JP2001318425A - プロジェクタ装置 - Google Patents

プロジェクタ装置

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JP2001318425A
JP2001318425A JP2000090449A JP2000090449A JP2001318425A JP 2001318425 A JP2001318425 A JP 2001318425A JP 2000090449 A JP2000090449 A JP 2000090449A JP 2000090449 A JP2000090449 A JP 2000090449A JP 2001318425 A JP2001318425 A JP 2001318425A
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projection
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示デバイス面に対する投写レンズの位置調
整機構として簡単な構造で精度の高い機構を提供し、フ
ォーカス及びズーム調整機構と統一のユーザインタフェ
ースによって手動で投写レンズの移動が可能なプロジェ
クタ装置を提供する。 【解決手段】 レンズガイド部2aの外面は液晶パネル
面に対して垂直断面が45度の傾斜角度及び90度の頂
点角度を持つ凸部と、これに相対する凹部とが等間隔に
複数個垂直方向に並ぶ、凹凸形状の面となっている。レ
ンズガイド部2aの内面は入射光側から出射光側にかけ
て内径が大きくなるようにテーパ形状の円筒の一部を切
り出した形状となっている。レンズ保持部1aはプロジ
ェクタ本体に固定されており、レンズガイド部2aの複
数の凹凸形状の面に密着する複数の凹凸形状の面を持っ
ている。レンズ固定部3の外周は入射光側から出射光側
にかけて外径が大きくなるようにテーパ形状となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロジェクタ装置に
関し、特にランプ等の光源から投写される光によって液
晶パネル等の表示デバイス上の画像を投写レンズを介し
てスクリーン上に拡大投写するプロジェクタ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ画面やビ
デオ機器の映像を拡大投写するプロジェクタ装置として
は、表示デバイスに液晶パネルを用いる液晶プロジェク
タ装置がある。液晶プロジェクタ装置はランプ光源から
投写される光を、液晶パネル上に2次元平面状に配置さ
れた液晶素子で透過及び遮蔽することによって画像を形
成し、液晶パネルを透過した光を投写レンズでスクリー
ン上に結像させることによって拡大投写を行っている。
【0003】投写レンズはレンズ鏡筒部を回転させるこ
とで、カム及びネジ機構等によって複数のレンズ群の全
体または一部をレンズ軸方向に移動させることで、フォ
ーカス及びズーム調整を行う機構を持っている。
【0004】上記のようなプロジェクタ装置としては、
特開平11−258565号公報、特開平10−319
499号公報、特開平09−138377号公報、特開
平05−249409号公報、実開平05−02124
6号公報等に開示された装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、液晶プロジェ
クタ装置は投写レンズの位置が液晶パネルに対して固定
されているため、プロジェクタ装置を設置する位置によ
って一定のスクリーン位置にしか投写できない。このた
め、プロジェクタ装置またはスクリーンを適正な位置に
調整しなければならず、調整には非常に手間がかかるこ
ととなる。
【0006】液晶プロジェクタの多くは予め液晶パネル
に対して投写レンズを一定量上方にずらして固定してお
り、画像を斜め上方に投写することで、台等の上にプロ
ジェクタ装置を設置した場合にも、高い位置のスクリー
ン上に投影することが可能であり、投写画像を見やすく
している。
【0007】しかしながら、スクリーン上の画像の位置
を更に上方にずらしたい場合には、プロジェクタ装置の
前側足部に取付けられた高さ調整機構によって、投写方
向を上方にずらす必要がある。また、この場合には液晶
パネル面とスクリーン面との角度が異なるため、投写画
像が台形に歪んでしまうという問題がある。
【0008】投写画像が台形に歪まないようにするため
には、スクリーンの角度を液晶パネルの角度に合わせる
ための傾斜機構を持ったスクリーンを別途用意する必要
がある。このため、高機能なプロジェクタ装置には表示
デバイスサイズに対して、大きな径の投写レンズを用
い、モータ等によって電動で表示デバイス面に対して平
行に投写レンズを移動し、表示デバイス中心位置に対す
る投写レンズ中心位置を調整する機構を搭載するものが
ある。これらは重い投写レンズを正確に保持したまま上
下及び左右に移動させる複雑な機構が必要となり、コス
トアップの原因となっている。
【0009】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、表示デバイス面に対する投写レンズの位置調整機
構として簡単な構造で精度の高い機構を提供するととも
に、フォーカス及びズーム調整機構と統一のユーザイン
