JP2001316219A - 非水性の発香性化粧品 - Google Patents

非水性の発香性化粧品

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JP2001316219A JP2000236557A JP2000236557A JP2001316219A JP 2001316219 A JP2001316219 A JP 2001316219A JP 2000236557 A JP2000236557 A JP 2000236557A JP 2000236557 A JP2000236557 A JP 2000236557A JP 2001316219 A JP2001316219 A JP 2001316219A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非水性の化粧品において、未使用の状態では
発散する香りを押さえつつ、実際の使用時には、芳香を
発散させ、初期の目的を達成することができる発香性の
化粧品を提供する。 【構成】 αーシクロデキストリン、β−シクロデキス
トリン又はγ−シクロデキストリンなどのシクロデキス
トリン類で包接した香料包接複合体及びヒドロキシエチ
ルや2−ヒドロキシプロピルなどの親水性官能基にて化
学修飾したシクロデキストリン誘導体、エピクロルヒド
リンや多価グリシジルエーテルなどの架橋剤にて高分子
化したシクロデキストリンポリマー、グルコース、マル
トースなどの分岐側鎖を有する分岐シクロデキストリン
などで包接した香料包接複合体の1種若しくは2種以上
を配合して、口唇化粧料や制汗剤、デオドラント剤のよ
うなボディパウダー、粉末香水などの非水性の発香性化
粧品を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非水性の発香性化粧
品に関する。具体的には、香りの変化に関する機能を有
する新たな非水性の化粧品類に関する。
【0002】
【従来の技術】口紅やリップクリームは口唇へのメーキ
ャップ的効果、口唇の保湿が主な機能である。また、口
紅やリップクリームには不快な匂いや味のないことが要
求されるため、口紅には基材臭のマスキングのために、
極めて少量の香料が配合されるのみであった。
【0003】しかしながら、近年、消費者の化粧品への
要求が多様化し、今までにないような機能や使用実感が
求められており、口紅やリップクリームにおいても同様
である。口紅は、口唇を彩るものであり、特に塗布した
ときの色、香り、質感等はその時代ごとの流行性にも影
響され、さまざまな検討、改良が加えられている。とこ
ろが、香りについては、重要な要素ではあるが、口唇に
塗布するという性質上、不快な匂い、味がないことが要
求されるため、口紅中にフレーバ成分を配合して香りや
味を改善する技術(特開平9−208429号公報参
照)等が提案されているにすぎない。
【0004】先にも述べたように、従来の口紅やリップ
クリームは、基材臭をマスキングするために香りを付与
したものか、もしくは、マスキングの目的以上に単なる
香りや味を付与したものであり、これらのものは口唇に
塗布した時点まで香りが気になるが、その後は何も気に
ならないものであった。このように、口紅等の香りは塗
布時の芳香に重点を置いたものであった。すなわち、口
紅における香りは一時的なものであって、香りやその変
化を楽しむような特徴的なものではなかった。
【0005】一方、大量に香料を配合した場合、口紅を
使用中、常に香りや味が気になり、逆に不快感を催すも
のである。また、単なる香料配合の口紅は唇をなめる等
の行為により、香りを発するまたは香りが変化するよう
な効果は得られない。さらに、香料をアクリル酸樹脂等
によってマイクロカプセル化して口紅に配合しても、塗
布時に香りを発して不快感を与え、香りを発しなかった
としても、その後には何の変化も起こらない。また、マ
イクロカプセルはその粒子径が大きく塗布時に違和感を
感じる。あるいは、無水ケイ酸等の多孔質粉体で香料を
処理し、口紅に配合しても塗布時に香りを発してしま
い、その後には何の変化も起こらない。
【0006】また、口紅などの口唇化粧品以外に、香料
の香りそのものを楽しむための香水類や人体から発せら
れる不快な匂いを香料の香りによってマスクするデオド
ラント剤など、香料を主成分あるいは香料を多量に含有
した化粧品が多数提供されている。
【0007】これらの化粧品においても、香料が単純な
方法によって配合されているのみであって、使用時には
すでに香りを発し、その後、香りには何の変化も起こら
