JP2001317196A - ベランダ補修作業用足場 - Google Patents
ベランダ補修作業用足場Info
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Abstract
易にかつ作業日時の制約を受けずにベランダの補修作業
を行うことを可能にする。 【解決手段】 建築物AのベランダBの柵Sにパーティ
ションPを介して固定脚部3を固定し、固定脚部3にブ
リッジ部4を設置し、ブリッジ部4に柵部5を立設させ
てベランダブリッジ1を設置する。固定脚部3の係合部
を柵Sの上端に係合させて支持アーム部8を柵Sに沿わ
せ、固定アーム部8aをベランダBの下面側へ配設し、
固定機構9のハンドル13を回動させて、当接板12を
突出させることにより、アーム部7と固定アーム部8a
とによって柵Sを上下から挟持させた状態に固定脚部3
を柵Sに固定する。
Description
ション等の集合住宅におけるベランダ補修作業用足場に
関するものである。
ンダは、老朽化に伴い、その防水加工部分等を補修する
必要がある。この補修を行う場合、従来では、各居住者
の了解の元で、ベランダに通じる部屋内を通って補修用
の資材をベランダへ運び、作業を行っていた。
ように、部屋内を通ってベランダへ資材を搬送する場
合、居住者が在宅しているときしか作業を行うことがで
きず、作業日時に制約を受けてしまうという問題があっ
た。また、部屋内を通るため、部屋内が汚れてしまった
り、あるいは防水剤等の資材の臭いが部屋内にこもって
しまうことがあり、しかも、玄関及びベランダへ通じる
窓を開放しなければならないため防犯上も問題があっ
た。
側から脚立や梯子を用いてベランダへ入り込んで補修作
業を行うことができるが、隣りのベランダとの間は、パ
ーティションが設けられているので、隣接するベランダ
の補修作業を行うには、一旦脚立や梯子によって外に降
り、その後、隣接するベランダへ脚立や梯子をかけ直し
て昇らなければならず、極めて非効率的であった。
の外装の補修工事を行う際に設置される大掛かりな足場
を利用して、外装の補修工事の合間に建物の外側からベ
ランダへ入り込んで行わざるを得ないのが現状であっ
た。
ので、大掛かりな足場を用いることなく、極めて容易に
かつ作業日時に制約を受けずに作業を行うことを可能と
する各種のベランダに対応したベランダ補修作業用足場
を提供することを目的としている。
に、請求項1記載のベランダ補修作業用足場は、集合住
宅等の建築物のベランダを補修する際に、ベランダを構
成する柵に取り付けて用いられるベランダ補修作業用足
場であって、ベランダを構成する柵に、ベランダ間に設
けられて各ベランダを仕切るパーティションを跨いだ位
置にそれぞれ固定されて、この柵の外側へ突出される固
定脚部と、これら固定脚部の上部に掛け渡されて固定さ
れる板部を有するブリッジ部と、該ブリッジ部の上方側
におけるベランダ側を除く三方向を囲うようにブリッジ
部の周囲に立設される柵部とを具備し、前記ベランダの
柵の外側に通路を形成するベランダブリッジを有してな
り、前記固定脚部は、ベランダの柵の上端に係合可能な
係合部と、該係合部を前記柵の上端に係合させた際に、
前記柵の外側に突出されるアーム部と、このアーム部の
下面側に下方へ向かって柵に沿って延在される支持アー
ム部と、該支持アーム部の先端部に設けられ、前記ベラ
ンダの下面側を係止する固定アーム部とを有し、前記係
合部と前記固定アーム部とによって前記ベランダの柵に
係合して固定されることを特徴としている。
ィションを介してベランダの柵に設置されたベランダブ
リッジによって、ベランダの柵の外側に、柵部によって
ベランダ側を除く三方向が囲われた通路が形成されるの
で、パーティションによって仕切られたベランダ同士の
間を、ベランダブリッジによって行き来することが可能
となる。したがって、少なくとも1箇所のベランダへ入
れば、ベランダへ通じる部屋内を通ることなく、隣接す
る各ベランダへ行き来して補修作業を容易に行うことが