タフェースによって手動で投写レンズの移動が可能なプ
ロジェクタ装置を提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、簡単な構造で
精度の高い投写レンズの移動が2次元平面状に行えると
ともに、投写レンズのフォーカス及びズーム調整機構と
統一のユーザインタフェースによって手動で投写レンズ
の移動が可能なプロジェクタ装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるプロジェク
タ装置は、光源から投写される光によって表示デバイス
上の画像を投写レンズを介してスクリーン上に拡大投写
するプロジェクタ装置であって、前記投写レンズに固定
されかつ断面形状が一軸上につらなる複数の凹凸形状の
レンズガイド部材と、前記投写レンズを保持しかつ前記
レンズガイド部材の複数の凹凸形状の面に密着する複数
の凹凸形状の断面形状を持つレンズ保持部材と、前記レ
ンズガイド部材の複数の凹凸形状の面と前記レンズ保持
部材の複数の凹凸形状の面とに対して法線方向に加える
圧力を調整する圧力調整機構とを備えている。
【0012】本発明による他のプロジェクタ装置は、光
源から投写される光によって表示デバイス上の画像を投
写レンズを介してスクリーン上に拡大投写するプロジェ
クタ装置であって、前記投写レンズに固定されかつ一軸
方向につらなる複数の凹凸形状の面を持つレンズガイド
部材と、前記レンズガイド部材の複数の凹凸形状の面に
密着する面を持つXガイド部材と、前記Xガイド部材と
直交する軸方向につらなる複数の凹凸形状の面を持つY
ガイド部材と、前記Yガイド部材の凹凸形状の面に密着
する面を持ちかつ自装置に固定されるベースガイド部材
とを備えている。
【0013】すなわち、本発明のプロジェクタ装置は、
上記目的を達成するために、投写レンズに固定され、液
晶パネルの面に対して投写レンズを平行に移動可能なよ
うに、断面が複数の凹凸形状によって構成され、凹凸形
状が一軸上につらなる構造の面を持つレンズガイド部
と、レンズガイド部の複数の凹凸形状の面に密着する断
面が複数の凹凸形状の面を持つレンズ保持部と、レンズ
ガイド部とレンズ保持部とに形成された複数の凹凸形状
の面に対して法線方向に加える圧力を調整する圧力調整
機構を持つレンズ固定部によって構成されている。
【0014】レンズガイド部及びレンズ保持部の複数の
凹凸形状の面によって、ガイドシャフト等を用いる場合
に対し、レンズガイド部とレンズ保持部との接触面積が
増加し、液晶パネルの面方向に平行に投写レンズを精度
よく移動することが可能になるとともに、凹凸形状の面
に対して法線方向に圧力を加えることで、平面形状の場
合に対し、接触面積の増加によって大きな静止摩擦力を
発生し、投写レンズ部を固定することが可能となる。こ
れによって、少ない部品点数で、投写レンズ位置を調整
及び固定する構造が可能となる。
【0015】また、投写レンズの外周に取付けられたレ
ンズ固定部の操作部を、投写レンズ中心軸を中心に回転
させることによって、レンズガイド部とレンズ保持部と
に形成された凹凸構造の面に対して法線方向の圧力を調
整することで静止摩擦力を調整し、投写レンズ位置の調
整及び固定することが可能になる。これによって、投写
レンズのフォーカス及びズーム調整機構と統一のユーザ
インタフェースによって投写レンズの液晶パネルに対す
る位置を調整することが可能となる。
【0016】一方、本発明の他のプロジェクタ装置は、
上記目的を達成するために、投写レンズに固定され、一
軸方向につらなる複数の凹凸形状の面を持つレンズガイ
ド部材と、レンズガイド部材の複数の凹凸形状の面に密
着する面を持つXガイド部材と、Xガイド部材と直交す
る軸方向につらなる複数の凹凸形状の面を持つYガイド
部材と、Yガイド部材の凹凸形状の面に密着する面を持
ち、プロジェクタ装置に固定されるベースガイド部材と
によって構成されている。
【0017】各部材の凹凸形状の面によって平面に対し
て接触面積が増加し、液晶パネルの面方向に平行に投写
レンズを精度よく移動することが可能になるとともに、
凹凸構造の面に対して垂直に少ない圧力を加えること
で、大きな静止摩擦力を発生し、投写レンズ部を固定す
ることが可能となる。これによって、少ない部品点数
で、投写レンズを解除及び固定することが可能となる。
【0018】また、投写レンズの外周に取り付けられた
圧力調整機構操作部を投写レンズの中心軸を中心に回転
させることによって、レンズガイド部、Xガイド部材、
Yガイド部材、ベースガイド部材にそれぞれ形成された
凹凸構造の面に対して法線方向の圧力を増加及び減少さ
せることによって、静止摩擦力が増加及び減少し、投写
レンズ位置を固定及び解除することが可能になる。
【0019】これによって、投写レンズのフォーカス及
びズーム調整機構と統一のユーザインタフェースによっ
て、投写レンズの液晶パネルに対する位置を調整するこ
とが可能となる。圧力調整機構操作部は投写レンズの投
写方向に対して可動可能な構造で取り付けらることによ
って、圧力調整を行わない場合には収納可能となってい
る。
【0020】レンズガイド部材とXガイド部材とYガイ
ド部材とベースガイド部材とにおいてそれぞれ複数の凹
凸形状の面の一部の凹部または凸部をなくすことによっ
て、投写レンズの中心位置に合わせて容易に組立て可能
となる。
【0021】また、レンズガイド部材とXガイド部材、
