信するものである。
【0014】また、本発明は、端末装置からサーバ装置
への要求データと、その要求データに対するサーバ装置
から端末装置への応答データとを中継する中継装置であ
り、その応答データが有する文情報を翻訳する翻訳サー
バと通信する制御部を備え、サーバ装置から受信した応
答データが有する文情報を翻訳サーバにて翻訳させ、そ
の翻訳結果を応答データとして端末装置へ送信するもの
でもよい。
【0015】また、応答データの翻訳結果を保持するキ
ャッシュ部をさらに備え、上記制御部は、キャッシュ部
に端末装置からの要求データに対する応答データの翻訳
結果が保持されている場合は、該保持されている翻訳結
果を該要求データに対する応答データとして該端末装置
に送信してもよい。
【0016】すなわち、制御部は、端末装置からの要求
データを受信すると、その要求データに対する応答デー
タで翻訳済みのものがキャッシュ部に保持されているか
否かを検索する。その応答データで翻訳済みのものがキ
ャッシュ部に保持されている場合には、制御部は、その
翻訳済みの応答データにより端末装置に応答する。
【0017】一方、その応答データで翻訳済みのものが
キャッシュ部に保持されていない場合には、制御部は、
サーバ装置に応答データを送信させ、翻訳サーバにその
応答データの有する文情報を翻訳させて、端末装置に応
答する。
【0018】また、本発明は、中継データを翻訳して中
継する第1の中継装置及び中継データを翻訳せずに中継
する第2の中継装置を介してネットワークに接続され、
ネットワークから情報を取得する情報取得部と、その情
報の翻訳指定の有無を認識する翻訳指定認識部と、ネッ
トワークにアクセスするときの中継装置を切り替える経
路切換部とを備え、翻訳指定を認識したときに、第1の
中継装置からネットワークにアクセスして翻訳された情
報を入手し、翻訳指定を認識しないときに、第2の中継
装置からネットワークにアクセスして翻訳されていない
情報を入手する端末装置であってもよい。
【0019】また、本発明は、文情報を記述する主要言
語が規定された内部ネットワークと文情報を記述する言
語の種類が限定されない外部ネットワークとの間でデー
タを中継する中継装置であり、中継されるデータが有す
る文情報の記述言語を判定する記述言語判定部と、文情
報を翻訳する翻訳部とを備え、外部ネットワークからの
データを内部ネットワークに中継する場合において、そ
のデータが有する文情報の記述言語を内部ネットワーク
の主要言語に翻訳するものでもよい。
【0020】また、本発明は、文情報を記述する主要言
語が規定された被サービス端末と、文情報を記述する言
語の種類が限定されない外部通信装置との間でデータの
送受信サービスをするサーバ装置であり、受信されるデ
ータが有する文情報の記述言語を判定する記述言語判定
部と、文情報を翻訳する翻訳部とを備え、外部通信装置
からのデータを受信する場合に、その文情報の記述言語
を被サービス端末の主要言語に翻訳するものでもよい。
【0021】また、本発明は、被サービス端末と外部通
信装置との間でデータの送受信サービスをするサーバ装
置であり、被サービス端末の利用者、データが有する文
情報を翻訳する翻訳言語、及び、被翻訳言語を指定する
利用者情報記憶部と、文情報を翻訳する翻訳部とを備え
たものでもよい。
【0022】また、本発明は、指定された言語に文情報
を翻訳するサーバ装置にネットワークを介して接続され
た端末装置であり、文情報とこの文情報の表示制御情報
とを有する文書データを編集する文書編集部と、サーバ
装置との間で文情報を送受信する送受信部とを備え、サ
ーバ装置に編集中の文書データの一部または編集中の文
書データの全部を指定された言語に翻訳させるものでも
よい。
【0023】本発明は、コンピュータを、上記装置とし
て機能させるプログラムであってもよい。また、本発明
は、そのようなプログラムをコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に記録したものでもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を説明する。 (第1実施形態)以下、本発明の第1実施形態を図1か
ら図8の図面に基いて説明する。
【0025】図1は、本実施形態に係るホームページ翻
訳システムの構成図であり、図2は、図1の訳文キャッ
シュサーバ2及びクライアント装置5のハードウェア構
成図であり、図3は、図1のクライアント装置5で実行
されるホームページ閲覧プログラム(以下ブラウザ6と
いう)の表示画面を示す図であり、図4は、このブラウ
ザ6の環境設定ウィンドウ20を示す図であり、図5
は、このホームページ翻訳システムのキャッシュの方式
を示す図であり、図6及び図7は、クライアント装置5
で実行される制御プログラムの処理を示すフローチャー
トであり、図8は訳文キャッシュサーバ2で実行される
制御プログラムの処理を示すフローチャートである。 <構成>図1に、このホームページ翻訳システムの構成
図を示す。このホームページ翻訳システムは、インター
ネット(外部ネットワークに相当)にアクセスするクラ
イアント装置5(端末装置に相当)と、このクライアン
ト装置5等のインターネットへのアクセスを中継するプ
ロキシサーバ9と、このクライアント装置5とネットワ
ークで接続されたサーバシステム1とからなる。
【0026】また、サーバシステム1は、訳文キャッシ
ュサーバ2(中継装置に相当)と、翻訳サーバ3とから
なっている。本発明のサーバシステム1(訳文キャッシ
ュサーバ2)及びプロキシサーバ9は、クライアント装
置5からの要求データをインターネット上のワールド・
ワイド・ウェッブ・サーバ(以下WWWサーバ7とい
う)に送信し、そのWWWサーバ7からの応答データを
クライアント装置5に送信する機能を備える。
【0027】クライアント装置5は、プロキシサーバ9
または訳文キャッシュサーバ2を介して、WWWサーバ
7にアクセス可能である。
【0028】図2に、訳文キャッシュサーバ2及びクラ
イアント装置5のハードウェア構成図を示す。
【0029】訳文キャッシュサーバ2は、制御プログラ
ムやアプリケーション・プログラムを実行するCPU5
1と、CPU51で実行される制御プログラム等や、C
PU51で処理されるデータを記憶するメモリ52と、
ネットワークにアクセスして通信を実行する通信インタ
ーフェース53と、CPU51が処理するデータを記録
するハードディスク54とを備えている。
【0030】CPU51は、メモリ52に記憶された制
御プログラムを実行し、訳文キャッシュサーバ2として
の機能を提供する。
【0031】メモリ52は、CPU51が実行する制御
プログラムやCPU51が処理するデータを記憶する。
【0032】通信インターフェース53は、CPU51
からの指令により、通信データをネットワークに送出す
る。また、通信インターフェース53は、ネットワーク
からの通信データを受信する。
【0033】ハードディスク54には、CPU51が処
理するデータや、処理が完了したデータを記録する。
【0034】クライアント装置5も、訳文キャッシュサ
ーバ2と同様の機能を有するCPU61、メモリ62、
通信インターフェース63及びハードディスク64を備
えている。これらの他、クライアント装置5は、さら
に、ユーザにデータを表示するCRT65(表示部に相
当)、ユーザがデータを入力するキーボード66及びユ
ーザがCRT65上のメニューやアイコンを操作するた
めのマウス67を備えている。
【0035】図1に示したクライアント装置5は、ブラ
ウザ6(情報取得部に相当)を実行してWWWサーバ7
から提供されるホームページをCRT65上に表示す
る。すなわち、クライアント装置5は、ハイパーテキス
ト・トランスファー・プロトコル(以下httpという)に
より、WWWサーバ7とコネクションを確立する。この
コネクションが確立した状態で、クライアント装置5
は、リクエスト101を送信し、WWWサーバ7からの
応答102を得る。
【0036】この応答102には、ハイパーテキスト・
マークアップ・ランゲージ(以下HTMLという)で記
述されたデータ、画像、音声等が含まれている。クライ
アント装置5は、これらのデータをCRT65に表示す
るのである。
【0037】このクライアント装置5の特徴的な機能
は、ユーザが所定の操作をすることにより、ホームペー
ジの翻訳結果をCRT65に表示するものである。クラ
イアント装置5は、通常、プロキシサーバ9(第2の中
継装置に相当)を介して、WWWサーバ7にアクセスし
ている。
【0038】ホームページを翻訳する場合、クライアン
ト装置5(ブラウザ6を実行するCPU51)は、プロ
キシサーバ9にリクエスト101を送信する代わりに、
訳文キャッシュサーバ2(第1の中継装置に相当)にリ
クエスト103を送信する(ブラウザ6を実行するクラ
イアント装置5のCPU61が経路切換部に相当す
る)。
【0039】訳文キャッシュサーバ2は、リクエスト1
03で要求されるホームページの翻訳結果が自己のハー
ドディスク54に存在するか否かを調べる。
【0040】その情報がハードディスク54に存在する
場合には、訳文キャッシュサーバ2は、その翻訳結果を
応答105に入れて返す(ハーディスク54がキャッシ
ュ部に相当する。以下ハードディスク54を単にキャッ
シュという)。
【0041】その情報がハードディスク54に存在しな
い場合には、訳文キャッシュサーバ2は、WWWサーバ
7にリクエストを発信し、そのホームページを記述する
HTMLデータを応答104として受け取る。さらに、
訳文キャッシュサーバ2は、そのHTMLデータのタグ
(表示制御情報に相当)を除外し、テキスト情報(文情
報に相当)を読み出す。訳文キャッシュサーバ2は、こ
のテキスト情報をネットワーク上の翻訳サーバ3に送信
する。翻訳サーバ3は、受信したテキスト情報を翻訳
し、結果を訳文キャッシュサーバ2に返信する。
【0042】訳文キャッシュサーバ2は、受信した翻訳
