JP2001316879A - メッキ処理方法及び洗浄方法並びにメッキ装置及び洗浄装置 - Google Patents

メッキ処理方法及び洗浄方法並びにメッキ装置及び洗浄装置

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JP2001316879A
JP2001316879A JP2000135248A JP2000135248A JP2001316879A JP 2001316879 A JP2001316879 A JP 2001316879A JP 2000135248 A JP2000135248 A JP 2000135248A JP 2000135248 A JP2000135248 A JP 2000135248A JP 2001316879 A JP2001316879 A JP 2001316879A
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plating
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Wataru Okase
亘 大加瀬
Yasushi Yagi
靖司 八木
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータがメッキ処理後の洗浄時間の長短
をメッキ面の銅色に基づいて判断している程度で、それ
以上の管理を行っていないため、予備洗浄及び洗浄に必
要な時間を把握できず、スループットを高める上での障
害になっていた。 【解決手段】 本発明の電解メッキ装置10は、電解メ
ッキ工程において、電解メッキ後の半導体ウエハWを洗
浄ノズル19を用いて洗浄する際に、洗浄中の半導体ウ
エハWのメッキ面の状態をCCDカメラ27を用いてカ
ラー画像で撮像し、CCDカメラ27からのカラー画像
信号に基づいて保持体18及び洗浄機構19をそれぞれ
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッキ処理方法及
び洗浄方法並びにメッキ装置及び洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程ではスパッタリング法、
CVD法等の種々の成膜方法が用いられている。そし
て、従来から配線材料としてアルミニウム等が広く用い
られているが、半導体装置の微細化、薄膜化に伴ってよ
り抵抗率の低い材料が求められている。最近ではアルミ
ニウムに替わる配線材料として更に抵抗率の低い銅が注
目されている。ところが、スパッタリング法による銅の
成膜には溝や孔に対する埋め込み性に問題があり、ま
た、CVD法による銅の成膜には成膜後のエッチングが
難しいという問題がある。そこで、メッキ法による成膜
技術がクローズアップされている。メッキ法は前二者の
方法と比較して装置コストが安く、プロセスコストも安
い。特に、電解メッキはメッキ液として硫酸銅と種々の
添加剤を使用するため、プロセスが安定し、管理し安
く、成膜速度も速いとう種々の利点がある。そのため、
電解メッキ法が銅の成膜技術として種々研究されてい
る。
【0003】そこで、図6を参照しながら従来の電解メ
ッキ装置について説明する。従来の電解メッキ装置は、
例えば同図に示すように、メッキ浴槽1、被処理体(例
えば半導体ウエハ)Wを保持する保持体2を備えてい
る。電解メッキ浴槽1には硫酸銅や添加剤等を含むメッ
キ液3が収容され、メッキ浴槽1の下部にはリング状の
アノード4が配置されている。アノード4は例えば銅を
主成分とする含リン銅が用いられる。一方、保持体2の
下端には載置部2Aが形成され、この載置部2Aで半導
体ウエハWを外周縁部で支持する。この載置部2Aの上
面には全周に渡ってカソード(図示せず)が装着され、
このカソードは載置部2Aに載置された半導体ウエハW
のシード層(図示せず)と導通可能になっている。そし
て、カソードとアノード4は配線5Aを介して電源5に
接続され、メッキ処理時に電圧を印加すると、カソード
とアノード4間に電流が流れ、半導体ウエハWの表面に
銅メッキを施すことができる。尚、カソードの内径側に
はリング状のシール部材(図示せず)が装着され、電解
メッキ時にメッキ液3がカソード側へ入り込まないよう
になっている。
【0004】また、電解メッキ浴槽1は、例えば内槽1
Aと外槽1Bとからなり、側壁が二重構造になってい
る。更に、内槽1A内は隔膜6を介して下室(以下、
「アノード室」と称す。)1Cと上室(以下、「カソー
ド室」と称す。)1Dに区画され、アノード室1Cにア
ノード4が配置されている。隔膜6はアノード室1C内
での生成物のカソード室1D内への透過を防止してい
る。また、電解メッキ浴槽1の底面中央を供給管7が貫
通し、この供給管7は循環配管8を介して内槽1Aと外
槽1Bで形成される環状室1Eに連結されている。この
循環配管8にはタンク8A及びポンプ8Bが配置され、
ポンプ8Bを介してカソード室1Dとタンク8A間でメ
ッキ液3を循環させると共に半導体ウエハWに対してメ
ッキ液3を上昇流で供給するようにしている。また、ア
ノード室1Cにも循環配管9が連結され、この循環配管
9に配置されたタンク9A及びポンプ9Bを介してタン
ク9Aとアノード室1C間でメッキ液3を循環させてい
る。