ないものであった。
【0008】一方、制汗剤やデオドラント剤などにあっ
ては、悪臭をマスクするためには比較的大量の香料を配
合する必要があった。その結果、製剤自体の香りが強く
なり、却って悪臭感を感じさせる場合があった。また、
保存容器から外部に香りが漏れ、周囲の品物などへの移
り香を引き起こす場合があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑みてなされたものであって、口唇化粧料
や、制汗剤、デオドラント剤、粉末香水などの非水性の
化粧品において、実際の使用時に芳香を発散させて初期
の目的を達成することと共に、使用中に新たな香りが発
現する機能を付与した新規な発香性の化粧品を提供する
ことにある。
【0010】本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意
検討を加えた結果、香料をシクロデキストリン類及びシ
クロデキストリン誘導体から選ばれる1種若しくは2種
以上で包接した粉末香料を配合する、あるいは、シクロ
デキストリン類で包接した結晶性香料包接複合体を、吸
湿性のある水溶性シクロデキストリン誘導体で包接した
非結晶性香料包接複合体にて被覆した粒子構造を有する
粉末香料を配合することによって、その包接複合体が塗
布表面に存在する唾液や汗などの水分あるいは周囲に存
在する水分と接触し、その水分に溶解することによって
香りを発し、また、発生した香りが変化することを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る非水性の発
香性化粧品は、香料をシクロデキストリン類及びシクロ
デキストリン誘導体から選ばれる1種若しくは2種以上
で包接した粉末香料を含有したもの、あるいは、香料を
シクロデキストリン類で包接した結晶性の香料包接複合
体を、吸湿性のある水溶性シクロデキストリン誘導体で
包接した非結晶性香料包接複合体にて被覆した粒子構造
を有する粉末香料を含有することを特徴としている。
【0012】本発明において言うシクロデキストリン類
は、6個以上のグルコースが環状に結合した非還元性オ
リゴ糖で、例えばデンプンに細菌由来のシクロデキスト
リン類生成酵素を作用させて得られるものであって、化
学的に修飾されていない非誘導のものを意味する。もち
ろん、これ以外の方法によっても得ることができ、本発
明において用いられるシクロデキストリン類は、香料を
包接可能なものであればよく、例えばα−シクロデキス
トリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキスト
リンのいずれか1種若しくは2種以上が用いられ、溶液
中で香料と沈殿性の包接複合体、すなわち結晶性の香料
包接複合体が得られるものが好ましく選択される。これ
らのシクロデキストリン類は、包接される香気の選択性
が強いため、結晶性香料包接複合体中の香気組成に偏り
を生じないように、包接特性の異なる2種以上を混合す
る、あるいは別途包接したものを乾燥前に混合して用い
るようにするのが好ましい。
【0013】また、本発明において、シクロデキストリ
ン誘導体とはシクロデキストリン類の水溶性を増すため
に誘導、合成された化合物を意味し、香料を包接可能な
ものであればいずれでもよい。具体的には、ヒドロキシ
アルキル化シクロデキストリン類、アルキル化シクロデ
キストリン類、グリコシル化シクロデキストリン類、ア
ミノ化シクロデキストリン類、カルボキシメチル化シク
ロデキストリン類など、グルコース残基の少なくともそ
の一部をヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、
2、3−ジヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシブチ
ル、2−ヒドロキシイソブチル、ジエチルアミノエチ
ル、トリメチルアンモニオプロピルなどの親水性官能基
にて化学修飾したシクロデキストリン誘導体、エピクロ
ルヒドリンや多価グリシジルエーテルなどの架橋剤にて
高分子化したシクロデキストリン類ポリマー、グルコー
ス、マルトースなどの分岐側鎖を有する分岐シクロデキ
ストリン類を挙げることができる。また、これらの誘導
前のシクロデキストリン類のタイプはα、β、γのいず
れでもよく、混合物であってもよい。これらの誘導体に
は、難水溶性の包接複合体を形成しない水溶性の高いシ
クロデキストリン誘導体が好ましく用いられ、特にこれ
らの中でも、適度な水分吸湿性を有する非結晶性の包接
