JP2001317659A - 管脱着装置 - Google Patents

管脱着装置

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JP2001317659A
JP2001317659A JP2000137027A JP2000137027A JP2001317659A JP 2001317659 A JP2001317659 A JP 2001317659A JP 2000137027 A JP2000137027 A JP 2000137027A JP 2000137027 A JP2000137027 A JP 2000137027A JP 2001317659 A JP2001317659 A JP 2001317659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管強制移動機構によって両装着体に付与され
る管引抜き方向又は管接続方向の移動力を利用して、挿
入管部に装着された第1装着体を確実、強力に固定保持
することができ、しかも、部品の変形破損を抑制しなが
ら、両管部の分離又は接続に要する操作力の軽減化を図
る。 【解決手段】 挿入管部2に外嵌装着される第1装着体
Aと、受口管部1の管軸芯方向における複数の部位に対
して着脱自在に外嵌装着される第2装着体Bとの間に亘
って、両装着体A,Bに管引抜き方向又は管接続方向の
移動力を付与する管強制移動機構Cが架設され、第1装
着体Aには、管強制移動機構Cの移動力付与作動に連動
して挿入管部2の外周面の周方向複数箇所を管径方向外
方側から挾持する挾持機構Dが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、嵌合接続
された水道管やガス管等の流体輸送管同士を管軸芯方向
に沿って引抜き分離(解体)したり、或いは、流体輸送
管同士を管軸芯方向から嵌合接続する場合に用いられる
管脱着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、流体輸送管の配管系に、地震や不
同沈下等に起因する管軸芯方向の引抜き力(引張力)が
作用したとき、その配管系中の受口管部とこれに挿入接
続された挿入管部とが引抜き力で離脱することを阻止す
るための離脱防止機能を高めた耐震用の管継手構造が多
く採用されている。
【0003】この耐震用の管継手構造としては、例え
ば、図8に示すように、受口管部1の内周面に形成され
た二つの環状溝1a,1bのうち、受口側に位置する第
1環状溝1a内に、挿入管部2の外周面との間を密封可
能な弾性シール材3を装着するとともに、奥側に位置す
る第2環状溝1b内には、拡径側に弾性変形可能なロッ
クリング4を装着し、更に、挿入管部2の外周面側の先
端部には、両管部1,2が引抜き力によって相対離脱移
動したとき、ロックリング4に対して管軸芯X方向から
接当してそれ以上の離脱移動を阻止するための環状突起
2aを突出形成し、この環状突起2aには、両管部1,
2を嵌合接続するとき、弾性シール材3及びロックリン
グ4を拡径側に弾性変形させる環状のカム面2bを形成
したものが用いられている。
【0004】そのため、耐震用の管継手構造において
は、受口管部1と挿入管部2とを接続する場合には、両
管部1,2を管軸芯Xに沿って相対近接移動させればよ
いが、接続された受口管部1と挿入管部2とを解体する
場合では、挿入管部2の外周面と弾性シール材3の内周
面との間、及び、挿入管部2の外周面とロックリング4
の内周面との間に、弾性シール材3及びロックリング4
を挿入管部2の先端側の環状突起2aよりも管径方向外
方に弾性変形させる複数本の帯板状の解体矢を打ち込む
必要があるため、解体時の方が困難を要することにな
る。
【0005】そこで、従来の管脱着装置では、図12、
図13に示すように、受口管部1に管軸芯X方向から挿
入接続される挿入管部2に対して、管軸芯X方向での移
動を規制した状態で脱着自在に外嵌装着される第1装着
体Aと、前記受口管部1に対して管軸芯X方向での移動
を規制した状態で脱着自在に外嵌装着される第2装着体
Bとを設けるとともに、前記第1装着体Aの管軸芯Xを
挟んで管径方向で相対向する二個所に形成した受け部5
2と、第2装着体Bの管軸芯Xを挟んで管径方向で相対
向する二個所に形成した受け部54とのうち、管軸芯X
方向で相対向する受け部52,54に亘って、前記両装
着体A,Bに管引抜き方向又は管接続方向の移動力を付
与する管強制移動機構Cを脱着自在に架設していた。
【0006】前記第1装着体Aは、挿入管部2に対して
管径方向から外套装着可能な半円環状に形成され、その
半円環方向の両端部で、かつ、円周方向に約220度離
れた部位の各々には、挿入管部2の外周面に対して管径
方向から圧接される押圧片50を相対回転自在に備えた
押えボルト51が螺合されているとともに、各押えボル
ト51の螺合位置よりも半円環方向の中央側に少し偏位
した部位の各々には、前記受け部52を構成するTの字
状の第1係合突起が形成されている。
【0007】前記第2装着体Bは、受口管部1に対して
