JP2001317913A - 重ね合わせ測定装置および方法 - Google Patents

重ね合わせ測定装置および方法

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JP2001317913A JP2000114648A JP2000114648A JP2001317913A JP 2001317913 A JP2001317913 A JP 2001317913A JP 2000114648 A JP2000114648 A JP 2000114648A JP 2000114648 A JP2000114648 A JP 2000114648A JP 2001317913 A JP2001317913 A JP 2001317913A
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/70605Workpiece metrology
    • G03F7/70616Monitoring the printed patterns
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】測定誤差が所定以上に大きくなる前に所定のタ
イミングで光学系の精度を測定して調整することにより
スループットを向上させるようにした重ね合わせ測定装
置を提供する。 【解決手段】ウエハ21を載置するZステージ22Zに
は精度基準マーク23a,23bが設けられている。ウ
エハ21の下地重ね合わせマーク20Lの上には上地重
ね合わせマーク20Uが形成されている。上下の重ね合
わせマークの位置ズレを測定し、その値が所定値以上の
ウエハを不良品とする。Zステージ22Z上の精度基準
マーク23a,23bを利用して定期的に光学系の精度
を測定し、収差や照明テレセン、ケラレなどを調整す
る。不良品の比率が高くなって光学系の精度を検出する
場合よりもスループットが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば半導体ウ
エハなどの検査対象物上の重ね合わせマークを観察して
層間マークの位置ズレを検出する重ね合わせ測定装置お
よびその測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエハに半導体パターンを形成するリソ
グラフィ工程では、異なったパターンが形成された複数
のレチクルが使用される。まず、1層用のパターンが形
成されているレチクルを透過するパターンの像でウエハ
の第1層レジストを露光して現像する。次いで、2層用
のパターンが形成されているレチクルを透過するパター
ンの像で、第1層パターンの上に塗布されている第2層
レジストを露光して現像する。このような露光現像処理
を複数回行ってウエハに所定のパターンが形成される。
このようなリソグラフィ工程にあっては、下層と上層の
パターン、たとえば第1層のパターンと第2層のパター
ンを正しい位置関係で形成する必要がある。
【0003】上下層のそれぞれのパターンが形成されて
いるレチクルには、本来のパターンに加えて重ね合わせ
マークも形成されている。下層パターンが形成されたウ
エハ上に上層パターンを形成したとき、下層パターンと
上層パターンとが正しい位置関係で形成されていれば、
上下2層の重ね合わせマークの相対位置関係、すなわち
位置ズレは所定の誤差範囲となる。
【0004】上層パターンの現像が終了するごとに、重
ね合わせ測定装置により上記相対位置関係を計測し、所
定の誤差範囲から逸脱したウエハは不良品とする。上記
重ね合わせ測定装置は、たとえば、照明光源と、照明光
源からの照明光を重ね合わせマーク上に照射する照明光
学系と、照明された重ね合わせマークの反射光をCCD
のような撮像装置に結像させる結像光学系と、撮像装置
からの検出信号に所定の処理を施して上述した重ね合わ
せ誤差を検出する信号処理系とを備えている。
【0005】ところで、上記重ね合わせ測定装置では、
次のような現象に基づいて測定誤差が発生する。 (1)照明光学系および結像光学系で構成される測定光
学系それ自身が有する光軸に非回転対称なコマ収差が存
在する。 (2)照明光学系によりウエハ上に入射する照明光の入
射角度が垂直でないことによる照明テレセン誤差があ
る。 (3)ウエハから撮像装置へ反射光が導かれる光路内で
反射光は一部ケラレ、反射光束の一部が撮像装置に入射
しないことによるケラレ誤差がある。
【0006】以上の(1)〜(3)の現象は一例であ
る。これらの誤差要因は測定装置の使用時間に依存して
変動して、誤差が大きくなる。そこで、重ね合わせ測定
装置が有する上記のような測定誤差を定期的に計測して
調整する必要がある。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】従来は、不良品が発生する割合が多くなっ
たときに測定誤差がある程度以上大きくなったと判断す
