JP2001317841A - 圧縮機および冷凍サイクル - Google Patents

圧縮機および冷凍サイクル

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JP2001317841A JP2000134650A JP2000134650A JP2001317841A JP 2001317841 A JP2001317841 A JP 2001317841A JP 2000134650 A JP2000134650 A JP 2000134650A JP 2000134650 A JP2000134650 A JP 2000134650A JP 2001317841 A JP2001317841 A JP 2001317841A
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毅 伏木
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辰秋 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒と冷凍機油が分離されにくく密閉容器外
への冷凍機油の持ち出されが多いという問題があった。 【解決手段】 密閉容器10内の吐出流路にメッシュ1
7を設けて冷凍機油を吸着し、油だめ10gに戻せるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷媒圧縮機の冷
凍機油回収に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、国際公開番号WO95/127
59号で示される従来の高圧シェルタイプのフレコンス
クロール圧縮機の縦断面図である。
【0003】図10において、1は固定スクロールであ
り、外周部はガイドフレーム15にボルト(図示せず)
によって締結されている。台板部1aの一方の面(図1
0において下側)には板状渦巻歯1bが形成されると同
時に、外周部にはオルダム案内溝1cがほぼ一直線上に
2ヶ形成されている。このオルダム案内溝1cにはオル
ダムリング9の爪9cが往復摺動自在に係合されてい
る。さらに固定スクロール1の側面からは、吸入管10
aが密閉容器10を貫通して圧入されている。
【0004】2は揺動スクロールであり、台板部2aの
上面には固定スクロール1の板状渦巻歯1bと実質的に
同一形状の板状渦巻歯2bが設けられており、幾何学的
に圧縮室1dを形成している。台板2aの板状渦巻歯2
bと反対側の面の中心部には中空円筒のボス部2fが形
成されており、主軸4上端の揺動軸部4bと回転自在に
係合されている。また同面にはコンプライアントフレー
ム3のスラスト軸受け3aと圧接摺動可能なスラスト面
2dが形成されている。揺動スクロール台板2aの外周
部には、前記固定スクロール1のオルダム案内溝1cと
90度の位相差をもつオルダム案内溝2eがほぼ一直線
上に2ヶ形成されており、このオルダム案内溝2eには
オルダムリング9の爪9aが往復摺動自在に係合されて
いる。また台板部2aには前記圧縮室1dとスラスト面
2dを貫通する抽出孔2jが設けられ、圧縮途中の冷媒
ガスを抽出してスラスト面2dに導く構造となってい
る。
【0005】コンプライアントフレーム3はその外周部
に設けられた上下2つの円筒面3d、3eを、ガイドフ
レーム15の内周部に設けた円筒面15a、15bによ
り半径方向に支持されており、その中心部には電動機固
定子7により回転駆動される主軸4を半径方向に支持す
る主軸受け3cおよび副主軸受け3hが形成されてい
る。またスラスト軸受け3a面内から軸方向に貫通する
連絡通路3sが設けてあり、そのスラスト軸受け側開口
部2kは揺動スクロール抽出孔2jに対面して配置され
ている。
【0006】ガイドフレーム15の外周面15gは焼き
ばめ、もしくは溶接などによって密閉容器10に固着さ
れているものの、その外周部に設けた切り欠き部15c
により、固定スクロール1の吐出ポート1fから吐出さ
れる高圧の冷媒ガスを圧縮機構部(1,2,3,15)
と電動機要素(7,8)の間に設けられた吐出管10b
に導く流路は確保されている。また切り欠き部15cは
吐出管10bとは反対の位置に設けられている。またガ
イドフレーム15の内周面には、コンプライアントフレ
ーム3の外周面に形成された上下円筒面3d、3eと係
合する円筒面15a、15b、およびシール材を収納す
るシール溝が2カ所設けられており、それぞれシール材
16a、16bが設置されている。これら2つのシール
材を用いて密封されたガイドフレーム15の内周面とコ
ンプライアントフレーム3の外周面からなるフレーム空
間15fは、コンプライアントフレーム3の連絡通路3