結果をHTMLデータ内のテキスト情報に埋め込み、結
果をハードディスク54に保存する。また、訳文キャッ
シュサーバ2は、この翻訳結果が埋め込まれたHTML
データを含む応答105をクライアント装置5に返信す
る。
【0043】クライアント装置5は、応答105を受信
し、これをブラウザ6の画面6bに表示する。これによ
って、WWWサーバ7から提供されたホームページ情報
が翻訳されてクライアント装置5に表示される。
【0044】このように、翻訳されたホームページの情
報が訳文キャッシュサーバ2に保持された状態で、その
ホームページへのリクエスト103が訳文キャッシュサ
ーバ2に発せられると、訳文キャッシュサーバ2は、W
WWサーバ7にアクセスすることなく、保持しているホ
ームページの情報を含む応答105をリクエストを発し
たクライアント装置5に返す。 <ブラウザの画面構成>図3に、ブラウザ6が表示する
画面6bを示す。
【0045】このブラウザ6は、画面6b上に表示メニ
ュー11、マーキングメニュー、環境設定メニュー及
び、ヘルプメニュー、及びホームページ表示領域14を
表示する。
【0046】表示メニュー11には、ソース表示の指
定、フォントの指定及び翻訳12の各選択項目が含まれ
ている。ユーザは、ソース表示によって、ホームページ
を記述するHTML形式のソースデータを表示させるこ
とができる。また、ユーザは、フォントの選択により、
表示する文字データのフォントを設定できる。また、ユ
ーザは、翻訳12(個別翻訳指示部に相当)の選択によ
り、ホームページに表示させる文を翻訳させることがで
きる。
【0047】画面上のマーキングメニューは、アクセス
頻度の高いホームページのアドレス(ユニバーサル・リ
ソース・ロケータ、以下URLという)を記憶させる機
能を提供する。
【0048】環境設定メニューは、ブラウザ6がネット
ワーク上のホームページにアクセスする条件や、画面6
b等に表示する条件を設定する機能を提供する。環境設
定メニューの選択により、図4の環境設定ウィンドウ2
0が表示され、現状の設定値を表示する。ユーザは、そ
の設定を変更し、保存することで、ブラウザ6に所望の
動作をさせることができる。
【0049】翻訳ボタン13(個別翻訳指示部に相当)
は、表示メニュー11の翻訳12と同様、翻訳指示機能
を提供する。すなわち、ユーザが翻訳ボタン13押す
と、表示されているホームページのテキスト情報が翻訳
される。
【0050】今、ホームページ表示領域14には、英文
と和文が対訳モードで表示されている。対訳モードと
は、図3のように、英文と、その訳文である和文を交互
に表示するモードをいう。
【0051】ユーザは、表示メニュ−11の翻訳12の
選択、または、翻訳ボタン13の押下により、英文画面
と翻訳画面(図3の場合は対訳モードの画面)を交互に
切り換えることができる。 <環境設定ウィンドウ>図4に環境設定ウィンドウ20
の構成を示す。この環境設定ウィンドウ20は、上述の
ように、環境設定メニューの選択が検出されると表示さ
れる。
【0052】図4のように、環境設定ウィンドウ20
は、ウィンドウの上部から順に、ホームページ翻訳ポリ
シー指定欄21、訳文表示モード指定欄22、プロキシ
サーバ指定欄23、訳文キャッシュサーバ指定欄24、
ポート番号指定欄25、OKボタン26及びキャンセル
ボタン27を備えている。
【0053】ホームページ翻訳ポリシー指定欄21は、
ホームページの翻訳を自動的に実行するか手動で実行す
るかを指定する。このため、ホームページ翻訳ポリシー
指定欄21には、互いに排他的に設定される自動翻訳ボ
タン21a(自動翻訳指示部に相当)と手動翻訳ボタン
21bとが設けられている。
【0054】ホームページ翻訳ポリシー指定欄21が自
動に設定されていると(自動翻訳ボタン21aがオンの
場合)、ホームページの翻訳が自動的に実行される。こ
の設定では、ユーザの画面に操作によって、リクエスト
101がプロキシサーバサーバ9に発信される代わり
に、常にリクエスト103が訳文キャッシュサーバ2に
送付される。すなわち、ホームページの情報は、常に訳
文キャッシュサーバ2を介して入手される。
【0055】一方、ホームページ翻訳ポリシー指定欄2
1が手動に設定されていると(手動翻訳ボタン21bが
オンのとき)、ブラウザ6はリクエスト101をプロキ
シサーバ9を介してWWWサーバ7に送る。そのため、
ブラウザ6は、通常は、応答102に含まれるオリジナ
ルのホームページ情報を表示する。このような表示中
に、クライアント装置5が、ユーザによる表示メニュー
11内の翻訳12の選択、または、翻訳ボタン13の押
下を検出すると、表示しているホームページのURL
(識別子に相当)を含むリクエスト103を訳文キャッ
シュサーバ2に送付する。これにより、上述と同様に、
訳文キャッシュサーバ2から翻訳されたホームページ情
報を含む応答105が返され、ホームページ表示領域1
4に表示される。
【0056】訳文表示モード指定欄22は、ホームペー
ジの翻訳を表示する表示の仕方を変更させる機能を提供
する。この訳文表示モードには、全文翻訳モード、対訳
表示モード、及び2画面表示モードの三種類が提供され
る。
【0057】全文翻訳モードとは、英文ホームページの
全文が和文に翻訳されるモードである。すなわち、オリ
ジナルのホームページに含まれるテキスト情報の原文を
訳文で置き換えて、ホームページが表示される。
【0058】対訳表示モードとは、そのテキスト情報を
文節ごとに区切り、原文と訳文の両方をホームページに
表示するモードである。図3に示すホームページ表示領
域14の表示は、対訳表示の一例である。
【0059】2画面表示モードとは、原文で表示するホ
ームページと、訳文で表示するホームページの、2画面
を表示するモードである。 <キャッシュの方式>図5に、ホームページ翻訳システ
ムのキャッシュ方式の概要を示す。図5に示すように、
このホームページ翻訳システムにおいては、プロキシサ
ーバ2aが、訳文キャッシュサーバ2として機能する。
すなわち、プロキシサーバ2aが、クライアント装置5
a、5b等からのリクエスト103a、103bを受信
し、そのリクエスト103a等を中継する際に、そのリ
クエスト103a等に応答すべきホームページの翻訳結
果がキャッシュに保持されているか、否かを検索する。
【0060】すでに、リクエスト103a等に対応する
翻訳結果が保持されている場合には、プロキシサーバ1
aは、WWWサーバ7への中継や翻訳サーバ3への翻訳
依頼をせず、保持している翻訳済みのホームページの情
報により、クライアント装置5a等に応答する。
【0061】この処理では、URLに基づくキャッシュ
が妥当である。つまり、リクエスト103a等で指定さ
れたURLに基づくハードディスク54内のアドレス
に、翻訳済みのホームページの情報を格納しておく。そ
して、次にそのホームページへのリクエスト103等が
あったときに、そのURLに基づいてハードディスク5
4(キャッシュ)を検索すればよい。この処理におい
て、URLをキャッシュのキーという。
【0062】しかし、上述のように、本実施形態におい
ては、翻訳表示モード(翻訳仕様に相当)として、全文
翻訳モード、対訳表示モード、及び2画面表示モードの
三種類が提供される。このため、単に要求されているホ
ームページのURLを使用してキャッシュにアクセスす
る方式とすると、これら三種類の表示モードの区別がで
きない。
【0063】したがって、例えば、全文翻訳モードに設
定されたクライアント装置5aからhttp://abcd.comと
いうURLで示されるホームページにリクエスト103
aが発せられ、そのホームページの内容が全文翻訳モー
ドでキャッシュに保持されたと仮定する。次に、対訳表
示モードに設定されたクライアント装置5bから同一の
ホームページにリクエスト103bが発せられたとす
る。
【0064】この場合、プロキシサーバ1aは、URL
からは全文翻訳モードで表示されるホームページか対訳
表示モードで表示されるホームページかを区別できな
い。このため、対訳表示モードに設定されたクライアン
ト装置5bからのリクエスト103bに対して、全文翻
訳モードで表示されるホームページの情報がキャッシュ
上でヒットしてしまう。その結果、対訳表示モードに設
定されたクライアント装置5bに全文翻訳モードのホー
ムページが表示されてしまう。
【0065】このような不都合を回避するため、このホ
ームページ翻訳システムでは、URLの末尾に訳文表示
モードを指定する情報が付加される。例えば、全文翻訳
モードに設定されたクライアント装置5aからのリクエ
スト103aには、http://abcd.com/AsAWholeというU
RLが指定される。
【0066】プロキシサーバ1aは、このURLに基づ
き、http://abcd.com指定されるホームページが全文翻
訳モードでキャッシュされているか否か検索する。キャ
ッシュ上で、この検索がヒットすれば、そのホームペー
ジの情報を返信する。
【0067】プロキシサーバ1aは、キャッシュがヒッ
トしない場合、AsAWholeという末尾の文列字を除いて、
http://abcd.comをURLとして指定したリクエスト1
03cを生成し、これをWWWサーバ7に送る。次にプ
ロキシサーバ1aは、その応答として得られたHTML
データに含まれるテキスト情報を翻訳サーバ3に翻訳さ
せる。次に、プロキシサーバ1aは、翻訳結果を用い
て、全文翻訳モードでHTMLデータを修正し、http:/
/abcd.com/AsAWholeというURLをキーにしてキャッシ
ュに保持する。最後に、プロキシサーバ1aは、その修
正後のHTMLデータをクライアント装置5aに返信す
る。
【0068】一方、対訳表示モードに設定されたクライ
アント装置5bからのリクエスト103bには、http:/
/abcd.com/SideBySideというURLが指定される。プロ
キシサーバ1aは、このURLに基づき、http://abcd.
