JP2001317528A - 木やせ対応締め付け用金物 - Google Patents

木やせ対応締め付け用金物

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JP2001317528A JP2000307308A JP2000307308A JP2001317528A JP 2001317528 A JP2001317528 A JP 2001317528A JP 2000307308 A JP2000307308 A JP 2000307308A JP 2000307308 A JP2000307308 A JP 2000307308A JP 2001317528 A JP2001317528 A JP 2001317528A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木やせに対応して十分な締め付け力を発揮す
ると共に、取り付けの際に過度の締め付けが生じず、ま
た、弾性材の劣化を長期間にわたり抑制することができ
る木やせ対応締め付け用金物の提供。 【解決手段】 挿通孔14を備えた座金8と環状の弾性
体9を有する。弾性体9は成形時の高さ寸法Hを、使用
による圧縮時の高さ寸法h1に木やせ寸法h2を加え、
さらに、使用に基づく弾性体9の永久ひずみ寸法h3を
加算したもの以上とし、弾性体の硬度を高さ寸法h1に
圧縮したときの圧縮力が木材の縦圧縮強さ付近に留まる
ものとする。座金8に高さ方向にスカート19を設ける
ことがある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えば、柱と梁
の結合など、木材どうしを結合する際に用いる締め付け
用の金物に関する。このような金物には、ボルト形のも
の、ナット形のもの、座金を一体に備えたものがある。
【0002】
【従来の技術】柱と梁の結合のように、木軸構造住宅の
柱と横架材の結合は長期間にわたり、強固かつ緊密でな
ければならない。このため、従来のほぞとほぞ穴との嵌
合結合などにかわり、接合金物とボルト・ナットなどい
わゆる締め付け用の金物を用いた結合構造が多く採用さ
れるようになってきた。この場合に、柱を貫通して締め
付けるボルト・ナットでは、木やせによって当初の締め
付け力が極端に減少する。木やせは木材の経年変化の1
つで、木材の乾燥による縦・横寸法の縮小である(図1
4)。
【0003】木やせは、木材の種類や乾燥度によっても
異なる。木材の種類からすると一般にやわらかい樹種ほ
ど大きく、例えば、スギからヒノキ、米ツガ、米マツ、
ヒバの順に小さくなる。また、住宅建設に利用される木
材の乾燥度は30〜40%程度であり、この水分は築後
1年を経過するとほぼ20%に落ち着き、以後、天候に
左右される程度で大きく変化することはない。そして、
この1年間の木やせ量は105×105mmの角材で約
3mm程度で、以後、大きな変化はない。なお、これら
の値は一般値あるいは平均値であって、木材の寸法や環
境及び樹種によって異なる。
【0004】特開平7−207765号公報には建築用
ねじ締め装置が開示され、特開平10−205518号
公報および登録実用新案第3055307号公報には弾
性ゴム座金が開示されている。これらのねじ締め装置と
弾性ゴム座金は、いずれも木材どうしを結合するボルト
・ナットに関するもので、木材に特有な木やせに伴うボ
ルト・ナットの緩みを緩和するために座金に弾性材の復
元力を利用したものである。
【0005】しかし、その技術的思想は単に弾性体の復
元力を利用するにとどまり、スプリングワッシャと同
様、ナットなどの緩み防止にある程度の効果が認められ
ても、木やせが進行すると必要な締め付け力が不足した
り、弾性材が早期に劣化してしまう恐れがある。また、
木やせに対応できるようにと、取り付けの当初に過度な
締め付けを行い勝ちで、弾性材の破断や永久歪みによる
復元力の減退が生じることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、柱と梁な
どの接合箇所における木やせに対応して十分な締め付け
力を発揮すると共に、取り付けの際に過度の締め付けが
生じず、また、弾性材の劣化を長期間にわたり抑制する
