JP2001318006A - 温度測定装置 - Google Patents
温度測定装置Info
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Abstract
ウエハの熱履歴を擬似的に測定する温度検出装置11で
ある。熱処理炉1内に挿入されて温度変化を検出する検
出部12と、この検出部12での検出信号を外部に取り
出す配線13と、この配線13を切断することなく熱処
理炉1内を気密に保った状態で検出部12から熱処理炉
1外へ導出する配線導出部14とを備え、配線導出部1
4が、配線13を束ねて内部に通した状態でその内部を
密封された筒状のスリーブ16と、このスリーブ16を
熱処理炉1の壁面に気密に取り付けるスリーブ固定具1
7とを備えた。スリーブ16内には、ベローズ22と、
配線13の隙間を満たしてベローズ22内に充填される
充填材23とを備えた。
Description
半導体ウエハ等の平板状部材の熱履歴を擬似的に測定す
る温度測定装置に関する。
る場合は、電気炉等が用いられる。この場合、平板状部
材の表面の温度をその全域で均一にすることは容易でな
い。平板状部材の寸法が大きくなるに従ってその傾向は
顕著になる。これに対する対策を施すために、熱処理途
中の表面温度の変化を正確に検出することは重要であ
る。
歴を正確に検出するために、熱処理炉内に温度測定装置
を装着して温度測定が行われる。具体的には、図2に示
すように、電気炉等の熱処理炉1内の熱源2に、半導体
ウエハと同様の材質及び形状のウエハセンサ3が載置さ
れ、このウエハセンサ3に接続された配線4が熱処理炉
1外へ引き出されている。
体1Aと、この本体1Aを塞いで熱処理室内を密封する
蓋体1Bとから構成されている。ウエハセンサ3から熱
処理炉1の外部へ引き出される配線4は、熱処理炉1の
本体1Aと蓋体1Bとに挟まれる。外部に引き出された
配線4は記録計5に接続される。
まれる位置は薄く延ばされる。具体的には、図3に示す
ように、配線4を並列に配設すると共に、一定長さだけ
被覆を剥がして素線だけにし、その上下両面をポリイミ
ドテープ6で張り合わせる。このポリイミドテープ6で
張り合わせた部分を蓋体1Bと本体1Aとの間に挟ん
で、配線4を熱処理炉1内から外部に引き出す。
を介して熱処理炉1外へ引き出す構造のものもある。こ
の例を図4に示す。熱処理炉1の本体1Aの壁面には、
熱処理炉1の内外を連通する開口7が設けられている。
この開口7に中継部材8を取り付け、配線4のうちウエ
ハセンサ3側及び記録計5側にそれぞれコネクタ4A,
4Bを取り付ける。これにより、配線4を、コネクタ4
A、中継部材8及びコネクタ4Bでつないで、ウエハセ
ンサ3と記録計5とを電気的に接続する。
ンジ部7Aにボルト9で固定されて開口7を塞ぐ蓋体部
8Aと、この蓋体部8Aの中央部に設けられ内部に複数
本の中継コード8Bが配設される筒体部8Cと、この筒
体部8Cの両側端部に設けられ各コネクタ4A,4Bが
ねじ込まれて接続される嵌合部8Dとから構成されてい
る。中継コード8Bは、複数本並列に配設した状態で、
各嵌合部8D内に延出され、配線4の各コネクタ4A,
4B内の素線に電気的に接続されるようになっている。
温度測定装置においては、配線4を上下からポリイミド
テープ6で張り合わせて本体1Aと蓋体1Bとの間に挟
み込むようにしたので、本体1Aと蓋体1Bとの間の気
密性が悪くなる。このため、熱処理炉1内の真空度を上
げることが難しい。また、配線4を蓋体1Bと本体1A
との間に挟み込むので、配線4の素線が圧迫されて傷つ
いて、配線4の抵抗値等の電気的特性が変化することも
ある。これらにより、温度測定装置の測定精度が低下す
るという問題点がある。
を用いる場合は、コストが嵩んでしまう。特に、中継部
材8は非常に高価であり、温度測定装置のコストを引き
上げてしまうという問題点がある。
は、コネクタ4A,4B内の素線と、中継部材8内の中
継コード8Bとを接触させることで電気的につなぐた
め、この接触部分で抵抗が生じてしまうのは避けられ
ず、温度測定装置の精度に悪影響を与えることがあると
