JP2001317282A - 地盤削孔装置及び地盤削孔方法 - Google Patents

地盤削孔装置及び地盤削孔方法

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JP2001317282A
JP2001317282A JP2000138897A JP2000138897A JP2001317282A JP 2001317282 A JP2001317282 A JP 2001317282A JP 2000138897 A JP2000138897 A JP 2000138897A JP 2000138897 A JP2000138897 A JP 2000138897A JP 2001317282 A JP2001317282 A JP 2001317282A
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ヴァイクスラー レオンハルド
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KATOU KENKI KK
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D5/00Bulkheads, piles, or other structural elements specially adapted to foundation engineering
    • E02D5/22Piles
    • E02D5/34Concrete or concrete-like piles cast in position ; Apparatus for making same
    • E02D5/38Concrete or concrete-like piles cast in position ; Apparatus for making same making by use of mould-pipes or other moulds
    • E02D5/385Concrete or concrete-like piles cast in position ; Apparatus for making same making by use of mould-pipes or other moulds with removal of the outer mould-pipes
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D7/00Methods or apparatus for placing sheet pile bulkheads, piles, mouldpipes, or other moulds
    • E02D7/20Placing by pressure or pulling power

Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘削ポイントの地盤状態に影響されず任意の
掘削径で能率良く削孔を行うことができ、補助クレーン
を導入することなく吊り作業が行え、削孔工程の短縮を
図る。 【解決手段】 掘削孔の崩壊を防ぐためケーシング圧入
機で地中に圧入されたケーシングチューブ内の内部地盤
を掘削し排土を行なう地盤削孔装置において、移動式ク
レーンにより吊持された伸縮式ケリーバ10と、この伸縮
式ケリーバ10の先端部に取り付けられる掘削バケット14
と、伸縮式ケリーバ10を垂直軸まわりに回転可能に保持
しケーシングチューブ2上に載置される支持フレーム11
と、その支持フレーム11に設けられ伸縮式ケリーバ10
を垂直軸まわりに回転させる油圧モータ116と、支持フ
レーム11とケーシングチューブ2を係合させて伸縮式ケ
リーバ10の回転反力を支持する油圧クランプ装置114と
を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オールケーシング
工法に好適である地盤削孔装置及び地盤削孔方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物等の基礎杭を現場で構築す
るにあたっては、まず地盤に掘削孔を形成し、その掘削
孔内に鉄筋かごを挿入し、コンクリートを流し込んでコ
ンクリート杭を成形するいわゆる場所打ち杭工法が実施
されている。この場所打ち杭工法としてはアースドリル
工法、オールケーシング工法等の各種工法が知られてい
る。
【0003】アースドリル工法は、円筒形回転バケット
で素掘りを行い、または地盤安定液で孔壁を保護し掘削
