JP2020200859A - トルクコンバータ - Google Patents

トルクコンバータ Download PDF

Info

Publication number
JP2020200859A
JP2020200859A JP2019106746A JP2019106746A JP2020200859A JP 2020200859 A JP2020200859 A JP 2020200859A JP 2019106746 A JP2019106746 A JP 2019106746A JP 2019106746 A JP2019106746 A JP 2019106746A JP 2020200859 A JP2020200859 A JP 2020200859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper plate
torque converter
side damper
plate
input side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019106746A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020200859A5 (ja
Inventor
内藤 哲也
Tetsuya Naito
哲也 内藤
友彦 薄井
Tomohiko Usui
友彦 薄井
康浩 森本
Yasuhiro Morimoto
康浩 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
FCC Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
FCC Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, FCC Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2019106746A priority Critical patent/JP2020200859A/ja
Priority to CN202010391579.4A priority patent/CN112049913A/zh
Publication of JP2020200859A publication Critical patent/JP2020200859A/ja
Publication of JP2020200859A5 publication Critical patent/JP2020200859A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/04Combined pump-turbine units
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H41/30Details relating to venting, lubrication, cooling, circulation of the cooling medium

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

【課題】ストッパ機構を構成する入力側ダンパプレートおよび出力側ダンパプレートの各先端部の摩耗を防止してストッパ機構の性能の低下を抑制するトルクコンバータを提供する。【解決手段】トルクコンバータ100は、ポンプインペラ102を備えたトルコンカバー101と出力軸107にタービンハブ122を介して連結されたタービンランナ104とを直結するロックアップ装置110を備える。ロックアップ装置110は、トルコンカバー101にクラッチ機構130を介して接触または離隔する入力側ダンパプレート111およびこの入力側ダンパプレート111に外側ダンパスプリング113を介して対向配置される出力側ダンパプレート115を備える。出力側ダンパプレート115は、内側ダンパスプリング121を介してセンタダンパプレート120に組み付けられており、このセンタダンパプレート120を介してタービンハブ122に連結されている。【選択図】 図2