いう問題点がある。
で、低コストで、高精度の測定を可能にする温度測定装
置を提供することを目的とする。
に第1の発明に係る温度測定装置は、熱処理室内で熱処
理が施される平板状部材の熱履歴を擬似的に測定する温
度測定装置において、上記熱処理室内に挿入されて温度
変化に伴う物理量の変化を検出する検出部と、この検出
部での検出信号を外部に取り出す配線と、この配線を切
断することなく上記熱処理室内を気密に保った状態で上
記検出部から熱処理室外へ導出する配線導出部とを備
え、上記配線導出部が、上記配線を束ねて内部に通した
状態でその内部を密封された筒状のスリーブと、このス
リーブを上記熱処理室の壁面に気密に取り付けるスリー
ブ固定具とを備えて構成されたことを特徴とする。
検出部に接続された配線は、配線導出部を介して熱処理
室外へ引き出される。このとき、配線導出部では、検出
部からの配線はスリーブ内に通されている。スリーブ内
は、配線が通された状態で密封されている。さらに、ス
リーブはスリーブ固定具で熱処理室の壁面に気密に取り
付けられている。これにより、熱処理炉内の気密性を保
った状態で配線を外部へ引き出すことができ、熱処理炉
内の検出部と外部機器とを配線で確実に接続することが
できる。この結果、熱処理炉内の気密性を保って真空度
を高めることができ、高真空での温度測定が可能にな
る。
発明に係る温度測定装置において、上記配線導出部のス
リーブが、その内側面に配設されたベローズと、このベ
ローズ内を通される上記配線の隙間を満たしてベローズ
内に充填される充填材とを備えたことを特徴とする。
に通された配線は、その外周からベローズによって弾性
的に支持される。さらに、スリーブ内に通された各配線
の隙間及び各配線とベローズの隙間には、充填材が満た
される。これにより、スリーブ内は配線が通された状態
で気密に維持される。この結果、熱処理炉内の気密性を
保って真空度を高めることができ、高真空での温度測定
が可能になる。
は第2の発明に係る温度測定装置において、上記配線導
出部のスリーブ固定具が、上記熱処理室の開口に固定さ
れてその開口を塞ぐ蓋体部と、この蓋体部と一体的に設
けられ上記スリーブを内部に挿入して支持する筒体部
と、この筒体部内に挿入された上記スリーブを気密に支
持して固定する締結部とを備えて構成されたことを特徴
とする。
に固定されてその開口を塞ぐ。この蓋体部に一体的に設
けられた筒体部にはスリーブが挿入される。このスリー
ブは、締結部で固定されて、筒体部との間が気密に維持
される。これにより、熱処理炉内の気密性を保って真空
度を高めることができ、高真空での温度測定が可能にな
る。
発明に係る温度測定装置において、上記スリーブ固定具
の締結部が、上記筒体部の端部を拡径して形成されこの
筒体部内に挿入された上記スリーブの周囲に封止部材挿
入空間を形成する拡径筒部と、この拡径筒部の上記封止
部材挿入空間内に上記スリーブを囲った状態で装着され
て上記筒体部とスリーブとの間を封止する環状の封止部
材と、上記拡径筒部に取り付けられて締め付けられるこ
とで上記封止部材を押圧して上記筒体部の内側面と上記
スリーブの外側面とに圧接させる締め付け蓋とを備えて
構成されたことを特徴とする。
取り付けて締め付けることで、拡径筒部の封止部材挿入
空間内に装着された封止部材を押圧する。これにより、
封止部材が、封止部材挿入空間内で押し潰されて、筒体
部の内側面とスリーブの外側面とに圧接される。これに
より、熱処理炉内の気密性を保って真空度を高めること
ができ、高真空での温度測定が可能になる。
面に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る温度測
定装置の配線導出部を示す要部拡大図、図5は本実施形
態に係る温度測定装置の検出部、配線及びスリーブを示
す斜視図、図6は本実施形態に係る温度測定装置のスリ
ーブを示す側面断面図である。なお、本実施形態でも従
来の技術と同様に、平板状部材として半導体ウエハを例
に説明する。また、熱処理炉1として電気炉を用いる。
1、図5及び図6に示すように主に、検出部12と、配