Yガイド部材とベースガイド部材の移動可能な軸上のセ
ンタ位置においてクリック感を与えるXセンタストッパ
機構及びYセンタストッパ機構を有することで、ユーザ
が投写レンズの位置を確認することが可能となる。
【0022】さらに、圧力調整機構の圧力を調整して投
写レンズを可動可能にした場合、投写レンズを常にある
一点に対して復帰する復帰機構を搭載することによっ
て、常に投写レンズを一定位置、例えばセンタ位置に復
帰させることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1(a)は本発明の一実施例
によるプロジェクタ装置の投写レンズ取付部の部分断面
を含む平面図であり、図1(b)は本発明の一実施例に
よるプロジェクタ装置の投写レンズ取付部の正面図であ
る。
【0024】これら図1(a)及び図1(b)におい
て、本発明の一実施例による投写レンズは複数枚のレン
ズ群7から構成されている。レンズ群7はその一部がレ
ンズ鏡筒部6、フォーカス調整部5及びズーム調整部4
に取付けられている。
【0025】フォーカス調整部5及びズーム調整部4は
レンズ鏡筒部6に対して、レンズ中心軸において回転可
能に取付けられている。レンズ固定部3はレンズ固定部
3の内周に切られたネジによってレンズ鏡筒部6に取付
けている。レンズ固定部3の外周は入射光側から出射光
側にかけて外径が大きくなるようにテーパ形状となって
いる。
【0026】レンズガイド部2a,2bはレンズ鏡筒部
6の平面部にネジ8a,8bによって固定されている。
レンズガイド部2a,2bの内面は入射光側から出射光
側にかけて内径が大きくなるようにテーパ形状の円筒の
一部を切り出した形状となっている。
【0027】図2は本発明の一実施例によるプロジェク
タ装置の投写レンズ取付部の一部の組立構造を示す斜視
図である。これら図1及び図2を参照して本発明の一実
施例によるプロジェクタ装置の投写レンズ取付部につい
て説明する。
【0028】レンズガイド部2a,2bの外面は図示せ
ぬ液晶パネル面に対して垂直断面が45度の傾斜角度及
び90度の頂点角度を持つ凸部と、これに相対する凹部
とが等間隔に複数個垂直方向に並ぶ、凹凸形状の面とな
っている。
【0029】レンズ保持部1a,1bは図示せぬプロジ
ェクタ本体に固定されており、レンズガイド部2a,2
bの複数の凹凸形状の面に密着する複数の凹凸形状の面
を持っている。
【0030】図示せぬ光源から照射された光は、投写レ
ンズ取付部の入射光側に配置された液晶パネル上の2次
元平面状に配置された液晶素子(図示せず)が透過及び
遮蔽することによって画像を形成し、液晶パネルを透過
した光がレンズ群7に入射される。
【0031】レンズ群7を介して出射光側から出射され
た光は図示せぬスクリーン上に画像を結像させる。液晶
パネルの中心点及びレンズ群7のレンズの中心点が一軸
上に存在する場合、その延長線上に投写画像中心が存在
する。
【0032】この時、フォーカス調整部5をレンズ中心
に対して回転させることで、フォーカス調整部5とレン
ズ鏡筒部6との間のネジ部によってフォーカス調整部5
と共にレンズ群7の一部がレンズ軸方向に移動し、投写
画像の結像位置が調整される。
【0033】また、ズーム調整部4をレンズ中心に対し
て回転させることで、ズーム調整部4に切られたカム
(図示せず)によってレンズ群7の一部が光軸方向に移
動し、投写画像サイズが調整される。
【0034】レンズ固定部3はレンズ軸中心に反時計方
向に回転させることで、ネジ部によってレンズ鏡筒部6
に対して出射光側に移動する。この時、レンズ固定部3
の外径がテーパ形状のため、レンズガイド部2a,2b
のテーパ形状の円筒の一部を切り出した内面との間の左
右レンズ外周方向への圧力が低下する。
【0035】このため、レンズガイド部2a,2bとレ
ンズ保持部1a,1bとの間の静止摩擦力が低下する。
この静止摩擦力の低下によって、レンズ固定部3を保持
したまま、レンズガイド部2a,2bとレンズ保持部1
a,1bとの凹凸面をガイドとしてレンズ群7を上下に
移動することが可能となる。
【0036】レンズガイド部2a,2b及びレンズ保持
部1a,1bの凹凸形状は凹凸面の多数点によって接触
しているため、ガタが少なく、液晶パネルの面方向に平
行にレンズ群7を精度よく移動させることが可能とな
る。
【0037】レンズ群7が上下方向に移動することによ
って、液晶パネルの中心点に対して、レンズの中心点が
上下軸方向にずれ、スクリーン上に結像する画像も上下
に移動する。
【0038】レンズ群7の位置を固定する場合には、レ
ンズ固定部3をレンズ中心に時計方向に回転すること
で、ネジ部によってレンズ鏡筒部6に対して入射光側に
移動する。この時、レンズ固定部3の外径がテーパ形状
のため、レンズガイド部2a,2bのテーパ形状の円筒
の一部を切り出した内面との間の左右レンズ外周方向へ
の圧力が増加する。
【0039】このため、レンズガイド部2a,2bとレ
ンズ固定部1a,1bとの凹凸形状によって、平面接触
時より大きな接触面積によって静止摩擦力が増加する。
この静止摩擦力の増加によって、レンズ保持部1a,1
bに対して、レンズ群7を含む投写レンズ位置を固定す
ることが可能となる。
【0040】レンズガイド部2a,2bとレンズ保持部
1a,1bとにそれぞれ形成された複数の凹凸形状の面
に対して法線方向に加える圧力を調整する調整機構の第