Description

エンジンからの駆動力を作動油を用いて増幅して出力軸側に伝達するトルクコンバータに関する。
従来から、主として自動変速機を備えた自走式車両(所謂AT車)においては、エンジンと変速機との間にトルクコンバータが設けられている。トルクコンバータは、互いに対向配置されたポンプインペラとタービンランナとの間で作動油が循環することによってエンジンからの駆動力を出力軸側に増幅して伝達する機械装置である。このトルクコンバータにおいては、エンジンの回転駆動力の変動(「トルク変動」ともいう)を減衰するためのコイルスプリングを備えたダンパ機構が設けられている。
この場合、ダンパ機構には、コイルスプリングへの過大な荷重の入力を制限してコイルスプリングの過度の収縮を防止するためにストッパ機構を設けられていることがある。例えば、下記特許文献1,2には、コイルスプリングを収容する出力側ダンパプレート(ダンパープレート94,中間プレート23)およびこの出力側ダンパプレートに対向配置される入力側ダンパプレート(摩擦ディスク152,入力プレート21)の各外縁部に互いの外縁部同士が周方向に引っ掛かり合うストッパ機構が開示されている。
特開2000−88081号公報 特開2001−317610号公報
しかしながら、上記特許文献1,2にそれぞれ記載されたトルクコンバータにおけるストッパ機構においては、出力側ダンパプレートに対して入力側ダンパプレートが出力軸の軸線方向に移動可能に構成されているため、ストッパ機構を構成する入力側ダンパプレートおよび出力側ダンパプレートの各先端部が互いに摺動し合って摩耗することでストッパ機構の性能が低下するという問題があった。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、ストッパ機構を構成する入力側ダンパプレートおよび出力側ダンパプレートの各先端部の摩耗を防止してストッパ機構の性能の低下を抑制することができるトルクコンバータを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、作動油を収容する収容空間を形成しつつ同空間内に作動油を流動させるポンプインペラを有してエンジンの駆動力によってポンプインペラとともに回転駆動するトルコンカバーと、ポンプインペラに対向配置されて作動油の流動によって回転駆動して出力軸を回転駆動させるタービンランナと、タービンランナと出力軸とを一体的に連結してタービンランナの回転駆動力を出力軸に伝達するタービンハブと、収容空間内にトルコンカバーの回転駆動力を伝達または遮断するクラッチ機構を介して回転可能に設けられた平面視で円板状の入力側ダンパプレートと、入力側ダンパプレートに対して相対回転可能に設けられた平面視で円板状の出力側ダンパプレートと、入力側ダンパプレートと出力側ダンパプレートとを弾性的に連結するダンパスプリングと、入力側ダンパプレートおよび出力側ダンパプレートの各外縁部によって形成されて入力側ダンパプレートと出力側ダンパプレートとの相対回転量を規制するストッパ機構とを備え、ストッパ機構は、入力側ダンパプレートおよび出力側ダンパプレートの各外縁部から張り出して形成されて入力側ダンパプレートおよび出力側ダンパプレートの周方向への相対変位によって互いに接触または離隔する入力側張出し部と出力側張出し部とで構成されており、入力側ダンパプレートおよび出力側ダンパプレートは、タービンハブに直接的または間接的に接触して出力軸の軸線方向の移動がそれぞれ規制されていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、トルクコンバータは、ストッパ機構が形成されている入力側ダンパプレートおよび出力側ダンパプレートがそれぞれタービンハブに連結されて出力軸の軸線方向の移動がそれぞれ規制されているため、入力側ダンパプレートおよび出力側ダンパプレートの各先端部に形成されたストッパ機構を構成する入力側張出し部と出力側張出し部の摩耗を防止してストッパ機構の性能低下を抑制することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記トルクコンバータにおいて、入力側張出し部および出力側張出し部は、入力側ダンパプレートおよび出力側ダンパプレートの各外縁部からそれぞれ凸状に張り出して形成されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、トルクコンバータは、入力側張出し部および出力側張出し部が入力側ダンパプレートおよび出力側ダンパプレートの各外縁部からそれぞれ凸状に張り出して形成されているため、凸状に張り出した入力側張出し部および出力側張出し部にそれぞれ隣接する凹状部分に出力側張出し部および入力側張出し部をそれぞれ配置した効率的なレイアウトでトルクコンバータを構成することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記トルクコンバータにおいて、入力側ダンパプレートおよび出力側ダンパプレートは、タービンランナに対してポンプインペラとは反対側に設けられており、ストッパ機構は、ダンパスプリングよりもタービンランナ側に設けられていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、トルクコンバータは、ストッパ機構がダンパスプリングに対してタービンランナ側に面して設けられているため、ポンプインペラおよびタービンランナから流出する作動油が迅速かつ円滑に流れ込んでストッパ機構を迅速に潤滑することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記トルクコンバータにおいて、入力側ダンパプレートは、外縁部より内側の部分がタービンランナ側に屈曲して同タービンランナ側に開口してダンパスプリングを収容するスプリング収容部を有していることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、トルクコンバータは、入力側ダンパプレートにおける外縁部より内側の部分がタービンランナ側に屈曲して同タービンランナ側に開口してダンパスプリングを収容するスプリング収容部を有しているため、ポンプインペラおよびタービンランナから流出する作動油が迅速かつ円滑にスプリング収容部内に流れ込んでスプリング収容部内およびダンパスプリングを迅速に潤滑するとともにダンパスプリングの断続的な伸縮による振動を抑えることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記トルクコンバータにおいて、出力側張出し部は、スプリング収容部内のダンパスプリングに対向配置されるとともにタービンランナ側に面する側面が平面状に形成されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、トルクコンバータは、出力側張出し部がスプリング収容部内のダンパスプリングに対向配置されるとともにタービンランナ側に面する側面が平面状に形成されているため、ポンプインペラおよびタービンランナから流出する作動油が出力側張出し部の平面状の側面を介して平面的に押圧することで同側面を曲面で構成する場合に比べて出力側張出し部の振動を抑制することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記トルクコンバータにおいて、入力側ダンパプレートは、出力側ダンパプレートによって出力軸の軸線方向における出力側ダンパプレート側への移動が規制されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、トルクコンバータは、入力側ダンパプレートが出力側ダンパプレートによって出力軸の軸線方向における出力側ダンパプレート側への移動が規制されて出力側ダンパプレートが入力側ダンパプレートの出力側ダンパプレート側への移動を規制する部品を兼ねているため、トルクコンバータの部品点数を少なくして小型化することができる。