ことができる木やせ対応締め付け用金物の提供を課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】ナットと座金及び環状の
弾性体とからなる締め付け用金物とする。座金と環状の
弾性体は共に挿通孔を備え、ボルトを通すことができ、
ナットはボルトの雄ねじと螺合する。座金やボルト・ナ
ットは、通常の鋼板や鋼棒を素材とするが、再利用を考
慮するときはステンレス鋼を素材とする。弾性体は、天
然ゴム、SBR,EPDM,CRなど多種のものを採用
することができる。なお、素原料として粉末ゴム(廃タ
イヤを粉末化したもの)を用い、これを固結化し環状の
弾性体にすることもできる。これは資源を再利用するリ
サイクル製品である上、安価であり、難燃性でもある。
【0008】木やせ対応締め付け用金物に用いる弾性体
は、木やせに応じて、木やせで減じる寸法を弾性で反発
復帰して埋め合わせ、かつ、それぞれの場合において設
定した値以上の締め付け力(必要締付力)を発揮してい
ることが必要である。しかも、この状態を少なくとも木
軸構造住宅の耐用年数である30年以上、維持しなけれ
ばならない。
【0009】これには、弾性体の素材的な特性と形態が
関連する。素材的な特性において主として関連するは、
弾性体の硬度と永久歪みであり、これらは当初の設定し
た圧縮量(力)を得るのに必要な圧縮力とその経年変化
に関係する。形態において主として関連するのは、面積
と高さであり、面積は圧縮力の大きさとこれを得るため
に必要なトルクに関連する。また、高さは木やせの経年
変化と関連し、木やせによる寸法的な縮小に対応して伸
張できるだけの充分な高さを当初に有している必要があ
る。なお、弾性体の素材的な特性として他に引き裂き強
さ、耐オゾン劣化、CS50%圧縮、難燃性など(JI
S規定に基づく試験項目)が関連するが、これらに優れ
ていることが好ましい。
【0010】経年変化に伴う木やせの程度は、前記のよ
うに、木材の種類と寸法によって様々であり、木やせ対
応締め付け金物に用いる弾性体は、基本的にはそれぞれ
の場合に応じて設計する必要がある。しかし、天然ゴ
ム、多くの合成ゴムの素材的な特性は、木やせ対応締め
付け金物の環状弾性体として必要な条件を備えているの
で(表1)、実際上では環状弾性体の寸法と現場におけ
る当初圧縮量の設定が重要である。
【0011】
【表1】 *永久歪・・・高さ方向で50%圧縮、30年経過後の推測
【0012】弾性体は通常、平らな環状に成形する。環
状の外径と内径は基本的に、外形を座金の外径よりも小
さく、内径はボルトや工具掛け部を有する長ナットにお
ける筒部の直径よりわずかに大きい程度とする。高さ
(厚さ)は、前記のように弾性体の硬度や弾力、永久歪
みの程度による。すなわち、弾性体は、成形時の高さ寸
法Hを基本的に、圧縮された使用状態時の高さh1に木
やせ寸法h2を加え、さらに、経年変化に基づく弾性体
の永久ひずみ寸法h3を加算したもの以上とする(図1
5)。このとき、弾性体を高さ寸法h1に圧縮した時の
圧縮力が木材の縦圧縮強さ付近に留まる硬度とする。ナ
ット又はボルトの締め込みによって、環状弾性体が木材
にめり込んでいくのを防止するためである。
【0013】ボルトを用いて木材どおしを接合する際
は、座金と環状弾性体を取り付ける個所に座繰り凹部を
設けることが多い。この場合、ナット又はボルト頭が座
繰り凹部から突出することは好ましくない。このため、
座繰り凹部の深さh4から使用するナット又は工具掛け
部あるいはボルト頭の高さ寸法と座金の厚さ寸法を合わ
せた寸法h5を差し引いた残り寸法h6に、木やせ寸法h
2を加え、さらに、経年変化に基づく弾性体の永久ひず
み寸法h3を加算したもの以上とすることがある。この
構造では、当初弾性体の高さHが、前記の基本とする寸
法に加え、座繰り凹部の深さh4の大きさによる制限を
受けることになる。しかし、ナットやボルト頭などが座
繰り凹部から突出しないことにより、例えば、壁下地材
を張り付ける際に締め付け用金物の先端が支障になるこ
とがない。
【0014】実際上、通常の木軸構造住宅に使用する木
やせ対応締め付け金物の場合、弾性体は当初高さ方向で
50%圧縮して30年経過時の永久歪みが27%以下と
推定できる特性を備えた素材(硬度75度の天然ゴムな