sとのみ連通しており、揺動スクロール抽出孔2jより
供給される圧縮途中の冷媒ガスを封入する構造となって
いる。
【0007】4は主軸であり、その上端部は揺動スクロ
ール2の揺動軸受け2cと回転自在に係合する揺動軸4
bが形成されており、その下側には主軸バランサ4eが
焼きばめられている。さらにその下にはコンプライアン
トフレーム3の主軸受け3cおよび副主軸受け3hと回
転自在に係合する主軸部4cが形成されている。また主
軸4の下側はサブフレーム6の副軸受け6aと回転自在
に係合する副軸部4dが形成され、この副軸部4dと前
述した主軸部4c間には電動機回転子8が焼きばめられ
ている。電動機回転子8の上端面には上バランサ8a
が、下端面には下バランサ8bが固定されており、前述
した主軸バランサ4eとあわせて合計3ヶのバランサに
より、静バランスおよび動バランスがとられている。さ
らに主軸4の下端にはオイルパイプ4fが圧入されてお
り、密閉容器10底部の油だめ10gにたまった冷凍機
油10eを吸い上げる構造となっている。
【0008】また密閉容器10の側面にはガラス端子1
0fが設置されており、電動機固定子7からのリード線
が接合されている。
【0009】つぎにこの従来の高圧シェルタイプのフレ
コンスクロール圧縮機の基本動作について説明する。低
圧の吸入冷媒は吸入管10aから固定スクロール1およ
び揺動スクロール2の板状渦巻歯で形成される圧縮室1
dにはいる。電動機固定子7により駆動される揺動スク
ロール2は偏芯旋回運動とともに圧縮室1dの容積を減
少させる。この圧縮行程により吸入冷媒は高圧となり、
固定スクロール1の吐出ポート1fより密閉容器10内
に吐き出される。なお上記圧縮行程において圧縮途中の
中間圧力の冷媒ガスは揺動スクロール2の抽出孔2jよ
りコンプライアントフレーム3の連絡通路3sを経て、
フレーム空間15fに導かれ、この空間の中間圧力雰囲
気を維持する。高圧となった吐出ガスは密閉容器10内
を高圧雰囲気で満たし、吐出管10bから圧縮機外に放
出される。
【0010】密閉容器10底部の油だめ10gにためら
れた冷凍機油10eは、差圧により主軸4を軸方向に貫
通する中空空間4gを通り揺動軸受け部2gに導かれ
る。この軸受け部の絞り作用によって中間圧力となった
冷凍機油10eは、揺動スクロール2とコンプライアン
トフレーム3によって囲まれた空間(ボス部空間)2h
を満たし、この空間と低圧雰囲気空間を連絡する圧力調
整弁(記載せず)を経由して低圧空間に導かれ、低圧の
冷媒ガスとともに圧縮室1dに吸入される。圧縮行程に
より冷凍機油10eは高圧の冷媒ガスとともに吐出ポー
ト1fから密閉容器10内に吐き出される。
【0011】さてコンプライアントフレーム3には、圧
縮作用により固定スクロール1と揺動スクロール2が軸
方向に離れようとするスラストガス力と、ボス部空間2
hの中間圧力によりコンプライアントフレーム3と揺動
スクロール2が離れようとする力の合計が、図中下向き
の力として作用する。一方、圧縮途中の冷媒ガスを導い
て中間圧力雰囲気となったフレーム空間15fがコンプ
ライアントフレーム3とガイドフレーム15を引き離そ
うとする力と、下部の高圧雰囲気に露出している部分に
作用する差圧力の合計が、上向きの力として作用する。
定常運転時においては前述した上向きの力が下向きの力
を上回るように設定されており、このためコンプライア
ントフレーム3は上下2つの嵌合された円筒面3d、3
eにガイドされて上方に浮上する。揺動スクロール2は
コンプライアントフレーム3と密着摺動して同様に浮上
し、その板状渦巻歯2bを固定スクロール1に接触させ
て摺動する。
【0012】また起動時や液圧縮時などには前述したス
ラストガス力が大きくなり、揺動スクロール2はスラス
ト軸受け3aを介してコンプライアントフレーム3を下
方に強く押し下げるので、揺動スクロール2と固定スク
ロール1の歯先と歯底には比較的大きな隙間が生じ、圧
縮室の異常な圧力上昇は回避される。この動作をリリー
フという。
【0013】コンプライアントフレーム3には揺動スク
ロール2に発生する転覆モーメントの一部または全部
が、スラスト軸受け3aを介して伝達されるものの、主
軸受け3cから受ける軸受け負荷と、その反作用である
2つの合力、すなわちコンプライアントフレーム3とガ
イドフレーム15の上下2つの円筒嵌合面3d、3eか
ら受ける反力の合力によって生じる偶力が前記転覆モー
メントを打ち消すように作用するので、非常に良好な定
常運転時追随動作安定性、およびリリーフ動作安定性を
有する。
【0014】また、図12は、例えば特開平5−280
483号公報に示された従来の回転型圧縮機である。図
12において、10は密閉圧縮機の外郭をなす密閉容