できる。これにより、居住者が在宅していなくてもベラ
ンダの補修作業を行うことができ、作業日時の制約が緩
和され、補修作業の効率を大幅に向上させることができ
る。また、ベランダへ通じるドアや窓の開放が不要であ
るので、防犯上も問題がなく、しかも、資材を運搬する
際に、部屋内を汚したり、防水剤等の資材の臭いを部屋
内にこもらせてしまうような不具合をなくすことができ
る。さらには、大掛かりな足場を設置して作業を行う場
合と比較して、設備費を大幅に低減させることができ
る。
合させて支持アーム部を柵に沿わせ、固定アーム部をベ
ランダの下面に係止させることにより、極めて容易に固
定脚部をベランダの柵に固定することができる。そし
て、このようにベランダの柵の上部と下部とに係合・係
止させる構造であるので、壁体状の柵を有するベランダ
はもとより、あらゆる構造の柵を有するベランダに、極
めて容易に固定することができる。つまり、ベランダの
床部の縁部に形成されたパラペットの上部に立設された
複数の支柱部と、これら支柱部の上端に固定されて側方
に配設された手摺り部とからなる格子状の柵を有するベ
ランダにも容易に取り付けることができ、極めて汎用性
に優れた足場とすることができる。また、ベランダの柵
に固定される固定脚部と、この固定脚部に掛け渡される
ブリッジ部と、ブリッジ部のベランダ側を除く三方向を
囲うように立設される柵部とから構成されたもの、つま
り、これら固定脚部、ブリッジ部及び柵部からなる三分
割された部品から構成されたものであるので、搬出入の
容易化を図ることができる。これにより、例えば、大型
車両を用いることなく、乗用車程度の大きさの車両で
も、容易に運搬することができる。
は、請求項1記載のベランダ補修作業用足場において、
前記固定アーム部に、ねじ込み量に応じて前記ベランダ
の底面側へ向かって進退される当接板を有する固定機構
が設けられ、前記係合部を係合させた状態にて、前記固
定機構の当接板を突出させることにより、前記アーム部
と固定アーム部とによってベランダの柵を上下から挟持
した状態に固定されることを特徴としている。
とにより、極めて容易に、固定脚部を、アーム部と固定
アーム部とによってベランダの柵を上下から挟持した状
態に取り付けることができ、補修作業の高効率化を図る
ことができる。
は、請求項1または請求項2記載のベランダ補修作業用
足場において、前記支持アーム部に、前記ベランダの縁
部に形成されて上部に前記柵が支持されたパラペットに
係止可能な係止部材が上下方向へ移動可能に設けられて
いることを特徴としている。
有するベランダに用いる際に、固定脚部の係合部を柵の
上端に係合させ、固定アーム部をベランダの下面に係止
させた状態にて、係止部材をパラペットに係合させるこ
とにより、さらに確実に固定脚部をベランダの柵に取り
付けることができ、さらに良好な安定性を得ることがで
きる。
は、請求項1〜3のいずれか1項記載のベランダ補修作
業用足場において、前記ベランダブリッジが、前記ブリ
ッジ部を構成する板部が上方側へ開閉可能とされている
ことを特徴としている。
側へ開閉可能とされているので、下方側から梯子等に昇
ってベランダブリッジの板部を開き、ベランダブリッジ
の上方側へ移動することができ、資材の運搬等を容易に
行うことができる。
は、請求項1〜4のいずれか1項記載のベランダ補修作
業用足場において、上下階に設置されたベランダブリッ
ジ同士の間に掛け渡される昇降用梯子を有することを特
徴としている。
ベランダブリッジ間における移動が可能となり、上下階
への資材の運搬、移動等を容易に行うことができる。
ンダ補修作業用足場について説明する。図1及び図2に
おいて、符号1は、ベランダブリッジであり、符号2
は、昇降用梯子である。
参照して説明する。ベランダブリッジ1は、建築物Aの
ベランダBを構成する柵Sに、ベランダBを仕切るパー
ティションPを跨いで取り付けられることにより、この
ベランダBの柵Sの外側に、作業者が通行可能な通路を
形成するもので、柵Sに固定される一対の固定脚部3