を行うものであり、粘土質のような比較的堅い地盤を掘
削する場合に適している。
【0004】一方、オールケーシング工法は、地中にケ
ーシングチューブを圧入しながらそのケーシング内を中
掘りする工法であり、埋め立て地等の軟弱地盤であって
も削孔を行うことができ、ケーシングチューブを継ぎ足
せば杭の長尺化を図ることができ、深い支持層への打ち
込みが可能である。しかも、地中に障害物があっても削
孔が行えることから近年、多用されている工法である。
【0005】このオールケーシング工法においては、全
周回転式掘削機を用いてケーシングチューブを鉛直軸ま
わりに旋回させながら圧入する方法が一般的であり、ケ
ーシングチューブ内の土は何らかの方法で掘削し、排出
しなければならず、そのための道具として従来はハンマ
グラブが使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらハンマグ
ラブは、ケーシングチューブ内の狭いスペースで一対の
爪状部材を動かし中掘りした土をつかみ上げるものであ
るために、掘削、排土能率が低いという欠点がある。ま
た、ハンマグラブでは、落下させて削孔を行う時に発生
する騒音が大きいという問題があり、さらには掘削孔の
底面を平らに整形することができないため、杭の心材と
なる鉄筋かごを安定して設置することができず、成形さ
れるコンクリート杭の強度にばらつきの発生する虞れが
ある。また、掘削孔の底面に泥(スライム)が沈殿した
場合には、ポンプを用いて吸い上げ作業を行わなければ
ならず、作業工程が増えるという問題がある。
【0007】そこで、ハンマグラブに代えて掘削用スク
リューヘッドをケーシングチューブ内に挿入し、掘削と
排土を行うドリル方式が実用化されつつある。掘削用ス
クリューヘッドは、ベースマシンから起立させたリーダ
をガイドとして昇降させるように構成されており、従っ
て、ドリル方式ではベースマシンを全周回転式掘削機に
近接させて掘削が行われる。このドリル方式によれば、
ハンマグラブに比べて掘削、排土能率を格段に向上させ
ることができる。
【0008】ところが、上記ドリル方式では、ベースマ
シンを、全周回転式掘削機が設置される掘削ポイントに
近づけて配置しなければならないため、ベースマシンと
掘削ポイントとの間に不整地があったり、障害物がある
ような場合には削孔を行うことができないという問題が
ある。また、ベースマシンと掘削ポイントとの距離を広
く取ることができないために全周回転式掘削機の口径が
制約され、結果として大口径の掘削径を形成することが
できない。
【0009】また、掘削用スクリューヘッドの鉛直性は
ベースマシンの水平度に左右されるため、削孔を行うに
あたり、予めベースマシンの水平度を確保すべくベース
マシン用の地盤調整も必要になる。しかも、このベース
マシンは削孔専用機であるため、鉄筋かごの吊り込みや
ケーシングチューブの継ぎ足しを行う場合のように吊り
作業が必要とされる場合にはベースマシンを退避させて
補助クレーンを搬入しなければならない。
【0010】本発明は以上のような従来の場所打ち杭工
法における課題を考慮してなされたものであり、掘削ポ
イントの地盤状態に影響されず任意の掘削径で能率良く
削孔を行うことができ、また、削孔専用機を必要とせず
に削孔を行うことができ、また、削孔に係る作業工程を
短縮することのできる地盤削孔装置及び地盤削孔方法を
提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、掘
削孔の崩壊を防ぐためケーシング圧入機で地中に圧入さ
れたケーシングチューブ内の内部地盤を掘削し排土を行
なう地盤削孔装置において、移動式クレーンにより吊持
され伸縮可能に構成された多段式筒部材と、この多段式
筒部材の先端部に取り付けられる掘削ツールと、多段式
筒部材を垂直軸まわりに回転可能に保持しケーシングチ
ューブ上に載置される支持フレームと、その支持フレー
ムに設けられ多段式筒部材を垂直軸まわりに回転させる
駆動手段と、支持フレームとケーシングチューブを係合
させて多段式筒部材の回転反力を支持する反力支持手段
と、を備えてなる地盤削孔装置である。
【0012】請求項2の本発明は、上記掘削ツールが掘
削バケットからなる地盤削孔装置である。
【0013】請求項3の本発明は、上記支持フレーム
が、ケーシングチューブの上縁部に載置される固定フレ
ームと、その固定フレームから垂直方向に配置された油
圧シリンダを介して接続され、多段式筒部材の最外側筒
部材を保持する可動フレームとから構成されている地盤
削孔装置である。
【0014】請求項4の本発明は、上記反力支持手段