com指定されるホームページが対訳翻訳モードでキャッ
シュされているか否か検索する。キャッシュ上で、この
検索がヒットすれば、そのホームページの情報を返信す
る。検索がヒットしない場合は、上記と同様にしてWW
Wサーバ7へのリクエスト103c、翻訳サーバへの依
頼、受信したHTMLデータの修正、キャッシュへの格
納(この場合、http://abcd.com/SideBySideというUR
Lをキーにする)、応答103bの返信を実行する。 <作用と効果>図6及び図7は、クライアント装置5の
処理を示すフローチャートである。また、図8は、訳文
キャッシュサーバ2の処理を示すフローチャートであ
る。クライアント装置5、及び、訳文キャッシュサーバ
2は、これらの処理を実行し、ホームページ翻訳システ
ムの機能を提供する。
【0069】図6に示すように、クライアント装置5
は、CPU51においてブラウザ6を実行し、ユーザか
らのURL入力を待つ(S1)。なお、ブラウザ6が実
行された直後では、クライアント装置5は、初期ホーム
ページを表示する。
【0070】S1の処理において、ユーザからのURL
入力を検出すると、クライアント装置5は、自動翻訳ボ
タン21aがオンか否かを判定する(S2)。
【0071】自動翻訳ボタン21aがオンの場合、クラ
イアント装置5は、訳文取得処理を実行する(S3)。
一方、自動翻訳ボタン21aがオンでない(手動翻訳ボ
タン21bがオン)の場合、クライアント装置5は、原
文でHTMLデータを取得する(S4)。
【0072】次にクライアント装置5は、訳文または原
文で、ホームページを表示する(S5)。
【0073】図7は、訳文取得処理を示すフローチャー
トである。この処理では、クライアント装置5は、ホー
ムページを記述するHTMLデータの訳文を取得する。
【0074】まず、クライアント装置5は、プロキシサ
ーバを通常のものから訳文キャッシュサーバ2に切り換
える(S30)。
【0075】次に、クライアント装置5は、訳文表示モ
ードが対訳モードか否か(全文翻訳モードか)を判定す
る(S31)。訳文表示モードが全文翻訳モードの場
合、クライアント装置5は、ユーザ指定のURLに全文
翻訳モードの指定(AsAWhole)を追加する(S32)。
【0076】一方、訳文表示モードが対訳モードの場
合、クライアント装置5は、ユーザ指定のURLに対訳
モードの指定(SideBySide)を追加する(S33)。
【0077】次に、クライアント装置5は、この訳文キ
ャッシュサーバ2に、上記URLを指定してリクエスト
を送信する(S34)。クライアント装置5は、この状
態で、訳文キャッシュサーバ2からの応答を待つ(S3
5)。
【0078】応答がない場合(S36の判定でNOの場
合)、不図示のキャンセルボタンが押下された否かを確
認する(S37)。不図示のキャンセルボタンが押下さ
れたことを検出すると(S37の判定でYESの場
合)、クライアント装置5は、処理を終了する。不図示
のキャンセルボタンが押下されたことを検出できないと
き(S37の判定でNOの場合)、クライアント装置5
は、再び応答待ち(S35)に戻る。
【0079】応答があった場合、クライアント装置5
は、訳文表示モードが2画面モードか否かを判定する
(S38)。2画面モードの場合、クライアント装置5
は、訳文表示用のブラウザ6bを起動し(S39)、訳
文取得処理を終了する。
【0080】訳文表示モードが2画面モードでない場
合、クライアント装置5は、そのまま訳文取得処理を終
了する。
【0081】図8は、訳文キャッシュサーバ2の処理を
示すフローチャートである。
【0082】まず、訳文キャッシュサーバ2は、リクエ
ストを受信する(S11)。次に、訳文キャッシュサー
バ2は、そのリクエストに指定されているURLに対応
するHTMLデータがキャッシュに存在するか否かを判
定する(S12)。そのHTMLデータがキャッシュに
存在する場合、キャッシュより翻訳結果を取得し(S2
0)、応答を返す(S21)。
【0083】一方、URLに対応するHTMLデータが
キャッシュに存在しない場合、URLから訳文表示モー
ド指定(AsAWholeまたはSideBySide)を除き、WWWサ
ーバ7より、HTMLファイルを取得する(S13)。
【0084】次に、訳文キャッシュサーバ2は、訳文表
示モードが対訳か否か(全文翻訳か)を判定する(S1
4)。訳文表示モードが対訳の場合、訳文キャッシュサ
ーバ2は、翻訳サーバ3に対訳を通知する(S15)。
【0085】一方、訳文表示モードが対訳でない(全文
翻訳の)場合、訳文キャッシュサーバ2は、翻訳サーバ
3に全文翻訳を通知する(S16)。
【0086】次に、訳文キャッシュサーバ2は、翻訳サ
ーバ3に翻訳を依頼する(S17)。次に、訳文キャッ
シュサーバ2は、翻訳サーバ3から翻訳結果を取得する
(S18)。
【0087】次に、訳文キャッシュサーバ2は、翻訳結
果をキャッシュに格納する(S19)。このとき、キャ
ッシュを検索するためのキーとして、訳文表示モードの
指定(AsAWholeまたはSideBySide)付きのURLが使用
される。
【0088】次に、訳文キャッシュサーバ2は、翻訳結
果によって応答を返し(S21)、処理を終了する。
【0089】以上述べたように、本実施形態に係るホー
ムページ翻訳システムでは、訳文キャッシュサーバ2に
翻訳結果が保持されるので、同一のホームページが複数
回アクセスされたときに、翻訳されたホームページの表
示が高速化される。また、複数のクライアント装置5等
から同一のホームページがアクセスされた場合も、ホー
ムページの翻訳が繰り返されることはない。
【0090】また、本実施形態において、ネットワーク
上の翻訳サーバ3が翻訳を実行する。従って、クライア
ント装置5の資源(メモリ62の容量やCPU61性能
等)の如何によらず、翻訳を実行できる。すわなち、ク
ライアント装置5が能力の低い携帯端末や携帯電話等で
あっても、翻訳が高速に実行される。また、本実施形態
においては、クライアント装置5において、訳文表示モ
ードとして、対訳モード、全文翻訳モード等を設けた。
この訳文表示モードを指定する文字列は、URLの末尾
に追加されて訳文キャッシュサーバ2に送信され、キャ
ッシュの検索キーに使用される。この結果、全文翻訳モ
ードと対訳モードの指定が同一の訳文キャッシュサーバ
2に送信されても、これらのモードを区別したホームペ
ージの翻訳と、キャッシュへの保存、及び、キャッシュ
からの読み出しができる。
【0091】このように、モードに応じた翻訳結果をキ
ャッシュすることにより、他モードでの翻訳結果をキャ
ッシュして指定されたモードに応じた内容に加工するよ
りも高速にクライアント装置への応答データを生成する
ことが可能になる。
【0092】また、本実施形態においては、クライアン
ト装置5からリクエストを送信するプロキシサーバを切
り換えることにより、ホームページを翻訳するかしない
かを選択する。このため、訳文キャッシュサーバ2の追
加により、従来のネットワークに影響を与えることな
く、ネットワーク上の翻訳システムを構築できる。
【0093】また、常にWWWサーバ7から取得したデ
ータを翻訳するのではなく、ユーザによる指定(手動翻
訳)に応じて翻訳処理を行うようにすることで、不要な
翻訳処理を削減することができ、ホームページの翻訳に
かかる処理負荷を低減することにも寄与する。 <ホームページ記述言語の変形例>上記実施形態におい
ては、ホームページはHTMLで記述された。しかし、
本発明の実施は、ホームページ記述言語の種類によって
限定されるものではない。例えば、HTMLを拡張した
XMLでホームページが記述されている場合も、本発明
の実施は可能である。また、また、HTMLのサブセッ
トでホームページを記述している場合であっても、本発
明の実施は可能である。 <サーバの変更>上記実施形態において、訳文キャッシ
ュサーバ2と翻訳サーバ3とを異なるプロキシサーバを
用いて実現した。しかし、本発明の実施は、このような
構成に限定されるものではない。例えば、訳文キャッシ
ュサーバ2と翻訳サーバ3とを同一のプロキシサーバを
用いて実現してもよい。
【0094】なお、本発明は上記実施形態で示したよう
にプロキシサーバで実現する方法がよいが、必ずしもそ
れに限定されるものではない。すなわち、クライアント
装置5とWWWサーバ7とを結ぶネットワーク上のルー
タやブリッジ、ハブなどの中継装置(通信機能を有する
装置)において、図8に示した訳文キャッシュサーバ2
の処理を実行させることで、本発明の実施は可能であ
る。
【0095】また、翻訳サーバ3を新たに設ける必要は
なく、既存の翻訳サービスを利用することも可能であ
る。この既存の翻訳サービスは、所定のアドレスに原文
を電子メールで送信すると、翻訳サーバが翻訳処理を実
行して、その訳文を送信元に返送するものである。例え
ば、訳文キャッシュサーバ2がHTMLデータのテキス
ト情報を抽出して翻訳サービスで指定されているアドレ
スに電子メールで送信し、返送される訳文を受信して本
発明の処理に利用すればよい。 <キャッシュの変形例>上記実施形態において、訳文キ
ャッシュサーバ2は、キャッシュとしてハードディスク
54を使用した。しかし、本発明の実施は、このような
構成に限定されるものではない。例えば、キャッシュと
してDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メ
モリ)、SRAM(スタティック・ランダム・アクセス
・メモリ)等の半導体メモリを用いてもよい。
【0096】また、キャッシュのキーが上記文字列(As
AWholeまたはSideBySide)に限定されるものでないこと
は当然である。 <記述言語の自動判定>上記実施形態においては、ユー
ザにより、自動または手動の翻訳指示があると、訳文キ
ャッシュサーバ2にリクエストが送信される。訳文キャ
ッシュサーバ2は、WWWサーバ7からHTMLデータ
を入手し、翻訳サーバ3に翻訳させる。
【0097】この訳文キャッシュサーバ2が入手したH
TMLデータを翻訳する必要があるか否かを自動判定す
るようにしてもよい。
【0098】本実施形態においては、訳文キャッシュサ
ーバ2は、プロキシサーバで実現されている。従って、
訳文キャッシュサーバ2は、インターネットへのアクセ
ス代行サービスを提供される所定の内部ネットワーク
(これをドメインという)を有している。このドメイン
内のクライアント装置5等において、テキスト情報を記
述するために使用される言語はほぼ1種類と考えてよ
い。このような言語を主要言語と呼ぶ。
【0099】訳文キャッシュサーバ2は、ドメイン内へ
中継するHTMLデータの記述言語をチェックし、その
記述言語が主要言語と相違している場合に、翻訳サーバ
に翻訳させるようにすればよい。
【0100】テキスト情報の記述言語の判定方法として
は、例えば、テキスト情報中に2バイトの平仮名または
カタカナ等が一定数以上検出できれば、そのテキスト情
報は、日本語であると判断すればよい。また、テキスト
情報中に1バイト文字の文字列として、"the"が一定数
以上検出できれば、そのテキスト情報は、英語であると
判断すればよい。
【0101】これらが、混在する場合には、テキスト情
報中の2バイトの平仮名またはカタカナの数と、テキス
ト情報中の1バイトの英文字の数とを計数し、それら文
字の多少に応じて判定すればよい。
【0102】主要言語か否かの判定方法において、同じ
コード系(1バイト表現/2バイト表現)であっても異
なる言語(1バイト系については英語とフランス語、2
バイト系については日本語と韓国語など)が存在するの
で、その主要言語でのみ使用される単語の有無、文字コ
ードの有無を判定条件とすればその正確性を向上させる
ことが可能である。
【0103】このような文字数や文字列の数は、訳文キ
ャッシュサーバ2がWWWサーバ7より受信したHTM
Lデータの全体から判断してもよい。また、そのような
HTMLデータの所定の一部から判定してもよい。
【0104】また、WWWサーバ7から受信したHTM