【0005】次に動作について説明する。ポンプ8B、
9Bを駆動し、アノード室1C及びカソード室1D内の
メッキ液3をそれぞれのタンク8A、9Aとの間で循環
させる。この状態で保持体2を介して半導体ウエハWを
図6に示すように電解メッキ浴槽1のカソード室1Dに
浸漬し、所定の電圧を印加すると、メッキ液3を介して
アノード4とカソード間に電流が流れ、半導体ウエハW
に対して銅メッキが施される。この際、カソード室1D
内では矢印で示すようにメッキ液3の上昇流が形成され
ているため、半導体ウエハWに接触するメッキ液3を常
に更新しながら銅メッキが行われる。
【0006】メッキ終了後、保持体2を電解メッキ浴槽
2から引き上げ、保持体2を介して半導体ウエハWを所
定の回転速度で回転させながら電解メッキ浴槽1の周囲
に配設された洗浄装置(図示せず)のノズルから半導体
ウエハWのメッキ面に純水を吹き付けてメッキ面を予備
洗浄し、引き続きメッキ面に窒素ガス等の不活性ガスを
吹き付けてメッキ面の乾燥を行う。予備洗浄の善し悪し
(洗浄時間の長短)はオペレータが乾燥後のメッキ面を
目視観察し、従来の経験からメッキ面の銅色に基づいて
判断し、洗浄時間を決めている。予備洗浄及び乾燥後、
半導体ウエハWを電解メッキ装置から次工程の洗浄装置
(図示せず)へ搬送し、洗浄装置において半導体ウエハ
Wのメッキ面を純水で洗浄し、メッキ面に付着したメッ
キ液を確実に除去する。
【0007】ところが、半導体ウエハWのメッキ面(銅
メッキ層)は極めて酸化され易いため、電解メッキ浴槽
1から引き上げられた直後からメッキ面の酸化が進行
し、洗浄工程で洗浄を終了した時点ではメッキ面に酸化
銅の膜層が形成されている。そのため、後工程で酸化膜
層を研磨処理(CMP)により除去している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電解メッキ方法の場合には、オペレータがメッキ処理後
の洗浄時間の長短をメッキ面の銅色に基づいて判断して
いる程度で、それ以上の管理を行っていないため、予備
洗浄及び洗浄に必要な時間を把握できず、スループット
を高める上での障害になっていた。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、半導体ウエハ等の被処理体の洗浄過程で洗
浄状態をリアルタイムで把握し、スループット向上に寄
与するメッキ処理方法及び洗浄方法並びにメッキ装置及
び洗浄装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の電解メッキ処理方法は、保持体を介して被処理体を保
持し、メッキ浴槽内で上記被処理体にメッキ処理を施す
工程と、上記保持体を介してメッキ処理後の被処理体を
メッキ浴槽から引き上げて回転させる工程と、上記保持
体を介して回転する被処理体のメッキ面を洗浄機構を用
いて洗浄する工程とを有するメッキ処理方法であって、
洗浄中の上記被処理体のメッキ面の状態を検出手段を用
いて検出する工程と、この検出手段の検出信号に基づい
て少なくとも上記保持体及び洗浄機構をそれぞれ制御す
る工程とを有することを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項2に記載のメッキ装
置は、被処理体にメッキ処理を施すためのメッキ液を収
容するメッキ浴槽と、上記被処理体を保持する移動及び
回転可能な保持体と、この保持体を介してメッキ処理後
の被処理体を回転させながらそのメッキ面を洗浄する洗
浄機構とを備えたメッキ装置であって、上記洗浄機構で
上記被処理体を洗浄している時のメッキ面の状態を検出
する検出手段を設け、この検出手段の検出信号に基づい
て少なくとも上記保持体及び洗浄機構をそれぞれ制御す
ることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の請求項3に記載のメッキ装
置は、請求項2に記載の発明において、上記検出手段と
してカラー画像撮像手段または光電スイッチを設けたこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の請求項4に記載の洗浄方法
は、メッキ後の被処理体を昇降回転機構を介して保持、
回転させてその外周縁部の銅層をエッジ除去機構を用い
て除去、洗浄する工程と、上記被処理体を上記回転体を
介して保持、回転させてそのメッキ面を洗浄機構を用い
て洗浄する工程とを有する洗浄方法であって、上記被処
理体の銅層の除去、洗浄中に上記銅層の状態を検出手段
を用いて検出する工程と、この検出手段の検出信号に基
づいて少なくとも上記回転体及び洗浄機構をそれぞれ制
御する工程とを有することを特徴とするものである。
【0014】また、本発明の請求項5に記載の洗浄方法
は、メッキ後の被処理体を昇降回転機構を介して保持、
回転させてその外周縁部の銅層をエッジ除去機構を用い
て除去、洗浄する工程と、上記被処理体を上記回転体を
介して保持、回転させてそのメッキ面を洗浄機構を用い
て洗浄する工程とを有する洗浄方法であって、洗浄中の
上記被処理体のメッキ面の状態を検出手段を用いて検出
する工程と、この検出手段の検出信号に基づいて少なく
とも上記保持体及び洗浄機構をそれぞれ制御する工程と
を有することを特徴とするものである。
【0015】また、本発明の請求項6に記載の洗浄装置