器、7は密閉容器10内に挿着した固定子、8は固定子
7の中央空間部に所定の間隔を隔てて位置する回転子、
24は固定子7及び回転子8からなる電動要素である。
104は回転子8に圧入した回転軸、104bは回転子
8と一体に形成した偏心軸部である。115は回転軸1
04を軸支する主軸受で、104hは回転軸104を軸
支する端軸受である。101は密閉容器10に挿着した
シリンダであり、この左右の二面に主軸受115及び端
軸受104hが各々固定されている。
【0015】102は回転軸104の偏心軸部104b
に勘着したローリングピストンであり、シリンダ101
内の中央空間部の内壁面に線接触状態にて可動式に配設
されている。また、このローリングピストン102はシ
リンダ101内に配設されたベーン(図示せず)とも当
接状態となっている。25は主軸受115、端軸受10
4h、シリンダ101、及びローリングピストン102
からなる圧縮機構部である。101dはシリンダ101
とローリングピストン102との隙間に形成される吸入
・圧縮室であり、シリンダ101内に配設されたベーン
(図示せず)により高圧の圧縮室と低圧の吸入室に区割
されている。そして、ローリングピストン102の偏心
回転により、冷媒ガス等の被圧縮媒体を吸入する行程か
ら圧縮する行程へと順次移行する一連の吸入・圧縮行程
を連続して繰り返す。
【0016】圧縮されたガスは、摺動部を潤滑する冷凍
機油とともに吐出バルブ(図示せず)、吐出空間26、
吐出マフラー27を通り、端軸受104hとシリンダ1
01に設けた吐出孔を抜け、密閉容器10内に放出され
る(矢印B)。また、圧縮ガスは、端軸受104hの外
周部8aと吐出マフラー27に内周部の隙間からも密閉
容器10内に放出される(矢印A)。放出された圧縮ガ
スは、吐出パイプ10bを流れ、冷凍回路(図示せず)
へ送り込まれる。
【0017】また、図13は、特開昭59ー5791号
公報に示された従来の回転型圧縮機である。なお、図中
の1から27は前記従来例の構成部分と同一または相当
する構成部分である。この回転圧縮機の吐出マフラー2
7は、端軸受4hと吐出マフラー27の隙間を塞ぐた
め、端軸受4hの外周面で密着するよう圧入されてい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上に説
明した高圧シェルタイプのフレコンスクロール圧縮機で
は、図11に示す通り吐出ポート1fより吐き出される
冷媒ガスと冷凍機油は混ざり合った状態で、ガイドフレ
ーム15の外周部に設けた切り欠き部15cを通り、ガ
イドフレーム15と電動機要素(7、8)の間に導か
れ、最終的に吐出管10bより圧縮機外に排出される
が、この間に十分な油分離機構を有していないため、か
なりの量の冷凍機油が冷媒ガスとともに圧縮機外に持ち
出され、ユニットにおいて圧力損失、伝熱性能が悪化し
たり、また油枯渇による圧縮機の軸受け焼き付け等が引
き起こされるという問題点がある。
【0019】また、特開平5−280483号公報に示
された従来の回転型圧縮機は以上のように構成されてい
るので、吐出マフラーと端軸受外周面の隙間から冷媒と
ともに冷凍機油が、吐出パイプ方向に放出されるため、
吐出パイプから圧縮機外部へ持ち出されやすくなる。そ
の結果、圧縮機内の冷凍機油が不足し、潤滑が不十分と
なり、摺動部の焼き付き現象を起こすなどの問題があっ
た。
【0020】また特開昭59ー5791号公報に示され
た従来の回転型圧縮機は、吐出マフラーは、端軸受と吐
出マフラーの隙間を塞ぐため、端軸受の外周面で密着す
るよう圧入されているため、端軸受の内周が歪み、端軸
受と主軸がロックするなどの問題があった。
【0021】この発明は、上記の問題点を解消するため
になされたもので、冷媒と冷凍機油を分離し、冷凍機油
を油だめに戻し、冷凍機油の持ち出されを抑制すること
を目的とする。
【0022】また、端軸受内周を歪ませることなく、吐
出マフラーと端軸受の隙間から放出される冷凍機油が吐
出パイプを通じて冷凍回路へ持ち出されることを低減さ
せることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明に係る圧縮機
は、冷媒と冷凍機油を用い、吐出管を有する密閉容器内
に吸入空間より冷媒を吸入して吐出ポートより圧縮した
冷媒を吐出する圧縮機構部および電動機要素を備えると
ともに、前記密閉容器下部に油だめを配置し、吐出管を
有する高圧シェルタイプの圧縮機において、吐出ポート
から吐出管までの間にメッシュを設けたものである。
【0024】また、前記密閉容器の内壁に帯状にしたメ
ッシュを設けたものである。
【0025】また、前記密閉容器内の吐出流路にあたる
前記圧縮機構部と前記電動機要素との間における前記密