管径方向から装着可能な半円環状に形成され、それの内
側面における半円環方向の両端部側で、かつ、受口管部
1の開口端部1Aの軸芯方向幅よりも管軸芯X方向に大
なる間隔を隔てた部位には、前記開口端部1Aに対して
管軸芯X方向から接当可能な同一形状の係止突起53が
一体形成されているとともに、第2装着体Bの外側面に
おける半円環方向の両端部には、前記受け部54を構成
するTの字状の第2係合突起がそれぞれ形成されてい
る。
【0008】そして、前記第1装着体Aは、二本の押え
ボルト51による締付け固定側への螺合操作により、挿
入管部2に対して管軸芯X方向での移動を規制した状態
で脱着自在に外嵌装着されているとともに、前記第2装
着体Bは、受口管部1の開口端部1Aに接当する係止突
起53により、受口管部1に対して管軸芯X方向での移
動を規制した状態で脱着自在に外嵌装着されている。
【0009】前記管移動操作機構Cは、多数の係合孔5
5を管軸芯X方向に沿って所定ピッチで貫通形成してあ
るラック56と、該ラック56を往復移動自在に貫通保
持し、かつ、ラック56の係合孔55に噛み合うピニオ
ン(図示せず)を内装してあるギヤケース58とを主要
構成として備え、かつ、前記ラック56の一端部には、
第1装着体Aの第1係合突起52に対して上方から着脱
自在に落とし込み状態で嵌合する第1係合溝59aを備
えた連結部材59を、管径方向の一定範囲内で移動自在
に取付けるとともに、前記ギヤケース58には、第2装
着体Bの第2係合突起54に対して上方から着脱自在に
落とし込み状態で嵌合する第2係合溝60aを備えた連
結部60を一体形成して構成されている。
【0010】また、前記ピニオンに一体形成された操作
軸61のうち、ギヤケース58から外方に突出する軸端
部には、ラチェットレンチ等の工具(人為操作具)で操
作可能な六角筒状の操作部62が外嵌固定されている。
【0011】そして、接続されている受口管部1と挿入
管部2とを引抜いて分離(解体)する場合には、挿入管
部2に第1装着体Aを外嵌固定するとともに、受口管部
1の開口端部1Aに第2装着体Bを外嵌装着したのち、
前記ギヤケース58に対するラック56の管軸芯X方向
での突出長さ、及び、ラック56に対する連結部材59
の管径方向での突出長さをそれぞれ調整して、第1装着
体Aの第1係合突起52及び第2装着体Bの第2係合突
起54に、管移動操作機構Cを構成する連結部材59の
第1係合溝59a及びギヤケース58側の第2係合溝6
0aを嵌合保持させる。この状態でギヤケース58の操
作部62を回転操作して、第1装着体Aと第2装着体B
とに管引抜き方向の移動力を付与し、受口管部1と挿入
管部2とを相対離間移動させて接続を解除する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の管脱着装置で
は、接続された両管部1,2の引抜き抵抗又は接続され
る両管部1,2の接続抵抗に抗して、挿入管部2に装着
された第1装着体Aを所定位置に確実に固定保持するた
めには、第1装着体Aの両端部に螺合された各押えボル
ト51を強力に締付け操作する必要があり、第1装着体
Aの外嵌固定に多大の労力を要していた。しかも、前記
各押えボルト51を各別に締付け操作するため、各押え
ボルト51の締込み操作量のバラ付きによって、受口管
部1の管軸芯に対して挿入管部2の管軸芯が傾斜し、そ
の結果、図8に示すような耐震用の管継手構造での解体
時においては、挿入管部2の先端側の環状突起2aが、
ロックリング4や弾性シール材3或いは受口管部1の内
周面等に引っ掛かるなど、両管部1,2間でこじれが発
生するため、両管部1,2の引抜き操作力が異常に増大
するばかりでなく、ロックリング4等の破損を招来する
不都合がある。
【0013】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、前記管強制移動機構に
よって両装着体に付与される管引抜き方向又は管接続方
向の移動力を利用して、挿入管部に装着された第1装着
体を確実、強力に固定保持することができ、しかも、受
口管部の管軸芯に対して挿入管部の管軸芯が傾斜してい
る状態でも、それを同芯又はほぼ同芯状態に極力修正し
て、部品の変形破損を抑制しながら、両管部の分離又は
接続に要する操作力の軽減化を図ることのできる管脱着
装置を提供する点にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
管脱着装置の特徴構成は、受口管部に管軸芯方向から挿
入接続される挿入管部に対して管軸芯方向での移動を規
制した状態で脱着自在に外嵌装着される第1装着体と、
前記受口管部の管軸芯方向における複数の部位に対して
管軸芯方向での移動を規制した状態で脱着自在に外嵌装
着される第2装着体とが備えられているとともに、前記
第1装着体と第2装着体との間に亘って、両装着体に管
引抜き方向又は管接続方向の移動力を付与する管強制移
動機構が架設され、更に、前記第1装着体には、管強制
移動機構の移動力付与作動に連動して挿入管部の外周面
の周方向複数箇所を管径方向外方側から挾持する挾持機
構が設けられている点にある。
【0015】上記特徴構成によれば、挿入管部に外嵌装