は、メッキ装置を用いてメッキ処理された被処理体を洗
浄する洗浄装置において、上記被処理体を保持して昇
降、回転する昇降回転機構と、この昇降回転機構を介し
て上記被処理体を回転させながらその外周縁部の銅層を
除去すると共に洗浄するエッジ除去機構と、上記昇降回
転機構を介して受け取った上記被処理体を保持して回転
する回転体と、この回転体を介して回転する半導体ウエ
ハを洗浄する洗浄機構とを有し、上記エッジ除去機構で
上記被処理体を処理している時の銅層の状態を検出する
検出手段を設け、この検出手段の検出信号に基づいて少
なくとも上記保持体及び洗浄機構をそれぞれ制御するこ
とを特徴とするものである。
【0016】また、本発明の請求項7に記載の洗浄装置
は、メッキ装置を用いてメッキ処理された被処理体を洗
浄する洗浄装置において、上記被処理体を保持して昇
降、回転する昇降回転機構と、この昇降回転機構を介し
て上記被処理体を回転させながらその外周縁部の銅層を
除去すると共に洗浄するエッジ除去機構と、上記昇降回
転機構を介して受け取った上記被処理体を保持して回転
する回転体と、この回転体を介して回転する半導体ウエ
ハを洗浄する洗浄機構とを有し、上記洗浄機構で上記被
処理体を洗浄している時のメッキ面の状態を検出する検
出手段を設け、この検出手段の検出信号に基づいて少な
くとも上記回転体及び洗浄機構をそれぞれ制御すること
を特徴とするものである。
【0017】また、本発明の請求項8に記載の洗浄装置
は、請求項6に記載の発明において、上記検出手段とし
て光電スイッチを設けたことを特徴とするものである。
【0018】また、本発明の請求項9に記載の洗浄装置
は、請求項7に記載の発明において、上記検出手段とし
てカラー画像撮像手段または光電スイッチを設けたこと
を特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5に示す実施形態
に基づいて本発明を説明する。本実施形態の電解メッキ
装置10は、例えば図1の(a)、(b)に示すよう
に、被処理体(例えば、半導体ウエハ)Wに銅メッキを
施すためのメッキ液11を収容する電解メッキ浴槽12
と、この電解メッキ浴槽12内を下室13と上室14に
区画する隔膜15と、この隔膜15を介して区画された
下室13内に配置されたアノード16と、このアノード
16と対をなすカソード17を有し且つ半導体ウエハW
をカソード17(図1の(b)参照)と導通可能に保持
する昇降、回転可能な保持体18と、この保持体18で
保持されたメッキ後の半導体ウエハWを洗浄する洗浄機
構19とを備え、図示しない制御装置の制御下で保持体
18が下降して電解メッキ浴槽12内のメッキ液11に
半導体ウエハWを浸漬して銅メッキを施した後、洗浄機
構19によって半導体ウエハWのメッキ面を純水で洗浄
するようにしてある。尚、以下では下室はアノード室、
上室はカソード室として説明する。
【0020】而して、上記電解メッキ浴槽12は、例え
ば内槽12Aと外槽12Bを備えた二重壁構造として構
成されている。この電解メッキ浴槽12の底面には供給
管20が貫通して設けられている。隔膜15は中央に孔
を有している。隔膜15の孔は供給管20の上端部に連
結され、その外周端は内槽12Aの周壁に連結され、隔
膜15を介して上述のように電解メッキ浴槽12が上下
に区画されている。この隔膜15は例えば酸化チタンが
含有されたポリフッ化ビニリデンを延伸成形したメンブ
レンフィルタとして形成され、例えばアノード室13内
で生成した不純物が透過しないようにしてある。また、
アノード16は例えば銅を主成分とする含リン銅によっ
て形成され、カソード17は例えば白金メッキが施され
たステンレスによって櫛歯状に形成されている。
【0021】上記供給管20の上端はカソード室14内
で開口し、その下端は循環配管21の一端に接続されて
いる。この循環配管21には駆動するタンク21A及び
ポンプ21Bが配置され、循環配管21の他端は内槽1
2Aと外槽12B間の環状室22の底面に接続されてい
る。従って、ポンプ21Bは制御装置の制御下で駆動す
ると、タンク21A内のメッキ液11が供給管20を経
由してカソード室14内へ供給され、その殆どがカソー
ド室14で上昇して半導体ウエハWの被処理面に接触し
た後、カソード室14から環状室22へオーバーフロー
する。オーバーフローしたメッキ液11は循環配管21
を経由してタンク21A内へ戻り、カソード室14とタ
ンク21A間で繰り返し循環する。また、アノード室1
3の底面にも循環配管23が接続され、この循環配管2
3にはタンク23A及びポンプ23Bが配置されてい
る。従って、タンク23A内のメッキ液11はカソード
室14の場合と同様にポンプ23Bの駆動によりアノー
ド室13とタンク21Aとの間で繰り返し循環する。
【0022】また、図1の(a)示すように上記保持体
18は例えば上端が閉じた筒状に形成され、その下端に
内方へ水平に延設された半導体ウエハWの載置部18A
がフランジ状に形成され、その周壁には半導体ウエハW
を搬出入するための開口部18Bが形成されている。ま
た、この保持体18には例えば制御装置の制御下で昇降
可能に構成された真空チャック25及びクランプ機構2
6が取り付けられ、これらの機構25、26はウエハ搬
送機構(図示せず)を介して開口部18Bから搬入され