が、ケーシングチューブの上縁部を挟んでロックする油
圧クランプ装置からなり、ケーシングチューブの径方向
にその取付位置を移動させることができるように構成さ
れている地盤削孔装置である。
【0015】請求項5の本発明は、上記多段式筒部材
に、筒部材縮小時の衝撃を緩和するための緩衝機構が備
えられている地盤削孔装置である。
【0016】請求項6の本発明は、ケーシング圧入機に
より掘削孔の崩壊を防ぐためのケーシングチューブを地
中に圧入し、そのケーシングチューブ上に、移動式クレ
ーンに吊持された請求項1記載の地盤削孔装置を載置
し、ケーシングチューブと地盤削孔装置の支持フレーム
とを固定し、駆動手段によって多段式筒部材を垂直軸ま
わりに回転させつつ多段式筒部材を伸長させていくこと
により、ケーシングチューブ内の内部地盤を掘削する地
盤削孔方法である。
【0017】本発明に使用する移動式クレーンとして
は、下部走行体上に上部旋回体を搭載しブームを起伏さ
せるクローラクレーン、伸縮ブームを備えたホイールク
レーン、タワークレーンが好適であるが、これに限ら
ず、軌道上を走行する走行クレーンであってもよい。
【0018】請求項1の本発明に従えば、地盤削孔装置
を移動式クレーンで吊り下げてケーシングチューブに設
置できるようにし、地盤削孔装置の支持フレームに設け
た駆動手段により多段式筒部材の先端部に取り付けた掘
削ツールを自立駆動で垂直軸まわりに回転させ、掘削時
の回転反力を反力支持手段を介してケーシングチューブ
に支持させたため、専用の削孔機を必要とせず、しか
も、掘削ポイントの地盤状態に影響されず任意の掘削径
で能率良く削孔を行うことができる。
【0019】請求項2の本発明に従えば、ケーシングチ
ューブ内で中掘りされた土砂を効率良く排出することが
できる。
【0020】請求項3の本発明に従えば、油圧シリンダ
のロッドを伸縮させることにより、可動フレームに保持
されている多段式筒部材を昇降させることができるよう
に構成したため、例えば多段式筒部材をクレーンで吊り
下げ、ケーシングチューブ上に移動させて地盤削孔装置
をセッティングする場合は、ケーシングチューブ上に待
機させた地盤削孔装置についてワイヤロープの巻き解き
を行うことなくロッドを伸長させるだけでケーシングチ
ューブ上に地盤削孔装置を降ろすことができ、また、ケ
ーシングチューブ上に地盤削孔装置を載置して固定した
後は、掘削ツールを地盤から引き離す場合にロッドを縮
小させれば、ワイヤロープで巻き上げる場合よりも確実
且つ安全に掘削ツールを地盤から離脱させることができ
る。
【0021】請求項4の本発明に従えば、支持フレーム
に設けられた油圧クランプ装置でケーシングチューブの
上縁部を挟み込み、掘削ツールの回転反力を支持するよ
うに構成したため、掘削トルクを高めることができ、ま
た、地盤削孔装置とケーシングチューブの固定及び固定
解除が簡便に行える。また、油圧クランプ装置の取付位
置を、ケーシングチューブの径方向に移動させることが
できるように構成したため、ケーシングチューブの口径
が異なっても一台の地盤削孔装置で対応することができ
る。
【0022】また、多段式筒部材の最内側筒部材はケー
シングチューブ内に隠れてしまうため、その縮小動作を
外側から確認することはできない。従って、最内側筒部
材が縮小して最外側筒部材内に完全に格納されたときに
ショックとともに縮小動作が停止することになる。そこ
で、請求項5の本発明に従えば、筒部材の縮小時に衝撃
を緩和するための緩衝機構を備えたため、多段式筒部材
にダメージを与えることなく安全に縮小させることがで
きる。
【0023】請求項6の本発明に従えば、ケーシング圧
入機により掘削孔の崩壊を防ぐためのケーシングチュー
ブを地中に圧入し、そのケーシングチューブ上に上記構
成を有する地盤削孔装置を載置し、ケーシングチューブ
の上縁部に地盤削孔装置の支持フレームを固定させる
と、掘削ツールの回転反力をケーシングチューブで支持
させることができる。従って、この状態で駆動手段を駆
動させ多段式筒部材を垂直軸まわりに回転させつつ多段
式筒部材を伸長させると、ケーシングチューブ内の内部
地盤を掘削することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明に係る地盤削孔設備の全体
構成を示したものである。同図において、地盤削孔設備
1は、ケーシングチューブ2を地中に圧入する従来公知
のケーシング圧入機3と、そのケーシング圧入機3に装
着されたケーシングチューブ2上に載置される地盤削孔
装置4とから主として構成されている。
【0026】上記ケーシング圧入機3は、ケーシングチ