着される第1装着体と受口管部に外嵌装着される第2装
着体とに亘って管強制移動機構を架設して、該管強制移
動機構で両装着体に管引抜き方向又は管接続方向の移動
力を付与する際、管強制移動機構の移動力付与作動に連
動して、第1装着体に設けられた挾持機構が、挿入管部
の外周面の周方向複数箇所を管径方向外方側から挾持す
ることにより、例え、受口管部の管軸芯に対して挿入管
部の管軸芯が傾斜している場合でも、挾持機構の挟持動
作に連れて、受口管部の管軸芯から最も離れる挿入管部
の管壁部分が押圧され、受口管部の管軸芯と挿入管部の
管軸芯とが合致する方向に修正される。
【0016】しかも、前記第2装着体が、受口管部の管
軸芯方向における複数の部位に対して管軸芯方向での移
動を規制した状態で脱着自在に外嵌装着されるように構
成されているから、接続された両管部の引抜き抵抗又は
接続される両管部の接続抵抗に抗して、受口管部に外嵌
装着された第2装着体を所定位置に外嵌保持することが
できるとともに、第2装着体を受口管部の管軸芯と同芯
又はほぼ同芯状態で容易に取付けることができる。
【0017】更に、管強制移動機構の移動力付与作動を
利用して挾持機構を挟持作動させるが故に、接続された
両管部の引抜き抵抗又は接続される両管部の接続抵抗に
抗して、挿入管部に外嵌装着された第1装着体を所定位
置に確実、強力に固定保持することができるとともに、
前記挟持機構を駆動するための特別な駆動源も不要とな
る。
【0018】従って、前記管強制移動機構によって両装
着体に付与される管引抜き方向又は管接続方向の移動力
を利用して、構造の簡素化、製造コストの低廉化とを図
りながら、挿入管部に装着された第1装着体を確実、強
力に固定保持することができ、しかも、例え、受口管部
の管軸芯に対して挿入管部の管軸芯が傾斜している状態
でも、それら両管部を同芯又はほぼ同芯状態に極力修正
することができることと、受口管部に対する第2装着体
の外嵌装着精度の向上によって、挟持機構による自動芯
合わせ機能を高めることができることとの相乗作用によ
り、部品の変形破損を抑制しながら、両管部の分離又は
接続に要する操作力の軽減化を図ることができる。
【0019】本発明の請求項2による管脱着装置の特徴
構成は、前記第2装着体に、受口管部の端部とそれから
管軸芯方向に離間した部位との二箇所に対して、該受口
管部の管軸芯と同芯又はほぼ同芯状態で脱着自在に外装
固定される第1ホルダーと第2ホルダーとが備えられて
いる点にある。
【0020】上記特徴構成によれば、第2装着体を構成
する第1ホルダーと第2ホルダーとを、受口管部の管軸
芯方向に間隔を隔てた二箇所に外装固定することによ
り、接続された両管部の引抜き抵抗又は接続される両管
部の接続抵抗に抗して、受口管部に外嵌装着された第2
装着体を所定位置に外嵌保持することができるととも
に、第2装着体を受口管部の管軸芯と同芯又はほぼ同芯
状態で容易に取付けることができる。
【0021】従って、受口管部に装着された第2装着体
を確実、強力に外嵌保持することができるばかりでな
く、受口管部に対する第2装着体の外嵌装着精度の向上
によって、挟持機構による自動芯合わせ機能を高めるこ
とができるから、部品の変形破損の抑制と、両管部の分
離又は接続に要する操作力の軽減化を促進することがで
きる。しかも、受口管部の端部を利用して第2装着体の
管軸芯方向での相対移動を簡単な構造で確実に規制する
ことができる。
【0022】本発明の請求項3による管脱着装置の特徴
構成は、前記第1ホルダーのうち、受口管部の管軸芯を
挟んで管径方向で相対向する二個所に、管強制移動機構
を脱着自在に両持ち保持するための一方の第1受け部が
配設されているとともに、前記第2ホルダーのうち、受
口管部の管軸芯を挟んで管径方向で相対向する二個所に
は、管強制移動機構を脱着自在に両持ち保持するための
他方の第2受け部が配設されている点にある。
【0023】上記特徴構成によれば、第1ホルダーの両
第1受け部及び第2ホルダーの両第2受け部が共に、受
口管部の管軸芯を挟んで管径方向で相対向する部位に配
設されているから、第1ホルダーの両第1受け部と第2
ホルダーの両第2受け部とに亘って管強制移動機構を両
持ち保持させたとき、該管強制移動機構を受口管部の管
軸芯と平行又はほぼ平行に取付けることができる。
【0024】従って、前記管強制移動機構によって両装
着体に付与される移動力の付与方向が管軸芯方向となる
から、両管部の引抜き時又は接続時におけるこじれが少
なくなり、両管部の分離又は接続に要する操作力の軽減
化を一層促進することができる。
【0025】本発明の請求項4による管脱着装置の特徴
構成は、前記第1ホルダーと第2ホルダーとが、管軸芯
方向での取付け間隔を複数に変更可能な状態で固定連結
されている点にある。
【0026】上記特徴構成によれば、第2装着体を構成
する第1ホルダーと第2ホルダーとを、受口管部の管軸
芯方向に間隔を隔てた二箇所に外装固定して、受口管部
に外嵌装着された第2装着体を所定位置に確実、強力に
外嵌保持することができるようにしながらも、第1ホル
ダーと第2ホルダーとを一部品として取り扱うことがで