複合体を形成できるヒドロキシアルキル化シクロデキス
トリン類が好ましく、ヒドロキシプロピル−β−シクロ
デキストリン類がさらに望ましい。
【0014】香料包接複合体は、シクロデキストリン類
若しくはシクロデキストリン誘導体と香料を水の存在下
で撹拌混合して得られる。シクロデキストリン類及びシ
クロデキストリン誘導体の包接は、その分子空洞内に香
気成分などの分子が取り込まれることによって起こる現
象であるため、その包接量には自ずと限界がある。この
とき、シクロデキストリン類若しくはシクロデキストリ
ン誘導体を合わせた全シクロデキストリン量と香料との
配合混合比は、重量比で10:3〜10:0.1がよ
く、好ましくは10:2〜10:0.5であるが、用い
る個々のシクロデキストリン類若しくはシクロデキスト
リン誘導体の有する包接可能量、及び包接製造設備や乾
燥時の損失、得られる包摂体の香気除放性などを予め計
測し、使用量を定めるのが更に好ましく、必要に応じて
上記範囲を越えて包接してもよいのはもちろんである。
【0015】本発明においては、シクロデキストリン類
による香料包接複合体及びシクロデキストリン誘導体に
よる香料包接複合体のいずれか1種若しくは2種以上が
用いられるが、香気の発香性の観点から、その両者を混
合あるいはいわゆる2重包接して用いるのが望ましい。
【0016】このとき、シクロデキストリン類とシクロ
デキストリン誘導体の配合比を、重量比で、1:1〜
1:50、好ましくは3:7〜1:30、さらに望まし
くは1:5〜1:15で香料を包接するか、あるいは、
香料を包接したシクロデキストリン類をシクロデキスト
リン誘導体で被覆、すなわち2重包接するのがよい。こ
のとき、シクロデキストリン誘導体の配合量が1:1の
配合比よりも少なくなれば、非結晶性の香料包摂複合体
の配合量が少なく、香りの変化を十分に発揮させること
が難しくなる。また、これとは逆に1:50の配合比よ
りもシクロデキストリン誘導体の配合量が多くなれば、
非結晶性の香料包接複合体からの放出量が多くなり、香
りの変化が早くなりすぎる。
【0017】香料を包接させる方法として具体的には、
シクロデキストリン類、シクロデキストリン誘導体の水
溶液あるいは水分散液に香料を添加混合し、いずれの温
度でも可能であるが、好ましくは20〜60℃で撹拌混
合する。包接は、シクロデキストリン類、シクロデキス
トリン誘導体が水に溶解していなくとも、長時間香料と
混合撹拌することで実現できるが、シクロデキストリン
類、シクロデキストリン誘導体が完全に溶解していると
きが最も収率、効率よく包接できる。従って、水への溶
解量に飽和点を有する非誘導のシクロデキストリン類の
配合量が多いときや用いる香気成分の熱変性や揮発損失
が少ない場合には、温度を40〜60℃と高めに設定す
るとよく、水溶性の高いシクロデキストリン誘導体の配
合量が多いときや用いる香気成分の熱変性や揮発損失が
大きいときには、包接させる香気成分の損失や変質を避
けるため比較的低温である20〜40℃の温度条件下で
行うのがよい。
【0018】撹拌にはプロペラ式のアジテーターからホ
モミキサー、ニーダー、自動乳鉢などを用いることがで
きる。撹拌条件は、用いる撹拌機器設備の種類や用いる
シクロデキストリン類、シクロデキストリン誘導体の水
溶液若しくは分散液の濃度や温度によって異なり、好ま
しくは50〜10,000rpmで均一な乳液あるいは
澄明な溶液となる条件を選ぶのが好都合である。
【0019】包接反応時間は0.25〜24時間であ
り、短時間で包接を完了させたいときは、せん断力や撹
拌力の強いホモミキサー等を用いて1,000〜16,
000rpmで0.25〜8時間、包接に長時間時間を
かけてもよい場合には、せん断力や撹拌力の弱いアジテ
ーターやニーダーを用いて50〜1,000rpmで2
〜24時間という具合に、用いる原料の特性、包接を行
うときの溶液粘度や撹拌機の能力に適した条件を選ぶこ
とができる。このようにして得られた包接複合体は、凍
結乾燥、スプレードライなどの処理を行い微粉末化して
使用する。
【0020】包接時に用いる加水量は、シクロデキスト
リン類及び/又はシクロデキストリン誘導体100重量
部に対して0.5〜10重量部であり、好ましくは撹拌
や乾燥効率を上げるため1〜5重量部であるとよいが、
包接工程に用いる撹拌機器の能力、包接後の液の粘度及
び乾燥機器の能力に応じて定めることが望ましい。ま
た、ニーダーや自動乳鉢などの機器を用いる場合は、包
接のために撹拌時に水分添加量をシクロデキストリン
類、シクロデキストリン誘導体100重量部に対し0.