線13と、配線導出部14と、従来技術と同様の記録計
5(図2参照)とから構成されている。
炉1内に挿入されて温度変化に伴う物理量の変化を検出
する部材である。この検出部12は、処理対象の半導体
ウエハと同じ半導体ウエハに温度センサを埋め込んで構
成されている。なお、温度センサとしては、抵抗、電
流、電圧、起電力等の、温度の変化に伴う物理量の変化
を検出する各種のセンサが用いられる。
に取り出すための電気配線である。この配線13は、途
中で切断されてコネクタで接続されることはなく、連続
した線材として検出部12と記録計5とを電気的に接続
する。
処理炉1内を気密に保った状態で、配線13を、切断す
ることなく検出部12から熱処理炉1外へ導出するため
の部材である。この配線導出部14は、熱処理炉1の本
体1Aに設けられている。配線導出部14は具体的に
は、スリーブ16と、スリーブ固定具17とから構成さ
れている。
に、複数本の配線13を束ねて内部に通して熱処理炉1
外へ引き出すための部材である。このスリーブ16は、
筒部19と、抜け止め用ナット20とから構成されてい
る。筒部19は、スリーブ16のほぼ全体を構成する部
材で、円筒状に形成されている。筒部19の外径寸法
は、スリーブ固定具17の後述する筒体部27の内径寸
法よりも僅かに小さく設定されている。これにより、ス
リーブ16は筒体部27に容易に挿入できるようになっ
ている。筒部19の長さ寸法は、スリーブ固定具17の
筒体部27の長さ寸法よりも僅かに長く設定されてい
る。筒部19の一端(図中の右端)には、その外周に抜
け止め用ナット20をねじ込むためのねじ山19Aが設
けられている。
山19Aにねじ込まれて取り付けられる。抜け止め用ナ
ット20の外径は、締め付け蓋34の開口38よりも大
きく設定され、この締め付け蓋34で係止されるように
なっている。これにより、筒体部27に挿入されたスリ
ーブ16が、締め付け蓋34に当接することで抜け落ち
が防止されると共に位置決めがされるようになってい
る。この抜け止め用ナット20は、温度検出装置11の
熱処理炉1への装着時には取り外されて、筒部19が筒
体部27に通された後にねじ込まれて取り付けられるよ
うになっている。
填材23とが設けられている。ベローズ22は、円筒状
に形成され、スリーブ16内に装着されている。このベ
ローズ22は、ベリリウム銅やバネ鋼等で蛇腹状に形成
され、筒部19内に挿入されて鑞付けされている。ベロ
ーズ22は、これらの材料で成形されることでその形状
と相まって十分な弾性を有し、スリーブ16内に通され
た配線13の束をその周囲から弾性的に支持する。充填
材23としてはエポキシ系接着剤等を用いる。この充填
材23は、各配線13の隙間、配線13とベローズ22
との隙間に充填される。これにより、充填材23は、ベ
ローズ22の弾性と相まってスリーブ16内に隙間なく
充填され、配線13が通された状態でスリーブ16内を
気密に封止する。スリーブ16の一端部(図中の右端
部)には、その内部に充填材23が充填された状態で内
部をシールするために、シリコン接着剤24が塗布され
る。
処理炉1の本体1Aの壁面に気密に取り付けるための部
材である。このスリーブ固定具17は、蓋体部26と、
筒体部27と、締結部28とから構成されている。
ンジ部7Aに直接に固定される部材である。蓋体部26
は、フランジ部7Aと同じ円形状に形成され、フランジ
部7Aのねじ穴7Bに合わせてボルト挿入穴26Aが設
けられている。このボルト挿入穴26Aにボルト29が
挿入されてねじ穴7Bにねじ込まれることで、蓋体部2
6が開口7を塞ぐようになっている。蓋体部26とフラ
ンジ部7Aとの間にはガスケット30が設けられ、それ
らの間の気密性を保つようになっている。
ーブ16を支持するための部材である。この筒体部27
は、蓋体部26の中央部に一体的に設けられている。筒
体部27内は貫通され、蓋体部26が開口7のフランジ
部7Aに固定された状態で、この筒体部27内を通して
熱処理炉1の内側と外側が連通されている。
スリーブ16を気密に支持して固定するための部材であ
