JP2001317610A - トルクコンバータのロックアップ装置 - Google Patents

トルクコンバータのロックアップ装置

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    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0221Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means
    • F16H2045/0226Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means comprising two or more vibration dampers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トーションスプリングに作用する負担を大き
くすることなく、その円周方向長さを十分に確保するこ
とにある。 【解決手段】 この装置6は、トルクコンバータ1のフ
ロントカバー3とタービン5側の部材とを機械的に連結
するための装置であり、入力側プレート21と、中間プ
レート23と、第1ダンパー25と、出力プレート27
とを備えている。21は、3と5との間に軸方向に移動
自在に配置され、3に連結及び連結解除可能であるとと
もに、円周方向に間隔をおいて複数の第1爪21bが形
成されている。23は、21に対向して配置され、複数
の21bに回転方向から当接可能な複数の第2爪35b
が形成されている。25は、21と23とを回転方向に
弾性的に連結する。27は、23からトルクが入力さ
れ、5側の部材に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロックアップ装
置、特に、トルクコンバータのフロントカバーとタービ
ン側の部材とを機械的に連結するためのロックアップ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータのフロントカバーとタ
ービン側の部材とを機械的に連結するための装置として
ロックアップ装置がある。従来のこの種の装置は、一般
的に、フロントカバーとタービンとの間に軸方向に移動
自在に配置された入力側プレートと、入力側プレートに
対向して配置された中間プレートと、タービン側の部材
に連結された出力側プレートと、中間プレートと出力側
プレートとを回転方向に弾性的に連結するダンパーとを
備えている。そして、入力側プレートはフロントカバー
に連結及び連結解除可能である。ダンパーは複数のトー
ションスプリングを備えている。
【0003】このロックアップ装置では、入力側プレー
トにトルクが入力されると、このトルクは中間プレー
ト、ダンパー、出力側プレートを順次経由してタービン
側の部材に伝達される。このとき、トルクの大きさに応
じて複数のトーションスプリングが回転方向に圧縮され
て中間プレートと出力側プレートとが相対回転すること
により捩り振動が吸収される。
【0004】このロックアップ装置は、一般的に、中間
プレートと出力側プレートとの所定角度以上の相対回転
を規制するためのストッパー機構を備えている。このよ
うなストッパー機構として、中間プレートから軸方向に
突出して設けられたストップピンと、出力側プレートに
回転方向に延びて形成され、ストッパーピンが貫通して
配置されるピン支持部とを備えたものがある。
【0005】このストッパー機構では、中間プレートと
出力側プレートとが相対回転すると、ストップピンはピ
ン支持部内を回転方向に移動する。そして、中間プレー
トと出力側プレートとが所定角度だけ相対回転すると、
ストップピンはピン支持部の円周方向端部に当接して中
間プレートと出力側プレートとの相対回転が規制され
る。これにより、中間プレートと出力側プレートとは所
定角度だけ相対回転可能となっている。
【0006】また、この他のストッパー機構として、入
力側プレートと中間プレートと(又は中間プレートと出
力側プレートと)が相対回転してトーションスプリング
が密着状態(回転方向に最大限に圧縮された状態)とな
ることにより、両プレートの相対回転を規制するものが
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のロックアップ装
置では、出力側プレートには、上述のように複数のトー
ションスプリングが配置されるとともに、ストッパー機
構のピン支持部が複数のトーションスプリングの円周方
向間に形成されている。このため、出力側プレートには
トーションスプリング及びピン支持部の両方のスペース
を確保しなければならず、トーションスプリングの回転
方向長さが制限されてしまう。このようなロックアップ
装置では、十分な回転方向長さを有するトーションスプ
リングを出力側プレートに配置することができず、捩り
振動を十分に吸収することができない。
【0008】また、トーションスプリングを密着使用す
るストッパー機構では、トーションスプリングにかかる
負担が大きく、長寿命化を図ることが困難である。本発
明の目的は、トーションスプリングに作用する負担を大
きくすることなく、その円周方向長さを十分に確保する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のロック