2〜1重量部と極端に少ない条件で混練撹拌した後、ス
プレードライにて乾燥するため、更に1〜5重量部加水
し希釈してもよい。
【0021】また、本発明においては、上記によって得
られたシクロデキストリン類の香料包接複合体のうち、
結晶性を有する香料包接複合体を、シクロデキストリン
誘導体の香料包接複合体の中で、吸湿性のある水溶性シ
クロデキストリン誘導体を用いた非結晶性香料包接複合
体で被覆した粒子構造を持つもの、すなわちいわゆる二
重包接体を配合するのが好都合である。このように結晶
性を有する香料包接複合体を非結晶性香料包接複合体で
被覆することにより、使用時において、口唇や皮膚、被
服などの適用部位及びその周辺に存在する水分により、
まず、非結晶性のシクロデキストリン誘導体が溶解して
非結晶性香料包接複合体中の香料が放出され、次いで、
結晶性の香料包接複合体中の香料が放出される。このよ
うに、使用初期にはわずかな香気成分が放出され、時間
の経過によりさらに香気成分が放出されるようになる。
あるいは、異なる香気成分が時間差を設けて放出される
ことになる。
【0022】このとき、結晶性を有する香料包接複合体
には、上記した如くα−シクロデキストリン、β−シク
ロデキストリン、γ−シクロデキストリンなど、溶液中
で香料と沈殿性の包接複合体を形成するシクロデキスト
リン類を用いることが望ましく、結晶性香料包接複合体
の香気組成に偏りを生じないように、包接特性の異なる
2種以上のシクロデキストリン類を混合したり、あるい
は別途香料を包接したものを乾燥前に混合するのがよ
い。
【0023】また、前記結晶性香料包接複合体の粒子被
覆に用いる非結晶性香料包接複合体には、難水溶性の包
接複合体を形成しない水溶性の高いシクロデキストリン
誘導体を用いるのが望ましい。当該シクロデキストリン
誘導体としては、上記の各種誘導体が用いられるが、中
でも、2−ヒドロキシプロピル化シクロデキストリンを
はじめとするヒドロキシアルキル化シクロデキストリ
ン、メチル化シクロデキストリン、シクロデキストリン
ポリマーなどが特に好ましい。
【0024】粒子被覆する方法としては、結晶性香料包
接複合体を形成するシクロデキストリン類と非結晶性香
料包接複合体を形成する水溶性シクロデキストリン誘導
体を、事前に計画した比率で混合し、全シクロデキスト
リン量100重量部に対し、水60〜200重量部、好
ましくは80〜120重量部を加え、均一な分散液とす
る。その後、計画量の香料を添加し、ホモジナイザーな
どのせん断力の高い高速撹拌機を用い、15〜120分
間撹拌する。撹拌速度は、5,000〜16,000r
pm付近の撹拌機能力に応じた、粒径20μm以上の粒
子が形成されない任意の回転数と時間を選択できる。こ
こで、混合溶液中に形成される包接複合体や乳化粒子の
径が大きくても、乾燥後に得られる粉末香料は機能的に
大きく劣化することは少ないが、乾燥工程での送液中に
分離が起こるなど、混合液の均一性を維持できなかった
り、得られる粒子径が大きくなり、利用する際の使用感
が悪い印象を与えてしまう。
【0025】香料の添加量は、用いる香料の種類や組成
によって異なるが、通常シクロデキストリン類及びシク
ロデキストリン誘導体を合わせた全シクロデキストリン
量100重量部に対して1〜30重量部、好ましくは5
〜20重量部、さらに望ましくは、12〜16重量部で
あり、1重量部より少ないと乳化粒子が形成し難く、ま
た30重量部以上では過剰香料による不安定な乳化粒子
が形成され易くなると同時に乾燥後の粉末香料重量に対
する香料歩留まりが低下する場合がある。
【0026】あるいは、個別に香料包接複合体を調整し
混合して、被覆粒子を形成する方法も採用される。すな
わち、結晶性香料包摂体を形成するシクロデキストリン
類100重量部に対し、等量〜2倍量の水を加え、1〜
30重量部の香料を添加し、ニーダーあるいは自動撹拌
機を用いて均一なペースト状になるまで15〜120分
間練り込み、ペースト状とする。この時、急激な粘度上
昇や、混合物表面が乾燥するなどの現象が観察された場
合は、撹拌するに適度な粘度に調節するために適宜水を
追加しても構わない。これとは別の容器に、非結晶性香
料包接複合体を形成する水溶性シクロデキストリン誘導
体100重量部に対し、水30〜100重量部を加え、
均一な溶液を調整する。ここに1〜30重量部の香料を
添加し、ホモジナイザーなどのせん断力の高い高速撹拌
機を用い、15〜120分間撹拌する。撹拌速度は、
5,000〜16,000rpm付近の撹拌機能力に応
