JP2001318693A - 伝送装置および伝送方法 - Google Patents

伝送装置および伝送方法

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JP2001318693A JP2000135162A JP2000135162A JP2001318693A JP 2001318693 A JP2001318693 A JP 2001318693A JP 2000135162 A JP2000135162 A JP 2000135162A JP 2000135162 A JP2000135162 A JP 2000135162A JP 2001318693 A JP2001318693 A JP 2001318693A
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悠史 内藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速モデムによるモデム信号を正常に伝送す
ることが困難であった。 【解決手段】 例えば高速モデムによるモデム信号を正
常に伝送可能なクリアチャネル、符号化部25による従
来の32kbit/sや40kbit/sのADPCM
方式を含む少なくとも2種の伝送方式を用意し、ANS
am信号検出器23により入力信号からV.8手順に基
づくANSam信号が検出された場合、送信アサインメ
ントプロセッサ24が、そのうちの高品質な伝送方式に
切り換えるように、BCビットアサインメント部26に
指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声信号、ファ
クシミリ信号、データモデム信号などの音声周波数帯域
における信号を高能率に伝送する伝送装置および伝送方
法に関するものであり、特に、V.34変調方式などの
高速モデムを搭載したファクシミリ端末装置、データ端
末装置などの間の通信において高能率伝送を可能にする
伝送装置および伝送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の通信トラフィックの増大ととも
に、トラフィックの大半を占める電話音声信号をより高
能率に伝送するという要求が高まっている。この要求に
対応して、例えばディジタル回線多重化装置(Digital
Circuit Multiplication Equipment,DCME)が実用
化されている。
【0003】DCMEは、電話音声の有音率が40%以
下であることに着目して通話の有音部分のみ伝送するこ
とで電話音声信号の伝送効率を改善するディジタル音声
挿入技術(Digital Speech Interpolation,DSI)
と、音声信号をそれまでのPCM(Pulse Code Modulat
ion)方式より少ないビット数で符号化する高能率音声
符号化技術とを組み合わせて、電話音声信号の伝送効率
を改善する装置である。
【0004】例えば音声符号化方式として適応差分パル
ス符号変調(Adaptive Differencial Pulse Code Modul
ation,ADPCM)方式を用いたDCMEでは、それま
での64kbit/sPCM符号化方式で音声信号を伝
送する場合と比較して、約5倍の伝送効率が得られる。
【0005】図30は例えば特開平1−144735号
公報に記載されたADPCM方式によるDCMEである
従来の伝送装置の一例を示す図である。
【0006】図において、121は、CCT信号発生器
101、有音検出器103、送信アサインメントプロセ
ッサ104、信号遅延バッファ105およびADPCM
エンコーダ群106を有する送信側装置である。
【0007】101はチャネルチェックテスト(CC
T)信号を発生し、PCM入力信号に重畳するCCT信
号発生器であり、102は送信側の地上チャネルであ
り、103はPCM入力信号が有音状態であるか否かを
判定する有音検出器であり、104は有音部分を伝送チ
ャネル107に割り付ける送信アサインメントプロセッ
サであり、105はPCM入力信号を一時的に保持する
信号遅延バッファであり、106はPCM入力信号をA
DPCM方式で符号化するADPCMエンコーダを所定
の数だけ含むADPCMエンコーダ群である。
【0008】107は32kbit/sのADPCM信
号(ADPCM方式により符号化された信号)を伝送す
るための送信側および受信側の伝送チャネルである。
【0009】122は、ADPCMデコーダ群108、
受信アサインメントプロセッサ109およびCCT信号
検出器110を有する受信側装置である。
【0010】108はADPCM信号を元のPCM信号
に復号するADPCMデコーダを所定の数だけ含むAD
PCMデコーダ群であり、109は受信側の伝送チャネ
ル107とADPCMデコーダとの接続、およびADP
CMデコーダと受信側の地上チャネル111との接続を
制御する受信アサインメントプロセッサであり、110
は復号された信号からCCT信号を検出するCCT信号
検出器であり、111は受信側の地上チャネルである。
【0011】次に動作について説明する。まず、送信側
装置121の動作について説明する。地上チャネル10
2から64kbit/sのPCM入力信号が入力され
る。有音検出器103は、そのPCM入力信号が有音状
態であるか無音状態であるかを判定し、その判定結果を
送信アサインメントプロセッサ104に供給する。
【0012】送信アサインメントプロセッサ104は、
その判定結果に基づいて、PCM入力信号の有音部分に
対して、ADPCMエンコーダ群106のうちのいずれ
か空のADPCMエンコーダを割り付けるとともに、空
の伝送チャネル107を割り付ける。
【0013】そして、そのADPCMエンコーダにより
32kbit/sのADPCM方式で符号化された信号
が、割り付けられた伝送チャネル107で伝送される。
【0014】なお、これらの割り付けでは、送信アサイ
ンメントプロセッサ104により、PCM入力信号の有
音部分が、時系列的に順番に処理される。伝送チャネル
107では、2ミリ秒のフレーム内に最大2チャネルが
確保され、その接続関係(地上チャネルと伝送チャネル
との対応関係)がアサインメントメッセージとして、伝
送チャネル107のうちのアサインメントチャネル10
7aで対向側装置へ通知される。
【0015】次に、受信側装置122の動作について説
明する。受信側装置122は、対向側装置から受信側の
伝送チャネル107を介して伝送されている信号を受信
する。このとき、アサインメントチャネル107aで伝
送されてきたアサインメントメッセージが受信アサイン
メントプロセッサ109に供給される。そして受信アサ
インメントプロセッサ109は、接続更新のある地上チ
ャネル111に対して、ADPCMデコーダ群108の
うちの空のADPCMデコーダを割り付け、そのADP
CMデコーダに伝送チャネル107を接続し、受信した
信号をそのADPCMデコーダに供給する。
【0016】そして、受信された信号がADPCMデコ
ーダにより元のPCM信号に復号され、元のPCM信号
が地上チャネル111に出力される。
【0017】なお、CCT信号発生器101およびCC
T信号検出器110は、CCT信号を伝送チャネル10
7を介して送受して、DCMEの各部機能が正常に動作
しているか否かを自動試験するチャネルチェックテスト
を実行する。
【0018】以上のようにして、本装置と同様の対向側
装置との間でPCM信号の送受が実行される。
【0019】上述の従来の伝送装置は、符号化方式とし
て32kbit/sのADPCM方式を使用しているた
め、音声信号の高能率伝送は正しく行われるが、例えば
ファクシミリ端末装置が出力するV.29の9600b
it/sモデム信号を正常に伝送することが困難であ
る。そこで、その解決方法として、PCM入力信号の信
号種別が「音声」であるか「データ」であるかの判定を
行う音声/データ識別器を設け、音声信号である場合は
32kbit/sのADPCM方式を使用し、データ信
号である場合は、より通信品質の高い40kbit/s
のADPCM方式を使用するようにしたりする。
【0020】他方、近年、ファクシミリモデムの伝送速
度の高速化が進んでおり、データ信号速度14.4kb
it/s以下の既存のITU(International Telecomm
unication Union)勧告V.17、V.29およびV.2
7terで規定された変調方式に加えて、データ信号速
度28.8kbit/sのITU勧告V.34変調方式
を採用したファクシミリモデムが開発されている。ま
た、データモデムも同様に伝送速度の高速化が進んでお
り、ITU勧告V.90変調方式を採用した高速モデム
が開発されている。
【0021】なお、この他、従来の伝送装置としては、
特開平10−285375号公報、特開平10−290
346号公報、特開平10−304172号公報、特開
平11−41433号公報、特開平11−88650号
公報、特開平11−112759号公報、特開平11−
146170号公報などに記載のものがある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の伝送装置は以上
のように構成されているので、上述の高速モデムによる
モデム信号を40kbit/sのADPCM方式によっ
ても正常に伝送することが困難であるなどの課題があっ
た。
【0023】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、従来の32kbit/sや40k
bit/sのADPCM方式の他、例えば高速モデムに
よるモデム信号を正常に伝送可能な符号化方式やクリア
チャネル伝送方式などの高品質な伝送方式を用意し、入
力信号からV.8手順またはV.8bis手順などの所
定のスタートアップ手順における特定の信号が検出され
た場合、そのうちの高品質な伝送方式に切り換えるよう
にして、音声信号の他、V.34変調方式などの高速モ
デムを搭載したファクシミリ端末装置やデータ端末装置
が送信するモデム信号を正常に伝送することができる伝
送装置および伝送方法を得ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明に係る伝送装置
は、音声信号または音声帯域データ信号である入力信号
から、V.8手順またはV.8bis手順における特定
の信号を検出する特定信号検出手段と、その特定の信号
が検出された場合とその特定の信号が検出されない場合
とで異なる品質の伝送信号にして入力信号を、伝送路を
介して対向側装置へ送信する送信手段とを備えるもので
ある。
【0025】この発明に係る伝送装置は、所定のスター
トアップ手順における特定の信号をANSam信号とし
たものである。
【0026】この発明に係る伝送装置は、所定のスター
トアップ手順における特定の信号をV.21チャネルN
o.1モデム信号としたものである。
【0027】この発明に係る伝送装置は、入力信号から
無変調2100Hzトーン信号を検出する第1のトーン
信号検出手段を備え、その無変調2100Hzトーン信
号が検出された場合、特定信号検出手段により特定の信
号が検出された場合の品質で伝送信号を送信しないよう
にしたものである。
【0028】この発明に係る伝送装置は、音声信号また
は音声帯域データ信号である入力信号を所定の符号化モ
ードで符号化する符号化手段を備え、特定信号検出手段
により特定の信号が検出された場合、入力信号を伝送信
号としてそのままの品質で送信し、特定信号検出手段に
より特定の信号が検出されない場合、符号化手段により
所定の品質で符号化された信号を伝送信号として送信す
るようにしたものである。
【0029】この発明に係る伝送装置は、音声信号また
は音声帯域データ信号である入力信号を所定の第1の品
質の符号化モードで符号化する第1の符号化手段と、入
力信号を第1の品質より低い第2の品質の符号化モード
で符号化する第2の符号化手段とを備え、特定信号検出
手段により特定の信号が検出された場合、第1の符号化
手段により符号化された信号を伝送信号として送信し、
特定信号検出手段により特定の信号が検出されない場
合、第2の符号化手段により符号化された信号を伝送信
号として送信するようにしたものである。
【0030】この発明に係る伝送装置は、特定信号検出
手段と送信手段とを有する送信側装置と、対向側装置か
ら伝送信号を受信し、その伝送信号を元の入力信号にし
て出力信号として出力する受信側装置とを備えるもので
ある。
【0031】この発明に係る伝送装置は、伝送信号の品
質の切換要求を示すメッセージを対向側装置へ送信する
メッセージ送信手段と、対向側装置からのメッセージを
受信するメッセージ受信手段とを備え、メッセージ受信
手段によりメッセージが受信された場合、メッセージで
指定された品質に、対向側装置への伝送信号の品質を切
り換えるようにしたものである。
【0032】この発明に係る伝送装置は、特定の信号が
検出された場合にその検出情報を対向側装置へ送信する
検出情報送信手段と、対向側装置からの検出情報を受信
する検出情報受信手段とを備え、検出情報受信手段によ
り検出情報が受信された場合、対向側装置への伝送信号
の品質を切り換えるようにしたものである。
【0033】この発明に係る伝送装置は、特定の信号を
検出した後、入力信号のチャネルが無音状態になったと
きに、そのチャネルに対応する伝送信号のチャネルの品
質を切り換えるようにしたものである。
【0034】この発明に係る伝送装置は、特定の信号を
検出した後、入力信号のチャネルが無音状態になり、か
つそのチャネルに対応する対向側装置からの伝送信号の
チャネルが無音状態になった場合に、入力信号のチャネ
ルに対応する対向側装置への伝送信号のチャネルの品質
を切り換えるようにしたものである。
【0035】この発明に係る伝送装置は、特定の信号を
検出し、特定信号の品質を特定の信号を検出した場合の
品質に切り換えた後、呼切断を検出したときに、伝送信
号の品質を特定の信号を検出しない場合の品質に戻すよ
うにしたものである。
【0036】この発明に係る伝送装置は、所定時間以上
継続して、入力信号のチャネルが無音状態であるとき
に、呼切断を検出したと判定するようにしたものであ
る。
【0037】この発明に係る伝送装置は、所定時間以上
継続して、入力信号のチャネルが無音状態でありかつそ
のチャネルに対応する対向側装置からの伝送信号が無音
状態であるときに、呼切断を検出したと判定するように
したものである。
【0038】この発明に係る伝送装置は、入力信号とし
てのファクシミリ信号またはデータモデム信号および前
記入力信号に対応する対向側装置からの伝送信号として
のファクシミリ信号またはデータモデム信号の送受信プ
ロトコルを監視して呼切断を検出するようにしたもので
ある。
【0039】この発明に係る伝送装置は、出力信号から
所定のスタートアップ手順における特定の信号を検出す
る特定検出手段を備えるようにしたものである。
【0040】この発明に係る伝送装置は、入力信号とし
てのファクシミリ信号を発呼側から着呼側へ送信する場
合、所定の第1の品質で伝送信号を対向側装置へ送信
し、着呼側から発呼側へ送信する場合、第1の品質より
低い第2の品質で伝送信号を対向側装置へ送信するよう
にしたものである。
【0041】この発明に係る伝送装置は、特定の信号を
検出し、伝送信号の品質を特定の信号を検出した場合の
品質に切り換えた後、新たな呼接続を検出したときに、
伝送信号の品質を特定の信号を検出しない場合の品質に
戻すようにしたものである。
【0042】この発明に係る伝送装置は、入力信号から
チャネル導通試験に使用する特定周波数のトーン信号を
検出する第2のトーン信号検出手段を備え、第2のトー
ン信号検出手段によりトーン信号が検出された場合に、
新たな呼接続を検出したと判定するようにしたものであ
る。
【0043】この発明に係る伝送装置は、入力信号から
CNG信号またはCED信号を検出する第3のトーン信
号検出手段を備え、第3のトーン信号検出手段によりC
NG信号またはCED信号が検出された場合、新たな呼
接続を検出したと判定するようにしたものである。
【0044】この発明に係る伝送装置は、入力信号から
No.5シグナリングに基づく特定周波数のトーン信号
を検出する第4のトーン信号検出手段を備え、第4のト
ーン信号検出手段によりトーン信号が検出された場合、
呼切断または新たな呼接続を検出したと判定するように
したものである。
【0045】この発明に係る伝送装置は、特定の信号が
検出された場合の伝送信号をATMセルとして伝送する
ようにしたものである。
【0046】この発明に係る伝送装置は、特定の信号が
検出された場合の伝送信号をIPパケットとして伝送す
るようにしたものである。
【0047】この発明に係る伝送装置は、伝送信号をA
TMセルとして伝送するようにしたものである。
【0048】この発明に係る伝送装置は、伝送信号をI
Pパケットとして伝送するようにしたものである。
【0049】この発明に係る伝送方法は、音声信号また
は音声帯域データ信号である入力信号から、V.8手順
またはV.8bis手順における特定の信号を検出する
ステップと、その特定の信号が検出された場合とその特
定の信号が検出されない場合とで異なる品質の伝送信号
にして前記入力信号を、伝送路を介して対向側装置へ送
信するステップとを備えるものである。
【0050】この発明に係る伝送方法は、所定のスター
トアップ手順における特定の信号をANSam信号とし
たものである。
【0051】この発明に係る伝送方法は、所定のスター
トアップ手順における特定の信号をV.21チャネルN
o.1モデム信号としたものである。
【0052】この発明に係る伝送方法は、入力信号から
無変調2100Hzトーン信号を検出するステップを備
え、その無変調2100Hzトーン信号が検出された場
合に特定の信号が検出された場合の品質で伝送信号を送
信するようにしたものである。
【0053】この発明に係る伝送方法は、特定の信号が
検出された場合、入力信号を伝送信号としてそのままの
品質で送信し、特定の信号が検出されない場合、入力信
号を所定の品質で符号化した信号を伝送信号として送信
するようにしたものである。
【0054】この発明に係る伝送方法は、特定の信号が
検出された場合、入力信号を所定の第1の品質の符号化
モードで符号化した信号を伝送信号として送信し、特定
の信号が検出されない場合、入力信号を第1の品質より
低い第2の品質の符号化モードで符号化した信号を伝送
信号として送信するようにしたものである。
【0055】この発明に係る伝送方法は、対向側装置か
ら伝送信号を受信するステップと、伝送信号を元の入力
信号にして出力信号として出力するステップとを備える
ものである。
【0056】この発明に係る伝送方法は、伝送信号の品
質の切換要求を示すメッセージを対向側装置へ送信する
ステップと、対向側装置からのメッセージを受信するス
テップとを備え、メッセージが受信された場合、メッセ
ージで指定された品質に、対向側装置への伝送信号の品
質を切り換えるようにしたものである。
【0057】この発明に係る伝送方法は、特定の信号が
検出された場合にその検出情報を対向側装置へ送信する
ステップと、対向側装置からの検出情報を受信するステ
ップとを備え、検出情報が受信された場合、対向側装置
への伝送信号の品質を切り換えるようにしたものであ
る。
【0058】この発明に係る伝送方法は、特定の信号を
検出した後、入力信号のチャネルが無音状態になったと
きに、そのチャネルに対応する伝送信号のチャネルの品
質を切り換えるようにしたものである。
【0059】この発明に係る伝送方法は、特定の信号を
検出した後、入力信号のチャネルが無音状態になり、か
つそのチャネルに対応する対向側装置からの伝送信号の
チャネルが無音状態になった場合に、入力信号のチャネ
ルに対応する対向側装置への伝送信号のチャネルの品質
を切り換えるようにしたものである。
【0060】この発明に係る伝送方法は、特定の信号を
検出し、伝送信号の品質を特定の信号と検出した場合の
品質に切り換えた後、呼切断を検出したときに、伝送信
号の品質を特定の信号を検出しない場合の品質に戻すよ
うにしたものである。
【0061】この発明に係る伝送方法は、所定時間以上
継続して、入力信号のチャネルが無音状態であるとき
に、呼切断を検出したと判定するようにしたものであ
る。
【0062】この発明に係る伝送方法は、所定時間以上
継続して、入力信号のチャネルが無音状態でありかつそ
のチャネルに対応する対向側装置からの伝送信号が無音
状態であるときに、呼切断を検出したと判断するように
したものである。
【0063】この発明に係る伝送方法は、入力信号とし
てのファクシミリ信号またはデータモデム信号およびそ
の入力信号に対応する対向側装置からの伝送信号として
のファクシミリ信号またはデータモデム信号の送受信プ
ロトコルを監視して呼切断を検出するようにしたもので
ある。
【0064】この発明に係る伝送方法は、出力信号から
所定のスタートアップ手順における特定の信号を検出す
るステップを備えるようにしたものである。
【0065】この発明に係る伝送方法は、入力信号とし
てのファクシミリ信号を発呼側から着呼側へ送信する場
合、所定の第1の品質で伝送信号を対向側装置へ送信
し、着呼側から発呼側へ送信する場合、第1の品質より
低い第2の品質で伝送信号を対向側装置へ送信するよう
にしたものである。
【0066】この発明に係る伝送方法は、特定の信号を
検出し、伝送信号の品質を特定の信号を検出しない場合
の品質に切り換えた後、新たな呼接続を検出したとき
に、伝送信号の品質を特定の信号を検出しない場合の品
質に戻すようにしたものである。
【0067】この発明に係る伝送方法は、入力信号から
チャネル導通試験に使用する特定周波数のトーン信号を
検出するステップを備え、トーン信号が検出された場合
に、新たな呼接続を検出したと判定するようにしたもの
である。
【0068】この発明に係る伝送方法は、入力信号から
CNG信号またはCED信号を検出するステップを備
え、CNG信号またはCED信号が検出された場合、新
たな呼接続を検出したと判定するようにしたものであ
る。
【0069】この発明に係る伝送方法は、入力信号から
No.5シグナリングに基づく特定周波数のトーン信号
を検出するステップを備え、トーン信号が検出された場
合、呼切断または新たな呼接続を検出したと判定するよ
うにしたものである。
【0070】この発明に係る伝送方法は、特定の信号が
検出された場合の伝送信号をATMセルとして伝送する
ようにしたものである。
【0071】この発明に係る伝送方法は、特定の信号が
検出された場合の伝送信号をIPパケットとして伝送す
るようにしたものである。
【0072】この発明に係る伝送方法は、伝送信号をA
TMセルとして伝送するようにしたものである。
【0073】この発明に係る伝送方法は、伝送信号をI
Pパケットとして伝送するようにしたものである。
【0074】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.この発明の実施の形態1による伝送装置
は、伝送システムにおいて、伝送路を介して互いに対向
されて配置される。図1は、この発明の実施の形態1に
よる伝送装置を互いに対向させて構成された伝送システ
ムの一例を示すブロック図である。
【0075】図1において、1A,1Bは、トランク側
(地上側)からの音声信号または音声帯域データ信号で
ある入力信号から伝送信号を生成し、その伝送信号を伝
送路3へ出力する送信側装置11と、伝送路3からの伝
送信号を受信し、元の音声信号または音声帯域データ信
号にして出力信号としてトランク側に出力する受信側装
置12とを有する実施の形態1による伝送装置である。
この場合、伝送装置1Aは伝送装置1Bの対向側装置で
あり、伝送装置1Bは伝送装置1Aの対向側装置であ
る。
【0076】2Aは、伝送装置1Aのトランク側にそれ
ぞれ接続されるとともに、電話機4A−1〜4A−nお
よびファクシミリ端末装置5A−1〜5A−mに接続さ
れ、回線の交換を実行する交換機であり、2Bは、伝送
装置1Bのトランク側にそれぞれ接続されるとともに、
電話機4B−1〜4B−pおよびファクシミリ端末装置
5B−1〜5B−qに接続され、回線の交換を実行する
交換機である。
【0077】3は伝送装置1A,1Bを接続する例えば
衛星回線や海底ケーブルといったベアラ回線などの所定
の伝送路である。
【0078】4A−1〜4A−nは交換機2Aに接続さ
れたn個の電話機であり、4B−1〜4B−pは交換機
2Bに接続されたp個の電話機であり、5A−1〜5A
−mは交換機2Aに接続されたm個のファクシミリ端末
装置であり、5B−1〜5B−qは交換機2Bに接続さ
れたq個のファクシミリ端末装置である。
【0079】図2はこの発明の実施の形態1による伝送