Lデータのヘッダ部分に記述されている文字コードセッ
ト情報を用いて記述言語を判定するように構成してもよ
い。
【0105】このような記述言語の自動判定は、主要言
語を日本語とし英語で記述されたデータを翻訳する場合
限定されるものでない。すなわち、翻訳対象言語(原
文)および主要言語(訳文)の言語の種類を問わず本発
明を適用することが可能なことは言うまでもない。 <コンピュータ読み取り可能な記録媒体>本実施の形態
に示したプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記
録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ
に、この記録媒体の制御プログラムを読み込ませて実行
させることにより、本実施の形態に示した訳文キャッシ
ュサーバ2やクライアント装置5として機能させること
ができる。
【0106】ここで、コンピュータ読み取り可能な記録
媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気
的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積
し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体を
いう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外
し可能なものとしては、例えばフロッピーディスク、光
磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテー
プ、メモリカード等がある。
【0107】また、コンピュータに固定された記録媒体
としてハードディスクやROM(リードオンリーメモ
リ)等がある。 <搬送波に具現化されたデータ通信信号>また、上記制
御プログラムは、コンピュータのハードディスクやメモ
リに格納し、通信媒体を通じて他のコンピュータに配布
することができる。この場合、プログラムは、搬送波に
よって具現化されたデータ通信信号として、通信媒体を
伝送される。そして、その配布を受けたコンピュータを
本実施形態の訳文キャッシュサーバ2やクライアント装
置5としてとして機能させることができる。
【0108】ここで通信媒体としては、有線通信媒体
(同軸ケーブル及びツイストペアケーブルを含む金属ケ
ーブル類、または光通信ケーブル)、無線通信媒体(衛
星通信、地上波無線通信等)のいずれでもよい。
【0109】また、搬送波は、データ通信信号を変調す
るための電磁波または光である。ただし、搬送波は、直
流信号でもよい(この場合、データ通信信号は、搬送波
がないベースバンド波形になる)。従って、搬送波に具
現化されたデータ通信信号は、変調されたブロードバン
ド信号と変調されていないベースバンド信号(電圧0の
直流信号を搬送波とした場合に相当)のいずれでもよ
い。 (第2実施形態)本発明の第2実施形態を図9から図1
3の図面に基づいて説明する。図9は、本実施形態に係
るメール翻訳システムの構成図であり、図10から図1
3は、図9に示す翻訳メールサーバ32のCPU51で
実行される制御プログラムの処理を示すフローチャート
である。
【0110】上記第1実施形態においては、ホームペー
ジを翻訳するシステムを説明した。本実施形態において
は、ホームページに代えて、メールを翻訳するシステム
について説明する。メールに係る部分以外の構成および
作用は第1実施形態と同様であるので、同一の構成につ
いては、同一の符号を付して説明を省略する。また、必
要に応じて、図1から図8の図面を参照する。 <構成>図9に、このメール翻訳システムの構成図を示
す。このメール翻訳システムは、メールボックス55を
管理するメールサーバ31(サーバ装置に相当)と、こ
のメールサーバ31からメールサービスを受けるクライ
アント装置5(被サービス端末に相当)と、メールボッ
クス55内のメールを翻訳するサーバシステム1とから
なっている。また、サーバシステム1は、ネットワーク
上で接続された翻訳メールサーバ32と、翻訳サーバ3
3とからなっている。
【0111】メールサーバ31は、海外からのメール1
11を受信し、これをメールボックス55に保持する。
また、クライアント装置5はメールサーバ31にアクセ
スし、メールが届いているか否かを確認する。そして、
クライアント装置5は受信していないメールがあればそ
れをダウンロードする(115)。また、メールサーバ
31は、クライアント装置5からの要求に従い、クライ
アント装置5で作成されたメール116を外部ネットワ
ークに発信する(117)。
【0112】クライアント装置5は、ユーザインターフ
ェースを提供する。すなわち、クライアント装置5は、
不図示の画面上に、受信したメール表示し、また、ユー
ザが発信するメールを編集するツールを提供する。
【0113】翻訳メールサーバ32のハードウェア構成
は、第1実施形態の訳文キャッシュサーバ2と同様であ
る(図2参照)。翻訳メールサーバ32は、メールボッ
クス55を監視している。翻訳メールサーバ32は、新
着メールをメールボックス55内で発見すると、このメ
ールにロックを掛けて、他の装置からのアクセスを禁止
する。さらに、翻訳メールサーバ32は、その新着メー
ルを読み出し、メールの記述言語を判定する。記述言語
が英語の場合、翻訳メールサーバ32は、新着メールを
翻訳サーバ33に転送して翻訳を依頼する。
【0114】翻訳メールサーバ32は、翻訳サーバ33
から翻訳結果を受け取ると、メールボックス内のロック
されている新着メールの本文を翻訳結果と置き換える。
さらに、翻訳メールサーバ32は、新着メールのロック
を解除し、クライアント装置5が翻訳後のメールを受信
することを可能にする。 <作用及び効果>図10から図13に、翻訳メールサー
バ32で実行される制御プログラムのフローチャートを
示す。
【0115】翻訳メールサーバ32は、通常は、メール
ボックス監視している(S100)。新着メールが存在
しない場合(S100の判定でNOの場合)、翻訳メー
ルサーバ32は、新着メールの監視に制御を戻す。
【0116】新着メールが存在する場合(S100でY
ESの場合)、翻訳メールサーバ32は、その新着メー
ルをロックする(S101)。その新着メールを翻訳
前、または翻訳途中において、クライアント装置5等が
新着メールを読まないようにするためである。
【0117】次に、翻訳メールサーバ32は、メール本
文の記述言語判定処理を実行する(S102)。なお、
本実施形態において、メールは、宛先や送信元を示す制
御部と、テキスト情報であるメール本文と、メール本文
に付属して送付される添付文書から構成される。
【0118】メール本文が英文の場合(S103の判定
でYES)の場合、翻訳メールサーバ32は、そのメー
ル本文の翻訳を翻訳サーバ33に依頼する(S10
4)。翻訳サーバ33が翻訳した結果を翻訳メールサー
バ32に返信すると、メールサーバ32は、その翻訳結
果によって、メールボックス内のロックされているメー
ル本文を置き換える。次に、翻訳メールサーバ32は、
S105の判定へ制御を進める。
【0119】メール本文が和文の場合(S103の判定
でNO)の場合、翻訳メールサーバ32は、S105の
判定へ制御を進める。
【0120】S105において、翻訳メールサーバ32
は、添付文書が存在するか否かを判定する(S10
5)。添付文書がない場合(S105の判定でNOの場
合)、翻訳メールサーバ32は、S109の処理へ制御
を進める。一方、添付文書がある場合(S105の判定
でYESの場合)、翻訳メールサーバ32は、添付文書
の記述言語判定処理を実行する(S106)(S102
とS106の処理、すなわち、記述言語判定処理を実行
する翻訳メールサーバ32のCPU51が、記述言語判
定部に相当する)。
【0121】メールの制御部(ヘッダ情報)には、添付
文書の有無、添付文書のファイル名、送信側で行った添
付文書の符号化方法が記述されている。また、メール本
文中には、添付文書のデータ部分を示すセパレート情報
が記述されている。よって、メールの制御部(ヘッダ情
報)から添付文書の存在を判定できる。従って、添付文
書が存在する場合に、送信側における符号化方法に応じ
た復号化処理により、セパレート情報により特定される
メール本文中の符号化されたデータから添付文書ファイ
ルを復元することができる。
【0122】記述言語判定の結果、添付文書が英文でな
い(和文の)場合、翻訳メールサーバ32は、S109
の処理へ制御を進める。
【0123】一方、添付文書が英文である場合、翻訳メ
ールサーバ32は、添付文書を翻訳する(S108)。
その場合、翻訳メールサーバ32は、添付文書からテキ
スト情報を読み出す。なお、添付文書のファイル名に付
与される拡張子からどのアプリケーションで使用される
文書なのかが判断でき、その文書形式に応じた解析を行
いテキスト情報を読み出す。
【0124】次に、翻訳メールサーバ32は、読み出し
たテキスト情報の翻訳を翻訳サーバ33に依頼する。翻
訳サーバ33が翻訳した結果を翻訳メールサーバ32に
返信すると、翻訳メールサーバ32は、その翻訳結果に
よって、添付文書のテキスト情報を置き換える。これに
より、翻訳された添付文書が作成される。さらに、翻訳
メールサーバ32は、翻訳された添付文書でメールボッ
クスの添付文書を置き換える。その後、置翻訳メールサ
ーバ32は、S109の処理に制御を進める。
【0125】S109の処理において、新着メールのロ
ックを解除し、再び、新着メールの監視(S100)に
戻る。
【0126】この図10の処理における新着メールの監
視処理、翻訳処理を並列に実行されるようにし、複数の
新着メールに対して処理を並列に実行するようにしても
よいことは当然である。
【0127】図11は、メール本文の記述言語判定処理
を示すフローチャートである。この処理において、翻訳
メールサーバ32は、まず、メール本文を読み出す(S
1021)。次に、翻訳メールサーバ32は、記述言語
判定処理を実行する(S1022)。その後、翻訳メー
ルサーバ32は、メール本文の記述言語判定処理を終了
する。
【0128】図12は、添付文書の記述言語判定処理を
示すフローチャートである。この処理において、翻訳メ
ールサーバ32は、まず、添付文書から制御情報を除外
する(S1061)。添付文書は、純粋なテキスト情報
である場合と、ワードプロセッサや表計算プログラム、
プレゼンテーション文書作成ツールで作成されたバイナ
リ情報である場合がある。ここでは、その添付文書の中
からテキスト情報を抽出する。
【0129】次に、翻訳メールサーバ32は、抽出した
テキスト情報に対して、記述言語判定処理を実行する
(S1062)。その後、翻訳メールサーバ32は、添
付文書の記述言語判定処理を終了する。
【0130】図13は、記述言語判定処理を示すフロー
チャートである。この処理では、テキスト情報の記述言
語が判定される。
【0131】まず、翻訳メールサーバ32は、テキスト
情報に含まれている文字列"the"の数をカウントする
(S110)。この処理では、翻訳メールサーバ32
は、テキスト情報を1バイトのASCII文字列とみな
し、その中から"the"に該当する3バイトの並びの数を
カウントする。記述言語の判定基準として、文字列"th
e"の存在の有無を用いるのは、英文において、"the"の
使用頻度が高いこと、および、他の言語、例えばフラン
ス語やドイツ語に存在しないからである。
【0132】次に、翻訳メールサーバ32は、テキスト
情報に含まれている2バイトの平仮名またはカタカナの
文字数をカウントする(S111)。この処理では、翻
訳メールサーバ32は、テキスト情報を1バイトと2バ
イトの文字の組み合わせとみなし、その中から平仮名ま
たはカタカナに該当するバイトの並びの数をカウントす
る。
【0133】次に、翻訳メールサーバ32は、テキスト
情報中に文字列"the"が1文字以上存在するか否かを判
定する(S112)。