じた、粒径20μm以上の粒子が形成されない任意の回
転数と時間を選択できる。この後、先に用意した結晶性
の香料包接複合体のペーストを、計画したシクロデキス
トリン誘導体の包接複合体との配合比となるように加
え、更にホモジナイザーなどのせん断力の高い高速撹拌
機を用い、15〜120分間撹拌する。
【0027】先の方法では、一つの容器にて調整するた
めに工程作業は簡便であるが、形成される結晶性及び非
結晶性香料包接複合体の形成終点が判別し難く、且つ粒
子径が大きく不安定な乳化粒子が形成されやすい。後の
方法は、作業工程が増え煩雑であるが、それぞれの香料
包接複合体を形成させた後に混合するため、均一で安定
した混合液と、乾燥工程における歩留まりの向上及び意
図した機能を得やすいという利点がある。また、香気成
分の異なる2種以上の香料を包接させることができ、香
りの変化を楽しめるという利点がある。
【0028】得られたシクロデキストリン−香料混合溶
液は、凍結乾燥や減圧加熱乾燥などの任意の乾燥方法を
採用できるが、目的とする香気徐放特性の高い、球形粉
末の得られるスプレードライを用いるのが最も好まし
い。乾燥温度は、スプレードライの規模、用いる香料の
特性や、乳化状態、用いるシクロデキストリン類やシク
ロデキストリン誘導体の熱安定性を考慮して、任意の適
当な条件を選択でき、好ましくは、温風入口温度で85
〜200℃、好ましくは100〜180℃で、排気出口
温度が60℃を下らず、160℃を越えない温度条件が
望ましい。
【0029】本発明において用いられる香料は、動物
系、植物系、鉱物系の天然香料及び合成香料ともに使用
可能である。また、シクロデキストリン類に包接させる
香料、シクロデキストリン誘導体に包接させる香料は、
包接複合体の製造方法にもよるが、同種の香料あるいは
異種の香料を用いることもできる。特に、上記したよう
に、シクロデキストリン類に包接させる香料とシクロデ
キストリン誘導体に包接させる香料とは異なる香気成分
組成のものを用いた場合には、使用中に香気の変化を楽
しめるという斬新な化粧品を提供することができる。さ
らに、異なる香気成分組成の香料を包接させた香料包接
複合体あるいは香料包接複合体の被覆粒子を化粧品に複
数配合してもよいのは言うまでもない。
【0030】本発明の発香性化粧品は、このようにして
得られたシクロデキストリン類による香料包接複合体及
びシクロデキストリン誘導体による香料包接複合体から
選ばれる1種若しくは2種以上が配合される。
【0031】上記のようにして得られた粉末香料は、通
常の香料と同様にして用いられるが、水で濡れることに
より、香りが発揮されることより、非水性の発香性化粧
品に好適に配合される。本発明において、非水性の発香
性化粧品とは、香水やオーディコロンのような水を主体
とした液状の化粧品、乳液やクリームなどの水とオイル
とを含むエマルジョン性の化粧品など水分を多量に含む
化粧品を除くものであって、ベビーパウダーや制汗剤の
ような粉末状の化粧品、口紅やスティック状香水、練り
香水などの固形状若しくは半固形状の化粧品あるいは水
をほとんど含まずオイルを主体とした無水クリームなど
を意味し、主目的又はその目的の一つとして、化粧品か
ら発せられた香りを楽しむ化粧品をいうものである。従
って、本発明においては、水を含まない化粧品に好まし
く用いられ、使用時に皮膚面に付着している水分と接触
若しくは塗布部位周囲から水を供給することによって、
香気を生じさせることができればよい。また、本発明
は、以下に述べるように、使用の際に存在する水によっ
て芳香を発生させるものであるため、製剤自体に香気を
有していないもののみならず、製剤自体に香料が配合さ
れ、当初から香気を有しており、使用に際して異なる香
気を発するあるいは香気を増強するものもも含むもので
ある。なお、本発明に係る非水性の化粧品は、水分を全
く含まないものを意味するものではなく、安定して香り
を発散できるものであれば、わずかの水分が含まれてい
ても差し支えないものである。
【0032】具体的には、メーキャップ化粧料である口
紅のほか、口唇をトリートメントするリップクリームな
ど、メーキャップやトリートメント効果を問わず唇に塗
布される口唇化粧品、ファンデーションやほほ紅などの
メークアップ化粧料である美顔化粧料、腋の下や首筋に
適用され、発汗を抑えたり不快臭の発生を抑える制汗剤
や腋の下や首筋だけでなく、足裏などにも適用され、主
として不快臭をマスクするデオドラント剤のようなボデ
ィパウダー、粉末香水やスティック状香水、練り香水な