た半導体ウエハWを受け取るようになっている。保持体
18の載置部18Aには同図の(b)に示すように櫛歯
状のカソード17が全周に渡って装着され、カソード1
7の内側には弾性のあるシール部材23が装着されてい
る。真空チャック25は半導体ウエハWの中央を真空吸
着して保持する。クランプ機構26はリング状に形成さ
れ、半導体ウエハWの外周縁部を押圧、固定する。クラ
ンプ機構26は、必要に応じて陣笠状等適宜の形状を採
用することができる。従って、ウエハ搬送機構を介して
保持体18の開口部18Bから搬入された半導体ウエハ
Wを真空チャック25によって真空吸着した後、真空チ
ャック25が下降して半導体ウエハWを載置部18Aへ
載置する。引き続き真空チャック25が上昇すると共に
クランプ機構26が下降して半導体ウエハWの外周縁部
を載置部18Aへ押圧する。これにより半導体ウエハW
はシール部材23で保持体18内を外部から遮断すると
共に、半導体ウエハWに形成されたシード層(図示せ
ず)がカソード17と電気的に導通自在になる。
【0023】上記アノード16とカソード17は、図1
の(a)に示すように、配線(図示せず)を介して電源
(図示せず)に接続されている。従って、保持体18を
介して半導体ウエハWを電解メッキ浴槽12のカソード
室14内に浸漬し、電源17を印加するとメッキ液11
を介して電気的に導通自在になり、カソード室14では
半導体ウエハWの被処理面に銅メッキが施されてメッキ
面が形成され、アノード室13ではアノード16から銅
イオンが溶出する。
【0024】上記洗浄機構19は、図1の(a)に示す
ように、電解メッキ浴槽12の周囲に配置され複数の洗
浄ノズル19Aを有し、保持体18を介して回転する半
導体ウエハWのメッキ面に各洗浄ノズル19Aから純水
を噴射してメッキ液11を洗い落とす。更に、電解メッ
キ浴槽12の周囲には半導体ウエハWのメッキ面に可視
光を照射する光源27が設けられ、また、この光源27
の対向位置には半導体ウエハWの洗浄具合を監視するC
CDカメラ28がカラー画像撮像手段として設けられて
いる。従って、半導体ウエハWのメッキ面を洗浄機構1
9によって洗浄している間に、光源27から照射された
半導体ウエハWのメッキ面をCCDカメラ28でカラー
画像として撮像し、メッキ面の状態、即ちメッキ面の酸
化による銅色の変化を監視している。カラー画像はメッ
キ面の銅色、光沢、屈折率等を反映した画像になる。ま
た、純水の噴射流量や半導体ウエハWの回転速度でメッ
キ面に形成される純水の膜厚が変化し、メッキ面の光
沢、屈折率等も変化するため、光沢、屈折率等を検出す
るようにすることで、純水の噴射流量や半導体ウエハW
の回転速度を制御することができる。
【0025】上記CCDカメラ28は図2に示すように
制御装置29に接続され、制御装置において洗浄の終了
時点を判断し、洗浄を最適制御している。即ち、CCD
カメラ28は画像入力回路28Aにおいてカラー画像を
A/D変換して赤色、緑色、青色の光の三原色を示すデ
ジタル信号に変換し、それぞれのデジタル信号xR、y
G、zBを制御装置29へ出力する。制御装置29は、
図2に示すように、洗浄後のメッキ面の基準となる銅色
を光の三原色に分けて設定色(aR+bG+cB)とし
て格納してあるメモリ28Aと、画像入力回路28Aか
ら入力した赤色、緑色、青色のデジタル信号xR、y
G、zBとメモリ29Aからの銅色の設定信号aR、b
G、cBとを差分処理する差分演算回路29Bと、差分
演算回路29Bの演算結果に基づいてカラー画像の銅色
と設定色の銅色との違いを赤色、緑色、青色それぞれの
相違から判断する色判定回路29Cとを備えている。こ
こで、入力デジタル信号のx、y、zは赤色、緑色、青
色の強度を示し、a、b、cは設定色の赤色、緑色、青
色の強度を示している。洗浄条件としては、例えば、洗
浄時の半導体ウエハWの回転速度、洗浄時間(噴射ノズ
ルの使用時間)及び純水の噴射流量等が挙げられる。
【0026】従って、上記制御装置29は、CCDカメ
ラ28からのデジタル信号の入力があると、差分演算回
路29ではカラー画像と設定色の差分を演算処理し、色
判定回路29Cでは差分演算回路29Aの演算結果に基
づいてカラー画像と設定色との違いを光の三原色の差分
から判定し、カラー画像の銅色と設定色が一致した時に
停止信号等の制御信号を出力し、半導体ウエハWの回転
や純水の噴射を停止し、制御することで、洗浄条件を最
適制御することができる。
【0027】ところで、メッキ処理後の半導体ウエハW
を電解メッキ浴槽12から引き上げた瞬間からメッキ面
の酸化が進行する。そのため、洗浄時間の時間によって
メッキ面の酸化銅層の層厚が相違する。例えば図3に示
すように、洗浄後のメッキ面の銅金属層Mと酸化銅層O
を合わせた全体の層厚をTとし、予め設定された銅金属
層M及び酸化銅層Oの層厚をそれぞれT1、T2とすれ
ば、メッキ面の洗浄を酸化銅層Oの層厚T2で終了すれ
ば良いことになる。しかし、従来の場合には目視観察で
は酸化銅層Oの層厚T2時の銅色の色判断が難しく、洗
浄時間を安全サイドに長く取りがちである。そのため、
酸化銅層Oの膜厚がt1だけ金属銅層T1に食い込む。こ
れに対して、本実施形態では酸化銅層Oが予定した層厚
T2の時点、あるいはこれよりも洗浄時間の短い、層厚