と、これら固定脚部3に載置されて固定されるブリッジ
部4と、このブリッジ部4に立設されてベランダB側を
除く3方向を囲う柵部5とを有している。
の床部B1の端部に形成されたパラペットB2に立設さ
れた複数の支柱部S1と、これら支柱部S1の上端に固
定されて、側方へわたって設けられた手摺り部S2とか
ら構成されている。
各構成部材の構造について図3及び図4を参照して説明
する。固定脚部3は、柵Sの上端である手摺り部S2に
係合する係合部6と、係合部6を柵Sの手摺り部S2に
係合させた際に、柵Sの外側に突出するアーム部7と、
このアーム部7の下面側に、下方へ向かって延在された
支持アーム部8とを有する角柱から構成されている。支
持アーム部8には、その先端部に、ベランダB側へ屈曲
された固定アーム部8aが形成されており、この固定ア
ーム部8aには、固定機構9が設けられている。なお、
符号8bは、支持アーム部8とアーム部7とに連結され
てそれぞれを補強する補強アームである。
に設けられた図示しないネジ孔にねじ込まれたボルト部
11と、このボルト部11の先端側に設けられた当接板
12と、ボルト部11の後端側に設けられたハンドル1
3とを有するもので、このハンドル13を把持して回動
することにより、ボルト部11のねじ孔へのねじ込み量
に応じて、その当接板12が上下方向に進退されるよう
になっている。
を柵Sの内側に係合させてアーム部7を柵Sから外側へ
突出させ、支持アーム部8の固定アーム部8aを、ベラ
ンダBの床部B1の下方側へ入り込ませた状態にて、ハ
ンドル13を回動させて当接板12を突出させることに
より、アーム部7と当接板12とによって柵Sを上下方
向から挟持して固定されるようになっている。
止部材10が上下方向へ移動可能に設けられている。こ
の係止部材10は、その先端部が下方側へ屈曲されて係
止片部10aとされており、この係止部材10をベラン
ダBのパラペットB2上に配設することにより、係止片
部10aが、パラペットB2の内側に入り込んで係止す
るようになっている。また、この係止部材10には、支
持アーム部8との連結箇所に、固定用ネジ10bが設け
られている。そして、この固定用ネジ10bをねじ込む
ことにより、この固定用ネジ10bによって係止部材1
0が支持アーム部8に固定されるようになっている。な
お、固定脚部3には、柵部5の下端部が嵌合可能な支持
筒32が設けられている。
一対のチャンネル材21と、これらチャンネル材21の
上面側に設けられた板部22とを有している。図4にも
示すように、チャンネル材21の内側には、それぞれ連
結板23が設けられており、これらチャンネル材21と
連結板23とが一端にて連結されている。チャンネル材
21と連結板23との連結箇所には、互いに連通する挿
通孔(図示略)が形成されており、これら挿通孔に挿通
されたボルト24によって、これらチャンネル材21と
連結板23とが互いに回動可能に連結されている。ま
た、連結板23には、その上部側に、角パイプからなる
連結パイプ25が掛け渡されており、連結板23に固定
されている。
のチャンネル材21を、固定脚部3に上方側から嵌合さ
せることにより、ブリッジ部4が固定脚部3上に設置さ
れ、さらに、固定脚部3に形成された後述する係合切欠
部26に、チャンネル材21と連結板23とを連結して
いるボルト24を係合させることにより、固定脚部3上
にブリッジ部4が係合されて載置された状態に固定され
るようになっている。また、このとき、連結パイプ25
は、固定脚部3に掛け渡された状態に設置されるように
なっている。
ジ部4を載置させた状態にて、板部22を下方側から押
し上げることにより、この板部22がチャンネル材21
と連結板23との連結箇所を中心として、チャンネル材
21とともに上方側へ回動するようになっている。つま
り、ブリッジ部4は、その板部22が開閉可能になって
おり、この板部22を開くことにより、このベランダブ
リッジ1のブリッジ部4の上下への移動が可能となる。
から構成されたもので、その下端を、固定脚部3に設け
られた支持筒32へ、その上方側から嵌合させることに