本発明に係るトルクコンバータ内におけるロックアップ装置の構成を概略的に示す正面図である。 図2は、図1に示す2−2線から見たロックアップ装置を含むトルクコンバータの構成を概略的に示す断面図である。 図3は、図1に示す3−3線から見たロックアップ装置を含むトルクコンバータの構成を概略的に示す断面図である。 (A),(B)は、図1〜図3にそれぞれ示すロックアップ装置における入力側ダンパプレートの外観構成を示しており、(A)は入力側ダンパプレート正面図であり、(B)は(A)に示すB−B線から見た入力側ダンパプレートの断面図である。 (A),(B)は、図1〜図3にそれぞれ示すロックアップ装置における出力側ダンパプレートの外観構成を示しており、(A)は出力側ダンパプレート正面図であり、(B)は(A)に示すB−B線から見た出力側ダンパプレートの断面図である。 (A),(B)は、図1〜図3にそれぞれ示すロックアップ装置におけるセンタダンパプレートの外観構成を示しており、(A)はセンタダンパプレート正面図であり、(B)は(A)に示すB−B線から見たセンタダンパプレートの断面図である。 図1に示したロックアップ装置における入力側ダンパプレートが図示反時計回りに回転した状態を示す正面図である。
以下、本発明に係るトルクコンバータの一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るトルクコンバータ100内におけるロックアップ装置110の構成を概略的に示す正面図である。また、図2は、図1に示す2−2線から見たロックアップ装置110を含むトルクコンバータ100の構成を概略的に示す断面図である。また、図3は、図1に示す3−3線から見たロックアップ装置110を含むトルクコンバータ100の構成を概略的に示す断面図である。このトルクコンバータ100は、主として自動変速機を備えた自動車(所謂AT車またはCVT車)において、エンジンと変速機との間に設けられてエンジンの駆動力を増幅して変速機に伝達する機械装置である。
(トルクコンバータ100の構成)
トルクコンバータ100は、トルコンカバー101を備えている。トルコンカバー101は、図示しない車両のエンジンからの駆動力によって回転駆動する部品であり、主として、入力側半体101aとポンプ側半体101bとで構成されている。入力側半体101aは、トルコンカバー101の一部を構成する部品であり、金属製の円盤の外縁部が屈曲して延びる略カップ状に形成されている。この入力側半体101aは、背面(図示右側側面)がエンジンから延びる図示しないクランクシャフトに対して連結部品101cを介して連結されるとともに、前記屈曲した外縁部にポンプ側半体101bが接続されている。
ポンプ側半体101bは、トルコンカバー101の他の一部を構成する金属製の部品であり、入力側半体101aに嵌合する略カップ状の部分を有した円筒状に形成されている。このポンプ側半体101bの内壁面には、ポンプインペラ102が設けられている。
ポンプインペラ102は、トルコンカバー101と一体的に回転駆動して図示しない作動油をタービンランナ104に送る羽根車であり、ポンプ側半体101bの内壁面に放射状に形成されている。そして、このポンプ側半体101bは、入力側半体101aに嵌合した状態で固定的に取り付けられることによって入力側半体101aとポンプ側半体101bとの間に作動油およびポンプインペラ102をそれぞれ収容する収容空間103を形成して入力側半体101aと一体的に回転する。この収容空間103には、作動油およびポンプインペラ102のほかに、タービンランナ104、ステータ105、ロックアップ装置110およびクラッチ機構130が設けられている。
タービンランナ104は、ポンプインペラ102の回転駆動による作動油の流動によって回転する羽根車であり、ポンプインペラ102に対して対向するとともに相対回転可能な状態で設けられている。より具体的には、タービンランナ104は、後述するセンタダンパプレート120およびタービンハブ122をそれぞれ介して図示しない変速機(トランスミッション)から延びる出力軸107に連結されている。
ステータ105は、タービンランナ104から還流する作動油の流れを整流してポンプインペラ102に送る羽根車であり、ワンウェイクラッチ106を介して出力軸107に取り付けられている。ワンウェイクラッチ106は、ステータ105をタービンランナ104の回転方向と同じ方向にのみ回転可能に支持する部品であり、出力軸107上にベアリングを介してスプライン嵌合している。
ロックアップ装置110は、ポンプインペラ102とタービンランナ104とを作動油を介さずに直結するための機械装置であり、入力側ダンパプレート111を備えている。入力側ダンパプレート111は、図4に示すように、トルコンカバー101の入力側半体101aからクラッチ機構130を介して伝達される回転駆動力によって回転駆動する部品であり、平面状の円環部を有した平面視で円環状に形成されている。
この入力側ダンパプレート111は、内縁部の径方向外側部分がクラッチ機構130側に折り曲げられてクラッチ板保持部111aが形成されているとともに、外縁部の径方向内側部分がタービンランナ104側に直角に折り曲げられてスプリング収容部111bが形成されている。クラッチ板保持部111aは、後述する従動側クラッチプレート135を入力側ダンパプレート111の軸線方向に沿って変位可能、かつ同入力側ダンパプレート111と一体回転可能な状態保持する部分であり、外歯歯車状のスプラインで構成されている。
スプリング収容部111bは、外側ダンパスプリング113を収容する部分であり、入力側ダンパプレート111の周方向に沿って形成されている。このスプリング収容部111bの深さは、外側ダンパスプリング113の外径と略同一に形成されている。また、このスプリング収容部111bを構成する入力側ダンパプレート111の外縁部には、入力側張出し部112が形成されている。
入力側張出し部112は、後述する出力側張出し部116に接触することによって入力側ダンパプレート111と出力側ダンパプレート115との周方向への相対変位を規制する部分であり、入力側ダンパプレート111の外縁部から入力側ダンパプレート111の軸線方向と平行な方向に凸状に張り出して形成されている。これにより、入力側張出し部112は、スプリング収容部111b内に設けられる外側ダンパスプリング113に対してタービンランナ104側に形成されている。
この入力側張出し部112は、入力側ダンパプレート111の周方向に沿って均等な間隔を介して複数(本実施形態においては6つ)形成されている。また、入力側張出し部112の張出し量は、出力側張出し部116の厚さと同一または同厚さよりも若干厚くなる張出し量に形成されている。
外側ダンパスプリング113は、エンジンからトルコンカバー101を介して伝達される回転駆動力(トルク)の変動を減衰しながら出力側ダンパプレート115に伝達する部品であり、鋼製のコイルスプリングによって構成されている。この外側ダンパスプリング113は、スプリング収容部111b内にてスプリングホルダ114を介して周方向に6つ配置されている。
スプリングホルダ114は、スプリング収容部111b内にて各外側ダンパスプリング113を保持しつつ入力側ダンパプレート111の回転駆動とともに押圧する金属製の部品であり、平面状の円環部を有した平面視で円環状に形成されている。より具体的には、スプリングホルダ114は、外縁部が6つの位置で放射状に張り出して押圧部114aがそれぞれ形成されるとともにこれらの押圧部114aの各間に受け部114bがそれぞれ形成されている。
押圧部114aは、スプリング収容部111b内にて外側ダンパスプリング113の一方の端部を押圧する部分であり、U字状に折り曲げられて形成されている。また、受け部114bは、スプリング収容部111b内に配置された外側ダンパスプリング113の径方向内側部分を支持する部分であり、スプリングホルダ114の外縁部が外側ダンパスプリング113の円弧形状に沿って折り曲げられて形成されている。