アップ装置は、トルクコンバータのフロントカバーとタ
ービン側の部材とを機械的に連結するための装置であ
り、入力側部材と、中間部材と、第1ダンパー部と、出
力側部材とを備えている。入力側部材は、フロントカバ
ーとタービンとの間に軸方向に移動自在に配置され、フ
ロントカバーに連結及び連結解除可能であるとともに、
円周方向に間隔をおいて複数の第1突起が形成されてい
る。中間部材は、入力側部材に対向して配置され、複数
の第1突起に回転方向から当接可能な複数の第2突起が
形成されている。第1ダンパー部は、入力側部材と中間
部材とを回転方向に弾性的に連結する。出力側部材は、
中間部材からトルクが入力され、タービン側の部材に連
結されている。
【0010】この装置では、ロックアップ装置がオンさ
れると、入力側部材は軸方向に移動してフロントカバー
に連結される。すると、エンジンからのトルクは、フロ
ントカバーから入力側部材に入力され、第1ダンパー
部、中間プレート及び出力側部材を順次経由してタービ
ン側の部材に機械的に伝達される。また、第1ダンパー
部に入力される捩り振動の大きさに応じて、第1ダンパ
ー部が作動して入力側部材と中間部材とが相対回転す
る。このとき、中間部材が入力側部材に対し所定角度だ
け相対回転すると、第2突起が第1突起に対し回転方向
から当接するため、入力側部材と中間部材との相対回転
が所定の角度範囲に制限される。
【0011】ここでは、第1及び第2突起により入力側
部材と中間部材との相対回転が制限されるため、別途ス
トッパー機構を設ける必要がない。したがって、第1ダ
ンパー部を配置するための円周方向スペースを十分に確
保することができる。請求項2に記載のロックアップ装
置は、請求項1の装置において、第1突起は入力側部材
の外周部からタービン側に突出して形成され、第2突起
は中間部材の外周部からエンジン側に突出して形成され
ている。
【0012】この装置では、第1突起は入力側部材の外
周部に形成され、第2突起は中間部材の外周部に形成さ
れているため、両突起は第1ダンパー部と緩衝すること
がない。このため、第1ダンパー部を配置するためのス
ペースをより広く確保することができる。したがって、
第1ダンパー部の円周方向長さを十分に確保することが
できる。また、第1及び第2突起は入力側及び中間部材
の外周部に形成すればよいため、両突起を容易に形成す
ることができる。
【0013】請求項3に記載のロックアップ装置は、請
求項1または2の装置において、第1ダンパー部は回転
方向に配置された複数のトーションスプリングを有して
おり、第1突起及び第2突起は、トーションスプリング
の自由状態と密着状態との間の角度差より小さい角度差
だけ入力側部材と中間部材とが相対回転可能となるよう
円周方向に幅を有して形成されている。
【0014】この装置では、第1ダンパー部にトルクが
入力されると、複数のトーションスプリングが回転方向
に圧縮されて入力側部材と中間部材とが相対回転する。
そして、入力側部材と中間部材との相対回転は第1突起
と第2突起とにより所定の角度範囲に制限される。そし
て、第1突起及び第2突起は円周方向に上記所定幅を有
して形成されているため、トーションスプリングが密着
状態となる前に入力側部材と中間部材との相対回転が規
制される。
【0015】ここでは、トーションスプリングは密着状
態になることがないため、トーションスプリングの応力
が著しく高くなるのを防止でき、トーションスプリング
の設計の自由度が増す。請求項4に記載のロックアップ
装置は、請求項1から3のいずれかの装置において、中
間部材と出力側部材とを回転方向に弾性的に連結するた
めの第2ダンパー部をさらに備えている。
【0016】この装置では、入力側部材にトルクが入力
されると第1ダンパー部、中間部材、第2ダンパー部及
び出力側部材を順次経由して出力側の部材に伝達され
る。このとき、第1及び第2ダンパー部に捩り振動が入
力されると、各ダンパー部の捩り特性に応じて捩り振動
が吸収される。ここでは、複数のダンパー部を有するロ
ックアップ装置においても、第1突起と第2突起とによ
り入力側部材と中間部材との相対回転を規制することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1及び図2に本発明の一実施形
態が採用されたロックアップ装置6を示す。図1の左側
にはエンジン(図示せず)が配置され、右側にはトラン
スミッション(図示せず)が配置されている。図1の一
点鎖線で示す中心線はトルクコンバータ1の回転軸線で
ある。図2の矢印R1はエンジンの回転方向であり、矢
印R2はその反対方向である。トルクコンバータ1全体
の構成は従来と同様であるため、ここでは詳細な説明は
省略する。
【0018】トルクコンバータ1は、フロントカバー3
と、3種の羽根車(インペラー4,タービン5,ステー
タ(図示せず))からなるトーラス7と、ロックアップ
装置6とを有している。フロントカバー3は、エンジン
のクランクシャフト(図示せず)に連結された円板状の
部材であり、インペラー4とともにトルクコンバータ1
の作動油室を形成している。作動油室内にはタービン5
がインペラー4と軸方向に対向して配置されている。タ
ービン5の内周部は後述するタービンハブ11に連結さ
れている。タービンハブ11はトランスミッションのメ
インドライブシャフト(図示せず)に連結されている。
【0019】タービンハブ11は、円筒状の部材であ