(T2−t2)の時点でのメッキ面の銅色を予め制御装置
29のメモリ29Aに設定し、この設定色とCCDカメ
ラ28のカラー画像に基づいてリアルタイムで逐次判断
する。従って、従来よりも酸化銅層Oの層厚が薄い、予
め設定された状態で洗浄を終了することができ、ひいて
は洗浄のスループットを向上させることができる。
【0028】また、上記光源27及びCCDカメラ28
に代えて緑色発光ダイオード及びフォトダイオードから
なる光電スイッチを色判別に用いることができる。光電
スイッチの光源として緑色発光ダイオードを用い、フォ
トダイオードの受光量に即してメッキ面の銅色を明瞭に
判別することができ、CCDカメラ28と同様の作用効
果を期することができる。
【0029】次に、メッキ工程の後工程に配置された洗
浄装置について説明する。本実施形態の洗浄装置50
は、図4に示すように、ウエハ搬送機構(図示せず)と
の間で半導体ウエハWの受け渡しを行う昇降及び回転可
能なリフタ51と、このリフタ51をその下降端で囲む
回転カップ52と、この回転カップ52を囲む固定カッ
プ53と、これらの上方に互いに対向して配置され且つ
水平方向で往復移動する一対のエッジリムーバ54と、
図示しない洗浄ノズルとを備えている。
【0030】上記リフタ51は、図4の(a)に示すよ
うに、半導体ウエハWより小径に形成され且つ半導体ウ
エハWを真空吸着する中空状の載置部51Aと、この載
置部51Aの裏面中央から垂下する中空状の回転軸51
Bとを備え、図示しない駆動機構を介して昇降すると共
に回転するようになっている。載置部51Aの載置面に
は多数の分散孔が形成され、回転軸51B及び載置部5
1Aの中空部を介して供給される洗浄薬液をこれらの分
散孔から上向きの矢印で示すように噴出して半導体ウエ
ハWの下面(メッキ面を上面とする)を薬液洗浄するよ
うにしてある。また、半導体ウエハWの表面は複数の洗
浄ノズルから同図の下向きの矢印でしめすように純水を
噴射して半導体ウエハWのメッキ面を洗浄するようにし
てある。
【0031】上記回転カップ52は、図4の(a)に示
すように、上端部に半導体ウエハWの載置部52Aが段
部として形成された有底筒状のカップ部52Bと、この
カップ部52Bの底面中央から垂下する中空状の回転軸
52Cとを備え、図示しない駆動機構を介して回転する
ようになっている。また、図4の(b)に示すように載
置部52Aには半導体ウエハWを固定する振り子状に形
成された固定部材52Cが周方向等間隔を空けて枢着さ
れ、回転カップ52が回転すると固定部材52Cが遠心
力で同図の(b)の矢印で示すように回転し、傾斜した
固定部材52Cの上部で半導体ウエハWを載置部52A
上に押圧、固定するようにしてある。尚、カップ部52
Bの載置部52Aは下降端に位置するリフタ51の載置
面より上位に位置する。
【0032】上記固定カップ53は、図4の(a)に示
すように、上端が開口した有底筒状のカップ部53A
と、このカップ部53Aの中央孔の周囲の複数箇所から
垂下する中空軸53Bとを備えている。そして、カップ
部53Aの上端は縮径し、回転カップ52の上位に位置
している。尚、カップ部53Aにお中央孔にはリフタ5
1、回転カップ52の回転軸51B、52Bが貫通して
いる。
【0033】上記エッジリムーバ54は半導体ウエハW
の外周縁に残るシード層をエッチングにより除去するも
ので、図4の(a)に示すように、半導体ウエハWの外
周縁部を挟持するよう内側が円弧状を呈するように形成
されている。エッジリムーバ54の挟持部は半導体ウエ
ハWの外周を上下から隙間を隔てて挟む溝部54Aとし
て形成されている。溝部54Aの上下にはエッチング液
を供給する供給路54Bが形成され、また、溝部54A
の最奥部には使用後のエッチング液を吸引除去するため
の吸引路54Cが形成されている。従って、図5に示す
ようにリフタ51で半導体ウエハWをエッジリムーバ5
4の高さまで持ち上げると、左右のエッジリムーバ54
が内方へ移動してリフタ51上の半導体ウエハWを挟持
する。この状態でリフタ51を介して半導体ウエハWが
回転すると共にエッジリムーバ54の供給路51からエ
ッチング液を供給し、半導体ウエハWの銅層であるシー
ド層をエッチングにより除去する。引き続き、上述した
ように半導体ウエハWの下面を薬液洗浄すると共にメッ
キ面を純水で洗浄する。
【0034】而して、図4の(a)に示すように、固定
カップ53の開口端には半導体ウエハWのメッキ面に可
視光を照射する光源55が設けられ、また、この光源5
5の対向位置には半導体ウエハWの洗浄具合を監視する
CCDカメラ56がカラー画像撮像手段として設けられ
ている。従って、半導体ウエハWのメッキ面を図示しな
い洗浄ノズルによって洗浄している間に、光源55から
照射された半導体ウエハWのメッキ面をCCDカメラ5
6でカラー画像として撮像し、メッキ面の状態、即ちメ
ッキ面の酸化による銅色の変化を監視している。カラー
画像はメッキ面の銅色、光沢、屈折率等を反映した画像
になる。このCCDカメラ56は、図示しない制御装置
に接続されている。この制御装置は電解メッキ装置10
のものに準じて構成されている。従って、CCDカメラ
56及び制御装置の働きで洗浄条件を最適制御してい
る。洗浄条件としては、例えば、洗浄時の半導体ウエハ
Wの回転速度、洗浄時間(噴射ノズルの使用時間)及び