る。このとき、通常の検査作業をいったん中断してメン
テナンス作業に移行し、上述した測定誤差の要因となる
光学系の精度を計測し、その計測結果に基づいて光学系
を調整して精度を所定値以上に設定している。すなわち
このメンテナンス作業では、計測マークが設けられた計
測用標準ウエハをステージ上に載置し、上述した精度を
計測する。そして、計測結果に基づいて、上記(1)〜
(3)の要因を取り除く調整作業を行う。このように、
通常の検査作業を中断した上で、上述した精度を測定し
て調整作業を行うため、全体としての装置の使用効率が
悪化するという問題がある。このような問題は、アライ
メント光学系の光軸と測定光学系の光軸の間の距離、い
わゆるベースライン距離についても同様である。
【0008】本発明の目的は、測定誤差が所定以上に大
きくなる前に所定のタイミングで光学系の精度を測定す
ることによりスループットを向上させるようにした重ね
合わせ測定装置及びその方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】一実施の形態の図1に対
応づけて本発明を説明する。 (1)請求項1の発明による重ね合わせ測定装置は、精
度基準マーク23a,23bが設けられ、検査対象物2
1を載置する載置台22Zと、照明光を出射する照明光
源1と、照明光源1からの照明光を検査対象物21上の
重ね合わせマーク20および精度基準マーク23a,2
3bいずれかに照射する照明光学系1〜6と、照明され
た重ね合わせマーク20および精度基準マーク23a,
23bのいずれか一方からの反射光を光電変換素子8上
に結像させる結像光学系5〜8,11,24,25と、
光電変換素子8からの検出信号に基づいて、2層に重な
る重ね合わせマーク20の位置ズレを検出する位置ズレ
検出装置9とを備える。 (2)請求項2による重ね合わせ測定装置は、請求項1
の重ね合わせ測定装置において、精度基準マーク23
a,23bの反射光を受光する光電変換素子8からの検
出信号に基づいて、照明光学系および結像光学系の少な
くともいずれか一方の光学性能を検出する光学性能検出
装置9,MCと、検出された光学性能を調整する調整装
置DC10,DC7,DC11,DC24とを備えるこ
とを特徴とする。 (3)図9に対応づけて説明する。請求項3による重ね
合わせ測定装置は、定数管理基準マーク123が設けら
れ、検査対象物21を載置する載置台22Zと、照明光
を出射する照明光源1と、照明光源1からの照明光を検
査対象物21上の重ね合わせマーク20および定数管理
基準マーク123いずれかに照射する照明光学系1〜6
と、照明された重ね合わせマーク20および定数管理基
準マーク123のいずれか一方からの反射光を光電変換
素子8上に結像させる結像光学系5〜8,11,24,
25と、光電変換素子8からの検出信号に基づいて、2
層に重なる重ね合わせマーク20の位置ズレを検出する
位置ズレ検出装置9と、検査対象物21に形成されてい
るアライメントマーク40を検出するアライメント光学
系と、定数管理基準マーク123を結像光学系を介して
光電変換素子8で検出したときの位置と、定数管理基準
マーク123をアライメント光学系で検出したときの位
置とに基づいて両光学系の軸間距離を計算する制御系M
Cとを備えることを特徴とする。 (4)請求項3のアライメント光学系で検査対象物21
をアライメントした後、あらかじめ設定されている軸間
距離だけ載置台22Zを移動して、重ね合わせマーク2
0を結像光学系の光軸AXに位置合わせして重ね合わせ
マークを測定する方法において、定数管理基準マーク1
23をアライメント光学系で検出し、そのときの載置台
22Zの第1の位置を記憶し、定数管理基準マーク12
3を結像光学系を介して光電変換素子8で検出し、その
ときの載置台22Zの第2の位置を記憶し、記憶された
第1の位置と第2の位置とに基づいて軸間距離を計算
し、今回計算された軸間距離と前回計算された軸間距離
との差分を算出し、その差分をアライメント時の載置台
22Zの移動量にフィードバックすることを特徴とす
る。
【0010】以上の課題を解決するための手段の項で
は、実施の形態の図を用いて発明を説明したが、これに
より本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】−第1の実施の形態− 本発明による重ね合わせ測定装置の第1の実施の形態を
図1に基づいて説明する。上述したように、半導体製造
のリソグラフィ工程では、下層と上層のパターン、たと
えば第1層のパターンと第2層のパターンを正しい位置
関係で形成する必要がある。そこで、上下層のそれぞれ
の回路パターンに加えて、重ね合わせマークも形成され
る。下層パターンが形成されたウエハ上に上層パターン
を形成したとき、下層パターンと上層パターンの重ね合
わせマークの位置ズレを測定し、上下2層の重ね合わせ
マークの相対位置関係、すなわち位置ズレが所定の誤差
範囲であれば、良品として次工程へ搬送する。図1の重