より、ブリッジ部4のベランダB側を除く3辺を囲うよ
うに立設されるようになっている。この柵部5は、前面
側柵部5aと、この前面側柵部5aの両側部に設けられ
た側面側柵部5bとを有するもので、前面側柵部5aに
対して側面側柵部5bが連結部33によって回動可能に
連結されて折り畳み可能とされている。なお、符号34
は、パイプ31に溶接固定されて前面側柵部5a及び側
面側柵部5bをそれぞれ補強する補強板である。
されたフック41が固定されたもので、これらフック4
1は、ブリッジ部4の柵S側の連結パイプ25に係合さ
れて吊り下げられるようになっている。また、この昇降
用梯子2には、パイプ42を組み合わせたガード43が
設けられている。このガード43を構成するコ字状のガ
ード枠43aは、その両端部が昇降用梯子2に回動可能
に連結されて折り畳み可能とされている。
場によれば、ベランダB同士を仕切るパーティションP
を介してベランダBの柵Sに設置されたベランダブリッ
ジ1によって、ベランダBの柵Sの外側に、柵部5によ
ってベランダB側を除く三方向が囲われた通路が形成さ
れるので、パーティションPによって仕切られたベラン
ダB同士の間を、ベランダブリッジ1によって行き来す
ることが可能となる。したがって、少なくとも1箇所の
ベランダBへ入れば、ベランダBへ通じる部屋内を通る
ことなく、隣接する各ベランダBへ行き来して補修作業
を行うことができる。これにより、居住者が在宅してい
なくてもベランダBの補修作業を行うことができ、作業
日時の制約が緩和され、補修作業の効率を大幅に向上さ
せることができる。
が不要であるので、防犯上も問題がなく、しかも、資材
を運搬する際に、部屋内を汚したり、防水剤等の資材の
臭いを部屋内にこもらせてしまうような不具合をなくす
ことができる。さらには、大掛かりな足場を設置して作
業を行う場合と比較して、設備費を大幅に低減させるこ
とができる。
よれば、固定脚部3の係合部6を柵Sの上端に係合させ
て支持アーム部8を柵Sに沿わせ、固定アーム部8aを
ベランダBの下面に係止させることにより、極めて容易
に固定脚部3をベランダBの柵Sに固定することができ
る。そして、このようにベランダBの柵Sの上部と下部
とに係合・係止させる構造であるので、壁体状の柵Sを
有するベランダBはもとより、あらゆる柵Sを有するベ
ランダBに、極めて容易に固定することができる。つま
り、ベランダBの床部B1の縁部に形成されたパラペッ
トB2の上部に立設された複数の支柱部S1と、これら
支柱部S1の上端に固定されて側方に配設された手摺り
部S2とからなる上記例の格子状の柵Sを有するベラン
ダBにも容易に取り付けることができ、極めて汎用性に
優れた足場とすることができる。
設された複数の支柱部S1の上端に固定されて側方へわ
たって設けられた手摺り部S2とから構成されたベラン
ダBに適応させたが、このベランダ補修作業用足場は、
例えば、パラペットB2上に壁体が設けられた構造のベ
ランダBにも適応させることができるのは勿論である。
脚部3と、この固定脚部3に掛け渡されるブリッジ部4
と、ブリッジ部4のベランダB側を除く三方向を囲うよ
うに立設される柵部5とから構成されたもの、つまり、
これら固定脚部3、ブリッジ部4及び柵部5からなる三
分割された部品だけから構成されたものあるので、運
搬、搬出入の容易化を図ることができる。これにより、
例えば、大型車両を用いることなく、乗用車程度の大き
さの車両でも、容易に運搬することができる。
させることにより、極めて容易に、固定脚部3を、アー
ム部7と固定アーム部8aとによってベランダBの柵S
を上下から挟持した状態に取り付けることができ、補修
作業の高効率化を図ることができる。また、パラペット
B2上に格子状の柵Sを有するベランダBに用いる際
に、固定脚部3の係合部6を柵Sの上端に係合させ、固
定アーム部8aをベランダBの下面に係止させた状態に
て、係止部材10をパラペットB2に係合させることに
より、さらに確実に固定脚部3をベランダBの柵Sに取