ューブ2を高トルクで全旋回させながら地中に対し垂直
方向に押し込んで掘削孔の崩壊を防止するものであり、
水平に設置されるベースフレーム5に、昇降フレーム6
を昇降させるための昇降シリンダ7を複数立設させてい
る。
【0027】昇降フレーム6には複数の油圧モータ8が
配設されており、遊星減速機9を介しケーシングチュー
ブ2を垂直軸まわりに旋回させるようになっている。な
お、ベースフレーム5には図示しないウエイトが搭載さ
れ、掘削時におけるケーシングチューブ2の回転反力を
制止することができるようになっている。
【0028】なお、ケーシング圧入機4は、上記した全
周回転式のものに限らず、揺動式のものであってもよ
い。
【0029】地盤削孔装置4は、多段式筒部材としての
伸縮式ケリーバ10と、その伸縮式ケリーバ10の下部
を収容するとともにケーシングチューブ2の上縁部に設
置される支持フレーム11とを備えており、伸縮式ケリ
ーバ10の上端は移動式クレーン(以下クレーンと呼
ぶ)12から巻き解かれるワイヤロープ13に吊り下げ
られている。
【0030】伸縮式ケリーバ10における最内側ケリー
バ(最内側筒部材)の下端には円筒形の掘削バケット
(掘削ツール)14が取り付けられている。この掘削バ
ケット14は、その先端(底面)に取り付けられた複数
の掘削ビットにより岩盤等を掘削し、バケット内部に掘
削した土砂を収納する従来公知のものである。
【0031】なお、掘削バケット14の底面には開閉蓋
14a(図2参照)が備えられており、上面にはその開
閉蓋14aを開くための操作棒14bが突出している。
この操作棒14bの上端には当接板14cが備えられ、
この当接板14cが後述する外装筒部111aの下縁111eと
当接すると、操作棒14bが下降し、開閉蓋14bを閉
じ状態に保持しているラッチ機構(図示しない)の係合
が解除され、掘削バケット14内の土砂の自重で開閉蓋
14aが開き、土砂の排出が行われるようになってい
る。
【0032】図2は地盤掘削装置4の構成を拡大して示
したものである。
【0033】同図において、伸縮式ケリーバ10の下部
を収容している支持フレーム11は、ケーシングチュー
ブ2の上縁部に載置される固定フレーム111と、その固
定フレーム111から垂直方向に配置された油圧シリンダ1
12を介して接続され、伸縮式ケリーバ10の外筒10a
を保持している可動フレーム113とから構成されてい
る。この可動フレーム113には後述する内装筒部120が一
体に垂下されている。
【0034】固定フレーム111は、内装筒部120が挿入さ
れる外装筒部111aと、その外装筒部111aの上部及び中央
部にそれぞれ形成された上環状部111b及び下環状部111c
とを有し、その下環状部111cから平面視十字状に脚部11
1dが延設され、その脚部111dのうちの対向する一対の脚
部に反力制止手段としてのクランプ装置114が備えられ
ている。
【0035】クランプ装置114は、脚部111d下面に取り
付られるクランプブロック114aを有し、そのクランプブ
ロック114aに形成されたコ字状の隙間内にケーシングチ
ューブ2の上縁部2aを挿入するようになっている。
【0036】このクランプブロック114aにはコ字状隙間
内を矢印B方向に進退するプッシャ114bが備えられ、こ
のプッシャ114bはクランプブロック114aに固定された油
圧シリンダ114cのロッド114dを伸縮させることによって
進退するようになっている。
【0037】プッシャ114bを進出させると、ケーシング
チューブの上縁部2aがクランプ装置114によって把持
され、固定フレーム111とケーシングチューブ2が固定
される。この逆に、プッシャ114bを後退させると、ケー
シングチューブの上縁部2aの把持が解除され、固定フ
レーム111とケーシングチューブ2との固定が解除され
る。
【0038】各クランプ装置114は、脚部111cの下面に
形成されたガイドレール111c′に沿って矢印B方向に往
復移動できるように構成されており、ケーシングチュー
ブ2の口径に合わせてクランプ位置を調整することがで
きるようになっている。
【0039】図3は図2のA−A矢視平面図を示したも
のである。同図において、一対のクランプ装置114と直
交する方向における下環状部111cには、一対のケリーバ
ガイド115,115が対向して配置されている。
【0040】このケリーバガイド115は、上環状部111b
と下環状部111cとにそれぞれ配設されており、内装筒12
0の筒軸方向に形成されている凸条120a,120aに係合し
て内装筒120の昇降動作をガイドするようになってい
る。