装置1A,1Bの構成を示すブロック図である。図2に
示す送信側装置11において、21は入力信号の各チャ
ネルの信号が音声信号であるか音声帯域データ信号であ
るかを識別する音声/データ識別器であり、22は入力
信号の各チャネルの信号が有音状態であるか無音状態で
あるか判定する有音検出器であり、23は入力信号の各
チャネルからITU勧告V.8で規定されるANSam
信号を検出するANSam信号検出器(特定信号検出手
段)である。
【0080】24は、入力信号の各チャネルと、符号化
部25における符号器および伝送路3でのチャネルとの
割り付けを制御する送信アサインメントプロセッサ(送
信手段)である。25は図示せぬ所定の数の符号器を有
する符号化部(符号化手段)であり、26は伝送路3で
のチャネルのうち使用されていないチャネルに、入力信
号のチャネルまたは符号化部25の符号器を割り付け、
その入力信号のチャネルの信号または符号化後の信号を
伝送信号として対向側装置へ送信するベアラチャネル
(BC)ビットアサインメント部(送信手段)であり、
27はトランク側の信号(送信側装置11では入力信
号)のチャネルと伝送信号のチャネルとの割り付けの情
報などをCCメッセージとして送信するコントロールチ
ャネル(CC)メッセージエンコーダ(メッセージ送信
手段)である。
【0081】受信側装置12において、31は対向側装
置からのCCメッセージを受信し、そのCCメッセージ
からトランク側の信号(受信側装置12では出力信号)
のチャネルと伝送信号のチャネルとの割り付けの情報な
どを抽出するCCメッセージデコーダ(メッセージ受信
手段)であり、32は伝送信号のチャネルおよび復号部
34における復号器と出力信号のチャネルとの割り付け
を制御する受信アサインメントプロセッサ(検出情報受
信手段)である。33は、受信アサインメントプロセッ
サ32からの割り付け指示に従って、伝送信号の各チャ
ネルの信号を、復号部34における復号器に供給する
か、あるいは、伝送信号をそのまま出力信号として出力
するBCビットアサインメント部であり、34は図示せ
ぬ所定の数の復号器を有する復号部であり、35はBC
ビットアサインメント部33からの信号および復号部3
4からの信号を単に出力信号として出力する出力部であ
り、36は出力信号の各チャネルが有音状態であるか無
音状態であるかを判定する有音検出器である。
【0082】次に動作について説明する。最初に、図1
に示す伝送システムにおける音声信号および音声帯域デ
ータ信号の伝送について説明する。電話機4A−1〜4
A−nおよびファクシミリ端末装置5A−1〜5A−m
のいずれかからの音声信号もしくは音声帯域データ信号
は、交換機2Aにより、入力信号における1チャネルの
信号として伝送装置1Aに供給される。伝送装置1Aの
送信側装置11は、入力信号の各チャネルの信号に対し
て音声符号化、無音圧縮などの処理を行った後、処理後
の信号を伝送信号の各チャネルの信号として伝送路3に
出力するとともに、上述のCCメッセージを出力する。
【0083】伝送装置1Aからの伝送信号およびCCメ
ッセージは、衛星回線、海底ケーブルなどの伝送路3を
介して対向側装置である伝送装置1Bに伝送され、伝送
装置1Bの受信側装置12により受信される。伝送装置
1Bの受信側装置12は、CCメッセージの内容に基づ
いて、伝送信号の各チャネルの信号に対して音声復号な
どの処理を行った後、処理後の信号を出力信号の各チャ
ネルの信号として交換機2Bに出力する。その出力信号
の各チャネルの信号は、交換機2Bにより、電話機4B
−1〜4B−pおよびファクシミリ端末装置5B−1〜
5B−qのいずれかに供給される。
【0084】同様に、電話機4B−1〜4B−pおよび
ファクシミリ端末装置5B−1〜5B−qのいずれかか
らの音声信号もしくは音声帯域データ信号は、交換機2
Bにより、入力信号における1チャネルの信号として伝
送装置1Bに供給される。伝送装置1Bの送信側装置1
1は、入力信号の各チャネルの信号に対して音声符号
化、無音圧縮などの処理を行った後、処理後の信号を伝
送信号の各チャネルの信号として伝送路3に出力すると
ともに、上述のCCメッセージを出力する。
【0085】伝送装置1Bからの伝送信号およびCCメ
ッセージは、衛星回線、海底ケーブルなどの伝送路3を
介して対向側装置である伝送装置1Aに伝送され、伝送
装置1Aの受信側装置12により受信される。伝送装置
1Aの受信側装置12は、CCメッセージの内容に基づ
いて、伝送信号の各チャネルの信号に対して音声復号な
どの処理を行った後、処理後の信号を出力信号の各チャ
ネルの信号として交換機2Aに出力する。その出力信号
の各チャネルの信号は、交換機2Aにより、電話機4A
−1〜4A−nおよびファクシミリ端末装置5A−1〜
5A−mのいずれかに供給される。
【0086】このようにして、各チャネルについての伝
送処理が送受双方向で行われるが、通常、交換機2A,
2Bにより入力信号および出力信号は多重化されるた
め、複数チャネル分についての伝送処理が実行される。
【0087】次に、送信側装置11の動作について説明
する。図3は実施の形態1による伝送装置における送信
アサインメントプロセッサ24の動作について説明する
フローチャートである。図4は図3における符号化モー
ドの切換判定(1)の詳細について説明するフローチャ
ートであり、図5は図3における符号化モードの切換判
定(2)の詳細について説明するフローチャートであ
る。
【0088】交換機2A,2Bからの入力信号は、トラ
ンク側からの複数チャネルの電話回線信号が多重化され
たものであり、送信側装置11における音声/データ識
別器21、有音検出器22、ANSam信号検出器2
3、符号化部25およびBCビットアサインメント部2
6に供給される。
【0089】音声/データ識別器21は、供給された入
力信号を解析し、入力信号における各チャネルの信号が
音声信号であるか音声帯域データ信号であるかを判定
し、その判定結果を送信アサインメントプロセッサ24
に供給する。
【0090】このとき、音声/データ識別器21は、特
開平3−250961号公報に記載の音声/データ識別
器のように、例えば、入力信号の零交差数(単位時間あ
たりに信号レベルが零レベルと交差する回数)、電力、
およびこれらの時間的変動から、音声信号であるか音声
帯域データ信号であるかの判定を行う。なお、音声/デ
ータ識別器21の識別アルゴリズムはこれに限らず、例
えば入力信号の周波数分析に基づくアルゴリズムなど、
他の方式を使用してもよい。
【0091】また、音声/データ識別器21は、入力信
号における各チャネルから、ファクシミリモデムやデー
タモデムが送出する2100Hzのトーン信号を検出す
る。2100Hzのトーン信号を検出した場合、音声/
データ識別器21は、そのチャネルの信号が音声帯域デ
ータ信号であると判定する。
【0092】さらに、音声/データ識別器21は、対向
側装置から受信側装置12への伝送信号の各チャネルの
信号種別情報を受信アサインメントプロセッサ32から
取得し、あるチャネルの信号種別が「音声」から「デー
タ」に変化した場合、そのチャネルに対応する入力信号
におけるチャネルの信号が音声帯域データ信号であると
判定する。
【0093】一方、有音検出器22は、供給された入力
信号を解析し、入力信号における各チャネルが有音状態
であるか無音状態であるかを判定し、その判定結果を送
信アサインメントプロセッサ24に供給する。
【0094】このとき、有音検出器22は、例えば、入
力信号の信号強度に基づいて有音状態であるか無音状態
であるかを判定する。ただし、判定方法は、これに限ら
ず、入力信号の零交差数などの判定基準を併用して判定
するようにしてもよい。
【0095】また、ANSam信号検出器23は、供給
された入力信号を解析し、入力信号における各チャネル
に対して、ITU勧告V.8において規定されているA
NSam信号(変形応答信号)の有無を判定し、その判
定結果を送信アサインメントプロセッサ24に供給す
る。なお、ANSam信号とは、ファクシミリ端末装置
5A−1〜5A−m,5B−1〜5B−qから送信され
る信号であって、2100Hzのトーン信号を15Hz
の正弦波で振幅変調した信号である。
【0096】このとき、ANSam信号検出器23は、
例えば、2100Hzの周波数成分の信号強度の値を監
視するとともに、振幅変調にともなう信号強度の時間的
変動を監視し、2100Hzの周波数成分の信号強度が
所定の値より大きく、かつ信号強度の時間的変動が所定
の値より大きいという場合に、ANSam信号を検出し
たと判定する。
【0097】そして、送信アサインメントプロセッサ2
4は、音声/データ識別器21、有音検出器22および
ANSam信号検出器23よりそれぞれ供給された判定
結果に基づいて、入力信号における各チャネルと、符号
化部25における符号器および伝送路3における各チャ
ネルとの割り付けを決定し、その割り付けの関係を符号
化部25およびBCビットアサインメント部26に供給
する。
【0098】ただし、送信アサインメントプロセッサ2
4は、ANSam信号検出器23からの判定結果、また
はCCメッセージデコーダ31により対向側装置から受
信され、受信アサインメントプロセッサ32を介して供
給される64kbit/sクリアチャネルアサイン要求
指示に基づいて、入力信号における各チャネルに対し
て、ITU勧告V.34で規定された変調方式によるモ
デム伝送(V.34モデム伝送)が行われているか否か
を判定し、V.34モデム伝送を実施しているチャネル
については符号器を割り付けず、そのチャネルの信号を
そのまま、64kbit/sのクリアチャネルとして、
伝送信号におけるチャネルのうち使用されていないチャ
ネルに割り付ける。
【0099】一方、入力信号におけるチャネルのうち、
V.34モデム伝送を実施していないチャネルのうち、
有音検出器22により有音状態であると判定されたチャ
ネルは、符号化部25のうちの使用されていない符号器
の1つに割り付けられ、その符号器の出力が、伝送信号
におけるチャネルのうち、使用されていないチャネルに
割り付けられる。また、送信アサインメントプロセッサ
24は、音声/データ識別器21からの判定結果、およ
び伝送信号におけるチャネルの空きの割合に基づいて、
その符号器で使用する符号化方式および符号化速度を決
定し、決定した符号化方式および符号化速度を符号化部
25に通知する。
【0100】なお、符号化部25における符号器では、
例えば、ITU勧告G.726で規定された40kbi
t/s、32kbit/s、24kbit/s、または
16kbit/sのADPCM方式が使用される。そこ
で、送信アサインメントプロセッサ24は、信号種別が
音声帯域データ信号であると判定された場合、そのチャ
ネルのモデム信号の伝送における伝送誤りをより少なく
して伝送信号の品質を高品質とするために、符号化速度
を40kbit/sに指定する。一方、送信アサインメ
ントプロセッサ24は、信号種別が音声信号であると判
定された場合、ビットレートを低くして回線使用効率を
向上させるために、符号化速度を32kbit/s、2
4kbit/sおよび16kbit/sのいずれかに指
定する。音声信号に対して32kbit/s、24kb
it/sおよび16kbit/sのいずれを使用するか
は、伝送信号におけるチャネルの空き具合に応じて決定
される。伝送信号におけるチャネルに十分な空きがある
場合には、32kbit/sの符号化速度が選択され、
伝送信号におけるチャネルの空きが少なくなるに従っ
て、24kbit/s、16kbit/sと符号化速度
を順次低下させる。
【0101】また、送信アサインメントプロセッサ24
は、受信側装置12の有音検出器36から有音/無音判
定結果を供給され、その有音/無音判定結果、および送
信側装置11の有音検出器22からの有音/無音判別結
果に基づいて、互いに対応する送信および受信の双方向
(すなわち、同一端末間における入力信号のチャネルと
出力信号のチャネル)の信号状態から呼の終了を検出す
る。そして、64kbit/sクリアチャネルにおい
て、双方向とも無音状態が所定時間以上継続した場合、
送信アサインメントプロセッサ24は、呼が終了したと
判定し、そのチャネルを、64kbit/sクリアチャ
ネルから、ADPCM方式符号化による符号化チャネル
に切り換えるようにする。
【0102】ここで、図3〜図5のフローチャートを参
照して、送信アサインメントプロセッサ24の動作の詳
細について説明する。なお、ここでは、有音検出器22
の判定結果に基づく、入力信号における各チャネルの、
符号化部25の符号器および伝送信号のチャネルへの割
り付けの制御については説明を省略し、入力信号の識別
状態に応じた符号化モードの切換制御の動作について説
明する。また、伝送信号のチャネルの空き具合に応じた
符号化速度の制御についても、説明を簡単にするため
に、その説明を省略し、32kbit/s、24kbi
t/sまたは16kbit/sのADPCM方式を、3
2kbit/s以下のADPCM方式と一括して取り扱
う。ただし、これらの符号化速度の制御を行うことは勿
論可能である。
【0103】まず、送信アサインメントプロセッサ24
は、伝送信号の品質を初期状態に設定するために、符号
化部25に、32kbit/s以下のADPCM方式に
よる符号化モードを指示する(ステップST1)。
【0104】次に、送信アサインメントプロセッサ24
は、伝送信号の各チャネルが、64kbit/sクリア
チャネルであるか、40kbit/sのADPCM方式
による符号化チャネルであるか、32kbit/s以下
のADPCM方式による符号化チャネルであるかを判断
する(ステップST2,ステップST3)。
【0105】64kbit/sクリアチャネルについて
は、送信アサインメントプロセッサ24は、後述の符号
化モードの切換判定(1)を実行する(ステップST
4)。
【0106】一方、40kbit/sのADPCM方式
による符号化チャネルについては、送信アサインメント
プロセッサ24は、音声/データ識別器21からの判定
結果に基づいてそのチャネルの信号が音声信号である否
かを判断し(ステップST5)、そのチャネルの信号が
音声信号である場合には、そのチャネルを、32kbi
t/s以下のADPCM方式による符号化チャネルに切
り換える(ステップST6)。その後、送信アサインメ
ントプロセッサ24は、後述の符号化モード切換判定
(2)を実行する(ステップST7)。
【0107】また、32kbit/s以下のADPCM
方式による符号化チャネルについては、送信アサインメ
ントプロセッサ24は、音声/データ識別器21からの
判定結果に基づいてそのチャネルの信号が音声帯域デー
タ信号である否かを判断し(ステップST8)、そのチ
ャネルの信号が音声帯域データ信号である場合には、そ
のチャネルを、40kbit/sのADPCM方式によ
る符号化チャネルに切り換える(ステップST9)。そ
の後、送信アサインメントプロセッサ24は、後述の符
号化モード切換判定(2)を実行する(ステップST
7)。
【0108】そして符号化モード切換判定(1)または
符号化モード切換判定(2)が実行された後、ステップ
ST2に戻り、ステップST2〜ステップST9の処理
が繰り返し実行される。
【0109】ここで、図4を参照して、64kbit/
sクリアチャネルに対する符号化モードの切換判定
(1)について説明する。符号化モードの切換判定
(1)では、送信アサインメントプロセッサ24は、有
音検出器22による送信方向の有音/無音判別結果、お
よび受信側装置12の有音検出器36による受信方向の
有音/無音判別結果に基づいて、各チャネルについて送
信方向と受信方向の双方向とも無音状態であるか否かを
判断し(ステップST21)、双方向とも無音状態であ
る場合、内蔵の図示せぬ無音時間計測用タイマの動作を
イネーブルにする(ステップST22)。一方、少なく
とも一方の方向が有音状態である場合、送信アサインメ
ントプロセッサ24は、無音時間計測用タイマの動作を
停止し(ステップST23)、無音時間計測用タイマの
値を初期化する(ステップST24)。
【0110】そして、送信アサインメントプロセッサ2
4は、無音時間計測用タイマの値が所定の時間以上を示
しているか否かを判断し(ステップST25)、無音時
間計測用タイマの値が所定の時間以上を示している場
合、すなわち所定の時間以上、無音状態が継続した場
合、そのチャネルの呼が終了したと判断し、そのチャネ
ルを初期状態である32kbit/s以下のADPCM
方式による符号化チャネルに切り換える(ステップST
26)。
【0111】このようにして符号化モードの切換判定
(1)が実行される。
【0112】また、図5を参照して、ADPCM方式に
よる符号化チャネルに対する符号化モードの切換判定
(2)について説明する。符号化モードの切換判定
(2)では、送信アサインメントプロセッサ24は、A
NSam信号検出器23からの判定結果に基づいて、各
チャネルについてANSam信号が検出されたか否かを
判断し(ステップST31)、ANSam信号が検出さ
れた場合には、ANSam信号が検出されたチャネルに
ついての64kbit/sクリアチャネルアサイン要求
を生成し、そのチャネルに対応する逆方向のチャネルに
ついての64kbit/sクリアチャネルアサイン要求
指示をCCメッセージエンコーダ27に供給するととも
に、後に、そのチャネルを64kbit/sクリアチャ
ネルに切り換えるために、64kbit/s分のチャネ
ルを確保するまで伝送信号のチャネルの空きを検索する
(ステップST32)。
【0113】なお、ANSam信号を検出した時点です
ぐには64kbit/sクリアチャネルでの伝送方式に
切り換えず、64kbit/sクリアチャネルアサイン
要求を生成するのみとして後に切り換えるようにしてい
るのは、ANSam信号を検出した時点では、伝送信号
のチャネルの混み具合によってはすぐに64kbit/
s分のチャネルを確保できない可能性があり、64kb
it/sのチャネルを確実に確保するために、使用中の
他のチャネルが空くのを待つ必要があるためである。
【0114】また、送信アサインメントプロセッサ24
は、各チャネルについて対向側装置からの64kbit
/sクリアチャネルアサイン要求指示が受信アサインメ
ントプロセッサ32より通知されたか否かを判断し(ス
テップST33)、対向側装置からの64kbit/s
クリアチャネルアサイン要求指示が通知された場合に
は、そのチャネルについての64kbit/sクリアチ
ャネルアサイン要求を生成し、後に、そのチャネルを6
4kbit/sクリアチャネルに切り換えるために、6
4kbit/s分のチャネルを確保するまで伝送信号の
チャネルの空きを検索する(ステップST34)。
【0115】そして、送信アサインメントプロセッサ2
4は、64kbit/sクリアチャネルアサイン要求が
生成済みであるか否かを判断し(ステップST35)、
64kbit/sクリアチャネルアサイン要求が生成済
みである場合には、有音検出器22による送信方向の有
音/無音判別結果および受信側装置12の有音検出器3
6による受信方向の有音/無音判別結果に基づいて、そ
のチャネルについて双方向ともに無音状態であるか否か
を判断し(ステップST36)、双方向ともに無音状態
である場合には、その双方向のチャネルを64kbit
/sクリアチャネルに切り換える(ステップST3
7)。
【0116】一方、64kbit/sクリアチャネルア
サイン要求が生成済みではない場合や双方向のいずれか
が有音状態である場合には、符号化モードの切換判定
(2)を終了する。
【0117】このようにして符号化モードの切換判定
(2)が実行される。すなわち、符号化モードの切換判
定(1)では、64kbit/sクリアチャネルからA
DPCM方式による符号化チャネルへの切換の判定が実
行され、符号化モードの切換判定(2)では、ADPC
M方式による符号化チャネルから64kbit/sクリ
アチャネルへの切換の判定が実行される。
【0118】このように送信アサインメントプロセッサ
24は動作する。
【0119】そして符号化部25は、送信アサインメン
トプロセッサ24からの割り付けの指示に基づいて、入
力信号における各チャネルを内蔵の符号器に割り付け
る。そして符号化部25の符号器は、送信アサインメン
トプロセッサ24からの符号化モード(符号化方式、符
号化速度)の指示に基づいて、割り当てられたチャネル
の信号を符号化して、符号化した信号をBCビットアサ
インメント部26に供給する。
【0120】BCビットアサインメント部26は、送信
アサインメントプロセッサ24からの割り付けの指示に
基づいて、入力信号におけるチャネルの信号または符号
化部25の符号器からの符号化後の信号を、伝送信号に
おけるチャネルのうち使用されていないチャネルに割り
付け、伝送路3に出力する。
【0121】他方、送信アサインメントプロセッサ24
は、トランク側の信号(入力信号)におけるチャネルと
伝送信号におけるチャネルとの割り付け関係を示すマッ
プ情報、必要に応じて64kbit/sクリアチャネル
アサイン要求指示、および各チャネルの符号化モード
(64kbit/sクリアチャネルの場合も含む)をC
Cメッセージエンコーダ27に供給する。
【0122】また、送信アサインメントプロセッサ24
は、V.34モデムのスタートアップ手順におけるIT
U勧告V.8で定義された特有の信号を検出した場合
に、そのチャネルに対応する、対向側装置から受信側装
置12へのチャネルを64kbit/sクリアチャネル
に切り換えるために、64kbit/sクリアチャネル
アサイン要求指示をCCメッセージエンコーダ27に供
給する。
【0123】CCメッセージエンコーダ27は、送信ア
サインメントプロセッサ24からの、チャネルの割り付
け関係を示すマップ情報、必要に応じて64kbit/
sクリアチャネルアサイン要求指示、および各チャネル
の符号化モードをCCメッセージとして伝送路3のコン
トロールチャネルを介して対向側装置へ送信する。
【0124】すなわち、V.8で定義されたANSam
信号は着呼側端末から発呼側端末へ送出されるものであ
るので、着呼側端末側の伝送装置におけるANSam信
号検出器23が、ANSam信号を検出することにな
る。このとき、ANSam信号を検出した伝送装置から
対向側装置への伝送信号を、64kbit/sクリアチ
ャネルによる伝送信号に切り換えただけでは、対向側装
置から、ANSam信号を検出した伝送装置への伝送信
号は、64kbit/sクリアチャネルによる伝送信号
に切り換わらず、本来、高品質な伝送方式を用いる必要
のある発呼側端末から着呼側端末へ送出される信号が正
常に伝送されない。そこで、着呼側端末側の伝送装置に
おいてANSam信号が検出された場合、CCメッセー
ジエンコーダ27が、64kbit/sクリアチャネル
アサイン要求指示であるCCメッセージを対向側装置に
通知し、対向側装置(発呼側端末側の伝送装置)は、そ
のCCメッセージを受信すると、着呼側端末側の伝送装
置への伝送信号を64kbit/sクリアチャネルによ
る伝送信号に切り換える。
【0125】このようにして、送信側装置11により適
宜、伝送方式が設定されて、トランク側からの入力信号
が、ベアラ側への伝送信号として伝送路3を介して対向
側装置へ伝送される。
【0126】次に受信側装置12の動作について説明す
る。図6は実施の形態1による伝送装置における受信ア
サインメントプロセッサ32の動作について説明するフ
ローチャートである。
【0127】CCメッセージデコーダ31は、対向側装
置から伝送路3のコントロールチャネルを介してCCメ
ッセージを受信し、そのCCメッセージから、伝送信号
におけるチャネルとトランク側の信号(出力信号)にお
けるチャネルとの割り付け関係を示すマップ情報、存在
する場合には64kbit/sクリアチャネルアサイン
要求指示、および、各チャネルの符号化モードの情報を
抽出し、受信アサインメントプロセッサ32に供給す
る。
【0128】受信アサインメントプロセッサ32は、C
Cメッセージデコーダ31より供給されたマップ情報に
基づいて、伝送信号におけるチャネルと、復号部34の
復号器および出力信号におけるチャネルとの割り付け指
示をBCビットアサインメント部33および復号部34
に供給する。ただし、伝送信号のチャネルのうち64k
bit/sクリアチャネルであるものについては、受信
アサインメントプロセッサ32は、伝送信号における各
チャネルと出力信号における各チャネルとを割り付ける
指示をBCビットアサインメント部33に供給する。
【0129】すなわち、受信アサインメントプロセッサ
32は、BCビットアサインメント部33に、伝送信号
におけるチャネルのうち、64kbit/sクリアチャ
ネルであるものに対しては、復号器を割り付けさせず、
直接、出力信号のチャネルに割り付けさせ、一方、それ