2の実施例として、レンズガイド部2a,2bの内面を
円筒の一部を切り出した形状によって構成することが考
えられる。
【0041】その場合、レンズ固定部3の外径は楕円形
状にて構成され、ネジ部を回転させることで、外径寸法
が増減し、レンズガイド部2a,2bの左右レンズ外周
方向への圧力が調整される。
【0042】このため、レンズガイド部2a,2bとレ
ンズ保持部1a,1bとの間の静止摩擦力が増減する。
この静止摩擦力の増減によって、レンズ保持部1a,1
bに対して、レンズ群7を含む投写レンズ位置を固定及
び解除することが可能となる。
【0043】このように、レンズガイド部2a,2bと
レンズ保持部1a,1bとのの断面を複数の凹凸形状の
面とすることで、平面に対して接触面積が増加し、一定
の静止摩擦係数に対して、接触面積に比例した高い静止
摩擦力を得ることができる。
【0044】また、レンズガイド部2a,2bとレンズ
保持部1a,1bとの凹凸形状の面は投写レンズ全体が
回転してしまうことなく、ある軸方向のみ移動可能なガ
イドとしての機能も備えている。
【0045】さらに、投写レンズのフォーカス及びズー
ム調整という他の調整機構と同じユーザインタフェース
とすることによって、手動で投写レンズ位置の調整及び
固定という操作が可能となる。
【0046】図3は本発明の他の実施例によるプロジェ
クタ装置の投写レンズ取り付け部の側面からみた部分断
面を含む平面図である。図3において、投写レンズ11
aは複数枚のレンズ群で構成されている。フォーカス調
整部11b及びズーム調整部11cはレンズ中心軸にお
いて回転可能に取り付けられている。
【0047】レンズガイド部材12aは投写側の正方形
状の平面に、三角形の凹凸形状が垂直方向に複数本平行
に並んで設けられており、フランジ部の投写側外周には
ネジ部が構成されている。また、レンズガイド部材12
aは投写レンズ11aに対してネジ19aによって固定
されている。
【0048】中間ガイド部材13は入射側の垂直方向に
長い長方形状の平面に、三角形の凹凸形状が垂直方向に
複数本平行に並んで設けられており、投写側の平面に、
三角形の凹凸形状が水平方向に複数本平行に並んで設け
られている。また、中間ガイド部材13は投写レンズ1
1a中心に、投写レンズ11a及びレンズガイド部材1
2aが垂直方向に移動可能な長い丸穴が形成されてい
る。
【0049】ベースガイド部材14はプロジェクタ本体
に固定されており、入射側の正方形状の平面に、三角形
の凹凸形状が水平方向に複数本平行に並んで設けられて
いる。また、ベースガイド部材14の中央には投写レン
ズ11a中心に、投写レンズ11a及びレンズガイド部
材12aが水平方向に移動可能な、中間ガイド部材13
の長い丸穴の垂直方向の長さを直径とする丸穴があいて
いる。
【0050】ガイド抑え部材15は正方形状の平面にフ
ランジ部を取り付けた構成となっている。また、ガイド
抑え部材15のフランジ部には投写方向に長穴があいて
おり、ネジ19aがこの長穴を介してレンズガイド部材
12aを投写レンズ11aに固定している。
【0051】図4は本発明の他の実施例によるプロジェ
クタ装置の投写レンズ取り付け部の上面からみた平面図
である。図4において、ネジ式圧力部材16aはフラン
ジ部内側にネジが構成されており、レンズガイド部材1
2aのフランジ部の投写側外周のネジ部に取り付けられ
ている。
【0052】また、ネジ式圧力部材16aの入射側のフ
ランジ部は投写側に切り欠き部を持ち、ネジ式圧力部材
16aの外周部にはバネ17及び圧力調整部18が取り
付けられている。圧力調整部18にはかぎ型の穴が形成
されている。ネジ20は圧力調整部18のかぎ型の穴を
介してネジ式圧力部材16aに固定されている。
【0053】図5は本発明の他の実施例によるプロジェ
クタ装置の投写レンズ取り付け部の一部の組み立て構造
を示す斜視図である。図5において、レンズガイド部材
12aの垂直方向の凹凸形状の面は中間ガイド部材13
の入射側の凹凸形状の面に対し、中心位置で密着する形
状をしており、投写レンズ11aを精度よく垂直方向に
移動することが可能な構成となっている。
【0054】また、中間ガイド部材13の投写側は入射
側の凹凸形状の面に対して直交する水平方向の凹凸形状
の面を持ち、ベースガイド部材14の入射側の凹凸形状
の面に対し、中心位置で密着する形状をしており、レン
ズガイド部材12a及び中間ガイド部材13を精度よく
水平方向に移動することが可能な構成となっている。
【0055】さらに、各ガイド部材の凹凸形状の面に対
して法線方向に圧力調整機構によって圧力を加えること
で、平面に対して密着する面積が増加する分、大きな静
止摩擦力を得ることができ、投写レンズ11aの位置を
固定することが可能となる。
【0056】図6は本発明の他の実施例によるプロジェ
クタ装置の投写レンズ取り付け部のレンズ移動操作状態
の上面からみた平面図である。図6において、圧力調整
部18を投写レンズ11aを中心に、投写側から見て反
時計方向に回転することによって、ネジ20の位置がか
ぎ型の穴をガイドに回転する。
【0057】ネジ20が圧力調整部18のかぎ型の穴の
投写方向に長い部分に達すると、バネ17によって圧力
調整部18が投写側に押し出される。これによって、投
写レンズ11aの先端部に圧力調整部18が移動し、圧
力調整及び投写レンズ11aの移動の操作性が向上す