り、ボス10と、ボス10の外周面に形成された円板状
のフランジ12とを有している。ボス10の内周部には
スプラインが形成されており、このスプラインにはトラ
ンスミッション側のメインドライブシャフトがスプライ
ン係合している。ボス10のエンジン側には外周面10
aが形成されている。
【0020】ロックアップ装置6は、フロントカバー3
からのトルクをタービン5に機械的に伝達するととも
に、入力された捩り振動を吸収、減衰するための装置で
あり、フロントカバー3とタービン5との軸方向間に配
置されている。ロックアップ装置6は、入力側プレート
21と、中間プレート23と、第1ダンパー25と、出
力側プレート27と、第2ダンパー29とを備えてい
る。
【0021】入力側プレート21は、フロントカバー3
のタービン5側に軸方向に移動自在に配置されており、
トルクコンバータ1内の油圧の変化に応じて軸方向に移
動する。入力側プレート21の内周部はタービンハブ1
1の外周面10aに回転自在に支持されている。入力プ
レート21の外周部エンジン側にはフロントカバー3に
連結するための環状のフェーシング39が装着されてお
り、タービン5側には後述するトーションスプリング3
1を回転方向に押圧するための押圧部21aが形成され
ている。入力側プレート21外周端の対向する2箇所に
はタービン5側に突出する第1爪21bが形成されてい
る。各第1爪21bは円周方向に所定幅を有している。
【0022】中間プレート23は、入力側プレート21
のタービン5側に配置された環状部材であり、第1プレ
ート33と第2プレート35とから構成されている。第
1プレート33と第2プレート35とは軸方向に所定の
間隔をおいてリベット37により固定されている。第2
プレート35の外周部の対向する2箇所にはトーション
スプリング31を収納するための収納部35aが形成さ
れており、2つの収納部35aの円周方向間にはトーシ
ョンスプリング31の円周方向両端を支持するための支
持部35cが形成されている。第2プレート35外周端
の対向する2箇所には、入力側部プレート21の第1爪
21bに回転方向から当接可能な第2爪35bがエンジ
ン側に突出して形成されている。第2爪35bは第1爪
と同様に円周方向に所定幅を有している。さらに、この
実施形態では、2つの第2爪35bを結ぶ直線は2つの
第1爪21bを結ぶ直線と直交している。すなわち、2
つの第1爪21b(又は第2爪35b)の間の切欠きの
円周方向中央部に第2爪35b(又は第1爪21b)が
位置している。したがって、トーションスプリングの3
1の自由状態と密着状態(回転方向に最大限に圧縮され
た状態)との角度差より小さい角度差だけ入力側プレー
ト21と中間プレート23とが相対回転可能である。第
1プレート33及び第2プレート35の径方向中間部に
はそれぞれ、後述するコイルスプリング41を支持する
ための支持部33d,35dが形成されている。支持部
33d,35dは、円周方向に延びて形成されており、
コイルスプリングの41の円周方向両端及び径方向端部
を支持する。
【0023】第1ダンパー25は、入力側プレート21
と中間プレート23とを回転方向に弾性的に連結するも
のであり、2つのトーションスプリング31から構成さ
れている。出力側プレート27は、第1プレート33と
第2プレート35との軸方向間に両プレート33,35
に対し相対回転可能に配置されている。出力側プレート
27の内周部はタービンハブ11に連結されている。支
持部33d,35dに対応する出力側プレート27の径
方向中間部にはコイルスプリング41が配置される収容
部27aが形成されている。収容部27aは、円周方向
に延びて形成されており、コイルスプリング41の円周
方向両端を支持する。出力側プレート27の外周部に
は、中間プレート23と出力側プレート27との相対回
転を規制するためのストッパー部27bが形成されてい
る。ストッパー部27bは出力側プレート27外周部の
複数箇所に円周方向に切り欠かれた部分であり、ストッ
パー部27b内には前述のリベット37が配置されてい
る。これにより、中間プレート23が出力側プレート2
7に対し所定角度だけ相対回転すると、リベット37が
図2の37aで示す位置でストッパー部27bの円周方
向端部に当接して両プレート23,27の相対回転が規
制される。
【0024】第2ダンパー29は、中間プレート23と
出力側プレート27とを回転方向に弾性的に連結するも
のであり、3つのコイルスプリング41から構成されて
いる。コイルスプリング41はトーションスプリング3
1よりばね定数が小さいスプリングである。これによ
り、第2ダンパー29は第1ダンパー25より低剛性化
されている。
【0025】次に、このロックアップ装置6の動作につ
いて説明する。エンジンからクランクシャフトにトルク
が入力されると、フレキシブルプレート(図示せず)を
介してフロントカバー3及びインペラー4にトルクが伝
達される。すると、インペラー4の回転により駆動され
た作動油がタービン5を回転させることによりタービン
5にトルクが伝達される。タービン5のトルクはタービ
ンハブ11を介してメインドライブシャフトに伝達され
る。
【0026】車輌が所定速度に達すると、図示しない油
圧機構によりフロントカバー3と入力側プレート21と
の間の作動油が内周側からドレンされる。すると、ロッ
クアップ装置6の軸方向両側で油圧差が生じるため、入