以外のチャネルに対しては、復号部34における復号器
の1つに割り付けるとともに、その復号器を出力信号に
おけるチャネルに割り付けさせる。
【0130】また、受信アサインメントプロセッサ32
は、CCメッセージデコーダ31から64kbit/s
クリアチャネルアサイン要求指示を供給された場合、そ
の64kbit/sクリアチャネルアサイン要求指示を
送信アサインメントプロセッサ24に転送する。この6
4kbit/sクリアチャネルアサイン要求指示を供給
された送信アサインメントプロセッサ24は、上述のよ
うに、指定されたチャネルを64kbit/sクリアチ
ャネルとする。
【0131】また、受信アサインメントプロセッサ32
は、CCメッセージデコーダ31より供給された各チャ
ネルの符号化モードに基づいて、伝送信号における各チ
ャネルの信号種別が音声であるかデータであるかを判定
し、その判定結果を送信側装置11における音声/デー
タ識別器21に供給する。
【0132】このとき、例えば、符号化モードが32k
bit/s、24kbit/sまたは16kbit/s
のADPCM方式であるチャネルの信号種別は「音声」
であると判定され、符号化モードが40kbit/sA
DPCM方式であるチャネルの信号種別は「データ」で
あると判定される。
【0133】ここで、図6のフローチャートを参照し
て、受信アサインメントプロセッサ32の動作の詳細に
ついて説明する。なお、ここでは、図3〜図5に示す送
信アサインメントプロセッサ24の処理に対応して、伝
送信号のチャネルの空き具合に応じた符号化速度の制御
についてはその説明を省略し、32kbit/s、24
kbit/sまたは16kbit/sのADPCM方式
を、32kbit/s以下のADPCM方式と一括して
取り扱う。
【0134】まず、受信アサインメントプロセッサ32
は、伝送信号の品質を初期状態に設定するために、復号
部34に、32kbit/s以下のADPCM方式によ
る符号化モードを指示する(ステップST41)。
【0135】次に、受信アサインメントプロセッサ32
は、CCメッセージデコーダ31より受信したCCメッ
セージの内容を供給されたか否かを判断し(ステップS
T42)、CCメッセージデコーダ31より受信したC
Cメッセージの内容を供給された場合、まず、その内容
に、伝送信号におけるチャネルの符号化モードの情報が
あるときには、そのチャネルの符号化モードが32kb
it/s以下のADPCM方式であるか否かを判断する
(ステップST43)。その符号化モードが32kbi
t/s以下のADPCM方式であるときには、受信アサ
インメントプロセッサ32は、そのチャネルを32kb
it/s以下のADPCM方式による符号化チャネルへ
切り換えるための指示を復号部34に供給する(ステッ
プST44)。
【0136】次に、受信アサインメントプロセッサ32
は、同様にそのチャネルの符号化モードが40kbit
/sのADPCM方式であるか否かを判断し(ステップ
ST45)、その符号化モードが40kbit/sのA
DPCM方式であるときには、そのチャネルを40kb
it/sのADPCM方式による符号化チャネルへ切り
換えるための指示を復号部34に供給する(ステップS
T46)。
【0137】次に、受信アサインメントプロセッサ32
は、受信したCCメッセージの内容に64kbit/s
クリアチャネルアサイン要求指示があるか否かを判断し
(ステップST47)、64kbit/sクリアチャネ
ルアサイン要求指示があるときには、その64kbit
/sクリアチャネルアサイン要求指示を送信側装置11
の送信アサインメントプロセッサ24に転送する(ステ
ップST48)。
【0138】次に、受信アサインメントプロセッサ32
は、その内容に伝送信号のチャネルの符号化モードの情
報があり、その符号化モードが64kbit/sクリア
チャネルであるか否かを判断し(ステップST49)、
その符号化モードが64kbit/sクリアチャネルで
あるときには、そのチャネルを64kbit/sクリア
チャネルへ切り換えるための指示をBCビットアサイン
メント部33および復号部34に供給する(ステップS
T50)。
【0139】このように受信アサインメントプロセッサ
32は動作する。
【0140】BCビットアサインメント部33は、受信
アサインメントプロセッサ32からの割り付け指示に基
づいて、伝送信号におけるチャネルのうち、64kbi
t/sクリアチャネルであるものを出力信号のチャネル
に直接割り付け、符号化チャネルであるものを復号部3
4の復号器に割り付ける。
【0141】復号部34の各復号器は、割り付けられた
チャネルの信号を、受信アサインメントプロセッサ32
により供給された符号化モードの情報に応じて復号し、
復号後の信号を、出力信号のうちの割り付けられたチャ
ネルに出力する。このとき、その符号化モードの情報に
基づいて、伝送信号における各チャネルの信号は、対向
側装置の符号化部25で使用された符号化方式および符
号化速度に対応して復号される。
【0142】なお、出力信号における各チャネルの信号
は、復号部34およびBCビットアサインメント部33
のいずれかから出力され、出力部35を介して交換機2
A,2Bに出力される。
【0143】そして、有音検出器36は、その出力信号
を解析し、各チャネルの信号について有音状態であるか
無音状態であるかを判定し、その判定結果を送信アサイ
ンメントプロセッサ24に供給する。この判定結果に基
づいて送信アサインメントプロセッサ24は、上述のよ
うに、呼の終了を判定する。
【0144】このようにして、受信側装置11により、
対向側装置から伝送路3を介して伝送されてきた伝送信
号が受信され、トランク側への出力信号として出力され
る。
【0145】以上のように、送信側装置11および受信
側装置12が動作する。
【0146】次に、従来のV.17手順以下(データ信
号速度14.4kbit/s以下の、ITU勧告V.1
7、V.29およびV.27terの各変調方式)のフ
ァクシミリ信号が入力信号として供給された場合の、実
施の形態1による伝送装置1A,1Bの具体的な動作に
ついて説明する。なお、ここでは、発呼側のファクシミ
リ端末装置をファクシミリ端末装置5A−i(i=1,
・・・,m)とし、着呼側のファクシミリ端末装置をフ
ァクシミリ端末装置5B−j(j=1,・・・,q)と
する。
【0147】図7はV.17手順以下のファクシミリ信
号シーケンスの一例を示す図である。図において、CN
G、CED、DISおよびDCSの各信号は、ファクシ
ミリ伝送手順を規定したITU勧告T.30において定
義されているものであり、CNG(発呼トーン)は11
00Hzのトーン信号であり、CED(被呼局識別信
号)は2100Hzトーン信号であり、DIS(ディジ
タル識別信号)およびDCS(ディジタル命令信号)の
各信号はITU勧告V.21に規定されたチャネルN
o.2方式により変調されたモデム信号である。
【0148】まず、V.17手順以下のファクシミリ信
号が入力される前の初期状態においては、送信アサイン
メントプロセッサ24は、該チャネルを、32kbit
/s以下のADPCM方式による符号化チャネルに設定
し(ステップST1)、受信アサインメントプロセッサ
32は、該チャネルを、32kbit/s以下のADP
CM方式による符号化チャネルに設定する(ステップS
T41)。
【0149】これにより、符号化部25および復号部3
4での符号化モードは32kbit/s以下のADPC
M方式に初期設定され、32kbit/s以下のADP
CM方式により符号化された伝送信号による伝送が開始
される。
【0150】次に、図7に示すように、発呼側のファク
シミリ端末装置5A−iがCNG信号を送信し、その
後、着呼側のファクシミリ端末装置5B−jがCED信
号を送信すると、着呼側のファクシミリ端末装置5B−
jが接続された伝送装置1Bの音声/データ識別器21
は、2100Hzトーン信号を検出することにより、着
呼側から発呼側へのチャネルの信号種別を「データ」と
判定する。そして伝送装置1Bの送信アサインメントプ
ロセッサ24は、そのチャネルを40kbit/sのA
DPCM方式による符号化チャネルに設定する(ステッ
プST9)。
【0151】また、伝送装置1Bの送信アサインメント
プロセッサ24は、CCメッセージエンコーダ27に、
その着呼側から発呼側へのチャネルを40kbit/s
のADPCM方式による符号化チャネルに設定した旨の
符号化モードの情報を通知するCCメッセージを伝送装
置1Aへ送信させる。
【0152】伝送装置1Aにおける受信側装置12のC
Cメッセージデコーダ31は、そのCCメッセージを受
信し、その着呼側から発呼側へのチャネルを40kbi
t/sのADPCM方式による符号化チャネルに設定し
た旨の符号化モードの情報を受信アサインメントプロセ
ッサ32に供給する。受信アサインメントプロセッサ3
2は、その情報を供給されると、その着呼側から発呼側
へのチャネルを40kbit/sのADPCM方式によ
る符号化チャネルに設定する指示を復号部34に供給す
る(ステップST46)。
【0153】これにより、伝送装置1Bの符号化部25
および伝送装置1Aの復号部34の符号化モードがとも
に40kbit/sのADPCM方式に設定され、着呼
側から発呼側へのチャネルは、40kbit/sのAD
PCM方式による符号化チャネルに切り換えられる。
【0154】さらに、伝送装置1Aにおける受信側装置
12の受信アサインメントプロセッサ32は、CCメッ
セージデコーダ31からの符号化モードの情報に基づい
て着呼側から発呼側へのチャネルの信号種別が「デー
タ」であると判断すると、その旨を送信側装置11の音
声/データ識別器21に通知する。これにより、送信側
装置11の音声/データ識別器21による判定結果が
「データ」とされ、送信アサインメントプロセッサ24
は、発呼側から着呼側へのチャネルを、40kbit/
sのADPCM方式による符号化チャネルに設定する
(ステップST9)。
【0155】また、送信アサインメントプロセッサ24
は、CCメッセージエンコーダ27に、発呼側から着呼
側へのチャネルを40kbit/sのADPCM方式に
よる符号化チャネルに設定した旨の符号化モードの情報
をCCメッセージとして伝送装置1Bへ送信させる。
【0156】伝送装置1Bにおける受信側装置12のC
Cメッセージデコーダ31は、そのCCメッセージを受
信し、その発呼側から着呼側へのチャネルを40kbi
t/sのADPCM方式による符号化チャネルに設定し
た旨の符号化モードの情報を受信アサインメントプロセ
ッサ32に供給する。受信アサインメントプロセッサ3
2は、その情報を供給されると、その発呼側から着呼側
へのチャネルを40kbit/sのADPCM方式によ
る符号化チャネルに設定する指示を復号部34に供給す
る(ステップST46)。
【0157】これにより、伝送装置1Aの符号化部25
および伝送装置1Bの復号部34の符号化モードはとも
に40kbit/sのADPCM方式に設定され、発呼
側から着呼側へのチャネルも、着呼側から発呼側へのチ
ャネルと同様に40kbit/sのADPCM方式によ
る符号化チャネルに切り換えられる。すなわち、双方向
の伝送信号のチャネルが、ともに、V.17手順以下の
ファクシミリ信号の伝送に適した40kbit/sのA
DPCM方式による符号化チャネルに切り換えられ、フ
ァクシミリ信号が正常に伝送される。
【0158】このようにして、V.17手順以下のファ
クシミリ信号が40kbit/sのADPCM方式によ
る符号化チャネルを介して正常に伝送される。
【0159】次に、V.34手順によるファクシミリ信
号が入力信号として供給された場合の、実施の形態1に
よる伝送装置1A,1Bの具体的な動作について説明す
る。なお、ここでは、発呼側のファクシミリ端末装置を
ファクシミリ端末装置5A−i(i=1,・・・,m)
とし、着呼側のファクシミリ端末装置をファクシミリ端
末装置5B−j(j=1,・・・,q)とする。
【0160】図8はV.34手順によるファクシミリ信
号シーケンスの一例を示す図である。図において、C
I、CM、CJ、ANSamおよびJMの各信号はIT
U勧告V.8において定義されているものであり、V.
34モデムのスタートアップ手順のフェーズ1で使用さ
れる。ANSam(変形応答信号)は2100Hzのト
ーン信号を15Hzで振幅変調した信号であり、CI
(起呼表示信号)、CM(起呼メニュー信号)およびC
J(CM終端子)の各信号はITU勧告V.21で規定
されたチャネルNo.1方式により変調されたモデム信
号であり、JM(共通メニュー信号)はV.21チャネ
ルNo.2方式により変調されたモデム信号である。
【0161】まず、V.34手順によるファクシミリ信
号が入力される前の初期状態においては、送信アサイン
メントプロセッサ24は、該チャネルを、32kbit
/s以下のADPCM方式による符号化チャネルに設定
し(ステップST1)、受信アサインメントプロセッサ
32は、該チャネルを、32kbit/s以下のADP
CM方式による符号化チャネルに設定する(ステップS
T41)。
【0162】これにより、符号化部25および復号部3
4での符号化モードは32kbit/s以下のADPC
M方式に初期設定され、32kbit/s以下のADP
CM方式により符号化された伝送信号による伝送が開始
される。
【0163】次に、図8に示すように、発呼側のファク
シミリ端末装置5A−iがCI信号を送信すると、伝送
装置1Aにおける送信側装置11の音声/データ識別器
21により、発呼側から着呼側へのチャネルの信号種別
が「データ」であると判定され、送信アサインメントプ
ロセッサ24は、発呼側から着呼側へのチャネルを、4
0kbit/sのADPCM方式による符号化チャネル
に設定する(ステップST9)。
【0164】また、伝送装置1Aの送信アサインメント
プロセッサ24は、CCメッセージエンコーダ27に、
その発呼側から着呼側へのチャネルを40kbit/s
のADPCM方式による符号化チャネルに設定した旨の
符号化モードの情報を通知するCCメッセージを伝送装
置1Bへ送信させる。
【0165】伝送装置1Bにおける受信側装置12のC
Cメッセージデコーダ31は、そのCCメッセージを受
信し、その発呼側から着呼側へのチャネルを40kbi
t/sのADPCM方式による符号化チャネルに設定し
た旨の符号化モードの情報を受信アサインメントプロセ
ッサ32に供給する。受信アサインメントプロセッサ3
2は、その情報を供給されると、その発呼側から着呼側
へのチャネルを40kbit/sのADPCM方式によ
る符号化チャネルに設定する指示を復号部34に供給す
る(ステップST46)。
【0166】これにより、伝送装置1Aの符号化部25
および伝送装置1Bの復号部34の符号化モードがとも
に40kbit/sのADPCM方式に設定され、発呼
側から着呼側へのチャネルは、40kbit/sのAD
PCM方式による符号化チャネルに切り換えられる。
【0167】さらに、伝送装置1Bにおける受信側装置
12の受信アサインメントプロセッサ32は、CCメッ
セージデコーダ31からの符号化モードの情報に基づい
て発呼側から着呼側へのチャネルの信号種別が「デー
タ」であると判断すると、その旨を送信側装置11の音
声/データ識別器21に通知する。これにより、送信側
装置11の音声/データ識別器21による判定結果が
「データ」とされ、送信アサインメントプロセッサ24
は、着呼側から発呼側へのチャネルを、40kbit/
sのADPCM方式による符号化チャネルに設定する
(ステップST9)。
【0168】また、送信アサインメントプロセッサ24
は、CCメッセージエンコーダ27に、着呼側から発呼
側へのチャネルを40kbit/sのADPCM方式に
よる符号化チャネルに設定した旨の符号化モードの情報
をCCメッセージとして伝送装置1Aへ送信させる。
【0169】伝送装置1Aにおける受信側装置12のC
Cメッセージデコーダ31は、そのCCメッセージを受
信し、その着呼側から発呼側へのチャネルを40kbi
t/sのADPCM方式による符号化チャネルに設定し
た旨の符号化モードの情報を受信アサインメントプロセ
ッサ32に供給する。受信アサインメントプロセッサ3
2は、その情報を供給されると、その着呼側から発呼側
へのチャネルを40kbit/sのADPCM方式によ
る符号化チャネルに設定する指示を復号部34に供給す
る(ステップST46)。
【0170】これにより、伝送装置1Bの符号化部25
および伝送装置1Aの復号部34の符号化モードは40
kbit/sのADPCM方式に設定され、着呼側から
発呼側へのチャネルも、発呼側から着呼側へのチャネル
と同様に40kbit/sのADPCM方式による符号
化チャネルに切り換えられる。
【0171】その後、着呼側のファクシミリ端末装置5
B−jがANSam信号を送信すると、伝送装置1Bに
おける送信側装置11のANSam信号検出器23によ
り、着呼側から発呼側へのチャネルにおいてそのANS
am信号が検出され、送信アサインメントプロセッサ2
4は、そのチャネルについての64kbit/sクリア
チャネルアサイン要求を生成し、発呼側から着呼側への
チャネルについての64kbit/sクリアチャネルア
サイン要求指示をCCメッセージエンコーダ27に供給
するとともに、後に、そのチャネルを64kbit/s
クリアチャネルに切り換えるために、64kbit/s
分のチャネルを確保するまで伝送信号のチャネルの空き
を検索する(ステップST32)。
【0172】伝送装置1Bにおける送信側装置11のC
Cメッセージエンコーダ27は、その64kbit/s
クリアチャネルアサイン要求指示をCCメッセージとし
て伝送装置1Aに送信する。
【0173】伝送装置1Aにおける受信側装置12のC
Cメッセージデコーダ31は、そのCCメッセージを受
信し、64kbit/sクリアチャネルアサイン要求指
示を受信アサインメントプロセッサ32に供給する。受
信アサインメントプロセッサ32は、その64kbit
/sクリアチャネルアサイン要求指示を、送信側装置1
1の送信アサインメントプロセッサ24に転送する(ス
テップST48)。
【0174】そして伝送装置1Aにおける送信側装置1
1の送信アサインメントプロセッサ24は、その64k
bit/sクリアチャネルアサイン要求指示を受け取る
と、発呼側から着呼側へのチャネルについての64kb
it/sクリアチャネルアサイン要求を生成し、後に、
そのチャネルを64kbit/sクリアチャネルに切り
換えるために、64kbit/s分のチャネルを確保す
るまで伝送信号のチャネルの空きを検索する(ステップ
ST34)。
【0175】この時点では、64kbit/sクリアチ
ャネルアサイン要求は生成されているものの、双方向の
チャネルは64kbit/sクリアチャネルにまだ切り
換えられておらず、40kbit/sのADPCM方式
による符号化チャネルのままである。
【0176】その後、発呼側のファクシミリ端末装置5
A−iがCM信号およびCJ信号を送出し、着呼側のフ
ァクシミリ端末装置5B−jがJM信号を送出した後、
発呼側から着呼側へのチャネルおよび着呼側から発呼側
へのチャネルが有音検出器22,36により無音状態で
あると判定されると、伝送装置1Aにおける送信側装置
11の送信アサインメントプロセッサ24は、発呼側か
ら着呼側へのチャネルを64kbit/sクリアチャネ
ルに切り換え、伝送装置1Bにおける送信側装置11の
送信アサインメントプロセッサ24は、着呼側から発呼
側へのチャネルを64kbit/sクリアチャネルに切
り換える(ステップST37)。該チャネルが64kb
it/sクリアチャネルに切り換えられると、その旨の
符号化モードの情報を有するCCメッセージが各CCメ
ッセージエンコーダ27により対向側装置へ送信され
る。
【0177】そして、伝送装置1Aにおける受信側装置
12のCCメッセージデコーダ31は、着呼側から発呼
側へのチャネルが64kbit/sクリアチャネルへ切
り換えられた旨の符号化モードの情報を有するCCメッ
セージを受信し、その内容を受信アサインメントプロセ
ッサ32に供給する。受信アサインメントプロセッサ3
2は、その情報を供給されると、その着呼側から発呼側
へのチャネルを64kbit/sクリアチャネルに設定
する指示をBCビットアサインメント部33に供給する
(ステップST50)。
【0178】同様に、伝送装置1Bにおける受信側装置
12のCCメッセージデコーダ31は、発呼側から着呼
側へのチャネルが64kbit/sクリアチャネルへ切
り換えられた旨の符号化モードの情報を有するCCメッ
セージを受信し、その内容を受信アサインメントプロセ
ッサ32に供給する。受信アサインメントプロセッサ3
2は、その情報を供給されると、その発呼側から着呼側
へのチャネルを64kbit/sクリアチャネルに設定
する指示をBCビットアサインメント部33に供給する
(ステップST50)。
【0179】これにより、着呼側から発呼側へのチャネ
ルおよび発呼側から着呼側への双方向のチャネルが64
kbit/sクリアチャネルに切り換えられ、それまで
割り付けられていた40kbit/sADPCM方式の
符号器および復号器の割り付けは解除される。したがっ
て、入力信号におけるそのチャネルの信号は、伝送装置
1A,1Bにおいて符号化されずにそのまま伝送信号の
チャネルを介して対向側装置である伝送装置1B,1A
に伝送され、対向側装置である伝送装置1B,1Aにお
いて復号されずにそのまま出力信号のチャネルへ出力さ
れる。したがって、以後のファクシミリ信号の伝送は6
4kbit/sクリアチャネルで正常に実行される。
【0180】伝送装置1A,1Bにおける送信側装置1
1の各送信アサインメントプロセッサ24では、その
後、ファクシミリ信号の送受信が完了し、送受双方向が
無音状態になると(ステップST21)、無音時間計測
用タイマ動作がイネーブルになり、無音時間の計測が開
始される(ステップST22)。そして、無音状態が所
定時間以上継続し、そのタイマがタイムアウトすると
(ステップST25)、呼が終了したと判断され、各チ
ャネルが32kbit/s以下のADPCM方式による
符号化チャネルに切り換えられる(ステップST2
6)。
【0181】このようにして、V.34のファクシミリ
信号が64kbit/sクリアチャネルを介して正常に
伝送される。
【0182】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、音声信号または音声帯域データ信号である入力信号
から所定のスタートアップ手順に基づく特定の信号を検
出した場合と、その特定の信号が検出されない場合とで
異なる品質の伝送信号にして入力信号を、伝送路を介し
て対向側装置へ送信するようにしたので、例えば40k
bit/sのADPCM方式による符号化チャネルの品
質では正常に伝送されないV.34ファクシミリ信号や
V.34データモデム信号を、より高品質の64kbi
t/sクリアチャネルで正常に伝送することができると
いう効果が得られる。
【0183】また、この実施の形態1によれば、所定の
スタートアップ手順における特定の信号としてITU勧
告V.8において規定されたANSam信号を検出する
ようにしたので、V.34モデム伝送が開始されたこと
を検出することができ、V.34モデム伝送を正常に伝
送可能なチャネルに切り換えることができるという効果
が得られる。
【0184】さらに、この実施の形態1によれば、64
kbit/sクリアチャネルアサイン要求指示を対向側
装置に送信するようにしたので、双方向のチャネルを6
4kbit/sクリアチャネルに切り換えることができ
るという効果が得られる。
【0185】また、この実施の形態1によれば、ITU
勧告V.8において規定された特有の信号を検出した時
点ですぐにそのチャネルを64kbit/sクリアチャ
ネルに切り換えず、双方向のチャネルが無音状態になっ
てから、そのチャネルを64kbit/sクリアチャネ
ルに切り換えるようにしたので、64kbit/sのチ
ャネルを割り付けることができずに通信に不具合が生ず
ることを抑制することができるという効果が得られる。
【0186】さらに、この実施の形態1によれば、双方
向のチャネルの有音/無音状態を監視し、所定の時間以
上継続して送受双方向とも無音状態であった場合には呼
が終了したと判定するようにしたので、呼の終了に基づ
いて、そのチャネルの品質を切り換えるようにすること
ができるという効果が得られる。
【0187】なお、実施の形態1においては、符号化部
25で使用される符号化方式として、ITU勧告G.7
26で規定された40kbit/s、32kbit/
s、24kbit/sまたは16kbit/sのADP
CM方式を使用しているが、符号器の符号化方式として
は、これに限らず、ITU勧告G.728で規定された
16kbit/sLD−CELP方式、ITU勧告G.