閉容器の壁面近傍に帯状にしたメッシュを設けたもので
ある。
【0026】また、冷媒と冷凍機油を用い、密閉容器内
に圧縮機構部および電動機要素を備えるとともに、前記
密閉容器下部に油だめを配置し、吐出管を有する高圧シ
ェルタイプの圧縮機において、吐出流路に流れの上流方
向に開口した筒状メッシュを設けたものである。
【0027】また、前記密閉容器内の吐出流路にあたる
前記圧縮機構部と前記密閉容器の壁面との間に筒状メッ
シュを設けたものである。
【0028】また、前記密閉容器内の吐出流路にあたる
前記圧縮機構部と前記電動機要素との間における前記密
閉容器の壁面近傍に帯状にしたメッシュを設け、さらに
吐出流路にあたる前記圧縮機構部と前記密閉容器の壁面
との間に上流方向に開口した筒状メッシュを設けたもの
である。
【0029】また、密閉容器内に圧縮機構部および電動
機要素を備えるとともに、前記電動機要素による回転駆
動力を受け、前記圧縮機構部によって圧縮を行った圧縮
ガスが吐出される吐出空間を形成する吐出マフラーを備
え、前記圧縮機構部から前記密閉容器内に放出した圧縮
ガスを密閉容器外へ吐出する吐出パイプを備えた横置型
密閉式の圧縮機において、前記吐出マフラーの先端部に
吐出パイプから離れた方向に圧縮ガス及び冷凍機油を導
く案内板を設けたものである。
【0030】また、案内板により圧縮ガス及び冷凍機油
を導く方向を下方とし、吐出パイプを吐出マフラーより
も上方に位置させたものである。
【0031】また、この発明に係る冷凍サイクルは、上
記何れかに記載の圧縮機を備えたものである。
【0032】また、冷媒に対し相溶性の高い冷凍機油を
用いたものである。
【0033】また、冷媒に対し相溶性が低いかまたは相
溶性のない冷凍機油を用いたものである。
【0034】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1、2、3は、
この発明の実施の形態1を示す図で、図1は圧縮機の縦
断面図、図2は冷媒ガスと冷凍機油の流れを説明する縦
断面図、図3は帯状メッシュの斜視図である。なお、本
発明の実施の形態1と従来の圧縮機と共通の構造につい
ては同一符号を付し、その構成や動作の説明は省略す
る。また、この圧縮機は圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸
発器、圧縮機と冷媒配管で順次接続される冷凍サイクル
に組み込まれ、冷媒にはR407C、冷凍機油にはエス
テル油が使用されている。尚、冷媒はHFC系冷媒とし
てR407Cの他、R134A、R410A等でもよ
く、さらにはR22等のHCFC系冷媒、R32(HF
C系)やR600A等主にHC系冷媒に代表される可燃
性冷媒を使用することもできる。また、冷凍機油として
はエステル油の他、鉱油等冷媒との相溶性が高い冷凍機
油の他、HAB油等の冷媒との相溶性が低いか、または
相溶性のない油を使用することもできる。
【0035】図1において、17はガイドフレーム1
5、電動機要素24(7、8)および密閉容器10に囲
まれた空間の密閉容器10の壁面近傍に設けられた帯状
メッシュである。図2に示す通り吐出ポート1fより吐
き出される冷媒ガスと冷凍機油は混ざり合った状態で、
ガイドフレーム15の外周部に設けた切り欠き部15c
を通り、ガイドフレーム15と電動機要素(7、8)の
間に導かれる。密閉容器10の壁面近傍に流れてきた冷
媒ガスと冷凍機油は密閉容器10の壁面近傍に設けられ
た帯状メッシュ17に接触し、冷凍機油は吸着される。
吸着された冷凍機油は帯状メッシュ17の内側に入り込
み、密閉容器10の壁面を伝い、回転固定子7側面の切
り欠き部7aを通って油だめ10gにもどる。吸着され
た冷凍機油は再び冷媒ガスの流れに流されることがない
ので、効率よく冷媒ガスと冷凍機油が分離できる。
【0036】図3は図1および図2に示した帯状メッシ
ュ17の斜視図である。図3において、帯状メッシュ1
7はメッシュ17aを積層したものを帯状に巻いたもの
である。本実施の形態においてはメッシュ17aの材質
はSUS304、粗さは100MESHとしている。材
質や粗さは冷媒や冷凍機油、圧縮機の種類や能力に応じ
て適宜選択することができる。冷凍機油はメッシュ17
a間に保持されるので冷凍機油の量に応じメッシュ17
aの積層枚数を決定する。単にメッシュ17aを何重か
巻いたものでも同様の効果はある。メッシュ17aを何
層に巻くかも適宜選択することができる。
【0037】以上は高圧シェルタイプのスクロール圧縮
機について説明したが、ロータリー、レシプロ、その他
の圧縮機でも同様の効果が得られる。実施の形態2、3
についても同様である。冷媒との相溶性が高い冷凍機油