きる。それでいて、第1ホルダーと第2ホルダーとの管
軸芯方向での取付け間隔を、両管部の接合長さや受口管
部の形状等に応じて適切な間隔に変更することができ
る。
【0027】従って、形状等の異なる複数種類の受口管
部に対して第2装着体を確実、強力にかつ能率良く容易
に装着することができる。
【0028】本発明の請求項5による管脱着装置の特徴
構成は、前記第1装着体が、挿入管部の外周面に沿って
周方向で複数に分割され、かつ、挿入管部に外套させた
状態で締結具を介して脱着自在に締付け固定される複数
の分割ホルダーから構成されているとともに、前記分割
ホルダーの連結フランジ部間に、前記挾持機構を構成す
る挾持部材が揺動自在に保持されている点にある。
【0029】上記特徴構成によれば、挿入管部に対して
外套状態で締付け固定される分割ホルダーの連結フラン
ジ部を利用して、その連結フランジ部間に、前記挾持機
構を構成する挾持部材を揺動自在に保持させることによ
り、挾持部材を揺動自在に保持するための取付け部材点
数の削減を図ることができる。
【0030】本発明の請求項6による管脱着装置の特徴
構成は、前記第1ホルダーに、受口管部の端部に対して
同芯又はほぼ同芯状態で管軸芯方向から脱着自在に嵌合
する嵌合部が形成されている点にある。
【0031】上記特徴構成によれば、第2ホルダーに形
成された嵌合部を、受口管部の端部に対して同芯又はほ
ぼ同芯状態で管軸芯方向から嵌合させることにより、第
2ホルダーの管径方向での位置ずれを接当規制すること
ができるとともに、解体時における大きな反力を確実に
受止めることができる。
【0032】従って、受口管部に対する第2装着体の外
嵌装着精度の向上によって、挟持機構による自動芯合わ
せ機能を高めることができるから、両管部の分離又は接
続に要する操作力の軽減化を促進することができる。
【0033】本発明の請求項7による管脱着装置の特徴
構成は、前記挾持機構を構成する複数の挾持部材の挾持
作用部に、挿入管部の外周面に喰込み可能な複数の突起
が形成されている点にある。
【0034】上記特徴構成によれば、挿入管部に外嵌装
着される第1装着体と受口管部に外嵌装着される第2装
着体とに亘って管強制移動機構を架設して、該管強制移
動機構で両装着体に管引抜き方向又は管接続方向の移動
力を付与する際、管強制移動機構の移動力付与作動に連
動して、第1装着体に設けられた挾持機構の複数の挾持
部材が、挿入管部の外周面の周方向複数箇所を管径方向
外方側から挾持するとともに、各挾持部材の挾持作用部
に形成された複数の突起が挿入管部の外周面に喰込む。
【0035】従って、前記管強制移動機構によって両装
着体に付与される管引抜き方向又は管接続方向の移動力
を利用して、挟持機構を挾持作動させることにより、構
造の簡素化、製造コストの低廉化とを図りながら、挟持
機構による挟持作用及び喰込み作用によって、挿入管部
に装着された第1装着体をより確実、強力に固定保持す
ることができる。
【0036】本発明の請求項8 による管脱着装置の特徴
構成は、前記管強制移動機構に、第1ホルダーの両受け
部と第2ホルダーの両受け部とのうち、管軸芯方向で相
対向する両受け部に亘ってそれぞれ脱着自在に架設され
る流体圧シリンダが備えられている点にある。
【0037】上記特徴構成によれば、第1ホルダーの両
第1受け部と第2ホルダーの両第2受け部とに亘って、
管強制移動機構を構成する流体圧シリンダを架設するだ
けでよいから、管強制移動機構の組付けの容易化を図る
ことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1〜図8は、
鋳鉄管、鋼管又は塩化ビニル管等を用いて構成される水
道管やガス管等の流体輸送管Pの受口管部1に対して、
他の流体輸送管Pの挿入管部2を管軸芯X方向に沿って
密封状態で挿入接続してある管継手構造に用いられる管
脱着装置の一例で、接続されている受口管部1と挿入管
部2とを管軸芯X方向に沿って引抜き分離(解体)する
場合に用いられる継手解体器を示し、前記挿入管部2に
対して管軸芯X方向での移動を規制した状態で管径方向
外方から脱着自在に外嵌装着される第1装着体Aと、前
記受口管部1の管軸芯X方向における複数の部位に対し
て管軸芯X方向での移動を規制した状態で管径方向外方
側から脱着自在に外嵌装着される第2装着体Bとが備え
られているとともに、前記第1装着体Aと第2装着体B
との間に亘って、両装着体A,Bに管引抜き方向の移動
力を付与する管強制移動機構Cが架設され、更に、前記
第1装着体Aには、管強制移動機構Cの移動力付与作動
に連動して挿入管部2の外周面の周方向複数箇所を管径
方向外方側から挾持する挾持機構Dが設けられている。
【0039】前記受口管部1と挿入管部2との管継手構
造としては、図8に示すような耐震性の屈曲許容型管継
手構造と、図3に示すような耐震性の屈曲防止型管継手
構造などが存在する。耐震性の屈曲許容型管継手構造
は、図8に示すように、受口管部1の内周面に形成され
た二つの環状溝1a,1bのうち、受口側に位置する第
1環状溝1a内に、挿入管部2の外周面との間を密封可
能な環状の弾性シール材3を装着するとともに、奥側に