ね合わせ測定装置はこの位置ズレを測定するものであ
る。
【0012】図1は、本発明の第1実施の形態による重
ね合わせ測定装置の構成を概略的に示す図である。図1
では、重ね合わせ測定装置の光軸AXに平行にZ軸が、
光軸に垂直な平面内において図1の紙面に平行な方向に
X軸が、Z軸およびX軸に垂直な方向にY軸がそれぞれ
設定されている。
【0013】ウエハ21は、図示を省略したウエハホル
ダを介してZステージ22Z上においてXY平面とほぼ
平行に支持されている。Zステージ22Zは、ステージ
制御系SCによって、光軸AXに沿って駆動される。Z
ステージ22ZはXYステージ22XY上に支持されて
いる。XYステージ22XYもステージ制御系SCによ
って、光軸AXに対して垂直なXY平面内において二次
元的に駆動される。
【0014】Zステージ22Zの上面には図2に示す位
置に、シリコンウエハ製のX軸方向精度基準マーク23
aとY軸方向精度基準マーク23bが設けられている。
X軸方向精度基準マーク23aは、図3(a)、(b)
に示すように、シリコンウエハ上に所定の深さのライン
マークLMをY軸方向に所定間隔で形成した位相パター
ンである。マークLMは、図3に示すように線幅3μ
m、ピッチ6μmの格子状マークであり、段差は照明光
の中心波長のλ/8に相当する80nmである。Y軸方
向精度基準マーク23bも同様に、シリコンウエハ上に
所定の深さのラインマークLMをX軸方向に所定間隔で
形成した位相パターンである。すなわち、あらかじめこ
のような精度基準マーク23a,23bを形成したシリ
コンウエハをZステージ22Z上に接着により取り付け
る。こうした位相パターンは、たとえば投影露光装置で
露光処理したシリコンウエハをエッチング処理すること
により、所望の精度で正確な形状に形成することができ
る。
【0015】図1に示す重ね合わせ測定装置は、照明光
ALを供給するために、たとえばハロゲンランプのよう
な光源1を備えている。光源1からの光は、たとえば図
示しない光ファイバーのようなライトガイドを介して所
定位置まで導かれる。ライトガイドの射出端から射出さ
れた照明光は、照明開口絞り10で制限された後、図1
(b)に示すような断面形状S1を有する照明光束とな
ってコンデンサレンズ2に入射する。
【0016】コンデンサレンズ2を通過した照明光AL
は、いったん集光された後、照明視野絞り(不図示)を介
して照明リレーレンズ4に入射する。照明リレーレンズ
4により平行光となった照明光ALは、ハーフプリズム
5で下方へ反射された後、第1対物レンズ6に入射す
る。第1対物レンズ6で集光された照明光ALは、ウエ
ハ21上に形成された重ね合わせマーク20を照明す
る。また、この照明光ALは、Zステージ22Z上のX
軸方向精度基準マーク23aとY軸方向精度基準マーク
23bを照明する。すなわち、測定装置の結像光学系の
光軸上に位置する種々の測定対象マークを照明すること
ができる。重ね合わせ測定装置の測定誤差を定期的に計
測するとき、測定対象マークはX軸方向精度基準マーク
23aとY軸方向精度基準マーク23bとなり、ウエハ
21の上下層の重ね合わせマーク20の位置ズレを計測
するとき、測定対象マークは重ね合わせマーク20とな
る。
【0017】このように、光源1、照明開口絞り10、
コンデンサレンズ2、照明視野絞り(不図示)、照明リレ
ーレンズ4、ハーフプリズム5、および第1対物レンズ
6は、測定対象マークに照明光を照射するための照明光
学系を構成している。
【0018】照明光ALに対する測定対象マークからの
反射光は、第1対物レンズ6を介してハーフプリズム5
に入射する。ハーフプリズム5で図中上方に透過する光
は、第2対物レンズ7により1次結像面に測定対象マー
クの像を形成する。この像は第1結像リレーレンズ系2
4および第1結像リレーレンズ系25を介してCCD8
に入射する。CCD8には、露光作業中はショットごと
に重ね合わせマークの像が結像される。また、メンテナ
ンス作業中はXおよびY軸方向精度基準マーク23a、
23bの像が結像される。CCD8は、X軸方向及びY
軸方向のパターンの位置を計測する必要があるから、画
素並びがX軸及びY軸の各方向に延在するX軸領域とY
軸領域とを有する。なお、第1結像リレーレンズ系24
および第1結像リレーレンズ系25の平行光路中には、
結像開口絞り11が配置されている。
【0019】このように、第1対物レンズ6、ハーフプ
リズム5、第2対物レンズ7、第1結像リレーレンズ系
24および第1結像リレーレンズ系25、および結像開
口絞り11は、照明光に対する測定対象マークからの反
射光に基づいてマーク像を形成するための結像光学系を
構成している。
【0020】こうして、CCD8のX軸領域とY軸領域
のそれぞれの撮像面に結像された重ね合わせマーク20
の像や精度基準マーク23a,23bの像は光電変換さ
れてCCD8から出力される。CCD8からの出力信号