ど)を採用することが多い。そして、当初の高さ方向で
50%圧縮時の圧縮力を3000N/cm2付近に設定
すると前記の要件を満たすことができる。座繰り深さは
使用する工具との関連から通常、21mmが多いので、
これからすると、環状弾性体の当初高さは約10mmと
なる。締め付け力(圧縮復元力)も考慮すると、外径4
0mm、内径15mm、高さ10mmである。なお、図
15において、下方に示す数値は実施形態のものを一例
として記入したものである。図の取り付け状態において
は、数値的にそれぞれ余裕を持たせてあり、木材表面とナ
ット頂面との間に約1mmの間隔を取り、木やせ量は約4
mm、環状弾性体の永久歪は約1mmとしてある。
【0015】そして、環状弾性体は、設計された圧縮量
で取り付けられることが、長期間にわたり木やせに対応
して機能を発揮する上で重要であり、ボルト・ナットを
締め付けて、環状弾性体を圧縮するとき、圧縮に伴って
減少する環状弾性体の高さを正確に計測している必要が
ある。この計測手間を省くために、座金の外周縁をスカ
ートを高さ方向に設けてその先端縁が木材の表面に到達
したとき、圧縮された環状弾性体の高さが設定値になっ
ているようにすることがある。
【0016】この構造であると、格別な注意を払うこと
なく、座金の上からナットを工具によって締め付けてい
っても、スカートの先端縁が木材表面に到達すると回転
抵抗が急激に増して回転工具の発する音が変化したり、
あるいは木材表面にスカートの先端縁による筋が円形に
現れるなどの現象で環状弾性体を設定量に圧縮したこと
がすぐわかり、過度に締め付けてしまうことがない。ま
た、この状態では、環状弾性体は圧縮された状態でスカ
ートを備えた座金の内部に隠蔽された状態となる。
【0017】座金と環状弾性体は接着によって一体化し
ておくと、取り付け時に取り落としてしまうのなどの事
故がなく高所での取り扱いが容易になるが、締め付け時
に環状弾性体を高さ方向でねじることになり、環状弾性
体の回転方向への変形が締め付け完了後にせん断長さと
して残る。この変形は回転方向への歪みを戻す作用を生
じ、ボルト・ナットを緩めてしまう傾向が生じる。この
ため、ボルトあるいはナットを回転するとき、座金が環
状弾性体をねじらないように、座金と環状弾性体との間
にテフロン(登録商標名)のような滑面板を介在させた
り、環状弾性体と座金が接する面を滑面に処理すること
がある。
【0018】つまり、座金と環状弾性体を分離しておく
ことが好ましい。一方で、使用時の脱落を防ぐために、
座金の挿入孔が形成する内周を高さ方向で内側に折り曲
げて突出縁とし、これで座金と環状弾性体を落ちないよ
うに一体に組み合わせておくことがある。この突出縁の
高さを環状弾性体が有する高さに対する設定圧縮量にす
ることがある。この場合も、ナットの締め付けによって
環状弾性体は圧縮されていくが、設定圧縮量のところで
突出縁の先端が木材の表面に達して抵抗が増すので、そ
れ以上の軸方向移動は停止する。なお、この場合、圧縮
された環状弾性体の側面は開放されており、密閉されな
い。
【0019】座金とナットは一対で使用することが多い
から一体に成形もしくは溶接しておいてもよい。また、
ナットは工具掛け部を備えた長ナットの形態とし、ナッ
トには先端部(工具掛け部と軸方向で反対側)まで、ボ
ルトと螺合する雌ねじを設け、かつ、筒部の最先端部を
螺合用雌ねじの直径よりも大きな直径とした遊び筒に形
成することがある。ナットの筒部に座金及び環状弾性体
を差し込むと一体的に組み合わさって分離しにくいの
で、現場で取り扱いやすい。また、筒部先端を遊び筒に
構成してあるので、ボルトとの螺合開始が容易である。
特に、ボルトの長さを木材の断面寸法よりも小さく、ナ
ットを用いた締め付け完了時にボルトの先端が座繰り凹
部から突出しないようにする設計のものでは、長ナット
とボルトとの螺合が手探り作業になるが、遊び筒がある
と、の部分をガイドにしてナットとボルトを簡単に螺合
させることができる。以上、ナットと座金、環状弾性体の
組み合わせた木やせ対応締め付け金物について説明した
が、上記の構造はボルトに座金と環状弾性体を組み合わ
せた木やせ対応締め付け用金物であっても同じである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、柱1に梁2を接合金物3