位置する第2環状溝1b内には、拡径側に弾性変形可能
なCの字状に形成されたロックリング4と、該ロックリ
ング4の中心が受口管部1の管軸芯Xと合致又はその近
くに位置するように、該ロックリング4を管径方向内方
に付勢保持する芯出し用の環状ゴム5とを装着し、更
に、挿入管部2の外周面側の先端部には、地震等に起因
して発生する引抜き方向の外力によって両管部1,2が
相対離脱移動したとき、ロックリング4に対して管軸芯
X方向から接当してそれ以上の離脱移動を阻止するため
の環状突起2aを突出形成し、この環状突起2aには、
両管部1,2を嵌合接続するとき、弾性シール材3及び
ロックリング4を拡径側に弾性変形させる環状のカム面
2bを形成してある。
【0040】この耐震性の屈曲許容型管継手構造を解体
する場合には、挿入管部2の外周面と弾性シール材3の
内周面との間、及び、挿入管部2の外周面とロックリン
グ4の内周面との間に、弾性シール材3及びロックリン
グ4を挿入管部2の先端側の環状突起2aよりも管径方
向外方に弾性変形させる複数本の帯板状の解体矢を予め
打ち込む必要がある。
【0041】また、耐震性の屈曲防止型管継手構造で
は、図3に示すように、受口管部1の内周面のうち、第
1環状溝1aよりも受口側に第3環状溝1cが形成さ
れ、この第3環状溝1c内には、縮径側に弾性変形可能
な屈曲防止リング6が装着されているとともに、前記第
3環状溝1c内の屈曲防止リング6を挿入管部2の外周
面に圧接する複数本のセットボルト7を、受口管部1に
管径方向外方から螺合してある。
【0042】そのため、この耐震性の屈曲防止型管継手
構造を解体する場合には、セットボルト7を弛み操作し
た後、上述の屈曲許容型管継手構の解体時と同様に、複
数本の帯板状の解体矢を予め打ち込むことになる。
【0043】前記第1装着体Aは、図1〜図3、図6に
示すように、挿入管部2の外周面に沿って周方向で二分
割され、かつ、挿入管部2に外套させた状態で締結具1
0を介して脱着自在に締付け固定される二つの分割ホル
ダー11から構成されているとともに、前記両分割ホル
ダー11の連結フランジ部11A間に、前記挾持機構D
を構成する挾持部材12が、挿入管部2の外周面に対し
て遠近方向に揺動自在に枢支されている。
【0044】前記各分割ホルダー11は、挿入管部2に
対して管径方向外方から装着可能な半円よりも少し小な
る部分円環状に形成され、かつ、それの内周面11a
が、挿入管部2の外周面のホルダー装着箇所における外
径とほぼ同一又はそれよりも少し大なる内径に形成され
ているとともに、各分割ホルダー11の環状方向両端部
に一体形成された連結フランジ部11Aには、締結具1
0のボルト10Aに対する取付け孔11bが形成されて
いる。
【0045】そして、挿入管部2に外套させた両分割ホ
ルダー11の連結フランジ部11Aのうち、周方向で相
対向する二組の連結フランジ部11A同士をそれぞれ締
結具10を構成するボルト10A・ナット10Bにて締
付け連結することにより、前記第1装着体Aが、挿入管
部2に対して管軸芯X方向での移動を規制した状態で脱
着自在に外嵌固定される。
【0046】前記両分割ホルダー11が挿入管部2に外
嵌固定された状態では、図6に示すように、周方向で相
対向する各組みの連結フランジ部11A間に、前記挾持
機構Dを構成する挾持部材12の板厚よりも大なる空隙
が形成されていて、この空隙に臨む各ボルト10Aの中
間部分に、挾持部材12が揺動自在に枢支されることに
なる。
【0047】前記挾持部材12のうち、ボルト10Aの
軸芯周りでの揺動に連れて挿入管部2の外周面に圧接さ
れる挾持作用部には、図7に示すように、挿入管部2の
外周面に喰込み可能な複数の喰込み突起12aが一体的
に突出形成されているとともに、前記挾持部材12の他
端部には、該挾持部材12に管軸芯X方向から係合させ
た管強制移動機構Cの係合体18が外方に離脱移動する
ことを阻止する脱落防止部12bが形成されている。
【0048】前記管強制移動機構Cは、図1〜図3に示
すように、手動式の油圧ポンプ15とこれに油圧ホース
16を介して接続された左右一対の油圧シリンダ17と
から構成されているとともに、各油圧シリンダ17のピ
ストンロッド17Aの先端部に形成されたテーパーネジ
部17aには、挾持機構Dの挾持部材12に対して管軸
芯方向から係脱自在な係合凹部18aを備えた係合体1
8が、長さの異なる他のものと取替え自在に螺合されて
いる。
【0049】前記第2装着体Bには、図1〜図5、図8
に示すように、受口管部1の管軸芯X方向の二箇所、つ
まり、受口管部1の受口端部1Aとそれから管軸芯X方
向に離間した小径管部分に対して、該受口管部1の管軸
芯Xと同芯又はほぼ同芯状態で脱着自在に外装固定され
る第1ホルダー20と第2ホルダー21、及び、これら
両ホルダー20,21の管軸芯X方向で相対向する端部
同士を固定連結する二本の連結フレーム22とが備えら
れている。
【0050】また、前記第1ホルダー20のうち、受口
管部1の管軸芯Xを挟んで管径方向で相対向する二個所
には、各油圧シリンダ17の前端部を管軸芯X方向から
脱着自在に嵌合保持する円筒状の第1受け部23が配設
