JP2001316449A - 水溶性ラジカル重合型樹脂および水溶性樹脂組成物 - Google Patents

水溶性ラジカル重合型樹脂および水溶性樹脂組成物

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JP2001316449A
JP2001316449A JP2000134181A JP2000134181A JP2001316449A JP 2001316449 A JP2001316449 A JP 2001316449A JP 2000134181 A JP2000134181 A JP 2000134181A JP 2000134181 A JP2000134181 A JP 2000134181A JP 2001316449 A JP2001316449 A JP 2001316449A
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JP
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water
soluble
resin
radically polymerizable
resin composition
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JP2000134181A
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Yukinori Harada
幸規 原田
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Resonac Corp
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境性、耐久性、耐白化性、防曇性等に優れ
た塗膜を得ることができる水溶性ラジカル重合型樹脂及
び環境性、耐久性、耐白化性、防曇性等に優れ、特に耐
久性が顕著に優れる塗膜を得ることができる水溶性樹脂
組成物を提供する。 【解決手段】 (A)多価アルコールとエピクロルヒド
リンより合成して得られるエポキシ当量200以下の
(ポリ)グリシジルジエーテルと(B)(メタ)アクリ
ル酸および必要に応じてジカルボン酸とを付加させて得
られる水溶性ラジカル重合型樹脂及びこの水溶性ラジカ
ル重合型樹脂および(C)水溶性ラジカル重合単量体を
含む水溶性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防曇性コーティン
グ材などに好適なする水溶性ラジカル重合型樹脂および
水溶性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジカル重合型樹脂である不飽和ポリエ
ステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタンアクリレー
ト樹脂などのラジカル重合型樹脂を水溶化させる手法と
して、アルカリ変性によるイオン化によるもの、アミン
化合物を相溶化剤として用いるものがある。また、ビニ
ル重合体ではカルボキシル基、水酸基を有するラジカル
重合型単量体を必須成分とし、これらを共重合させたも
のがある。
【0003】従来のアルカリ変性によりイオン化させ水
溶化させる手法は、樹脂中にナトリウム、カリウムなど
のアルカリ金属を含有するため、樹脂を加水分解させ、
耐久性に劣る問題があった。また、アミン化合物を相溶
化剤として用い水溶化させる手法は、アミン化合物の溶
出という環境性に劣る問題があった。カルボキシル基、
水酸基を有するラジカル重合型単量体を必須成分とし、
これらを共重合させて得られるビニル重合体は、高湿度
下で白化しやすい問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、環境性、耐久性、耐白化性、防曇性等に優れた塗膜
を得ることができる水溶性ラジカル重合型樹脂を提供す
るものである。請求項2記載の発明は、環境性、耐久
性、耐白化性、防曇性等に優れ、特に耐久性が顕著に優
れる塗膜を得ることができる水溶性樹脂組成物を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)多価ア
ルコールとエピクロルヒドリンより合成して得られるエ
ポキシ当量200以下の(ポリ)グリシジルジエーテル
と(B)(メタ)アクリル酸および必要に応じてジカル
ボン酸とを付加させて得られる水溶性ラジカル重合型樹
脂に関する。また、本発明は、前記の水溶性ラジカル重
合型樹脂および(C)水溶性ラジカル重合単量体を含む
水溶性樹脂組成物に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、(A)多価アル
コールとエピクロルヒドリンより合成して得られるエポ
キシ当量200以上の(ポリ)グリシジルエーテルとし
ては、例えば、ポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、エ
チレングリコール・エピクロルヒドリン0〜2モル付加
物のポリグリシジルエーテル、グリセリン・エピクロル
ヒドリン0〜1モル付加物のポリグリシジルエーテル、
トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル等が挙
げられる。これらは、単独で又は2種類以上を組み合わ
せて使用される。エポキシ当量200未満では、耐久
性、耐白化性等が劣る。
【0007】(B)本発明におけるジカルボン酸は、例
えば、フマル酸、イタコン酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、アジピン酸等が挙げられる。これらは、単独で又