【0134】テキスト情報中に文字列"the"が1文字以
上存在しない場合、翻訳メールサーバ32は、テキスト
情報中に平仮名またはカタカナが存在するか否かを判定
する(S113)。
【0135】S113の判定で、平仮名またはカタカナ
が存在しないと判定された場合、翻訳メールサーバ32
は、言語判定不可と推定し(S114)、記述言語判定
処理を終了する。
【0136】S113の判定で、平仮名またはカタカナ
が存在すると判定された場合、翻訳メールサーバ32
は、記述言語を日本語と推定し(S115)、記述言語
判定処理を終了する。
【0137】一方、S112の判定で、文字列"the"が
1以上存在した場合、翻訳メールサーバ32は、さら
に、テキスト情報中に平仮名またはカタカナが存在する
か否かを判定する(S116)。これは、英文と和文が
混在することを考慮したものである。
【0138】S116の判定で、平仮名またはカタカナ
が存在しないと判定された場合、翻訳メールサーバ32
は、記述言語を英語と推定し(S117)、記述言語判
定処理を終了する。
【0139】S116の判定で、さらに、平仮名または
カタカナが存在すると判定された場合、翻訳メールサー
バ32は、英字数と仮名文字数を比較する(S11
8)。英字数が仮名文字数より多い場合(S119の判
定でYESの場合)、翻訳メールサーバ32は、記述言
語を英語と推定し(S120)、記述言語判定処理を終
了する。
【0140】仮名文字数が英字数以上の場合(S119
の判定でNOの場合)、翻訳メールサーバ32は、記述
言語を日本語と推定し(S121)、記述言語判定処理
を終了する。
【0141】以上のように、本実施形態のメール翻訳シ
ステムにおいては、新着のメール本文あるいは、メール
添付文書の記述言語を自動的に判定し、記述言語が英語
(日本語と異なる)場合に、これを自動的に翻訳する。
従って、メールを受信するユーザは手動で翻訳システム
を起動する必要がない。このため、非常に多数のメール
を海外から受信するような環境において、本メール自動
翻訳システムは、特に有効である。
【0142】また、メールの翻訳は、メールボックスに
到着した新着メールを翻訳メールサーバ32が読み出し
て実行する。従って、クライアント装置5の資源(メモ
リ62の容量やCPU61の性能)の如何に拘わらず、
翻訳を実行できる。
【0143】また、本実施形態に係る翻訳メールサーバ
32は、テキスト情報中から文字列"the"の数、2バイ
トの平仮名、カタカナの文字数により、英文/和文を判
定する。このような単純な文字列を判定に使用するの
で、翻訳メールサーバ32は、特別な辞書を保持する必
要がない。このため、翻訳メールサーバ32の記憶容量
(メモリ62及びハードディスク64の容量)が削減で
きる。 <変形例>上記実施形態のメール翻訳システムにおいて
は、海外から着信した英文メールを和文に翻訳した。し
かし、本発明の実施は、このような構成に限定されるも
のではない。例えば、米国あるいは英国等の英語を公用
語とする地域において、日本国内の英語を社内公用語と
する会社等において、着信メールが日本語か否かを判定
し、日本語の着信メールを英語に翻訳してもよい。この
ようなクライアント装置5等の被サービス端末で使用さ
れる文書の記述言語(主要言語)は、メール翻訳サーバ
32のメモリ52またはハードディスク54に保持して
おき、メール翻訳サーバ32がその記述言語に翻訳する
ように翻訳サーバ33に指示するようにすればよい。ま
た、翻訳サーバ33に、この主要言語を保持するように
してもよい。
【0144】上記実施形態においては、メールの記述言
語が英語か日本語かを判定して、メールの自動翻訳を行
った。しかし、本発明の実施は、英語と日本語のメール
に限定されるものではない。例えば、"the"に代えて、
フランス語の定冠詞"la"または"le"の数をカウントして
フランス語か否かを判定し、フランス語の新着メールを
自動翻訳してもよい。また、ドイツ語に特有のウムラウ
ト文字の数や定冠詞"die"等をカウントし、ドイツ語か
否かを判定し、ドイツ語の新着メールを自動翻訳しても
よい。
【0145】この場合、主要言語か否かの判定方法にお
いて、同じコード系(1バイト表現/2バイト表現)で
あっても異なる言語(1バイト系については英語とフラ
ンス語、2バイト系については日本語と韓国語など)が
存在するので、その主要言語でのみ使用される単語の有
無、文字コードの有無を判定条件とすればその正確性を
向上させることが可能である。
【0146】また、平仮名またはカタカナの文字数のカ
ウントに代えて、ハングル文字数をカウントし、韓国語
か否かを判定し、韓国語の新着メールを自動翻訳しても
よい。このように、本発明の実施は、メールの記述言語
に限定されるものではない上記メールの記述言語を、メ
ールに含まれるテキスト情報の全体の計数結果から判定
した。これに代えて、メールの特定部分のテキスト情報
(例えば、メール本文の先頭20バイト分等)の計数結
果に基づいて記述言語を判定してもよい。
【0147】また、翻訳サーバ33を新たに設ける必要
はなく、既存の翻訳サービスを利用することも可能であ
る。この既存の翻訳サービスは、所定のアドレスに原文
を電子メールで送信すると、翻訳サーバが翻訳処理を実
行して、その訳文を送信元に返送するものである。例え
ば、翻訳メールサーバ32が電子メールのテキスト情報
を抽出して、改めて翻訳サービスで指定されているアド
レスに電子メールで送信し、返送される訳文を受信して
本発明の処理に利用すればよい。 (第3実施形態)本発明の第3実施形態に係るメール翻
訳システムを図14から図16に基づいて説明する。図
14は、このメール翻訳システムの構成図であり、図1
5は、図14に示した翻訳メールサーバ32で参照する
利用者テーブル34のデータ構造図であり、図16は、
翻訳メールサーバ32で実行される制御プログラムの処
理を示すフローチャートである。
【0148】上記第2実施形態においては、メールボッ
クスへの新着メールを監視し、その記述言語が英語であ
る場合に、日本語に自動的に翻訳するメール翻訳システ
ムについて説明した。
【0149】本実施形態においては、記述言語の判定に
代えて、発信者及び受信者の組を登録した利用者テーブ
ル34(利用者情報記憶部に相当)に応じてメールの翻
訳を実行するメール翻訳システムについて説明する。他
の構成及び作用については、第2実施形態と同様であ
り、同一の構成については同一の符号を付してその説明
を省略する。また、必要に応じて図1から図13の図面
を参照する。 <構成>図14にこのメール翻訳システムの構成図を示
す。このメール翻訳システムは、翻訳メールサーバ32
に利用者テーブル34を設けた以外は、第2実施形態と
同様である。なお、このメール翻訳システムは、着信メ
ールと発信メールの双方を自動翻訳する作用の点におい
て、第2実施形態のシステムと相違する。
【0150】図15は、利用者テーブル34のデータ構
造図である。このテーブルには、メールの発信者と受信
者の組み合わせに対して翻訳の方向が定義される。
【0151】図15のように、このテーブルは、登録N
o.、発信者、受信者及び翻訳方向という要素からなる
レコードで構成される。
【0152】登録No.は、登録したレコードの通し番
号である。
【0153】発信者には、メールの発信者のアドレスが
指定される。一方、受信者には、メールの受信者のアド
レスが記述される。
【0154】翻訳方向には日英または英日いずれの方向
に翻訳を実行するかが指定される。例えば、日英とは、
メールを日本語から英語に翻訳することの指定である。
【0155】このテーブルに、以上のようなレコードを
多数登録することによって、メールボックスに存在する
メール(発信メール及び受信メール)の翻訳の必要性
と、その翻訳方向が指定される。
【0156】例えば、図15の登録No.1のレコード
では、発信者ALL、受信者skasai@aaa.co.jpの組合わ
せに対して、翻訳方向が英日と指定されている。この場
合、受信者skasai@aaa.co.jpに宛てられたメールは、す
べて英語から日本語への翻訳される。
【0157】また、登録No.2のレコードでは、発信
者skasai@aaa.co.jp、受信者jack@bbb.comの組み合わせ
に対して日本語から英語への翻訳が指定されている。
【0158】このように、本実施形態のメール翻訳シス
テムは、利用者テーブル34に従い、発信メール、受信
メールの如何を問わず、自動的に翻訳を実行する。 <作用と効果>図16に本実施形態に係る翻訳処理のフ
ローチャートを示す。図14に示したメールサーバ3
1、翻訳メールサーバ32、及び、翻訳サーバ33は、
各制御プログラムを実行して、図16の処理を実現す
る。
【0159】まず、本メール翻訳システムでは、翻訳メ
ールサーバ32がメールボックスを監視し、メールサー
バ31にメールが到着したことを検出する(S20
0)。
【0160】次に翻訳メールサーバ32は、そのメール
の発信者及び受信者をメールの制御情報から取り出す
(S201)。
【0161】次に、翻訳メールサーバ32は、利用者テ
ーブル34を検索し(S202)、その発信者及び受信
者の組み合わせが利用者テーブル34に存在するか否か
を判定する(S203)。
【0162】その発信者及び受信者の組み合わせが利用
者テーブル34に存在しない場合、翻訳メールサーバ3
2は、なにも実行せず、メールサーバのS210の処理
を実行させる。
【0163】その発信者及び受信者の組み合わせが利用
者テーブル34に存在する場合、翻訳メールサーバ32
は、利用者テーブル34より翻訳方向を取得する(S2
04)。
【0164】次に、翻訳メールサーバ32は、メール本
文の記述言語をチェックする(S205)。この処理
は、図11及び図13に示したものと同様であるので、
その説明を省略する。
【0165】次に、翻訳メールサーバ32は、メール本
文の記述言語と、利用者テーブル34の翻訳方向から翻
訳対象のメールか否かを判定する(S206)。例え
ば、メール本文の記述言語が英語であり、翻訳方向が英
日の場合、そのメールは翻訳対象であると判定される。
そのメールが翻訳対象でない場合(S206の判定でN
Oの場合)、翻訳メールサーバ32は、なにも実行せ
ず、メールサーバのS210の処理を実行させる。
【0166】一方、そのメールが翻訳対象であると判定
された場合(S206の判定でYESの場合)、翻訳メ
ールサーバ32は、翻訳サーバ33に依頼して、メール
本文を翻訳させる(S207)。
【0167】次に、翻訳メールサーバ32は、翻訳結果
に基づき、メール本文を翻訳結果で置き換えて訳文メー
ルを作成し、その訳文メールをメールボックスに登録す
る(S208)。その後、翻訳メールサーバ32は、こ
のメールの処理を終了する。
【0168】翻訳メールサーバ32の処理後、メールサ
ーバ31は、訳文メールを受信者に送信する(S20
9)。
【0169】次に、メールサーバ31は、原文のメール
を受信者に送信する(S210)。以上によって、メー
ルの自動翻訳と発信処理が実行される。
【0170】このように、本実施形態に係るメール翻訳
システムでは、利用者テーブル34の定義とメール記述
言語に従って、翻訳対象か否かが判定され、翻訳方向が
決定されるので、柔軟で翻訳方向に誤りのないメール翻
訳システムを構築できる。 <変形例>上記実施実施形態において、日英または英日
の翻訳を実行するメール翻訳システムを説明した。しか
し、本発明の実施は、翻訳方向、すなわち、メールの記
述言語には限定されない。例えば、翻訳方向に日韓、韓
日、日独、独日、日仏、仏日等を指定することができ
る。従って、翻訳サーバがサポートする任意の言語を本
メール翻訳システムの翻訳対象にすることができる。
【0171】また、翻訳サーバ33を新たに設ける必要
はなく、既存の翻訳サービスを利用することも可能であ
る。この既存の翻訳サービスは、所定のアドレスに原文
を電子メールで送信すると、翻訳サーバが翻訳処理を実
行して、その訳文を送信元に返送するものである。例え