純水の噴射流量等が挙げられる。尚、上記光源55及び
CCDカメラ56に代えて緑色発光ダイオード及びフォ
トダイオードからなる光電スイッチを色判別に用いるこ
とができる。光電スイッチの光源として緑色発光ダイオ
ードを用い、フォトダイオードの受光量に即してメッキ
面の銅色を明瞭に判別することができ、CCDカメラ5
6と同様の作用効果を期することができる。
【0035】また、上記エッジリムーバ54の溝部54
Aの上側には光電スイッチ57が設けられている。そし
て、この光電スイッチ57は緑色発光ダイオードとフォ
トダイオードが一体に形成されている。この光電スイッ
チ57によってエッチング中の半導体ウエハWのシード
層の銅色の変化を監視し、エッチング時間を最適制御し
ている。尚、図4の(a)及び図5の(a)において、
58は洗浄装置50のハウジング、59はハウジングの
搬出入口58Aを開閉するゲートバルブである。
【0036】次に、動作について説明する。図示しない
ウエハ搬送機構を介して半導体ウエハWを保持体18の
開口部18Bから保持体18内へ搬入すると、真空チャ
ック25が駆動して半導体ウエハWを真空吸着すると共
にウエハ搬送機構が保持体18内から後退する。次い
で、真空チャック25が載置部18Aまで下降して半導
体ウエハWを載置部18A上へ載置すると共にクランプ
機構26が下降して半導体ウエハWの外周縁部を載置部
18A上に押圧する。この間に真空チャック25が上昇
する。これによりシール部材23が弾性変形し保持体1
8内を外部から遮断すると共に半導体ウエハWのシード
層とカソード17が電気的に接触し、これら両者W、1
7が導通可能な状態になる。
【0037】また、ポンプ21B、23Bが駆動し、タ
ンク21A、23A内のメッキ液11をカソード室14
及びアノード室13内へ供給し、カソード室14及びア
ノード室13とそれぞれのタンク21A、23Aとの間
でメッキ液11が循環し、カソード室14内では常にメ
ッキ液11の上昇流が形成されている。メッキ液11が
循環している時、保持体18を介して半導体ウエハWが
下降してメッキ液11ないに浸漬される。引き続き、保
持体18を介して半導体ウエハWを回転させながら被処
理面に銅メッキを施す。メッキ終了後、保持体18の回
転を止め、メッキ液11から引き上げる。
【0038】次いで、保持体18を介して半導体ウエハ
Wを回転させ、遠心力でメッキ液11を予め除去した
後、洗浄ノズル19Aから純水を噴射してメッキ面のメ
ッキ液を洗い落とす。この際、光源27からメッキ面に
可視光を照射し、CCDカメラ28でメッキ面をカラー
撮像する。CCDカメラ28のカラー画像は画像入力回
路28Aにおいてデジタル信号化され、赤色、緑色、青
色のデジタル信号xR、yG、zBを制御装置29の差
分演算回路29Bへ出力する。制御装置29では差分演
算回路29Bにおいてデジタル信号xR、yG、zBと
メモリ29Aの設定色のデジタル信号aR、bG、cB
に基づいて差分を演算し、演算結果を色判定回路29C
へ出力する。色判定回路29Cは演算結果に基づいてカ
ラー画像の銅色と設定色との色の違いを判定し、カラー
画像の銅色が設定色と一致したことを色判定回路29C
で判断した時に制御信号として停止信号を出力して洗浄
を停止する。これにより余分に洗浄をすることがなく、
酸化銅層Oの層厚がT2になった時点で確実に洗浄を止
めて半導体ウエハW毎に洗浄条件を最適制御することが
でき、スループットを向上させることができる。
【0039】電解メッキ装置10におけるメッキ処理及
び予備洗浄が終了すると、その後工程で洗浄装置50を
用いて半導体ウエハWの洗浄を行う。洗浄装置50で
は、ゲートバルブ59が開くと、図示しないウエハ搬送
機構を介してハウジング58内にメッキ後のウエハWを
搬入する。この時、リフタ51が待機位置まで上昇して
おり、搬入された半導体ウエハWを受け取ると共にウエ
ハ搬送機構はハウジング内から退出する。
【0040】次いで、図5の(a)に示すようにエッジ
リムーバ54が内方へ移動してリフタ51上の半導体ウ
エハWを溝部54Aで挟持すると、リフタ51が所定の
回転速度で回転する。これと同時エッジリムーバ54で
は上下の供給路54Bからエッチング液を供給して半導
体ウエハWのシード層をエッチング除去すると共に使用
後のエッチング液を吸引路54Cを介して吸引して回収
する。この際、光電スイッチ57によってシード層のエ
ッチングの進捗状況を監視し、シード層が除去される
と、シード層の銅色がなくなる。光電スイッチ57はこ
の色の変化を検出すると、制御装置がこの検出信号に基
づいてエッチングの終了信号を出力し、エッチング液の
供給及び吸引を停止する。引き続き、洗浄ノズルから純
水を噴射して半導体ウエハWのメッキ面を洗浄すると共
にリフタ51から洗浄薬液を噴射して半導体ウエハWの
下面を薬液洗浄する。半導体ウエハWの洗浄後、エッジ
リムーバ54が後退すると共にリフタ51が下降する。
【0041】リフタ51は下降端直前で半導体ウエハW
を回転カップ52の載置部52Aへ載置して引き渡した
後、下降端まで下降する。次いで、回転カップ52が所
定の回転速度で回転すると共に洗浄ノズルから純水を噴
射して半導体ウエハWのメッキ面を洗浄すると共に光源
55から可視光を照射してCCDカメラ56でメッキ面
をカラー撮像する。この際、CCDカメラ56のカラー