を用いて接合した箇所を示し、接合金物3を木やせ対応
締め付け用金物4を用いて柱1に固定してある。この実
施形態において、木やせ対応金物4(図3)は、ボルト
5、工具掛け部6を備えた長ナット7a、座金8、及び
環状の弾性体9とからなっている。柱1ヘ固定した接合
金物3に梁2の端部を係合し、側方から差し込むピン1
0によって柱1と梁2を固定する。柱1は、105×1
05角の杉材、梁2は、105×180角の杉材であ
る。
【0021】そして、柱1へ接合金物3をボルト4と長
ナット5を用いて取り付ける際に、長ナット5の工具掛
け部6と柱1表面との間に座金8と環状弾性体9が用い
られる。符合11は、柱1に形成した座繰り凹部であ
り、符合12は、ほぞ凹部である。ほぞ凹部12には接
合金物3の正面に設けてあるほぞ部13を嵌合する。
【0022】図2は、柱1と梁2を羽子板ボルト14と
ボルト・ナット5,7を用いて接合している個所を示
し、一端を梁2にボルト5とナット7で締め付けて固定
した羽子板ボルト14の他端を柱1に貫通させ,其の先
端にナット7を螺合して締め付け、固定してある。ナッ
ト7と木材(柱、梁)の間には、いずれも座金8と環状弾
性体9を装着してある。
【0023】図4(イ〜ハ)は、木やせ対応締め付け金
物4におけるナット側部分を示しており、ナット7は、先
端を工具掛け部6と筒部15とからなる長ナット7a
で、雌ねじ16が貫通して形成されている。しかし、筒
部15の先端部は雌ねじ16を設けず、内径を大きくし
て遊び筒17に形成してある。座金8は厚さ4.5mm
の亜鉛引き鋼板をプレス加工して浅いお椀を伏せた形状
で、頑丈に成形してあり、天板部18の中央に長ナット
7が貫通する挿通孔19を備え、天板部18の外周には
高さ方向にスカート20を形成してある。天板部18の
直径D1(図5イ)は50mm、スカート20の高さH
1は5mm、挿通孔19の直径D2は14mmである。
環状弾性体9は素材を硬度70度の天然ゴム成形したも
のであり、中央に挿通孔21を有する。挿通孔21の直
径D2が環状弾性体9の内径である。
【0024】天然ゴムを成形した環状弾性体9の特性は
次の通り。
【表2】
【0025】図5において、(イ)は寸法を示すための
ものであり、(ロ)は長ナット7aによって締め付けた
状態を示している。座金8と環状弾性体9は、座金8の
下に環状弾性体9を重ねて使用し、その上から長ナット
7aで締め付ける。締め付けは外六角ナットに嵌まるソ
ケットを備えた回転工具を用い、座金8のスカート20
の先端縁が木材表面に到達した時点で停止する。停止の
タイミングは、スカート20の先端縁が木材表面に到達
してなお回転されるために、スカート20の先端縁で木
材表面に円形の筋が付くのを目視によって確認すると
か、回転工具の負荷が急激に増大して回転音が変化する
のを確認することで知ることができる。
【0026】座金8のスカート20の高さは環状弾性体
9の厚さ寸法の50%(設定した高さ方向の圧縮量が5
0%)としてあるので、スカート20の先端縁が木材表
面に到達したとき、環状弾性体9の圧縮量は高さ方向で
ほぼ正確に50%となる。実施形態において、このとき
の圧縮力すなわち締め付け力は300kg/cm2で、柱
1と梁2の接合状態を維持するのに充分である。また、
高さ方向で50%に圧縮された環状弾性体9は、外径が
増し、内径が減少する変形を受けているが、スカート2
0を備えた座金8の内部にすっぽりと収納され(図5
ロ)、外壁と内壁間の空間を伝う気流に曝されることが
ない。経年変化で木やせが進行すると、図14に実線で
示すように、締め付け力が減少していくが、105×1
05の杉材に関する最終の木やせ量4mmの時(30年
経過後)でさえ、残存締め付け力は500N/cm2以上
であるから、柱1と梁2の接合状態を維持するのに充分
である。
【0027】図6は、第2の実施形態を示し、第1の実施
形態と比較して長ナット7bの筒部15が短く、座金8
と環状弾性体9を重ねて装着したときに、環状弾性体9
の底面側から筒部15が突出しない。従って、いわゆる
ゴム付きワッシャと同様の感覚で使用することができ
る。また、筒部15の外形は弾性環状体9の内径よりも