729で規定された8kbit/sCS−ACELP方
式などの他の音声符号化方式を使用するようにしてもよ
い。
【0188】また、実施の形態1においては、ファクシ
ミリ信号またはデータモデム信号のスタートアップ手順
としてITU勧告V.8で規定された手順を使用する場
合に、V.8手順における特有の信号を検出した場合に
高品質な64kbit/sクリアチャネルにより伝送信
号を伝送するようにしたが、スタートアップ手順として
V.8の代わりにITU勧告V.8bisを使用する場
合には、V.8bisにおける特有の信号を検出した場
合に高品質な64kbit/sクリアチャネルにより伝
送信号を伝送するようすればよい。さらに、他のスター
トアップ手順を使用する場合には、その手順における特
有の信号を検出した場合に高品質な64kbit/sク
リアチャネルにより伝送信号を伝送するようにすればよ
い。
【0189】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よる伝送装置1A,1Bは、実施の形態1における64
kbit/sクリアチャネルアサイン要求指示の代わり
に、V.8またはV.8bisなどのスタート手順で使
用される特有の信号(例えばANSam信号)の検出情
報を対向側装置に送信するようにしたものである。
【0190】図9はこの発明の実施の形態2による伝送
装置1A,1Bの構成を示すブロック図である。なお、
図9における各構成要素については実施の形態1による
ものと同様であるので、その説明を省略する。ただし、
送信側装置11のANSam信号検出器(検出信号送信
手段)23による判定結果が伝送路3を介して対向側装
置における受信側装置12の受信アサインメントプロセ
ッサ32に送信され、送信側装置11のCCメッセージ
エンコーダ27は、64kbit/sクリアチャネルア
サイン要求指示を送信しない。また、受信側装置12の
受信アサインメントプロセッサ(検出情報受信手段)3
2は対向側装置のANSam信号検出器23から判定結
果を受信し、64kbit/sクリアチャネルアサイン
要求指示の代わりに使用する。
【0191】次に動作について説明する。まず、送信側
装置11の動作について説明する。図10は実施の形態
2における送信側装置11の送信アサインメントプロセ
ッサ24による符号化モードの切換判定(2)の詳細に
ついて説明するフローチャートである。
【0192】実施の形態2による伝送装置1A,1Bに
おける送信側装置11では、ANSam信号検出器23
による各チャネルについての判定結果が伝送路3のコン
トロールチャネルを介して対向側装置における受信側装
置12の受信アサインメントプロセッサ32に送信さ
れ、送信側装置11のCCメッセージエンコーダ27
は、64kbit/sクリアチャネルアサイン要求指示
を送信しない。
【0193】また、送信側装置11の送信アサインメン
トプロセッサ24は、符号化モードの切換判定(2)に
おいて、ANSam信号検出器23によりANSam信
号が検出された場合、ANSam信号が検出されたチャ
ネルについての64kbit/sクリアチャネルアサイ
ン要求を生成する(ステップST61)が、そのチャネ
ルに対応する逆方向のチャネルについての64kbit
/sクリアチャネルアサイン要求指示をCCメッセージ
エンコーダ27に供給しない。すなわち、実施の形態2
による伝送装置1A,1BにおけるCCメッセージエン
コーダ27は64kbit/sクリアチャネルアサイン
要求指示を対向側装置へ送信しない。
【0194】また、送信側装置11の送信アサインメン
トプロセッサ24は、受信側装置12の受信アサインメ
ントプロセッサ32から、対向側装置でANSam信号
が検出された旨の通知が転送されてきたか否かを判断し
(ステップST62)、そのような判定結果を供給され
た場合、ANSam信号が検出されたチャネルに対応す
る入力信号におけるチャネルについての64kbit/
sクリアチャネルアサイン要求を生成する(ステップS
T34)。
【0195】なお、実施の形態2による伝送装置1A,
1Bにおける送信側装置11のその他の動作について
は、実施の形態1による伝送装置1A,1Bにおける送
信側装置11と同様であるので、その説明を省略する。
【0196】次に受信側装置12の動作について説明す
る。図11は実施の形態2による伝送装置における受信
アサインメントプロセッサ32の動作について説明する
フローチャートである。
【0197】実施の形態2による伝送装置1A,1Bに
おける受信側装置12では、受信アサインメントプロセ
ッサ32は、対向側装置のANSam信号検出器23か
ら伝送路3を介して送信されてくる判定結果に基づいて
対向側装置においてANSam信号が検出されたか否か
を判断し(ステップST71)、対向側装置においてA
NSam信号が検出されたと判断した場合、その旨を送
信アサインメントプロセッサ24に通知する(ステップ
ST72)。
【0198】なお、実施の形態2による伝送装置1A,
1Bにおける受信側装置12のその他の動作について
は、実施の形態1による伝送装置1A,1Bにおける受
信側装置12と同様であるので、その説明を省略する。
ただし、実施の形態2においては、対向側装置から64
kbit/sクリアチャネルアサイン要求指示が送信さ
れてこないので、それに対する処理(ステップST4
7,ステップST48など)は実行されない。
【0199】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、実施の形態1と同様の効果の他、64kbit/s
クリアチャネルアサイン要求指示の代わりに、所定のス
タートアップ手順で使用される特有の信号(例えばAN
Sam信号)の検出情報を対向側装置に送信するように
したので、双方向のチャネルを64kbit/sクリア
チャネルに切り換えることができるという効果が得られ
る。
【0200】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
よる伝送装置1A,1Bは、64kbit/sクリアチ
ャネルアサイン要求指示や、トランク側からの入力信号
においてANSam信号などの特定の信号を検出した旨
の判定結果を対向側装置に送信する代わりに、トランク
側への出力信号においてANSam信号などの特定の信
号を検出するようにして、双方向の信号に対して特定の
信号の検出を実行するようにしたものである。
【0201】図12はこの発明の実施の形態3による伝
送装置1A,1Bの構成を示すブロック図である。図に
おいて、37は、トランク側への出力信号を解析し、出
力信号の各チャネルについてANSam信号検出器23
と同様にしてV.8手順で規定されたANSam信号を
検出するANSam信号検出器(特定信号検出手段)で
ある。
【0202】なお、図12におけるその他の構成要素に
ついては実施の形態1によるものと同様であるので、そ
の説明を省略する。ただし、送信側装置11の送信アサ
インメントプロセッサ24は、64kbit/sクリア
チャネルアサイン要求指示をCCメッセージエンコーダ
27に供給しない。また、送信アサインメントプロセッ
サ24は、ANSam信号検出器37によりANSam
信号が検出された場合、ANSam信号が検出された出
力信号のチャネルに対応する入力信号のチャネル(すな
わち、同一端末間における双方向のチャネルの一方)を
64kbit/sクリアチャネルに切り換える。
【0203】次に動作について説明する。まず、送信側
装置11の動作について説明する。図13は実施の形態
3における送信側装置11の送信アサインメントプロセ
ッサ24による符号化モードの切換判定(2)の詳細に
ついて説明するフローチャートである。
【0204】実施の形態3における送信アサインメント
プロセッサ24は、符号化モードの切換判定(2)にお
いて、送信側装置11のANSam信号検出器23から
の判定結果に基づいて、入力信号の各チャネルについて
ANSam信号が検出されたか否かを判断し(ステップ
ST81)、ANSam信号が検出された場合には、A
NSam信号が検出されたチャネルについての64kb
it/sクリアチャネルアサイン要求を生成するととも
に、後にそのチャネルを64kbit/sクリアチャネ
ルに切り換えるために、64kbit/s分のチャネル
を確保するまで伝送信号のチャネルの空きを検索する
(ステップST82)。
【0205】また、送信アサインメントプロセッサ24
は、受信側装置12のANSam信号検出器37からの
判定結果に基づいて、出力信号の各チャネルについてA
NSam信号が検出されたか否かを判断し(ステップS
T83)、ANSam信号が検出された場合には、AN
Sam信号が検出された出力信号のチャネルに対応する
入力信号のチャネルについての64kbit/sクリア
チャネルアサイン要求を生成するとともに、後にそのチ
ャネルを64kbit/sクリアチャネルに切り換える
ために、64kbit/s分のチャネルを確保するまで
伝送信号のチャネルの空きを検索する(ステップST8
4)。
【0206】そして、送信アサインメントプロセッサ2
4は、64kbit/sクリアチャネルアサイン要求が
生成済みであるか否かを判断し(ステップST35)、
64kbit/sクリアチャネルアサイン要求が生成済
みである場合には、有音検出器22による送信方向の有
音/無音判別結果および受信側装置12の有音検出器3
6による受信方向の有音/無音判別結果に基づいて、双
方向のチャネルともに無音状態であるか否かを判断し
(ステップST36)、双方向のチャネルともに無音状
態である場合には、その入力信号チャネルを64kbi
t/sクリアチャネルに切り換える(ステップST3
7)。
【0207】一方、64kbit/sクリアチャネルア
サイン要求が生成済みではない場合や双方向のいずれか
のチャネルが有音状態である場合には、符号化モードの
切換判定(2)を終了する。
【0208】なお、実施の形態3による伝送装置1A,
1Bにおける送信側装置11のその他の動作について
は、実施の形態1による伝送装置1A,1Bにおける送
信側装置11と同様であるので、その説明を省略する。
【0209】次に受信側装置12の動作について説明す
る。図14は実施の形態3による伝送装置における受信
アサインメントプロセッサ32の動作について説明する
フローチャートである。
【0210】受信側装置12において、ANSam信号
検出器37はトランク側への出力信号の各チャネルにつ
いてV.8手順で規定されたANSam信号を検出し、
ANSam信号を検出した旨を送信側装置11の送信ア
サインメントプロセッサ24に通知する。
【0211】また、受信側装置12の受信アサインメン
トプロセッサ32は実施の形態1によるものと同様に動
作する(ステップST41〜ステップST46,ステッ
プST49,ステップST50)が、実施の形態3にお
いては64kbit/sクリアチャネルアサイン要求指
示は送受されないので、それに関する処理(ステップS
T47,ステップST48)は特に実行されない。
【0212】なお、実施の形態3による伝送装置1A,
1Bにおける受信側装置12のその他の動作について
は、実施の形態1による伝送装置1A,1Bにおける受
信側装置12と同様であるので、その説明を省略する。
【0213】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、実施の形態1と同様の効果の他、トランク側への出
力信号においてANSam信号などの特定の信号を検出
するようにして双方向の信号に対して特定の信号の検出
を実行するようにしたので、双方向のチャネルを64k
bit/sクリアチャネルに切り換えることができると
いう効果が得られる。
【0214】また、この実施の形態3によれば、64k
bit/sクリアチャネルアサイン要求指示や、トラン
ク側からの入力信号において特定の信号を検出した旨の
判定結果を対向側装置に送信する代わりに、トランク側
への出力信号において特定の信号を検出するようにして
双方向の信号に対して特定の信号の検出を実行するよう
にしたので、64kbit/sクリアチャネルアサイン
要求指示や特定の信号の検出情報を対向側装置に送信す
る必要がなく、伝送信号におけるコントロールチャネル
を介して伝送するメッセージ量の増加を抑制することが
できるという効果が得られる。
【0215】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
よる伝送装置1A,1Bは、ITU勧告V.8において
規定された特有の信号としてANSam信号の代わりに
V.21チャネルNo.1モデム信号を検出するように
したものである。
【0216】図15はこの発明の実施の形態4による伝
送装置1A,1Bの構成を示すブロック図である。図に
おいて、28は、トランク側からの入力信号を解析し、
入力信号における各チャネルに、ファクシミリ端末装置
5A−1〜5A−m,5B−1〜5B−qから送信され
るITU−T勧告V.21で規定されたチャネルNo.
1変調方式(キャリア周波数1080HzのFSK(Fr
equency Shift Keying)変調方式)で変調された信号
(V.21チャネルNo.1モデム信号)が含まれてい
るか否かを判定するV.21チャネルNo.1検出器
(特定信号検出手段)である。
【0217】なお、図15におけるその他の構成要素に
ついては実施の形態1によるものと同様であるので、そ
の説明を省略する。ただし、送信側装置11の送信アサ
インメントプロセッサ24は、V.21チャネルNo.
1検出器28によりV.21チャネルNo.1モデム信
号が検出された場合に、その信号が検出されたチャネル
についての64kbit/sクリアチャネルアサイン要
求を生成するとともに、その信号が検出されたチャネル
に対応する逆方向のチャネルについての64kbit/
sクリアチャネルアサイン要求指示をCCメッセージエ
ンコーダ27に供給する。
【0218】次に動作について説明する。まず、送信側
装置11の動作について説明する。図16は実施の形態
4における送信側装置11の送信アサインメントプロセ
ッサ24による符号化モードの切換判定(2)の詳細に
ついて説明するフローチャートである。
【0219】V.21チャネルNo.1検出器28は、
トランク側からの入力信号を解析し、入力信号における
各チャネルに、ファクシミリ端末装置5A−1〜5A−
m,5B−1〜5B−qから送信されるV.21チャネ
ルNo.1モデム信号が含まれているか否かを判定し、
その判定結果を送信アサインメントプロセッサ24に供
給する。
【0220】そして送信アサインメントプロセッサ24
は、符号モード切換判定(2)において、V.21チャ
ネルNo.1検出器28によりV.21チャネルNo.
1モデム信号が検出されたか否かを判断し(ステップS
T91)、V.21チャネルNo.1モデム信号が検出
された場合には、その信号が検出されたチャネルについ
ての64kbit/sクリアチャネルアサイン要求を生
成し、その信号が検出されたチャネルに対応する逆方向
のチャネルについての64kbit/sクリアチャネル
アサイン要求指示をCCメッセージエンコーダ27に供
給するとともに、後に、そのチャネルを64kbit/
sクリアチャネルに切り換えるために、64kbit/
s分のチャネルを確保するまで伝送信号のチャネルの空
きを検索する(ステップST32)。
【0221】なお、実施の形態4による伝送装置1A,
1Bにおける送信側装置11のその他の動作について
は、実施の形態1による伝送装置1A,1Bにおける送
信側装置11と同様であるので、その説明を省略する。
【0222】次に、受信側装置12の動作については、
実施の形態1によるものと同様であるので、その説明を
省略する。
【0223】次に、V.34手順によるファクシミリ信
号が入力信号として供給された場合の、実施の形態4に
よる伝送装置1A,1Bの具体的な動作について説明す
る。なお、ここでは、発呼側のファクシミリ端末装置を
ファクシミリ端末装置5A−i(i=1,・・・,m)
とし、着呼側のファクシミリ端末装置をファクシミリ端
末装置5B−j(j=1,・・・,q)とする。
【0224】まず、V.34ファクシミリ信号が入力さ
れる前の初期状態においては、送信アサインメントプロ
セッサ24は、各チャネルを、32kbit/s以下の
ADPCM方式による符号化チャネルに設定し(ステッ
プST1)、受信アサインメントプロセッサ32は、各
チャネルを、32kbit/s以下のADPCM方式に
よる符号化チャネルに設定する(ステップST41)。
【0225】これにより、符号化部25および復号部3
4での符号化モードは32kbit/s以下のADPC
M方式に初期設定され、32kbit/s以下のADP
CM方式により符号化された伝送信号による伝送が開始
される。
【0226】次に、図8に示すように、発呼側のファク
シミリ端末装置5A−iがCI信号を送信すると、伝送
装置1Aにおける送信側装置11の音声/データ識別器
21により、発呼側から着呼側へのチャネルの信号種別
が「データ」であると判定され、送信アサインメントプ
ロセッサ24は、発呼側から着呼側へのチャネルを、4
0kbit/sのADPCM方式による符号化チャネル
に設定する(ステップST9)。
【0227】また、伝送装置1Aの送信アサインメント
プロセッサ24は、CCメッセージエンコーダ27に、
その発呼側から着呼側へのチャネルを40kbit/s
のADPCM方式による符号化チャネルに設定した旨の
符号化モードの情報を通知するCCメッセージを伝送装
置1Bへ送信させる。
【0228】伝送装置1Bにおける受信側装置12のC
Cメッセージデコーダ31は、そのCCメッセージを受
信し、その発呼側から着呼側へのチャネルを40kbi
t/sのADPCM方式による符号化チャネルに設定し
た旨の符号化モードの情報を受信アサインメントプロセ
ッサ32に供給する。受信アサインメントプロセッサ3
2は、その情報を供給されると、その発呼側から着呼側
へのチャネルを40kbit/sのADPCM方式によ
る符号化チャネルに設定する指示を復号部34に供給す
る(ステップST46)。
【0229】これにより、伝送装置1Aの符号化部25
および伝送装置1Bの復号部34の符号化モードがとも
に40kbit/sのADPCM方式に設定され、発呼
側から着呼側へのチャネルは、40kbit/sのAD
PCM方式による符号化チャネルに切り換えられる。
【0230】さらに、伝送装置1Bにおける受信側装置
12の受信アサインメントプロセッサ32は、CCメッ
セージデコーダ31からの符号化モードの情報に基づい
て発呼側から着呼側へのチャネルの信号種別が「デー
タ」であると判断すると、その旨を送信側装置11の音
声/データ識別器21に通知する。これにより、送信側
装置11の音声/データ識別器21による判定結果が
「データ」とされ、送信アサインメントプロセッサ24
は、着呼側から発呼側へのチャネルを、40kbit/
sのADPCM方式による符号化チャネルに設定する
(ステップST9)。
【0231】また、送信アサインメントプロセッサ24
は、CCメッセージエンコーダ27に、着呼側から発呼
側へのチャネルを40kbit/sのADPCM方式に
よる符号化チャネルに設定した旨の符号化モードの情報
をCCメッセージとして伝送装置1Aへ送信させる。
【0232】伝送装置1Aにおける受信側装置12のC
Cメッセージデコーダ31は、そのCCメッセージを受
信し、その着呼側から発呼側へのチャネルを40kbi
t/sのADPCM方式による符号化チャネルに設定し
た旨の符号化モードの情報を受信アサインメントプロセ
ッサ32に供給する。受信アサインメントプロセッサ3
2は、その情報を供給されると、その着呼側から発呼側
へのチャネルを40kbit/sのADPCM方式によ
る符号化チャネルに設定する指示を復号部34に供給す
る(ステップST46)。
【0233】これにより、伝送装置1Bの符号化部25
および伝送装置1Aの復号部34の符号化モードは40
kbit/sのADPCM方式に設定され、着呼側から
発呼側へのチャネルも、発呼側から着呼側へのチャネル
と同様に40kbit/sのADPCM方式による符号
化チャネルに切り換えられる。
【0234】その後、発呼側のファクシミリ端末装置5
A−iの送信したCI信号にはV.21チャネルNo.