このスプリングホルダ114は、各押圧部114aがスプリング収容部111b内にそれぞれ配置されて6つの外側ダンパスプリング113における各一方の端部に対向する位置に位置決めされた状態で各押圧部114aがリベット114cによって入力側ダンパプレート111に固定的に取り付けられている。また、スプリングホルダ114は、内縁部が出力側ダンパプレート115とサイドプレート117との間に挿し込まれた状態で保持されている。
出力側ダンパプレート115は、図5に示すように、外側ダンパスプリング113を介して入力側ダンパプレート111から伝達された回転駆動力によって回転駆動する部品であり、円環状の板状体で構成されている。より具体的には、出力側ダンパプレート115は、外縁部の6つの位置に放射状に張り出した出力側張出し部116がそれぞれ形成されるとともにこれらの出力側張出し部116の各間に押圧部115aがそれぞれ形成されている。また、出力側ダンパプレート115は、出力側張出し部116および押圧部115aよりも径方向内側に周方向に沿って6つのスプリング開口115bがそれぞれ形成されている。
押圧部115aは、スプリング収容部111b内にて外側ダンパスプリング113の他方の端部を押圧する部分であり、出力側ダンパプレート115の外縁部の一部が径方向外側に延びて形成された部分がL字状に折り曲げられて構成されている。これにより、外側ダンパスプリング113は、スプリング収容部111b内にて一方の端部側に配置されたスプリングホルダ114の押圧部114aと他方の端部側に配置された押圧部115aによって挟まれた状態で収容されている。
スプリング開口115bは、後述するセンタダンパプレート120およびサイドプレート117とともに内側ダンパスプリング121を保持する部分であり、出力側ダンパプレート115の周方向に沿って延びる略方形の長孔状に形成されている。この場合、スプリング開口115bは、出力側ダンパプレート115の径方向の内側および外側の各辺部分が出力側ダンパプレート115の盤面から曲面状にそれぞれ隆起して内側ダンパスプリング121を保持するように形成されている。
出力側張出し部116は、前記入力側張出し部112に接触することによって入力側ダンパプレート111と出力側ダンパプレート115との周方向への相対変位を規制する部分であり、出力側ダンパプレート115の外縁部から径方向外側に向かって凸状に張り出す板状に形成されている。この出力側張出し部116は、出力側ダンパプレート115の周方向に沿って均等な間隔でかつ前記6つの入力側張出し部112の各間の略中央部に位置するように形成されている。
また、出力側張出し部116の張出し量は、スプリング収容部111b内に収容されている外側ダンパスプリング113に対向しつつ入力側ダンパプレート111の外縁部に対向する位置まで延びて入力側ダンパプレート111の外径と略同一となる張出し量で形成されている。すなわち、出力側張出し部116は、入力側張出し部112と直交する方向に延びて形成されている。この場合、出力側張出し部116は、タービンランナ104に面する側面116aが出力側ダンパプレート115の径方向に平らに形成されている。また、出力側張出し部116は、出力側ダンパプレート115の径方向内側から外側に向かって幅が広がる平面視で扇状に形成されている。また、この出力側張出し部116および前記入力側張出し部112の各周方向の長さは、入力側ダンパプレート111と出力側ダンパプレート115とを相対的に回転変位させる量に応じて設定される。
この出力側ダンパプレート115は、タービンハブ122から延びるセンタダンパプレート120に対してタービンランナ104側に配置されるとともにセンタダンパプレート120に対して入力側ダンパプレート111側に配置されたサイドプレート117にリベット118a,118bを介して一体的に組み付けられている。この場合、出力側ダンパプレート115は、内縁部がワンウェイクラッチ106とタービンハブ122との間に回転摺動可能な状態で挿し込まれ径方向の位置が規定されている。
サイドプレート117は、センタダンパプレート120を介して出力側ダンパプレート115に一体的に組み付けられて回転駆動する部品であり、円環状の板状体で構成されている。このサイドプレート117には、前記スプリング開口115bに対向する位置にスプリング開口115bと同様のスプリング開口117aが形成されている。
リベット118aは、センタダンパプレート120を介した出力側ダンパプレート115とサイドプレート117とをサイドプレート117の外縁部付近で互いに連結している。一方、リベット118bは、前記タービンランナ104とサイドプレート117とを出力側ダンパプレート115およびセンタダンパプレート120を介してサイドプレート117の内縁部付近で互いに連結している。すなわち、出力側ダンパプレート115およびセンタダンパプレート120は、タービンランナ104と一体的に回転駆動する。
これらのリベット118a,118bによって互いに一体化された出力側ダンパプレート115とサイドプレート117との間には、前記したように、スプリングホルダ114の内縁部が挿し込まれており、スプリングホルダ114および入力側ダンパプレート111の出力軸107の軸線方向の移動が規制されている。また、出力側ダンパプレート115とサイドプレート117との間には、センタダンパプレート120とともに内側ダンパスプリング121が設けられている。
センタダンパプレート120は、図6に示すように、内側ダンパスプリング121を介して出力側ダンパプレート115から回転駆動力によって回転駆動する部品であり、円環状の板状体で構成されている。このセンタダンパプレート120は、内縁部がタービンハブ122に一体的に固着しているとともに前記出力側ダンパプレート115とサイドプレート117との間において周方向に相対変位可能な状態で出力側ダンパプレート115およびサイドプレート117に連結されている。また、センタダンパプレート120には、外縁部の6つの位置に放射状に張り出したスプリング収容部120aがそれぞれ形成されている。
スプリング収容部120aは、内側ダンパスプリング121を収容する貫通孔であり、センタダンパプレート120の周方向に沿って延びる略方形の長孔状に形成されている。また、スプリング収容部120aは、センタダンパプレート120の周方向に沿って軸線方向側に屈曲して形成されている。これらのスプリング収容部120aは、前記外側ダンパスプリング113の周方向における配置位置とは異なる位置に形成されている。
内側ダンパスプリング121は、出力側ダンパプレート115から伝達される回転駆動力の変動を減衰しながらセンタダンパプレート120に伝達する部品であり、鋼製のコイルスプリングによって構成されている。本実施形態においては、内側ダンパスプリング121は、外径の異なる2つのコイルスプリングを2重に重ねて構成されているが、1つのコイルスプリングで構成することもできる。また、内側ダンパスプリング121は、外側ダンパスプリング113とは異なるバネ特性で構成してもよいし同じバネ特性で構成することもできる。なお、図3においては、内側ダンパプレート121を二点鎖線で示している。
タービンハブ122は、タービンランナ104およびセンタダンパプレート120の各回転駆動力を出力軸107に伝達させる金属製の部品であり、円筒体の外周面に円板体が張り出すフランジ状に形成されている。このタービンハブ122は、内周部に内歯歯車状のスプラインが形成されて出力軸107にスプリング嵌合するとともに、外周部にセンタダンパプレート120の内縁部が固着されている。
クラッチ機構130は、エンジンからトルコンカバー101に伝達される回転駆動力をロックアップ装置110に対して伝達および遮断を行なう機械装置である。このクラッチ機構130は、クラッチ板保持体131を備えている。