ば、翻訳メールサーバ32が電子メールのテキスト情報
を抽出して、改めて翻訳サービスで指定されているアド
レスに電子メールで送信し、返送される訳文を受信して
本発明の処理に利用すればよい。 (第4実施形態)本発明の第3実施形態に係るメール翻
訳システムを図17の図面に基づいて説明する。図17
は、このメール翻訳システムの構成図である。
【0172】上記第2実施形態、及び第3実施形態にお
いては、メールボックスへの新着メールを監視し、その
記述言語を翻訳するメール翻訳システムについて説明し
た。
【0173】本実施形態においては、クライアント装置
5から送信されたメールに添付されている英語で記述さ
れた添付文書を翻訳して、送信元に返信するメール翻訳
システムについて説明する。
【0174】他の構成及び作用については、第2実施形
態と同様であり、同一の構成については同一の符号を付
してその説明を省略する。また、必要に応じて図1から
図16の図面を参照する。 <構成>図17にこのメール翻訳システムの構成図を示
す。このメール翻訳システムは、第2実施形態と同様、
クライアント装置5、メールサーバ31、翻訳メールサ
ーバ32、及び翻訳サーバ33からなっている。
【0175】クライアント装置5は、文書の作成と、文
書翻訳依頼のためのユーザインターフェースとして利用
される。ユーザは、クライアント装置5において文書作
成中に英語に翻訳したい文書があると、これをメールに
添付して所定のアドレス(日英翻訳用のアドレス)の翻
訳メールサーバ32に送信する。
【0176】このメールは、メールサーバ31によっ
て、翻訳メールサーバ32に発信される。
【0177】翻訳メールサーバ32は、日英翻訳用のア
ドレス受信で受信したメールから添付文書を読み出す。
さらに、翻訳メールサーバ32は、そのテキスト情報を
翻訳サーバ33に送付し、翻訳を依頼する。翻訳した結
果が返ってくると、翻訳メールサーバ32は、その翻訳
結果によって上記添付文書を書き換え、翻訳した添付文
書を作成する。
【0178】つぎに、翻訳メールサーバ32は、翻訳し
た添付文書を添付したメールを返信する。メールサーバ
は、この返信メールをメールボックスに格納する。
【0179】クライアント装置5は、メールボックスの
返信メールを読み出し、翻訳された添付メールを表示す
る。これによって、ユーザは、添付文書を翻訳すること
ができる。
【0180】同様に、ユーザが英日翻訳用のアドレスに
英文添付文書を発信することで、英語の添付文書を日本
語に翻訳できる。 <変形例>上記第4実施形態のメール翻訳システムで
は、翻訳メールサーバ32の受信するアドレスによっ
て、翻訳方向(日英、英日)を指定した。しかし、本発
明の実施は、このような構成には限定されない。例え
ば、ユーザがメール送信時に翻訳方向を指定し、その指
定をメールボックス55内に保持しておいてもよい。メ
ールサーバ31は、翻訳指定があるメールを翻訳メール
サーバ32に転送する。そして、翻訳結果が返ってきた
後、そのメールを発信元に返信するようにしてもよい。
【0181】また、このような翻訳をメールの発信とと
もに実行してもよい。すなわち、メールサーバ31は、
メールボックスにおいて、発信依頼されたメールに翻訳
指定があるか否かを確認する。メールサーバ31は、翻
訳指定がないメールをそのまま発信する。一方、メール
サーバ31は、翻訳指定があるメールを本来の宛先に送
信する前に、翻訳メールサーバ32に転送する。そし
て、翻訳結果が返ってきた後、メールサーバ31は、そ
のメールの本文を翻訳結果で置き換えて、本来の宛先に
送信するようにしてもよい。 <第5実施形態>本発明の第5実施形態を図18から図
22の図面に基づいて説明する。図18は、本実施形態
に係る翻訳システムの構成図であり、図19は、クライ
アント装置5で実行される文書編集アプリケーションプ
ログラム40の表示画面であり、図20から図21は、
図18に示したクライアント装置5のCPU51で実行
される文書編集アプリケーションプログラムプログラム
40の処理を示すフローチャートである。
【0182】上記第1乃至4の実施形態においては、ホ
ームページあるいはメールの翻訳システムについて説明
した。本実施形態においては、文書編集アプリケーショ
ンプログラムと連携する翻訳システムについて説明す
る。この翻訳システムは、文書編集アプリケーションプ
ログラムを実行するクライアント装置5と翻訳を実行す
るサーバ装置8とからなっている。他の構成及び作用に
ついては、第1乃至第4の実施形態と同様であり、同一
の構成については、同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0183】図18にこの翻訳システムの構成図を示
す。この翻訳システムは、文書編集アプリケーションプ
ログラム40を実行するクライアント装置5(端末装置
に相当)と、クライアント装置5から翻訳の依頼を受
け、翻訳を実行するサーバ装置8とからなっている。
【0184】クライアント装置5は、CPU61におい
て文書編集アプリケーションプログラム40を実行し、
文書作成装置としての機能を提供する(文書編集アプリ
ケーションプログラム40を実行するクライアント装置
5のCPU61が文書編集部に相当する)。クライアン
ト装置5がこの文書編集アプリケーションプログラム4
0によって編集する文書には、テキスト情報(文情報に
相当)の他、文字の大きさ、位置、形状、罫線等を表示
させる表示制御情報が含まれる。
【0185】また、クライアント装置5は、翻訳データ
送受信部41を有する制御プログラムを実行し、サーバ
装置8と通信する(翻訳データ送受信部41を実行する
クライアント装置5のCPU61が送受信部に相当す
る)。このサーバ装置8との通信は、米国Microsoft Co
rporationからWindows98等の機能として提供されるDC
OM(Distributed Component Object Model)によって
実現する。この通信によって、クライアント装置5の文
書作成アプリケーションプログラム40は、編集中の文
書をサーバ装置8に翻訳させることができる。この機能
により、ユーザは、作成中の文書の一部を指定して翻訳
させることもができる。また、作成した文書の全体を翻
訳させることができる。
【0186】図19に、クライアント装置5のCPU6
1が、文書編集アプリケーションプログラム40を実行
したときに、CRT65に表示される表示画面460を
示す。この表示画面460には、ファイルメニュ−、編
集メニュ−461、環境設定メニュ−、ヘルプメニュ−
からなるメニューバーと、テキスト情報を表示編集する
ための描画領域462と、全文翻訳ボタン463と、部
分翻訳ボタン464と備えている。
【0187】編集メニュー461には、コピー、削除、
全文翻訳465、及び部分翻訳466の各項目が用意さ
れている。
【0188】編集メニュー461の全文翻訳465は、
編集中の文書の全テキスト情報を翻訳する指定である。
クライアント装置5のCPU61は、全文翻訳465が
選択されたことを検出すると、現在編集中の全テキスト
情報をサーバ装置8に送信して翻訳を実行させる。な
お、全文翻訳ボタン63によっても、同一の機能が実行
される。
【0189】編集メニュー461の部分翻訳466は、
マウス67(選択部に相当)のドラッグ操作によって選
択されている部分を翻訳する指定である。ドラッグと
は、マウスやタッチパネル等のポインティング・デバイ
スにより、画面に表示された文書の所望の位置(選択開
始位置)を押圧し、そのまま所定の位置まで移動させ、
所望の範囲を指定する操作をいう。
【0190】図19では、下線467が選択されている
部分を示している。このような状態で、部分翻訳466
が選択されると、クライアント装置5のCPU61は、
下線467の部分のテキスト情報をサーバ装置8に送信
して翻訳を実行させる。なお、部分翻訳ボタン464に
よっても、同一の機能が実行される。編集メニュー46
1の全文翻訳465、部分翻訳466、全文翻訳ボタン
463、または、部分翻訳ボタン464が指示部に相当
する。
【0191】このサーバ装置8は、ネットワークを介し
て、クライアント装置5と接続されている。サーバ装置
8は、データ受付部42(データ受付部42を実行する
サーバ装置8のCPU51が送受信部に相当)と、翻訳
処理部43(翻訳処理部43を実行するCPU51が翻
訳部に相当)とからなる制御プログラムを実行し、翻訳
機能を提供する。このサーバ装置8のハードウェア構成
は、図2に示した訳文キャッシュサーバ2と同様であ
る。
【0192】データ受付部42は、DCOMのよって、
クライアント装置5で実行される制御プログラムの翻訳
データ送受信部41と通信し、翻訳データと翻訳指示を
受信する。そして、データ受付部42は、この翻訳デー
タを翻訳処理部43に引き渡し、翻訳を依頼する。さら
に、データ受付部42は、DCOMのよって翻訳結果を
クライアント装置5の翻訳データ送信部41に返信す
る。
【0193】翻訳処理部43は、データ受付部42から
依頼されたデータを翻訳する。 <作用と効果>図20から図22にクライアント装置5
で実行される文書編集アプリケーションプログラム40
の処理を示す。クライアント装置5は、このアプリケー
ションプログラム40を実行することにより、文書編集
機能を提供する。
【0194】図20に示すように、クライアント装置5
は、通常イベント待ちの状態にある(S300)。イベ
ントとは、クライアント装置5の状態を変化させる外部
要因をいう。イベントが発生すると、クライアント装置
5は、そのイベントの種類を判定する。
【0195】まず、クライアント装置5は、イベントが
部分翻訳の指示か否かを判定する(S301)。イベン
トが部分翻訳の指示の場合、クライアント装置5は、部
分翻訳処理を実行する(S302)。その後、クライア
ント装置5は、イベント待ち(S300)に戻る。
【0196】一方、イベントが部分翻訳の指示でなかっ
た場合、クライアント装置5は、イベントが全文翻訳の
指示か否かを判定する(S303)。イベントが全文翻
訳の指定の場合、全文翻訳処理を実行する(S30
4)。その後、クライアント装置5は、イベント待ち
(S300)に戻る。
【0197】イベントが部分翻訳の指示、全文翻訳の指
示のいずれでもなかった場合、クライアント装置5は、
その他の文書編集機能を実行する(S305)。文書そ
の後、クライアント装置5は、イベント待ち(S30
0)に戻る。
【0198】図21に部分翻訳処理を示す。部分翻訳処
理とは、編集中の文書の一部を翻訳する処理をいう。こ
の処理では、ユーザは、編集中の文書の一部をドラッグ
によって選択する。ユーザは、この状態で部分翻訳を実
行する。部分翻訳は、編集メニュー461の部分翻訳4
66の選択、または、部分翻訳ボタン464の押下によ
って実行される。これらの操作により、部分翻訳の指示
イベントが発生する。
【0199】部分翻訳の指示イベントが発生すると、ク
ライアント装置5は、まず、選択された範囲のテキスト
情報を読み出す(S3021)。次に、この読み出され
たテキスト情報は、クライアント装置5の不図示の共有
メモリに保持される。
【0200】次に、クライアント装置5は、翻訳データ
送受信部を介して、翻訳サーバへ翻訳依頼をする(S3
022)。翻訳データ送受信部は、不図示の共有メモリ
に置かれた文と、翻訳指令とをDCOMによって、サー
バ装置8のデータ受付部42に送る。
【0201】その後、クライアント装置5は、翻訳完了
待ちになる(S3023)。このとき、サーバ装置8で
は、データ受付部42から翻訳処理部43に文が引き渡
され、翻訳が実行される。翻訳結果は、データ受付部4
2からDCOMによって、クライアント装置5に返信さ
れる。
【0202】翻訳結果が返ってくると、クライアント装
置5は、その翻訳結果を文書に反映する(S302
4)。
【0203】図22に全文翻訳処理を示す。全文翻訳処
理とは、編集中の文書の全部を翻訳する処理をいう。全
文翻訳は、編集メニュー461の全文翻訳465の選