(本実施の形態のようなエステル油等)を用いた場合、
一般には冷凍サイクル中に冷凍機油が流れ出すと、圧縮
機の信頼性低下だけでなく冷凍サイクルを構成する冷媒
配管にスラッジが溜り冷凍空調能力の低下につながる原
因となるが、本実施の形態の構成によって冷凍機油が圧
縮機内で確実に回収できるようになることから、冷媒配
管にスラッジが溜りにくくなり、冷凍空調能力を十分発
揮させることができる。
【0038】また、HAB油等の冷媒との相溶性が低い
冷凍機油を用いた場合、冷媒配管へのスラッジは付着し
にくくなるが、冷凍機油が冷媒と一緒に運ばれにくくな
るなるため、一般に冷凍サイクル中に流出した油の回収
が難しいと考えられている。本実施の形態の構成によれ
ば冷凍機油が圧縮機内で確実に回収できるようになるこ
とから、相溶性の低い冷凍機油の長所を生かしながら圧
縮機の信頼性も維持させることができる。また、相溶性
の高い冷凍機油、低い冷凍機油何れの場合もスラッジが
つきにくくなることから、蒸発器や凝縮機における配管
温度を温度センサで検出する場合、その検出精度が向上
する。
【0039】また、本実施の形態において、407Cや
410Aのような従来R22よりも高圧冷媒を用いた場
合、オゾン層を破壊しにくいことはもちろんであるが、
冷凍サイクル運転の起動時における高圧運転状態での冷
凍機油の流出を低減できることから、圧縮機の信頼性が
良く、高圧冷媒に適した圧縮機となっている。
【0040】実施の形態2.図4、5、6は、この発明
の実施の形態2を示す図で、図4は圧縮機の縦断面図、
図5は冷媒ガスと冷凍機油の流れを説明する部分縦断面
図、図6は筒状メッシュの斜視図である。なお、本発明
の実施の形態1と共通の構造については同一符号を付
し、その構成や動作の説明は省略する。
【0041】図4において、18はガイドフレーム15
の切り欠き部15cと密閉容器10の壁面の間に設けら
れた筒状メッシュである。筒上メッシュの材質や粗さは
実施の形態1と同様である。図5に示す通り吐出ポート
1fより吐き出される冷媒ガスと冷凍機油は混ざり合っ
た状態で吐き出される。この冷媒ガスと冷凍機油はガイ
ドフレーム15の切り欠き部15cと密閉容器10の壁
面の間に設けられた筒状メッシュ18を通る。冷凍機油
は筒状メッシュに接触し、吸着される。吸着された冷凍
機油は筒状メッシュの内側に入り込み、密閉容器10の
壁面を伝い、回転固定子7側面の切り欠き部7aを通っ
て油だめ10gにもどる。吸着された冷凍機油は再び冷
媒ガスの流れに流されることがないので、効率よく冷媒
ガスと冷凍機油が分離できる。
【0042】図6は、筒状メッシュの斜視図である。筒
状メッシュ18はメッシュ18aをロール状に巻いたも
のであり、一端を閉じたものである。油はメッシュ18
a間に保持されるので油の量に応じメッシュ18a巻数
を決定する。メッシュ18aを積層にしたものを巻いて
筒状にしても同様の効果はある。
【0043】実施の形態3.図7は、この発明の実施の
形態3を示す図で、図7は圧縮機の縦断面図である。な
お、本発明の実施の形態1と共通の構造については同一
符号を付し、その構成や動作の説明は省略する。
【0044】図7において、ガイドフレーム15、電動
機要素24(7、8)、密閉容器10に囲まれた空間の
密閉容器10の壁面近傍に帯状メッシュ17を設け、さ
らにガイドフレーム15の切り欠き部15cと密閉容器
10の壁面の間に筒状メッシュ18を設ける。
【0045】以上各実施の形態においては高圧シェルタ
イプのフレコンスクロール圧縮機について説明したが、
高圧シェルタイプで、密閉容器上部に圧縮機構部、密閉
容器下部に油だめを配置し、前記圧縮機構部と前記油だ
めの間に電動機要素を配置し、前記圧縮機構部と前記電
動機要素の間に吐出管を配置したスクロール圧縮機及び
ロータリー圧縮機、スイング圧縮機、その他の圧縮機で
も同様の効果は得られる。
【0046】実施の形態4.以下、この発明の一実施形
態を図8に示す。図8は横置型回転圧縮機の要部断面を
示す断面図、図9は図8の圧縮機に具備された遮閉板の
正面図である。図8、図9において、10は密閉圧縮機
の外郭をなす密閉容器、7は密閉容器10内に挿着した
固定子、8は固定子7の中央空間部に所定の間隔を隔て
て位置する回転子、24は固定子7及び回転子8からな
る電動要素である。104は回転子8に圧入した回転
軸、104bは回転子8と一体に形成した揺動軸部であ
る。115は回転軸104を軸支する主軸受で、104
hは回転軸104を軸支する端軸受である。
【0047】101は密閉容器10に挿着したシリンダ
であり、この左右の二面に主軸受115及び端軸受10
4hが各々固定されている。102は主軸104の揺動
軸部7に勘着したローリングピストンであり、シリンダ