クラッチ板保持体131は、後述するクラッチピストン136の外縁部を収容しつつ複数(本実施形態においては2つ)の駆動側クラッチプレート132およびストッパプレート133をそれぞれ保持する部品であり、金属材を円筒状に形成して構成されている。このクラッチ板保持体131は、一方(図示右側)の端部がトルコンカバー101の入力側半体101aの内壁部に固定的に取り付けられてトルコンカバー101と一体的に回転駆動するように構成されている。
また、クラッチ板保持体131は、内周部に内歯歯車状のスプラインが形成されており、このスプラインを介して複数の駆動側クラッチプレート132をおよび1つのストッパプレート133をクラッチ板保持体131の軸線方向に沿って変位可能、かつ同クラッチ板保持体131と一体回転可能な状態で保持している。
駆動側クラッチプレート132は、後述する従動側クラッチプレート135に押し当てられる平板環状の部品であり、SPCC(冷間圧延鋼板)材からなる薄板材を環状に打ち抜いて成形されている。この場合、駆動側クラッチプレート132の外周部には、クラッチ板保持体131の内周部に形成されたスプラインと嵌合させるための外歯歯車状のスプラインが形成されている。この駆動側クラッチプレート132は、クラッチ板保持体131内にて2つの従動側クラッチプレート135に対して交互に配置されている。
ストッパプレート133は、駆動側クラッチプレート132および従動側クラッチプレート135をクラッチピストン136とで挟むための部品であり、金属材を平板環状に形成して構成されている。このストッパプレート133は、クラッチ板保持体131の内周部にて駆動側クラッチプレート132および従動側クラッチプレート135よりも図示左側に配置されており、同内周部における図示左側端部に設けられたストッパ134によって図示左側への移動が規制されている。
従動側クラッチプレート135は、前記駆動側クラッチプレート132に押し当てられる平板環状の部品であり、SPCC(冷間圧延鋼板)材からなる薄板材を環状に打ち抜いて成形されている。この従動側クラッチプレート135の内周部には、前記した入力側ダンパプレート111のクラッチ板保持部111aに形成されたスプラインと嵌合させるための内側歯車状のスプラインが形成されている。すなわち、クラッチ板保持部111aは、クラッチ機構130の一部を構成する。
クラッチピストン136は、クラッチ板保持体131内において互いに交互に配置された駆動側クラッチプレート132および従動側クラッチプレート135を押圧またはこれらから離隔することで駆動側クラッチプレート132と従動側クラッチプレート135とを互いに密着および離隔させるための金属製の部品であり、円筒体の外周面に円板体が張り出すフランジ状に形成されている。このクラッチピストン136は、円筒状の内周部がクラッチハブ137を介して出力軸107に対して相対回転自在に支持されている。
また、クラッチピストン136は、トルコンカバー101の入力側半体101aの内壁部との間に隙間Sが確保されており、この隙間S内にクラッチハブ137を介して作動油が導入または流出することで駆動側クラッチプレート132および従動側クラッチプレート135に対して接近または離隔する。この場合、クラッチピストン136を作動させる作動油は、トルクコンバータ100の外部に設けられている図示しない供給装置によって出力軸107を介して供給が制御される。
クラッチハブ137は、クラッチピストン136を出力軸107上で相対回転可能な状態で支持する部品であり、金属材を円筒状に形成して構成されている。このクラッチハブ137には、クラッチピストン136を作動させる作動油を隙間Sに対して出し入れするための導入孔が形成されている。
(トルクコンバータ100の作動)
次に、上記のように構成したトルクコンバータ100の作動について説明する。このトルクコンバータ100は、所謂AT車またはCVT車においてエンジンと変速機との間に配置されて機能する。具体的には、トルクコンバータ100は、まず、車両の運転者によるブレーキの解除およびアクセルペダルの踏み込みによってエンジンの回転駆動力がトルコンカバー101に伝達されてトルコンカバー101およびポンプインペラ102が一体的に回転駆動する。
次いで、トルクコンバータ100は、トルクコンバータ100内の作動油が循環することによりタービンランナ104が回転駆動する。これにより、トルクコンバータ100を搭載する車両は、タービンランナ104の回転駆動力がタービンハブ122を介して出力軸107に伝達されることで走行を開始する。
次に、トルクコンバータ100は、運転者による加速操作によってトルコンカバー101の入力側半体101aの内壁部とクラッチピストン136との間の隙間Sに作動油が供給されることでクラッチピストン136が駆動側クラッチプレート132と従動側クラッチプレート135とを圧接させる。これにより、入力側ダンパプレート111は、クラッチ機構130を介してトルコンカバー101と連結されて一体的に回転駆動するため(図7に示す図示破線矢印方向)、トルコンカバー101の回転駆動力は外側ダンパスプリング113を介して出力側ダンパプレート115に弾性的に伝達される。
出力側ダンパプレート115に伝達された回転駆動力は、リベット118a,118bを介してサイドプレート117に伝達されるとともに内側ダンパスプリング121を介してセンタダンパプレート120に弾性的に伝達される。これにより、出力軸107は、タービンハブ122を介してセンタダンパプレート120から伝達される回転駆動力によって回転駆動する。
すなわち、トルクコンバータ100は、エンジンからの回転駆動力が増加する初期段階においてはポンプインペラ102とタービンランナ104との間を流れる作動油による流体を介したトルク伝達を行なった後、トルコンカバー101がクラッチ機構130およびロックアップ装置110をそれぞれ介した機械的な連結によるトルク伝達に切り替えてエンジンからの回転駆動力を連続的に出力軸107に伝達する。
このトルコンカバー101がクラッチ機構130およびロックアップ装置110をそれぞれ介して出力軸107に機械的な連結によってトルク伝達する状態をロックアップ状態という。この場合、ロックアップ装置110は、エンジンからの回転駆動力をこの回転駆動力に含まれる変動を外側ダンパスプリング113および内側ダンパスプリング121によって減衰しながら出力軸107に伝達する。
このロックアップ状態においてロックアップ装置110は、図7に示すように、入力側ダンパプレート111に伝達される回転駆動力が増大して外側ダンパスプリング113が圧縮限界に近い圧縮状態まで入力側ダンパプレート111と出力側ダンパプレート115との相対回転が進むと入力側ダンパプレート111の入力側張出し部112が出力側ダンパプレート115の出力側張出し部116に接触する。これにより、ロックアップ装置110は、入力側ダンパプレート111と出力側ダンパプレート115とが直接接触して回転駆動力を伝達する状態となり、外側ダンパスプリング113の過度な圧縮変形が防止される。すなわち、入力側張出し部112および出力側張出し部116が、本発明に係るストッパ機構に相当する。
この場合、入力側ダンパプレート111および出力側ダンパプレート115は、センタダンパプレート120などの部品を介して最終的にタービンハブ122に連結されて出力軸107の軸線方向の移動がそれぞれ規制されているため、入力側張出し部112と出力側張出し部116の摩耗を防止してストッパ性能の低下を防止することができる。なお、この場合、入力側ダンパプレート111は、スプリングホルダ114を介して出力側ダンパプレート115およびサイドプレート117によって出力軸107の軸線方向への移動が規制されている。