る。締結部28は、筒体部27の先端に形成されてい
る。この締結部28は、拡径筒部32と、封止部材33
と、締め付け蓋34とから構成されている。
たスリーブ16の周囲に封止部材挿入空間32Aを形成
するための部位である。拡径筒部32は、筒体部27の
端部の直径を拡大して形成されている。この拡大した部
分の内部では、筒体部27に挿入されたスリーブ16と
の間に空間ができ、この空間が封止部材33を挿入する
封止部材挿入空間32Aとなっている。封止部材挿入空
間32Aの内部のうち熱処理炉1の内側端部にはテーパ
部35が設けられている。このテーパ部35は、熱処理
炉1の内側へ向けて径が小さくなるように構成されてい
る。拡径筒部32の外周面にはネジ山36が設けられて
いる。この拡径筒部32のネジ山36に締め付け蓋34
がはめ込まれる。
6との間を封止するための部材である。この封止部材3
3は、拡径筒部32の封止部材挿入空間32A内にスリ
ーブ16を囲った状態で装着される。封止部材33とし
ては、具体的にはOリングが用いられる。この封止部材
33は、拡径筒部32の封止部材挿入空間32A内に挿
入されて、テーパ部35に押し付けられることで、筒体
部27の内側面(テーパ部35の内側面)とスリーブ1
6の外側面に圧接される。これにより、筒体部27とス
リーブ16の間を封止すると共に、スリーブ16をその
外周から締め付けて固定するようになっている。
て、筒体部27内に挿入されたスリーブ16を締め付け
て封止すると共に固定するための部材である。この締め
付け蓋34は、外側筒部34Aと、内側筒部34Bと、
平板部34Cとから構成されている。
れ、その内側面に雌ねじ37が設けられている。この雌
ねじ37が拡径筒部32の外周面のネジ山36にはめ込
まれることで、締め付け蓋34が拡径筒部32に取り付
けられるようになっている。内側筒部34Bは、外側筒
部34Aの内側に位置し、外側筒部34Aと同心円状に
配設されている。内側筒部34Bは、外側筒部34Aと
同様に、浅い円筒状に形成されている。この内側筒部3
4Bの外径は、拡径筒部32の内径よりも僅かに小さく
設定されている。内側筒部34Bの内径は、スリーブ1
6の外径よりも僅かに大きく形成され、この内側筒部3
4B内にスリーブ16が容易に挿入できるようになって
いる。内側筒部34Bの端部(図1中の左側端部)に
は、封止部材33に嵌合して押圧する環状溝34Dが設
けられている。平板部34Cは、ドーナツ状に形成さ
れ、外側筒部34Aと内側筒部34Bとを一体的に接合
している。この状態で、内側筒部34Bが締め付け蓋3
4の開口38となっている。
2で検出した値を処理する外部機器である。具体的に
は、検出部12での検出値に基づいて温度を計算し、そ
の値を記録する。
装置11は次のようにして熱処理炉1に装着される。
充填材23で封止されている。スリーブ16は、スリー
ブ固定具17から外されている。この状態で、まず熱処
理炉1内の熱源2上に検出部12が設置され、配線13
が熱処理炉1の開口7から外部に引き出される。スリー
ブ16では、抜け止め用ナット20が筒部19から外さ
れており、この状態で、配線13がスリーブ固定具17
の筒体部27に通される。締結部28では、締め付け蓋
34が緩められて、封止部材33が封止部材挿入空間3
2A内に緩やかに装着されている。筒部19は、筒体部
27内に挿入され、さらに封止部材33及び内側筒部3
4B内に挿入される。この筒部19が締め付け蓋34の
開口38から延出した状態で、抜け止め用ナット20を
筒部19に取り付ける。
を筒体部27に挿入した後に、熱処理炉1の開口7に取
り付けられる。この場合、スリーブ固定具17の蓋体部
26のボルト挿入穴26Aを、フランジ部7Aのねじ穴
7Bに整合させて、ボルト29をねじ込んで固定する。
このとき、フランジ部7Aと蓋体部26との間にガスケ
ット30を装着する。
止部材33をテーパ部35を押し付ける。これにより、
封止部材33がテーパ部35(又は筒体部27)の内側
面と、スリーブ16の外側面とに強く押し付けられる。
これにより、熱処理炉1の開口7が、フランジ部7A、