されているとともに、前記第2ホルダー21のうち、受
口管部1の管軸芯Xを挟んで管径方向で相対向する二個
所には、各油圧シリンダ17の後端部を管軸芯X方向か
ら脱着自在に嵌合保持する円筒状の第2受け部24が配
設されている。
【0051】前記第1ホルダー20は、受口管部1の開
口端部1Aに対して約220度の範囲で、かつ、同芯又
はほぼ同芯状態で管軸芯X方向から脱着自在に嵌合する
嵌合部20aを備えたほぼCの字状に形成されていると
ともに、第1ホルダー20の外周面側の両端近くに一体
形成された連結板部20bには、連結フレーム22の前
端に形成された連結板部22aに対して二本のボルト2
5で固定連結するためのネジ孔20cが形成されてい
る。
【0052】また、前記第1受け部23は、連結フレー
ム22の連結板部22aに溶接等で固着されているとと
もに、前記第2受け部24は、連結フレーム22の後部
にボルト26を介して脱着自在に取付けられていて、こ
の第2受け部24の脱着操作により、各油圧シリンダ1
7が第1受け部23及び第2受け部24に対して脱着自
在に構成されている。
【0053】前記第2ホルダー21は、受口管部1の小
径管部分に対して管径方向から装着可能なU字状に形成
されているとともに、その両端部に形成した筒状のネジ
部21aには、小径管部分の下側外周面に対してほぼ管
径方向から圧接固定する押えボルト27が螺合されてい
る。
【0054】また、前記第2ホルダー21の左右両側の
中間部には、連結フレーム22に二本のボルト29を介
して脱着自在に固定連結される連結アーム28が、管軸
芯X方向に沿って一体的に突出形成されているととも
に、前記連結アーム28には、屈曲許容型管継手構造の
ホルダー取付け間隔及び屈曲防止型管継手構造のホルダ
ー取付け間隔に対応した4つのボルト孔28aが形成さ
れていて、管継手構造の種類に応じて4つのボルト孔2
8aを使用選択することにより、第1ホルダー20と第
2ホルダー21との管軸芯X方向での取付け間隔を二通
りに変更できるように構成されている。
【0055】そして、接続されている受口管部1と挿入
管部2とを管軸芯X方向に沿って引抜き分離(解体)す
る場合、第2装着体Bを構成する第1ホルダー20と第
2ホルダー21とを、解体すべき管継手構造のホルダー
取付け間隔に対応した間隔で固定連結したのち、第1ホ
ルダー20の嵌合部20aを、受口管部1の受口端部1
Aに管軸芯X方向から嵌合保持させるとともに、第2ホ
ルダー21を、受口管部1の小径管部分に対して管径方
向外方から装着し、第2ホルダー21の両端部に設けら
れた押えボルト27をそれぞれ締付け側に螺合操作し
て、第2ホルダー21を受口管部1の小径管部分に固定
する。
【0056】次に、第1装着体Aを構成する両分割ホル
ダー11を挿入管部2に外套させるとともに、両分割ホ
ルダー11の連結フランジ部11A間に保持した挾持機
構Dの挾持部材12を、第2装着体Bの左右に取付けら
れた油圧シリンダ17の各係合体18の係合凹部18a
に係合保持させたのち、両分割ホルダー11の連結フラ
ンジ部11A同士をそれぞれ締結具10を構成するボル
ト10A・ナット10Bにて締付け連結し、第1装着体
Aを挿入管部2に固定する。
【0057】この状態で管強制移動機構Cの油圧ポンプ
15を手動操作して圧油を左右の油圧シリンダ17に供
給し、各油圧シリンダ17のピストンロッド17Aを伸
展作動させる。このピストンロッド17Aの伸展作動に
連れて、各挾持部材12がボルト10A周りで揺動し、
挾持部材12の挾持作用部が挿入管部2の外周面に圧接
される同時に、該挾持作用部に突出形成された喰込み突
起12aが挿入管部2の外周面に喰込み、第1装着体A
が挿入管部2に強固に固定される。
【0058】更に、各油圧シリンダ17のピストンロッ
ド17Aが引き続いて伸展作動すると、第1装着体Aの
両分割ホルダー11と挾持機構Dの両挾持部材12及び
第2装着体Bの第1ホルダー20を介して、受口管部1
と挿入管部2とに管引抜き方向の強制移動力が付与さ
れ、受口管部1と挿入管部2とが管軸芯X方向に沿って
引抜き分離(解体)される。
【0059】それ故に、受口管部1の管軸芯Xに対して
挿入管部2の管軸芯Xが傾斜している場合でも、挾持機
構Dの両挾持部材12による挟持動作に連れて、受口管
部1の管軸芯Xから最も離れる挿入管部2の管壁部分が
一方の両挾持部材12で押圧され、受口管部1の管軸芯
Xと挿入管部2の管軸芯Xとが合致する方向に自動修正
される。
【0060】しかも、管強制移動機構Cを構成する両油
圧シリンダ17の移動力付与作動を利用して挾持機構D
の両挾持部材12を挟持作動させるが故に、接続された
両管部1,2の引抜き抵抗に抗して、挿入管部2に外嵌
装着された第1装着体Aを所定位置に確実、強力に固定
保持することができる。
【0061】尚、図3に示すように、屈曲防止型管継手
構造の場合では、管軸芯X方向での長さが短い係合体1
8を、油圧シリンダ17のテーパーネジ部17aに取付
けるとともに、図8に示すように、屈曲許容型管継手構
造の場合では、管軸芯X方向での長さが長い係合体18
を、油圧シリンダ17のテーパーネジ部17aに取付け