1モデム信号が含まれているので、伝送装置1Aにおけ
る送信側装置11のV.21チャネルNo.1検出器2
8によりCI信号に含まれるV.21チャネルNo.1
モデム信号が、発呼側から着呼側へのチャネルにおいて
検出され、送信アサインメントプロセッサ24は、その
チャネルについての64kbit/sクリアチャネルア
サイン要求を生成し、着呼側から発呼側へのチャネルに
ついての64kbit/sクリアチャネルアサイン要求
指示をCCメッセージエンコーダ27に供給するととも
に、後に、発呼側から着呼側へのチャネルを64kbi
t/sクリアチャネルに切り換えるために、64kbi
t/s分のチャネルを確保するまで伝送信号のチャネル
の空きを検索する(ステップST32)。
【0235】伝送装置1Aにおける送信側装置11のC
Cメッセージエンコーダ27は、その64kbit/s
クリアチャネルアサイン要求指示をCCメッセージとし
て伝送装置1Bに送信する。
【0236】伝送装置1Bにおける受信側装置12のC
Cメッセージデコーダ31は、そのCCメッセージを受
信し、その64kbit/sクリアチャネルアサイン要
求指示を受信アサインメントプロセッサ32に供給す
る。受信アサインメントプロセッサ32は、その64k
bit/sクリアチャネルアサイン要求指示を、送信側
装置11の送信アサインメントプロセッサ24に転送す
る(ステップST48)。
【0237】そして伝送装置1Bにおける送信側装置1
1の送信アサインメントプロセッサ24は、その64k
bit/sクリアチャネルアサイン要求指示を受け取る
と、着呼側から発呼側へのチャネルについての64kb
it/sクリアチャネルアサイン要求を生成し、後に着
呼側から発呼側へのチャネルを64kbit/sクリア
チャネルに切り換えるために、64kbit/s分のチ
ャネルを確保するまで伝送信号のチャネルの空きを検索
する(ステップST34)。
【0238】この時点では、64kbit/sクリアチ
ャネルアサイン要求は生成されているものの、双方向の
チャネルは64kbit/sクリアチャネルにまだ切り
換えられておらず、40kbit/sのADPCM方式
による符号化チャネルのままである。
【0239】その後、発呼側のファクシミリ端末装置5
A−iがCM信号およびCJ信号を送出し、着呼側のフ
ァクシミリ端末装置5B−jがJM信号を送出した後、
発呼側から着呼側へのチャネルおよび着呼側から発呼側
へのチャネルが有音検出器22,36により無音状態で
あると判定されると、伝送装置1Aにおける送信側装置
11の送信アサインメントプロセッサ24は、発呼側か
ら着呼側へのチャネルを64kbit/sクリアチャネ
ルに切り換え、伝送装置1Bにおける送信側装置11の
送信アサインメントプロセッサ24は、着呼側から発呼
側へのチャネルを64kbit/sクリアチャネルに切
り換える(ステップST37)。各チャネルが64kb
it/sクリアチャネルに切り換えられると、その旨の
符号化モードの情報を有するCCメッセージが各CCメ
ッセージエンコーダ27により対向側装置へ送信され
る。
【0240】そして、伝送装置1Aにおける受信側装置
12のCCメッセージデコーダ31は、着呼側から発呼
側へのチャネルが64kbit/sクリアチャネルへ切
り換えられた旨の符号化モードの情報を有するCCメッ
セージを受信し、その内容を受信アサインメントプロセ
ッサ32に供給する。受信アサインメントプロセッサ3
2は、その情報を供給されると、その着呼側から発呼側
へのチャネルを64kbit/sクリアチャネルに設定
する指示をBCビットアサインメント部33および復号
部34に供給する(ステップST50)。
【0241】同様に、伝送装置1Bにおける受信側装置
12のCCメッセージデコーダ31は、発呼側から着呼
側へのチャネルが64kbit/sクリアチャネルへ切
り換えられた旨の符号化モードの情報を有するCCメッ
セージを受信し、その内容を受信アサインメントプロセ
ッサ32に供給する。受信アサインメントプロセッサ3
2は、その情報を供給されると、その発呼側から着呼側
へのチャネルを64kbit/sクリアチャネルに設定
する指示をBCビットアサインメント部33および復号
部34に供給する(ステップST50)。
【0242】これにより、着呼側から発呼側へのチャネ
ルおよび発呼側から着呼側への双方向のチャネルが64
kbit/sクリアチャネルに切り換えられ、それまで
割り付けられていた40kbit/sADPCM方式の
符号器および復号器の割り付けは解除される。したがっ
て、入力信号におけるそのチャネルの信号は、伝送装置
1A,1Bにおいて符号化されずにそのまま伝送信号の
チャネルを介して対向側装置である伝送装置1B,1A
に伝送され、対向側装置である伝送装置1B,1Aにお
いて復号されずにそのまま出力信号のチャネルへ出力さ
れる。したがって、以後のファクシミリ信号の伝送は6
4kbit/sクリアチャネルで正常に実行される。
【0243】伝送装置1A,1Bにおける送信側装置1
1の各送信アサインメントプロセッサ24では、その
後、ファクシミリ信号の送受信が完了し、送受双方向が
無音状態になると(ステップST21)、無音時間計測
用タイマ動作がイネーブルになり、無音時間の計測が開
始される(ステップST22)。そして、無音状態が所
定時間以上継続し、そのタイマがタイムアウトすると
(ステップST25)、呼が終了したと判断され、各チ
ャネルが32kbit/s以下のADPCM方式による
符号化チャネルに切り換えられる(ステップST2
6)。
【0244】このようにして、V.34のファクシミリ
信号が64kbit/sクリアチャネルを介して正常に
伝送される。
【0245】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、実施の形態1と同様の効果の他、所定のスタートア
ップ手順における特定の信号としてITU勧告V.8に
おいて規定されたV.21チャネルNo.1モデム信号
を検出するようにしたので、V.34モデム伝送が開始
されたことを検出することができ、V.34モデム伝送
を正常に伝送可能なチャネルに切り換えることができる
という効果が得られる。
【0246】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
よる伝送装置1A,1Bは、ファクシミリ信号において
所定のスタートアップ手順における特定の信号を検出し
た場合、発呼側から着呼側へのチャネルを64kbit
/sクリアチャネルに切り換えるが、着呼側から発呼側
へのチャネルは64kbit/sクリアチャネルに切り
換えないようにしたものである。
【0247】すなわち、実施の形態5による伝送装置1
A,1Bは、発呼側から着呼側へのチャネルと着呼側か
ら発呼側へのチャネルとに要求される品質が異なる場合
に対応して、発呼側から着呼側へのチャネルと着呼側か
ら発呼側へのチャネルとの信号の品質を異なるようにす
ることができるものである。
【0248】図17はこの発明の実施の形態5による伝
送装置1A,1Bの構成を示すブロック図である。な
お、図17に示す各構成要素については実施の形態4に
よるものと同様であるので、その説明を省略する。ただ
し、実施の形態5における送信アサインメントプロセッ
サ24は、CCメッセージエンコーダ27に、64kb
it/sクリアチャネルアサイン要求指示をCCメッセ
ージとして対向側装置へ送信させない。
【0249】次に動作について説明する。まず、送信側
装置11の動作について説明する。図18は実施の形態
5における送信側装置11の送信アサインメントプロセ
ッサ24による符号化モードの切換判定(1)の詳細に
ついて説明するフローチャートであり、図19は実施の
形態5における送信側装置11の送信アサインメントプ
ロセッサ24による符号化モードの切換判定(2)の詳
細について説明するフローチャートである。
【0250】実施の形態5における送信アサインメント
プロセッサ24は、トランク側からの入力信号が無音状
態であるか否かの判定結果をチャネルの品質の切換判定
に使用するが、トランク側への出力信号の有音/無音状
態をチャネルの品質の切換判定に使用しない。
【0251】すなわち、実施の形態5における送信アサ
インメントプロセッサ24は、64kbit/sクリア
チャネルに対する符号化モードの切換判定(1)におい
て、有音検出器22による判定結果に基づいて、入力信
号の各チャネルについて無音状態であるか否かを判断し
(ステップST101)、所定の時間以上無音状態が継
続した場合に、そのチャネルを32kbit/sのAD
PCM方式による符号化チャネルに切り換える(ステッ
プST22〜ステップST26)。
【0252】また、送信アサインメントプロセッサ24
は、ADPCM方式による符号化チャネルに対する符号
化モードの切換判定(2)において、V.21チャネル
No.1検出器28によりV.21チャネルNo.1モ
デム信号が検出されたか否かを判断し(ステップST1
11)、V.21チャネルNo.1モデム信号が検出さ
れた場合には、その信号が検出されたチャネルについて
の64kbit/sクリアチャネルアサイン要求を生成
するとともに、後に、そのチャネルを64kbit/s
クリアチャネルに切り換えるために、64kbit/s
分のチャネルを確保するまで伝送信号のチャネルの空き
を検索する(ステップST112)。
【0253】そして、送信アサインメントプロセッサ2
4は、64kbit/sクリアチャネルアサイン要求が
生成済みであるか否かを判断し(ステップST11
3)、64kbit/sクリアチャネルアサイン要求が
生成済みである場合には、有音検出器22による送信方
向の有音/無音判別結果に基づいて、そのチャネルにつ
いて無音状態であるか否かを判断し(ステップST11
4)、そのチャネルが無音状態である場合には、そのチ
ャネルを64kbit/sクリアチャネルに切り換える
(ステップST115)。
【0254】一方、64kbit/sクリアチャネルア
サイン要求が生成済みではない場合やそのチャネルが有
音状態である場合には、符号化モードの切換判定(2)
を終了する。
【0255】このように、実施の形態5における送信側
装置11は、入力信号におけるあるチャネルのファクシ
ミリ信号からV.21チャネルNo.1モデム信号を検
出した場合、そのチャネルが無音状態になったときに、
チャネルの種類を切り換える。ただし、実施の形態5に
おける送信側装置11は、ファクシミリ信号を伝送する
逆方向のチャネルについての64kbit/sクリアチ
ャネルアサイン要求指示のCCメッセージを対向側装置
へ送信しない。
【0256】なお、実施の形態5による伝送装置1A,
1Bにおける送信側装置11のその他の動作について
は、実施の形態4による伝送装置1A,1Bにおける送
信側装置11と同様であるので、その説明を省略する。
【0257】次に受信側装置12の動作について説明す
る。実施の形態5における受信側装置12では、出力信
号に対する有音/無音判定は行われない。また、実施の
形態5においては、ファクシミリ信号を伝送するチャネ
ルについての64kbit/sクリアチャネルアサイン
要求指示のCCメッセージが対向側装置から受信されな
いので、CCメッセージデコーダ31は、64kbit
/sクリアチャネルアサイン要求指示の受信処理を特に
実行しない。
【0258】なお、実施の形態5による伝送装置1A,
1Bにおける受信側装置12のその他の動作について
は、実施の形態4による伝送装置1A,1Bにおける受
信側装置12と同様であるので、その説明を省略する。
【0259】次に、V.34手順によるファクシミリ信
号が入力信号として供給された場合の、実施の形態5に
よる伝送装置1A,1Bの具体的な動作について説明す
る。なお、ここでは、発呼側のファクシミリ端末装置を
ファクシミリ端末装置5A−i(i=1,・・・,m)
とし、着呼側のファクシミリ端末装置をファクシミリ端
末装置5B−j(j=1,・・・,q)とする。
【0260】まず、V.34ファクシミリ信号が入力さ
れる前の初期状態においては、送信アサインメントプロ
セッサ24は、該チャネルを、32kbit/s以下の
ADPCM方式による符号化チャネルに設定し(ステッ
プST1)、受信アサインメントプロセッサ32は、該
チャネルを、32kbit/s以下のADPCM方式に
よる符号化チャネルに設定する(ステップST41)。
【0261】これにより、符号化部25および復号部3
4での符号化モードは32kbit/s以下のADPC
M方式に初期設定され、32kbit/s以下のADP
CM方式により符号化された伝送信号による伝送が開始
される。
【0262】次に、図8に示すように、発呼側のファク
シミリ端末装置5A−iがCI信号を送信すると、伝送
装置1Aにおける送信側装置11の音声/データ識別器
21により、発呼側から着呼側へのチャネルの信号種別
が「データ」であると判定され、送信アサインメントプ
ロセッサ24は、発呼側から着呼側へのチャネルを、4
0kbit/sのADPCM方式による符号化チャネル
に設定する(ステップST9)。
【0263】また、伝送装置1Aの送信アサインメント
プロセッサ24は、CCメッセージエンコーダ27に、
その発呼側から着呼側へのチャネルを40kbit/s
のADPCM方式による符号化チャネルに設定した旨の
符号化モードの情報を通知するCCメッセージを伝送装
置1Bへ送信させる。
【0264】伝送装置1Bにおける受信側装置12のC
Cメッセージデコーダ31は、そのCCメッセージを受
信し、その発呼側から着呼側へのチャネルを40kbi
t/sのADPCM方式による符号化チャネルに設定し
た旨の符号化モードの情報を受信アサインメントプロセ
ッサ32に供給する。受信アサインメントプロセッサ3
2は、その情報を供給されると、その発呼側から着呼側
へのチャネルを40kbit/sのADPCM方式によ
る符号化チャネルに設定する指示を復号部34に供給す
る(ステップST46)。
【0265】これにより、伝送装置1Aの符号化部25
および伝送装置1Bの復号部34の符号化モードがとも
に40kbit/sのADPCM方式に設定され、発呼
側から着呼側へのチャネルは、40kbit/sのAD
PCM方式による符号化チャネルに切り換えられる。
【0266】さらに、伝送装置1Bにおける受信側装置
12の受信アサインメントプロセッサ32は、CCメッ
セージデコーダ31からの符号化モードの情報に基づい
て発呼側から着呼側へのチャネルの信号種別が「デー
タ」であると判断すると、その旨を送信側装置11の音
声/データ識別器21に通知する。これにより、送信側
装置11の音声/データ識別器21による判定結果が
「データ」とされ、送信アサインメントプロセッサ24
は、着呼側から発呼側へのチャネルを、40kbit/
sのADPCM方式による符号化チャネルに設定する
(ステップST9)。
【0267】また、送信アサインメントプロセッサ24
は、CCメッセージエンコーダ27に、着呼側から発呼
側へのチャネルを40kbit/sのADPCM方式に
よる符号化チャネルに設定した旨の符号化モードの情報
をCCメッセージとして伝送装置1Aへ送信させる。
【0268】伝送装置1Aにおける受信側装置12のC
Cメッセージデコーダ31は、そのCCメッセージを受
信し、その着呼側から発呼側へのチャネルを40kbi
t/sのADPCM方式による符号化チャネルに設定し
た旨の符号化モードの情報を受信アサインメントプロセ
ッサ32に供給する。受信アサインメントプロセッサ3
2は、その情報を供給されると、その着呼側から発呼側
へのチャネルを40kbit/sのADPCM方式によ
る符号化チャネルに設定する指示を復号部34に供給す
る(ステップST46)。
【0269】これにより、伝送装置1Bの符号化部25
および伝送装置1Aの復号部34の符号化モードは40
kbit/sのADPCM方式に設定され、着呼側から
発呼側へのチャネルも、発呼側から着呼側へのチャネル
と同様に40kbit/sのADPCM方式による符号
化チャネルに切り換えられる。
【0270】その後、発呼側のファクシミリ端末装置5
A−iの送信したCI信号にはV.21チャネルNo.
1モデム信号が含まれているので、伝送装置1Aにおけ
る送信側装置11のV.21チャネルNo.1検出器2
8によりCI信号に含まれるV.21チャネルNo.1
モデム信号が、発呼側から着呼側へのチャネルにおいて
検出され、送信アサインメントプロセッサ24は、その
チャネルについての64kbit/sクリアチャネルア
サイン要求を生成するとともに、後に、そのチャネルを
64kbit/sクリアチャネルに切り換えるために、
64kbit/s分のチャネルを確保するまで伝送信号
のチャネルの空きを検索する(ステップST112)。
【0271】この時点では、双方向のいずれのチャネル
も64kbit/sクリアチャネルにまだ切り換えられ
ておらず、40kbit/sのADPCM方式による符
号化チャネルのままである。
【0272】その後、発呼側のファクシミリ端末装置5
A−iがCI信号を送出した後、発呼側から着呼側への
チャネルについて有音検出器22により無音状態と判定
されると、伝送装置1Aにおける送信側装置11の送信
アサインメントプロセッサ24は、発呼側から着呼側へ
のチャネルを64kbit/sクリアチャネルに切り換
える(ステップST115)。そのチャネルが64kb
it/sクリアチャネルに切り換えられると、その旨の
符号化モードの情報を有するCCメッセージがCCメッ
セージエンコーダ27により伝送装置1Bへ送信され
る。
【0273】そして、伝送装置1Bにおける受信側装置
12のCCメッセージデコーダ31は、発呼側から着呼
側へのチャネルが64kbit/sクリアチャネルへ切
り換えられた旨の符号化モードの情報を有するCCメッ
セージを受信し、その内容を受信アサインメントプロセ
ッサ32に供給する。受信アサインメントプロセッサ3
2は、その情報を供給されると、その発呼側から着呼側
へのチャネルを64kbit/sクリアチャネルに設定
する指示をBCビットアサインメント部33に供給する
(ステップST50)。
【0274】これにより、発呼側から着呼側へのチャネ
ルが64kbit/sクリアチャネルに切り換えられ、
それまで割り付けられていた40kbit/sのADP
CM方式の符号器および復号器の割り付けは解除され
る。したがって、入力信号におけるそのチャネルの信号
は、伝送装置1Aにおいて符号化されずにそのまま伝送
信号のチャネルを介して対向側装置である伝送装置1B
に伝送され、対向側装置である伝送装置1Bにおいて復
号されずにそのまま出力信号のチャネルへ出力される。
したがって、以後、発呼側から着呼側へのファクシミリ
信号は64kbit/sクリアチャネルで伝送され、着
呼側から発呼側へのファクシミリ信号は40kbit/
sのADPCM方式による符号化チャネルで伝送され
る。
【0275】なお、着呼側から発呼側へは、ファクシミ
リ信号の画像データが伝送されずに、低い伝送速度で伝
送可能な低速(300bit/s)のモデム信号が伝送
されるだけであるので、40kbit/sのADPCM
方式による符号化チャネルでの伝送が可能であり、この
状態においても特に問題は生じない。
【0276】その後、ファクシミリ信号の送信が完了
し、トランク側から伝送装置1Aへの入力信号における
そのチャネルが無音状態になると(ステップST10
1)、無音時間計測用タイマ動作がイネーブルになり、
無音時間の計測が開始される(ステップST22)。そ
して、無音状態が所定時間以上継続し、そのタイマがタ
イムアウトすると(ステップST25)、呼が終了した
と判断され、伝送装置1Aの送信側装置11は、そのチ
ャネルを32kbit/s以下のADPCM方式による
符号化チャネルに切り換える(ステップST26)。
【0277】このようにして、V.34のファクシミリ
信号が、発呼側から着呼側へは64kbit/sクリア
チャネル、着呼側から発呼側へは40kbit/sのA
DPCM方式による符号化チャネルを介して正常に伝送
される。
【0278】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、実施の形態1と同様の効果の他、発呼側から着呼側
へのファクシミリ信号を64kbit/sクリアチャネ
ルで伝送し、それに対応する着呼側から発呼側へのファ
クシミリ信号を64kbit/sクリアチャネルより伝
送速度の低い40kbit/sのADPCM方式による
符号化チャネルで伝送するようにしたので、伝送路3の
チャネルの利用効率を向上することができるという効果
が得られる。
【0279】また、この実施の形態5によれば、特有の
信号を検出した時点ですぐにそのチャネルを64kbi
t/sクリアチャネルに切り換えず、入力信号における
チャネルが無音状態になってから64kbit/sクリ
アチャネルに切り換えるようにしたので、64kbit
/sのチャネルを割り付けることができずに通信に不具
合が生ずることを抑制することができるという効果があ
る。
【0280】さらに、この実施の形態5によれば、入力
信号におけるチャネルの有音/無音状態を監視し、無音
状態が所定の時間以上継続した場合に呼が終了したと判
定するようにしたので、呼の終了に基づいて、そのチャ
ネルの品質を切り換えるようにすることができるという
効果が得られる。
【0281】実施の形態6.この発明の実施の形態6に
よる伝送装置1A,1Bは、所定のスタートアップ手順
における特有の信号をあるチャネルで検出した場合に、
そのチャネルを64kbit/sクリアチャネルに切り
換える代わりに、V.34モデム用コーデックなどの高
品質なコーデックによる符号化チャネルに切り換えるよ
うにしたものである。
【0282】図20はこの発明の実施の形態6による伝
送装置1A,1Bの構成を示すブロック図である。図に
おいて、25Aは入力信号におけるチャネルの信号を
V.34モデム用コーデックにより符号化する図示せぬ
符号器を所定の数だけ有する符号化部(第1の符号化手
段)であり、34AはV.34モデム用コーデックによ
り符号化された信号を復号する図示せぬ復号器を所定の
数だけ有する復号部である。
【0283】なお、図20におけるその他の構成要素に
ついては実施の形態1によるものと同様であるので、そ
の説明を省略する。ただし、実施の形態6における送信