【0041】詳しくは、ケリーバガイド115は、凸条120
aをその両側から挟む一対のローラ115a,115aと、その
ローラ115aを支持する軸受金具115bとから構成されてい
る。
【0042】なお、脚部111eの下面には、ケーシングチ
ューブの上縁部2aに係合し得るV字溝を備えた固定金
具111fが備えられている(図4参照)。また、図2にお
いて上環状部111bには左右にブラケット111b′が張り出
されており、このブラケット111b′に、上記油圧シリン
ダ112のロッド112aが連結されている。油圧シリンダ112
のチューブ112bは、可動フレーム113に固定されてい
る。
【0043】可動フレーム113には、図4に示すように
2基の油圧モータ116,116が搭載されており、同図のC
−C矢視平面を示した図5に示すように、油圧モータ11
6の出力軸116aに固定された駆動ギア116bが、伸縮式ケ
リーバの外筒10aに固定されている環状のギア10d
と歯合し、伸縮式ケリーバ10を垂直軸まわりに回転さ
せるようになっている。なお、117,117は地盤削孔装置
1を搬送する際にフックが取り付けられるピンである。
【0044】図2において、伸縮式ケリーバ10は3段
式の入れ子構造をなし、ワイヤロープ13を繰り出すこ
とにより内装された中間ケリーバ(図示しない)、最内
側ケリーバ(最内側筒部材)10cを順次伸長させるも
のであり、最内側ケリーバ10cの下端に掘削バケット
14が取り付けられている。
【0045】最内側ケリーバ10cの下端と掘削バケッ
ト14との間には従来公知のコイルばね121、自在継手1
22及び緩衝機構123が介設されている。
【0046】コイルばね121は、削孔時においてケーシ
ングチューブ2内の掘削バケット14が受ける衝撃を、
油圧モータ116等の動力部に伝達しないようにするため
のものである。自在継手122は、掘削バケット14の振
れを許容して削孔を円滑にするためのものである。
【0047】緩衝機構123は、本実施形態において付加
されたものであり、伸縮式ケリーバ10が縮小されて最
内側ケリーバ10cが最外側ケリーバ10a内に格納さ
れるときのショックを吸収して装置にダメージを与えな
いようになっている。
【0048】すなわち、伸縮式ケリーバ10の最内側ケ
リーバ10cはケーシングチューブ2内に隠れた状態で
伸縮動作するため、格納されるタイミングを外側から確
認することはできない。従って、最内側ケリーバ10c
が完全に格納されたときにショックとともに縮小動作が
停止することになる。
【0049】そこで、本実施形態では、最内側ケリーバ
10cが最外側ケリーバ10a内に完全に格納されると
きに固定フレーム111と衝突することになる停止板124に
圧縮コイルばね123aを取り付け、最内側ケリーバ10c
格納時のショックを吸収できるように構成している。
【0050】次に上記構成を有する地盤削孔設備1によ
る削孔工程を図6〜図13を参照しながら説明する。
【0051】図6(a)において、まず、削孔ポイント
にケーシング圧入機3を設置し、クレーン12の主ワイ
ヤロープ13を巻き解き、圧入機3に対してケーシング
チューブ2の吊り込みを行う。このとき、地盤削孔装置
4は同じクレーン12の補助ワイヤロープ13aに吊り
下げられ、且つ、引き寄せワイヤロープ13bをウイン
チで巻き取ることにより、ブーム12aに沿った位置に
退避されている。すなわち、クレーン12を通常の吊り
作業に使用することができる。
【0052】次に、ケーシング圧入機3にケーシングチ
ューブ2が装着され削孔準備が完了すると、図6(b)
に示すように、ケーシングチューブ2を地中に圧入す
る。ケーシングチューブ2の圧入が、地盤に応じた所定
深さの位置まで進んだ所で、補助ワイヤロープ13aを
巻き上げつつ引き寄せワイヤロープ13bを巻き解くこ
とにより、ケーシングチューブ2の開口部D上に地盤削
孔装置4を配置する。
【0053】次に図7(c)に示すように、地盤削孔装
置4をケーシングチューブ2の上縁部に載置し、クラン
プ装置114を用いて地盤削孔装置4を固定する。次に同
図(d)に示すように、地盤削孔装置4に搭載されてい
る油圧モータ116を駆動させて掘削バケット14を自立
駆動させ、主ワイヤロープ13を巻き解いてケーシング
チューブ2内を中掘りする。
【0054】次に、図8(e)に示すように、掘削バケ
ット14を引き上げて開閉蓋14aを開き、その内部に
取り込まれた土砂を排出する。なお、この時、引き寄せ
ワイヤロープ13bは、排土時において掘削バケットを
旋回させる際に、遠心力による地盤削孔装置4の振れを
防止するように機能する。