少し大きくしてあるので、長ナット7b筒部15に座金
8を嵌挿し、環状弾性体9を装着すると、これらは一体
に組み付けられ、長ナット7bを取り落としたり、環状
弾性体9が落下してしまったりすることがない。なお、
ボルト5はなくても、ナット7と座金8、環状弾性体9
だけで汎用性を有し、通常のナットやワッシャなどと同
様に、業界に独立して流通するものであるから、これら
だけでも木やせ対応締め付け用金物4と言ううことがで
きる。さらには、同様の理由から、座金8と環状弾性体
9だけの組み合わせも、木やせ対応締め付け用金物4で
ある。
【0028】図7は、第3の実施形態を示し、ここでは
第1、第2の実施形態における長ナット7cが通常のナッ
ト22となっており、座金8と溶接23によって一体化
されている。座金8と環状弾性体9は分離していても、
一体に接着されていてもよい。この締め付け用金物4は
いわゆる座金付きナットの感覚で使用できる。図8は、
第4の実施形態であり、ナット7をボルト5に置き換え
た構成である。この実施形態において、座金8とボルト
5は別体で、座金8をボルト5に嵌挿しているが、座金
8とボルト5は溶接やかしめ加工などで一体化してあっ
てもよい。
【0029】図9は、第5の実施形態であり、座金8と
環状弾性体9の組み合わせを木やせ対応締め付け用金物
4(同図イ)としている。座金8は上面側と下面側の2
枚でその間に環状弾性体9を配置している。座金8には
環状の突条24を設けて、木材表面に対する座金8の取
り付け状態の安定を図っている。長ナット7bなどと組
み合わせて用いる(同図ロ)。ボルト5と組み合わせる
ことも可能である。
【0030】図10(イ〜ハ)は、木やせ対応締め付け
用金物4に関する第6の実施形態を示し、座金8と環状
弾性体9とからなる。座金8は、天板部18とスカート
20及び挿通孔19を備え、さらに、挿通孔19が形成
する内周縁に高さ方向の突出縁25を備えている。突出
縁25の高さH2は、スカート20の高さH1よりも小
さい。また、突出縁25の外径D3は、環状弾性体9の
挿通孔21の径d2よりも少し大きく、座金8を被せる
と突出縁25が環状弾性体9の挿通孔21に圧入され
(同図ロ)、摩擦による係合によって座金8と環状弾性
体9が一体となる。座金8と環状弾性体9が予め一体に
組まれていると、高所での取り扱い時に座金8と環状弾
性体9を一体に保持している必要が無く、作業が容易で
あり、また、注意が分散しないので安全である。
【0031】図11(イ)は、木やせ対応締め付け用金
物4に関する第7の実施形態であり、スカート20の形
態に特徴を有する。スカート20の先端縁が外側へ丸い
カール部26とされており、先端縁が木材表面に到達し
ているにもかかわらず、回転工具の強力な回転力で先端
縁が木材表面にめり込んで行くのを防止することができ
る。(ロ)は第8の実施形態であり、スカート20に窓
27を設けている。この構成では、環状弾性体9の圧縮
量を、スカート20の先端縁が木材表面に到達すること
ではなく、圧縮によって環状弾性体9の外径が増大し、
窓27に接してくる様子を見て定めることができる。ス
カート20の先端縁が木材表面に到達したのを見定める
ことが難しい場合に便利である。
【0032】図12(イ)(ロ)は、木やせ対応締め付
け用金物4に関する第9の実施形態であり、座金8の形
態に特徴を有する。座金8はスカート20を備えず、挿
通孔19が形成する内周に突出縁25を備える。そし
て、この突出縁の高さH3は、環状弾性体9の高さ寸法
hの50%となっている。天板部18の外径D1は環状
弾性体9の外径d1よりも大きい。
【0033】この座金8と環状弾性体9をナット7また
はボルト5で締め付け圧縮すると、突出縁25の先端縁
が木材の表面に到達したところで、回転抵抗が急激に増
大するので、回転音などが変化して、締め付けを停止す
べきことがわかる。このときの圧縮量が環状弾性体9の
高さ方向で50%となる。環状弾性体9は押し潰されて
外径が増し(図ロ)、周縁に張り出す。この張り出し具
合を見て、締め付けを停止することもできる。なお、第
6の実施形態の場合と同様に、突出縁25の外径D3
は、環状弾性体9の内径d2よりも大きく、座金8を被
せると、突出縁25が環状弾性体9の挿通孔21に圧入
される。