は信号処理系9に供給され、信号処理系9において信号
処理(波形処理)により得られる信号強度のプロファイル
は図3(c)に示すようなものとなる。測定対象マーク
の位置情報は、主制御系MCに供給される。そして、主
制御系MCにより、重ね合わせマークの位置ズレ演算
や、後述する測定精度を表す指標βの演算、および測定
誤差TISの演算が行われる。
【0021】図4(a)、(b)は、上下の重ね合わせ
マーク20L、20Uの一例を示す図である。(a)に
示されるように、上地重ね合わせマーク20Uと下地重
ね合わせマーク20Lとの位置ズレは、両者の中心線C
LUとCLLとのズレ量Rで示される。図5に示すよう
に、たとえば第1〜第5ショットSR1〜SR5の重ね
合わせマークについてそれぞれ重ね合わせズレ量Rを検
出する。ここで、図5(b)は(a)に対してウエハを
180度回転させた状態であり、この実施の形態では、
図5(a)と図5(b)の2つの方向、すなわち0度方
向と180度方向について、第1〜第5ショットSR1
〜SR5の位置ズレを検出する。そして、次式(1)に
より、測定誤差TISを算出する。 TIS=(R0+R180)/2 (1) R0は図5(a)に示す0度方向での位置ズレ量 R180は図5(b)に示す1800度方向での位置ズレ
【0022】なお、実際はウエハ21上に設定されたす
べてのショットに対して,X軸方向とY軸方向のズレ量
RXとRYのそれぞれについて、式(1)で示される測
定誤差TISを算出して、測定誤差TISが所定値以上
のショットが発生すると露光不良と判定してウエハを不
良品とする。そして、第1の実施の形態では、測定誤差
TISがいつも所定値以下になるように、照明光学系と
結像光学系の精度を、後述するいわゆるQZ法と呼ばれ
る調整方法により定期的に調整する。
【0023】後述するように、照明開口絞り10は駆動
系DC10により光軸に対する傾きや光軸方向の位置を
調整され、照明テレセンを調整することができる。結像
開口絞り11は駆動系DC11により光軸に対する傾き
や光軸方向の位置を調整され、反射光束のケラレを調整
することができる。第2対物レンズ7やリレーレンズ2
4は駆動系DC7や駆動系DC24により駆動され、結
像光学系のコマ収差を補正することができる。これら駆
動系DC10,11,7,24は主制御系MCに接続さ
れ、主制御系MCからの指令により駆動される。主制御
系MCは、たとえばキーボードのような入力装置IPを
介して、各駆動系に対する各種指令を出力してもよい。
【0024】上述したように、Zステージ22上の精度
基準マーク23a,23bはCCD8の計測方向に沿っ
て周期的な位相変化を繰り返すデューティ比が1対1の位
相パターンである。なお、後述する光学系の収差測定な
どにおいて鋭敏な検出感度を得るためには、位相パター
ンの反射振幅位相分布の位相変化量Φが、CCD8で検
出する光束の中心波長に対して以下の式(2)を満足する
ことが望ましい。 Φ=π(2n−1)/2(nは自然数) (2)
【0025】図6は、位相パターン像の光強度に応じた
信号Vを非計測方向に積分した積分信号ΣVを、計測方
向Sに対してプロットした図であって、位相パターン像
の非対称性の指標βを説明するための図である。第1の
実施の形態では、位相パターンからなる精度基準マーク
23a,23bの像がCCD8のX軸領域及びY軸領域
の各撮像面にそれぞれ形成される。したがって、図6で
は、CCD8からの撮像信号Vを非計測方向に積分した
積分信号ΣVを計測方向Sに対してプロットしている。
【0026】図6に示すように、積分信号ΣVは、計測
方向Sに沿って周期BP(B:結像光学系の倍率,P:Zス
テージ22上における位相パターンWMのピッチ)毎に
変化する。第1の実施の形態では、位相パターン像の非
対称性を定量化するために、積分信号ΣVの分布におい
てi番目(図6では2番目)の周期における図中左右の信
号極小値(落ち込みエッジ部の信号値)をそれぞれViL
及びViR(i=1,2,3・・・)とする。また、積
分信号ΣVの両端部分を除き各周期に亘る全体領域にお
いて、信号の最大値および最小値をそれぞれVmaxおよ
びVminとする。
【0027】そして、位相パターン像の非対称性の指標
βを、次の式(3)に基づいて求める。 β=Σ{ViL−ViR/(Vmax−Vmin)}/n (3) ここで、nは周期数であり、Σはi=1〜nまでの総和
記号である。
【0028】図7および図8は、主制御系MCの指令に
基づきステージ制御系SCがZステージ22Zを適宜駆
動して得られる各デフォーカス状態での位相パターン像
の非対称性の指標βの変化とコマ収差や光軸ずれ等との
関係を示す図である。結像光学系および照明光学系に残
存収差がなくかつ光軸ずれも存在しない理想的な光学調
整状態では、図7(a)において直線L1で示すよう
に、デフォーカス量Zに依存することなく指標βは0で
ある。
【0029】また、照明光学系において物体面、すなわ
ちウエハ面を照射する照明光ALの主光線がウエハ面の