どの香水類あるいは粉末や固形状の浴用剤、さらにはオ
イルを主体としたボディーオイルなどとして提供され
る。
【0033】上記の粉末香料は、通常の香料と同様にし
て使用できるものであり、香りが塗布時などの使用時と
の差異が明確に認識される程度であればよく、発香性化
粧品中、概ね0.01〜20重量%程度配合される。た
だし、化粧品の種類によっては、それより少なく配合し
ても、多く配合しても全く差し支えなく、口唇化粧料に
おいては、一般的に0.01〜10重量%であり、好ま
しくは0.1〜5重量%が適当である。
【0034】また、本発明にあっては、通常の化粧品と
して用いられる成分を、本発明の目的を損なわない範囲
で添加することができる。例えば、パラフィンやセレシ
ン、ミツロウ等の固形油性原料やワセリン、ラノリン、
重質流動イソパラフィン等のペースト状油性原料、流動
パラフィン、スクワラン等の液状油性原料、炭酸ナトリ
ウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウムなどの粉末
原料、一般染顔料、フォトクロミック剤等の着色剤、金
粉、銀粉、ガラス粉等のラメ類、界面活性剤や分散安定
剤、沈殿防止剤、粘度調整剤、消泡剤、滑剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、防腐剤その他香料等の各種添加剤を
配合することができるのは言うまでもなく、またこれら
のみに限定されるものでなく、上記化粧品に使用される
公知の材料なども使用し得る。
【0035】さらに、本発明の発香性化粧品において
は、ショ糖、デンプン、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、マンニトール、
塩化マグネシウムからなる群から選ばれた1種若しくは
2種以上を配合するのが好ましい。これらの成分を配合
することにより、発香性化粧料からの香りの放出や粉末
香料の水への溶解性を調整できると共に安定性において
湿気に強くなり、湿気による香料の放出が抑制され、経
時安定性に優れる。このとき、これら成分の配合量は、
0.1〜10重量%が好適である。なお、これ以上配合
することも技術的に可能であるが、使用性の面でざらつ
く欠点が生じる場合がある。これらのうち、ショ糖やマ
ンニトール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロースなどはいかなるものでも用い
ることができ、また、塩化マグネシウムにおいても無水
物、水和物のいずれでも用いることが可能であるが、そ
れらの粒子径は細かなほど好適である。
【0036】
【実施例】次に実施例である各種発香性化粧品に基づい
て本発明についてさらに詳細に説明する。なお、以下の
実施例において、「部」は「重量部」を、「%」は「重
量%」を意味する。
【0037】(粉末香料の調整)β−シクロデキストリ
ン(以下β−CDと略す)又はヒドロキシプロピル化β
−シクロデキストリン(以下HP−β−CD)を単独若
しくは次の配合比で混合したものそれぞれに全シクロデ
キストリン量100部に対して14部相当の香料及び全
重量の4倍量の水を加え、ホモミキサーにて6,000
rpmで15分間撹拌し、分散液を得た。この液を、L
−12型スプレードライにて、温風入口温度120℃、
温風出口温度86℃にて乾燥し、粉末香料1〜5を得
た。次に、これらの各粉末香料を用いて、下記の各種発
香性化粧品を得た。 粉末香料1:HP−β−CDとβ−CDの混合比=9:
1 粉末香料2:HP−β−CDとβ−CDの混合比=5
0:1 粉末香料3:HP−β−CDとβ−CDの混合比=1:
1 粉末香料4:HP−β−CD単独 粉末香料5:β−CD単独
【0038】(口唇化粧料)表1及び表2に示すような
組成に基づいて、実施例1〜15の口紅及び比較例1〜
3の口紅をそれぞれ常法により調整した。
【0039】また、これら実施例及び比較例の口紅を用
いて、なめた時の香りの変化及び37℃、相対湿度60
%下で3ヶ月間並びに37℃、相対湿度90%下で1ヶ
月間保存した場合におけるなめた時の香りの変化につい
て、下記の評価試験を行った。その結果を、表1及び表
2に示す。
【0040】〔評価試験〕健常な女性パネラー6名に実
際に口紅を塗布してもらい、2時間経過後に、唇をなめ
た時の香りの変化について官能評価を行った。なお、評
価は以下に示す基準により行い、6名の平均値が3.5
以上の場合を顕著な変化があった(A)、2.5〜3.
4の場合を明らかな変化があった(B)、1.5〜2.