択、または、全文翻訳ボタン463の押下によって実行
される。これらの操作により、全文翻訳指示のイベント
が発生する。
【0204】全文翻訳指示のイベントが発生すると、ク
ライアント装置5は、まず、編集中の文書内からテキス
ト情報を読み出す(S3041)。次に、この読み出さ
れたテキスト情報は、クライアント装置5の不図示の共
有メモリに保持される。
【0205】次に、クライアント装置5は、翻訳データ
送受信部を介して、翻訳サーバへ翻訳依頼をする(S3
042)。翻訳データ送受信部は、不図示の共有メモリ
に置かれた文と、翻訳指令とをDCOMによって、サー
バ装置8のデータ受付部42に送る。
【0206】その後、クライアント装置5は、翻訳完了
待ちになる(S3043)。このとき、サーバ装置8で
は、データ受付部42から翻訳処理部43に文が引き渡
され、翻訳が実行される。翻訳結果は、データ受付部4
2からDCOMによって、クライアント装置5に返信さ
れる。
【0207】翻訳結果が返ってくると、クライアント装
置5は、その翻訳結果を文書に反映する(S304
4)。
【0208】以上述べたように、本実施形態の翻訳シス
テムでは、翻訳がサーバ装置8で実行されるため、クラ
イアント装置5は、翻訳処理のためのリソース(CPU
61の性能やメモリ62の容量)を必要としない。従っ
て、携帯端末等の資源の少ないクライアント装置5でも
負荷の少ない状態で翻訳を実行できる。 <変形例>上記実施形態において、クライアント装置5
とサーバ8との通信には、DCOMを使用した。しか
し、本発明の実施は、このような構成には限定されな
い。例えば、unixオペレーティングシステムで用意
されているリモート・プロシジャ・コールをクライアン
ト装置5とサーバ8との通信に使用してもよい。
【0209】上記実施の形態では、クライアント装置5
で実行される文書編集アプリケーションプログラム40
における翻訳機能について説明した。しかし、本発明の
実施は、この文書編集アプリケーションプログラム40
の種類に限定されるものではない。すなわち、この文書
編集アプリケーションプログラム40は、ワードプロセ
ッサ、表計算プログラム(スプレッド・シート)、プレ
ゼンテーション資料作成プログラム、テキストエディタ
等、その種類を問わない。
【0210】上記実施形態において、クライアント装置
5は、マウス67を備えており、ユーザは、マウス6の
ドラッグ操作により、部分翻訳するテキスト情報を指定
した。しかし、本発明の実施は、このような構成には限
定されない。例えば、マウスの代わりにタッチパネルを
用いてもよい。また、フラットスペース等のポインティ
ングデバイスを使用してもよい。また、例えば、ドラッ
グする代わりに、連続して2カ所の位置を押下させ、そ
の2点間を結ぶ直線を矩形の対角線とする矩形領域から
テキスト情報を選択してもよい。または、その2点に挟
まれた文字列を翻訳の対象としてもよい。
【0211】また、翻訳サーバ3を新たに設ける必要は
なく、既存の翻訳サービスを利用することも可能であ
る。この既存の翻訳サービスは、所定のアドレスに原文
を電子メールで送信すると、翻訳サーバが翻訳処理を実
行して、その訳文を送信元に返送するものである。例え
ば、サーバ装置8がHTMLデータのテキスト情報を抽
出して翻訳サービスで指定されているアドレスに電子メ
ールで送信し、返送される訳文を受信して本発明の処理
に利用すればよい。
【0212】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中継装置やサーバ装置に文情報を翻訳させるので、端末
の性能如何によらず、文書をストレスなく翻訳すること
ができる。
【0213】また、本発明においては、複数のクライア
ント装置とサーバ装置間に配置される中継装置に翻訳機
能を設けたので、各クライアント装置に翻訳機能を備え
る必要がなくなり、クライアント装置のリソースの消費
を低減できる。
【0214】また、本発明においては、他のクライアン
ト装置からの要求により翻訳されたデータを保持し、他
のクライアント装置などからの別要求に対する応答デー
タとして用いるので、重複する翻訳処理の削減、サーバ
装置に対するデータ要求回数の削減によるネットワーク
の負荷低減に寄与する。
【0215】また、本発明は、サーバ装置において、デ
ータが有する文情報の記述言語を判定する記述言語判定
部を備えたので、外部ネットワークからの受信文書デー
タを翻訳すべきか否かを自動的に判断して翻訳すること
ができる。
【0216】このように、本発明によれば、ネットワー
クを介した文書交換における言語の障壁を低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るホームページ翻訳
システムの構成図
【図2】訳文キャッシュサーバ及びクライアント装置の
ハードウェア構成図
【図3】ブラウザの表示画面を示す図
【図4】ブラウザの環境設定ウィンドウを示す図
【図5】ホームページ翻訳システムのキャッシュの方式
を示す図
【図6】クライアント装置の処理を示すフローチャート
(1)
【図7】クライアント装置の処理を示すフローチャート
(2)
【図8】訳文キャッシュサーバの処理を示すフローチャ
ート
【図9】本発明の第2実施形態に係るメール翻訳システ
ムの構成図
【図10】本発明の第2実施形態に係る翻訳メールサー
バの処理を示すフローチャート
【図11】メール本文の記述言語判定処理を示すフロー
チャート
【図12】添付文書の記述言語判定処理を示すフローチ
ャート
【図13】記述言語判定処理を示すフローチャート
【図14】本発明の第3実施形態に係るメール翻訳シス
テム
【図15】利用者テーブルのデータ構造図
【図16】本発明の第3実施形態に係る翻訳処理フロー
【図17】本発明の第4実施形態に係る翻訳システムの
構成図
【図18】第5実施形態に係る翻訳システムの構成図
【図19】文書編集アプリケーションプログラムの表示
画面を示す図
【図20】文書編集処理を示すフローチャート
【図21】部分翻訳処理を示すフローチャート
【図22】全文翻訳処理を示すフローチャート
【符号の説明】
2 訳文キャッシュサーバ 3 翻訳サーバ 5 クライアント装置 6 ブラウザ 9 プロキシサーバ 13 翻訳ボタン 20 環境設定ウィンドウ 32 翻訳メールサーバ 34 利用者テーブル 40 文書編集アプリケーションプログラム 41 翻訳データ送受信部 42 データ受付部 43 翻訳処理部 51 CPU5 52 メモリ 54 ハードディスク 55 メールボックス 65 CRT 67 マウス 463 全文翻訳ボタン 464 部分翻訳ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北岡 正治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 跡部 逸郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 伊藤 文子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 塩津 誠 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端末装置からサーバ装置への要求データ
    と、その要求データに対するサーバ装置から端末装置へ
    の応答データとを中継する中継装置であり、 その応答データが有する文情報を翻訳する翻訳部を備
    え、 サーバ装置から受信した前記応答データが有する文情報
    を翻訳し、その翻訳結果を応答データとして端末装置へ
    送信する中継装置。
  2. 【請求項2】端末装置からサーバ装置への要求データ
    と、その要求データに対するサーバ装置から端末装置へ
    の応答データとを中継する中継装置であり、 翻訳処理を実行する翻訳サーバと通信する制御部を備
    え、 サーバ装置から受信した前記応答データが有する文情報
    を前記翻訳サーバにて翻訳させ、その翻訳結果を応答デ
    ータとして端末装置へ送信する中継装置。
  3. 【請求項3】前記応答データの翻訳結果を保持するキャ
    ッシュ部をさらに備え、 前記制御部は、前記キャッシュ部に前記端末装置からの
    要求データに対する応答データの翻訳結果が保持されて
    いる場合は、該保持されている翻訳結果を該要求データ
    に対する応答データとして該端末装置に送信する請求項
    1または2記載の中継装置。
  4. 【請求項4】前記制御部は、前記キャッシュ部に前記要
    求データに対する応答データの翻訳結果が保持されてい
    ないときに、サーバ装置に前記要求データに対する応答
    データを送信させ、該応答データを前記キャッシュ部に
    保持する請求項3記載の中継装置。
  5. 【請求項5】前記要求データは、要求対象を指定する識
    別子を有し、 その識別子に基づいてキャッシュ部にアクセスする請求
    項1乃至3のいずれか1項に記載の中継装置。
  6. 【請求項6】前記要求データは、前記文情報を翻訳する
    際の翻訳仕様を指定する情報を有しており、 前記キャッシュ部は、その翻訳仕様に対応した翻訳結果
    を保持する請求項5記載の中継装置。
  7. 【請求項7】前記応答データは、データの表示仕様を指
    定する表示制御情報と、特定の言語で記述された文情報
    とを有し、 前記翻訳部は、表示制御情報を除いた文情報を翻訳する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の中継装置。
  8. 【請求項8】 複数の端末装置からの要求データを中継
    し、要求データの送信元の端末装置に前記翻訳結果を応
    答データとして送信する請求項1乃至4のいずれか1項
    に記載の中継装置。
  9. 【請求項9】中継データを翻訳して中継する第1の中継
    装置及び中継データを翻訳せずに中継する第2の中継装
    置を介してネットワークに接続され、 ネットワークから情報を取得する情報取得部と、 その情報の翻訳指定の有無を認識する翻訳指定認識部
    と、 ネットワークにアクセスするときの中継装置を切り替え
    る経路切換部とを備え、 翻訳指定を認識したときに、第1の中継装置からネット
    ワークにアクセスして翻訳された情報を入手し、 翻訳指定を認識しないときに、第2の中継装置からネッ
    トワークにアクセスして翻訳されていない情報を入手す
    る端末装置。
  10. 【請求項10】前記情報取得部がネットワークから取得
    する情報の翻訳を、その情報ごとに指定させる個別翻訳
    指定部と、前記情報取得部がネットワークから取得する
    情報の翻訳を一律に指定させる自動翻訳指定部とをさら
    に備えた請求項9記載の端末装置。
  11. 【請求項11】情報を表示する表示部をさらに備え、 翻訳前の情報と翻訳された情報とを所定の部分ごとに配
    置した対訳形式で表示する請求項9記載の端末装置。
  12. 【請求項12】情報を表示する複数の画面領域を有する
    表示部をさらに備え、 翻訳前の情報と翻訳された情報とを、各々異なる画面領
    域に表示する請求項9記載の端末装置。
  13. 【請求項13】文情報を記述する主要言語が規定された
    内部ネットワークと、文情報を記述する言語の種類が限
    定されない外部ネットワークとの間でデータを中継する
    中継装置であり、 中継されるデータが有する文情報の記述言語を判定する
    記述言語判定部と、 文情報を翻訳する翻訳部とを備え、 外部ネットワークからのデータを内部ネットワークに中
    継する場合において、そのデータが有する文情報の記述
    言語を内部ネットワークの主要言語に翻訳する中継装
    置。
  14. 【請求項14】文情報を記述する主要言語が規定された
    内部ネットワークと、文情報を記述する言語の種類が限