り付けることができ、さらに良好な安定性を得ることが
できる。
上方側へ開閉可能とされているので、下方側から梯子等
に昇ってベランダブリッジ1の板部22を開き、ベラン
ダブリッジ1の上方側へ移動することができ、資材の運
搬等を極めて容易に行うことができる。さらに、昇降用
梯子2によって上下階のベランダブリッジ1間における
移動が可能となり、上下階への資材の運搬、移動等を容
易に行うことができる。また、柵部5を構成する側面側
柵部5bを、前面側柵部側5aへそれぞれ回動させるこ
とにより、極めて容易に、柵部5が折り畳まれて、運
搬、搬出入の容易化が図られる。また、不使用時には、
折り畳んだ状態で重ねて保管することができ、保管スペ
ースの無駄な占有をなくすことができる。
れることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の設
計的変更が可能である。例えば、前記の例では固定脚部
3が、係合部6とアーム部7と支持アーム部8とを有す
る角柱からなっているものの、特にこのような構成にお
いては、製造上の理由により、例えば図5に示すような
構成とすることができる。すなわち、アーム部7、係合
部6、支持アーム部8をそれぞれアルミニウムの引抜材
からなる角状のパイプとし、アーム部7と係合部6との
連結を鋼板等からなる補助板50aで行い、同様にアー
ム部7と支持アーム部8との連結を鋼板等からなる補助
板50bを用いて行うことができる。ここで、補助板5
0a、50bによる連結については、これら補助板50
a、50bを各部材の両側面にそれぞれに跨った状態に
当接させ、その状態で各部材にリベット止めすることに
より、簡単に行うことができる。なお、アーム部7に
は、その支持筒32の形成箇所に、補強のため該支持筒
32に連通する開口(図示せず)を有した鋼板等からな
る補強部材51を設けている。
アルミニウムのパイプを用いることにより軽量でかつ安
価となる。また、溶接でなく補助板50a、50bによ
って各部材を連結していることから、長期の使用により
腐食やひび割れが生じた場合に、溶接したものでは全体
を廃棄しなくてはならないのに対し、図5に示した構成
のものでは劣化箇所のみを交換することでその使用を続
けることができ、よって経済的なものとなる。
す変更が可能である。図6に示した柵部60が図3に示
した柵部5と異なるところは、主にパイプ間の連結の仕
方にある。すなわち、図3に示した柵部5では、前面側
柵部5aのパイプ31と側面側柵部5bのパイプ31と
を連結部33で連結し、補助板34をパイプ31に溶接
固定しているのに対し、図6に示した柵部60では、パ
イプ間を連結具61によって連結している。
テンレス等の金属板をU字状に曲げてなる連結具本体6
1aと、ピン61bと、C字状の止め輪61cとを備え
てなるものである。連結具本体61aにはその両側に孔
61dが二つずつ形成されており、これら孔61dのう
ちの対向する一対の孔61d、61dに前記ピン61b
が挿通されるようになっている。ピン61bには、その
両端部にそれぞれ溝61eが周方向に沿って形成されて
おり、これら溝61eに前記止め輪61cが係合させら
れて取り付けられるようになっている。
成からなる連結具61によってパイプ間が連結されたも
ので、前面側柵部60aとこれの両側部に設けられた側
面側柵部60bとを有したものである。前面側柵部60
aは、コ字上のパイプ62と、これの両側部に渡される
横パイプ63と、パイプ62の中央部と横パイプ63と
の間に渡される縦パイプ64とから構成されている。ま
た、側面側柵部60bは、前記パイプ62に連結される
L字状のパイプ65と、このパイプ65と前記パイプ6
2との間に渡される横パイプ66とから構成されてい
る。なお、横パイプ63および縦パイプ64のそれぞれ
の両端部、パイプ65の一端部と横パイプ66の両端
部、さらにこれら各パイプが連結される各所には、図7
(a)に示したように前記連結具61のピン61bを挿
通させるための孔67が形成されている。