4の場合を弱い変化があった(C)、1.4〜0.4の
場合を著しく弱い変化があった(D)、そして0.4未
満を変化なし(E)とした。 <評価基準> 4:なめた時に香りの変化が著しい 3:なめた時に香りの変化が明らか 2:なめた時に香りの変化が弱い 1:なめた時に香りの変化が著しく弱い 0:なめた時に香りの変化がない
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】表1及び表2から明らかなように、香料包
接複合体を配合せず、香料を単独配合した各比較例の口
紅においては、なめた時の香りの変化が全く見られなか
ったが、各実施例の口紅においては、それぞれ香りの変
化が認められ、特に、シクロデキストリン類及びシクロ
デキストリン誘導体の混合物を用いた場合には、著しい
香りの変化が確認され、本発明による効果を確かめるこ
とができた。
【0044】しかしながら、高湿度下に保存した場合に
は、実施例の口紅において香りの変化性が低下したもの
もあったが、ショ糖、デンプン、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、マンニ
トール、塩化マグネシウムのいずれかを配合した場合に
は、高湿度下における安定性が向上し、保存後にも香り
の変化が顕著若しくは明らかであった。
【0045】(ボディパウダー)表3及び表4に示すよ
うな組成に基づいて、実施例1〜15のボディパウダー
及び比較例1〜3のボディパウダーをそれぞれ常法によ
り調整した。
【0046】また、これら実施例及び比較例のボディパ
ウダーを用いて、汗をかいた時の香りの変化及び37
℃、相対湿度60%下で3ヶ月間並びに37℃、相対湿
度90%下で1ヶ月間保存した場合における香りの変化
について、口唇化粧料と同様の評価試験を行った。その
結果を、表3及び表4に示す。なお、ボディーパウダー
は、その適量を首すじから胸に掛けて塗布し、1時間汗
をかく程度に運動した時の香りの変化について評価を行
った。
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】このボディパウダーにおいても、身体から
発した汗によって、香りが発散されることが確認され、
また、保存安定性についても十分に確認することができ
た。
【0050】(ファンデーション)表5に示すような組
成に基づいて、実施例1〜7のボディパウダー及び比較
例1〜3のボディパウダーをそれぞれ常法により調整し
た。
【0051】また、これら実施例及び比較例のボディパ
ウダーを用いて、汗をかいた時の香りの変化及び37
℃、相対湿度60%下で3ヶ月間並びに37℃、相対湿
度90%下で1ヶ月間保存した場合における香りの変化
について、口唇化粧料と同様の評価試験を行った。その
結果を、表5に示す。なお、ファンデーションは、その
適量を頬に塗布し、1時間汗をかく程度に運動した時の
香りの変化について評価を行った。
【0052】
【表5】
【0053】このファンデーションにおいても、身体か
ら発した汗によって、香りが発散されることが確認さ
れ、また、保存安定性についても十分に確認することが
できた。
【0054】(スティック状香水)表6に示すような組
成に基づいて、実施例1〜7のスティック状香水及び比
較例1〜3のスティック状香水をそれぞれ常法により調
整した。
【0055】また、これら実施例及び比較例のスティッ
ク状香水を用いて、汗をかいた時の香りの変化及び37
℃、相対湿度60%下で3ヶ月間並びに37℃、相対湿
度90%下で1ヶ月間保存した場合における香りの変化
について、口唇化粧料と同様の評価試験を行った。その
結果を、表6に示す。なお、スティック状香水は、その
適量を首すじに塗布し、1時間汗をかく程度に運動した
時の香りの変化について評価を行った。
【0056】
【表6】
【0057】このスティック状香水においても、身体か
ら発した汗によって、香りが発散されることが確認さ
れ、また、保存安定性についても十分に確認することが
できた。
【0058】 (浴用剤) 硫酸ナトリウム 50(部) 炭酸水素ナトリウム 50 粉末香料1 1 上記成分分量を取り、均一に撹拌混合して粉末状の浴用
剤を得た。
【0059】 (マッサージオイル) 流動パラフィン 80 オリーブ油 19 粉末香料3 1 酸化防止剤 適量 上記成分分量を取り、常温で均一に撹拌混合してマッサ
ージオイルを得た。
【0060】これらの浴用剤やマッサージオイルにおい
ても、良好な製剤を得ることができたと共に、浴槽中に
投入した場合に香りの発散があり、顕著な香りの変化を
確認できた。また、マッサージオイルにあっても、明確
な香りの変化を確認できた。
【0061】
【発明の効果】本発明の非水性の発香性化粧品は、香料
をシクロデキストリン類で包接した香料包接複合体及び
シクロデキストリン誘導体で包接した香料包接複合体、
特に結晶性の香料包接複合体を、吸湿性のある水溶性シ
クロデキストリン誘導体で包接した非結晶性香料包接複
合体にて被覆した粒子構造を有する粉末香料を含有させ
ているので、使用によって香りを変化させることがで
き、従来にない全く新規な発香性化粧品を提供できる。
【0062】例えば、香料と、シクロデキストリン類と