【0055】次に同図(f)及び図9(g)に示すよう
に、ケーシングチューブ2内の掘削、排土を繰り返しな
がらケーシングチューブ2を地中に圧入していく。この
ように、ケーシングチューブ2の圧入工程とそのチュー
ブ内の地盤の掘削とを交互に行うことにより、削孔が行
われる。すなわち、全周回転式掘削機によるケーシング
チューブ圧入と、ケーシングチューブ内の中掘りとが別
の動力源によって行われるため、全周回転式掘削機或い
は地盤削孔装置4に負荷が集中しない。
【0056】このため、全周回転式掘削機が過負荷運転
されることがなく、また、クランプ装置114によるクラ
ンプ部分の滑りが防止され、さらにまた、全周回転式掘
削機や地盤削孔装置4において破損等の削孔不具合が発
生しない。それにより、従来のオールケーシング工法に
比べ、安定した削孔作業を連続して行うことができる。
しかも、全周回転式掘削機の掘削トルクを高めるべくそ
の規模を大きくする必要がないため、既存の全周回転式
掘削機を使用して削孔を行うことができる。
【0057】図10(h)は、土質に応じてハンマグラ
ブ20を使用する場合を示したものである。本実施形態
では削孔専用機を使用せず、通常のクレーンを使用して
いるため、例えば粘土質の地盤については地盤削孔装置
4を一旦、退避させておき、ハンマグラブ20による削
孔、排土を割り込ませることもできる。すなわち、ハン
マグラブ20或いは岩盤破壊用重垂(チゼル)の併用も
可能になる。
【0058】このようにして所定の深さに形成された掘
削孔内に図11(i)に示すように鉄筋かご21を挿入
する。
【0059】次に、図12(j)に示すようにトレミー
管22をセットし、コンクリートミキサー車23で掘削
孔内にコンクリートを流し込む。なお、図中24は地盤
中の支持層を示している。
【0060】次に、図13(k)に示すように、ケーシ
ングチューブ2とトレミー管22を抜去して杭が完成す
る。
【0061】なお、本発明において、掘削ツールとして
上記実施形態では掘削バケットを用いて説明したが、こ
の掘削ツールは、地盤の掘削或いは地下構造物を貫通さ
せるための削孔用として用意される各種の掘削ツールを
使用することができる。具体的には、コアバレルまたは
ドリリングバケット等のように円筒形の先端縁部に掘削
歯を配置した掘削ツール、カッタービットやラウンドビ
ット等のようにドリルの先端部にカッタービットを配置
した掘削ツール、杭底部をスカート状に拡径する拡幅ビ
ットを備えた掘削ツール等を使用することができる。
【0062】このような掘削ツールを備えた地盤削孔装
置によれば、ケーシングチューブの上端部に固定して鉛
直性を確保した状態でクレーンのワイヤロープを巻き取
りまたは巻き解くことにより上記掘削ツールを移動させ
るため、ケーシングチューブ内での掘削ツールの昇降速
度を速くすることができる。従って、リーダ形式の地盤
削孔装置に比べ、削孔作業の効率を高めることができ
る。また、装置の設置が簡単に行えるという利点があ
る。これらの掘削ツールを用い、オールケーシング工法
と組み合わせれば、効率の良い削孔作業が行える。
【0063】また、本発明において、駆動手段としての
油圧モータを駆動させる油圧源は、クレーンの上部旋回
体から取ることができるが、これに限らず、ケーシング
圧入機から取ることもでき、さらにまた、それらと別個
に配置された油圧源から取るように構成することもでき
る。
【0064】また、本発明において反力支持手段は、上
記実施形態では油圧クランプで構成したが、これに限ら
ず、図14に示すような係合機構を利用することもでき
る。同図に示す係合機構は、伸縮式ケリーバ10を収容
している外装筒部111aから放射状に複数のアーム部材3
0を延設し、そのアーム部材30を、アーム部材30と
対応してケーシングチューブ側に設けられたアーム係合
部材31に係合させることにより、掘削バケット14の
回転反力を支持するようにしたものである。
【0065】アーム係合部材31は鉤状に折り曲げられ
た金具からなり、このアーム係合部材31は、ケーシン
グチューブ2の上端部にボルト32で締め付け固定され
た環状輪の外周壁に固定されている。
【0066】この構成によれば、外装筒部111aを降ろし
て矢印D方向に若干回転させるだけで地盤削孔装置とケ
ーシングチューブ2とを固定することができるため、掘
削バケット14の回転反力を支持するための反力支持構
造を極めて簡単な構成とすることができる。しかも油圧
クランプのように動力源も油圧シリンダも必要としない
ため、コストダウンを図ることが可能になる。
【0067】また、本発明の地盤削孔装置は、上記実施