法線に対して傾斜している場合、すなわち照明テレセン
がある場合には、図7(b)において直線L2で示すよ
うに、デフォーカス量Zに依存することなく指標βは一
定のオフセット値Bをとる。このオフセット値Bは、物
体面の法線に対する照明光の主光線の傾斜量すなわち照
明テレセン量にほぼ比例する。
【0030】結像光学系にコマ収差が存在する場合、図
8(a)において直線L3で示すように、指標βはデフ
ォーカス量Zに依存してほぼ線形的な変化を示す。そし
て、この直線L3の傾きCは、コマ収差量にほぼ比例す
る。また、結像光学系において結像光束のケラレが存在
する場合、図8(b)において示すように、指標βはデ
フォーカス量Zの変化に応じて折れ線、あるいは破線で
示すような湾曲した曲線L4で示すような変動を示す。
そして、この折れ線または湾曲線L4の折れ曲がり量D
は、結像光束のケラレ量にほぼ比例する。
【0031】こうして、位相パターン像をデフォーカス
させて得られる指標βとデフォーカス量Zとの関係か
ら、オフセット値Bにより照明テレセンを、傾きの値C
によりコマ収差を、折れ曲がり量Dから光束ケラレをそ
れぞれ求めることができる。
【0032】また、上述の説明において、位相パターン
像を検出する領域を所望の範囲に限定してもよい。すな
わち、式(2)において、i=1〜nの範囲を限定して
もよい。このように限定することにより、物体面上の任
意の位置における被検光学系(照明光学系と結像光学
系)の照明テレセン、光束ケラレ、コマ収差を検査する
ことができる。更に、視野の各点に対して上述の検査を
行うことにより、例えば検出視野内の偏心コマ収差と像
高コマ収差とを判別したりすることが可能になる。ま
た、照明テレセンや光束ケラレに関しても同様である。
【0033】以上、位相パターン像をデフォーカスしな
がら位相パターン像のエッジの非対称性の指標βを計測
することにより、被検光学系の光束ケラレ、照明光の傾
斜、すなわち、照明テレセンに加え、コマ収差を計測す
ることについて説明した。次に、これらの検査情報(検
出結果)に基づいて行われる補正や調整、すなわち被検
光学系の収差に関する調整の方法や、照明テレセンに関
する照明開口絞りの位置調整の方法、反射光のケラレに
関する結像開口絞りの位置調整の方法について説明す
る。
【0034】まず、照明テレセン(照明光の傾斜)の調整
を行うには、照明開口絞り10の位置調整を行う。具体
的には、図7(b)に示すオフセット値Bがゼロとなる
ように、駆動系DC10を介して照明開口絞り10を光
軸に対して垂直方向または並進方向にトライアンドエラ
ー方式で適宜駆動し、最適値を決定する。なお、コンデ
ンサレンズ2と前段あるいは後段の光路中に、または照
明リレーレンズ4とハーフプリズム5との間の光路中
に、平行平面板を設けてもよい。この平行平面板を傾斜
させることによって、照明テレセンの調整を行うことが
できる。
【0035】結像光束のケラレの調整を行うには、結像
開口絞り11の位置調整を行う。具体的には、図8
(b)に示す折れ曲がり量Dが最小となるように、駆動
系DC11を介して結像開口絞り11を光軸に対して垂
直方向または並進方向にトライアンドエラー方式で適宜
駆動し、最適値を決定する。なお、ハーフプリズム5と
第2対物レンズ7との間の光路中に、またはリレーレン
ズ24とリレーレンズ25との間であって結像開口絞り
11よりもウエハ21側の光路中に平行平面板を設けて
もよい。この平行平面板を傾斜させることによって、結
像光束のケラレ、すなわち反射光束のケラレ調整を行う
こともできる。
【0036】結像光学系の球面収差の補正を行うには、
図8(a)に示す傾きCが最小となるように、例えば、
第2対物レンズ7やリレーレンズ24を光軸に沿ってト
ライアンドエラー方式で適宜駆動し、最適値を決定す
る。あるいは、第2対物レンズ7とリレーレンズ24と
の間隔を変化させることにより、結像光学系の球面収差
を補正することができる。また、Zステージ22を駆動
してウエハ面と第1対物レンズ6との間隔を変化させる
ことによっても、球面収差を制御することができる。た
だしこの場合には、CCD8を光軸方向に適当に並進さ
せることにより、CCD8の撮像面上での像のデフォー
カス分を吸収しなければならない。
【0037】なお、結像光学系の偏心コマ収差は、第2
対物レンズ7やリレーレンズ24のレンズ系全体または
一部のレンズを光軸に対して垂直に偏心駆動することに
より補正が可能である。また、光軸上非点収差の補正を
行うには、CCD8を光軸方向に沿って適宜移動させれ
ばよい。
【0038】さらに、像高コマ収差、像面湾曲、像面傾
斜などの収差は、光学設計上の考慮や製造上の管理で通
常問題になることは少ない。しかしながら、結像光学系
の一部のレンズ系のレンズタイプを変更して入れ替えた
り、一部のレンズ系を偏心させたりすることにより、こ
れらの収差も必要に応じて補正することができる。色収
差の補正に関しても、これらの収差と同様である。