また、入力側張出し部112および出力側張出し部116で構成されるストッパ機構は、スプリング収容部111b内に設けられる外側ダンパスプリング113に対してタービンランナ104側に形成されている。すなわち、外側ダンパスプリング113は、本発明に係るダンパスプリングに相当する。これにより、ストッパ機構は、ポンプインペラ102とタービンランナ104との間から流出する作動油(図2における破線矢印参照)が流れ込むことでストッパ機構の円滑な動作が確保される。
また、ロックアップ状態においては、ロックアップ装置110は、出力側ダンパプレート115がエンジンからの回転駆動力の変動による外側ダンパスプリング113の頻繁な伸縮によって振動することがある。この場合、出力側ダンパプレート115は、タービンランナ104に面する出力側張出し部116の側面116aが平面状に形成されているため、ポンプインペラ102とタービンランナ104との間から流出する作動油が側面116a全体を外側ダンパスプリング113側に押圧することで出力側張出し部116の振動を抑えることができる。
また、外側ダンパスプリング113を収容するスプリング収容部111bは、タービンランナ104側に開口して形成されているため、ポンプインペラ102とタービンランナ104との間から流出する作動油の一部がスプリング収容部111b内に流れ込んでスプリング収容部111b内および外側ダンパスプリング113を迅速に潤滑するとともに外側ダンパスプリング113の断続的な伸縮による振動を抑えることができる。
一方、トルクコンバータ100は、車両の運転者によるブレーキの踏み込みまたはアクセルペダルの解除などの減速操作によってエンジンの回転駆動力が減少すると入力側ダンパプレート111と出力側ダンパプレート115との周方向への相対変位量が減少するとともに出力側ダンパプレート115とセンタダンパプレート120とのの周方向への相対変位量が減少する。また、トルクコンバータ100は、トルコンカバー101の入力側半体101aの内壁面とクラッチピストン136との間の隙間S内の作動油が流出されてクラッチピストン136が駆動側クラッチプレート132および従動側クラッチプレート135から離隔する。これにより、トルクコンバータ100は、ロックアップ状態が解消されてポンプインペラ102とタービンランナ104との間を流れる作動油による流体を介したトルク伝達状態に移行する。
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、トルクコンバータ100は、ストッパ機構が形成されている入力側ダンパプレート111および出力側ダンパプレート115がそれぞれタービンハブ122に連結されて出力軸107の軸線方向の移動がそれぞれ規制されているため、入力側ダンパプレート111および出力側ダンパプレート115の各先端部に形成されたストッパ機構を構成する入力側張出し部112と出力側張出し部116の摩耗を防止してストッパ機構の性能低下を抑制することができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、各変形例の説明においては、上記実施形態と同様の部分については同じ符号を付している。
例えば、上記実施形態においては、入力側張出し部112と出力側張出し部116からなるストッパ機構は、外側ダンパスプリング113に対してタービンランナ104側に形成されている。しかし、ストッパ機構は、外側ダンパスプリング113に対してクラッチ機構130側に形成することもできる。この場合、ストッパ機構における出力側張出し部116は、出力側ダンパプレート115の外縁部の径方向内側部分をクラッチ機構130側に折り曲げるとともにこの折り曲げた部分の先端部に形成することができる。また、ストッパ機構における入力側張出し部112は、入力側ダンパプレート111における外縁部分を折り曲げるまたは折り曲げることなくストレート状に形成するとともに、これらの線タブに形成することができる。
また、上記実施形態においては、スプリング収容部111bは、タービンランナ104側に開口した状態で形成した。しかし、スプリング収容部111bは、クラッチ機構130側に開口するように形成することもできる。具体的には、スプリング収容部111bは、出力側ダンパプレート115の外縁部の径方向内側部分をクラッチ機構130側に折り曲げてこの折り曲げた部分の内側に形成することもできる。
また、上記実施形態においては、出力側張出し部116は、タービンランナ104側に面する側面116aを平面状に形成した。しかし、出力側張出し部116は、タービンランナ104側に面する側面116aをタービンランナ104側に凸状に張り出す曲面状に形成することもできる。これによれば、出力側張出し部116は、ポンプインペラ102とタービンランナ104との間から流出する作動油を出力側ダンパプレート115の径方向外側または内側に速やかに導くことができる。
また、上記実施形態においては、入力側ダンパプレート111は、対向配置される出力側ダンパプレート115によって出力側ダンパプレート115側への移動が規制されている。しかし、入力側ダンパプレート111は、出力側ダンパプレート115以外の部品によって出力側ダンパプレート115側への移動を規制することもできる。例えば、入力側ダンパプレート111は、サイドプレート117に固定されることで出力側ダンパプレート115側への移動を含む出力軸107の軸線方向への移動を規制することもできる。
また、上記実施形態においては、ロックアップ装置110は、内側ダンパスプリング121を備えて構成した。しかし、ロックアップ装置110は、出力側ダンパプレート115が直接センタダンパプレート120またはタービンハブ122に連結される場合には内側ダンパスプリング121を省略して構成することもできる。
また、上記実施形態においては、入力側ダンパプレート111がセンタダンパプレート120などの部品を介して間接的にタービンハブ122に接触するとともに出力側ダンパプレート115がタービンハブ122に直接接触(摺動するように接触)することで出力軸107の軸線方向への移動がそれぞれ規制されている。すなわち、入力側ダンパプレート111および出力側ダンパプレート115は、入力側ダンパプレート111がタービンハブ122によって出力軸107の軸線方向への移動が間接的に規制されるとともに出力側ダンパプレート115がタービンハブ122によって出力軸107の軸線方向への移動が直接的に規制されている。しかし、入力側ダンパプレート111および/または出力側ダンパプレート115は、タービンハブ122に直接的および/または間接的に接触または連結されて出力軸107の軸線方向への移動がそれぞれ規制されるように構成されていればよく、上記実施形態に限定されるものではない。
S…トルコンカバーの入力側半体の内壁面とクラッチピストンとの間の隙間、
100…トルクコンバータ、
101…トルコンカバー、101a…入力側半体、101b…ポンプ側半体、101c…連結部品、102…ポンプインペラ、103…収容空間、104…タービンランナ、105…ステータ、106…ワンウェイクラッチ、107…出力軸、
110…ロックアップ装置、
111…入力側ダンパプレート、111a…クラッチ板保持部、111b…スプリング収容部、112…入力側張出し部、113…外側ダンパスプリング、114…スプリングホルダ、114a…押圧部、114b…受け部、114c…リベット、115…出力側ダンパプレート、115a…押圧部、115b…スプリング開口、116…出力側張出し部、116a…側面、117…サイドプレート、117a…スプリング開口、118a,118b…リベット、
120…センタダンパプレート、120a…スプリング収容部、121…内側ダンパスプリング、122…タービンハブ、
130…クラッチ機構、
131…クラッチ板保持体、132…駆動側クラッチプレート、133…ストッパプレート、134…ストッパ、135…従動側クラッチプレート、136…クラッチピストン、137…クラッチハブ。