形態に示したオールケーシング工法に適用することが好
ましいが、これに限らず、リバースサーキュレーション
ドリル工法やアースドリル方法にも適用することができ
る。
【0068】リバースサーキュレーションドリル工法
は、掘削孔内に張った水の静水圧を利用して孔壁の自
立、保護を行ない回転ビットで掘削し、循環水の逆還流
によって土砂を排出するものであり、この場合、地盤削
孔装置を、地中に打ち込まれるスタンドパイプの上縁部
に固定して掘削を行うことができる。
【0069】一方、アースドリル工法に適用する場合、
地盤削孔装置を、地中に建て込まれる表層ケーシングの
上縁部に固定して掘削を行うことができる。
【0070】また、ケーシングチューブの上縁部にはキ
ャップ部材を嵌合させてクランプ装置によるクランプ時
の変形を防止することが好ましい。このキャップ部材は
ケーシングチューブを継ぎ足す時に取り外す必要がある
が、高所作業を伴わないために取り外しは容易に行え
る。
【0071】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1の本発明によれば、地盤削孔装置を移動式クレ
ーンで吊り下げてケーシングチューブに設置できるよう
にし、地盤削孔装置の支持フレームに設けた駆動手段に
より多段式筒部材の先端部に取り付けた掘削ツールを自
立駆動で垂直軸まわりに回転させ、掘削時の回転反力を
反力支持手段を介してケーシングチューブに支持させた
ため、専用の削孔機を必要とせず、しかも、掘削ポイン
トの地盤状態に影響されず任意の掘削径で能率良く削孔
を行うことができる。
【0072】また、移動式クレーンに吊り下げられた地
盤削孔装置は、例えば引き込み用のワイヤロープを巻き
取ることによってブームフット側に退避させることがで
き、その間、移動式クレーンは、ケーシング圧入機に対
するケーシングチューブの吊り込みや掘削孔に対する鉄
筋かごの吊り込み等のクレーン作業を行うことが可能に
なり、クレーンの稼働率を高めることができる。
【0073】請求項2の本発明によれば、ケーシングチ
ューブ内で中掘りされた土砂を効率良く排出することが
できる。
【0074】請求項3の本発明によれば、油圧シリンダ
のロッドを伸縮させることにより、可動フレームに保持
されている多段式筒部材を昇降させることができるよう
に構成したため、例えば多段式筒部材をクレーンで吊り
下げ、ケーシングチューブ上に移動させて地盤削孔装置
をセッティングする場合は、ケーシングチューブ上に待
機させた地盤削孔装置についてワイヤロープの巻き解き
を行うことなくロッドを伸長させるだけでケーシングチ
ューブ上に地盤削孔装置を降ろすことができ、また、ケ
ーシングチューブ上に地盤削孔装置を載置して固定した
後は、掘削ツールを地盤から引き離す場合にロッドを縮
小させれば、ワイヤロープで巻き上げる場合よりも確実
且つ安全に掘削ツールを地盤から離脱させることができ
る。
【0075】請求項4の本発明によれば、支持フレーム
に設けられた油圧クランプ装置でケーシングチューブの
上縁部を挟み込み、掘削ツールの回転反力を支持するよ
うに構成したため、掘削トルクを高めることができ、ま
た、地盤削孔装置とケーシングチューブの固定及び固定
解除が簡便に行える。また、油圧クランプ装置の取付位
置を、ケーシングチューブの径方向に移動させることが
できるように構成したため、ケーシングチューブの口径
が異なっても一台の地盤削孔装置で対応することができ
る。
【0076】また、多段式筒部材の最内側筒部材はケー
シングチューブ内に隠れてしまうため、その縮小動作を
外側から確認することはできない。従って、最内側筒部
材が縮小して最外側筒部材内に完全に格納されたときに
ショックとともに縮小動作が停止することになる。そこ
で、請求項5の本発明によれば、筒部材の縮小時に衝撃
を緩和するための緩衝機構を備えたため、多段式筒部材
にダメージを与えることなく安全に縮小させることがで
きる。
【0077】請求項6の本発明によれば、ケーシング圧
入機により掘削孔の崩壊を防ぐためのケーシングチュー
ブを地中に圧入し、そのケーシングチューブ上に上記構
成を有する地盤削孔装置を載置し、ケーシングチューブ
の上縁部に地盤削孔装置の支持フレームを固定させる
と、掘削ツールの回転反力をケーシングチューブで支持
させることができる。従って、この状態で駆動手段を駆
動させ多段式筒部材を垂直軸まわりに回転させつつ多段
式筒部材を伸長させると、ケーシングチューブ内の内部
地盤を掘削することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地盤削孔設備の構成を示す斜視図