結部分では、以下の3通りの連結方法が採用されてい
る。図6中Xで示す、前面側柵部60aにおけるコ字上
のパイプ62と横パイプ63との間の連結、およびパイ
プ62および横パイプ63と縦パイプ64との間の連結
は、図7(a)から分かるように、パイプ62に連結具
61の曲がった中央部分を係合し、その状態で連結具6
1の孔61d、パイプ62の孔67、連結具61の孔6
1dの順にピン61bを挿通し、その状態で溝61eに
止め輪61cを係合させて固定する。そして、この連結
具61の両側部で横パイプ63の端部を挟み込み、その
状態で連結具61の孔61d、横パイプ63の孔67、
連結具61の孔61dの順にピン61bを挿通し、その
状態で溝61eに止め輪61cを係合させて固定する。
このような連結方法にすれば、パイプ62に対してパイ
プ63を、強固に固定した状態で連結することができる
ようになる。
るコ字上のパイプ62と側面側柵部60bにおけるL字
状のパイプ65との間の連結は、図7(b)に示すよう
に、連結具61とパイプ62との間にピン61bを挿通
させることなく、連結具61とパイプ65との間にのみ
ピン61bを挿通させて止め輪61cで固定するように
している。このような連結方法にすれば、パイプ62に
対してパイプ65を自由に回動させることができるよう
になる。
るコ字上のパイプ62、および側面側柵部60bにおけ
るL字状のパイプ65と、横パイプ66との間の連結
は、図7(c)に示すように、二つの連結具61を用い
て行っている。すなわち、ここでの連結には、一方の連
結具61については図7(a)に示したものを用いるも
のの、他方の連結具61としては、その中央部と両側部
とに計3つの孔61dを形成したものを用いており、ま
たピン61bについてもこれを3本用いている。
具61の曲がった中央部分を係合し、その状態で連結具
61の孔61d、パイプ62(65)の孔67、連結具
61の孔61dの順にピン61bを挿通し、その状態で
溝61eに止め輪61cを係合させて固定する。続い
て、この連結具61の両側部の間に他方の連結具61の
中央部分を入れ、その状態で一方の連結具61の孔61
d、他方の連結具61の孔67、一方の連結具61の孔
61dの順にピン61bを挿通し、その状態で溝61e
に止め輪61cを係合させて固定する。その後、前記他
方の連結具61の両側部で横パイプ66の端部を挟み込
み、その状態で連結具61の孔61d、横パイプ63の
孔67、連結具61の孔61dの順にピン61bを挿通
し、その状態で溝61eに止め輪61cを係合させて固
定する。
(c)に示したように横パイプ66をパイプ62、パイ
プ65より外側に外れた状態に取り付けることができ、
したがって図8に示すように、ブリッジ部4の板部22
を上方側に回動させてこれを開いた際、該板部22は前
記横パイプ66に干渉されることなく、これら横パイプ
66、66間を自由に通り抜けることができるようにな
る。
ては、各パイプ間を連結具61によって連結しているこ
とから、例えば一部のパイプが破損した場合など、連結
具61を外すことによって容易にこれを交換することが
でき、また連結方法も種々の仕方が採用可能となること
から、組立の仕方の自由度も大となって例えば特殊な構
造のベランドなどにも十分対応可能となる。
ダ補修作業用足場によれば、下記の効果を得ることがで
きる。請求項1記載のベランダ補修作業用足場によれ
ば、ベランダ同士を仕切るパーティションを介してベラ
ンダの柵に設置されたベランダブリッジによって、ベラ
ンダの柵の外側に、柵部によってベランダ側を除く三方
向が囲われた通路が形成されるので、パーティションに
よって仕切られたベランダ同士の間を、ベランダブリッ
ジによって行き来することが可能となる。したがって、
少なくとも1箇所のベランダへ入れば、ベランダへ通じ
る部屋内を通ることなく、隣接する各ベランダへ行き来
して補修作業を容易に行うことができる。これにより、
居住者が在宅していなくてもベランダの補修作業を行う
ことができ、作業日時の制約が緩和され、補修作業の効