ガスケット30、蓋体部26及び筒体部27、テーパ部
35、スリーブ16、ベローズ22及び充填材23で封
止された状態で、配線13が熱処理炉1の外側へ引き出
される。これにより、熱処理炉1内に気密性が保たれ、
高真空状態にすることができる。
は、記録計5に接続される。
され、温度が測定される。すなわち、熱源2によって検
出部12が加熱される。検出部12での検出信号は、配
線13によって記録計5に送信される。記録計5では、
検出部12での温度変化を記録する。
通した状態でその内部が密封されるスリーブ16と、こ
のスリーブ16を熱処理炉1の開口7に気密に取り付け
るスリーブ固定具17とを備えて配線導出部14を構成
したので、熱処理炉1内を気密に保った状態で、配線1
3を熱処理炉1から外部に引き出すことができるように
なる。これにより、熱処理炉1内の真空度を高めること
ができ、高真空での温度測定が可能になる。
となく、コネクタを用いた接続もしないで連続した信号
線とすることができるため、検出部12のセンサ部での
起電力等の僅かな変化を記録計5に確実に送信すること
ができ、検出精度を向上させることができる。
7は、構造が簡単で、温度検出装置11のコストを低減
することができる。
設されたベローズ22と、このベローズ22内を通され
る配線13の隙間を満たしてベローズ22内に充填され
る充填材23とを備えたので、スリーブ16内に配線1
3が通された状態で、そのスリーブ16内を確実に密封
することができる。この結果、熱処理炉1内の気密性が
保たれて、高真空での温度測定が可能になる。
を塞ぐ蓋体部26と、スリーブ16を内部に挿入して支
持する筒体部27と、この筒体部27内に挿入されたス
リーブ16を気密に支持して固定する締結部28とを備
えて構成したので、配線13を熱処理炉1の開口7から
引き出す際に、この開口7の気密性を十分に保つことが
できる。
を、筒体部27内に挿入されたスリーブ16の周囲に封
止部材挿入空間32Aを形成する拡径筒部32と、この
拡径筒部32の封止部材挿入空間32A内に装着されて
筒体部27とスリーブ16との間を封止する環状の封止
部材33と、封止部材33を押圧して筒体部27の内側
面とスリーブ16の外側面とに圧接させる締め付け蓋3
4とを備えて構成したので、締め付け蓋34を締め付け
ることで封止部材33が封止部材挿入空間32A内で押
し潰されて、筒体部27の内側面とスリーブ16の外側
面とに圧接され、熱処理炉1内の気密性を保って真空度
を高めることができ、高真空での温度測定が可能にな
る。
1の本体1Aの壁面に設けたが、蓋体1B等の他の部分
に設けてもよいことはいうまでもない。
としてOリングを用いたが、Oリングに限らず、他の部
材を用いてもよい。筒体部27の内側面とスリーブ16
の外側面とに接着してこれらの間を封止できる部材であ
れば、上記実施形態同様の作用、効果を奏することがで
きる。
板によれば次のような効果を奏することができる。
に伴う物理量の変化を検出する検出部と、この検出部で
の検出信号を外部に取り出す配線と、この配線を切断す
ることなく上記熱処理室内を気密に保った状態で上記検
出部から熱処理室外へ導出する配線導出部とを備え、上
記配線導出部を、上記配線を束ねて内部に通した状態で
その内部を密封された筒状のスリーブと、このスリーブ
を上記熱処理室の壁面に気密に取り付けるスリーブ固定
具とを備えて構成したので、熱処理炉内を気密に保った
状態で、配線を熱処理炉から外部に引き出すことができ
るようになる。これにより、熱処理炉内の真空度を高め
ることができ、高真空での温度測定が可能になる。
こともなく、連続した信号線とすることができるため、
起電力等の僅かな変化も記録計に確実に送信することが
でき、検出精度を向上させることができる。
ストを低減することができる。
側面に配設されたベローズと、このベローズ内を通され
る上記配線の隙間を満たしてベローズ内に充填される充
填材とを備えたので、スリーブ内に配線が通された状態
で、そのスリーブ内を確実に密封することができる。こ
の結果、熱処理炉内の気密性が保たれて、高真空での温
度測定が可能になる。