画像信号に基づいて制御装置が働き、設定色とカラー画
像の銅色を差分処理した後、色判定回路で色の違いを判
断し、両者の色が一致した時点で洗浄を停止する。これ
により余分に洗浄することなく、洗浄のスループットを
向上させることができる。その後、リフタ51から洗浄
薬液を噴射して半導体ウエハWの下面を薬液洗浄する。
これらの洗浄が終了したら、リフタ51が上昇して半導
体ウエハWを載置部51A上に受け取り、吸着固定す
る。そして、固定カップ53の上方に達した時点でリフ
タ51が所定の回転速度で回転し、遠心力で半導体ウエ
ハWに付着した純水、洗浄薬液を除去して乾燥させる。
その後、 ゲートバルブ59が開き、リフタ51からウ
エハ搬送機構へ半導体ウエハWを引き渡し、洗浄を終了
する。
【0042】以上説明したように本実施形態によれば、
電解メッキ工程において、電解メッキ後の半導体ウエハ
Wを洗浄機構19の洗浄ノズル19Aを用いて洗浄する
際に、洗浄中の半導体ウエハWのメッキ面の状態をCC
Dカメラ27を用いてカラー画像で撮像し、CCDカメ
ラ27からのカラー画像信号に基づいて保持体18及び
洗浄機構19をそれぞれ制御するようにしたため、半導
体ウエハWの洗浄中にメッキ面の洗浄状態をリアルタイ
ムで把握して最適な洗浄を行うことができ、ひいては洗
浄時間を短縮してスループット向上に寄与することがで
きる。
【0043】また、本実施形態によれば、電解メッキ工
程の後工程としての洗浄工程において、半導体ウエハW
のシード層の除去、洗浄中にシード層の状態を光電スイ
ッチ57を用いて色判別し、この色判別の結果信号に基
づいて回転カップ52及び洗浄機構をそれぞれ制御する
ようにしたため、半導体ウエハWのシード層のエッチン
グ状態をリアルタイムで把握して最適なエッチングを行
うことができ、ひいてはエッチング時間を短縮してスル
ープット向上に寄与することができる。
【0044】また、本実施形態によれば、電解メッキ工
程の後工程としての洗浄工程において、洗浄中の半導体
ウエハWのメッキ面の状態をCCDカメラ56を用いて
カラー画像で撮像し、CCDカメラからのカラー画像信
号に基づいて回転カップ52及び洗浄機構をそれぞれ制
御するようにしたため、半導体ウエハWの洗浄中にメッ
キ面の洗浄状態をリアルタイムで把握して最適な洗浄を
行うことができ、ひいては洗浄時間を短縮してスループ
ット向上に寄与することができる。
【0045】尚、上記各実施形態では半導体ウエハWに
銅メッキを施す電解メッキ方法及び電解メッキ装置並び
に銅メッキ後の半導体ウエハWの洗浄方法及び洗浄装置
について説明したが、銅以外の金属をメッキする場合に
ついても本発明を適用することができる。また、上記各
実施形態では上記半導体ウエハWのメッキ面の状態を検
出する手段はCCDカメラ、光電スイッチについて説明
したが、これらの制限されるものではなく、他の検出手
段を適宜用いることができる。また、上記実施形態では
被処理体として半導体ウエハを例に挙げて説明したが、
本発明はLCD用基板についても適用することができ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項4に記載の発
明によれば、半導体ウエハ等の被処理体を洗浄している
時にメッキ面の洗浄状態をリアルタイムで把握して最適
な洗浄を行うことができ、ひいては洗浄時間を短縮して
スループット向上に寄与することができるメッキ処理方
法及びメッキ装置を提供することができる。
【0047】また、本発明の請求項5、請求項7及び請
求項10に記載の発明によれば、半導体ウエハ等の被処
理体の電解メッキ用のシード層を除去、洗浄している時
にシード層の除去状態をリアルタイムで把握して最適な
除去を行うことができ、ひいては除去、洗浄時間を短縮
してスループット向上に寄与することができる洗浄方法
及び洗浄装置を提供することができる。
【0048】また、本発明の請求項6、請求項8及び請
求項9に記載の発明によれば、半導体ウエハ等の被処理
体の洗浄中にメッキ面の洗浄状態をリアルタイムで把握
して最適な洗浄を行うことができ、ひいては洗浄時間を
短縮してスループット向上に寄与することができる洗浄
方法及び洗浄装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の電解メッキ装置の一実施形態
を示す模式図、(b)は保持体で半導体ウエハを保持し
た状態の要部断面図である。
【図2】図1に示す電解メッキ装置の予備洗浄に関連す
る制御系を示すブロック図である。
【図3】半導体ウエハのメッキ面の洗浄時間の変化によ
る酸化銅層の変化を模式的に説明する断面図である。
【図4】本発明の洗浄装置の一実施形態を示す図で、
(a)は半導体ウエハを洗浄する状態の断面を示す模式
図、(b)は回転カップのウエハ固定部材の動作を示す
側面図である。
【図5】図4に示す洗浄装置を示す図で、(a)は半導
体ウエハのシード層を除去する状態の断面を示す模式
図、(b)はエッジリムーバを拡大して示す側面図であ
る。
【図6】従来の電解メッキ装置を示す図1に相当する断
面図である。
【符号の説明】