【0034】図13は、木やせ対応締め付け用金物4に
関する第10の実施形態であり、座金8と環状弾性体9
との間及び必要に応じて、環状弾性体9と木材表面との
間に滑面を形成する合成樹脂などの滑り板28を配置し
たものである。滑り板28を配置する代わりに、環状弾
性体9の表面にパラフィンなどの滑面剤をコーティング
してもよい。
【0035】この構成によれば、座金8と環状弾性体9
間のゴムせん断長さを縮小することができ、環状弾性体
9のねじり弾性変形による付勢でナット5あるいはボル
ト4が緩む方向に力を受けるのを緩和することができ
る。実験によると、ゴムせん断長さは、第1の実施形態
(ゴム硬度JISA70)において、滑り板28が無い場合は
10mm程度であるが、テフロン(商標名)の滑り板2
8を1枚、座金8と環状弾性体9との間に配置するとゴ
ムせん断長さは5mmとなり、2枚配置するとゴムせん
断長さは1〜2mm程度となる。
【0036】
【発明の効果】請求項1、5、7に記載の構成によれ
ば、圧縮された環状弾性体が木やせに応じて伸張し、木
軸構造における柱と梁など横架材の接合に必要な締め付
け力を維持するので、構造が強固で頑丈な木軸構造の住
宅を得ることができる。環状弾性体を用いた接合構造は
木軸構造を一種の柔構造とし、屋内外の振動の吸収に優
れる。また、住宅の耐震性が向上する。請求項2に記載
の構成によれば、深い孔中に先端があるボルトとの螺合
が容易になる。ボルトの先端が木材の表面に突出するこ
とを心配せずに施工することができる。請求項3に記載
の構成によれば、長ナットとボルトの軸線にずれがある
場合でも、長ナット先端部をボルト先端部ヘ簡単に螺合
させることができる。螺合を盲作業で行わねばならない
ときに便利である。請求項4、6に記載の構成によれ
ば、施工中にナットや座金を取り落とすことがなく、作
業能率がよく、また、危険が少ない。請求項8に記載の
構成によれば、木やせ対応締め付け用金物の端部が木材
の表面から突出せず、柱や梁あるいは土台に対する板張
りなどの作業に支障をきたさない。請求項9に記載の構
成によれば、現状で採用されている樹種の木材に対して
汎用性のある木やせ対応締め付け用金物を得ることがで
きる。請求項10に記載の構成によれば、環状弾性体の
圧縮量を座金のスカートによって規定することができる
ので、誰が行っても過不足無く環状弾性体を圧縮するこ
とができ、作業能率が向上する。
【0037】請求項11に記載の構成によれば、スカー
トの先端縁が半径方向に広がっているので、座金のスカ
ート先端縁が木材の表面に到達した後もなお回転される
ことがあっても、スカートの先端縁が木材の表面に食い
込む際の抵抗が大きく、不必要に食い込むことがない。
これにより、環状弾性体を過度に圧縮してしまうのを確
実に防止することができる。請求項12に記載の構成に
よれば、圧縮完了後は、スカートを備えた座金が環状弾
性体を密閉するので、環状弾性体の劣化を抑制すること
ができる。請求項13に記載の構成によれば、突出縁に
よってスカートと同じ機能を持たせることができ、しか
も、この機能を座金に環状弾性体を係合させる機能と兼
用することができる。スカートがないので、座金の成形
が容易になる。
【0038】請求項14、15に記載の構成によれば、
せん断長さが短くなるので、ナットやボルトが緩む方向
に力を受ける状態を緩和することができる。請求項16
に記載の構成によれば、ナットとボルトを盲作業で行う
必要があるような螺合構造に使用すると、螺合を簡単に
行えるので便利である。請求項17に記載の構成によれ
ば、接合後の木材に板張りなどをする場合の支障が少な
く、かつ、接合個所に木やせがあっても締め付け力など
の必要な接合条件が維持される接合構造を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】柱と梁の接合箇所を透視して示す正面図
【図2】柱と梁の他の接合箇所を示す斜視図
【図3】木やせ対応締め付け用金物の正面図(一部断
面)
【図4】イは長ナットの正面図、ロは座金と環状弾性体
の正面図、ハはナット個所の正面図(いずれも一部断
面)
【図5】イは断面による正面図、ロは使用状態での断面
【図6】イは長ナットの正面図、ロは座金と環状弾性体