101内の中央空間部の内壁面に線接触状態にて可動式
に配設されている。また、このローリングピストン10
2はシリンダ101内に配設されたベーン(図示せず)
とも当接状態となっている。25は主軸受115、端軸
受104h、シリンダ101、及びローリングピストン
102からなる圧縮機構部である。101dはシリンダ
101とローリングピストン102との隙間に形成され
る吸入・圧縮室であり、シリンダ101内に配設された
ベーン(図示せず)により高圧の圧縮室と低圧の吸入室
に区割されている。26は吐出空間、27は吐出マフラ
ー、30は案内板であり、吐出マフラー27の先端部に
設置されており、吐出パイプ10bから離れた方向に圧
縮ガス及び冷凍機油を導く案内溝30aが形成されてい
る。
【0048】また、この圧縮機は圧縮機、凝縮器、絞り
装置、蒸発器、圧縮機と冷媒配管で順次接続される冷凍
サイクルに組み込まれ、冷媒にはR134a、冷凍機油
には冷媒との相溶性が低いアルキルベンゼン系油が使用
されている。尚、冷媒はHFC系冷媒としてR134a
の他、R407C、R410A等でもよく、さらにはR
22等のHCFC系冷媒、R32(HFC系)やR60
0a等の主にHC系冷媒に代表される可燃性冷媒を使用
することもできる。また、冷凍機油としてはアルキルベ
ンゼン系油や、エステル油や鉱油等を使用することもで
きる。
【0049】次に動作について説明する。電動要素から
の駆動力によるローリングピストン102の偏心回転に
より、冷媒ガス等の被圧縮媒体を吸入する行程から圧縮
する行程へと順次移行する一連の吸入・圧縮行程を連続
して繰り返す。圧縮されたガスは、摺動部を潤滑する冷
凍機油とともに吐出バルブ(図示せず)を通り、吐出空
間26に開放される。ほとんどの冷媒と冷凍機油は端軸
受104hとシリンダ101に設けた吐出孔を抜け、密
閉容器10内に放出される(矢印B)。
【0050】少量の冷媒と冷凍機油は吐出マフラー27
と端軸受104h外周部8aの隙間から放出されるが、
案内板30により、吐出パイプ10bのある前方には行
かず、案内溝30aを通り、吐出パイプ10bとは反対
側となる圧縮機の下方(矢印A)に放出し、油分離され
るため、圧縮機外部に放出される冷凍機油は低減する。
このため、圧縮機内の冷凍機油が十分確保できる。ま
た、吐出マフラー27と端軸受104hの隙間を圧入ぜ
ず最少隙間で塞ぐため、端軸受104hの内周が歪むこ
とがない。油分離された冷媒ガスは圧縮機上方の吐出パ
イプ10bから圧縮機外部へと放出される。
【0051】本実施の形態においても、実施の形態1、
2、3と同様、冷媒との相溶性が高い冷凍機油を用いた
場合、一般には冷凍サイクル中に冷凍機油が流れ出す
と、圧縮機の信頼性低下だけでなく冷凍サイクルを構成
する冷媒配管にスラッジが溜り冷凍空調能力の低下につ
ながる原因となるが、本実施の形態の構成によって冷凍
機油が圧縮機内で確実に回収できるようになることか
ら、冷媒配管にスラッジが溜りにくくなり、冷凍空調能
力を十分発揮させることができる。
【0052】また、本実施の形態のようなアルキルベン
ゼン系油等の冷媒との相溶性が低い冷凍機油を用いた場
合、冷媒配管へのスラッジは付着しにくくなるが、冷凍
機油が冷媒と一緒に運ばれにくくなるなるため、一般に
冷凍サイクル中に流出した油の回収が難しいと考えられ
ている。本実施の形態の構成によれば冷凍機油が圧縮機
内で確実に回収できるようになることから、相溶性の低
い冷凍機油の長所を生かしながら圧縮機の信頼性も維持
させることができる。また、相溶性の高い冷凍機油、低
い冷凍機油何れの場合もスラッジがつきにくくなること
から、蒸発器や凝縮機における配管温度を温度センサで
検出する場合、その検出精度が向上する。
【0053】また、本実施の形態において、407Cや
410Aのような従来R22よりも高圧冷媒を用いた場
合、オゾン層を破壊しにくいことはもちろんであるが、
冷凍サイクル運転の起動時における高圧運転状態での冷
凍機油の流出を低減できることから、圧縮機の信頼性が
良く、高圧冷媒に適した圧縮機となっている。なお、実
施例はロータリ圧縮機について記載してあるが、他の圧
縮機構の圧縮機でも同様な効果を有する。
【0054】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、主となる
吐出流路にメッシュを設けるので、効率よく冷媒と混ざ
った冷凍機油がメッシュに吸着し、分離回収することが
できる。これによって冷凍機油の持ち出されが抑制さ
れ、圧縮機の信頼性が向上する。
【0055】また、主となる吐出流路の密閉容器の壁面
近傍に帯状にしたメッシュを設けるので、効率よく冷媒
と混ざった冷凍機油がメッシュに吸着し、分離回収で
き、密閉容器の壁面を伝い冷凍機油を油だめに戻すこと