Claims (6)

  1. 作動油を収容する収容空間を形成しつつ同空間内に前記作動油を流動させるポンプインペラを有してエンジンの駆動力によって前記ポンプインペラとともに回転駆動するトルコンカバーと、
    前記ポンプインペラに対向配置されて前記作動油の流動によって回転駆動して出力軸を回転駆動させるタービンランナと、
    前記タービンランナと前記出力軸とを一体的に連結して前記タービンランナの回転駆動力を前記出力軸に伝達するタービンハブと、
    前記収容空間内に前記トルコンカバーの回転駆動力を伝達または遮断するクラッチ機構を介して回転可能に設けられた平面視で円板状の入力側ダンパプレートと、
    前記入力側ダンパプレートに対して相対回転可能に設けられた平面視で円板状の出力側ダンパプレートと、
    前記入力側ダンパプレートと前記出力側ダンパプレートとを弾性的に連結するダンパスプリングと、
    前記入力側ダンパプレートおよび前記出力側ダンパプレートの各外縁部によって形成されて前記入力側ダンパプレートと前記出力側ダンパプレートとの相対回転量を規制するストッパ機構とを備え、
    前記ストッパ機構は、
    前記入力側ダンパプレートおよび前記出力側ダンパプレートの各外縁部から張り出して形成されて前記入力側ダンパプレートおよび前記出力側ダンパプレートの周方向への相対変位によって互いに接触または離隔する入力側張出し部と出力側張出し部とで構成されており、
    前記入力側ダンパプレートおよび前記出力側ダンパプレートは、
    前記タービンハブに直接的または間接的に接触して前記出力軸の軸線方向の移動がそれぞれ規制されていることを特徴とするトルクコンバータ。
  2. 請求項1に記載したトルクコンバータにおいて、
    前記入力側張出し部および前記出力側張出し部は、
    前記入力側ダンパプレートおよび前記出力側ダンパプレートの各外縁部からそれぞれ凸状に張り出して形成されていることを特徴とするトルクコンバータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載したトルクコンバータにおいて、
    前記入力側ダンパプレートおよび前記出力側ダンパプレートは、
    前記タービンランナに対して前記ポンプインペラとは反対側に設けられており、
    前記ストッパ機構は、
    前記ダンパスプリングよりも前記タービンランナ側に設けられていることを特徴とするトルクコンバータ。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載したトルクコンバータにおいて、
    前記入力側ダンパプレートは、
    前記外縁部より内側の部分が前記タービンランナ側に屈曲して同タービンランナ側に開口して前記ダンパスプリングを収容するスプリング収容部を有していることを特徴とするトルクコンバータ。
  5. 請求項4に記載したトルクコンバータにおいて、
    前記出力側張出し部は、
    前記スプリング収容部内の前記ダンパスプリングに対向配置されるとともに前記タービンランナ側に面する側面が平面状に形成されていることを特徴とするトルクコンバータ。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載したトルクコンバータにおいて、
    前記入力側ダンパプレートは、
    前記出力側ダンパプレートによって前記出力軸の軸線方向における前記出力側ダンパプレート側への移動が規制されていることを特徴とするトルクコンバータ。
JP2019106746A 2019-06-07 2019-06-07 トルクコンバータ Pending JP2020200859A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019106746A JP2020200859A (ja) 2019-06-07 2019-06-07 トルクコンバータ
CN202010391579.4A CN112049913A (zh) 2019-06-07 2020-05-11 变矩器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019106746A JP2020200859A (ja) 2019-06-07 2019-06-07 トルクコンバータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020200859A true JP2020200859A (ja) 2020-12-17
JP2020200859A5 JP2020200859A5 (ja) 2022-06-10