る。
【0062】〔第2実施形態〕図9は、受口管部1の開
口端部1Aの口径が種類によって異なる場合の対応策
で、前記第1ホルダー20の嵌合部20aに対して管軸
芯方向から脱着自在に嵌合する嵌合接合部30aを備え
た一つ又は複数のアタプター30A,30Bを製作する
とともに、各アタプター30A,30Bには、口径の異
なる受口管部1の開口端部1Aに対して管軸芯方向から
脱着自在に嵌合する嵌合部30bを形成し、受口管部1
の開口端部1Aの種類に応じてアタプター30A,30
Bを選択的に使い分けるように構成してもよい。尚、そ
の他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であ
るから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番
号を付記してそれの説明は省略する。
【0063】〔第3実施形態〕図10は、接続されてい
る両管部1,2とを管軸芯X方向に沿って引抜き分離す
る解体機能と、両管部1,2とを管軸芯X方向から嵌合
接続する接続機能とを備えた管脱着装置を示し、前記管
強制移動機構Cの両油圧シリンダ17として、両装着体
A,Bに管引抜き方向又は管接続方向の移動力を選択的
に付与可能な復動式のものから構成するとともに、第1
装着体Aを構成する両分割ホルダー11を、挿入管部2
に対して反転装着自在に構成し、更に、前記挾持機構D
の各挾持部材12に、油圧シリンダ17の係合体18に
連結ピン32を介して脱着自在に枢支連結するための連
結孔33を形成し、もって、挿入管部2に対する第1装
着体Aの反転装着操作と、両油圧シリンダ17の伸展又
は収縮作動制御とにより、両装着体A,Bに管引抜き方
向又は管接続方向の移動力を選択的に付与するように構
成して実施してもよい。尚、その他の構成は、第1実施
形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所
には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明
は省略する。
【0064】〔第4実施形態〕図11の(イ)に示すよ
うに、前記挾持部材12の挾持作用部を、その幅方向の
一端側ほど突出量が大となる傾斜姿勢又は彎曲姿勢に構
成するとともに、その挾持作用部の全域に喰込み突起1
2aを形成して実施してもよく、また、図11の(ロ)
に示すように、前記挾持部材12の挾持作用部を、その
幅方向の中央側ほど突出量が大となる傾斜姿勢又は彎曲
姿勢に構成するとともに、その挾持作用部の全域に喰込
み突起12aを形成して実施してもよい。尚、その他の
構成は、第3実施形態で説明した構成と同一であるか
ら、それの説明は省略する。
【0065】〔その他の実施形態〕 (1)上述の各実施形態では、前記管強制移動機構Cと
して、油圧シリンダ17等の流体圧シリンダを用いて構
成したが、油圧モータ等の他のアクチュエーターを用い
て構成してもよい。要するに、前記管強制移動機構Cと
しては、両装着体A,Bに管引抜き方向又は管接続方向
若しくは両方向の移動力を付与することのできるもので
あれば、いかなる構造ものを用いてもよい。
【0066】(2)上述の各実施形態では、前記第1装
着体Aを、挿入管部2の外周面に沿って周方向で二分割
され、かつ、挿入管部2に外套させた状態で締結具10
を介して脱着自在に締付け固定される二つの分割ホルダ
ー11から構成したが、挿入管部2の外周面に沿って周
方向で三つ以上に分割された分割ホルダー11から構成
してもよい。
【0067】更に、前記第1装着体Aを、第2装着体B
と同様に、挿入管部2の管軸芯X方向の二箇所に対し
て、該挿入管部2の管軸芯Xと同芯又はほぼ同芯状態で
脱着自在に外装固定される第1ホルダーと第2ホルダー
とから構成してもよい。
【0068】(3)上述の各実施形態では、前記第2装
着体Bを、受口管部1の管軸芯X方向の二箇所に対し
て、受口管部1の管軸芯Xと同芯又はほぼ同芯状態で脱
着自在に外装固定される第1ホルダー20と第2ホルダ
ー21とから構成したが、この第2装着体Bを、受口管
部1の管軸芯X方向における三箇所以上の部位に対して
管軸芯X方向での移動を規制した状態で脱着自在に外嵌
装着するように構成してもよい。更に、前記第2装着体
Bを、第1装着体Aと同様に、受口管部1の外周面に沿
って周方向で複数に分割され、かつ、受口管部1に外套
させた状態で締結具を介して脱着自在に締付け固定され
る複数の分割ホルダーから構成してもよい。
【0069】(4)前記挟持機構Dとしては、管強制移
動機構Cの移動力付与作動に連動して挿入管部2の外周
面の周方向複数箇所を管径方向外方側から挾持すること
のできるものであれば、いかなる構造ものを用いてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す継手解体器の分解
斜視図
【図2】両管部に装着したときの斜視図
【図3】屈曲防止型管継手構造に装着したときの要部の
拡大半断面図
【図4】第1ホルダーの正面図
【図5】第2ホルダーの正面図
【図6】第1装着体の半断面正面図