る。
【0058】また、圧力調整部18を反時計方向に回転
することによって、ネジ20を介してネジ式圧力部材1
6aが回転する。これによって、ネジ式圧力部材16a
とレンズガイド部材12aのネジ部とが緩む方向に回転
し、ガイド抑え部材15への入射側への圧力が弱まる。
【0059】さらに、ベースガイド部材14、中間ガイ
ド部材13、レンズガイド部材12aそれぞれの凹凸形
状の面に対する法線方向の圧力が低下し、静止摩擦力の
低下によって、投写レンズ11aを精度よく平面上を移
動させることができる。
【0060】ネジ式圧力部材16aの投写側の切り欠き
部はネジ19aによってある一定以上回転せず、圧力を
低下できない構造となっている。これによって、圧力調
整部18の回転しすぎによる各部材の外れや、ガタによ
るベースガイド部材14、中間ガイド部材13、レンズ
ガイド部材12aそれぞれの凹凸形状に隙間ができ、投
写画像のフォーカスがずれたり、画像の一部がぼやける
片ボケを防ぐことができる。
【0061】投写レンズ11aの位置を調整後、圧力調
整部18を投写レンズ11aを中心に投写側から見て時
計方向に回転することによって、ネジ20を介してネジ
式圧力部材16aが回転する。これによって、ネジ式圧
力部材16aとレンズガイド部材12aのネジ部とが締
まる方向に回転し、ガイド抑え部材15への入射側への
圧力が強まる。
【0062】また、ベースガイド部材14、中間ガイド
部材13、レンズガイド部材12aそれぞれの凹凸形状
の面に対する法線方向の圧力が上昇し、静止摩擦力の増
加によって、投写レンズ11aの位置を固定することが
できる。圧力調整部18は入射方向に押すことで、ネジ
20がかぎ型の穴をガイドにバネ17を圧縮する。さら
に、圧力調整部18を時計方向に回転することによっ
て、圧力調整部18を収納して固定することができる。
【0063】図7は本発明の他の実施例によるプロジェ
クタ装置の投写レンズ取り付け部の他の圧力調整機構の
上面から見た平面図である。図7において、レンズガイ
ド部材12bのフランジ部にはネジが形成されておら
ず、ネジ19bによって投写レンズ11aを固定してい
る。
【0064】カム式圧力部材16bはフランジ部にカム
が切られている。圧力調整部18を投写レンズ11aを
中心に回転させることによって、カム式圧力部材16b
が回転し、ネジ19bをガイドにガイド抑え部材15へ
の入射側への圧力を調整する。カム式圧力部材16bの
カム形状によって、ベースガイド部材14、中間ガイド
部材13、レンズガイド部材12bそれぞれの凹凸形状
の面に対する法線方向の圧力がある一定以上の圧力にな
ったり、ガタが発生するほど圧力が低下することがな
い。
【0065】図8(a)は本発明の他の実施例によるプ
ロジェクタ装置の投写レンズ取り付け部の一部の位置復
帰機構を示す側面図であり、図8(b)は本発明の他の
実施例によるプロジェクタ装置の投写レンズ取り付け部
の一部の位置復帰機構を示す正面図であり、図8(c)
及び図8(d)は本発明の他の実施例によるプロジェク
タ装置の投写レンズ取り付け部の一部の位置復帰機構の
投写レンズ調整状態を示す正面図である。これら図8
(a)〜(d)において、本発明の他の実施例による位
置復帰機構は圧力調整機構によって凹凸形状のガイド面
の法線方向の圧力が低下した場合に投写レンズを常に一
定位置に戻す動作を行う。
【0066】すなわち、投写レンズ11aを水平方向に
移動する凹凸形状のガイド面を持つベースガイド部材1
4及び中間ガイド部材13は水平方向のセンタ位置にお
いて、ピン33,34が取り付けられている。ピン3
3,34に取り付けられたフック31a,31bはバネ
30a,30bを介して、バネ取り付け部32a,32
bによってベースガイド部材14に取り付けられてい
る。
【0067】ベースガイド部材14に対して投写レンズ
11a、レンズガイド部材12a、中間ガイド部材13
をそれぞれ投写方向からみて左方向に移動すると、中間
ガイド部材13とともにピン34が左方向に移動する。
この場合、図8(c)に示すように、フック31bの位
置に変化はないが、フック31aはピン34の移動とと
もに、左方向に移動する。
【0068】この時、バネ30aは伸張され、センタ位
置に復帰しようとする力が発生する。この位置におい
て、圧力調整機構によって固定された状態から圧力が低
下すると、バネ30aの復帰しようとする力がベースガ
イド部材14及び中間ガイド部材13のガイド面の静止
摩擦力に打ち勝ち、投写レンズ11a、レンズガイド部
材12a、中間ガイド部材13をそれぞれセンタ位置に
復帰させる。
【0069】図8(d)においては投写レンズ11a、
レンズガイド部材12a、中間ガイド部材13をベース
ガイド部材14に対して、投写方向方向から見て右方向
に移動させた状態を示している。この場合には、図8
(c)に示す状態とは逆に、フック31aの位置が変化
せず、フック31bがピン34の移動とともに、右方向
に移動する。
【0070】この時、バネ30bは伸張され、センタ位
置に復帰しようとする力が発生する。この位置におい
て、圧力調整機構によって固定された状態から圧力が低
下すると、バネ30bの復帰しようとする力がベースガ
イド部材14及び中間ガイド部材13のガイド面の静止
摩擦力に打ち勝ち、投写レンズ11a、レンズガイド部
材12a、中間ガイド部材13をそれぞれセンタ位置に