アサインメントプロセッサ24は、ANSam信号が検
出された入力信号のチャネルを符号化部25Aの符号器
に割り付けるとともに、BCビットアサインメント部2
6に、その符号器を伝送路3のチャネルに割り付けさせ
る。また、実施の形態6における受信アサインメントプ
ロセッサ32は、対向側装置からV.34モデム用コー
デックによる符号化チャネルに切り換えた旨の符号化モ
ードの情報を有するCCメッセージが受信されると、B
Cビットアサインメント部33に、その伝送信号のチャ
ネルを復号部34Aの復号器に割り付けさせるととも
に、復号部34Aに、そのチャネルの信号を復号させ、
対応する出力信号のチャネルに復号後の信号を出力させ
る。
【0284】次に動作について説明する。まず、送信側
装置11の動作について説明する。図21は実施の形態
6による伝送装置における送信アサインメントプロセッ
サ24の動作について説明するフローチャートである。
図22は図21における符号化モードの切換判定(2)
の詳細について説明するフローチャートである。
【0285】実施の形態6における送信アサインメント
プロセッサ24は、ANSam信号が検出された入力信
号のチャネルを符号化部25Aの符号器に割り付けると
ともに、BCビットアサインメント部26に、符号化部
25Aの符号器を伝送路3のチャネルに割り付けさせ
る。入力信号におけるその他のチャネルは符号化部(第
2の符号化手段)25の符号器に割り付けられ、BCビ
ットアサインメント部26によりその符号器が伝送路3
のチャネルに割り付けられる。
【0286】すなわち、符号化部25には、トランク側
からの入力信号の信号種別が音声信号またはV.17手
順以下のモデム信号であるチャネルが割り付けられ、さ
らに、送信アサインメントプロセッサ24からの割り付
け指示に基づいて、そのチャネルが符号化部25の符号
器に割り付けられる。
【0287】符号化部25の各符号器は、送信アサイン
メントプロセッサ24により指示された符号化モード
(符号化方式、符号化速度)に基づいて、割り付けられ
たチャネルの信号を符号化して、符号化後の信号をBC
ビットアサインメント部26に供給する。
【0288】このとき、符号化部25の符号器で使用さ
れる符号化方式としては、例えばITU勧告G.726
で規定された40kbit/s、32kbit/s、2
4kbit/sまたは16kbit/sADPCM方式
を使用される。そして、信号種別がデータであると音声
/データ識別器21により判定されたチャネルの信号
は、40kbit/sの符号化速度で符号化され、信号
種別が音声であると判定されたチャネルの信号は、32
kbit/s、24kbit/sまたは16kbit/
sの符号化速度で符号化される。
【0289】また、符号化部25Aは、トランク側から
の入力信号のチャネルのうち、信号種別がV.34モデ
ム信号であるチャネルを割り付けられ、さらに、送信ア
サインメントプロセッサ24からの割り付け指示に基づ
いて、そのチャネルが符号化部25Aの符号器に割り付
けられる。
【0290】符号化部25Aの各符号器は、送信アサイ
ンメントプロセッサ24により指示された符号化モード
(符号化方式、符号化速度)に基づいて、割り付けられ
たチャネルの信号を符号化して、符号化後の信号をBC
ビットアサインメント部26に供給する。
【0291】このとき、符号化部25Aの符号器で使用
される符号化方式としては、ITU勧告G.726で規
定された40kbit/sADPCM方式より品質の劣
化が少なく、V.34モデム信号の伝送に充分な品質の
方式が使用される。
【0292】また、CCメッセージエンコーダ27は、
トランク側の信号におけるチャネルと伝送信号における
チャネルとの割り付け関係を示すマップ情報、必要に応
じてV.34モデム用コーデックアサイン要求指示、お
よび各チャネルの符号化モード(V.34モデム用コー
デックによる符号化チャネルの場合も含む)をCCメッ
セージとして伝送路3のコントロールチャネルを介して
対向側装置に送信する。
【0293】次に図21および図22を参照して送信ア
サインメントプロセッサ24の動作の詳細について説明
する。ただし、実施の形態1の場合と同様に、伝送信号
のチャネルの空き具合に応じた符号化速度の制御につい
てはその説明を省略し、32kbit/s、24kbi
t/sまたは16kbit/sのADPCM方式を、3
2kbit/s以下のADPCM方式と一括して取り扱
う。ただし、実施の形態1の場合と同様に、伝送信号の
空きチャネルの割合に応じて、符号化速度を切り換える
ようにしても勿論よい。
【0294】まず、送信アサインメントプロセッサ24
は、伝送信号の品質を初期状態に設定するために、符号
化部25に、32kbit/s以下のADPCM方式に
よる符号化モードを指示する(ステップST1)。
【0295】次に、送信アサインメントプロセッサ24
は、伝送信号の各チャネルが、V.34モデム用コーデ
ックによる符号化チャネルであるか、40kbit/s
のADPCM方式による符号化チャネルであるか、32
kbit/s以下のADPCM方式による符号化チャネ
ルであるかを判断する(ステップST121,ステップ
ST3)。
【0296】V.34モデム用コーデックによる符号化
チャネルについては、実施の形態1における64kbi
t/sクリアチャネルについてと同様に、送信アサイン
メントプロセッサ24は、符号化モードの切換判定
(1)を実行する(ステップST4)。
【0297】一方、40kbit/sのADPCM方式
による符号化チャネルについては、送信アサインメント
プロセッサ24は、音声/データ識別器21からの判定
結果に基づいてそのチャネルの信号が音声信号である否
かを判断し(ステップST5)、そのチャネルの信号が
音声信号である場合には、そのチャネルを、32kbi
t/s以下のADPCM方式による符号化チャネルに切
り換える(ステップST6)。その後、送信アサインメ
ントプロセッサ24は、後述の符号化モード切換判定
(2)を実行する(ステップST122)。
【0298】また、32kbit/s以下のADPCM
方式による符号化チャネルについては、送信アサインメ
ントプロセッサ24は、音声/データ識別器21からの
判定結果に基づいてそのチャネルの信号が音声帯域デー
タ信号である否かを判断し(ステップST8)、そのチ
ャネルの信号が音声帯域データ信号である場合には、そ
のチャネルを、40kbit/sのADPCM方式によ
る符号化チャネルに切り換える(ステップST9)。そ
の後、送信アサインメントプロセッサ24は、後述の符
号化モード切換判定(2)を実行する(ステップST1
22)。
【0299】そして符号化モード切換判定(1)または
符号化モード切換判定(2)が実行された後、ステップ
ST121に戻り、上述の処理が繰り返し実行される。
【0300】ここで、図22を参照して、ADPCM方
式による符号化チャネルに対する符号化モードの切換判
定(2)について説明する。なお、V.34モデム用コ
ーデックによる符号化チャネルに対する符号化モードの
切換判定(1)については、実施の形態1における64
kbit/sクリアチャネルに対するものと同様である
ので、その説明を省略する。
【0301】符号化モードの切換判定(2)では、送信
アサインメントプロセッサ24は、ANSam信号検出
器23からの判定結果に基づいて、各チャネルについて
ANSam信号が検出されたか否かを判断し(ステップ
ST131)、ANSam信号が検出された場合には、
ANSam信号が検出されたチャネルについてのV.3
4モデム用コーデックアサイン要求を生成し、そのチャ
ネルに対応する逆方向のチャネルについてのV.34モ
デム用コーデックアサイン要求指示をCCメッセージエ
ンコーダ27に供給するとともに、後に、ANSam信
号が検出されたチャネルをV.34モデム用コーデック
に切り換えるために、V.34モデム用コーデックに必
要なビットレートのチャネルを確保するまで伝送信号の
チャネルの空きを検索する(ステップST132)。
【0302】なお、ANSam信号を検出した時点です
ぐにはV.34モデム用コーデックによる符号化チャネ
ルに切り換えず、V.34モデム用コーデックアサイン
要求を生成するのみとして後に切り換えるようにしてい
るのは、ANSam信号を検出した時点では、伝送信号
のチャネルの混み具合によってはすぐにV.34モデム
用コーデックのビットレートに必要なチャネルを確保で
きない可能性があり、V.34モデム用コーデックのビ
ットレートに必要なチャネルを確実に確保するために、
使用中の他のチャネルが空くのを待つ必要があるためで
ある。
【0303】また、送信アサインメントプロセッサ24
は、各チャネルについて対向側装置からのV.34モデ
ム用コーデックアサイン要求指示が受信アサインメント
プロセッサ32より通知されたか否かを判断し(ステッ
プST133)、対向側装置からのV.34モデム用コ
ーデックアサイン要求指示が通知された場合には、指定
されたチャネルについてのV.34モデム用コーデック
アサイン要求を生成し、後に、そのチャネルをV.34
モデム用コーデックによる符号化チャネルに切り換える
ために、V.34モデム用コーデックのビットレートに
必要なチャネルを確保するまで伝送信号のチャネルの空
きを検索する(ステップST134)。
【0304】そして、送信アサインメントプロセッサ2
4は、V.34モデム用コーデックアサイン要求が生成
済みであるか否かを判断し(ステップST135)、
V.34モデム用コーデックアサイン要求が生成済みで
ある場合には、有音検出器22による送信方向の有音/
無音判別結果および受信側装置12の有音検出器36に
よる受信方向の有音/無音判別結果に基づいて、その双
方向のチャネルとも無音状態であるか否かを判断し(ス
テップST136)、双方向のチャネルとも無音状態で
ある場合には、その双方向のチャネルをV.34モデム
用コーデックによる符号化チャネルに切り換える(ステ
ップST137)。
【0305】一方、V.34モデム用コーデックアサイ
ン要求が生成済みではない場合や双方向のチャネルのい
ずれかが有音状態である場合には、符号化モードの切換
判定(2)を終了する。
【0306】このようにして符号化モードの切換判定
(2)が実行される。すなわち、符号化モードの切換判
定(1)では、V.34モデム用コーデックによる符号
化チャネルからADPCM方式による符号化チャネルへ
の切換の判定が実行され、符号化モードの切換判定
(2)では、ADPCM方式による符号化チャネルから
V.34モデム用コーデックによる符号化チャネルへの
切換の判定が実行される。
【0307】このように送信アサインメントプロセッサ
24は動作する。
【0308】なお、実施の形態6による伝送装置1A,
1Bにおける送信側装置11のその他の動作について
は、実施の形態1による伝送装置1A,1Bにおける送
信側装置11と同様であるので、その説明を省略する。
【0309】次に受信側装置12の動作について説明す
る。図23は実施の形態6による伝送装置における受信
アサインメントプロセッサ32の動作について説明する
フローチャートである。
【0310】CCメッセージデコーダ31は、対向側装
置から伝送路3のコントロールチャネルを介してCCメ
ッセージを受信し、そのCCメッセージから、伝送信号
におけるチャネルとトランク側の信号(受信側装置12
では出力信号)におけるチャネルとの割り付け関係を示
すマップ情報、存在する場合にはV.34モデム用コー
デックアサイン要求指示、および、各チャネルの符号化
モードの情報を抽出し、受信アサインメントプロセッサ
32に供給する。
【0311】受信アサインメントプロセッサ32は、C
Cメッセージデコーダ31より供給されたマップ情報に
基づいて、伝送信号におけるチャネルと復号部34,3
4Aの復号器および出力信号におけるチャネルとの割り
付け指示をBCビットアサインメント部33および復号
部34,34Aに供給する。
【0312】すなわち、受信アサインメントプロセッサ
32は、BCビットアサインメント部33に、対向側装
置からの伝送信号におけるチャネルのうち、V.34モ
デム用コーデックによる符号化チャネルに対しては復号
部34Aの復号器を割り付けさせ、それ以外のチャネル
に対しては復号部34の復号器を割り付けさせる。
【0313】そして、復号部34の復号器は、対向側装
置からの伝送信号のチャネルのうち、信号種別が音声信
号またはV.17手順以下のモデム信号であるチャネル
を割り付けられ、受信アサインメントプロセッサ32に
より指示された符号化モードに基づいて、割り付けられ
たチャネルの信号を復号し、受信アサインメントプロセ
ッサ32からの割り付け指示に基づいて、復号後の信号
をトランク側への出力信号のチャネルに割り付けて出力
する。なお、復号部34の復号器において使用される符
号化モードは、対向側装置の符号化部25の符号器で使
用されたもの同一とされる。
【0314】また、復号部34Aの復号器は、対向側装
置からの伝送信号のチャネルのうち、信号種別がV.3
4モデム信号であるチャネルを割り付けられ、受信アサ
インメントプロセッサ32により指示された符号化モー
ドに基づいて、割り付けられたチャネルの信号を復号
し、受信アサインメントプロセッサ32からの割り付け
指示に基づいて、復号後の信号をトランク側への出力信
号のチャネルに割り付けて出力する。なお、復号部34
Aの復号器において使用される符号化モードは、対向側
装置の符号化部25Aの符号器で使用されたもの同一と
される。
【0315】また、受信アサインメントプロセッサ32
は、CCメッセージデコーダ31からV.34モデム用
コーデックアサイン要求指示を供給された場合、その
V.34モデム用コーデックアサイン要求指示を送信ア
サインメントプロセッサ24に転送する。このV.34
モデム用コーデックアサイン要求指示を供給された送信
アサインメントプロセッサ24は、上述のように、指定
されたチャネルをV.34モデム用コーデックによる符
号化チャネルに切り換える。
【0316】また、受信アサインメントプロセッサ32
は、CCメッセージデコーダ31より供給された各チャ
ネルの符号化モードに基づいて、伝送信号における各チ
ャネルの信号種別が音声であるかデータであるかを判定
し、その判定結果を送信側装置11における音声/デー
タ識別器21に供給する。
【0317】このとき、例えば、符号化モードが32k
bit/s、24kbit/sまたは16kbit/s
のADPCM方式であるチャネルの信号種別は「音声」
であると判定され、符号化モードが40kbit/sA
DPCM方式であるチャネルの信号種別は「データ」で
あると判定される。
【0318】ここで、図23のフローチャートを参照し
て、受信アサインメントプロセッサ32の動作の詳細に
ついて説明する。なお、ここでは、送信アサインメント
プロセッサ24の処理に対応して、伝送信号のチャネル
の空き具合に応じた符号化速度の制御についてはその説
明を省略し、32kbit/s、24kbit/sまた
は16kbit/sのADPCM方式を、32kbit
/s以下のADPCM方式と一括して取り扱う。
【0319】まず、受信アサインメントプロセッサ32
は、伝送信号の品質を初期状態に設定するために、復号
部34に、32kbit/s以下のADPCM方式によ
る符号化モードを指示する(ステップST41)。
【0320】次に、受信アサインメントプロセッサ32
は、CCメッセージデコーダ31より受信したCCメッ
セージの内容を供給されたか否かを判断し(ステップS
T42)、CCメッセージデコーダ31より受信したC
Cメッセージの内容を供給された場合、まず、その内容
に、伝送信号におけるチャネルの符号化モードの情報が
あるときには、そのチャネルの符号化モードが32kb
it/s以下のADPCM方式であるか否かを判断する
(ステップST43)。その符号化モードが32kbi
t/s以下のADPCM方式であるときには、受信アサ
インメントプロセッサ32は、そのチャネルを32kb
it/s以下のADPCM方式による符号化チャネルへ
切り換えるための指示を復号部34に供給する(ステッ
プST44)。
【0321】次に、受信アサインメントプロセッサ32
は、同様にその符号化モードが40kbit/sのAD
PCM方式であるか否かを判断し(ステップST4
5)、その符号化モードが40kbit/sのADPC
M方式であるときには、そのチャネルを40kbit/
sのADPCM方式による符号化チャネルへ切り換える
ための指示を復号部34に供給する(ステップST4
6)。
【0322】そして、受信アサインメントプロセッサ3
2は、受信したCCメッセージの内容にV.34モデム
用コーデックアサイン要求指示があるか否かを判断し
(ステップST141)、V.34モデム用コーデック
アサイン要求指示があるときには、そのV.34モデム
用コーデックアサイン要求指示を送信側装置11の送信
アサインメントプロセッサ24に転送する(ステップS
T142)。
【0323】次に、受信アサインメントプロセッサ32
は、その内容に伝送信号のチャネルの符号化モードの情
報があり、その符号化モードがV.34モデム用コーデ
ックであるか否かを判断し(ステップST143)、そ
の符号化モードがV.34モデム用コーデックであると
きには、そのチャネルをV.34モデム用コーデックに
よる符号化チャネルへ切り換えるための指示をBCビッ
トアサインメント部33および復号部34Aに供給する
(ステップST144)。
【0324】このように受信アサインメントプロセッサ
32は動作する。
【0325】なお、実施の形態6による伝送装置1A,
1Bにおける受信側装置12のその他の動作について
は、実施の形態1による伝送装置1A,1Bにおける受
信側装置12と同様であるので、その説明を省略する。
【0326】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、所定のスタートアップ手順における特定の信号が検
出されたチャネルの信号をV.34モデム用コーデック
により符号化し、それ以外のチャネルの信号をADPC
M方式により符号化して、符号化後の各チャネルの信号
を伝送信号として対向側装置へ伝送するようにしたの
で、実施の形態1と同様に、例えば40kbit/sの
ADPCM方式による符号化チャネルの品質では正常に
伝送されないV.34ファクシミリ信号やV.34モデ
ム信号を、より高品質の符号化方式で正常に伝送するこ
とができるという効果が得られる。
【0327】また、この実施の形態6によれば、所定の
スタートアップ手順における特有の信号を検出したチャ
ネルを64kbit/sクリアチャネルに切り換える代
わりに、高品質のコーデックを使用するようにしたの
で、伝送信号におけるチャネルの使用効率を向上するこ
とができるという効果が得られる。
【0328】実施の形態7.この発明の実施の形態7に
よる伝送装置1A,1Bは、入力信号におけるチャネル
で無変調2100Hzトーン信号を検出した場合、その
チャネルの、64kbit/sクリアチャネルへの切換
を禁止するようにしたものである。
【0329】すなわち、実施の形態4においては、無変
調2100Hzトーン信号の有無に拘わらず、V.21
チャネルNo.1モデム信号を検出した場合、そのチャ
ネルを64kbit/sクリアチャネルに切り換えるよ
うにしている。そのため、V.34手順によらないV.
21モデムによる低速データ通信時において、無変調2
100Hzトーン信号に続くV.21チャネルNo.1
モデム信号が検出され、40kbit/sのADPCM
方式による符号化チャネルで伝送することが可能である
にも拘わらず64kbit/sクリアチャネルへのチャ
ネルの品質の切換が実行されてしまう。そこで、実施の
形態7による伝送装置1A,1Bは、入力信号における
あるチャネルで無変調2100Hzトーン信号を検出し
た場合、そのチャネルの、64kbit/sクリアチャ
ネルへの切換を禁止するようにして、伝送信号における
チャネルの使用効率の低下を抑制するものである。
【0330】図24はこの発明の実施の形態7による伝
送装置1A,1Bの構成を示すブロック図である。図に
おいて、29はトランク側からの入力信号を解析し、入
力信号の各チャネルにおけるCED信号(被呼端末識別
信号)の有無を判定するCED信号検出器(第1のトー
ン信号検出手段)である。なお、CED信号とは、ファ
クシミリ端末装置5A−1〜5A−m,5B−1〜5B
−qから送出される無変調2100Hzトーン信号であ
る。
【0331】なお、図24におけるその他の構成要素に
ついては実施の形態4によるものと同様であるので、そ
の説明を省略する。ただし、送信アサインメントプロセ
ッサ24は、CED信号検出器29により入力信号にお
けるあるチャネルで無変調2100Hzトーン信号が検
出された場合、そのチャネルの、64kbit/sクリ
アチャネルへの切換を禁止する。
【0332】次に動作について説明する。まず、送信側
装置11の動作について説明する。図25は実施の形態
7における送信側装置11の送信アサインメントプロセ
ッサ24による符号化モードの切換判定(2)の詳細に
ついて説明するフローチャートである。
【0333】実施の形態7における送信側装置11で
は、CED信号検出器29が、トランク側からの入力信
号を解析し、入力信号の各チャネルにおけるCED信号
(被呼端末識別信号)、すなわち無変調2100Hzト
ーン信号の有無を判定し、その判定結果を送信アサイン
メントプロセッサ24に供給する。
【0334】そして、送信アサインメントプロセッサ2
4は、ADPCM方式による符号化チャネルに対する符
号化モードの切換判定(2)において、CED信号検出
器29により無変調2100Hzトーン信号が検出され
たか否かを判断し(ステップST151)、無変調21
00Hzトーン信号が検出された場合には、V.21チ
ャネルNo.1モデム信号の検出判定(ステップST1
52,ステップST153)をスキップする。
【0335】一方、無変調の2100Hzトーン信号が
検出されない場合、送信アサインメントプロセッサ24
は、V.21チャネルNo.1検出器28によりV.2
1チャネルNo.1モデム信号が検出されたか否かを判
断し(ステップST152)、V.21チャネルNo.