である。
【図2】図1の地盤削孔装置の構成を一部切り欠いて示
す拡大図である。
【図3】図1のA−A矢視平面図である。
【図4】図2の左側面図である。
【図5】図4のC−C矢視平面図である。
【図6】本発明による地盤削孔工程に関し、(a)はケ
ーシング圧入機の設置、(b)はケーシングチューブの
圧入を示す説明図である。
【図7】同じく(c)は地盤削孔装置のセット、(d)
は中掘り状態を示す説明図である。
【図8】同じく(e)は土砂の排出、(f)はケーシン
グチューブの圧入を示す説明図である。
【図9】同じく(g)はケーシングチューブ内の掘削を
示す説明図である。
【図10】同じく(h)はハンマグラブの併用を示す説
明図である。
【図11】同じく(i)は鉄筋かごの挿入を示す説明図
である。
【図12】同じく(j)はコンクリート充填を示す説明
図である。
【図13】同じく(k)はケーシングチューブとトレミ
ー管抜去を示す説明図である。
【図14】反力支持手段の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 地盤削孔設備 2 ケーシングチューブ 3 ケーシング圧入機 4 地盤削孔装置 5 ベースフレーム 6 昇降フレーム 7 昇降シリンダ 8 油圧モータ 10 伸縮式ケリーバ 11 支持フレーム 12 移動式クレーン 14 掘削バケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 正敏 大阪府堺市三宝町1−10−1 カトウ建機 有限会社内 (72)発明者 レオンハルド ヴァイクスラー ドイツ国 ヴィッテルスバッハーストラッ セ 5 86522 シュローベンハウゼン バウアー スペチアルティーフバウ ゲー エムベーハー内 (72)発明者 芦田 恵樹 東京都中央区日本橋1−3−13 コベルコ 建機株式会社東京本社内 (72)発明者 藤木 大助 東京都中央区日本橋1−3−13 コベルコ 建機株式会社東京本社内 Fターム(参考) 2D029 DC01 PA07 PB03 PB05 PC02 PD02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削孔の崩壊を防ぐためケーシング圧入
    機で地中に圧入されたケーシングチューブ内の内部地盤
    を掘削し排土を行なう地盤削孔装置において、 移動式クレーンにより吊持され伸縮可能に構成された多
    段式筒部材と、この多段式筒部材の先端部に取り付けら
    れる掘削ツールと、多段式筒部材を垂直軸まわりに回転
    可能に保持しケーシングチューブ上に載置される支持フ
    レームと、その支持フレームに設けられ多段式筒部材を
    垂直軸まわりに回転させる駆動手段と、支持フレームと
    ケーシングチューブを係合させて多段式筒部材の回転反
    力を支持する反力支持手段と、を備えてなることを特徴
    とする地盤削孔装置。
  2. 【請求項2】 上記掘削ツールが掘削バケットからなる
    請求項1記載の地盤削孔装置。
  3. 【請求項3】 上記支持フレームが、ケーシングチュー
    ブの上縁部に載置される固定フレームと、その固定フレ
    ームから垂直方向に配置された油圧シリンダを介して接
    続され、多段式筒部材の最外側筒部材を保持する可動フ
    レームとから構成されている請求項1または2に記載の
    地盤削孔装置。
  4. 【請求項4】 上記反力支持手段が、ケーシングチュー
    ブの上縁部を挟んでロックする油圧クランプ装置からな
    り、ケーシングチューブの径方向にその取付位置を移動
    させることができるように構成されている請求項1〜3
    のいずれかに記載の地盤削孔装置。
  5. 【請求項5】 上記多段式筒部材に、筒部材縮小時の衝
    撃を緩和するための緩衝機構が備えられている請求項1
    〜4のいずれかに記載の地盤削孔装置。
  6. 【請求項6】 ケーシング圧入機により掘削孔の崩壊を
    防ぐためのケーシングチューブを地中に圧入し、そのケ
    ーシングチューブ上に、移動式クレーンに吊持された請
    求項1記載の地盤削孔装置を載置し、ケーシングチュー
    ブと地盤削孔装置の支持フレームとを固定し、駆動手段
    によって多段式筒部材を垂直軸まわりに回転させつつ多
    段式筒部材を伸長させていくことにより、ケーシングチ
    ューブ内の内部地盤を掘削することを特徴とする地盤削
    孔方法。
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