復帰させる。
【0071】また、垂直方向に対しても、図8に示す圧
力調整機構と同じ構造部品をベースガイド部材14の代
わりに中間ガイド部材13に、中間ガイド部材13の代
わりにレンズガイド部材12aに取り付けることによっ
て、その圧力調整機構でガイド面の圧力が低下した場
合、常に一定位置に復帰させることが可能となる。
【0072】図9(a)は本発明の他の実施例によるプ
ロジェクタ装置の投写レンズ取り付け部の一部のセンタ
ストッパ機構の正面図であり、図9(b)は本発明の他
の実施例によるプロジェクタ装置の投写レンズ取り付け
部の一部のセンタストッパ機構の側面図である。これら
図9(a)及び図9(b)に示すセンタストッパ機構は
投写レンズ11aの移動状態においてセンタ位置を認識
することができる。
【0073】これら図9(a)及び図9(b)におい
て、ベースガイド部材14に取り付けられたイタバネ4
0は先端部がくぼんだ形状を持っている。中間ガイド部
材13の水平方向センタ位置にも同様なくぼみ形状を持
っている。
【0074】投写レンズ11aの位置を左右に移動する
と、イタバネ40は中間ガイド部材13の上面をスライ
ドする。投写レンズ11aの位置が水平方向のセンタ位
置に達すると、イタバネ40が中間ガイド部材13のく
ぼみ形状に落ち込み、クリック感が発生する。これによ
って、操作者は水平方向のセンタ位置を認識することが
できる。
【0075】また、垂直方向に対しても、図9に示すセ
ンタストッパ機構と同じ構造部品をベースガイド部材1
4の代わりに中間ガイド部材13に、中間ガイド部材1
3の代わりにレンズガイド部材12aに取り付けること
によって、垂直方向のセンタ位置を認識することができ
る。
【0076】図10は本発明の別の実施例によるガイド
部材の形状を示す平面図である。図10において、ベー
スガイド部材14の等間隔に並んだ三角形状の凹凸面の
センタ位置には山部のない形状を有している。また、中
間ガイド部材13の等間隔に並んだ三角形状の凹凸面の
センタ位置には谷部のない形状を有している。
【0077】これによって、すべての部分において三角
形上の凹凸面を持つ場合に対して、ベースガイド部材1
4及び中間ガイド部材13を常にセンタ位置で間違える
ことなく、容易に組み立てることが可能となる。
【0078】このように、図示せぬ光源から投写される
光によって表示デバイス(図示せず)上の画像を投写レ
ンズ11aを介してスクリーン上に拡大投写するプロジ
ェクタ装置において、投写レンズ11aに固定されかつ
一軸方向につらなる複数の凹凸形状の面をもつレンズガ
イド部材12aと投写レンズ11aとを保持し、レンズ
ガイド部材12aの複数の凹凸形状の面に密着する複数
の凹凸形状の面を持つXガイド部材及びXガイド部材と
直交する軸方向につらなる複数の凹凸形状の面を持つY
ガイド部材からなる中間ガイド部材13と、Yガイド部
材の凹凸形状の面に密着する面を持ちかつプロジェクタ
装置に固定されるベースガイド部材1とを備えること
で、表示デバイス面に対する投写レンズ11aの位置調
整機構として簡単な構成で、精度の高い機構を提供する
ことができる。また、フォーカス及びズーム調整機構と
統一のユーザインタフェースによって、手動で投写レン
ズ11aの移動及び固定を行うことができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプロジェク
タ装置によれば、光源から投写される光によって表示デ
バイス上の画像を投写レンズを介してスクリーン上に拡
大投写するプロジェクタ装置において、投写レンズに固
定されかつ断面形状が一軸上につらなる複数の凹凸形状
のレンズガイド部材と、投写レンズを保持しかつレンズ
ガイド部材の複数の凹凸形状の面に密着する複数の凹凸
形状の断面形状を持つレンズ保持部材と、レンズガイド
部材の複数の凹凸形状の面とレンズ保持部材の複数の凹
凸形状の面とに対して法線方向に加える圧力を調整する
圧力調整機構とを備えることによって、表示デバイス面
に対する投写レンズの位置調整機構として簡単な構造で
精度の高い機構を提供することができ、フォーカス及び
ズーム調整機構と統一のユーザインタフェースによって
手動で投写レンズの移動及び固定を行うができるという
効果がある。
【0080】また、本発明の他のプロジェクタ装置によ
れば、光源から投写される光によって表示デバイス上の
画像を投写レンズを介してスクリーン上に拡大投写する
プロジェクタ装置において、投写レンズに固定されかつ
一軸方向につらなる複数の凹凸形状の面を持つレンズガ
イド部材と、レンズガイド部材の複数の凹凸形状の面に
密着する面を持つXガイド部材と、Xガイド部材と直交
する軸方向につらなる複数の凹凸形状の面を持つYガイ
ド部材と、Yガイド部材の凹凸形状の面に密着する面を
持ちかつ自装置に固定されるベースガイド部材とを備え
ることによって、簡単な構造で精度の高い投写レンズの
移動が2次元平面上に行えるとともに、投写レンズのフ
ォーカス及びズーム調整機構と統一のユーザインタフェ
ースによって手動で投写レンズの移動を可能とすること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例によるプロジェクタ
装置の投写レンズ取付部の部分断面を含む平面図、
(b)は本発明の一実施例によるプロジェクタ装置の投