の正面図、ハはナット個所の正面図(第2の実施形態、
いずれも一部断面)
【図7】イは長ナットの正面図、ロは座金と環状弾性体
の正面図、ハはナット個所の正面図(第3の実施形態、
いずれも一部断面)
【図8】イは長ナットの正面図、ロは座金と環状弾性体
の正面図、ハはナット個所の正面図(第4の実施形態、
いずれも一部断面)
【図9】イは断面による正面図、ロは長ナットと組み合
わせた状態の正面図
【図10】(イ)は、第6の実施形態を分解して示す断
面による正面図、(ロ)は、組み合わせた状態を示す断
面による正面図、(ハ)は、寸法を示すための図
【図11】(イ)は、第7の実施形態を分解して示す断
面による正面図(ロ)は、第8の実施形態を分解して示
す断面による正面図
【図12】(イ)は、第9の実施形態を分解して示す断
面による正面図、(ロ)は、取り付けた状態を示す断面
による正面図
【図13】第10の実施形態によるワッシャを分解して
示す断面による正面図
【図14】木やせの進行に伴う締め付け力の低下を示し
た図
【図15】寸法を説明するための正面図(一部)
【符号の説明】
1 柱 2 梁 3 接合金物 4 木やせ対応締め付け用金物 5 ボルト 6 工具掛け部 7 長ナット 8 座金 9 環状弾性体 10 ピン 11 座繰り凹部 12 ほぞ凹部 13 ほぞ部 14 羽子板ボルト 15 筒部 16 挿通孔(環状弾性体) 17 遊び筒 18 天板部 19 挿通孔(座金) 20 スカート 21 挿通孔(環状弾性体) 22 通常ナット 23 溶接 24 突条 25 突出縁 26 カール部 27 窓 28 滑り板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16B 7/18 F16B 37/00 Z 37/00 39/26 Z 39/26 39/34 Z 39/34 E04B 1/40 Z Fターム(参考) 2E125 AA04 AA14 AB12 AC23 AG03 AG04 AG12 BA53 BB08 BB16 BB22 BC05 BC09 BD01 BE06 BE07 BF06 BF08 CA05 CA09 CA14 CA65 EA17 EA33 EB06 3J001 FA02 FA09 GA10 GB01 JA10 3J034 AA07 AA08 BA08 BA09 CA01 CA03 DA06 3J039 AA08 BB03 GA02 GA03 GA12

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナットと座金および環状の弾性体を備
    え、これらはボルトの先端部に挿通し螺合させるもので
    あり、弾性体は成形時の高さ寸法Hを、使用による圧縮
    時の高さ寸法h1に木やせ寸法h2を加え、さらに、使
    用に基づく弾性体の永久ひずみ寸法h3を加算したもの
    以上とし、弾性体の硬度を高さ寸法h1に圧縮したとき
    の圧縮力が木材の縦圧縮強さ付近に留まるものとしてあ
    ることを特徴とした木やせ対応締め付け用金物。
  2. 【請求項2】 ナットは工具掛け部と座金を貫通する筒
    部を備えた長ナットであることを特徴とした請求項1に
    記載の木やせ対応締め付け用金物。
  3. 【請求項3】 長ナットにおける筒部は先端部までボル
    トとの螺合用雌ねじを形成してあり、最先端部を螺合用
    雌ねじの直径よりも大きな直径を有する遊び筒に形成し
    てあることを特徴とした請求項2に記載の木やせ対応締
    め付け用金物。
  4. 【請求項4】 ナットと座金が一体に固定されているこ
    とを特徴とした請求項1〜3のいずれか一つに記載の木
    やせ対応締め付け用金物。
  5. 【請求項5】 ボルトと座金および環状の弾性体を備
    え、座金と弾性体はボルトに挿通してあり、弾性体は成
    形時の高さ寸法Hを、使用による圧縮時の高さ寸法h1
    に木やせ寸法h2を加え、さらに、使用に基づく弾性体
    の永久ひずみ寸法h3を加算したもの以上とし、弾性体
    の硬度を高さ寸法h1に圧縮したときの圧縮力が木材の
    縦圧縮強さ付近に留まるものとしてあることを特徴とし
    た木やせ対応締め付け用金物。