Family

ID=73609100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019106746A Pending JP2020200859A (ja) 2019-06-07 2019-06-07 トルクコンバータ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2020200859A (ja)
CN (1) CN112049913A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000088081A (ja) * 1998-09-10 2000-03-28 Valeo 流体力学的カップリング装置
JP2000356249A (ja) * 1999-06-16 2000-12-26 Valeo Unisia Transmission Kk 捩り振動減衰装置
JP2001317610A (ja) * 2000-05-02 2001-11-16 Exedy Corp トルクコンバータのロックアップ装置
DE102006028777A1 (de) * 2006-06-23 2007-12-27 Daimlerchrysler Ag Hydrodynamischer Drehmomentwandler und Verfahren zur Herstellung eines solchen
JP2009270652A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Honda Motor Co Ltd 流体伝動装置のダンパ保持装置
JP2011169419A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Honda Motor Co Ltd ねじりダンパ装置
US20150308554A1 (en) * 2014-04-25 2015-10-29 Valeo Embrayages Hydrokinetic torque coupling device with centered lock-up clutch friction disc, and method for assembling the same

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000088081A (ja) * 1998-09-10 2000-03-28 Valeo 流体力学的カップリング装置
JP2000356249A (ja) * 1999-06-16 2000-12-26 Valeo Unisia Transmission Kk 捩り振動減衰装置
JP2001317610A (ja) * 2000-05-02 2001-11-16 Exedy Corp トルクコンバータのロックアップ装置
DE102006028777A1 (de) * 2006-06-23 2007-12-27 Daimlerchrysler Ag Hydrodynamischer Drehmomentwandler und Verfahren zur Herstellung eines solchen
JP2009270652A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Honda Motor Co Ltd 流体伝動装置のダンパ保持装置
JP2011169419A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Honda Motor Co Ltd ねじりダンパ装置
US20150308554A1 (en) * 2014-04-25 2015-10-29 Valeo Embrayages Hydrokinetic torque coupling device with centered lock-up clutch friction disc, and method for assembling the same

Also Published As

Publication number Publication date
CN112049913A (zh) 2020-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9982765B2 (en) Fluid coupling
KR101803952B1 (ko) 차량용 토크 컨버터
US20090050437A1 (en) Clutch device
JPS6054546B2 (ja) 吸振ダンパ装置付直結クラッチを備えた流体継手
US9010508B2 (en) Starting apparatus
JP2004270786A (ja) ダンパ装置およびロックアップクラッチ装置
KR102321117B1 (ko) 토크 컨버터의 록업 장치
JP2008309317A (ja) 発進装置
JP5407947B2 (ja) ダンパ装置および流体伝動装置
KR102323869B1 (ko) 토크 컨버터의 록업 장치
JP2008224007A (ja) スプリングダンパ
US7581391B2 (en) Hydrodynamic torque transmitting device
JP4073749B2 (ja) 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
JP2021188732A (ja) トルクダンパ装置およびトルクコンバータ
KR100722331B1 (ko) 댐퍼 디스크 어셈블리
JP2020200859A (ja) トルクコンバータ
CN113454367A (zh) 摩擦联接装置
JP2017166668A (ja) トルクコンバータのロックアップ装置
US6866129B2 (en) Lockup device for fluid-type torque transmission device
US11118662B2 (en) Lock-up device
JP2007132522A (ja) 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
CN112352119B (zh) 扭矩缓冲器装置
JP4274900B2 (ja) 流体伝動装置
JP2006138429A (ja) トルクコンバータ
JP3601522B2 (ja) ダンパ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220601

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231003