写レンズ取付部の正面図である。
【図2】本発明の一実施例によるプロジェクタ装置の投
写レンズ取付部の一部の組立構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例によるプロジェクタ装置の
投写レンズ取り付け部の側面からみた部分断面を含む平
面図である。
【図4】本発明の他の実施例によるプロジェクタ装置の
投写レンズ取り付け部の上面からみた平面図である。
【図5】本発明の他の実施例によるプロジェクタ装置の
投写レンズ取り付け部の一部の組み立て構造を示す斜視
図である。
【図6】本発明の他の実施例によるプロジェクタ装置の
投写レンズ取り付け部のレンズ移動操作状態の上面から
みた平面図である。
【図7】本発明の他の実施例によるプロジェクタ装置の
投写レンズ取り付け部の他の圧力調整機構の上面から見
た平面図である。
【図8】(a)は本発明の他の実施例によるプロジェク
タ装置の投写レンズ取り付け部の一部の位置復帰機構を
示す側面図、(b)は本発明の他の実施例によるプロジ
ェクタ装置の投写レンズ取り付け部の一部の位置復帰機
構を示す正面図、(c)及び(d)は本発明の他の実施
例によるプロジェクタ装置の投写レンズ取り付け部の一
部の位置復帰機構の投写レンズ調整状態を示す正面図で
ある。
【図9】(a)は本発明の他の実施例によるプロジェク
タ装置の投写レンズ取り付け部の一部のセンタストッパ
機構を示す正面図、(b)は本発明の他の実施例による
プロジェクタ装置の投写レンズ取り付け部の一部のセン
タストッパ機構を示す側面図である。
【図10】本発明の他の実施例によるプロジェクタ装置
の投写レンズ取り付け部の一部のガイド面形状を示す平
面図である。
【符号の説明】
1a,1b レンズ保持部 2a,2b レンズガイド部 3 レンズ固定部 4 ズーム調整部 5 フォーカス調整部 6 レンズ鏡筒部 7 レンズ群 8a,8b,19a,19b,20 ネジ 11a 投写レンズ 11b フォーカス調整部 11c ズーム調整部 12a,12b レンズガイド部材 13 中間ガイド部材 14 ベースガイド部材 15 ガイド抑え部材 16a ネジ式圧力部材 16b カム式圧力部材 17,30a,30b バネ 18 圧力調整部 31a,31b フック 32a,32b バネ取り付け部 33,34 ピン 40 イタバネ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から投写される光によって表示デバ
    イス上の画像を投写レンズを介してスクリーン上に拡大
    投写するプロジェクタ装置であって、 前記投写レンズに固定されかつ断面形状が一軸上につら
    なる複数の凹凸形状のレンズガイド部材と、前記投写レ
    ンズを保持しかつ前記レンズガイド部材の複数の凹凸形
    状の面に密着する複数の凹凸形状の断面形状を持つレン
    ズ保持部材と、前記レンズガイド部材の複数の凹凸形状
    の面と前記レンズ保持部材の複数の凹凸形状の面とに対
    して法線方向に加える圧力を調整する圧力調整機構とを
    有することを特徴とするプロジェクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記レンズガイド部材は、前記断面形状
    を前記複数の凹凸形状となすことで、前記表示デバイス
    の面に対して前記投写レンズを平行に移動可能なよう構
    成したことを特徴とする請求項1記載のブロジェクタ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記圧力調整機構は、前記投写レンズの
    外周に取付けられた操作部を前記投写レンズの中心軸を
    中心に回転させることによって、前記レンズガイド部材
    の複数の凹凸形状の面と前記レンズ保持部材の複数の凹
    凸形状の面とに対して法線方向に加える圧力を調整する
    よう構成したことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のプロジェクタ装置。
  4. 【請求項4】 前記投写レンズを構成する複数枚のレン
    ズからなるレンズ群と、前記レンズ群の一部が取付けら
    れかつ前記投写レンズのフォーカス調整を行うフォーカ
    ス調整部材と、前記レンズ群の一部が取付けられかつ前
    記投写レンズのズーム調整を行うズーム調整部材と、前
    記レンズ群の一部が取付けられかつ前記フォーカス調整
    部材及び前記ズーム調整部材がレンズ中心軸において回
    転自在に取付けられるレンズ鏡筒部材と、内周に切られ
    たネジによって前記レンズ鏡筒部材に取付けられるレン
    ズ固定部材とを含み、 前記レンズ固定部材は、その外周が入射光側から出射光
    側にかけて外径が大きくなるようにテーパ形状に形成さ
    れ、 前記レンズガイド部材は、その内面が入射光側から出射
    光側にかけて内径が大きくなるようにテーパ形状の円筒
    の一部を切り出した形状に形成されるようにしたことを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載のプロ
    ジェクタ装置。
  5. 【請求項5】 前記レンズ固定部材を前記レンズ軸中心
    に反時計方向に回転させることで、前記レンズ固定部材