率を大幅に向上させることができる。また、ベランダへ
通じるドアや窓の開放が不要であるので、防犯上も問題
がなく、しかも、資材を運搬する際に、部屋内を汚した
り、防水剤等の資材の臭いを部屋内にこもらせてしまう
ような不具合をなくすことができる。さらには、大掛か
りな足場を設置して作業を行う場合と比較して、設備費
を大幅に低減させることができる。
合させて支持アーム部を柵に沿わせ、固定アーム部をベ
ランダの下面に係止させることにより、極めて容易に固
定脚部をベランダの柵に固定することができる。そし
て、このようにベランダの柵の上部と下部とに係合・係
止させる構造であるので、壁体状の柵を有するベランダ
はもとより、あらゆる構造の柵を有するベランダに、極
めて容易に固定することができる。つまり、ベランダの
床部の縁部に形成されたパラペットの上部に立設された
複数の支柱部と、これら支柱部の上端に固定されて側方
に配設された手摺り部とからなる格子状の柵を有するベ
ランダにも容易に取り付けることができ、極めて汎用性
に優れた足場とすることができる。
と、この固定脚部に掛け渡されるブリッジ部と、ブリッ
ジ部のベランダ側を除く三方向を囲うように立設される
柵部とから構成されたもの、つまり、これら固定脚部、
ブリッジ部及び柵部からなる三分割された部品から構成
されたものであるので、搬出入の容易化を図ることがで
きる。これにより、例えば、大型車両を用いることな
く、乗用車程度の大きさの車両でも、容易に運搬するこ
とができる。
よれば、固定機構の当接板を突出させることにより、極
めて容易に、固定脚部を、アーム部と固定アーム部とに
よってベランダの柵を上下から挟持した状態に取り付け
ることができ、補修作業の高効率化を図ることができ
る。
よれば、パラペット上に格子状の柵を有するベランダに
用いる際に、固定脚部の係合部を柵の上端に係合させ、
固定アーム部をベランダの下面に係止させた状態にて、
係止部材をパラペットに係合させることにより、さらに
確実に固定脚部をベランダの柵に取り付けることがで
き、さらに良好な安定性を得ることができる。
よれば、ベランダブリッジの板部が上方側へ開閉可能と
されているので、下方側から梯子等に昇ってベランダブ
リッジの板部を開き、ベランダブリッジの上方側へ移動
することができ、資材の運搬等を容易に行うことができ
る。
よれば、昇降用梯子によって上下階のベランダブリッジ
間における移動が可能となり、上下階への資材の運搬、
移動等を容易に行うことができる。
場を説明するベランダを有する建築物の外観図である。
場の構成及び構造を説明するベランダブリッジ及び昇降
用梯子が設置されたベランダの斜視図である。
場を説明するベランダブリッジの分解斜視図である。
場を説明するベランダブリッジのブリッジ部の側面図で
ある。
の箇所の連結を説明する分解斜視図、(b)は図6にお
けるYの箇所の連結を説明する要部斜視図、(c)は図
6におけるZの箇所の連結を説明する要部斜視図であ
る。
明するための側面図である。
部、4 ブリッジ部、5 柵部、6 係合部、7 アー
ム部、8 支持アーム部、8a 固定アーム部、9 固
定機構、10 係止部材、12 当接板、22 板部、
B ベランダ、P パーティション、S 柵
Claims (5)
- 【請求項1】 集合住宅等の建築物のベランダを補修す
る際に、ベランダを構成する柵に取り付けて用いられる
ベランダ補修作業用足場であって、 ベランダを構成する柵に、ベランダ間に設けられて各ベ
ランダを仕切るパーティションを跨いだ位置にそれぞれ
固定されて、この柵の外側へ突出される固定脚部と、こ
れら固定脚部の上部に掛け渡されて固定される板部を有
するブリッジ部と、該ブリッジ部の上方側におけるベラ
ンダ側を除く三方向を囲うようにブリッジ部の周囲に立
設される柵部とを具備し、前記ベランダの柵の外側に通
路を形成するベランダブリッジを有してなり、 前記固定脚部は、ベランダの柵の上端に係合可能な係合
部と、該係合部を前記柵の上端に係合させた際に、前記
柵の外側に突出されるアーム部と、このアーム部の下面