【0039】以上説明したように、第1の実施の形態の
重ね合わせ測定装置では、Zステージ22上にX軸方向
精度基準マーク23aとY軸方向精度基準マーク23b
を設けている。ウエハ露光処理作業中に、たとえば、所
定時間ごとに、ウエハの露光処理を中断してXYステー
ジ22XYにより測定装置の光軸AX上に上記X軸方向
精度基準マーク23aとY軸方向精度基準マーク23b
を位置決めする。その上で、Z軸ステージ22Zを主制
御系MCの制御のもとで昇降して、図7(b)、図8
(a)、(b)のそれぞれの値B、D、Cを計測する。
これらの値がもっとも小さくなるように、駆動系DC1
0,11,7,24により、照明開口絞り10、結像開
口絞り11、第2対物レンズ7、リレーレンズ24をト
ライアンドエラー方式で適宜駆動し、最適値を決定す
る。この駆動制御は、たとえば、主制御系MCの制御に
より全自動で行うこともできるし、一部作業者が入力装
置IPにより手動で制御してもよい。
【0040】このように、Zステージ22Z上に精度基
準マーク23a,23bを設けたので、ウエハ露光処理
作業を中断して、適宜、測定装置の光軸上に上記X軸方
向精度基準マーク23aとY軸方向精度基準マーク23
bを位置決めして測定誤差を測定する作業が簡単にな
る。すなわち、従来のように精度基準マークを有する標
準ウエハをZステージ22上にセットして測定誤差を測
定する方法では、標準ウエハの搬送、セット、位置決
め、取り外し搬送などに時間を要するので、ウエハ露光
処理作業を中断する時間が長くなる。そして、不良品の
発生頻度が大きくなったときに精度を計測し調整してい
たので、不良品の発生頻度が大きくなり、全体としての
スループットが低下する。この点、第1の実施の形態の
ようにすれば、不良品の発生がなくなり、全体としての
スループットも向上する。
【0041】−第2の実施の形態− 本発明による測定装置の第2の実施の形態を図9に基づ
いて説明する。図9は図1に示した重ね合わせ測定装置
とそのアライメント光学系とを示している。重ね合わせ
測定装置で重ね合わせマークを検出するとき、重ね合わ
せマークを測定装置の光軸AXに正しく位置決めするた
め、アライメント光学系でウエハ21をアライメントす
る。重ね合わせ測定装置は図1と同一であり説明は省略
する。
【0042】図9に示すアライメント光学系は、照明光
AALを供給するために、たとえばハロゲンランプのよ
うな光源31を備えている。光源31からの光は、たと
えば図示しない光ファイバーのようなライトガイドを介
して所定位置まで導かれる。ライトガイドの射出端から
射出された照明光は、コンデンサレンズ32に入射して
1次結像面で結像する。この1次結像面には図9(c)
に示すような形状の開口S2を有する照明視野絞り33
が配設されている。
【0043】照明視野絞り33で開口形状S2のように
規定された照明光は、照明リレーレンズ34に入射す
る。照明リレーレンズ34により平行光となった照明光
AALは、ハーフプリズム35で下方へ反射された後、
第1対物レンズ36に入射する。第1対物レンズ36で集
光された照明光AALは、ウエハ21上に形成されたア
ライメントマーク40を照明する。また、照明光AAL
は、Zステージ22Z上の定数管理基準マーク123を
照明する。すなわち、照明光AALは、アライメント光
学系の結像光学系の光軸AAX上に位置する種々の測定
対象マークを照明することができる。また、定数管理基
準マーク123は、重ね合わせ測定装置の結像光学系の
光軸AX上に位置決めすることができるので、測定装置
の照明光ALによっても照明される。定数管理基準マー
ク123については後述する。
【0044】このように、光源31、コンデンサレンズ
32、照明視野絞り33、照明リレーレンズ34、ハー
フプリズム35、および第1対物レンズ36は、測定対
象マークに照明光を照射するための照明光学系を構成し
ている。
【0045】照明光AALに対する測定対象マークから
の反射光は、第1対物レンズ36を介してハーフプリズ
ム35に入射する。ハーフプリズム35で図中上方に透
過する光は、第2対物レンズ37によりCCD38の結
像面に結像する。すなわち、CCD38の撮像面には測
定対象マークの像が結像する。CCD38には、露光作
業中はショットごとにアライメントマーク40の像が結
像される。また、CCD38には、メンテナンス作業中
は定数管理基準マーク123の像が結像される。CCD
38の出力信号は信号処理系39に入力されて所定の信
号処理が施され、露光作業中はアライメントマーク40
の位置が検出される。メンテナンス作業中は定数管理基
準マーク123の位置が検出される。メンテナンス作業
中、定数管理基準マーク123は測定装置のCCD8で
も撮像される。この場合、CCD8の出力信号を受けた
信号処理系9は入力信号に対して所定の信号処理を施
し、定数管理基準マーク123の位置を検出する。
【0046】ここで、第1対物レンズ36、ハーフプリ