1モデム信号が検出された場合には、その信号が検出さ
れたチャネルについての64kbit/sクリアチャネ
ルアサイン要求を生成し、その信号が検出されたチャネ
ルについての64kbit/sクリアチャネルアサイン
要求指示をCCメッセージエンコーダ27に供給すると
ともに、後に、そのチャネルを64kbit/sクリア
チャネルに切り換えるために、64kbit/s分のチ
ャネルを確保するまで伝送信号のチャネルの空きを検索
する(ステップST153)。
【0336】なお、実施の形態7による伝送装置1A,
1Bにおける送信側装置11のその他の動作について
は、実施の形態4による伝送装置1A,1Bにおける送
信側装置11と同様であるので、その説明を省略する。
【0337】次に、受信側装置12の動作については、
実施の形態4によるものと同様であるので、その説明を
省略する。
【0338】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、入力信号におけるあるチャネルで無変調2100H
zトーン信号を検出した場合、そのチャネルの、64k
bit/sクリアチャネルへの切換を禁止するようにし
たので、伝送信号におけるチャネルの使用効率を向上す
ることができるという効果が得られる。
【0339】実施の形態8.この発明の実施の形態8に
よる伝送装置1A,1Bは、入力信号におけるファクシ
ミリ信号またはデータモデム信号および対向装置からの
伝送信号におけるファクシミリ信号またはデータモデム
信号の送受信プロトコルを監視して、呼切断を検出した
場合、その信号の高品質のチャネル(64kbit/s
クリアチャネルまたはV.34モデム用コーデックによ
る符号化チャネル)を低品質の符号化チャネル(32k
bit/s以下のADPCM方式による符号化チャネ
ル)に切り換えるようにしたものである。
【0340】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、送受信プロトコルを監視して、呼切断を検出した場
合、その信号のチャネルの品質を切り換えるようにした
ので、所定の時間以上無音状態が継続したときにチャネ
ルの切換をする場合に比べ、より早く確実にチャネルの
品質を切り換えることができ、伝送信号のチャネルの使
用効率をより向上することができるという効果が得られ
る。
【0341】実施の形態9.この発明の実施の形態9に
よる伝送装置1A,1Bは、高品質のチャネル(64k
bit/sクリアチャネルやV.34モデム用コーデッ
クによる符号化チャネル)において新たな呼の接続を検
出した場合に、そのチャネルを低品質のチャネル(32
kbit/s以下のADPCM方式による符号化チャネ
ル)に切り換えるようにしたものである。
【0342】なお、No.6シグナリングやNo.7シ
グナリングにおいては、呼接続時にチャネル導通試験用
として2000Hzのトーン信号が使用されるので、こ
のトーン信号を検出した場合に新たな呼の接続を検出し
たと判定することができる。
【0343】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、高品質のチャネルにおいて新たな呼の接続を検出し
た場合に、そのチャネルを低品質のチャネルに切り換え
るようにしたので、高品質のチャネルにおいて呼が終了
した後すぐにそのチャネルが使用されて無音状態の時間
が十分得られない場合でも、確実にそのチャネルを低品
質のチャネルに切り換えることができるという効果が得
られる。
【0344】実施の形態10.この発明の実施の形態1
0による伝送装置1A,1Bは、高品質のチャネルにお
いて、CED信号またはCNG信号を検出した場合に、
そのチャネルを低品質のチャネルに切り換えるようにし
たものである。
【0345】上述のように、CNG信号およびCED信
号はITU勧告T.30において定義されたファクシミ
リ信号の手順の最初に伝送される信号であるので、これ
らの信号を検出した場合に新たな呼の接続を検出したと
判定することができる。
【0346】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、高品質のチャネルにおいてCNG信号またはCED
信号を検出した場合そのチャネルを低品質のチャネルに
切り換えるようにしたので、高品質のチャネルにおいて
呼が終了した後すぐにそのチャネルが使用されて無音状
態の時間が十分得られない場合でも、確実にそのチャネ
ルを低品質のチャネルに切り換えることができるという
効果が得られる。
【0347】実施の形態11.この発明の実施の形態1
1による伝送装置1A,1Bは、高品質のチャネルにお
いてNo.5シグナリングで使用される特定周波数のト
ーン信号を検出した場合にそのチャネルを低品質のチャ
ネルに切り換えるようにしたものである。
【0348】No.5シグナリングにおいては、呼接続
時に、発呼側から着呼側へ2400Hzの起動信号が送
信されるとともに着呼側から発呼側へ2600Hzの起
動完了信号が送信され、また、呼切断時に、発呼側から
着呼側へ2400Hzおよび2600Hzのデュアルト
ーンの切断信号が送信されるとともに着呼側から発呼側
へ2400Hzおよび2600Hzのデュアルトーンの
復旧ガード信号が送信されるので、これらのトーン信号
を検出した場合に呼の切断または新たな呼の接続を検出
したと判定し、それらの信号のチャネルを低品質のチャ
ネルに切り換える。
【0349】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、高品質のチャネルにおいてNo.5シグナリングで
使用される特定周波数のトーン信号を検出した場合にそ
のチャネルを低品質のチャネルに切り換えるようにした
ので、高品質のチャネルにおいて呼が終了した後すぐに
そのチャネルが使用されて無音状態の時間が十分得られ
ない場合でも、確実にそのチャネルを低品質のチャネル
に切り換えることができるという効果が得られる。
【0350】実施の形態12.この発明の実施の形態1
2による伝送装置1A,1Bは、高品質のチャネルの信
号を、ベアラ回線上で伝送する代わりに、ATM(Asyn
chronous Transfer Mode)セルとして伝送路としてのA
TMネットワークを介して伝送するようにしたものであ
る。
【0351】図26はこの発明の実施の形態12による
伝送装置1A,1Bの構成を示すブロック図である。図
において、61はトランク側からの入力信号のうち、送
信アサインメントプロセッサ24により割り付けられた
チャネルの信号をセル化し、ATMセルとして出力する
セル化部であり、71はATMセルを受信してデセル化
し、デセル化後の信号を、受信アサインメントプロセッ
サ32により割り付けられた出力信号のチャネルに出力
部35を介して出力するデセル化部である。
【0352】なお、図26におけるその他の構成要素に
ついては実施の形態1によるものと同様であるので、そ
の説明を省略する。ただし、送信側装置11のBCビッ
トアサインメント部26は、符号化部25の符号器のみ
をベアラ回線上の伝送信号におけるチャネルに割り付
け、受信側装置12のBCビットアサインメント部33
は、ベアラ回線上の伝送信号におけるチャネルのみを復
号部34の復号器に割り付ける。
【0353】次に動作について説明する。まず、送信側
装置11の動作について説明する。送信アサインメント
プロセッサ24は、音声/データ識別器21、有音検出
器22、ANSam信号検出器23、受信アサインメン
トプロセッサ32および有音検出器36からの情報に基
づいて、符号化部25の符号器、BCビットアサインメ
ント部26、CCメッセージエンコーダ27およびセル
化部61に各種制御信号を供給する。
【0354】送信アサインメントプロセッサ24は、ト
ランク側からの入力信号のあるチャネルの信号がV.3
4モデム信号ではないと判断した場合、実施の形態1と
同様に、そのようなチャネルのうち、有音検出器22に
より有音状態であると判定されたチャネルを、符号化部
25の使用していない符号器の1つに割り付けるととも
に、その符号器を、ベアラ回線上の伝送信号のうちの使
用していないチャネルに割り付ける。
【0355】一方、トランク側からの入力信号のあるチ
ャネルの信号がV.34モデム信号であると判断した場
合、送信アサインメントプロセッサ24は、そのチャネ
ルを64kbit/sクリアチャネルに設定し、セル化
部61に、そのチャネルを割り付け、そのチャネルの信
号のセル化を指示する。そして、セル化部61は、その
チャネルの信号をセル化して、生成したATMセルをA
TMネットワークを介して対向側装置へ伝送する。
【0356】なお、実施の形態12による伝送装置1
A,1Bにおける送信側装置11のその他の動作につい
ては、実施の形態1による伝送装置1A,1Bにおける
送信側装置11と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0357】次に受信側装置12の動作について説明す
る。受信アサインメントプロセッサ32は、CCメッセ
ージデコーダ31からの情報に基づいて、音声/データ
識別器21、送信アサインメントプロセッサ24、BC
ビットアサインメント部33、復号部34およびデセル
化部71に各種制御信号を供給する。
【0358】BCビットアサインメント部33は、受信
アサインメントプロセッサ32からの指示に基づいて、
ADPCM方式による符号化チャネルであるベアラ回線
上の伝送信号の各チャネルを復号部34の復号器および
トランク側への出力信号のチャネルにそれぞれ割り付け
る。
【0359】一方、デセル化部71は、ATMネットワ
ークを介して伝送されてくるATMセルを受信し、受信
アサインメントプロセッサ32からの指示に基づいてデ
セル化して64kbit/sクリアチャネルの信号を復
元し、デセル化後の信号を、復号することなくトランク
側への出力信号のチャネルに割り付けて出力する。
【0360】以上のように、この実施の形態12によれ
ば、高品質のチャネルの信号をATMネットワークを介
して伝送するようにしたので、トランク側からの入力信
号のうちのV.34などの高速モデムによるデータ呼の
比率が高くなった場合でもBCビットアサインメント部
26,33間で使用されるチャネルによるベアラ回線の
占有率が増加せず、伝送路3におけるチャネルの使用効
率をより向上することができるという効果が得られる。
【0361】実施の形態13.この発明の実施の形態1
3による伝送装置1A,1Bは、高品質のチャネルの信
号をIP(Internet Protocol) ネットワークを介して
伝送するようにしたものである。
【0362】図27はこの発明の実施の形態13による
伝送装置1A,1Bの構成を示すブロック図である。図
において、62はトランク側からの入力信号のうち、送
信アサインメントプロセッサ24により割り付けられた
チャネルの信号を対向側装置宛のIPパケットにしてI
Pネットワークへ送出するIPパケット組立部であり、
72は対向側装置からのIPパケットを受信し、そのI
Pパケットを分解して元の信号に復元し、復元した信号
を、受信アサインメントプロセッサ32により割り付け
られた出力信号のチャネルに出力部35を介して出力す
るIPパケット分解部である。
【0363】なお、図27におけるその他の構成要素に
ついては実施の形態1によるものと同様であるので、そ
の説明を省略する。ただし、送信側装置11のBCビッ
トアサインメント部26は、符号化部25の符号器のみ
を伝送信号におけるチャネルに割り付け、受信側装置1
2のBCビットアサインメント部33は、伝送信号にお
けるチャネルのみを復号部34の復号器に割り付ける。
【0364】次に動作について説明する。まず、送信側
装置11の動作について説明する。送信アサインメント
プロセッサ24は、音声/データ識別器21、有音検出
器22、ANSam信号検出器23、受信アサインメン
トプロセッサ32および有音検出器36からの情報に基
づいて、符号化部25の符号器、BCビットアサインメ
ント部26、CCメッセージエンコーダ27およびIP
パケット組立部62に各種制御信号を供給する。
【0365】送信アサインメントプロセッサ24は、ト
ランク側からの入力信号のあるチャネルの信号がV.3
4モデム信号ではないと判断した場合、実施の形態1と
同様に、そのようなチャネルのうち、有音検出器22に
より有音状態であると判定されたチャネルを、符号化部
25の使用していない符号器の1つに割り付けるととも
に、その符号器を、ベアラ回線上の伝送信号のうちの使
用していないチャネルに割り付ける。
【0366】一方、トランク側からの入力信号のあるチ
ャネルの信号がV.34モデム信号であると判断した場
合、送信アサインメントプロセッサ24は、そのチャネ
ルを64kbit/sクリアチャネルに設定し、IPパ
ケット組立部62に、そのチャネルを割り付け、そのチ
ャネルの信号のIPパケット化を指示する。
【0367】そして、IPパケット組立部62は、その
チャネルの信号をIPパケット化して、生成した対向側
装置宛のIPパケットをIPネットワークに送出する。
【0368】なお、実施の形態13による伝送装置1
A,1Bにおける送信側装置11のその他の動作につい
ては、実施の形態1による伝送装置1A,1Bにおける
送信側装置11と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0369】次に、受信側装置12の動作について説明
する。受信アサインメントプロセッサ32は、CCメッ
セージデコーダ31からの情報に基づいて、音声/デー
タ識別器21、送信アサインメントプロセッサ24、B
Cビットアサインメント部33、復号部34およびIP
パケット分解部72に各種制御信号を供給する。
【0370】BCビットアサインメント部33は、受信
アサインメントプロセッサ32からの指示に基づいて、
ADPCM方式による符号化チャネルであるベアラ側か
らの伝送信号の各チャネルを復号部34の復号器および
トランク側への出力信号のチャネルに割り付ける。
【0371】一方、IPパケット分解部72は、IPネ
ットワークを介して伝送されてくるこの装置宛のIPパ
ケットを受信し、受信アサインメントプロセッサ32か
らの指示に基づいてIPパケットを分解して64kbi
t/sクリアチャネルの信号を復元し、その信号を復号
することなくトランク側への出力信号のチャネルに割り
付けて出力する。
【0372】以上のように、この実施の形態13によれ
ば、高品質のチャネルの信号をIPネットワークを介し
て伝送するようにしたので、トランク側からの入力信号
のうちのV.34などの高速モデムによるデータ呼の比
率が高くなった場合でもBCビットアサインメント部2
6,33間で使用されるチャネルによるベアラ回線の占
有率が増加せず、伝送路3におけるチャネルの使用効率
をより向上することができるという効果が得られる。
【0373】実施の形態14.この発明の実施の形態1
4による伝送装置1A,1Bは、すべての伝送信号をA
TMセルとして、ATMネットワークを介して伝送する
ようにしたものである。
【0374】図28はこの発明の実施の形態14による
伝送装置1A,1Bの構成を示すブロック図である。図
において、61Aは、トランク側からの入力信号のう
ち、送信アサインメントプロセッサ24により割り付け
られたチャネルの信号をそのままセル化するとともに、
符号化部25により符号化されたそれ以外のチャネルの
信号をセル化し、ATMセルを出力するセル化部であ
り、71Aは、ATMセルを受信してデセル化し、デセ
ル化後の信号のうち、受信アサインメントプロセッサ3
2により割り付けられたチャネルの信号をそのまま出力
部35を介して出力するとともに、それ以外のチャネル
の信号を復号部34の復号器に供給するデセル化部であ
る。
【0375】なお、図28におけるその他の構成要素に
ついては実施の形態1によるものと同様であるので、そ
の説明を省略する。
【0376】次に動作について説明する。まず、送信側
装置11の動作について説明する。送信アサインメント
プロセッサ24は、音声/データ識別器21、有音検出
器22、ANSam信号検出器23、受信アサインメン
トプロセッサ32および有音検出器36からの情報に基
づいて、符号化部25の符号器、およびセル化部61A
に各種制御信号を供給する。
【0377】送信アサインメントプロセッサ24は、A
NSam信号検出器23による判定結果または受信アサ
インメントプロセッサ32を介して通知される対向側装
置からの64kbit/sクリアチャネルアサイン要求
指示に基づいて、トランク側からの入力信号の各チャネ
ルについて、ITU勧告V.34に規定された変調方式
によるモデム信号が伝送されるか否かを判定し、V.3
4モデム信号のチャネルを64kbit/sクリアチャ
ネルに設定し、セル化部61Aに直接割り付け、その信
号を符号化することなくセル化部61Aに供給させる。
そして送信アサインメントプロセッサ24は、セル化部
61Aに、その信号のセル化を指示する。
【0378】一方、V.34モデム信号のチャネル以外
のチャネル、すなわちADPCM方式による符号化チャ
ネルのうち、有音検出器22により有音状態であると判
定されたチャネルを、送信アサインメントプロセッサ2
4は、符号化部25の使用されていない符号器の1つに
割り付けるとともに、その符号器により符号化された信
号をセル化部61Aに供給させる。そして送信アサイン
メントプロセッサ24は、セル化部61Aに、その信号
のセル化を指示する。
【0379】そして、セル化部61Aは、符号化部25
からの符号化後の信号または入力信号をセル化して、そ
のATMセルを、ATMネットワークを介して対向側装
置へ伝送する。
【0380】実施の形態1においてCCメッセージエン
コーダ27から送出していたCCメッセージに相当する
情報は、実施の形態14では、セル化部61Aにおいて
セル化され、ATMネットワークを介して対向側装置に
送られる。なお、実施の形態14による伝送装置1A,
1Bにおける送信側装置11のその他の動作について
は、実施の形態1による伝送装置1A,1Bにおける送
信側装置11と同様であるので、その説明を省略する。
【0381】次に受信側装置12の動作について説明す
る。受信アサインメントプロセッサ32は、音声/デー
タ識別器21、送信アサインメントプロセッサ24、復
号部34およびデセル化部71Aに各種制御信号を供給
する。
【0382】デセル化部71Aは、ATMネットワーク
を介して伝送されてくるATMセルを受信し、デセル化
して、デセル化後の64kbit/sクリアチャネルの
信号を復号することなくトランク側への出力信号のチャ
ネルに割り付けて出力するとともに、それ以外のチャネ
ルの信号を復号部34の復号器に割り付ける。また、実
施の形態1において、CCメッセージデコーダ31が受
信していたCCメッセージに相当する情報は、実施の形
態14では、ATMネットワークを介して受信され、デ
セル化部71Aにおいてデセル化され、受信アサインメ
ントプロセッサに対して通知される。
【0383】なお、実施の形態14による伝送装置1
A,1Bにおける受信側装置12のその他の動作につい
ては、実施の形態1による伝送装置1A,1Bにおける
受信側装置12と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0384】以上のように、この実施の形態14によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0385】実施の形態15.この発明の実施の形態1
5による伝送装置1A,1Bは、すべての伝送信号をI
Pパケットとして、IPネットワークを介して伝送する
ようにしたものである。
【0386】図29はこの発明の実施の形態15による
伝送装置1A,1Bの構成を示すブロック図である。図
において、62Aはトランク側からの入力信号のうち、
送信アサインメントプロセッサ24により割り付けられ
たチャネルの信号をそのまま対向側装置宛のIPパケッ
トにするとともに、符号化部25により符号化されたそ
れ以外のチャネルの信号を対向側装置宛のIPパケット
にし、IPネットワークに送出するIPパケット組立部
であり、72Aは伝送信号であるIPパケットを分解し
て、元の信号を復元し、復元後の信号のうち、受信アサ
インメントプロセッサ32により割り付けられたチャネ
ルの信号をそのまま出力部35を介して出力するととも
に、それ以外のチャネルの信号を復号部34の復号器に
供給するIPパケット分解部である。
【0387】なお、図29におけるその他の構成要素に
ついては実施の形態1によるものと同様であるので、そ
の説明を省略する。
【0388】次に動作について説明する。まず、送信側
装置11の動作について説明する。送信アサインメント
プロセッサ24は、音声/データ識別器21、有音検出
器22、ANSam信号検出器23、受信アサインメン
トプロセッサ32および有音検出器36からの情報に基
づいて、符号化部25の符号器、およびIPパケット組
立部62Aに各種制御信号を供給する。
【0389】送信アサインメントプロセッサ24は、A
NSam信号検出器23による判定結果または受信アサ
インメントプロセッサ32を介して通知される対向側装
置からの64kbit/sクリアチャネルアサイン要求
指示に基づいて、トランク側からの入力信号の各チャネ
ルについて、ITU勧告V.34に規定された変調方式
によるモデム信号が伝送されるか否かを判定し、V.3
4モデム信号のチャネルを64kbit/sクリアチャ
ネルに設定し、IPパケット組立部62Aに直接割り付
け、その信号を符号化することなくIPパケット組立部
62Aに供給させる。そして送信アサインメントプロセ
ッサ24は、IPパケット組立部62Aに、その信号の
IPパケット化を指示する。
【0390】一方、V.34モデム信号のチャネル以外
のチャネル、すなわちADPCM方式による符号化チャ
ネルのうち、有音検出器22により有音状態であると判
定されたチャネルを、送信アサインメントプロセッサ2
4は、符号化部25の使用されていない符号器の1つに
割り付けるとともに、その符号器により符号化された信
号をIPパケット組立部62Aに供給させる。そして送
信アサインメントプロセッサ24は、IPパケット組立
部62Aに、その信号のIPパケット化を指示する。
【0391】そして、IPパケット組立部62Aは、符
号化部25からの符号化後の信号または入力信号をIP
パケット化して、そのIPパケットを、IPネットワー
クを介して対向側装置へ伝送する。実施の形態1におい
てCCメッセージエンコーダ27から送出していたCC
メッセージに相当する情報は、実施の形態15では、I
Pパケット組立部62AにおいてIPパケット化され、
IPネットワークを介して対向側装置に送られる。
【0392】なお、実施の形態15による伝送装置1
A,1Bにおける送信側装置11のその他の動作につい
ては、実施の形態1による伝送装置1A,1Bにおける
送信側装置11と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0393】次に受信側装置12の動作について説明す
る。受信アサインメントプロセッサ32は、音声/デー
タ識別器21、送信アサインメントプロセッサ24、復
号部34およびIPパケット分解部72Aに各種制御信
号を供給する。
【0394】IPパケット分解部72Aは、IPネット
ワークを介して伝送されてくるIPパケットを受信し、
IPパケットを分解し、64kbit/sクリアチャネ
ルの信号を復号することなくトランク側への出力信号の
チャネルに割り付けて出力するとともに、それ以外のチ
ャネルの信号を復号部34の復号器に割り付ける。
【0395】また、実施の形態1においてCCメッセー
ジデコーダ31が受信していたCCメッセージに相当す
る情報は、実施の形態15では、IPネットワークを介
して受信され、IPパケット分解部72AにおいてIP
パケット分解され受信アサインメントプロセッサ32に
対して通知される。なお、実施の形態15による伝送装
置1A,1Bにおける受信側装置12のその他の動作に
ついては、実施の形態1による伝送装置1A,1Bにお
ける受信側装置12と同様であるので、その説明を省略
する。
【0396】以上のように、この実施の形態15によれ
ば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0397】実施の形態16.なお、上記実施の形態1
〜15においては、低い伝送速度で十分なファクシミリ
信号やデータモデム信号は符号化伝送され、高い伝送速
度を必要とするファクシミリ信号やデータモデム信号は
64kbit/sクリアチャネルや高品質のコーデック
による符号化チャネルで伝送されるようにしているが、
ファクシミリ信号を復調して復調後の信号を伝送した
り、データモデム信号を復調して復調後の信号を伝送し
たりするようにしてもよい。
【0398】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、音声
信号または音声帯域データ信号である入力信号から所定
のスタートアップ手順における特定の信号を検出し、特
定の信号が検出された場合と特定の信号が検出されない
場合とで異なる品質の伝送信号にして入力信号を、伝送
路を介して対向側装置へ送信するように構成したので、
伝送する信号に必要な品質のチャネルを適切に選択して
正常に信号を伝送することができるという効果がある。
【0399】この発明によれば、所定のスタートアップ
手順をV.8手順またはV.8bis手順としたので、
V.34モデム伝送が開始されたことを検出することが
でき、V.34モデム伝送を正常に伝送可能なチャネル
に切り換えることができるという効果がある。
【0400】この発明によれば、所定のスタートアップ
手順における特定の信号をANSam信号としたので、
V.34モデム伝送が開始されたことを検出することが
でき、V.34モデム伝送を正常に伝送可能なチャネル
に切り換えることができるという効果がある。
【0401】この発明によれば、所定のスタートアップ
手順における特定の信号をV.21チャネルNo.1モ
デム信号としたので、V.34モデム伝送が開始された
ことを検出することができ、V.34モデム伝送を正常
に伝送可能なチャネルに切り換えることができるという
効果がある。
【0402】この発明によれば、入力信号から無変調2
100Hzトーン信号が検出された場合に所定の品質で
伝送信号を送信するようにしたので、伝送信号における
チャネルの使用効率を向上することができるという効果
がある。
【0403】この発明によれば、特定の信号が検出され
た場合、入力信号を伝送信号として符号化を行わずにそ
のままの品質で送信し、特定の信号が検出されない場
合、入力信号を所定の品質で符号化した信号を伝送信号
として送信するようにしたので、低品質のチャネルでは
正常に伝送されない信号を高品質のチャネルで正常に伝
送することができるという効果がある。
【0404】この発明によれば、特定の信号が検出され
た場合、入力信号を所定の第1の品質の符号化モードで
符号化した信号を伝送信号として送信し、特定の信号が
検出されない場合、入力信号を第1の品質より低い第2
の品質の符号化モードで符号化した信号を伝送信号とし
て送信するようにしたので、低品質のチャネルでは正常
に伝送されない信号を高品質のチャネルで正常に伝送す
ることができるという効果がある。また、その信号をそ
のまま伝送信号とする場合に比較して、伝送信号におけ
るチャネルの使用効率を向上することができるという効
果がある。