側に下方へ向かって柵に沿って延在される支持アーム部
と、該支持アーム部の先端部に設けられ、前記ベランダ
の下面側を係止する固定アーム部とを有し、前記係合部
と前記固定アーム部とによって前記ベランダの柵に係合
して固定されることを特徴とするベランダ補修作業用足
場。 - 【請求項2】 前記固定アーム部には、ねじ込み量に応
じて前記ベランダの底面側へ向かって進退される当接板
を有する固定機構が設けられ、前記係合部を係合させた
状態にて、前記固定機構の当接板を突出させることによ
り、前記アーム部と固定アーム部とによってベランダの
柵を上下から挟持した状態に固定されることを特徴とす
る請求項1記載のベランダ補修作業用足場。 - 【請求項3】 前記支持アーム部には、前記ベランダの
縁部に形成されて上部に前記柵が支持されたパラペット
に係止可能な係止部材が上下方向へ移動可能に設けられ
ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
ベランダ補修作業用足場。 - 【請求項4】 前記ベランダブリッジは、前記ブリッジ
部を構成する板部が上方側へ開閉可能とされていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のベラン
ダ補修作業用足場。 - 【請求項5】 上下階に設置されたベランダブリッジ同
士の間に掛け渡される昇降用梯子を有することを特徴と
する請求項1〜4のいずれか1項記載のベランダ補修作
業用足場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000232324A JP2001317196A (ja) | 2000-02-28 | 2000-07-31 | ベランダ補修作業用足場 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000050899 | 2000-02-28 | ||
JP2000-50899 | 2000-02-28 | ||
JP2000232324A JP2001317196A (ja) | 2000-02-28 | 2000-07-31 | ベランダ補修作業用足場 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001317196A true JP2001317196A (ja) | 2001-11-16 |
Family
ID=26586193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000232324A Pending JP2001317196A (ja) | 2000-02-28 | 2000-07-31 | ベランダ補修作業用足場 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001317196A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019137213A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | 有限会社弘栄工業 | ホーム柵 |
-
2000
- 2000-07-31 JP JP2000232324A patent/JP2001317196A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019137213A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | 有限会社弘栄工業 | ホーム柵 |
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A711 | Notification of change in applicant |
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