【図7】(イ)は非挟持状態を示す要部の拡大断面図 (ロ)は挟持状態を示す要部の拡大断面図
【図8】屈曲許容型管継手構造に装着したときの要部の
拡大半断面図
【図9】本発明の第2実施形態を示す要部の拡大断面図
【図10】本発明の第3実施形態を示し、屈曲防止型管
継手構造に装着したときの要部の拡大半断面図
【図11】本発明の第4実施形態を示し、(イ)、
(ロ)はそれぞれ挟持部材の拡大平面図
【図12】従来の管脱着装置を示す分解斜視図
【図13】セッティング後の全体の斜視図
【符号の説明】
A 第1装着体 B 第2装着体 C 管強制移動機構 D 挟持機構 X 管軸芯 1 受口管部 2 挿入管部 10 締結具 11 分割ホルダー 11A 連結フランジ部 12 挟持部材 20 第1ホルダー 20a 嵌合部 21 第2ホルダー 23 第1受け部 24 第2受け部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受口管部に管軸芯方向から挿入接続され
    る挿入管部に対して管軸芯方向での移動を規制した状態
    で脱着自在に外嵌装着される第1装着体と、前記受口管
    部の管軸芯方向における複数の部位に対して管軸芯方向
    での移動を規制した状態で脱着自在に外嵌装着される第
    2装着体とが備えられているとともに、前記第1装着体
    と第2装着体との間に亘って、両装着体に管引抜き方向
    又は管接続方向の移動力を付与する管強制移動機構が架
    設され、更に、前記第1装着体には、管強制移動機構の
    移動力付与作動に連動して挿入管部の外周面の周方向複
    数箇所を管径方向外方側から挾持する挾持機構が設けら
    れている管脱着装置。
  2. 【請求項2】 前記第2装着体には、受口管部の端部と
    それから管軸芯方向に離間した部位との二箇所に対し
    て、該受口管部の管軸芯と同芯又はほぼ同芯状態で脱着
    自在に外装固定される第1ホルダーと第2ホルダーとが
    備えられている請求項1記載の管脱着装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ホルダーのうち、受口管部の管
    軸芯を挟んで管径方向で相対向する二個所には、管強制
    移動機構を脱着自在に両持ち保持するための一方の第1
    受け部が配設されているとともに、前記第2ホルダーの
    うち、受口管部の管軸芯を挟んで管径方向で相対向する
    二個所には、管強制移動機構を脱着自在に両持ち保持す
    るための他方の第2受け部が配設されている請求項1又
    は2記載の管脱着装置。
  4. 【請求項4】 前記第1ホルダーと第2ホルダーとが、
    管軸芯方向での取付け間隔を複数に変更可能な状態で固
    定連結されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    管脱着装置。
  5. 【請求項5】 前記第1装着体が、挿入管部の外周面に
    沿って周方向で複数に分割され、かつ、挿入管部に外套
    させた状態で締結具を介して脱着自在に締付け固定され
    る複数の分割ホルダーから構成されているとともに、前
    記分割ホルダーの連結フランジ部間に、前記挾持機構を
    構成する挾持部材が揺動自在に保持されている請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の管脱着装置。
  6. 【請求項6】 前記第1ホルダーには、受口管部の端部
    に対して同芯又はほぼ同芯状態で管軸芯方向から脱着自
    在に嵌合する嵌合部が形成されている請求項2〜5のい
    ずれか1項に記載の管脱着装置。
  7. 【請求項7】 前記挾持機構を構成する複数の挾持部材
    の挾持作用部には、挿入管部の外周面に喰込み可能な複
    数の突起が形成されている請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の管脱着装置。
  8. 【請求項8】 前記管強制移動機構には、第1ホルダー
    の両受け部と第2ホルダーの両受け部とのうち、管軸芯
    方向で相対向する両受け部に亘ってそれぞれ脱着自在に
    架設される流体圧シリンダが備えられている請求項3記
    載の管脱着装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010105062A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Nagoya City 管離脱装置と管接合装置及び管脱着装置
JP2011064277A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Izumi Products Co 管の引き抜き工具
KR102357538B1 (ko) * 2021-08-11 2022-02-08 (주)에이치엔피테크 배관 결합장치

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