シクロデキストリン誘導体の混合物とを混合して、香料
を包接、造粒、乾燥することによって、被覆した粒子構
造を有する粉末香料を得ることができる。
【0063】また、ショ糖、デンプン、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
マンニトール、塩化マグネシウムからなる群から選ばれ
た1種若しくは2種以上を配合させることによって、香
料の放出や水への溶解性が調整でき、安定性において湿
気に強くなり、湿気による香料の放出が抑制され、経時
安定性を向上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/50 A61K 7/50 C11B 9/00 C11B 9/00 Z Fターム(参考) 4C083 AA122 AB212 AB222 AB232 AB242 AB312 AB341 AB342 AB352 AB432 AC012 AC022 AC072 AC131 AC242 AC352 AC372 AC442 AC482 AD072 AD172 AD221 AD222 AD241 AD242 AD251 AD252 AD281 AD282 AD512 BB41 CC01 CC12 CC13 CC17 CC25 DD11 DD28 4H059 BA17 BB15 BB22 BB45 BB47 CA51 DA09 DA16 EA31

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 香料をシクロデキストリン類及びシクロ
    デキストリン誘導体から選ばれる1種若しくは2種以上
    で包接した粉末香料を含有することを特徴とする非水性
    の発香性化粧品。
  2. 【請求項2】 香料をシクロデキストリン類で包接した
    結晶性香料包接複合体を、吸湿性のある水溶性シクロデ
    キストリン誘導体で包接した非結晶性香料包接複合体に
    て被覆した粒子構造を有する粉末香料を含有することを
    特徴とする非水性の発香性化粧品。
  3. 【請求項3】 香料と、シクロデキストリン類とシクロ
    デキストリン誘導体の混合物とを混合して、香料を包
    接、造粒、乾燥した粉末香料を含有することを特徴とす
    る請求項1又は2いずれかに記載の非水性の発香性化粧
    品。
  4. 【請求項4】 前記シクロデキストリン類は、香気成分
    を包接し難水溶性の包摂体を形成できるものであって、
    αーシクロデキストリン、β−シクロデキストリン又は
    γ−シクロデキストリンの1種又は2種以上を含有する
    混合物であることを特徴とする請求項1、2又は3いず
    れかに記載の非水性の発香性化粧品。
  5. 【請求項5】 前記水溶性シクロデキストリン誘導体
    は、香気成分を包接し、非結晶性で吸湿性を有する包接
    体を形成できるものであって、グルコース残基の少なく
    ともその一部をヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロ
    ピル、2、3−ジヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシ
    ブチル、2−ヒドロキシイソブチル、ジエチルアミノエ
    チル、トリメチルアンモニオプロピルなどの親水性官能
    基にて化学修飾したシクロデキストリン誘導体、エピク
    ロルヒドリンや多価グリシジルエーテルなどの架橋剤に
    て高分子化したシクロデキストリンポリマー、グルコー
    ス、マルトースなどの分岐側鎖を有する分岐シクロデキ
    ストリンからなる群から選ばれた1種若しくは2種以上
    を含有する混合物であることを特徴とする請求項1、
    2、3又は4いずれかに記載の非水性の発香性化粧品。
  6. 【請求項6】 前記粉末香料は、シクロデキストリン類
    とシクロデキストリン誘導体との配合重量比を1:50
    〜1:1として、香料が包接されたことを特徴とする請
    求項1、2、3、4又は5いずれかに記載の非水性の発
    香性化粧品
  7. 【請求項7】 前記非水性の発香性化粧品は、ショ糖、
    デンプン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒド
    ロキシエチルセルロース、マンニトール、塩化マグネシ
    ウムからなる群から選ばれた1種若しくは2種以上を含
    有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は
    6のいずれかに記載の非水性の発香性化粧品。
  8. 【請求項8】 前記非水性の発香性化粧品は、口唇化粧
    料、美顔化粧料、ボディパウダー、粉末香水、スティッ
    ク状香水、練り香水、浴用剤、ボディオイルのいずれか
    であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6
    又は7のいずれかに記載の非水性の発香性化粧品。
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