ズム35、第2対物レンズ37は、照明光に対する測定
対象マークからの反射光に基づいてマーク像を形成する
ための結像光学系を構成している。
【0047】図10は定数管理基準マーク123を示す
図である。図10に示すように、定数管理基準マーク1
23は、大きな十字マーク123Aと、大きな十字マー
ク123Aの中心に相似形状で形成された小さな十字マ
ーク123Bとで構成されている。図10において、S
11は測定装置の視野領域を示し、S21はアライメン
ト光学系の視野領域を示す。そして、ウエハ21上のア
ライメントマーク40はたとえば十字形状の段差マーク
である。
【0048】このようなアライメント光学系を付設する
測定装置では、アライメント光学系の光軸AAXと測定
装置の光軸AXとの軸間距離、すなわちベースライン距
離をあらかじめ計測しておく。そして、重ね合わせマー
クの位置ズレ測定に際して、アライメント光学系のCC
D38によりウエハ20上のアライメントマーク40を
検出し、その検出結果に基づいてアライメントマーク4
0をアライメント光学系の光軸に正しく位置決めする。
そして、あらかじめ定められているベースライン距離だ
けXYステージ22XYを移動する。これにより、ウエ
ハ20上の重ね合わせマーク20が測定装置の光軸AX
に正しく位置決めされる。
【0049】上述したベースライン距離は経時変化す
る。そこで、Zステージ22Z上の定数管理基準マーク
123により、定期的にベースライン距離を計測する。
まず、定数管理基準マーク123をアライメント光学系
の光軸AAX上に位置決めする。このとき、CCD38
の出力信号に基づいて、大きな十字マーク123Aがア
ライメント視野S21の中心にくるようにXYステージ
22XYでZステージ22Zを2次元移動する。すなわ
ち、信号処理系39からの信号により、主制御系MC
(図1参照)により、XYステージ22XYによるZス
テージ22Zの駆動量を計算し、ステージ制御系SC
(図1参照)によりXYステージ22XYが移動する。
そして、このXYステージ22XYの位置を図示しない
位置検出装置が計測する。その後、XYステージ22X
Yを移動して、定数管理基準マーク123を測定装置の
光軸AX上に位置決めする。
【0050】このとき、CCD8の出力信号に基づい
て、小さな十字マーク123Bが測定視野S11の中心
にくるようにXYステージ22XYを移動する。すなわ
ち、信号処理系9からの信号により主制御系MCがXY
ステージ22XYの駆動量を計算し、ステージ制御系S
CによりXYZステージ22XYが移動する。そして、
このXYステージ22XYの測定位置を図示しない位置
検出装置で計測する。このようにして検出したアライメ
ント位置と測定位置の差分がベースライン距離であり、
先に決定されていたベースライン距離との差分が、以降
の補正値となる。すなわち、検査処理中にアライメント
位置から測定位置へZステージ22Zを移動する際に上
記補正値がベースライン距離演算においてフィードバッ
クされる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が得られ
る。 (1)請求項1の発明では、検査対象物を載置する載置
台に精度基準マークを設け、この精度基準マークを使用
することにより、測定装置の光学系の精度を計測して調
整する作業を短時間で行えるようにした。その結果、従
来のように、測定誤差が大きくなってから専用の標準ウ
エハを使用して精度を測定して調整する場合に比べて、
全体的なスループットを向上できる。 (2)載置台上に設けた定数管理基準マークを用いてア
ライメント光学系の光軸と重ね合わせ測定装置の光軸と
の間の距離を計測可能としたので、従来のように、定数
管理基準マークが形成された標準ウエハを用いる場合に
比べてスループットが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による重ね合わせ測定装置の第1の実施
の形態を示す概略図
【図2】精度基準マークのZステージ上での位置を説明
する図
【図3】精度基準マークの詳細を説明する図であり、
(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は画像信号強
度のプロファイル図
【図4】ウエハ重ね合わせマークを説明する図
【図5】ウエハ上におけるウエハ重ね合わせマークの配
置例を模式的に示す図
【図6】CCDからの撮像信号を非計測方向に積分した
積分信号ΣVを示す図
【図7】デフォーカス状態での位相パターン像の非対称
性の指標βの変化と照明テレセンとの関係示す図
【図8】デフォーカス状態での位相パターン像の非対称
性の指標βの変化とコマ収差や光軸ズレなどとの関係示
す図
【図9】本発明による重ね合わせ測定装置にアライメン
ト光学系を付設した第2の実施の形態を示す概略図
【図10】第2の実施の形態における定数管理基準マー
クの一例を示す図
【符号の説明】