10 電解メッキ装置 11 メッキ液 12 電解メッキ浴槽 13 アノード室(下室) 14 カソード室(上室) 15 隔膜 16 アノード 17 カソード 18 保持体 19 洗浄機構 28 CCDカメラ(カラー画像撮像手段、検出手段) 50 洗浄装置 51 リフタ(昇降回転機構) 52 回転カップ(回転体) 56 CCDカメラ(カラー画像撮像手段、検出手段) W 半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B201 AA03 AB23 AB34 AB42 BB24 BB93 BB96 CA01 CC01 CC13 CD11 CD34 CD42 CD43

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持体を介して被処理体を保持し、メッ
    キ浴槽内で上記被処理体にメッキ処理を施す工程と、上
    記保持体を介してメッキ処理後の被処理体をメッキ浴槽
    から引き上げて回転させる工程と、上記保持体を介して
    回転する被処理体のメッキ面を洗浄機構を用いて洗浄す
    る工程とを有するメッキ処理方法であって、洗浄中の上
    記被処理体のメッキ面の状態を検出手段を用いて検出す
    る工程と、この検出手段の検出信号に基づいて少なくと
    も上記保持体及び洗浄機構をそれぞれ制御する工程とを
    有することを特徴とするメッキ処理方法。
  2. 【請求項2】 被処理体にメッキ処理を施すためのメッ
    キ液を収容するメッキ浴槽と、上記被処理体を保持する
    移動及び回転可能な保持体と、この保持体を介してメッ
    キ処理後の被処理体を回転させながらそのメッキ面を洗
    浄する洗浄機構とを備えたメッキ装置であって、上記洗
    浄機構で上記被処理体を洗浄している時のメッキ面の状
    態を検出する検出手段を設け、この検出手段の検出信号
    に基づいて少なくとも上記保持体及び洗浄機構をそれぞ
    れ制御することを特徴とするメッキ装置。
  3. 【請求項3】 上記検出手段としてカラー画像撮像手段
    または光電スイッチを設けたことを特徴とする請求項2
    に記載のメッキ装置。
  4. 【請求項4】 メッキ後の被処理体を昇降回転機構を介
    して保持、回転させてその外周縁部の銅層をエッジ除去
    機構を用いて除去、洗浄する工程と、上記被処理体を上
    記回転体を介して保持、回転させてそのメッキ面を洗浄
    機構を用いて洗浄する工程とを有する洗浄方法であっ
    て、上記被処理体の銅層の除去、洗浄中に上記銅層の状
    態を検出手段を用いて検出する工程と、この検出手段の
    検出信号に基づいて少なくとも上記回転体及び洗浄機構
    をそれぞれ制御する工程とを有することを特徴とする洗
    浄方法。
  5. 【請求項5】 メッキ後の被処理体を昇降回転機構を介
    して保持、回転させてその外周縁部の銅層をエッジ除去
    機構を用いて除去、洗浄する工程と、上記被処理体を上
    記回転体を介して保持、回転させてそのメッキ面を洗浄
    機構を用いて洗浄する工程とを有する洗浄方法であっ
    て、洗浄中の上記被処理体のメッキ面の状態を検出手段
    を用いて検出する工程と、この検出手段の検出信号に基
    づいて少なくとも上記保持体及び洗浄機構をそれぞれ制
    御する工程とを有することを特徴とする洗浄方法。
  6. 【請求項6】 メッキ装置を用いてメッキ処理された被
    処理体を洗浄する洗浄装置において、上記被処理体を保
    持して昇降、回転する昇降回転機構と、この昇降回転機
    構を介して上記被処理体を回転させながらその外周縁部
    の銅層を除去すると共に洗浄するエッジ除去機構と、上
    記昇降回転機構を介して受け取った上記被処理体を保持
    して回転する回転体と、この回転体を介して回転する半
    導体ウエハを洗浄する洗浄機構とを有し、上記エッジ除
    去機構で上記被処理体を処理している時の銅層の状態を
    検出する検出手段を設け、この検出手段の検出信号に基
    づいて少なくとも上記保持体及び洗浄機構をそれぞれ制
    御することを特徴とする洗浄装置。
  7. 【請求項7】 メッキ装置を用いてメッキ処理された被
    処理体を洗浄する洗浄装置において、上記被処理体を保
    持して昇降、回転する昇降回転機構と、この昇降回転機
    構を介して上記被処理体を回転させながらその外周縁部
    の銅層を除去すると共に洗浄するエッジ除去機構と、上
    記昇降回転機構を介して受け取った上記被処理体を保持
    して回転する回転体と、この回転体を介して回転する半
    導体ウエハを洗浄する洗浄機構とを有し、上記洗浄機構
    で上記被処理体を洗浄している時のメッキ面の状態を検
    出する検出手段を設け、この検出手段の検出信号に基づ
    いて少なくとも上記回転体及び洗浄機構をそれぞれ制御
    することを特徴とする洗浄装置。
  8. 【請求項8】 上記検出手段として光電スイッチを設け
    たことを特徴とする請求項6に記載の洗浄装置。
  9. 【請求項9】 上記検出手段としてカラー画像撮像手段
    または光電スイッチを設けたことを特徴とする請求項7
    に記載の洗浄装置。
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