は2種類以上を組み合わせて使用される。これらの使用
量は、(ポリ)グリシジルジエール(A)のエポキシ基
モル数の1/4以下のモル数とすることが好ましい。1
/4を超えると水に不溶となる傾向がある。
【0008】本発明の水溶性ラジカル重合型樹脂は、公
知のビニルエステル樹脂と同様の合成法で得ることがで
き、例えば、触媒を用い90〜130℃で、エポキシ基
/カルボキシル基のモル比が1.00/0.60〜1.
00/1.40の範囲で配合し付加反応させることによ
り製造できる。
【0009】本発明における(C)水溶性ラジカル重合
単量体としては、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、(メ
タ)アクリル酸等が挙げられる。これらは、単独で又は
2種類以上を組み合わせて使用される。
【0010】(C)水溶性ラジカル重合単量体の使用に
より耐久性が一層向上でき、これを使用する場合その使
用量は、水溶性ラジカル重合型樹脂(C)100重量部
に対して1〜100重量部程度である。
【0011】本発明の水溶性ラジカル重合型樹脂、水溶
性樹脂組成物の硬化方法は、過酸化物等を用いた熱硬
化、アセトフェノン誘導体、ベンジルケタール類等の光
重合開始剤を用いた紫外線を含む光硬化などが挙げられ
る。
【0012】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。
【0013】実施例1 メタクリ酸35重量部、ネオペンチルグルコールジグリ
シジルエーテル(エポキシ当量145)65重量部、メ
チルハイドロキノン0.03重量部、トリメチルベンジ
ルアンモニウムクロライド0.3重量部を空気雰囲気下
で110℃で8時間撹拌し、酸価20の水溶性ラジカル
重合型樹脂(I)を得た。
【0014】水溶性ラジカル重合型樹脂(I)100重
量部に水20重量部、50%過酸化ベンゾイルペースト
2重量部を加え、十分に混合後ガラス板上に厚さ0.2
mmに塗布し、N2雰囲気下において120℃、2時間で
硬化させた。硬化させた塗膜を60℃温水に1時間浸漬
したところ白化は発生しなかった。
【0015】実施例2 メタクリル酸16重量部、フマル酸14重量部、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル(エポキシ当量
145)70重量部、トリメチルベンジルアンモニウム
クロライド0.3重量部、メチルハイドロキノン0.0
3重量部を空気雰囲気下で110℃で8時間撹拌し、酸
価16の水溶性ラジカル重合型樹脂(II)を得た。
【0016】水溶性ラジカル重合型樹脂(II)を使用
し、実施例1と同様に塗膜を作製し60℃温水に1時間
浸漬したところ白化は発生しなかった。
【0017】比較例1 メタクリル酸30重量部、エポミックR−140(エポ
キシ当量190、ビスフェノール型エポキシ樹脂、三井
化学株式会社商品名)70重量部、メチルハイドロキノ
ン0.03重量部、トリメチルベンジルアンモニウムク
ロライド0.4重量部を空気雰囲気下で110℃で10
時間撹拌し酸価16の樹脂(III)を得たが、樹脂(II
I)は水に不溶であった。
【0018】比較例2 メタクリル酸21重量部、ポリエチレングリコールジグ
リシジルエーテル(エポキシ当量283)79重量部、
メチルハイドロキノン0.03重量部、トリメチルベン
ジルアンモニウムクロライド0.4重量部を空気雰囲気
下で110℃で10時間撹拌し酸価17の樹脂(IV)を
得たが、樹脂(IV)は水に不溶であった。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の水溶性ラジカル重合型樹
脂は、環境性、耐久性、耐白化性、防曇性等に優れた塗
膜を得ることができるものである。請求項2記載の水溶
性樹脂組成物は、環境性、耐久性、耐白化性、防曇性等
に優れ、特に耐久性が顕著に優れる塗膜を得ることがで
きるものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)多価アルコールとエピクロルヒド
    リンより合成して得られるエポキシ当量200以下の
    (ポリ)グリシジルジエーテルと(B)(メタ)アクリ
    ル酸および必要に応じてジカルボン酸とを付加させて得
    られる水溶性ラジカル重合型樹脂。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水溶性ラジカル重合型樹
    脂および(C)水溶性ラジカル重合単量体を含む水溶性
    樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009150769A1 (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 互応化学工業株式会社 カルボキシル基含有樹脂及びカルボキシル基含有樹脂を含有する硬化性組成物並びにその硬化物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009150769A1 (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 互応化学工業株式会社 カルボキシル基含有樹脂及びカルボキシル基含有樹脂を含有する硬化性組成物並びにその硬化物
US8148047B2 (en) 2008-06-09 2012-04-03 Goo Chemical Company, Ltd. Carboxyl resin, hardening composition containing carboxyl resin, and hardened material thereof

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