  6. 【請求項6】 ボルトと座金が一体に固定されているこ
    とを特徴とした請求項5に記載の木やせ対応締め付け用
    金物。
  7. 【請求項7】 座金と環状の弾性体を備え、これらはボ
    ルトに挿通して使用するものであり、弾性体は成形時の
    高さ寸法Hを、使用による圧縮時の高さ寸法h1に木や
    せ寸法h2を加え、さらに、使用に基づく弾性体の永久
    ひずみ寸法h3を加算したもの以上とし、弾性体の硬度
    を高さ寸法h1に圧縮したときの圧縮力が木材の縦圧縮
    強さ付近に留まるものとしてあることを特徴とした木や
    せ対応締め付け用金物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7に記載の木やせ対応締め付
    け用金物において、弾性体に関し、使用による圧縮時の
    高さ寸法h1を、木やせ金物を取り付ける座操り部の深
    さh4から使用するナットの工具掛け部あるいはボルト
    頭の高さ寸法と座金の肉厚寸法を合わせた寸法h5を差
    し引いた残り寸法h6としてあることを特徴とした請求
    項1〜7のいずれか一つに記載の木やせ対応締め付け用
    金物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8に記載の木やせ対応締め付
    け用金物において、弾性体を、当初高さ方向で、50%
    圧縮して木軸構造住宅の耐用年数経過時に相当する永久
    ひずみが27%以下と推定できる特性を備えた素材で形
    成し、かつ、当初の高さ方向で50%圧縮時の圧縮力を
    3000N/cm2付近としてあることを特徴とした請求
    項1〜8のいずれか一つに記載の木やせ対応締め付け用
    金物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の木やせ対応締め付け用
    金物において、座金の形態を外周から高さ方向へスカー
    トが延び出した椀形に形成し、スカートの高さを弾性体
    が高さ方向で圧縮されたとき、先端縁が木材表面に到達
    する寸法としてあることを特徴とした請求項1〜9のい
    ずれか一つに記載の木やせ対応締め付け用金物。
  11. 【請求項11】 座金におけるスカートの先端縁が座金
    の半径方向に拡大するフランジに形成してあることを特
    徴とした請求項10に記載の木やせ対応締め付け用金
    物。
  12. 【請求項12】 環状の弾性体は、高さ方向で設定量に
    圧縮されたとき、スカートを備えた座金と木材の表面と
    によって全体が隠蔽されることを特徴とした請求項10
    または11に記載の木やせ対応締め付け用金物。
  13. 【請求項13】 座金が有するボルト挿通孔の内周に高
    さ方向の突出縁を形成し、弾性体が設定量に圧縮された
    とき、突出縁が木材表面に到達する寸法としてあること
    を特徴とした請求項1〜12のいずれか一つに記載の木
    やせ対応締め付け用金物。
  14. 【請求項14】 環状の弾性体と座金が接触する個所に
    すべり材を配置してあることを特徴とした請求項1〜1
    3のいずれか一つに記載の木やせ対応締め付け用金物。
  15. 【請求項15】 環状弾性体の座金と接する面がすべり
    面に処理されていることを特徴とした請求項1〜13の
    いずれか一つに記載の木やせ対応締め付け用金物。
  16. 【請求項16】 工具掛け部と筒部を有し、筒部は先端
    部までボルトとの螺合用雌ねじを形成してあるととも
    に、最先端部を螺合用雌ねじの直径よりも大きな直径を
    有する遊び筒に形成してあることを特徴とした長ナッ
    ト。
  17. 【請求項17】 使用するナット又はボルト頭の寸法と
    座金の厚さ寸法を合わせた寸法h5と使用状態に圧縮さ
    れた弾性体の厚さ寸法h1の合計が座操り部の深さ寸法
    h4を超えないことを特徴とした請求項1〜15のいず
    れか一つに記載の木やせ金物を用いた木材の接合構造。
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