熱処理室の開口に固定されてその開口を塞ぐ蓋体部と、
この蓋体部と一体的に設けられ上記スリーブを内部に挿
入して支持する筒体部と、この筒体部内に挿入された上
記スリーブを気密に支持して固定する締結部とを備えて
構成したので、配線を熱処理炉の開口から引き出す際
に、この開口の気密性を十分に保つことができる。
部の端部を拡径して形成されこの筒体部内に挿入された
上記スリーブの周囲に封止部材挿入空間を形成する拡径
筒部と、この拡径筒部の上記封止部材挿入空間内に上記
スリーブを囲った状態で装着されて上記筒体部とスリー
ブとの間を封止する環状の封止部材と、上記拡径筒部に
取り付けられて締め付けられることで上記封止部材を押
圧して上記筒体部の内側面と上記スリーブの外側面とに
圧接させる締め付け蓋とを備えて構成したので、締め付
け蓋を締め付けることで封止部材が封止部材挿入空間内
で押し潰されて、筒体部の内側面とスリーブの外側面と
に圧接され、熱処理炉内の気密性を保って真空度を高め
ることができる。この結果、高真空での温度測定が可能
になる。
出部を示す要部拡大図である。
を示す全体構成図である。
図である。
部、配線及びスリーブを示す斜視図である。
ブを示す側面断面図である。
A:フランジ部、11:温度検出装置、12:検出部、
13:配線、14:配線導出部、16:スリーブ、1
7:スリーブ固定具、19:筒部、20:抜け止め用ナ
ット、22:ベローズ、23:充填材、26:蓋体部、
27:筒体部、28:締結部、29:ボルト、30:ガ
スケット、31:締結部、32:拡径筒部、33:封止
部材、34:締め付け蓋、34A:外側筒部、34B:
内側筒部、34C:平板部、34D:環状溝34D、3
5:テーパ部、38:開口。
Claims (4)
- 【請求項1】 熱処理室内で熱処理が施される平板状部
材の熱履歴を擬似的に測定する温度測定装置において、 上記熱処理室内に挿入されて温度変化に伴う物理量の変
化を検出する検出部と、 この検出部での検出信号を外部に取り出す配線と、 この配線を切断することなく上記熱処理室内を気密に保
った状態で上記検出部から熱処理室外へ導出する配線導
出部とを備え、 上記配線導出部が、上記配線を束ねて内部に通した状態
でその内部を密封された筒状のスリーブと、このスリー
ブを上記熱処理室の壁面に気密に取り付けるスリーブ固
定具とを備えて構成されたことを特徴とする温度測定装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の温度測定装置におい
て、 上記配線導出部のスリーブが、その内側面に配設された
ベローズと、このベローズ内を通される上記配線の隙間
を満たしてベローズ内に充填される充填材とを備えたこ
とを特徴とする温度測定装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の温度測定装置に
おいて、 上記配線導出部のスリーブ固定具が、上記熱処理室の開
口に固定されてその開口を塞ぐ蓋体部と、この蓋体部と
一体的に設けられ上記スリーブを内部に挿入して支持す
る筒体部と、この筒体部内に挿入された上記スリーブを
気密に支持して固定する締結部とを備えて構成されたこ
とを特徴とする温度測定装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の温度測定装置におい
て、 上記スリーブ固定具の締結部が、 上記筒体部の端部を拡径して形成されこの筒体部内に挿
入された上記スリーブの周囲に封止部材挿入空間を形成
する拡径筒部と、 この拡径筒部の上記封止部材挿入空間内に上記スリーブ
を囲った状態で装着されて上記筒体部とスリーブとの間
を封止する環状の封止部材と、 上記拡径筒部に取り付けられて締め付けられることで上
記封止部材を押圧して上記筒体部の内側面と上記スリー
ブの外側面とに圧接させる締め付け蓋とを備えて構成さ
れたことを特徴とする温度測定装置。
Priority Applications (1)
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