【0405】この発明によれば、伝送信号の品質の切換
要求を示すメッセージを対向側装置へ送信し、対向側装
置からそのメッセージが受信された場合、メッセージで
指定された品質に、対向側装置への伝送信号の品質を切
り換えるようにしたので、互いに対応する双方向のチャ
ネルを64kbit/sクリアチャネルなどの所定の品
質のものに切り換えることができるという効果がある。
【0406】この発明によれば、所定のスタートアップ
手順における特定の信号が検出された場合にその検出情
報を対向側装置へ送信し、対向側装置からその検出情報
が受信された場合、対向側装置への伝送信号の品質を切
り換えるようにしたので、互いに対応する双方向のチャ
ネルを64kbit/sクリアチャネルなどの所定の品
質のものに切り換えることができるという効果がある。
【0407】この発明によれば、所定のスタートアップ
手順における特定の信号を検出した後、入力信号のチャ
ネルが無音状態になったときに、そのチャネルに対応す
る伝送信号のチャネルの品質を切り換えるようにしたの
で、切換後の品質のチャネルを割り付けることができず
に通信に不具合が生ずることを抑制することができると
いう効果がある。
【0408】この発明によれば、所定のスタートアップ
手順における特定の信号を検出した後、入力信号のチャ
ネルが無音状態になり、かつそのチャネルに対応する対
向側装置からの伝送信号のチャネルが無音状態になった
場合に、入力信号のチャネルに対応する対向側装置への
伝送信号のチャネルの品質を切り換えるようにしたの
で、切換後の品質のチャネルを割り付けることができず
に通信に不具合が生ずることを抑制することができると
いう効果がある。
【0409】この発明によれば、所定のスタートアップ
手順における特定の信号を検出し、伝送信号の品質を特
定の信号を検出した場合の品質に切り換えた後、呼切断
を検出したときに、伝送信号の品質を切り換えるように
したので、呼の終了に基づいて、そのチャネルの品質を
切り換えるようにすることができるという効果がある。
【0410】この発明によれば、所定時間以上継続し
て、入力信号のチャネルが無音状態であるときに、呼切
断を検出したと判定するようにしたので、呼の終了に基
づいて確実にチャネルの品質を切り換えることができる
という効果がある。
【0411】この発明によれば、所定のスタートアップ
手順における特定の信号を検出した後、所定時間以上継
続して、入力信号のチャネルが無音状態でありかつその
チャネルに対応する対向側装置からの伝送信号が無音状
態であるときに、呼切断を検出したと判定するようにし
たので、呼の終了に基づいて確実にチャネルの品質を切
り換えることができるという効果がある。
【0412】この発明によれば、入力信号としてのファ
クシミリ信号またはデータモデム信号、およびその入力
信号に対応する対向側装置からの伝送信号としてのファ
クシミリ信号またはデータモデム信号の送受信プロトコ
ルを監視して呼切断を検出するようにしたので、所定の
時間以上無音状態が継続したときにチャネルの切換をす
る場合に比べ、より早く確実にチャネルの品質を切り換
えることができ、伝送信号のチャネルの使用効率をより
向上することができるという効果がある。
【0413】この発明によれば、出力信号から所定のス
タートアップ手順における特定の信号を検出するように
したので、互いに対応する双方向のチャネルを64kb
it/sクリアチャネルなどの所定の品質のものに切り
換えることができるという効果がある。また、品質の切
換要求などを対向側装置に送信する必要がなくなるの
で、伝送するメッセージ量の増加を抑制することができ
るという効果がある。
【0414】この発明によれば、入力信号としてのファ
クシミリ信号を発呼側から着呼側へ送信する場合、所定
の第1の品質で伝送信号を伝送し、着呼側から発呼側へ
送信する場合、第1の品質より低い第2の品質で伝送信
号を伝送するようにしたので、伝送路のチャネルの利用
効率を向上することができるという効果がある。
【0415】この発明によれば、所定のスタートアップ
手順における特定の信号を検出し、伝送信号の品質を特
定の信号を検出した場合の品質に切り換えた後、新たな
呼接続を検出したときに、伝送信号の品質を切り換える
ようにしたので、高品質のチャネルにおいて呼が終了し
た後すぐにそのチャネルが使用されて無音状態の時間が
十分得られない場合でも、確実にそのチャネルを所定の
品質のチャネルに切り換えることができるという効果が
ある。
【0416】この発明によれば、入力信号からチャネル
導通試験に使用する特定周波数のトーン信号を検出した
場合、新たな呼接続を検出したと判定するようにしたの
で、高品質のチャネルにおいて呼が終了した後すぐにそ
のチャネルが使用されて無音状態の時間が十分得られな
い場合でも、確実にそのチャネルを所定の品質のチャネ
ルに切り換えることができるという効果がある。
【0417】この発明によれば、入力信号からCNG信
号またはCED信号を検出した場合、新たな呼接続を検
出したと判定するようにしたので、高品質のチャネルに
おいて呼が終了した後すぐにそのチャネルが使用されて
無音状態の時間が十分得られない場合でも、確実にその
チャネルを所定の品質のチャネルに切り換えることがで
きるという効果がある。
【0418】この発明によれば、入力信号からNo.5
シグナリングに基づく特定周波数のトーン信号を検出し
た場合、呼切断または新たな呼接続を検出したと判定す
るようにしたので、高品質のチャネルにおいて呼が終了
した後すぐにそのチャネルが使用されて無音状態の時間
が十分得られない場合でも、確実にそのチャネルを所定
の品質のチャネルに切り換えることができるという効果
がある。
【0419】この発明によれば、所定の品質の伝送信号
をATMセルとして伝送するようにしたので、トランク
側からの入力信号のうちのV.34などの高速モデムに
よるデータ呼の比率が高くなった場合でもベアラ回線の
占有率が増加せず、伝送路におけるチャネルの使用効率
をより向上することができるという効果がある。
【0420】この発明によれば、所定の品質の伝送信号
をIPパケットとして伝送するようにしたので、トラン
ク側からの入力信号のうちのV.34などの高速モデム
によるデータ呼の比率が高くなった場合でもベアラ回線
の占有率が増加せず、伝送路におけるチャネルの使用効
率をより向上することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による伝送装置を互
いに対向させて構成された伝送システムの一例を示すブ
ロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による伝送装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1による伝送装置における送信ア
サインメントプロセッサの動作について説明するフロー
チャートである。
【図4】 図3における符号化モードの切換判定(1)
の詳細について説明するフローチャートである。
【図5】 図3における符号化モードの切換判定(2)
の詳細について説明するフローチャートである。
【図6】 実施の形態1による伝送装置における受信ア
サインメントプロセッサの動作について説明するフロー
チャートである。
【図7】 V.17手順以下のファクシミリ信号シーケ
ンスの一例を示す図である。
【図8】 V.34手順によるファクシミリ信号シーケ
ンスの一例を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態2による伝送装置の構
成を示すブロック図である。
【図10】 実施の形態2における送信側装置の送信ア
サインメントプロセッサによる符号化モードの切換判定
(2)の詳細について説明するフローチャートである。
【図11】 実施の形態2による伝送装置における受信
アサインメントプロセッサの動作について説明するフロ
ーチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態3による伝送装置の
構成を示すブロック図である。
【図13】 実施の形態3における送信側装置の送信ア
サインメントプロセッサによる符号化モードの切換判定
(2)の詳細について説明するフローチャートである。
【図14】 実施の形態3による伝送装置における受信
アサインメントプロセッサの動作について説明するフロ
ーチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態4による伝送装置の
構成を示すブロック図である。
【図16】 実施の形態4における送信側装置の送信ア
サインメントプロセッサによる符号化モードの切換判定
(2)の詳細について説明するフローチャートである。
【図17】 この発明の実施の形態5による伝送装置の
構成を示すブロック図である。
【図18】 実施の形態5における送信側装置の送信ア
サインメントプロセッサによる符号化モードの切換判定
(1)の詳細について説明するフローチャートである。
【図19】 実施の形態5における送信側装置の送信ア
サインメントプロセッサによる符号化モードの切換判定
(2)の詳細について説明するフローチャートである。
【図20】 この発明の実施の形態6による伝送装置の
構成を示すブロック図である。
【図21】 実施の形態6による伝送装置における送信
アサインメントプロセッサの動作について説明するフロ
ーチャートである。
【図22】 図21における符号化モードの切換判定
(2)の詳細について説明するフローチャートである。
【図23】 実施の形態6による伝送装置における受信
アサインメントプロセッサの動作について説明するフロ
ーチャートである。
【図24】 この発明の実施の形態7による伝送装置の
構成を示すブロック図である。
【図25】 実施の形態7における送信側装置の送信ア
サインメントプロセッサによる符号化モードの切換判定
(2)の詳細について説明するフローチャートである。
【図26】 この発明の実施の形態12による伝送装置
の構成を示すブロック図である。
【図27】 この発明の実施の形態13による伝送装置
の構成を示すブロック図である。
【図28】 この発明の実施の形態14による伝送装置
の構成を示すブロック図である。
【図29】 この発明の実施の形態15による伝送装置
の構成を示すブロック図である。
【図30】 従来の伝送装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
1A,1B 伝送装置、11 送信側装置、12 受信
側装置、23 ANSam信号検出器(特定信号検出手
段、検出情報送信手段)、24 送信アサインメントプ
ロセッサ(送信手段)、25 符号化部(符号化手段、
第2の符号化手段)、25A 符号化部(第1の符号化
手段)、26 BCビットアサインメント部(送信手
段)、27 CCメッセージエンコーダ(メッセージ送
信手段)、28 V.21チャネルNo.1検出器(特
定信号検出手段)、29 CED信号検出器(第1のト
ーン信号検出手段)、31 CCメッセージデコーダ
(メッセージ受信手段)、32 受信アサインメントプ
ロセッサ(検出情報受信手段)、37 ANSam信号
検出器(特定信号検出手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 9/00 N 9/18 A (72)発明者 鈴木 茂明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C075 CD21 CD25 FF04 5D045 DA07 5K051 AA02 5K101 KK01

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号または音声帯域データ信号であ
    る入力信号から、V.8手順またはV.8bis手順に
    おける特定の信号を検出する特定信号検出手段と、 前記特定信号検出手段により前記特定の信号が検出され
    た場合と前記特定信号検出手段により前記特定の信号が
    検出されない場合とで異なる品質の伝送信号にして前記
    入力信号を、伝送路を介して対向側装置へ送信する送信
    手段とを備えた伝送装置。
  2. 【請求項2】 所定のスタートアップ手順における特定
    の信号は、ANSam信号であることを特徴とする請求
    項1記載の伝送装置。
  3. 【請求項3】 所定のスタートアップ手順における特定
    の信号は、V.21チャネルNo.1モデム信号である
    ことを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  4. 【請求項4】 入力信号から無変調2100Hzトーン
    信号を検出する第1のトーン信号検出手段を備え、 送信手段は、前記第1のトーン信号検出手段により無変
    調2100Hzトーン信号が検出された場合、特定信号
    検出手段により特定の信号が検出された場合の品質で伝
    送信号を送信しないことを特徴とする請求項3記載の伝
    送装置。
  5. 【請求項5】 音声信号または音声帯域データ信号であ
    る入力信号を所定の符号化モードで符号化する符号化手
    段を備え、 送信手段は、特定信号検出手段により特定の信号が検出
    された場合、前記入力信号を伝送信号としてそのままの
    品質で送信し、前記特定信号検出手段により前記特定の
    信号が検出されない場合、前記符号化手段により所定の
    品質で符号化された信号を伝送信号として送信すること
    を特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  6. 【請求項6】 音声信号または音声帯域データ信号であ
    る入力信号を所定の第1の品質の符号化モードで符号化
    する第1の符号化手段と、前記入力信号を前記第1の品
    質より低い第2の品質の符号化モードで符号化する第2
    の符号化手段とを備え、 送信手段は、特定信号検出手段により特定の信号が検出
    された場合、前記第1の符号化手段により符号化された
    信号を伝送信号として送信し、前記特定信号検出手段に
    より前記特定の信号が検出されない場合、前記第2の符
    号化手段により符号化された信号を伝送信号として送信
    することを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  7. 【請求項7】 特定信号検出手段と送信手段とを有する
    送信側装置と、 対向側装置から伝送信号を受信し、前記伝送信号を元の
    入力信号にして出力信号として出力する受信側装置とを
    備えることを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  8. 【請求項8】 伝送信号の品質の切換要求を示すメッセ
    ージを対向側装置へ送信するメッセージ送信手段と、前
    記対向側装置からの前記メッセージを受信するメッセー
    ジ受信手段とを備え、 送信手段は、前記メッセージ受信手段により前記メッセ
    ージが受信された場合、前記メッセージで指定された品
    質に、対向側装置への伝送信号の品質を切り換えること
    を特徴とする請求項7記載の伝送装置。
  9. 【請求項9】 特定の信号が検出された場合にその検出
    情報を対向側装置へ送信する検出情報送信手段と、前記
    対向側装置からの前記検出情報を受信する検出情報受信
    手段とを備え、 送信手段は、前記検出情報受信手段により前記検出情報
    が受信された場合、対向側装置への伝送信号の品質を切
    り換えることを特徴とする請求項7記載の伝送装置。
  10. 【請求項10】 特定の信号を検出した後、入力信号の
    チャネルが無音状態になったときに、そのチャネルに対
    応する伝送信号のチャネルの品質を切り換えることを特
    徴とする請求項1記載の伝送装置。
  11. 【請求項11】 特定の信号を検出した後、入力信号の
    チャネルが無音状態になり、かつそのチャネルに対応す
    る対向側装置からの伝送信号のチャネルが無音状態にな
    った場合に、前記入力信号のチャネルに対応する前記対
    向側装置への伝送信号のチャネルの品質を切り換えるこ
    とを特徴とする請求項7記載の伝送装置。
  12. 【請求項12】 特定の信号を検出し、特定信号の品質
    を特定の信号を検出した場合の品質に切り換えた後、呼
    切断を検出したときに、伝送信号の品質を特定の信号を
    検出しない場合の品質に戻すことを特徴とする請求項1
    または請求項7記載の伝送装置。
  13. 【請求項13】 所定時間以上継続して、入力信号のチ
    ャネルが無音状態であるときに、呼切断を検出したと判
    定することを特徴とする請求項12記載の伝送装置。
  14. 【請求項14】 所定時間以上継続して、入力信号のチ
    ャネルが無音状態でありかつそのチャネルに対応する対
    向側装置からの伝送信号が無音状態であるときに、呼切
    断を検出したと判定することを特徴とする請求項12記
    載の伝送装置。
  15. 【請求項15】 入力信号としてのファクシミリ信号ま
    たはデータモデム信号および前記入力信号に対応する対
    向側装置からの伝送信号としてのファクシミリ信号また
    はデータモデム信号の送受信プロトコルを監視して呼切
    断を検出することを特徴とする請求項12記載の伝送装
    置。
  16. 【請求項16】 出力信号から所定のスタートアップ手
    順における特定の信号を検出する特定信号検出手段を備
    えることを特徴とする請求項7記載の伝送装置。
  17. 【請求項17】 入力信号としてのファクシミリ信号を
    発呼側から着呼側へ送信する場合、所定の第1の品質で
    伝送信号を対向側装置へ送信し、着呼側から発呼側へ送
    信する場合、前記第1の品質より低い第2の品質で伝送
    信号を対向側装置へ送信することを特徴とする請求項7
    記載の伝送装置。
  18. 【請求項18】 特定の信号を検出し、伝送信号の品質
    を特定の信号を検出した場合の品質に切り換えた後、新
    たな呼接続を検出したときに、伝送信号の品質を特定の
    信号を検出しない場合の品質に戻すことを特徴とする請
    求項1記載の伝送装置。
  19. 【請求項19】 入力信号からチャネル導通試験に使用
    する特定周波数のトーン信号を検出する第2のトーン信
    号検出手段を備え、 前記第2のトーン信号検出手段により前記トーン信号が
    検出された場合に、新たな呼接続を検出したと判定する
    ことを特徴とする請求項18記載の伝送装置。
  20. 【請求項20】 入力信号からCNG信号またはCED
    信号を検出する第3のトーン信号検出手段を備え、 前記第3のトーン信号検出手段により前記CNG信号ま
    たはCED信号が検出された場合、新たな呼接続を検出
    したと判定することを特徴とする請求項18記載の伝送
    装置。
  21. 【請求項21】 入力信号からNo.5シグナリングに
    基づく特定周波数のトーン信号を検出する第4のトーン
    信号検出手段を備え、 前記第4のトーン信号検出手段により前記トーン信号が
    検出された場合、呼切断または新たな呼接続を検出した
    と判定することを特徴とする請求項12または請求項1
    8記載の伝送装置。
  22. 【請求項22】 送信手段は、特定の信号が検出された
    場合の伝送信号をATMセルとして伝送することを特徴
    とする請求項1記載の伝送装置。
  23. 【請求項23】 送信手段は、特定の信号が検出された
    場合の伝送信号をIPパケットとして伝送することを特
    徴とする請求項1記載の伝送装置。
  24. 【請求項24】 送信手段は、伝送信号をATMセルと
    して伝送することを特徴とする請求項1記載の伝送装
    置。
  25. 【請求項25】 送信手段は、伝送信号をIPパケット
    として伝送することを特徴とする請求項1記載の伝送装
    置。
  26. 【請求項26】 音声信号または音声帯域データ信号で
    ある入力信号から、V.8手順またはV.8bis手順
    における特定の信号を検出するステップと、 前記特定の信号が検出された場合と前記特定の信号が検
    出されない場合とで異なる品質の伝送信号にして前記入
    力信号を、伝送路を介して対向側装置へ送信するステッ
    プとを備えた伝送方法。
  27. 【請求項27】 所定のスタートアップ手順における特
    定の信号は、ANSam信号であることを特徴とする請
    求項26記載の伝送方法。
  28. 【請求項28】 所定のスタートアップ手順における特
    定の信号は、V.21チャネルNo.1モデム信号であ
    ることを特徴とする請求項26記載の伝送方法。
  29. 【請求項29】 入力信号から無変調2100Hzトー
    ン信号を検出するステップを備え、 前記無変調2100Hzトーン信号が検出された場合に
    特定信号検出手段により特定の信号が検出された場合の
    品質で伝送信号を送信しないことを特徴とする請求項2
    8記載の伝送方法。
  30. 【請求項30】 特定の信号が検出された場合、入力信
    号を伝送信号としてそのままの品質で送信し、前記特定
    の信号が検出されない場合、前記入力信号を所定の品質
    で符号化した信号を伝送信号として送信することを特徴
    とする請求項26記載の伝送方法。
  31. 【請求項31】 特定の信号が検出された場合、入力信
    号を所定の第1の品質の符号化モードで符号化した信号
    を伝送信号として送信し、前記特定の信号が検出されな
    い場合、前記入力信号を前記第1の品質より低い第2の
    品質の符号化モードで符号化した信号を伝送信号として
    送信することを特徴とする請求項26記載の伝送方法。
  32. 【請求項32】 対向側装置から伝送信号を受信するス
    テップと、 前記伝送信号を元の入力信号にして出力信号として出力
    するステップとを備えることを特徴とする請求項26記
    載の伝送方法。
  33. 【請求項33】 伝送信号の品質の切換要求を示すメッ
    セージを対向側装置へ送信するステップと、前記対向側
    装置からの前記メッセージを受信するステップとを備
    え、 前記メッセージが受信された場合、前記メッセージで指
    定された品質に、対向側装置への伝送信号の品質を切り
    換えることを特徴とする請求項32記載の伝送方法。
  34. 【請求項34】 特定の信号が検出された場合にその検
    出情報を対向側装置へ送信するステップと、前記対向側
    装置からの前記検出情報を受信するステップとを備え、 前記検出情報が受信された場合、対向側装置への伝送信
    号の品質を切り換えることを特徴とする請求項32記載
    の伝送方法。
  35. 【請求項35】 特定の信号を検出した後、入力信号の
    チャネルが無音状態になったときに、そのチャネルに対
    応する伝送信号のチャネルの品質を切り換えることを特
    徴とする請求項26記載の伝送方法。
  36. 【請求項36】 特定の信号を検出した後、入力信号の
    チャネルが無音状態になり、かつそのチャネルに対応す
    る対向側装置からの伝送信号のチャネルが無音状態にな
    った場合に、前記入力信号のチャネルに対応する前記対
    向側装置への伝送信号のチャネルの品質を切り換えるこ
    とを特徴とする請求項32記載の伝送方法。
  37. 【請求項37】 特定の信号を検出し、伝送信号の品質
    を特定の信号と検出した場合の品質に切り換えた後、呼
    切断を検出したときに、伝送信号の品質を特定の信号を
    検出しない場合の品質に戻すことを特徴とする請求項2
    6または請求項32記載の伝送方法。
  38. 【請求項38】 所定時間以上継続して、入力信号のチ
    ャネルが無音状態であるときに、呼切断を検出したと判
    定することを特徴とする請求項37記載の伝送方法。
  39. 【請求項39】 所定時間以上継続して、入力信号のチ
    ャネルが無音状態でありかつそのチャネルに対応する対
    向側装置からの伝送信号が無音状態であるときに、呼切
    断を検出したと判断することを特徴とする請求項37記
    載の伝送方法。
  40. 【請求項40】 入力信号としてのファクシミリ信号ま
    たはデータモデム信号および前記入力信号に対応する対
    向側装置からの伝送信号としてのファクシミリ信号また
    はデータモデム信号の送受信プロトコルを監視して呼切
    断を検出することを特徴とする請求項37記載の伝送方
    法。
  41. 【請求項41】 出力信号から所定のスタートアップ手
    順における特定の信号を検出するステップを備えること
    を特徴とする請求項32記載の伝送方法。
  42. 【請求項42】 入力信号としてのファクシミリ信号を
    発呼側から着呼側へ送信する場合、所定の第1の品質で
    伝送信号を対向側装置へ送信し、着呼側から発呼側へ送
    信する場合、前記第1の品質より低い第2の品質で伝送
    信号を対向側装置へ送信することを特徴とする請求項3
    2記載の伝送方法。
  43. 【請求項43】 特定の信号を検出し、伝送信号の品質
    を特定の信号を検出しない場合の品質に切り換えた後、
    新たな呼接続を検出したときに、伝送信号の品質を特定
    の信号を検出しない場合の品質に戻すことを特徴とする
    請求項26記載の伝送方法。
  44. 【請求項44】 入力信号からチャネル導通試験に使用
    する特定周波数のトーン信号を検出するステップを備
    え、 前記トーン信号が検出された場合に、新たな呼接続を検
    出したと判定することを特徴とする請求項43記載の伝
    送方法。
  45. 【請求項45】 入力信号からCNG信号またはCED
    信号を検出するステップを備え、 前記CNG信号またはCED信号が検出された場合、新
    たな呼接続を検出したと判定することを特徴とする請求
    項43記載の伝送方法。
  46. 【請求項46】 入力信号からNo.5シグナリングに
    基づく特定周波数のトーン信号を検出するステップを備
    え、 前記トーン信号が検出された場合、呼切断または新たな
    呼接続を検出したと判定することを特徴とする請求項3
    7または請求項43記載の伝送方法。
  47. 【請求項47】 特定の信号が検出された場合の伝送信
    号をATMセルとして伝送することを特徴とする請求項
    26記載の伝送方法。
  48. 【請求項48】 特定の信号が検出された場合の伝送信
    号をIPパケットとして伝送することを特徴とする請求
    項26記載の伝送方法。
  49. 【請求項49】 伝送信号をATMセルとして伝送する
    ことを特徴とする請求項26記載の伝送方法。
  50. 【請求項50】 伝送信号をIPパケットとして伝送す
    ることを特徴とする請求項26記載の伝送方法。
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