ができる。これによって冷凍機油の持ち出されが抑制さ
れ、圧縮機の信頼性が向上する。
【0056】また、主となる吐出流路の吐出管近傍の圧
縮機構部と電動機要素の間の密閉容器の壁面近傍に帯状
にしたメッシュを設けるので、効率よく冷媒と混ざった
冷凍機油がメッシュに吸着し、分離回収でき、密閉容器
の壁面を伝い冷凍機油を油だめに戻すことができる。こ
れによって冷凍機油の持ち出されが抑制され、圧縮機の
信頼性が向上する。
【0057】また、吐出流路に流れの上流方向に開口し
た筒状メッシュを設けるので、効率よく冷媒と混ざった
冷凍機油がメッシュに吸着し、分離回収することができ
る。これによって冷凍機油の持ち出されが抑制され、圧
縮機の信頼性が向上する。
【0058】また、吐出流路にあたる圧縮機構部と密閉
容器の壁面の間に筒状にしたメッシュを設けるので、冷
媒と混ざった冷凍機油が吸着され、密閉容器の壁面を伝
い冷凍機油を油だめに戻すことができる。これによって
冷凍機油の持ち出されが抑制され、圧縮機の信頼性が向
上する。
【0059】また、吐出流路にあたる圧縮機構部と電動
機要素の間の密閉容器の壁面に帯状にしたメッシュを設
け、さらに吐出流路にあたる圧縮機構部と密閉容器の壁
面の間に筒状にしたメッシュを設けるので、冷媒と混ざ
った冷凍機油が吸着され、密閉容器の壁面を伝い冷凍機
油を油だめに戻すことができる。これによって冷凍機油
の持ち出されが抑制され、圧縮機の信頼性が向上する。
【0060】また、吐出マフラーの先端部に吐出パイプ
から離れた方向に圧縮ガス及び冷凍機油を導く案内板を
設けたので、吐出マフラーと軸受部の隙間から冷媒とと
もに放出される冷凍機油を吐出パイプから離れた位置で
分離し、圧縮機外部に放出される冷凍機油は低減でき
る。
【0061】また、案内板により圧縮ガス及び冷凍機油
を導く方向を下方とし、吐出パイプを吐出マフラーより
も上方に位置させたので、冷凍機油が効率的に分離でき
る。
【0062】また、上記何れかに記載の圧縮機を冷凍サ
イクルに備えることで、ユニットの効率改善が図れる。
【0063】また、冷媒に対し相溶性の高い冷凍機油を
用いた場合、油の流出量を低減して冷媒配管へのスラッ
ジの付着が少ない冷凍サイクルとすることができる。
【0064】また、冷媒に対し相溶性が低いかまたは相
溶性のない冷凍機油を用いた場合でも、油の流出量を低
減して圧縮機の信頼性を高く維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における圧縮機を示
す縦断面図である。
【図2】 図1における冷媒ガスと冷凍機油の流れを示
す縦断面図である。
【図3】 図1の帯状メッシュを示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における圧縮機を示
す縦断面図である。
【図5】 図4における冷媒ガスと冷凍機油の流れを示
す部分縦断面図である。
【図6】 図4の筒状メッシュを示す斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態3における圧縮機を示
す縦断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態4における横置型回転
圧縮機を示す部分縦断面図である。
【図9】 図8における遮閉板の正面図である。
【図10】 従来の圧縮機を示す縦断面図である。
【図11】 従来の冷媒ガスと冷凍機油の流れを説明す
る縦断面図である。
【図12】 従来の横置型回転圧縮機の縦断面図であ
る。
【図13】 従来の回転圧縮機の縦断面図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール、 1a 台板部、 1b 板状渦
巻歯、 1c オルダム案内溝、 1d 圧縮室、 1
f 吐出ポート、 1g 吸入圧力雰囲気空間、 2
揺動スクロール、 2a 台板部、 2b 板状渦巻
歯、 2c 揺動軸受け空間、 2d スラスト面、
2e オルダム案内溝、 2f ボス部、2g 揺動軸
受け空間、 2h ボス部空間、 2j 抽出孔、 3
コンプライアントフレーム、 3a スラスト軸受
け、 3d 上側円筒面、 3e下側円筒面、 3h
副主軸受け、 3s 連絡通路、 4 主軸、 4b
揺動軸部、 4c 主軸部、 4d 副軸部、 4e
主軸バランサ、 4f オイルパイプ、 4h 端軸
受、 4i 端軸受外周部、 6 サブフレーム、6a
副軸受け、 7 電動機固定子、 7a 切り欠き
部、 8 電動機回転子、 8a 上バランサ、 8b
下バランサ、 9 オルダムリング、 9a揺動スク
ロール側爪、 9c 固定スクロール側爪、 10 密