力側プレート21がフロントカバー3側に移動してフェ
ーシング39がフロントカバー3に押し付けられる。こ
れにより、フロントカバー3からのトルクはロックアッ
プ装置6を介して機械的にタービンハブ11に伝達され
る。このトルクはさらにメインドライブシャフトに伝達
される。
【0027】ロックアップ装置6内では、フロントカバ
ー3からのトルクは、入力側プレート21に入力され、
トーションスプリング31、中間プレート23、コイル
スプリング41、出力側プレート27を順次経由してタ
ービンハブ11に伝達される。このとき、ロックアップ
装置6に入力される捩り振動の大きさに応じてコイルス
プリング41及びトーションスプリング31が回転方向
に圧縮されることにより捩り振動が吸収される。
【0028】捩り振動が小さい範囲では、まず、コイル
スプリング41が支持部33d,35dと収容部27a
とにより回転方向に圧縮されることにより、中間プレー
ト23と出力側プレート27とが相対回転する。この範
囲より捩り振動が大きくなると、次に、トーションスプ
リング31が押圧部21aと支持部35cとにより回転
方向に圧縮されることにより、入力側プレート21と中
間プレート23とが相対回転する。そして、さらに大き
い捩り振動が入力され、中間プレート23が出力側プレ
ート27に対し所定角度だけ相対回転すると、リベット
37aがストッパー部27bの円周方向端部に当接して
両プレート23,27の相対回転が制限される。
【0029】そして、さらに大きい捩り振動が入力さ
れ、入力側プレート21に対し中間プレート23が所定
角度だけ相対回転すると、第2爪35bが第1爪21b
に対し回転方向から当接する。これにより、入力側プレ
ート21と中間プレート23との相対回転が制限され
る。ここでは、トーションスプリング31の円周方向間
にストッパー機構を設ける必要がないため、トーション
スプリング31を配置するための円周方向スペースを十
分に確保することができる。また、このロックアップ装
置6では、トーションスプリング31が密着状態になら
ないため、トーションスプリング31の応力が著しく高
くなるのを防止できる。
【0030】[他の実施形態] (a)第1爪21b及び第2爪35bの円周方向端面
は、両爪21b、35bが当接したときの面圧が低くな
るよう径方向に所定の面積を有して形成されていてもよ
い。 (b)第1爪21b及び第2爪35bはそれぞれ、円周
方向に3つ以上形成されてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、トーションスプリング
の円周方向間にストッパー機構を設ける必要がないた
め、トーションスプリングの応力を大きくせずに、その
円周方向長さを十分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施形態が採用されたロックア
ップ装置を示す縦断面図。
【図2】前記ロックアップ装置を示す平面図。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ 3 フロントカバー 6 ロックアップ装置 11 タービンハブ 21 入力側プレート 21b 第1爪 23 中間プレート 25 第1ダンパー 27 出力側部材 29 第2ダンパー 35b 第2爪

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルクコンバータのフロントカバーとター
    ビン側の部材とを機械的に連結するためのロックアップ
    装置であって、 前記フロントカバーと前記タービンとの間に軸方向に移
    動自在に配置され、前記フロントカバーに連結及び連結
    解除可能であるとともに、円周方向に間隔をおいて複数
    の第1突起が形成された入力側部材と、 前記入力側部材に対向して配置され、前記複数の第1突
    起に回転方向から当接可能な複数の第2突起が形成され
    た中間部材と、 前記入力側部材と前記中間部材とを回転方向に弾性的に
    連結するための第1ダンパー部と、 前記中間部材からトルクが入力され、前記タービン側の
    部材に連結された出力側部材と、を備えたトルクコンバ
    ータのロックアップ装置。
  2. 【請求項2】前記第1突起は前記入力側部材の外周部か
    ら前記タービン側に突出して形成され、前記第2突起は
    前記中間部材の外周部から前記エンジン側に突出して形
    成されている、請求項1に記載のトルクコンバータのロ
    ックアップ装置。
  3. 【請求項3】前記第1ダンパー部は回転方向に配置され
    た複数のトーションスプリングを有しており、 前記第1突起及び第2突起は、前記トーションスプリン
    グの自由状態と密着状態との間の角度差より小さい角度
    差だけ前記入力側部材と前記中間部材とが相対回転可能
    となるよう円周方向長さを有して形成されている、請求
    項1または2に記載のトルクコンバータのロックアップ
    装置。
  4. 【請求項4】前記中間部材と前記出力側部材とを回転方
    向に弾性的に連結するための第2ダンパー部をさらに備
    えた、請求項1から3のいずれかに記載のトルクコンバ
    ータのロックアップ装置。
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