1、31:ハロゲンパンプ 2、32:
コンデンサレンズ 4,34,リレーレンズ 6,36:
対物レンズ 8,38:CCD 9,39:
信号処理系 10:照明系開口絞り 11:
結像系開口絞り 20:重ね合わせマーク 21:ウエ
ハ 22Z:Zステージ 22XY:
XYステージ 23a,23b:精度基準マーク 25,37:
結像レンズ 40:アライメントマーク 123:
定数管理基準マーク SC:ステージ制御系 MC:
主制御系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 AA07 BB27 CC20 DD08 EE08 FF01 GG02 JJ03 JJ26 LL10 LL30 LL46 MM03 PP23 QQ13 QQ14 QQ28 5F046 EA03 EA09 EB01 EB03 EC05 FA10 FA17 FC04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】精度基準マークが設けられ、検査対象物を
    載置する載置台と、照明光を出射する照明光源と、前記
    照明光源からの照明光を前記検査対象物上の重ね合わせ
    マークおよび前記精度基準マークのいずれかに照射する
    照明光学系と、照明された前記重ね合わせマークおよび
    精度基準マークのいずれか一方からの反射光を光電変換
    素子上に結像させる結像光学系と、前記光電変換素子か
    らの検出信号に基づいて、2層に重なる前記重ね合わせ
    マークの位置ズレを検出する位置ズレ検出装置とを備え
    ることを特徴とする重ね合わせ測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1の重ね合わせ測定装置において、
    前記精度基準マークの反射光を受光する光電変換素子か
    らの検出信号に基づいて、前記照明光学系及び結像光学
    系の少なくともいずれか一方の光学性能を検出する光学
    性能検出装置と、前記検出された光学性能を調整する調
    整装置とを備えることを特徴とする重ね合わせ測定装
    置。
  3. 【請求項3】定数管理基準マークが設けられ、検査対象
    物を載置する載置台と、照明光を出射する照明光源と、
    前記照明光源からの照明光を前記検査対象物上の重ね合
    わせマークおよび前記定数管理基準マークのいずれかに
    照射する照明光学系と、照明された前記重ね合わせマー
    クおよび定数管理基準マークのいずれか一方からの反射
    光を光電変換素子上に結像させる結像光学系と、前記光
    電変換素子からの検出信号に基づいて、2層に重なる前
    記重ね合わせマークの位置ズレを検出する位置ズレ検出
    装置と、前記検査対象物に形成されているアライメント
    マークを検出するアライメント光学系と、前記定数管理
    基準マークを前記結像光学系を介して光電変換素子で検
    出したときの位置と、前記定数管理基準マークを前記ア
    ライメント光学系で検出したときの位置とに基づいて両
    光学系の軸間距離を計算する制御系とを備えることを特
    徴とする重ね合わせ測定装置。
  4. 【請求項4】請求項3のアライメント光学系で前記検査
    対象物をアライメントした後、あらかじめ設定されてい
    る軸間距離だけ前記載置台を移動して、前記重ね合わせ
    マークを前記結像光学系の光軸に位置合わせして重ね合
    わせマークを測定する方法において、前記定数管理基準
    マークを前記アライメント光学系で検出し、そのときの
    載置台の第1の位置を記憶し、前記定数管理基準マーク
    を前記結像光学系を介して前記光電変換素子で検出し、
    そのときの載置台の第2の位置を記憶し、前記記憶され
    た前記第1の位置と第2の位置とに基づいて、前記軸間
    距離を計算し、今回計算された軸間距離と前回計算され
    た軸間距離との差分を算出し、その差分を前記アライメ
    ント時の前記載置台の移動量にフィードバックすること
    を特徴と重ね合わせ測定方法。
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JP2015169546A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 オムロン株式会社 共焦点計測装置の光軸調整方法、共焦点計測システム、プログラム、及び、プログラムを記録した記録媒体
WO2023138892A1 (en) * 2022-01-24 2023-07-27 Asml Netherlands B.V. Method and apparatus for illumination adjustment

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