閉容器、 10a 吸入管、 10b 吐出管、 10
d 密閉容器内空間、 10e 冷凍機油、 10f
ガラス端子、 10g 油だめ、 15 ガイドフレー
ム、15a 上側円筒面、 15b 下側円筒面、 1
5c 切り欠き部、 15fフレーム空間、 15g
外周面、 16a 上側シール材、 16b 下側シー
ル材、 17 帯状メッシュ、 17a メッシュ、
18 筒状メッシュ、 18a メッシュ、 24 電
動要素、 25 圧縮機構部、 26 吐出空間、 2
7 吐出マフラー、 30 案内板、 30a 案内
溝、 101シリンダ、 101d 吸入・圧縮室、
102 ローリングピストン、 104 回転軸、 1
04b 揺動軸部、 104h 端軸受、 115 主
軸受。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 博史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 池田 清春 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 清水 辰秋 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒と冷凍機油を用い、吐出管を有する
    密閉容器内に吸入空間より冷媒を吸入して吐出ポートよ
    り圧縮した冷媒を吐出する圧縮機構部および電動機要素
    を備えるとともに、前記密閉容器下部に油だめを配置
    し、吐出管を有する高圧シェルタイプの圧縮機におい
    て、吐出ポートから吐出管までの間にメッシュを設けた
    ことを特徴とする圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記密閉容器の内壁に帯状にしたメッシ
    ュを設けたことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記密閉容器内の吐出流路にあたる前記
    圧縮機構部と前記電動機要素との間における前記密閉容
    器の壁面近傍に帯状にしたメッシュを設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の圧縮機。
  4. 【請求項4】 冷媒と冷凍機油を用い、密閉容器内に圧
    縮機構部および電動機要素を備えるとともに、前記密閉
    容器下部に油だめを配置し、吐出管を有する高圧シェル
    タイプの圧縮機において、吐出流路に流れの上流方向に
    開口した筒状メッシュを設けたことを特徴とする圧縮
    機。
  5. 【請求項5】 前記密閉容器内の吐出流路にあたる前記
    圧縮機構部と前記密閉容器の壁面との間に筒状メッシュ
    を設けたことを特徴とする請求項4に記載の圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記密閉容器内の吐出流路にあたる前記
    圧縮機構部と前記電動機要素との間における前記密閉容
    器の壁面近傍に帯状にしたメッシュを設け、さらに吐出
    流路にあたる前記圧縮機構部と前記密閉容器の壁面との
    間に上流方向に開口した筒状メッシュを設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  7. 【請求項7】 密閉容器内に圧縮機構部および電動機要
    素を備えるとともに、前記電動機要素による回転駆動力
    を受け、前記圧縮機構部によって圧縮を行った圧縮ガス
    が吐出される吐出空間を形成する吐出マフラーを備え、
    前記圧縮機構部から前記密閉容器内に放出した圧縮ガス
    を密閉容器外へ吐出する吐出パイプを備えた横置型密閉
    式の圧縮機において、前記吐出マフラーの先端部に吐出
    パイプから離れた方向に圧縮ガス及び冷凍機油を導く案
    内板を設けたことを特徴とする圧縮機。
  8. 【請求項8】 案内板により圧縮ガス及び冷凍機油を導
    く方向を下方とし、吐出パイプを吐出マフラーよりも上
    方に位置させたことを特徴とする請求項7に記載の圧縮
    機。
  9. 【請求項9】 前記請求項1乃至7の何れかに記載の圧
    縮機を備えたことを特徴とする冷凍サイクル。
  10. 【請求項10】 冷媒に対し相溶性の高い冷凍機油を用
    いたことを特徴とする請求項9記載の冷凍サイクル。
  11. 【請求項11】 冷媒に対し相溶性が低いかまたは相溶
    性のない冷凍機油を用いたことを特徴とする請求項9記
    載の冷凍サイクル。
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