    の外周形状によって前記レンズガイド部材のテーパ形状
    の円筒の一部を切り出した内面との間の左右レンズ外周
    方向への圧力を低下させ、前記レンズ分を一軸方向に移
    動可能に構成したことを特徴とする請求項4記載のプロ
    ジェクタ装置。
  6. 【請求項6】 前記レンズ固定部材を前記レンズ軸中心
    に時計方向に回転させることで、前記レンズ固定部材の
    外周形状によって前記レンズガイド部材のテーパ形状の
    円筒の一部を切り出した内面との間の左右レンズ外周方
    向への圧力を増加させ、前記レンズ群の位置を固定する
    よう構成したことを特徴とする請求項4または請求項5
    記載のプロジェクタ装置。
  7. 【請求項7】 前記投写レンズを構成する複数枚のレン
    ズからなるレンズ群と、前記レンズ群の一部が取付けら
    れかつ前記投写レンズのフォーカス調整を行うフォーカ
    ス調整部材と、前記レンズ群の一部が取付けられかつ前
    記投写レンズのズーム調整を行うズーム調整部材と、前
    記レンズ群の一部が取付けられかつ前記フォーカス調整
    部材及び前記ズーム調整部材がレンズ中心軸において回
    転自在に取付けられるレンズ鏡筒部材と、内周に切られ
    たネジによって前記レンズ鏡筒部材に取付けられるレン
    ズ固定部材とを含み、 前記レンズガイド部材は、その内面が円筒の一部を切り
    出した形状によって構成され、 前記レンズ固定部材は、その外径が楕円形状によって構
    成されるようにしたことを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれか記載のプロジェクタ装置。
  8. 【請求項8】 光源から投写される光によって表示デバ
    イス上の画像を投写レンズを介してスクリーン上に拡大
    投写するプロジェクタ装置であって、 前記投写レンズに固定されかつ一軸方向につらなる複数
    の凹凸形状の面を持つレンズガイド部材と、前記レンズ
    ガイド部材の複数の凹凸形状の面に密着する面を持つX
    ガイド部材と、前記Xガイド部材と直交する軸方向につ
    らなる複数の凹凸形状の面を持つYガイド部材と、前記
    Yガイド部材の凹凸形状の面に密着する面を持ちかつ自
    装置に固定されるベースガイド部材とを有することを特
    徴とするプロジェクタ装置。
  9. 【請求項9】 前記Xガイド部材の一軸方向につらなる
    複数の凹凸形状の面及び前記Yガイド部材の一軸方向に
    つらなる複数の凹凸形状の面が一つの部材の表裏によっ
    て構成したことを特徴とする請求項8記載のプロジェク
    タ装置。
  10. 【請求項10】 前記Xガイド部材及びYガイド部材
    は、直交する2軸方向に複数の凹凸形状の面を形成する
    ことで前記投写レンズを前記表示デバイス面に平行する
    平面上を移動自在とするよう構成したことを特徴とする
    請求項8または9記載のプロジェクタ装置。
  11. 【請求項11】 前記レンズガイド部材と前記Xガイド
    部材と前記Yガイド部材と前記ベースガイド部材とにお
    いてそれぞれの複数の凹凸形状の面に対して法線方向に
    加える圧力調整機構を含むことを特徴とする請求項8か
    ら請求項10のいずれか記載のプロジェクタ装置。
  12. 【請求項12】 前記圧力調整機構は、前記投写レンズ
    の鏡筒の外周部に取り付けられた圧力調整機構操作部を
    前記投写レンズ中心に対して回転することで前記レンズ
    ガイド部材と前記Xガイド部材と前記Yガイド部材と前
    記ベースガイド部材とにおけるそれぞれの複数の凹凸形
    状の面に対して法線方向に加える圧力を調整自在とする
    よう構成したことを特徴とする請求項11記載のプロジ
    ェクタ装置。
  13. 【請求項13】 前記圧力調整機構操作部を前記投写レ
    ンズの投写方向に対して可動自在な構造で取り付けら
    れ、圧力調整を行わない場合に収納自在とするよう構成
    したことを特徴とする請求項12記載のプロジェクタ装
    置。
  14. 【請求項14】 前記レンズガイド部材と前記Xガイド
    部材と前記Yガイド部材と前記ベースガイド部材とにお
    いてそれぞれ複数の凹凸形状の面の一部の凹部または凸
    部をなくし、前記投写レンズの中心位置に合わせ組み立
    て自在とするよう構成したことを特徴とする請求項8ま
    たは請求項9記載のプロジェクタ装置。
  15. 【請求項15】 前記レンズガイド部材と前記Xガイド
    部材、及び前記Yガイド部材と前記ベースガイド部材の
    移動自在な軸上のセンタ位置においてクリック感を与え
    るXセンタストッパ機構及びYセンタストッパ機構を含
    むことを特徴とする請求項8または請求項9記載のプロ
    ジェクタ装置。
  16. 【請求項16】 前記圧力調整機構の圧力を調整して前
    記投写レンズを可動自在とした場合、前記投写レンズを
    常にある一点に対して復帰する復帰機構を含むことを特
    徴とする請求項11記載のプロジェクタ装置。
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