    定されない外部ネットワークとの間でデータを中継する
    中継装置であり、 中継されるデータが有する文情報の記述言語を判定する
    記述言語判定部と、 翻訳処理を実行する翻訳サーバと通信する制御部とを備
    え、 外部ネットワークからのデータを内部ネットワークに中
    継する場合において、前記制御部が、翻訳サーバに文情
    報の翻訳を指令し、中継されるデータが有する文情報の
    記述言語を内部ネットワークの主要言語に翻訳させる中
    継装置。
  15. 【請求項15】翻訳結果を保持するキャッシュ部をさら
    に備え、 キャッシュ部に通信データの翻訳結果が保持されている
    ときに、キャッシュ部から翻訳結果を読み出し、翻訳さ
    れたデータを中継する請求項13または14記載の中継
    装置。
  16. 【請求項16】文情報を記述する主要言語が規定された
    被サービス端末と、文情報を記述する言語の種類が限定
    されない外部通信装置との間でデータの送受信サービス
    をするサーバ装置であり、 受信されるデータが有する文情報の記述言語を判定する
    記述言語判定部と、 文情報を翻訳する翻訳部とを備え、 外部通信装置からのデータを受信する場合に、その文情
    報の記述言語を被サービス端末の主要言語に翻訳するサ
    ーバ装置。
  17. 【請求項17】文情報を記述する主要言語が規定された
    被サービス端末と、文情報を記述する言語の種類が限定
    されない外部通信装置との間でデータの送受信サービス
    をするサーバ装置であり、 受信されるデータが有する文情報の記述言語を判定する
    記述言語判定部と、 文情報を翻訳する翻訳サーバと通信する制御部とを備
    え、 外部通信装置からのデータを受信する場合に、前記制御
    部が、翻訳サーバに文情報の翻訳を指令し、受信される
    データが有する文情報の記述言語を被サービス端末の主
    要言語に翻訳させるサーバ装置。
  18. 【請求項18】 前記記述言語判定部は、前記文情報に
    含まれる記述言語を特定する単語の有無と文字コード情
    報とから該文情報の記述言語を判定する請求項16また
    は17記載のサーバ装置。
  19. 【請求項19】被サービス端末と外部通信装置との間で
    データの送受信サービスをするサーバ装置であり、 被サービス端末の利用者、データが有する文情報を翻訳
    する翻訳言語、及び、被翻訳言語を指定する利用者情報
    記憶部と、 文情報を翻訳する翻訳部とを備えたサーバ装置。
  20. 【請求項20】被サービス端末と外部通信装置との間で
    データの送受信サービスをするサーバ装置であり、 被サービス端末の利用者、データが有する文情報を翻訳
    する翻訳言語、及び、被翻訳言語を指定する利用者情報
    記憶部と、 文情報を翻訳する翻訳サーバと通信する制御部とを備え
    たサーバ装置。
  21. 【請求項21】前記データは、メール制御情報と本文と
    からなる電子メールデータであり、このメール制御情報
    を除いた本文を翻訳する請求項16乃至20のいずれか
    1項に記載のサーバ装置。
  22. 【請求項22】前記通信データは、メール制御情報と本
    文と添付文書とからなる電子メールデータであり、この
    メール制御情報を除く本文または添付文書の少なくとも
    一方を翻訳する請求項16乃至20のいずれか1項に記
    載のサーバ装置。
  23. 【請求項23】ネットワークに接続された端末装置とサ
    ーバ装置とからなる翻訳システムであり、 前記端末装置は、 文情報とこの文情報の表示制御情報とを有する文書デー
    タを編集する文書編集部と、 前記サーバ装置との間で文情報を送受信する送受信部と
    を備え、 サーバ装置は、 前記端末装置との間で文情報を送受信する送受信部と、 受信した文情報を指定された言語に翻訳する翻訳部とを
    備え、 編集中の文書データの一部または編集中の文書データの
    全部を指定された言語に翻訳する翻訳システム。
  24. 【請求項24】指定された言語に文情報を翻訳するサー
    バ装置にネットワークを介して接続された端末装置であ
    り、 文情報とこの文情報の表示制御情報とを有する文書デー
    タを編集する文書編集部と、 前記サーバ装置との間で文情報を送受信する送受信部と
    を備え、 前記サーバ装置に編集中の文書データの一部または編集
    中の文書データの全部を指定された言語に翻訳させる端
    末装置。
  25. 【請求項25】翻訳実行を指示する指示部をさらに備え
    た請求項24記載の端末装置。
  26. 【請求項26】編集中の文書を表示する表示部と、その
    文書の一部を選択させる選択部とを更に備え、編集中の
    文書の一部または編集中の文書の全部を指定された言語
    に翻訳させる請求項24記載の端末装置。
  27. 【請求項27】コンピュータを、 端末装置からサーバ装置への要求データと、その要求デ
    ータに対するサーバ装置から端末装置への応答データと
    を中継する中継装置として機能させるプログラムであ
    り、 その応答データが有する文情報を翻訳する翻訳部として
    機能させ、 サーバ装置から受信した前記応答データが有する文情報
    を翻訳させ、その翻訳結果を応答データとして端末装置
    へ送信させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  28. 【請求項28】コンピュータを、 端末装置からサーバ装置への要求データと、その要求デ
    ータに対するサーバ装置から端末装置への応答データと
    を中継する中継装置として機能させるプログラムであ
    り、 翻訳処理を実行する翻訳サーバと通信する制御部として
    機能させ、 サーバ装置から受信した前記応答データが有する文情報
    を前記翻訳サーバにて翻訳させ、その翻訳結果を応答デ
    ータとして端末装置へ送信させるためのプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  29. 【請求項29】前記応答データの翻訳結果を保持するキ
    ャッシュ部として機能させ、 前記制御部を、前記キャッシュ部に前記端末装置からの
    要求データに対する応答データの翻訳結果が保持されて
    いる場合に、該保持されている翻訳結果を該要求データ
    に対する応答データとして該端末装置に送信するよう機
    能させるための前記プログラムを記録した請求項28記
    載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  30. 【請求項30】前記制御部は、前記キャッシュ部に前記
    要求データに対する応答データの翻訳結果が保持されて
    いないときに、サーバ装置に前記要求データに対する応
    答データを送信させ、該応答データを前記キャッシュ部
    に保持するよう機能させる前記プログラムを記録した請
    求項29記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  31. 【請求項31】コンピュータに、 ネットワークから情報を取得させる手順と、 その情報の翻訳指定の有無を認識させる手順と、 翻訳指定を認識したときに、データを翻訳して中継する
    第1の中継装置を介してネットワークにアクセスして翻
    訳された情報を入手させる手順と、 翻訳指定を認識しないときに、データを転送する第2の
    中継装置を介してネットワークにアクセスして情報を入
    手させる手順と、からなるプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  32. 【請求項32】コンピュータに、 文情報を記述する主要言語が規定された被サービス端末
    と、文情報を記述する言語の種類が限定されない外部通
    信装置との間でデータの送受信サービスをさせるプログ
    ラムであり、 受信されるデータが有する文情報の記述言語を判定する
    手順と、 翻訳処理を実行する翻訳サーバと通信させる手順と、 外部通信装置からのデータを受信する場合に、翻訳サー
    バに文情報の翻訳を指令し、受信されるデータが有する
    文情報の記述言語を被サービス端末の主要言語に翻訳さ
    せる手順と、からなるプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  33. 【請求項33】指定された言語に文情報を翻訳するサー
    バ装置にネットワークを介して接続されたコンピュータ
    に、 文情報とこの文情報の表示制御情報とを有する文書デー
    タを編集するステップと、 前記サーバ装置との間で文情報を送受信するステップと
    からなり、 前記サーバ装置に編集中の文書データの一部または編集
    中の文書データの全部を指定された言語に翻訳させるプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  34. 【請求項34】コンピュータを、 端末装置からサーバ装置への要求データと、その要求デ
    ータに対するサーバ装置から端末装置への応答データと
    を中継する中継装置として機能させるプログラムであ
    り、 その応答データが有する文情報を翻訳する翻訳部として
    機能させ、 サーバ装置から受信した前記応答データが有する文情報
    を翻訳させ、その翻訳結果を応答データとして端末装置
    へ送信させるためのプログラム。
  35. 【請求項35】コンピュータを、 端末装置からサーバ装置への要求データと、その要求デ
    ータに対するサーバ装置から端末装置への応答データと
    を中継する中継装置として機能させるプログラムであ
    り、 翻訳処理を実行する翻訳サーバと通信する制御部として
    機能させ、 サーバ装置から受信した前記応答データが有する文情報
    を前記翻訳サーバにて翻訳させ、その翻訳結果を応答デ
    ータとして端末装置へ送信させるためのプログラム。
  36. 【請求項36】コンピュータに、 ネットワークから情報を取得させる手順と、 その情報の翻訳指定の有無を認識させる手順と、 翻訳指定を認識したときに、データを翻訳して中継する
    第1の中継装置を介してネットワークにアクセスして翻
    訳された情報を入手させる手順と、 翻訳指定を認識しないときに、データを転送する第2の
    中継装置を介してネットワークにアクセスして情報を入
    手させる手順と、からなるプログラム。
  37. 【請求項37】コンピュータに、 文情報を記述する主要言語が規定された被サービス端末
    と、文情報を記述する言語の種類が限定されない外部通
    信装置との間でデータの送受信サービスをさせるプログ
    ラムであり、 受信されるデータが有する文情報の記述言語を判定する
    手順と、 翻訳処理を実行する翻訳サーバと通信させる手順と、 外部通信装置からのデータを受信する場合に、翻訳サー
    バに文情報の翻訳を指令し、受信されるデータが有する
    文情報の記述言語を被サービス端末の主要言語に翻訳さ
    せる手順と、からなるプログラム。
  38. 【請求項38】指定された言語に文情報を翻訳するサー
    バ装置にネットワークを介して接続されたコンピュータ
    に、 文情報とこの文情報の表示制御情報とを有する文書デー
    タを編集するステップと、 前記サーバ装置との間で文情報を送受信するステップと
    からなり、 前記サーバ装置に編集中の文書データの一部または編集
    中の文書データの全部を指定された言語に翻訳させるプ
    ログラム。
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